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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-12-22
(45)【発行日】2023-01-05
(54)【発明の名称】ハブ
(51)【国際特許分類】
   B62J 6/12 20060101AFI20221223BHJP
   B60B 35/18 20060101ALI20221223BHJP
   B62J 43/30 20200101ALI20221223BHJP
   B62J 45/413 20200101ALI20221223BHJP
   B62K 19/30 20060101ALI20221223BHJP
【FI】
B62J6/12
B60B35/18 A
B62J43/30
B62J45/413
B62K19/30
【請求項の数】 17
(21)【出願番号】P 2018246223
(22)【出願日】2018-12-27
(65)【公開番号】P2020104742
(43)【公開日】2020-07-09
【審査請求日】2021-09-09
(73)【特許権者】
【識別番号】000002439
【氏名又は名称】株式会社シマノ
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】山崎 あずさ
(72)【発明者】
【氏名】仁木 一喬
(72)【発明者】
【氏名】田中 雅章
【審査官】中川 隆司
(56)【参考文献】
【文献】特開2006-008062(JP,A)
【文献】特開2017-083391(JP,A)
【文献】特開2018-095215(JP,A)
【文献】特開2015-025738(JP,A)
【文献】特開2005-075106(JP,A)
【文献】特開2004-142739(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2012/0304783(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B62J 6/12
B60B 35/18
B62J 43/30
B62J 45/413
B62K 19/30
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
人力駆動車に設けられるハブであって、
ハブ軸と、
前記ハブ軸まわりに回転可能なハブ本体と、
前記ハブ軸まわりに回転可能に前記ハブ本体に連結される回転体と、
径方向において前記ハブ軸と前記ハブ本体との間に設けられ、前記ハブ軸とハブ本体との相対回転によって発電するように構成される発電部と、
前記ハブ本体に少なくとも部分的に収容される第1電子部品と、
前記第1電子部品と電気的に接続され、前記回転体の回転を検出するセンサおよび前記センサに検出される被検出部を含む第2電子部品と、を備え
前記ハブ軸の中心軸心と平行な軸方向に、前記発電部、前記第1電子部品、および、前記被検出部の順で並べて設けられる、ハブ。
【請求項2】
人力駆動車に設けられるハブであって、
ハブ軸と、
前記ハブ軸まわりに回転可能なハブ本体と、
前記ハブ軸まわりに回転可能に前記ハブ本体に連結される回転体と、
前記ハブ本体に少なくとも部分的に収容される第1電子部品と、
前記第1電子部品と電気的に接続されるように前記回転体に少なくとも部分的に収容される第2電子部品と、
前記ハブ軸と前記回転体とを回転可能に支持するように前記第1電子部品と前記第2電子部品との間に設けられる軸受を備えるハブ。
【請求項3】
前記第1電子部品は、前記軸受の内側を通る第1ケーブルを介して外部装置に接続される、請求項に記載のハブ。
【請求項4】
前記第2電子部品は、前記軸受の内側を通る第2ケーブルを介して前記第1電子部品と接続される、請求項またはに記載のハブ。
【請求項5】
前記第1電子部品は、蓄電装置を含む、請求項1から4のいずれか一項に記載のハブ。
【請求項6】
前記第1電子部品は、自転車の変速装置を制御する制御装置を含む、請求項1から4のいずれか一項に記載のハブ。
【請求項7】
前記第1電子部品は、前記人力駆動車の姿勢を検出するセンサを含む、請求項1からのいずれか一項に記載のハブ。
【請求項8】
前記第1電子部品は、無線通信装置を含む、請求項1からのいずれか一項に記載のハブ。
【請求項9】
前記第1電子部品は、前記ハブ軸に固定される、請求項1から8のいずれか一項に記載のハブ。
【請求項10】
前記第2電子部品は、前記第1電子部品に対して回転しないように構成される、請求項1から9のいずれか一項に記載のハブ。
【請求項11】
前記第2電子部品は、前記回転体の回転を検出するセンサを含む、請求項10に記載のハブ。
【請求項12】
前記センサは、前記回転体に設けられる被検出部を検出するように構成される、請求項11に記載のハブ。
【請求項13】
前記被検出部は、磁石を含み、
前記センサは、前記磁石の磁力を検出するように構成される、請求項12に記載のハブ。
【請求項14】
前記ハブ軸と前記ハブ本体との相対回転によって発電するように構成される発電部を、含む、請求項1から13のいずれか一項に記載のハブ。
【請求項15】
前記発電部は、前記ハブ軸に設けられるステータと、前記ハブ本体に設けられるロータとを、含む、請求項14に記載のハブ。
【請求項16】
前記回転体は、スプロケットを支持可能に構成される、請求項1から15のいずれか一項に記載のハブ。
【請求項17】
前記回転体は、前記回転体の第1回転方向の回転を前記ハブ本体に伝達するように構成され、
前記回転体は、前記回転体の前記第1回転方向とは反対の第2回転方向の回転を前記ハブ本体に伝達しないように構成される、請求項1から16のいずれか一項に記載のハブ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、ハブに関する。
【背景技術】
【0002】
人力駆動車に搭載されるコンポーネントに電力を供給するハブダイナモが知られている。たとえば、特許文献1には、発電部の電力を制御する電子部品を備えるハブが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2018-95215号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、耐熱性の低い電子部品は、発電部から離れて設けられることが好ましい。特許文献1のハブは、外周面にスプロケットが取り付けられる回転体に、電子部品が収容される。したがって、特許文献1の電子部品は、ハブ本体に設けられる発電部から離れて設けられる。しかしながら、蓄電部等大きな電子部品が回転体に収容されることによって、回転体は、電子部品を収容する部分の径が大きくなる。このため、ハブの組み立ておよび回転体へのスプロケットの取り付けが複雑となる。
【0005】
本開示の目的の1つは、回転体を小型化するためのハブを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の第1側面に従うハブは、人力駆動車に設けられるハブであって、ハブ軸と、前記ハブ軸まわりに回転可能なハブ本体と、前記ハブ軸まわりに回転可能に前記ハブ本体に連結される回転体と、前記ハブ本体に少なくとも部分的に収容される第1電子部品と、前記第1電子部品と電気的に接続されるように前記回転体に少なくとも部分的に収容される第2電子部品と、を備える。
【0007】
第1側面のハブによると、電子部品がハブ本体と回転体とに分割して設けられるので、大きい電子部品等を第1電子部品としてハブ本体に収容し、耐熱性が低い電子部品およびクランクの回転数を検出する電子部品等を第2電子部品として回転体に収容することができる。これによって、回転体を小型化することができる。
【0008】
第1側面に従う第2側面のハブにおいて、前記第1電子部品は、蓄電装置を含む。
【0009】
第2側面のハブによると、蓄電装置がハブ本体に設けられるため、回転体を小型化することができる。
【0010】
第1または第2側面に従う第3側面のハブにおいて、前記第1電子部品は、自転車の変速装置を制御する制御装置を含む。
【0011】
第3側面のハブによると、制御装置がハブ本体に設けられるため、回転体を小型化することができる。
【0012】
第1~第3側面のいずれか1つに従う第4側面のハブにおいて、前記第1電子部品は、前記人力駆動車の姿勢を検出するセンサを含む。
【0013】
第4側面のハブによると、センサがハブ本体に設けられるため、回転体を小型化することができる。
【0014】
第1~第4側面のいずれか1つに従う第5側面のハブにおいて、前記第1電子部品は、無線通信装置を含む。
【0015】
第5側面のハブによると、無線通信装置がハブ本体に設けられるため、回転体を小型化することができる。
【0016】
第1~第5側面のいずれか1つに従う第6側面のハブにおいて、前記ハブ軸と前記回転体とを回転可能に支持するように前記第1電子部品と前記第2電子部品との間に設けられる軸受をさらに備える。
【0017】
第6側面のハブによると、第2電子部品が第1電子部品から離れて設けられるため、電子部品の性質および機能に基づいて、各電子部品を好適な位置に設けることができる。
【0018】
第6側面に従う第7側面のハブにおいて、前記第1電子部品は、前記軸受の内側を通る第1ケーブルを介して外部装置に接続される。
【0019】
第7側面のハブによると、第1ケーブルの配線を簡素化することができる。
【0020】
第6または第7側面に従う第8側面のハブにおいて、前記第2電子部品は、前記軸受の内側を通る第2ケーブルを介して前記第1電子部品と接続される。
【0021】
第8側面のハブによると、第2ケーブルの配線を簡素化することができる。
【0022】
第1~第8側面のいずれか1つに従う第9側面のハブにおいて、前記第1電子部品は、前記ハブ軸に固定される。
【0023】
第9側面のハブによると、第1電子部品を容易に取り付けることができる。
【0024】
第1~第9側面のいずれか1つに従う第10側面のハブにおいて、前記第2電子部品は、前記第1電子部品に対して回転しないように構成される。
【0025】
第10側面のハブによると、第1電子部品と第2電子部品との接続を簡素化することができる。
【0026】
第10側面に従う第11側面のハブにおいて、前記第2電子部品は、前記回転体の回転を検出するセンサを含む。
【0027】
第11側面のハブによると、回転体の回転数を計測することができる。
【0028】
第11側面に従う第12側面のハブにおいて、前記センサは、前記回転体に設けられる被検出部を検出するように構成される。
【0029】
第12側面のハブによると、回転体の回転数を計測することができる。
【0030】
第12側面に従う第13側面のハブにおいて、前記被検出部は、磁石を含み、前記センサは、前記磁石の磁力を検出するように構成される。
【0031】
第13側面のハブによると、磁力によって回転体の回転数を計測することができる。
【0032】
第1~第13側面のいずれか1つに従う第14側面のハブにおいて、前記ハブ軸と前記ハブ本体との相対回転によって発電するように構成される発電部を、含む。
【0033】
第14側面のハブによると、簡素な構成によって発電することができる。
【0034】
第14側面に従う第15側面のハブにおいて、前記発電部は、前記ハブ軸に設けられるステータと、前記ハブ本体に設けられるロータとを、含む。
【0035】
第15側面のハブによると、簡素な構成によって発電することができる。
【0036】
第1~第15側面のいずれか1つに従う第16側面のハブにおいて、前記回転体は、スプロケットを支持可能に構成される。
【0037】
第16側面のハブによると、回転体が小型であるので、スプロケットを容易に取り付けることができる。
【0038】
第1~第16側面のいずれか1つに従う第17側面のハブにおいて、前記回転体は、前記回転体の第1回転方向の回転を前記ハブ本体に伝達するように構成され、前記回転体は、前記回転体の前記第1回転方向とは反対の第2回転方向の回転を前記ハブ本体に伝達しないように構成される。
【0039】
第17側面のハブによると、回転体を小型であっても、回転体が第1回転方向の回転をハブ本体に伝達し、第2回転方向の回転をハブ本体に伝達しない構成にすることができる。
【発明の効果】
【0040】
本開示によれば、回転体を小型化できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0041】
図1】実施形態に係るハブを含む人力駆動車の模式図である。
図2】実施形態に係るハブの断面図である。
図3】実施形態に係るハブを含む電力供給システムのブロック図である。
図4】実施形態に係るハブの分解断面図である。
【0042】
以下に添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態を詳細に説明する。本発明は、実施形態によって限定されず、実施形態が複数ある場合には、各実施形態が組み合わされる構成を含む。たとえば、実施形態では、人力駆動車が自転車である場合について説明するが、人力駆動車は他の人力で駆動する車両であってもよい。
【0043】
実施形態に係る人力駆動車Aは、少なくとも人力によって駆動することができる車両である。人力駆動車Aは、車輪の数が限定されず、たとえば1輪車および3輪以上の車輪を有する車両も含む。人力駆動車Aは、たとえばマウンテンバイク、ロードバイク、シティバイク、カーゴバイク、ハンドサイクル、および、リカンベントなど種々の種類の自転車、ならびに、電動自転車(E-bike)を含む。電動自転車は、電動モータによって車両の推進を補助する電動アシスト自転車を含む。人力以外の原動力のみを用いる車両は、人力駆動車Aには含まれない。特に、内燃機関のみを原動力に用いる車両は、人力駆動車には含まれない。通常、人力駆動車Aには、小型軽車両が想定され、公道での運転に免許を要しない車両が想定される。
【0044】
図1に示すように、人力駆動車Aは、自転車である。具体的には、図示される人力駆動車Aは、ロードバイクである。人力駆動車Aは、人力駆動車Aは、フレームA1と、フロントフォークA2と、前輪WFと、後輪WRと、ハンドルHと、駆動部材Bと、複数のコンポーネントCOと、備える。人力駆動車Aは、発電部18を含むハブ10、をさらに備える。
【0045】
駆動部材Bは、クランクCと、第1回転体D1と、第2回転体D2と、連結部材D3と、を備える。クランクCは、クランク軸C1と、複数のクランクアームC2と、を備える。クランク軸C1は、フレームA1に回転可能に支持される。複数のクランクアームC2は、クランク軸C1の軸方向の両端部にそれぞれ固定される。各クランクアームC2の先端には、ペダルPDが回転可能に取り付けられる。本実施形態の駆動部材Bは、チェーンドライブタイプであるが、任意のタイプから選択でき、ベルトドライブタイプ、または、シャフトドライブタイプであってもよい。
【0046】
第1回転体D1は、クランク軸C1と一体に回転するようにクランクCに設けられる。第1回転体D1は、1つまたは歯数の異なる複数のスプロケットを含む。第1回転体D1が、複数のスプロケットを含む場合、複数のスプロケットは、互いに接続されている。第2回転体D2は、後輪WRのハブ10に設けられる。第2回転体D2は、1つまたは歯数の異なる複数のスプロケットD21を含む。複数のスプロケットD21は、互いに接続されている。連結部材D3は、チェーンを含む。連結部材D3は、クランクCに入力された力を、第1回転体D1から第2回転体D2に伝達する。連結部材D3は、第1回転体D1および第2回転体D2に巻き掛けられる。人力駆動車Aに搭乗するユーザによってペダルPDに加えられる駆動力は、第1回転体D1、連結部材D3、および、第2回転体D2を介して後輪WRに伝達される。
【0047】
複数のコンポーネントCOは、操作装置OPへの入力に応じて動作する被操作装置を含む。本実施形態の複数のコンポーネントCOは、変速装置Tと、制動装置BDと、サスペンションSUと、アジャスタブルシートポストASPと、走行補助装置Eと、とを含む。各種の外コンポーネントCOは、本実施形態に限定されない。複数のコンポーネントCOは、少なくとも1つのコンポーネントCOを含めばよい。変速装置T、制動装置BD、サスペンションSU、アジャスタブルシートポストASP、および、走行補助装置Eは、それぞれ可動部材と、可動部材を動作させるアクチュエータとを含む。アクチュエータは、たとえば、電気モータを含む。コンポーネントCOは、たとえば、発電部18を含むハブ10から供給される電力、人力駆動車Aに搭載されるバッテリBTから供給される電力、または、それぞれのコンポーネントCOに搭載される専用の電源から供給される電力等によって動作する。
【0048】
変速装置Tは、外装変速機を含む。本実施形態において、変速装置Tは、フロントディレーラTFと、リアディレーラTRと、を含む。フロントディレーラTFは、フレームA1の第1回転体D1付近に設けられる。フロントディレーラTFによって、連結部材D3が巻き掛けられる第1回転体D1のスプロケットが変更されることで人力駆動車Aの変速比が変更される。リアディレーラTRは、フレームA1のリアエンドに設けられる。リアディレーラTRによって、連結部材D3が巻き掛けられる第2回転体D2のスプロケットD21が変更されることで人力駆動車Aの変速比が変更される。変速装置Tは、たとえば、変速操作装置、ブレーキ操作装置、変速操作装置とブレーキ操作装置とが一体となった変速操作装置または変速/ブレーキ操作装置への操作に応じて動作する。変速装置Tは、内装変速機を含んでいてもよい。
【0049】
制動装置BDは、車輪の数に対応する制動装置BDを含む。本実施形態において、制動装置BDは、前輪WFおよび後輪WRに設けられる。2つの制動装置BDは、互いに同様の構成であってもよいし、異なる構成であってもよい。制動装置BDは、たとえば、リムブレーキ装置である。制動装置BDは、たとえば、ブレーキ操作装置または変速/ブレーキ操作装置の操作に応じて動作する。制動装置BDは、ディスクブレーキ装置であってもよい。
【0050】
サスペンションSUは、フロントサスペンションおよびリアサスペンションの少なくとも1つを含む。本実施形態において、サスペンションSUは、フロントサスペンションを含む。フロントサスペンションは、前輪WFが地面から受ける衝撃が緩和されるように動作する。リアサスペンションは、後輪WRが地面から受ける衝撃が緩和されるように動作する。サスペンションSUは、たとえば、サスペンション操作装置の操作に応じて電気的に駆動される。具体的には、サスペンション操作装置の操作に応じて、サスペンションSUの動作状態が変更される。サスペンションSUの動作状態は、変位状態、トラベル量、減衰力、および、反発力の少なくとも1つを含む。
【0051】
アジャスタブルシートポストASPは、フレームA1に対するサドルSDの高さを変更する。アジャスタブルシートポストASPは、たとえば、アジャスタブルシートポスト操作装置の操作に応じて動作する。
【0052】
走行補助装置Eは、人力駆動車Aの推進力を補助するための補助駆動力を出力する。走行補助装置Eは、たとえば、ペダルPDに加えられる駆動力に応じて動作する。走行補助装置Eは、たとえば、走行補助操作装置の操作に応じて動作する。走行補助装置Eは、アクチュエータである電気モータおよびハウジングを含む。電気モータは、ハウジングに収容される。
【0053】
操作装置OPは、人力駆動車Aに搭載されるコンポーネントCOを操作する。操作装置OPは、ユーザの操作が入力される。操作装置OPは、たとえば、変速/ブレーキ操作装置、サスペンション操作装置、アジャスタブルシートポスト操作装置、および、走行補助操作装置の少なくとも1つを含む。
【0054】
図2に示すように、ハブ10は、ハブダイナモである。ハブ10は、本実施形態において、後輪WRに設けられている。ハブ10は、本実施形態において、フレームA1に取り付けられる。ハブ10は、ハブ軸12と、ハブ本体14と、回転体16と、発電部18と、第1電子部品20と、第2電子部品22と、軸受24、軸受26、軸受28、軸受30と、を備える。ハブ10は、第1ケーブル32と、第2ケーブル34と、をさらに備える。
【0055】
ハブ軸12は、円筒状に設けられる。ハブ軸12の中心軸心CAは、後輪RWの回転軸心と一致する。ハブ軸12は、たとえば、公知の固定機構によって、フレームA1のリアエンドに取り付けられる。固定機構は、連結軸36を含む。連結軸36は、ハブ軸12の内側に挿通される。
【0056】
ハブ本体14は、円筒状に設けられる。ハブ本体14は、径方向において、ハブ軸12と間隔を隔てて設けられる。ハブ本体14は、ハブ軸12まわりに、回転可能に設けられる。ハブ本体14は、軸受24を介して、ハブ軸12に対して回転可能に支持される。ハブ本体14の回転軸心は、ハブ軸12の中心軸心CAと一致する。ハブ本体14は、ハブ軸12の中心軸心CAと平行な軸方向において、回転体16と並べて設けられる。ハブ本体14は、筒状部14aと、ボス部14bと、1対のフランジ部14c、14dと、を含む。
【0057】
筒状部14aは、円筒状に設けられる。筒状部14aの径方向内側には、発電部18および第1電子部品20が設けられる。
【0058】
ボス部14bは、円筒状に設けられる。ボス部14bは、筒状部14aより小径に設けられる。ボス部14bは、筒状部14aと一体に設けられる。ボス部14bは、軸方向において、筒状部14aの一方の端部から軸方向に突出して設けられる。ボス部14bは、筒状部14aに対して回転体16とは反対側に設けられる。ボス部14bの径方向内側には、軸受24が設けられる。
【0059】
フランジ部14c、14dは、円環状に設けられる。フランジ部14c、14dは、軸方向において、互いに間隔を隔てて設けられる。フランジ部14c、14dは、筒状部14aの両端部から径方向外側に突出して設けられる。フランジ部14cは、回転体16側において、筒状部14aの外周面から径方向外側に突出して設けられる。フランジ部14dは、ボス部14b側において、筒状部14aの外周面から径方向外側に突出して設けられる。フランジ部14c、14dには、後輪RWのスポークが取り付けられる。
【0060】
回転体16は、円筒状に設けられる。回転体16の径方向内側には、第2電子部品22が設けられる。回転体16は、径方向において、ハブ軸12と間隔を隔てて設けられる。回転体16は、ハブ軸12まわりに、回転可能に設けられる。回転体16は、軸受26、伝達部材38および軸受28を介して、ハブ軸12に対して回転可能に支持される。回転体16の回転軸心は、ハブ軸12の中心軸心CAおよびハブ本体14の回転軸心と一致する。回転体16は、ラチェット歯16aを含む。ラチェット歯16aは、ハブ本体14側の内周面において周方向に形成される。回転体16は、ハブ軸12の中心軸心CAと平行な軸方向において、ハブ本体14と並べて設けられる。回転体16は、ハブ本体14に連結される。回転体16は、伝達部材38および軸受30を介して、ハブ本体14に連結される。
【0061】
伝達部材38は、大径部38aと、小径部38bと、壁部38cと、を含む。大径部38aは、円筒状に設けられる。大径部38aは、ハブ本体14の径方向内側に設けられる。小径部38bは、円筒状に設けられる。小径部38bは、回転体16の径方向内側に設けられる。壁部38cは、円環状に設けられる。壁部38cは、小径部38bの大径部38a側の端部から径方向外側に突出して設けられる。壁部38cは、大径部38aの小径部38b側の端部から径方向内側に突出して設けられる。伝達部材38は、固定部材40によって、ハブ本体14に固定される。固定部材40は、円環状に設けられる。固定部材40は、ハブ本体14の回転体16側の端部において、伝達部材38の壁部38cを覆うように設けられる。伝達部材38の小径部38bには、ラチェット爪42が搖動可能に設けられる。ラチェット爪42は、小径部38bの外周面において周方向に形成される。ラチェット爪42は、回転体16のラチェット歯16aに噛み合う。
【0062】
回転体16は、第2回転体D2の複数のスプロケットD21を支持可能に構成される。回転体16は、複数のスプロケットD21と一体回転するよう構成される。回転体16は、ラチェット歯16aおよびラチェット爪42を介して、回転体16の第1回転方向R1の回転を伝達部材38に伝達するように構成される。すなわち、回転体16は、回転体16の第1回転方向R1の回転をハブ本体14に伝達するように構成される。回転体16は、ラチェット歯16aおよびラチェット爪42を介して、回転体16の第1回転方向R1とは反対の第2回転方向R2の回転を伝達部材38に伝達しないように構成される。すなわち、回転体16は、回転体16の第2回転方向R2の回転をハブ本体14に伝達しないように構成される。第1回転方向R1は、連結部材D3から第2回転体D2へと駆動力が伝達された場合に第2回転体D2が回転する方向である。
【0063】
発電部18は、ハブ軸12とハブ本体14との相対回転によって発電するように構成される。発電部18は、径方向において、ハブ軸12とハブ本体14との間に設けられる。より詳細には、発電部18は、径方向において、ハブ軸12とハブ本体14の筒状部14aとの間に設けられる。発電部18は、軸方向において、第1電子部品20と並べて設けられる。発電部18は、第1電子部品20よりフランジ部14d側に設けられる。発電部18は、ステータ18aと、ロータ18bと、コイル18cと、を含む。
【0064】
ステータ18aは、ハブ軸12に設けられる。ステータ18aの中心軸心は、ハブ軸12の中心軸心CAと一致する。ステータ18aは、ハブ軸12と一体に回転する。ステータ18aは、ロータ18bの径方向内側に設けられる。
【0065】
ロータ18bは、円筒状に設けられる。ロータ18bは、ハブ本体14に設けられる。ロータ18bは、ハブ本体14の筒状部14aの内周面に固定される。ロータ18bの回転軸心は、ハブ軸12の中心軸心CAおよびハブ本体14の回転軸心と一致する。ロータ18bは、ハブ本体14と一体に回転する。ロータ18bは、ステータ18aの径方向外側に設けられる。
【0066】
コイル18cは、ステータ18aに設けられる。ハブ本体14とともにロータ18bが回転することにより、ステータ18aとロータ18bとの間に電磁力が発生して、コイル18cに誘導起電力が発生する。コイル18cは、第1電子部品20に電気的に接続される。コイル18cに流れる電流は、第1電子部品20に供給される。
【0067】
搭乗者によって、図1に示すペダルPDに駆動力を加えて第1回転体D1を正回転方向に回転させると、連結部材D3を介して、第2回転体D2が第1回転方向R1に回転する。正回転方向は、人力駆動車Aが前進するように第1回転体D1が回転する方向である。回転体16は、第1回転方向R1に、第2回転体D2と一体に回転する。回転体16の回転は、伝達部材38を介してハブ本体14に伝達される。ロータ18bは、ステータ18aのまわりを、ハブ本体14と一体に回転する。ロータ18bとステータ18aとの相対回転によって、コイル18cに誘導起電力が発生する。すなわち、発電部18は、人力駆動車Aの走行に伴って発電する。
【0068】
第1電子部品20は、ハブ軸12に固定される。第1電子部品20は、径方向において、ハブ軸12とハブ本体14との間に設けられる。第1電子部品20は、ハブ本体14に少なくとも部分的に収容される。第1電子部品20は、発電部18に対して回転体16側に設けられる。
【0069】
図2に示すように、第1電子部品20は、筐体44の内部空間に収容される。筐体44は、径方向において、ハブ軸12とハブ本体14の筒状部14aとの間に設けられる。筐体44は、外側筒状部44aと、内側筒状部44bと、壁部44cと、を含む。筐体44の内部空間は、外側筒状部44a、内側筒状部44b、一対の壁部44c、44dによって形成される。
【0070】
外側筒状部44aは、筒形状に設けられる。外側筒状部44aは、内側筒状部44bの径方向外側に設けられる。外側筒状部44aは、径方向において、ハブ本体14の筒状部14aと間隔を隔てて設けられる。
【0071】
内側筒状部44bは、筒形状に設けられる。内側筒状部44bは、外側筒状部44aの径方向内側に設けられる。内側筒状部44bの内周面は、ハブ軸12の外周面に固定される。内側筒状部44bは、ハブ軸12と一体に回転する。
【0072】
壁部44cおよび壁部44dは、環形状に設けられる。壁部44cおよび壁部44dは、軸方向において、互いに間隔を隔てて設けられる。壁部44cは、軸方向において、発電部18側の端部である外側筒状部44aおよび内側筒状部44bの開口を覆うように設けられる。壁部44dは、軸方向において、回転体16側の端部である外側筒状部44aおよび内側筒状部44bの開口を覆うように設けられる。
【0073】
図3に示すように、第1電子部品20は、発電部18のコイル18cに電気的に接続される。第1電子部品20は、外部装置EDに電気的に接続される。第1電子部品20は、第2電子部品22と電気的に接続される。ハブ10は、第1ケーブル32と、第2ケーブル34と、をさらに備える。第1電子部品20は、第1ケーブル32を介して、外部装置EDに接続される。外部装置EDは、複数のコンポーネントCOを含む。図2に示すように、第1ケーブル32は、径方向において、軸受26、軸受28および軸受30の内側を通るように設けられる。図3に示すように、第1電子部品20は、第2ケーブル34を介して、第2電子部品22と接続される。図2に示すように、第2ケーブル34は、径方向において、軸受26、軸受28および軸受30の内側を通るように設けられる。図3に示すように、第1電子部品20は、蓄電装置20aと、制御装置20bと、センサ20cと、無線通信装置20dと、を含む。蓄電装置20a、制御装置20b、センサ20c、および無線通信装置20dは、たとえば、電子基板に設けられる。電子基板は、筐体44に固定される。
【0074】
蓄電装置20aは、発電部18が発電した電力を一時的に蓄電するよう構成される。蓄電装置20aは、バッテリおよびキャパシタの少なくとも1つを含む。蓄電装置20aは、外部装置EDおよび第2電子部品22に電力を供給する。蓄電装置20aは、制御装置20b、センサ20c、および無線通信装置20dに電力を供給する。
【0075】
制御装置20bは、ハブ10において、各種制御を行う。制御装置20bは、たとえば、発電部18の電力制御、蓄電装置20aの蓄電制御、センサ20cおよび無線通信装置20dの信号制御等を行ってもよい。制御装置20bは、人力駆動車Aの変速装置Tを制御する。制御装置20bは、後述する第2電子部品22のセンサ22aの信号に基づいて、変速装置Tを自動的に変速するための信号を、変速装置Tに送信してもよい。
【0076】
センサ20cは、人力駆動車Aの姿勢を検出する。センサ20cは、たとえば、人力駆動車Aの傾きを検出する傾斜センサである。センサ20cは、重力加速度を検出する加速度センサでもよい。
【0077】
無線通信装置20dは、たとえば、蓄電装置20a、制御装置20bおよびセンサ20cと無線通信する。無線通信装置20dは、たとえば、少なくとも1つのコンポーネントCOと無線通信する。
【0078】
図2に示すように、第2電子部品22は、ハブ軸12に固定される。第2電子部品22は、径方向において、ハブ軸12と回転体16との間に設けられる。第2電子部品22は、回転体16に少なくとも部分的に収容される。第2電子部品22は、第1電子部品20と間隔を隔てて設けられる。軸受26、軸受28および軸受30は、軸方向において、第1電子部品20と第2電子部品22との間に設けられる。第2電子部品22は、第1電子部品20に対して回転しないように構成される。第2電子部品22は、ハブ軸12および筐体44を介して、第1電子部品20に固定される。図3に示すように、第2電子部品22は、第1電子部品20と電気的に接続される。第2電子部品22は、第2ケーブル34を介して、第1電子部品20と接続される。
【0079】
第2電子部品22は、センサ22aを含む。センサ22aは、回転体16の回転を検出する。センサ22aは、たとえば、ケイデンスセンサである。第1電子部品20の制御装置20bは、センサ22aに検出されたハブ軸12に対する回転体16の回転に基づいて、クランクCの回転速度を測定する。センサ22aは、被検出部46を検出するように構成される。図2に示すように、被検出部46は、回転体16に設けられる。被検出部46は、回転体16の内周面に固定される。被検出部46は、軸方向において、第2電子部品22に対してハブ本体14とは反対側に設けられる。被検出部46は、軸方向において、センサ22aと間隔を隔てて設けられる。被検出部46は、磁石48を含む。センサ22aは、磁石48の磁力を検出するように構成される。
【0080】
軸受24は、ハブ本体14のボス部14bの径方向内側に設けられる。軸受24は、ハブ軸12に対してハブ本体14を回転可能に支持する。軸受24は、内輪24aと、外輪24bと、複数の転動体24cと、を含む。内輪24aは、ハブ軸12に設けられる。内輪24aは、ハブ軸12の外周面に固定される。内輪24aの中心軸心は、ハブ軸12の中心軸心CAと一致する。内輪24aは、ハブ軸12と一体に回転する。外輪24bは、ハブ本体14に設けられる。外輪24bは、ハブ本体14のボス部14bの内周面に固定される。外輪24bの中心軸心は、ハブ軸12の中心軸心CAおよびハブ本体14の回転軸心と一致する。外輪24bは、ハブ本体14と一体に回転する。転動体24cは、内輪24aと外輪24bとの間に設けられる。
【0081】
軸受26は、回転体16の径方向内側に設けられる。軸受26は、ハブ軸12に対して伝達部材38を回転可能に支持する。軸受26は、内輪26aと、外輪26bと、複数の転動体26cと、を含む。内輪26aは、ハブ軸12に設けられる。内輪26aは、ハブ軸12の外周面に固定される。内輪26aの中心軸心は、ハブ軸12の中心軸心CAと一致する。内輪26aは、ハブ軸12と一体に回転する。外輪26bは、伝達部材38に固定される。外輪26bの中心軸心は、ハブ軸12の中心軸心CAおよび伝達部材38の回転軸心と一致する。外輪26bは、伝達部材38と一体に回転する。外輪26bは、本実施形態において、軸受28の内輪28aと一体に設けられる。転動体26cは、内輪26aと外輪26bとの間に設けられる。
【0082】
軸受28は、回転体16の径方向内側に設けられる。軸受28は、伝達部材38に対して回転体16を回転可能に支持する。軸受28は、内輪28aと、外輪28bと、複数の転動体28cと、を含む。内輪28aは、伝達部材38に固定される。内輪28aの中心軸心は、ハブ軸12の中心軸心CAおよび伝達部材38の回転軸心と一致する。内輪28aは、伝達部材38と一体に回転する。内輪28aは、本実施形態において、軸受26の外輪26bと一体に設けられる。外輪28bは、回転体16に設けられる。外輪28bは、回転体16の内周面に固定される。外輪28bの中心軸心は、ハブ軸12の中心軸心CAおよび回転体16の回転軸心と一致する。外輪28bは、回転体16と一体に回転する。転動体26cは、内輪26aと外輪26bとの間に設けられる。
【0083】
軸受30は、回転体16の径方向内側に設けられる。軸受30は、伝達部材38に対して回転体16を回転可能に支持する。軸受30は、内輪30aと、外輪30bと、複数の転動体30cと、を含む。内輪30aは、本実施形態において、伝達部材38と一体に設けられる。外輪30bは、本実施形態において、回転体16と一体に設けられる。転動体30cは、内輪30aと外輪30bとの間に設けられる。
【0084】
図4に示すように、本実施形態において、ハブ10は、3つのユニットを含む。3つのユニットは、第1ユニット10Aと、第2ユニット10Bと、第3ユニット10Cと、を含む。第1ユニット10Aは、ハブ本体14と、発電部18のロータ18bと、軸受24の外輪24bと、転動体24cと、を含む。第2ユニット10Bは、ハブ軸12と、発電部18のステータ18aと、コイル18cと、第1電子部品20と、筐体44と、を含む。第3ユニット10Cは、回転体16と、軸受28と、軸受30と、伝達部材38と、ラチェット爪42と、を含む。
【0085】
組立者は、まず、第1ユニット10Aと、第2ユニット10Bと、第3ユニット10Cとをそれぞれ組み立てる。次に、組立者は、第2ユニット10Bのハブ軸12を、第3ユニット10Cの伝達部材38及び回転体16の径方向内側に挿入させることによって、第2ユニット10Bと第3ユニット10Cとを組み立てる。図2に示すように、筐体44の壁部44dと、伝達部材38の壁部38cとは、間隔を隔てて設けられる。組立者は、第2ユニット10Bと第3ユニット10Cとを組み立てた後、第2ユニット10Bのステータ18a、コイル18c、第1電子部品20及び筐体44を、第1ユニット10Aのハブ本体14の径方向内側に挿入させる。これにより、第2ユニット10B及び第3ユニット10Cと第1ユニット10Aとは組み立てられる。第1ユニット10Aと第3ユニット10Cとは、図2に示す固定部材40によって固定される。
【0086】
図2に示す軸受26と、第2電子部品22と、被検出部46とは、少なくとも、第2ユニット10Bと第3ユニット10Cとを組み立てた後に取り付けられる。図2に示す固定部材40及び軸受24の内輪24aは、少なくとも、第2ユニット10B及び第3ユニット10Cと第1ユニット10Aとを組み立てた後に取り付けられる。
【0087】
ハブ10は、第2ユニット10Bが第1電子部品20を含むので、第1電子部品20の故障を抑制し、作業性が向上する。ハブ10の組立工程は、本実施形態に限定されない。ハブ10が、複数のユニットを含む場合、組み立ての作業性が向上し、小型化に寄与できる。
【0088】
以上、本発明の実施形態を説明したが、この実施形態の内容によって実施形態が限定されるものではない。また、前述した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、前述した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。さらに、前述した実施形態の要旨を逸脱しない範囲で構成要素の種々の省略、置換または変更を行うことができる。
【符号の説明】
【0089】
A:人力駆動車、10:ハブ、12:ハブ軸、14:ハブ本体、16:回転体、18:発電部、18a:ステータ、18b:ロータ、20:第1電子部品、20a:蓄電装置、20b:制御装置、20c:センサ、20d:無線通信装置、22:第2電子部品、22a:センサ、24、26、28、30:軸受、32:第1ケーブル、34:第2ケーブル、46:被検出部、48:磁石、D21:スプロケット、CA:中心軸心、R1:第1回転方向、R2:第2回転方向、ED:外部装置
図1
図2
図3
図4