(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-12-20
(45)【発行日】2022-12-28
(54)【発明の名称】テラヘルツ結像校正装置
(51)【国際特許分類】
F16H 19/04 20060101AFI20221221BHJP
F16H 21/00 20060101ALI20221221BHJP
G03B 15/00 20210101ALI20221221BHJP
G03B 42/00 20210101ALI20221221BHJP
G03B 17/56 20210101ALI20221221BHJP
【FI】
F16H19/04 C
F16H21/00
G03B15/00 T
G03B42/00
G03B17/56 E
(21)【出願番号】P 2022081924
(22)【出願日】2022-05-18
【審査請求日】2022-05-19
(31)【優先権主張番号】202111491474.7
(32)【優先日】2021-12-08
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】520022540
【氏名又は名称】中国計量大学
(74)【代理人】
【識別番号】100216471
【氏名又は名称】瀬戸 麻希
(72)【発明者】
【氏名】方波
(72)【発明者】
【氏名】何正竜
(72)【発明者】
【氏名】▲う▼佳▲ろ▼
(72)【発明者】
【氏名】於康杰
(72)【発明者】
【氏名】方燦
(72)【発明者】
【氏名】蔡晋輝
【審査官】前田 浩
(56)【参考文献】
【文献】中国実用新案第211434799(CN,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F16H 19/04
F16H 21/00
G03B 15/00
G03B 17/56
G03B 42/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
テラヘルツ結像校正装置であって、
置物枠1と、置物枠1の上方に設けられる物置板11と、物置板11の下方に設けられ、
物置板11を徐々に降下させるための電動杆と、置物枠1に接続されるとともに置物枠1
の長度方向に位置する前後ロケーティング構成3と、前後ロケーティング構成3に設けら
れるとともに置物枠1の横方向上に位置する横方向ロケーティング構成2と、前後ロケー
ティング構成3に接続される第3案内杆92と、第3案内杆92に滑動可能に設けられる
第2移動支持板93と、第2移動支持板93に固定的に設けられ、前後ロケーティング構
成3を支持するための第1案内杆91と、第1案内杆91上に固定的に設けられる頂板9
と、頂板9の下方に設けられるとともに横方向ロケーティング構成2に接続されるテラヘ
ルツ測定器8と、前後ロケーティング構成3に接続される第1制御構成5と、第1制御構
成5に接続される第2制御構成6と、第2制御構成6に接続される、テラヘルツ測定器8
の高度を制御するための同期ベルト7とを備え、
前後ロケーティング構成3は、置物枠1の上方に固定的に設けられる両第1支持板31と
、第1支持板31上に固定的に設けられる第1モータ32と、第1モータ32に固定的に
接続される第1ネジロッド33と、第1ネジロッド33に接続される、結像物をロケーテ
ィングするための係合構成4と、両第1支持板31間に固定的に設けられる第2案内杆3
6と、第2案内杆36に滑動可能に設けられるとともに係合構成4に接続されるナット3
4と、ナット34に枢接される第1リンク35と、第1リンク35に枢接されるとともに
第1案内杆91に滑動可能に接続される第1移動支持板37とを備え、
横方向ロケーティング構成2は第1移動支持板37上に設けられており、
両係合構成4と両ナット34の置物枠1の長度方向における位置は
同じであり
、
第1制御構成5は、一方のナット34に固定的に接続される第1ラック51と、他方のナ
ット34に接続される支持フレーム52と、支持フレーム52に回動可能に設けられる第
1回動軸53と、第1回動軸53に固定的に接続される第1歯車54と、両第1支持板3
1間に固定的に設けられる第5案内杆552と、第5案内杆552に滑動可能に設けられ
る第4案内ブロック551と、第4案内ブロック551に固定的に接続されるとともに第
1歯車54に噛合される第2ラック55と、支持フレーム52に固定的に接続される第2
支持板57と、他方のナット34に固定的に接続される固定ブロック58と、第2支持板
57と第1支持板31に固定的に接続される、支持フレーム52の第1制御構成5を案内
するための第2モータ21と、固定ブロック58と支持フレーム52に接続される変位調
節機構56とを備え、
第2制御構成6は第2ラック55と同期ベルト7に接続されており、
第2制御構成6は、第2移動支持板93の下方に固定的に設けられる第2案内ブロック6
8と、第2案内ブロック68に回動可能に接続される第2回動軸681と、第2案内ブロ
ック68に固定的に接続されるとともに第2ラック55に噛合される第2歯車69と、第
2回動軸681に接続される駆動機構65と、駆動機構65と同期ベルト7に接続される
、同期ベルト7を駆動するためのベルトプーリー66とを備える、
ことを特徴とするテラヘルツ結像校正装置。
【請求項2】
第2制御構成6はさらに、第1移動支持板37の下方固定的に設けられる昇降板61と、
昇降板61に固定的に接続される電動板62と、電動板62の下方に固定的に設けられる
第1伸縮杆63と、第1伸縮杆63の下方に固定的に設けられる第1案内ブロック64と
を備え、
第1案内ブロック64は第2回動軸681に回動可能に接続されるとともに第2回動軸6
81を支持案内するために用いられ、昇降板61の最下方にセンサーが設けられ、
駆動機構65は、第1案内ブロック64に固定的に接続される押盤651と、押盤651
に固定的に接続される第1枢接ブロック652と、第1枢接ブロック652に枢接される
第4リンク653と、第4リンク653に枢接される第2枢接ブロック654と、第2枢
接ブロック654に枢接される弧形係合ブロック655と、ベルトプーリー66上に設け
られ、弧形係合ブロック655に係合するための弧形係合溝656と、第2回動軸681
に固定的に設けられるとともに第1枢接ブロック652に固定的に接続される固定盤とを
備え、
セルフロック機構67は、第1案内ブロック64に枢接される第3リンク671と、第3
リンク671に枢接される第3案内ブロック672と、第3案内ブロック672に固定的
に接続される係合片673と、係合片673に固定的に接続される第4案内杆674と、
第4案内杆674と第2案内ブロック68の間に固定的に接続される第3伸縮杆675と
を備え、係合片673と同期ベルト7とが協働し、
係合片673が同期ベルト7中に係り込むことにより、同期ベルト7の位置を制限する、
ことを特徴とする請求項1に記載のテラヘルツ結像校正装置。
【請求項3】
係合構成4は、第1ネジロッド33に接続される下ネジ板45および上ネジ板46と、下
ネジ板45および上ネジ板46に接続される、両者を位置制御するための停止機構44と
、停止機構44に接続される動力機構43と、動力機構43に接続されるとともにナット
34に固定的に接続される駆動板42と、駆動板42の上方に滑動可能に設けられるロケ
ーティング板41とを備え、
ロケーティング板41と駆動板42の間に、接続ばねと、下ネジ板45に接続される、ナ
ット34を位置制限するための固定機構47とが固定的に設けられており、接続ばねは、
駆動板42を緩和するため、およびロケーティング板41を復帰するために用いられ、
下ネジ板45と上ネジ板46は突き合わせて、第1ネジロッド33と協働し、
動力機構43は、ロケーティング板41に固定的に接続される案内板431と、案内板4
31に枢接される第5リンク432と、第5リンク432に枢接される第3枢接ブロック
433と、第3枢接ブロック433に固定的に接続されるとともに駆動板42に滑動可能
に設けられる押杆434とを備え、
停止機構44は、押杆434に固定的に接続される斜めブロック441と、斜めブロック
441に設けられる斜め辺442と、下ネジ板45と上ネジ板46に固定的に設けられる
第4枢接ブロック446と、第4枢接ブロック446に噛合される第6リンク445と、
第6リンク445に枢接される第6案内杆443と、第6案内杆443とナット34の間
に固定的に設けられ、第6案内杆443を復帰するための復帰ばね444と、両第4枢接
ブロック446に固定的に接続される、両者を案内するための第4伸縮杆447と、ナッ
ト34と第6リンク445に固定的に接続される、ナット34を駆動するため、および下
ネジ板45を案内するための第5伸縮杆448とを備え、
固定機構47は、下ネジ板45に固定的に接続される第1押さえ板471と、第1押さえ
板471の下方に固定的に設けられる第2押さえ板472と、第2押さえ板472の下方
に固定的に設けられ、第2案内杆36に係合してナット34の位置を制限するための弧形
ロケーティング板473と、ナット34に固定的に設けられ、弧形ロケーティング板47
3に係合するための挟み柱474とを備える、
ことを特徴とする請求項1に記載のテラヘルツ結像校正装置。
【請求項4】
テラヘルツ測定器8に自動微調節構成が設けられており、
自動微調節構成は、テラヘルツ測定器8と接続板81の間に固定的に設けられ、テラヘル
ツ測定器8の位置を微調節するための微量電動杆とを備え、
変位調節機構56は、第2支持板57に固定的に接続される第3支持板561と、第3支
持板561に回動可能に設けられるプーリー562と、プーリー562に巻き付けるロー
プ563とを備え、
ロープ563の一端が固定ブロック58に固定的に接続され、その他端が他側の第1支持
板31に固定的に接続され、
横方向ロケーティング構成2は、第1移動支持板37に固定的に接続される第2モータ2
1と、第2モータ21に固定的に接続される第2ネジロッド22と、第2ネジロッド22
に接続される停止部材23と、停止部材23に枢接される第2リンク24と、第2リンク
24に枢接される第6支持板25と、第6支持板25の上方に固定的に設けられる第5支
持板26と、第5支持板26の上方に固定的に設けられる第4支持板27と、第4支持板
27とテラヘルツ測定器8の間に固定的に設けられる第2伸縮杆28とを備え、
停止部材23と係合構成4の構成は
同じである、
ことを特徴とする請求項1に記載のテラヘルツ結像校正装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は結像校正技術の分野に属し、特にテラヘルツ結像校正装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来のテラヘルツイメージングは主に固定された物体をイメージングするが、しかし、物
体が異なる位置にあると撮像の位置が異なる。すなわち、物体の中央にテラヘルツ撮像装
置をより良く積むことができず、使用時に、物体の長さ幅に応じて、撮像の中心点を撮像
物体の中心位置に正確に較正することはできない。
【発明の概要】
【0003】
本出願は、従来技術の不足を克服するために、より正確に撮像物体を撮像することができ
るキャリブレーションの速度と精度を大幅に向上させたテラヘルツ結像校正装置を提供す
る。上記目的を達成するために、本出願は以下の技術案を採用する。
テラヘルツ結像校正装置は、
置物枠1と、置物枠1の上方に設けられる物置板11と、物置板11の下方に設けられ、
物置板11を徐々に降下させるための電動杆と、置物枠1に接続されるとともに置物枠1
の長度方向に位置する前後ロケーティング構成3と、前後ロケーティング構成3に設けら
れるとともに置物枠1の横方向上に位置する横方向ロケーティング構成2と、前後ロケー
ティング構成3に接続される第3案内杆92と、第3案内杆92に滑動可能に設けられる
第2移動支持板93と、第2移動支持板93に固定的に設けられ、前後ロケーティング構
成3を支持するための第1案内杆91と、第1案内杆91上に固定的に設けられる頂板9
と、頂板9の下方に設けられるとともに横方向ロケーティング構成2に接続されるテラヘ
ルツ測定器8と、前後ロケーティング構成3に接続される第1制御構成5と、第1制御構
成5に接続される第2制御構成6と、第2制御構成6に接続される、テラヘルツ測定器8
の高度を制御するための同期ベルト7とを備え、
前後ロケーティング構成3は、置物枠1の上方に固定的に設けられる両第1支持板31と
、第1支持板31上に固定的に設けられる第1モータ32と、第1モータ32に固定的に
接続される第1ネジロッド33と、第1ネジロッド33に接続される、結像物をロケーテ
ィングするための係合構成4と、両第1支持板31間に固定的に設けられる第2案内杆3
6と、第2案内杆36に滑動可能に設けられるとともに係合構成4に接続されるナット3
4と、ナット34に枢接される第1リンク35と、第1リンク35に枢接されるとともに
第1案内杆91に滑動可能に接続される第1移動支持板37とを備え、
横方向ロケーティング構成2は第1移動支持板37上に設けられており、
両係合構成4と両ナット34の置物枠1の長度方向における位置は同じであり、
第1制御構成5は、一方のナット34に固定的に接続される第1ラック51と、他方のナ
ット34に接続される支持フレーム52と、支持フレーム52に回動可能に設けられる第
1回動軸53と、第1回動軸53に固定的に接続される第1歯車54と、両第1支持板3
1間に固定的に設けられる第5案内杆552と、第5案内杆552に滑動可能に設けられ
る第4案内ブロック551と、第4案内ブロック551に固定的に接続されるとともに第
1歯車54に噛合される第2ラック55と、支持フレーム52に固定的に接続される第2
支持板57と、他方のナット34に固定的に接続される固定ブロック58と、第2支持板
57と第1支持板31に固定的に接続される、支持フレーム52の第1制御構成5を案内
するための第2モータ21と、固定ブロック58と支持フレーム52に接続される変位調
節機構56とを備え、
第2制御構成6は第2ラック55と同期ベルト7に接続されており、
第2制御構成6は、第2移動支持板93の下方に固定的に設けられる第2案内ブロック6
8と、第2案内ブロック68に回動可能に接続される第2回動軸681と、第2案内ブロ
ック68に固定的に接続されるとともに第2ラック55に噛合される第2歯車69と、第
2回動軸681に接続される駆動機構65と、駆動機構65と同期ベルト7に接続される
、同期ベルト7を駆動するためのベルトプーリー66とを備える。
【0004】
両係合構成は向き合って移動し、頭部あるいは足部に突き当たったら停止するので、第1
移動支持板は常に中心の位置に保持させられる。そして、両係合構成は、一方が停止し、
他方が移動すればよいので、より快適に結像物が任意に物置板上にレイダウンしてもよく
、工夫してその中間に横たわる必要がない。そして、両係合構成および第1リンクにより
第1移動支持板を結像物の長度方向の中心位置に位置させることができる。そして、さら
に横方向ロケーティング構成によりテラヘルツ測定器を中心の位置に位置させることによ
って、物の長度および幅度にかかわらず、テラヘルツ測定器を結像物の中心位置に位置さ
せることができるので、結像物を結像させる際に意図的に中心位置をより適合にアライメ
ントさせることができ、テラヘルツ測定器の位置オフによる結像の位置オフが発生しなく
なる。そして、正常検測すべき部位が、縁部に位置する可能性があり、はっきりできなく
て見えないことがあるが、より快適にアライメントを行なって、結像をより正確的にさせ
、観察すべき部分をより良く結像させ、より正確的に校正させることができるので、危険
品の観察により寄与する結像を得られる。そして、ナットが移動すると、第1ラックと支
持フレームにより第2ラックに第2歯車を移動させるように駆動させる。そして、同期ベ
ルトによりテラヘルツ測定器の高度を調節することができ、すなわちテラヘルツ測定器の
高度を低下させることができる。そしてすなわち、テラヘルツ測定器は結像物そのものの
大きさによって位置を調節することができ、すなわち本物が小さいならばテラヘルツ測定
器を降下することができる。そしてテラヘルツ測定器結像の範囲をより広範的に物上に集
中させるので、より快適に結像の明確性を保証し、より快適に結像物の位置および本物の
大小によって、テラヘルツ測定器は自動的アライメントや自動的高度調節をすることがで
き、すなわちより快適にテラヘルツ測定器が校正することができ、また自動的に結像物位
置および体形の大きさによって自動的校正をすることができ、校正の速度および校正の便
利度を向上する。そして、テラヘルツ測定器の起始位置における結像の範囲はaaとし、
以降でテラヘルツ測定器は結像物の高度と幅度によって下方に移動するので、すなわち結
像の範囲を変小させる。そして、簡単に、テラヘルツ測定器が不動、結像物が上に移動す
ると見なしてもよいが、すなわち結像の範囲はbbとする。そして、hも変化が可能であ
る。そして、caaの三角形とcbbの三角形は相似三角形である。そして、cからaa
までの高度hと|aa|とが等しい。そしてすなわち、三角形の相似原理に基づいて、テ
ラヘルツ測定器結像際の範囲が変化する程度、テラヘルツ測定器距離結像物の高度が変化
するとわかられる。そして、高度の変化によってベルトプーリーーに同期ベルトを調節さ
せるように駆動させる。ベルトプーリーの回転程度は第2ラックによる第2歯車への駆動
によって制御される。そして、支持フレームの移動はナットによる変位調節機構への駆動
によって実現される。すなわち支持フレームの移動長度は変位調節機構を介してナット移
動長度の半分に変わる。そして、第1ラックがナット上に固定されるので、第1ラックの
移動長度がナットと同じである。そして、支持フレームにより第1歯車を移動させると、
第1歯車が第1ラックに噛み合う。そして、第1歯車が回転すると、第1歯車の回転によ
り第2ラックを移動させる。第1歯車は支持フレームと一緒に移動する。ここで、3種類
の場合がある。第1に、第1ラックと支持フレームとが同時に移動する。第2に、第1ラ
ックが移動するが、支持フレームが不動する。第3に、第1ラックが不動するが、支持フ
レームが移動する。第1の場合、支持フレームが移動することにより、第1歯車をいっし
ょに移動させる。そして、第1歯車が回転するならば、第1歯車の回転週数を長度に変換
して、第1ラックと支持フレームの移動の総和となる。そして、支持フレームも移動する
ので、支持フレームにより第1歯車を移動させる。第1歯車の位置が変化するので、第1
歯車の位置変化によっても第2ラックを移動させる。それにより、すなわち第2ラックの
移動総距離は、第1ラックの移動長度と支持フレームの移動距離と支持フレームの移動距
離との和であり、すなわち第1ラックの移動距離と支持フレームの移動距離の2倍との和
である。そして、支持フレームの移動距離は変位調節機構の駆動によるものであり、変位
調節機構により支持フレームをナットの距離の半分にて移動させる。そして、第1ラック
は直接にナットに固定接続されるので、すなわち第1ラックの移動距離はナットと同様で
あり、それによりすなわち第2ラックの移動距離は両ナットの移動距離の和であり、それ
によりすなわち両ナットが移動する程度、第2ラックを移動駆動させ、すなわち第2ラッ
クにより第2歯車を回転させる。そして、第2歯車によりベルトプーリーを介して同期ベ
ルトを移動させることにより、使テラヘルツ測定器の下向きの移動距離と両第2リンクの
移動距離を相等にさせる。そして、前文に記述した等腰三角形によれば、この時のテラヘ
ルツ測定器の位置は、結像の最適正確位置となり、すなわちこの時のテラヘルツ測定器の
位置は、ちょうど結像物の頭部と足部間の範囲に結像できるとわかられる。そして、第2
に、第1ラックが移動するが、支持フレームが不動する場合、第1ラックにより第1歯車
を回転させる。そして、第1歯車により第2ラックを移動させる。それによりすなわち第
2ラックの移動距離と第1ラックの移動距離とが等しい。第3に、第1ラックが不動する
が、支持フレームが移動する場合、支持フレームの移動距離はナットの半分であり、すな
わち支持フレームにより第1歯車の回転による第2ラックの移動距離はナットの移動距離
であり、それによりすなわち両ナットの移動にかかわらず、第2ラックの移動距離は両ナ
ットの移動距離の和と相等である。そして、すなわち同期ベルトによるテラヘルツ測定器
の下向き移動距離と両ナットの移動距離の和とが相等である。そして、上述した相似三角
形の原理に基づいて、両ナットの移動にかかわらず、テラヘルツ測定器を最適結像高度と
位置に位置させるようになり、より快適かつ快速に校正を行うことができる。そして、す
なわち結像物の長度と幅度にかかわらず、より正確的に結像を行うことができる。それに
より以降でさらなる正確結像図をもって、より容易に物を分析や検測することができ、ミ
ス検出の確率を大幅に低減させ、それにより、より快適に結像校正に基づく利点を向上さ
せる。
【0005】
本願は、前後ロケーティング構成と横方向ロケーティング構成を備えることにより、結像
物の長度と幅度によってテラヘルツ測定器の位置を調節することができる。それにより、
より快適にテラヘルツ測定器は異なる結像物の体積形状および位置を適切に設置すること
ができる。第1制御構成と第2制御構成を備えることにより、テラヘルツ測定器の位置を
設置および調節するととともに、テラヘルツ測定器の高度を適切に調節することができる
。それにより、すなわちより快適にテラヘルツ測定器は、最適位置に位置させて最適範囲
を検測することができる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【
図8】本願における横方向ロケーティング構成の構成図である。
【
図9】本願におけるセルフロック機構の構成図である。
【
図17】本願におけるテラヘルツ結像装置の撮像範囲構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、本発明の実施の形態の図面に関連して、本発明の実施の形態における技術的態様を
明確かつ完全に説明する。
図1~17に示すように、テラヘルツ結像校正装置は、置物枠1と、置物枠1の上方に設
けられる物置板11と、物置板11の下方に設けられ、物置板11を徐々に降下させるた
めの電動杆と、置物枠1に接続されるとともに置物枠1の長度方向に位置する前後ロケー
ティング構成3と、前後ロケーティング構成3に設けられるとともに置物枠1の横方向上
に位置する横方向ロケーティング構成2と、前後ロケーティング構成3に接続される第3
案内杆92と、第3案内杆92に滑動可能に設けられる第2移動支持板93と、第2移動
支持板93に固定的に設けられ、前後ロケーティング構成3を支持するための第1案内杆
91と、第1案内杆91上に固定的に設けられる頂板9と、頂板9の下方に設けられると
ともに横方向ロケーティング構成2に接続されるテラヘルツ測定器8と、前後ロケーティ
ング構成3に接続される第1制御構成5と、第1制御構成5に接続される第2制御構成6
と、第2制御構成6に接続される、テラヘルツ測定器8の高度を制御するための同期ベル
ト7とを備える。前後ロケーティング構成3は、置物枠1の上方に固定的に設けられる両
第1支持板31と、第1支持板31上に固定的に設けられる第1モータ32と、第1モー
タ32に固定的に接続される第1ネジロッド33と、第1ネジロッド33に接続される、
結像物をロケーティングするための係合構成4と、両第1支持板31間に固定的に設けら
れる第2案内杆36と、第2案内杆36に滑動可能に設けられるとともに係合構成4に接
続されるナット34と、ナット34に枢接される第1リンク35と、第1リンク35に枢
接されるとともに第1案内杆91に滑動可能に接続される第1移動支持板37とを備える
。横方向ロケーティング構成2は第1移動支持板37上に設けられている。両係合構成4
と両ナット34の置物枠1の長度方向における位置は
同じである
。第1制御構成5は、一
方のナット34に固定的に接続される第1ラック51と、他方のナット34に接続される
支持フレーム52と、支持フレーム52に回動可能に設けられる第1回動軸53と、第1
回動軸53に固定的に接続される第1歯車54と、両第1支持板31間に固定的に設けら
れる第5案内杆552と、第5案内杆552に滑動可能に設けられる第4案内ブロック5
51と、第4案内ブロック551に固定的に接続されるとともに第1歯車54に噛合され
る第2ラック55と、支持フレーム52に固定的に接続される第2支持板57と、他方の
ナット34に固定的に接続される固定ブロック58と、第2支持板57と第1支持板31
に固定的に接続される、支持フレーム52の第1制御構成5を案内するための第2モータ
21と、固定ブロック58と支持フレーム52に接続される変位調節機構56とを備える
。第2制御構成6は第2ラック55と同期ベルト7に接続されている。第2制御構成6は
、第2移動支持板93の下方に固定的に設けられる第2案内ブロック68と、第2案内ブ
ロック68に回動可能に接続される第2回動軸681と、第2案内ブロック68に固定的
に接続されるとともに第2ラック55に噛合される第2歯車69と、第2回動軸681に
接続される駆動機構65と、駆動機構65と同期ベルト7に接続される、同期ベルト7を
駆動するためのベルトプーリー66とを備える。
【0008】
第2制御構成6はさらに、第1移動支持板37の下方固定的に設けられる昇降板61と、
昇降板61に固定的に接続される電動板62と、電動板62の下方に固定的に設けられる
第1伸縮杆63と、第1伸縮杆63の下方に固定的に設けられる第1案内ブロック64と
を備える。第1案内ブロック64は第2回動軸681に回動可能に接続されるとともに第
2回動軸681を支持案内するために用いられる。昇降板61の最下位は物置板11の下
向き降低後の最下位である。昇降板61の最下方にセンサーが設けられる。センサーは結
像物の存在があるか否かを感知するためのものである。
【0009】
駆動機構65は、第1案内ブロック64に固定的に接続される押盤651と、押盤651
に固定的に接続される第1枢接ブロック652と、第1枢接ブロック652に枢接される
第4リンク653と、第4リンク653に枢接される第2枢接ブロック654と、第2枢
接ブロック654に枢接される弧形係合ブロック655と、ベルトプーリー66上に設け
られ、弧形係合ブロック655に係合するための弧形係合溝656と、第2回動軸681
に固定的に設けられるとともに第1枢接ブロック652に固定的に接続される固定盤とを
備える。
【0010】
セルフロック機構67は、第1案内ブロック64に枢接される第3リンク671と、第3
リンク671に枢接される第3案内ブロック672と、第3案内ブロック672に固定的
に接続される係合片673と、係合片673に固定的に接続される第4案内杆674と、
第4案内杆674と第2案内ブロック68の間に固定的に接続される第3伸縮杆675と
を備える。係合片673と同期ベルト7とが協働する。係合片673が同期ベルト7中に
係り込むことにより、同期ベルト7の位置を制限する。すなわち第1案内ブロック64が
移動する前に係合片673は同期ベルト7に係止める位置に位置する。それによりすなわ
ち同期ベルト7は移動できないようになっている。それにより、すなわちテラヘルツ測定
器8の重力により同期ベルト7が移動してしまい、テラヘルツ測定器8が重力により下向
きに移動してしまうことがない。
【0011】
係合構成4は、第1ネジロッド33に接続される下ネジ板45および上ネジ板46と、下
ネジ板45および上ネジ板46に接続される、両者を位置制御するための停止機構44と
、停止機構44に接続される動力機構43と、動力機構43に接続されるとともにナット
34に固定的に接続される駆動板42と、駆動板42の上方に滑動可能に設けられるロケ
ーティング板41とを備える。ロケーティング板41と駆動板42の間に、接続ばねと、
下ネジ板45に接続される、ナット34を位置制限するための固定機構47とが固定的に
設けられている。接続ばねは、駆動板42を緩和するため、およびロケーティング板41
を復帰するために用いられる。下ネジ板45と上ネジ板46は突き合わせて、第1ネジロ
ッド33と協働することができる。
【0012】
動力機構43は、ロケーティング板41に固定的に接続される案内板431と、案内板4
31に枢接される第5リンク432と、第5リンク432に枢接される第3枢接ブロック
433と、第3枢接ブロック433に固定的に接続されるとともに駆動板42に滑動可能
に設けられる押杆434とを備える。停止機構44は、押杆434に固定的に接続される
斜めブロック441と、斜めブロック441に設けられる斜め辺442と、下ネジ板45
と上ネジ板46に固定的に設けられる第4枢接ブロック446と、第4枢接ブロック44
6に噛合される第6リンク445と、第6リンク445に枢接される第6案内杆443と
、第6案内杆443とナット34の間に固定的に設けられ、第6案内杆443を復帰する
ための復帰ばね444と、両第4枢接ブロック446に固定的に接続される、両者を案内
するための第4伸縮杆447と、ナット34と第6リンク445に固定的に接続される、
ナット34を駆動するため、および下ネジ板45を案内するための第5伸縮杆448とを
備える。
【0013】
固定機構47は、下ネジ板45に固定的に接続される第1押さえ板471と、第1押さえ
板471の下方に固定的に設けられる第2押さえ板472と、第2押さえ板472の下方
に固定的に設けられ、第2案内杆36に係合してナット34の位置を制限するための弧形
ロケーティング板473と、ナット34に固定的に設けられ、弧形ロケーティング板47
3に係合するための挟み柱474とを備える。
【0014】
テラヘルツ測定器8に自動微調節構成が設けられている。自動微調節構成は、テラヘルツ
測定器8と接続板81の間に固定的に設けられ、テラヘルツ測定器8の位置を微調節する
ための微量電動杆とを備える。電動杆は、従来の技術であり、ここで詳しく贅述しない。
上述したように結像の最適範囲を結像物の中心位置に位置させるが、物内の重要物品の位
置が包装によって異なるので、上述した確定可能な結像の範囲は、概ね内部重要物品へ近
い箇所に決めてもよい。そして、以降の微量電動杆によりテラヘルツ測定器8の位置を微
細に上下調節することより、より快適にテラヘルツ測定器8の校正程度を向上することが
できる。
【0015】
変位調節機構56は、第2支持板57に固定的に接続される第3支持板561と、第3支
持板561に回動可能に設けられるプーリー562と、プーリー562に巻き付けるロー
プ563とを備える。ロープ563の一端が固定ブロック58に固定的に接続されるが、
その他端が他側の第1支持板31に固定的に接続される。それによりすなわちナット34
により固定ブロック58を移動させることによりロープ563の一端を引き動く。そして
、他端が固定されることにより、変位調節機構56全体は可動プーリー562の構成とな
る。そして、ナット34の移動省力効果を発揮するだけでなく、第2支持板57の移動距
離をナット34の移動距離の半分にさせるようにも機能している。すなわち第1歯車54
の移動はナット34の移動の半分にするように実現することにより、より正確的にテラヘ
ルツ測定器8の昇降距離を制御することができる。
【0016】
横方向ロケーティング構成2は、第1移動支持板37に固定的に接続される第2モータ2
1と、第2モータ21に固定的に接続される第2ネジロッド22と、第2ネジロッド22
に接続される停止部材23と、停止部材23に枢接される第2リンク24と、第2リンク
24に枢接される第6支持板25と、第6支持板25の上方に固定的に設けられる第5支
持板26と、第5支持板26の上方に固定的に設けられる第4支持板27と、第4支持板
27とテラヘルツ測定器8の間に固定的に設けられる第2伸縮杆28とを備える。停止部
材23と係合構成4の構成は同じであり、本願では詳しく説明しない。停止部材23にか
かる接続ばねは、実際に電動部材である。停止部材23の下方に赤外線センサが設けられ
ている。停止部材23による結像物の横方向上における検測は、主に赤外線センサにより
検測する。それにより、すなわち結像物を検出した後、電動部材は接続ばねとして機能す
る。それにより、すなわち横方向ロケーティング構成2も前後ロケーティング構成3の機
能とすることができり、横方向ロケーティング構成2は、前後ロケーティング構成3と同
じロケーティング効果を実現することができる。それにより、より快適に横方向ロケーテ
ィング構成2と前後ロケーティング構成3により、テラヘルツ測定器8は結像物の長度と
幅度を適切に設置および調節することができる。
【0017】
動作手順について説明する。使用すべく、まず、結像物を物置板11の上方に入り込み、
そして平らに横わたるようにさせる。そして、第1モータ32を起動する。第1モータ3
2により第1ネジロッド33を回転させる。第1ネジロッド33により上ネジ板46と下
ネジ板45を介してナット34を移動させ、すなわちロケーティング板41がいっしょに
移動すると、先に結像物の頭あるいは足に当たる。そして、ロケーティング板41はさら
に移動できない。この場合、駆動板42がさらに移動すると接続ばねを圧縮させ、案内板
431が駆動板42の外側に向かって移動するようになる。すなわち案内板431が不動
するが、駆動板42が移動する場合、案内板431は駆動板42に対して駆動板42の外
側への移動が発生する。そして、案内板431により第5リンク432移動させ、第5リ
ンク432により第3枢接ブロック433を両側方向に移動させる。そして、押杆434
により斜めブロック441を移動させる。そして、斜めブロック441は斜め辺442に
より第6案内杆443を下ネジ板45と上ネジ板46に向かう方向へ移動させる。第6案
内杆443は第6リンク445により第4枢接ブロック446を移動させる。それにより
下ネジ板45の下向き移動と上ネジ板46の上向き移動を実現する。それにより下ネジ板
45と上ネジ板46は、第1ネジロッド33との係合を解放する。それによりこの時は第
1ネジロッド33が回転すると、停止機構44と下ネジ板45によりナット34を移動さ
せることはない。そして、ロケーティング板41が結像物に当たったら停止する。下ネジ
板45の下向き移動により第1押さえ板471を下向きにさせる。そして、第2押さえ板
472を下向きに移動させる。そして、すなわち第2押さえ板472により弧形ロケーテ
ィング板473を下向きに移動させる。そして、弧形ロケーティング板473が第2案内
杆36中に係り込むようにさせることにより、弧形ロケーティング板473を第2案内杆
36上に固定する。そして、すなわち下ネジ板45の位置を制限する。そして、すなわち
ナット34の位置を制限することにより、より快適に下ネジ板45と上ネジ板46の係合
の解放を実現する。そして、ナット34の位置は固定的にされ得る。
【0018】
そして、第1ネジロッド33の両端のネジ方向は逆方向とする。それにより係合構成4に
より両ナット34を向き合って移動させる。そして、ナット34により第1リンク35を
移動させる。それにより第1リンク35により第1移動支持板37を上向きに移動させる
。ナット34は第2案内杆36上で滑動する。そして、両第1リンク35の長度は相等で
あり、それにより両第1リンク35により第1移動支持板37を両ナット34の中心位置
の上方に位置させる。そして、ナット34が移動すると、係合構成4にて結像物の頭部や
足部に突き当たる。頭部や足部に突き当たったら停止する。もし先に頭部に突き当たると
したら、あるいは足部に突き当たるとしたら、係合構成4により先に突き当たった一側の
ナット34の移動を停止させる。そして、突き当たらなかった他側のナット34を続いて
移動させ、他側のナット34も突き当たったまで移動を停止させる。そして、両第1リン
ク35のある直線と底面のある直線により構成される三角形は、必ず等腰三角形であり、
第1リンク35に枢接される第1移動支持板37は第1移動支持板37に関して対称的で
ある。そして、第1移動支持板37は必ず頂点の位置に位置する。そして、第1移動支持
板37から下向きにを描いた底面に垂直する直線は、すなわち該等腰三角形の高さとなる
。そして、等腰三角形の3辺は1線に合わせる。それにより両ナット34は移動が終わる
と、結像物の頭部と足部に保持する。そして、第1移動支持板37はちょうど結像物の中
心位置に位置する。そして、横方向ロケーティング構成2は、前後ロケーティング構成3
と同様の原理に基づいてテラヘルツ測定器8を結像物横方向の中心位置に位置させる。そ
して、横方向ロケーティング構成2は第1移動支持板37に設けられる。そして、第1移
動支持板37は第1案内杆91に滑動可能に設けられる。第1移動支持板37の位置が変
化すると、第2移動支持板93は第3案内杆92上で滑動することにより、第1移動支持
板37の移動が実現されるように保証する。
【0019】
センサーは、結像物の存在があるか否かを感知する。第1移動支持板37は上むきに移動
するので、すなわちセンサーを上向きに移動させる。そして、センサーは最下位に位置す
るので、初めから結像物の存在を感知できるが、第1移動支持板37の上昇につれて、セ
ンサーは結像物の存在を完治できない状態となりつつある。それによりすなわち結像物の
厚度を検測できる。それにより結像物の厚度を記録できる。そしてまた、電動板62を制
御することもできる。結像物、つまり結像物の厚度を検出できないと、電動板62により
第1伸縮杆63を第2案内ブロック68への方向に向かって移動させる。そして、第1伸
縮杆63により第1案内ブロック64をその方向に向かって移動させる。そして、第1案
内ブロック64は駆動機構65を制御する。すなわち結像物の存在を検出できる場合、駆
動機構65によりベルトプーリー66を移動させることはしない。結像物を検出できない
場合、第2回動軸681は駆動機構65によりベルトプーリー66を回転させることがで
きるようになる。
【0020】
そして、両ナット34は移動が発生すると、それらに連動して第1ラック51と支持フレ
ーム52を向き合って移動させる。そして、支持フレーム52により第1回動軸53と第
1歯車54を移動させる。そして、第1歯車54と第1ラック51は噛み合うことにより
、第1歯車54を回転させる。そして、第1歯車54により第2ラック55を支持フレー
ム52の移動方向に向かって移動させる。そして、すなわち第2ラック55の移動により
第2歯車69を回転させる。そして、第2歯車69の回転により第2回動軸681を回転
させる。センサーにより結像物の存在を検出できる場合、第1案内ブロック64が移動し
ない。この時、弧形係合ブロック655が弧形係合溝656中に係り込んでいない。そし
て、第2回動軸681により固定盤を回転させ、固定盤により第1枢接ブロック652を
回転させる。そして、第1枢接ブロック652により押盤651を運動させ、第1枢接ブ
ロック652により第4リンク653と第2枢接ブロック654を回転させる。そして、
第2枢接ブロック654により弧形係合ブロック655を回転させる。そして、弧形係合
ブロック655が弧形係合溝656中に係りこんでいないと、それによりすなわち第2回
動軸681によりベルトプーリー66を回転させることができない。すなわちこの時、ベ
ルトプーリー66により同期ベルト7を回動させることができず、すなわちテラヘルツ測
定器8の位置は調節されない。そして、結像物を検出できない場合、第1案内ブロック6
4により押盤651を第2案内ブロック68の方向に向かって移動させる。そして、押盤
651は第1枢接ブロック652により第4リンク653を移動させ、それにより第4リ
ンク653により第2枢接ブロック654を移動させ、第2枢接ブロック654により弧
形係合ブロック655を拡張させ、周辺へ移動させる。そして、弧形係合ブロック655
を弧形係合溝656中に係り込ませる。そして、この時には、第2回動軸681の回転に
よりベルトプーリー66を移動させ、すなわち同期ベルト7によりテラヘルツ測定器8に
位置調節をさせる。
【0021】
係合片673と同期ベルト7とが協働する。係合片673が同期ベルト7中に係り込むこ
とにより、同期ベルト7の位置を制限することができる。すなわち第1案内ブロック64
が移動する前に、係合片673は同期ベルト7に係りこむ位置に位置する。それによりす
なわち同期ベルト7は移動できない。それによりすなわちテラヘルツ測定器8の重力によ
り同期ベルト7が移動してしまい、テラヘルツ測定器8が重力の作用下で下向きに移動し
てしまうことはない。そして、係合片673が同期ベルト7に係り込むことによりテラヘ
ルツ測定器8の位置への係合を実現する。そして、第1案内ブロック64が移動し、すな
わち第1案内ブロック64により第3リンク671を移動させる。そして、第3リンク6
71により第3案内ブロック672を下向きに移動させる。そして、第3案内ブロック6
72により係合片673と第4案内杆674を下向きに移動させる。それによりすなわち
第3伸縮杆675を伸縮させて、第4案内杆674を案内することができる。
【0022】
明らかに、記載された実施形態は、全ての実施形態ではなく、本願の一部の実施形態に過
ぎない。本願における実施例に基づき、当業者が創造的な労働を行わないことを前提とし
て取得したその他の実施例はすべて、本願の保護の範囲に属するものとする。
【要約】 (修正有)
【課題】撮像の中心点を撮像物体の中心位置に較正する。
【解決手段】置物枠と、置物枠の上方に設けられ物置板と、物置板の下方に設けられ、物置板を徐々に降下させるための電動杆と、置物枠に接続され置物枠の長度方向に位置する前後ロケーティング構成と、前後ロケーティング構成に設けられ置物枠の横方向上に位置する横方向ロケーティング構成と、前後ロケーティング構成に接続される第3案内杆と、第3案内杆に滑動可能に設けられる第2移動支持板と、第2移動支持板に固定的に設けられ、前後ロケーティング構成を支持するための第1案内杆と、第1案内杆上に固定的に設けられる頂板と、頂板の下方に設けられ横方向ロケーティング構成に接続されるテラヘルツ測定器と、前後ロケーティング構成に接続される第1制御構成と、第1制御構成に接続される第2制御構成と、第2制御構成に接続される、テラヘルツ測定器の高度を制御するための同期ベルトを備える。
【選択図】なし