(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-12-28
(45)【発行日】2023-01-12
(54)【発明の名称】基板支持部材およびそれを備える基板処理装置および方法
(51)【国際特許分類】
H01L 21/304 20060101AFI20230104BHJP
H01L 21/683 20060101ALI20230104BHJP
H01L 21/306 20060101ALI20230104BHJP
H01L 21/027 20060101ALI20230104BHJP
【FI】
H01L21/304 646
H01L21/304 643A
H01L21/304 648A
H01L21/68 N
H01L21/306 K
H01L21/30 564C
H01L21/30 569C
(21)【出願番号】P 2021117666
(22)【出願日】2021-07-16
【審査請求日】2021-07-16
(31)【優先権主張番号】10-2020-0099682
(32)【優先日】2020-08-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】598123150
【氏名又は名称】セメス株式会社
【氏名又は名称原語表記】SEMES CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】77,4sandan 5-gil,Jiksan-eup,Seobuk-gu,Cheonan-si,Chungcheongnam-do,331-814 Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】110000671
【氏名又は名称】八田国際特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】ホン,ヨン フン
(72)【発明者】
【氏名】イ,カン スク
(72)【発明者】
【氏名】イ,ヒョン ジュン
(72)【発明者】
【氏名】ジャン,ソ ヨン
【審査官】小池 英敏
(56)【参考文献】
【文献】特開2018-046062(JP,A)
【文献】特開2008-078283(JP,A)
【文献】特開2018-029135(JP,A)
【文献】特開平05-243364(JP,A)
【文献】特開2017-017221(JP,A)
【文献】特開2016-184701(JP,A)
【文献】韓国公開特許第10-2005-0092583(KR,A)
【文献】特開2004-040047(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01L 21/304
H01L 21/683
H01L 21/306
H01L 21/027
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
本体と、
前記本体上に設けられ
、基板を支持するサポートピンと、
前記本体上に設けられ、前記基板を支持するガイドピンと、
前記サポートピンと第1抵抗の間の電気的接続および前記ガイドピンと第2抵抗の間の電気的接続を制御し、前記基板の周囲にある電荷を制御する電荷制御装置を含む、基板支持部材。
【請求項2】
前記電荷制御装置は、
前記サポートピンと接地を連結する第1線路上に設けられる前記第1抵抗と、
前記第1線路上に設けられ、前記サポートピンと前記第1抵抗の間の電気的接続をスイッチングする第1スイッチと、
前記ガイドピンと前記接地を連結する第2線路上に設けられる前記第2抵抗と、
前記第2線路上に設けられ、前記ガイドピンと前記第2抵抗の間の電気的接続をスイッチングする第2スイッチと、
前記第1スイッチおよび前記第2スイッチのスイッチングを制御する制御部を含む、請求項1に記載の基板支持部材。
【請求項3】
前記第1抵抗は前記サポートピンと接地を連結する第1線路上に設けられ、
前記第2抵抗は前記ガイドピンと前記接地を連結する第2線路上に設けられ、
前記第1抵抗および前記第2抵抗は少なくとも一つ設けられる、請求項1に記載の基板支持部材。
【請求項4】
前記第1抵抗が複数設けられる場合、複数の第1抵抗のうち前記サポートピンと電気的に接続される第1抵抗の個数に応じて前記電荷の電荷量を制御したり、および/または
前記第2抵抗が複数設けられる場合、複数の第2抵抗のうち前記ガイドピンと電気的に接続される第2抵抗の個数に応じて前記電荷の電荷量を制御する、請求項3に記載の基板支持部材。
【請求項5】
前記第1抵抗が複数設けられる場合、複数の第1抵抗のうち少なくとも2個の第1抵抗は互いに異なる抵抗値を有し、前記少なくとも2個の第1抵抗を用いて前記電荷の電荷量を精密に制御したり、および/または
前記第2抵抗が複数設けられる場合、複数の第2抵抗のうち少なくとも2個の第2抵抗は互いに異なる抵抗値を有し、前記少なくとも2個の第2抵抗を用いて前記電荷の電荷量を精密に制御する、請求項3に記載の基板支持部材。
【請求項6】
前記第1抵抗と電気的に接続される前記サポートピンは少なくとも一つであるか、および/または
前記第2抵抗と電気的に接続される前記ガイドピンは少なくとも一つである、請求項1に記載の基板支持部材。
【請求項7】
前記第1抵抗および前記第2抵抗のうち少なくとも一つの抵抗は可変抵抗である、請求項1に記載の基板支持部材。
【請求項8】
前記第1抵抗および前記第2抵抗は前記本体の内部に設けられる、請求項1に記載の基板支持部材。
【請求項9】
前記基板の周囲にビルドアップされた電荷は前記基板を処理するために活用される、請求項1に記載の基板支持部材。
【請求項10】
前記電荷制御装置は薬液を用いて前記基板を洗浄するとき電荷を制御する、請求項1に記載の基板支持部材。
【請求項11】
前記電荷制御装置は、前記薬液が前記基板の上部に供給される場合、前記ガイドピンと前記第2抵抗の間の電気的接続を制御する、請求項10に記載の基板支持部材。
【請求項12】
前記電荷制御装置は、前記薬液が前記基板の上部および下部に供給される場合、前記サポートピンと前記第1抵抗の間の電気的接続を制御する、請求項10に記載の基板支持部材。
【請求項13】
前記電荷制御装置は、前記ガイドピンと前記第2抵抗の間の電気的接続をさらに制御する、請求項12に記載の基板支持部材。
【請求項14】
前記サポートピンと前記第1抵抗の間の第1電気的接続は複数であり、前記電荷制御装置は複数の第1電気的接続のうち少なくとも一つの第1電気的接続を制御したり、および/または
前記ガイドピンと前記第2抵抗の間の第2電気的接続は複数であり、前記電荷制御装置は複数の第2電気的接続のうち少なくとも一つの第2電気的接続を制御する、請求項1に記載の基板支持部材。
【請求項15】
前記電荷制御装置は、前記基板のエッチングレートに基づいて前記少なくとも一つの第1電気的接続および/または前記少なくとも一つの第2電気的接続を制御する、請求項14に記載の基板支持部材。
【請求項16】
前記電荷制御装置は、前記薬液を前記基板に供給する前に電荷を制御する、請求項10に記載の基板支持部材。
【請求項17】
前記電荷制御装置は、前記薬液が前記基板に供給されているとき時間差を置いて繰り返し電荷を制御する、請求項10に記載の基板支持部材。
【請求項18】
本体、前記本体上に設けられ
、基板を支持するサポートピン、および前記本体上に設けられ、前記基板を支持するガイドピンを含む支持部材と、
前記基板の上面に薬液を供給する噴射部材と、
前記基板の底面に薬液を供給するバックノズルと、
前記サポートピンと第1抵抗の間の電気的接続および前記ガイドピンと第2抵抗の間の電気的接続を制御し、前記基板の周囲にある電荷を制御する電荷制御装置を含む、基板処理装置。
【請求項19】
薬液を使用して基板を処理する前に前記基板の周囲にある電荷の電荷量を制御する第1段階と、
前記薬液を使用して前記基板を処理する間に前記基板の周囲にある電荷の電荷量を制御する第2段階を含む、基板処理方法。
【請求項20】
基板を処理する前に前記基板の周囲にある電荷の電荷量を制御する第1段階と、
前記基板を処理する間に前記基板の周囲にある電荷が前記基板から接地に向けて移動する量および/または速度を制御する第2段階を含む、基板処理方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は基板を支持する基板支持部材およびそれを備える基板処理装置および方法に関する。より詳細には、基板を洗浄するときに基板を支持する基板支持部材およびそれを備える基板処理装置および方法に関する。
【背景技術】
【0002】
半導体素子は基板上に所定のパターンを形成することによって製造することができる。基板上に所定のパターンを形成するときには多数の工程が半導体製造設備内で連続的に行われ得る。
【0003】
一般に半導体製造設備が位置した空間をファブ(FAB)と定義することができる。このようなファブの内部では半導体基板上に膜を形成する蒸着工程(deposition process)、膜を平坦化する研磨工程(polishing process)、膜上にフォトレジストパターン(photo-resist pattern)を形成するフォトリソグラフィ工程(photo-lithography process)、フォトレジストパターンを用いて膜を電気的特性を有するパターンに形成するエッチング工程(etching process)、半導体基板の所定領域に特定イオンを注入するイオン注入工程(ion implantation process)、半導体基板上の汚染源を除去する洗浄工程(cleaning process)、パターンが形成された半導体基板の表面を検査する検査工程等多数の工程が順次行われ得る。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
薬液を用いて基板を洗浄する場合、基板上の電荷(Charge)を調節する必要がある。従来には基板を支持しているガイドピン(Guide Pin)およびチャック(Chuck)の内部に設けられるモータシャフト(Motor Shaft)を接地させて基板上の電荷を調節した。
【0005】
しかし、このような方式で電荷を調節する場合、ガイドピンと電気的に接続されるアルミニウムプレート(Al Plate)がチャック(Chuck)の内部に別に備えられるべきであった。
【0006】
また、ガイドピンの材質によって抵抗能力が変わり、それによりER(Etching Rate)厚さ(Thickness)およびエッジ(Edge)の偏差が発生し得る。
また、チャックの内部に接地抵抗値を制御できるシステムがないため電荷が無分別に抜け出ることができた。
【0007】
本発明で解決しようとする課題は、可変抵抗を用いてガイドピンおよびサポートピンの接地抵抗値を制御することによって基板上での電荷の流れを調節できる基板支持部材およびそれを備える基板処理装置および方法を提供することにある。
【0008】
本発明の課題は、以上で言及した課題に制限されず、言及されていないまた他の課題は以下の記載から当業者に明確に理解されることができる。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記課題を達成するための本発明の基板支持部材の一面(aspect)は、本体と、前記本体上に設けられ、前記基板を支持するサポートピンと、前記本体上に設けられ、前記基板を支持するガイドピンと、前記サポートピンと第1抵抗の間の電気的接続および前記ガイドピンと第2抵抗の間の電気的接続を制御し、前記基板の周囲にある電荷を制御する電荷制御装置を含む。
【0010】
前記電荷制御装置は、前記サポートピンと接地を連結する第1線路上に設けられる前記第1抵抗と、前記第1線路上に設けられ、前記サポートピンと前記第1抵抗の間の電気的接続をスイッチングする第1スイッチと、前記ガイドピンと前記接地を連結する第2線路上に設けられる前記第2抵抗と、前記第2線路上に設けられ、前記ガイドピンと前記第2抵抗の間の電気的接続をスイッチングする第2スイッチと、前記第1スイッチおよび前記第2スイッチのスイッチングを制御する制御部を含み得る。
【0011】
前記第1抵抗は前記サポートピンと接地を連結する第1線路上に設けられ、前記第2抵抗は前記ガイドピンと前記接地を連結する第2線路上に設けられ、前記第1抵抗および前記第2抵抗は少なくとも一つ設けられ得る。
【0012】
前記第1抵抗が複数設けられる場合、複数の第1抵抗のうち前記サポートピンと電気的に接続される第1抵抗の個数に応じて前記電荷の電荷量を制御したり、および/または前記第2抵抗が複数設けられる場合、複数の第2抵抗のうち前記ガイドピンと電気的に接続される第2抵抗の個数に応じて前記電荷の電荷量を制御し得る。
【0013】
前記第1抵抗は前記サポートピンと接地を連結する第1線路上に複数設けられ、複数の第1抵抗は並列連結されたり、および/または前記第2抵抗は前記ガイドピンと前記接地を連結する第2線路上に複数設けられ、複数の第2抵抗は並列連結され得る。
【0014】
前記複数の第1抵抗が並列連結される場合、前記複数の第1抵抗は互いに異なる抵抗値を有したり、および/または前記複数の第2抵抗が並列連結される場合、前記複数の第2抵抗は互いに異なる抵抗値を有し得る。
【0015】
前記第1抵抗は前記サポートピンと接地を連結する第1線路上に複数設けられ、複数の第1抵抗のうち少なくとも一部の第1抵抗は直列連結されたり、および/または前記第2抵抗は前記ガイドピンと接地を連結する第2線路上に複数設けられ、複数の第2抵抗のうち少なくとも一部の第2抵抗は直列連結され得る。
【0016】
前記第1抵抗が複数設けられる場合、複数の第1抵抗のうち少なくとも2個の第1抵抗は互いに異なる抵抗値を有し、前記少なくとも2個の第1抵抗を用いて前記電荷の電荷量を精密に制御したり、および/または前記第2抵抗が複数設けられる場合、複数の第2抵抗のうち少なくとも2個の第2抵抗は互いに異なる抵抗値を有し、前記少なくとも2個の第2抵抗を用いて前記電荷の電荷量を精密に制御し得る。
【0017】
前記第1抵抗と電気的に接続される前記サポートピンは少なくとも一つであるか、および/または前記第2抵抗と電気的に接続される前記ガイドピンは少なくとも一つであり得る。
【0018】
前記第1抵抗および前記第2抵抗のうち少なくとも一つの抵抗は可変抵抗であり得る。
前記第1抵抗および前記第2抵抗は前記本体の内部に設けられ得る。
【0019】
前記基板の周囲にビルドアップされた電荷は前記基板を処理するために活用され得る。
前記電荷制御装置は薬液を用いて前記基板を洗浄するとき電荷を制御し得る。
【0020】
前記電荷制御装置は前記薬液が前記基板の上部に供給される場合、前記ガイドピンと前記第2抵抗の間の電気的接続を制御し得る。
【0021】
前記電荷制御装置は前記薬液が前記基板の上部および下部に供給される場合、前記サポートピンと前記第1抵抗の間の電気的接続を制御し得る。
【0022】
前記電荷制御装置は前記ガイドピンと前記第2抵抗の間の電気的接続をさらに制御し得る。
【0023】
前記サポートピンと前記第1抵抗の間の第1電気的接続は複数であり、前記電荷制御装置は複数の第1電気的接続のうち少なくとも一つの第1電気的接続を制御したり、および/または前記ガイドピンと前記第2抵抗の間の第2電気的接続は複数であり、前記電荷制御装置は複数の第2電気的接続のうち少なくとも一つの第2電気的接続を制御し得る。
前記電荷制御装置は前記基板のエッチングレートに基づいて前記少なくとも一つの第1電気的接続および/または前記少なくとも一つの第2電気的接続を制御し得る。
【0024】
前記電荷制御装置は前記薬液を前記基板に供給する前に電荷を制御し得る。
【0025】
前記電荷制御装置は前記薬液が前記基板に供給されているとき時間差を置いて繰り返し電荷を制御し得る。
【0026】
前記課題を達成するための本発明の基板支持部材の他の面は、本体と、前記本体上に設けられ、前記基板を支持するサポートピンと、前記本体上に設けられ、前記基板を支持するガイドピンと、前記サポートピンと第1抵抗の間の電気的接続および前記ガイドピンと第2抵抗の間の電気的接続を制御し、前記基板の周囲にある電荷を制御する電荷制御装置を含み、前記電荷制御装置は前記薬液を前記基板に供給する前、および前記薬液が前記基板に供給されているとき電荷を制御し、前記薬液が前記基板に供給されているとき時間差を置いて繰り返し電荷を制御する。
【0027】
前記課題を達成するための本発明の基板処理装置の一面は、本体、前記本体上に設けられ、前記基板を支持するサポートピン、および前記本体上に設けられ、前記基板を支持するガイドピンを含む支持部材と、前記基板の上面に薬液を供給する噴射部材と、前記基板の底面に薬液を供給するバックノズルと、前記サポートピンと第1抵抗の間の電気的接続および前記ガイドピンと第2抵抗の間の電気的接続を制御し、前記基板の周囲にある電荷を制御する電荷制御装置を含む。
【0028】
前記基板処理装置は前記薬液を用いて前記基板を洗浄する装置であり得る。
【0029】
前記課題を達成するための本発明の基板処理方法の一面は、基板を処理する前に前記基板の周囲にある電荷の電荷量を制御する第1段階と、前記基板を処理する間に前記基板の周囲にある電荷の電荷量を制御する第2段階を含む。
【0030】
前記第2段階は薬液を用いて前記基板を処理し、前記薬液が前記基板に供給されているとき時間差を置いて繰り返し電荷の電荷量を制御し得る。
【0031】
その他実施形態の具体的な内容は詳細な説明および図面に含まれている。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【
図1】基板を洗浄するために用いられる基板処理システムの内部構造を概略的に示す平面図である。
【
図2】
図1の工程チャンバ内に提供される基板処理装置の内部構造を概略的に示す断面図である。
【
図3】本発明の第1実施形態により支持部材に設けられる電荷制御装置を概略的に示す図である。
【
図4】本発明の第2実施形態により支持部材に設けられる電荷制御装置を概略的に示す図である。
【
図5】本発明の第3実施形態により支持部材に設けられる電荷制御装置を概略的に示す図である。
【
図6】本発明の第4実施形態により支持部材に設けられる電荷制御装置を概略的に示す図である。
【
図7】本発明の第5実施形態により支持部材に設けられる電荷制御装置を概略的に示す図である。
【
図8】本発明の第6実施形態により支持部材に設けられる電荷制御装置を概略的に示す図である。
【
図9】本発明の第7実施形態により支持部材に設けられる電荷制御装置を概略的に示す図である。
【
図10】ガイドピンを用いて電荷を制御する場合の例示図である。
【
図11】サポートピンを用いて電荷を制御する場合の第1例示図である。
【
図12】サポートピンを用いて電荷を制御する場合の第2例示図である。
【
図13】基板処理工程時サポートピンおよびガイドピンに連結される抵抗が使用される場合を示す例示図である。
【発明を実施するための形態】
【0033】
以下、添付する図面を参照して本発明の好ましい実施形態について詳細に説明する。本発明の利点および特徴、並びにこれらを達成する方法は、添付する図面と共に詳細に後述する実施形態を参照すると明確になる。しかし、本発明は以下で開示する実施形態に限定されるものではなく互いに異なる多様な形態で実現することができ、本実施形態は単に本発明の開示を完全にし、本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者に発明の範疇を完全に知らせるために提供するものであり、本発明は請求項の範疇によってのみ定義される。明細書全体にわたって同一参照符号は同一構成要素を称する。
【0034】
素子(elements)または層が他の素子または層「上(on)」または「の上(on)」と称する場合、他の素子または層の真上だけでなく中間に他の層または他の素子が介在する場合をすべて含む。反面、素子が「直接上(directly on)」または「真上」と称する場合は中間に他の素子または層を介在しない場合を示す。
【0035】
空間的に相対的な用語である「下(below)」、「下(beneath)」、「下部(lower)」、「上(above)」、「上部(upper)」等は図面に示されているように一つの素子または構成要素と他の素子または構成要素との相関関係を容易に記述するために使用される。空間的に相対的な用語は図面に示されている方向に加えて使用時または動作時素子の互いに異なる方向を含む用語として理解されなければならない。例えば、図面に示されている素子をひっくり返す場合、他の素子の「下(below)」または「下(beneath)」と記述された素子は他の素子の「上(above)」に置かれ得る。したがって、例示的な用語である「下」は下と上の方向をいずれも含み得る。素子は他の方向に配向されることもでき、そのため空間的に相対的な用語は配向によって解釈され得る。
【0036】
第1、第2等が多様な素子、構成要素および/またはセクションを叙述するために使用されるが、これらの素子、構成要素および/またはセクションはこれらの用語によって制限されないのはもちろんである。これらの用語は単に一つの素子、構成要素またはセクションを他の素子、構成要素またはセクションと区別するために使用することである。したがって、以下で言及される第1素子、第1構成要素または第1セクションは本発明の技術的思想内で第2素子、第2構成要素または第2セクションであり得るのはもちろんである。
【0037】
本明細書で使用された用語は実施形態を説明するためのものであり、本発明を制限しようとするものではない。本明細書で、単数形は文面で特記しない限り、複数形も含む。明細書で使用される「含む(comprises)」および/または「含む(comprising)」は言及された構成要素、段階、動作および/または素子は一つ以上の他の構成要素、段階、動作および/または素子の存在または追加を排除しない。
【0038】
他に定義のない限り、本明細書で使用されるすべての用語(技術的および科学的用語を含む)は本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者に共通して理解される意味として使用される。また、一般に使用される辞典に定義されている用語は明白に特に定義されていない限り理想的にまたは過度に解釈されない。
【0039】
以下、添付する図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明し、添付図面を参照して説明するにあたって図面符号に関係なく同一または対応する構成要素は同じ参照番号を付与し、これに対する重複する説明は省略する。
【0040】
本発明は可変抵抗を用いてガイドピンおよびサポートピンの接地抵抗値を制御することによって基板上での電荷の流れを調節できる基板支持部材およびそれを備える基板処理装置に関する。
【0041】
以下では図面等を参照して本発明について詳しく説明する。
【0042】
図1は基板を洗浄するために用いられる基板処理システムの内部構造を概略的に示す平面図である。
【0043】
図1によれば、基板処理システム100はインデックスモジュール110および工程処理モジュール120を含んで構成されることができる。
【0044】
インデックスモジュール110および工程処理モジュール120は一方向に順次配列され得る。本実施形態ではインデックスモジュール110および工程処理モジュール120が配列された方向を第1方向10と定義する。また、上側から見るとき第1方向10に垂直になる方向を第2方向20と定義し、第1方向10と第2方向20を含む平面に垂直になる方向を第3方向30と定義する。
【0045】
インデックスモジュール110は工程処理モジュール120の前方に配置される。このようなインデックスモジュール110はロードポート111および移送フレーム112を含んで構成されることができる。
【0046】
ロードポート111は基板が収納されるキャリア130が安着する。このようなロードポート111は移送フレーム112の前方に複数提供され得、複数のロードポート111は第2方向20に沿って一列に配置され得る。
【0047】
図1ではインデックスモジュール110に4個のロードポート111が提供されることを示した。しかし、本実施形態はこれに限定されるものではない。ロードポート111の個数は工程処理モジュール120の工程効率およびフットプリント(Foot-Print)等の条件に応じて増加または減少し得る。
【0048】
キャリア130は複数の基板(例えば、ウエハ(Wafer))が収納されるものである。このようなキャリア130はその内部に基板の縁を支持するように提供されるスロット(Slot;図示せず)を備え得る。
【0049】
スロットは第3方向30に複数提供されることができる。この時、基板は第3方向30に沿って互いに離隔した状態で積層されてキャリア130内に位置し得る。キャリア130は、例えば、前面開放一体型ポッド(FOUP;Front Opening Unified Pod)で実現することができる。
【0050】
移送フレーム112はロードポート111に安着するキャリア130とバッファユニット121の間で基板を搬送する。このような移送フレーム112はインデックスレール113およびインデックスロボット114を含んで構成されることができる。
【0051】
インデックスレール113はインデックスロボット114が移動する経路を提供する。このようなインデックスレール113はその長手方向が第2方向20と並ぶように配置され得る。
【0052】
インデックスロボット114は基板を直接搬送する。このようなインデックスロボット114はインデックスレール113上に設けられ得、インデックスレール113上で第2方向20に沿って直線移動することができる。
【0053】
インデックスロボット114は第1ベース114a、第1ボディ114bおよびインデックスアーム114cを含んで構成されることができる。ここで、第1ベース114aはインデックスレール113に沿って移動が可能なように設けられる。
【0054】
第1ボディ114bは第1ベース114aに結合され得る。第1ボディ114bは第1ベース114a上で第3方向30に沿って移動が可能なように提供されることができる。また、第1ボディ114bは第1ベース114a上で回転可能なように提供されることも可能である。
【0055】
インデックスアーム114cは第1ボディ114bに結合され、第1ボディ114bに対して前進および後進移動が可能なように提供されることができる。このようなインデックスアーム114cは第1ボディ114b上に複数提供され、それぞれ個別に駆動されるように提供されることができる。
【0056】
複数のインデックスアーム114cは第3方向30に沿って互いに離隔した状態で積層されて配置され得る。複数のインデックスアーム114cのうちその一部は、工程処理モジュール120からキャリア130に基板を搬送するとき用いられ、他の一部はキャリア130から工程処理モジュール120に基板を搬送するとき用いられる。複数のインデックスアーム114cがこのように構成されると、インデックスロボット114が基板を搬入および搬出する過程で工程処理前の基板から発生した粒子が工程処理後の基板に付着することを防止する効果を得ることができる。
【0057】
工程処理モジュール120はバッファユニット121、移送チャンバ122および工程チャンバ125を含んで構成されることができる。
【0058】
バッファユニット121は移送フレーム112と移送チャンバ122の間で基板が搬送される前に留まる空間を提供する。バッファユニット121はこれのために移送フレーム112と移送チャンバ122の間に配置され得る。
【0059】
バッファユニット121はその内部に基板が安着するスロット(図示せず)が提供されることができる。スロットはバッファユニット121内に複数提供され得、複数のスロットは相互間に第3方向30に沿って離隔するように提供されることができる。一方、バッファユニット121で、移送フレーム112と対向する面、移送チャンバ122と対向する面等はそのそれぞれが開放され得る。
【0060】
移送チャンバ122はバッファユニット121と工程チャンバ125の間で基板を搬送する。このような移送チャンバ122はガイドレール123およびメインロボット124を含んで構成されることができる。一方、移送チャンバ122は互いに異なる2個の工程チャンバ125の間で基板を搬送することも可能である。
【0061】
ガイドレール123はメインロボット124が移動する経路を提供する。このようなガイドレール123はその長手方向が第1方向10と並ぶように配置され得る。
【0062】
メインロボット124は基板を直接搬送する。このようなメインロボット124はガイドレール123上に設けられ得、ガイドレール123上で第1方向10に沿って直線移動することができる。
【0063】
メインロボット124は第2ベース124a、第2ボディ124bおよびメインアーム124cを含んで構成されることができる。ここで、第2ベース124aはガイドレール123に沿って移動が可能なように設けられる。
【0064】
第2ボディ124bは第2ベース124aに結合され得る。第2ボディ124bは第2ベース124a上で第3方向30に沿って移動が可能なように提供されることができる。また、第2ボディ124bは第2ベース124a上で回転可能なように提供されることも可能である。
【0065】
メインアーム124cは第2ボディ124bに結合され、第2ボディ124bに対して前進および後進移動が可能なように提供されることができる。このようなメインアーム124cは第2ボディ124b上に複数提供され、それぞれ個別に駆動されるように提供されることができる。
【0066】
複数のメインアーム124cは第3方向30に沿って互いに離隔した状態で積層されて配置され得る。複数のメインアーム124cのうちその一部は、バッファユニット121から工程チャンバ125に基板を搬送するとき使用され得、他の一部は工程チャンバ125からバッファユニット121に基板を搬送するとき使用されることもできる。
【0067】
移送チャンバ122はその長手方向が第1方向10と平行なように配置され得る。この時、第2方向20に沿って移送チャンバ122の両側には複数の工程チャンバ125がそれぞれ配置され得、移送チャンバ122のそれぞれの側には第1方向10に沿って複数の工程チャンバ125が配置されることもできる。
【0068】
複数の工程チャンバ125は互いに積層されて配置され得る。すなわち、複数の工程チャンバ125は移送チャンバ122の一側にX*Yの配列に配置され得る。ここで、Xは1以上の自然数として、第1方向10に沿って一列に提供される工程チャンバ125の数を意味し、Yは1以上の自然数として、第3方向30に沿って一列に提供される工程チャンバ125の数を意味する。
【0069】
例えば、移送チャンバ122の一側に工程チャンバ125が4個提供される場合、4個の工程チャンバ125は2*2の配列に配置され得、移送チャンバ122の一側に工程チャンバ125が6個提供される場合、6個の工程チャンバ125は3*2の配列に配置され得る。
【0070】
一方、工程チャンバ125の個数は増加または減少し得る。また、工程チャンバ125は移送チャンバ122の一側にのみ提供されるか、移送チャンバ122の一側または両側に単層として提供されることもできる。
【0071】
基板処理装置は薬液を用いて基板を洗浄処理する。このような基板処理装置は工程チャンバ125内に提供されることができる。
【0072】
図2は
図1の工程チャンバ内に提供される基板処理装置の内部構造を概略的に示す断面図である。以下説明は
図1および
図2を参照する。
【0073】
基板処理装置200は複数の工程チャンバ125内に同じ構造を有するものとして提供されることができる。しかし、本実施形態はこれに限定されるものではない。基板処理装置200は薬液の種類、工程方式の種類等によって複数の工程チャンバ125内に互いに異なる構造を有するものとして提供されることも可能である。
【0074】
複数の工程チャンバ125は複数のグループに区分することができる。この場合、同じグループに属する工程チャンバ内の基板処理装置は同じ構造を有することができ、相異するグループに属する工程チャンバ内の基板処理装置は相異する構造を有することができる。
【0075】
例えば、移送チャンバ122の一側に第1グループに属する第1工程チャンバが配置され、移送チャンバ122の他側に第2グループに属する第2工程チャンバが配置される場合、第1工程チャンバ内の基板処理装置どうしが同じ構造を有することができ、第2工程チャンバ内の基板処理装置どうしが同じ構造を有することができる。そして、第1工程チャンバ内の基板処理装置は第2工程チャンバ内の基板処理装置と相異する構造を有することができる。
【0076】
また、例えば、移送チャンバ122の一側および他側それぞれでその下層に第3グループに属する第3工程チャンバが配置され、移送チャンバ122の一側および他側それぞれでその上層に第4グループに属する第4工程チャンバが配置される場合、第3工程チャンバ内の基板処理装置どうしが同じ構造を有することができ、第4工程チャンバ内の基板処理装置どうしが同じ構造を有することができる。そして、第3工程チャンバ内の基板処理装置は第4工程チャンバ内の基板処理装置と相異する構造を有することができる。
【0077】
基板処理装置200は例えば、
図2に示すようにコップ210、支持部材220、昇降ユニット230、噴射部材240および制御器250を含んで構成されることができる。
コップ210は基板Wを処理する工程が行われる空間を提供する。このようなコップ210はその上部が開放されるように形成されることができる。
【0078】
コップ210は内部回収槽211、中間回収槽212および外部回収槽213を含んで構成されることができる。この時、それぞれの回収槽211,212,213は工程で使用される処理液のうち互いに相異する処理液を回収することができる。
【0079】
内部回収槽211は支持部材220を囲む環状のリング形状で提供されることができる。この時、内部回収槽211の内側空間214は処理液が内部回収槽211に流入するようにする流入口として機能することができる。
【0080】
中間回収槽212は内部回収槽211を囲む環状のリング形状で提供されることができる。この時、内部回収槽211と中間回収槽212の間の空間215は処理液が中間回収槽212に流入するようにする流入口として機能することができる。
【0081】
外部回収槽213は中間回収槽212を囲む環状のリング形状で提供されることができる。この時、中間回収槽212と外部回収槽213の間の空間216は処理液が外部回収槽213に流入するようにする流入口として機能することができる。
それぞれの回収槽211,212,213は、その底面の下方向に垂直に延びる回収ライン217,218,219とそれぞれ連結され得る。それぞれの回収ライン217,218,219は、それぞれの回収槽211,212,213を介して流入する処理液を外部に排出し得る。外部に排出される処理液は処理液再生システム(図示せず)を介して再使用されるように処理することができる。
【0082】
支持部材220は工程進行中に基板Wを支持して基板Wを回転させる。このような支持部材220はコップ210の内部に配置され得る。
【0083】
支持部材220は本体221、サポートピン(Support Pin;222)、ガイドピン(Guide Pin;223)および第1支持軸224を含んで構成されることができる。
【0084】
本体221は上側から見るとき概して円形で提供される上部面を有し得る。このような本体221の底面にはモータ225により回転できる第1支持軸224が固定結合され得る。一方、本体221の上面にはバックノズル(Back Nozzle;図示せず)が設けられる。
【0085】
サポートピン222は本体221上で基板Wの底面を支持する。このようなサポートピン222は本体221上に複数提供されることができる。
【0086】
複数のサポートピン222は本体221の上部面から上側方向に突出して形成されることができる。また、複数のサポートピン222は本体221の上部面の縁に所定間隔で離隔して配置され得る。複数のサポートピン222は例えば、互いに間の組み合わせによって全体的に環状のリング形状を有するように配置され得る。複数のサポートピン222はこのような構成により基板Wが本体221の上部面から一定距離離隔するように基板Wの後面縁を支持し得る。
【0087】
ガイドピン223はチャックピン(Chuck Pin)ともいい、支持部材220が回転するとき基板Wが定位置から側方向に離脱しないように基板Wの側部を支持する。このようなガイドピン223はサポートピン222と同様に本体221上に複数提供され得、本体221の上部面から上側方向に突出して形成されることができる。
【0088】
ガイドピン223は本体221の中心でサポートピン222より遠く離れるように配置され得る。ガイドピン223は本体221の半径方向に沿って待期位置と支持位置の間に直線移動が可能なように提供されることができる。ここで、待期位置は支持位置に比べて本体221の中心から遠く離れた位置を意味する。
【0089】
ガイドピン223は基板Wが支持部材220にローディング時/アンローディング時待期位置に位置し、基板Wに対して工程行うとき支持位置に位置し得る。ガイドピン223は支持位置で基板Wの側部と接触し得る。
【0090】
昇降ユニット230はコップ210を上下方向に直線移動させる。コップ210が上下方向に直線移動することにより、支持部材220に対するコップ210の相対高さが変更され得る。
【0091】
昇降ユニット230はブラケット231、移動軸232および第1駆動器233を含んで構成されることができる。
【0092】
ブラケット231はコップ210の外壁に固定設けられる。このようなブラケット231は第1駆動器233により上下方向に移動する移動軸232と結合し得る。
【0093】
基板Wが支持部材220上に置かれたり、支持部材220から持ち上げられるとき、支持部材220がコップ210の上部に突出するようにコップ210は下降し得る。また、工程が行われるとき、基板Wに供給される処理液の種類によって処理液が既に設定された回収槽211,212,213に流入するようにコップ210の高さが調節されることができる。
【0094】
例えば、第1処理液で基板Wを処理する間、基板Wは内部回収槽211の内側空間214と対応する高さに位置し得る。また、第2処理液で基板Wを処理する間、基板Wは内部回収槽211と中間回収槽212の間の空間215に対応する高さに位置し得る。また、第3処理液で基板Wを処理する間、基板Wは中間回収槽212と外部回収槽213の間の空間216に対応する高さに位置し得る。
【0095】
一方、昇降ユニット230はコップ210の代わりに支持部材220を上下方向に移動させることも可能である。
【0096】
噴射部材240は基板処理工程時基板Wで処理液を供給する。噴射部材240はこのためにノズル支持台241、ノズル242、第2支持軸243および第2駆動器244を含んで構成されることができる。
【0097】
噴射部材240は1個または複数提供されることができる。噴射部材240が複数提供される場合、薬液、リンス液、有機溶剤等は互いに相異する噴射部材240を介して提供されることができる。リンス液は第1流体であり得、有機溶剤はイソプロピルアルコール蒸気と不活性ガスの混合物であるか、イソプロピルアルコール液であり得る。
【0098】
ノズル支持台241はその長手方向が第2方向20に沿って提供されることができる。ノズル支持台241は第2支持軸243の長手方向に垂直になる方向に第2支持軸243の一端部に結合され得る。第2駆動器244は第2支持軸243の他端部に結合され得る。
【0099】
ノズル242はノズル支持台241の終端底面に設けられる。このようなノズル242は第2駆動器244により工程位置と待期位置に移動し得る。ここで、工程位置はノズル242が基板W上に処理液を吐出できるようにする支持部材220の垂直上方領域を意味し、待期位置は支持部材220の垂直上方領域を除いた領域、すなわち支持部材220の垂直上方領域から外側に外れた領域を意味する。
【0100】
第2支持軸243はその長手方向が第3方向30に沿って提供されることができる。このような第2支持軸243はその下段で第2駆動器244と結合され得る。
【0101】
第2駆動器244は第2支持軸243を回転および昇降運動させる。このような第2駆動器244は制御器250と連結され、制御器250により制御されることができる。
【0102】
一方、
図2で制御器250は第2駆動器244に連結されることが示されている。しかし、本実施形態はこれに限定されるものではない。制御器250は第2駆動器244だけでなく第1駆動器233にも連結され、第1駆動器233も制御することができる。
【0103】
薬液を用いて基板を洗浄する場合、アンストリップ(Un-Strip)およびER(Etching Rate)は薬液の流速、特性、伝導性、表面張力等に依存し、それぞれの設備、基板の種類およびレシピ(Recipe)等によって瞬間毎変わる。
【0104】
アンストリップが発生することを防止してERを改善するために、基板上の電荷(Charge)を調節することができる。しかし、基板処理装置200内部の限定された空間で基板処理過程を繰り返す場合、その内部の素材は吐出、摩擦、誘導等多様な帯電により過量の±kVが持続的に積もり、それによってESD(Electro Static Discharge)を誘発し得る。したがって、基板処理時ESD現象を防止できる技術が必要である。
【0105】
また、多様な帯電およびイオン化効果によって薬液内部に電荷を有することができる。しかし、このときの電荷を用いてアンストリップが発生することを防止し、ERおよびESDを制御できる技術がない。
【0106】
また、支持部材220の周辺素材および環境的要因に起因する静電気力モニタリングが難しい問題がある。
【0107】
本実施形態では可変抵抗を用いてサポートピン222およびガイドピン223の接地抵抗値を制御することによって基板W上での電荷の流れを効率的に調節することができる。以下ではこれについて詳しく説明する。
【0108】
図3は本発明の第1実施形態により支持部材に設けられる電荷制御装置を概略的に示す図である。
【0109】
図3によれば、電荷制御装置300は第1スイッチ310、第1抵抗320、第2スイッチ330、第2抵抗340および制御部350を含んで構成されることができる。
【0110】
電荷制御装置300はサポートピン222およびガイドピン223にそれぞれ連結される複数の抵抗を選択的にスイッチング(Switching)制御して基板周辺の電荷を制御する。このような電荷制御装置300は支持部材220の内部およびその外部に設けられる。
【0111】
第1スイッチ310はサポートピン222と第1抵抗320を電気的に接続させる。第1スイッチ310はサポートピン222、第1抵抗320および接地360を連結する線路上に設けられ得、その線路上でサポートピン222と第1抵抗320の間に設けられる。
【0112】
第1スイッチ310は制御部350の制御に応じてスイッチングされてサポートピン222と第1抵抗320を電気的に接続させ得る。例えば、第1スイッチ310が制御部350によりスイッチングオン(Switching On)に設定されると、サポートピン222と第1抵抗320は電気的に接続される。この時、基板Wの周囲に位置する電荷はサポートピン222および第1抵抗320を順番どおり経て接地360に移動し、そのため基板Wの周囲に存在する電荷量は減少し得る。
【0113】
反面、第1スイッチ310が制御部350によりスイッチングオフ(Switching Off)に設定されると、サポートピン222と第1抵抗320は電気的に接続されない。したがって、基板Wの周囲に位置する電荷は接地360に移動できず、基板Wの周囲に存在する電荷量は維持され得る。
【0114】
第1スイッチ310は支持部材220の本体221内部に設けられる。しかし、本実施形態はこれに限定されるものではない。第1スイッチ310はサポートピン222と電気的に接続できれば支持部材220の本体221外部に設けられてもよい。
【0115】
第1抵抗320はサポートピン222および接地360を連結する線路上で電荷の移動を制御する。このような第1抵抗320は電荷の移動速度を制御できるように可変抵抗で実現することができる。
【0116】
第1抵抗320は第1スイッチ310および接地360の間に設けられる。第1抵抗320は第1スイッチ310と同様に支持部材220の本体221内部に設けられ得、第1スイッチ310と電気的に接続できれば支持部材220の本体221外部に設けられることも可能である。
【0117】
第2スイッチ330はガイドピン223と第2抵抗340を電気的に接続させる。第2スイッチ330はガイドピン223、第2抵抗340および接地360を連結する線路上に設けられ得、その線路上でガイドピン223と第2抵抗340の間に設けられる。
【0118】
第2スイッチ330は制御部350の制御に応じてスイッチングされてガイドピン223と第2抵抗340を電気的に接続させ得る。例えば、第2スイッチ330が制御部350によりスイッチングオンに設定されると、ガイドピン223と第2抵抗340は電気的に接続される。この時、基板Wの周囲に位置する電荷はガイドピン223および第2抵抗340を順番どおり経て接地360に移動し、そのため基板Wの周囲に存在する電荷量は減少し得る。
【0119】
反面、第2スイッチ330が制御部350によりスイッチングオフに設定されると、ガイドピン223と第2抵抗340は電気的に接続されない。したがって、基板Wの周囲に位置する電荷は接地360に移動できず、基板Wの周囲に存在する電荷量は維持され得る。
【0120】
第2スイッチ330は支持部材220の本体221内部に設けられる。しかし、本実施形態はこれに限定されるものではない。第2スイッチ330はガイドピン223と電気的に接続できれば支持部材220の本体221外部に設けられてもよい。
【0121】
第2抵抗340はガイドピン223および接地360を連結する線路上で電荷の移動を制御する。このような第2抵抗340は電荷の移動速度を制御できるように可変抵抗で実現することができる。
【0122】
第2抵抗340は第2スイッチ330および接地360の間に設けられる。第2抵抗340は第2スイッチ330と同様に支持部材220の本体221内部に設けられ得、第2スイッチ330と電気的に接続できれば支持部材220の本体221外部に設けられることも可能である。
【0123】
制御部350は第1スイッチ310および第2スイッチ330のスイッチングを制御する。第1スイッチ310および第2スイッチ330は制御部350の制御に応じてスイッチングオンまたはスイッチングオフに設定され得る。制御部350は第1抵抗320および第2抵抗340も制御し得る。
【0124】
制御部350は第1スイッチ310および第2スイッチ330のスイッチングを制御するために第1スイッチ310および第2スイッチ330と電気的に接続され得る。制御部350は演算機能を備えたプロセッサを備える装置(例えば、コンピュータやサーバ)で実現することができ、基板処理装置200の外部に設けられる。
【0125】
以上説明した通り、
図3の例示ではサポートピン222に電気的に接続される単一個の第1抵抗320およびガイドピン223に電気的に接続される単一個の第2抵抗340を用いて基板Wの周辺に位置する電荷量を制御することができる。
【0126】
しかし、本実施形態はこれに限定されるものではない。サポートピン222に電気的に接続される複数の第1抵抗320およびガイドピン223に電気的に接続される複数の第2抵抗340を用いて基板Wの周辺に位置する電荷量を制御することも可能である。例えば、
図4に示すようにサポートピン222に電気的に接続される2個の第1抵抗320およびガイドピン223に電気的に接続される2個の第2抵抗340を用いて基板Wの周辺に位置する電荷量を制御することができる。
図4は本発明の第2実施形態により支持部材に設けられる電荷制御装置を概略的に示す図である。
【0127】
図4の例示では第1抵抗320および第2抵抗340がそれぞれ複数備えられる場合について説明している。本実施形態では第1スイッチ310および第2スイッチ330が第1抵抗320および第2抵抗340と同様にそれぞれ複数備えられ得る。この場合、第1スイッチ310および第2スイッチ330は第1抵抗320および第2抵抗340と同一個数設けられ得、第1抵抗320および第2抵抗340とそれぞれ一対一で連結され得る。
【0128】
第1スイッチ310および第1抵抗320がそれぞれ複数設けられると、複数の第1スイッチ310のうちスイッチング連結される第1スイッチ310の個数に応じて電荷量や電荷の移動速度を制御することができる。例を挙げて説明すると、
図4の例示からわかるように第1スイッチ310および第1抵抗320がそれぞれ2個設けられる場合、スイッチング連結される第1スイッチ310の個数が1個であるときよりスイッチング連結される第1スイッチ310の個数が2個であるとき、第1抵抗320による接地抵抗値が増加し得るので、そのため基板Wから接地360方向に移動する電荷の電荷量や移動速度を制御することができる。
【0129】
同様に、第2スイッチ330および第2抵抗340がそれぞれ複数設けられると、複数の第2スイッチ330のうちスイッチング連結される第2スイッチ330の個数に応じて電荷量や電荷の移動速度を制御することができる。例を挙げて説明すると、
図4の例示でわかるように第2スイッチ330および第2抵抗340がそれぞれ2個設けられる場合、スイッチング連結される第2スイッチ330の個数が1個であるときよりスイッチング連結される第2スイッチ330の個数が2個であるとき、第2抵抗340による接地抵抗値が増加し得るので、そのため基板Wから接地360方向に移動する電荷の電荷量や移動速度を制御することができる。
【0130】
前記の場合、2個の第1抵抗320は同じ抵抗値を有することができる。しかし、本実施形態はこれに限定されるものではない。2個の第1抵抗320は互いに異なる抵抗値を有することも可能である。この場合、
図5に示すように、第1スイッチ310は単一個備えられ得、第1スイッチ310が抵抗値が相対的に小さい第a抵抗320aにスイッチング連結されるときより抵抗値が相対的に大きい第b抵抗320bにスイッチング連結されるとき、第1抵抗320による接地抵抗値が増加し得るので、そのため基板Wから接地360方向に移動する電荷の電荷量や移動速度を制御することができる。
図5は本発明の第3実施形態により支持部材に設けられる電荷制御装置を概略的に示す図である。
【0131】
同様に、2個の第2抵抗340も互いに異なる抵抗値を有することができる。この場合、
図5に示すように、第2スイッチ330は単一個備えられ得、第2スイッチ330が抵抗値が相対的に小さい第c抵抗340aにスイッチング連結されるときより抵抗値が相対的に大きい第d抵抗340bにスイッチング連結されるとき、第2抵抗340による接地抵抗値が増加し得るので、そのため基板Wから接地360方向に移動する電荷の電荷量や移動速度を制御することができる。
【0132】
図5の例示では2個の第1抵抗320および2個の第2抵抗340が互いに異なる抵抗値を有する場合を説明しているが、2個の第1抵抗320および2個の第2抵抗340のいずれか一方の抵抗のみ互いに異なる抵抗値を有することも可能である。
【0133】
一方、先立って説明した通り、
図4の例示で2個の第1抵抗320が互いに異なる抵抗値を有することができる。すなわち、2個の第1抵抗320のいずれか一つの第1抵抗320が他の一つの第1抵抗320より相対的に大きい抵抗値を有することができる。この場合、2個の第1抵抗320をすべて活用すると電荷量や電荷の移動速度を精密に制御することが可能になる。2個の第2抵抗340の場合も同様である。
【0134】
一方、本実施形態では
図6に示すように同じ抵抗値を有する第1抵抗320を両方のうちいずれか一方にさらに多く設けて抵抗値偏差を発生させることも可能である。
図6は本発明の第4実施形態により支持部材に設けられる電荷制御装置を概略的に示す図である。
同様に、
図6に示すように同じ抵抗値を有する第2抵抗340を両方のうちいずれか一方にさらに多く設けて抵抗値偏差を発生させることもできる。
【0135】
図6の例示では第1抵抗320および第2抵抗340はいずれも両方のうちいずれか一方により多くの個数の抵抗が設けられる場合を説明している。しかし、本実施形態はこれに限定されるものではない。本実施形態では第1抵抗320のみ両方のうちいずれか一方により多くの個数の抵抗が設けられるか、第2抵抗340のみ両方のうちいずれか一方により多くの個数の抵抗が設けられることも可能である。
【0136】
一方、本実施形態ではサポートピン222に電気的に接続される複数の第1抵抗320およびガイドピン223に電気的に接続される単一個の第2抵抗340を用いて基板Wの周辺に位置する電荷量を制御することも可能である。例えば、
図7に示すようにサポートピン222に電気的に接続される2個の第1抵抗320およびガイドピン223に電気的に接続される1個の第2抵抗340を用いて基板Wの周辺に位置する電荷量を制御することができる。
図7は本発明の第5実施形態により支持部材に設けられる電荷制御装置を概略的に示す図である。
【0137】
また、本実施形態ではサポートピン222に電気的に接続される単一個の第1抵抗320およびガイドピン223に電気的に接続される複数の第2抵抗340を用いて基板Wの周辺に位置する電荷量を制御することも可能である。例えば、
図8に示すようにサポートピン222に電気的に接続される1個の第1抵抗320およびガイドピン223に電気的に接続される2個の第2抵抗340を用いて基板Wの周辺に位置する電荷量を制御することができる。
図8は本発明の第6実施形態により支持部材に設けられる電荷制御装置を概略的に示す図である。
【0138】
図7および
図8に示すように、第1抵抗320および第2抵抗340のいずれか一つの抵抗が複数備えられる場合、
図5および
図6等を参照して前述した部分が同様に適用されるのはもちろんである。
【0139】
以上、
図3ないし
図8を参照して説明した実施形態ではそれぞれのサポートピン222が第1スイッチ310および第1抵抗320と連結され、それぞれのガイドピン223が第2スイッチ330および第2抵抗340と連結され得る。
【0140】
しかし、本実施形態はこれに限定されるものではない。
図9に示すように、一つのサポートピン222と一つのガイドピン223が第1スイッチ310および第1抵抗320に同時に連結されることも可能である。
図9は本発明の第7実施形態により支持部材に設けられる電荷制御装置を概略的に示す図である。
【0141】
一方、図面には示されていないが、本実施形態では複数のサポートピン222が一つの第1スイッチ310および一つの第1抵抗320に同時に連結され、複数のガイドピン223が一つの第2スイッチ330および一つの第2抵抗340に同時に連結されることも可能である。
【0142】
次に、サポートピン222を接地360に電気的に接続させて電荷を制御する場合およびガイドピン223を接地360に電気的に接続させて電荷を制御する場合について説明する。
【0143】
図10はガイドピンを用いて電荷を制御する場合の例示図である。以下の説明は
図10を参照する。
【0144】
薬液を用いて基板Wを洗浄する場合、噴射部材240を用いて基板Wの上面に薬液を供給し得る。このような場合、電荷410は基板Wの上面に位置し得る。
【0145】
電荷410が基板Wの上面に位置する場合、本実施形態ではガイドピン223を用いて電荷410の電荷量や移動速度を制御することができる。
【0146】
図11はサポートピンを用いて電荷を制御する場合の第1例示図である。以下の説明は
図11を参照する。
【0147】
薬液を用いて基板Wを洗浄する場合、噴射部材240を用いて基板Wの上面に薬液を供給し得、同時にバックノズルを用いて基板Wの底面に薬液を供給し得る。このような場合、電荷410は基板Wの上面および底面に位置し得る。
【0148】
電荷410が基板Wの上面および底面に位置する場合、本実施形態ではサポートピン222を用いて電荷410の電荷量や移動速度を制御することができる。しかし、本実施形態はこれに限定されるものではない。
図12に示すように、サポートピン222およびガイドピン223を用いて電荷410の電荷量や移動速度を制御することも可能である。
図12はサポートピンを用いて電荷を制御する場合の第2例示図である。
【0149】
一方、サポートピン222およびガイドピン223は支持部材220の本体221上にそれぞれ複数設けられる。この時、複数のサポートピン222のうちその一部のサポートピン222を用いて電荷を制御することもできる。本実施形態ではこのような場合、基板Wのエッチングレート(ER;Etching Rate)を考慮して複数のサポートピン222のうち少なくとも一部のサポートピン222を用いて電荷を制御することができる。
【0150】
同様に、複数のガイドピン223のうち少なくとも一部のガイドピン223を用いて電荷を制御する場合にも基板Wのエッチングレートが考慮される。
【0151】
次に、基板処理工程(Wafer Process)(例えば、洗浄工程)が行われる過程で電荷を制御する方法について説明する。
【0152】
図13は基板処理工程時サポートピンおよびガイドピンに連結される抵抗が使用される場合を示す例示図である。以下の説明は
図13を参照する。
【0153】
基板Wが支持部材220の本体221上に安着し、サポートピン222およびガイドピン223により支持されると(Wafer In)、噴射部材240は基板Wの上面に薬液を吐出し得る。この時、バックノズルは基板Wの底面に薬液を吐出し得る。
【0154】
(1)薬液吐出前(510)
噴射部材240、バックノズル等が基板Wに薬液を吐出する前に、薬液吐出時発生し得るESDを防止するために、接地により基板Wの周囲に位置する電荷を除去する必要がある。この場合、サポートピン222およびガイドピン223のうち少なくとも一方を用いて基板Wの周囲に位置する電荷の電荷量を制御することができる。電荷を早期に除去しようとする場合、サポートピン222およびガイドピン223をすべて用いることができる。
【0155】
一方、基板Wの周囲に位置する電荷が除去されると、接地状態は非接地状態に転換される。
【0156】
(2)薬液吐出中(520)
噴射部材240、バックノズル等によって基板Wの上面、底面等に薬液が吐出されると、基板Wの周囲に残っている電荷と薬液内の電荷にアンストリップおよびERをコントロールできる基板プロセス(Wafer Process)(例えば、基板洗浄工程)を確立する。
【0157】
基板プロセスの途中、一定時間が経過したり、基板Wの周囲に位置する電荷の電荷量が所定値になったと判断されると、非接地状態から接地状態に転換して基板Wの周囲に位置する電荷を除去してESDを防止することができる。この時、サポートピン222およびガイドピン223のうち少なくとも一方を接地状態に転換させることができる。
【0158】
本実施形態では基板プロセス途中、接地状態から非接地状態への転換および非接地状態から接地状態への転換がN回(ここで、Nは1以上の自然数)繰り返され得る。
【0159】
本実施形態では電荷が抜け出る速度を制御することにおいて、接地経路のうち可変抵抗(すなわち、第1抵抗320および第2抵抗340)コントロールによりU-StripおよびER調節技術を確保することができる。
【0160】
(3)薬液吐出後(530)
基板プロセスが終了すると、抵抗支配により基板Wに残っている電荷の電荷量を調節することができ、そのため後続プロセスに有利な条件を満たすことができる。
【0161】
従来には基板処理のために基板上で電荷をほとんどの除去したり、基板上の残余電荷量を分かることができず、基板処理工程にビルドアップ(Build Up)した電荷を活用することが難しかった。本実施形態では電荷制御装置300を用いて基板上の残余電荷量を調節できるので、これによりビルドアップされた電荷を活用して基板処理工程(例えば、洗浄工程)を行うことが可能な効果を得ることができる。また、本実施形態ではこのような過程により基板W表面の電荷量変化に応じた静電気的Added PCを制御する効果も得ることができる。
【0162】
以上、
図3ないし
図13を参照して多様な実施形態による電荷制御装置300およびその作動方法について説明した。電荷制御装置300は接地抵抗支配によりUn-Stripを防止してEdge ERを改善するからである。電荷制御装置300はWafer Process中、Waferおよび溶液内のCharge制御に応じてUn-Strip防止およびEdge Etching Rate(ER)を改善することができる。電荷制御装置300はUn-Strip防止およびER改善のために、Wafer Process進行全般においてPin接地の有/無および可変抵抗によりCharge移動およびESDを制御することができる。
【0163】
以上、添付する図面を参照して本発明の実施形態について説明したが、本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者は、本発明がその技術的思想や必須の特徴を変更せず、他の具体的な形態で実施できることを理解することができる。したがって、上記一実施形態はすべての面で例示的なものであり、限定的なものではないと理解しなければならない。
【符号の説明】
【0164】
200 基板処理装置
210 コップ
220 支持部材
221 本体
222 サポートピン
223 ガイドピン
224 第1支持軸
230 昇降ユニット
240 噴射部材
250 制御器
300 電荷制御装置
310 第1スイッチ
320,320a,320b 第1抵抗
330 第2スイッチ
340,340a,340b 第2抵抗
350 制御部
360 接地
410 電荷
W 基板