(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-12-26
(45)【発行日】2023-01-10
(54)【発明の名称】情報を伝送するための方法および装置
(51)【国際特許分類】
H04W 4/20 20180101AFI20221227BHJP
H04W 4/44 20180101ALI20221227BHJP
H04W 92/10 20090101ALI20221227BHJP
B64C 39/02 20060101ALI20221227BHJP
G08G 5/00 20060101ALI20221227BHJP
【FI】
H04W4/20 110
H04W4/44
H04W92/10
B64C39/02
G08G5/00 A
(21)【出願番号】P 2020562168
(86)(22)【出願日】2018-05-10
(86)【国際出願番号】 CN2018086283
(87)【国際公開番号】W WO2019213887
(87)【国際公開日】2019-11-14
【審査請求日】2020-12-03
(73)【特許権者】
【識別番号】516180667
【氏名又は名称】北京小米移動軟件有限公司
【氏名又は名称原語表記】Beijing Xiaomi Mobile Software Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】No.018, Floor 8, Building 6, Yard 33, Middle Xierqi Road, Haidian District, Beijing 100085, China
(74)【代理人】
【識別番号】110000729
【氏名又は名称】特許業務法人 ユニアス国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】洪 ▲偉▼
【審査官】竹内 亨
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2018/036609(WO,A1)
【文献】Fraunhofer HHI, Fraunhofer IIS,Flight Path Information Report: Trigger and Content,3GPP TSG RAN WG2 #102 R2- 1807212,2018年05月09日
【文献】Huawei, HiSilicon, CMCC, Fraunhofer, Nokia, Nokia Shanghai Bell, Lenovo, Motorola Mobility, InterDigital, KDDI,Discussion on flight path information,3GPP TSG RAN WG2 #101bis R2-1805125,2018年04月06日
【文献】Huawei, HiSilicon,Identification of Air-borne UE,3GPP TSG RAN WG2 #99 R2-1708543,2017年08月11日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04W 4/00-99/00
H04B 7/24-7/26
B64C 39/02
G08G 5/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
無人航空機(UAV)に適用可能である、情報を伝送する方法であって、
該UAVが飛行経路情報を有していること
および該UAVがアイドル状態にあることに応答して、指定された事象情報を生成することであって、該指定された事象情報が、該UAVが該飛行経路情報を有していることを示す、生成することと、
該指定された事象情報を第1のメッセージに付加
することと、前記第1のメッセージが、第1の無線リソース制御(RRC)シグナリングを含み、前記第1のRRCシグナリングが、RRC接続再構成完了シグナリング、RRC接続再確立完了シグナリング、または、RRC接続再開完了シグナリングのうちの少なくとも1つを含
み、該第1のRRCシグナリングが、該指定された事象情報を搬送するための第1の情報要素を含み、該第1の情報要素が、飛行経路情報利用可能要素を含み、
基地局が、該第1のメッセージに含まれている該指定された事象情報に従って、該UAVが該飛行経路情報を有していると決定するように、該第1のメッセージを該基地局へ送信することとを含む方法。
【請求項2】
前記第1のメッセージがさらに、前記飛行経路情報を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記基地局から第2のメッセージを受信することであって、該第2のメッセージが、前記飛行経路情報を入手するための要求情報を含む、受信することと、
前記第2のメッセージに従って第3のメッセージを生成することであって、該第3のメッセージが前記飛行経路情報を含む、生成することと、
前記基地局が、該第3のメッセージに含まれている前記飛行経路情報に従って前記UAVの飛行経路を決定するように、該第3のメッセージを前記基地局へ送信することと
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記第2のメッセージが、第2のRRCシグナリングを含み、
該第2のRRCシグナリングが、前記要求情報を搬送するための第2の情報要素を含む、
請求項
3に記載の方法。
【請求項5】
前記第2のRRCシグナリングが、端末情報要求シグナリングを含み、
前記第2の情報要素が、飛行経路情報要求要素を含む、
請求項
4に記載の方法。
【請求項6】
前記第3のメッセージが、第3のRRCシグナリングを含み、
該第3のRRCシグナリングが、前記飛行経路情報を搬送するための第3の情報要素を含む、
請求項
3に記載の方法。
【請求項7】
前記第3のRRCシグナリングが、端末情報応答シグナリングを含み、
前記第3の情報要素が、飛行経路情報報告要素を含む、
請求項
6に記載の方法。
【請求項8】
基地局に適用可能である、情報を伝送する方法であって、
アイドル状態の無人航空機(UAV)から第1のメッセージを受信することであって、前記第1のメッセージが、第1の無線リソース制御(RRC)シグナリングを含み、前記第1のRRCシグナリングが、RRC接続再構成完了シグナリング、RRC接続再確立完了シグナリング、または、RRC接続再開完了シグナリングのうちの少なくとも1つを含み、該第1のメッセージが、
指定された事象情報を搬送するための第1の情報要素を含み、
該第1の情報要素が、飛行経路情報利用可能要素を含み、該指定された事象情報が、該UAVが飛行経路情報を有していることを示す、受信することと、
該指定された事象情報に従って、該UAVが該飛行経路情報を有していると決定することとを含む方法。
【請求項9】
前記第1のメッセージがさらに、前記飛行経路情報を含み、前記方法がさらに、
前記第1のメッセージから前記飛行経路情報を入手することと、
前記飛行経路情報に従って前記UAVの飛行経路を決定することとを含む、請求項
8に記載の方法。
【請求項10】
前記飛行経路情報が入手されるべきであることに応答して、第2のメッセージを生成することであって、該第2のメッセージが、前記飛行経路情報を入手するための要求情報を含む、生成することと、
該第2のメッセージを前記UAVへ送信することと、
前記UAVから第3のメッセージを受信することであって、該第3のメッセージが前記飛行経路情報を含む、受信することと、
前記飛行経路情報に従って前記UAVの飛行経路を決定することと
をさらに含む、請求項
8に記載の方法。
【請求項11】
前記第2のメッセージが、第2のRRCシグナリングを含み、
該第2のRRCシグナリングが、前記要求情報を搬送するための第2の情報要素を含む、
請求項
10に記載の方法。
【請求項12】
前記第2のRRCシグナリングが、端末情報要求シグナリングを含み、
前記第2の情報要素が、飛行経路情報要求要素を含む、
請求項
11に記載の方法。
【請求項13】
前記第3のメッセージが、第3のRRCシグナリングを含み、
該第3のRRCシグナリングが、前記飛行経路情報を搬送するための第3の情報要素を含む、
請求項
10に記載の方法。
【請求項14】
前記第3のRRCシグナリングが、端末情報応答シグナリングを含み、
前記第3の情報要素が、飛行経路情報報告要素を含む、
請求項13に記載の方法。
【請求項15】
無人航空機(UAV)に適用可能である、情報を伝送するための装置であって、
プロセッサと、
該プロセッサによって実行可能な命令を格納するためのメモリとを含み、
該プロセッサが、
該UAVが飛行経路情報を有していること
および該UAVがアイドル状態にあることに応答して、指定された事象情報を生成することであって、該指定された事象情報が、該UAVが該飛行経路情報を有していることを示す、生成することと、
該指定された事象情報を第1のメッセージに付加
することと、前記第1のメッセージが、第1の無線リソース制御(RRC)シグナリングを含み、前記第1のRRCシグナリングが、RRC接続再構成完了シグナリング、RRC接続再確立完了シグナリング、または、RRC接続再開完了シグナリングのうちの少なくとも1つを含
み、該第1のRRCシグナリングが、該指定された事象情報を搬送するための第1の情報要素を含み、前記第1の情報要素が、飛行経路情報利用可能要素を含み、
基地局が、該第1のメッセージに含まれている該指定された事象情報に従って、該UAVが該飛行経路情報を有していると決定するように、該第1のメッセージを該基地局へ送信することとを行うように構成されている、装置。
【請求項16】
基地局に適用可能である、情報を伝送するための装置であって、
プロセッサと、
該プロセッサによって実行可能な命令を格納するためのメモリとを含み、
該プロセッサが、
アイドル状態の無人航空機(UAV)から第1のメッセージを受信することであって、前記第1のメッセージが、第1の無線リソース制御(RRC)シグナリングを含み、前記第1のRRCシグナリングが、RRC接続再構成完了シグナリング、RRC接続再確立完了シグナリング、または、RRC接続再開完了シグナリングのうちの少なくとも1つを含み、該第1のメッセージが、
指定された事象情報を搬送するための第1の情報要素を含み、
該第1の情報要素が、飛行経路情報利用可能要素を含み、該指定された事象情報が、該UAVが飛行経路情報を有していることを示す、受信することと、
該指定された事象情報に従って、該UAVが該飛行経路情報を有していると決定することとを行うように構成されている、装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、通信の分野に関し、詳細には、情報を伝送するための方法および装置に関する。
【背景技術】
【0002】
無人航空機は、略してUAVと呼ばれ、無線リモート制御デバイスおよび内蔵プログラム制御デバイスによって操作される無人の航空機である。
【0003】
UAVテクノロジーの絶え間ない発展に伴って、UAVも広く使用されてきている。関連した技術分野においては、UAVの適用範囲をさらに広げるために、セルラー・ネットワークは、要件を満たすサービスをUAVに提供することを期待されている。しかしながら、既存のセルラー・ネットワークは、UAVの飛行経路情報を入手するための技術的なソリューションを有しておらず、このことは、セルラー・ネットワークによってUAVに提供されるサービスの品質を低減させる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
関連した技術分野における問題を克服するために、本開示の例は、情報を伝送するための方法および装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の例の第1の態様によれば、情報を伝送する方法が提供される。この方法は、無人航空機(UAV)に適用可能であり、この方法は、
UAVが飛行経路情報を有していることに応答して、指定された事象情報を生成することであって、指定された事象情報が、UAVが飛行経路情報を有していることを示す、生成することと、
指定された事象情報を第1のメッセージに付加することと、
基地局が、第1のメッセージに含まれている指定された事象情報に従って、UAVが飛行経路情報を有していると決定するように、第1のメッセージを基地局へ送信することとを含む。
【0006】
任意選択で、第1のメッセージは、第1の無線リソース制御(RRC)シグナリングを含み、第1のRRCシグナリングは、指定された事象情報を搬送するための第1の情報要素を含む。
【0007】
任意選択で、第1の情報要素は、飛行経路情報利用可能要素を含み、第1のRRCシグナリングは、
RRC接続再構成完了シグナリング、
RRC接続再確立完了シグナリング、
RRC接続再開完了シグナリング、または
RRC接続セットアップ完了シグナリングのうちの少なくとも1つを含む。
【0008】
任意選択で、第1のメッセージはさらに、飛行経路情報を含む。
【0009】
任意選択で、この方法はさらに、
基地局から第2のメッセージを受信することであって、第2のメッセージが、飛行経路情報を入手するための要求情報を含む、受信することと、
第2のメッセージに従って第3のメッセージを生成することであって、第3のメッセージが飛行経路情報を含む、生成することと、
基地局が、第3のメッセージに含まれている飛行経路情報に従ってUAVの飛行経路を決定するように、第3のメッセージを基地局へ送信することとを含む。
【0010】
任意選択で、第2のメッセージは、第2のRRCシグナリングを含み、第2のRRCシグナリングは、要求情報を搬送するための第2の情報要素を含む。
【0011】
任意選択で、第2のRRCシグナリングは、端末情報要求シグナリングを含み、第2の情報要素は、飛行経路情報要求要素を含む。
【0012】
任意選択で、第3のメッセージは、第3のRRCシグナリングを含み、第3のRRCシグナリングは、飛行経路情報を搬送するための第3の情報要素を含む。
【0013】
任意選択で、第3のRRCシグナリングは、端末情報応答シグナリングを含み、第3の情報要素は、飛行経路情報報告要素を含む。
【0014】
本開示の例の第2の態様によれば、情報を伝送する方法が提供される。この方法は、基地局に適用可能であり、この方法は、
UAVから第1のメッセージを受信することであって、第1のメッセージが、指定された事象情報を含み、指定された事象情報が、UAVが飛行経路情報を有していることを示す、受信することと、
指定された事象情報に従って、UAVが飛行経路情報を有していると決定することとを含む。
【0015】
任意選択で、第1のメッセージは、第1のRRCシグナリングを含み、第1のRRCシグナリングは、指定された事象情報を搬送するための第1の情報要素を含む。
【0016】
任意選択で、第1の情報要素は、飛行経路情報利用可能要素を含み、第1のRRCシグナリングは、
RRC接続再構成完了シグナリング、
RRC接続再確立完了シグナリング、
RRC接続再開完了シグナリング、または
RRC接続セットアップ完了シグナリングのうちの少なくとも1つを含む。
【0017】
任意選択で、第1のメッセージはさらに、飛行経路情報を含み、この方法はさらに、
第1のメッセージから飛行経路情報を入手することと、
飛行経路情報に従ってUAVの飛行経路を決定することとを含む。
【0018】
任意選択で、この方法はさらに、
飛行経路情報が入手されるべきであることに応答して、第2のメッセージを生成することであって、第2のメッセージが、飛行経路情報を入手するための要求情報を含む、生成することと、
第2のメッセージをUAVへ送信することと、
UAVから第3のメッセージを受信することであって、第3のメッセージが飛行経路情報を含む、受信することと、
飛行経路情報に従ってUAVの飛行経路を決定することとを含む。
【0019】
任意選択で、第2のメッセージは、第2のRRCシグナリングを含み、第2のRRCシグナリングは、要求情報を搬送するための第2の情報要素を含む。
【0020】
任意選択で、第2のRRCシグナリングは、端末情報要求シグナリングを含み、第2の情報要素は、飛行経路情報要求要素を含む。
【0021】
任意選択で、第3のメッセージは、第3のRRCシグナリングを含み、第3のRRCシグナリングは、飛行経路情報を搬送するための第3の情報要素を含む。
【0022】
任意選択で、第3のRRCシグナリングは、端末情報応答シグナリングを含み、第3の情報要素は、飛行経路情報報告要素を含む。
【0023】
本開示の例の第3の態様によれば、情報を伝送するための装置が提供される。この装置は、UAVに適用可能であり、この装置は、
UAVが飛行経路情報を有していることに応答して、指定された事象情報を生成するように構成されている第1の生成モジュールであって、指定された事象情報が、UAVが飛行経路情報を有していることを示す、第1の生成モジュールと、
指定された事象情報を第1のメッセージに付加するように構成されている情報付加モジュールと、
基地局が、第1のメッセージに含まれている指定された事象情報に従って、UAVが飛行経路情報を有していると決定するように、第1のメッセージを基地局へ送信するように構成されている第1の送信モジュールとを含む。
【0024】
任意選択で、第1のメッセージは、第1の無線リソース制御(RRC)シグナリングを含み、第1のRRCシグナリングは、指定された事象情報を搬送するための第1の情報要素を含む。
【0025】
任意選択で、第1の情報要素は、飛行経路情報利用可能要素を含み、第1のRRCシグナリングは、
RRC接続再構成完了シグナリング、
RRC接続再確立完了シグナリング、
RRC接続再開完了シグナリング、または
RRC接続セットアップ完了シグナリングのうちの少なくとも1つを含む。
【0026】
任意選択で、第1のメッセージはさらに、飛行経路情報を含む。
【0027】
任意選択で、この装置はさらに、
基地局から第2のメッセージを受信するように構成されているメッセージ受信モジュールであって、第2のメッセージが、飛行経路情報を入手するための要求情報を含む、メッセージ受信モジュールと、
第2のメッセージに従って第3のメッセージを生成するように構成されている第2の生成モジュールであって、第3のメッセージが飛行経路情報を含む、第2の生成モジュールと、
基地局が、第3のメッセージに含まれている飛行経路情報に従ってUAVの飛行経路を決定するように、第3のメッセージを基地局へ送信するように構成されている第2の送信モジュールとを含む。
【0028】
任意選択で、第2のメッセージは、第2のRRCシグナリングを含み、第2のRRCシグナリングは、要求情報を搬送するための第2の情報要素を含む。
【0029】
任意選択で、第2のRRCシグナリングは、端末情報要求シグナリングを含み、第2の情報要素は、飛行経路情報要求要素を含む。
【0030】
任意選択で、第3のメッセージは、第3のRRCシグナリングを含み、第3のRRCシグナリングは、飛行経路情報を搬送するための第3の情報要素を含む。
【0031】
任意選択で、第3のRRCシグナリングは、端末情報応答シグナリングを含み、第3の情報要素は、飛行経路情報報告要素を含む。
【0032】
本開示の例の第4の態様によれば、情報を伝送するための装置が提供される。この装置は、基地局に適用可能であり、この装置は、
UAVから第1のメッセージを受信するように構成されている第1の受信モジュールであって、第1のメッセージが、指定された事象情報を含み、指定された事象情報が、UAVが飛行経路情報を有していることを示す、第1の受信モジュールと、
指定された事象情報に従って、UAVが飛行経路情報を有していると決定するように構成されている第1の決定モジュールとを含む。
【0033】
任意選択で、第1のメッセージは、第1のRRCシグナリングを含み、第1のRRCシグナリングは、指定された事象情報を搬送するための第1の情報要素を含む。
【0034】
任意選択で、第1の情報要素は、飛行経路情報利用可能要素を含み、第1のRRCシグナリングは、
RRC接続再構成完了シグナリング、
RRC接続再確立完了シグナリング、
RRC接続再開完了シグナリング、または
RRC接続セットアップ完了シグナリングのうちの少なくとも1つを含む。
【0035】
任意選択で、第1のメッセージはさらに、飛行経路情報を含み、この装置はさらに、
第1のメッセージから飛行経路情報を入手するように構成されている入手モジュールと、
飛行経路情報に従ってUAVの飛行経路を決定するように構成されている第2の決定モジュールとを含む。
【0036】
任意選択で、この装置はさらに、
飛行経路情報が入手されるべきであることに応答して、第2のメッセージを生成するように構成されているメッセージ生成モジュールであって、第2のメッセージが、飛行経路情報を入手するための要求情報を含む、メッセージ生成モジュールと、
第2のメッセージをUAVへ送信するように構成されているメッセージ送信モジュールと、
UAVから第3のメッセージを受信するように構成されている第2の受信モジュールであって、第3のメッセージが飛行経路情報を含む、第2の受信モジュールと、
飛行経路情報に従ってUAVの飛行経路を決定するように構成されている第3の決定モジュールとを含む。
【0037】
任意選択で、第2のメッセージは、第2のRRCシグナリングを含み、第2のRRCシグナリングは、要求情報を搬送するための第2の情報要素を含む。
【0038】
任意選択で、第2のRRCシグナリングは、端末情報要求シグナリングを含み、第2の情報要素は、飛行経路情報要求要素を含む。
【0039】
任意選択で、第3のメッセージは、第3のRRCシグナリングを含み、第3のRRCシグナリングは、飛行経路情報を搬送するための第3の情報要素を含む。
【0040】
任意選択で、第3のRRCシグナリングは、端末情報応答シグナリングを含み、第3の情報要素は、飛行経路情報報告要素を含む。
【0041】
本開示の例の第5の態様によれば、コンピュータ・プログラムを格納している非一時的コンピュータ可読記憶媒体が提供され、そのコンピュータ・プログラムは、上述されている第1の態様の情報を伝送する方法を実行することになる。
【0042】
本開示の例の第6の態様によれば、コンピュータ・プログラムを格納している非一時的コンピュータ可読記憶媒体が提供され、そのコンピュータ・プログラムは、上述されている第2の態様の情報を伝送する方法を実行することになる。
【0043】
本開示の例の第7の態様によれば、情報を伝送するための装置が提供される。この装置は、UAVに適用可能であり、この装置は、
プロセッサと、
プロセッサによって実行可能な命令を格納するためのメモリとを含み、
プロセッサは、
UAVが飛行経路情報を有していることに応答して、指定された事象情報を生成することであって、指定された事象情報が、UAVが飛行経路情報を有していることを示す、生成することと、
指定された事象情報を第1のメッセージに付加することと、
基地局が、第1のメッセージに含まれている指定された事象情報に従って、UAVが飛行経路情報を有していると決定するように、第1のメッセージを基地局へ送信することとを行うように構成されている。
【0044】
本開示の例の第8の態様によれば、情報を伝送するための装置が提供される。この装置は、基地局に適用可能であり、この装置は、
プロセッサと、
プロセッサによって実行可能な命令を格納するためのメモリとを含み、
プロセッサは、
UAVから第1のメッセージを受信することであって、第1のメッセージが、指定された事象情報を含み、指定された事象情報が、UAVが飛行経路情報を有していることを示す、受信することと、
指定された事象情報に従って、UAVが飛行経路情報を有していると決定することとを行うように構成されている。
【0045】
本開示の例によって提供される技術的なソリューションは、下記の有益な効果を含むことが可能である。
【0046】
本開示においては、UAVそのものが飛行経路情報を有しているとUAVが決定した場合には、UAVは、指定された事象情報を生成することが可能であり、指定された事象情報は、UAVが飛行経路情報を有していることを特徴付けるために使用される。指定された事象情報は、第1のメッセージに付加され、第1のメッセージは、基地局へ送信される。したがって基地局は、第1のメッセージに含まれている指定された事象情報に従って、UAVが飛行経路情報を有していると決定することが可能である。したがって、飛行経路情報を取得する際の基地局の成功率が改善され、このことは、ひいては、飛行経路情報に基づいてUAVのモバイル・パフォーマンスを改善する。
【0047】
本開示においては、基地局は、UAVから第1のメッセージを受信し、第1のメッセージは、指定された事象情報を含み、指定された事象情報は、UAVが飛行経路情報を有していることを特徴付けるために使用される。次いで基地局は、指定された事象情報に従って、UAVが飛行経路情報を有していると決定する。したがって、飛行経路情報を取得する際の基地局の成功率が改善され、このことは、ひいては、飛行経路情報に基づいてUAVのモバイル・パフォーマンスを改善する。
【0048】
上述の概要および以降の詳細な説明は、例示的かつ説明的なものにすぎず、本開示を限定するものではないということを理解されたい。
【0049】
本明細書における添付の図面は、この記述に組み込まれて、この記述の一部を構成しており、本開示と整合している例を示しており、記述とともに本開示の原理を説明する役割を果たす。
【図面の簡単な説明】
【0050】
【
図1】一例による、情報を伝送する方法を示すフローチャートである。
【
図2】一例による、情報を伝送する方法を示す適用シナリオ図である。
【
図3】一例による、情報を伝送する別の方法を示すフローチャートである。
【
図4】一例による、情報を伝送する方法を示すフローチャートである。
【
図5】一例による、情報を伝送する別の方法を示すフローチャートである。
【
図6】一例による、情報を伝送する別の方法を示すフローチャートである。
【
図7】一例による、情報を伝送する方法を示す情報対話図である。
【
図8】一例による、情報を伝送するための装置を示すブロック図である。
【
図9】一例による、情報を伝送するための別の装置を示すブロック図である。
【
図10】一例による、情報を伝送するための装置を示すブロック図である。
【
図11】一例による、情報を伝送するための別の装置を示すブロック図である。
【
図12】一例による、情報を伝送するための別の装置を示すブロック図である。
【
図13】一例による、情報を伝送するための装置を示す概略構造図である。
【発明を実施するための形態】
【0051】
例が、図面において表されているそれらの例の図解とともに、ここで詳細に記述される。以降の記述が図面を含む場合には、別々の図面における同様の数字は、別段の記載がない限り、同様のまたは類似した要素を指す。以降の例において記述されている実施形態は、本開示と整合するすべての実施形態を表しているわけではない。むしろ、それらは、添付の請求の範囲において詳述されている本開示のいくつかの態様と整合する装置および方法の例にすぎない。
【0052】
本開示において使用されている用語は、特定の例を記述する目的のためのものにすぎず、本開示を限定することを意図されてはいない。本開示および添付の請求の範囲において「a」、「the」、および「said」によって単数形で決定されている用語は、複数形を含むことも意図されている(そうではないと文脈において明確に示されている場合は除く)。本明細書において使用されている「および/または」という用語は、関連付けられている列挙されたアイテムのうちの1つまたは複数のありとあらゆる可能な組合せを指し、それらを含むということも理解されたい。
【0053】
「第1の」、「第2の」、「第3の」などの用語が、さまざまな情報を記述するために本開示において使用されているかもしれないが、そのような情報は、これらの用語に限定されるべきではないということを理解されたい。これらの用語は、情報の1つのカテゴリーを別のカテゴリーから区別するために使用されているにすぎない。たとえば、本開示の範囲から逸脱することなく、第1の情報が第2の情報と呼ばれることが可能であり、また同様に、第2の情報が第1の情報と呼ばれることも可能である。文脈に応じて、本明細書において使用されている「if」という言葉は、「when」または「upon」または「in response to determining」と解釈されることが可能である。
【0054】
図1は、一例による、情報を伝送する方法を示すフローチャートであり、
図2は、一例による、情報を伝送する方法を示す適用シナリオ図である。情報を伝送する方法は、UAVに適用可能であり得る。
図1において示されているように、情報を伝送する方法は、下記のステップ110~130を含む。
【0055】
ステップ110において、UAVが飛行経路情報を有していることに応答して、指定された事象情報が生成される。指定された事象情報は、UAVが飛行経路情報を有していることを示す。
【0056】
本開示の例においては、UAVの飛行モードは一般に、固定されたモードを含み、すなわち、オペレータは、コントローラ上でUAVの飛行経路情報を計画することが可能であり、それによってコントローラは、UAVを常に制御していなくてもよい。たとえば、コントローラは、アプリケーションにおいてUAVのための飛行経路情報を設定することが可能である。その上、固定されたモードにおいては、UAVは、UAVが受信する飛行経路情報に基づいて自律的に飛行することが可能である。飛行経路情報を入手した後に、基地局は、どの基地局をUAVが通ることになるかを予測することが可能である。この方法においては、UAVのモビリティーが改善される。
【0057】
このモードにおいては、UAVそのものが飛行経路情報を有していると決定すると、UAVは、指定された事象情報を生成して、その指定された事象情報を介して、UAVが飛行経路情報を有していることについて基地局に知らせることが可能である。
【0058】
ステップ120において、指定された事象情報は、第1のメッセージに付加される。
【0059】
本開示の例においては、第1のメッセージは、指定された事象情報を搬送するために使用されることが可能である。
【0060】
ステップ130において、基地局が、第1のメッセージに含まれている指定された事象情報に従って、UAVが飛行経路情報を有していると決定するように、第1のメッセージが基地局へ送信される。
【0061】
例示的な適用シナリオにおいては、
図2において示されているように、この適用シナリオは、UAVおよび基地局を含む。その基地局は、現在のサービスをUAVに提供しているセルラー・ネットワークにおける基地局である。UAVそのものが飛行経路情報を有しているとUAVが決定した場合には、指定された事象情報が生成され、指定された事象情報は、UAVが飛行経路情報を有していることを示す。次いでUAVは、指定された事象情報を第1のメッセージに付加し、第1のメッセージを基地局へ送信する。第1のメッセージを受信した場合には、基地局は、第1のメッセージに含まれている指定された事象情報に従って、UAVが飛行経路情報を有していると決定することが可能である。
【0062】
例からわかるように、UAVが飛行経路情報を有していると決定した場合に、UAVは、指定された事象情報を生成することが可能であり、指定された事象情報は、UAVが飛行経路情報を有していることを特徴付ける。指定された事象情報は、第1のメッセージに付加され、第1のメッセージは、基地局へ送信される。したがって基地局は、第1のメッセージに含まれている指定された事象情報に従って、UAVが飛行経路情報を有していると決定することが可能である。したがって、飛行経路情報を取得する際の基地局の成功率が改善され、このことは、ひいては、飛行経路情報に基づいてUAVのモバイル・パフォーマンスを改善する。
【0063】
一例においては、ステップ130における第1のメッセージは、第1の無線リソース制御(RRC)シグナリングを含むことが可能であり、第1のRRCシグナリングは、指定された事象情報を搬送するための第1の情報要素を含むことが可能である。
【0064】
本開示の例においては、UAVは、アイドル状態にあるUAVであることが可能である。基地局とのRRC接続を確立する、すなわち、アイドル状態から接続状態へ切り替えるプロセス中に、UAVは、UAVが飛行経路情報を有していることを表す指定された事象情報について、第1のRRCシグナリングを介して基地局に知らせることが可能である。
【0065】
加えて、第1のメッセージが、指定された事象情報を搬送するための第1の情報要素に加えて、さらに飛行経路情報を含む場合には、第1のメッセージは、飛行経路情報を搬送する情報要素を含むことも可能である。
【0066】
例からわかるように、UAVと基地局との間におけるRRC接続を確立するプロセス中に、UAVが飛行経路情報を有しているという指定された事象情報は、第1のRRCシグナリングを通じて基地局に知らされることが可能であり、このことは、UAVとのRRC接続を確立するプロセスにおいて、UAVが飛行経路情報を有しているかどうかを基地局が知ることを容易にする。したがって、情報伝送の信頼性が改善される。
【0067】
一例においては、第1のRRCシグナリングは、
RRC接続再構成完了(たとえば、RRCConnectionReconfigurationComplete)シグナリング、
RRC接続再確立完了(たとえば、RRCConnectionReestablishmentComplete)シグナリング、
RRC接続再開完了(たとえば、RRCConnectionResumeComplete)シグナリング、または
RRC接続セットアップ完了(たとえば、RRCConnectionSetupComplete)シグナリングのうちの少なくとも1つを含むことが可能であるが、それらには限定されない。
【0068】
加えて、第1の情報要素は、飛行経路情報利用可能(たとえば、FlightPathInformationAvailable)要素を含むことが可能である。飛行経路情報利用可能要素は、UAVのために特に定義されている情報要素であることが可能である。
【0069】
例からわかるように、UAVが飛行経路情報を有しているという指定された事象情報について基地局に知らせるために、異なる指定された第1のRRCシグナリングが使用されることが可能であり、それによって、情報伝送の効率が改善される。
【0070】
一例においては、ステップ130における第1のメッセージは、UAVの飛行経路情報を含むことも可能である。UAVの飛行経路情報は、多くの内容、たとえば、UAVの飛行軌道の座標点などを含むことが可能である。
【0071】
本開示の例においては、UAVそのものが飛行経路情報を有しているとUAVが決定し、第1のメッセージを通じてこの事象を基地局に知らせる場合には、UAVは、UAVの飛行経路情報を直接第1のメッセージに付加することも可能である。この方法においては、基地局は、UAVが飛行経路情報を有しているという事象を知った場合には、第1のメッセージからUAVの飛行経路情報を直接取得することも可能である。
【0072】
第1のメッセージは、UAVの飛行経路情報を含むことも可能であり、このことは、基地局が直接第1のメッセージから飛行経路情報を入手することを容易にし、それによって、飛行経路情報に基づいてUAVのモバイル・パフォーマンスを改善するということが例から理解されることが可能である。
【0073】
図3は、一例による、情報を伝送する別の方法を示すフローチャートである。情報を伝送する方法は、UAVに適用可能であり得る。この方法は、
図1において示されている方法に基づいており、その方法においては、UAVは、基地局からの要求に応答して基地局に飛行経路情報を提供することが可能である。
図3において示されているように、情報を伝送する方法は、下記のステップ310~330を含む。
【0074】
ステップ310において、基地局からの第2のメッセージが受信される。第2のメッセージは、UAVの飛行経路情報を入手するための要求情報を含む。
【0075】
本開示の例においては、UAVが飛行経路情報を有していると基地局が決定した後に、基地局は、飛行経路情報を入手することを必要とする場合があり、または必要としない場合もある。その上、飛行経路情報が必要とされていると基地局が決定した場合には、基地局は、第2のメッセージを通じてUAVに飛行経路情報を要求する。したがって、基地局から第2のメッセージを受信したことに応答して、UAVは、基地局が第2のメッセージに従って飛行経路情報を入手することが可能であると決定することが可能である。このケースにおいては、UAVは、飛行経路情報を基地局に報告することが可能であり、このことは、基地局が飛行経路情報に基づいてUAVのモビリティーを改善することを容易にする。
【0076】
ステップ320において、第2のメッセージに従って第3のメッセージが生成される。第3のメッセージは、UAVの飛行経路情報を含む。
【0077】
ステップ330において、基地局が第3のメッセージからUAVの飛行経路情報を入手するように、第3のメッセージが基地局へ送信される。
【0078】
例からわかるように、基地局からの第2のメッセージが受信された場合には、第2のメッセージに従って第3のメッセージが生成され、第3のメッセージは、UAVの飛行経路情報を含む。次いで、基地局が第3のメッセージからUAVの飛行経路情報を入手することが可能であるように、第3のメッセージが基地局へ送信される。したがって、飛行経路情報に従ってUAVのモビリティーが改善され、情報伝送の実行可能性が改善される。
【0079】
一例においては、ステップ310における第2のメッセージは、第2のRRCシグナリングを含むことが可能であり、第2のRRCシグナリングは、基地局の要求情報を搬送するための第2の情報要素を含むことが可能である。
【0080】
例からわかるように、UAVと基地局との間におけるRRC接続を確立するプロセスにおいて、第2のRRCシグナリングを通じて基地局の要求情報が入手されることが可能であり、それによって、情報伝送の信頼性が改善される。
【0081】
一例においては、第2のRRCシグナリングは、端末情報要求(たとえば、UEInformationRequest)シグナリングを含み、第2の情報要素は、飛行経路情報要求(たとえば、FlightPathInformationReq)要素を含む。
【0082】
基地局の要求情報は、端末情報要求シグナリングを通じてUAVへ送信されることが可能であり、それによって、情報伝送の正確さが改善されるということが例から理解されることが可能である。
【0083】
一例においては、ステップ320における第3のメッセージは、第3のRRCシグナリングを含むことが可能であり、第3のRRCシグナリングは、UAVの飛行経路情報を搬送するための第3の情報要素を含むことが可能である。
【0084】
UAVと基地局との間におけるRRC接続を確立するプロセスにおいて、第3のRRCシグナリングを通じてUAVの飛行経路情報が基地局へ送信されることが可能であり、それによって、情報伝送の信頼性が改善されるということが例から理解されることが可能である。
【0085】
一例においては、第3のRRCシグナリングは、端末情報応答(たとえば、UEInformationResponse)シグナリングを含み、第3の情報要素は、飛行経路情報報告(たとえば、FlightPathInformationReport)要素を含む。
【0086】
UAVの飛行経路情報は、端末情報応答シグナリングを通じて基地局へ送信されることが可能であり、それによって、情報伝送の正確さが改善されるということが例から理解されることが可能である。
【0087】
図4は、一例による、情報を伝送する方法を示すフローチャートである。情報を伝送する方法は、UAVにサービスを提供する基地局に適用可能であり得る。
図4において示されているように、情報を伝送する方法は、下記のステップ410~420を含む。
【0088】
ステップ410において、UAVからの第1のメッセージが受信される。第1のメッセージは、指定された事象情報を含み、指定された事象情報は、UAVが飛行経路情報を有していることを示す。
【0089】
ステップ420において、指定された事象情報に従って、UAVが飛行経路情報を有していると決定される。
【0090】
本開示の例においては、UAVが飛行経路情報を有していると基地局がいったん認識すると、基地局は、実際の状況に基づいて飛行経路情報を基地局そのものが入手することが可能であるかどうかを決定することが可能であり、それによって基地局は、UAVの飛行経路情報に基づいてUAVのモバイル・パフォーマンスを改善することが可能である。たとえば、飛行経路情報を入手すると、基地局は、どの基地局が、UAVがハンドオーバーされるための次の可能な基地局かを計算し、前もって次の可能な基地局とのハンドオーバーに備えることが可能である。その上、UAVのためのハンドオーバー・リソースが前もって用意されることも可能である。したがって、ハンドオーバーの待ち時間が低減されることが可能である。
【0091】
例からわかるように、UAVからの第1のメッセージが受信され、第1のメッセージは、指定された事象情報を含み、指定された事象情報は、UAVが飛行経路情報を有していることを特徴付けるために使用される。次いで、指定された事象情報に従って、UAVが飛行経路情報を有していると決定される。したがって、飛行経路情報を取得する際の基地局の成功率が改善され、このことは、ひいては、飛行経路情報に基づいてUAVのモバイル・パフォーマンスを改善する。
【0092】
一例においては、ステップ410における第1のメッセージは、第1のRRCシグナリングを含むことが可能であり、第1のRRCシグナリングは、指定された事象情報を搬送するための第1の情報要素を含むことが可能である。
【0093】
本開示の例においては、UAVは、アイドル状態にあるUAVであることが可能である。基地局とのRRC接続を確立する、すなわち、アイドル状態から接続状態へ切り替えるプロセス中に、UAVは、UAVが飛行経路情報を有していることを表す指定された事象情報について、第1のRRCシグナリングを介して基地局に知らせることが可能である。
【0094】
加えて、第1のメッセージが、指定された事象情報を搬送するための第1の情報要素に加えて、さらに飛行経路情報を含む場合には、第1のメッセージは、飛行経路情報を搬送する情報要素を含むことも可能である。
【0095】
例からわかるように、UAVと基地局との間におけるRRC接続を確立するプロセス中に、UAVが飛行経路情報を有しているという指定された事象情報は、第1のRRCシグナリングを通じて受信されることが可能である。したがって基地局は、UAVとのRRC接続を確立するプロセスにおいて、UAVが飛行経路情報を有しているかどうかを認識し、このことは、情報伝送の信頼性を改善する。
【0096】
一例においては、第1のRRCシグナリングは、
RRC接続再構成完了シグナリング、
RRC接続再確立完了シグナリング、
RRC接続再開完了シグナリング、または
RRC接続セットアップ完了シグナリングのうちの少なくとも1つを含むことが可能であるが、それらには限定されない。
【0097】
加えて、第1の情報要素は、飛行経路情報利用可能要素を含むことが可能である。飛行経路情報利用可能要素は、UAVのために特に定義されている情報要素であることが可能である。
【0098】
例からわかるように、UAVが飛行経路情報を有しているという指定された事象情報を基地局に知らせるために、異なる指定された第1のRRCシグナリングが使用されることが可能であり、それによって、情報伝送の効率が改善される。
【0099】
図5は、一例による、情報を伝送する別の方法を示すフローチャートである。情報を伝送する方法は、基地局に適用可能であり得る。この方法は、
図4において示されている方法に基づいており、その方法においては、第1のメッセージは、UAVの飛行経路情報を含むことも可能である。
図5において示されているように、情報を伝送する方法はさらに、下記のステップ510~520を含む。
【0100】
ステップ510において、第1のメッセージからUAVの飛行経路情報が入手される。UAVの飛行経路情報は、多くの内容、たとえば、UAVの飛行軌道の座標点などを含むことが可能である。
【0101】
本開示の例においては、UAVそのものが飛行経路情報を有しているとUAVが決定し、第1のメッセージを通じてこの事象を基地局に知らせる場合には、UAVは、UAVの飛行経路情報を直接第1のメッセージに付加することも可能である。この方法においては、基地局は、UAVが飛行経路情報を有しているという事象を知った場合には、第1のメッセージからUAVの飛行経路情報を直接取得することも可能である。
【0102】
ステップ520において、UAVの飛行経路情報に従ってUAVの飛行経路が決定される。
【0103】
例からわかるように、第1のメッセージは、UAVの飛行経路情報を含むことも可能であり、したがって第1のメッセージからUAVの飛行経路情報が入手されることが可能である。UAVの飛行経路情報に従ってUAVの飛行経路が決定され、それによって、飛行経路情報に基づいてUAVのモバイル・パフォーマンスが改善される。
【0104】
図6は、一例による、情報を伝送する別の方法を示すフローチャートである。情報を伝送する方法は、基地局に適用可能であり得る。この方法は、
図4において示されている方法に基づいており、その方法においては、基地局はUAVに飛行経路情報を要求する。
図6において示されているように、情報を伝送する方法は、下記のステップ610~640を含む。
【0105】
ステップ610において、飛行経路情報が入手されるべきであることに応答して、第2のメッセージが生成される。第2のメッセージは、飛行経路情報を入手するための要求情報を含む。
【0106】
本開示の一例においては、第2のメッセージは、基地局の要求情報を搬送する。
【0107】
ステップ620において、第2のメッセージはUAVへ送信される。
【0108】
ステップ630において、UAVからの第3のメッセージが受信される。第3のメッセージは、UAVの飛行経路情報を含む。
【0109】
ステップ640において、UAVの飛行経路情報に従ってUAVの飛行経路が決定される。
【0110】
例からわかるように、飛行経路情報が入手される必要があると決定された場合には、第2のメッセージが生成され、第2のメッセージは、飛行経路情報を入手するための要求情報を含む。第2のメッセージはUAVへ送信され、第3のメッセージが受信され、第3のメッセージは、UAVの飛行経路情報を含む。この方法においては、基地局は、実際の状況に従って飛行経路情報をUAVが提供することを必要とするかどうかを決定することが可能である。したがって、飛行経路情報に関する基地局の具体的な必要性が満たされ、飛行経路情報に基づいてUAVのモバイル・パフォーマンスが改善される。
【0111】
一例においては、ステップ610における第2のメッセージは、第2のRRCシグナリングを含むことが可能であり、第2のRRCシグナリングは、基地局の要求情報を搬送するための第2の情報要素を含むことが可能である。
【0112】
例からわかるように、UAVと基地局との間におけるRRC接続を確立するプロセスにおいて、第2のRRCシグナリングを介して基地局の要求情報が送信されることが可能であり、それによって、情報伝送の信頼性が改善される。
【0113】
一例においては、第2のRRCシグナリングは、端末情報要求シグナリングを含み、第2の情報要素は、飛行経路情報要求要素を含む。
【0114】
基地局の要求情報は、端末情報要求シグナリングを通じてUAVへ送信されることが可能であり、それによって、情報伝送の正確さが改善されるということが例から理解されることが可能である。
【0115】
一例においては、ステップ630における第3のメッセージは、第3のRRCシグナリングを含むことが可能であり、第3のRRCシグナリングは、UAVの飛行経路情報を搬送するための第3の情報要素を含むことが可能である。
【0116】
UAVと基地局との間におけるRRC接続を確立するプロセスにおいて、第3のRRCシグナリングを介してUAVの飛行経路情報が受信されることが可能であり、それによって、情報伝送の信頼性が改善されるということが例から理解されることが可能である。
【0117】
一例においては、第3のRRCシグナリングは、端末情報応答シグナリングを含み、第3の情報要素は、飛行経路情報報告要素を含む。
【0118】
UAVの飛行経路情報は、端末情報応答シグナリングを介して受信されることが可能であり、それによって、情報伝送の正確さが改善されるということが例から理解されることが可能である。
【0119】
図7は、一例による、情報を伝送する方法を示す情報対話図である。
図7において示されているように、この情報対話図は、UAVおよび基地局を含む。その適用シナリオは、アイドル状態にあるUAVが飛行経路情報を有しているとそのUAVが決定し、次いでそのUAVが基地局とのRRC接続を確立するということである。
【0120】
(1)UAVは、指定された事象情報を生成し、指定された事象情報は、UAVが飛行経路情報を有していることを表す。
【0121】
(2)UAVは、指定された事象情報をRRC接続セットアップ完了シグナリングに付加する。
【0122】
(3)UAVは、RRC接続セットアップ完了シグナリングを基地局へ送信する。RRC接続セットアップ完了シグナリングは、指定された事象情報を含む。
【0123】
(4)基地局は、指定された事象情報に基づいて、UAVが飛行経路情報を有していると決定する。
【0124】
(5)UAVの飛行経路情報が入手されるべきであると基地局が決定した場合には、基地局は、端末情報要求シグナリングを生成する。端末情報要求シグナリングは、基地局の要求情報を搬送する飛行経路情報要求要素を含む。
【0125】
(6)基地局は、端末情報要求シグナリングをUAVへ送信する。端末情報要求シグナリングは、基地局の要求情報を含む。
【0126】
(7)UAVは、端末情報要求シグナリングに従って端末情報応答シグナリングを生成する。端末情報応答シグナリングは、UAVの飛行経路情報を含む飛行経路情報報告要素を含む。
【0127】
(8)UAVは、端末情報応答シグナリングを基地局へ送信する。端末情報応答シグナリングは、UAVの飛行経路情報を含む。
【0128】
(9)基地局は、飛行経路情報に従ってUAVの飛行経路を決定する。
【0129】
情報を伝送する方法の前述の例に対応して、本開示は、情報を伝送するための装置の例も提供する。
【0130】
図8は、一例による、情報を伝送するための装置を示すブロック図である。情報を伝送するための装置は、UAVに適用可能であること、および
図1において示されている情報を伝送する方法を実施するために使用されることが可能である。
図8において示されているように、情報を伝送するための装置は、下記のモジュールを含むことが可能である。
【0131】
第1の生成モジュール81は、UAVが飛行経路情報を有していることに応答して、指定された事象情報を生成するように構成されており、指定された事象情報は、UAVが飛行経路情報を有していることを示す。
【0132】
情報付加モジュール82は、指定された事象情報を第1のメッセージに付加するように構成されている。
【0133】
第1の送信モジュール83は、基地局が、第1のメッセージに含まれている指定された事象情報に従って、UAVが飛行経路情報を有していると決定するように、第1のメッセージを基地局へ送信するように構成されている。
【0134】
例からわかるように、UAVが飛行経路情報を有していると決定された場合には、UAVは、指定された事象情報を生成することが可能であり、指定された事象情報は、UAVが飛行経路情報を有していることを特徴付ける。指定された事象情報は、第1のメッセージに付加され、第1のメッセージは、基地局へ送信される。したがって基地局は、第1のメッセージに含まれている指定された事象情報に従って、UAVが飛行経路情報を有していると決定することが可能である。したがって、飛行経路情報を取得する際の基地局の成功率が改善され、このことは、ひいては、飛行経路情報に基づいてUAVのモバイル・パフォーマンスを改善する。
【0135】
一例においては、
図8において示されている装置に基づいて、第1のメッセージは、第1のRRCシグナリングを含み、第1のRRCシグナリングは、指定された事象情報を搬送するための第1の情報要素を含む。
【0136】
例からわかるように、UAVと基地局との間におけるRRC接続を確立するプロセス中に、UAVが飛行経路情報を有しているという指定された事象情報は、第1のRRCシグナリングを通じて基地局に知らされることが可能であり、このことは、UAVとのRRC接続を確立するプロセスにおいて、UAVが飛行経路情報を有しているかどうかを基地局が知ることを容易にする。したがって、情報伝送の信頼性が改善される。
【0137】
一例においては、
図8において示されている装置に基づいて、第1の情報要素は、飛行経路情報利用可能要素を含み、第1のRRCシグナリングは、
RRC接続再構成完了シグナリング、
RRC接続再確立完了シグナリング、
RRC接続再開完了シグナリング、または
RRC接続セットアップ完了シグナリングのうちの少なくとも1つを含むことが可能である。
【0138】
例からわかるように、UAVが飛行経路情報を有しているという指定された事象情報について基地局に知らせるために、異なる指定された第1のRRCシグナリングが使用されることが可能であり、それによって、情報伝送の効率が改善される。
【0139】
一例においては、第1のメッセージはさらに、飛行経路情報を含む。
【0140】
第1のメッセージは、UAVの飛行経路情報を含むことも可能であり、このことは、基地局が直接第1のメッセージから飛行経路情報を入手することを容易にし、それによって、飛行経路情報に基づいてUAVのモバイル・パフォーマンスを改善するということが例から理解されることが可能である。
【0141】
一例においては、
図8において示されている装置に基づいて、
図9において示されているように、この装置はさらに、下記のモジュールを含む。
【0142】
メッセージ受信モジュール91は、基地局から第2のメッセージを受信するように構成されており、第2のメッセージは、飛行経路情報を入手するための要求情報を含む。
【0143】
第2の生成モジュール92は、第2のメッセージに従って第3のメッセージを生成するように構成されており、第3のメッセージは、飛行経路情報を含む。
【0144】
第2の送信モジュール93は、基地局が、第3のメッセージに含まれている飛行経路情報に従ってUAVの飛行経路を決定するように、第3のメッセージを基地局へ送信するように構成されている。
【0145】
例からわかるように、基地局からの第2のメッセージが受信された場合には、第2のメッセージに従って第3のメッセージが生成され、第3のメッセージは、UAVの飛行経路情報を含む。次いで、基地局が第3のメッセージからUAVの飛行経路情報を入手することが可能であるように、第3のメッセージが基地局へ送信される。したがって、飛行経路情報に従ってUAVのモビリティーが改善され、情報伝送の実行可能性が改善される。
【0146】
一例においては、
図9において示されている装置に基づいて、第2のメッセージは、第2のRRCシグナリングを含み、第2のRRCシグナリングは、要求情報を搬送するための第2の情報要素を含む。
【0147】
例からわかるように、UAVと基地局との間におけるRRC接続を確立するプロセスにおいて、第2のRRCシグナリングを通じて基地局の要求情報が取得されることが可能であり、それによって、情報伝送の信頼性が改善される。
【0148】
一例においては、第2のRRCシグナリングは、端末情報要求シグナリングを含み、第2の情報要素は、飛行経路情報要求要素を含む。
【0149】
基地局の要求情報は、端末情報要求シグナリングを通じてUAVへ送信されることが可能であり、それによって、情報伝送の正確さが改善されるということが例から理解されることが可能である。
【0150】
一例においては、
図9において示されている装置に基づいて、第3のメッセージは、第3のRRCシグナリングを含み、第3のRRCシグナリングは、飛行経路情報を搬送するための第3の情報要素を含む。
【0151】
UAVと基地局との間におけるRRC接続を確立するプロセスにおいて、第3のRRCシグナリングを通じてUAVの飛行経路情報が基地局へ送信されることが可能であり、それによって、情報伝送の信頼性が改善されるということが例から理解されることが可能である。
【0152】
一例においては、第3のRRCシグナリングは、端末情報応答シグナリングを含み、第3の情報要素は、飛行経路情報報告要素を含む。
【0153】
UAVの飛行経路情報は、端末情報応答シグナリングを通じて基地局へ送信されることが可能であり、それによって、情報伝送の正確さが改善されるということが例から理解されることが可能である。
【0154】
図10は、一例による、情報を伝送するための装置を示すブロック図である。情報を伝送するための装置は、基地局に適用可能であること、および
図4において示されている情報を伝送する方法を実施するために使用されることが可能である。
図10において示されているように、情報を伝送するための装置は、下記のモジュールを含むことが可能である。
【0155】
第1の受信モジュール101は、UAVから第1のメッセージを受信するように構成されており、第1のメッセージは、指定された事象情報を含み、指定された事象情報は、UAVが飛行経路情報を有していることを示す。
【0156】
第1の決定モジュール102は、指定された事象情報に従って、UAVが飛行経路情報を有していると決定するように構成されている。
【0157】
例からわかるように、UAVからの第1のメッセージが受信され、第1のメッセージは、指定された事象情報を含み、指定された事象情報は、UAVが飛行経路情報を有していることを特徴付けるために使用される。次いで、指定された事象情報に従って、UAVが飛行経路情報を有していると決定される。したがって、飛行経路情報を取得する際の基地局の成功率が改善され、このことは、ひいては、飛行経路情報に基づいてUAVのモバイル・パフォーマンスを改善する。
【0158】
一例においては、
図10において示されている装置に基づいて、第1のメッセージは、第1のRRCシグナリングを含み、第1のRRCシグナリングは、指定された事象情報を搬送するための第1の情報要素を含む。
【0159】
例からわかるように、UAVと基地局との間におけるRRC接続を確立するプロセス中に、UAVが飛行経路情報を有しているという指定された事象情報は、第1のRRCシグナリングを通じて受信されることが可能である。したがって基地局は、UAVとのRRC接続を確立するプロセスにおいて、UAVが飛行経路情報を有しているかどうかを認識し、このことは、情報伝送の信頼性を改善する。
【0160】
一例においては、第1の情報要素は、飛行経路情報利用可能要素を含み、第1のRRCシグナリングは、
RRC接続再構成完了シグナリング、
RRC接続再確立完了シグナリング、
RRC接続再開完了シグナリング、または
RRC接続セットアップ完了シグナリングのうちの少なくとも1つを含む。
【0161】
例からわかるように、UAVが飛行経路情報を有しているという指定された事象情報を基地局に知らせるために、異なる指定された第1のRRCシグナリングが使用されることが可能であり、それによって、情報伝送の効率が改善される。
【0162】
一例においては、
図10において示されている装置に基づいて、第1のメッセージはさらに、飛行経路情報を含み、
図11において示されているように、この装置はさらに、下記のモジュールを含む。
【0163】
入手モジュール111は、第1のメッセージから飛行経路情報を入手するように構成されている。
【0164】
第2の決定モジュール112は、飛行経路情報に従ってUAVの飛行経路を決定するように構成されている。
【0165】
例からわかるように、第1のメッセージは、UAVの飛行経路情報を含むことも可能であり、したがって第1のメッセージからUAVの飛行経路情報が入手されることが可能である。UAVの飛行経路情報に従ってUAVの飛行経路が決定され、それによって、飛行経路情報に基づいてUAVのモバイル・パフォーマンスが改善される。
【0166】
一例においては、
図10において示されている装置に基づいて、
図12において示されているように、この装置はさらに、下記のモジュールを含む。
【0167】
メッセージ生成モジュール121は、飛行経路情報が入手されるべきであることに応答して、第2のメッセージを生成するように構成されており、第2のメッセージは、飛行経路情報を入手するための要求情報を含む。
【0168】
メッセージ送信モジュール122は、第2のメッセージをUAVへ送信するように構成されている。
【0169】
第2の受信モジュール123は、UAVから第3のメッセージを受信するように構成されており、第3のメッセージは、飛行経路情報を含む。
【0170】
第3の決定モジュール124は、飛行経路情報に従ってUAVの飛行経路を決定するように構成されている。
【0171】
例からわかるように、飛行経路情報が入手される必要があると決定された場合には、第2のメッセージが生成され、第2のメッセージは、飛行経路情報を入手するための要求情報を含む。第2のメッセージはUAVへ送信され、第3のメッセージが受信され、第3のメッセージは、UAVの飛行経路情報を含む。この方法においては、基地局は、実際の状況に従って飛行経路情報をUAVが提供することを必要とするかどうかを決定することが可能である。したがって、飛行経路情報に関する基地局の具体的な必要性が満たされ、飛行経路情報に基づいてUAVのモバイル・パフォーマンスが改善される。
【0172】
一例においては、
図12において示されている装置に基づいて、第2のメッセージは、第2のRRCシグナリングを含み、第2のRRCシグナリングは、要求情報を搬送するための第2の情報要素を含む。
【0173】
例からわかるように、UAVと基地局との間におけるRRC接続を確立するプロセスにおいて、第2のRRCシグナリングを介して基地局の要求情報が送信されることが可能であり、それによって、情報伝送の信頼性が改善される。
【0174】
一例においては、第2のRRCシグナリングは、端末情報要求シグナリングを含み、第2の情報要素は、飛行経路情報要求要素を含む。
【0175】
基地局の要求情報は、端末情報要求シグナリングを通じてUAVへ送信されることが可能であり、それによって、情報伝送の正確さが改善されるということが例から理解されることが可能である。
【0176】
一例においては、
図12において示されている装置に基づいて、第3のメッセージは、第3のRRCシグナリングを含み、第3のRRCシグナリングは、飛行経路情報を搬送するための第3の情報要素を含む。
【0177】
UAVと基地局との間におけるRRC接続を確立するプロセスにおいて、第3のRRCシグナリングを介してUAVの飛行経路情報が受信されることが可能であり、それによって、情報伝送の信頼性が改善されるということが例から理解されることが可能である。
【0178】
一例においては、第3のRRCシグナリングは、端末情報応答シグナリングを含み、第3の情報要素は、飛行経路情報報告要素を含む。
【0179】
UAVの飛行経路情報は、端末情報応答シグナリングを介して受信されることが可能であり、それによって、情報伝送の正確さが改善されるということが例から理解されることが可能である。
【0180】
装置の例は、方法の例に実質的に対応しているので、関連した部分に関しては、方法の例の記述の部分に対して参照が行われることが可能である。上述されている装置の例は、例示的なものにすぎず、別々の部材として記述されているユニットは、物理的に別々であってもよく、または物理的に別々でなくてもよく、ユニットとして表示されている部材は、物理的なユニットであってもよく、または物理的なユニットでなくてもよく、たとえば、1つの場所に配置されてもよく、または複数のネットワーク・ユニットに分散されてもよい。モジュールのうちの一部またはすべては、例におけるソリューションの目的を実施するために実際の要件に従って選択されることが可能である。当技術分野における標準的な技術者なら、創造的な取り組みを伴わずにそれらを理解して実行することが可能である。
【0181】
対応して、本開示はまた、コンピュータ・プログラムが格納されている非一時的コンピュータ可読記憶媒体を提供し、そのコンピュータ・プログラムは、上述の
図1から
図3のうちのいずれか1つによる情報を伝送する方法を実行することになる。
【0182】
対応して、本開示はまた、コンピュータ・プログラムが格納されている非一時的コンピュータ可読記憶媒体を提供し、そのコンピュータ・プログラムは、上述の
図4から
図6のうちのいずれか1つによる情報を伝送する方法を実行することになる。
【0183】
対応して、本開示はまた、情報を伝送するための装置を提供し、この装置は、UAVに適用可能であり、この装置は、
プロセッサと、
プロセッサによって実行可能な命令を格納するためのメモリとを含み、
プロセッサは、
UAVが飛行経路情報を有していることに応答して、指定された事象情報を生成することであって、指定された事象情報が、UAVが飛行経路情報を有していることを示す、生成することと、
指定された事象情報を第1のメッセージに付加することと、
基地局が、第1のメッセージに含まれている指定された事象情報に従って、UAVが飛行経路情報を有していると決定するように、第1のメッセージを基地局へ送信することとを行うように構成されている。
【0184】
対応して、本開示はまた、情報を伝送するための装置を提供し、この装置は、基地局に適用可能であり、この装置は、
プロセッサと、
プロセッサによって実行可能な命令を格納するためのメモリとを含み、
プロセッサは、
UAVから第1のメッセージを受信することであって、第1のメッセージが、指定された事象情報を含み、指定された事象情報が、UAVが飛行経路情報を有していることを示す、受信することと、
指定された事象情報に従って、UAVが飛行経路情報を有していると決定することとを行うように構成されている。
【0185】
図13は、一例による、情報を伝送するための装置を示す概略構造図である。装置1300が、基地局として提供されることが可能である。
図13において示されているように、装置1300は、処理コンポーネント1322と、ワイヤレス伝送/受信コンポーネント1324と、アンテナ・コンポーネント1326と、ワイヤレス・インターフェースに固有の信号処理コンポーネントとを含む。処理コンポーネント1322はさらに、1つまたは複数のプロセッサを含むことが可能である。
【0186】
処理コンポーネント1322におけるプロセッサのうちの1つは、情報を伝送する前述の方法のうちのいずれか1つを実行するように構成されることが可能である。
【0187】
本開示は、既に上述されて図面において示されている厳密な構造に限定されるものではないということ、および本開示の範囲から逸脱することなく、さまざまな修正および変更が行われることが可能であるということを理解されたい。本開示の範囲は、添付の請求の範囲によってのみ限定される。