特許7197335IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

車両用電動機に関し、特にステータコアの支持構造に関するものである。

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

ところで、のような車両用電動機においては、ステータコアの傾斜をケース側で抑制しているため、ステータコアの傾斜が過大となるおそれがあるという問題があった。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

第1発明の要旨とするところは、外周壁を有する有底円筒状のケースカバーと、外周壁を有する有底円筒状のケースと、複数の電磁鋼板が積層された筒状のステータコアと、前記ステータコアの内側に収容されて回転中心線周りに回転するロータとを有する車両用電動機であって、前記ステータコアは、前記ケース側の端部が前記ケースの底部に固定され、前記ケースカバーおよびケースは、前記ケースカバーの内周面と前記ケースの・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る

発明の効果[発明の詳細な説明]から抜粋

前記第1発明によれば、外周壁を有する有底円筒状のケースカバーと、外周壁を有する有底円筒状のケースと、複数の電磁鋼板が積層された筒状のステータコアと、前記ステータコアの内側に収容されて回転中心線周りに回転するロータとを有する車両用電動機であって、前記ステータコアは、前記ケース側の端部が前記ケースの底部に固定され、前記ケースカバーおよびケースは、前記ケースカバーの内周面と前記ケースの内周面とが同心になるように嵌合する嵌合位置決め装置によって位置決めされるとともに、前記ケースカバーの合わせ面と前記ケースの合わせ面とが面接触した状態で固定され、前記ケースカバーは、前記ステータコアの外周面のうち前記ケースカバー側に位置するケースカバー側外周面に向かって前記ケースカバーの内周面から突き出すステータコア傾斜抑制部を備え、前記ケースカバーの合わせ面と前記ケースの合わせ面とが面接触した状態において、前記ステータコアと前記ステータコア傾斜抑制部とが前記回転中心線に垂直な方向に重なる部分の前記回転中心線に平行な方向の距離は、前記嵌合位置決め装置の嵌合距離よりも短い。このようにすれば、ステータコアのカバー側外周面の回転中心線に垂直な方向の移動がステータコア傾斜抑制部によって制限されるので、ステータコアの過大な傾斜を抑制することが可能である。また、前記ステータコアが固定された前記ケースに前記カバーを組み付ける時に、前記ステータコアと前記ステータコア傾斜抑制部とが接触する前に前記嵌合位置決め装置による位置決めが始まる。したがって、組付け時の前記ステータコアと前記ステータコア傾斜抑制部との接触が防止されるので、組付けが容易となる。

また、前記第2発明によれば、前記ケースは、前記ステータコアのケース側外周面に向かって前記ケースの内周面から突き出すステータコア位置決め部を備えている。このようにすれば、前記ステータコアを前記ケースに組付ける時に、ステータコアのケース側の端部のケースに対する位置決めを容易に行う事ができる。

また、前記第3発明によれば、前記ステータコア傾斜抑制部と前記ステータコアのケースカバー側外周面との間の前記回転中心線に垂直な方向の距離は、前記ステータコアのケースカバー側内周面と前記ロータのケースカバー側外周面との間の前記回転中心線に垂直な方向の距離より短い。このようにすれば、前記ステータコアと前記ロータとの干渉の可能性を低減できる。

また、前記第4発明によれば、前記ステータコア傾斜抑制部と前記ステータコアのケースカバー側外周面との間の前記回転中心線に垂直な方向の距離は、前記ケースカバーの内周面と前記ステータコアのケースカバー側外周面との間の前記回転中心線に垂直な方向の距離、および、前記ケースの内周面と前記ステータコアのケース側外周面との間の前記回転中心線に垂直な方向の距離よりも短い。このようにすれば、ステータコアのカバー側外周面の回転中心線に垂直な方向の移動がステータコア傾斜抑制部によって制限されるので、ステータコアの過大な傾斜を抑制することが可能である。

また、前記第5発明によれば、前記面接触した状態での前記ケースカバーおよび前記ケースの合わせ面は、前記回転中心線に垂直な方向において前記ステータコアと重なる位置にある。このようにすれば、前記カバーおよびケースの前記回転中心線に平行な方向の寸法を抑制できるので組付けが容易となる。

また、前記第6発明によれば、前記ステータコア傾斜抑制部は、前記ケースカバーの内周面から前記ステータコアのケースカバー側外周面に向かって一体に突設された前記ケースカバーの凸部である。このようにすれば、ステータコアのカバー側外周面の回転中心線に垂直な方向の移動がステータコア傾斜抑制部によって制限されるので、ステータコアの過大な傾斜を抑制することが可能である。

また、前記第7発明によれば、前記ステータコアは、複数本の通しボルトにより前記回転中心線に平行な方向に貫通されて前記ケースの底部に締結されている。このようにすれば、ステータコアが傾斜した時に前記複数本の通しボルトでも支持されるため、カバー側のステータコアの過大な傾斜を抑制できる。

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】 本発明が適用される車両用電動機を示す模式図であり、車両用電動機のロータの回転中心線CLを含む縦断面図である。
【図2】 図1の車両用電動機のステータコアが傾斜した様子を示す模式図である。
【図3】 図2のIII-III視断面を示す横断面図である。
【図4】 図1の車両用電動機のケースにカバーを組み付けるための位置決めの様子を示す図である。
【図5】 図4の車両用電動機のケースにカバーが組み付けられた様子を示す図である。
【図6】 本発明の別の実施例の車両用電動機を説明する図であり、図1に対応する図である。
【図7】 本発明のさらに別の実施例の車両用電動機を説明する図であり、図1に対応する図である。
【図8】 ステータコア傾斜抑制部の無い比較例の車両用電動機の断面図を示す図である。

代表図 図1本件の代表的な図

10、110、210:電動機(車両用電動機) 14、114、214:カバー(ケースカバー) 14a、114a、214a:ステータコア傾斜抑制部 14b、114b、214b:内周面 14c、114c、214c:合わせ面 14d、114d、214d:外周壁 16、116、216:ケース 16a、216a:ステータコア位置決め部 16b、116b、216b:内周面 16c、116c、216c:合わせ面 16d、116d、216d:外周壁 16e、116e、216e:底部 18:ロータ 20:ステータコア 20a:カバー側外周面(ケースカバー側外周面) 20b:ケース側外周面 20d:ケース側の端部 34:複数本の通しボルト 40、140、240:嵌合位置決め装置 CL:回転中心線 D1、D2、D3、Dm:嵌合距離

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