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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-01-04
(45)【発行日】2023-01-13
(54)【発明の名称】呼吸マスク、及び換気療法デバイス
(51)【国際特許分類】
   A61M 16/06 20060101AFI20230105BHJP
【FI】
A61M16/06 A
【請求項の数】 22
(21)【出願番号】P 2021538481
(86)(22)【出願日】2019-12-27
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2022-02-24
(86)【国際出願番号】 CN2019129341
(87)【国際公開番号】W WO2020135760
(87)【国際公開日】2020-07-02
【審査請求日】2021-06-29
(31)【優先権主張番号】201811646330.2
(32)【優先日】2018-12-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】521286592
【氏名又は名称】天津▲覺▼明科技有限公司
【氏名又は名称原語表記】TIANJIN JUEMING TECHNOLOGY CO., LTD.
(74)【代理人】
【識別番号】110000729
【氏名又は名称】特許業務法人 ユニアス国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】周 明▲チャオ▼
(72)【発明者】
【氏名】王 ▲亞▼杰
(72)【発明者】
【氏名】庄 志
【審査官】村上 勝見
(56)【参考文献】
【文献】特表2014-520576(JP,A)
【文献】特開2018-167080(JP,A)
【文献】特開2009-050707(JP,A)
【文献】特表2014-517735(JP,A)
【文献】特表2013-540032(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2016/0008558(US,A1)
【文献】中国特許出願公開第105079933(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61M 16/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ライナーユニット、湾曲管ユニット、及び前記ライナーユニットと前記湾曲管ユニットとの間に設けられた接続ユニットを含む呼吸マスクであって、
前記ライナーユニットはカップ(6)を含み、前記接続ユニットはフレーム(1)と接続部材(2)を含み、前記湾曲管ユニットは湾曲管(3)を含み、前記接続部材(2)と前記フレーム(1)との間排気チャンネル(4)が形成され、前記排気チャンネル(4)は、前記湾曲管(3)の周辺へ分散して排出するように呼吸排気を案内できるように構成され、
前記接続部材(2)は前記フレーム(1)に接続するための外側壁面を有し、前記排気チャンネル(4)は前記外側壁面と前記フレーム(1)との間に形成され、
前記フレーム(1)は前記接続部材(2)を装着する装着キャビティを含み、前記装着キャビティは同軸に連通している円柱キャビティとディスクキャビティを含み、前記ディスクキャビティが前記湾曲管(3)に接近して設けられ、前記フレーム(1)は前記円柱キャビティを画定する第1の壁面(11)と、前記ディスクキャビティを画定する第2の壁面(12)とをさらに含み、
前記接続部材(2)の前記外側壁面は、前記第1の壁面(11)に対応する円柱面(22)と、前記第2の壁面(12)に対応するディスク面(23)とを含み、前記第1の壁面(11)と前記円柱面(22)との間、前記第2の壁面(12)と前記ディスク面(23)との間では、前記装着キャビティの径方向に、前記排気チャンネル(4)となる隙間を有する、
ことを特徴とする呼吸マスク。
【請求項2】
前記ディスクキャビティの直径が、前記円柱キャビティから離れた方向に沿って逓増し、前記第1の壁面(11)と前記第2の壁面(12)は第1の円弧(13)を介して遷移的に接続され、及び/又は
前記円柱面(22)と前記ディスク面(23)は第2の円弧(24)を介して遷移的に接続される、ことを特徴とする請求項に記載の呼吸マスク。
【請求項3】
前記ディスクキャビティの母線と前記ディスクキャビティの底面との間の夾角βが、0~75°、好ましくは10~30°である、ことを特徴とする請求項に記載の呼吸マスク。
【請求項4】
前記ディスク面(23)に第2の突起(231)が突設され、前記ディスク面(23)から離れた前記第2の突起(231)の第2の面が前記第2の壁面(12)に当接するように構成され、又は前記第2の壁面(12)に第2の突起(231)が突設され、前記第2の壁面(12)から離れた前記第2の突起(231)の第2の面が前記ディスク面(23)に当接するように構成される、ことを特徴とする請求項に記載の呼吸マスク。
【請求項5】
前記ディスク面(23)の母線と前記ディスクキャビティの母線が平行であり、前記第2の突起(231)の突出高さは0.05~0.6mm、好ましくは0.05~0.2mmであり、及び/又は
前記ディスク面(23)又は前記第2の壁面(12)に前記ディスク面(23)又は前記第2の壁面(12)の周方向に間隔を空けて配列された複数の前記第2の突起(231)が設けられる、ことを特徴とする請求項に記載の呼吸マスク。
【請求項6】
前記接続部材(2)はバックル構造を介して前記フレーム(1)に接続され、前記バックル構造は、前記外側壁面に設けられた第1のバックルと、前記フレーム(1)に設けられ前記第1のバックルと嵌め合う第2のバックルとを含む、ことを特徴とする請求項1~5のいずれか1項に記載の呼吸マスク。
【請求項7】
前記第1のバックルは、前記円柱面(22)に突設され、前記円柱面(22)の周方向に沿って延在している環状ボス(221)であり、前記第2のバックルは前記第1の壁面(11)に突設された第1の突起(111)であり、前記接続部材(2)は前記環状ボス(221)を介して前記第1の突起(111)に押し当たる、ことを特徴とする請求項に記載の呼吸マスク。
【請求項8】
前記第1の突起(111)の幅が、前記円柱キャビティの軸方向において前記環状ボス(221)に向かう方向に沿って次第に増大し、及び/又は
前記第1の壁面(11)から離れた前記第1の突起(111)の第1の面(112)のうち前記第2の壁面(12)に近い一端は前記第2の壁面(12)まで延び、前記第2の壁面(12)と共面である、ことを特徴とする請求項に記載の呼吸マスク。
【請求項9】
前記第1の壁面(11)に複数の前記第1の突起(111)が設けられ、複数の前記第1の突起(111)は前記第1の壁面(11)の周方向に間隔を空けて配列され、及び/又は
前記フレーム(1)に対する前記接続部材(2)の回転を防止する回転防止構造を含む、ことを特徴とする請求項に記載の呼吸マスク。
【請求項10】
前記回転防止構造は、前記円柱面(22)に突設されたフランジ(222)と、前記第1の突起(111)に形成され前記フランジ(222)を嵌め込む溝(113)とを含む、ことを特徴とする請求項に記載の呼吸マスク。
【請求項11】
換気療法デバイスであって、
治療ガスを発生させる本体と、前記本体の吹き出し口に連通している呼吸マスクとを含み、該呼吸マスクは請求項1~10のいずれか1項に記載の呼吸マスクである、ことを特徴とする換気療法デバイス。
【請求項12】
ライナーユニット、湾曲管ユニット、及び前記ライナーユニットと前記湾曲管ユニットとの間に設けられた接続ユニットを含む呼吸マスクであって、
前記接続ユニットはフレーム(1)と接続部材(2)を含み、前記湾曲管ユニットは湾曲管(3)を含み、前記接続部材(2)と前記フレーム(1)との間排気チャンネル(4)が形成され、前記排気チャンネル(4)は、前記湾曲管(3)の周辺へ分散して排出するように呼吸排気を案内できるように構成され、
前記接続部材(2)は、前記フレーム(1)に接続するための外側壁面を有し、前記排気チャンネル(4)は前記外側壁面と前記フレーム(1)との間に形成され、
前記フレーム(1)は、前記接続部材(2)を装着する装着キャビティを含み、前記装着キャビティは、同軸に連通している円柱キャビティとディスクキャビティを含み、前記ディスクキャビティが前記湾曲管(3)に接近して設けられ、前記フレーム(1)は、前記円柱キャビティを画定する第1の壁面(11)と、前記ディスクキャビティを画定する第2の壁面(12)とをさらに含み、
前記接続部材(2)の前記外側壁面は、前記第1の壁面(11)に対応する円柱面(22)と、前記第2の壁面(12)に対応するディスク面(23)とを含み、前記第1の壁面(11)と前記円柱面(22)との間、前記第2の壁面(12)と前記ディスク面(23)との間では、前記装着キャビティの径方向に、前記排気チャンネル(4)となる隙間を有する、
ことを特徴とする呼吸マスク。
【請求項13】
前記ディスクキャビティの直径が、前記円柱キャビティから離れた方向に沿って逓増し、前記第1の壁面(11)と前記第2の壁面(12)は第1の円弧(13)を介して遷移的に接続され、及び/又は
前記円柱面(22)と前記ディスク面(23)は第2の円弧(24)を介して遷移的に接続される、ことを特徴とする請求項12に記載の呼吸マスク。
【請求項14】
前記ディスクキャビティの母線と前記ディスクキャビティの底面との間の夾角βが、0~75°、好ましくは10~30°である、ことを特徴とする請求項13に記載の呼吸マスク。
【請求項15】
前記ディスク面(23)に第2の突起(231)が突設され、前記ディスク面(23)から離れた前記第2の突起(231)の第2の面が前記第2の壁面(12)に当接するように構成され、又は前記第2の壁面(12)に第2の突起(231)が突設され、前記第2の壁面(12)から離れた前記第2の突起(231)の第2の面が前記ディスク面(23)に当接するように構成される、ことを特徴とする請求項12に記載の呼吸マスク。
【請求項16】
前記ディスク面(23)の母線と前記ディスクキャビティの母線が平行であり、前記第2の突起(231)の突出高さは0.05~0.6mm、好ましくは0.05~0.2mmであり、及び/又は
前記ディスク面(23)又は前記第2の壁面(12)に前記ディスク面(23)又は前記第2の壁面(12)の周方向に間隔を空けて配列された複数の前記第2の突起(231)が設けられる、ことを特徴とする請求項15に記載の呼吸マスク。
【請求項17】
前記接続部材(2)はバックル構造を介して前記フレーム(1)に接続され、前記バックル構造は、前記外側壁面に設けられた第1のバックルと、前記フレーム(1)に設けられ前記第1のバックルと嵌め合う第2のバックルとを含む、ことを特徴とする請求項12~16のいずれか1項に記載の呼吸マスク。
【請求項18】
前記第1のバックルは、前記円柱面(22)に突設され、前記円柱面(22)の周方向に沿って延在している環状ボス(221)であり、前記第2のバックルは前記第1の壁面(11)に突設された第1の突起(111)であり、前記接続部材(2)は前記環状ボス(221)を介して前記第1の突起(111)に押し当たる、ことを特徴とする請求項17に記載の呼吸マスク。
【請求項19】
前記第1の突起(111)の幅が、前記円柱キャビティの軸方向において前記環状ボス(221)に向かう方向に沿って次第に増大し、及び/又は
前記第1の壁面(11)から離れた前記第1の突起(111)の第1の面(112)のうち前記第2の壁面(12)に近い一端は前記第2の壁面(12)まで延び、前記第2の壁面(12)と共面である、ことを特徴とする請求項18に記載の呼吸マスク。
【請求項20】
前記第1の壁面(11)に複数の前記第1の突起(111)が設けられ、複数の前記第1の突起(111)は前記第1の壁面(11)の周方向に間隔を空けて配列され、及び/又は
前記フレーム(1)に対する前記接続部材(2)の回転を防止する回転防止構造を含む、ことを特徴とする請求項19に記載の呼吸マスク。
【請求項21】
前記回転防止構造は、前記円柱面(22)に突設されたフランジ(222)と、前記第1の突起(111)に形成され前記フランジ(222)を嵌め込む溝(113)とを含む、ことを特徴とする請求項20に記載の呼吸マスク。
【請求項22】
換気療法デバイスであって、
治療ガスを発生させる本体と、前記本体の吹き出し口に連通している呼吸マスクとを含み、該呼吸マスクは請求項12~21のいずれか1項に記載の呼吸マスクである、ことを特徴とする換気療法デバイス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は換気療法デバイスの分野に関し、具体的には、呼吸マスク、及び該呼吸マスクを備えた換気療法デバイスに関する。
<関連出願の相互参照>
【0002】
本出願は、2018年12月29日に提出された発明の名称が「呼吸マスク、及び換気療法デバイス」である中国特許出願CN201811646330.2の優先権を主張しており、該出願の全内容は引用によりここに組み込まれる。
【背景技術】
【0003】
非侵襲的陽圧換気法は閉塞性睡眠時無呼吸症(OSA)、慢性閉塞性肺気腫(COPD)などの疾患の治療に広く利用されている。外科手術によってチューブを患者の気道に挿入する必要せず、送風機を用いてパイプライン及び患者側インターフェース装置を介して患者の気道へ持続的な加圧換気(CPAP)又は可変の加圧換気を印加する。
【0004】
非侵襲的換気療法では、患者側インターフェース装置には、通常、鼻マスク、口鼻マスク、鼻枕マスク、及びフルフェイスマスクなどのタイプの呼吸マスクがある。呼吸マスクの代表的な構成には、フレーム、ライナー、湾曲管、接続部材やストラップなどの部品があり、ライナーはフレームに固定され、ライナーとフレームの両方によりガス室が形成され、湾曲管が接続部材を介してフレームに接続されて治療ガスをガス室に送り、ストラップは患者の頭部に接続されて呼吸マスクを患者の頭部の適切な位置に固定する。ライナーは、使用する際には、患者の顔部に接触して且つ顔部とシールし、患者の口及び/又は鼻がガス室内にある。
【0005】
呼吸マスクの使用中、呼吸排気をマスクの外に排出する必要があり、このため、呼吸排気を順調に排出するために、通常、呼吸マスクに排気孔が設けられる。しかし、従来の呼吸マスクでは、通常、排気孔が湾曲管又はフレームに設けられ、排気量を確保するために、通常、孔径が大きく、その結果、マスクによる排気騒音が大きくなり、しかも、排出される気体が隣の人に邪魔をもたらす。
【0006】
上記問題を解決するために、現在、小孔排気を用いた呼吸マスクもあり、例えば図1及び図2に示す呼吸マスクでは、排気小孔31’が湾曲管3’(図1参照)又はフレーム1’にクラスタ状で集中して配置される(図2参照)。しかし、小孔直径及び成形が金型の影響を大きく受けるため、製造しにくくなり、且つコストが高く、且つ空間が限られるので、小孔排気の方向により気流が隣の人に吹き当たり、患者自体及び隣の人の睡眠の品質に影響を与える。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の目的は、呼吸マスクの排気騒音を低減させながら、排出される気流が隣の人に吹きあたることを回避する呼吸マスク、及び該呼吸マスクを備えた換気療法デバイスを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、本発明の一態様は呼吸マスクを提供し、前記呼吸マスクは、ライナーユニット、湾曲管ユニット、及び前記ライナーユニットと前記湾曲管ユニットとの間に設けられた接続ユニットを含み、前記ライナーユニットはカップを含み、前記接続ユニットはフレームと接続部材を含み、前記湾曲管ユニットは湾曲管を含み、前記接続部材と前記フレームとの間及び/又は前記カップと前記フレームとの間に排気チャンネルが形成され、前記排気チャンネルは、前記湾曲管の周辺へ分散して排出するように呼吸排気を案内できるように構成される。本発明の呼吸マスクでは、接続部材とフレームとの間及び/又はカップとフレームとの間に排気チャンネルが設けられ、排気チャンネルが湾曲管の周辺へ分散して排出するように呼吸排気を案内できるように構成され、それにより、該呼吸マスクを着用した患者の顔の向きにかかわらず、気流が隣の人に吹きあたることはなく、しかも、気流が環状で分散して排出されるため、排気騒音を効果的に低減させる。
【0009】
好ましくは、前記接続部材は前記フレームに接続するための外側壁面を有し、前記排気チャンネルは前記外側壁面と前記フレームとの間に形成される。
【0010】
好ましくは、前記フレームは前記接続部材を装着する装着キャビティを含み、前記装着キャビティは同軸に連通している円柱キャビティとディスクキャビティを含み、前記ディスクキャビティが前記湾曲管に接近して設けられ、前記フレームは、前記円柱キャビティを画定する第1の壁面と、前記ディスクキャビティを画定する第2の壁面とをさらに含み、
前記接続部材の前記外側壁面は、前記第1の壁面に対応する円柱面と、前記第2の壁面に対応するディスク面とを含み、前記第1の壁面と前記円柱面との間、前記第2の壁面と前記ディスク面との間では、前記装着キャビティの径方向に、前記排気チャンネルとなる隙間を有する。第2の壁面とディスク面の構造の特徴により、該隙間が湾曲管を取り囲む喇叭状となり、それにより、呼吸排気が湾曲管の周辺へ分散して排出される。
【0011】
好ましくは、前記ディスクキャビティの直径が、前記円柱キャビティから離れた方向に沿って逓増し、前記第1の壁面と前記第2の壁面は第1の円弧を介して遷移的に接続され、及び/又は
前記円柱面と前記ディスク面は第2の円弧を介して遷移的に接続される。それにより、呼吸排気の流動の連続性、順調さを確保し、流動抵抗を減らし、騒音を低減させる。
【0012】
好ましくは、前記ディスクキャビティの母線と前記ディスクキャビティの底面との間の夾角βが、0~75°、好ましくは10~30°である。この範囲内の夾角が排出気流の隣の人への邪魔を回避できる。
【0013】
好ましくは、前記ディスク面に第2の突起が突設され、前記ディスク面から離れた前記第2の突起の第2の面が、前記第2の壁面に当接するように構成され、又は前記第2の壁面に第2の突起が突設され、前記第2の壁面から離れた前記第2の突起の第2の面が前記ディスク面に当接するように構成される。第2の突起は、接続部材とフレームの組み立ての信頼性を向上させ、組み立てられた接続部材の軸方向での動きの自由度を低下させることができる。
【0014】
好ましくは、前記ディスク面の母線と前記ディスクキャビティの母線が平行であり、前記第2の突起の突出高さは0.05~0.6mm、好ましくは0.05~0.2mmであり、及び/又は
前記ディスク面又は前記第2の壁面に前記ディスク面又は前記第2の壁面の周方向に間隔を空けて配列された複数の前記第2の突起が設けられる。ディスク面の母線とディスクキャビティの母線が平行であることにより、排気量をさらに確保し、排気騒音を低減させ、第2の突起は上記効果をさらに高めることができる。
【0015】
好ましくは、前記接続部材はバックル構造を介して前記フレームに接続され、前記バックル構造は、前記外側壁面に設けられた第1のバックルと、前記フレームに設けられ前記第1のバックルと嵌め合う第2のバックルとを含む。
【0016】
好ましくは、前記第1のバックルは、前記円柱面に突設され、前記円柱面の周方向に沿って延在している環状ボスであり、前記第2のバックルは、前記第1の壁面に突設された第1の突起であり、前記接続部材は前記環状ボスを介して前記第1の突起に押し当たる。
【0017】
好ましくは、前記第1の突起の幅が、前記円柱キャビティの軸方向において前記環状ボスに向かう方向に沿って次第に増大し、それにより、環状のボスとの確実な係合を達成し、第1の突起の受け圧力が向上し、呼吸排気の排出に有利であり、及び/又は
前記第1の壁面から離れた前記第1の突起の第1の面のうち前記第2の壁面に近い一端は前記第2の壁面まで延び、前記第2の壁面と共面であり、それにより、気流が排気前部と排気後部との間でスムーズに遷移している。
【0018】
好ましくは、前記第1の壁面に複数の前記第1の突起が設けられ、複数の前記第1の突起は前記第1の壁面の周方向に間隔を空けて配列され、及び/又は
前記呼吸マスクは、前記フレームに対する前記接続部材の回転を防止する回転防止構造を含み、フレームに対する接続部材の回転を防止することができる。
【0019】
好ましくは、前記回転防止構造は、前記円柱面に突設されたフランジと、前記第1の突起に形成され前記フランジを嵌め込む溝とを含む。
【0020】
本発明は、呼吸マスクをさらに提供し、前記呼吸マスクは、ライナーユニット、湾曲管ユニット、及び前記ライナーユニットと前記湾曲管ユニットとの間に設けられた接続ユニットを含み、前記接続ユニットはフレームと接続部材を含み、前記湾曲管ユニットは湾曲管を含み、前記接続部材と前記フレームとの間及び/又は前記ライナーユニットと前記フレームとの間に排気チャンネルが形成され、前記排気チャンネルは、前記湾曲管の周辺へ分散して排出するように呼吸排気を案内できるように構成される。それにより、該呼吸マスクを着用した患者の顔の向きにかかわらず、気流が隣の人に吹きあたることはなく、しかも、気流が環状で分散して排出されるので、排気騒音を効果的に低減できる。
【0021】
本発明の別の態様は、治療ガスを発生させる本体と、前記本体の吹き出し口に連通している呼吸マスクとを含み、該呼吸マスクは以上のような呼吸マスクである換気療法デバイスを提供する。
【発明の効果】
【0022】
本発明の呼吸マスクは、接続部材とフレームとの間及び/又はカップとフレームとの間に排気チャンネルが設けられ、排気チャンネルが、湾曲管の周辺へ分散して排出するように呼吸排気を案内できるように構成されることによって、該呼吸マスクを着用した患者の顔の向きにかかわらず、気流が隣の人に吹きあたることはなく、しかも、気流が環状で分散して排出されるので、排気騒音を効果的に低減できる。
【0023】
本発明の他の特徴及び利点について、後の発明を実施するための形態の部分において詳しく説明する。
【図面の簡単な説明】
【0024】
図面は本発明をさらに理解するために提供され、明細書の一部を構成し、以下の発明を実施するための形態とともに本発明を解釈するために使用され、本発明を制限するものではない。図面には、
図1】従来技術の呼吸マスクの構造模式図である。
図2】従来技術の別の呼吸マスクの構造模式図である。
図3】本発明の呼吸マスクの一実施形態の斜視図である。
図4図3のA部の拡大図である。
図5図3の呼吸マスクの上面図である。
図6図5のB-B断面図である。
図7図6のC部の拡大図である。
図8】本発明のフレームの一実施形態の上面図である。
図9図8のD-D断面図である。
図10図8のE-E断面図である。
図11】本発明の接続部材の一実施形態の斜視図である。
図12図11の接続部材の上面図である。
図13図12のF-F断面図である。
図14】本発明の排気チャンネルの第1の実施形態の模式図である。
図15】本発明の排気チャンネルの第2の実施形態の模式図である。
図16】本発明の排気チャンネルの第3の実施形態の模式図である。
図17】本発明の排気チャンネルの第4の実施形態の模式図である。
図18】本発明の排気チャンネルの第5の実施形態の模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0025】
以下、図面を参照しながら本発明の具体的な実施形態を詳しく説明する。なお、ここで記載される具体的な実施形態は本発明を説明して解釈するためにのみ使用され、本発明を制限するものではない。
【0026】
本発明では、反対の説明がない限り、使用される方位用語、例えば「上、下」とは通常図面を参照して示す方位である。「内、外」とは、各部品自体の輪郭に対する内、外である。
【0027】
本発明の一態様は、呼吸マスクを提供し、前記呼吸マスクは、ライナーユニット、湾曲管ユニット、及び前記ライナーユニットと前記湾曲管ユニットとの間に設けられた接続ユニットを含み、前記ライナーユニットはカップ6を含み、前記接続ユニットはフレーム1と接続部材2を含み、前記湾曲管ユニットは湾曲管3を含み、前記接続部材2と前記フレーム1との間及び/又は前記カップ6と前記フレーム1との間に排気チャンネル4が形成され、前記排気チャンネル4は、前記湾曲管3の周辺へ分散して排出するように呼吸排気を案内できるように構成される。
【0028】
本発明の呼吸マスクは、接続部材2とフレーム1との間及び/又はカップ6とフレーム1との間に排気チャンネル4が設けられ、排気チャンネル4が、湾曲管3の周辺へ分散して排出するように呼吸排気を案内できるように構成されることによって、該呼吸マスクを着用した患者の顔の向きにかかわらず、気流が隣の人に吹きあたることはなく、しかも、気流が環状で分散して排出されるので、排気騒音を効果的に低減できる。
【0029】
なお、以上では、例えば図3及び図6に示すように、前記ライナーユニットはライナー5をさらに含んでもよく、ライナー5はフレーム1から離れたカップ6側に装着され、ライナー5、カップ6及びフレーム1によりガス室が形成され、湾曲管3は接続部材2を介してフレーム1に接続されて気体を前記ガス室に送り、使用する際に、ライナー5は患者の顔部と接触して且つ顔部とシールし、患者の口及び/又は鼻はガス室内にあり、したがって、排気チャンネル4は前記ガス室に連通しており、患者からの呼吸排気が、まず前記ガス室に入り、次に排気チャンネル4を介して排出される。また、呼吸排気が湾曲管3の周辺へ分散して排出されるとは、呼吸排気が湾曲管3の周方向に沿って湾曲管3の軸方向と所定の角度をなすように排出されると理解できる。上記湾曲管3の周方向と軸方向は、接続部材2に接続された湾曲管3の一端に対するものである(図3及び図4参照)。
【0030】
なお、前記接続部材2と湾曲管3はそれぞれ単独の部材であってもよく、前記接続部材2と湾曲管3は一体化されたものであってもよい。前記接続部材2はPP(ポリプロピレン)材質又はPC(ポリカーボネート)材質で製造される。好ましくは、前記接続部材2は前記フレーム1及び/又は前記湾曲管3よりも剛性が低く、それによって、前記湾曲管3と前記フレーム1との間の回転による異音を減らし、回転の順調さを向上させる。
【0031】
また、なお、図6に示すように、カップ6はインターフェース部61を含んでもよく、カップ6はインターフェース部61を介してフレームユニットに接続され得る。本発明の呼吸マスクは、カップ6とフレーム1との間に排気チャンネル4が設けられたときに、排気チャンネル4をインターフェース部61とフレーム1との間に設けることができる。ここで、インターフェース部61は、カップ6からフレームユニット接続側へ延びるか(図6参照)、カップ6からフレームユニット接続側から離れるように延びるように構成されてもよく、好ましくは、前記インターフェース部61はカップ6からフレームユニット接続側から離れるように延びるように構成され、それにより、インターフェース部61とフレームユニットとの間の接続安定性が向上し、且つ呼吸マスクの体積が小さくなる。
【0032】
本発明では、接続部材2と湾曲管3及びフレーム1との接続に関しては、図5及び図6に示す一実施形態では、前記接続部材2は、前記湾曲管3に接続するための内壁面21と、前記フレーム1に接続するための外側壁面とを有してもよい。本発明の一実施形態によれば、前記排気チャンネル4は前記外側壁面と前記フレーム1との間に形成されてもよい。
【0033】
さらに、本発明では、排気チャンネル4の一実施形態によれば、図9に示すように、前記フレーム1は、前記接続部材2を装着する装着キャビティを含んでもよく、前記装着キャビティは同軸に連通している円柱キャビティとディスクキャビティを含み、前記ディスクキャビティは前記湾曲管3に接近して設けられ(即ち図9に示す下端)、前記ディスクキャビティの直径が、前記円柱キャビティから離れた方向(即ち図9に示す上から下への方向)に沿って逓増し、前記フレーム1は、前記円柱キャビティを画定する第1の壁面11と、前記ディスクキャビティを画定する第2の壁面12とを含み、図6図11及び図13に示すように、前記接続部材2の前記外側壁面は、前記第1の壁面11に対応する円柱面22と、前記第2の壁面12に対応するディスク面23とを含んでもよく、前記第1の壁面11と前記円柱面22との間、前記第2の壁面12と前記ディスク面23との間では、前記装着キャビティの径方向に、前記排気チャンネル4となる隙間を有する。理解すべきものとして、第1の壁面11と円柱面22との間の隙間は、第2の壁面12とディスク面23との間の隙間に連通している。前記排気チャンネル4は排気前部41と排気後部42を含んでもよく、前記第1の壁面11と前記円柱面22との間の隙間は前記排気前部41となり、前記第2の壁面12と前記ディスク面23との間の隙間は前記排気後部42となる。使用する際に、呼吸排気は前記ガス室を経て、まず排気前部41に入り、次に排気後部42に入り、排気後部42から排出される。第2の壁面12とディスク面23の構造の特徴により、排気後部42が湾曲管3を取り囲む喇叭状となり、それにより、呼吸排気が湾曲管3の周辺へ分散して排出される。
【0034】
なお、以上では、第1の壁面11と第2の壁面12、円柱面22とディスク面23の遷移方式、及びディスク面23の母線と第2の壁面12の母線の延び方向によって、例えば図14図18に示すように、排気チャンネル4は複数種の横断面形状を有してもよい。呼吸排気流動の連続性、順調さを確保し、流動抵抗を減らし、騒音を低減させるために、好ましくは、第1の壁面11と第2の壁面12は第1の円弧13を介して遷移的に接続され、円柱面22とディスク面23は第2の円弧24を介して遷移的に接続されることができる(図14及び図18参照)。排気量の制御し易さから、好ましくは、例えば図14に示すように、排気前部41の幅が、排気後部42の幅よりも大きくすることができる。着用する際に、患者の顔部の略平行な平面がS面とみなされ、排気前部41が患者の鼻部に接続され、排気前部41の幅が大きいため、呼吸排気の排出に有利であり、一方、排気後部42の幅が小さいため、排気流量を制御し、排気騒音を低減させるのに有利である。前記ディスクキャビティの母線と前記ディスクキャビティの底面(S面に平行である)との間の角度がβであり、排出気流の隣の人への邪魔を避けるために、βは0~75°、好ましくは10~30°であってもよい。理解すべきものとして、排気後部42の幅を調整することによって、排気量を制御し、騒音を低減させることができ、排気後部42とS面との間の角度を調整することによって、排気の方向を調整することができ。
【0035】
本発明では、接続部材2とフレーム1の組み立ての信頼性を向上させ、組み立てられた接続部材2の軸方向での動きの自由度を低下させるために、前記ディスク面23に第2の突起231が突設され、前記ディスク面23から離れた前記第2の突起231の第2の面は前記第2の壁面12に当接するように構成され、又は、前記第2の壁面12に第2の突起231が突設され、前記第2の壁面12から離れた前記第2の突起231の第2の面は前記ディスク面23に当接するように構成される。つまり、排気後部42内に第2の突起231が設けられ、第2の突起231はディスク面23と第2の壁面12との間に支えられ、第2の突起231の突出高さは排気後部42の幅を決める。
【0036】
排気量をさらに確保し、排気騒音を低減させるために、好ましくは、前記ディスク面23の母線と前記ディスクキャビティの母線を平行にさせることができ、前記第2の突起231の突出高さ(即ち排気後部42の幅)は0.05~0.6mmであってもよく、好ましくは0.05~0.2mmであってもよい。また、効果をさらに高めるために、前記ディスク面23又は前記第2の壁面12に、前記ディスク面23又は前記第2の壁面12の周方向に間隔を空けて配列された複数の前記第2の突起231が設けられてもよい(図12参照)。このような場合、複数の第2の突起231は排気後部42を複数の扇形チャンネルに分けることができる。
【0037】
本発明では、前記接続部材2はバックル構造を介して前記フレーム1に接続されてもよく、前記バックル構造は、前記外側壁面に設けられた第1のバックルと、前記フレーム1に設けられ前記第1のバックルと嵌め合う第2のバックルとを含んでもよい。
【0038】
具体的には、本発明の一実施形態によれば、図6及び図7に示すように、前記第1のバックルは、前記円柱面22に突設され、前記円柱面22の周方向に沿って延在している環状ボス221であり、前記第2のバックルは、前記第1の壁面11に突設された第1の突起111であり、前記接続部材2は前記環状ボス221を介して前記第1の突起111に押し当たる。
【0039】
組み立てる際には、図6に示すように、接続部材2の上端を下から上へフレーム1の装着キャビティに挿入することができ、環状ボス221を第1の突起111の上方に係合させる(軸方向に沿う引き抜き力を受けるために使用される)。環状ボス221を装着しやすくするとともに、環状ボス221が抜けにくいようにするために、前記環状ボス221の幅は0.1~1mm、好ましくは0.2~0.6mmに設定されてもよい。
【0040】
前記第1の突起111に対しては、設ける際に、前記第1の壁面11から離れた前記第1の突起111の第1の面112が前記円柱面22に当接するように設けられてもよく、このように、第1の突起111は第1の壁面11と円柱面22との間に支えられることができ、それにより、接続部材2とフレーム1の組み立ての信頼性を確保し、組み立てられた接続部材2の動きの自由度を低下させ、且つ、第1の突起111の突出高さは排気前部41の幅を決めることができる。また、環状ボス221としっかりと係合し、第1の突起111の受け圧力を高め、呼吸排気の排出に有利であるようにするために、図9に示すように、前記第1の突起111の幅が、前記円柱キャビティの軸方向において前記環状ボス221に向かう方向(即ち下から上への方向)に沿って次第に増大し、つまり、第1の突起111は上部が広く下部が狭いような構造に設置されるようにしてもよく、ここで、第1の突起111の側面114と垂直方向との間の夾角が2~6°であってもよい。さらに、気流が排気前部41と排気後部42との間でスムーズに遷移するように、図9に示すように、前記第1の壁面11から離れた前記第1の突起111の第1の面112のうち前記第2の壁面12に近い一端(即ち第1の面112の下端)は前記第2の壁面12まで延び、前記第2の壁面12と共面であるようにしてもよい。
【0041】
本発明では、好ましくは、前記第1の壁面11に複数の前記第1の突起111が設けられてもよく、複数の前記第1の突起111は前記第1の壁面11の周方向に間隔を空けて配列されてもよい(図8参照)。なお、第1の突起111の数は第2の突起231の数と等しくても異なってもよい。好ましくは、第1の突起111の数は第2の突起231の数に等しく、そして、複数の第2の突起231は、前記装着キャビティの軸方向において複数の第1の突起111に1対1で対応し、このように、接続部材2とフレーム1との装着の信頼性を高め、均一な受力を確保しながら、排気チャンネル4全体を、間隔を空けた複数の流動チャンネルに分けることができる。
【0042】
本発明では、フレーム1に対する接続部材2の回転を防止するために、前記呼吸マスクは、前記フレーム1に対する前記接続部材2の回転を防止するための回転防止構造をさらに含んでもよい。該回転防止構造は任意の形態で実施されてもよく、本発明では制限しない。
【0043】
本発明の一実施形態によれば、図10及び図11に示すように、前記回転防止構造は、前記円柱面22に突設されたフランジ222と、前記第1の突起111に形成され前記フランジ222を嵌め込む溝113とを含んでもよい。なお、フレーム1が複数の第1の突起111を含む場合、溝113は第1の突起111の1つに設けられる。また、組み立てる過程においてフランジ222と溝113を簡便に嵌め合わせるように、接続部材2にマーク部27が設けられてもよく(図13参照)、マーク部27の位置は垂直方向においてフランジ222に対応する。このように、接続部材2とフレーム1を組み立てる速度を速めることができる。
【0044】
本発明では、湾曲管3と接続部材2の接続に関しては、図6に示すように、湾曲管3は接続部材2の内壁面21のボールソケットに接続されてもよい。ここで、湾曲管3が接続部材2から抜けないように、接続部材2の底面に第1の凸部25が設けられてもよく、接続部材2の強度を高めるために、接続部材2の底面に第2の凸部26が設けられてもよい。図6に示すように、第1の凸部25と第2の凸部26は接続部材2の周方向に延びるように構成されてもよく、第1の凸部25と第2の凸部26は、それぞれ接続部材2の底面の内縁と外縁に位置してもよい。
【0045】
本発明の別の態様は、治療ガスを発生させる本体と、前記本体の吹き出し口に連通している呼吸マスクとを含み、該呼吸マスクは以上のような呼吸マスクである換気療法デバイスを提供する。
【0046】
前記換気療法デバイスは人工呼吸器であってもよい。
【0047】
以上、図面を参照しながら本発明の好適な実施形態を詳しく説明したが、本発明は上記実施形態の細部に制限されず、本発明の技術的構想の範囲内で、本発明の技術案に対して様々な簡単な変形を行うことができ、これらの簡単な変形はすべて本発明の特許範囲に属する。
【0048】
また、なお、上記の具体的な実施形態で説明された各具体的な技術的特徴は、矛盾しない場合、任意の適切な方式で組み合わせることができる。不必要な繰り返しを避けるために、本発明では、様々な可能な組み合わせ形態について別々に説明しない。
【0049】
さらに、本発明の様々な実施形態は、互いに任意に組み合わせることも可能であり、本発明の構想に違反しない限り、これらは本発明の開示内容とみなされるべきである。
【符号の説明】
【0050】
1-フレーム、11-第1の壁面、111-第1の突起、112-第1の面、113-溝、114-側面、12-第2の壁面、13-第1の円弧、2-接続部材、21-内壁面、22-円柱面、221-環状ボス、222-フランジ、23-ディスク面、231-第2の突起、24-第2の円弧、25-第1の凸部、26-第2の凸部、27-マーク部、3-湾曲管、4-排気チャンネル、41-排気前部、42-排気後部、5-ライナー、6-カップ、61-インターフェース部、1’-フレーム、3’-湾曲管、31’-排気小孔。
図1
図2
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