(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-12-16
(45)【発行日】2022-12-26
(54)【発明の名称】動画配信方法および配信サーバ
(51)【国際特許分類】
H04N 21/235 20110101AFI20221219BHJP
H04N 21/2743 20110101ALI20221219BHJP
【FI】
H04N21/235
H04N21/2743
(21)【出願番号】P 2022087961
(22)【出願日】2022-05-30
(62)【分割の表示】P 2022017274の分割
【原出願日】2016-09-30
【審査請求日】2022-05-30
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】321003371
【氏名又は名称】LINE株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002952
【氏名又は名称】弁理士法人鷲田国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】イ スンジュン
(72)【発明者】
【氏名】ユン ソクチャン
(72)【発明者】
【氏名】チェー ジョンピル
【審査官】川中 龍太
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2011/126134(WO,A1)
【文献】特開2016-010145(JP,A)
【文献】特開2013-218419(JP,A)
【文献】特開2016-071887(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N 21/00 - 21/858
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
記憶された動画コンテンツをユーザに提供する、動画コンテンツの配信サービスにおける動画配信方法であって、
複数の動画コンテンツを含む動画コンテンツ集合を記憶し、前記複数の動画コンテンツの一つを代表動画コンテンツとして記憶する工程と、
複数の代表動画コンテンツを前記ユーザに提示する工程と、
前記ユーザからの要求に応じて、他の動画コンテンツ集合の代表動画コンテンツを、前記提示された複数の代表動画コンテンツに追加して、前記ユーザに提示する工程とを含む。
【請求項2】
記憶された動画コンテンツをユーザに提供する、動画コンテンツの配信サービスにおける動画配信方法であって、
複数の動画コンテンツを含む動画コンテンツ集合を記憶し、前記複数の動画コンテンツの一つを代表動画コンテンツとして記憶する工程と、
複数の代表動画コンテンツを前記ユーザに提示する工程とを含み、
前記ユーザは、前記配信サービス、または前記配信サービスと連携する他のサービスにおいて、前記動画コンテンツ集合を登録した登録ユーザと人的関係が形成されている。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の動画配信方法であって、
前記動画コンテンツ集合に含まれる前記複数の動画コンテンツを前記ユーザに提示する工程を含み、
前記提示された複数の動画コンテンツの再生順序は、前記ユーザによって決定される。
【請求項4】
請求項3に記載の動画配信方法であって、
前記提示された複数の動画コンテンツは、前記ユーザによって設定された順に、またはランダムに再生される。
【請求項5】
記憶された動画コンテンツをユーザに提供する、動画コンテンツの配信サービスに用いられる配信サーバであって、
複数の動画コンテンツを含む動画コンテンツ集合を記憶し、前記複数の動画コンテンツの一つを代表動画コンテンツとして記憶する記憶部と、
複数の代表動画コンテンツを前記ユーザに提示する制御部とを備え、
前記制御部は、前記ユーザからの要求に応じて、他の動画コンテンツ集合の代表動画コンテンツを、前記提示された複数の代表動画コンテンツに追加して、前記ユーザに提示する。
【請求項6】
記憶された動画コンテンツをユーザに提供する、動画コンテンツの配信サービスに用いられる配信サーバであって、
複数の動画コンテンツを含む動画コンテンツ集合を記憶し、前記複数の動画コンテンツの一つを代表動画コンテンツとして記憶する記憶部と、
複数の代表動画コンテンツを前記ユーザに提示する制御部とを備え、
前記ユーザは、前記配信サービス、または前記配信サービスと連携する他のサービスにおいて、前記動画コンテンツ集合を登録した登録ユーザと人的関係が形成されている。
【請求項7】
請求項5または請求項6に記載の配信サーバであって、
前記制御部は、前記動画コンテンツ集合に含まれる前記複数の動画コンテンツを前記ユーザに提示し、
前記提示された複数の動画コンテンツの再生順序は、前記ユーザによって決定される。
【請求項8】
請求項7記載の配信サーバであって、
前記提示された複数の動画コンテンツは、前記ユーザによって設定された順に、またはランダムに再生される。
【請求項9】
記憶された動画コンテンツをユーザに提供する、動画コンテンツの配信サービスに用いられる配信サーバによって実行されるプログラムであって、
複数の動画コンテンツを含む動画コンテンツ集合を記憶し、前記複数の動画コンテンツの一つを代表動画コンテンツとして記憶する工程と、
複数の代表動画コンテンツを前記ユーザに提示する工程と、
前記ユーザからの要求に応じて、他の動画コンテンツ集合の代表動画コンテンツを、前記提示された複数の代表動画コンテンツに追加して、前記ユーザに提示する工程とが前記サーバによって実行される。
【請求項10】
記憶された動画コンテンツをユーザに提供する、動画コンテンツの配信サービスに用いられる配信サーバによって実行されるプログラムであって、
複数の動画コンテンツを含む動画コンテンツ集合を記憶し、前記複数の動画コンテンツの一つを代表動画コンテンツとして記憶する工程と、
複数の代表動画コンテンツを前記ユーザに提示する工程とが前記サーバによって実行され、
前記ユーザは、前記配信サービス、または前記配信サービスと連携する他のサービスにおいて、前記動画コンテンツ集合を登録した登録ユーザと人的関係が形成されている。
【請求項11】
請求項9または請求項10に記載のプログラムであって、
前記動画コンテンツ集合に含まれる前記複数の動画コンテンツを前記ユーザに提示する工程が前記サーバによって実行され、
前記提示された複数の動画コンテンツの再生順序は、前記ユーザによって決定される。
【請求項12】
請求項11に記載のプログラムであって、
前記提示された複数の動画コンテンツは、前記ユーザによって設定された順に、またはランダムに再生される。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
以下の説明は、コンテンツ提供方法およびシステムに関し、より詳細には、特定の動画コンテンツ集合の動画コンテンツをユーザが概略的に確認できるようにコンテンツを提供する方法およびシステム、電子機器にコンテンツ提供方法を実行させるためにコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されたコンピュータプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
スマートフォンやタブレットのような多様な電子機器にカメラモジュールが搭載され始めてから、カメラモジュールを利用した映像(イメージや動画)撮影機能を電子機器に提供することが一般的になった。
【0003】
例えば、電子機器のユーザが電子機器に備えられたカメラを利用して映像撮影モードに移行すると、電子機器はカメラに入力されたプレビュー映像を画面に表示する。このとき、従来技術では、ユーザが電子機器を操作して動画撮影命令を入力した場合、電子機器は、動画撮影命令の後に撮影された映像をエンコードし、予め設定されたフォーマット(一例として、MP4(MPEG-4 Part 14))の動画ファイルを生成する。
【0004】
また、このような動画ファイルをサーバにアップロードし、サーバからネットワークを介して動画ファイルのようなコンテンツをユーザに提供するためのサービスが存在する。例えば、特許文献1は、ユーザ作成コンテンツサービス方法およびシステムについて開示している。
【0005】
しかしながら、このような従来技術は、単に1つの特定の動画コンテンツ(一例として、ユーザが要求した動画コンテンツやサーバで選択された動画コンテンツ)やコンテンツのリストをユーザに提供することに留まっており、特定された分類のコンテンツ(一例として、特定のユーザがアップロードした動画コンテンツ)をユーザが概略的に確認できるようにする機能を提供することができない。例えば、従来のソーシャルネットワークサービスのユーザプロフィールホーム領域は、一般的にはユーザの写真、紹介文、掲示物リストなどのようにパッシブな雰囲気で構成されており、直感的かつアクティブにユーザスタイルを伝達するというよりは、訪問者がコンテンツを見るためにインタラクションを行い続ける必要があるという限界を抱えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【文献】韓国公開特許第10-2009-0054740号公報
【文献】国際公開第2014/010167号
【文献】米国特許出願公開第2014/0019540号明細書
【文献】米国特許出願公開第2013/0332543号明細書
【文献】米国特許出願公開第2013/0260893号明細書
【発明の概要】
【0007】
記憶された動画コンテンツをユーザに提供する、動画コンテンツの配信サービスにおける動画配信方法であって、複数の動画コンテンツを含む動画コンテンツ集合を記憶し、複数の動画コンテンツの一つを代表動画コンテンツとして記憶する工程と、複数の代表動画コンテンツを配列してユーザに提示する工程と、を含む動画配信方法を提供する。
【0008】
記憶された動画コンテンツをユーザに提供する、動画コンテンツの配信サービスに用いられる配信サーバであって、複数の動画コンテンツを含む動画コンテンツ集合を記憶し、複数の動画コンテンツの一つを代表動画コンテンツとして記憶する記憶部と、複数の代表動画コンテンツを配列してユーザに提示する制御部と、を含む配信サーバを提供する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】本発明の一実施形態における、ネットワーク環境の例を示した図である。
【
図2】本発明の一実施形態における、電子機器およびサーバの内部構成を説明するためのブロック図である。
【
図3】本発明の一実施形態における、ユーザリストの表示例を示した図である。
【
図4】本発明の一実施形態における、ユーザの代表動画コンテンツの表示例を示した図である。
【
図5】本発明の一実施形態における、ユーザリストから選択された動画コンテンツの表示例を示した図である。
【
図6】本発明の一実施形態における、特定ユーザの動画コンテンツを表示するための画面に移動する例を説明するための図である。
【
図7】本発明の一実施形態における、動画コンテンツが再生される例を説明するための図である。
【
図8】本発明の一実施形態における、選択された動画コンテンツが時間的順序にしたがって順に再生される例を示した図である。
【
図9】本発明の一実施形態における、コンテンツ表示領域の画面に移動する例を示した図である。
【
図10】本発明の一実施形態における、追加コンテンツの再生を説明するための例を示した図である。
【
図11】本発明の一実施形態における、レイヤ切り替えの例を説明するための図である。
【
図12】本発明の一実施形態における、電子機器のプロセッサが含むことのできる構成要素の例を示したブロック図である。
【
図13】本発明の一実施形態における、電子機器が実行することのできるコンテンツ提供方法の例を示したフローチャートである。
【
図14】本発明の一実施形態における、サーバのプロセッサが含むことのできる構成要素の例を示したブロック図である。
【
図15】本発明の一実施形態における、サーバが実行することのできるコンテンツ提供方法の例を示したフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、実施形態について、添付の図面を参照しながら詳しく説明する。
【0011】
本発明の実施形態に係るコンテンツ提供システムは、以下で説明される電子機器またはサーバによって実現されてよく、本発明の実施形態に係るコンテンツ提供方法は、電子機器またはサーバによって実行されてよい。例えば、電子機器において、本発明の一実施形態に係るコンピュータプログラムとして実現されるアプリケーションがインストールおよび実行されてよく、電子機器は、実行されたアプリケーションの制御にしたがって本発明の一実施形態に係るコンテンツ提供方法を実行してよい。コンピュータプログラムは、電子機器にコンテンツ提供方法を実行させるためにコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてよい。他の例として、サーバは、本発明の一実施形態に係るコンテンツ提供方法にしたがって、電子機器においてインストールされたアプリケーションとのデータ通信によって電子機器にコンテンツを提供してよい。
【0012】
図1は、本発明の一実施形態における、ネットワーク環境の例を示した図である。
図1のネットワーク環境は、複数の電子機器110、120、130、140、複数のサーバ150、160、およびネットワーク170を含む例を示している。このような
図1は、発明の説明のための一例に過ぎず、電子機器の数やサーバの数が
図1のように限定されることはない。
【0013】
複数の電子機器110、120、130、140は、コンピュータ装置によって実現される固定端末や移動端末であってよい。複数の電子機器110、120、130、140の例としては、スマートフォン、携帯電話、ナビゲーション、PC(personal computer)、ノート型PC、デジタル放送用端末、PDA(Personal Digital Assistant)、PMP(Portable Multimedia Player)、タブレットなどがある。一例として、
図1では電子機器1(110)の例としてスマートフォンを示しているが、本発明の実施形態では、実質的に無線または有線通信方式を利用し、ネットワーク170を介して他の電子機器120、130、140および/またはサーバ150、160と通信することのできる多様な機器のうちの1つを意味してよい。
【0014】
通信方式が限定されることはなく、ネットワーク170が含むことのできる通信網(一例として、移動通信網、有線インターネット、無線インターネット、放送網)を利用する通信方式だけではなく、機器間の近距離無線通信が含まれてもよい。例えば、ネットワーク170は、PAN(personal area network)、LAN(local area network)、CAN(campus area network)、MAN(metropolitan area network)、WAN(wide area network)、BBN(broadband network)、インターネットなどのネットワークのうちの1つ以上の任意のネットワークを含んでよい。さらに、ネットワーク170は、バスネットワーク、スターネットワーク、リングネットワーク、メッシュネットワーク、スター-バスネットワーク、ツリーまたは階層的ネットワークなどを含むネットワークトポロジのうちの任意の1つ以上を含んでもよいが、これらに限定されることはない。
【0015】
サーバ150、160それぞれは、ネットワーク170を介して複数の電子機器110、120、130、140と通信して命令、コード、ファイル、コンテンツ、サービスなどを提供する1つ以上のコンピュータ装置によって実現されてよい。例えば、サーバ150は、ネットワーク170を介して接続した複数の電子機器110、120、130、140に第1サービスを提供するシステムであってよく、サーバ160も、ネットワーク170を介して接続した複数の電子機器110、120、130、140に第2サービスを提供するシステムであってよい。より具体的な例として、サーバ160は、第2サービスとしてアプリケーション(コンピュータプログラム)のインストールのためのインストールファイルを複数の電子機器110、120、130、140に提供するシステムであってよい。また、サーバ150は、インストールファイルを利用してアプリケーションをインストールし、インストールされたアプリケーションを実行する複数の電子機器110、120、130、140に該当のアプリケーションと連携するコンテンツ提供サーバ(ゲームやSNS、チャット、コンテンツストリーミング、動画録画サービス、または動画編集サービスなど)のための第1サービスを提供するシステムであってよい。
【0016】
図2は、本発明の一実施形態における、電子機器およびサーバの内部構成を説明するためのブロック図である。
図2では、電子機器に対する例として電子機器1(110)の内部構成、およびサーバ150の内部構成について説明する。また、他の電子機器120、130、140やサーバ160も、上述した電子機器1(110)またはサーバ150と同一または類似の内部構成を備えてよい。
【0017】
電子機器1(110)およびサーバ150は、メモリ211、221、プロセッサ212、222、通信モジュール213、223、および入力/出力インタフェース214、224を含んでよい。メモリ211、221は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、RAM(random access memory)、ROM(read only memory)、およびディスクドライブのような永続的大容量記録装置を含んでよい。ここで、ROMやディスクドライブのような永続的大容量記録装置は、メモリ211、221とは区分される別の永続的記録装置として電子機器1(110)やサーバ150に含まれてもよい。また、メモリ211、221には、オペレーティングシステムと、少なくとも1つのプログラムコード(一例として、電子機器1(110)においてインストールされ実行されるブラウザや特定のサービスの提供のために電子機器1(110)にインストールされたアプリケーションなどのためのコード)が記録されてよい。このようなソフトウェア構成要素は、メモリ211、221とは別のコンピュータ読み取り可能な記録媒体からロードされてよい。このような別のコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、フロッピー(登録商標)ドライブ、ディスク、テープ、DVD/CD-ROMドライブ、メモリカードなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体を含んでよい。他の実施形態において、ソフトウェア構成要素は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体ではない通信モジュール213、223を通じてメモリ211、221にロードされてもよい。例えば、少なくとも1つのプログラムは、開発者またはアプリケーションのインストールファイルを配布するファイル配布システム(一例として、サーバ160)がネットワーク170を介して提供するファイルによってインストールされるプログラム(一例として、上述したアプリケーション)に基づいてメモリ211、221にロードされてよい。
【0018】
プロセッサ212、222は、基本的な算術、ロジック、および入力/出力演算を実行することにより、コンピュータプログラムの命令を処理するように構成されてよい。命令は、メモリ211、221または通信モジュール213、223によって、プロセッサ212、222に提供されてよい。例えば、プロセッサ212、222は、メモリ211、221のような記録装置に記録されたプログラムコードにしたがって受信される命令を実行するように構成されてよい。
【0019】
通信モジュール213、223は、ネットワーク170を介して電子機器1(110)とサーバ150とが互いに通信するための機能を提供してもよいし、電子機器1(110)および/またはサーバ150が他の電子機器(一例として、電子機器2(120))または他のサーバ(一例として、サーバ160)と通信するための機能を提供してもよい。一例として、電子機器1(110)のプロセッサ212がメモリ211のような記録装置に記録されたプログラムコードにしたがって生成した要求が、通信モジュール213の制御にしたがってネットワーク170を介してサーバ150に伝達されてよい。これとは逆に、サーバ150のプロセッサ222の制御にしたがって提供される制御信号や命令、コンテンツ、ファイルなどが、通信モジュール223とネットワーク170を介して電子機器1(110)の通信モジュール213を通じて電子機器1(110)に受信されてもよい。例えば、通信モジュール213を通じて受信されたサーバ150の制御信号や命令、コンテンツ、ファイルなどは、プロセッサ212やメモリ211に伝達されてよく、コンテンツやファイルなどは、電子機器1(110)がさらに含むことのできる記録媒体(上述した永続的記録装置)に記録されてよい。
【0020】
入力/出力インタフェース214は、入力/出力装置215とのインタフェースのための手段であってよい。例えば、入力装置は、キーボードまたはマウスなどの装置を含んでよく、出力装置は、ディスプレイやスピーカのような装置を含んでよい。他の例として、入力/出力インタフェース214は、タッチスクリーンのように入力と出力のための機能が1つに統合された装置とのインタフェースのための手段であってもよい。入力/出力装置215は、電子機器1(110)と1つの装置で構成されてもよい。また、サーバ150の入力/出力インタフェース224は、サーバ150と接続するかサーバ150が含むことのできる入力または出力のための装置(図示せず)とのインタフェースのための手段であってよい。より具体的な例として、電子機器1(110)のプロセッサ212がメモリ211にロードされたコンピュータプログラムの命令を処理するにあたり、サーバ150や電子機器2(120)が提供するデータを利用して構成されるサービス画面やコンテンツが入力/出力インタフェース214を通じてディスプレイに表示されてよい。
【0021】
また、他の実施形態において、電子機器1(110)およびサーバ150は、
図2の構成要素よりも多くの構成要素を含んでもよい。しかし、大部分の従来技術的構成要素を明確に図に示す必要はない。例えば、電子機器1(110)は、上述した入力/出力装置215のうちの少なくとも一部を含むように実現されてもよいし、トランシーバ、GPS(Global Positioning System)モジュール、カメラ、各種センサ、データベースなどのような他の構成要素をさらに含んでもよい。より具体的な例として、電子機器1(110)がスマートフォンである場合、一般的にスマートフォンが含んでいる加速度センサやジャイロセンサ、カメラモジュール、物理的な各種ボタン、タッチパネルを利用したボタン、入力/出力ポート、振動のための振動器などの多様な構成要素が電子機器1(110)にさらに含まれるように実現されてよい。
【0022】
図3は、本発明の一実施形態における、ユーザリストの表示例を示した図である。
図3は、タッチスクリーンが備えられた電子機器1(110)のタッチスクリーン画面にユーザリストが表示された例を示している。このとき、電子機器1(110)のユーザは、タッチ&ドラッグやスワイプ、またはフリックのようなタッチジェスチャによってタッチスクリーン画面に表示されたユーザリストを制御してよい。例えば、
図3では、第1画面310に、ユーザaの代表動画コンテンツ311、ユーザbの代表動画コンテンツ312、ユーザcの代表動画コンテンツ313、ユーザdの代表動画コンテンツ314が表示され、ユーザeの代表動画コンテンツ315とユーザfの代表動画コンテンツ316の一部が表示された例を示している。このとき、第1画面310に対するユーザの入力として上方向へのフリックが認識されることにより、ユーザリストの表示部分は第2画面320のように変更されてよい。第2画面320は、ユーザリストを第1画面310の上方向に移動させることにより、ユーザaの代表動画コンテンツ311とユーザbの代表動画コンテンツ312は一部だけが表示され、ユーザcの代表動画コンテンツ313、ユーザdの代表動画コンテンツ314、ユーザeの代表動画コンテンツ315、およびユーザfの代表動画コンテンツ316が表示された様子を示している。
【0023】
ここで、ユーザリストに含まれるユーザは、一実施形態として、電子機器1(110)のユーザと本発明の実施形態に係るコンテンツ提供サーバが提供するサービスまたは前記サービスと連携する他のサービスにおいて人的関係(一例として、メッセンジャーやソーシャルネットワークサービスでの友だち関係)が形成されているユーザであってよい。ここで、コンテンツ提供サーバは、一例として、上述したサーバ150に対応してよい。
【0024】
他の実施形態として、ユーザリストに含まれるユーザは、本発明の実施形態に係るコンテンツ提供サーバが提供するサービスのユーザ全体から予め設定された基準にしたがって選択(一例として、ユーザ別にここ最近コンテンツをアップデートした日付を基準に一定人数のユーザを選択、またはランダムに選択)されたユーザであってよい。この場合、電子機器1(110)は、一定人数のユーザの代表動画コンテンツを含むユーザリストをコンテンツ提供サーバから受信して表示した後、ユーザのタッチジェスチャのような入力にしたがってユーザリストをさらに表示する必要が生じるたびに、ユーザの代表動画コンテンツを追加で受信してユーザリストを拡張してよい。
【0025】
このとき、ユーザの代表動画コンテンツは、ユーザがアップロードしたコンテンツのうちから予め設定された基準によって選択されたコンテンツ(一例として、ここ最近コンテンツ提供サーバにアップロードされたコンテンツ、またはランダムに選択されたコンテンツ)であってよい。例えば、ユーザaがアップロードしたコンテンツ1、コンテンツ2、コンテンツ3が存在し、ここ最近アップロードしたコンテンツがコンテンツ3であると仮定すると、ユーザaの代表動画コンテンツとしてコンテンツ3が選択されてよい。また、
図3に示したユーザの代表動画コンテンツは、一例としてそれぞれ動画コンテンツであってよく、それぞれの表示領域で繰り返し再生されてよい。例えば、
図3の第1領域310で表示中のユーザaの代表動画コンテンツは、第1領域310で繰り返し再生されてよい。
【0026】
図4は、本発明の一実施形態における、ユーザの代表動画コンテンツの表示例を示した図である。
図4は、ユーザaの代表動画コンテンツとして動画コンテンツ410を示した例を説明している。ここで、第1点線ボックス411に示された文字列「Signal」は、ユーザaの識別子を意味してよく、第2点線ボックス412に示された数字「2,321」は、動画コンテンツ410がユーザによって選択されて今まで再生された回数を意味してよい。また、第3点線ボックス413に示された数字「48」は、動画コンテンツ410の利用者が、動画コンテンツ410に対する好感またはおすすめを表示するために提供されるユーザインタフェースを選択した回数(以下、「おすすめ数」)を意味してよい。実施形態によっては、ユーザが動画コンテンツ410に関して入力したコメントの件数や動画コンテンツ410が撮影された日付、または動画コンテンツ410がアップロードされた日付が、動画コンテンツ410と共に表示されてもよい。
【0027】
上述したように、動画コンテンツ410は、スナップショットのようなイメージ形態ではなく、対応する領域で繰り返し再生される形態で提供されることが可能である。例えば、本発明の実施形態で提供されるコンテンツは、カメラを備える電子機器(一例として、電子機器2(120))が、カメラを利用した映像撮影モードに移行することにより、予め設定されたフレームレート(FPS:frame per second)に基づいて、カメラに入力されたプレビュー映像をキャプチャし、キャプチャされたプレビュー映像に、予め設定された複数のタイムフェイク(time-fake)エフェクトのうちの少なくとも1つのタイムフェイクエフェクトを適用して生成される動画コンテンツであってよい。MP4のような特定のフォーマットの動画ファイルからはフレームを自由に探索、抽出、および制御することが困難であるのに対し、キャプチャされたプレビュー映像からは自由にフレームを探索、抽出、および制御することが可能であるため、電子機器がアプリケーションの制御にしたがい、プレビュー映像に多様なタイムフェイクエフェクトを容易に適用することが可能となる。このとき、プレビュー映像のフレームレートは、上述したユーザリストのように、多数の動画コンテンツが1つの画面で再生されることを考慮して設定されてよい。
【0028】
図5は、本発明の一実施形態における、ユーザリストから選択されたコンテンツの表示例を示した図である。
図5は、
図3の第1画面310で説明したユーザリストからユーザbの代表動画コンテンツ312が電子機器1(110)のユーザによって選択(一例として、第1画面310でユーザbの代表動画コンテンツ312が表示された領域をタッチ)することにより、選択されたユーザbの代表動画コンテンツ312が第3画面510のようにコンテンツ表示のための領域全体に再生される例を示している。
【0029】
このとき、実施形態によっては、第3画面510では、ユーザbの代表動画コンテンツ312を再生する領域と関連のある多様な追加情報がさらに表示されてよい。
【0030】
第3画面510に示された第1点線ボックス511は、追加情報として、ユーザbのプロフィール情報が表示されることを示している。ユーザbのプロフィール情報は、一例として、ユーザbのプロフィール写真やユーザbのニックネームのような識別子を含んでよい。また、ユーザbのプロフィール情報は、ユーザbのホーム画面やユーザbによってアップロードされたコンテンツを概略的に確認する画面へのリンクを含んでよい。
【0031】
第3画面510に示された第2点線ボックス512は、追加情報として、ユーザbの代表動画コンテンツ312の撮影位置に関する位置情報が表示されることを示している。このような位置情報は、ユーザbの電子機器で代表動画コンテンツ312を撮影したときに電子機器が取得したGPS座標に基づいて決定されてよい。例えば、「OO公園」や「AAガーデン」のように、GPS座標と関連のある固有名詞の形態で位置情報が表示されてよい。このような位置情報の表示は、GPS座標に基づいて位置情報を提供する多様な従来技術から、当業者が容易に理解することができるであろう。
【0032】
第3画面510に示された第3点線ボックス513は、追加情報として、ユーザbの代表動画コンテンツ312が他のユーザ(一例として、電子機器1(110)のユーザ)によって照会された回数が表示されることを示している。例えば、「照会50」のような形態により、ユーザbの代表動画コンテンツ312が照会された回数を表示してよい。
【0033】
第3画面510に示された第4点線ボックス514は、追加情報として、ユーザbの代表動画コンテンツ312の撮影日に関する日付情報が表示されることを示している。このような日付情報は、ユーザbの電子機器で代表動画コンテンツ312を撮影したときの時間情報に基づいて決定されてよい。
【0034】
第3画面510に示された第5点線ボックス515は、追加情報として、多様なその他の情報が表示されることを示している。例えば、上述したおすすめやコメントの件数などのような多様なその他の情報がさらに表示されてよい。
【0035】
図6は、本発明の一実施形態における、特定のユーザのコンテンツを表示するための画面への移動例を説明するための図である。
図6は、上述した
図5の第3画面510で、ユーザbのプロフィール情報に含まれるリンクがユーザによって選択されることにより、ユーザbのコンテンツ表示領域610が提供される例を示している。ユーザbのコンテンツ表示領域610は、ユーザbがアップロードしたコンテンツを概略的に確認することのできる領域であり、一例として、ユーザbのコンテンツのためのホーム画面として使用されてよい。このようなユーザbのコンテンツ表示領域610には、追加情報として、ユーザbがアップロードした掲示物数、ユーザbのフォロー数、フォロワー数、おすすめ数などのような情報がさらに表示されてよい。
【0036】
上述した
図6の例のようなコンテンツ表示領域は、特定の動画コンテンツ集合(一例として、
図6では、ユーザbがアップロードした動画コンテンツ集合)に含まれるコンテンツを概略的に確認することのできる機能を提供する。例えば、電子機器1(110)が、コンテンツ提供サーバから、ユーザbがアップロードした動画コンテンツのうちの一定数の動画コンテンツにアクセスするためのURLのURLリストを受信したとする。ここで、動画コンテンツにアクセスするためのURLは一例に過ぎず、ネットワーク上の動画コンテンツがどこに位置するかを知らせるためのアドレス情報とこのようなアドレス情報のリストであれば、制約なく本発明の実施形態に使用可能である。このようなアドレス情報とアドレス情報のリストは、それぞれ「指示子」と「指示子リスト」のように一般化されて表現されてよい。このとき、電子機器1(110)は、URLリストを利用してコンテンツ表示領域(一例として、ユーザbに割り当てられたコンテンツ表示領域)で再生するための動画コンテンツの順序を動画コンテンツ集合の中から順にまたはランダムに決定してよい。この場合、電子機器1(110)は、動画コンテンツの決定された順序にしたがってURLリストの対応するURLを利用して動画コンテンツを取得し、予め設定されたコンテンツ表示領域で動画コンテンツを取得した順に再生してよい。
【0037】
図7は、本発明の一実施形態における、コンテンツが再生される例を説明するための図である。電子機器1(110)は、
図6の例のように、ユーザbのコンテンツ表示領域610で動画コンテンツを再生しようとするとき、ユーザbのコンテンツ表示領域610と関連のある動画コンテンツをコンテンツ提供サーバに要求してよい。コンテンツ提供サーバ710は、上述したサーバ150のように実現されてよく、ユーザがアップロードした動画コンテンツをユーザ別に分類した複数のコンテンツ集合が格納されたコンテンツデータベース720を管理してよい。ここで、コンテンツデータベース720は、コンテンツ提供サーバ710に含まれるように実現されてもよいし、他の装置で実現され、コンテンツ提供サーバ710と他の装置とのデータ通信によって管理されるように実現されてもよい。例えば、コンテンツ提供サーバ710は、アップロードされた動画コンテンツを、該当の動画コンテンツをアップロードしたユーザの識別子と関連付けて管理してよい。言い換えれば、特定のユーザの識別子と関連付けられた動画コンテンツが1つの動画コンテンツ集合を構成するのである。例えば、コンテンツ提供サーバ710は、電子機器1(110)から、ユーザbの識別子またはユーザbに割り当てられたコンテンツ表示領域610の識別子を含む要求を受信することにより、ユーザbがアップロードした動画コンテンツの集合をコンテンツデータベース720から確認してよい。このように、コンテンツデータベース720は、実際にコンテンツの集合を管理するというよりは、アップロードされたコンテンツを分類する基準に対する多様なパラメータと関連させて管理するところであると言える。上述した例のように、アップロードされた動画コンテンツと動画コンテンツをアップロードしたユーザの識別子とを互いに関連付けて管理したり、または動画コンテンツと該当のカテゴリ名とを互いに関連付けて管理したりすることにより、特定のユーザまたは特定のカテゴリの動画コンテンツが1つのコンテンツ集合を形成するようになる。
【0038】
ここで、コンテンツ提供サーバ710は、確認された動画コンテンツ集合のすべてのコンテンツを電子機器1(110)に送信するのではなく、動画コンテンツ集合に含まれる動画コンテンツの一部にアクセスするためのURLを含むURLリストを生成して電子機器1(110)に送信してよい。このとき、一部の動画コンテンツは、動画コンテンツがアップロードされた日付に基づいて選択されてもよいし、ランダムに選択されてもよい。実施形態によっては、動画コンテンツのサイズや解像度のような多様な条件によって動画コンテンツが選択されてよい。
【0039】
この場合、電子機器1(110)は、コンテンツ提供サーバ710から受信したURLリストを利用してユーザbのコンテンツ表示領域610で再生しようとする動画コンテンツの順序を動画コンテンツ集合の中から順にまたはランダムに決定してよい。このとき、電子機器1(110)は、動画コンテンツの決定された順序にしたがって順に動画コンテンツを取得および再生してよい。動画コンテンツの取得は、URLリストの対応するURLを利用してなされてよい。
【0040】
したがって、電子機器1(110)は、URLリストのすべての動画コンテンツをダウンロードして再生するのではなく、順にまたはランダムに動画コンテンツをダウンロードして再生することができる。電子機器1(110)のユーザがユーザbのコンテンツ表示領域610を表示する必要がなくなった場合、動画コンテンツの取得および再生のための過程は直ちに終了してよい。
【0041】
このとき、特定の条件により、コンテンツ提供サーバ710は、動画コンテンツ集合の中の上記動画コンテンツ以外の動画コンテンツの一部にアクセスするためのURLを電子機器1(110)にさらに送信してよい。この場合、電子機器1(110)は、受信したURLを利用してURLリストを拡張してよく、拡張されたURLリストを利用して順にまたはランダムに動画コンテンツをダウンロードして再生してよい。
【0042】
上述したように、本発明の実施形態に係るコンテンツ表示領域は、特定の動画コンテンツ集合に含まれる動画コンテンツの一部を1つの領域で順に再生して概略的に確認するための領域であると言える。したがって、すべての動画コンテンツを確認する必要はないため、本発明の実施形態に係るコンテンツ提供方法およびシステムでは、特定の動画コンテンツ集合に含まれる一部のみを受信して順にまたはランダムに再生することができ、コンテンツ表示領域が電子機器1(110)の画面に示されている間は、これを繰り返し実行することができる。また、特定の条件にしたがって再生される動画コンテンツのURLリストを拡張することにより、さらに多様な動画コンテンツを確認することが可能となる。
【0043】
さらに、本発明の実施形態で説明されるすべての動画コンテンツは、ユーザの明示的な再生命令とは関係なく、システムによって自動的に再生されるコンテンツであってよい。
【0044】
上述した例において、ユーザbのホーム画面にコンテンツ表示領域610が配置される場合、電子機器1(110)のユーザは、ユーザbのホーム画面でユーザbがアップロードした動画コンテンツの一部を概略的に確認することができるようになり、特定の条件にしたがって漸次的に拡張されるURLリストにより、さらに多様な動画コンテンツを確認することが可能となる。
【0045】
図8は、本発明の一実施形態における、選択された動画コンテンツが時間的順序にしたがって順に再生される例を示した図である。例えば、第1コンテンツ集合が第1コンテンツから第10コンテンツまでの10個のコンテンツを含むと仮定する。
図7で説明したように、電子機器1(110)は、コンテンツ提供サーバ710から、動画コンテンツ集合の一部のためのURLリストを受信してよく、URLリストによって順にまたはランダムに決定された順序にしたがって動画コンテンツを取得および再生してよい。例えば、決定された順序が、第1コンテンツ、第2コンテンツ、第3コンテンツの順であれば、電子機器1(110)は、第1コンテンツを取得して再生し、第2コンテンツを取得して再生し、さらに第3コンテンツを取得して再生するようになる。このとき、1つのコンテンツを再生している間に次のコンテンツの取得過程が進められてもよい。これにより、ユーザbのコンテンツ表示領域610は、
図8に示すように、第1コンテンツが再生中であるユーザbのコンテンツ表示領域810に、第2コンテンツが再生中であるユーザbのコンテンツ表示領域820に、さらに第3コンテンツが再生中であるユーザbのコンテンツ表示領域830に順に変更していってよい。
【0046】
また、特定の条件が満たされる場合に、電子機器1(110)は、コンテンツ提供サーバ720から、特定の動画コンテンツ集合の中の上記動画コンテンツ以外の動画コンテンツの一部のためのURLを取得して、URLリストを拡張してよい。このとき、拡張されたURLリストによって決定された順序が第1コンテンツ~第6コンテンツの順であれば、電子機器1(110)は、決定された順序にしたがってコンテンツの取得および再生を繰り返してよい。この場合、ユーザbのコンテンツ表示領域610は、
図8に示されたコンテンツ表示領域810~860のように順に変更していってよい。第6コンテンツまで再生された後にも継続してコンテンツ再生が要求された場合、電子機器1(110)は、第1コンテンツから動画コンテンツをもう一度繰り返し再生してよい。
【0047】
言い換えれば、電子機器1(110)は、コンテンツ表示領域が画面に示されている間は、動画コンテンツを継続して再生するようになる。この場合、コンテンツ表示領域が電子機器1(110)の画面に示される時間が長くなるほど、同じ動画コンテンツが繰り返し再生される確率が高くなる。したがって、電子機器1(110)は、キャッシュメモリを構成して一度ダウンロードされた動画コンテンツのファイルを記録し、キャッシュメモリに記録された動画コンテンツのファイルを繰り返し再使用してよい。例えば、電子機器1(110)は、一度ダウンロードされた動画コンテンツのファイルを、対応するURLと関連付けてキャッシュメモリに記録してよい。また、現在再生しようとするコンテンツのURLからキャッシュメモリを検索し、既に該当のURLからダウンロードされている動画コンテンツのファイルが存在する場合には、該当のファイルを再使用することにより、動画コンテンツのファイルに対するダウンロードおよびメモリロード時間を減らすことができる。
【0048】
このようなコンテンツ表示領域は、特定のユーザのホーム画面に限定される必要はなく、動画コンテンツ集合も特定のユーザの動画コンテンツに限定される必要はない。例えば、ユーザとは関係なく、動画コンテンツ全体のうちの特定のカテゴリの動画コンテンツの一部を概略的に確認する必要があったり、ユーザと人的関係が形成されている他のユーザがアップロードした動画コンテンツの一部を概略的に確認する必要があったりする場合にも、本発明の実施形態に係るコンテンツ提供方法およびシステムを変形して利用することが可能であることは、当業者であれば本発明の上述した実施形態から容易に理解することができるであろう。
【0049】
コンテンツを追加で受信するための特定の条件は、一例として、コンテンツ表示領域の画面への移動を含んでよい。
【0050】
図9は、本発明の一実施形態における、コンテンツ表示領域の画面への移動例を示した図である。
図9は、ユーザbのコンテンツ表示領域610に対するユーザのフリックジェスチャによってユーザbのコンテンツ表示領域610が画面から移動し、このような移動によって第1部分のコンテンツ(第1コンテンツ910、第2コンテンツ920、および第3コンテンツ930)のリストが表示された例を示している。
【0051】
このとき、特定の条件は、ユーザの入力によってユーザbのコンテンツ表示領域610の画面での移動を基盤としてよい。例えば、ユーザbのコンテンツ表示領域610の画面での移動によってURLリストの動画コンテンツのためのリストが画面にすべて表示されること(一例として、動画コンテンツのリストに追加でさらに表示される動画コンテンツがない場合)が、上述した特定の条件であってよい。この場合、電子機器1(110)は、コンテンツ追加要求を生成してコンテンツ提供サーバ710に伝達してよく、コンテンツ提供サーバ710は、コンテンツ追加要求にしたがい、動画コンテンツ集合に含まれる動画コンテンツの他の一部のためのURLを電子機器1(110)に送信してよく、電子機器1(110)は、受信したURLを利用してURLリストを拡張してよい。
【0052】
図10は、本発明の一実施形態における、追加コンテンツの再生を説明するための例を示した図である。上述したように、電子機器1(110)は、URLリストの拡張によって新たに追加されたコンテンツ(一例として、
図10の第4コンテンツ1010、第5コンテンツ1020、および第6コンテンツ1030)をさらに利用して再生される動画コンテンツを決定してよい。また、
図10は、ユーザbのコンテンツ表示領域610の画面での移動によって現れた動画コンテンツのリストに、拡張されたURLリストの動画コンテンツがすべて含まれることを示している。
【0053】
拡張されたURLリストの動画コンテンツが少なくとも一度ずつ画面に表示され、動画コンテンツのリストから追加で表示するコンテンツがない場合、コンテンツ追加要求がもう一度コンテンツ提供サーバ710に伝達されてよく、もう一度他の一部の動画コンテンツのためのURLが電子機器1(110)に提供されてよい。この場合、電子機器1(110)は、URLリストをもう一度拡張するようになる。したがって、特定の条件が繰り返されることにより、または追加でURLを提供する動画コンテンツが動画コンテンツ集合に残らなくなるまで、このようなURLリストの拡張過程が繰り返されてよい。
【0054】
一実施形態として、本発明の実施形態で説明しているコンテンツ表示領域がユーザプロフィール画面に実現されてよい。このとき、ユーザプロフィール画面には、該当のユーザが掲示した動画の一部のためのリストが任意で推薦され、リストの動画がユーザプロフィール画面に実現されたコンテンツ表示領域で自動再生されてよい。このとき、無理に多くの掲示物を対象として選定するのではなく、一定の単位にページングして任意の再生対象を選定してよい。また、掲示物同士の再生を自然に連結するために、動画サーフェスビュー(SurfaceView)を二重に重ねた後、交差フェードイン/アウト(Fade in/out)によってまるで1つの映像のように繋がるエフェクトを与えてよい。二重に重ねられたフロント(Front)領域およびバック(Back)領域は、それぞれ動画のメタデータを予めロードし、交差再生時のロード時間によって途絶える現象が生じないように動画コンテンツの再生を実現してよい。動画コンテンツの再生は、一度再生がなされた後、ローカルに記録されたキャッシュがある場合には、データ通信なく迅速かつ効率的に再生されることが可能となる。
【0055】
例えば、動画コンテンツのロード時間によって動画コンテンツの連続的な再生に遅延が発生することがある。したがって、このような遅延を防ぐために、2つのレイヤによるレイヤ切り替えを利用することにより、動画コンテンツが遅延なく連続的に再生されるようにすることが可能となる。
【0056】
図11は、本発明の一実施形態における、レイヤ切り替えの例を説明するための図である。電子機器1(110)は、第1コンテンツをロードして第1レイヤ1110で電子機器1(110)の画面に第1コンテンツを再生している間に、第2コンテンツをロードして第1レイヤ1110の下側に位置する第2レイヤ1120で再生してよい。第1レイヤ1110および第2レイヤ1120は、コンテンツ表示領域と水平的に同じ位置に配置されてよく、コンテンツ表示領域と同じ大きさであってよい。また、最初は、第1レイヤ1110は、第2レイヤ1120の上側にオーバレイされてよい。このとき、電子機器1(110)の画面で実際に再生されるコンテンツは第1コンテンツであってよく、第2コンテンツが再生される第2レイヤ1120は、第1レイヤ1110によって表示されない。このとき、電子機器1(110)は、第1コンテンツの再生完了時に第1レイヤ1110と第2レイヤ1120とを切り替えて第2コンテンツが第2レイヤ1120で電子機器1(110)の画面に表示されるようにしてよい。
【0057】
コンテンツ表示領域は、特定の動画コンテンツ集合の動画コンテンツを概略的に確認するための領域であるため、動画コンテンツが必ず始めから再生される必要はなく、特に繰り返し再生されるコンテンツは、その開始時点の重要性が高くないため、2つのコンテンツが同時にまたは一定の時間差をおいて共に再生されても問題ない。
【0058】
また、電子機器1(110)は、第2コンテンツが第2レイヤ1120で電子機器1(110)の画面に再生されている間に、第3コンテンツをロードして第1レイヤ1110で再生してよい。この場合、第2レイヤ1120の下側に位置する第1レイヤ1110の第3コンテンツは表示されない。このとき、第2コンテンツの再生が終了した場合、電子機器1(110)は、再び第1レイヤ1110と第2レイヤ1120とを切り替えて再生中の第3コンテンツが電子機器1(110)の画面に表示されるようにしてよい。
【0059】
このように、2つのレイヤによる2つの動画コンテンツの再生およびレイヤ同士の切り替えによって、動画コンテンツを連続再生するにあたり、ロード時間による遅延を防ぐことが可能である。また、第1レイヤ1110および第2レイヤ1120は、上述したように、二重に重なったフロント(Front)領域およびバック(Back)領域に対応してよい。言い換えれば、第1レイヤ1110で第1コンテンツが再生中の間に、第2レイヤ1120では第2コンテンツのメタデータを予めロードすることにより、第1コンテンツの再生終了に伴って第1レイヤ1110と第2レイヤ1120とを切り替えた場合、交差再生によるロード時間によって動画再生が途絶える現象を防ぐことができる。
【0060】
図12は、本発明の一実施形態における、電子機器のプロセッサが含むことのできる構成要素の例を示したブロック図であり、
図13は、本発明の一実施形態における、電子機器が実行することのできるコンテンツ提供方法の例を示したフローチャートである。
【0061】
図12は、上述した電子機器1(110)のプロセッサ212を示しており、プロセッサ212は、
図12に示すように、動画コンテンツ要求部1210、URLリスト受信部1220、順序決定部1230、および動画コンテンツ再生部1240を備えており、選択的に、コンテンツ追加要求部1250およびURLリスト拡張部1260をさらに備えてよい。このようなプロセッサ212およびプロセッサ212の構成要素は、
図13のコンテンツ提供方法が含む段階1310~1360を実行してよい。プロセッサ212およびプロセッサ212の構成要素は、メモリ211が含むオペレーティングシステムのコードや、少なくとも1つのコンピュータプログラム(一例として、コンテンツ提供サーバが提供するコンテンツ提供サービスのためのアプリケーション)のコードによる命令を実行するように実現されてよい。ここで、プロセッサ212の構成要素は、電子機器1(110)に記録されたコードが提供する制御命令にしたがってプロセッサ212によって実行される、プロセッサ212の互いに異なる機能の表現であってよい。例えば、プロセッサ212が上述した制御命令にしたがって動画コンテンツを要求するように電子機器1(110)を制御するプロセッサ212の機能的表現として動画コンテンツ要求部1210が使用されてよい。
【0062】
段階1310において、動画コンテンツ要求部1210は、コンテンツ提供サーバが提供するサービスと関連する予め設定されたコンテンツ表示領域を電子機器1(110)の画面に表示するための要求に応答し、予め設定されたコンテンツ表示領域と関連のある動画コンテンツをコンテンツ提供サーバに要求してよい。ここで、予め設定されたコンテンツ表示領域において、コンテンツ提供サーバが提供するサービスと関連する動画コンテンツ集合を再生対象として動画コンテンツが再生されてよく、予め設定されたコンテンツ表示領域において再生される動画コンテンツが、コンテンツ提供サーバに要求されてよい。コンテンツ提供サーバは、上述したコンテンツ提供サーバ(一例として、
図7のコンテンツ提供サーバ710)に対応してよく、
図1および
図2を参照しながら説明したサーバ150によって実現されてよい。このようなコンテンツ提供サーバは、特定の動画コンテンツ集合と関連のあるコンテンツ表示領域を管理してよい。例えば、ユーザがアップロードしたコンテンツをユーザに提供するサービスである場合、コンテンツ提供サーバは、ユーザ別にアップロードされたコンテンツの集合を管理してよく、ユーザ別にそれぞれ少なくとも1つのコンテンツ表示領域を割り当てて管理してよい。このようなコンテンツ表示領域と関連のある動画コンテンツ集合は、対応するユーザの識別子やコンテンツ表示領域の識別子によって決定されてよく、動画コンテンツ要求部1210は、特定のコンテンツ表示領域を画面に表示しようとする場合、該当のコンテンツ表示領域と関連のある識別子を含む要求をコンテンツ提供サーバに送信することにより、コンテンツ提供サーバが識別子に基づいて該当のコンテンツ表示領域で表示される動画コンテンツ集合を決定するようにしてよい。
【0063】
段階1320において、URLリスト受信部1220は、コンテンツ提供サーバからネットワークを介して、予め設定されたコンテンツ表示領域と関連のある動画コンテンツ集合の動画コンテンツの一部にアクセスするためのURLを含むURLリストを受信してよい。上述したように、コンテンツ提供サーバは、要求にしたがって動画コンテンツ集合を決定してよく、決定された動画コンテンツ集合に含まれる動画コンテンツの一部のためのURLリストを生成して電子機器1(110)に送信してよい。決定された動画コンテンツ集合に含まれる動画コンテンツは、該当のコンテンツ表示領域が割り当てられた第1ユーザによってアップロードされたコンテンツを含んでよい。動画コンテンツの一部は、上述したように、ランダムな方式であってもよいし、コンテンツのアップロード日などのような多様な条件によって選択されてもよい。
【0064】
段階1330において、順序決定部1230は、URLリストを利用して予め設定されたコンテンツ表示領域で再生するための動画コンテンツを順にまたはランダムに決定してよい。実質的に、段階1330は、再生する動画コンテンツを選択する過程であってよく、指示子リストを利用して予め設定されたコンテンツ表示領域で再生するための動画コンテンツの順序を動画コンテンツ集合の中から決定する過程であってよい。
【0065】
段階1340において、動画コンテンツ再生部1240は、動画コンテンツが決定された順序にしたがってURLリストの対応するURLを利用して決定された動画コンテンツを取得し、予め設定されたコンテンツ表示領域で決定された動画コンテンツを取得した順に再生してよい。段階1340は、動画コンテンツの決定された順序にしたがって指示子リストの対応する指示子を利用して動画コンテンツを取得し、予め設定されたコンテンツ表示領域で動画コンテンツを取得した順に再生する過程であってよい。上述したように、本発明の実施形態は、特定の動画コンテンツ集合に含まれる動画コンテンツを概略的に確認するための領域(一例として、プレビュー領域)を提供するためのものであり、特定の動画コンテンツ集合の動画コンテンツやURLリストに含まれる動画コンテンツがすべて再生される必要はない。例えば、ランダムに選択された動画コンテンツを再生する場合、同じ動画コンテンツが連続して選択されることもあるし、再生されない動画コンテンツが存在することもある。
【0066】
段階1350において、コンテンツ追加要求部1250は、電子機器1(110)のユーザの入力による予め設定されたコンテンツ表示領域の電子機器1(110)の画面への移動に基づき、ネットワークを介して、コンテンツ追加要求をコンテンツ提供サーバに送信してよい。このとき、コンテンツ追加要求部1250は、予め設定されたコンテンツ表示領域の電子機器1(110)の画面での移動によって受信したURLリストによる動画コンテンツのうちの少なくとも一部を取得して電子機器1(110)の画面に並列して表示し、前記移動によってURLリストによる動画コンテンツが電子機器1(110)の画面に表示された占有度に基づいてコンテンツ追加要求を生成してコンテンツ提供サーバに送信してよい。例えば、
図9を参照しながら説明したように、コンテンツ表示領域の移動によって表示される動画コンテンツのリストで、URLリストによるすべての動画コンテンツが電子機器1(110)の画面に表示される場合に、コンテンツ追加要求部1250はコンテンツ追加要求をコンテンツ提供サーバに送信してよい。他の例として、URLリストによる動画コンテンツのうちの一定数の動画コンテンツを動画コンテンツのリストとして電子機器1(110)の画面に表示した場合や、これとは逆にURLリストによる動画コンテンツのうちで動画コンテンツのリストとして表示されない動画コンテンツの数が予め設定された数未満の場合に、コンテンツ追加要求が送信されてもよい。このような動画コンテンツのリストの表示は、ユーザの入力によるコンテンツ表示領域の移動を基盤としてよい。また他の例として、ユーザの入力によってコンテンツ表示領域が移動するたびにコンテンツ追加要求が送信されてもよい。このようなコンテンツ追加要求は、コンテンツ表示領域の移動を基盤とした特定の条件が満たされるたびに、そして動画コンテンツ集合のすべての動画コンテンツが受信されるまで繰り返されてよい。
【0067】
段階1360において、URLリスト拡張部1260は、コンテンツ提供サーバから、コンテンツ追加要求にしたがって動画コンテンツ集合の動画コンテンツの他の一部すなわち動画コンテンツ集合の中の上記動画コンテンツ以外の動画コンテンツの一部にアクセスするためのURLを受信して、URLリストを拡張してよい。コンテンツ提供サーバは、コンテンツ追加要求にしたがって動画コンテンツ集合から他の一部の動画コンテンツのためのURLを確認して電子機器1(110)に伝達してよい。このとき、URLリスト拡張部1260は、コンテンツ提供サーバが送信したURLをURLリストに追加してURLリストを拡張してよい。
【0068】
このように、特定の動画コンテンツ集合の動画コンテンツの一部が連続的に再生されて提供されるため、特定の動画コンテンツ集合の動画コンテンツに対して概略的に確認することのできる領域をより効率的にユーザに提供することができる。また、ユーザの入力により、再生される動画コンテンツを決定するためのURLリストを拡張することもできる。このような本発明の実施形態により、特定の動画コンテンツ集合の動画コンテンツを一度に送信する必要がなくなるため、動画コンテンツの伝達のためのトラフィックを分散させたり減らしたりすることが可能となり、ユーザの端末の観点でも動画コンテンツのダウンロードのためのデータコストを減らすことができる。
【0069】
このような動画コンテンツは、動画コンテンツを撮影する第1ユーザの電子機器(一例として、電子機器2(120))が、カメラを利用した映像撮影モードに移行することにより、予め設定されたフレームレート(FPS)に基づいて、カメラに入力されたプレビュー映像をキャプチャし、キャプチャされたプレビュー映像に、予め設定された複数のタイムフェイクエフェクトのうちの少なくとも1つのタイムフェイクエフェクトを適用して生成されてよい。プレビュー映像とは、電子機器でカメラモジュールを実行した場合にユーザが撮影(録画)を開始する前にカメラモジュールに入力された映像を意味してよく、動画の撮影(録画)の終了によってMP4のような特定の動画フォーマットで動画ファイルが生成される前のフレームを意味してよい。このようなフレームは、圧縮効果を高めるための特定の動画フォーマットを持たないイメージであるため、フレームを自由に探索、抽出、および制御(一例として、フレームの再生速度を速めたり、フレームの再生速度を遅めたり、またはフレームの再生順序を前方向から逆方向に変更したりするなどのタイムフェイクエフェクトを適用)できるようになる。
【0070】
また、
図11を参照しながら説明したように、動画コンテンツの連続的な再生にあたり、ロード時間による遅延を防ぐために第1レイヤおよび第2レイヤが利用されてよい。例えば、動画コンテンツ再生部1240は、段階1340において、動画コンテンツが取得された順序にしたがって第1動画コンテンツをロードして予め設定されたコンテンツ表示領域の位置に対応する第1レイヤで再生している間、第2動画コンテンツをロードして第1レイヤの下側に位置する第2レイヤで再生し、第1動画コンテンツの再生終了に伴って第1レイヤと第2レイヤとの位置を切り替えることで、第2レイヤで第2動画コンテンツを再生してよい。
【0071】
これだけでなく、動画コンテンツは、動画コンテンツが撮影された日付や位置に関する情報を含んでよく、取得された動画コンテンツが再生される電子機器1(110)の画面に、再生される動画コンテンツが撮影された日付や位置に関する情報が共に表示されてよい。また、日付や位置に関する情報の他に、おすすめ数やコメント数のような多様な情報が、対応する動画コンテンツと共に表示されてよい。
【0072】
図14は、本発明の一実施形態における、サーバのプロセッサが含むことのできる構成要素の例を示したブロック図であり、
図15は、本発明の一実施形態における、サーバが実行することのできるコンテンツ提供方法の例を示したフローチャートである。
【0073】
図14は、上述したサーバ150のプロセッサ222を示している。ここで、サーバ150は、上述したコンテンツ提供サーバを実現する装置であってよい。プロセッサ222は、
図14に示すように、動画コンテンツ管理部1410、コンテンツ表示領域管理部1420、動画コンテンツ要求受信部1430、およびURLリスト提供部1440を備えてよく、選択的に、コンテンツ追加要求受信部1450およびURL情報送信部1460をさらに備えてよい。このようなプロセッサ222およびプロセッサ222の構成要素は、
図15のコンテンツ提供方法が含む段階1510~1550を実行してよい。プロセッサ222およびプロセッサ222の構成要素は、メモリ221が含むオペレーティングシステムのコードや、少なくとも1つのコンピュータプログラムのコードによる命令を実行するように実現されてよい。ここで、プロセッサ222の構成要素は、サーバ150に記録されたコードが提供する制御命令にしたがってプロセッサ222によって実行される、プロセッサ222の互いに異なる機能の表現であってよい。例えば、プロセッサ222が上述した制御命令にしたがって動画コンテンツを管理するようにサーバ150を制御するプロセッサ222の機能的表現として動画コンテンツ管理部1410が使用されてよい。
【0074】
段階1510において、動画コンテンツ管理部1410は、ユーザからアップロードされた動画コンテンツをユーザ別に管理してよい。例えば、ユーザAがアップロードした動画コンテンツ1~動画コンテンツ100までの100個の動画コンテンツが、ユーザAの識別子と関連付けられて1つの動画コンテンツ集合として分類および管理されてよい。
【0075】
段階1520において、コンテンツ表示領域管理部1420は、ユーザ別に少なくとも1つのコンテンツ表示領域を割り当ててよい。例えば、ユーザAのコンテンツを概略的に確認するためのコンテンツ表示領域がユーザAのために割り当てられてよく、コンテンツ表示領域にユーザAと関連して管理される動画コンテンツ集合が識別されてよい。例えば、コンテンツ表示領域は、対応する動画コンテンツ集合の識別子やユーザAの識別子を含んでよい。他の例として、ユーザAの識別子とユーザAに割り当てられたコンテンツ表示領域の識別子とをサーバ150で互いに対応させて管理してよく、ユーザAの識別子とユーザAがアップロードした動画コンテンツとを互いに対応させて管理することにより、コンテンツ表示領域の識別子によってユーザAの動画コンテンツ集合が識別されてもよい。
【0076】
段階1530において、動画コンテンツ要求受信部1430は、電子機器から、予め設定されたコンテンツ表示領域と関連のある動画コンテンツの要求を受信してよい。予め設定されたコンテンツ表示領域において再生される動画コンテンツが、電子機器から、コンテンツ提供サーバにおいて受信されてよい。ここで、電子機器は、上述した電子機器1(110)に対応してよい。また、予め設定されたコンテンツ表示領域と関連のある動画コンテンツの要求は、コンテンツ表示領域の識別子を含んでもよいし、コンテンツ表示領域に対応するユーザの識別子を含んでもよい。このような識別子は、コンテンツ表示領域と該当のコンテンツ表示領域が割り当てられたユーザがアップロードした動画コンテンツの集合とを互いにマッチングするための識別情報として理解されてよい。
【0077】
段階1540において、URLリスト送信部1440は、ユーザ別に管理される動画コンテンツ集合のうちで予め設定されたコンテンツ表示領域が割り当てられたユーザの動画コンテンツ集合を確認し、ネットワークを介して、確認された動画コンテンツ集合に含まれる動画コンテンツの一部にアクセスするためのURLのURLリストを電子機器に送信してよい。このとき、電子機器は、上述したように、URLリストに基づいて再生のための動画コンテンツを決定および取得して再生してよい。
【0078】
また、電子機器は、電子機器のユーザの入力による予め設定されたコンテンツ表示領域の電子機器の画面での移動に基づき、ネットワークを介して、コンテンツ追加要求をコンテンツ提供サーバに送信するように実現されてよい。
【0079】
段階1550において、コンテンツ追加要求受信部1450は、電子機器からコンテンツ追加要求を受信してよい。
【0080】
段階1560において、URL情報提供部1460は、コンテンツ追加要求にしたがい、動画コンテンツ集合の動画コンテンツの他の一部すなわち動画コンテンツ集合の中の上記動画コンテンツ以外の動画コンテンツの一部にアクセスするためのURLを電子機器に送信してよい。
【0081】
このとき、電子機器は、コンテンツ提供サーバからURLを受信して、既に受信済みのURLリストを拡張してよい。また、拡張されたURLリストを利用して再生のための動画コンテンツを決定および取得し、取得した動画コンテンツを再生してよい。
【0082】
このように、本発明の実施形態によると、コンテンツ提供サーバが提供するサービスと関連するコンテンツ表示領域に動画コンテンツ集合の一部を順にまたはランダムに再生し、動画コンテンツ集合に対してユーザが概略的に確認することのできる機能を提供するとともに、ユーザの反応にしたがって動画コンテンツ集合の他の一部が既存の一部と共に順にまたはランダムに再生されるようにすることができる。
【0083】
一部の実施形態では、コンテンツ表示領域が特定のユーザに割り当てられた領域であると説明したが、好ましくは、特定の動画コンテンツ集合のコンテンツを概略的に確認するための領域として理解されよう。言い換えれば、特定の動画コンテンツ集合が1人のユーザによってアップロードされた動画コンテンツの集合に限定される必要はない。上述した例のように、コンテンツ提供サーバが管理する動画コンテンツ全体のうちで特定のカテゴリに属する動画コンテンツの集合を概略的に確認するために、ユーザと人的関係が形成されている他のユーザの動画コンテンツを概略的に確認するために、さらにはユーザが選択した他のユーザの動画コンテンツを概略的に確認するために、本発明の実施形態が利用されることが可能であることは、本発明の実施形態を参考にすれば、当業者であれば容易に理解することができるであろう。
【0084】
このように、本発明の実施形態によると、ユーザ掲示動画のような動画コンテンツを自然に連結して自動再生することにより、直感的かつアクティブなユーザ紹介画面を提供することができ、訪問者が複雑なインタラクションをしなくても、該当のユーザの動画コンテンツに自然に目が行くようになり、どのようなスタイルのユーザであるか訪問者が一目で把握できるようにサービスを提供することができる。
【0085】
上述したシステムまたは装置は、ハードウェア構成要素、ソフトウェア構成要素、またはハードウェア構成要素とソフトウェア構成要素との組み合わせによって実現されてよい。例えば、実施形態で説明された装置および構成要素は、例えば、プロセッサ、コントローラ、ALU(arithmetic logic unit)、デジタル信号プロセッサ、マイクロコンピュータ、FPGA(field programmable gate array)、PLU(programmable logic unit)、マイクロプロセッサ、または命令を実行して応答することができる様々な装置のように、1つ以上の汎用コンピュータまたは特殊目的コンピュータを利用して実現されてよい。処理装置は、オペレーティングシステム(OS)およびOS上で実行される1つ以上のソフトウェアアプリケーションを実行してよい。また、処理装置は、ソフトウェアの実行に応答し、データにアクセスし、データを記録、操作、処理、および生成してもよい。理解の便宜のために、1つの処理装置が使用されるとして説明される場合もあるが、当業者は、処理装置が複数個の処理要素および/または複数種類の処理要素を含んでもよいことが理解できるであろう。例えば、処理装置は、複数個のプロセッサまたは1つのプロセッサおよび1つのコントローラを含んでよい。また、並列プロセッサのような、他の処理構成も可能である。
【0086】
実施形態に係る方法は、多様なコンピュータ手段によって実行可能なプログラム命令の形態で実現されてコンピュータ読み取り可能な媒体に記録されてよい。コンピュータで読み取り可能な媒体は、プログラム命令、データファイル、データ構造などを単独でまたは組み合わせて含んでよい。媒体に記録されるプログラム命令は、実施形態のために特別に設計されて構成されたものであってもよいし、コンピュータソフトウェア当業者に公知な使用可能なものであってもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体の例としては、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、および磁気テープのような磁気媒体、CD-ROM、DVDのような光媒体、フロプティカルディスク(floptical disk)のような光磁気媒体、およびROM、RAM、フラッシュメモリなどのようなプログラム命令を記録して実行するように特別に構成されたハードウェア装置が含まれる。プログラム命令の例は、コンパイラによって生成されるもののような機械語コードだけではなく、インタプリタなどを使用してコンピュータによって実行される高級言語コードを含む。
【0087】
以上のように、実施形態を、限定された実施形態および図面に基づいて説明したが、当業者であれば、上述した記載から多様な修正および変形が可能であろう。例えば、説明された技術が、説明された方法とは異なる順序で実行されたり、かつ/あるいは、説明されたシステム、構造、装置、回路などの構成要素が、説明された方法とは異なる形態で結合されたりまたは組み合わされたり、他の構成要素または均等物によって対置されたり置換されたとしても、適切な結果を達成することができる。
【0088】
したがって、異なる実施形態であっても、特許請求の範囲と均等なものであれば、添付される特許請求の範囲に属する。
【符号の説明】
【0089】
110:電子機器
710:コンテンツ提供サーバ
720:コンテンツデータベース