(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-12-20
(45)【発行日】2022-12-28
(54)【発明の名称】エアロゾル生成物品を除去するための抽出器を含むエアロゾル生成装置
(51)【国際特許分類】
A24F 40/40 20200101AFI20221221BHJP
A24F 40/51 20200101ALI20221221BHJP
【FI】
A24F40/40
A24F40/51
(21)【出願番号】P 2021564868
(86)(22)【出願日】2021-04-09
(86)【国際出願番号】 KR2021004514
(87)【国際公開番号】W WO2021256678
(87)【国際公開日】2021-12-23
【審査請求日】2021-11-01
(31)【優先権主張番号】10-2020-0073851
(32)【優先日】2020-06-17
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】519217032
【氏名又は名称】ケーティー アンド ジー コーポレイション
(74)【代理人】
【識別番号】110001519
【氏名又は名称】弁理士法人太陽国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】アン、フィ キョン
【審査官】根本 徳子
(56)【参考文献】
【文献】韓国公開特許第10-2018-0070453(KR,A)
【文献】国際公開第2019/228037(WO,A1)
【文献】中国特許出願公開第110547507(CN,A)
【文献】国際公開第2019/170901(WO,A1)
【文献】中国特許出願公開第107095344(CN,A)
【文献】中国特許出願公開第108451028(CN,A)
【文献】韓国公開特許第10-2019-0138201(KR,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A24F 40/00-47/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
エアロゾル生成物品を加熱してエアロゾルを生成するエアロゾル生成装置であって、
前記エアロゾル生成物品が挿入される開口が形成されたカバー部と、
前記開口を通じて挿入される前記エアロゾル生成物品を収容する収容部を有する本体と、
前記収容部に収容された前記エアロゾル生成物品を加熱するためのヒータと、
前記カバー部と一体に形成されて前記カバー部と共に移動し、前記収容部から前記エアロゾル生成物品を抽出するための抽出器と、
前記本体を基準に前記カバー部を移動させるための駆動手段(driver)と、
前記ヒータへの電力供給が中断された後、前記カバー部が移動するように前記駆動手段を制御するためのプロセッサと、を含む、エアロゾル生成装置。
【請求項2】
前記駆動手段は、前記本体内に配置される第1駆動手段及び前記カバー部内に配置される第2駆動手段を含む、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項3】
前記第1駆動手段は、前記収容部の長手方向中心軸から放射方向に離隔され、前記収容部と並列的に配置され、
前記第2駆動手段は、前記カバー部内で前記第1駆動手段と対応する位置に配置される、請求項2に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項4】
前記第1駆動手段は、電磁石であり、
前記第2駆動手段は、前記電磁石と相互作用するマグネットである、請求項2に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項5】
前記第1駆動手段は、モータであり、
前記第2駆動手段は、前記モータと連結されたギアである、請求項2に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項6】
前記第1駆動手段は、前記カバー部に向かって突出した突出部であり、
前記第2駆動手段は、前記突出部と接触する前記カバー部の底面部(bottom)であり、
前記突出部は、前記収容部の長手方向と垂直方向に移動し、前記カバー部の底面部を加圧するように構成される、請求項2に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項7】
前記突出部は、前記収容部と近くなる方向に移動することで、前記カバー部の底面部を加圧するように構成される、請求項6に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項8】
前記突出部は、前記収容部の長手方向と垂直な回転軸を基準に回転することで、前記カバー部の底面部を加圧する、請求項6に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項9】
前記プロセッサは、パフ回数及び総喫煙時間のうち、少なくとも1つに基づき、前記ヒータへの電力供給中断を検知するように構成される、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項10】
前記プロセッサは、前記エアロゾル生成物品の挿入または排出に基づいて前記ヒータへの電力供給中断を検知するように構成される、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項11】
前記エアロゾル生成物品の挿入または排出を検知する検知センサをさらに含む、請求項10に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項12】
前記検知センサは、圧力センサ、光センサ、赤外線センサ、インダクティブセンサ、キャパシタンスセンサ、抵抗センサ、及び地磁界センサのうち、少なくとも1つを含む、請求項11に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項13】
前記収容部の下端に配置され、液漏れを防止するためのシーリング部をさらに含む、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項14】
前記カバー部及び前記抽出器は、前記本体から分離可能な、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、エアロゾル生成装置に係り、さらに詳細には、カバー部、及びカバー部と一体型に形成された抽出器を含むエアロゾル生成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
最近、一般的なシガレットの短所を克服する代替方法に関する需要が増加している。例えば、シガレットを燃焼させてエアロゾルを生成させる方法ではない、シガレットまたはカートリッジ内のエアロゾル生成物質を加熱することにより、エアロゾルを生成する方法に関する需要が増加している。これにより、加熱式シガレットまたは加熱式カートリッジに対する研究が活発に進められている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
シガレットまたはカートリッジのようなエアロゾル生成物品がエアロゾル生成装置に挿入された後、加熱されることで、エアロゾルが生成されるが、ユーザがエアロゾル生成物品及びエアロゾル生成装置を使用した後、エアロゾル生成物品がエアロゾル生成装置から除去される必要がある。
【0004】
エアロゾル生成物品を抽出するための抽出器及び抽出器を移動させるための駆動手段がエアロゾル生成装置内に配置されうる。この際、抽出器と駆動手段がエアロゾル生成装置内で効率的に配置される必要がある。
【0005】
本実施例が解決しようとする技術的課題は、前記のような技術的課題に限定されず、以下の実施例からさらに他の技術的課題が類推されうる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一実施例によるエアロゾル生成装置は、エアロゾル生成物品が挿入される開口が形成されたカバー部と、前記開口を通じて挿入される前記エアロゾル生成物品を収容する収容部を有する本体と、前記収容部に収容された前記エアロゾル生成物品を加熱するためのヒータと、前記カバー部と一体に形成されて前記カバー部と共に移動し、前記収容部から前記エアロゾル生成物品を抽出するための抽出器と、前記本体を基準に前記カバー部を移動させるための駆動手段(driver)と、前記ヒータへの電力供給が中断された後、前記カバー部が移動するように前記駆動手段を制御するためのプロセッサと、を含んでもよい。
【発明の効果】
【0007】
実施例に係わるエアロゾル生成装置は、カバー部及びカバー部と一体型に形成された抽出器を含み、エアロゾル生成物品は、カバー部と共に移動する抽出器によって除去されうる。カバー部を移動させるための駆動手段がカバー部と対応する位置に配置され、エアロゾル生成装置の構成要素がエアロゾル生成装置内で効率的に配置されうる。
【0008】
実施例において、カバー部及び抽出器は、本体から分離された後、掃除されうる。また、カバー部及び抽出器は、消耗品として交換可能である。カバー部及び抽出器が容易に掃除され、交換されることにより、カバー部及び抽出器が清潔で衛生的な状態に保持されうる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1A】一実施例に係わるエアロゾル生成装置の一態様の断面図である。
【
図1B】一実施例に係わるエアロゾル生成装置の他の態様の断面図である。
【
図2A】カバー部を移動させる駆動手段の多様な例示を示す図面である。
【
図2B】カバー部を移動させる駆動手段の多様な例示を示す図面である。
【
図2C】カバー部を移動させる駆動手段の多様な例示を示す図面である。
【
図2D】カバー部を移動させる駆動手段の多様な例示を示す図面である。
【
図3】他の実施例に係わるエアロゾル生成装置の断面図である。
【
図4】さらに他の実施例に係わるエアロゾル生成装置の断面図である。
【
図5】さらに他の実施例に係わるエアロゾル生成装置の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
一実施例に係わるエアロゾル生成物品が挿入される開口が形成されたカバー部と、前記開口を通じて挿入される前記エアロゾル生成物品を収容する収容部を有する本体と、前記収容部に収容された前記エアロゾル生成物品を加熱するためのヒータと、前記カバー部と一体に形成されて前記カバー部と共に移動し、前収容部から前記エアロゾル生成物品を抽出するための抽出器と、前記本体を基準に前記カバー部を移動させるための駆動手段(driver)と、前記ヒータへの電力供給が中断された後、前記カバー部が移動するように前記駆動手段を制御するためのプロセッサと、を含んでもよい。
【0011】
また、駆動手段は、本体内に配置される第1駆動手段及びカバー部内に配置される第2駆動手段を含んでもよい。
【0012】
また、第1駆動手段は、収容部の長手方向中心軸から放射方向に離隔され、収容部と並列的に配置され、第2駆動手段は、カバー部内で第1駆動手段と対応する位置に配置されうる。
【0013】
また、第1駆動手段は、電磁石であり、第2駆動手段は、電磁石と相互作用するマグネットでもある。
【0014】
また、第1駆動手段は、モータであり、第2駆動手段は、モータと連結されたギアでもある。
【0015】
また、第1駆動手段は、カバー部に向かって突出した突出部であり、第2駆動手段は、突出部と接触する前記カバー部の底面部であり、突出部は、収容部の長手方向と垂直方向に移動し、カバー部の底面部を加圧することができる。
【0016】
また、突出部は、収容部と近くなる方向に移動することで、カバー部の底面部を加圧することができる。
【0017】
また、突出部は、収容部の長手方向と垂直な回転軸を基準に回転することで、カバー部の底面部を加圧することができる。
【0018】
また、プロセッサは、パフ回数及び総喫煙時間のうち、少なくとも1つに基づいてヒータへの電力供給中断を検知することができる。また、プロセッサは、エアロゾル生成物質の挿入または排出に基づいてヒータへの電力供給中断を検知することができる。
【0019】
一実施例に係わるエアロゾル生成装置は、エアロゾル生成物品の挿入または排出を検知する検知センサをさらに含んでもよい。
【0020】
また、検知センサは、圧力センサ、光センサ、赤外線センサ、インダクティブセンサ、キャパシタンスセンサ、抵抗センサ、及び地磁界センサのうち、少なくとも1つを含んでもよい。
【0021】
一実施例に係わるエアロゾル生成装置は、収容部の下端に配置され、液漏れを防止するためのシーリング部をさらに含んでもよい。
【0022】
また、カバー部及び抽出器は、本体から分離可能である。
【0023】
実施例で使用される用語は、本実施例での機能を考慮しながら可能な現在広く使用される一般的な用語を選択したが、これは当業者の意図または判例、新たな技術の出現などによっても異なる。また、特定の場合は出願人が任意に選定した用語もあり、その場合、当該実施例の説明部分で詳細にその意味を記載する。したがって、本実施例で使用される用語は、単なる用語の名称ではない、その用語が有する意味と本実施例の全般にわたる内容に基づいて定義されねばならない。
【0024】
明細書全体においてある部分がある構成要素を「含む。」または「含む」とするとき、これは、特に反対となる記載がない限り、他の構成要素を除くものではなく、他の構成要素をさらに備えられるということを意味する。また、明細書に記載の「~部」、「~モジュール」などの用語は、少なくとも1つの機能や動作を処理する単位を意味し、これは、ハードウェアまたはソフトウェアによって具現されるか、ハードウェアとソフトウェアとの組み合わせによっても具現される。
【0025】
ここで使用された「少なくとも1つ」のような表現は、全体構成リスト(list)を修飾し、リストの個別構成を修飾しない。例えば、「a、b及びcのうち、少なくとも1つ」という表現は、「a」、「b」、「c」、「aとb」、「aとc」、「bとc」または、「a、b及びc」をいずれも含むと理解されねばならない。
【0026】
あるエレメントまたはあるレイヤが他のエレメントまたは他のレイヤの「上に」、「上部に」、「連結された」、または「結合された」と指称されるとき、これは、他のエレメントまたは他のレイヤに直接連結されるか、直接結合されるか、または別途の結合されたエレメントまたはレイヤが存在しうる。対照的に、あるエレメントが他のエレメントまたはレイヤの「直ぐ上に」、「直上に」、「直接連結された」、または「直接結合された」と言及されるとき、中間に別途のエレメントが存在していないと理解されねばならない。同じ参照番号は、全体として同じ要素を指称する。
【0027】
以下、添付図面に基づいて、本発明の実施例について本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者が容易に実施可能なように詳細に説明する。しかし、本発明は、様々な互いに異なる形態に具現され、ここで説明する実施例に限定されない。
【0028】
明細書全体において、「実施例」は、本明細書で発明を容易に説明するための任意の区分であって、実施例それぞれが互いに排他的である必要はない。例えば、一実施例に開示された構成は、他の実施例に適用及び具現され、本明細書の精神及び範囲を外れない限度で変更されて適用及び具現されうる。
【0029】
一方、本明細書で使用された用語は、実施例を説明するためのものであり、本実施例を制限しようとするものではない。本明細書において、単数形は、文言で特に言及しない限り、複数形も含む。
【0030】
明細書全体において、構成要素の「長手方向」は、構成要素が構成要素の一方向軸に沿って延びる方向でもあり、この際、構成要素の一方向軸は、一方向軸を横切る他方向軸よりも構成要素がさらに長く延びる方向を意味する。
【0031】
図1Aは、一実施例に係わるエアロゾル生成装置100の一態様の断面図であり、
図1Bは、一実施例に係わるエアロゾル生成装置100の他の態様の断面図である。
【0032】
図1A及び
図1Bを参照してカバー部110の移動によるエアロゾル生成装置100の一態様とエアロゾル生成装置100の他の態様とを詳細に説明する。
【0033】
一実施例に係わるエアロゾル生成装置100は、エアロゾル生成物品200を加熱してエアロゾルを生成することができる。
【0034】
エアロゾル生成物品200は、タバコ物質及び/またはエアロゾル生成物質を含んでもよい。
【0035】
タバコ物質は、タバコシート(sheet)にも、ストランド(strand)にも作製されうる。また、タバコ物質は、タバコシートが細かく切られた刻みタバコによっても作製される。タバコ物質は、ニコチンを含んでもよい。また、タバコ物質は、タバコ抽出物を含む固体または液体でもある。
【0036】
エアロゾル生成物質は、例えば、グリセリン、プロピレングリコール、エチレングリコール、ジプロピレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール及びオレイルアルコールのうち、少なくとも1つを含んでもよいが、それらに限定されない。
【0037】
エアロゾル生成装置100は、開口111が形成されたカバー部110を含んでもよい。エアロゾル生成装置100は、開口111を通じて挿入されるエアロゾル生成物品200を収容する収容部120を有する本体130を含んでもよい。カバー部110と本体130は、互いに結合され、エアロゾル生成装置100の外形を形成することができる。
【0038】
エアロゾル生成物品200は、カバー部110の開口111を通過して本体130の収容部120に挿入されうる。カバー部110は、本体130の一側に結合されうる。カバー部110と本体130は、互いに脱着式によっても結合され、ユーザがエアロゾル生成装置100を使用するとき、一体としてのカバー部110及び本体130を把持することができる。
【0039】
収容部120は、エアロゾル生成装置100の長手方向に沿って形成されうる。エアロゾル生成物品200と収容部120は、互いに対応する形状を有することができる。例えば、エアロゾル生成物品200が円柱状を有するとき、収容部120もエアロゾル生成物品200を収容するように円柱状でもある。但し、エアロゾル生成物品200及び収容部120の形状は、それに限定されず、必要によって変更されうる。
【0040】
エアロゾル生成装置100は、収容部120に収容されたエアロゾル生成物品200を加熱するヒータ140を含んでもよい。ヒータ140は、本体130の収容部120に配置されうる。
【0041】
ヒータ140は、電気抵抗性ヒータでもある。例えば、ヒータ140には、導電性トラック(track)を含み、導電性トラックに電流が流れることにより、ヒータ140が加熱されうる。しかし、ヒータ140は、前述した例に限定されず、希望温度まで加熱されるものであれば、制限なしに該当されうる。ここで、希望温度は、エアロゾル生成装置100に予め設定されていてもよく、ユーザによって所望の温度に設定されうる。
【0042】
他の例として、ヒータ140は、誘導加熱式でもある。具体的に、ヒータ140には、エアロゾル生成物品200を誘導加熱方式で加熱するための導電性コイルを含み、エアロゾル生成物品200は、誘導加熱式ヒータによって加熱されるサセプタを含んでもよい。
【0043】
図1A及び
図1Bには、ヒータ140が縫針状であって、エアロゾル生成装置100の収容部120に配置されてエアロゾル生成装置100の長手方向軸に沿って配置されたように図示されているが、ヒータ140の形状及び配置は、それに制限されない。
【0044】
例えば、ヒータ140は、管状加熱要素、板状加熱要素、針状加熱要素、または棒状加熱要素を含み、加熱要素の形状によってエアロゾル生成物品200の内部または外部を加熱することができる。
【0045】
また、エアロゾル生成装置100には、ヒータ140が複数個配置されうる。この際、複数個のヒータ140は、エアロゾル生成物品200の内部に挿入されるようにも配置され、エアロゾル生成物品200の外部に配置されうる。また、複数個のヒータ140のうち、一部は、エアロゾル生成物品200の内部に挿入されるように配置され、残りは、エアロゾル生成物品200の外部に配置されうる。また、ヒータ140の形状は、
図1A及び
図1Bに図示された形状に限定されず、多様な形状にも作製される。
【0046】
エアロゾル生成装置100は、プロセッサ170及びバッテリ180を含んでもよい。
【0047】
バッテリ180は、エアロゾル生成装置100の動作に用いられる電力を供給する。例えば、バッテリ180は、エアロゾル生成物品200に熱を伝達するヒータ140が加熱されるようにヒータ140に電力を供給することができる。また、バッテリ180は、エアロゾル生成装置100内に設けられるディスプレイ(図示せず)、振動部(図示せず)などの動作に必要な電力を供給することができる。
【0048】
プロセッサ170は、エアロゾル生成装置100の動作を全般的に制御する。具体的に、プロセッサ170は、バッテリ180を制御することで、エアロゾル生成装置100を作動させうる。プロセッサ170は、エアロゾル生成装置100に含まれた他の構成の動作を制御することができる。また、プロセッサ170は、エアロゾル生成装置100の構成それぞれの状態を確認し、エアロゾル生成装置100が動作可能な状態であるか否かを判断する。
【0049】
プロセッサ170は、複数個でもある。プロセッサ170は、多数の論理ゲートのアレイによっても具現され、汎用的なマイクロプロセッサと、該マイクロプロセッサで実行されるプログラムが保存されたメモリの組合わせによっても具現される。また、プロセッサ170が他の形態のハードウェアによっても具現されるということを、本実施例が属する技術分野で通常の知識を有する者であれば、理解できるであろう。
【0050】
エアロゾル生成装置100は、エアロゾル生成物品200を収容部120から抽出する抽出器150を含んでもよい。
【0051】
抽出器150は、エアロゾル生成装置100からエアロゾル生成物品200を容易に抽出するように構成されうる。例えば、抽出器150は、エアロゾル生成装置100の収容部120に脱着可能に装着され、収容部120内で変位されるか、収容部120から分離されうる。これにより、エアロゾル生成物品200がエアロゾル生成装置100から除去されうる。
【0052】
抽出器150は、エアロゾル生成物品200を収容する空洞を含んでもよい。すなわち、エアロゾル生成物品200がエアロゾル生成装置100の収容部120に収容されるとき、エアロゾル生成物品200は、収容部120に装着された抽出器150の空洞内に位置することができる。
【0053】
抽出器150の空洞は、エアロゾル生成物品200の大きさ及び形状に対応する大きさ及び形状を有することができる。例えば、エアロゾル生成物品200がシガレットのような円柱状であるとき、抽出器150の空洞は、シガレットを収容することができる形状及び大きさを有する。
【0054】
抽出器150の空洞の形状及び大きさは、抽出器150とエアロゾル生成物品200が気密に接触するように決定されうる。これにより、収容されたエアロゾル生成物品200は、抽出器150によってエアロゾル生成装置100から除去されうる。抽出器150の形状及び大きさは、図面に図示されたところによって制限されない。
【0055】
抽出器150の下部面には、ヒータ140が通過することができる通孔が形成されうる。これにより、抽出器150がエアロゾル生成装置100から脱着されるとき、ヒータ140は、抽出器150の下部面の通孔を通過して抽出器150の空洞内に位置することができる。ヒータ140は、抽出器150の空洞に収容されるエアロゾル生成物品200と接触してエアロゾル生成物品200を効果的に加熱することができる。
【0056】
抽出器150は、カバー部110と一体に形成され、抽出器150は、カバー部110から延びうる。カバー部110と本体130とが結合するとき、抽出器150は、収容部120に挿入されうる。抽出器150と収容部120には、カバー部110と本体130とを固定させる固定手段がそれぞれ形成されうる。
【0057】
例えば、抽出器150の外面には、突起部(図示せず)が形成され、収容部120には、陥没部(図示せず)が形成されうる。カバー部110と本体130とが結合する場合、抽出器150の外面に形成された突起部が収容部120の陥没部に挿入されうる。これにより、カバー部110は、本体130に固定されうる。
【0058】
必要によって、カバー部110と本体130との結合が解除され、カバー部110は本体130を基準に移動することができる。
【0059】
カバー部110と抽出器150とが一体に形成されることにより、抽出器150は、カバー部110の動きに対応して移動しうる。例えば、カバー部110及び抽出器150は、収容部120の長手方向に沿って、本体130に対して移動することができる。抽出器150が収容部120の長手方向に沿って移動することにより、収容部120に収容されたエアロゾル生成物品200が抽出されうる。
【0060】
エアロゾル生成装置100は、カバー部110を移動させる駆動手段160を含んでもよい。この際、駆動手段160は、プロセッサ170によって制御されてカバー部110を移動させうる。プロセッサ170は、ヒータ140への電力供給が中断された後、駆動手段160を制御することができる。
【0061】
駆動手段160は、本体130内に配置される第1駆動手段160a及びカバー部110に配置される第2駆動手段160bを含んでもよい。第1駆動手段160aと第2駆動手段160bは、相互作用することで、カバー部110を移動させうる。
【0062】
例えば、プロセッサ170は、バッテリ180を用いて駆動手段160に電力供給を制御することができる。駆動手段160は、プロセッサ170によって制御されてカバー部110を本体130から遠くなるように移動させうる。また、駆動手段160は、プロセッサ170によって制御されてカバー部110を本体130に向かう方向に移動させうる。
【0063】
駆動手段160は、収容部120と並列的に配置されうる。すなわち、駆動手段160は、収容部120の長手方向中心軸から放射方向に離隔され、配置されうる。例えば、本体130に配置される第1駆動手段160aは、収容部120の長手方向中心軸から放射方向に離隔されうる。第2駆動手段160bは、カバー部110内で第1駆動手段160aと対応する位置に配置されうる。
【0064】
図1A及び
図1Bにおいて、第1駆動手段160aと第2駆動手段160bとが互いに分離されたように図示されているが、第1駆動手段160aと第2駆動手段160bは、互いに結合された1つの構成でもある。
【0065】
図2Aないし
図2Dは、カバー部110と一体に形成された抽出器150を移動させる駆動手段160の多様な例示を示す図面である。
図2Aないし
図2Dを参照して、駆動手段160がカバー部110を移動させるメカニズムをさらに詳細に説明する。
【0066】
図2Aを参照すれば、駆動手段160の第1駆動手段160aは、電磁石であり、第2駆動手段160bは、電磁石と相互作用するマグネットでもある。プロセッサ170は、バッテリ180から電磁石に供給される電力を制御することで、カバー部110を移動させうる。
【0067】
例えば、プロセッサ170は、電磁石(例えば、第1駆動手段160aに供給される電力を制御することで、第1駆動手段160aと第2駆動手段160bとが互いに押し出す斥力を発生させうる。すなわち、プロセッサ170は、電磁石の端部のうち、マグネットと近い一端部がマグネットの極と同一極を有するように電流の方向を制御することができる。これにより、電磁石とマグネットとの間には斥力が作用されうる。
【0068】
斥力によってカバー部110が本体130に対して遠くなるように移動し、カバー部110と連結された抽出器150が収容部120の底面部と遠くなる方向に移動しうる。この際、抽出器150は、収容部120に収容されたエアロゾル生成物品200を抽出することができる。
【0069】
また、プロセッサ170は、電磁石(例えば、第1駆動手段160a)に供給される電力を制御することで、第1駆動手段160aと第2駆動手段160bとが互いに引っ張る引力を発生させうる。すなわち、プロセッサ170は、電磁石の端部のうち、マグネットと近い一端部がマグネットの極と異なる極を有するように電流の方向を制御することができる。これにより、第1駆動手段160aと第2駆動手段160bとの間には、引力が作用されうる。
【0070】
引力によってカバー部110が本体130に向かう方向に移動し、カバー部110と連結された抽出器150が収容部120の底面部と近くなる方向に移動することができる。
【0071】
図2Bを参照すれば、駆動手段160の第1駆動手段160aは、モータであり、第2駆動手段160bは、モータと連結されたギアでもある。この際、ギアの一端部はモータに、他端部はカバー部110に連結される。プロセッサ170は、バッテリ180を用いてモータに電力供給を制御し、これにより、カバー部110を移動させうる。
【0072】
例えば、プロセッサ170が第1駆動手段160aであるモータに電力を供給し、第1駆動手段160aであるモータがギア(例えば、第2駆動手段160b)を移動させるように制御することで、カバー部110は、本体130から遠くなる方向に移動することができる。すなわち、モータと連結されたギアの一端部は、
図2Bの上端方向に変位されうる。これにより、カバー部110と連結されたギアの他の端部は、カバー部110が本体130に対して遠くなるようにカバー部110に力を加えることができる。
【0073】
ギアによってカバー部110が本体130に対して遠くなるように移動し、カバー部110と連結された抽出器150が収容部120の底面部と遠くなる方向に移動することができる。これにより、抽出器150は、収容部120に収容されたエアロゾル生成物品200を抽出することができる。
【0074】
また、プロセッサ170は、第1駆動手段160aであるモータに電力を供給することで、第1駆動手段160aであるモータがギア(例えば、第2駆動手段160b)をカバー部110を本体130に向かう方向に移動するように制御することができる。すなわち、モータと連結されたギアの一端部は、
図2Bの下端方向に変位されうる。これにより、カバー部110と連結されたギアの他端部は、カバー部110が本体130に向かう方向に移動するように、カバー部110に力を加えることができる。
【0075】
また、カバー部110と連結された抽出器150は、収容部120の底面部と近くなる方向に移動しうる。
【0076】
図2C及び
図2Dを参照すれば、駆動手段160の第1駆動手段160aは、突出部であり、駆動手段160の第2駆動手段160bは、突出部と接触するカバー部110の底面部でもある。この際、突出部は、カバー部110の底面部を加圧することで、カバー部110を移動させうる。
【0077】
例えば、
図2Cのように突出部は、プロセッサ170の制御下で収容部120と近くなるように移動することができる。突出部が水平方向(例えば、収容部120の長手方向と垂直方向)に収容部120と近くなるように移動することにより、カバー部110の底面部は、突出部によって加圧されうる。これにより、カバー部110は、本体130から遠くなることができる。
【0078】
カバー部110が本体130に対して遠くなるように移動することにより、カバー部110と連結された抽出器150も収容部120の底面部と遠くなる方向に移動することができる。これにより、抽出器150は、収容部120に収容されたエアロゾル生成物品200を抽出することができる。
【0079】
すなわち、突出部は、収容部120から遠くなるように移動することができる。プロセッサ170は、突出部が収容部120と遠くなるように突出部を制御することができる。突出部がカバー部110の底面に形成された溝に収容されることにより、突出部の加圧が除去され、カバー部110は、本体130と近くなるように移動することができる。
【0080】
カバー部110が本体130に対して近くなるように移動することにより、カバー部110と連結された抽出器150も収容部120の底面部と近くなるように移動することができる。
【0081】
他の例示として、
図2Dのように突出部は、回転することで、カバー部110の底面部を加圧することができる。プロセッサ170は、突出部が収容部120の長手方向と垂直な回転軸を基準に回転するように突出部を制御することができる。
【0082】
突出部は、カバー部110の底面部を対向するように回転することができる。突出部が回転してカバー部110の底面部と接触するとき、カバー部110の底面部は、突出部によって加圧されうる。カバー部110の底面部が加圧されることにより、カバー部110も加圧されうる。この際、カバー部110は、本体130に対して遠くなるように移動することができる。
【0083】
カバー部110が本体130に対して遠くなるように移動することにより、カバー部110と連結された抽出器150も収容部120の底面部と遠くなるように移動することができる。これにより、抽出器150は、収容部120に収容されたエアロゾル生成物品200を抽出することができる。
【0084】
また、突出部は、カバー部110の底面部から遠くなる方向に回転することができる。突出部が本体130に形成された溝内で回転及び配置されることにより、突出部による加圧が除去され、カバー部110は、本体130と近くなるように移動することができる。
【0085】
カバー部110が本体130に対して近くなるように移動することにより、カバー部110と連結された抽出器150も収容部120の底面部と近くなる方向に移動することができる。
【0086】
図面に図示されていないが、他の例示として、カバー部110と本体130との間には、形状記憶合金を含む駆動手段が配置されうる。形状記憶合金は、電流の供給によって特定形状を有するように予め設定され、特定形状は、目的及び必要によって変更されうる。
【0087】
形状記憶合金を含む駆動手段に電流が供給されるとき、駆動手段は、カバー部110と本体130とを離隔させるように変形されうる。例えば、電流の供給によって駆動手段は、長さ及び/または体積が増加し、これにより、カバー部110は、本体130から離隔されうる。
【0088】
形状記憶合金を含む駆動手段がカバー部110と本体130とを離隔させることにより、カバー部110は、本体130に対して遠くなるように移動することができる。カバー部110と連結された抽出器150も収容部120の底面部と遠くなるように移動し、収容部120に収容されたエアロゾル生成物品200を抽出することができる。前述した一実施例に係わるエアロゾル生成装置100は、他の実施例にも適用され、以下、同じ図面符号は、前述した構成要素と実質的に同じ構成要素を意味する。
【0089】
図3は、他の実施例に係わるエアロゾル生成装置100の断面図である。
【0090】
エアロゾル生成装置100は、センサ190を含んでもよい。センサ190は、プロセッサ170と電気的に連結される。
【0091】
プロセッサ170は、ヒータ140への電力供給が中断された後、駆動手段160を制御することができる。例えば、ヒータ140への電力供給中断は、ユーザのパフ回数及び/または総喫煙時間に基づいて検知されうる。
【0092】
具体的に、プロセッサ170は、パフ回数及び総喫煙時間のうち、少なくとも1つが予め設定された臨界値を超過する場合、ヒータ140への電力供給が中断されたと判断する。
【0093】
ヒータ140への電力供給が中断されたと判断するとき、プロセッサ170は、駆動手段160を制御し、本体130から遠くなるようにカバー部110を移動させうる。カバー部110が本体130に対して遠くなるように移動することにより、カバー部110と連結された抽出器150が収容部120内で移動することができる。この際、抽出器150は、収容部120の底面部から遠くなるように移動し、収容部120に収容されたエアロゾル生成物品200を抽出することができる。
【0094】
他の例示として、ヒータ140への電力供給中断は、エアロゾル生成物品の挿入または排出に基づいて検知されうる。
【0095】
センサ190は、エアロゾル生成物品200の挿入または排出を検知する検知センサでもある。検知センサは、圧力センサ、光センサ、赤外線センサ、インダクティブセンサ、キャパシタンスセンサ、抵抗センサ、及び地磁界センサのうち、少なくとも1つを含んでもよい。
【0096】
例えば、検知センサは、インダクティブセンサでもある。インダクティブセンサは、エアロゾル生成物品200の挿入及び排出による収容部120のインダクタンス変化に基づいてエアロゾル生成物品200の挿入及び排出を検知することができる。
【0097】
他の例示として、検知センサは、圧力センサでもある。圧力センサは、エアロゾル生成物品200が収容部120に挿入または排出されるとき、収容部120の側壁または下部壁に加える圧力を検知し、収容部120の圧力変化に基づいてエアロゾル生成物品200の挿入及び排出を検知することができる。
【0098】
プロセッサ170は、検知センサによって検知されたエアロゾル生成物品200の挿入または排出に基づいて駆動手段160を制御することができる。
【0099】
検知センサによってエアロゾル生成物品200の排出が検知されたとき、プロセッサ170は、駆動手段160を制御し、本体130から遠くなるようにカバー部110を移動させうる。カバー部110が本体130に対して遠くなるように移動することにより、カバー部110と連結された抽出器150が同一方向に移動することができる。すなわち、抽出器150は、収容部120の底面部から遠くなるように移動し、収容部120に収容されたエアロゾル生成物品200を抽出することができる。
【0100】
検知センサによってエアロゾル生成物品200の挿入が検知されたとき、プロセッサ170は、駆動手段160を制御してカバー部110を本体130に向かうように移動させうる。カバー部110が本体130に対して近くなるように移動することにより、カバー部110と連結された抽出器150が同一方向に移動することができる。すなわち、抽出器150は、収容部120の底面部に向かう方向に移動することができる。
【0101】
図4は、さらに他の実施例に係わるエアロゾル生成装置100の断面図である。
【0102】
図4に図示されたように、エアロゾル生成装置100は、収容部120の下端に配置され、液漏れを防止するシーリング部125をさらに含んでもよい。
【0103】
エアロゾル生成物品200の加熱時、霧化されたエアロゾルがさらに液化されて液滴が形成されうる。この際、液滴は、収容部120の下端に凝集されうる。シーリング部125は、液滴が収容部120の下端から本体130に漏出されることを防止するように、収容部120の下端にパッキング(packing)を提供することができる。カバー部110が本体130に結合されたとき、シーリング部125は、抽出器150の下端に配置されうる。シーリング部125は、抽出器150から排出される液滴または残余物が本体130に流出されることを防止することができる。
【0104】
シーリング部125は、収容部120の形状及び大きさと対応する形状を有する。すなわち、シーリング部125と収容部120は、実質的に同じ断面を有し、シーリング部125は、嵌合(fitting)を通じて収容部120の下端に配置されうる。
【0105】
シーリング部125は、弾性を有する材料を含んでもよい。弾性を有する材料は、例えば、ゴムやシリコンでもある。シーリング部125が弾性を有する材料を含むことにより、シーリング部125は、収容部120の下端に対して緊密な密封を提供することができる。
【0106】
図5は、さらに他の実施例に係わるエアロゾル生成装置100の断面図である。
【0107】
図5に図示されたように、カバー部110は、本体130から分離可能である。したがって、カバー部110と一体に形成された抽出器150も本体130と分離することができる。
【0108】
カバー部110及び抽出器150は、本体130から分離された後、ユーザによって空気や水で掃除されうる。また、カバー部110及び抽出器150は、必要によって交換されうる。すなわち、カバー部110及び抽出器150は、消耗品であって、交換可能に形成されうる。カバー部110及び抽出器150が容易に掃除され、交換されることにより、カバー部110及び抽出器150が清潔で衛生的な状態に保持されうる。
【0109】
実施例に係わるエアロゾル生成装置100は、カバー部110及びカバー部110と一体型に形成された抽出器150を含んでもよい。抽出器150がカバー部110と一体型に形成されることにより、抽出器150は、カバー部110に沿って移動することができる。
【0110】
また、実施例は、カバー部110を移動させる駆動手段160を含んでもよい。すなわち、駆動手段160は、カバー部110を移動させ、カバー部110が移動することにより、抽出器150がエアロゾル生成装置100を抽出することができる。これにより、カバー部110を移動させるための駆動手段160がカバー部110と対応する位置に配置され、エアロゾル生成装置100の構成要素がエアロゾル生成装置100内で効率的に配置されうる。
【0111】
本実施例に係わる技術分野で通常の知識を有する者は、前記記載の本質的な特性から外れない範囲で変形された形態によって具現可能であるということを理解できるであろう。したがって、開示された方法は、限定的な観点ではなく、説明的な観点で考慮されねばならない。本発明の範囲は、前述した説明ではなく、請求範囲に示されており、それと同等な範囲内にある全ての相違点は、本発明に含まれていると解釈されねばならない。