(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-01-04
(45)【発行日】2023-01-13
(54)【発明の名称】小型コネクタ
(51)【国際特許分類】
H01R 24/38 20110101AFI20230105BHJP
H01R 24/68 20110101ALI20230105BHJP
【FI】
H01R24/38
H01R24/68
(21)【出願番号】P 2019560268
(86)(22)【出願日】2018-05-02
(86)【国際出願番号】 EP2018061186
(87)【国際公開番号】W WO2018202699
(87)【国際公開日】2018-11-08
【審査請求日】2021-04-09
(32)【優先日】2017-05-03
(33)【優先権主張国・地域又は機関】DK
(32)【優先日】2017-06-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】EP
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】514294175
【氏名又は名称】エストロン・アー/エス
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】カリト・ラウルセン
【審査官】松永 謙一
(56)【参考文献】
【文献】特開2014-089821(JP,A)
【文献】特表2015-518261(JP,A)
【文献】実開昭59-074680(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01R 12/00-12/91
H01R 24/00-24/86
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
音響装置、聴覚装置、または同様の装置での使用のための小型コネクタのためのレセプタクル(100)であって、前記レセプタクルは後端(104)から前端(106)に向けて延び、前記レセプタクルは、
後端(124)から前端(126)へと延びるレセプタクル接触ピン(120)と、
後端(134)から前端(136)へと延びる内側接触基部(130)であって、絶縁体であり、前記レセプタクル接触ピン(120)が通って延びる貫通開口(132)、および、1つまたは複数の追加の開口(138)を備える内側接触基部(130)と、
後端(144)から前端(146)へと延びる内側接触バネ(140)であって、前記内側接触基部(130)において前記1つまたは複数の追加の開口(138)の内部にその後端(144)において固定され、前記内側接触バネ(140)の前記後端(144)から前記内側接触バネ(140)の前記前端(146)に向かうおおよそ真っ直ぐの線において延びるアームとして形成されるいくつかの突出部品(148)を備える、内側接触バネ(140)と、
後端(154)から前端(156)へと延びる絶縁体(150)であって、前記内側接触バネ(140)、前記内側接触基部(130)、および前記レセプタクル接触ピン(120)の前記前端(146、136、126)を収容する貫通開口(152)を有する絶縁体(150)と
を備える内側レセプタクル部品(110)を備え、
前記レセプタクルは、
前記内側レセプタクル部品(110)の周りで後端(174)から前端(176)へと延びる外側接触バネ(170)と、
後端(194)から前端(196)へと延びる筐体(190)であって、前記外側接触バネ(170)および前記内側レセプタクル部品(110)を包囲する筐体(190)と
をさらに備え、
前記レセプタクル接触ピン(120)、前記内側接触バネ(140)、および前記外側接触バネ(170)は、プラグ(1)が前記レセプタクル(100)の内部に挿入されるときに前記プラグ(1)における3つのプラグ部品との電気接触を行うように適合させられる、レセプタクル(100)。
【請求項2】
音響装置、聴覚装置、または同様の装置での使用のための小型コネクタのためのレセプタクル(100)であって、前記レセプタクルは後端(104)から前端(106)に向けて延び、前記レセプタクルは、
後端(124)から前端(126)へと延びるレセプタクル接触ピン(120)と、
後端(134)から前端(136)へと延びる内側接触基部(130)であって、絶縁体であり、前記レセプタクル接触ピン(120)が通って延びる貫通開口(132)、および、1つまたは複数の追加の開口(138)を備える内側接触基部(130)と、
後端(144)から前端(146)へと延びる内側接触バネ(140)であって、前記内側接触基部(130)において前記1つまたは複数の追加の開口(138)の内部にその後端(144)において固定され、前記内側接触バネ(140)の前記後端(144)から前記内側接触バネ(140)の前記前端(146)に向かうおおよそ真っ直ぐの線において延びるアームとして形成されるいくつかの突出部品(148)を備える、内側接触バネ(140)と、
後端(154)から前端(156)へと延びる絶縁体(150)であって、前記内側接触バネ(140)、前記内側接触基部(130)、および前記レセプタクル接触ピン(120)の前記前端(146、136、126)を収容する貫通開口(152)を有する絶縁体(150)と
を備える内側レセプタクル部品(110)を備え、
前記レセプタクルは、
後端(164)から前端(166)へと延び、貫通開口(162)を有する外側接触管(160)であって、前記内側レセプタクル部品(110)は前記外側接触管(160)を通って延びる、外側接触管(160)と、
前記外側接触管(160)の周りで後端(174)から前端(176)へと延びる外側接触バネ(170)と、
後端(184)から前端(186)へと延び、前記外側接触管(160)と前記外側接触バネ(170)との間に位置決めされる外側絶縁体(180)と、
後端(194)から前端(196)へと延びる筐体(190)であって、前記外側接触バネ(170)、前記外側絶縁体(180)、前記外側接触管(160)、および前記内側レセプタクル部品(110)を包囲する筐体(190)と
をさらに備え、
前記外側接触管(160)および前記外側接触バネ(170)は、プラグ(1)が前記レセプタクル(100)の内部に挿入されるときに前記プラグ(1)の2つの追加のプラグ部品との電気接触を行うように適合させられる、レセプタクル(100)。
【請求項3】
音響装置、聴覚装置、または同様の装置での使用のための小型コネクタのためのレセプタクル(100)であって、前記レセプタクルは後端(104)から前端(106)に向けて延び、前記レセプタクルは、
後端(124)から前端(126)へと延びるレセプタクル接触ピン(120)と、
後端(134)から前端(136)へと延びる内側接触基部(130)であって、絶縁体であり、前記レセプタクル接触ピン(120)が通って延びる貫通開口(132)、および、1つまたは複数の追加の開口(138)を備える内側接触基部(130)と、
後端(144)から前端(146)へと延びる内側接触バネ(140)であって、前記内側接触基部(130)において前記1つまたは複数の追加の開口(138)の内部にその後端(144)において固定され、前記内側接触バネ(140)の前記後端(144)から前記内側接触バネ(140)の前記前端(146)に向かうおおよそ真っ直ぐの線において延びるアームとして形成されるいくつかの突出部品(148)を備える、内側接触バネ(140)と、
後端(154)から前端(156)へと延びる絶縁体(150)であって、前記内側接触バネ(140)、前記内側接触基部(130)、および前記レセプタクル接触ピン(120)の前記前端(146、136、126)を収容する貫通開口(152)を有する絶縁体(150)と
を備える内側レセプタクル部品(110)を備え、
前記レセプタクルは、
後端(164)から前端(166)へと延び、貫通開口(162)を有する外側接触管(160)であって、前記内側レセプタクル部品(110)は前記外側接触管(160)を通って延びる、外側接触管(160)と、
後端(194)から前端(196)へと延びる筐体(190)であって、前記外側接触管(160)および前記内側レセプタクル部品(110)を包囲する筐体(190)と
をさらに備え、
前記レセプタクル接触ピン(120)、前記内側接触バネ(140)、および前記外側接触管(160)は、プラグ(1)が前記レセプタクル(100)の内部に挿入されるときに前記プラグ(1)における3つのプラグ部品との電気接触を行うように適合させられる、レセプタクル(100)。
【請求項4】
前記レセプタクル接触ピン(120)の前記後端(124)は前記内側接触基部(130)の前記後端(134)から突出する、請求項1から
3のいずれか一項に記載のレセプタクル(100)。
【請求項5】
前記レセプタクル接触ピン(120)の前記前端(126)は前記内側接触基部(130)の前記前端(136)から突出する、請求項1から
4のいずれか一項に記載のレセプタクル(100)。
【請求項6】
前記1つまたは複数の追加の開口(138)のうちの少なくとも1つは前記内側接触基部(130)を完全に通じて延びる、請求項1から
5のいずれか一項に記載のレセプタクル(100)。
【請求項7】
前記内側接触バネ(140)は、前記内側接触バネ(140)の前記後端(144)において接触突起(142)を備え、前記接触突起(142)は、前記内側接触基部(130)の前記後端(134)から後方に延び、電気接触を前記内側接触バネ(140)と行わせることができる、請求項1から
6のいずれか一項に記載のレセプタクル(100)。
【請求項8】
前記突出部品(148)は可撓性である、請求項1から
7のいずれか一項に記載のレセプタクル(100)。
【請求項9】
前記レセプタクル接触ピン(120)の前記後端(124)は、前記内側接触基部(130)の前記後端(134)から後方に延び、電気接触を前記レセプタクル接触ピン(120)と行わせることができる、請求項1から
8のいずれか一項に記載のレセプタクル(100)。
【請求項10】
前記レセプタクル(100)は、前記内側レセプタクル部品(110)の周りで後端(174)から前端(176)へと延びる外側接触バネ(170)を備え、前記外側接触バネ(170)は、前記外側接触バネ(170)の前記後端(174)において環形状部品(172)を備え、前記環形状部品(172)から、いくつかの接触延長部(178)が前記外側接触バネ(170)の前記前端(176)に向けて延びる、請求項
1から9いずれか一項に記載のレセプタクル(100)。
【請求項11】
前記いくつかの接触延長部(178)は2つの接触延長部(178)を含む、請求項
10に記載のレセプタクル(100)。
【請求項12】
前記レセプタクル(100)は、前記内側レセプタクル部品(110)の周りで後端(174)から前端(176)へと延びる外側接触バネ(170)を備え、前記外側接触バネ(170)の前記後端(174)は、前記レセプタクルの前記後端(104)に位置決めされ、電気接触を前記外側接触バネ(170)と行わせることができる、請求項1から
11のいずれか一項に記載のレセプタクル(100)。
【請求項13】
前記レセプタクル(100)は、後端(164)から前端(166)へと延び、貫通開口(162)を有する外側接触管(160)であって、前記内側レセプタクル部品(110)は前記外側接触管(160)を通って延びる、外側接触管(160)を備え、前記外側接触管(160)は、前記外側接触管(160)の前記後端(164)において接触突起(168)を備える、請求項1から
12のいずれか一項に記載のレセプタクル(100)。
【請求項14】
前記外側接触管(160)の前記接触突起(168)は、前記内側接触基部(130)の前記後端(134)から突出し、電気接触を前記外側接触管(160)と行わせることができる、請求項
13に記載のレセプタクル(100)。
【請求項15】
音響装置、聴覚装置、または同様の装置での使用のための小型コネクタのためのレセプタクル(100)であって、前記レセプタクルは後端(104)から前端(106)に向けて延び、前記レセプタクルは、
内側レセプタクル部品(110)であって、
後端(134)から前端(136)へと延びる内側接触基部(130)であって、絶縁体であり、1つまたは複数の追加の開口(138)を備える内側接触基部(130)、
後端(144)から前端(146)へと延びる内側接触バネ(140)であって、前記内側接触基部(130)において前記1つまたは複数の追加の開口(138)の内部にその後端(144)において固定され、前記内側接触バネ(140)の前記後端(144)から前記内側接触バネ(140)の前記前端(146)に向かうおおよそ真っ直ぐの線において延びるアームとして形成されるいくつかの突出部品(148)を備える、内側接触バネ(140)、ならびに、
後端(154)から前端(156)へと延びる絶縁体(150)であって、前記内側接触バネ(140)および前記内側接触基部(130)の前記前端(146、136、126)を収容する貫通開口(152)を有する絶縁体(150)
を備える内側レセプタクル部品(110)と、
後端(164)から前端(166)へと延び、貫通開口(162)を有する外側接触管(160)であって、前記内側レセプタクル部品(110)は前記外側接触管(160)を通って延びる、外側接触管(160)と、
前記外側接触管(160)の周りで後端(174)から前端(176)へと延びる外側接触バネ(170)と、
後端(184)から前端(186)へと延び、前記外側接触管(160)と前記外側接触バネ(170)との間に位置決めされる外側絶縁体(180)と、
後端(194)から前端(196)へと延びる筐体(190)であって、前記外側接触バネ(170)、前記外側絶縁体(180)、前記外側接触管(160)、および前記内側レセプタクル部品(110)を包囲する筐体(190)と
を備え、
前記内側接触バネ(140)、前記外側接触管(160)、および前記外側接触バネ(170)は、プラグ(1)が前記レセプタクル(100)の内部に挿入されるときに前記プラグ(1)における3つのプラグ部品との電気接触を行うように適合させられる、レセプタクル(100)。
【請求項16】
音響装置、聴覚装置、または同様の装置での使用のための小型コネクタであって、前記小型コネクタが、請求項1から
15のいずれか一項に記載のレセプタクル(100)と、プラグ(1)とを備え、前記プラグ(1)は、
貫通開口(22)が前端(26)から後端(24)へと延びている内側絶縁体(20)と、
後端(44)および前端(46)を有する内側接触バネ(40)と、
前記内側絶縁体(20)の前記貫通開口(22)の内部で延びるプラグ接触ピン(30)であって、前記プラグ接触ピン(30)は後端(34)および前端(36)を有し、前記前端(36)は、前記内側接触バネ(40)が内部で位置決めされるプラグ接触ピン開口(32)を備える、プラグ接触ピン(30)と、
前端(56)、後端(54)、および、前記内側絶縁体(20)が通って延びる貫通開口を有する接触管(50)であって、前記接触管(50)は、前記プラグをレセプタクル(100)の内部に固定するように適合させられる固定凹部(58)をさらに備え、前記レセプタクル(100)は、前端(146)を伴う接触バネ(140)を備え、前記接触バネ(140)の前記前端(146)は前記接触管(50)の前記固定凹部(58)と係合し、それによって前記プラグ(1)を前記レセプタクル(100)の内部で固定するように構成される、接触管(50)と
を備える内部プラグ部品(10)を備え、
前記絶縁体(20)の前記後端(24)は前記接触管(50)の前記後端(54)と直接的に接触しており、
前記内側絶縁体(20)は、前記内側絶縁体(20)が前記接触管(50)の内部で正確に位置決めされることを確保するように適合させられる後端板(28)を備え、
前記接触管(50)の前記後端(54)は前記後端板(28)より大きい周囲を有し、
前記内側接触バネ(40)および前記接触管(50)は、前記プラグ(1)が前記レセプタクル(100)の内部に挿入されるときに前記レセプタクル(100)の2つのレセプタクル接触部品との電気接触を行うように適合させられる、小型コネクタ。
【請求項17】
前記接触管(50)の前記前端(56)は先細りとされる、請求項
16に記載の小型コネクタ。
【請求項18】
前記接触管(50)は第1の外側突起(57)と第2の外側突起(59)とをさらに備える、請求項
16または
17に記載の小型コネクタ。
【請求項19】
前記内側接触バネ(40)は、前記内側接触バネ(40)の前記前端(46)における環形状部品(48)から前記内側接触バネの前記後端(44)に向けて延びるいくつかの延在アーム(42)を備える、請求項
16から
18のいずれか一項に記載の小型コネクタ。
【請求項20】
前記プラグ接触ピン(30)の前記後端(34)は前記内側絶縁体(20)の前記後端(24)から延び、それによって、前記プラグ接触ピン(30)をケーブル(200)に含まれる第1のワイヤ(202)に電気的に接続させる、請求項
16から
19のいずれか一項に記載の小型コネクタ。
【請求項21】
前記接触管(50)の前記後端(54)は、ケーブル(200)に含まれる第2のワイヤ(204)に電気的に接続される、請求項
16から
20のいずれか一項に記載の小型コネクタ。
【請求項22】
前記プラグは、前記第1のワイヤ(202)と前記第2のワイヤ(204)とを少なくとも含むいくつかのワイヤを伴う前記ケーブル(200)をさらに備える、請求項
16から
21のいずれか一項に記載の小型コネクタ。
【請求項23】
中空組立管(70)をさらに備え、前記中空組立管(70)は後端(74)から前端(76)へと延び、前記中空組立管(70)において包囲されると共にその前端(76)から延びるのは内部プラグ部品(10)である、請求項
16から
22のいずれか一項に記載の小型コネクタ。
【請求項24】
前記接触管(50)の周りに位置決めされるリップシール(78)をさらに備える、請求項
23に記載の小型コネクタ。
【請求項25】
前記中空組立管(70)と前記接触管(50)との間に位置決めされるリップシール(78)をさらに備える、請求項
23に記載の小型コネクタ。
【請求項26】
前記リップシール(78)は前記中空組立管(70)の前記前端(76)と前記接触管(50)との間に位置決めされる、請求項
25に記載の小型コネクタ。
【請求項27】
前記プラグがレセプタクルと接続されるときに前記リップシール(78)は圧縮する、請求項
24から
26のいずれか一項に記載の小型コネクタ。
【請求項28】
前記リップシール(78)は前記接触管(50)の外面の周りで
全周にわたって放射状に延びる、請求項
24から
27のいずれか一項に記載の小型コネクタ。
【請求項29】
後端(64)から前端(66)へと延び、前記後端(64)において後端環状突起(68)を有する外側絶縁体(60)であって、前記外側絶縁体(60)は、前記後端環状突起(68)が前記中空組立管(70)の前記後端(74)と直接的に接触する状態で、前記中空組立管(70)を通って少なくとも一部分が延びて前記中空組立管(70)の内部に位置決めされる、外側絶縁体(60)と、
前記外側絶縁体(60)と前記内部プラグ部品(10)との間に位置決めされ、後端(84)から前端(86)へと延び、前記プラグ接触ピン(30)の前記後端(34)が通って延びる開口(82)を前記後端(84)において有する外側接触バネ(80)と
をさらに備え、
前記外側接触バネ(80)および前記中空組立管(70)は、前記プラグ(1)がレセプタクル(100)の内部に挿入されるときに2つの追加のレセプタクル接触部品との電気接触を行うように適合させられる、請求項
23から
28のいずれか一項に記載の小型コネクタ。
【請求項30】
前記外側接触バネ(80)は、前記外側接触バネ(80)の前記後端(84)において前記開口(82)を取り囲む板成形部品(88)を備え、前記板成形部品(88)から、いくつかの接触延長部(89)が前記外側接触バネ(80)の前記前端(86)に向けて延びる、請求項
29に記載の小型コネクタ。
【請求項31】
前記板成形部品(88)はケーブル(200)における第3のワイヤ(206)に電気的に接続される、請求項
30に記載の小型コネクタ。
【請求項32】
前記中空組立管(70)はケーブル(200)における第4のワイヤ(208)に電気的に接続される、請求項
30または
31に記載の小型コネクタ。
【請求項33】
前記ケーブル(200)は前記第3のワイヤ(206)と前記第4のワイヤ(208)とを備える、請求項
32に記載の小型コネクタ。
【請求項34】
音響装置、聴覚装置、または同様の装置における使用のための小型コネクタであって、前記小型コネクタが、請求項1から
15のいずれか一項に記載のレセプタクル(100)と、プラグ(1)とを備え、前記プラグ(1)は内部プラグ部品(10)と中空組立管(70)とを備え、前記中空組立管(70)は後端(74)から前端(76)へと延び、前記中空組立管(70)において包囲されると共にその前端(76)から延びるのは前記内部プラグ部品(10)であり、前記内部プラグ部品(10)は、
貫通開口(22)が前端(26)から後端(24)へと延びている内側絶縁体(20)と、
後端(44)および前端(46)を有する内側接触バネ(40)と、
前記内側絶縁体(20)の前記貫通開口(22)の内部で延びるプラグ接触ピン(30)であって、前記プラグ接触ピン(30)は後端(34)および前端(36)を有し、前記前端(36)は、前記内側接触バネ(40)が内部で位置決めされるプラグ接触ピン開口(32)を備える、プラグ接触ピン(30)と、
前端(56)、後端(54)、および、前記内側絶縁体(20)が通って延びる貫通開口を有する接触管(50)であって、前記接触管(50)は、前記プラグをレセプタクル(100)の内部に固定するように適合させられる固定凹部(58)をさらに備え、前記レセプタクル(100)は、前端(146)を伴う接触バネ(140)を備え、前記接触バネ(140)の前記前端(146)は前記接触管(50)の前記固定凹部(58)と係合し、それによって前記プラグ(1)を前記レセプタクル(100)の内部で固定するように構成され、前記絶縁体(20)の前記後端(24)は前記接触管(50)の前記後端(54)と直接的に接触している、接触管(50)と
を備え、
前記プラグは、
後端(64)から前端(66)へと延び、前記後端(64)において後端環状突起(68)を有する外側絶縁体(60)であって、前記外側絶縁体(60)は、前記後端環状突起(68)が前記中空組立管(70)の前記後端(74)と直接的に接触する状態で、前記中空組立管(70)を通って少なくとも一部分が延びて前記中空組立管(70)の内部に位置決めされる、外側絶縁体(60)と、
前記外側絶縁体(60)と前記内部プラグ部品(10)との間に位置決めされ、後端(84)から前端(86)へと延び、前記プラグ接触ピン(30)の前記後端(34)が通って延びる開口(82)を前記後端(84)において有する外側接触バネ(80)と
をさらに備え、
前記内側接触バネ(40)、前記接触管(50)、および前記外側接触バネ(80)は、前記プラグ(1)が、3つのレセプタクル接触部品を備える前記レセプタクル(100)の内部に挿入されるときに前記3つのレセプタクル接触部品との電気接触を行うように適合させられる、小型コネクタ。
【請求項35】
音響装置、聴覚装置、または同様の装置における使用のための小型コネクタであって、前記小型コネクタが、請求項1から
15のいずれか一項に記載のレセプタクル(100)と、プラグ(1)とを備え、前記プラグ(1)は内部プラグ部品(10)と中空組立管(70)とを備え、前記中空組立管(70)は後端(74)から前端(76)へと延び、前記中空組立管(70)において包囲されると共にその前端(76)から延びるのは前記内部プラグ部品(10)であり、前記内部プラグ部品(10)は、
貫通開口(22)が前端(26)から後端(24)へと延びている内側絶縁体(20)と、
前端(56)、後端(54)、および、前記内側絶縁体(20)が通って延びる貫通開口を有する接触管(50)であって、前記接触管(50)は、前記プラグをレセプタクル(100)の内部に固定するように適合させられる固定凹部(58)をさらに備え、前記レセプタクル(100)は、前端(146)を伴う接触バネ(140)を備え、前記接触バネ(140)の前記前端(146)は前記接触管(50)の前記固定凹部(58)と係合し、それによって前記プラグ(1)を前記レセプタクル(100)の内部で固定するように構成され、前記絶縁体(20)の前記後端(24)は前記接触管(50)の前記後端(54)と直接的に接触している、接触管(50)と
を備え、
前記プラグは、
後端(64)から前端(66)へと延び、前記後端(64)において後端環状突起(68)を有する外側絶縁体(60)であって、前記外側絶縁体(60)は、前記後端環状突起(68)が前記中空組立管(70)の前記後端(74)と直接的に接触する状態で、前記中空組立管(70)を通って少なくとも一部分が延びて前記中空組立管(70)の内部に位置決めされる、外側絶縁体(60)と、
前記外側絶縁体(60)と前記内部プラグ部品(10)との間に位置決めされ、後端(84)から前端(86)へと延びる外側接触バネ(80)と
をさらに備え、
前記接触管(50)、前記外側接触バネ(80)、および前記中空組立管(70)は、前記プラグ(1)が、3つのレセプタクル接触部品を備える前記レセプタクル(100)の内部に挿入されるときに前記3つのレセプタクル接触部品との電気接触を行うように適合させられる、小型コネクタ。
【請求項36】
音響装置、聴覚装置、または同様の装置における使用のための小型コネクタであって、前記小型コネクタが、請求項1から
15のいずれか一項に記載のレセプタクル(100)と、プラグ(1)とを備え、前記プラグ(1)は内部プラグ部品(10)と中空組立管(70)とを備え、前記中空組立管(70)は後端(74)から前端(76)へと延び、前記中空組立管(70)において包囲されると共にその前端(76)から延びるのは前記内部プラグ部品(10)であり、前記内部プラグ部品(10)は、
貫通開口(22)が前端(26)から後端(24)へと延びている内側絶縁体(20)と、
後端(44)および前端(46)を有する内側接触バネ(40)と、
前記内側絶縁体(20)の前記貫通開口(22)の内部で延びるプラグ接触ピン(30)であって、前記プラグ接触ピン(30)は後端(34)および前端(36)を有し、前記前端(36)は、前記内側接触バネ(40)が内部で位置決めされるプラグ接触ピン開口(32)を備える、プラグ接触ピン(30)と、
前記プラグは、
後端(64)から前端(66)へと延び、前記後端(64)において後端環状突起(68)を有する外側絶縁体(60)であって、前記外側絶縁体(60)は、前記後端環状突起(68)が前記中空組立管(70)の前記後端(74)と直接的に接触する状態で、前記中空組立管(70)を通って少なくとも一部分が延びて前記中空組立管(70)の内部に位置決めされる、外側絶縁体(60)と、
前記外側絶縁体(60)と前記内部プラグ部品(10)との間に位置決めされ、後端(84)から前端(86)へと延び、前記プラグ接触ピン(30)の前記後端(34)が通って延びる開口(82)を前記後端(84)において有する外側接触バネ(80)と
をさらに備え、
前記内側接触バネ(40)、前記外側接触バネ(80)、および前記中空組立管(70)は、前記プラグ(1)が、3つのレセプタクル接触部品を備えるレセプタクル(100)の内部に挿入されるときに前記3つのレセプタクル接触部品との電気接触を行うように適合させられる、小型コネクタ。
【請求項37】
音響装置、聴覚装置、または同様の装置における使用のための小型コネクタであって、前記小型コネクタが、請求項1から
15のいずれか一項に記載のレセプタクル(100)と、プラグ(1)とを備え、前記プラグ(1)は内部プラグ部品(10)と中空組立管(70)とを備え、前記中空組立管(70)は後端(74)から前端(76)へと延び、前記中空組立管(70)において包囲されると共にその前端(76)から延びるのは前記内部プラグ部品(10)であり、前記内部プラグ部品(10)は、
貫通開口(22)が前端(26)から後端(24)へと延びている内側絶縁体(20)と、
後端(44)および前端(46)を有する内側接触バネ(40)と、
前記内側絶縁体(20)の前記貫通開口(22)の内部で延びるプラグ接触ピン(30)であって、前記プラグ接触ピン(30)は後端(34)および前端(36)を有し、前記前端(36)は、前記内側接触バネ(40)が内部で位置決めされるプラグ接触ピン開口(32)を備える、プラグ接触ピン(30)と、
前端(56)、後端(54)、および、前記内側絶縁体(20)が通って延びる貫通開口を有する接触管(50)であって、前記接触管(50)は、前記プラグをレセプタクル(100)の内部に固定するように適合させられる固定凹部(58)をさらに備え、前記レセプタクル(100)は、前端(146)を伴う接触バネ(140)を備え、前記接触バネ(140)の前記前端(146)は前記接触管(50)の前記固定凹部(58)と係合し、それによって前記プラグ(1)を前記レセプタクル(100)の内部で固定するように構成され、前記絶縁体(20)の前記後端(24)は前記接触管(50)の前記後端(54)と直接的に接触している、接触管(50)と
を備え、
前記内側接触バネ(40)、前記接触管(50)、および前記中空組立管(70)は、前記プラグ(1)が、3つのレセプタクル接触部品を備える前記レセプタクル(100)の内部に挿入されるときに前記3つのレセプタクル接触部品との電気接触を行うように適合させられる、小型コネクタ。
【請求項38】
前記プラグが前記レセプタクルへと挿入されるとき、前記レセプタクル接触ピン(120)の前記前端(126)と、前記プラグ接触ピン開口(32)の内部に位置決めされる前記プラグの前記内側接触バネ(40)との間に、第1の電気接続がある、請求項
16から
37のいずれか一項に記載の小型コネクタ。
【請求項39】
前記プラグが前記レセプタクルへと挿入されるとき、前記プラグの前記接触管(50)と前記レセプタクルの前記内側接触バネ(140)との間に、第2の電気接続がある、請求項
16から
38のいずれか一項に記載の小型コネクタ。
【請求項40】
前記内側接触バネ(140)の前記前端(142)は前記接触管(50)の前記固定凹部(58)と係合し、それによって前記プラグを前記レセプタクルの内部で固定する、請求項
39に記載の小型コネクタ。
【請求項41】
前記プラグが前記レセプタクルへと挿入されるとき、前記プラグの前記外側接触バネ(80)と前記レセプタクル(100)の前記外側接触管(160)との間に、第3の電気接続がある、
請求項2、3、13~15のいずれか一項に従属する請求項29、
請求項2、3、13~15のいずれか一項に従属する請求項29に従属する請求項30~33、38~40のいずれか一項、
請求項2、3、13~15のいずれか一項に従属する請求項34~36のいずれか一項、又は
請求項2、3、13~15のいずれか一項に従属する請求項34~36のいずれか一項に従属する請求項38~40のいずれか一項
に記載の小型コネクタ。
【請求項42】
前記プラグが前記レセプタクルへと挿入されるとき、前記プラグの前記中空組立管(70)と前記レセプタクルの前記外側接触バネ(170)との間に、第4の電気接続がある、
請求項1、2、10~12のいずれか一項に従属する請求項23、
請求項1、2、10~12のいずれか一項に従属する請求項23に従属する請求項24~33、38~40のいずれか一項、
請求項1、2、10~12のいずれか一項に従属する請求項34~37のいずれか一項、又は
請求項1、2、10~12のいずれか一項に従属する請求項34~37のいずれか一項に従属する請求項38~40のいずれか一項
に記載の小型コネクタ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、主には音響機器産業のための小型コネクタに関する。コネクタはプラグとレセプタクルとを備え、レセプタクルは、例えば受話口、イヤーモニタ、または他の部品といった装置へと組み込まれるように適合させられ、プラグは電力のための供給源に接続されるケーブルを介する。
【背景技術】
【0002】
電気コネクタは、2つの対象物が電気的に接続される必要があるあらゆる可能な産業におけるほとんどで使用されている。例えば、補聴器や、警備、TV、および音楽産業において使用されるイヤーモニタや、同様のものといった用途では、空間および外観が非常に重要なものであり、電気コネクタの大きさは、例えば電気装置へと嵌まるために小さい必要がある。
【0003】
このようなコネクタの例は、一般的に知られているマイクロジャックコネクタであり、マイクロジャックコネクタは、例えば、携帯電話、mp3プレイヤ、または、イヤホンを装置と接続するための同様のものにおいて使用される。マイクロジャックコネクタは、典型的には3つの接触点である接触点のセットを伴うプラグと、プラグがレセプタクルに挿入されるときにプラグにおける1つの対応する電気接触点と各々が電気接触する接触点の合致するセットを有するレセプタクル(例えば、携帯電話またはmp3プレイヤに搭載される)とを備える。
【0004】
マイクロジャックコネクタにおけるプラグの外径はしばしば2~3mmのオーダーであり、プラグの長さは1~3cmのオーダーである。
【0005】
これらの知られているマイクロジャックコネクタの構造は、マイクロジャックコネクタの大きさをさらに縮小するのをどちらかと言えば困難にさせている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【文献】米国特許出願公開第2015/340820(A1)号
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0007】
本明細書において開示されている本発明の第1の態様では、音響装置、聴覚装置、または同様の装置での使用のための小型コネクタのためのレセプタクルであって、レセプタクルは後端から前端に向けて延び、レセプタクルは、
・ 後端から前端へと延びるレセプタクル接触ピンと、
・ 後端から前端へと延びる内側接触基部であって、レセプタクル接触ピンが通って延びる貫通開口、および、1つまたは複数の追加の開口を備える内側接触基部と、
・ 後端から前端へと延びる内側接触バネであって、内側接触基部において1つまたは複数の追加の開口の内部にその後端において固定される内側接触バネと、
・ 後端から前端へと延びる絶縁体であって、内側接触バネ、内側接触基部、および接触ピンの前端を収容する貫通開口を有する絶縁体と
を備える内側レセプタクル部品を備え、
レセプタクル接触ピンおよび接触バネは、プラグがレセプタクルの内部に挿入されるときにプラグにおける2つのプラグ部品との電気接触を行うように適合させられる、レセプタクルである。
【0008】
上記のレセプタクルによって、レセプタクルにおける摩耗に耐えることができる向上した小型レセプタクルが得られる。これはレセプタクルの耐用期間を引き延ばせる。
【0009】
レセプタクルは成形過程において製作され得る。
【0010】
1つまたは複数の実施形態では、内側接触ピンの後端は内側接触基部の後端から突出する。
【0011】
1つまたは複数の実施形態では、内側接触ピンの前端は内側接触基部の前端から突出する。
【0012】
1つまたは複数の実施形態では、1つまたは複数の追加の開口のうちの少なくとも1つは内側接触基部を完全に通じて延びる。
【0013】
1つまたは複数の実施形態では、内側接触バネは、内側接触バネの後端において接触突起を備え、接触突起は、内側接触基部の後端から後方に延び、電気接触を内側接触バネと行わせることができる。
【0014】
1つまたは複数の実施形態では、内側接触バネは、内側接触バネの後端から内側接触バネの前端に向かうおおよそ真っ直ぐの線において延びるいくつかの突出バネ部品を備え、突出バネ部品は内側接触バネの中心点に向けて曲がる。
【0015】
1つまたは複数の実施形態では、突出バネ部品は可撓性である。
【0016】
1つまたは複数の実施形態では、内側接触基部は絶縁体である。絶縁体と内側接触基部とは通常は2つの別々の品物であり、それら品物は、内側接触基部の前端が絶縁体における開口の内部に延びるように組み立てられる。これは、1つだけの組み合わされた絶縁体が利用されている米国特許出願公開第2015/340820(A1)号に示されているレセプタクルと対照的である。この発明による二部品の絶縁体セットアップは、レセプタクル接触ピンと内側接触バネとを伴うレセプタクルのより容易な組み立てを可能にする。
【0017】
代替で、絶縁体と内側接触基部とは、同じく本発明に含まれる1つの組み合わされた絶縁体として形成されてもよい。1つの組み合わされた絶縁体として形成されるとき、組み合わされた絶縁体は前端において開口を備え、その開口は、組み合わされた絶縁体の内部空洞へのプラグのアクセスを許容する。組み合わされた絶縁体の内部空洞は、組み合わされた絶縁体の後端における小さい開口まで、組み合わされた絶縁体の長さを通じて延びる。この小さい開口を通じて内側接触ピンは延びる。組み合わされた絶縁体は内部空洞の内部に前方突出部品を収容もし、前方突出部品は、組み合わされた絶縁体の後端から内部空洞へと延びる。内側接触バネ前端が内部空洞へと延びることは、組み合わされた絶縁体のこの部品に通常は沿うことになる。
【0018】
1つまたは複数の実施形態では、レセプタクル接触ピンの後端は、内側接触基部の後端から後方に延び、電気接触をレセプタクル接触ピンと行わせることができる。
【0019】
1つまたは複数の実施形態では、レセプタクルは、
・ 後端から前端へと延び、貫通開口を有する外側接触管であって、内側レセプタクル部品は外側接触管を通って延びる、外側接触管と、
・ 外側接触管の周りで後端から前端へと延びる外側接触バネと、
・ 後端から前端へと延び、外側接触管と外側接触バネとの間に位置決めされる外側絶縁体と、
・ 後端から前端へと延びる筐体であって、外側接触バネ、外側絶縁体、外側接触管、および内側レセプタクル部品を包囲する筐体と
をさらに備え、
外側接触管および外側接触バネは、プラグがレセプタクルの内部に挿入されるときにプラグの2つの追加のプラグ部品との電気接触を行うように適合させられる。
【0020】
1つまたは複数の実施形態では、外側接触バネは、外側接触バネの後端において環形状部品を備え、環形状部品から、いくつかの接触延長部が外側接触バネの前端に向けて延びる。
【0021】
1つまたは複数の実施形態では、いくつかの接触延長部は2つの接触延長部を含む。
【0022】
1つまたは複数の実施形態では、外側接触バネの後端は、レセプタクルの後端に位置決めされ、電気接触を外側接触バネと行わせることができる。
【0023】
1つまたは複数の実施形態では、外側接触管は、外側接触管の後端において接触突起を備える。
【0024】
1つまたは複数の実施形態では、外側接触管の接触突起は、内側接触基部の後端から突出し、電気接触を外側接触管と行わせることができる。
【0025】
本明細書において開示されている本発明の第2の態様は、音響装置、聴覚装置、または同様の装置での使用のための小型コネクタのためのプラグであって、そのプラグは、
・ 貫通開口が前端から後端へと延びている内側絶縁体と、
・ 後端および前端を有する内側接触バネと、
・ 内側絶縁体の貫通開口の内部で延びるプラグ接触ピンであって、プラグ接触ピンは後端および前端を有し、前端は、内側接触バネが内部で位置決めされるプラグ接触ピン開口を備える、プラグ接触ピンと、
・ 前端、後端、および、内側絶縁体が通って延びる貫通開口を有する接触管であって、固定凹部をさらに備える接触管と
を備える内部プラグ部品を備え、
内側接触バネおよび接触管は、プラグがレセプタクルの内部に挿入されるときに2つのレセプタクル接触部品との電気接触を行うように適合させられる、プラグである。
【0026】
1つまたは複数の実施形態では、絶縁体の後端は接触管の後端と直接的に接触している。
【0027】
1つまたは複数の実施形態では、接触管の前端は先細りとされる。
【0028】
1つまたは複数の実施形態では、接触管は第1の外側突起と第2の外側突起とをさらに備える。
【0029】
1つまたは複数の実施形態では、内側接触バネは、内側接触バネの前端における環形状部品から内側接触バネの後端に向けて延びるいくつかの延在アームを備える。
【0030】
1つまたは複数の実施形態では、プラグ接触ピンの後端は内側絶縁体の後端から延び、それによって、プラグ接触ピンをケーブルに含まれる第1のワイヤに電気的に接続させる。
【0031】
1つまたは複数の実施形態では、接触管の後端は、ケーブルに含まれる第2のワイヤに電気的に接続される。
【0032】
1つまたは複数の実施形態では、プラグは、第1のワイヤと第2のワイヤとを少なくとも含むいくつかのワイヤを伴うケーブルをさらに備える。
【0033】
1つまたは複数の実施形態では、プラグは中空組立管をさらに備え、中空組立管は後端から前端へと延び、中空組立管において包囲されると共にその前端から延びるのは内部プラグ部品である。
【0034】
1つまたは複数の実施形態では、プラグは、接触管の周りに位置決めされるリップシールをさらに備える。
【0035】
1つまたは複数の実施形態では、プラグは、中空組立管と接触管との間に位置決めされるリップシールをさらに備える。
【0036】
1つまたは複数の実施形態では、プラグは、中空組立管の前端と接触管との間に位置決めされるリップシールをさらに備える。
【0037】
1つまたは複数の実施形態では、プラグがレセプタクルと接続されるときにリップシールは圧縮する。
【0038】
1つまたは複数の実施形態では、リップシールは接触管の外面の周りで完全に径方向に延びる。
【0039】
1つまたは複数の実施形態では、プラグは、
・ 後端から前端へと延び、後端において後端環状突起を有する外側絶縁体であって、外側絶縁体は、後端環状突起が中空組立管の後端と直接的に接触する状態で、中空組立管を通って少なくとも一部分が延びて中空組立管の内部に位置決めされる、外側絶縁体と、
・ 外側絶縁体と内部プラグ部品との間に位置決めされ、後端から前端へと延び、プラグ接触ピンの後端が通って延びる開口を後端において有する外側接触バネと
をさらに備え、
外側接触バネおよび組立管は、プラグがレセプタクルの内部に挿入されるときに2つの追加のレセプタクル接触部品との電気接触を行うように適合させられる。
【0040】
1つまたは複数の実施形態では、外側接触バネは、外側接触バネの後端において開口を取り囲む板成形部品を備え、板成形部品から、いくつかの接触延長部が外側接触バネの前端に向けて延びる。
【0041】
1つまたは複数の実施形態では、板成形部品はケーブルにおける第3のワイヤに電気的に接続される。
【0042】
1つまたは複数の実施形態では、組立管はケーブルにおける第4のワイヤに電気的に接続される。
【0043】
1つまたは複数の実施形態では、ケーブルは第3のワイヤと第4のワイヤとを備える。
【0044】
本明細書において開示されている本発明の第3の態様は、音響装置、聴覚装置、または同様の装置における使用のための小型コネクタであって、上記によるレセプタクルと、上記によるプラグとを備える小型コネクタである。
【0045】
1つまたは複数の実施形態では、プラグがレセプタクルへと挿入されるとき、レセプタクル接触ピンの前端と、プラグ接触ピン開口の内部に位置決めされるプラグの内側接触バネとの間に、第1の電気接続がある。
【0046】
1つまたは複数の実施形態では、プラグがレセプタクルへと挿入されるとき、レセプタクルの接触管とプラグの内側接触バネとの間に、第2の電気接続がある。
【0047】
1つまたは複数の実施形態では、接触バネの前端は接触管の固定凹部と係合し、それによってプラグをレセプタクルの内部で固定する。
【0048】
1つまたは複数の実施形態では、プラグがレセプタクルへと挿入されるとき、プラグの外側接触バネとレセプタクルの外側接触管との間に、第3の電気接続がある。
【0049】
1つまたは複数の実施形態では、プラグがレセプタクルへと挿入されるとき、プラグの組立管とレセプタクルの外側接触バネとの間に、第4の電気接続がある。
【0050】
本明細書において開示されている本発明の第3の態様は、音響装置、聴覚装置、または同様の装置での使用のための小型コネクタのためのレセプタクルであって、そのレセプタクルは後端から前端に向けて延び、レセプタクルは、
・ 内側レセプタクル部品であって、
- 後端から前端へと延びるレセプタクル接触ピン、
- 後端から前端へと延びる内側接触基部であって、レセプタクル接触ピンが通って延びる貫通開口、および、1つまたは複数の追加の開口を備える内側接触基部、
- 後端から前端へと延びる内側接触バネであって、内側接触基部において1つまたは複数の追加の開口の内部にその後端において固定される内側接触バネ、ならびに、
- 後端から前端へと延びる絶縁体であって、内側接触バネ、内側接触基部、および接触ピンの前端を収容する貫通開口を有する絶縁体
を備える内側レセプタクル部品と、
・ 後端から前端へと延び、貫通開口を有する外側接触管であって、内側レセプタクル部品は外側接触管を通って延びる、外側接触管と、
・ 後端から前端へと延びる筐体であって、外側接触管および内側レセプタクル部品を包囲する筐体と
を備え、
レセプタクル接触ピン、内側接触バネ、および外側接触管は、プラグがレセプタクルの内部に挿入されるときにプラグにおける3つのプラグ部品との電気接触を行うように適合させられる、レセプタクルである。
【0051】
本明細書において開示されている本発明の第4の態様は、音響装置、聴覚装置、または同様の装置での使用のための小型コネクタのためのレセプタクルであって、そのレセプタクルは後端から前端に向けて延び、レセプタクルは、
・ 内側レセプタクル部品であって、
- 後端から前端へと延びるレセプタクル接触ピン、
- 後端から前端へと延びる内側接触基部であって、レセプタクル接触ピンが通って延びる貫通開口、および、1つまたは複数の追加の開口を備える内側接触基部、
- 後端から前端へと延びる内側接触バネであって、内側接触基部において1つまたは複数の追加の開口の内部にその後端において固定される内側接触バネ、ならびに、
- 後端から前端へと延びる絶縁体であって、内側接触バネ、内側接触基部、および接触ピンの前端を収容する貫通開口を有する絶縁体
を備える内側レセプタクル部品と、
・ 内側レセプタクル部品の周りで後端から前端へと延びる外側接触バネと、
・ 後端から前端へと延びる筐体であって、外側接触バネおよび内側レセプタクル部品を包囲する筐体と
を備え、
レセプタクル接触ピン、内側接触バネ、および外側接触バネは、プラグがレセプタクルの内部に挿入されるときにプラグにおける3つのプラグ部品との電気接触を行うように適合させられる、レセプタクルである。
【0052】
本明細書において開示されている本発明の第5の態様は、音響装置、聴覚装置、または同様の装置での使用のための小型コネクタのためのレセプタクルであって、そのレセプタクルは後端から前端に向けて延び、レセプタクルは、
・ 内側レセプタクル部品であって、
- 後端から前端へと延びるレセプタクル接触ピン、
- 後端から前端へと延びる内側接触基部であって、レセプタクル接触ピンが通って延びる貫通開口、および、1つまたは複数の追加の開口を備える内側接触基部、
- 後端から前端へと延びる絶縁体であって、内側接触基部および接触ピンを収容する貫通開口を有する絶縁体
を備える内側レセプタクル部品と、
・ 後端から前端へと延び、貫通開口を有する外側接触管であって、内側レセプタクル部品は外側接触管を通って延びる、外側接触管と、
・ 外側接触管の周りで後端から前端へと延びる外側接触バネと、
・ 後端から前端へと延び、外側接触管と外側接触バネとの間に位置決めされる外側絶縁体と、
・ 後端から前端へと延びる筐体であって、外側接触バネ、外側絶縁体、外側接触管、および内側レセプタクル部品を包囲する筐体と
を備え、
レセプタクル接触ピン、外側接触管、および外側接触バネは、プラグがレセプタクルの内部に挿入されるときにプラグにおける3つのプラグ部品との電気接触を行うように適合させられる、レセプタクルである。
【0053】
本明細書において開示されている本発明の第6の態様は、音響装置、聴覚装置、または同様の装置での使用のための小型コネクタのためのレセプタクルであって、そのレセプタクルは後端から前端に向けて延び、レセプタクルは、
・ 内側レセプタクル部品であって、
- 後端から前端へと延びる内側接触基部であって、1つまたは複数の追加の開口を備える内側接触基部、
- 後端から前端へと延びる内側接触バネであって、内側接触基部において1つまたは複数の追加の開口の内部にその後端において固定される内側接触バネ、ならびに、
- 後端から前端へと延びる絶縁体であって、内側接触バネおよび内側接触基部の前端を収容する貫通開口を有する絶縁体
を備える内側レセプタクル部品と、
・ 後端から前端へと延び、貫通開口を有する外側接触管であって、内側レセプタクル部品は外側接触管を通って延びる、外側接触管と、
・ 外側接触管の周りで後端から前端へと延びる外側接触バネと、
・ 後端から前端へと延び、外側接触管と外側接触バネとの間に位置決めされる外側絶縁体と、
・ 後端から前端へと延びる筐体であって、外側接触バネ、外側絶縁体、外側接触管、および内側レセプタクル部品を包囲する筐体と
を備え、
内側接触バネ、外側接触管、および外側接触バネは、プラグがレセプタクルの内部に挿入されるときにプラグにおける3つのプラグ部品との電気接触を行うように適合させられる、レセプタクルである。
【0054】
本発明の第3、第4、第5、および第6の態様は、プラグにおける3つのプラグ部品との電気接触を行うための3つの接触点を各々含む。
【0055】
さらに、本明細書において開示されている本発明の第7の態様では、音響装置、聴覚装置、または同様の装置における使用のための小型コネクタのためのプラグであって、プラグは内部プラグ部品と中空組立管とを備え、中空組立管は後端から前端へと延び、中空組立管において包囲されると共にその前端から延びるのは内部プラグ部品であり、内部プラグ部品は、
・ 貫通開口が前端から後端へと延びている内側絶縁体と、
・ 後端および前端を有する内側接触バネと、
・ 内側絶縁体の貫通開口の内部で延びるプラグ接触ピンであって、プラグ接触ピンは後端および前端を有し、前端は、内側接触バネが内部で位置決めされるプラグ接触ピン開口を備える、プラグ接触ピンと、
・ 前端、後端、および、内側絶縁体が通って延びる貫通開口を有する接触管であって、固定凹部をさらに備える接触管と
を備え、
プラグは、
- 後端から前端へと延び、後端において後端環状突起を有する外側絶縁体であって、外側絶縁体は、後端環状突起が中空組立管の後端と直接的に接触する状態で、中空組立管を通って少なくとも一部分が延びて中空組立管の内部に位置決めされる、外側絶縁体と、
- 外側絶縁体と内部プラグ部品との間に位置決めされ、後端から前端へと延び、プラグ接触ピンの後端が通って延びる開口を後端において有する外側接触バネと
をさらに備え、
内側接触バネ、接触管、および外側接触バネは、プラグがレセプタクルの内部に挿入されるときに3つの追加のレセプタクル接触部品との電気接触を行うように適合させられる、プラグである。
【0056】
本明細書において第8の実施形態で開示されているのは、音響装置、聴覚装置、または同様の装置における使用のための小型コネクタのためのプラグであって、プラグは内部プラグ部品と中空組立管とを備え、中空組立管は後端から前端へと延び、中空組立管において包囲されると共にその前端から延びるのは内部プラグ部品であり、内部プラグ部品は、
・ 貫通開口が前端から後端へと延びている内側絶縁体と、
・ 前端、後端、および、内側絶縁体が通って延びる貫通開口を有する接触管であって、固定凹部をさらに備える接触管と
を備え、
プラグは、
- 後端から前端へと延び、後端において後端環状突起を有する外側絶縁体であって、外側絶縁体は、後端環状突起が中空組立管の後端と直接的に接触する状態で、中空組立管を通って少なくとも一部分が延びて中空組立管の内部に位置決めされる、外側絶縁体と、
- 外側絶縁体と内部プラグ部品との間に位置決めされ、後端から前端へと延びる外側接触バネと
をさらに備え、
接触管、外側接触バネ、および組立管は、プラグがレセプタクルの内部に挿入されるときに3つの追加のレセプタクル接触部品との電気接触を行うように適合させられる、プラグである。
【0057】
本明細書において第9の実施形態で開示されているのは、音響装置、聴覚装置、または同様の装置における使用のための小型コネクタのためのプラグであって、プラグは内部プラグ部品と中空組立管とを備え、中空組立管は後端から前端へと延び、中空組立管において包囲されると共にその前端から延びるのは内部プラグ部品であり、内部プラグ部品は、
・ 貫通開口が前端から後端へと延びている内側絶縁体と、
・ 後端および前端を有する内側接触バネと、
・ 内側絶縁体の貫通開口の内部で延びるプラグ接触ピンであって、プラグ接触ピンは後端および前端を有し、前端は、内側接触バネが内部で位置決めされるプラグ接触ピン開口を備える、プラグ接触ピンと、
プラグは、
- 後端から前端へと延び、後端において後端環状突起を有する外側絶縁体であって、外側絶縁体は、後端環状突起が中空組立管の後端と直接的に接触する状態で、中空組立管を通って少なくとも一部分が延びて中空組立管の内部に位置決めされる、外側絶縁体と、
- 外側絶縁体と内部プラグ部品との間に位置決めされ、後端から前端へと延び、プラグ接触ピンの後端が通って延びる開口を後端において有する外側接触バネと
をさらに備え、
内側接触バネ、外側接触バネ、および組立管は、プラグがレセプタクルの内部に挿入されるときに3つの追加のレセプタクル接触部品との電気接触を行うように適合させられる、プラグである。
【0058】
本明細書において第10の実施形態で開示されているのは、音響装置、聴覚装置、または同様の装置における使用のための小型コネクタのためのプラグであって、プラグは内部プラグ部品と中空組立管とを備え、中空組立管は後端から前端へと延び、中空組立管において包囲されると共にその前端から延びるのは内部プラグ部品であり、内部プラグ部品は、
・ 貫通開口が前端から後端へと延びている内側絶縁体と、
・ 後端および前端を有する内側接触バネと、
・ 内側絶縁体の貫通開口の内部で延びるプラグ接触ピンであって、プラグ接触ピンは後端および前端を有し、前端は、内側接触バネが内部で位置決めされるプラグ接触ピン開口を備える、プラグ接触ピンと、
・ 前端、後端、および、内側絶縁体が通って延びる貫通開口を有する接触管であって、固定凹部をさらに備える接触管と
を備え、
内側接触バネ、接触管、および組立管は、プラグがレセプタクルの内部に挿入されるときに3つの追加のレセプタクル接触部品との電気接触を行うように適合させられる、プラグである。
【0059】
本発明の第7、第8、第9、および第10の態様は、レセプタクルにおける3つのレセプタクル部品との電気接触を行うための3つの接触点を各々含む。
【0060】
レセプタクル部品に関して、「前端」と言う用語は、2つの部品が接続されるときにプラグの方を指す端として概して理解され、「後端」は、プラグから離れる方を指す端として理解される。
【0061】
プラグに関して、「前端」と言う用語は、2つの部品が接続されるときにレセプタクル部品の方を指す端として概して理解され、「後端」は、レセプタクルから離れる方を指す端として理解される。
【図面の簡単な説明】
【0062】
【
図1】内側レセプタクル部品およびプラグの第1の実施形態の図である。
【
図2】レセプタクル部品およびプラグの第2の実施形態の図である。
【
図3】ケーブルに接続されるプラグの実施形態の図である。
【
図4】内側レセプタクル部品の実施形態の図である。
【
図7c】
図7aにおいて示した組み立てられたプラグの断面図である。
【
図7d】
図7bにおいて示した組み立てられたプラグの断面図である。
【
図8】まだ接続されていないプラグおよびレセプタクルの図である。
【
図9】接続されている
図8のプラグおよびレセプタクルの図である。
【
図10a】本発明によるプラグに接続されるケーブルの実施形態の図である。
【
図10b】本発明によるプラグに接続されるケーブルの実施形態の図である。
【発明を実施するための形態】
【0063】
異なる品物は、符号の説明において提供されている符号によって特定されている。
【0064】
図1は、接続されていない内側レセプタクル部品110およびプラグ1の第1の実施形態を示している。部品同士が接続されるとき、2つの接続点が形成され、それによって、例えば音響装置、聴覚装置、または同様の装置における使用のための小型コネクタを形成する。
【0065】
図4では、内側レセプタクル110の断面図が示されており、異なる構成要素がより詳細に見られる。また、
図5では、内側レセプタクル110の分解図が、より大きなレセプタクル100の部品として示されている。レセプタクル100は後端104から前端106に向けて延びている。内側レセプタクル部品110に含まれるのは、後端124と前端126とを有するレセプタクル接触ピン120である。レセプタクル接触ピン120の後端124は、電気接触を内側レセプタクル110の後端においてレセプタクル接触ピン120と行わせる内側接触基部130の後端134から後方に延びている。
【0066】
内側レセプタクルは、後端134から前端136へと延びる内側接触基部130も備える。内側接触基部は、絶縁体として供し、レセプタクル接触ピン120が通って延びる貫通開口132を有する。
図4に示されているように、内側接触ピン120の後端124は内側接触基部130の後端134から突出し、これは、レセプタクルが挿入/装着されるユニットへのさらなる電気接続を行うことを可能にする。
【0067】
内側接触ピン120の前端126は内側接触基部130の前端136から突出し、これは、接触ピン120の前端126を、
図9に示されているようなプラグ部品と電気接続させることができる。
【0068】
内側接触基部130は1つまたは複数の追加の開口138も有し、開口138を通じて、内側接触バネ140がその後端144において固定される。内側接触バネ140の前端146はプラグ部品と電気接続を行うことになる(より詳細には
図9の記載を参照)。1つまたは複数の追加の開口138のうちの1つは、
図4に示されているように、内側接触基部130を完全に通じて延びてもよい。
【0069】
内側レセプタクル110は、後端154から前端156へと延びる絶縁体150も備える。絶縁体150には、内側接触バネ140、内側接触基部130、および接触ピン120の前端146、136、126を収容する貫通開口152がある。
【0070】
内側接触バネ140は、内側接触バネ140の後端144において接触突起142を有し、接触突起142は内側接触基部130の後端134から後方に延びている。接触突起142は、レセプタクルが挿入/装着されるユニットと電気接続を行わせることができる。
【0071】
図5に示されているように、内側接触バネ140は、内側接触バネ140の後端144から内側接触バネ140の前端146に向かうおおよそ真っ直ぐの線において延びるアームまたはバネとして形成されるいくつかの突出部品148を有し得る。前端144では、突出部品148は内側接触バネの中心点に向けて曲がっている。部品148は、プラグがレセプタクルへと挿入されるときに部品148が外向きに押されるように、可撓性であり得る、または、内側接触バネ140の後端146に可撓性に接続され得る。部品148は、プラグの取り外しにおいてその元の構成を取り戻すことになる。
図5では、4つのバネ部品が示されている。しかしながら、例えば2つ、3つ、5つ、6つ、7つ、またはより多くなど、より多くまたはより少ない場合も検討され得る。
【0072】
レセプタクルは成形過程において製作され得る。
【0073】
図3では、
図1に示されたプラグ10の断面は、異なる品物をより明確に表示して示されている。プラグ1は、
図6において分解図で示されている内部プラグ部品10を備えている。内部プラグ部品10は、後端74から前端76へと延びる中空組立管70を備える。
【0074】
中空組立管70の内部には内部プラグ部品10があり、内部プラグ部品10は
図6における分解図で最もはっきりと見て取れる。内部プラグ部品10は、貫通開口22が内側絶縁体20の前端26から後端24へと延びている内側絶縁体20を備える。内側絶縁体20は後端板28を備え、後端板28は、内側絶縁体20が接触管50の内部で正確に位置決めされることを確保する。前端56と後端54とを有する接触管は、内側絶縁体20が通って延びる貫通開口52を有する。接触管50は、その前端56に向けて固定凹部58も有し、固定凹部58は、レセプタクルとの電気接続のための接触点を提供し、挿入されたときにプラグがレセプタクルの内部で固定されることを確保する(
図9を参照)。接触管50の後端54は、例えばケーブル200に含まれる第2のワイヤ204といった、
図3に示されているようなケーブル200に通常は電気接続される。
【0075】
接触管50の前端56は通常は先細りとされることになる。接触管50は第1の外側突起57および第2の外側突起59も通常は備える。突起57、59は安定性を内部プラグ部品10に提供する。さらに、突起57、59は、
図7a~
図7bに示されているような外側絶縁体60の内部での接触管50のよりきつい嵌まりを確保する。外側絶縁体60の内部での接触管の追加の固定は、プラグとレセプタクル部品とが接続および接続解除されるときに有利である。突起57、59は、同様の目的を実現させる限り、異なる形を有してもよい。
【0076】
絶縁体20の後端24は接触管50の後端54と直接的に接触している。
【0077】
プラグは、後端44および前端46を有する内側接触バネ40も備える。内側接触バネ40の前端46は、
図8および
図9においてより詳細に図示および記載されているように、プラグ1がレセプタクル100の内部に挿入されるとき、レセプタクル接触部品と電気接続する。内側接触バネ40は、内側接触バネ40の前端46における環形状部品48から内側接触バネ40の後端44に向けて延びるいくつかの延在アーム42を備える。
【0078】
プラグ接触ピン30が内側絶縁体20の貫通開口22の内部で延びる。プラグ接触ピン30は、プラグ接触ピン30の前端においてプラグ接触ピン開口32を備える。この開口32の内部で内側接触バネ40は位置決めされる。プラグ30の後端34は、絶縁体20の後端24において開口22を通じて突出し、それによって、プラグ接触ピン30を、例えば
図3に示されているようなケーブル200に含まれている第1のワイヤ202といった、ケーブル200に電気的に接続させる。
【0079】
図3に示されているように、プラグは、中空組立管70の前端76と接触管50との間に位置決めされるリップシール78を有してもよい。リップシール78はプラグがレセプタクルと接続されるときに圧縮し、これは、プラグとレセプタクルとが接続されるときに2つの部品の間のよりきつい嵌まりを確保する。そのため、リップシール78は、接触管50の外面の周りで完全に径方向に延びてもよい。
【0080】
図2および
図5(
図5は分解図である)は、先に記載されているような内側レセプタクル部品110と、内側レセプタクル部品110を収容する貫通開口162を有する外側接触管160とを備えるレセプタクル部品100の第2の実施形態を描写している。外側接触管160は後端164から前端166へと延びている。
【0081】
図に示されているように、外側接触管160は、後端164において接触突起168も有する。接触突起168は、内側接触基部130の後端134から突出し、外部電気部品を接触突起168に接続することで電気接触を外側接触管160と行わせることができる。
【0082】
例えば
図5において見て取れるように、レセプタクル部品100は、外側接触管160の周りで後端174から前端176へと延びる外側接触バネ170も備える。
【0083】
図5に示された外側接触バネ170は、後端174において環形状部品172を備え、環形状部品172から、いくつかの接触延長部178が前端176に向けて延びている。この図では、2つの接触延長部178が示されているが、より多くの接触延長部が存在してもよい。
【0084】
外側接触バネ170の後端174は、レセプタクル部品100の後端104に位置決めされ、電気接触を外側接触バネ170と行わせることができる。
【0085】
外側接触管160と外側接触バネ170との間には、後端184から前端186へと延びる外側絶縁体180がある。
【0086】
外側接触バネ170、外側絶縁体180、外側接触管160、および内側レセプタクル部品110を包囲するのは、後端194から前端196へと延びる筐体190である。
【0087】
外側接触管160および外側接触バネ170は、内部レセプタクル部品110がプラグ1のプラグ部品と電気接触を行うのと同様の手法でプラグ1がレセプタクル100の内部に挿入されるときにプラグ1の2つの追加のプラグ部品との電気接触を行うように適合させられている。
【0088】
図7aは、内部プラグ部品10に加えて、外側絶縁体60と外側接触バネ80とをさらに備える、本発明によるプラグの第2の実施形態を示している。組み立てられたプラグの断面図が
図7cに示されている。
【0089】
図7bおよび
図7dは、本発明によるプラグの第3の実施形態を示しており、
図7aおよび
図7cと比較して、リップシール78をさらに備えている。リップシール78は、
図7bにおけるプラグの分解図と、
図7dにおける側方からの断面での組立図とにおいて見ることができる。プラグのこの実施形態では、リップシール78は、環状に形成され、接触管50の外面の周りに嵌まる。リップシール78は、プラグの組み立てられたものにあり、プラグの中間の周りに位置決めされる。
【0090】
外側絶縁体60は、後端64から前端66へと延び、その後端64において後端環状突起68を有する。外側絶縁体60は、後端環状突起68が中空組立管70の後端74と直接的に接触する状態で、中空組立管70を少なくとも一部分が延びて中空組立管70の内部に位置決めされる。
【0091】
外側接触バネ80は、外側絶縁体60と内部プラグ部品10との間に位置決めされ、後端84から前端86へと延び、その後端において開口82を有する。プラグ接触ピン30の後端34は、外側接触バネ80における開口82を通じて延びる。
【0092】
外側接触バネ80は、開口82を取り囲む板成形部品88を有し、板成形部品88から、いくつかの接触延長部89がその前端86に向けて延びている。板成形部品88はケーブル200における第3のワイヤ206に電気的に接続され得る。同様に、組立管70はケーブル200における第4のワイヤ208に電気的に接続され得る。
【0093】
図9に示されているように、プラグ1が内側レセプタクル部品110の内部に挿入されるとき、レセプタクル接触ピン120の前端126と、プラグ接触ピン開口32の内部に位置決めされる内側接触バネ40との間に第1の電気接続C1がある。
【0094】
第2の電気接続も接触管50の固定凹部58とプラグとの内側接触バネ140との間に存在する。接触バネ140の前端146はプラグにおける接触管50の固定凹部58と係合し、それによってプラグをレセプタクルの内部で固定する。したがって、接触管50と内側接触バネ140とは、プラグとレセプタクルとの間に電気接続を作り出す機能に加えて、固定機能を有する。
【0095】
第3の電気接続C3が、プラグの外側接触バネ80とレセプタクルの外側接触管160との間に存在し、第4の電気接続C4がレセプタクルの組立管70とプラグの外側接触バネ170との間に存在する。
【0096】
図は、2つまたは4つのいずれかの接続を伴うプラグおよびレセプタクルを示している。しかしながら、3つの接続を伴うプラグおよびレセプタクルのシステムが検討されてもよい。原則として、
図9における4つの示された接続のいずれかは、3つの接続点のプラグおよびレセプタクルを得るために省略されてもよい。
【0097】
したがって、以下の組み合わせのいずれかを含む3つの接続のレセプタクルも本発明に含まれている。
A)先に記載されている内側レセプタクル部品110、外側接触管160、および筐体190。
B)先に記載されている内側レセプタクル部品110、外側接触バネ170、および筐体190。
C)内側接触バネ140が省略されている内側レセプタクル部品110、外側接触管160、外側接触バネ170、外側絶縁体180、および筐体190。
D)レセプタクル接触ピン120が省略されている内側レセプタクル部品110、外側接触管160、外側接触バネ170、外側絶縁体180、および筐体190。
【0098】
同様に、以下の組み合わせのいずれかを含む3つの接続のプラグも本発明に含まれている。
A)中空組立管70、内側絶縁体20、接触管50、外側絶縁体60、および外側接触バネ80。
B)中空組立管70、内側絶縁体20、プラグ接触ピン30、内側接触バネ40、外側絶縁体60、および外側接触バネ80。
C)中空組立管70、内側絶縁体20、プラグ接触ピン30、内側接触バネ40、接触管50、外側絶縁体60。
【0099】
図10A~
図10Bは、本発明のプラグに接続されるケーブルの拡大図を示している。
図10Aは、コア部品212を一体になって構成する4本のワイヤ202、204、206、208を備える拡大図でケーブル200を示しており、コア部品212は外側絶縁ジャケット210によって取り囲まれている。導電性ワイヤ202、204、206、208は、コア部品212を拡大図で示す
図10Bに示されているように、ラッカーで塗られ、一体に撚られ得る。強度部材(図では示されていない)が含まれてもよい。
【0100】
図10Aでは、ケーブル200は、外側絶縁ジャケット210がワイヤ202、204、206、208から両端において剥ぎ取られ、ワイヤ202、204、206、208が両端で別々にもされて示されている。そのため、ワイヤ202、204、206、208の端は電気手段に接続でき、電気信号はワイヤ202、204、206、208の各々を通じて送信され得る。
【0101】
ワイヤ202、204、206、208は、好ましくはラッカーで塗られた導電性ワイヤであり、それらワイヤは、導電性ワイヤ202、204、206、208の導電性部品を覆うラッカーのため、互いから隔離されている。その結果、導電性ワイヤは、各々の導電性ワイヤの周りで、ナイロン、シリコーン、ポリエチレン、PVC、ポリアミド、ポリエステル、ペバックスなどの隔離材料から作られた外側隔離ジャケットを有することなく互いから隔離され得る。導電性ワイヤ202、204、206、208の外径はこれによって著しく低減させられ、結果として、隔離するワイヤ202、204、206、208の外径はさらにより低減させられる。
【0102】
隔離するワイヤ202、204、206、208の可撓性および柔軟性は、導電性ワイヤの周りでしばしば使用される比較的可撓性ではなくて硬い外側隔離ジャケットが省略されるためさらに向上させられる。強度部材はケーブルの強度を向上させ、ケーブルの強度は、強度部材の材料を選択することによってか、強度部材の寸法を規制することによってか、または、ケーブル200へと統合される2つ以上の強度部材を有するように選択することによって、特定の仕様に設計され得る。代替で、非常に柔軟で可撓性のケーブルが必要とされる場合、強度部材は省略され得る。
【0103】
この発明において使用されるケーブルは、ラッカーで塗られた導電性ワイヤが撚られるため、電気機械(EM)ノイズなどのノイズに対してはるかにより鈍感である。したがって、本発明によるケーブル200は、可撓性、柔軟性、および強度を兼ね備えている。
【0104】
図10Bは、
図10Aに示されたケーブル200の一端を外側絶縁ジャケット210なしで示している。ラッカーで塗られた導電性ワイヤ202、204、206、208が螺旋を形成するように一体に撚られているのが見て取れる。ケーブル200の剛性、柔軟性、および強度は、ケーブル200の材料および寸法、ならびに/または、ケーブル200に可及的に含まれる強度部材を変化させることで、異なる顧客の仕様に合わせるために変更させられ得る。ケーブル200の強度は、例えば、より多くの強度部材を追加することで、強固な材料から作られる強度部材を選択することで、ならびに/または、強度部材および/もしくは導電性ワイヤ202、204、206、208の寸法を増加させることで、増加させられてもよい。強度部材は、例えば、引っ張られたときに長さが伸びない耐熱性で強固な合成繊維から作られ得る。このような繊維は、例えばアラミド繊維であり得る。
【0105】
ケーブルの剛性、柔軟性、および強度に依存して、ケーブルが近くにある異なる環境によって作り出される静電気に依存して、ケーブルが皮膚または衣服の近くに置かれる場合、ケーブルは用途に適したものとされ得る。
【0106】
図10A~
図10Bに示されている薄い導電性磁石のワイヤ202、204、206、208は、例えば磁石ワイヤとでき、それら磁石ワイヤは、一体に撚られることで螺旋を形成する前に個々にラッカーで塗られる。その結果、ラッカーで塗られた導電性ワイヤは、各々の磁石ワイヤがラッカーで塗られた導電性ワイヤに強度を提供するため非常に可撓性で強固であり、また、磁石ワイヤは、個々にラッカーで塗られるため、互いに対して変位させることができ、これは柔軟な導電性ワイヤをもたらす。
【0107】
図10A~
図10Bに示されワイヤ202、204、206、208のうちの1つまたは複数は、例えば色付きのラッカーを用いて色付けされ、それによって、導電性ワイヤ202、204、206、208の容易な識別のための追跡子を形成する。ワイヤ202、204、206、208は、例えば、磁性であり得る、および/または、ラッカーで塗られ得る。ラッカーで塗ることは、ワイヤ202、204、206、208を、ラッカーを含む浴を通じて引っ張ることで、ワイヤ202、204、206、208を、過熱されたときに溶ける静電粉末で覆うことで、または、塗料をワイヤ202、204、206、208に噴霧することで得られる。ラッカー層は、例えば、ポリアミド、ポリウレタン、または同様のものであり得る。それによって、ラッカーで塗られた導電性ワイヤ202、204、206、208は、各々の磁石ワイヤ202、204、206、208が個々にラッカーで塗られるリッツワイヤ202、204、206、208を形成する。
【0108】
撚られたワイヤ202、204、206、208は接着剤によって外側絶縁ジャケット210に固定されてもよい。これによって、接着剤が空気、水分、および埃を外側ジャケット210に入るのを防止するため、ケーブル200は隙間なく作られる。これは、ケーブル200を腐食に対して向上させ、さらなる音が外側絶縁ジャケット210の内部に進むのを排除する。
【0109】
接着剤は、本発明のプラグにおけるケーブル200を固定するためにさらに使用され得る。ワイヤ202、204、206、208は、各々のワイヤ202、204、206、208がいくつかの個々にラッカーが塗られた磁石ワイヤ(ここでも、
図10A~
図10Bにおいて記載されているように一体に撚られる)を備える実施形態において、同じリッツワイヤにおける各々のラッカーが塗られたワイヤの間に電気接続があることが確保されるように、端において錫メッキされてもよい。代替で、ラッカーが塗られた磁石ワイヤ同士の間の電気接続は、導電性接着剤を用いて、または、磁石ワイヤを一体に溶解することで確立され得る。錫メッキされた端は、各々のラッカーで塗られたワイヤがプラグ1に容易にロウ付けされ、それによってプラグ1とケーブル200との間に非常に良好な接触を作り出すことをさらに確保する。
【0110】
図10A~
図10Bに示されている個々のワイヤ202、204、206、208は、例えば、いくつかの磁石ワイヤをラッカーで塗り、それらを束で纏めることで製造できる。ラッカーで塗られた磁石ワイヤのうちの一部は、任意選択で色付けされ得る。次にラッカーで塗られた磁石ワイヤの束は撚られ、それによって、ラッカーで塗られた導電性ワイヤ202、204、206、208を形成し、導電性ワイヤ202、204、206、208は、識別の目的のために色付けされた磁石ワイヤを任意選択で備える。一実施形態では、7本の磁石ワイヤが、これらの磁石ワイヤのうちの2本が色付けされた状態で一体に撚られる。しかしながら、他の実施形態では、任意の数の磁石ワイヤおよび/または色付けされた磁石ワイヤが一体に撚られてもよい。
【0111】
個々のワイヤ202、204、206、208を製造した後、いくつかのワイヤと強度部材1008とが一体に撚られてもよく、外側ジャケットが、撚られた導電性ワイヤ202、204、206、208の周りで押し出される。
図10A~
図10Bに示されているケーブル200の一実施形態では、各々が異なる色付けとされた磁石ワイヤを備える4本の導電性ワイヤ202、204、206、208は、強度部材として作用するアラミド繊維(図では示されていない)で一体に撚られている。したがって、ケーブル200は、色によって容易に識別され得る4本のリードワイヤ202、204、206、208を備える。
【0112】
本発明は、以下の項目において記載されているようにも記載され得る。
【0113】
項目
1.音響装置、聴覚装置、または同様の装置での使用のための小型コネクタのためのレセプタクル(100)であって、レセプタクルは後端(104)から前端(106)に向けて延び、レセプタクルは、
・ 後端(124)から前端(126)へと延びるレセプタクル接触ピン(120)と、
・ 後端(134)から前端(136)へと延びる内側接触基部(130)であって、レセプタクル接触ピン(120)が通って延びる貫通開口(132)、および、1つまたは複数の追加の開口(138)を備える内側接触基部(130)と、
・ 後端(144)から前端(146)へと延びる内側接触バネ(140)であって、内側接触基部(130)において1つまたは複数の追加の開口(138)の内部にその後端(144)において固定される内側接触バネ(140)と、
・ 後端(154)から前端(156)へと延びる絶縁体(150)であって、内側接触バネ(140)、内側接触基部(130)、および接触ピン(120)の前端(146、136、126)を収容する貫通開口(152)を有する絶縁体(150)と
を備える内側レセプタクル部品(110)を備え、
レセプタクル接触ピン(120)および接触バネ(140)は、プラグ(1)がレセプタクル(100)の内部に挿入されるときにプラグ(1)における2つのプラグ部品との電気接触を行うように適合させられる、レセプタクル(100)。
【0114】
2.内側接触ピン(120)の後端(124)は内側接触基部(130)の後端(134)から突出する、項目1に記載のレセプタクル。
【0115】
3.内側接触ピン(120)の前端(126)は内側接触基部(130)の前端(136)から突出する、項目1または2に記載のレセプタクル。
【0116】
4.1つまたは複数の追加の開口(138)のうちの少なくとも1つは内側接触基部(130)を完全に通じて延びる、項目1から3のいずれか一項に記載のレセプタクル。
【0117】
5.内側接触バネ(140)は、内側接触バネ(140)の後端(144)において接触突起(142)を備え、接触突起(142)は、内側接触基部(130)の後端(134)から後方に延び、電気接触を内側接触バネ(140)と行わせることができる、項目1から4のいずれか一項に記載のレセプタクル。
【0118】
6.内側接触バネ(140)は、内側接触バネ(140)の後端(144)から内側接触バネ(140)の前端(146)に向かうおおよそ真っ直ぐの線において延びるアームとして形成されるいくつかの突出部品(148)を備え、突出部品(148)は内側接触バネの中心点に向けて曲がる、項目1から5のいずれか一項に記載のレセプタクル。
【0119】
7.突出部品(148)は可撓性である、項目6に記載のレセプタクル。
【0120】
8.内側接触基部(130)は絶縁体である、項目1から7のいずれか一項に記載のレセプタクル。
【0121】
9.レセプタクル接触ピン(120)の後端(124)は、内側接触基部(130)の後端(134)から後方に延び、電気接触をレセプタクル接触ピン(120)と行わせることができる、項目1から8のいずれか一項に記載のレセプタクル。
【0122】
10. - 内側レセプタクル部品(110)の周りで後端(174)から前端(176)へと延びる外側接触バネ(170)と、
- 後端(194)から前端(196)へと延びる筐体(190)であって、外側接触バネ(170)および内側レセプタクル部品(110)を包囲する筐体(190)と
をさらに備え、
レセプタクル接触ピン(120)、内側接触バネ(140)、および外側接触バネ(170)は、プラグ(1)がレセプタクル(100)の内部に挿入されるときにプラグ(1)における3つのプラグ部品との電気接触を行うように適合させられる、項目1から9のいずれか一項に記載のレセプタクル(100)。
【0123】
11. - 後端(164)から前端(166)へと延び、貫通開口(162)を有する外側接触管(160)であって、内側レセプタクル部品(110)は外側接触管(160)を通って延びる、外側接触管(160)と、
- 外側接触管(160)の周りで後端(174)から前端(176)へと延びる外側接触バネ(170)と、
- 後端(184)から前端(186)へと延び、外側接触管(160)と外側接触バネ(170)との間に位置決めされる外側絶縁体(180)と、
- 後端(194)から前端(196)へと延びる筐体(190)であって、外側接触バネ(170)、外側絶縁体(180)、外側接触管(160)、および内側レセプタクル部品(110)を包囲する筐体(190)と
をさらに備え、
外側接触管(160)および外側接触バネ(170)は、プラグ(1)がレセプタクル(100)の内部に挿入されるときにプラグ(1)の2つの追加のプラグ部品との電気接触を行うように適合させられる、項目1から9のいずれか一項に記載のレセプタクル(100)。
【0124】
12.外側接触バネ(170)は、外側接触バネ(170)の後端(174)において環形状部品(172)を備え、環形状部品(172)から、いくつかの接触延長部(178)が外側接触バネ(170)の前端(176)に向けて延びる、項目10または11に記載のレセプタクル。
【0125】
13.いくつかの接触延長部(178)は2つの接触延長部(178)を含む、項目12に記載のレセプタクル。
【0126】
14.外側接触バネ(170)の後端(174)は、レセプタクルの後端(104)に位置決めされ、電気接触を外側接触バネ(170)と行わせることができる、項目10から13のいずれか一項に記載のレセプタクル。
【0127】
15. - 後端(164)から前端(166)へと延び、貫通開口(162)を有する外側接触管(160)であって、内側レセプタクル部品(110)は外側接触管(160)を通って延びる、外側接触管(160)と、
- 後端(194)から前端(196)へと延びる筐体(190)であって、外側接触管(160)および内側レセプタクル部品(110)を包囲する筐体(190)と
をさらに備え、
レセプタクル接触ピン(120)、内側接触バネ(140)、および外側接触管(160)は、プラグ(1)がレセプタクル(100)の内部に挿入されるときにプラグ(1)における3つのプラグ部品との電気接触を行うように適合させられる、項目1から9のいずれか一項に記載のレセプタクル(100)。
【0128】
16.外側接触管(160)は、外側接触管(160)の後端(164)において接触突起(168)を備える、項目1から9および11から14のいずれか一項に記載のレセプタクル。
【0129】
17.外側接触管(160)の接触突起(168)は、内側接触基部(130)の後端(134)から突出し、電気接触を外側接触管(160)と行わせることができる、項目16に記載のレセプタクル。
【0130】
18.音響装置、聴覚装置、または同様の装置での使用のための小型コネクタのためのレセプタクル(100)であって、レセプタクルは後端(104)から前端(106)に向けて延び、レセプタクルは、
・ 内側レセプタクル部品(110)であって、
- 後端(124)から前端(126)へと延びるレセプタクル接触ピン(120)、
- 後端(134)から前端(136)へと延びる内側接触基部(130)であって、レセプタクル接触ピン(120)が通って延びる貫通開口(132)、および、1つまたは複数の追加の開口(138)を備える内側接触基部(130)、ならびに、
- 後端(154)から前端(156)へと延びる絶縁体(150)であって、内側接触基部(130)および接触ピン(120)を収容する貫通開口(152)を有する絶縁体(150)
を備える内側レセプタクル部品(110)と、
・ 後端(164)から前端(166)へと延び、貫通開口(162)を有する外側接触管(160)であって、内側レセプタクル部品(110)は外側接触管(160)を通って延びる、外側接触管(160)と、
・ 外側接触管(160)の周りで後端(174)から前端(176)へと延びる外側接触バネ(170)と、
・ 後端(184)から前端(186)へと延び、外側接触管(160)と外側接触バネ(170)との間に位置決めされる外側絶縁体(180)と、
・ 後端(194)から前端(196)へと延びる筐体(190)であって、外側接触バネ(170)、外側絶縁体(180)、外側接触管(160)、および内側レセプタクル部品(110)を包囲する筐体(190)と
を備え、
レセプタクル接触ピン(120)、外側接触管(160)、および外側接触バネ(170)は、プラグ(1)がレセプタクル(100)の内部に挿入されるときにプラグ(1)における3つのプラグ部品との電気接触を行うように適合させられる、レセプタクル(100)。
【0131】
19.音響装置、聴覚装置、または同様の装置での使用のための小型コネクタのためのレセプタクル(100)であって、レセプタクルは後端(104)から前端(106)に向けて延び、レセプタクルは、
・ 内側レセプタクル部品(110)であって、
- 後端(134)から前端(136)へと延びる内側接触基部(130)であって、1つまたは複数の追加の開口(138)を備える内側接触基部(130)、
- 後端(144)から前端(146)へと延びる内側接触バネ(140)であって、内側接触基部(130)において1つまたは複数の追加の開口(138)の内部にその後端(144)において固定される内側接触バネ(140)、ならびに、
- 後端(154)から前端(156)へと延びる絶縁体(150)であって、内側接触バネ(140)および内側接触基部(130)の前端(146、136、126)を収容する貫通開口(152)を有する絶縁体(150)
を備える内側レセプタクル部品(110)と、
・ 後端(164)から前端(166)へと延び、貫通開口(162)を有する外側接触管(160)であって、内側レセプタクル部品(110)は外側接触管(160)を通って延びる、外側接触管(160)と、
・ 外側接触管(160)の周りで後端(174)から前端(176)へと延びる外側接触バネ(170)と、
・ 後端(184)から前端(186)へと延び、外側接触管(160)と外側接触バネ(170)との間に位置決めされる外側絶縁体(180)と、
・ 後端(194)から前端(196)へと延びる筐体(190)であって、外側接触バネ(170)、外側絶縁体(180)、外側接触管(160)、および内側レセプタクル部品(110)を包囲する筐体(190)と
を備え、
内側接触バネ(140)、外側接触管(160)、および外側接触バネ(170)は、プラグ(1)がレセプタクル(100)の内部に挿入されるときにプラグ(1)における3つのプラグ部品との電気接触を行うように適合させられる、レセプタクル(100)。
【0132】
20.音響装置、聴覚装置、または同様の装置での使用のための小型コネクタのためのプラグ(1)であって、プラグ(1)は、
・ 貫通開口(22)が前端(26)から後端(24)へと延びている内側絶縁体(20)と、
・ 後端(44)および前端(46)を有する内側接触バネ(40)と、
・ 内側絶縁体(20)の貫通開口(22)の内部で延びるプラグ接触ピン(30)であって、プラグ接触ピン(30)は後端(34)および前端(36)を有し、前端(36)は、内側接触バネ(40)が内部で位置決めされるプラグ接触ピン開口(32)を備える、プラグ接触ピン(30)と、
・ 前端(56)、後端(54)、および、内側絶縁体(20)が通って延びる貫通開口を有する接触管(50)であって、固定凹部(58)をさらに備える接触管(50)と
を備える内部プラグ部品(10)を備え、
内側接触バネ(40)および接触管(50)は、プラグ(1)がレセプタクル(100)の内部に挿入されるときに2つのレセプタクル接触部品との電気接触を行うように適合させられる、プラグ(1)。
【0133】
21.絶縁体(20)の後端(24)は接触管(50)の後端(54)と直接的に接触している、項目20に記載のプラグ。
【0134】
22.接触管(50)の前端(56)は先細りとされる、項目20または21に記載のプラグ。
【0135】
23.接触管(50)は第1の外側突起(57)と第2の外側突起(59)とをさらに備える、項目20から22のいずれか一項に記載のプラグ。
【0136】
24.内側接触バネ(40)は、内側接触バネ(40)の前端(46)における環形状部品(48)から内側接触バネの後端(44)に向けて延びるいくつかの延在アーム(42)を備える、項目20から23のいずれか一項に記載のプラグ。
【0137】
25.プラグ接触ピン(30)の後端(34)は内側絶縁体(20)の後端(24)から延び、それによって、プラグ接触ピン(30)をケーブル(200)に含まれる第1のワイヤ(202)に電気的に接続させる、項目20から24のいずれか一項に記載のプラグ。
【0138】
26.接触管(50)の後端(54)は、ケーブル(200)に含まれる第2のワイヤ(204)に電気的に接続される、項目20から25のいずれか一項に記載のプラグ。
【0139】
27.プラグは、第1のワイヤ(202)と第2のワイヤ(204)とを少なくとも含むいくつかのワイヤを伴うケーブル(200)をさらに備える、項目20から26のいずれか一項に記載のプラグ。
【0140】
28.中空組立管(70)をさらに備え、中空組立管(70)は後端(74)から前端(76)へと延び、中空組立管(70)において包囲されると共にその前端(76)から延びるのは内部プラグ部品(10)である、項目20から27のいずれか一項に記載のプラグ。
【0141】
29.接触管(50)の周りに位置決めされるリップシール(78)をさらに備える、項目28に記載のプラグ。
【0142】
30.中空組立管(70)と接触管(50)とに位置決めされるリップシール(78)をさらに備える、項目28に記載のプラグ。
【0143】
31.リップシール(78)は中空組立管(70)の前端(76)と接触管(50)との間に位置決めされる、項目30に記載のプラグ。
【0144】
32.プラグがレセプタクルと接続されるときにリップシール(78)は圧縮する、項目29から31のいずれか一項に記載のプラグ。
【0145】
33.リップシール(78)は接触管(50)の外面の周りで完全に径方向に延びる、項目29から32のいずれか一項に記載のプラグ。
【0146】
34. - 後端(64)から前端(66)へと延び、後端(64)において後端環状突起(68)を有する外側絶縁体(60)であって、外側絶縁体(60)は、後端環状突起(68)が中空組立管(70)の後端(74)と直接的に接触する状態で、中空組立管(70)を通って少なくとも一部分が延びて中空組立管(70)の内部に位置決めされる、外側絶縁体(60)と、
- 外側絶縁体(60)と内部プラグ部品(10)との間に位置決めされ、後端(84)から前端(86)へと延び、プラグ接触ピン(30)の後端(34)が通って延びる開口(82)を後端(84)において有する外側接触バネ(80)と
をさらに備え、
外側接触バネ(80)および組立管(70)は、プラグ(1)がレセプタクル(100)の内部に挿入されるときに2つの追加のレセプタクル接触部品との電気接触を行うように適合させられる、項目20から33のいずれか一項に記載のプラグ。
【0147】
35.外側接触バネ(80)は、外側接触バネ(80)の後端(84)において開口(82)を取り囲む板成形部品(88)を備え、板成形部品(88)から、いくつかの接触延長部(89)が外側接触バネ(80)の前端(86)に向けて延びる、項目34に記載のプラグ。
【0148】
36.板成形部品(88)はケーブル(200)における第3のワイヤ(206)に電気的に接続される、項目35に記載のプラグ。
【0149】
37.組立管(70)はケーブル(200)における第4のワイヤ(208)に電気的に接続される、項目35または36に記載のプラグ。
【0150】
38.ケーブル(200)は第3のワイヤ(206)と第4のワイヤ(208)とを備える、項目37に記載のプラグ。
【0151】
39.音響装置、聴覚装置、または同様の装置における使用のための小型コネクタのためのプラグ(1)であって、プラグ(1)は内部プラグ部品(10)と中空組立管(70)とを備え、中空組立管(70)は後端(74)から前端(76)へと延び、中空組立管(70)において包囲されると共にその前端(76)から延びるのは内部プラグ部品(10)であり、内部プラグ部品(10)は、
・ 貫通開口(22)が前端(26)から後端(24)へと延びている内側絶縁体(20)と、
・ 後端(44)および前端(46)を有する内側接触バネ(40)と、
・ 内側絶縁体(20)の貫通開口(22)の内部で延びるプラグ接触ピン(30)であって、プラグ接触ピン(30)は後端(34)および前端(36)を有し、前端(36)は、内側接触バネ(40)が内部で位置決めされるプラグ接触ピン開口(32)を備える、プラグ接触ピン(30)と、
・ 前端(56)、後端(54)、および、内側絶縁体(20)が通って延びる貫通開口を有する接触管(50)であって、固定凹部(58)をさらに備える接触管(50)と
を備え、
プラグは、
- 後端(64)から前端(66)へと延び、後端(64)において後端環状突起(68)を有する外側絶縁体(60)であって、外側絶縁体(60)は、後端環状突起(68)が中空組立管(70)の後端(74)と直接的に接触する状態で、中空組立管(70)を通って少なくとも一部分が延びて中空組立管(70)の内部に位置決めされる、外側絶縁体(60)と、
- 外側絶縁体(60)と内部プラグ部品(10)との間に位置決めされ、後端(84)から前端(86)へと延び、プラグ接触ピン(30)の後端(34)が通って延びる開口(82)を後端(84)において有する外側接触バネ(80)と
をさらに備え、
内側接触バネ(40)、接触管(50)、および外側接触バネ(80)は、プラグ(1)がレセプタクル(100)の内部に挿入されるときに3つの追加のレセプタクル接触部品との電気接触を行うように適合させられる、プラグ(1)。
【0152】
40.音響装置、聴覚装置、または同様の装置における使用のための小型コネクタのためのプラグ(1)であって、プラグ(1)は内部プラグ部品(10)と中空組立管(70)とを備え、中空組立管(70)は後端(74)から前端(76)へと延び、中空組立管(70)において包囲されると共にその前端(76)から延びるのは内部プラグ部品(10)であり、内部プラグ部品(10)は、
・ 貫通開口(22)が前端(26)から後端(24)へと延びている内側絶縁体(20)と、
・ 前端(56)、後端(54)、および、内側絶縁体(20)が通って延びる貫通開口を有する接触管(50)であって、固定凹部(58)をさらに備える接触管(50)と
を備え、
プラグは、
- 後端(64)から前端(66)へと延び、後端(64)において後端環状突起(68)を有する外側絶縁体(60)であって、外側絶縁体(60)は、後端環状突起(68)が中空組立管(70)の後端(74)と直接的に接触する状態で、中空組立管(70)を通って少なくとも一部分が延びて中空組立管(70)の内部に位置決めされる、外側絶縁体(60)と、
- 外側絶縁体(60)と内部プラグ部品(10)との間に位置決めされ、後端(84)から前端(86)へと延びる外側接触バネ(80)と
をさらに備え、
接触管(50)、外側接触バネ(80)、および組立管(70)は、プラグ(1)がレセプタクル(100)の内部に挿入されるときに3つの追加のレセプタクル接触部品との電気接触を行うように適合させられる、プラグ(1)。
【0153】
41.音響装置、聴覚装置、または同様の装置における使用のための小型コネクタのためのプラグ(1)であって、プラグ(1)は内部プラグ部品(10)と中空組立管(70)とを備え、中空組立管(70)は後端(74)から前端(76)へと延び、中空組立管(70)において包囲されると共にその前端(76)から延びるのは内部プラグ部品(10)であり、内部プラグ部品(10)は、
・ 貫通開口(22)が前端(26)から後端(24)へと延びている内側絶縁体(20)と、
・ 後端(44)および前端(46)を有する内側接触バネ(40)と、
・ 内側絶縁体(20)の貫通開口(22)の内部で延びるプラグ接触ピン(30)であって、プラグ接触ピン(30)は後端(34)および前端(36)を有し、前端(36)は、内側接触バネ(40)が内部で位置決めされるプラグ接触ピン開口(32)を備える、プラグ接触ピン(30)と、
プラグは、
- 後端(64)から前端(66)へと延び、後端(64)において後端環状突起(68)を有する外側絶縁体(60)であって、外側絶縁体(60)は、後端環状突起(68)が中空組立管(70)の後端(74)と直接的に接触する状態で、中空組立管(70)を通って少なくとも一部分が延びて中空組立管(70)の内部に位置決めされる、外側絶縁体(60)と、
- 外側絶縁体(60)と内部プラグ部品(10)との間に位置決めされ、後端(84)から前端(86)へと延び、プラグ接触ピン(30)の後端(34)が通って延びる開口(82)を後端(84)において有する外側接触バネ(80)と
をさらに備え、
内側接触バネ(40)、外側接触バネ(80)、および組立管(70)は、プラグ(1)がレセプタクル(100)の内部に挿入されるときに3つの追加のレセプタクル接触部品との電気接触を行うように適合させられる、プラグ(1)。
【0154】
42.音響装置、聴覚装置、または同様の装置における使用のための小型コネクタのためのプラグ(1)であって、プラグ(1)は内部プラグ部品(10)と中空組立管(70)とを備え、中空組立管(70)は後端(74)から前端(76)へと延び、中空組立管(70)において包囲されると共にその前端(76)から延びるのは内部プラグ部品(10)であり、内部プラグ部品(10)は、
・ 貫通開口(22)が前端(26)から後端(24)へと延びている内側絶縁体(20)と、
・ 後端(44)および前端(46)を有する内側接触バネ(40)と、
・ 内側絶縁体(20)の貫通開口(22)の内部で延びるプラグ接触ピン(30)であって、プラグ接触ピン(30)は後端(34)および前端(36)を有し、前端(36)は、内側接触バネ(40)が内部で位置決めされるプラグ接触ピン開口(32)を備える、プラグ接触ピン(30)と、
・ 前端(56)、後端(54)、および、内側絶縁体(20)が通って延びる貫通開口を有する接触管(50)であって、固定凹部(58)をさらに備える接触管(50)と
を備え、
内側接触バネ(40)、接触管(50)、および組立管(70)は、プラグ(1)がレセプタクル(100)の内部に挿入されるときに3つの追加のレセプタクル接触部品との電気接触を行うように適合させられる、プラグ(1)。
【0155】
43.音響装置、聴覚装置、または同様の装置における使用のための小型コネクタであって、項目1から19のいずれか一項に記載のレセプタクル(100)と、項目20から42のいずれか一項に記載のプラグ(1)とを備える小型コネクタ。
【0156】
44.プラグがレセプタクルへと挿入されるとき、レセプタクル接触ピン(120)の前端(126)と、プラグ接触ピン開口(32)の内部に位置決めされるプラグの内側接触バネ(40)との間に、第1の電気接続がある、項目43に記載の小型コネクタ。
【0157】
45.プラグがレセプタクルへと挿入されるとき、レセプタクルの接触管(50)とプラグの内側接触バネ(140)との間に、第2の電気接続がある、項目43または44に記載の小型コネクタ。
【0158】
46.内側接触バネ(140)の前端(142)は接触管(50)の固定凹部(58)と係合し、それによってプラグをレセプタクルの内部で固定する、項目45に記載の小型コネクタ。
【0159】
47.プラグがレセプタクルへと挿入されるとき、プラグの外側接触バネ(80)とレセプタクル(100)の外側接触管(160)との間に、第3の電気接続がある、項目43から46のいずれか一項に記載の小型コネクタ。
【0160】
48.プラグがレセプタクルへと挿入されるとき、プラグの組立管(70)とレセプタクルの外側接触バネ(170)との間に、第4の電気接続がある、項目43から47のいずれか一項に記載の小型コネクタ。
【符号の説明】
【0161】
1 プラグ
10 内部プラグ部品
20 内側絶縁体
22 内側絶縁体における貫通開口
24 内側絶縁体の後端
26 内側絶縁体の前端
24 内側絶縁体の後端板
30 プラグ接触ピン
32 プラグ接触ピンにおける開口
34 プラグ接触ピンの後端
36 プラグ接触ピンの前端
40 内側接触バネ
42 内側接触バネの延在アーム
44 内側接触バネの後端
46 内側接触バネの前端
48 内側接触バネの環形状部品
50 接触管
52 接触管の貫通開口
54 接触管の後端
54 接触管の前端
57 第1の外側突起
58 接触管の固定凹部
59 第2の外側突起
60 外側絶縁体
64 外側絶縁体の後端
66 外側絶縁体の前端
68 外側絶縁体の環状突起
70 中空組立管
72 組立管の開口
74 中空組立管の後端
76 中空組立管の前端
78 リップシール
80 外側接触バネ
82 外側接触バネの後端における開口
84 外側接触バネの後端
86 外側接触バネの前端
88 外側接触バネの後端における板成形部品
89 外側接触バネの接触延長部
100 レセプタクル
104 レセプタクルの後端
106 レセプタクルの前端
110 内側レセプタクル部品
120 レセプタクル接触ピン
124 レセプタクル接触ピンの後端
126 レセプタクル接触ピンの前端
130 内側接触基部
132 内側接触基部の貫通開口
134 内側接触基部の後端
136 内側接触基部の前端
138 内側接触基部における追加の開口
140 内側接触バネ
142 内側接触バネの接触突起
144 内側接触バネの後端
146 内側接触バネの前端
148 アーム/バネとして形成された内側接触バネの突出部品
150 絶縁体
152 絶縁体の貫通開口
154 絶縁体の後端
156 絶縁体の前端
160 外側接触管
162 外側接触管の貫通開口
164 外側接触管の後端
166 外側接触管の前端
168 外側接触管の後端における接触突起
170 外側接触バネ
172 外側接触バネの環形状部品
174 外側接触バネの後端
176 外側接触バネの前端
178 外側接触バネの接触延長部
180 外側絶縁体
184 外側絶縁体の後端
186 外側絶縁体の前端
190 筐体
192 筐体における開口
194 筐体の後端
196 筐体の前端
200 ケーブル
202 第1のワイヤ
204 第2のワイヤ
206 第3のワイヤ
208 第4のワイヤ
210 隔離ジャケット
212 ケーブルのコア部品
C1 第1の電気接続
C2 第2の電気接続
C3 第3の電気接続
C4 第4の電気接続