(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-12-23
(45)【発行日】2023-01-06
(54)【発明の名称】テーブル体の昇降装置
(51)【国際特許分類】
A47B 9/20 20060101AFI20221226BHJP
A47B 9/10 20060101ALI20221226BHJP
A47B 9/12 20060101ALI20221226BHJP
【FI】
A47B9/20
A47B9/10
A47B9/12
(21)【出願番号】P 2021130805
(22)【出願日】2021-08-10
【審査請求日】2021-08-19
(73)【特許権者】
【識別番号】514027539
【氏名又は名称】及樺實業股▲ふん▼有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】110003214
【氏名又は名称】弁理士法人服部国際特許事務所
(74)【代理人】
【識別番号】100093779
【氏名又は名称】服部 雅紀
(72)【発明者】
【氏名】潘 冬春
【審査官】神尾 寧
(56)【参考文献】
【文献】特開2019-042363(JP,A)
【文献】特開2006-288424(JP,A)
【文献】特開2018-126319(JP,A)
【文献】実開昭53-098603(JP,U)
【文献】実開昭56-000436(JP,U)
【文献】米国特許出願公開第2018/0172062(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2020/0154879(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47B 9/00-9/20
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
着地することができる少なくとも1つのベースを備える、ベースユニットと、
少なくとも1つの外管及び内管により構成された昇降管を備え、前記内管は前記外管内に挿通され、前記外管に対応して伸縮動作することができ、前記外管は底端が前記ベースと固定接合され、内側表面及び外側表面を備えており、前記外管の底部に固定接合された底板を含み、さらに前記外管の頂部に固定接合された第1頂板を含み、前記第1頂板の中央には前記内管を挿通可能な第1通し孔が設けられ、前記内管は、内側表面及び外側表面を備えており、さらに前記内管の頂部に固定接合された第2頂板を含む、昇降ユニットと、
前記昇降ユニットの上方に設けられ、前記内管と連動するように接合された、テーブル板ユニットと、
伸縮ロッド及び制御板を含み、前記伸縮ロッドの頂端には制御ボタンが設けられ、前記伸縮ロッドは前記昇降管内に設置され、2つの端部はそれぞれ前記外管及び前記内管と接合され、前記制御板は、前記制御ボタンの位置に対応して設置され、前記制御ボタンの押圧/非押圧を制御することができる、制御作動ユニットと、
上部緩衝パッド、下部緩衝パッド及びローラ群を含み、前記上部緩衝パッド
は前記外管の前記第1頂板の下方位置に設けられ、中央には前記内管を挿通可能な第3通し孔を備えており、さらに上側表面及び下側表面を備え、前記上部緩衝パッドの上側表面は前記第1頂板と当接し、前記下部緩衝パッド
は前記外管の前記底板の上方位置に設けられ、上側表面及び下側表面を備え、前記下部緩衝パッドの下側表面は前記底板と当接し、前記下部緩衝パッドの上側表面は前記内管の底端と当接することができ、前記ローラ群は複数のローラ台及び複数のローラ体を備えており、前記ローラ群は前記内管の外側表面に組み合わせて設けられ、且つ上方部分に位置する前記ローラ台の頂面に、前記上部緩衝パッドの下側表面と当接可能な当接縁を形成しており、前記ローラ体は前記ローラ台に回転可能に設けられ、前記ローラ体が前記外管の内側表面に沿って当接して転動できるようにする、衝撃吸収ユニットと、
を含むテーブル体の昇降装置。
【請求項2】
前記内管の前記第2頂板の中央に前記伸縮ロッドの前記制御ボタンを穿伸可能な第2通し孔が設けられた、請求項1に記載のテーブル体の昇降装置。
【請求項3】
前記下部緩衝パッドの中央に前記伸縮ロッドを挿通可能な貫通孔を備えており、前記伸縮ロッドの端部を前記貫通孔に挿通させて前記外管の前記底板と固定接合することができる、請求項1に記載のテーブル体の昇降装置。
【請求項4】
前記内管の下方には前記内管の内側表面及び外側表面を貫通する複数の組み合わせ孔が設けられ、前記内管の前記組み合わせ孔の位置に対応して挿入ピンが設けられ、前記ローラ台は前記挿入ピンを前記組み合わせ孔に挿通することにより前記内管の外側表面に組み合わせて設けられている、請求項1に記載のテーブル体の昇降装置。
【請求項5】
前記ローラ台は非金属材質により製造されている、請求項1に記載のテーブル体の昇降装置。
【請求項6】
前記制御作動ユニットは、少なくとも1つの制御ワイヤ及び少なくとも1つの押し下げハンドルをさらに含み、前記制御ワイヤは前記制御板と連動し、前記押し下げハンドルは前記制御ワイヤと接続され、前記制御ワイヤを制御して前記制御板の作動を駆動することができる、請求項1に記載のテーブル体の昇降装置。
【請求項7】
前記ベースユニットは2つの前記ベースを備えており、2つの前記ベースは平行を呈するように配置され、前記昇降ユニットは2つの前記昇降管を備えており、2つの前記昇降管の2つの前記外管の底端はそれぞれ2つの前記ベースと組み合わされ、前記制御作動ユニットは2つの前記伸縮ロッド及び2つの前記制御板を備えており、さらに2つの制御ワイヤ及び押し下げハンドルを含み、2つの前記伸縮ロッドはそれぞれ2つの前記昇降管内に組み合わされて設置され、2つの前記制御板はそれぞれ2つの前記伸縮ロッドの前記制御ボタンの位置に対応して設置され、2つの前記制御ワイヤの各前記制御ワイヤはそれぞれ前記制御板と接続され、前記押し下げハンドルは2つの前記制御ワイヤと接続され、2つの前記制御ワイヤを制御して2つの前記制御板の作動を同時に駆動することができ、前記衝撃吸収ユニットは2つの前記上部緩衝パッド及び2つの前記下部緩衝パッドを備えており、各前記上部緩衝パッド及び各前記下部緩衝パッドはそれぞれ前記昇降管内に設けられている、請求項1に記載のテーブル体の昇降装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はテーブル体の昇降装置に関し、主に作動騒音を低減し、且つテーブル板の昇降動作の安定性を向上させ得る装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
公知のテーブルは、一般的には脚フレームを備えており、脚フレームの上方にテーブル板が設置されている。しかし、高さが固定されたテーブル板は適用性が望ましくないという事情があるため、現在では高さ調節が可能なテーブル体を有するようになっている。
図6は公知のテーブル体構造の1つであり、テーブル体は主に台座1’、昇降ユニット2’、テーブル板3’を備えている。昇降ユニット2’の底部は台座1’と接合され、テーブル板3’は昇降ユニット2’の頂部と接合され、昇降ユニット2’は、伸縮可能な外管21’、内管22’、ガス圧ロッド23’、制御装置24’を備えている。外管21’は内管22’と嵌め合わされ、底端は台座1’と接合されており、外管21’は、底部に底板211’が設けられ、頂部に上部止め縁212’が設けられている。内管22’は、頂部がテーブル板3’と固定接合され、底部の外縁に止めブロック221’が設けられている。ガス圧ロッド23’は、外管21’、内管22’内に設置され、頂端は内管22’と接合され、底端は外管21’の底板211’と接合され、上方に制御端231’が備えられている。制御装置24’は、ガス圧ロッド23’の制御端231’の位置に設置され、制御装置24’に制御端231’を押圧させると、ガス圧ロッド23’が伸縮してテーブル板3’の高さを調節することができ、制御装置24’を解放すると、テーブル板3’の高さを位置決めすることができる。
【0003】
上述の構造は、ガス圧ロッド23’によってテーブル板3’の重量を支持するとともに、テーブル板3’の上昇を補助することができ、上昇時には止めブロック221’が上部止め縁212’と当接することでテーブル板3’の高さを制限することができる。しかし、使用者の操作が正しくなく、制御装置24’に制御端231’を押圧させ続けた場合には、ガス圧ロッド23’の伸展力によってテーブル板3’が急速に上昇し、止めブロック221’と上部止め縁212’とに大きな衝突騒音が発生し、テーブル板3’に大きな振動が生じる状況を招いてしまう。また、使用者が制御装置24’に制御端231’を押圧させてテーブル板3’を押さえつける力が大きすぎた場合には、内管22’の底端と外管21’の底板211’とに大きな衝突騒音を発生させてしまう。
【0004】
また、内管22’が外管21’内で昇降動作できるようにするため、外管21’、内管22’の間に隙間を持たせており、これによって昇降過程で内管22’の移動時にその表面に外管21’との摩擦が生じ、内管22’の表面が摩損して作動が滑らかでなくなったり、摩損による騒音が生じたりするという欠点がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、作動騒音を低減し、且つテーブル板の昇降動作の安定性を向上させることを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、ベースユニットと、昇降ユニットと、テーブル板ユニットと、制御作動ユニットと、衝撃吸収ユニットと、を含む。
ベースユニットは、着地することができる少なくとも1つのベースを備える。
昇降ユニットは、少なくとも1つの外管及び内管により構成された昇降管を備え、内管は外管内に挿通され、外管に対応して伸縮動作することができる。外管は底端がベースと固定接合され、内側表面及び外側表面を備えており、外管の底部に固定接合された底板を含む。さらに外管の頂部に固定接合された第1頂板を含み、第1頂板の中央には内管を挿通可能な第1通し孔が設けられる。内管は、内側表面及び外側表面を備えており、さらに内管の頂部に固定接合された第2頂板を含む。
テーブル板ユニットは、昇降ユニットの上方に設置され、内管と連動するように接合される。
制御作動ユニットは、伸縮ロッド及び制御板を含む。伸縮ロッドの頂端には制御ボタンが設けられ、伸縮ロッドは昇降管内に設置され、2つの端部はそれぞれ外管及び内管と接合される。制御板は、制御ボタンの位置に対応して設置され、制御ボタンの押圧/非押圧を制御することができる。
衝撃吸収ユニットは、上部緩衝パッド及び下部緩衝パッドを含む。上部緩衝パッドは外管の第1頂板の下方位置に設けられ、中央には内管を挿通可能な第3通し孔を備えている。さらに上側表面及び下側表面を備え、上部緩衝パッドの上側表面は第1頂板と当接する。下部緩衝パッドは外管の底板の上方位置に設けられ、上側表面及び下側表面を備える。下部緩衝パッドの下側表面は底板と当接し、下部緩衝パッドの上側表面は内管の底端と当接することができる。
【0007】
本発明の実施例中、衝撃吸収ユニットはローラ群をさらに含む。ローラ群は複数のローラ台及び複数のローラ体を備えている。ローラ台は内管の外側表面に組み合わせて設けられ、且つ上方部分に位置するローラ台の頂面に、上部緩衝パッドの下側表面と当接可能な当接縁を形成している。ローラ体はローラ台に枢設すなわち回転可能に設けられ、ローラ体が外管の内側表面に沿って当接して転動できるようにする。
【発明の効果】
【0008】
本発明は、制御板が制御ボタンを押圧するよう制御して伸縮ロッドを作動させ、且つ伸縮ロッドの長さ及びテーブル板ユニットの高さを位置決めすることができる。本発明は、テーブル板ユニットが昇降過程においてローラ群のローラ体が外管の内側表面に沿って転動することができ、内管と外管とに摩擦騒音が生じるのを防止し得るともに、動作の安定性を向上させることができる。また、使用者が制御板に制御ボタンを押圧し続けて伸縮ロッドが伸展し続けた場合には、当接縁が上部緩衝パッドの下側表面と当たって当接することができる。そのため、内管が急速に上昇した際に外管の第1頂板との大きな衝突騒音が発生するのを防止し得るとともに、テーブル板ユニットの大きな振動を防止することができ、作動の安定性が向上する。
【0009】
本発明は、制御板に制御ボタンを押圧させたとき、テーブル板ユニットを力で押し下げて内管を下へ移動させることができる。テーブル板ユニットが最も低い位置まで下がったとき、内管の底端が下部緩衝パッドの上側表面と当たって当接することができる。そのため、内管と外管の底板との大きな衝突騒音が発生するのを防止し得るとともに、テーブル板ユニットに大きな振動が生じるのを防止することができ、作動の安定性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図4】本発明の組立断面図であり、テーブル板が最も高い位置にある状態を示している。
【
図5】本発明の組立断面図であり、テーブル板が最も低い位置にある状態を示している。
【発明を実施するための形態】
【実施例】
【0011】
図1~
図4を参照されたい。
図1、2、4は一部分の構造のみを示している。本発明は、ベースユニット1と、昇降ユニット2と、テーブル板ユニット3と、制御作動ユニット4と、衝撃吸収ユニット5を含む。ベースユニット1は、着地することができる2つのベース11を備えており、2つのベース11は平行を呈するように配置され、中央に接合孔12を備えている。
【0012】
昇降ユニット2は、2つの昇降管を構成する伸縮可能な2つの外管21及び内管22を備えている。2つの外管21は中空体であり、且つ対応し合った構造であり、内側表面211と、外側表面212を備えている。さらに2つの外管21の底部にそれぞれ固定接合された2つの底板213を含み、底板213は、外管21の内側表面211と溶接して組み合わせることができる。さらに接合孔214が設けられており、接合部材6を外管21の接合孔214とベース11の接合孔12とに挿通することにより外管21を組み合わせることができる。さらに2つの外管21の頂部にそれぞれ固定接合された2つの第1頂板215を含む。第1頂板215は、外管21の内側表面211と溶接して組み合わせることができ、中央には内管22を挿通可能な第1通し孔216が設けられている。
【0013】
2つの内管22は対応し合った構造であり、各内管22はそれぞれ外管21内において昇降動作し、内側表面221及び外側表面222を備えている。さらに2つの内管22の頂部に固定接合された2つの第2頂板223を含み、2つの第2頂板223は、内管22の内側表面221と溶接して固定することができる。第2頂板223の中央には第2通し孔224が設けられており、内管22の下方には内管22の内側表面221、外側表面222を貫通する複数の組み合わせ孔225が設けられている。
【0014】
テーブル板ユニット3は昇降ユニット2の上方に設けられ、2つの内管22と接合されて連動する。
【0015】
制御作動ユニット4は、2つの伸縮ロッド41と、2つの制御板42と、2つの制御ワイヤ43と、押し下げハンドル44を含む。2つの伸縮ロッド41は、制御可能に自動伸展するガス圧ロッド若しくは油圧ロッドか又はその他の伸縮可能なロッド体であり、且つ頂端に制御ボタン411が設けられている。2つの伸縮ロッド41はそれぞれ2つの外管21及び内管22によって構成された昇降管内に設けられ、底端は外管21の底板213と固定接合され、頂端の制御ボタン411は内管22の第2頂板223の第2通し孔224に挿通されて内管22と連動するように接合されている。制御板42は、制御ボタン411の上方位置に対応して設けられ、制御ボタン411の押圧/非押圧を制御することができる。2つの制御ワイヤ43の各制御ワイヤ43は、それぞれ制御板42と接続されている。押し下げハンドル44は、2つの制御ワイヤ43と接続され、テーブル板ユニット3の外側下方の使用者が制御しやすい位置に設けられており、2つの制御ワイヤ43を制御して2つの制御板42の作動を同時に駆動することができる。本発明は、押し下げハンドル44により2つの制御板42を同時に制御することで、利便性に優れた制御効果を具備することができる。
【0016】
衝撃吸収ユニット5は、上部緩衝パッド51と、下部緩衝パッド52と、ローラ群53を含む。上部緩衝パッド51は、ゴム又はその他の軟質材料により製造されており、粘着又はその他の接合方式により外管21の第1頂板215の下方位置に設けられる。中央には内管22を挿通可能な第3通し孔511を備えており、さらに上側表面512及び下側表面513を備え、上側表面512は第1頂板215と当接する。下部緩衝パッド52は、ゴム又はその他の軟質材料により製造されており、粘着又はその他の接合方式により外管21の底板213の上方位置に設けられる。中央には伸縮ロッド41を挿通可能な貫通孔521を備えており、さらに上側表面522と、下側表面523を備え、下部緩衝パッド52の下側表面523は底板213と当接する。ローラ群53は、複数のローラ台531と、複数のローラ体533を有し、ローラ台531は非金属のプラスチック材質により製造されており、内管22の組み合わせ孔225の位置に対応して挿入ピン532が設けられる。ローラ台531は挿入ピン532を組み合わせ孔225に挿通することにより内管22の外側表面222の外側に組み合わせて設けることができ、且つ上方部分に位置するローラ台531の頂面に、上部緩衝パッド51の下側表面513と当接可能な当接縁534を形成させている。ローラ体533はローラ台531に回転可能に設けられ、ローラ体533が外管21の内側表面211に沿って当接して転動できるようにしている。
【0017】
本発明は、押し下げハンドル44により2つの制御ワイヤ43を駆動し、2つの制御板42を同時に制御して2つの制御ボタン411を押圧し、2つの伸縮ロッド41に同期作動させ得る。それとともに、テーブル板ユニット3に上昇又は力を受けて下降する動作をさせることができ、テーブル板ユニット3を適当な高さまで調節したときに押し下げハンドル44及び制御板42を解放して、伸縮ロッド41の長さ及びテーブル板ユニット3の高さを位置決めすることができる。
【0018】
本発明は、テーブル板ユニット3が上昇又は下降過程中にローラ群53のローラ体533が外管21の内側表面211に沿って転動することができ、内管22と外管21とに摩擦騒音が生じるのを防止し得るともに、動作の安定性を向上させることができる。
図4に示す通り、使用者が押し下げハンドル44を押し下げて、制御板42に制御ボタン411を押圧させ続けて伸縮ロッド41が伸展し続けた場合には、ローラ台531の当接縁534が上部緩衝パッド51の下側表面513と当接することができる。それにより、内管22が急速に上昇した際に外管21の第1頂板215との大きな衝突騒音が発生するのを防止し得るとともに、テーブル板ユニット3の大きな振動を防止することができ、作動の安定性が向上する。本発明のローラ台531は非金属のプラスチック材質により製造されており、プラスチック製ローラ台531に形成された当接縁534が上部緩衝パッド51との衝突音を一層低減することができ、静音性及び良好な作動質感の効果を具備し得る。
【0019】
図5を参照して、本発明は、押し下げハンドル44により制御板42に制御ボタン411を押圧させたとき、テーブル板ユニット3を力で押し下げて伸縮ロッド41の長さを縮め、内管22を下へ移動させることができる。テーブル板ユニット3が最も低い位置まで下がったとき、内管22の底端が下部緩衝パッド52の上側表面522と当接することができる。それにより、内管22の底端と外管21の底板213との大きな衝突騒音が発生するのを防止し得るとともに、テーブル板ユニット3に大きな振動が生じるのを防止することができ、作動の安定性及び操作感が向上する。
【0020】
本発明は上述により、テーブル体の昇降動作における衝突騒音を低減することができ、テーブル体の質感を向上させ得る。本発明は、ベース、1組の外管、内管により構成された昇降管、伸縮ロッド、制御板のみが設けられても良く、本発明の昇降ユニットは内管をベースと組み合わせて、外管をテーブル板ユニットと組み合わせても良い。上述の実施例は本発明を例示するものであり、本発明を限定するものではなく、本発明の精神に基づく同等の効果が得られる改変はすべて本発明の範囲に属する。
【符号の説明】
【0021】
1 ベースユニット
11 ベース
12 接合孔
2 昇降ユニット
21 外管
211 内側表面
212 外側表面
213 底板
214 接合孔
215 第1頂板
216 第1通し孔
22 内管
221 内側表面
222 外側表面
223 第2頂板
224 第2通し孔
225 組み合わせ孔
3 テーブル板ユニット
4 制御作動ユニット
41 伸縮ロッド
411 制御ボタン
42 制御板
43 制御ワイヤ
44 押し下げハンドル
5 衝撃吸収ユニット
51 上部緩衝パッド
511 第3通し孔
512 上側表面
513 下側表面
52 下部緩衝パッド
521 貫通孔
522 上側表面
523 下側表面
53 ローラ群
531 ローラ台
532 挿入ピン
533 ローラ体
534 当接縁
6 接合部材
1’ 台座
2’ 昇降ユニット
21’ 外管
211’ 底板
212’ 上部止め縁
22’ 内管
221’ 止めブロック
23’ ガス圧ロッド
24’ 制御装置
3’ テーブル板
【要約】
【課題】テーブル体の昇降装置を提供する。
【解決手段】本発明は、ベースユニット1と、昇降ユニット2と、テーブル板ユニット3と、制御作動ユニット4と、衝撃吸収ユニット5と、を含む。ベースユニット1は少なくとも1つのベース11を備える。昇降ユニット2は少なくとも1つの外管21及び内管22により構成された昇降管を備える。内管22は外管21内に挿通され、外管21に対応して伸縮動作することができ、外管21は底端がベース11と固定接合され、底板213及び第1頂板215を備える。内管22は第2頂板223を含む。テーブル板ユニット3は昇降ユニット2の上方に設置され、内管22と連動する。制御作動ユニット4は、昇降管内に設けられた伸縮ロッド41及び制御板42を含む。衝撃吸収ユニット5は、上部緩衝パッド51、下部緩衝パッド52及びローラ群53を含む。
【選択図】
図1