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特許7203264ゲートウェイ、ゲートウェイ制御プログラム及びゲートウェイ制御方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-12-28
(45)【発行日】2023-01-12
(54)【発明の名称】ゲートウェイ、ゲートウェイ制御プログラム及びゲートウェイ制御方法
(51)【国際特許分類】
   H02J 13/00 20060101AFI20230104BHJP
【FI】
H02J13/00 301D
H02J13/00 A
【請求項の数】 10
(21)【出願番号】P 2022095093
(22)【出願日】2022-06-13
【審査請求日】2022-06-13
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】313006647
【氏名又は名称】セイコーソリューションズ株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】592184278
【氏名又は名称】一般財団法人東北電気保安協会
(74)【代理人】
【識別番号】100165179
【弁理士】
【氏名又は名称】田▲崎▼ 聡
(74)【代理人】
【識別番号】100126664
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 慎吾
(74)【代理人】
【識別番号】100161207
【弁理士】
【氏名又は名称】西澤 和純
(72)【発明者】
【氏名】相原 正仁
(72)【発明者】
【氏名】佐藤 直之
(72)【発明者】
【氏名】福士 哲也
(72)【発明者】
【氏名】山本 崇敏
【審査官】高野 誠治
(56)【参考文献】
【文献】特開2020-092569(JP,A)
【文献】特開2018-022262(JP,A)
【文献】特開2019-176582(JP,A)
【文献】特開2002-312425(JP,A)
【文献】中国特許出願公開第108802550(CN,A)
【文献】中国特許出願公開第113140088(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H02J 13/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
キュービクルに搭載された漏洩電流センサから、漏電データを受信する第一受信部と、
受信した前記漏電データが異常に関する所定の条件を満たす場合、警報データを生成する警報データ生成部と、
前記警報データに、自装置を特定する管理データを対応付けて警報処理サーバに送信する第一送信部と、
前記キュービクルに搭載されているセンサにより検出されたセンサデータを受信する第二受信部と、
前記警報データ生成部が警報データを生成した場合、受信済みの前記センサデータから、前記警報データが発報された時点から所定の時間遡った期間内に検出されたセンサデータを抽出し、抽出した前記期間内のセンサデータに対して統計演算を施すことにより加工済センサデータを生成する加工済センサデータ生成部と、
前記加工済センサデータに、前記管理データを対応付けてセンサ処理サーバに送信する第二送信部と、
を備えるゲートウェイ。
【請求項2】
キュービクルに搭載されている漏洩電流センサから、漏電データの異常を示す警報データを受信する第一受信部と、
前記警報データに、自装置を特定する管理データを対応付けて警報処理サーバに送信する第一送信部と、
前記キュービクルに搭載されているセンサにより検出されたセンサデータを受信する第二受信部と、
前記警報データを受信した場合、受信済みの前記センサデータから、前記警報データが発報された時点から所定の時間遡った期間内に検出されたセンサデータを抽出し、抽出した前記期間内のセンサデータに対して統計演算を施すことにより加工済センサデータを生成する加工済センサデータ生成部と、
前記加工済センサデータに、前記管理データを対応付けてセンサ処理サーバに送信する第二送信部と、
を備えるゲートウェイ。
【請求項3】
前記警報データにより示されている警報が第一の条件を満たしているか否かを判定する判定部を更に備え、
前記第一送信部は、前記警報データにより示されている警報が前記第一の条件を満たしていると判定された場合、前記警報データ及び前記管理データを前記警報処理サーバに送信する、
請求項1又は請求項2に記載のゲートウェイ。
【請求項4】
前記判定部は、更に、前記警報データにより示されている警報が、第二の条件を満たしているか否かを判定し、
前記警報が前記第二の条件を満たしていると判定された場合、
前記第一送信部は、前記警報データ及び前記管理データを前記警報処理サーバに送信し、
前記第二送信部は、前記加工済センサデータ、及び前記管理データを前記センサ処理サーバに送信する、
請求項3に記載のゲートウェイ。
【請求項5】
前記第一受信部はさらに、漏電データとともに漏電データを検知した時刻情報を受信し、
前記第二受信部はさらに、センサデータとともにセンサデータを検知した時刻情報を受信し、
前記加工済センサデータ生成部は、前記漏電データを検知した時刻情報に基づいて警報が発報された時刻を導出し、導出した当該時刻から所定の時間遡った期間内に検知されたセンサデータを、センサデータを検知した時刻情報に基づいて抽出し、加工済センサデータを生成し、
前記第一送信部は、前記警報データ、前記管理データとともに警報発報に関する時刻情報を送信し、
前記第二送信部は、前記加工済センサデータ、前記管理データとともに、センサデータ検知に関する時刻情報を送信する
請求項1または請求項2に記載のゲートウェイ。
【請求項6】
前記警報処理サーバと前記センサ処理サーバが同一のサーバである、
請求項1または請求項2に記載のゲートウェイ。
【請求項7】
コンピュータに、
キュービクルに搭載された漏洩電流センサから、漏電データを受信することと、
受信した前記漏電データが異常に関する所定の条件を満たす場合、警報データを生成することと、
前記警報データに、自装置を特定する管理データを対応付けて警報処理サーバに送信することと、
前記キュービクルに搭載されているセンサにより検出されたセンサデータを受信することと、
前記警報データを生成した場合、受信済みの前記センサデータから、前記警報データが発報された時点から所定の時間遡った期間内に検出されたセンサデータを抽出し、抽出した前記期間内のセンサデータに対して統計演算を施すことにより加工済センサデータを生成することと、
前記加工済センサデータに、前記管理データを対応付けてセンサ処理サーバに送信することと、
を実行させるためのゲートウェイ制御プログラム。
【請求項8】
コンピュータに、
キュービクルに搭載されている漏洩電流センサから、漏電データの異常を示す警報データを受信することと、
前記警報データに、自装置を特定する管理データを対応付けて警報処理サーバに送信することと、
前記キュービクルに搭載されているセンサにより検出されたセンサデータを受信することと、
前記警報データを受信した場合、受信済みの前記センサデータから、前記警報データが発報された時点から所定の時間遡った期間内に検出されたセンサデータを抽出し、抽出した前記期間内のセンサデータに対して統計演算を施すことにより加工済センサデータを生成することと、
前記加工済センサデータに、前記管理データを対応付けてセンサ処理サーバに送信することと、
を実行させるためのゲートウェイ制御プログラム。
【請求項9】
キュービクルに搭載された漏洩電流センサから、漏電データを受信し、
受信した前記漏電データが異常に関する所定の条件を満たす場合、警報データを生成し、
前記警報データに、自装置を特定する管理データを対応付けて警報処理サーバに送信し、
前記キュービクルに搭載されているセンサにより検出されたセンサデータを受信し、
前記警報データを生成した場合、受信済みの前記センサデータから、前記警報データが発報された時点から所定の時間遡った期間内に検出されたセンサデータを抽出し、抽出した前記期間内のセンサデータに対して統計演算を施すことにより加工済センサデータを生成し、
前記加工済センサデータに、前記管理データを対応付けてセンサ処理サーバに送信する、
ゲートウェイ制御方法。
【請求項10】
キュービクルに搭載されている漏洩電流センサから、漏電データの異常を示す警報データを受信し、
前記警報データに、自装置を特定する管理データを対応付けて警報処理サーバに送信し、
前記キュービクルに搭載されているセンサにより検出されたセンサデータを受信し、
前記警報データを受信した場合、受信済みの前記センサデータから、前記警報データが発報された時点から所定の時間遡った期間内に検出されたセンサデータを抽出し、抽出した前記期間内のセンサデータに対して統計演算を施すことにより加工済センサデータを生成し、
前記加工済センサデータに、前記管理データを対応付けてセンサ処理サーバに送信する、
ゲートウェイ制御方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ゲートウェイ、ゲートウェイ制御プログラム及びゲートウェイ制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来からビル等の電気設備の保安を目的として、キュービクルに搭載されている漏電検出装置により出力されるデータを活用して当該キュービクルを監視する業務が遂行されている。例えば、電気設備を管理している者は、漏電検出装置を使用してキュービクルの内部で漏電が発生しているか否かを監視し、法律で制定されている水準を超える漏電が発生した場合、電気保安技術者を当該キュービクルに出動させる。このような業務は、例えば、非特許文献1に記載されている要領に従って実施されている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
【文献】経済産業省 主任技術者制度の解釈及び運用(内規) 改正:令和3年4月1日
【0004】
しかし、上述した業務に使用されるシステムは、キュービクルの内部で漏電等の不具合が発生しても、電気保安技術者に当該不具合が発生したことを示す情報しか提示することができない。また、昨今、キュービクル内の状況を確認するために種々センサを設置したシステムが考案されているが、センサにより検出された結果の単なる蓄積や、外部への定期的な送信といった処理に終わるものが多く、必要なときに必要な形の情報を電気保安技術者に提示するには至っていない。さらに、従来からある漏電検出装置の仕組みに対して後から設置した種々のセンサは、互いに同期を取る仕組みになっていないため、電気保安技術者が、漏電検出装置からのデータと後から設置した種々のセンサからのデータとの相関性を確認することは、困難であった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであって、電気保安技術者にキュービクルの状態に関する多様な情報を提供して活用させることができるゲートウェイ、ゲートウェイ制御プログラム及びゲートウェイ制御方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明の一態様に係るゲートウェイは、キュービクルに搭載された漏洩電流センサから、漏電データを受信する第一受信部と、受信した前記漏電データが異常に関する所定の条件を満たす場合、警報データを生成する警報データ生成部と、前記警報データに、自装置を特定する管理データを対応付けて警報処理サーバに送信する第一送信部と、前記キュービクルに搭載されているセンサにより検出されたセンサデータを受信する第二受信部と、前記警報データ生成部が警報データを生成した場合、受信済みの前記センサデータから、前記警報データが発報された時点から所定の時間遡った期間内に検出されたセンサデータを抽出し、抽出した前記期間内のセンサデータに対して統計演算を施すことにより加工済センサデータを生成する加工済センサデータ生成部と、前記加工済センサデータに、前記管理データを対応付けてセンサ処理サーバに送信する第二送信部と、を備える。
【0007】
本発明の一態様に係るゲートウェイは、キュービクルに搭載されている漏洩電流センサから、漏電データの異常を示す警報データを受信する第一受信部と、前記警報データに、自装置を特定する管理データを対応付けて警報処理サーバに送信する第一送信部と、前記キュービクルに搭載されているセンサにより検出されたセンサデータを受信する第二受信部と、前記警報データを受信した場合、受信済みの前記センサデータから、前記警報データが発報された時点から所定の時間遡った期間内に検出されたセンサデータを抽出し、抽出した前記期間内のセンサデータに対して統計演算を施すことにより加工済センサデータを生成する加工済センサデータ生成部と、前記加工済センサデータに、前記管理データを対応付けてセンサ処理サーバに送信する第二送信部と、を備える。
【0008】
また、本発明の一態様に係るゲートウェイは、前記警報データにより示されている警報が第一の条件を満たしているか否かを判定する判定部を更に備え、前記第一送信部は、前記警報データにより示されている警報が前記第一の条件を満たしていると判定された場合、前記警報データ及び前記管理データを前記警報処理サーバに送信する。
【0009】
また、本発明の一態様に係るゲートウェイは、前記判定部は、更に、前記警報データにより示されている警報が、第二の条件を満たしているか否かを判定し、前記警報が前記第二の条件を満たしていると判定された場合、前記第一送信部は、前記警報データ及び前記管理データを前記警報処理サーバに送信し、前記第二送信部は、前記加工済センサデータ、及び前記管理データを前記センサ処理サーバに送信する。
【0010】
また、本発明の一態様に係るゲートウェイは、前記第一受信部はさらに、漏電データとともに漏電データを検知した時刻情報を受信し、前記第二受信部はさらに、センサデータとともにセンサデータを検知した時刻情報を受信し、前記加工済センサデータ生成部は、前記漏電データを検知した時刻情報に基づいて警報が発報された時刻を導出し、導出した当該時刻から所定の時間遡った期間内に検知されたセンサデータを、センサデータを検知した時刻情報に基づいて抽出し、加工済センサデータを生成し、前記第一送信部は、前記警報データ、前記管理データとともに警報発報に関する時刻情報を送信し、前記第二送信部は、前記加工済センサデータ、前記管理データとともに、センサデータ検知に関する時刻情報を送信する。
【0011】
また、本発明の一態様に係るゲートウェイは、前記警報処理サーバと前記センサ処理サーバが同一のサーバである。
【0012】
上記目的を達成するため、本発明の一態様に係るゲートウェイ制御プログラムは、コンピュータに、キュービクルに搭載された漏洩電流センサから、漏電データを受信することと、受信した前記漏電データが異常に関する所定の条件を満たす場合、警報データを生成することと、前記警報データに、自装置を特定する管理データを対応付けて警報処理サーバに送信することと、前記キュービクルに搭載されているセンサにより検出されたセンサデータを受信することと、前記警報データを生成した場合、受信済みの前記センサデータから、前記警報データが発報された時点から所定の時間遡った期間内に検出されたセンサデータを抽出し、抽出した前記期間内のセンサデータに対して統計演算を施すことにより加工済センサデータを生成することと、前記加工済センサデータに、前記管理データを対応付けてセンサ処理サーバに送信することと、を実行させる。
【0013】
上記目的を達成するため、本発明の一態様に係るゲートウェイ制御プログラムは、コンピュータに、キュービクルに搭載されている漏洩電流センサから、漏電データの異常を示す警報データを受信することと、前記警報データに、自装置を特定する管理データを対応付けて警報処理サーバに送信することと、前記キュービクルに搭載されているセンサにより検出されたセンサデータを受信することと、前記警報データを受信した場合、受信済みの前記センサデータから、前記警報データが発報された時点から所定の時間遡った期間内に検出されたセンサデータを抽出し、抽出した前記期間内のセンサデータに対して統計演算を施すことにより加工済センサデータを生成することと、前記加工済センサデータに、前記管理データを対応付けてセンサ処理サーバに送信することと、を実行させる。
【0014】
上記目的を達成するため、本発明の一態様に係るゲートウェイ制御方法は、キュービクルに搭載された漏洩電流センサから、漏電データを受信し、受信した前記漏電データが異常に関する所定の条件を満たす場合、警報データを生成し、前記警報データに、自装置を特定する管理データを対応付けて警報処理サーバに送信し、前記キュービクルに搭載されているセンサにより検出されたセンサデータを受信し、前記警報データを生成した場合、受信済みの前記センサデータから、前記警報データが発報された時点から所定の時間遡った期間内に検出されたセンサデータを抽出し、抽出した前記期間内のセンサデータに対して統計演算を施すことにより加工済センサデータを生成し、前記加工済センサデータに、前記管理データを対応付けてセンサ処理サーバに送信する。
【0015】
上記目的を達成するため、本発明の一態様に係るゲートウェイ制御方法は、キュービクルに搭載されている漏洩電流センサから、漏電データの異常を示す警報データを受信し、前記警報データに、自装置を特定する管理データを対応付けて警報処理サーバに送信し、前記キュービクルに搭載されているセンサにより検出されたセンサデータを受信し、前記警報データを受信した場合、受信済みの前記センサデータから、前記警報データが発報された時点から所定の時間遡った期間内に検出されたセンサデータを抽出し、抽出した前記期間内のセンサデータに対して統計演算を施すことにより加工済センサデータを生成し、前記加工済センサデータに、前記管理データを対応付けてセンサ処理サーバに送信する。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、電気保安技術者にキュービクルの状態に関する多様な情報を提供して活用させることができるゲートウェイ、ゲートウェイ制御プログラム及びゲートウェイ制御方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】第1実施形態に係る電気設備保安システムの一例を示す図である。
図2】第1実施形態に係るゲートウェイのハードウェア構成の一例を示す図である。
図3】第1実施形態に係るゲートウェイのソフトウェア構成の一例を示す図である。
図4】第1実施形態に係る判定条件の一例を示す図である。
図5】第1実施形態に係るゲートウェイにより実行される処理の一例を示すフローチャートである。
図6】第2実施形態に係るゲートウェイにより実行される処理の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0018】
[第1実施形態]
図1から図5を参照しながら実施形態に係るゲートウェイ、ゲートウェイ制御プログラム及びゲートウェイ制御方法について説明する。
【0019】
図1は、実施形態に係る電気設備保安システムの一例を示す図である。図1に示した電気設備保安システム1は、主にビル等の受変電設備の保安監視を目的として使用されるシステムである。電気設備保安システム1は、キュービクル10と、警報処理サーバ21と、センサ処理サーバ22とを備える。
【0020】
キュービクル10は、変電所等からビル等に供給される電力の電圧をビル等で一般的に使用される電圧まで下げる設備である。図1に示すように、キュービクル10は、漏洩電流センサ11と、センサ12-1、…及びセンサ12-k(k:1以上の整数)と、インターフェイスボックス13と、ゲートウェイ14とを備える。
【0021】
漏洩電流センサ11は、キュービクル10に搭載されており、キュービクル10の内部で漏電の状況を計測する装置である。漏洩電流センサ11は、計測した漏電の状況を示す漏電データを、データ管理情報及び時刻情報を付与したうえでゲートウェイ14に送信する。また、ゲートウェイ14(または漏洩電流センサ11)が不具合などを検知した場合には、ゲートウェイ14は、受変電設備を特定する管理データと時刻を付与した警報データを、警報処理サーバ21に対して送信する。
【0022】
センサ12-1、…及びセンサ12-kは、キュービクル10に設置されており、電流、電圧、温度、湿度、オゾンの濃度、臭い、超音波及び音波等の少なくとも一つを計測するセンサである。センサ12-1、…及びセンサ12-kは、いずれも自身が検出した結果に基づく情報を示すセンサデータをインターフェイスボックス13に送信する。
【0023】
インターフェイスボックス13はセンサ12-1、…及びセンサ12-kから受け取ったデータをデジタル化し、デジタル化したデータに時刻情報を付与したうえで、ゲートウェイ14に送信する。
【0024】
図2は、実施形態に係るゲートウェイのハードウェア構成の一例を示す図である。図2に示すように、ゲートウェイ14は、プロセッサ141と、主記憶装置142と、通信インターフェース143と、補助記憶装置144と、バス145と、クロック146とを備える。
【0025】
プロセッサ141は、例えば、CPU(Central Processing Unit)であり、ゲートウェイ制御プログラムを読み出して実行し、ゲートウェイ14が有する各機能を実現させる。また、プロセッサ141は、ゲートウェイ制御プログラム以外のプログラムを読み出して実行し、ゲートウェイ14が有する各機能を実現させる上で必要な機能を実現させてもよい。
【0026】
主記憶装置142は、例えば、RAM(Random Access Memory)であり、プロセッサ141により読み出されて実行されるゲートウェイ制御プログラムその他のプログラムを予め記憶している。
【0027】
通信インターフェース143は、ネットワークを介して他の機器と通信を実行するためのインターフェィス回路である。また、ネットワークは、例えば、WAN(Wide Area Network)、LAN(Local Area Network)、インターネット、イントラネットである。
【0028】
補助記憶装置144は、例えば、ハードディスクドライブ(HDD:Hard Disk Drive)、ソリッドステートドライブ(SSD:Solid State Drive)、フラッシュメモリ(Flash Memory)、ROM(Read Only Memory)である。
【0029】
バス145は、プロセッサ141、主記憶装置142、通信インターフェース143及び補助記憶装置144を互いにデータの送受信が可能なように接続している。
クロック146は、センサ処理サーバ22が備えるクロック(不図示)と時刻同期されている。プロセッサ141は、クロック146から時刻を読み出すことにより、センサ処理サーバ22が備えるクロックと同期した時刻のタイムスタンプを、種々の情報に付与することができる。
【0030】
次に、図3を参照しながらゲートウェイ14のソフトウェア構成について説明する。図3は、実施形態に係るゲートウェイのソフトウェア構成の一例を示す図である。図3に示すように、ゲートウェイ14は、第一受信部1411と、第二受信部1412と、加工済センサデータ生成部1413と、データ格納部1414と、判定部1415と、第一送信部1416と、第二送信部1417とを備える。第一受信部1411、第二受信部1412、加工済センサデータ生成部1413、データ格納部1414、判定部1415、第一送信部1416及び第二送信部1417は、いずれもプロセッサ141が主記憶装置142に格納されているゲートウェイ制御プログラムを読み出して実行することにより実現される。
【0031】
第一受信部1411は、漏洩電流センサ11から漏洩電流データを受信する。この漏洩電流データには、時刻情報が付与されている。すなわち、第一受信部1411は、漏洩電流センサ11から漏洩電流データと時刻情報とを受信する。
なお、第一受信部1411は、漏洩電流センサ11からの漏洩電流データの受信に応じて、クロック146から時刻情報を受信するように構成されていてもよい。
【0032】
第二受信部1412は、インターフェイスボックス13を介してセンサ12-1、…及びセンサ12-kからセンサデータを受信する。このセンサデータには、時刻情報が付与されている。すなわち、第二受信部1412は、センサデータと時刻情報とを受信する。
【0033】
データ格納部1414は、第一受信部1411が受信した漏洩電流データおよび時刻情報と、第二受信部1412が受信したセンサデータおよび時刻情報とを、必要に応じて一定期間記憶媒体に格納する。また、データ格納部1414は、加工済センサデータを記憶媒体に格納してもよい。
【0034】
判定部1415は、第一受信部1411が受信した漏洩電流データや、第二受信部1412が受信したセンサデータが、所定の条件を満たしているか否かを判定する。ここで言う所定の条件は、例えば、ビル等の電気設備の保安に関する法令により制定されている条件である。判定部1415による判定条件の一例を図4に示す。
【0035】
図4は、本実施形態の判定部による判定条件の一例を示す図である。同図に示す一例において、警報の種類「警戒発生」と、第一条件「50mA以上の漏洩電流が1分以上発生した状態」とが対応付けられている。警報の種類「警戒連続」と、第一条件「50mA以上の漏洩電流が5分以上継続中の状態」とが対応付けられている。警報の種類「絶縁鎖錠50mA」と、第一条件「警戒発生から30分以内に、同一項目が3回検出された場合」とが対応付けられている。第一条件を満たすことは、警報を送信すべきであることを示す。
また、警報の種類が「警戒連続」及び「絶縁鎖錠50mA」には、第二条件「〇」が対応付けられている。第二条件「〇」は、警報データとセンサデータとを送信すべきであることを示す。
つまり、第一条件を満たしかつ第二条件が「〇」の場合には、警報データとセンサデータとを送信すべきであり、第一条件を満たしかつ第二条件が無印の場合には、警報データを送信すべきである(センサデータは送信すべきでない)ことを示す。
【0036】
図3に戻り、加工済センサデータ生成部1413は、漏洩電流データを含むセンサデータにより示されている情報に基づいて加工済センサデータを生成する。例えば、加工済センサデータ生成部1413は、常に一時間前までの期間内において一秒間での最大値を当該期間の分だけ示す加工済センサデータを生成する。或いは、加工済センサデータ生成部1413は、常に七日間前までの期間内において一分間での平均値を示す加工済センサデータを生成する。或いは、加工済センサデータ生成部1413は、Tr電流(負荷電流)の毎日の最大値及び最小値を示す加工済センサデータを生成する。
【0037】
第一送信部1416は、警報データ及び時刻情報にゲートウェイを識別する管理データを付して、警報処理サーバ21に送信する。警報処理サーバ21は、キュービクル10の内部で漏電等の不具合が発生したことを示す警報を受信し、電気保安技術者及びビル等の管理者の少なくとも一方に当該警報を提示するために使用されるサーバである。また、第一送信部1416は、警報データにより示されている警報が所定の条件を満たしていると判定部1415により判定された場合に、警報データ及び時刻情報にゲートウェイを識別する管理データを警報処理サーバ21に送信してもよい。その後、警報データにより示されている情報は、警報処理サーバ21により電気保安技術者、キュービクル10を管理している者等に提示される。
【0038】
なお、管理データは、複数のゲートウェイの中から特定のゲートウェイを識別する情報である。管理データは、警報処理サーバ21やセンサ処理サーバ22において、契約情報等と関連付けられている情報である。警報処理サーバ21及びセンサ処理サーバ22は、管理データをもとにキュービクルを識別することができる。
【0039】
第二送信部1417は、センサデータ及び時刻情報に、ゲートウェイを識別する管理データを付与して、センサ処理サーバ22に送信する。センサ処理サーバ22は、キュービクル10に搭載されているセンサにより検出された結果に基づく情報を受信し、電気保安技術者及びビル等の管理者の少なくとも一方に当該情報を提示するために使用されるサーバである。また、第二送信部1417は、センサデータにより示されている情報が所定の条件を満たしていると判定された場合に、センサデータ及び時刻情報に管理データを付与して、センサ処理サーバに送信してもよい。さらに、第二送信部1417は、加工済センサデータ生成部1413により加工済センサデータが生成されている場合、加工済センサデータをセンサ処理サーバ22に送信してもよい。その後、センサデータにより示されている情報は、電気保安技術者、センサ処理サーバ22によりキュービクル10を管理している者等に提示される。
【0040】
次に、図5を参照しながらゲートウェイ14により実行される処理の一例を説明する。
図5は、実施形態に係るゲートウェイにより実行される処理の一例を示すフローチャートである。なお、図5に示した各ステップは、可能な範囲で順序を変更して実行されてもよいし、適宜省略されてもよい。
【0041】
ステップS110において、第一受信部1411は、漏洩電流センサ11から漏洩電流データと時刻情報とを受信する。この場合、漏洩電流センサ11から受信した漏洩電流データには、漏洩電流センサ11から送信された時刻情報がタイムスタンプとして付与されていることになる。
なお、第一受信部1411は、漏洩電流センサ11からの漏洩電流データの受信に応じて、クロック146から時刻情報を受信するように構成されていてもよい。この場合には、第一受信部1411は、クロック146から時刻情報を受信する。第一受信部1411は、受信した漏洩電流データと時刻情報とを対応付ける。この結果、漏洩電流データに対して、時刻情報がタイムスタンプとして付与される。
すなわち、漏洩電流センサ11から漏洩電流データと時刻情報とを受信する場合と、漏洩電流センサ11から漏洩電流データを受信し、クロック146から時刻情報を受信する場合と、のいずれの場合においても、漏洩電流データに対して、時刻情報がタイムスタンプとして付与されることになる。
第一受信部1411が受信する漏洩電流データと、時刻情報とをまとめて第一データともいう。すなわち、第一受信部1411は、漏洩電流データと、時刻情報とを第一データとして受信する。なお、漏洩電流データのことを省略して漏電データともいう。
【0042】
ステップS120において、判定部1415は、漏洩電流データが示す漏洩電流の状態が、警報発報の条件(例えば、図4に示した第一条件)を満たすか否かを判定する。
ステップS130において、判定部1415は、漏洩電流の状態が、警報発報の条件を満たすと判定した場合(ステップS130;Yes)には、処理をステップS140に進める。判定部1415は、警報発報の条件を満たさない場合(ステップS130;No)には、正常であると判定して処理を終了する。
【0043】
ステップS140において、判定部1415は、警報の種類が所定の種類(例えば、図4に示した第二条件が「〇」である種類)であるか否かを判定する。判定部1415は、警報の種類が所定の種類である場合、例えば「警戒連続」あるいは「絶縁鎖錠50mA」である場合(ステップS140;Yes)には、センサデータを送信すべきと判定し、処理をステップS150に進める。判定部1415は、警報の種類が所定の種類ではない場合、例えば「警戒発生」である場合(ステップS140;No)には、センサデータを送信しないと判定し、処理をステップS180に進める。
【0044】
ステップS150において、加工済センサデータ生成部1413は、第一受信部1411が受信した第一データの時刻(タイムスタンプ)を確認する。
ステップS160において、加工済センサデータ生成部1413は、ステップS150において確認した時刻に基づいて、データ格納部1414に格納されているセンサデータの中から、所定の時間範囲(例えば、第一データのタイムスタンプの時刻の直近一時間)のセンサデータを抽出して、加工済センサデータを生成する。
ステップS170において、第二送信部1417は、ステップS160において生成された加工済センサデータに、ゲートウェイを識別する管理データを付与して、センサ処理サーバ22に送信する。
【0045】
ステップS180において、第一送信部1416は、漏洩電流データあるいはセンサデータから警報データを生成して、生成した警報データ及び時刻情報にゲートウェイを識別する管理データを付与して、警報処理サーバ21に送信する。
【0046】
以上、第1実施形態に係るゲートウェイ14について説明した。上述したゲートウェイ14によれば、警報処理サーバ21により警報の提示を受けた電気保安技術者、キュービクル10を管理している者等が第一キュービクルデータと第二キュービクルとを対応付けることを可能にし、当該警報に関するセンサデータにより示される内容を確認することを可能にすることができる。したがって、ゲートウェイ14は、電気保安技術者にキュービクルの状態に関する多様な情報を提供して活用させることができる。また、この効果は、警報処理サーバ21と、センサ処理サーバ22とが互いに独立している場合であっても奏される。
【0047】
また、ゲートウェイ14は、センサデータにより示されている情報に基づいて加工済センサデータを生成し、加工済センサデータを記憶媒体に格納する。これにより、ゲートウェイ14は、警報が発報された時点から所定の期間遡った期間内における情報を警報処理サーバ21により警報の提示を受けた電気保安技術者、キュービクル10を管理している者等が確認し、キュービクル10の不具合等に対して効果的な方策を実施し易くすることを可能にすることができる。
また、キュービクル内の装置の時計は同期が取れた状態であるため、警報発報の時刻と所定の期間遡った加工済センサデータの抽出時間とは、同期がとれた時刻になっている。そのため、本実施形態のゲートウェイ14によれば、例えば警報が乱発するような状況となっても、警報と加工済センサデータは、管理データと時刻データとを使用して、正しく対応が取れた状態で確認することができる。
【0048】
また、ゲートウェイ14は、警報データにより示されている警報が所定の条件を満たしていると判定された場合、警報データ、第一キュービクルデータ及び管理データを警報処理サーバ21に送信する。これにより、ゲートウェイ14は、必要性が比較的高い場合に、警報データを警報処理サーバ21に送信することができる。
【0049】
また、ゲートウェイ14は、センサデータにより示されている情報が所定の条件を満たしていると判定された場合、センサデータ及び第二キュービクルデータをセンサ処理サーバ22に送信する。これにより、ゲートウェイ14は、必要性が比較的高い場合に、センサデータをセンサ処理サーバ22に送信することができる。
【0050】
なお、図3に示したゲートウェイ14が有する機能の少なくとも一部は、LSI(Large Scale Integration)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、GPU(Graphics Processing Unit)等の回路部(circuitry)を含むハードウェアにより実現されてもよい。或いは、図3に示したゲートウェイ14が有する機能の少なくとも一部は、ソフトウェアとハードウェアの協働により実現されてもよい。また、これらのハードウェアは、一つに統合されていてもよいし、複数に分かれていてもよい。
【0051】
[第2実施形態]
図6を参照しながら第2実施形態に係るゲートウェイ、ゲートウェイ制御プログラム及びゲートウェイ制御方法について説明する。本実施形態においては、漏洩電流センサ11が警報データを生成する機能を有する点で、上述した第1実施形態と異なる。なお、第1実施形態と同一の構成や機能については同一の符号を付してその説明を省略する。
【0052】
図6は、第2実施形態に係るゲートウェイにより実行される処理の一例を示すフローチャートである。
ステップS210において、第一受信部1411は、漏洩電流センサ11から警報データ、漏洩電流データ及び時刻情報を受信する。本実施形態の漏洩電流センサ11は、漏洩電流の状態が所定の判定基準を満たしているか否かを判定する機能を有している。したがって、第一受信部1411が、漏洩電流センサ11から警報データ、漏洩電流データ及び時刻情報を受信した場合には、上述した第一条件を満たしていると推定できる。
ステップS220において、判定部1415は、ステップS210において受信した警報データが示す警報の種類が、所定の種類(例えば、図4に示した第二条件が「〇」である種類)であるか否かを判定する。判定部1415は、警報の種類が所定の種類である場合、例えば「警戒連続」あるいは「絶縁鎖錠50mA」である場合(ステップS220;Yes)には、センサデータを送信すべきと判定し、処理をステップS230に進める。判定部1415は、警報の種類が所定の種類ではない場合、例えば「警戒発生」である場合(ステップS220;No)には、センサデータを送信しないと判定し、処理をステップS260に進める。
【0053】
ステップS230において、加工済センサデータ生成部1413は、第一受信部1411が受信した警報データの時刻(タイムスタンプ)を確認する。
ステップS240において、加工済センサデータ生成部1413は、ステップS230において確認した時刻に基づいて、データ格納部1414に格納されているセンサデータの中から、所定の時間範囲(例えば、警報データのタイムスタンプの時刻の直近一時間)のセンサデータを抽出して、加工済センサデータを生成する。
ステップS250において、第二送信部1417は、クロック146から時刻情報を受信する。さらに、第二送信部1417は、ステップS240において生成された加工済センサデータに、受信した時刻情報と、ゲートウェイを識別する管理データとを付与して、センサ処理サーバ22に送信する。すなわち、第二送信部1417は、加工済センサデータに送信時刻のタイムスタンプと管理データとを付与して、センサ処理サーバ22に送信する。
【0054】
ステップS260において、第一送信部1416は、クロック146から時刻情報を受信する。さらに、第一送信部1416は、警報データに、受信した時刻情報と、ゲートウェイを識別する管理データとを付与して、警報処理サーバ21に送信する。すなわち、第一送信部1416は、警報データに送信時刻(つまり、警報発生時刻)のタイムスタンプと管理データとを付与して、警報処理サーバ21に送信する。
【0055】
上述のように構成されたゲートウェイ14によっても、必要性が比較的高い場合に、警報データを警報処理サーバ21に送信することができる。
【0056】
なお、ゲートウェイ14は、インターフェイスボックス13から取得したセンサデータに基づいて警報の要否を判定してもよい。この場合に、ゲートウェイ14は、警報が必要であると判定した時刻の直前の所定時間範囲のセンサデータと漏洩電流データとを、外部サーバ等に送信するように構成されていてもよい。
また、ゲートウェイ14は、漏洩電流データ、センサデータとは異なる他の要因(例えば、装置の故障など)に基づいて警報の要否を判定してもよい。この場合に、ゲートウェイ14は、警報が必要であると判定した時刻の直前の所定時間範囲のセンサデータと漏洩電流データとを、外部サーバ等に送信するように構成されていてもよい。
【0057】
また、本実施形態では、警報処理サーバ21と、センサ処理サーバ22とが個別のサーバ装置として構成されている場合を一例として説明したが、これに限られない。警報処理サーバ21と、センサ処理サーバ22とは、同一のサーバ装置、あるいは一体化されたサーバ装置として構成されていてもよい。
【0058】
以上、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明した。ただし、ゲートウェイ、ゲートウェイ制御プログラム及びゲートウェイ制御方法は、上述した実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形、置換、組み合わせ及び設計変更の少なくとも一つを加えることができる。
【0059】
また、上述した本発明の実施形態の効果は、一例として説明した効果である。したがって、本発明の実施形態は、上述した効果以外にも上述した実施形態の記載から当業者が認識し得る他の効果も奏し得る。
【符号の説明】
【0060】
1…電気設備保安システム、10…キュービクル、11…漏洩電流センサ、12-1,…,12-k…センサ、13…インターフェイスボックス、14…ゲートウェイ、141…プロセッサ、142…主記憶装置、143…通信インターフェース、144…補助記憶装置、145…バス、1411…第一受信部、1412…第二受信部、1413…加工済センサデータ生成部、1414…データ格納部、1415…判定部、1416…第一送信部、1417…第二送信部、21…警報処理サーバ、22…センサ処理サーバ
【要約】
【課題】電気保安技術者にキュービクルの状態に関する多様な情報を提供して活用させること。
【解決手段】ゲートウェイは、キュービクルに搭載された漏洩電流センサから、漏電データを受信する第一受信部と、受信した漏電データが異常に関する所定の条件を満たす場合、警報データを生成する警報データ生成部と、警報データに、自装置を特定する管理データを対応付けて警報処理サーバに送信する第一送信部と、キュービクルに搭載されているセンサにより検出されたセンサデータを受信する第二受信部と、警報データ生成部が警報データを生成した場合、受信済みのセンサデータから、警報データが発報された時点から所定の時間遡った期間内に検出されたセンサデータを抽出し、加工済センサデータを生成する加工済センサデータ生成部と、加工済センサデータに、管理データを対応付けてセンサ処理サーバに送信する第二送信部と、を備える。
【選択図】図3
図1
図2
図3
図4
図5
図6