(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-12-28
(45)【発行日】2023-01-12
(54)【発明の名称】ケース
(51)【国際特許分類】
H04M 1/11 20060101AFI20230104BHJP
A61B 5/02 20060101ALI20230104BHJP
H04M 1/21 20060101ALI20230104BHJP
【FI】
H04M1/11 Z
A61B5/02 310B
H04M1/21 Z
(21)【出願番号】P 2019092213
(22)【出願日】2019-05-15
【審査請求日】2021-12-17
(73)【特許権者】
【識別番号】309007911
【氏名又は名称】サントリーホールディングス株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001818
【氏名又は名称】弁理士法人R&C
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 雄一
(72)【発明者】
【氏名】▲ゼイ▼田 満広
(72)【発明者】
【氏名】長谷川 壽延
(72)【発明者】
【氏名】遠藤 康一
(72)【発明者】
【氏名】金田 苑子
【審査官】松原 徳久
(56)【参考文献】
【文献】特開2016-213626(JP,A)
【文献】特表2014-523162(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2015/0305464(US,A1)
【文献】特開2005-159724(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61B5/02-5/03
H04M1/00-1/82
99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
スマートフォンの背面側に装着可能なケースであって、
前記スマートフォンを受容可能な装着部を一面側に備えるとともに、外装面を他面側に備え、
前記外装面は、前記スマートフォンの装着時において前記スマートフォンの操作面の上部側の背面に配置される外装面上部と、前記装着時において前記操作面の下部側の背面に配置され、前記外装面上部より引退して形成された外装面下部と、前記外装面上部と前記外装面下部とを接続する外装面段差部と、を有し、
前記外装面下部の短手方向の中央の、前記外装面段差部に連設する部位に、発光部および受光部を有する光学センサユニットを具備し、
少なくとも前記外装面の短手方向の中央に位置する部位において、前記外装面下部の長手方向に沿った長さは、前記外装面上部の長手方向に沿った長さより長いケース。
【請求項2】
前記外装面段差部は前記外装面上部側に傾斜している請求項1に記載のケース。
【請求項3】
少なくとも前記外装面段差部に連設する部分において、前記外装面下部は前記外装面上部より2~10mm引退して形成されている請求項1または2に記載のケース。
【請求項4】
前記外装面下部の長手方向に沿った長さは、前記外装面下部の短手方向の中央に位置する部位において、前記短手方向の端部に位置する部位よりも長い請求項1~3のいずれか1項に記載のケース。
【請求項5】
前記光学センサユニットによって検出した信号を送出可能な制御部を備える請求項1~4のいずれか1項に記載のケース。
【請求項6】
前記光学センサユニットを操作可能な操作部を備える請求項1~5のいずれか1項に記載のケース。
【請求項7】
前記光学センサユニットの動作状態を報知する報知部を備える請求項1~6のいずれか1項に記載のケース。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、スマートフォンの背面側に装着可能なケースに関する。
【背景技術】
【0002】
スマートフォンの普及により、高度な演算処理を実行可能な携帯デバイスが、広く身近な存在となっている。かかるスマートフォンの演算処理能力を活用し、使用者の健康を維持および管理するために有用な機能を、スマートフォンに実行させようとする技術が、種々検討されている。
【0003】
たとえば、国際公開2015/061166号(特許文献1)には、光電式容積脈波記録法(PPG)および心電図記録法(ECG)により、使用者の脈波を測定可能に構成されたスマートフォンデバイスが開示されている。また、特開2017-6661号公報(特許文献2)には、背面側に脈波センサを備えるスマートフォン状のタッチパネル装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】国際公開2015/061166号
【文献】特開2017-6661号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、特許文献1および特許文献2の技術では、スマートフォン自身に、使用者の生体信号を検出可能なセンサを搭載する必要があった。そのため、そのようなセンサを搭載しないスマートフォンに、使用者の健康を維持および管理するための機能を追加することが難しい場合が合った。
【0006】
そこで、使用者の生体信号を検出可能なセンサを搭載しないスマートフォンに対しても、使用者の健康を維持および管理するための機能を追加することが可能な装置の実現が求められる。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係るケースは、スマートフォンの背面側に装着可能なケースであって、前記スマートフォンを受容可能な装着部を一面側に備えるとともに、外装面を他面側に備え、前記外装面は、前記スマートフォンの装着時において前記スマートフォンの操作面の上部側の背面に配置される外装面上部と、前記装着時において前記操作面の下部側の背面に配置され、前記外装面上部より引退して形成された外装面下部と、前記外装面上部と前記外装面下部とを接続する外装面段差部と、を有し、前記外装面下部の短手方向の中央の、前記外装面段差部に連設する部位に、発光部および受光部を有する光学センサユニットを具備し、少なくとも前記外装面の短手方向の中央に位置する部位において、前記外装面下部の長手方向に沿った長さは、前記外装面上部の長手方向に沿った長さより長いことを特徴とする。
【0008】
この構成によれば、スマートフォンに装着可能なケースに光学センサユニットが設けられているため、光学センサユニットを搭載しないスマートフォンに対して、光学センサユニットを容易に追加することができる。また、外装面上部、外装面下部、および外装面段差部の形状および配置により、使用者が本発明に係るケースを装着したスマートフォンを保持するときに、使用者がスマートフォンの背面側に添えた4本の指のうちの1本が、光学センサユニットによる測定に適した位置に案内されるため、光学センサユニットと指(被測定点)との接触状態の再現性が高く、得られる測定結果が変動しにくい。
【0009】
以下、本発明の好適な態様について説明する。ただし、以下に記載する好適な態様例によって、本発明の範囲が限定されるわけではない。
【0010】
本発明に係るケースは、一態様として、前記外装面段差部は前記外装面上部側に傾斜していることが好ましい。
【0011】
この構成によれば、使用者の保持姿勢を誘導する効果が得られやすい。
【0012】
本発明に係るケースは、一態様として、少なくとも前記外装面段差部に連設する部分において、前記外装面下部は前記外装面上部より2~10mm引退して形成されていることが好ましい。
【0013】
この構成によれば、使用者の指を光学センサユニットに導く効果がより得られやすい。
【0014】
本発明に係るケースは、一態様として、前記外装面下部の長手方向に沿った長さは、前記外装面下部の短手方向の中央に位置する部位において、前記短手方向の端部に位置する部位よりも長いことが好ましい。
【0015】
この構成によれば、使用者は、本発明に係るケースを装着したスマートフォンの重心付近を親指以外の4本の指で支持する姿勢に案内されやすいので、スマートフォンを安定して保持しやすい。
【0016】
本発明に係るケースは、一態様として、前記光学センサユニットによって検出した信号を送出可能な制御部を備えることが好ましい。
【0017】
この構成によれば、光学センサユニットによって検出した信号を、スマートフォン側で利用できる。
【0018】
本発明に係るケースは、一態様として、前記光学センサユニットを操作可能な操作部を備えることが好ましい。
【0019】
この構成によれば、光学センサユニットの動作状態をケース側において直接に操作できる。
【0020】
本発明に係るケースは、一態様として、前記光学センサユニットの動作状態を報知する報知部を備えることが好ましい。
【0021】
この構成によれば、使用者が光学センサユニットの動作状態を理解しやすい。
【0022】
本発明のさらなる特徴と利点は、図面を参照して記述する以下の例示的かつ非限定的な実施形態の説明によってより明確になるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【
図1】本発明の実施形態に係るケースの外装面側の斜視図
【
図2】本発明の実施形態に係るケースの装着部側の斜視図
【
図3】本発明の実施形態に係るケースの外装面側の平面図
【発明を実施するための形態】
【0024】
本発明に係るケースの実施形態について、図面を参照して説明する。以下では、本発明に係るケースを、スマートフォン用のケース1に適用した例について説明する。
【0025】
〔ケースの基本構成〕
ケース1の構成について説明する。ケース1は、スマートフォンを受容可能な装着部2と、装着部2の他面側に形成された外装面3とを備える(
図1、
図2)。
【0026】
装着部2の装着面21とスマートフォンの背面とを向かい合わせる配置で、スマートフォンを装着部2に挿入すると、装着部2とスマートフォンとが嵌合する。このようにしてケース1をスマートフォンに装着すると、スマートフォンの背面がケース1で覆われ、スマートフォンの背面に替わって外装面3がスマートフォンの背面側に露出する態様になる。
【0027】
図2に示すように、装着部2には、スマートフォンの側面に設けられた操作ボタンおよび接続端子、ならびに、スマートフォンの背面に設けられたカメラ、などの配置に対応した位置に切欠部22が設けられており、スマートフォンにケース1を装着した状態であっても、操作、ケーブル接続、および撮影などが妨げられない。
【0028】
外装面3は、外装面上部31、外装面下部32、および外装面段差部33の3つの部分に区分される(
図1)。外装面上部は、外装面3のうち、ケース1をスマートフォンに装着した状態においてスマートフォンの操作面の上部側の背面に配置される部分である。同様に、外装面下部32は、外装面3のうち、上記装着状態においてスマートフォンの操作面の下部側の背面に配置される部分である。なお、以下の説明において、特に注記なく「上」または「下」の用語を用いるときは、「上」はケース1における外装面上部31の側を表し、「下」はケース1における外装面下部32の側を表すものとする。
【0029】
外装面3において、外装面下部32は外装面上部31より引退して形成されている。具体的には、装着面21を基準として外装面上部31の高さH1と外装面下部32の高さH2とを比較すると、H1はH2に比べて6mm大きい(
図4)。すなわち、外装面上部31と外装面下部32とは、高さ6mmの外装面段差部33によって接続されている。なおここで、外装面上部31は上方端部から外装面段差部33との接続部に向けて装着面21からの高さが漸増する構造を有するが、高さH1は外装面上部31と外装面段差部33との接続部における外装面上部31の高さとして定義した。
【0030】
図4に示すように、外装面段差部33は、装着面21を基準として鉛直方向よりも、外装面上部31側に傾斜している。なお、外装面段差部33と外装面下部32との境界部分は明確でなく、すなわち、外装面段差部33と外装面下部32とは連続的に接続されている。
【0031】
外装面下部32は、外装面3の短手方向の中央部と両端部とで、上下方向(外装面3の長手方向)に沿った長さが異なる。具体的には、中央部の長さL1は、端部の長さL2より長い(
図3)。これに対応して、外装面上部31および外装面段差部33の長さは、両端部において中央部に比べて長く、外装面段差部33は上方に突出した弧を描く。
【0032】
また、外装面3の短手方向の中央において、外装面上部31と外装面下部32との長さを比較すると、外装面上部31の長さL3は、外装面下部32の長さL1より短い。これによって、外装面段差部33は、外装面3の短手方向の中央において、外装面3の上下方向の中央より若干上側に位置する。
【0033】
外装面下部32の、外装面段差部33に連設し外装面3の短手方向の中央に位置する部位に、光学センサユニット34が設けられている。すなわち、弧状に形成された外装面段差部33の頂部に隣接して、光学センサユニット34が設けられている(
図1、
図3)。前述のように、外装面3の短手方向の中央において外装面段差部33は外装面3の上下方向の中央より上側に位置するので、これに隣接する光学センサユニット34も、外装面3の上下方向の中央より上側に設けられている。また、光学センサユニット34は、その周囲の外装面下部32の面から0.3mm後退して設けられている。なお、光学センサユニット34の役割については後述する。
【0034】
なお、外装面上部31には、光学センサユニット34の動作状態を報知するLEDインジケータ11(報知部の例)が設けられている。また、ケース1の上側側面には、光学センサユニット34を操作可能なタクトスイッチ12(操作部の例)が設けられている。
【0035】
〔ケースを装着したスマートフォンの保持姿勢〕
スマートフォンの使用者は、スマートフォンを片手で操作しようとするときに、一方の手の親指以外の4本の指をスマートフォンの背面に添えてこれを支持し、残る親指でスマートフォンの操作面側に設けられたマンマシンインターフェース部(タッチパネル、ボタン、スイッチなど)を操作する保持姿勢を取ることが一般的である。
【0036】
ケース1を装着したスマートフォンについて、上記の保持姿勢を取ろうとすると、背面側に添えた4本の指のうちの1本(特に人差指)が外装面段差部33に当接する。このとき、外装面段差部33が指に引っかかるため、スマートフォンを安定して支えやすい。また、外装面段差部33が上方に突出した弧を描いているので、外装面3の短手方向のいずれかの位置で外装面段差部33に当接した指は、弧に沿って案内されて短手方向の中央部で安定する。さらに、外装面段差部33が上下方向の中央部より若干上側に位置するため、外装面段差部33に人差指などを当接させてスマートフォンを保持したときに、親指が操作面の全面に届きやすく、かつ安定した保持姿勢が実現される。このように、外装面段差部33の形状および配置により、ケース1を装着したスマートフォンは片手で保持および操作がしやすくなり、かつ、使用者が特に意識せずとも適切な保持姿勢が導かれる。
【0037】
このように、外装面段差部33の形状および配置により、背面側に添えた4本の指のうちの1本が、外装面下部32の、外装面段差部33に連設し外装面3の短手方向の中央に位置する部位に案内されることになるが、前述の通り、この部位には光学センサユニット34が設けられている。したがって使用者は、ケース1を装着したスマートフォンを、光学センサユニット34に指が当接した状態で保持する保持姿勢に導かれる。これによって、使用者の指部分に対する光学的な計測に適した保持姿勢を、使用者に特に意識させることなく取らせることができる。
【0038】
〔光学センサユニットの機能〕
続いて、光学センサユニット34の役割について説明する。上述のように、ケース1を装着したスマートフォンの自然な保持姿勢において、使用者の指が光学センサユニット34に当接する。これによって、使用者の指の色調を光学センサユニット34によって測定できる。このとき光学センサユニット34は、公知の反射光型脈波センサとして動作することができ、使用者の脈拍、血圧、血中酸素飽和度、ストレスレベルなどを測定できる。
【0039】
反射光型脈波センサは、体表面が露出している任意の部位を被測定点とすることができる点で、透過光型脈波センサより測定の自由度が高いという特徴を有する。その一方で、被測定点とセンサとの接触状態によって測定結果が変動しうるという問題点を有する。本実施形態に係るケース1では、上述のように外装面段差部33の形状および配置によって保持姿勢が誘導されるため、光学センサユニット34と指(被測定点)との接触状態の再現性が高い。そのため、得られる測定結果が変動しにくい。
【0040】
光学センサユニット34は制御部(不図示)と接続されている。制御部は、光学センサユニット34の検出信号を、近距離無線通信により送出できる。送出された検出信号は、スマートフォンにより受信され、スマートフォンにインストールされたソフトウェア上で使用される。すなわち、ケース1を装着したスマートフォンは、反射光型脈波センサと演算装置とが一体となった装置として使用されうる。
【0041】
〔その他の実施形態〕
最後に、本発明に係るケースのその他の実施形態について説明する。なお、以下のそれぞれの実施形態で開示される構成は、矛盾が生じない限り、他の実施形態で開示される構成と組み合わせて適用することも可能である。
【0042】
上記の実施形態では、外装面段差部33が外装面上部31側に傾斜した構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、外装面段差部は、外装面下部と垂直に構成されてもよく、外装面下部側に傾斜して構成されてもよい。ただし、外装面段差部が外装面上部側に傾斜していると、使用者の指が外装面段差部に沿いやすいため、保持姿勢を誘導する効果が得られやすい。
【0043】
上記の実施形態では、装着面21を基準として、外装面上部31の高さH1が外装面下部32の高さH2に比べて6mm大きい構成を例として説明した。しかし、本発明において、外装面上部と外装面下部との高さの差は特に限定されない。ただし、外装面下部が外装面上部より2~10mm引退して形成されていると、使用者の指を光学センサユニットに導く効果がより得られやすいため、好ましい。
【0044】
上記の実施形態では、外装面下部32の上下方向の長さについて、中央部の長さL1が端部の長さL2に比べて長く構成されている例について説明した。しかし、本発明において、短手方向中央部および端部における外装面下部の上下方向の長さの関係は、特に限定されない。ただし、外装面の短手方向中央部における外装面下部の長手方向長さが、両端部における長手方向長さよりも長いと、使用者が、本発明に係るケースを装着したスマートフォンの重心付近を親指以外の4本の指で支持する姿勢に導かれやすいので、スマートフォンを安定して保持しやすい。
【0045】
上記の実施形態では、光学センサユニット34が、その周囲の外装面下部32の面から0.3mm後退して設けられている構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されず、本発明に係る光学センサユニットと、その周囲の外装面下部の面との位置関係は、特に限定されない。ただし、光学センサユニットが、その周囲の外装面下部の面から0.1~1.0mm後退して設けられていると、使用者の指を光学的な計測に適した位置に案内する効果が一層得られやすい。
【0046】
上記の実施形態では、ケース1が、光学センサユニット34の動作状態を報知するLEDインジケータ11を備える構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、本発明に係るケースは、必ずしも光学センサユニットの動作状態を報知する報知部を備えなくてもよい。
【0047】
上記の実施形態では、ケース1が光学センサユニット34を操作可能なタクトスイッチ12を備える構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、本発明に係るケースは、必ずしも光学センサユニットを操作可能な操作部を備えなくてもよい。
【0048】
上記の実施形態では、光学センサユニット34によって検出した信号を、制御部(不図示)を介してスマートフォンに送出可能な構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、たとえば、本発明に係るケースに、光学センサユニットの検出信号を処理する演算部、検出結果を表示する表示部、などの部材を設け、ケース単独で検出機能、演算機能、および表示機能を実行可能に構成されてもよい。
【0049】
その他の構成に関しても、本明細書において開示された実施形態は全ての点で例示であって、本発明の範囲はそれらによって限定されることはないと理解されるべきである。当業者であれば、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜改変が可能であることを容易に理解できるであろう。したがって、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で改変された別の実施形態も、当然、本発明の範囲に含まれる。
【産業上の利用可能性】
【0050】
本発明は、たとえば、スマートフォンに、使用者の脈拍、血圧、血中酸素飽和度、ストレスレベルなどを測定する機能を付与可能なケースに利用することができる。
【符号の説明】
【0051】
1 :ケース
11 :LEDインジケータ
12 :タクトスイッチ
2 :装着部
21 :装着面
22 :切欠部
3 :外装面
31 :外装面上部
32 :外装面下部
33 :外装面段差部
34 :光学センサユニット
H1 :外装面上部31の高さ
H2 :外装面下部32の高さ
L1 :外装面3の短手方向の中央部における外装面下部32の長さ
L2 :外装面3の短手方向の端部における外装面下部32の長さ
L3 :外装面3の短手方向の中央部における外装面上部31の長さ