(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-12-19
(45)【発行日】2022-12-27
(54)【発明の名称】歯科用サンドブラスト機の回転可能な歯肉縁下噴霧器ノズル
(51)【国際特許分類】
A61C 3/025 20060101AFI20221220BHJP
【FI】
A61C3/025
(21)【出願番号】P 2021544910
(86)(22)【出願日】2020-08-28
(86)【国際出願番号】 CN2020111941
(87)【国際公開番号】W WO2021093415
(87)【国際公開日】2021-05-20
【審査請求日】2021-07-30
(31)【優先権主張番号】201921955309.0
(32)【優先日】2019-11-13
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】519159499
【氏名又は名称】桂林市啄木鳥医療器械有限公司
【氏名又は名称原語表記】GUILIN WOODPECKER MEDICAL INSTRUMENT CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】Information Industrial Park, Guilin National High-Tech Zone Guilin, Guangxi 541004, CN
(74)【代理人】
【識別番号】110000659
【氏名又は名称】弁理士法人広江アソシエイツ特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】唐▲鵬▼
(72)【発明者】
【氏名】▲劉▼▲韜▼
(72)【発明者】
【氏名】魏坤松
【審査官】望月 寛
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2014/136846(WO,A1)
【文献】特開2008-149138(JP,A)
【文献】特開昭49-039995(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61C 3/025
A61C 17/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
歯科用サンドブラスト機の回転可能な歯肉縁下噴霧器ノズルであって、ノズル
(6)、噴霧器エルボ
(5)および噴霧器本体
(4)を含み、
前記ノズル
(6)はノズル本体
(61)およびノズルロッキングキャップ
(9)を含み、前記ノズル本体は使い捨て型のプラスチック部品であり、前記ノズル本体は前記ノズルロッキングキャップに回転可能に接続され
ると共に、前記ノズルロッキングキャップの一側に位置し、
前記噴霧器エルボ
(5)は前記ノズルに取り外し可能に接続され、前記ノズル本体から離間する側に位置し、
前記噴霧器本体
(4)は前記噴霧器エルボに固定的に接続され、前記ノズルから離間する側に位置し、
前記ノズル
(6)は、第2溝
(8)、第4空気管および第4水管を含み、前記第2溝は前記ノズルロッキングキャップ
(9)に近接する側に位置し、前記第4空気管は前記ノズル中心に位置し、前記第4水管は前記ノズルを通過して、前記第4空気管から離間する側に位置し、
前記噴霧器エルボ
(5)は、第1溝
(7)、第3空気管および第3水管を含み、前記第1溝は前記ノズルに近接する側に位置し、前記第3空気管は前記噴霧器エルボを通過して、前記噴霧器エルボ中心に位置し、前記第3水管は前記第3空気管から離間する側に位置し、前記第3空気管は前記第1溝の一端を通過して前記第4空気管に締まりばめされ、前記第3水管は前記第4水管と前記第1溝および前記第2溝を介して接続され
ており、
前記ノズルロッキングキャップ(9)は、前記噴霧器エルボ(5)の第1溝(7)と前記ノズル(6)の第2溝(8)との連結領域において少なくとも前記ノズル本体(61)を包囲するように設けられた部材であると共に、前記ノズル(6)を締め付け可能な部材であり、
前記ノズルロッキングキャップ(9)を締める前に、前記ノズル(6)を前記噴霧器エルボ(5)に対して回転させることができ、前記ノズル(6)を回転させた後に前記ノズルロッキングキャップ(9)を締めることで、噴霧器エルボ(5)及びノズル(6)内の水路および空気経路を密閉することができる、ことを特徴とする歯科用サンドブラスト機の回転可能な歯肉縁下噴霧器ノズル。
【請求項2】
前記ノズル本体は、空気出口を更に含み、
前記空気出口は、前記ノズルロッキングキャップから離間する側に位置する、ことを特徴とする請求項1に記載の歯科用サンドブラスト機の回転可能な歯肉縁下噴霧器ノズル。
【請求項3】
前記噴霧器エルボは、エルボ本体を含み、前記エルボ本体は前記ノズルロッキングキャップに回転可能に接続され、前記空気出口から離間する側に位置する、ことを特徴とする請求項2に記載の歯科用サンドブラスト機の回転可能な歯肉縁下噴霧器ノズル。
【請求項4】
前記噴霧器本体は、外側管継手および内側管継手を含み、前記外側管継手は前記噴霧器エルボに固定的に接続され、前記ノズルから離間する側に位置し、前記内側管継手は前記噴霧器エルボに固定的に接続され、前記外側管継手の中に位置する、ことを特徴とする請求項3に記載の歯科用サンドブラスト機の回転可能な歯肉縁下噴霧器ノズル。
【請求項5】
前記噴霧器本体は第2空気管および第2水管を更に含み、前記第2空気管と前記第2水管は前記噴霧器本体を通過して、前記噴霧器本体に固定的に接続され、前記第2空気管と前記第3空気管は取り外し不可能に接続され、前記第2空気管は前記内側管継手と前記外側管継手の間に位置し、前記噴霧器本体中心に位置し、前記第2水管と前記第3水管は取り外し不可能に接続され、前記内側管継手から離間する側に位置する、ことを特徴とする請求項4に記載の歯科用サンドブラスト機の回転可能な歯肉縁下噴霧器ノズル。
【請求項6】
前記噴霧器本体は接続部品を更に含み、前記接続部品は前記外側管継手に固定的に接続され、前記噴霧器エルボから離間する側に位置する、ことを特徴とする請求項5に記載の歯科用サンドブラスト機の回転可能な歯肉縁下噴霧器ノズル。
【請求項7】
前記歯科用サンドブラスト機の回転可能な歯肉縁下噴霧器ノズルは、ハンドルを更に含み、前記ハンドルは前記接続部品に回転可能かつ取り外し可能に接続され、前記外側管継手から離間する側に位置する、ことを特徴とする請求項6に記載の歯科用サンドブラスト機の回転可能な歯肉縁下噴霧器ノズル。
【請求項8】
前記ハンドルは、接続スリーブ、ハンドルハウジングおよびハンドルガイドスリーブを含み、前記接続スリーブは前記接続部品に取り外し可能に接続され、前記噴霧器本体から離間する側に位置し、前記ハンドルハウジングは前記接続部品に回転可能かつ取り外し可能に接続され、前記接続スリーブの周りに位置し、前記ハンドルガイドスリーブは前記ハンドルハウジングに固定的に接続され、前記接続スリーブから離間する側に位置する、ことを特徴とする請求項7に記載の歯科用サンドブラスト機の回転可能な歯肉縁下噴霧器ノズル。
【請求項9】
前記ハンドルは第1空気管および第1水管を更に含み、前記第1空気管と前記第1水管は前記ハンドルを通過して前記ハンドルに固定的に接続され、前記第1空気管は前記第2空気管に固定的に接続され、前記ハンドル中心に位置し、前記第1水管は前記第2水管に固定的に接続され、前記ハンドルハウジングに近接する側に位置する、ことを特徴とする請求項8に記載の歯科用サンドブラスト機の回転可能な歯肉縁下噴霧器ノズル。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、歯科疾患の治療および予防技術の分野に関し、特に歯科用サンドブラスト機の回転可能な歯肉縁下噴霧器ノズルに関する。
【背景技術】
【0002】
現在、治療用の砂粉末は、一般に、圧縮ガス(一般に空気)によって歯の表面に噴霧され、同時に噴霧される液体媒体(一般に水)と合流して、歯の表面、歯肉縁下の歯周ポケットを洗浄する作用を果たし、上記の歯のクリーニング効果を達成するには、空気と砂の混合物と水を噴霧するためのハンドルと噴霧器が必要である。採用した砂粉は一般に水溶性であるため、エアパス(サンドパウダーを含む)と水路は目詰まりを防止するために厳重に分離し、砂粉が噴霧器のノズルから排出されるまで歯の表面でのみ合流させる必要があるが、既存の歯肉縁下サンドブラスト噴霧器を組み立てた後、水路と空気路は平行になるが、ノズルの方向を回転させることができないため、歯と歯周ポケットの死角の間のスリットを便利に洗浄できず、それによって、全面的な治療には役立たない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は、歯科用サンドブラスト機の回転可能な歯肉縁下噴霧器ノズルを提供することであり、ノズル方向を回転することで、歯と歯周ポケットのデッドコーナーとの間のスリットを便利に洗浄することができ、それにより、全面的な治療を容易にする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の目的を達成するために、本発明は、歯科用サンドブラスト機の回転可能な歯肉縁下噴霧器ノズルであって、ノズル、噴霧器エルボおよび噴霧器本体を含み、ノズルはノズル本体およびノズルロッキングキャップを含み、前記ノズル本体は使い捨て型のプラスチック部品であり、前記ノズル本体は前記ノズルロッキングキャップに回転可能に接続され、前記ノズルロッキングキャップの一側に位置し、前記噴霧器エルボは前記ノズルに取り外し可能に接続され、前記ノズル本体から離間する側に位置し、前記噴霧器本体は前記噴霧器エルボに固定的に接続され、前記ノズルから離間する側に位置し、前記ノズルは第2溝、第4空気管および第4水管を含み、前記第2溝は前記ノズルロッキングキャップに近接する側に位置し、前記第4空気管は前記ノズル中心に位置し、前記第4水管は前記ノズルを通過して、前記第4空気管から離間する側に位置し、前記噴霧器エルボは第1溝、第3空気管および第3水管を含み、前記第1溝前記ノズルに近接する側に位置し、前記第3空気管は前記噴霧器エルボを通過して、前記噴霧器エルボ中心に位置し、前記第3水管前記第3空気管から離間する側に位置し、前記第3空気管は前記第1溝の一端を通過して前記第4空気管に締まりばめされ、前記第3水管は前記第4水管と前記第1溝および前記第2溝を介して接続される、歯科用サンドブラスト機の回転可能な歯肉縁下噴霧器ノズルを提供する。
【0006】
また、前記ノズル本体は、空気出口をさらに含み、前記ノズルロッキングキャップから離間する側に位置する。
【0007】
また、前記噴霧器エルボは、エルボ本体を含み、前記エルボ本体は前記ノズルロッキングキャップに回転可能に接続され、前記空気出口から離間する側に位置する。
【0008】
また、前記噴霧器本体は、外側管継手および内側管継手を含み、前記外側管継手は前記噴霧器エルボに固定的に接続され、前記ノズルから離間する側に位置し、前記内側管継手は前記噴霧器エルボに固定的に接続され、前記外側管継手の中に位置する。
【0009】
また、前記噴霧器本体は第2空気管および第2水管をさらに含み、前記第2空気管と前記第2水管は前記噴霧器本体を通過して、前記噴霧器本体に固定的に接続され、前記第2空気管と前記第3空気管は取り外し不可能に接続され、前記第2空気管は前記内側管継手と前記外側管継手の間に位置し、前記噴霧器本体中心に位置し、前記第2水管と前記第3水管は取り外し不可能に接続され、前記内側管継手から離間する側に位置する。
【0010】
また、前記噴霧器本体は接続部品をさらに含み、前記接続部品は前記外側管継手に固定的に接続され、前記噴霧器エルボから離間する側に位置する。
【0011】
また、前記歯科用サンドブラスト機の回転可能な歯肉縁下噴霧器ノズルはハンドルをさらに含み、前記ハンドルは前記接続部品に回転可能かつ取り外し可能に接続され、前記外側管継手から離間する側に位置する。
【0012】
また、前記ハンドルは、接続スリーブ、ハンドルハウジングおよびハンドルガイドスリーブを含み、前記接続スリーブは前記接続部品に取り外し可能に接続され、前記噴霧器本体から離間する側に位置し、前記ハンドルハウジングは前記接続部品に回転可能かつ取り外し可能に接続され、前記接続スリーブの周りに位置し、前記ハンドルガイドスリーブは前記ハンドルハウジングに固定的に接続され、前記接続スリーブから離間する側に位置する。
【0013】
また、前記ハンドルは第1空気管および第1水管をさらに含み、前記第1空気管と前記第1水管は前記ハンドルを通過して前記ハンドルに固定的に接続され、前記第1空気管は前記第2空気管に固定的に接続され、前記ハンドル中心に位置し、前記第1水管は前記第2水管に固定的に接続され、前記ハンドルハウジングに近接する側に位置する。
【発明の効果】
【0014】
本発明の歯科用サンドブラスト機の回転可能な歯肉縁下噴霧器ノズルは、ノズル、噴霧器エルボおよび噴霧器本体を含み、前記ノズルはノズル本体およびノズルロッキングキャップを含み、前記ノズル本体は使い捨て型のプラスチック部品であり、前記ノズル本体は前記ノズルロッキングキャップに回転可能に接続され、前記ノズルロッキングキャップ一側に位置し、前記噴霧器エルボは前記ノズルに取り外し可能に接続され、前記ノズル本体から離間する側に位置し、前記噴霧器本体は前記噴霧器エルボに固定的に接続され、前記ノズルから離間する側に位置し、前記ノズルは第2溝、第4空気管および第4水管を含み、前記第2溝は前記ノズルロッキングキャップに近接する側に位置し、前記第4空気管は前記ノズル中心に位置し、前記第4水管は前記ノズルを通過して、前記第4空気管から離間する側に位置し、前記噴霧器エルボは第1溝、第3空気管および第3水管を含み、前記第1溝前記ノズルに近接する側に位置し、前記第3空気管は前記噴霧器エルボを通過して、前記噴霧器エルボ中心に位置し、前記第3水管前記第3空気管から離間する側に位置し、前記第3空気管は前記第1溝の一端を通過して前記第4空気管に締まりばめされ、前記第3水管は前記第4水管と前記第1溝および前記第2溝を介して接続され、前記ノズル方向を回転することで、歯と歯周ポケットのデッドコーナーとの間のスリットを便利に洗浄することができ、それにより、全面的な治療を容易にする。
【図面の簡単な説明】
【0015】
本発明の実施例または従来技術における技術的解決策をより明確に説明するために、以下、実施例または従来技術の説明において使用される必要のある図面を簡単に説明するが、明らかに、以下説明される図面は本発明のいくつかの実施例に過ぎず、当業者であれば、創造的な労働をすることなく、これらの図面に基づいて他の図面を得ることができる。
【0016】
【
図1】本発明によって提供される噴霧器の概略構造図である。
【
図2】本発明によって提供されるハンドルおよび噴霧器の概略構造図である。
【
図3】本発明によって提供されるハンドルおよび噴霧器の断面図である。
【
図4】本発明によって提供される噴霧器の初期取付概略図である。
【
図5】本発明によって提供される
図4を時計回りに90°回転した後の噴霧器の取付概略図である。
【
図6】本発明によって提供される
図4を反時計回りに90°回転した後の噴霧器の取付概略図である。
【符号の説明】
【0017】
1 ハンドル
4 噴霧器本体
5 噴霧器エルボ
6 ノズル
7 第1溝
8 第2溝
9 ノズルロッキングキャップ
11 ハンドルガイドスリーブ
12 ハンドルハウジング
13 接続スリーブ
14 第1空気管
15 第1水管
41 外側管継手
42 内側管継手
43 第2空気管
44 第2水管
45 接続部品
51 エルボ本体
52 第3空気管
53 第3水管
61 ノズル本体
62 第4空気管
63 第4水管
64 空気出口
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明の実施例を詳細に説明するが、当該実施例の例は図面に示され、同じまたは類似の符号は、同じまたは類似のデバイスや同じまたは類似の機能を有するデバイスを示す。以下、図面を参照して説明される実施例は例示的なものであり、本発明を解釈することを意図しているが、本発明を制限するものではない。
【0019】
本発明の説明において、「長さ」、「幅」、「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」、「垂直」、「水平」、「頂」、「底」「内」、「外」などの用語によって示される方位または位置関係は、図面に示す方位または位置関係であり、本発明を説明、または説明を簡略化するためのものであり、かかる装置またはデバイスは必ず特定の方位を有し、特定の方位で構成または操作されなければならないことを指示または暗示するものではなく、本発明の制限(限定)として理解できない。また、本発明の説明において、特に明記しない限り、「複数」とは2つ以上を意味する。
【0020】
図1および
図3を参照すると、本発明によって提供される歯科用サンドブラスト機の回転可能な歯肉縁下噴霧器ノズルは、ノズル6、噴霧器エルボ5および噴霧器本体4を含む。前記ノズル6はノズル本体61およびノズルロッキングキャップ9を含み、前記ノズル本体61は使い捨て型のプラスチック部品であり、前記ノズル本体61は前記ノズルロッキングキャップ9に回転可能に接続され、前記ノズルロッキングキャップ9の一側に位置する。前記噴霧器エルボ5は前記ノズル6に取り外し可能に接続され、前記ノズル本体61から離間する側に位置する。前記噴霧器本体4は前記噴霧器エルボ5に固定的に接続され、前記ノズル6から離間する側に位置する。前記ノズル6は第2溝8、第4空気管62および第4水管63を含み、前記第2溝8は前記ノズルロッキングキャップ9に近接する側に位置し、前記第4空気管62は前記ノズル6の中心に位置し、前記第4水管63は前記ノズル6を通過して、前記第4空気管62から離間する側に位置する。前記噴霧器エルボ5は第1溝7、第3空気管52および第3水管53を含み、前記第1溝7は前記ノズル6に近接する側に位置し、前記第3空気管52は前記噴霧器エルボ5を通過して、前記噴霧器エルボ5の中心に位置し、前記第3水管53は前記第3空気管52から離間する側に位置し、前記第3空気管52は前記第1溝7の一端を通過して前記第4空気管62に締まりばめされ、前記第3水管53と前記第4水管63は前記第1溝7および前記第2溝8を介して接続される。
【0021】
本実施形態において、前記歯科用サンドブラスト機の回転可能な歯肉縁下噴霧器ノズルは、ノズル6、噴霧器エルボ5および噴霧器本体4を含み、前記ノズル6はノズル本体61およびノズルロッキングキャップ9を含み、前記ノズル本体61は前記ノズルロッキングキャップ9に回転可能に接続され、前記ノズルロッキングキャップ9の一側に位置し、前記噴霧器エルボ5は前記ノズル6に取り外し可能に接続され、前記ノズル本体61から離間する側に位置し、前記噴霧器本体4は前記噴霧器エルボ5に固定的に接続され、前記ノズルロッキングキャップ9から離間する側に位置する。前記ノズル6はプラスチック部品であり、前記噴霧器エルボ5と前記ノズルロッキングキャップ9は金属部品であり、前記ノズル6は第2溝8、第4空気管62および第4水管63を含み、前記第2溝8は前記ノズルロッキングキャップ9に近接する側に位置し、前記第4空気管62は前記ノズル6の中心に位置し、前記第4水管63は前記ノズル6を通過して、前記第4空気管62から離間する側に位置し、前記噴霧器エルボ5は第1溝7、第3空気管52および第3水管53を含み、前記第1溝7は前記ノズル6に近接する側に位置し、前記第3空気管52は前記噴霧器エルボ5を通過して、前記噴霧器エルボ5の中心に位置し、前記第3水管53は前記第3空気管52から離間する側に位置し、前記第3空気管52は前記第1溝7の一端を通過して前記第4空気管62に締まりばめされ、空気経路の密閉を確保する。前記第3水管53と前記第4水管63は前記第1溝7および前記第2溝8を介して接続され、前記ノズルロッキングキャップ9により、前記ノズル6が前記噴霧器エルボ5に取り付けられる前または取り付けられた後、前記ノズル6が前記ノズルロッキングキャップ9の締め付ける前に自由に回転でき、任意の角度に回転した後前記ノズルロッキングキャップ9を締めて、水路および空気経路を密閉する。前記噴霧器エルボ5の夾角は、一般に0°~90°の夾角範囲であり、前記ノズル本体61は使い捨て型のプラスチック部品であり、装置の清浄度および安全性を確保するとともに、前記ノズル6は円錐台形であり、前記ノズルロッキングキャップ9から離間する一端のサイズは、前記ノズルロッキングキャップ9に接続に接続された端よりも小さく、保持および操作を容易にして、前記ノズル6の方向を回転することで、歯と歯周ポケットのデッドコーナーとの間のスリットを便利に洗浄することができ、それにより、全面的な治療を容易にする。
【0022】
さらに、前記ノズル本体61は空気出口64をさらに含み、前記ノズルロッキングキャップ9から離間する側に位置する。
【0023】
本実施形態において、前記ノズル本体61は空気出口64をさらに含み、前記ノズルロッキングキャップ9から離間する側に位置し、前記空気出口64は前記第4空気管62に接続され、空気管中の混合ガスを出力する。
【0024】
さらに、前記噴霧器エルボ5はエルボ本体51を含み、前記エルボ本体51はノズルロッキングキャップ9に回転可能に接続され、前記空気出口64から離間する側に位置する。
【0025】
本実施形態において、前記噴霧器エルボ5はエルボ本体51を含み、前記エルボ本体51はノズルロッキングキャップ9に回転可能に接続され、前記空気出口64から離間する側に位置し、また、前記噴霧器エルボ5の夾角範囲は0°~90°であり、歯と歯周ポケットのデッドコーナーとの間のスリットを便利に洗浄することができる。
【0026】
さらに、前記噴霧器本体4は外側管継手41および内側管継手42を含み、前記外側管継手41は前記噴霧器エルボ5に固定的に接続され、前記ノズル6から離間する側に位置し、前記内側管継手42は前記噴霧器エルボ5に固定的に接続され、前記外側管継手41の中に位置する。
【0027】
本実施形態において、前記噴霧器本体4は外側管継手41および内側管継手42を含み、前記外側管継手41は前記噴霧器エルボ5に固定的に接続され、前記ノズル6から離間する側に位置し、前記内側管継手42は前記噴霧器エルボ5に固定的に接続され、前記外側管継手41の中に位置し、前記外側管継手41と前記内側管継手42の間に、水管と空気管を設置するための一定の隙間がある。
【0028】
さらに、前記噴霧器本体4は第2空気管43および第2水管44をさらに含み、前記第2空気管43と前記第2水管44は前記噴霧器本体4を通過して、前記噴霧器本体4に固定的に接続され、前記第2空気管43は前記第3空気管52に取り外し不可能に接続され、前記第2空気管43は前記内側管継手42と前記外側管継手41の間に位置し、前記噴霧器本体4の中心に位置し、前記第2水管44は前記第3水管53に取り外し不可能に接続され、前記内側管継手42から離間する側に位置する。
【0029】
本実施形態において、前記噴霧器本体4は、第2空気管43および第2水管44をさらに含み、前記第2空気管43と前記第2水管44は前記噴霧器本体4を通過して、前記噴霧器本体4に固定的に接続され、前記第2空気管43は前記第3空気管52に取り外し不可能に接続され、前記第2空気管43は前記内側管継手42と前記外側管継手41の間に位置し、前記噴霧器本体4中心に位置し、前記第2水管44は前記第3水管53に取り外し不可能に接続され、前記内側管継手42から離間する側に位置し、前記第2水管44と前記第2空気管43間の隙間が小さく並列され、前記噴霧器本体4のサイズが小さくなり、保持および操作に便利である。
【0030】
さらに、前記噴霧器本体4は接続部品45をさらに含み、前記接続部品45は前記外側管継手41に固定的に接続され、前記噴霧器エルボ5から離間する側に位置する。
【0031】
本実施形態において、前記噴霧器本体4は接続部品45をさらに含み、前記接続部品45は前記外側管継手41に固定的に接続され、前記噴霧器エルボ5から離間する側に位置し、前記接続部品45の構造は取り外し可能な接続方式であり、噴霧器全体を取り外し可能にサンドブラスト機に接続することができる。
【0032】
さらに、前記歯科用サンドブラスト機の回転可能な歯肉縁下噴霧器ノズルはハンドル1をさらに含み、前記ハンドル1は前記接続部品45に回転可能かつ取り外し可能に接続され、前記外側管継手41から離間する側に位置する。
【0033】
本実施形態において、前記歯科用サンドブラスト機の回転可能な歯肉縁下噴霧器ノズルはハンドル1をさらに含み、前記ハンドル1は前記接続部品45に回転可能かつ取り外し可能に接続され、前記外側管継手41から離間する側に位置する。前記ハンドル1は円筒形であり、保持および操作に便利であり、前記接続部品45に回転可能かつ取り外し可能に接続され、噴霧器全体を前記ハンドル1から取り外すことができる。
【0034】
さらに、前記ハンドル1は、接続スリーブ13、ハンドルハウジング12およびハンドルガイドスリーブ11を含み、前記接続スリーブ13は前記接続部品45に取り外し可能に接続され、前記噴霧器本体4から離間する側に位置し、前記ハンドルハウジング12は前記接続部品45に回転可能かつ取り外し可能に接続され、前記接続スリーブ13の周りに位置し、前記ハンドルガイドスリーブ11は前記ハンドルハウジング12に固定的に接続され、前記接続スリーブ13から離間する側に位置する。
【0035】
本実施形態において、前記ハンドル1は接続スリーブ13、ハンドルハウジング12およびハンドルガイドスリーブ11を含み、前記接続スリーブ13は前記接続部品45に取り外し可能に接続され、前記噴霧器本体4から離間する側に位置し、前記ハンドルハウジング12は前記接続部品45に回転可能かつ取り外し可能に接続され、前記接続スリーブ13の周りに位置し、前記ハンドルガイドスリーブ11は前記ハンドルハウジング12に固定的に接続され、前記接続スリーブ13から離間する側に位置し、前記ハンドルハウジング12は前記ハンドルガイドスリーブ11に互いに係合されて固定され、円筒形であり、前記接続スリーブ13は前記噴霧器本体4に取り外し可能に接続され、密閉作用を果たし、テールワイヤ中の液体および混合物の漏れや埃の侵入を防止する。
【0036】
さらに、前記ハンドル1は、第1空気管14および第1水管15をさらに含み、前記第1空気管14と前記第1水管15は、前記ハンドル1を通過して前記ハンドル1に固定的に接続され、前記第1空気管14は前記第2空気管43に固定的に接続され、前記ハンドル1の中心に位置し、前記第1水管15は前記第2水管44に固定的に接続され、前記ハンドルハウジング12に近接する側に位置する。
【0037】
本実施形態において、前記ハンドル1は第1空気管14および第1水管15をさらに含み、前記第1空気管14と前記第1水管15は前記ハンドル1を通過して、前記ハンドル1に固定的に接続され、前記第1空気管14は前記第2空気管43に固定的に接続され、前記ハンドル1の中心に位置し、前記第1水管15は前記第2水管44に固定的に接続され、前記ハンドルハウジング12に近接する側に位置する。テールワイヤを介してそれぞれ前記第1空気管14および前記第1水管15に圧縮ガス(空気)と砂粉末(重炭酸ナトリウム/グリシン粉末など)の混合物、液体(一般的に水)を供給し、前記第1空気管14と前記第1水管15は互い独立しており、液体と混合物の混合や、管道の詰まりを防止する。
【0038】
図4を参照すると、前記ノズル6の初期取付方向を示す。そして、前記ノズル6を初期方向上に時計回りに90°回転した後の取付效果が
図5に示され、前記ノズル6を初期方向上に反時計回りに90°回転した後の取付效果が
図6に示され、前記ノズルロッキングキャップ9を締める前に前記ノズル6を回転する必要があり、所望の角度まで回転した後前記ノズルロッキングキャップ9を締めて、水路および空気経路を密閉する。
【0039】
本発明は、歯科用サンドブラスト機の回転可能な歯肉縁下噴霧器ノズルを提供し、前記歯科用サンドブラスト機の回転可能な歯肉縁下噴霧器ノズルは、ノズル6、噴霧器エルボ5および噴霧器本体4を含み、前記ノズル6はノズル本体61およびノズルロッキングキャップ9を含み、前記ノズル本体は使い捨て型のプラスチック部品であり、前記ノズル本体61は前記ノズルロッキングキャップ9に回転可能に接続され、前記ノズルロッキングキャップ9の一側に位置し、前記噴霧器エルボ5は前記ノズル6に取り外し可能に接続され、前記ノズル本体61から離間する側に位置し、前記噴霧器本体4は前記噴霧器エルボ5に固定的に接続され、前記ノズル6から離間する側に位置し、前記ノズル6は第2溝8、第4空気管62および第4水管63を含み、前記第2溝8は前記ノズルロッキングキャップ9に近接する側に位置し、前記第4空気管62は前記ノズル6の中心に位置し、前記第4水管63は前記ノズル6を通過して、前記第4空気管62から離間する側に位置し、前記噴霧器エルボ5は第1溝7、第3空気管52および第3水管53を含み、前記第1溝7は前記ノズル6に近接する側に位置し、前記第3空気管52は前記噴霧器エルボ5を通過して、前記噴霧器エルボ5の中心に位置し、前記第3水管53は前記第3空気管52から離間する側に位置し、前記第3空気管52は前記第1溝7の一端を通過して前記第4空気管62に締まりばめされ、前記第3水管53と前記第4水管63は前記第1溝7および前記第2溝8を介して接続されている。前記ノズルロッキングキャップ9を締める前に前記ノズル6を所望の角度まで回転した後前記ノズルロッキングキャップ9を締めて、水路および空気経路を密閉することで、歯と歯周ポケットのデッドコーナーとの間のスリットを便利に洗浄することができ、それにより、全面的な治療を容易にする。
【0040】
以上の説明は本発明の1つの好ましい実施例に過ぎず、本発明の範囲を限定するものではなく、当業者は、上記実施例のすべてまたは一部の流れを理解することを基礎として、本発明の特許請求の範囲に基づいてなされた同等の変更は、すべて本発明の保護範囲に含まれる。