(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-12-19
(45)【発行日】2022-12-27
(54)【発明の名称】伝送リソース確定方法、端末装置とネットワーク装置
(51)【国際特許分類】
H04W 72/12 20090101AFI20221220BHJP
H04W 72/04 20090101ALI20221220BHJP
【FI】
H04W72/12 150
H04W72/04
(21)【出願番号】P 2020531906
(86)(22)【出願日】2017-12-14
(86)【国際出願番号】 CN2017116236
(87)【国際公開番号】W WO2019113897
(87)【国際公開日】2019-06-20
【審査請求日】2020-11-17
(73)【特許権者】
【識別番号】516227559
【氏名又は名称】オッポ広東移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】GUANGDONG OPPO MOBILE TELECOMMUNICATIONS CORP., LTD.
【住所又は居所原語表記】No. 18 Haibin Road,Wusha, Chang’an,Dongguan, Guangdong 523860 China
(74)【代理人】
【識別番号】100091487
【氏名又は名称】中村 行孝
(74)【代理人】
【識別番号】100105153
【氏名又は名称】朝倉 悟
(74)【代理人】
【識別番号】100107582
【氏名又は名称】関根 毅
(74)【代理人】
【識別番号】100152205
【氏名又は名称】吉田 昌司
(74)【代理人】
【識別番号】100096921
【氏名又は名称】吉元 弘
(72)【発明者】
【氏名】リン、ヤナン
【審査官】永田 義仁
(56)【参考文献】
【文献】“3rd Generation Partnership Project; Technical Specification Group Radio Access Network; NR; Physical layer procedures for control(Release 15)”,3GPP TS 38.213 V1.1.2 (2017-11),[online],2017年12月12日,インターネット<URL:https://ftp.3gpp.org//Specs/archive/38_series/38.213/38213-112.zip>,[検索日2021年12月2日]
【文献】vivo,“Remaining details on group-common PDCCH”,3GPP TSG RAN WG1 Meeting 91 R1-1719782,[online],2017年11月18日,インターネット<URL:https://www.3gpp.org/ftp/TSG_RAN/WG1_RL1/TSGR1_91/Docs/R1-1719782.zip>,[検索日2021年12月2日]
【文献】Sony,“On remaining details on group-common PDCCH”,3GPP TSG RAN WG1 Meeting NR#3 R1-1716247,[online],2017年09月11日,インターネット<URL:https://www.3gpp.org/ftp/TSG_RAN/WG1_RL1/TSGR1_AH/NR_AH_1709/Docs/R1-1716247.zip>,[検索日2021年12月2日]
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B7/24-7/26
H04W4/00-99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
伝送リソース確定方法であって、
スロット内の少なくとも一つの第1リソースを確定することであって、前記少なくとも一つの第1リソースが、グラントフリーデータ及び/又は半持続的スケジューリングデータを搬送することに用いられることと、
ネットワーク装置から送信されたリソース情報を受信し、前記リソース情報が、前記スロットのスロットフォーマットを示すことに用いられることと、
前記リソース情報に基づき、前記スロット内の前記少なくとも一つの第1リソースにおいて利用可能なリソースを確定することと、
前記利用可能なリソースを使用して、前記ネットワーク装置と、前記グラントフリーデータ及び/又は半持続的スケジューリングデータの伝送を行うこととを含み、
前記リソース情報に基づき、前記スロット内の前記少なくとも一つの第1リソースにおいて利用可能なリソースを確定することは、
前記リソース情報に基づき、前記スロットにおいて少なくとも一つの第2リソースを確定し、前記少なくとも一つの第2リソースのターゲット特徴が前記少なくとも一つの第1リソースのターゲット特徴と同じであることと、
前記少なくとも一つの第1リソースと前記少なくとも一つの第2リソースとの重畳するリソースにおいて、前記利用可能なリソースを確定することとを含み、
前記少なくとも一つの第1リソースと前記少なくとも一つの第2リソースとの重畳するリソースにおいて、前記利用可能なリソースを確定することは、
前記少なくとも一つの第1リソースと前記少なくとも一つの第2リソースとの少なくとも一つの重畳リソースにおけるターゲット重畳リソースが予め設定された条件を満たす場合、前記ターゲット重畳リソースを前記利用可能なリソースとして確定することを含み、
前記少なくとも一つの重畳リソースのうちの各重畳リソースは少なくとも一つの時間領域シンボルを含み、
前記予め設定された条件が、前記ターゲット重畳リソースに含まれる少なくとも一つの時間領域シンボルの数が予め設定された値より大きい場合、前記ターゲット重畳リソースを前記利用可能なリソースとして確定することを含む、前記伝送リソース確定方法。
【請求項2】
前記ターゲット特徴は、伝送方向を含むことを特徴とする
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記伝送方向は、アップリンク伝送を含むことを特徴とする
請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記予め設定された値は、前記少なくとも一つの第1リソースのうちの一つの第1リソースに含まれる時間領域シンボルの数に等しいことを特徴とする
請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記ネットワーク装置から前記リソース情報を受信する前に、前記ネットワーク装置から送信された配置シグナリングを受信することであって、前記配置シグナリングが、前記少なくとも一つの第1リソースを示すことを特徴とする
請求項1に記載の方法。
【請求項6】
端末装置であって、
ネットワーク装置から送信されたリソース情報を受信するように構成され、前記リソース情報が、スロットのスロットフォーマットを示すことに用いられる送受信ユニットと、
前記リソース情報に基づき、前記スロット内の少なくとも一つの第1リソースにおいて利用可能なリソースを確定するように構成される確定ユニットとを備え、
前記送受信ユニットはさらに、前記利用可能なリソースを使用して、前記ネットワーク装置と、グラントフリーデータ及び/又は半持続的スケジューリングデータの伝送を行うように構成され、
前記確定ユニットは具体的に、
前記リソース情報に基づき、前記スロットにおいて少なくとも一つの第2リソースを確定し、前記少なくとも一つの第2リソースのターゲット特徴が前記少なくとも一つの第1リソースのターゲット特徴と同じであり、
前記少なくとも一つの第1リソースと前記少なくとも一つの第2リソースとの重畳するリソースにおいて、前記利用可能なリソースを確定するように構成され、
前記確定ユニットはさらに具体的に、
前記少なくとも一つの第1リソースと前記少なくとも一つの第2リソースとの少なくとも一つの重畳リソースにおけるターゲット重畳リソースが予め設定された条件を満たす場合、前記ターゲット重畳リソースを前記利用可能なリソースとして確定するように構成され、
前記少なくとも一つの重畳リソースのうちの各重畳リソースは少なくとも一つの時間領域シンボルを含み、
前記予め設定された条件が、前記ターゲット重畳リソースに含まれる少なくとも一つの時間領域シンボルの数が予め設定された値より大きい場合、前記ターゲット重畳リソースを前記利用可能なリソースとして確定することを含む、前記端末装置。
【請求項7】
前記ターゲット特徴は、伝送方向を含むことを特徴とする
請求項6に記載の端末装置。
【請求項8】
前記伝送方向は、アップリンク伝送を含むことを特徴とする
請求項7に記載の端末装置。
【請求項9】
前記予め設定された値は、前記少なくとも一つの第1リソースのうちの一つの第1リソースに含まれる時間領域シンボルの数に等しいことを特徴とする
請求項6に記載の端末装置。
【請求項10】
前記送受信ユニットは、さらに、
前記ネットワーク装置から前記リソース情報を受信する前に、
前記ネットワーク装置から送信された配置シグナリングを受信するように構成され、前記配置シグナリングが、前記少なくとも一つの第1リソースを示すことに用いられることを特徴とする、
請求項6に記載の端末装置。
【請求項11】
伝送リソース確定方法であって、
端末装置にリソース情報を送信し、前記リソース情報が
、スロットのスロットフォーマットを示すことに用いられることと、
前記リソース情報に基づき、前記スロット内
の少なくとも一つの第1リソースにおいて利用可能なリソースを確定することと、
前記利用可能なリソースを使用して、前記端末装置と、グラントフリーデータ及び/又は半持続的スケジューリングデータの伝送を行うこととを含み、
前記リソース情報に基づき、前記スロット内の前記少なくとも一つの第1リソースにおいて利用可能なリソースを確定することは、
前記リソース情報に基づき、前記スロットにおいて少なくとも一つの第2リソースを確定し、前記少なくとも一つの第2リソースのターゲット特徴が前記少なくとも一つの第1リソースのターゲット特徴と同じであることと、
前記少なくとも一つの第1リソースと前記少なくとも一つの第2リソースとの重畳するリソースにおいて、前記利用可能なリソースを確定することとを含み、
前記少なくとも一つの第1リソースと前記少なくとも一つの第2リソースとの重畳するリソースにおいて、前記利用可能なリソースを確定することは、
前記少なくとも一つの第1リソースと前記少なくとも一つの第2リソースとの少なくとも一つの重畳リソースにおけるターゲット重畳リソースが予め設定された条件を満たす場合、前記ターゲット重畳リソースを前記利用可能なリソースとして確定することを含み、
前記少なくとも一つの重畳リソースのうちの各重畳リソースは少なくとも一つの時間領域シンボルを含み、
前記予め設定された条件が、前記ターゲット重畳リソースに含まれる少なくとも一つの時間領域シンボルの数が予め設定された値より大きい場合、前記ターゲット重畳リソースを前記利用可能なリソースとして確定することを含む、前記伝送リソース確定方法。
【請求項12】
前記ターゲット特徴は、伝送方向を含むことを特徴とする
請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記伝送方向は、アップリンク伝送を含むことを特徴とする
請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記予め設定された値は、前記少なくとも一つの第1リソースのうちの一つの第1リソースに含まれる時間領域シンボルの数に等しいことを特徴とする
請求項11に記載の方法。
【請求項15】
ネットワーク装置であって、
端末装置にリソース情報を送信するように構成され、前記リソース情報が、スロットのスロットフォーマットを示すことに用いられる送受信ユニットと、
前記リソース情報に基づき、前記スロット内の少なくとも一つの第1リソースにおいて利用可能なリソースを確定するように構成される確定ユニットとを備え、
前記送受信ユニットはさらに、前記利用可能なリソースを使用して、前記端末装置と、グラントフリーデータ及び/又は半持続的スケジューリングデータの伝送を行うように構成され、
前記確定ユニットは具体的に、
前記リソース情報に基づき、前記スロットにおいて少なくとも一つの第2リソースを確定し、前記少なくとも一つの第2リソースのターゲット特徴が前記少なくとも一つの第1リソースのターゲット特徴と同じであり、
前記少なくとも一つの第1リソースと前記少なくとも一つの第2リソースとの重畳するリソースにおいて、前記利用可能なリソースを確定するように構成され、
前記確定ユニットはさらに具体的に、
前記少なくとも一つの第1リソースと前記少なくとも一つの第2リソースとの少なくとも一つの重畳リソースにおけるターゲット重畳リソースが予め設定された条件を満たす場合、前記ターゲット重畳リソースを前記利用可能なリソースとして確定するように構成され、
前記少なくとも一つの重畳リソースのうちの各重畳リソースは少なくとも一つの時間領域シンボルを含み、
前記予め設定された条件が、前記ターゲット重畳リソースに含まれる少なくとも一つの時間領域シンボルの数が予め設定された値より大きい場合、前記ターゲット重畳リソースを前記利用可能なリソースとして確定することを含む、前記ネットワーク装置。
【請求項16】
前記ターゲット特徴は、伝送方向を含むことを特徴とする
請求項15に記載のネットワーク装置。
【請求項17】
前記伝送方向は、アップリンク伝送を含むことを特徴とする
請求項16に記載のネットワーク装置。
【請求項18】
前記予め設定された値は、前記少なくとも一つの第1リソースのうちの一つの第1リソースに含まれる時間領域シンボルの数に等しいことを特徴とする
請求項15に記載のネットワーク装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は通信分野に関し、特に伝送リソース確定方法、端末装置とネットワーク装置に関する。
【背景技術】
【0002】
現在の第5世代(5G:5th generation)システムでは、超高信頼低遅延通信(URLLC:ultra reliable low latency communication)が導入され、該サービスの特徴は、極端な遅延(例えば1ms)内で超高信頼性(例えば99.999%)の伝送を実現することである。この目標を達成するために、グラントフリー(Grant free)の概念が提案される。グラントフリー(Grant free)は、事前配置又は半永続状態のリソース配置方式を使用することが可能であり、端末装置は、サービスニーズに応じて、配置されたリソースでデータを伝送することができる。該技術により、スケジュールリクエスト(SR:schedule request)とバッファ状態報告(BSR:buffer status report)のプロセスを回避することができ、端末装置の有効な伝送時間が長くなる。
【0003】
5Gシステムは、柔軟なアップ・ダウンリンクのリソース配置をサポートするために、スロットフォーマットを半静的又は動的に通知する。例えば、端末装置はシグナリングを受信してスロットフォーマット関連情報(SFI:slot format related information)を取得し、各スロットにおけるアップ・ダウンリンク時間領域リソースの状況、例えば時間領域シンボルの数及び位置などを確定する。
【0004】
また、5Gシステムでは帯域幅部分(BWP:bandwidth part)の概念も導入され、新しい無線(NR:new radio)にサポートされるシステム帯域幅が長期進化(LTE:long term evolution)の最大20MHzのシステム帯域幅よりもはるかに大きく、いくつかの端末装置に対して、能力が制限され、必ずしも全てのシステム帯域幅がサポートできるとは限らなく、また、スケジューリング効率を向上させることも考慮するため、帯域幅部分(BWP)の概念が導入される。一つの搬送波内において、ネットワーク装置は端末装置に一つ又は複数のBWPを配置することができるが、通常、一度に1つのBWPのみをアクティブ化し、該アクティブ化されたBWPを使用してデータを伝送する。
【0005】
SFI、BWPとグラントフリー(Grant free)伝送リソースがそれぞれ個別に配置されているため、半静的に配置されたグラントフリー(Grant free)伝送リソースが、実際の伝送リソースの状況に合わない可能性があり、特にSFIを動的に示す場合、リソース配置の衝突があり得る。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本出願は、リソース配置の衝突を回避することができる伝送リソース確定方法、端末装置とネットワーク装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第1態様による伝送リソース確定方法は、ターゲット時間ユニットにおける少なくとも一つの第1リソースを確定し、前記少なくとも一つの第1リソースが、グラントフリーデータ及び/又は半持続的スケジューリングデータを搬送することに用いられることと、ネットワーク装置から送信されたリソース情報を受信し、前記リソース情報が前記ターゲット時間ユニットにおけるリソース割り当て状況を示すことに用いられることと、前記リソース情報に基づき、前記少なくとも一つの第1リソースにおいて利用可能なリソースを確定することと、前記利用可能なリソースと前記ネットワーク装置を使用して前記グラントフリーデータ及び/又は半持続的スケジューリングデータを伝送することとを含む。
【0008】
したがって、本出願の実施例の伝送リソース確定方法では、端末装置は、ネットワーク装置によって配置されたリソースにより、ターゲット時間ユニット内の、グラントフリーデータ及び/又は半持続的スケジューリングデータを伝送するための少なくとも一つの第1リソースにおいて、利用可能なリソースを確定し、該利用可能なリソースを使用して該グラントフリーデータ及び/又は半持続的スケジューリングデータを伝送し、これにより、特に時間領域と周波数領域リソースの割り当て状況を動的に示す場合において、半静的に配置されたグラントフリーの伝送リソースが実際の伝送リソースの状況により良く適応することができ、さらにリソース配置の衝突を回避することができる。
【0009】
第1態様と組み合わせ、第1態様の一つの実施形態では、ターゲット時間ユニットにおける少なくとも一つの第1リソースを確定することは、前記ネットワーク装置から送信された配置シグナリングを受信し、前記配置シグナリングが、前記少なくとも一つの第1リソースを示すことに用いられることを含む。
【0010】
第1態様及びその上記実施形態と組み合わせ、第1態様の別の実施形態では、前記リソース情報は、少なくとも一つの帯域幅部分及び/又は前記ターゲット時間ユニットのスロットフォーマットを示すことに用いられる。
【0011】
第1態様及びその上記実施形態と組み合わせ、第1態様の別の実施形態では、前記リソース情報に基づき、前記少なくとも一つの第1リソースにおいて利用可能なリソースを確定することは、前記リソース情報に基づき、前記ターゲット時間ユニットにおいて少なくとも一つの第2リソースを確定し、前記少なくとも一つの第2リソースのターゲット特徴が前記少なくとも一つの第1リソースのターゲット特徴と同じであることと、前記少なくとも一つの第1リソースと前記少なくとも一つの第2リソースとの重畳するリソースにおいて、前記利用可能なリソースを確定することとを含む。
【0012】
第1態様及びその上記実施形態と組み合わせ、第1態様の別の実施形態では、前記ターゲット特徴は伝送方向、サブ搬送波間隔及びサイクリックプレフィックス長の少なくとも1つを含む。
【0013】
第1態様及びその上記実施形態と組み合わせ、第1態様の別の実施形態では、前記少なくとも一つの第1リソースと前記少なくとも一つの第2リソースとの重畳するリソースにおいて、前記利用可能なリソースを確定することは、前記少なくとも一つの第1リソースと前記少なくとも一つの第2リソースとの少なくとも一つの重畳リソースにおけるターゲット重畳リソースが予め設定された条件を満たす場合、前記ターゲット重畳リソースを前記利用可能なリソースとして確定することを含む。
【0014】
第1態様及びその上記実施形態と組み合わせ、第1態様の別の実施形態では、前記少なくとも一つの重畳リソースのうちの各重畳リソースは、少なくとも一つの時間領域シンボルを含み、前記予め設定された条件が、前記ターゲット重畳リソースに含まれる少なくとも一つの時間領域シンボルの数が予め設定された値以上である場合、前記ターゲット重畳リソースを前記利用可能なリソースとして確定することを含む。
【0015】
第1態様及びその上記実施形態と組み合わせ、第1態様の別の実施形態では、前記予め設定された値は、前記少なくとも一つの第1リソースのうちの一つの第1リソースに含まれる時間領域シンボルの数に等しい。
【0016】
第1態様及びその上記実施形態と組み合わせ、第1態様の別の実施形態では、前記方法はさらに前記ネットワーク装置から送信された配置情報を受信し、前記配置情報が前記予め設定された値を示すことに用いられることを含む。
【0017】
第1態様及びその上記実施形態と組み合わせ、第1態様の別の実施形態では、前記少なくとも一つの重畳リソースが基準信号に占有されたリソースを含み、前記予め設定された条件が、前記ターゲット重畳リソースが基準信号に占有されたリソースを含み、前記基準信号がターゲットアンテナポートに対応する基準信号の一部又は全部である場合、前記ターゲット重畳リソースを前記利用可能なリソースとして確定し、前記ターゲットアンテナポートが、前記グラントフリーデータ及び/又は半持続的スケジューリングデータを伝送するための少なくとも一つのアンテナポートのうちのアンテナポートであることを含む。
【0018】
第1態様及びその上記実施形態と組み合わせ、第1態様の別の実施形態では、前記少なくとも一つの第1リソースは、第1サブリソースと第2サブリソースを含み、前記第1サブリソースと前記第2サブリソースが時間領域又は周波数領域で隣接し、前記第1サブリソースが第1基準信号に占有されたリソースを含み、前記第2サブリソースが第2基準信号に占有されたリソースを含み、前記予め設定された条件が、第1ターゲット重畳リソースが前記第1基準信号に占有されたリソースの一部を含まなく又は含み、第2ターゲット重畳リソースが前記第2基準信号に占有されたリソースの全部又は一部を含む場合、前記第1ターゲット重畳リソースと前記第2ターゲット重畳リソースを前記利用可能なリソースとして確定することを含み、ここで、前記ターゲット重畳リソースが前記第1ターゲット重畳リソースと前記第2ターゲット重畳リソースを含み、前記第1ターゲット重畳リソースが、前記第1サブリソースと前記少なくとも一つの第2リソースとの重畳リソースであり、前記第2ターゲット重畳リソースが、前記第2サブリソースと前記少なくとも一つの第2リソースとの重畳リソースであることを含む。
【0019】
第1態様及びその上記実施形態と組み合わせ、第1態様の別の実施形態では、前記第1基準信号と前記第2基準信号はチャネルを共同で推定することに用いられる。
【0020】
したがって、本出願の実施例の伝送リソース確定方法では、端末装置は、ネットワーク装置によって配置されたリソースにより、ターゲット時間ユニット内の、グラントフリーデータ及び/又は半持続的スケジューリングデータを伝送するための少なくとも一つの第1リソースにおいて、利用可能なリソースを確定し、該利用可能なリソースを使用して該グラントフリーデータ及び/又は半持続的スケジューリングデータを伝送し、これにより、特に時間領域と周波数領域リソースの割り当て状況を動的に示す場合、半静的に配置されたグラントフリーの伝送リソースが実際の伝送リソースの状況により良く適応することができ、さらにリソース配置の衝突を回避することができる。
【0021】
第2態様による伝送リソース確定方法は、ターゲット時間ユニットにおける少なくとも一つの第1リソースを確定し、前記少なくとも一つの第1リソースが、グラントフリーデータ及び/又は半持続的スケジューリングデータを搬送することに用いられることと、前記ターゲット時間ユニット内の端末装置のリソース割り当て状況を確定することと、前記リソース割り当て状況に基づいて、前記少なくとも一つの第1リソースにおいて利用可能なリソースを確定することと、前記利用可能なリソースと前記端末装置を使用して前記グラントフリーデータ及び/又は半持続的スケジューリングデータを伝送することとを含む。
【0022】
したがって、本出願の実施例の伝送リソース確定方法では、ネットワーク装置は、端末装置にリソースを割り当て、それによって、ネットワーク装置と端末装置が、ターゲット時間ユニット内の、グラントフリーデータ及び/又は半持続的スケジューリングデータを伝送するための少なくとも一つの第1リソースにおいて、利用可能なリソースを確定し、該利用可能なリソースを使用して該グラントフリーデータ及び/又は半持続的スケジューリングデータを伝送し、これにより、特に時間領域と周波数領域リソースの割り当ての状況を動的に示す場合、半静的に配置されたグラントフリーの伝送リソースが実際の伝送リソースの状況により良く適応することができ、さらにリソース配置の衝突を回避することができる。
【0023】
第2態様と組み合わせ、第2態様の一つの実施形態では、ターゲット時間ユニットにおける少なくとも一つの第1リソースを確定した後、前記方法はさらに前記端末装置へ配置シグナリングを送信し、前記配置シグナリングが、前記少なくとも一つの第1リソースを示すことに用いられることを含む。
【0024】
第2態様及びその上記実施形態と組み合わせ、第2態様の別の実施形態では、前記ターゲット時間ユニット内の端末装置に配置されたリソースを確定した後、前記方法は、さらに前記端末装置へリソース情報を送信し、前記リソース情報が、前記リソース割り当て状況を示すことに用いられることを含む。
【0025】
第2態様及びその上記実施形態と組み合わせ、第2態様の別の実施形態では、前記リソース情報は、少なくとも一つの帯域幅部分及び/又は前記ターゲット時間ユニットのスロットフォーマットを示すことに用いられる。
【0026】
第2態様及びその上記実施形態と組み合わせ、第2態様の別の実施形態では、前記リソース割り当て状況に基づいて、前記少なくとも一つの第1リソースにおいて利用可能なリソースを確定することは、前記リソース割り当て状況に基づいて、前記ターゲット時間ユニットにおいて少なくとも一つの第2リソースを確定し、前記少なくとも一つの第2リソースのターゲット特徴が前記少なくとも一つの第1リソースのターゲット特徴と同じであることと、前記少なくとも一つの第1リソースと前記少なくとも一つの第2リソースとの重畳するリソースにおいて、前記利用可能なリソースを確定することとを含む。
【0027】
第2態様及びその上記実施形態と組み合わせ、第2態様の別の実施形態では、前記ターゲット特徴は伝送方向、サブ搬送波間隔及びサイクリックプレフィックス長の少なくとも1つを含む。
【0028】
第2態様及びその上記実施形態と組み合わせ、第2態様の別の実施形態では、前記少なくとも一つの第1リソースと前記少なくとも一つの第2リソースとの重畳するリソースにおいて、前記利用可能なリソースを確定することは、前記少なくとも一つの第1リソースと前記少なくとも一つの第2リソースとの少なくとも一つの重畳リソースにおけるターゲット重畳リソースが予め設定された条件を満たす場合、前記ターゲット重畳リソースを前記利用可能なリソースとして確定することを含む。
【0029】
第2態様及びその上記実施形態と組み合わせ、第2態様の別の実施形態では、前記少なくとも一つの重畳リソースのうちの各重畳リソースは、少なくとも一つの時間領域シンボルを含み、前記予め設定された条件が、前記ターゲット重畳リソースに含まれる少なくとも一つの時間領域シンボルの数が予め設定された値以上である場合、前記ターゲット重畳リソースを前記利用可能なリソースとして確定することを含む。
【0030】
第2態様及びその上記実施形態と組み合わせ、第2態様の別の実施形態では、前記予め設定された値は、前記少なくとも一つの第1リソースのうちの一つの第1リソースに含まれる時間領域シンボルの数に等しい。
【0031】
第2態様及びその上記実施形態と組み合わせ、第2態様の別の実施形態では、前記方法は、さらに前記端末装置へ配置情報を送信し、前記配置情報が前記予め設定された値を示すことに用いられることを含む。
【0032】
第2態様及びその上記実施形態と組み合わせ、第2態様の別の実施形態では、前記少なくとも一つの重畳リソースが基準信号に占有されたリソースを含み、前記予め設定された条件が、前記ターゲット重畳リソースが基準信号に占有されたリソースを含み、前記基準信号がターゲットアンテナポートに対応する基準信号の一部又は全部である場合、前記ターゲット重畳リソースを前記利用可能なリソースとして確定し、前記ターゲットアンテナポートが、前記グラントフリーデータ及び/又は半持続的スケジューリングデータを伝送するための少なくとも一つのアンテナポートのうちのアンテナポートであることを含む。
【0033】
第2態様及びその上記実施形態と組み合わせ、第2態様の別の実施形態では、前記少なくとも一つの第1リソースは、第1サブリソースと第2サブリソースを含み、前記第1サブリソースと前記第2サブリソースが時間領域又は周波数領域で隣接し、前記第1サブリソースが第1基準信号に占有されたリソースを含み、前記第2サブリソースが第2基準信号に占有されたリソースを含み、前記予め設定された条件が、第1ターゲット重畳リソースが前記第1基準信号に占有されたリソースの一部を含まなく又は含み、第2ターゲット重畳リソースが前記第2基準信号に占有されたリソースの全部又は一部を含む場合、前記第1ターゲット重畳リソースと前記第2ターゲット重畳リソースを前記利用可能なリソースとして確定することを含み、ここで、前記ターゲット重畳リソースが前記第1ターゲット重畳リソースと前記第2ターゲット重畳リソースを含み、前記第1ターゲット重畳リソースが、前記第1サブリソースと前記少なくとも一つの第2リソースとの重畳リソースであり、前記第2ターゲット重畳リソースが、前記第2サブリソースと前記少なくとも一つの第2リソースとの重畳リソースである。
【0034】
第2態様及びその上記実施形態と組み合わせ、第2態様の別の実施形態では、前記第1基準信号と前記第2基準信号はチャネルを共同で推定することに用いられる。
【0035】
したがって、本出願の実施例の伝送リソース確定方法では、ネットワーク装置は、端末装置にリソースを割り当て、これによって、ネットワーク装置と端末装置が、ターゲット時間ユニット内の、グラントフリーデータ及び/又は半持続的スケジューリングデータを伝送するための少なくとも一つの第1リソースにおいて、利用可能なリソースを確定し、該利用可能なリソースを使用して該グラントフリーデータ及び/又は半持続的スケジューリングデータを伝送し、これにより、特に時間領域と周波数領域リソースの割り当て状況を動的に示す場合、半静的に配置されたグラントフリーの伝送リソースが実際の伝送リソースの状況により良く適応することができ、さらにリソース配置の衝突を回避することができる。
【0036】
第3態様による端末装置は上記第1態様又は第1態様のいずれかの可能な実施形態における方法を実行することに用いられる。具体的には、該端末装置は、上記第1態様又は第1態様のいずれかの可能な実施形態における方法を実行するためのユニットを備える。
【0037】
第4態様によるネットワーク装置は上記第2態様又は第2態様のいずれかの可能な実施形態における方法を実行することに用いられる。具体的には、該ネットワーク装置は、上記第2態様又は第2態様のいずれかの可能な実施形態における方法を実行するためのユニットを備える。
【0038】
第5態様による端末装置は、記憶ユニットとプロセッサを備え、該記憶ユニットが命令を記憶するように構成され、該プロセッサが該メモリに記憶された命令を実行するように構成され、該プロセッサが該メモリに記憶された命令を実行する場合、該実行により該プロセッサが第1態様又は第1態様のいずれかの可能な実施形態における方法を実行する。
【0039】
第6態様によるネットワーク装置は、記憶ユニットとプロセッサを備え、該記憶ユニットが命令を記憶するように構成され、該プロセッサが該メモリに記憶された命令を実行するように構成され、該プロセッサが該メモリに記憶された命令を実行する場合、該実行により該プロセッサが第2態様又は第2態様のいずれかの可能な実施形態における方法を実行する。
【0040】
第7態様によるコンピュータ可読媒体は、コンピュータプログラムを記憶するように構成され、該コンピュータプログラムが第1態様又は第1態様のいずれかの可能な実施形態における方法を実行するための命令を含む。
【0041】
第8態様によるコンピュータ可読媒体は、コンピュータプログラムを記憶するように構成され、該コンピュータプログラムが第2態様又は第2態様のいずれかの可能な実施形態における方法を実行するための命令を含む。
【0042】
第9態様による命令を含むコンピュータプログラム製品は、コンピュータが前記コンピュータプログラム製品の前記命令を実行する場合、前記コンピュータが上記の第1態様又は第1態様の任意の可能な実施形態における伝送リソース確定方法を実行する。具体的には、該コンピュータプログラム製品は上記第3態様の端末装置で実行されてもよい。
【0043】
第10態様による命令を含むコンピュータプログラム製品は、コンピュータが前記コンピュータプログラム製品の前記命令を実行する場合、前記コンピュータが上記の第2態様又は第2態様の任意の可能な実施形態における伝送リソース確定方法を実行する。具体的には、該コンピュータプログラム製品は上記第4態様のネットワーク装置で実行されてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【
図1】本出願の実施例による伝送リソース確定方法を示す概略フローチャートである。
【
図2】本出願の実施例による第1リソース、第2リソース及び利用可能なリソースを示す図である。
【
図3】本出願の別の実施例による第1リソース、第2リソース及び利用可能なリソースを示す図である。
【
図4】本出願のさらなる別の実施例による第1リソース、第2リソース及び利用可能なリソースを示す図である。
【
図5】本出願のさらなる別の実施例による第1リソース、第2リソース及び利用可能なリソースを示す図である。
【
図6】本出願の実施例による伝送リソース確定方法を示す別の概略フローチャートである。
【
図7】本出願の実施例による端末装置の概略ブロック図である。
【
図8】本出願の実施例によるネットワーク装置の概略ブロック図である。
【
図9】本出願の実施例による端末装置の別の概略ブロック図である。
【
図10】本出願の実施例によるネットワーク装置の別の概略ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0045】
以下に図面と組み合わせながら本出願の実施例における技術的解決策を説明する。
【0046】
本出願の実施例の技術的解決策は様々な通信システム、例えばグローバルモバイル通信(GSMC:global system of mobile communication)システム、符号分割多元アクセス(CDMA:code division multiple access)システム、帯域符号分割多元接続(WCDMA:wideband code division multiple access)システム、汎用パケット無線サービス(GPRS:general packet radio service)、長期進化型(LTE:long term evolution)システム、LTE周波数分割複信(FDD:frequency division duplex)システム、LTE時分割複信(TDD:Time Division Duplex)、汎用移動通信システム(UMTS:universal mobile telecommunication system)、グローバル相互接続マイクロ波アクセス(WiMAX:worldwide interoperability for microwave access)通信システム、将来の第5世代(5G:5th generation)システム又は新しい無線(NR:new radio)などに応用されてもよい。
【0047】
本出願の実施例における端末装置はユーザ装置、アクセス端末、加入者ユニット、加入者局、移動局、移動ステーション、遠隔局、遠隔端末、移動装置、ユーザ端末、端末、無線通信装置、ユーザエージェント又はユーザ装置を指すことができる。端末装置はセルラー電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(SIP:session initiation protocol)電話、無線ローカルループ(WLL:wireless local loop)サイト、パーソナルデジタル処理(PDA:personal digital assistant)、無線通信機能を備えたハンドヘルドデバイス、コンピューティングデバイス又は無線モデムに接続された他の処理装置、車載デバイス、ウェアラブルデバイス、将来の5Gネットワークにおける端末装置又は将来の進化した公衆陸上モバイルネットワーク(PLMN:public land mobile network)における端末装置などであってもよく、本出願の実施例はこれに限定されない。
【0048】
本出願の実施例におけるネットワーク装置は端末装置と通信するための装置であってもよく、該ネットワーク装置はGSMCシステム又はCDMAにおける基地局(BTS:base transceiver station)であってもよく、WCDMAシステムにおける基地局(NB:NodeB)であってもよく、LTEシステムにおける進化型基地局(eNB又はeNodeB:evolutional NodeB)であってもよく、クラウド無線アクセスネットワーク(CRAN:cloud radio access network)シーンにおける無線コントローラであってもよく、又は該ネットワーク装置は中継局、アクセスポイント、車載デバイス、ウェアラブルデバイス及び将来の5Gネットワークにおけるネットワーク装置又は将来の進化したPLMNネットワークにおけるネットワーク装置などであってもよく、本出願の実施例では限定されない。
【0049】
図1は本出願の実施例による伝送リソース確定方法100の概略フローチャートである。該方法100は端末装置によって実行されてもよい。
図1に示すように、該方法100は、ターゲット時間ユニットにおける少なくとも一つの第1リソースを確定し、該少なくとも一つの第1リソースが、グラントフリーデータ及び/又は半持続的スケジューリングデータを搬送することに用いられるS110と、ネットワーク装置から送信されたリソース情報を受信し、該リソース情報が該ターゲット時間ユニットにおけるリソース割り当て状況を示すことに用いられるS120と、該リソース情報に基づき、該少なくとも一つの第1リソースにおいて利用可能なリソースを確定するS130と、該利用可能なリソースを使用して該ネットワーク装置に該グラントフリーデータ及び/又は半持続的スケジューリングデータを伝送するS140とを含む。
【0050】
S110において、端末装置がターゲット時間ユニットにおける少なくとも一つの第1リソースを確定することは、具体的に端末装置がネットワーク装置から送信された配置シグナリングを受信し、該配置シグナリングが該少なくとも一つの第1リソースを示すことに用いられることを含むことができる。具体的には、該少なくとも一つの第1リソースは、グラントフリー(Grant free)データ及び/又は半持続的スケジューリングデータを搬送することに用いられてもよい。
【0051】
現在、グラントフリー(Grant free)リソースの配置方式が主に2つであり、そのうちの一つの配置方式では、無線リソース制御(RRC:Radio Resource Control)シグナリングを用いて該グラントフリー(Grant free)リソースを(半静的に)配置し、ここで、該RRCシグナリングが時間周波数リソース、基準シンボル情報、変調符号化方式及び電力制御パラメータを含むことができる。もう一つの配置方式では、RRCシグナリングと物理層シグナリングの組み合わせにより配置し、RRCシグナリング配置が時間領域リソース周期と電力制御パラメータを含み、物理層シグナリング配置が周波数領域リソース、参照シンボル情報、変調及び符号化方式を含む。選択可能に、該少なくとも一つの第1リソースは上記の2つの方式のいずれかの一つで配置されてもよく、本出願の実施例はこれに限定されない。
【0052】
本出願の実施例では、該少なくとも一つの第1リソースは周期的リソースであってもよし、非周期的リソースであってもよい。具体的には、端末装置はターゲット時間ユニット内の少なくとも一つの第1リソースを確定し、該少なくとも一つの第1リソースのそれぞれが少なくとも一つの時間領域シンボルを含むことができ、該少なくとも一つの第1リソースのそれぞれに含まれる時間領域シンボルの数が同じであってもよく、又は異なってもよい。
【0053】
例えば、
図2に示すように、該少なくとも一つの第1リソースが周期的リソースであることを例とし、該少なくとも一つの第1リソースの周期が4つの時間領域シンボルである。具体的には、
図2に示されるように、該少なくとも一つの第1リソースに含まれる7つの第1リソースがそれぞれ1~7であり、各第1リソースがいずれも2つの時間領域シンボルを含み、且ついずれか2つの隣接する第1リソースの間に2つの時間領域シンボルの間隔が取られている。ここで、1~4がスロット1に対応し、5~7がスロット2に対応し、ここでターゲット時間ユニットがスロット1であることを例とすると、該少なくとも一つの第1リソースは該ターゲット時間ユニットにおいて4つの第1リソース、即ち
図2における第1リソース1~4を含む。選択可能に、該
図2において、該時間領域シンボルは直交周波数分割多重(OFDM:orthogonal frequency division multiplexing)シンボルであってもよい。
【0054】
選択可能に、該少なくとも一つの第1リソースはアップリンクリソース又はダウンリンクリソースであってもよく、即ち該第1リソースはアップリンクデータ又はダウンリンクデータを伝送することに用いられてもよく、本出願の実施例はこれに限定されない。
【0055】
S120で、端末装置はネットワーク装置から送信されたリソース情報を受信し、該リソース情報が該ターゲット時間ユニット内のリソース割り当て状況を示すことに用いられる。選択可能に、該リソース情報は少なくとも一つのBWPを示すことに用いられてもよく、及び/又は、該リソース情報はターゲット時間ユニットのスロットフォーマットを示すことに用いられる。
【0056】
具体的には、該端末装置はネットワーク装置から送信された配置シグナリングを受信することができ、該配置シグナリングが該リソース情報を搬送することに用いられる。例えば、該配置シグナリングはRRCシグナリングであってもよいが、本出願の実施例はこれに限定されない。
【0057】
選択可能に、該リソース情報は少なくとも一つのBWPを示すことに用いられてもよい。ネットワーク装置は端末装置に一つ又は複数のBWPを配置することができ、一般的に、端末装置は一つのBWPのみを毎度アクティブ化し、該リソース情報は該アクティブされたBWPを示すことに用いられてもよく、選択可能に、該リソース情報は他のBWPを示すことにも用いられるが、本出願の実施例はこれに限定されない。具体的には、該リソース情報に示されたいずれかのBWPは基礎パラメータセット(Numerology)、中心周波数及び帯域幅の3つのパラメータを含むことができ、ここでNumerologyが搬送波間隔(SCS:subcarrier spacing)を表すことができる基基礎パラメーターセットを表し、帯域幅が最大システム帯域幅以下である。
【0058】
選択可能に、該リソース情報はターゲット時間ユニットのスロットフォーマットを示すことにも用いられてもよく、ここで、該スロットフォーマットが該ターゲット時間ユニットに含まれる時間領域シンボルの位置及び数を含むことができる。
【0059】
本出願の実施例では、端末装置は該リソース情報に基づき、該端末装置のリソース割り当て状況を確定することができ、該リソース割り当て状況が該端末装置のBWP及びスロットフォーマットを含み、該端末装置が該少なくとも一つの第2リソースを使用してネットワーク装置にデータを伝送することができるように、さらにネットワーク装置によって該端末装置に割り当てられたターゲット時間ユニット内の少なくとも一つの第2リソースを確定し、該少なくとも一つの第2リソースがアップリンクリソース又はダウンリンクリソースであってもよい。
【0060】
S130において、端末装置は該リソース情報に基づき、該少なくとも一つの第1リソースにおいて利用可能なリソースを確定する。具体的には、端末装置はリソース情報に対応する、ターゲット時間ユニット内の少なくとも一つの第2リソースを確定し、さらに該少なくとも一つの第2リソースのターゲット特徴及び少なくとも一つの第1リソースのターゲット特徴を確定し、該少なくとも一つの第1リソースと少なくとも一つの第2リソースのターゲット特徴が同じである場合、該少なくとも一つの第1リソースと少なくとも一つの第2リソースとの少なくとも一つの重畳リソースを確定し、該少なくとも一つの重畳リソースにおいて利用可能なリソースを確定することができる。選択可能に、端末装置は予め設定された条件に応じて、該少なくとも一つの重畳リソースにおけるターゲット重畳リソースが利用可能なリソースであるか否かを確定することができ、ここで、該ターゲット重畳リソースが該少なくとも一つの重畳リソースのいずれかのリソースであってもよい。
【0061】
理解すべきものとして、該ターゲット特徴は、伝送方向、サブ搬送波間隔及びサイクリックプレフィックス長の少なくとも1つを含むことができる。ここで、伝送方向は、アップリンク伝送又はダウンリンク伝送に用いられる該少なくとも一つの第1リソースと少なくとも一つの第2リソースである。
【0062】
選択可能に、一つの実施例として、ターゲット時間ユニットでは、少なくとも一つの重畳リソースのうちの各重畳リソースは少なくとも一つの時間領域シンボルを含むことができ、それに対応して、端末装置が該少なくとも一つの重畳リソースにおけるターゲット重畳リソースが利用可能なリソースであるか否かを確定するための予め設定された条件が、該ターゲット重畳リソースに含まれる時間領域シンボルの数が予め設定された値以上である場合、該ターゲット重畳リソースを利用可能なリソースとして確定することができることを含むことができる。
【0063】
理解すべきものとして、上記の予め設定された条件における該予め設定された値は実際の状況に応じて設定されてもよい。選択可能に、該予め設定された値は、ネットワーク装置によって予め配置されてもよく、具体的には、端末装置はネットワーク装置から送信された配置情報を受信し、該配置情報が該予め設定された値を示すことに用いられ、端末装置は該配置情報に基づき、該予め設定された値を確定する。
【0064】
選択可能に、該予め設定された値はさらに端末装置が少なくとも一つの第1リソースのうちの一つの第1リソースに含まれる時間領域シンボルの数に基づいて確定したものであってもよい。具体的には、該少なくとも一つの第1リソースに含まれる時間領域シンボルの数が同じであってもよく、該予め設定された値が該少なくとも一つの第1リソースのそれぞれに含まれる時間領域シンボルの数に等しくてもよい。該少なくとも一つの第1リソースに含まれる時間領域シンボルが異なってもよく、該予め設定された値がその中の最大値又は最小値に等しくてもよく、該最大値が該少なくとも一つの第1リソースにおける最も多い時間領域シンボルが含まれる第1リソースに含まれる時間領域シンボルの数を指し、最小値が該少なくとも一つの第1リソースにおける最も少ない時間領域シンボルが含まれる第1リソースに含まれる時間領域シンボルの数を指し、又は、該予め設定された値がさらに該ターゲット重畳リソースに対応する第1リソースに含まれる時間領域シンボルの数に等しくてもよい。
【0065】
例えば、
図2に示すように、ターゲット時間ユニットはスロット1とスロット2を含み、且つ各スロットに14つの時間領域シンボルが含まれると仮定し、ここでOFDMシンボルを例とし、また、
図2に、該ターゲット時間ユニット内の少なくとも一つの第1リソースに含まれる、番号が1~7である7つの第1リソースが示され、該ターゲット時間ユニットに番号が1、2である2つの第2リソースが含まれ、ここで、該7つの第1リソースと2つの第2リソースがいずれもアップリンク伝送に用いられ、即ちいずれもアップリンクリソースであり、予め設定された条件としては、該7つの第1リソースと2つの第2リソースの複数の重畳リソースにおけるターゲット重畳リソースに含まれる時間領域シンボルが予め設定された値以上である場合、ターゲット重畳リソースを利用可能なリソースとして確定する。選択可能に、ここで該7つの第1リソースのそれぞれが同じ数の時間領域シンボルを含み、例えば、各第1リソースが2つのOFDMシンボルを含むと仮定する場合、予め設定された条件における予め設定された値が、該各第1リソースに含まれる時間領域シンボルの数に等しくてもよく、即ち予め設定された値が2つのOFDMシンボルに等しい。第1リソース3を例とすると、該第1リソース3と2つの第2リソースとの重畳部分が、ターゲット重畳リソースであり、該ターゲット重畳リソースに含まれる時間領域シンボルの数が2つのOFDMシンボルに等しく、したがって、該ターゲット重畳リソースを利用可能なリソースとして確定することができる。また、第1リソース5を例とすると、該第1リソース5と2つの第2リソースの重畳部分がターゲット重畳リソースであり、該ターゲット重畳リソースに含まれる時間領域シンボルの数が2つのOFDMシンボルより小さく、したがって、該ターゲット重畳リソースが利用可能なリソースに属しない。これによって類推し、該7つの第1リソースと2つの第2リソースの重畳リソースでは第1リソース2、3、4、6及び7に対応するリソースが利用可能なリソースとして確定される。
【0066】
また、例えば、依然として
図2を例とし、ここでの7つの第1リソースに含まれる時間領域シンボルが異なると仮定する場合、該予め設定された値は、さらに該少なくとも一つの第1リソースに含まれる時間領域シンボルの数の最大値又は最小値に設定されてもよく、又は、該予め設定された値は、さらにターゲット重畳リソースに対応する第1リソースのサイズに設定されてもよい。第1リソース5を例とすると、該第1リソース5と2つの第2リソースの重畳部分がターゲット重畳リソースであり、該ターゲット重畳リソースが該第1リソース5の一部だけであり、即ち該ターゲット重畳リソースに含まれる時間領域シンボルの数が該第1リソース5に含まれる時間領域シンボルの数より小さいため、該第1リソース5の一部に対応するターゲット重畳リソースが利用可能なリソースに属しない。
【0067】
選択可能に、一つの実施例として、ターゲット時間ユニットでは、少なくとも一つの第1リソースは基準信号に占有されたリソースを含み、それに対応して、少なくとも一つの重畳リソースも基準信号に占有されたリソースを含むことができ、それに対応して、端末装置が該少なくとも一つの重畳リソースにおけるターゲット重畳リソースが利用可能なリソースであるか否かを確定するための予め設定された条件が、該少なくとも一つの重畳リソースにおけるターゲット重畳リソースが基準信号に占有されたリソースを含み、該基準信号がターゲットアンテナポートに対応する基準信号の一部又は全部である場合、該ターゲット重畳リソースを利用可能なリソースとして確定し、該ターゲットアンテナポートが該グラントフリーデータ及び/又は半持続的スケジューリングデータを伝送するための少なくとも一つのアンテナポートのうちのアンテナポートであることを含むことができる。
【0068】
理解すべきものとして、該ターゲット重畳リソースが基準信号占有されたリソースを含み、該基準信号がターゲットアンテナポートに対応する基準信号の一部である場合、該部分の信号が同様にチャネル推定を完了することができる。
【0069】
例えば、
図3に示すように、ターゲット時間ユニットはスロット1とスロット2を含み、且つ各スロットに14つの時間領域シンボルが含まれると仮定し、ここでOFDMシンボルを例とし、また、
図3に、該ターゲット時間ユニット内の少なくとも一つの第1リソースに含まれる番号が1~7である7つの第1リソースが示され、該ターゲット時間ユニットに番号が1、2である2つの第2リソースが含まれ、ここで、該7つの第1リソースと2つの第2リソースがいずれもアップリンク伝送に用いられ、即ちいずれもアップリンクリソースであり、該7つの第1リソースのそれぞれに基準信号に占有されたリソース、即ち各第1リソースにおけるブラックボックスによって示される部分が含まれる。ここで予め設定された条件が、該7つの第1リソースと2つの第2リソースの複数の重畳リソースにおけるターゲット重畳リソースが基準信号を含み、しかも該基準信号がターゲットアンテナポートに対応する基準信号の全部である場合、該ターゲット重畳信号を利用可能なリソースとして確定するように設定される。
【0070】
選択可能に、
図3における第1リソース2を例とすると、該第1リソース2と2つの第2リソースの重畳部分が該第1リソース2の全部を含み、即ち該ターゲット重畳リソースが第1リソース2の全部であり、該第1リソース2における基準信号に占有されたリソースの全てを含み、したがって、予め設定されたルールに従って、該第1リソース2に対応するターゲット重畳リソースを利用可能なリソースとして確定することができる。
【0071】
選択可能に、
図3における第1リソース4を例とすると、該第1リソース4と2つの第2リソースの重畳部分が該第1リソース4の左半分のみを含み、即ち該ターゲット重畳リソースが第1リソース4の左半分であるが、その中に該第1リソース4における基準信号に占有されたリソースの全部を含み、したがって、予め設定されたルールに従って、該第1リソース4に対応するターゲット重畳リソースを利用可能なリソースとして確定することができ、即ち該利用可能なリソースは第1リソース4の左半分だけである。
【0072】
選択可能に、
図3における第1リソース5を例とすると、該第1リソース5と2つの第2リソースの重畳部分が該第1リソース5の左右分のみを含み、即ち該ターゲット重畳リソースが第1リソース5の右半分であるが、その中に該第1リソース5における基準信号に占有されたリソースの全部が含まれなく、したがって、予め設定されたルールに従って、該第1リソース5に対応するターゲット重畳リソースは利用可能なリソースに属しないと確定されてもよく、即ち該利用可能なリソースは該第1リソース5を含めない。
【0073】
したがって、
図3に示すように、上記の予め設定されたルールに従って、確定できる利用可能なリソースは
図3に示されるものであってもよく、利用可能なリソースのそれぞれに基準信号に占有されたリソースが含まれ、且つ該基準信号がいずれも対応するアンテナポートの基準信号の全部である。
【0074】
また、例えば、
図4に示すように、ターゲット時間ユニットはスロット1を含み、該スロット1が14つの時間領域シンボルを含み、ここでOFDMシンボルを例とし、また、ここで該端末装置は一つのBWPのみをアクティブ化すると仮定し、即ち
図4に示すように、ターゲット時間ユニットと該BWPに基づいて番号1の1つの第2リソースを確定することができ、
図4に該ターゲット時間ユニット内の少なくとも一つの第1リソースに含まれる番号1~4の4つの第1リソースが示され、該4つの第1リソースと1つの第2リソースがいずれもアップリンク伝送に用いられ、即ちいずれもアップリンクリソースであり、該4つの第1リソースのそれぞれに基準信号に占有されたリソース、即ち各第1リソースにおけるラックボックスによって示される部分が含まれる。ここで予め設定された条件が、該4つの第1リソースと1つの第2リソースの複数の重畳リソースにおけるターゲット重畳リソースが基準信号を含み、しかも該基準信号がターゲットアンテナポートに対応する基準信号の全部又は部分である場合、該ターゲット重畳信号を利用可能なリソースとして確定するように設定される。
【0075】
選択可能に、
図4における第1リソース1を例とすると、該第1リソース1と第2リソースの間に重畳リソースがないため、該第1リソース1に利用可能なリソースがない。
【0076】
選択可能に、
図4における第1リソース3を例とすると、該第1リソース3と2つの第2リソースの重畳リソースが該第1リソース3の下半分であり、即ち該第1リソース3に対応するターゲット重畳リソースが該第1リソース3の下半分であり、該ターゲット重畳リソースに基準信号に占有されたリソースが含まれ、且つ該基準信号が対応する第1リソース3にける一部の基準信号であり、予め設定されたルールに従って、該第1リソース3に対応するターゲット重畳リソースを利用可能なリソースとして確定することができる。
【0077】
これによって類推し、該
図4における4つの第1リソースでは、第1リソース2、3及び4の下半分がいずれも利用可能なリソースとして確定されてもよい。理解すべきものとして、該利用可能なリソースに一部の基準信号に占有されたリソースのみが含まれ、該部分の基準信号が同様にチャネル推定を独立して完了することができる。
【0078】
選択可能に、一つの実施例として、少なくとも一つの第1リソースが第1サブリソースと第2サブリソースを含み、該第1サブリソースと該第2サブリソースが時間領域又は周波数領域で隣接し、該第1サブリソースが第1基準信号に占有されたリソースを含み、該第2サブリソースが第2基準信号に占有されたリソースを含み、該予め設定された条件が、第1ターゲット重畳リソースが該第1基準信号に占有されたリソースの一部を含まなく又は含み、第2ターゲット重畳リソースが該第2基準信号に占有されたリソースの全部又は一部を含む場合、該第1ターゲット重畳リソースと該第2ターゲット重畳リソースのそれぞれを利用可能なリソースとして確定することを含むことができ、ここで、該第1ターゲット重畳リソースが該第1サブリソースと該少なくとも一つの第2リソースとの重畳リソースであり、該第2ターゲット重畳リソースが該第2サブリソースと該少なくとも一つの第2リソースとの重畳リソースである。
【0079】
理解すべきものとして、第1ターゲット重畳リソースが該第1基準信号に占有されたリソースを完全に含めなく、第2ターゲット重畳リソースが該第2基準信号に占有されたリソースの全部又は一部を含む場合、それに対応して、該第2基準信号を使用して該第1ターゲット重畳リソースに対応するチャネル及び/又は該第2ターゲット重畳リソースに対応するチャネルを推定する。
【0080】
理解すべきものとして、第1ターゲット重畳リソースが該第1基準信号に占有されたリソースの一部を含み、第2ターゲット重畳リソースが該第2基準信号に占有されたリソースの一部を含む場合、該第1基準信号と該第2基準信号を使用して該第1ターゲット重畳リソースに対応するチャネル及び/又は該第2ターゲット重畳リソースに対応するチャネルを共同で推定する。
【0081】
例えば、
図5に示すように、ターゲット時間ユニットはスロット1を含み、該スロット1に14つの時間領域シンボルが含まれると仮定し、ここでOFDMシンボルを例とし、また、
図4に該ターゲット時間ユニット内の少なくとも一つの第1リソースに含まれる番号1~7の7つの第1リソースが示され、該7つの第1リソース同士が時間領域で連続し、該ターゲット時間ユニットはさらに一つの第2リソースを含み、ここで、該7つの第1リソースと1つの第2リソースのそれぞれがアップリンク伝送に用いられ、即ちいずれもアップリンクリソースであり、該7つの第1リソースのそれぞれに基準信号に占有されたリソース、即ち各第1リソースにおけるブラックボックスによって示される部分が含まれる。
【0082】
具体的には、
図5に示すように、該7つの第1リソースにおける第1リソース2と第2リソースの重畳リソースが基準信号に占有されたリソースを含めなく、即ち該第1リソース2が第1サブリソースであってもよく、該第1リソース2と第2リソースの重畳リソースは第1ターゲット重畳リソースであり、該第1ターゲット重畳リソースに基準信号に占有されたリソースが含まれない。該7つの第1リソースにおける第1リソース2と隣接する第1リソース3と第2リソースの重畳リソースに基準信号に占有されたリソースが含まれ、対応する基準信号に占有されたリソースの全部を含み、即ち該第1リソース3は第2サブリソースであってもよく、該第1リソース3と該第2リソースの重畳リソースは該第2ターゲット重畳リソースであり、該第2ターゲット重畳リソースは第1リソース3における基準信号に占有されたリソースの全部を含む。したがって、上記の予め設定された条件に応じて、該第1ターゲット重畳リソースと第2ターゲット重畳リソースはいずれも利用可能なリソースとして確定されてもよい。ここで、第1ターゲット重畳リソースと第2ターゲット重畳リソースが時間領域で隣接するため、第2ターゲット重畳リソースに搬送された基準信号によって第1ターゲット重畳リソースに搬送された信号及び第2ターゲット重畳リソースに搬送された信号に対してチャネル推定を行うことができる。
【0083】
本出願の実施例では、端末装置は上記方式で、第1リソースにおいて利用可能なリソースを確定し、さらにS140で、該利用可能なリソースを使用して該ネットワーク装置に該グラントフリーデータ及び/又は半持続的スケジューリングデータを伝送する。
【0084】
具体的には、利用可能なリソースがアップリンクリソースである場合、該端末装置は上記方式で、利用可能なリソースを確定し、該利用可能なリソースによってネットワーク装置へ該グラントフリーデータ及び/又は半持続的スケジューリングデータを送信し、同様に、ネットワーク装置は、該利用可能なリソースによって該端末装置から送信された該グラントフリーデータ及び/又は半持続的スケジューリングデータを受信するように、該利用可能なリソースを確定することができる。利用可能なリソースがダウンリンクリソースである場合、該端末装置は上記方式で、利用可能なリソースを確定し、該利用可能なリソースによってネットワーク装置から送信された該グラントフリーデータ及び/又は半持続的スケジューリングデータを受信し、同様に、ネットワーク装置は、該利用可能なリソースによって該端末装置へ該グラントフリーデータ及び/又は半持続的スケジューリングデータを送信するように、該利用可能なリソースを確定することができる。
【0085】
したがって、本出願の実施例の伝送リソース確定方法では、端末装置は、ネットワーク装置によって配置されたリソースにより、ターゲット時間ユニット内の、グラントフリーデータ及び/又は半持続的スケジューリングデータを伝送するための少なくとも一つの第1リソースにおいて、利用可能なリソースを確定し、該利用可能なリソースを使用して該グラントフリーデータ及び/又は半持続的スケジューリングデータを伝送し、これにより、特に時間領域と周波数領域リソースの割り当ての状況を動的に示す場合、半静的に配置されたグラントフリーの伝送リソースが実際の伝送リソースの状況により良く適応することができ、さらにリソース配置の衝突を回避することができる。
【0086】
以上に
図1-
図5と組み合わせ、端末装置の観点から本出願の実施例による伝送リソース確定方法を詳細に説明し、以下に
図6と組み合わせ、ネットワーク装置の観点から本出願の実施例による伝送リソース確定方法を説明する。
【0087】
図6は本出願の実施例による伝送リソース確定方法200の概略フローチャートであり、該方法200はネットワーク装置によって実行されてもよい。
図6に示すように、該方法200は、ターゲット時間ユニットにおける少なくとも一つの第1リソースを確定し、該少なくとも一つの第1リソースが、グラントフリーデータ及び/又は半持続的スケジューリングデータを搬送することに用いられるS210と、ターゲット時間ユニット内の端末装置のリソース割り当て状況を確定するS220と、該リソース割り当て状況に基づいて、該少なくとも一つの第1リソースにおいて利用可能なリソースを確定するS230と、該利用可能なリソースを使用して該端末装置に該グラントフリーデータ及び/又は半持続的スケジューリングデータを伝送するS240とを含む。
【0088】
したがって、本出願の実施例の伝送リソース確定方法では、ネットワーク装置は、端末装置にリソースを割り当て、これによって、ネットワーク装置と端末装置が、ターゲット時間ユニット内の、グラントフリーデータ及び/又は半持続的スケジューリングデータを伝送するための少なくとも一つの第1リソースにおいて、利用可能なリソースを確定し、該利用可能なリソースを使用して該グラントフリーデータ及び/又は半持続的スケジューリングデータを伝送し、これにより、特に時間領域と周波数領域リソースの割り当て状況を動的に示す場合、半静的に配置されたグラントフリーの伝送リソースが実際の伝送リソースの状況により良く適応することができ、さらにリソース配置の衝突を回避することができる。
【0089】
選択可能に、ターゲット時間ユニットにおける少なくとも一つの第1リソースを確定した後、該方法はさらに該端末装置へ配置シグナリングを送信し、該配置シグナリングが該少なくとも一つの第1リソースを示すことに用いられることを含む。
【0090】
選択可能に、該ターゲット時間ユニット内の端末装置に配置されたリソースを確定した後、該方法はさらに該端末装置へリソース情報を送信し、該リソース情報が該リソース割り当て状況を示すことを含む。
【0091】
選択可能に、該リソース情報は少なくとも一つの帯域幅部分及び/又は該ターゲット時間ユニットのスロットフォーマットを示すことに用いられる。
【0092】
選択可能に、該リソース割り当て状況に基づいて、該少なくとも一つの第1リソースにおいて利用可能なリソースを確定することは、該リソース割り当て状況に基づいて、該ターゲット時間ユニットにおいて少なくとも一つの第2リソースを確定し、該少なくとも一つの第2リソースのターゲット特徴が該少なくとも一つの第1リソースのターゲット特徴と同じであることと、該少なくとも一つの第1リソースと該少なくとも一つの第2リソースとの重畳するリソースにおいて、該利用可能なリソースを確定することとを含む。
【0093】
選択可能に、該ターゲット特徴は、伝送方向、サブ搬送波間隔及びサイクリックプレフィックス長の少なくとも1つを含む。
【0094】
選択可能に、該少なくとも一つの第1リソースと該少なくとも一つの第2リソースとの重畳するリソースにおいて、該利用可能なリソースを確定することは、該少なくとも一つの第1リソースと該少なくとも一つの第2リソースとの少なくとも一つの重畳リソースにおけるターゲット重畳リソースが予め設定された条件を満たす場合、該ターゲット重畳リソースを該利用可能なリソースとして確定することを含む。
【0095】
選択可能に、該少なくとも一つの重畳リソースのうちの各重畳リソースは、少なくとも一つの時間領域シンボルを含み、該予め設定された条件が、該ターゲット重畳リソースに含まれる少なくとも一つの時間領域シンボルの数が予め設定された値以上である場合、該ターゲット重畳リソースを該利用可能なリソースとして確定することを含む。
【0096】
選択可能に、該予め設定された値は、該少なくとも一つの第1リソースのうちの一つの第1リソースに含まれる時間領域シンボルの数に等しい。
【0097】
選択可能に、該方法はさらに該端末装置へ配置情報を送信し、該配置情報が該予め設定された値を示すことに用いられることを含む。
【0098】
選択可能に、該少なくとも一つの重畳リソースが基準信号に占有されたリソースを含み、該予め設定された条件が、該ターゲット重畳リソースが基準信号に占有されたリソースを含み、該基準信号がターゲットアンテナポートに対応する基準信号の一部又は全部である場合、該ターゲット重畳リソースを該利用可能なリソースとして確定し、該ターゲットアンテナポートが該グラントフリーデータ及び/又は半持続的スケジューリングデータを伝送するための少なくとも一つのアンテナポートのうちのアンテナポートであることを含む。
【0099】
選択可能に、該少なくとも一つの第1リソースが第1サブリソースと第2サブリソースを含み、該第1サブリソースと該第2サブリソースが時間領域又は周波数領域で隣接し、該第1サブリソースが第1基準信号に占有されたリソースを含み、該第2サブリソースが第2基準信号に占有されたリソースを含み、該予め設定された条件が、第1ターゲット重畳リソースが該第1基準信号に占有されたリソースの一部を含まなく又は含み、第2ターゲット重畳リソースが該第2基準信号に占有されたリソースの全部又は一部を含む場合、該第1ターゲット重畳リソースと該第2ターゲット重畳リソースを該利用可能なリソースとして確定することを含み、ここで、該ターゲット重畳リソースが該第1ターゲット重畳リソースと該第2ターゲット重畳リソースを含み、該第1ターゲット重畳リソースが該第1サブリソースと該少なくとも一つの第2リソースとの重畳リソースであり、該第2ターゲット重畳リソースが該第2サブリソースと該少なくとも一つの第2リソースとの重畳リソースであることを含むことができる。
【0100】
選択可能に、該第1基準信号と該第2基準信号はチャネル推定を共同で行うことに用いられる。
【0101】
理解すべきものとして、該方法200におけるネットワーク装置は、方法100におけるネットワーク装置に対応してもよく、該方法200における端末装置は方法100における端末装置に対応してもよく、ここで説明を省略する。
【0102】
したがって、本出願の実施例の伝送リソース確定方法では、ネットワーク装置は、端末装置にリソースを割り当て、これによって、ネットワーク装置と端末装置が、ターゲット時間ユニット内の、グラントフリーデータ及び/又は半持続的スケジューリングデータを伝送するための少なくとも一つの第1リソースにおいて、利用可能なリソースを確定し、該利用可能なリソースを使用して該グラントフリーデータ及び/又は半持続的スケジューリングデータを伝送し、これにより、特に時間領域と周波数領域リソースの割り当て状況を動的に示す場合、半静的に配置されたグラントフリーの伝送リソースが実際の伝送リソースの状況により良く適応することができ、さらにリソース配置の衝突を回避することができる。
【0103】
また、本出願の様々な実施例では、上記各プロセスの番号の大きさが実行順序を意味せず、各プロセスの実行順序はその機能と内部論理で確定されるべきであり、本出願の実施例の実施プロセスのいかなる限定を構成すべきではないと理解すべきである。
【0104】
また、本明細書では用語「及び/又は」は、関連するオブジェクトの関連関係を記述するためのものだけであり、3種類の関係が存在してもよいことを示し、A及び/又はBは、Aが単独で存在すること、AとBが同時に存在すること、Bが単独で存在することの3つの状況を示すことができる。また、本明細書では文字「/」は、一般的に前後にある関連オブジェクトが「又は」の関係であることを示す。
【0105】
以上に
図1-
図6を組み合わせて本出願の実施例による伝送リソース確定方法を詳細に説明したが、以下に
図7-
図10を組み合わせて本出願の実施例による端末装置とネットワーク装置を説明する。
【0106】
図7に示すように、本出願の実施例による端末装置300は確定ユニット310と送信ユニット320を備える。具体的には、該確定ユニット310は、ターゲット時間ユニットにおける少なくとも一つの第1リソースを確定するように構成され、該少なくとも一つの第1リソースが、グラントフリーデータ及び/又は半持続的スケジューリングデータを搬送することに用いられ、該送受信ユニット320は、ネットワーク装置から送信されたリソース情報を受信するように構成され、該リソース情報が該ターゲット時間ユニットにおけるリソース割り当て状況を示すことに用いられ、該確定ユニット310はさらに該リソース情報に基づき、該少なくとも一つの第1リソースにおいて利用可能なリソースを確定するように構成され、該送受信ユニット320はさらに該利用可能なリソースを使用して該ネットワーク装置に該グラントフリーデータ及び/又は半持続的スケジューリングデータを伝送するように構成される。
【0107】
したがって、本出願の実施例の端末装置では、ネットワーク装置によって配置されたリソースにより、ターゲット時間ユニット内の、グラントフリーデータ及び/又は半持続的スケジューリングデータを伝送するための少なくとも一つの第1リソースにおいて、利用可能なリソースを確定し、該利用可能なリソースを使用して該グラントフリーデータ及び/又は半持続的スケジューリングデータを伝送し、これにより、特に時間領域と周波数領域リソースの割り当て状況を動的に示す場合、半静的に配置されたグラントフリーの伝送リソースが実際の伝送リソースの状況により良く適応することができ、さらにリソース配置の衝突を回避することができる。
【0108】
選択可能に、該送受信ユニット320は具体的に該ネットワーク装置から送信された配置シグナリングを受信するように構成され、該配置シグナリングが該少なくとも一つの第1リソースを示すことに用いられる。
【0109】
選択可能に、該リソース情報は少なくとも一つの帯域幅部分及び/又は該ターゲット時間ユニットのスロットフォーマットを示すことに用いられる。
【0110】
選択可能に、該確定ユニット310は、具体的に該リソース情報に基づき、該ターゲット時間ユニットで少なくとも一つの第2リソースを確定し、該少なくとも一つの第2リソースのターゲット特徴が該少なくとも一つの第1リソースのターゲット特徴と同じであり、該少なくとも一つの第1リソースと該少なくとも一つの第2リソースとの重畳するリソースにおいて、該利用可能なリソースを確定するように構成される。
【0111】
選択可能に、該ターゲット特徴は、伝送方向、サブ搬送波間隔及びサイクリックプレフィックス長の少なくとも1つを含む。
【0112】
選択可能に、該確定ユニット310は、具体的に該少なくとも一つの第1リソースと該少なくとも一つの第2リソースとの少なくとも一つの重畳リソースにおけるターゲット重畳リソースが予め設定された条件を満たす場合、該ターゲット重畳リソースを該利用可能なリソースとして確定するように構成される。
【0113】
選択可能に、該少なくとも一つの重畳リソースのうちの各重畳リソースは、少なくとも一つの時間領域シンボルを含み、該予め設定された条件が、該ターゲット重畳リソースに含まれる少なくとも一つの時間領域シンボルの数が予め設定された値以上である場合、該ターゲット重畳リソースを該利用可能なリソースとして確定することを含む。
【0114】
選択可能に、該予め設定された値は、該少なくとも一つの第1リソースのうちの一つの第1リソースに含まれる時間領域シンボルの数に等しい。
【0115】
選択可能に、該送受信ユニット320は具体的に該ネットワーク装置から送信された配置情報を受信するように構成され、該配置情報が該予め設定された値を示すことに用いられる。
【0116】
選択可能に、該少なくとも一つの重畳リソースが基準信号に占有されたリソースを含み、該予め設定された条件が、該ターゲット重畳リソースが基準信号に占有されたリソースを含み、該基準信号がターゲットアンテナポートに対応する基準信号の一部又は全部である場合、該ターゲット重畳リソースを該利用可能なリソースとして確定し、該ターゲットアンテナポートが該グラントフリーデータ及び/又は半持続的スケジューリングデータを伝送するための少なくとも一つのアンテナポートのうちのアンテナポートであることを含む。
【0117】
選択可能に、該少なくとも一つの第1リソースが第1サブリソースと第2サブリソースを含み、該第1サブリソースと該第2サブリソースが時間領域又は周波数領域で隣接し、該第1サブリソースが第1基準信号に占有されたリソースを含み、該第2サブリソースが第2基準信号に占有されたリソースを含み、該予め設定された条件が、第1ターゲット重畳リソースが該第1基準信号に占有されたリソースの一部を含まなく又は含み、第2ターゲット重畳リソースが該第2基準信号に占有されたリソースの全部又は一部を含む場合、該第1ターゲット重畳リソースと該第2ターゲット重畳リソースを該利用可能なリソースとして確定することを含むことができ、ここで、該ターゲット重畳リソースが該第1ターゲット重畳リソースと該第2ターゲット重畳リソースを含み、該第1ターゲット重畳リソースが該第1サブリソースと該少なくとも一つの第2リソースとの重畳リソースであり、該第2ターゲット重畳リソースが該第2サブリソースと該少なくとも一つの第2リソースとの重畳リソースである。
【0118】
選択可能に、該第1基準信号と該第2基準信号はチャネル推定を共同で行うことに用いられる。
【0119】
理解すべきものとして、本出願の実施例による端末装置300は本出願の実施例における方法100を実行するための端末装置に対応してもよく、且つ端末装置300の各ユニットの上記と他の操作及び/又は機能はそれぞれ
図1~
図6の各方法における端末装置の対応するプロセスを実現するためのものであり、簡潔にするために、ここでは説明を省略する。
【0120】
したがって、本出願の実施例の端末装置では、ネットワーク装置によって配置されたリソースにより、ターゲット時間ユニット内の、グラントフリーデータ及び/又は半持続的スケジューリングデータを伝送するための少なくとも一つの第1リソースにおいて、利用可能なリソースを確定し、該利用可能なリソースを使用して該グラントフリーデータ及び/又は半持続的スケジューリングデータを伝送し、これにより、特に時間領域と周波数領域リソースの割り当てを動的に示す場合、半静的に配置されたグラントフリーの伝送リソースが実際の伝送リソースの状況により良く適応することができ、さらにリソース配置の衝突を回避することができる。
【0121】
図8に示すように、本出願の実施例によるネットワーク装置400は確定ユニット410と送受信ユニット420を備える。具体的には、該確定ユニット410は、ターゲット時間ユニットにおける少なくとも一つの第1リソースを確定するように構成され、該少なくとも一つの第1リソースが、グラントフリーデータ及び/又は半持続的スケジューリングデータを搬送することに用いられ、該確定ユニット410はさらに該ターゲット時間ユニットにおける端末装置のリソース割り当て状況を確定するように構成され、該確定ユニット410はさらに該リソース割り当て状況に基づいて、該少なくとも一つの第1リソースにおいて利用可能なリソースを確定するように構成され、該送受信ユニット420は該利用可能なリソースを使用して該端末装置に該グラントフリーデータ及び/又は半持続的スケジューリングデータを伝送するように構成される。
【0122】
したがって、本出願の実施例のネットワーク装置では、端末装置にリソースを割り当て、これによって、ネットワーク装置と端末装置が、ターゲット時間ユニット内の、グラントフリーデータ及び/又は半持続的スケジューリングデータを伝送するための少なくとも一つの第1リソースにおいて、利用可能なリソースを確定し、該利用可能なリソースを使用して該グラントフリーデータ及び/又は半持続的スケジューリングデータを伝送し、これにより、特に時間領域と周波数領域リソースの割り当て状況を動的に示す場合、半静的に配置されたグラントフリーの伝送リソースが実際の伝送リソースの状況により良く適応することができ、さらにリソース配置の衝突を回避することができる。
【0123】
選択可能に、該送受信ユニット420は、具体的に該確定ユニット410がターゲット時間ユニットにおける少なくとも一つの第1リソースを確定した後、該端末装置へ配置シグナリングを送信するように構成され、該配置シグナリングが該少なくとも一つの第1リソースを示すことに用いられる。
【0124】
選択可能に、該送受信ユニット420は具体的に該確定ユニット410が該ターゲット時間ユニット内の端末装置に配置されたリソースを確定した後、該端末装置へリソース情報を送信するように構成され、該リソース情報が該リソース割り当て状況を示すことに用いられる。
【0125】
選択可能に、該リソース情報は少なくとも一つの帯域幅部分及び/又は該ターゲット時間ユニットのスロットフォーマットを示すことに用いられる。
【0126】
選択可能に、該確定ユニット410は、具体的に該リソース割り当て状況に基づいて、該ターゲット時間ユニットで少なくとも一つの第2リソースを確定し、該少なくとも一つの第2リソースのターゲット特徴が該少なくとも一つの第1リソースのターゲット特徴と同じであり、該少なくとも一つの第1リソースと該少なくとも一つの第2リソースとの重畳するリソースにおいて、該利用可能なリソースを確定するように構成される。
【0127】
選択可能に、該ターゲット特徴は、伝送方向、サブ搬送波間隔及びサイクリックプレフィックス長の少なくとも1つを含む。
【0128】
選択可能に、該確定ユニット410は、具体的に該少なくとも一つの第1リソースと該少なくとも一つの第2リソースとの少なくとも一つの重畳リソースにおけるターゲット重畳リソースが予め設定された条件を満たす場合、該ターゲット重畳リソースを該利用可能なリソースとして確定するように構成される。
【0129】
選択可能に、該少なくとも一つの重畳リソースのうちの各重畳リソースは、少なくとも一つの時間領域シンボルを含み、該予め設定された条件が、該ターゲット重畳リソースに含まれる少なくとも一つの時間領域シンボルの数が予め設定された値以上である場合、該ターゲット重畳リソースを該利用可能なリソースとして確定することを含む。
【0130】
選択可能に、該予め設定された値は、該少なくとも一つの第1リソースのうちの一つの第1リソースに含まれる時間領域シンボルの数に等しい。
【0131】
選択可能に、該ネットワーク装置は該端末装置へ配置情報を送信し、該配置情報が該予め設定された値を示すことに用いられることをさらに含む。
【0132】
選択可能に、該少なくとも一つの重畳リソースが基準信号に占有されたリソースを含み、該予め設定された条件が、該ターゲット重畳リソースが基準信号に占有されたリソースを含み、該基準信号がターゲットアンテナポートに対応する基準信号の一部又は全部である場合、該ターゲット重畳リソースを該利用可能なリソースとして確定し、該ターゲットアンテナポートが該グラントフリーデータ及び/又は半持続的スケジューリングデータを伝送するための少なくとも一つのアンテナポートのうちのアンテナポートであることを含む。
【0133】
選択可能に、該少なくとも一つの第1リソースが第1サブリソースと第2サブリソースを含み、該第1サブリソースと該第2サブリソースが時間領域又は周波数領域で隣接し、該第1サブリソースが第1基準信号に占有されたリソースを含み、該第2サブリソースが第2基準信号に占有されたリソースを含み、該予め設定された条件が、第1ターゲット重畳リソースが該第1基準信号に占有されたリソースの一部を含まなく又は含み、第2ターゲット重畳リソースが該第2基準信号に占有されたリソースの全部又は一部を含む場合、該第1ターゲット重畳リソースと該第2ターゲット重畳リソースを該利用可能なリソースとして確定することを含み、ここで、該ターゲット重畳リソースが該第1ターゲット重畳リソースと該第2ターゲット重畳リソースを含み、該第1ターゲット重畳リソースが該第1サブリソースと該少なくとも一つの第2リソースとの重畳リソースであり、該第2ターゲット重畳リソースが該第2サブリソースと該少なくとも一つの第2リソースとの重畳リソースである。
【0134】
選択可能に、該第1基準信号と該第2基準信号はチャネル推定を共同で行うことに用いられる。
【0135】
理解すべきものとして、本出願の実施例によるネットワーク装置400は本出願の方法の実施例における方法200を実行するためのネットワーク装置に対応してもよく、且つネットワーク装置400の各ユニットの上記と他の操作及び/又は機能はそれぞれ
図1-
図6の各方法におけるネットワーク装置の対応するプロセスを実現するためのものであり、簡潔にするために、ここでは説明を省略する。
【0136】
したがって、本出願の実施例のネットワーク装置では、端末装置にリソースを割り当て、これによって、ネットワーク装置と端末装置が、ターゲット時間ユニット内の、グラントフリーデータ及び/又は半持続的スケジューリングデータを伝送するための少なくとも一つの第1リソースにおいて、利用可能なリソースを確定し、該利用可能なリソースを使用して該グラントフリーデータ及び/又は半持続的スケジューリングデータを伝送し、これにより、特に時間領域と周波数領域リソースの割り当て状況を動的に示す場合、半静的に配置されたグラントフリーの伝送リソースが実際の伝送リソースの状況により良く適応することができ、さらにリソース配置の衝突を回避することができる。
【0137】
図9は本出願の実施例による端末装置500を示す概略ブロック図である。
図9に示すように、該端末装置500はプロセッサ510と送受信器520を備え、プロセッサ510が送受信器520に接続され、選択可能に、該端末装置500はさらにメモリ530を備え、メモリ530がプロセッサ510に接続される。ここで、プロセッサ510、メモリ530と送受信器520は、内部接続パスを介して互いに通信し、データ信号を伝送及び/又は制御し、該メモリ530が命令を記憶するように構成されてもよく、該プロセッサ510が該メモリ530に記憶された命令を実行して、情報又は信号を送信するように送受信器520を制御するように構成されてもよく、該プロセッサ510がターゲット時間ユニットにおける少なくとも一つの第1リソースを確定するように構成され、該少なくとも一つの第1リソースが、グラントフリーデータ及び/又は半持続的スケジューリングデータを搬送することに用いられ、該送受信器520はネットワーク装置から送信されたリソース情報を受信するように構成され、該リソース情報が該ターゲット時間ユニット内のリソース割り当て状況を示すことに用いられ、該プロセッサ510はさらに該リソース情報に基づき、該少なくとも一つの第1リソースにおいて利用可能なリソースを確定するように構成され、該送受信器520はさらに該利用可能なリソースを使用して該ネットワーク装置に該グラントフリーデータ及び/又は半持続的スケジューリングデータを伝送するように構成される。
【0138】
したがって、本出願の実施例の端末装置では、ネットワーク装置によって配置されたリソースにより、ターゲット時間ユニット内の、グラントフリーデータ及び/又は半持続的スケジューリングデータを伝送するための少なくとも一つの第1リソースにおいて、利用可能なリソースを確定し、該利用可能なリソースを使用して該グラントフリーデータ及び/又は半持続的スケジューリングデータを伝送し、これにより、特に時間領域と周波数領域リソースの割り当て状況を動的に示す場合、半静的に配置されたグラントフリーの伝送リソースが実際の伝送リソースの状況により良く適応することができ、さらにリソース配置の衝突を回避することができる。
【0139】
選択可能に、一つの実施例として、該送受信器520はさらに該ネットワーク装置から送信された配置シグナリングを受信するように構成され、該配置シグナリングが該少なくとも一つの第1リソースを示すことに用いられる。
【0140】
選択可能に、一つの実施例として、該リソース情報は少なくとも一つの帯域幅部分及び/又は該ターゲット時間ユニットのスロットフォーマットを示すことに用いられる。
【0141】
選択可能に、一つの実施例として、該プロセッサ510はさらに該リソース情報に基づき、該ターゲット時間ユニットにおいて少なくとも一つの第2リソースを確定し、該少なくとも一つの第2リソースのターゲット特徴が該少なくとも一つの第1リソースのターゲット特徴と同じであり、該少なくとも一つの第1リソースと該少なくとも一つの第2リソースとの重畳するリソースにおいて、該利用可能なリソースを確定するように構成される。
【0142】
選択可能に、一つの実施例として、該ターゲット特徴は、伝送方向、サブ搬送波間隔及びサイクリックプレフィックス長の少なくとも1つを含む。
【0143】
選択可能に、一つの実施例として、該プロセッサ510はさらに該少なくとも一つの第1リソースと該少なくとも一つの第2リソースとの少なくとも一つの重畳リソースにおけるターゲット重畳リソースが予め設定された条件を満たす場合、該ターゲット重畳リソースを該利用可能なリソースとして確定するように構成される。
【0144】
選択可能に、一つの実施例として、該少なくとも一つの重畳リソースのうちの各重畳リソースは、少なくとも一つの時間領域シンボルを含み、該予め設定された条件が、該ターゲット重畳リソースに含まれる少なくとも一つの時間領域シンボルの数が予め設定された値以上である場合、該ターゲット重畳リソースを該利用可能なリソースとして確定することを含む。
【0145】
選択可能に、一つの実施例として、該予め設定された値は、該少なくとも一つの第1リソースのうちの一つの第1リソースに含まれる時間領域シンボルの数に等しい。
【0146】
選択可能に、一つの実施例として、該送受信器520はさらに該ネットワーク装置から送信された配置情報を受信するように構成され、該配置情報が該予め設定された値を示すことに用いられる。
【0147】
選択可能に、一つの実施例として、該少なくとも一つの重畳リソースが基準信号に占有されたリソースを含み、該予め設定された条件が、該ターゲット重畳リソースが基準信号に占有されたリソースを含み、該基準信号がターゲットアンテナポートに対応する基準信号の一部又は全部である場合、該ターゲット重畳リソースを該利用可能なリソースとして確定し、該ターゲットアンテナポートが該グラントフリーデータ及び/又は半持続的スケジューリングデータを伝送するための少なくとも一つのアンテナポートのうちのアンテナポートであることを含む。
【0148】
選択可能に、一つの実施例として、該少なくとも一つの第1リソースが第1サブリソースと第2サブリソースを含み、該第1サブリソースと該第2サブリソースが時間領域又は周波数領域で隣接し、該第1サブリソースが第1基準信号に占有されたリソースを含み、該第2サブリソースが第2基準信号に占有されたリソースを含み、該予め設定された条件が、第1ターゲット重畳リソースが該第1基準信号に占有されたリソースの一部を含まなく又は含み、第2ターゲット重畳リソースが該第2基準信号に占有されたリソースの全部又は一部を含む場合、該第1ターゲット重畳リソースと該第2ターゲット重畳リソースを該利用可能なリソースとして確定することを含み、ここで、該ターゲット重畳リソースが該第1ターゲット重畳リソースと該第2ターゲット重畳リソースを含み、該第1ターゲット重畳リソースが該第1サブリソースと該少なくとも一つの第2リソースとの重畳リソースであり、該第2ターゲット重畳リソースが該第2サブリソースと該少なくとも一つの第2リソースとの重畳リソースである。
【0149】
選択可能に、一つの実施例として、該第1基準信号と該第2基準信号はチャネル推定を共同で行うことに用いられる。
【0150】
理解すべきものとして、本出願の実施例による端末装置500は本出願の実施例における端末装置300に対応してもよく、本出願の実施例による方法100を実行するための該当する本体に対応してもよく、端末装置500における各ユニットの上記と他の操作及び/又は機能はそれぞれ
図1-
図6の各方法における端末装置の対応するプロセスを実現するためのものであり、簡潔にするために、ここでは説明を省略する。
【0151】
したがって、本出願の実施例の端末装置では、ネットワーク装置によって配置されたリソースにより、ターゲット時間ユニット内の、グラントフリーデータ及び/又は半持続的スケジューリングデータを伝送するための少なくとも一つの第1リソースにおいて、利用可能なリソースを確定し、該利用可能なリソースを使用して該グラントフリーデータ及び/又は半持続的スケジューリングデータを伝送し、これにより、特に時間領域と周波数領域リソースの割り当て状況を動的に示場合、半静的に配置されたグラントフリーの伝送リソースが実際の伝送リソースの状況により良く適応することができ、さらにリソース配置の衝突を回避することができる。
【0152】
図10は本出願の実施例によるネットワーク装置600を示す概略ブロック図である。
図10に示すように、該ネットワーク装置600はプロセッサ610と送受信器620を備え、プロセッサ610が送受信器620に接続され、選択可能に、該ネットワーク装置600はさらにメモリ630を備え、メモリ630がプロセッサ610に接続される。ここで、プロセッサ610、メモリ630と受信器620は、内部接続パスを介して互いに通信し、データ信号を伝送及び/又は制御し、該メモリ630が命令を記憶するように構成されてもよく、該プロセッサ610が該メモリ630に記憶された命令を実行して、情報又は信号を送信するように送受信器620を制御するように構成され、該プロセッサ610がターゲット時間ユニットにおける少なくとも一つの第1リソースを確定し、該少なくとも一つの第1リソースが、グラントフリーデータ及び/又は半持続的スケジューリングデータを搬送することに用いられ、該ターゲット時間ユニットにおける端末装置のリソース割り当て状況を確定し、該少なくとも一つの第1リソースにおいて利用可能なリソースを確定するように構成され、該送受器620は該利用可能なリソースを使用して該端末装置に該グラントフリーデータ及び/又は半持続的スケジューリングデータを伝送するように構成される。
【0153】
したがって、本出願の実施例のネットワーク装置では、端末装置にリソースを割り当て、これによって、ネットワーク装置と端末装置が、ターゲット時間ユニット内の、グラントフリーデータ及び/又は半持続的スケジューリングデータを伝送するための少なくとも一つの第1リソースにおいて、利用可能なリソースを確定し、該利用可能なリソースを使用して該グラントフリーデータ及び/又は半持続的スケジューリングデータを伝送し、これにより、特に時間領域と周波数領域リソースの割り当て状況を動的に示す場合、半静的に配置されたグラントフリーの伝送リソースが実際の伝送リソースの状況により良く適応することができ、さらにリソース配置の衝突を回避することができる。
【0154】
選択可能に、一つの実施例として、該送受信ユニット620はさらに該プロセッサ610がターゲット時間ユニットにおける少なくとも一つの第1リソースを確定した後、該端末装置へ配置シグナリングを送信するように構成され、該配置シグナリングが該少なくとも一つの第1リソースを示すことに用いられる。
【0155】
選択可能に、一つの実施例として、該送受信器620はさらに該プロセッサ610が該ターゲット時間ユニット内の端末装置に配置されたリソースを確定した後、該端末装置へリソース情報を送信するように構成され、該リソース情報が該リソース割り当て状況を示すことに用いられる。
【0156】
選択可能に、一つの実施例として、該リソース情報は少なくとも一つの帯域幅部分及び/又は該ターゲット時間ユニットのスロットフォーマットを示すことに用いられる。
【0157】
選択可能に、一つの実施例として、該プロセッサ610は該リソース割り当て状況に基づいて、該ターゲット時間ユニットで少なくとも一つの第2リソースを確定し、該少なくとも一つの第2リソースのターゲット特徴が該少なくとも一つの第1リソースのターゲット特徴と同じであり、該少なくとも一つの第1リソースと該少なくとも一つの第2リソースとの重畳するリソースにおいて、該利用可能なリソースを確定するように構成される。
【0158】
選択可能に、一つの実施例として、該ターゲット特徴は、伝送方向、サブ搬送波間隔及びサイクリックプレフィックス長の少なくとも1つを含む。
【0159】
選択可能に、一つの実施例として、該プロセッサ610は該少なくとも一つの第1リソースと該少なくとも一つの第2リソースとの少なくとも一つの重畳リソースにおけるターゲット重畳リソースが予め設定された条件を満たす場合、該ターゲット重畳リソースを該利用可能なリソースとして確定するように構成される。
【0160】
選択可能に、一つの実施例として、該少なくとも一つの重畳リソースのうちの各重畳リソースは、少なくとも一つの時間領域シンボルを含み、該予め設定された条件が、該ターゲット重畳リソースに含まれる少なくとも一つの時間領域シンボルの数が予め設定された値以上である場合、該ターゲット重畳リソースを該利用可能なリソースとして確定することを含む。
【0161】
選択可能に、一つの実施例として、該予め設定された値は、該少なくとも一つの第1リソースのうちの一つの第1リソースに含まれる時間領域シンボルの数に等しい。
【0162】
選択可能に、一つの実施例として、該ネットワーク装置は該端末装置へ配置情報を送信し、該配置情報が該予め設定された値を示すことに用いられることをさらに含む。
【0163】
選択可能に、一つの実施例として、該少なくとも一つの重畳リソースが基準信号に占有されたリソースを含み、該予め設定された条件が、該ターゲット重畳リソースが基準信号に占有されたリソースを含み、該基準信号がターゲットアンテナポートに対応する基準信号の一部又は全部である場合、該ターゲット重畳リソースを該利用可能なリソースとして確定することを含み、該ターゲットアンテナポートが該グラントフリーデータ及び/又は半持続的スケジューリングデータを伝送するための少なくとも一つのアンテナポートのうちのアンテナポートである。
【0164】
選択可能に、一つの実施例として、該少なくとも一つの第1リソースが第1サブリソースと第2サブリソースを含み、該第1サブリソースと該第2サブリソースが時間領域又は周波数領域で隣接し、該第1サブリソースが第1基準信号に占有されたリソースを含み、該第2サブリソースが第2基準信号に占有されたリソースを含み、該予め設定された条件が、第1ターゲット重畳リソースが該第1基準信号に占有されたリソースの一部を含まなく又は含み、第2ターゲット重畳リソースが該第2基準信号に占有されたリソースの全部又は一部を含む場合、該第1ターゲット重畳リソースと該第2ターゲット重畳リソースを該利用可能なリソースとして確定することを含み、ここで、該ターゲット重畳リソースが該第1ターゲット重畳リソースと該第2ターゲット重畳リソースを含み、該第1ターゲット重畳リソースが該第1サブリソースと該少なくとも一つの第2リソースとの重畳リソースであり、該第2ターゲット重畳リソースが該第2サブリソースと該少なくとも一つの第2リソースとの重畳リソースである。
【0165】
選択可能に、一つの実施例として、該第1基準信号と該第2基準信号はチャネル推定を共同で行うことに用いられる。
【0166】
理解すべきものとして、本出願の実施例によるネットワーク装置600は本出願の実施例におけるネットワーク装置400に対応してもよく、本出願の実施例による方法200を実行するための該当する本体に対応してもよく、ネットワーク装置600における各ユニットの上記と他の操作及び/又は機能はそれぞれ
図1-
図6の各方法におけるネットワーク装置の対応するプロセスを実現するためのものであり、簡潔にするために、ここでは説明を省略する。
【0167】
したがって、本出願の実施例のネットワーク装置では、端末装置にリソースを割り当て、これによって、ネットワーク装置と端末装置が、ターゲット時間ユニット内の、グラントフリーデータ及び/又は半持続的スケジューリングデータを伝送するための少なくとも一つの第1リソースにおいて、利用可能なリソースを確定し、該利用可能なリソースを使用して該グラントフリーデータ及び/又は半持続的スケジューリングデータを伝送し、これにより、特に時間領域と周波数領域リソースの割り当て状況を動的に示す場合、半静的に配置されたグラントフリーの伝送リソースが実際の伝送リソースの状況により良く適応することができ、さらにリソース配置の衝突を回避することができる。
【0168】
注意すべきものとして、本出願の上記方法の実施例はプロセッサに応用されてもよく、又はプロセッサによって実現されてもよい。プロセッサは信号処理機能を有する集積回路チップである可能性がある。実施プロセスでは、上記方法の実施例における各ステップは、プロセッサ内のハードウェアの集積論理回路又はソフトウェアの形の命令によって完されてもよい。上記プロセッサは汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP:digital signal processor)、特定用途向け集積回路(ASIC:application specific integrated circuit)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA:field programmable gate array)又は他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲート又はトランジスタ論理デバイス、ディスクリートハードウェア部材であってもよい。本出願の実施例において開示される各方法、ステップ及び論理ブロック図を実現又は実行することができる。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってもよく、又は該プロセッサはいずれかの従来のプロセッサなどであってもよい。本出願の実施例と組み合わせて開示された方法のステップはハードウェア復号プロセッサによって実行されて完了され、又は復号プロセッサにおけるハードウェア及びソフトウェアモジュールの組み合わせによって実行されて完了されるように直接具現化されてもよい。ソフトウェアモジュールはランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ、プログラマブル読み取り専用メモリ又は電気的消去可能プログラマブルメモリ、レジスタなどの本分野における成熟した記憶媒体に位置してもよい。該記憶媒体はメモリに位置し、プロセッサはメモリにおける情報を読み取り、そのハードウェアと組み合わせて上記方法のステップを完了する。
【0169】
本出願の実施例におけるメモリは揮発性記憶装置又は不揮発性記憶装置であってもよく、又は揮発性記憶装置及び不揮発性記憶装置両者を含むことができることが理解できる。ここで、不揮発性記憶装置は読み取り専用メモリ(ROM:read-only memory)、プログラマブル読み取り専用メモリ(PROM:programmable rom)、消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(EPROM:erasable PROM)、電気的消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(EEPROM:electrically EPROM)又はフラッシュメモリであってもよい。揮発性記憶装置は外部キャッシュメモリとして機能するランダムアクセスメモリ(RAM:random access memory)であってもよい。制限的でなく例示的な説明により、多くの形態のRAMは利用可能であり、例えばスタティックランダムアクセスメモリ(SRAM:static RAM)、動的ランダムアクセスメモリ(DRAM:dynamic RAM)、同期動的ランダムアクセスメモリ(SDRAM:synchronous DRAM)、ダブルデータレート同期動的ランダムアクセスメモリ(DDR SDRAM:double data rate SDRAM)、強化型同期動的ランダムアクセスメモリ(ESDRAM:enhanced SDRAM)、同期リンク動的ランダムアクセスメモリ(SLDRAM:synchlink DRAM)とダイレクトラムバスランダムアクセスメモリ(DR RAM:direct rambus RAM)である。注意すべきものとして、本明細書に記載のシステムと方法のメモリはこれらといずれかの他の適切なタイプのメモリを含むことを図るがこれらに限定されない。
【0170】
当業者であれば、本明細書で開示される実施例と組み合わせて説明された各例のユニット及びアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、又はコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアの組み合わせで実現されてもよいと理解できる。これらの機能がハードウエア又はソフトウエアで実行されるかは、技術的解決策の特定アプリケーションと設計制約条件に依存する。当業者は各特定のアプリケーションに対して異なる方法を用いて記述される機能を実現することができるが、このような実現は本出願の範囲を超えると考えられるべきではない。
【0171】
当業者は、便利及び簡潔に説明するために、上記のシステム、装置及びユニットの具体的な動作プロセスについて、前記方法の実施例における対応するプロセスを参照でき、ここで説明を省略することを明確に理解することができる。
【0172】
本出願が提供する、いくつかの実施例では、開示されるシステム、装置及び方法は、他の方式により実現されてもよいと理解すべきである。例えば、上記の装置の実施例は例示的なものだけであり、例えば、前記ユニットの区分は、論理機能的区分だけであり、実際に実施する時に他の区分方式もあり得て、例えば複数のユニット又は構成要素は組み合わせてもよい又は別のシステムに統合されてもよく、又はいくつかの特徴は無視されてもよく、又は実行されなくてもよい。また、示される又は議論される相互結合又は直接結合又は通信接続はいくつかのインターフェース、装置又はユニットを介する間接的結合又は通信接続であってもよく、電気的、機械的又は他の形態であってもよい。
【0173】
分離部材として説明された前記ユニットは物理的に分離するものであってもよく又は物理的に分離するものでなくてもよく、ユニットとして表示された部材は物理ユニットであってもよく又は物理的ユニットでなくてもよく、すなわち一つの箇所に位置してもよく、又は複数のネットワーク要素に分布してもよい。実際のニーズに応じてそのうちの一部又は全てのユニットを選択して本実施例の解決策の目的を達成することができる。
【0174】
また、本出願の各実施例における各機能ユニットは一つの処理ユニットに統合されてもよく、個々のユニットは単独で物理的に存在してもよく、二つ又は二つ以上のユニットは一つのユニットに統合されてもよい。
【0175】
前記機能はソフトウェア機能ユニットの形態で実現され且つ独立した製品として販売又は使用される時に、一つのコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に格納されてもよい。このような理解に基づき、本出願の技術的解決策は本質的に又は従来技術に寄与する部分又は該技術的解決策の部分がソフトウェア製品の形で実現されてもよく、該コンピュータソフトウェア製品がコンピュータ装置(パーソナルコンピュータ、サーバ、又はネットワークデバイス等であってもよい)に本出願の様々な実施例に記載された方法の全て又は一部のステップを実行させるためのいくつかの命令を含む、記憶媒体に記憶される。前記憶媒体はUディスク、モバイルハードディスク、読み出し専用メモリ(ROM:read-only memory)、ランダムアクセスメモリ(RAM:random access memory)、磁気ディスク又は光ディスク等のプログラムコードを記憶できる各種の媒体を含む。
【0176】
以上は、本出願の実施例の具体的な実施形態だけであるが、本出願の保護範囲はこれに制限されず、当業者が本出願で開示された技術範囲内で容易に想到し得る変化又は入れ替わりが全て本出願の保護範囲内に含まれるべきである。従って、本出願の保護範囲は前記請求項の保護範囲に準拠するべきである。