(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-12-19
(45)【発行日】2022-12-27
(54)【発明の名称】エアポンプ
(51)【国際特許分類】
F04B 39/00 20060101AFI20221220BHJP
H02K 9/06 20060101ALI20221220BHJP
【FI】
F04B39/00 Z
H02K9/06 F
(21)【出願番号】P 2021115058
(22)【出願日】2021-07-12
【審査請求日】2021-07-12
(32)【優先日】2020-07-15
(33)【優先権主張国・地域又は機関】TW
(73)【特許権者】
【識別番号】501164676
【氏名又は名称】周 文三
(73)【特許権者】
【識別番号】519443952
【氏名又は名称】周 承賢
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】周 文三
(72)【発明者】
【氏名】周 承賢
【審査官】岸 智章
(56)【参考文献】
【文献】登録実用新案第3234151(JP,U)
【文献】独国特許出願公開第10127920(DE,A1)
【文献】特開2005-256750(JP,A)
【文献】特開2016-011661(JP,A)
【文献】登録実用新案第3205941(JP,U)
【文献】特開2016-169736(JP,A)
【文献】中国特許出願公開第107269492(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F04B 39/00
H02K 9/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
筐体及び空気圧縮機を備えた、エアポンプであって、
前記筐体は、上蓋体及び下ベースから構成され、
前記空気圧縮機は、前記上蓋体及び前記下ベースを組み合わせて構成された前記筐体内に収容され、
前記上蓋体及び前記下ベースに設けられた上導流部及び下導流部は、導風開口を共同で画成し、
前記筐体に取り付けられた導流機構は、前記空気圧縮機のモータに枢着された放熱ファンが前記筐体内に収容され、前記導流機構に配設された上半円型カバー及び下半円型カバーは、空気流を集めて導流し、前記放熱ファンの運転により発生した空気流が前記空気圧縮機の全体に速やかに案内され、前記空気圧縮機に熱が溜まりにくいため、良好なポンピング効率を発揮するとともに、前記空気圧縮機の使用寿命を延ばすことがで
き、
前記上蓋体の形状は矩形フレーム体であり、
パネル上には、前記空気圧縮機の作用をオン/オフするスイッチが設けられ、
前記上蓋体は、導流構造を有し、
前記導流構造は、前記上導流部を有し、
前記上導流部の前記上蓋体のパネルの周囲の画成側板には、上凹溝部が凹設され、
前記上凹溝部には、前記上半円型カバーが突設され、
前記上半円型カバーは、外側平板及び弧形カバーを有し、
前記外側平板には、列配列された複数の流通孔が形成され、
前記流通孔を有する前記上半円型カバーは、前記上蓋体と一体成形されることを特徴とするエアポンプ。
【請求項2】
前記下ベースは、前記上蓋体の前記矩形フレーム体と等しい形状を有して導流構造を有し、前記導流構造には、前記下導流部が含まれ、前記下導流部は、前記上導流部と完全に同じ構造を有し、前記下導流部の前記下ベースの前記パネルの周囲の画成側板には、下凹溝部が凹設され、前記下凹溝部には、下半円型カバーが突設され、前記下半円型カバーは、外側平板及び弧形カバーを含み、前記外側平板には、列配列された複数の流通孔が形成され、前記流通孔を有する下半円型カバーは、前記下ベースと一体成形されることを特徴とする請求項
1に記載のエアポンプ。
【請求項3】
前記空気圧縮機は、組み合わされた前記上蓋体及び前記下ベースに収容されると、前記上蓋体及び前記下ベースに設けた前記上導流部及び前記下導流部には、前記空気圧縮機の前記放熱ファンが前記筐体内に収容され、前記放熱ファンが外部からの衝撃により損壊されることを防ぎ、前記上導流部及び前記下導流部は、導風開口を共同で画成することを特徴とする請求項2に記載のエアポンプ。
【請求項4】
前記上蓋体の前記パネル及び前記下ベースの前記パネルの内壁上には、導風作用と、前記空気圧縮機の前記モータを固定する作用とを兼ね備えた上固定ブロック及び下固定ブロックが設けられ、上固定ブロックの中央部には、傾斜面が設けられ、前記傾斜面の左右両端には、前記画成側板に向かう方向で傾斜状拡大側壁が延設され、前記傾斜面及び2つの前記傾斜状拡大側壁は、前進気流を誘引してスムーズに前進させ、前記下固定ブロックの構造は、上固定ブロックと完全に同じであることを特徴とする請求項2に記載のエアポンプ。
【請求項5】
前記上蓋体の前記パネル及び前記下ベースの前記パネルの内壁上には、互いに対応した2つの導風円弧体が設けられることを特徴とする請求項
4に記載のエアポンプ。
【請求項6】
筐体及び空気圧縮機を備えた、エアポンプであって、
前記筐体は、上蓋体及び下ベースから構成され、
前記空気圧縮機は、前記上蓋体及び前記下ベースを組み合わせて構成された前記筐体内に収容され、
前記上蓋体及び前記下ベースに設けられた上導流部及び下導流部は、導風開口を共同で画成し、
前記筐体に取り付けられた導流機構は、前記空気圧縮機のモータに枢着された放熱ファンが前記筐体内に収容され、前記導流機構に配設された上半円型カバー及び下半円型カバーは、空気流を集めて導流し、前記放熱ファンの運転により発生した空気流が前記空気圧縮機の全体に速やかに案内され、前記空気圧縮機に熱が溜まりにくいため、良好なポンピング効率を発揮するとともに、前記空気圧縮機の使用寿命を延ばすことができ、
前記上蓋体の形状は矩形フレーム体であり、
パネル上には、前記空気圧縮機の作用をオン/オフするスイッチが設けられ、
前記上蓋体は、導流構造を有し、
前記導流構造は、前記上導流部を有し、
前記上導流部の前記上蓋体のパネルには、上凹溝部が直接凹設され、
前記上凹溝部は、前記上半円型カバーに一体成形され、
前記上半円型カバーは弧形カバーであり、列配列された複数の流通孔は、前記上蓋体の前記パネルの周囲の画成側板に形成され、前記画成側板は、前記上導流部に対向することを特徴とす
るエアポンプ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、エアポンプに関し、特に、筐体及び空気圧縮機を含み、空気圧縮機は、筐体内に収容され、筐体に取り付けられた導流機構は、空気圧縮機のモータに枢着された放熱ファンが筐体内に収容され、導流機構は、空気流を集めて導流させるとともに、放熱ファンの運転により空気流を空気圧縮機全体にスピーディに案内し、本体に熱が溜まりにくいため高いポンピング効率が得られるとともに、空気圧縮機の使用寿命を延ばすことができる、エアポンプに関する。
【背景技術】
【0002】
空気圧縮機は、気体被注入物に気体を注入する装置であり、一般にエアクッション、タイヤに気体を注入するのに広く応用され、空気圧縮機が小型で、携行及び設置が容易であるとともに、手提げ式直流電源供給装置を利用するか、自動車のシガレットライターソケットに接続することにより、空気圧縮機の動力電源を供給することができるため、操作及び使用が容易である。一般に、従来の空気圧縮機の主な構成には、筐体を利用して空気圧縮機をその中に取り付ける。空気圧縮機は、モータによりピストンをシリンダー内で往復させて圧縮動作を行うと、圧縮された空気が気体被注入物まで送られ、気体を注入することができる。モータによりピストンがシリンダー内で往復運動すると、発生した高温の熱エネルギーがモータのハウジング内に溜まり、筐体内にも溜まるため、筐体から熱を速やかに放出させることが出来ず、高温となることがあった。その原因としては、モータによりロータを運転した後、電機子コア(armature core)、エナメル線(armature winding)、整流子(commutator)などの構造が内部に設けられた電機子(armature)又は総称であるロータ(rotor)は、高熱を発生させて温度を上昇させるが、特に電機子中の整流子(commutator)とカーボンブラシ(carbon brush)との間の接触摩擦作用により、電機子全体に高熱が発生し、高熱がカーボンブラシにカーボンが堆積し易いという欠点がある上、電流の流通に影響を与え、モータのハウジング内に溜まる高熱がハウジングの内周壁に設けられた磁石の磁力に影響を与え、磁石の磁力が減退し、それに伴ってモータの運転効率も次第に低下した。現在、低パワーのモータをエアポンプに応用した自動車タイヤのパンク緊急装置は、自動車のタイヤが破損した後、緊急に接着剤を注入してパンクを修理するとともに気体を注入することができるが、一部の国の交通法規では、高速道路を走行している自動車のタイヤがパンクなどにより破損した場合、ドライバーは、法令で定めている時間内に修理を終わらせ、自動車をその場から移動させることにより、後方から来た自動車が追突することを防いで、ドライバーの安全を確保しなければならなかった。そのため、使用するモータは短時間で破損したタイヤを修理しなければならないが、モータが高速運転されると、ロータの回転により発生する高熱のほとんどがモータの筐体内部に溜まってしまい、効率的に放熱できない状況下では、モータの運転効率が下がり、温度が一定レベルまで上昇した後、電機子中のエナメル線の絶縁物が破壊され、エナメル線の短絡が発生し、モータ全体が焼損してしまい、最悪の場合、危険が生じる虞もあった。また、空気圧縮機が筐体内に収容され、従来の組立方式では、筐体の枠部又は分離プレートのみにより空気圧縮機を支えることができるが、実質上、このような従来の筐体は、空気圧縮機全体を放熱させる構造が取り付けられておらず、従来の筐体の設計では、依然として空気圧縮機が運転中に発生させる高熱が溜まりやすく、空気圧縮機の放熱を促すことができず、空気圧縮機の運転効率が低下し、損壊してしまう問題を解決することはできなかった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明の第1の課題は、筐体及び空気圧縮機を含み、空気圧縮機は、筐体内に収容され、筐体に導流機構が取り付けられ、空気圧縮機のモータに枢着された放熱ファンが筐体内に収容し得るとともに、放熱ファンの運転により発生した空気流が空気圧縮機全体に速やかに案内され、空気圧縮機に熱が溜まりにくいため、良好なポンピング効率を発揮するとともに、空気圧縮機の使用寿命を延ばす、エアポンプを提供することにある。
【0004】
本発明の第2の課題は、筐体に取り付けられた導流機構は、空気流を集めて導流し、モータに枢着された放熱ファンの運転により発生した空気流が空気圧縮機全体に速やかに案内され、空気圧縮機に熱が溜まりにくいため、良好なポンピング効率を発揮するとともに、空気圧縮機の使用寿命を延ばすことができる、エアポンプを提供することにある。
【0005】
本発明の第3の課題は、筐体に導流機構が取り付けられ、空気圧縮機のモータに枢着された放熱ファンが筐体内に収容され、放熱ファンが外部からの衝撃により損壊されることを防ぐことができる、エアポンプを提供することにある。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【
図1】
図1は、本発明の一実施形態に係るエアポンプを示す斜視図である。
【
図2】
図2は、本発明の一実施形態に係るエアポンプを示す断面斜視図である。
【
図3】
図3は、本発明の一実施形態に係るエアポンプを示す断面図である。
【
図4】
図4は、本発明の一実施形態に係るエアポンプの空気圧縮機が筐体に内設された状態の組立図と、放熱導流の説明図である。
【
図5】
図5は、本発明の一実施形態に係る他のエアポンプを示す斜視図である。
【
図6】
図6は、本発明の一実施形態に係る他のエアポンプを示す部分断面斜視図である。
【
図7】
図7は、本発明の一実施形態に係る他のエアポンプを示す部分断面図である。
【
図8】
図8は、本発明の一実施形態に係る他のエアポンプの空気圧縮機が筐体に内設されたときの組立図と、放熱導流の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、これによって本発明が限定されるものではない。
【0008】
図1~
図4を参照する。
図1~
図4に示すように、本発明の一実施形態に係るエアポンプは、少なくとも筐体及び空気圧縮機9から構成されてなる。筐体は、上蓋体1及び下ベース2から構成されてなる。空気圧縮機9は、上蓋体1及び下ベース2を組み合わせて構成された筐体内に収容され、筐体に取り付けられた導流機構は、空気圧縮機9のモータ92に枢着された放熱ファン91を筐体内に収容することができる。導流機構は、空気流を集めて導流し、放熱ファン91の運転により発生した空気流が空気圧縮機9全体に速やかに案内され、空気圧縮機9に熱が溜まりにくいため、良好なポンピング効率を発揮するとともに、空気圧縮機9の使用寿命を延ばすこともできる。
【0009】
図1及び
図2を参照する。
図1及び
図2に示すように、上蓋体1の形状は矩形フレーム体である。パネル10上には、空気圧縮機9の作用をオン/オフするスイッチ11が設けられる。上蓋体1は、導流の構造設計を有する。導流の構造には、上導流部3が含まれる。上導流部3の上蓋体1のパネル10の周囲の画成側板12には、上凹溝部31が凹設される。上凹溝部31には、上半円型カバー32が突設される。上半円型カバー32は、外側平板321及び弧形カバー322を含む。外側平板321には、列配列された複数の流通孔33が形成され、流通孔33を有する上半円型カバー32は、上蓋体1と一体成形される。
【0010】
図1及び
図2を参照する。
図1及び
図2に示すように、下ベース2は、前述した上蓋体1の矩形フレーム体と等しい形状を有し、導流構造を有してもよい。この導流構造には、下導流部4が含まれる。下導流部4の構造は、前述した上導流部3と完全に同じである。下導流部4の下ベース2のパネル20の周囲の画成側板21には、下凹溝部41が凹設される。下凹溝部41には、下半円型カバー42が突設される。下半円型カバー42は、外側平板421及び弧形カバー422を含む。外側平板421には、列配列された複数の流通孔43が形成される。流通孔43を有する下半円型カバー42は、下ベース2と一体成形される。
【0011】
図3を参照する。
図3に示すように、本実施形態の空気圧縮機9は、組み合わされた上蓋体1及び下ベース2に収容されると、上蓋体1及び下ベース2に設けた上導流部3及び下導流部4には、空気圧縮機9のモータ92に枢着された放熱ファン91が筐体内に収容され、放熱ファン91が外部からの衝撃により損壊されることを防ぐ。上導流部3及び下導流部4は、導風開口5を共同で画成する。
図4を参照する。
図4は、本発明の一実施形態に係るエアポンプの空気圧縮機が筐体に内設されたときの組立図と、放熱導流の説明図である。
図4に示すように、空気圧縮機9のモータ92が放熱ファン91に枢着されて円周に沿って旋回すると、放熱ファン91は、外部の空気が筐体の流通孔33,43から導入され、互いに組み合わされて結合した上導流部3及び下導流部4により導風開口5が共同で画成され(
図3を参照する)、外部の空気流が集中されて導流され、スムーズに導入される。
【0012】
図4を参照する。
図4は、空気圧縮機9が筐体内に位置決めされ、空気圧縮機9のモータ92に枢着された放熱ファン91及び筐体の相対位置を示す図である。互いに対向した放熱ファン91の筐体の画成側板12,21の表面には基準線Aが設けられる。放熱ファン91は、搬送前進気流領域内に設けられたバックラインを基準線Bと定義する。前述した複数の列配列の流通孔33,43は、2つの基準線A,B間の領域内に形成される。放熱ファン91が旋回するとき、複数の流通孔33,43を介して筐体の外側の空気が筐体内に吸引される。本実施形態の複数の流通孔33,43は、2つの基準線A,B間の領域内の筐体の外側平板321,421上に位置する。勿論、流通孔33,43は、筐体の他の側板又は内板に設けられてもよいが、放熱ファン91の前方に設けられるとともに、2つの基準線A,B間の領域内に位置する限り別の場所に設けられてもよい。
【0013】
上蓋体1のパネル10及び下ベース2のパネル20の内壁上には、導風作用と、空気圧縮機9のモータ92を固定する作用とを兼ね備えた上固定ブロック34及び下固定ブロック44が設けられる。上固定ブロック34の中央部には、傾斜面341が設けられる。傾斜面341の左右両端には、前述した画成側板12に向かう方向で傾斜状拡大側壁342,343が延設される(
図4を併せて参照する)。傾斜面341及び2つの傾斜状拡大側壁342,343は、前進気流を誘引してスムーズに前進させることができる。下固定ブロック44の実際の構造は、上固定ブロック34(下固定ブロック44の実際の構造は図示しない)と完全に同じである。
【0014】
上蓋体1のパネル10及び下ベース2のパネル20の内壁上には、互いに対応した2つの導風円弧体35,36(下ベース2の導風円弧体は図示しない)が設けられる。
【0015】
上蓋体1及び下ベース2の内面に設けた上固定ブロック34及び下固定ブロック44は、モータ92の通風口92aの周壁面に当接され、上固定ブロック34及び下固定ブロック44の傾斜面341は、モータ92の通風口92aに空気流を案内するとともに、前述した互いに対応した2つの導風円弧体35,36は、モータ92に別途設置された通風口92bに空気流を直接誘引し、通風口92a,92bを介して空気流を直接誘引してモータ92内に進入させ、モータ92内部のカーボンブラシ及び整流子の両者が摩擦して高熱部位が容易に発生し、電流が流通したエナメル線などの部位を適時放熱させることができる。
【0016】
図5~
図8を参照する。
図5~
図8に示すように、本発明の他の実施形態では、上導流部7の上蓋体61のパネル610に上凹溝部71が直接凹設される。上凹溝部71は、上半円型カバー72に一体成形される。上半円型カバー72は弧形カバーである。列配列された複数の流通孔73は、上蓋体61のパネル610の周囲の画成側板611に形成される。画成側板611は、上導流部7に対向する。
【0017】
下導流部8の具体的構造は、前述した上導流部7と完全に同じである。下導流部8の下ベース62のパネル620には、下凹溝部81が直接凹設される。下凹溝部81は、下半円型カバー82と一体成形される。下半円型カバー82は、弧形カバーである。列配列された複数の流通孔83は、下ベース62のパネル620の周囲の画成側板621に形成される。画成側板621は、下導流部8に対向する。
【0018】
上蓋体61のパネル610及び下ベース62のパネル620の内壁上には、互いに対応した2つの導風円弧体63,64(下ベース62の導風円弧体は図示されない)が設けられる。
【0019】
上述したことから分かるように、本発明の空気圧縮機9が筐体内に収容される組立方式は、筐体の枠部又は分離プレートだけで空気圧縮機9を支えるとともに、円筒型モータ92を安定させることができ、従来の筐体では、空気圧縮機9を放熱させることができなかったが、本発明のエアポンプは、筐体及び空気圧縮機9を含み、空気圧縮機9が筐体内に収容され、筐体に取り付けられた導流機構は、空気圧縮機9のモータ92に枢着された放熱ファン91が筐体内に収容され、導流機構は、空気流を集めて導流するとともに、運転により発生した空気流を放熱ファン91により空気圧縮機9全体にスピーディに案内し、空気圧縮機9に熱が溜まりにくいため、高いポンピング効率が得られるとともに、空気圧縮機9の使用寿命を延ばすことができる。
【符号の説明】
【0020】
1:上蓋体
2:下ベース
3:上導流部
4:下導流部
5:導風開口
7:上導流部
8:下導流部
9:空気圧縮機
10:パネル
11:スイッチ
12:画成側板
20:パネル
21:画成側板
31:上凹溝部
32:上半円型カバー
33:流通孔
34:上固定ブロック
35:導風円弧体
36:導風円弧体
41:下凹溝部
42:下半円型カバー
43:流通孔
44:下固定ブロック
61:上蓋体
62:下ベース
63:導風円弧体
64:導風円弧体
71:上凹溝部
72:上半円型カバー
73:流通孔
81:下凹溝部
82:下半円型カバー
83:流通孔
91:放熱ファン
92:モータ
92a:通風口
92b:通風口
321:外側平板
322:弧形カバー
341:傾斜面
342:傾斜状拡大側壁
343:傾斜状拡大側壁
421:外側平板
422:弧形カバー
610:パネル
611:画成側板
620:パネル
621:画成側板
A:基準線
B:基準線