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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-12-21
(45)【発行日】2023-01-04
(54)【発明の名称】防水/撥水組成物
(51)【国際特許分類】
   C08L 33/06 20060101AFI20221222BHJP
   C08K 3/36 20060101ALI20221222BHJP
   C08L 33/14 20060101ALI20221222BHJP
   C08L 83/08 20060101ALI20221222BHJP
   C08K 5/5419 20060101ALI20221222BHJP
   C08K 3/013 20180101ALI20221222BHJP
   C04B 41/49 20060101ALI20221222BHJP
【FI】
C08L33/06
C08K3/36
C08L33/14
C08L83/08
C08K5/5419
C08K3/013
C04B41/49
【請求項の数】 2
(21)【出願番号】P 2021155373
(22)【出願日】2021-09-24
(65)【公開番号】P2022053539
(43)【公開日】2022-04-05
【審査請求日】2021-09-24
(31)【優先権主張番号】10-2020-0123500
(32)【優先日】2020-09-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】521418964
【氏名又は名称】ホ,ヨンホ
【氏名又は名称原語表記】HEO, Young Ho
(74)【代理人】
【識別番号】100166545
【弁理士】
【氏名又は名称】折坂 茂樹
(72)【発明者】
【氏名】ホ,ヨンホ
【審査官】牟田 博一
(56)【参考文献】
【文献】韓国登録特許第10-2043857(KR,B1)
【文献】韓国登録特許第10-1811559(KR,B1)
【文献】特開平10-251598(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2007/0291586(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2011/0120715(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
C08L 33/06
C08K 3/36
C08L 33/14
C08L 83/08
C08K 5/5419
C08K 3/013
C04B 41/49
CAplus/REGISTRY(STN)
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
100重量部の次の組成物Aと、
組成物Aは、1~3重量%の下記化学式(1)のシリル化合物、
1~3重量%の下記化学式(2)の有機シラン、
1~2重量%の下記化学式(3)のアミノシロキサン、
4~12重量%のブチルアクリレート(Butylacrylate)、エチルアクリレート(Ethylacrylate)、メチルアクリレート(Methylacrylate)、2-エチルヘキシルアクリレート(2-Ethylhexyl Acrylate)、メタクリレート(Methacrylates)、2-クロロエチルビニルエーテル(2-Chloroethyl vinyl ether)、TMPTA(Trimethylolpropane triacrylate)の中で選択された1種または2種以上のモノマーより重合されてなる水性アクリル樹脂、
0.03~0.05重量%のpH安定剤、
0.003~0.005重量%のキレート剤、及び、
80~92重量%の水を含むことを特徴とする透明水性アクリルシリコーン系防水/撥水組成物であって、
【化1】
(ただ、化学式(1)で、R1は炭素数1~5の直鎖状または分岐状飽和アルキル基であり、R2は炭素数1~18の直鎖状または分岐状の飽和アルキル基であり)、
【化2】
(ただ、化学式(2)で、R2は炭素数1~12のアルキル基であり、R3は炭素数1~6のアルコキシド基であり)、
【化3】
(ただ、化学式(3)で、R3は炭素数1~5の飽和アルキル基であり、R4は一つ以上の窒素(N)を含む炭素数1~18のアルキル基であり、nは3以上であり)、
27~29重量部の2-エチルへキシルアクリレート(2-Ethylhexyl acrylate)、1-メチル-4-ビニルベンゼン(1-methyl-4-vinylbenzene)とイソブチルメタクリレート(isobutyl methacrylate)由来の構造単位を有するポリマーと、71~73重量部の水からなる0.5~5重量部の組成物Bと、
70~87重量部の石英粉末とを含む防水/撥水組成物。
【請求項2】
防水/撥水組成物は、ケイ酸(silicic acid)、ジエトキシオクチルシリルトリメチルシリルエステル(diethoxyoctylsilyl trimethylsilyl ester)(CAS番号216689-57-5)、n-オクチルトリエトキシシラン(n-octyltriethoxysilane)(CAS番号2943-75-1)、シロキサンおよびシリコーン(Siloxanes and Silicones)、di-Me、3-(2-アミノエチル)アミノプロピルシルセスキオキサン(3-(2-aminoethyl)aminopropyl silsesquioxanes)、ヒドロキシル基末端(hydroxy-terminated)を含むポリマー(CAS番号68554-54-1)の中の1~3つの成分をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の防水/撥水組成物。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は従来の防水/撥水組成物の収縮、膨脹、劣化、老化などを改善した新しい防水/撥水組成物に関し、より具体的には、
100重量部の次の組成物Aと、
組成物Aは、1~3重量%の下記化学式(1)のシリル化合物、1~3重量%の下記化学式(2)の有機シラン、1~2重量%の下記化学式(3)のアミノシロキサン、4~12重量%のブチルアクリレート(Butylacrylate)、エチルアクリレート(Ethylacrylate)、メチルアクリレート(Methylacrylate)、2-エチルヘキシルアクリレート(2-Ethylhexyl Acrylate)、メタクリレート(Methacrylates)、2-クロロエチルビニルエーテル(2-Chloroethyl vinyl ether)、ヒドロキシエチルメタクリレート(Hydroxyethyl methacrylate)、ブチルメタクリレート(Butyl methacrylate)、TMPTA(Trimethylolpropane triacrylate)の中で選択された1種または2種以上の水性アクリル樹脂、0.03~0.05重量%のpH安定剤、0.003~0.005重量%のキレート剤、及び80~92重量%の水を含むことを特徴とする透明水性アクリルシリコーン系防水/撥水組成物であって、
【化1】
(ただ、化学式(1)で、R1は炭素数1~5の直鎖状または分岐状飽和アルキル基であり、R2は炭素数1~18の直鎖状または分岐状の飽和アルキル基であり)、
【化2】
(ただ、化学式(2)で、R2は炭素数1~12のアルキル基であり、R3は炭素数1~6のアルコキシド基であり)、
【化3】
ただ、化学式(3)で、R3は炭素数1~5の飽和アルキル基であり、R4は一つ以上の窒素(N)を含む炭素数1~18のアルキル基であり、nは3以上である。
【0002】
27~29重量部の2-エチルへキシルアクリレート(2-Ethylhexyl acrylate)、1-メチル-4-ビニルベンゼン(1-methyl-4-vinylbenzene)とイソブチルメタクリレート(isobutyl methacrylate)を含むポリマーと、71~73重量部の水からなる0.5~5重量部の組成物Bと、
70~87重量部の石英沙粉末とで施工した後に収縮が発生しないことにより、従来のシリコーンの収縮による隙間漏水を防止することができる強化された防水/撥水組成物に関する。
【背景技術】
【0003】
一般に、戸枠などに施工されるシリコーンは時間が経つにつれて収縮される問題があって隙間が発生し、漏水が発生するという問題点があった。また、コンクリートや建物の表面に塗布される透明水性アクリル系防水/撥水組成物は施工後に紫外線、湿度、かびなどで収縮、膨脹、劣化、老化などが発生する性質によって漏水発生の主要原因となっていた。
【0004】
このような問題点を解決するために、本出願人と同一出願人が共同出願して特許登録された特許文献1に石英沙などの弾性無機質組成物、シリル化合物などからなる無機塗膜組成物、水溶性アクリル樹脂、セメントまたはガラスビードなどからなる無機質弾性塗膜組成物と施工方法が開示されているが、特許文献1は施工後にコンクリートなどの成分により固くなれば硬く形成されて弾性が失われるという問題点があった。
【0005】
このような上記従来技術の問題点を解決して本出願人と同一人が出願した特許文献2における100重量部の透明水性アクリル系防水/撥水組成物Aに、0.5~5重量部の増粘剤であるアクリレートコポリマー(Acrylates copolymer、CAS番号25133-97-5)2-エチルへキシルアクリレート(2-Ethylhexyl acrylate)、及び1-メチル-4-ビニルベンゼン(1-methyl-4-vinylbenzene)とイソブチルメタクリレート(isobutyl methacrylate)を含むポリマー、及び水からなる組成物Bと、70-87重量部の石英沙粉末を混合、撹拌した組成物からなる新しい防水/撥水組成物であって、施工後に非収縮性と弾性を持続的に保持させ、床の表面の施工時に石英沙粉末成分によって弾性とともに粗い性質により滑り止めなどの効果を提供する優れた弾性、非収縮及び滑り止めの防水/撥水組成物を提供するだけでなく、戸枠などにシリコーン代用で優れた防水/撥水組成物を提供する。
【0006】
本発明はセメントなどを固化させる成分を含まない代わりに、27~29重量部の前記アクリレートコポリマー(Acrylates copolymer)と、71~73重量部の水からなる組成物Bを0.5~5重量部混合することで水っぽい組成物Aをクリーム状態に変化させて施工後に石英沙粉末とともに優れた弾性と非収縮性、そして滑り止めの防水/撥水組成物を形成することができた。
【0007】
このような本発明は優れたシリコーンの代用品になることができ、また、建物の露出された外面に施工することができるだけでなく、床に施工して滑り止めの床を形成することができて、活用性が大きく、且つ小企業開発の優れた防水/撥水組成物と評価されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【文献】韓国特許登録第10-2043857号公報
【文献】韓国特許登録第10-1811559号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は、セメントなどを施工した後に固化させる成分を含まず、化学式(1)~(3)を含む防水/撥水組成物Aと、27~29重量部の2-エチルへキシルアクリレート(2-Ethylhexyl acrylate)、1-メチル-4-ビニルベンゼン(1-methyl-4-vinylbenzene)とイソブチルメタクリレート(isobutyl methacrylate)を含むポリマーと、71~73重量部の水からなる組成物B及び70~87重量部の石英沙粉末で形成されて、シリコーンの収縮性の問題点を改善して建物の露出された外面に施工する時に滑り止めの床を形成し、持続的に弾性を保持する防水/撥水組成物を提供することを発明の目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
このような目的を達するために、本発明は、
100重量部の次の組成物Aと、
組成物Aは、1~3重量%の下記化学式(1)のシリル化合物、
1~3重量%の下記化学式(2)の有機シラン、
1~2重量%の下記化学式(3)のアミノシロキサン、
4~12重量%のブチルアクリレート(Butylacrylate)、エチルアクリレート(Ethylacrylate)、メチルアクリレート(Methylacrylate)、2-エチルヘキシルアクリレート(2-Ethylhexyl Acrylate)、メタクリレート(Methacrylates)、2-クロロエチルビニルエーテル(2-Chloroethyl vinyl ether)、ヒドロキシエチルメタクリレート(Hydroxyethyl methacrylate)、ブチルメタクリレート(Butyl methacrylate)、TMPTA(Trimethylolpropane triacrylate)の中で選択された1種または2種以上の水性アクリル樹脂、
0.03~0.05重量%のpH安定剤、
0.003~0.005重量%のキレート剤、及び
80~92重量%の水、を含むことを特徴とする透明水性アクリルシリコーン系防水/撥水組成物であって、
【化4】
(ただ、化学式(1)でR1は炭素数1~5の直鎖状または分岐状飽和アルキル基であり、R2は炭素数1~18の直鎖状または分岐状の飽和アルキル基であり)、
【化5】

(ただ、化学式(2)でR2は炭素数1~12のアルキル基であり、R3は炭素数1~6のアルコキシド基であり)、
【化6】
(ただ、化学式(3)でR3は炭素数1~5の飽和アルキル基であり、R4は一つ以上の窒素(N)を含む炭素数1~18のアルキル基であり、nは3以上である。)
【0011】
27~29重量部の2-エチルへキシルアクリレート(2-Ethylhexyl acrylate)、1-メチル-4-ビニルベンゼン(1-methyl-4-vinylbenzene)とイソブチルメタクリレート(isobutyl methacrylate)を含むポリマーと、71~73重量部の水からなる0.5~5重量部の組成物B、及び70~87重量部の石英沙粉末で施工した後に収縮が発生しないことで、従来のシリコーンの収縮による隙間漏水を防止することができる強化された防水/撥水組成物に関する。
【0012】
組成物Aは特許文献2における建物の壁体の表面に塗布する透明水性アクリルシリコーン系防水/撥水組成物であって、1~3重量%の化学式(1)のシリル化合物、1~3重量%の化学式(2)の有機シラン及び1~2重量%の化学式(3)のアミノシロキサンを主材とし、所定量のpH安定剤、キレート剤、及び水を添加した組成物である。
【0013】
組成物Aは建物の壁体の表面に塗布することにより、優れた防水及び撥水保護膜を形成し、壁体構造物の耐久性、耐化学性、防水性、撥水性などに優れ、湿気、かび、苔などを防止するだけでなく、建物の内外部の環境気候条件に対する抵抗性及び耐汚染性に優れて、建物の寿命を延長し、その他具体的な事項は特許文献2の公告明細書に記載されているので、これに対する説明は省略する。
【0014】
組成物Bで、2-エチルへキシルアクリレート(2-Ethylhexyl acrylate)、1-メチル-4-ビニルベンゼン(1-methyl-4-vinylbenzene)とイソブチルメタクリレート(isobutyl methacrylate)を含むポリマーは、分子式がC2844で、CAS番号118922-88-6であり、増粘剤として用いられ、その他多様な用途で用いられている。
【0015】
上記2-エチルへキシルアクリレート(2-Ethylhexyl acrylate)、1-メチル-4-ビニルベンゼン(1-methyl-4-vinylbenzene)とイソブチルメタクリレート(isobutyl methacrylate)を含むポリマーと所定量の水で形成された組成物Bは、組成物状態を水っぽい状態からクリームのように形成することにより施工後に固化されて非収縮性及び弾性を持続的に保持させるように作用する。
【0016】
また、本発明は、組成物Aの防水/撥水機能を組成物A及び石英沙粉末とともに形成することにより、持続的な弾性と非収縮性、そして表面粗さが形成されて滑り止めに優れ、従来技術では見つかることのできなかった新しい効果が発現されることを確認することができ、このような効果を有する本発明の組成物はコンクリート、建物の表面塗布、床塗布、そしてシリコーンガンを利用して隙間を埋めるなど多様な用途で用いられることができる。
【0017】
本発明は所定量のケイ酸(silicic acid)、ジエトキシオクチルシリルトリメチルシリルエステル(diethoxyoctylsilyl trimethylsilyl ester)(CAS番号216689-57-5)、n-オクチルトリエトキシシラン(n-octyltriethoxysilane)(CAS番号2943-75-1)、シロキサンおよびシリコーン(Siloxanes and Silicones)、di-Me、3-(2-アミノエチル)アミノプロピルシルセスキオキサン(3-(2-aminoethyl)aminopropyl silsesquioxanes)、ヒドロキシル基末端(hydroxy-terminated)を含むポリマー(CAS番号68554-54-1)の中の1~3つをさらに混合することにより撥水機能を増進させることができる。
【発明の効果】
【0018】
本発明は特許文献2における100重量部の透明水性アクリル系防水/撥水組成物Aに、0.5~5重量部の増粘剤であるアクリレートコポリマー(Acrylates copolymer)と水の組成物B及び、70~87重量部の石英沙粉末を混合、撹拌した新しい防水/撥水組成物であって、非収縮性及び弾性を持続的に保持させるので、従来技術より顕著な防水/撥水効果を奏する。
【0019】
また、本発明は床表面を施工する時に石英沙粉末成分によって弾性とともに固化された表面を粗く形成して滑り止め床を提供するという効果を奏する。
【0020】
また、本発明はクリームのような性質の組成物を形成することにより、戸枠などにシリコーン代用で施工する際に紫外線、湿気、温度などにも持続的に優れた弾性及び非収縮の防水/撥水組成物を提供するという効果を奏する。
【発明を実施するための形態】
【0021】
従来技術として、特許文献1における組成物及びシリコーンを比較例にして本発明の実施例1と比較するために、本発明の2重量%の化学式(1)のシリル化合物と、2重量%の化学式(2)の有機シランと、1.94重量%の化学式(3)のアミノシロキサンと、8重量%の水性アクリル樹脂としてのブチルアクリレート(Butylacrylate);0.06重量%のpH安定剤及びキレート剤;及び86重量%の水を混合して形成した100重量部の透明水性アクリルシリコーン系防水/撥水組成物組成物A、28重量部のアクリレートコポリマーと72重量部の水で形成された1重量部の組成物B1、80重量部の石英沙粉末を混合して形成した本発明の防水/撥水組成物実施例1を用意した。
【0022】
従来技術の防水/撥水組成物である特許文献1における40重量部の第1組成物、30重量部の第2組成物、5重量部の無機質弾性樹脂部、10重量部の無機質弾性粉体部、5重量部の水溶性アクリル樹脂、10重量部のセメントを混合/撹拌して比較例1として用意し、販売されているシリコーン(シリコーンガンを利用して施工する)を比較例2として用意した。
【0023】
実施例1と比較例1、2をコーティングして乾燥、熱、紫外線露出を通じて弾性及び非収縮性を比較した。
【0024】
【表1】
【0025】
表1で示したように、本発明の実施例1は劣悪な乾燥、熱、紫外線の露出を経た後にも優れた弾性及び非収縮性があることを確認することができた。ところが、比較例1は非収縮性には優れていたが、弾性は持続できなかった。比較例2(シリコーン)は収縮が発生し、弾性も顕著に減少することが分かった。
【0026】
また、本発明の各成分の組成比を少しずつ異にした実施例と比較例1の組成比を少しずつ異にした比較例の比較結果では同じまたは類似する結果が表れたことが分かり、コンクリート及び建物の防水/撥水用として、床に塗布して粗さを与えることにより滑りを効果的に防止することができた。
【0027】
また、本発明の実施例をシリコーンガンに入れて隙間を埋める用途で用いる場合相当な期間が経過しても収縮が発生せず、弾性を保持することができた。
【0028】
また、本発明はケイ酸(silicic acid)、ジエトキシオクチルシリルトリメチルシリルエステル(diethoxyoctylsilyl trimethylsilyl ester)(CAS番号216689-57-5)、n-オクチルトリエトキシシラン(n-octyltriethoxysilane)(CAS番号2943-75-1)、シロキサンおよびシリコーン(Siloxanes and Silicones)、di-Me、3-(2-アミノエチル)アミノプロピルシルセスキオキサン(3-(2-aminoethyl)aminopropyl silsesquioxanes)、ヒドロキシル基末端(hydroxy-terminated)を含むポリマー(CAS番号68554-54-1)を混合させることにより撥水機能が増進されることが分かった。
【0029】
このような本発明の実施例を通じて本発明は従来技術に比べて弾性、非収縮性、粗さ、撥水機能が顕著に向上された新しい防水/撥水組成物の作用効果を確認することができた。
【0030】
本発明の構成は上記実施例に限定されるのではなくて、通常の技術範疇で実施され得る多様な実施例を含む。