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特許7201276光ファイバベンディングを防止する現場組み立て型光コネクター
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-12-26
(45)【発行日】2023-01-10
(54)【発明の名称】光ファイバベンディングを防止する現場組み立て型光コネクター
(51)【国際特許分類】
   G02B 6/36 20060101AFI20221227BHJP
【FI】
G02B6/36
【請求項の数】 6
(21)【出願番号】P 2021532108
(86)(22)【出願日】2019-12-09
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2022-02-01
(86)【国際出願番号】 KR2019017285
(87)【国際公開番号】W WO2020117023
(87)【国際公開日】2020-06-11
【審査請求日】2021-06-04
(31)【優先権主張番号】10-2018-0157520
(32)【優先日】2018-12-07
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】518417525
【氏名又は名称】ソルテック インフォネット カンパニー リミテッド
【氏名又は名称原語表記】SOLTECH INFONET CO.,LTD.
(74)【代理人】
【識別番号】100121728
【弁理士】
【氏名又は名称】井関 勝守
(74)【代理人】
【識別番号】100165803
【弁理士】
【氏名又は名称】金子 修平
(74)【代理人】
【識別番号】100170900
【弁理士】
【氏名又は名称】大西 渉
(72)【発明者】
【氏名】イ ヘジン
(72)【発明者】
【氏名】バク ビョンチョル
【審査官】坂上 大貴
(56)【参考文献】
【文献】韓国登録特許第10-1341941(KR,B1)
【文献】特開平06-174960(JP,A)
【文献】特開2013-109351(JP,A)
【文献】特開2012-088438(JP,A)
【文献】韓国公開特許第10-2017-0047462(KR,A)
【文献】米国特許出願公開第2018/0329157(US,A1)
【文献】Iwashita, Yoshinori et al.,Field-Installable Fusion Splice Connector,OFC/NFOEC 2008 - 2008 Conference on Optical Fiber Communication/National Fiber Optic Engineers Conference,IEEE,2008年,https://ieeexplore.ieee.org/stamp/stamp.jsp?tp=&arnumber=4528156,DOI: 10.1109/OFC.2008.4528156
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G02B 6/24
6/255
6/36-6/40
IEEE Xplore
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
内部スリーブモジュールと、
前記内部スリーブモジュールをハウジングするコネクターフレーム6と、そして
光ケーブルの外被保護のために前記内部スリーブモジュールと結合されるケーブルブート9を具備しており
前記内部スリーブモジュールは、
一側に光接続時に光ファイバを整列させるスリーブ(sleeve)を具備しながら他側にネジ山を具備するスリーブボディー3と、前記スリーブボディー3の前記スリーブが具備された方向に貫通進入して挟み結合されながら左右面に突出部4aを具備する中間連結子4と、前記スリーブボディー3のネジ山に螺合される固定リング2と、前記スリーブボディー3と前記固定リング2との螺合する部位を覆う上で、前記スリーブボディー3と前記固定リング2との間に挟まれるスプリング5と、前記固定リング2を貫通して前記スリーブボディー3の内部まで挿入されながら具備される光ファイバが前記スリーブボディー3のスリーブまで延長されるように形成されるフェルールストーブ1で構成され、
前記ケーブルブート9は前記スリーブボディー3に固定されて前記中間連結子4と一定範囲内で動きが可能に結合され
前記内部スリーブモジュールのスリーブは、互いに結合され且つ両側にそれぞれ広がる二つの羽部で構成されることを特徴とする光ファイバベンディングを防止する現場組み立て型光コネクター。
【請求項2】
前記コネクターフレーム6は、
一側が前記フェルールストーブ1が具備される側から進入して前記中間連結子4と結合され、他側で前記フェルールストーブ1に具備されるフェルールが露出されるように具備されることを特徴とする請求項1に記載の光ファイバベンディングを防止する現場組み立て型光コネクター。
【請求項3】
前記ケーブルブート9は、
対向する上下面または左右面に具備される固定ホール9aと、
前記固定ホール9aと異なる面に該当する左右面または上下面に具備される可変スロット9bを具備するが、
前記固定ホール9aには前記スリーブボディー3が固定され、前記可変スロット9bには前記中間連結子4が動きが可能に結合されることを特徴とする請求項1に記載の光ファイバベンディングを防止する現場組み立て型光コネクター。
【請求項4】
前記スリーブボディー3は、
前記固定ホール9aに挟み固定される第1突出部3cを具備することを特徴とする請求項3に記載の光ファイバベンディングを防止する現場組み立て型光コネクター。
【請求項5】
前記中間連結子4は、
前記可変スロット9bに挟まれる第2突出部4aを具備するが、
前記可変スロット9bは前記第2突出部4aが前後方向に動き可能になるように前記第2突出部4aのサイズより大きいサイズのホールで形成されることを特徴とする請求項3に記載の光ファイバベンディングを防止する現場組み立て型光コネクター。
【請求項6】
前記ケーブルブート9の光ケーブル固定部位を固定するためにスクリュータイプで前記ケーブルブート9に結合されるブートキャンプ10をさらに具備することを特徴とする請求項1に記載の光ファイバベンディングを防止する現場組み立て型光コネクター。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、光接続技術に関するものであり、特に、アダプターを利用して光コネクターを組立てる時に光ファイバが曲がるベンディング現象を防止する現場組み立て型光コネクターに関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般に、光ファイバ(または、光ケーブル)は光信号を送るものとして電気信号を送る金属ワイヤとは異なり超高速で大容量の情報を損失なしに送ることができる。
【0003】
光ファイバを接続する方法には融着接続とコネクター接続がある。
【0004】
融着接続は二つの光ファイバを整列させた後に光融着接続機でその整列された光ファイバを溶融させて永久的または半永久的に接続するものであり、コネクター接続は精密加工したフェルールにあらかじめ光ファイバを接着固定させてアダプターを使って対面するフェルールを密着固定させることである。融着接続は接続後連結入れ替えが不可能であるが、コネクター接続は入れ替えが自由な長所を有する。
【0005】
コネクター接続のための光コネクターは、光線路で光ファイバと光ファイバを連結する要素であり、従来にはセラミックスや硝子などでなされたフェルール(ferrule)の中央貫通孔に光ファイバを整列して密着固定させて両端の光ファイバを物理的に接触させる光コネクターが使われた。
【0006】
現在使われる光コネクターの代表的な種類には、コネクターの形態によってLC(Lucent Connector)、SC(Subscriber Connector or Square Connector)、ST(Straight Tip)、FC(Fiber transmission system Connector)、MTRJ(Mechanical transferable Registered Jack)タイプなどがある。
【0007】
一方、現場組み立て型光コネクターは、現場で簡便に組立てるようにしたものであり、それに対しては韓国登録特許第10-1051119号公報(現場組み立て型光コネクター)、韓国登録特許第10-0724076号公報(現場組み立て型光コネクター)、韓国公開特許第10-2010-0089709号公報(現場組み立て型光コネクター)、そして、韓国登録特許第10-1492611号公報(現場組み立て型光コネクター)などで紹介されている。
【0008】
現場組み立て型光コネクターは、コネクターと光ケーブルの外被の引張力を強化するためにコネクターフレームとケーブルブートを直接結合させて引張力を維持する方式を適用している。特に、光ファイバを結合する過程で光ファイバを整列するために現場組み立て型光コネクターは、V形状のグルーブ(groove)やアクセスポイント保護スリーブを内蔵しているが、光ケーブルをケーブルブートに固定して強い引張力から保護している。
【0009】
図1は、従来の光コネクターの一例を示したものである。
【0010】
図1に示されたように、二つの光コネクターをアダプターを利用して結合する場合に前方の光ファイバ接続面ではフェルールどうしお互いに押し出して後方のケーブル被覆は、ケーブルブートに固定されているために、接続面でフェルールどうしに押される程度両方向におおよそ0.5~1mm程度後に押されるようになって、内部のB支点で光ファイバが曲がるベンディング現象が発生する。
【0011】
光ファイバのベンディング現象は、光伝達損失の原因だけでなくベンディングが長く持続される場合には光ファイバのクラックを発生させて光コネクターをてんから使用することができなくする原因で作用する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
本発明の目的は、前記したいくつかの点を勘案して案出したものであり、特に、二つの光コネクターをアダプターを利用して結合する場合に、接続面でフェルールどうし押されても内部では光ファイバが曲がらないようにしてくれる光ファイバベンディングを防止する現場組み立て型光コネクターを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0013】
前記した目的を達成するための本発明による光ファイバベンディングを防止する現場組み立て型光コネクターの特徴は、内部スリーブモジュールと、前記内部スリーブモジュールをハウジングするコネクターフレーム6と、そして光ケーブルの外被保護のために前記内部スリーブモジュールと結合されるケーブルブート9を具備するが、前記内部スリーブモジュールは一側に光接続時に光ファイバを整列させるスリーブ(sleeve)を具備しながら他側にネジ山を具備するスリーブボディー3と、前記スリーブボディー3の前記スリーブが具備された方向に貫通進入して挟み結合されながら左右面に突出部4aを具備する中間連結子4と、前記スリーブボディー3のネジ山に挟まれるスプリング5と、前記スプリング5の離脱を防止するために前記スリーブボディー3のネジ山に螺合される固定リング2と、前記固定リング2を貫通して前記スリーブボディー3の内部まで挿入されながら具備される光ファイバが前記スリーブボディー3のスリーブまで延長されるように形成されるフェルールストーブ1で構成され、前記ケーブルブート9は前記スリーブボディー3に固定されて前記中間連結子4と一定範囲内で動きが可能に結合されることである。
【0014】
望ましくは、前記コネクターフレーム6は一側が前記フェルールストーブ1が具備される側から進入して前記中間連結子4と結合され、他側に前記フェルールストーブ1に具備されるフェルールが露出されるように具備されることができる。
【0015】
望ましくは、前記ケーブルブート9は対向する上下面または左右面に具備される固定ホール9aと、前記固定ホール9aと異なる面に該当する左右面または上下面に具備される可変スロット9bを具備するが、前記固定ホール9aには前記スリーブボディー3が固定され、前記可変スロット9bには前記中間連結子4が動きが可能に結合されることができる。
【0016】
より望ましくは、前記スリーブボディー3は前記固定ホール9aに挟み固定される第1突出部3cを具備することができる。
【0017】
より望ましくは、前記中間連結子4は、前記可変スロット9bに挟まれる第2突出部4aを具備するが、前記可変スロット9bは前記第2突出部4aが前後方向に動き可能になるように前記第2突出部4aのサイズより大きいサイズのホールで形成されることができる。
【0018】
望ましくは、前記ケーブルブート9の光ケーブルの固定部位を固定するためにスクリュータイプで前記ケーブルブート9に結合されるブートキャンプ10をさらに具備することができる。
【発明の効果】
【0019】
本発明によれば、二つの光コネクターをアダプターを利用して結合する時に接続面でフェルールどうしに押されても内部では光ファイバが曲がらないようにしてくれるために、光伝達損失を除去することができて、ベンディング現象による光コネクターの破損をあらかじめ防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
図1図1は、従来に光コネクターで発生するベンディング現象を説明するための断面図である。
図2図2は、本発明による光ファイバベンディングを防止する現場組み立て型光コネクターの分解及び結合構造を示したダイヤグラムである。
図3図3は、本発明による光ファイバベンディングを防止する現場組み立て型光コネクターの分解及び結合構造を示したダイヤグラムである。
図4図4は、本発明による光ファイバベンディングを防止する現場組み立て型光コネクターの分解及び結合構造を示したダイヤグラムである。
図5図5は、本発明による光ファイバベンディングを防止する現場組み立て型光コネクターの分解及び結合構造を示したダイヤグラムである。
図6図6は、本発明による光ファイバベンディングを防止する現場組み立て型光コネクターの分解及び結合構造を示したダイヤグラムである。
図7図7は、本発明による光ファイバベンディングを防止する現場組み立て型光コネクターの分解及び結合構造を示したダイヤグラムである。
図8図8は、本発明による光ファイバベンディングを防止する現場組み立て型光コネクターの分解及び結合構造を示したダイヤグラムである。
図9図9は、本発明による光ファイバベンディングを防止する現場組み立て型光コネクターの分解及び結合構造を示したダイヤグラムである。
図10図10は、本発明による光ファイバベンディングを防止する現場組み立て型光コネクターの分解及び結合構造を示したダイヤグラムである。
【発明を実施するための形態】
【0021】
本発明の他の目的、特徴及び利点は、添付した図面を参照した実施例の詳細な説明を通じて明らかになるであろう。
【0022】
以下、添付された図面を参照して本発明の実施例の構成とその作用を説明し、図面に示されて、またこれによって説明される本発明の構成と作用は少なくとも一つの実施例として説明されるものであり、これによって前記した本発明の技術的思想とその核心構成及び作用は制限されない。
【0023】
以下、添付した図面を参照して本発明による光ファイバベンディングを防止する現場組み立て型光コネクターの望ましい実施例を詳しく説明する。
【0024】
図2乃至図9は、本発明による光ファイバベンディングを防止する現場組み立て型光コネクターの分解及び結合構造を示したダイヤグラムである。
【0025】
図2乃至図9を参照すれば、本発明による現場組み立て型光コネクターはフェルールストーブ(ferrule stub)1、固定リング2、スリーブボディー3、中間連結子4、スプリング5、コネクターフレーム6、光ファイバ7とそれを収容するフェルール8、ケーブルブート9、ブートキャンプ10、コネクターボディー11、そしてキャップ12で構成される。
【0026】
スリーブボディー3の中間連結子4が結合される。スリーブボディー3は光融着接続時に光ファイバを整列させるスリーブ(sleeve)を一側に具備し、そのスリーブが結合された方向に貫通進入して中間連結子4が結合される。スリーブは光融着接続機を使用する現場組み立て過程で光ファイバの整列のためのものであり、二つの羽部3a、3bが結合された構造である。スリーブは光融着接続が完了された後には除去することができる。
【0027】
スリーブボディー3はフラット(flat)な側部を具備し、そのフラットな側部に中間連結子4が挟み結合される。
【0028】
スリーブボディー3の他側はネジ山が具備された構造であり、一側に比べて外径が小さく具備される。スリーブボディー3の他側にはネジ山部位の外径より大きい内径を有するスプリング5が挟まれ、固定リング2がスリーブボディー3のネジ山部位に螺合されながらスプリングの離脱を防止する。
【0029】
固定リング2の一側、すなわち、スリーブボディー3のネジ山部位に螺合される部位の外径は、スプリングの内径より小さく具備され、固定リング2の他側はスプリングの内径より大きい段差部を具備する。
【0030】
それによって、スプリング5の一側はスリーブボディー3ネジ山部位に挿入されて他側は固定リング2の一側に挿入され、固定リング2がスリーブボディー3のネジ山部位に螺合されながら固定リング2の段差部によってある程度加圧される。
【0031】
このように本発明ではスリーブボディー3に固定リング2を螺合しながらスリーブボディー3と固定リング2との間にスプリング5を固定する構造である。
【0032】
フェルールストーブ1は固定リング2を貫通してスリーブボディー3の内部まで挿入される。フェルールストーブ1は内部挿入時に挿入深さを制限するための中間部を有して、その中間部は固定リング2の内径より大きい外径を有する。
【0033】
フェルールストーブ1がスリーブボディー3の内部まで挿入されながら、フェルールストーブ1に設けられた光ファイバはスリーブボディー3のスリーブまで延長されるように形成されることが望ましい。これは光ファイバを光融着接続機を接続する時にスリーブによって光ファイバが整列されることができるようにするためのことである。
【0034】
このようにスリーブボディー3を基準でスリーブボディー3の一側にフェルールストーブ1が挟み結合されて、またスリーブボディー3の他側にスプリング5が固定リング2によって固定されるように具備されながらフェルールストーブ1が内部に結合されながら光コネクターの内部スリーブモジュールが完成される。
【0035】
コネクターフレーム6は内部スリーブモジュールをハウジングする構成であり、一側がフェルールストーブ1が具備される側から進入して中間連結子4と結合される。それと共にコネクターフレーム6の他側ではフェルールストーブ1に具備されるフェルールが露出される。
【0036】
内部スリーブモジュールにコネクターフレーム6が結合されながら光コネクターのコネクターヘッドが完成される。
【0037】
光融着接続機を使用する現場組み立て過程では、コネクターヘッドからコネクターボディー11が解体された状態で接続作業が進行される。
【0038】
前記の組み立て構造は光融着接続部位を中心に一側に設けられる構造に対して説明したものであり、光融着接続部位を中心に他側には光融着接続される光ファイバ7とそれを収容するフェルール8とケーブルブート9とブートキャンプ10が具備される。
【0039】
ケーブルブート9とブートキャンプ10は光融着接続作業が完了された後に組み立てされる構成であり、ケーブルブート9はスリーブボディー3に固定されて中間連結子4とは一定範囲内で動きが可能に結合される。
【0040】
ケーブルブート9は光ケーブル外被を保護するために具備されるものであり、ハードタイプであることが望ましい。ケーブルブート9は対向する上下面に固定ホール9aを具備し、また対向する左右面には可変スロット9bを具備する。固定ホール9aと可変スロット9bの配置はお互いに変更可能である。
【0041】
固定ホール9aにはスリーブボディー3が固定され、このためにスリーブボディー3上下面には固定ホール9aに挟み固定される第1突出部3cが具備される。
【0042】
可変スロット9bには中間連結子4の動きが可能に結合されるが、このために中間連結子4の左右面には可変スロット9bに挟まれる第2突出部4aが具備される。特に、可変スロット9bは第2突出部4aが前後方向に動き可能になるように第2突出部4aのサイズより大きいサイズのホールであることが望ましい。
【0043】
可変スロット9bと第2突出部4aは、スプリング5の弾性力が作用しながら内部スリーブモジュールが動き可能に結合された構造を有するものである。それによって、内部スリーブモジュールが可変スロット9bのスロットサイズに基盤して一定の間隔で後に押されるようになって、可変スロット9bのスロットサイズに基盤してそれ以上後に押されないように制限される。よって、可変スロット9bはスプリング5の弾性力による動きを許容しながらもある水準以上の動きは制限するストッパー役割も遂行する。
【0044】
ブートキャンプ10はケーブルブート9の光ケーブル固定部位を堅く固定するためにスクリュータイプでケーブルブート9に結合される。
【0045】
本発明による光コネクターはフェルールストーブ1が相対側フェルール、すなわち、ケーブルブート9を貫通して具備されるフェルールで押される現象が発生してもケーブルブート9がスリーブボディー3には固定されているが、中間連結子4とは動き可能に結合されて一定の間隔で離隔されるので、ケーブルブート9が後に押されて内部で発生した光ファイバベンディング現象が発生しない。
【0046】
今まで本発明の望ましい実施例に対して説明したが、本発明が属する技術分野で通常の知識を有した者は本発明の本質的な特性を脱しない範囲内で変形された形態で具現することができるであろう。
【0047】
それでここで説明した本発明の実施例は、限定的な観点ではなく説明的な観点で考慮されなければならないし、本発明の範囲は上述した説明ではなく特許請求範囲に現われているし、それと同等な範囲内にあるすべての差異は本発明に含まれるものとして解釈されなければならない。
【産業上の利用可能性】
【0048】
本発明は、アダプターを利用して光コネクターを組立てる光コネクターに利用されることができる。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10