(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-12-28
(45)【発行日】2023-01-12
(54)【発明の名称】SFPトランシーバ
(51)【国際特許分類】
H04B 3/00 20060101AFI20230104BHJP
【FI】
H04B3/00
(21)【出願番号】P 2022044017
(22)【出願日】2022-03-18
【審査請求日】2022-03-18
(32)【優先日】2022-02-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】TW
(73)【特許権者】
【識別番号】500513697
【氏名又は名称】佳必▲き▼國際股▲ふん▼有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】110001519
【氏名又は名称】弁理士法人太陽国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】孫積賢
(72)【発明者】
【氏名】張旭峰
(72)【発明者】
【氏名】劉清弘
(72)【発明者】
【氏名】鄭杰明
【審査官】浦口 幸宏
(56)【参考文献】
【文献】米国特許第8982906(US,B1)
【文献】米国特許第7360954(US,B1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 3/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ケーブル接続部とネットワーク機器とを結合するように構成されるSFPトランシーバであって、
前記ケーブル接続部によって提供される信号源を送受信するための第1ポートと、
前記信号源のレートを指示するための帯域幅指示ピンを有し、前記第1ポートに結合され、前記信号源をイーサネットフレームに変換するための変換ユニットと、
前記帯域幅指示ピンに結合される検出ピンを有し、前記変換ユニットに結合され、前記イーサネットフレームを双方向に伝送するための送受信ユニットと、
前記送受信ユニットに結合され、ネットワーク機器と嵌合するための第2ポートと、を含み、
前記検出ピンは、前記レートが有効速度であることに基づいて第1の電圧レベルに調整し、前記レートが無効速度であることに基づいて第2の電圧レベルに調整するように用いられ、
前記送受信ユニットは、前記検出ピンが提供する第1の電圧レベルに基づいて正常状態で動作し、又は前記検出ピンが提供する第2の電圧レベルに基づいて異常状態で動作するように構成され、
前記検出ピンが接地点に結合され、前記帯域幅指示ピンは、前記信号源が銅ケーブルタイプの信号源であることに基づいて、前記レートを前記無効速度として指示し、前記検出ピンは、前記接地点に結合されて接地されることにより、前記無効速度に基づいて前記第1の電圧レベルを提供する、
SFPトランシーバ。
【請求項2】
前記検出ピンと前記接地点との間に介在して結合され、前記検出ピンから前記接地点への電流を制限するための抵抗をさらに含む、
請求項1に記載のSFPトランシーバ。
【請求項3】
前記送受信ユニットは、物理層送受信チップであり、前記検出ピンが前記接地点に結合されていることに基づいて、前記銅ケーブルタイプの信号源に対応している、
請求項1に記載のSFPトランシーバ。
【請求項4】
前記変換ユニットは、ポート物理層チップである、
請求項1に記載のSFPトランシーバ。
【請求項5】
前記銅ケーブルタイプの信号源の前記レートは10Gbps以下であり、前記有効速度は10Gbps以上である、
請求項1に記載のSFPトランシーバ。
【請求項6】
前記第1の電圧レベルが0.8V以下であり、前記第2の電圧レベルが2.4V以上である、
請求項1に記載のSFPトランシーバ。
【請求項7】
前記第1ポートは、RJ-45、SC、ST、MT-RJ、又はLCである、
請求項1に記載のSFPトランシーバ。
【請求項8】
前記ケーブル接続部は、銅ケーブル又はツイストペアケーブルに結合されている、
請求項1に記載のSFPトランシーバ。
【請求項9】
前記ネットワーク機器は、ルータ、スイッチ、光トランシーバ、又は光回線終端装置である、
請求項1に記載のSFPトランシーバ。
【請求項10】
前記SFPトランシーバは、前記ネットワーク機器内に配置されるように構成されているか、又は前記ネットワーク機器の外部に独立して配置されるように構成されている、
請求項1に記載のSFPトランシーバ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、SFPトランシーバに関し、特に銅ケーブル伝送を支援する機能を有するSFPトランシーバに関する。
【背景技術】
【0002】
従来のネットワーク機器分野では、重要なネットワークシステム(例えば、サーバー、中央制御システムなど)の普及が進み、ネットワークシステムにおける信号伝送配置はますます重要視されている。特に、光ファイバ伝送は、ファイバ内で全反射することで光を伝送する光伝導により、伝送速度が速いという利点がある。このため、光ファイバ伝送のための送受信装置が開発された。その中でも、SFPトランシーバ(small form-factor pluggable transceiver)が業界の注目を集めている。SFPトランシーバは、小型で活線挿抜が可能な光トランシーバであり、電気通信やデータ通信における光通信に適用され、主にスイッチやルータなどの装置のホストボード及び光ファイバ又はUTPケーブルの光ファイバ伝送に用いられる。
【0003】
しかしながら、SFPトランシーバは、一般に銅製ケーブルには適用できない。この理由は、銅製ケーブルの伝送速度(通常10Gbps以下)が光ファイバケーブルの伝送速度(通常10Gbps以上)よりもはるかに低いため、高伝送速度のSFPトランシーバ100には適用できないことにある。銅製ケーブルには通常、安定した信頼性の高い構造と低価格という利点がある。伝送速度があまり高くない場合、信号伝送として銅製ケーブルを使用した方がコストパフォーマンスに優れている。しかし、SFPトランシーバは銅製ケーブルに対応できないため、銅製ケーブルを使用して接続するためにSFPトランシーバを他のトランシーバとして交換する必要があり、対応性が悪い状態になることがよくある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
そこで、銅ケーブルタイプの信号源に対応できるため、銅ケーブル伝送を支援する機能を有するSFPトランシーバをどのように設計するかが、本願発明者によって検討された重要な課題である。
【0005】
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、銅ケーブル伝送を支援する機能を有するSFPトランシーバを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明に係るSFPトランシーバは、ケーブル接続部とネットワーク機器とを結合するように構成され、前記ケーブル接続部によって提供される信号源を送受信するための第1ポートと、前記信号源のレートを指示するための帯域幅指示ピンを有し、前記第1ポートに結合され、前記信号源をイーサネットフレームに変換するための変換ユニットと、前記帯域幅指示ピンに結合される検出ピンを有し、前記変換ユニットに結合され、前記イーサネットフレームを双方向に伝送するための送受信ユニットと、前記送受信ユニットに結合され、ネットワーク機器と嵌合するための第2ポートと、を含み、前記検出ピンは、前記レートが有効速度であることに基づいて第1の電圧レベルに調整し、前記検出ピンが接地点に結合され、前記レートが無効速度であることに基づいて第2の電圧レベルに調整するように用いられ、前記送受信ユニットは、前記検出ピンが提供する第1の電圧レベルに基づいて正常状態で動作し、又は前記検出ピンが提供する第2の電圧レベルに基づいて異常状態で動作するように構成され、前記帯域幅指示ピンは、前記信号源が銅ケーブルタイプの信号源であることに基づいて、前記レートを前記無効速度として指示し、前記検出ピンは、前記接地点に結合されて接地されることにより、前記無効速度に基づいて前記第1の電圧レベルを提供する。
【0007】
一実施形態において、前記SFPトランシーバは、前記検出ピンと前記接地点との間に介在して結合され、前記検出ピンから前記接地点への電流を制限するための抵抗をさらに含む。
【0008】
一実施形態において、前記送受信ユニットは、物理層送受信チップであり、前記検出ピンが前記接地点に結合されていることに基づいて、前記銅ケーブルタイプの信号源に対応している。
【0009】
一実施形態において、前記変換ユニットは、ポート物理層チップである。
【0010】
一実施形態において、前記銅ケーブルタイプの信号源の前記レートは、10Gbps以下であり、前記有効速度は、10Gbps以上である。
【0011】
一実施形態において、前記第1の電圧レベルが0.8V以下であり、前記第2の電圧レベルが2.4V以上である。
【0012】
一実施形態において、前記第1ポートは、RJ-45、SC、ST、MT-RJ、又はLCである。
【0013】
一実施形態において、前記ケーブル接続部は、銅ケーブル又はツイストペアケーブルに結合されている。
【0014】
一実施形態において、前記ネットワーク機器は、ルータ、スイッチ、光トランシーバ、又は光回線終端装置である。
【0015】
一実施形態において、前記SFPトランシーバは、前記ネットワーク機器内に配置されるように構成されているか、又は前記ネットワーク機器の外部に独立して配置されるように構成されている。
【発明の効果】
【0016】
本発明に係るSFPトランシーバによれば、検出ピンが接地点に結合されていることにより、銅製ケーブルがSFPトランシーバに嵌合する場合、帯域幅指示ピンは銅ケーブルタイプの信号源に基づいてレートが無効速度であることを指示するが、検出ピンは無効速度に基づいて第1の電圧ベルを提供することができ、SFPトランシーバは、銅ケーブルタイプの信号源に対応できるようになる。
【0017】
本発明の目的を達成するためになされた本発明の技術、手段、及び効果をより良く理解するために、本発明の目的及び特徴は、本発明の詳細な説明及び添付図面を参照することによってより良く理解されると考えられるが、添付図面は、参照及び説明のみを提供するものであり、本発明を限定するものではない。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【
図1】本発明に係る銅ケーブル伝送を支援する機能を有するSFPトランシーバの外観を示す概略図である。
【
図2】本発明に係る銅ケーブル伝送を支援する機能を有するSFPトランシーバの構造を示す概略図である。
【
図3A】本発明に係るSFPトランシーバの第1実施例の配置を示す概略図である。
【
図3B】本発明に係るSFPトランシーバの第2実施例の配置を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
本発明の技術内容及び詳細な説明について、図面を参照しながら以下に説明する。
【0020】
図1は、本発明に係る銅ケーブル伝送を支援する機能を有するSFPトランシーバの外観を示す概略図である。SFPトランシーバ(small form-factor pluggable transceiver)100は、ケーブル接続部200とネットワーク機器300とを結合するように構成され、ケーブル接続部200は、ケーブル200Aに結合されている。SFPトランシーバ100は、主に電気通信及びデータ通信における光通信のために適用され、データ/信号をケーブル200Aとネットワーク機器300との間で双方向に送受信するように構成されている。ここで、ネットワーク機器は、ルータ、スイッチ、光トランシーバ、又は光回線終端装置などのネットワーク通信装置であってもよく、ケーブル200Aは、銅ケーブル又はツイストペアケーブルなどの銅製ケーブルであってもよい。ツイストペアケーブルは、例えば、一般的なLANケーブルであってもよいが、これに限定されない。銅ケーブルは、例えば、アクティブDAC(Direct Attach Cable)又はDACであってもよいが、これらに限定されない。
【0021】
また、SFPトランシーバ100は、主に光トランシーバである。従来技術では、SFPトランシーバ100は、光ファイバケーブルの光信号を双方向に送信できるように、通常光ファイバケーブルに結合されている。ただし、SFPトランシーバ100は、一般に銅製ケーブルには適用できない。この理由は、銅製ケーブルの伝送速度(通常10Gbps以下)が光ファイバケーブルの伝送速度(通常10Gbps以上)よりもはるかに低いため、高伝送速度のSFPトランシーバ100には適用できないことにある。SFPトランシーバ100は、光ファイバケーブルに嵌合される場合、嵌合されたケーブル200Aが光ファイバケーブルであることを認識して正常状態で動作し、データ/信号の送受信を正常に行うことができる。一方、SFPトランシーバ100は、銅製ケーブルに嵌合される場合、嵌合されたケーブル200Aを認識することができず、異常状態で動作し、データ/信号の送受信を正常に行うことができない。
【0022】
図2は、本発明に係る銅ケーブル伝送を支援する機能を有するSFPトランシーバの構造を示す概略図である。
図1を併せて参照すると、SFPトランシーバ100は、第1ポート1と、変換ユニット2と、送受信ユニット3と、第2ポート4とを含む。第1ポート1は、ケーブル接続部200に嵌合してケーブル200Aに結合され、ケーブル接続部200によって提供される信号源Ssを送受信する。ここで、第1ポート1は、ケーブル接続部200のコネクタタイプに応じて、RJ-45、SC、ST、MT-RJ、又はLCのいずれかであってもよい。変換ユニット2は、第1ポート1に結合され、帯域幅指示ピン(例えばLED_LINK100、LED_LINK1000であってもよい、これらに限定されない)2Aを有している。変換ユニット2は、PHY(Port Physical Layer、ポート物理層とも呼ばれる)チップであり、信号源Ssをイーサネット(登録商標)フレーム(frame、イーサネットワークのデータフレームとも呼ばれる)Feに変換するために用いられる。変換ユニット2は、イーサネットフレームFeを送受信することができ、帯域幅指示ピン2Aは、ケーブル200Aとのマッチングができた場合、信号源Ssのレートを指示する(即ち、伝送速度に対応するレート信号Siを提供する)ために用いられる。つまり、光ファイバケーブルをSFPトランシーバ100に嵌合する場合、SFPトランシーバ100とケーブル200Aとのマッチングができ、帯域幅指示ピン2Aは、信号源Ssのレート(例えば、15Gbps又は20Gbpsであってもよいが、これらに限定されない)を指示する。一方、銅製ケーブルをSFPトランシーバ100に嵌合する場合、SFPトランシーバ100とケーブル200Aとのマッチングができず、帯域幅指示ピン2Aは、信号源Ssのレートを指示できないため、低電圧レベルとなる。
【0023】
送受信ユニット3は、変換ユニット2に結合され、検出ピン(Loss of Signal;LOS)3Aを有している。送受信ユニット3は、SFPトランシーバ100の送受信チップであり、主に光ファイバ送受信に適用される物理層送受信チップあり、変換ユニット2とネットワーク機器300との間でイーサネットフレームFeを双方向に伝送するために用いられる。検出ピン3Aは、帯域幅指示ピン2Aに結合されて、帯域幅指示ピン2Aからの指示を受ける。具体的に、検出ピン3Aは、帯域幅指示ピン2Aによって信号源Ssのレートが有効速度(即ち、レートが10Gbps以上)であることを指示する場合に、自ピンの電圧レベルを第1の電圧レベル(例えば、低電圧レベルであるが、これに限らない)に調整する。一方、検出ピン3Aは、帯域幅指示ピン2Aによって信号源Ssのレートが無効速度(即ち、SFPトランシーバ100とケーブル200Aとのマッチングができず、帯域幅指示ピン2Aが低電圧レベルとなる)であることを指示する場合に、自ピンの電圧レベルを第2の電圧レベル(例えば、高電圧レベルであるが、これに限らない)に調整する。第2ポート4は、送受信ユニット3に結合され、ネットワーク機器300に嵌合するために用いられ、その結果、送受信ユニット3及びネットワーク機器300は、イーサネットフレームFeを双方向に伝送する。
【0024】
送受信ユニット3は、検出ピン3Aが自ピンの電圧レベルを第1の電圧レベルに調整した場合、正常状態で動作して正常にデータ/信号の送受信を行う。一方、送受信ユニット3は、検出ピン3Aが自ピンの電圧レベルを第2の電圧レベルに調整した場合、異常状態で動作して正常にデータ/信号の送受信を行わない。なお、検出ピン3Aは、第1の電圧レベルが通常0.8V以下であり、第2の電圧レベルが通常2.4V以上である。
【0025】
本発明は、検出ピン3Aが接地点GNDに結合されていることを特徴とする。銅製ケーブルがSFPトランシーバ100に嵌合する場合、帯域幅指示ピン2Aは、信号源Ssが銅ケーブルタイプの信号源(そのレートが通常10Gbps以下)であることに基づいて、レートが無効速度であることを指示する。ここで、検出ピン3Aは接地されるため、無効速度に基づいて第1の電圧レベルを提供する(即ち、検出ピン3Aは、本来、高電圧レベルに調整すべきであるが、接地されているために強制的に低電圧レベルとなる)。したがって、送受信ユニット3がPHY送受信チップ(物理層送受信チップ)であるにもかかわらず、検出ピン3Aが接地点GNDに結合されているため、物理層送受信チップは、銅ケーブルタイプの信号源に対応することができる。
【0026】
このようにして、従来銅製ケーブルには適用できなかったSFPトランシーバ100を、銅ケーブル伝送を支援する機能を有するようにすることができる(光ファイバケーブルを用いた光通信に適用する機能はそのまま残っている)。一方、銅製ケーブルは、光ファイバケーブルに比べて破断しにくく、構造が強固であり、価格も比較的安価であるという利点があるので、本発明は、従来のSFPトランシーバに比べて、ネットワークシステム全体の構成コストを低減するとともに、システムの信頼性を向上させる効果を達成することができる。なお、一実施形態において、SFPトランシーバ100は、検出ピン3Aと接地点GNDとの間に介在して結合される抵抗Rをさらに含んでもよい。これにより、検出ピン3Aから接地点GNDへの電流を制限して、ピンの耐電流を超えることに起因するチップの故障を回避することができる。
【0027】
図3Aは、本発明に係るSFPトランシーバの第1実施例の配置を示す概略図であり、
図3Bは、本発明に係るSFPトランシーバの第2実施例の配置を示す概略図である。
図1及び
図2を併せて参照する。
図3Aにおいて、SFPトランシーバ100は、ネットワーク機器300とモジュール化するため、ネットワーク機器300内に配置されるように構成されており、ユーザは、ケーブル200Aをネットワーク機器300に接続するだけでよい。
図3Bにおいて、SFPトランシーバ100は、ネットワーク機器300の外部に独立して配置されるように構成されており、ユーザは、ネットワーク機器300の需要に応じてSFPトランシーバ100及びケーブル200Aの配置を調整することができる。
【0028】
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されないことは言うまでもなく、本発明の範囲を限定するものではなく、本発明の全ての範囲は以下の特許請求の範囲に基づくものであり、本発明の特許請求の範囲に合致する精神とその類似の変形例は、本発明の範囲に含まれるべきであり、当業者であれば、本発明の技術的範囲内において、容易に思いつくことができ、また、その変形例や修正例も、以下の特許請求の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0029】
1 第1ポート
2 変換ユニット
2A 帯域幅指示ピン
3 送受信ユニット
3A 検出ピン
4 第2ポート
100 SFPトランシーバ
200 ケーブル接続部
200A ケーブル
300 ネットワーク機器
Fe イーサネットフレーム
GND 接地点
R 抵抗
Si レート信号
Ss 信号源
【要約】
【課題】銅ケーブル伝送を支援する機能を有するSFPトランシーバを提供する。
【解決手段】SFPトランシーバは、ケーブル接続部とネットワーク機器とを結合するように構成され、第1ポートと、変換ユニットと、送受信ユニットと、第2ポートとを含む。変換ユニットは、帯域幅指示ピンを有し、送受信ユニットは検出ピンを有する。送受信ユニットは、検出ピンに基づいて第1の電圧レベルを提供して正常状態で動作する、検出ピンに基づいて第2の電圧レベルを提供して異常状態で動作するように構成される。帯域幅指示ピンは、第1ポートによって受信した信号源が銅ケーブルタイプの信号源であることに基づいて、信号源のレートを無効速度として指示し、検出ピンは、接地点に結合されて接地されることにより、無効速度に基づいて第1の電圧レベルを提供する。
【選択図】
図2