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特許7204023電気自動車の充電方法、及びシステム、記憶媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-01-04
(45)【発行日】2023-01-13
(54)【発明の名称】電気自動車の充電方法、及びシステム、記憶媒体
(51)【国際特許分類】
   H02J 7/02 20160101AFI20230105BHJP
   B60L 53/67 20190101ALI20230105BHJP
   B60L 53/68 20190101ALI20230105BHJP
   H01M 10/44 20060101ALI20230105BHJP
   H02J 7/00 20060101ALI20230105BHJP
   H02J 13/00 20060101ALI20230105BHJP
【FI】
H02J7/02 B
B60L53/67
B60L53/68
H01M10/44 Q
H02J7/00 P
H02J13/00 301A
H02J13/00 311A
【請求項の数】 10
(21)【出願番号】P 2022011667
(22)【出願日】2022-01-28
(65)【公開番号】P2022121384
(43)【公開日】2022-08-19
【審査請求日】2022-01-28
(31)【優先権主張番号】202110172500.3
(32)【優先日】2021-02-08
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】515249628
【氏名又は名称】サングロー パワー サプライ カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100094569
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 伸一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100103610
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼田 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100109070
【弁理士】
【氏名又は名称】須田 洋之
(74)【代理人】
【識別番号】100067013
【弁理士】
【氏名又は名称】大塚 文昭
(74)【代理人】
【識別番号】100086771
【弁理士】
【氏名又は名称】西島 孝喜
(74)【代理人】
【識別番号】100109335
【弁理士】
【氏名又は名称】上杉 浩
(74)【代理人】
【識別番号】100120525
【弁理士】
【氏名又は名称】近藤 直樹
(74)【代理人】
【識別番号】100139712
【弁理士】
【氏名又は名称】那須 威夫
(72)【発明者】
【氏名】ジュン ワン
【審査官】宮本 秀一
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2020/043654(WO,A1)
【文献】中国特許出願公開第111791732(CN,A)
【文献】国際公開第2013/057587(WO,A2)
【文献】特開2014-212653(JP,A)
【文献】特開2015-039260(JP,A)
【文献】特開2017-162473(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B60L1/00-3/12
B60L7/00-13/00
B60L15/00-58/40
H01M10/42-10/48
H02J7/00-7/12
H02J7/34-7/36
H02J13/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
電気自動車の充電方法であって、
充電スタンドの目的充電ユーザと、前記充電スタンド内の全ての確認対象充電ガンとを取得するステップであって、前記目的充電ユーザは、前記充電スタンドで電気自動車を充電する必要があるユーザであり、前記確認対象充電ガンは、電気自動車に挿入されたが、充電が始まっていない充電ガンであるステップと、
前記充電スタンド内の全ての確認対象充電ガンの情報が含まれる充電ガンリストを前記目的充電ユーザの端末機器に送信するステップと、
前記目的充電ユーザの端末機器から送信された、前記目的充電ユーザが前記充電ガンリストに基づき選択した目的充電ガンを受信するステップと、
電気自動車を充電するように、前記目的充電ガンを制御するステップと、を含むことを特徴とする電気自動車の充電方法。
【請求項2】
前記充電スタンドの目的充電ユーザを取得する前記ステップは、
端末機器がアプリケーションAPPを利用して送信した、前記APPのユーザ情報と現時点の位置決め情報とが含まれるデータ情報を受信するステップと、
前記データ情報に基づき、当該端末機器を使用するユーザが前記目的充電ユーザであるかどうかを判定するステップと、を含むことを特徴とする請求項1に記載の電気自動車の充電方法。
【請求項3】
当該端末機器を使用するユーザが前記目的充電ユーザであるかどうかを判定する前記ステップは、
前記現時点の位置決め情報が、少なくとも前記充電スタンドが所在する地理範囲をカバーする所定範囲内にあるかどうかを判定するステップと、
前記現時点の位置決め情報が前記所定範囲内にあると、当該端末機器を使用するユーザが前記目的充電ユーザであると決定するステップと、を含むことを特徴とする請求項2に記載の電気自動車の充電方法。
【請求項4】
前記現時点の位置決め情報が前記所定範囲内にあると判定した後、さらに、
第1所定時間内で、当該端末機器の位置決め情報をリアルタイムに取得するステップと、
第1所定時間内でリアルタイムに取得した当該端末機器の位置決め情報が、いずれも前記所定範囲内にあるかどうかを判定するステップと、
第1所定時間内でリアルタイムに取得した当該端末機器の位置決め情報が、いずれも前記所定範囲内にあると、当該端末機器を使用するユーザが前記目的充電ユーザであると決定するステップと、を含むことを特徴とする請求項3に記載の電気自動車の充電方法。
【請求項5】
前記充電スタンド内の何れか1つの充電ガンに対して、さらに、
前記充電ガンが所属する充電パイルから送信された第1信号を受信するステップであって、前記第1信号は、前記充電ガンが前記充電パイルから引き抜かれた場合トリガされるステップと、
前記充電パイルから送信された第2信号を受信するステップであって、前記第2信号は、前記充電ガンが電気自動車に挿入された場合トリガされるステップと、
前記第1信号の受信タイミングと、前記第2信号の受信タイミングとの間の間隔が第2所定時間以下である場合、前記充電ガンを確認対象充電ガンとしてマークするステップと、を含むことを特徴とする請求項1に記載の電気自動車の充電方法。
【請求項6】
前記充電スタンド内の何れか1つの充電ガンに対して、さらに、
前記充電ガンが所属する充電パイルから送信された第2信号を受信するステップであって、前記第2信号は、前記充電ガンが電気自動車に挿入された場合トリガされるステップと、
前記第2信号に基づき、前記充電ガンを確認対象充電ガンとしてマークするステップと、を含むことを特徴とする請求項1に記載の電気自動車の充電方法。
【請求項7】
端末機器がAPPを利用して送信したデータ情報を受信した後、さらに、
前記データ情報を記憶するステップと、
前記データ情報の記憶時間が第3所定時間以上である場合、前記データ情報を削除するステップと、を含むことを特徴とする請求項2に記載の電気自動車の充電方法。
【請求項8】
位置決め情報は、経緯度情報、全地球位置決めシステムGPS位置決め情報、北斗衛星位置決めシステムBDS位置決め情報のうちの何れか1つを含むことを特徴とする請求項2に記載の電気自動車の充電方法。
【請求項9】
電気自動車の充電システムであって、少なくとも1つの充電スタンド、アプリケーションAPPがインストールされた端末機器、及び充電クラウドプラットフォームを含み、前記充電クラウドプラットフォームは、コンピュータプログラムを実行する場合、請求項1~8の何れか1項に記載の電気自動車の充電方法を実現するためのプロセッサを含むことを特徴とする電気自動車の充電システム。
【請求項10】
コンピュータプログラムが記憶されたコンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータプログラムはプロセッサにより実行される場合、請求項1~8の何れか1項に記載の電気自動車の充電方法を実現することを特徴とするコンピュータ可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施例は、電気自動車の技術分野に関して、特に、電気自動車の充電方法、及びシステム、記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
国家が新エネルギー産業の発展を強く推し進めることにつれて、電気自動車の市場シェアもますます高くなり、その充電のために設けられる充電スタンドも勢いよく発展している。一般的に、1つの大型充電スタンドは、数十、さらに数百以上の充電パイルを具備し、また、各充電パイルには少なくとも2つの充電ガンが設けられ、電気自動車の所有者は充電ガンによって、電気自動車を充電する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
現在、主流の電気自動車の充電方法は、一般的にアプリケーション(Application、APP)でQRコード(登録商標)をスキャンすることで充電を行うが、夜中または強光の状況で、ユーザによるQRコードスキャンの効率は大幅に低下する。また、QRコードが破壊または汚損された場合、認識不能な状況を招致する。
【0004】
本発明は、ユーザによるQRコードスキャンを必要とせず、各種の条件、光線での、電気自動車に対する充電に適用される電気自動車の充電方法、及びシステム、記憶媒体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
第1態様によれば、本発明の実施例は電気自動車の充電方法を提供し、
充電スタンドの目的充電ユーザと、充電スタンド内の全ての確認対象充電ガンとを取得するステップであって、目的充電ユーザは、充電スタンドで電気自動車を充電する必要があるユーザであり、確認対象充電ガンは、電気自動車に挿入されたが、充電が始まっていない充電ガンであるステップと、
充電スタンド内の全ての確認対象充電ガンの情報が含まれた充電ガンリストを、目的充電ユーザの端末機器に送信するステップと、
目的充電ユーザの端末機器から送信された、目的充電ユーザが充電ガンリストに基づき選択した目的充電ガンを受信するステップと、
電気自動車を充電するように、目的充電ガンを制御するステップと、を含む。
【0006】
好ましくは、充電スタンドの目的充電ユーザを取得するステップは、
端末機器がアプリケーションAPPを利用して送信した、APPのユーザ情報と現時点の位置決め情報とが含まれるデータ情報を受信するステップと、
データ情報に基づき、当該端末機器を使用するユーザが目的充電ユーザであるかどうかを判定するステップと、を含む。
【0007】
好ましくは、当該端末機器を使用するユーザが目的充電ユーザであるかどうかを判定するステップは、
現時点の位置決め情報が、少なくとも充電スタンドが所在する地理範囲をカバーする所定範囲内にあるかどうかを判定するステップと、
現時点の位置決め情報が所定範囲内にあると、当該端末機器を使用するユーザが目的充電ユーザであると決定するステップと、を含む。
【0008】
好ましくは、現時点の位置決め情報が所定範囲内にあると判定した後、さらに、
第1所定時間内で、当該端末機器の位置決め情報をリアルタイムに取得するステップと、
第1所定時間内でリアルタイムに取得した当該端末機器の位置決め情報が、いずれも所定範囲内にあるかどうかを判定するステップと、
第1所定時間内でリアルタイムに取得した当該端末機器の位置決め情報が、いずれも所定範囲内にあると、当該端末機器を使用するユーザが目的充電ユーザであると決定するステップと、を含む。
【0009】
好ましくは、充電スタンド内の何れか1つの充電ガンに対して、さらに、
充電ガンが所属する充電パイルから送信された、充電ガンが充電パイルから引き抜かれた場合トリガされる第1信号を受信するステップと、
充電パイルから送信された、充電ガンが電気自動車に挿入された場合トリガされる第2信号を受信するステップと、
第1信号の受信タイミングと、第2信号の受信タイミングとの間の間隔は、第2所定時間以下である場合、充電ガンを確認対象である充電ガンとしてマークするステップと、を含む。
【0010】
好ましくは、充電スタンド内の何れか1つの充電ガンに対して、さらに、
充電ガンが所属する充電パイルから送信された、充電ガンが電気自動車に挿入された場合トリガされる第2信号を受信するステップと、
第2信号に基づき、充電ガンを確認対象充電ガンとしてマークするステップと、を含む。
【0011】
好ましくは、端末機器がAPPを利用して送信したデータ情報を受信した後、さらに、
データ情報を記憶するステップと、
データ情報の記憶時間は第3所定時間以上である場合、データ情報を削除するステップと、を含む。
【0012】
好ましくは、位置決め情報は、経緯度情報、全地球位置決めシステムGPS位置決め情報、北斗衛星位置決めシステムBDS位置決め情報のうちの何れか1つを含む。
【0013】
第2態様によれば、本発明の実施例は電気自動車の充電システムをさらに提供し、少なくとも1つの充電スタンド、アプリケーションAPPがインストールされた端末機器、及び充電クラウドプラットフォームを含み、前記充電クラウドプラットフォームは、コンピュータプログラムを実行する場合、前記何れか1つの実施例の方法を実現するためのプロセッサを含む。
【0014】
第3態様によれば、本発明の実施例はコンピュータ可読記憶媒体をさらに提供し、プロセッサにより実行される場合、前記何れか1つの実施例の方法を実現するコンピュータプログラムが記憶されている。
【0015】
本発明は電気自動車の充電方法、及びシステム、記憶媒体を提供し、当該方法は、充電スタンドの目的充電ユーザと、充電スタンド内の全ての確認対象充電ガンとを取得するステップであって、目的充電ユーザは、充電スタンドで電気自動車を充電する必要があるユーザであり、確認対象充電ガンは、電気自動車に挿入されたが、充電が始まっていない充電ガンであるステップと、充電スタンド内の全ての確認対象充電ガンの情報が含まれる充電ガンリストを、目的充電ユーザの端末機器に送信するステップと、目的充電ユーザの端末機器から送信された、目的充電ユーザが充電ガンリストに基づき選択した目的充電ガンを受信するステップと、電気自動車を充電するように、目的充電ガンを制御するステップと、を含む。ユーザが報告した位置決め情報に基づき、充電クラウドプラットフォームは目的充電ユーザを確認し、充電スタンド内の全ての確認対象である充電ガンが含まれる充電ガンリストをユーザに送信することで、ユーザは目的充電ガンを選択し充電するように、充電方法を改めて設計する。このように、充電クラウドプラットフォームでの、ユーザに対する位置決め選別を実現し、ユーザによるQRコードスキャンを必要とせず、各種の条件、光線での、電気自動車に対する充電に適用される。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】本発明の実施例が提供する電気自動車の充電方法のフロー模式図である。
図2】本発明の実施例が提供する別の電気自動車の充電方法のフロー模式図である。
図3】本発明の実施例が提供する電気自動車の充電方法のインタラクティブ模式図である。
図4】本発明の実施例が提供する別の電気自動車の充電方法のインタラクティブ模式図である。
図5】本発明の実施例が提供する充電クラウドプラットフォームの構成模式図である。
図6】本発明の実施例が提供する別の充電クラウドプラットフォームの構成模式図である。
図7】本発明の実施例が提供する電気自動車の充電システムの構成模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下は、図面及び実施例を結合して、本発明をさらに詳しく説明する。ここで、記載する具体的な実施例は本発明を解釈するためのものであり、本発明を限定していない。また、ここで、記載を便利にするために、図面において、全ての構成ではなく、本発明に関する部分のみを示す。
【0018】
ここで、本発明の以下の各実施例は単独で実行されてもよいし、各実施例の間は互いに結合されるように実行されてもよく、これに対して、本発明の実施例は具体的に限定しない。本発明の実施例に言及された「及び/または」ということは、1つまたは複数の関する列挙項目の任意の、及び全ての組み合わせを含むことを指す。本発明の実施例において、「第1」、「第2」などで、各種のユニットを記載するが、これらのユニットは、これらの用語に限定されない。これらの用語は、ただ1つのユニットと別のユニットとを区別するために用いられる。また、明細書において明らかな説明がない限り、単数形の「1つ」、「1種」及び「当該()」には、複数形も含まれる。
【0019】
従来の電気自動車の充電方法は主に、ユーザ機器(例えば、携帯電話、タブレットなど)にインストールされるアプリケーションにより実現され、電気自動車の所有者はユーザ機器を介して、注文、充電、及び決済を行う。例えば、電気自動車の所有者は充電クライアントAppを利用して、充電スタンドで充電操作を行う場合、充電スタンド内には多くの充電パイルがあり、各充電パイルには少なくとも2つの充電ガンが設けられるため、オペレータは各充電ガンの独立番号を一つのQRコードに変換する。電気自動車の所有者は携帯電話でのリアカメラ、及び充電クライアントAppによってスキャン解析を行って、選択した充電ガンに位置決めし、充電を始める。当該方法において、ユーザは何の規則もなく、間違えやすい一続きのコードを手動で入力する必要がないが、夜中または強光の状況で、携帯電話によるQRコードスキャンの効率は大幅に低下し、また、QRコードは破壊または汚損されやすいので、認識不能な状況を招致する恐れがある。
【0020】
そのため、本発明は、電気自動車の充電方法、及びシステム、記憶媒体を提供し、ユーザが報告した位置決め情報に基づき、充電クラウドプラットフォームは目的充電ユーザを確認し、充電スタンド内の全ての確認対象充電ガンが含まれる充電ガンリストをユーザに送信することで、ユーザは目的充電ガンを選択し充電するように、充電方法を改めて設計する。このように、充電クラウドプラットフォームでの、ユーザに対する位置決め選別を実現し、ユーザによるQRコードスキャンを必要とせず、各種の条件、光線での、電気自動車に対する充電に適用される。
【0021】
図1は、本発明の実施例が提供する電気自動車の充電方法のフロー模式図を示す。図1に示すように、本実施例が提供する方法は、充電クラウドプラットフォームに適用され、当該方法は以下のステップを含む。
【0022】
S101:充電スタンドの目的充電ユーザと、充電スタンド内の全ての確認対象充電ガンとを取得し、目的充電ユーザは、充電スタンドで電気自動車を充電する必要があるユーザであり、確認対象充電ガンは、電気自動車に挿入されたが、充電が始まっていない充電ガンである。
【0023】
ここで、ステップS101は、「充電スタンドの目的充電ユーザを取得する」、及び「充電スタンド内の全ての確認対象充電ガンを取得する」という2つのサブステップに分けられて、当該2つのサブステップの間は実行順序の関係を具備していない。一般的に、サーバーリソースを節約するために、充電クラウドプラットフォームは、充電スタンドの目的充電ユーザを取得してから、充電スタンド内の全ての確認対象充電ガンを取得する。
【0024】
具体的に、充電クラウドプラットフォームが充電スタンドの目的充電ユーザを取得する方法は、以下の2つの方法のうちの何れか1つを含む。
【0025】
第1種の可能な実現形態において、充電クラウドプラットフォームが充電スタンドの目的充電ユーザを取得する方法は以下のステップを含み、
ステップA1:端末機器がアプリケーションAPPを利用して送信した、APPのユーザ情報と現時点の位置決め情報とが含まれるデータ情報を受信する。
【0026】
アプリケーションAPPは、電気自動車の所有者の端末機器にインストールされ、電気自動車に充電サービスを提供するためのAPPである。アプリケーションAPPは起動されるたびに、またはバックグラウンドで運転されるたびに、いずれも情報データを充電クラウドプラットフォームにアップロードし、その使用シーンは、電気自動車の所有者がアプリケーションAPPを初めてダウンロードし登録する、電気自動車の所有者が電気自動車を充電する必要がある、電気自動車の所有者が電気自動車を運転して、充電に行っている途中/充電が完了して帰っている途中などを含むが、これらに限定されない。
【0027】
前記分析から分かるように、アプリケーションAPPを開く全てのシーンが、必ずしも充電イベントを発生することではないため、アプリケーションAPPから送信されるデータ情報に基づき、電気自動車の所有者が、充電スタンドの目的充電ユーザであるかどうかについて、選別しなければならない。
【0028】
また、本発明の実施例に言及された位置決め情報は、経緯度情報、全地球位置決めシステム(Global Positioning System、GPS)位置決め情報、北斗衛星位置決めシステム(BeiDou Navigation Satellite System、BDS)位置決め情報のうちの何れか1つであってもよい。
【0029】
ステップA2:現時点の位置決め情報が、少なくとも充電スタンドが所在する地理範囲をカバーする所定範囲内にあるかどうかを判定する。
【0030】
ステップA3:現時点の位置決め情報が所定範囲内にあると、当該端末機器を使用するユーザが目的充電ユーザであると決定する。
【0031】
所定範囲は少なくとも充電スタンドが所在する地理範囲をカバーすることは、所定範囲が充電スタンドが所在する地理範囲に等しい、即ち、所定範囲が、充電スタンドが所在する地理範囲と重なるか、または、所定範囲が充電スタンドが所在する地理範囲より大きく、且つ充電スタンドが所定範囲内にあることを指す。
【0032】
所定範囲が充電スタンドが所在する地理範囲と重なっている場合、充電クラウドプラットフォームは、現時点の位置決め情報が充電スタンド内にあるかどうかを判定し、YESであれば、当該端末機器を使用するユーザが目的充電ユーザであると決定する。
【0033】
所定範囲が充電スタンドが所在する地理範囲より大きく、且つ充電スタンドが所定範囲内にある場合、充電クラウドプラットフォームは、現時点の位置決め情報が所定範囲内にあるかどうかを判定し、YESであれば、当該端末機器を使用するユーザが目的充電ユーザであると決定する。
【0034】
前記第1種の可能な実現形態の判定方式は簡単であり、容易に処理できるが、選別精度に問題が存在する恐れがある。そのため、本発明は第2種の可能な実現形態をさらに提出する。第2種の可能な実現形態において、充電クラウドプラットフォームが充電スタンドの目的充電ユーザを取得する方法は以下のステップを含み、
ステップB1:端末機器がアプリケーションAPPを利用して送信した、APPのユーザ情報と現時点の位置決め情報とが含まれるデータ情報を受信する。
ステップB2:現時点の位置決め情報が、少なくとも充電スタンドが所在する地理範囲をカバーする所定範囲内にあるかどうかを判定する。
ステップB3:現時点の位置決め情報が所定範囲内にあると、第1所定時間内で、当該端末機器の位置決め情報をリアルタイムに取得する。
ステップB4:第1所定時間内でリアルタイムに取得した当該端末機器の位置決め情報が、いずれも所定範囲内にあるかどうかを判定する。
ステップB5:第1所定時間内でリアルタイムに取得した当該端末機器の位置決め情報が、いずれも所定範囲内にあると、当該端末機器を使用するユーザが目的充電ユーザであると決定する。
【0035】
前記第1種の可能な実現形態とは異なって、現時点の位置決め情報が所定範囲内にあると、充電クラウドプラットフォームは当該端末機器の位置決め情報をリアルタイムに取得し、第1所定時間内でリアルタイムに取得した当該端末機器の位置決め情報が、いずれも所定範囲内にあるかどうかを判定し、第1所定時間内でリアルタイムに取得した当該端末機器の位置決め情報がいずれも所定範囲内にある場合に限り、当該端末機器を使用するユーザが目的充電ユーザであると決定する。
【0036】
このように、ただ通りかかって充電を行わない、一部の電気自動車の所有者を排除できる。
【0037】
また、実際需要に基づき第1所定時間を設定すればよく、例えば、3分、5分または10分である。
【0038】
具体的に、充電クラウドプラットフォームが、充電スタンド内の全ての確認対象充電ガンを取得する方法は、以下の2つの方法のうちの何れか1つを含む。
【0039】
第1種の可能な実現形態において、充電スタンド内の何れか1つの充電ガンに対して、充電クラウドプラットフォームは、充電ガンが所属する充電パイルから送信された第1信号を受信し、第1信号は充電ガンが充電パイルから引き抜かれた場合トリガされ、充電パイルから送信された第2信号を受信し、第2信号は充電ガンが電気自動車に挿入された場合トリガされ、第1信号の受信タイミングと、第2信号の受信タイミングとの間の間隔は、第2所定時間の以下である場合、充電ガンを確認対象充電ガンとしてマークする。
【0040】
実際需要に基づき、第2所定時間を設定すればよく、例えば、3分、5分または10分である。
【0041】
第1種の可能な実現形態は、ガン挿入操作(即ち、充電ガンを電気自動車に挿入する操作)、及びガン引き抜き操作(即ち、充電ガンを充電パイルから引き抜く操作)が異なる人で実行される状況を避けることができる。
【0042】
第2種の可能な実現形態において、充電スタンド内の何れか1つの充電ガンに対して、充電クラウドプラットフォームは、充電ガンが所属する充電パイルから送信された第2信号を受信し、第2信号は充電ガンが電気自動車に挿入された場合トリガされ、第2信号に基づき、充電ガンを確認対象充電ガンとしてマークする。
【0043】
前記第1種の可能な実現形態に比べると、第2種の可能な実現形態のフローが簡単であり、容易に実現できる。
【0044】
前記第1種の可能な実現形態及び第2種の可能な実現形態において、いずれも充電ガンに抵抗検出モジュールが設けられ、充電ガンを充電パイルから引き抜き、及び電気自動車に挿入した場合、抵抗検出モジュールは信号をトリガして、充電クラウドプラットフォームにアップロードする。
【0045】
S102:充電スタンド内の全ての確認対象充電ガンの情報が含まれる充電ガンリストを、目的充電ユーザの端末機器に送信する。
【0046】
S103:目的充電ユーザの端末機器から送信された、目的充電ユーザが充電ガンリストに基づき選択した目的充電ガンを受信する。
【0047】
一般的に、1つの大型充電スタンドには十数、さらに数百の充電パイルがあり、各充電パイルには2つの充電ガンが設けられるため、同一タイミングで、充電スタンド内の全ての確認対象充電ガンの数はあまり多くなくて、目的充電ユーザが便利にチェックできる。
【0048】
S104:電気自動車を充電するように、目的充電ガンを制御する。
【0049】
前記実施例に基づき、図2は、本発明の実施例が提供する別の電気自動車の充電方法のフロー模式図を示す。図2に示すように、当該方法はさらに以下のステップを含む。
S105:データ情報を記憶する。
S106:データ情報の記憶時間が第3所定時間以上である場合、データ情報を削除する。
【0050】
データベースで記憶可能なデータは有限であるため、充電クラウドプラットフォームは、第3所定時間を超える一部の履歴データを定期的に削除する必要があり、一般的に、第3所定時間は充電汽車の充電時間より大きく、例えば、12時間または15時間である。
【0051】
例示的に、図3は、本発明の実施例が提供する電気自動車の充電方法のインタラクティブ模式図を示す。図3に示すように、当該方法は以下のステップを含む。
S201:電気自動車の所有者の制御で、端末機器はアプリケーションAPPを起動させる。
S202:端末機器はアプリケーションAPPを利用して、データ情報を取得し、充電クラウドプラットフォームに送信する。
データ情報はAPPのユーザ情報と、現時点の位置決め情報とを含む。
S203:充電クラウドプラットフォームは、端末機器がアプリケーションAPPを介して送信したデータ情報を受信する。
S204:充電クラウドプラットフォームは、現時点の位置決め情報が所定範囲内にあるかどうかを判定する。
所定範囲は少なくとも充電スタンドが所在する地理範囲をカバーする。
S205:現時点の位置決め情報が所定範囲内にあると、充電クラウドプラットフォームは、当該端末機器を使用するユーザが目的充電ユーザであると決定する。
S206:現時点の位置決め情報が所定範囲内にないと、ステップS203に戻って実行する。
S207:充電クラウドプラットフォームは、充電スタンド内の全ての確認対象充電ガンを取得する。
S208:充電クラウドプラットフォームは、充電ガンリストを目的充電ユーザの端末機器に送信する。
充電ガンリストは、充電スタンド内の全ての確認対象充電ガンの情報を含む。
S209:目的充電ユーザの端末機器は、充電ガンリストを受信し表示する。
S210:目的充電ユーザの端末機器は、目的充電ユーザが充電ガンリストに基づき選択した目的充電ガンを充電クラウドプラットフォームに送信する。
S211:充電クラウドプラットフォームは電気自動車を充電するように、目的充電ガンを制御する。
【0052】
また、例示的に、図4は、本発明の実施例が提供する別の電気自動車の充電方法のインタラクティブ模式図を示す。図4に示すように、当該方法は以下のステップを含む。
S301:電気自動車の所有者の制御で、端末機器はアプリケーションAPPを起動させる。
S302:端末機器はアプリケーションAPPを利用して、データ情報を取得し、充電クラウドプラットフォームに送信する。
データ情報はAPPのユーザ情報と、現時点の位置決め情報とを含む。
S303:充電クラウドプラットフォームは、端末機器がアプリケーションAPPを介して送信したデータ情報を受信する。
S304:充電クラウドプラットフォームは、現時点の位置決め情報が所定範囲内にあるかどうかを判定する。
所定範囲は少なくとも充電スタンドが所在する地理範囲をカバーする。
S305:現時点の位置決め情報が所定範囲内にないと、ステップS303に戻って実行する。
S306:現時点の位置決め情報が所定範囲内にあると、充電クラウドプラットフォームは第1所定時間内で、当該端末機器の位置決め情報をリアルタイムに取得する。
S307:充電クラウドプラットフォームは、第1所定時間内でリアルタイムに取得した当該端末機器の位置決め情報が、いずれも所定範囲内にあるかどうかを判定する。
S308:第1所定時間内でリアルタイムに取得した当該端末機器の位置決め情報が、いずれも所定範囲内にあると、充電クラウドプラットフォームは、当該端末機器を使用するユーザが目的充電ユーザであると決定する。
S309:第1所定時間内でリアルタイムに取得した当該端末機器の位置決め情報が全て所定範囲内にないと、ステップS303に戻って実行する。
S310:充電クラウドプラットフォームは、充電スタンド内の全ての確認対象充電ガンを取得する。
S311:充電クラウドプラットフォームは充電ガンリストを目的充電ユーザの端末機器に送信する。
充電ガンリストは充電スタンド内の全ての確認対象充電ガンの情報を含む。
S312:目的充電ユーザの端末機器は充電ガンリストを受信し表示する。
S313:目的充電ユーザの端末機器は、目的充電ユーザが充電ガンリストに基づき選択した目的充電ガンを充電クラウドプラットフォームに送信する。
S314:充電クラウドプラットフォームは電気自動車を充電するように、目的充電ガンを制御する。
【0053】
本発明は、電気自動車の充電方法を提供し、当該方法は、充電スタンドの目的充電ユーザと、充電スタンド内の全ての確認対象充電ガンとを取得するステップであって、目的充電ユーザは、充電スタンドで電気自動車を充電する必要があるユーザであり、確認対象充電ガンは、電気自動車に挿入されたが、充電が始まっていない充電ガンであるステップと、充電スタンド内の全ての確認対象充電ガンの情報が含まれる充電ガンリストを、目的充電ユーザの端末機器に送信するステップと、目的充電ユーザの端末機器から送信された、目的充電ユーザが充電ガンリストに基づき選択した目的充電ガンを受信するステップと、電気自動車を充電するように、目的充電ガンを制御するステップと、を含む。ユーザが報告した位置決め情報に基づき、充電クラウドプラットフォームは目的充電ユーザを確認し、充電スタンド内の全ての確認対象充電ガンが含まれる充電ガンリストをユーザに送信することで、ユーザは目的充電ガンを選択し充電するように、充電方法を改めて設計する。このように、充電クラウドプラットフォームでの、ユーザに対する位置決め選別を実現し、ユーザによるQRコードスキャンを必要とせず、各種の条件、光線での、電気自動車に対する充電に適用される。
【0054】
図5は、本発明の実施例が提供する充電クラウドプラットフォームの構成模式図を示す。図5に示すように、処理モジュール11と通信モジュール12とを含む。
【0055】
処理モジュール11は、充電スタンドの目的充電ユーザと、充電スタンド内の全ての確認対象充電ガンとを取得し、目的充電ユーザは、充電スタンドで電気自動車を充電する必要があるユーザであり、確認対象充電ガンは、電気自動車に挿入されたが、充電が始まっていない充電ガンである。
【0056】
通信モジュール12は、充電スタンド内の全ての確認対象充電ガンの情報が含まれる充電ガンリストを、目的充電ユーザの端末機器に送信し、目的充電ユーザの端末機器から送信された、目的充電ユーザが充電ガンリストに基づき選択した目的充電ガンを受信する。
【0057】
処理モジュール11はさらに、電気自動車を充電するように、目的充電ガンを制御する。
【0058】
本実施例が提供する充電クラウドプラットフォームは、前記実施例の電気自動車の充電方法を実現でき、本実施例が提供する充電クラウドプラットフォームの実現原理及び技術効果は、前記実施例に類似するため、ここで、贅言しない。
【0059】
好ましくは、通信モジュール12はさらに、端末機器がアプリケーションAPPを利用して送信した、APPのユーザ情報と現時点の位置決め情報とが含まれるデータ情報を受信し、
処理モジュール11は具体的に、データ情報に基づき、当該端末機器を使用するユーザが目的充電ユーザであるかどうかを判定する。
【0060】
好ましくは、処理モジュール11は具体的に、現時点の位置決め情報が、少なくとも充電スタンドが所在する地理範囲をカバーする所定範囲内にあるかどうかを判定し、現時点の位置決め情報が所定範囲内にあると、当該端末機器を使用するユーザが目的充電ユーザであると決定する。
【0061】
好ましくは、処理モジュール11はさらに、現時点の位置決め情報が所定範囲内にあると判定した後、第1所定時間内で、当該端末機器の位置決め情報をリアルタイムに取得し、第1所定時間内でリアルタイムに取得した当該端末機器の位置決め情報がいずれも所定範囲内にあるかどうかを判定し、第1所定時間内でリアルタイムに取得した当該端末機器の位置決め情報が、いずれも所定範囲内にあると、当該端末機器を使用するユーザが目的充電ユーザであると決定する。
【0062】
好ましくは、充電スタンド内の何れか1つの充電ガンに対して、通信モジュール12はさらに、充電ガンが所属する充電パイルから送信された、充電ガンが充電パイルから引き抜かれた場合トリガされる第1信号を受信し、充電パイルから送信された、充電ガンが電気自動車に挿入された場合トリガされる第2信号を受信し、
処理モジュール11はさらに、第1信号の受信タイミングと、第2信号の受信タイミングとの間の間隔が第2所定時間以下である場合、充電ガンを確認対象充電ガンとしてマークする。
【0063】
好ましくは、充電スタンド内の何れか1つの充電ガンに対して、通信モジュール12はさらに、充電ガンが所属する充電パイルから送信された、充電ガンが電気自動車に挿入された場合トリガされる第2信号を受信し、
処理モジュール11はさらに、第2信号に基づき、充電ガンを確認対象充電ガンとしてマークする。
【0064】
好ましくは、処理モジュール11はさらに、データ情報を記憶し、データ情報の記憶時間が第3所定時間以上である場合、データ情報を削除する。
【0065】
図6は、本発明の実施例が提供する別の充電クラウドプラットフォームの構成模式図を示す。図6に示すように、当該充電クラウドプラットフォームは、プロセッサ30、メモリ31及び通信インタフェース32を含み、充電クラウドプラットフォームにおけるプロセッサ30の数量は、1つまたは複数であってもよく、図6において、1つのプロセッサ30を例とし、充電クラウドプラットフォームにおけるプロセッサ30、メモリ31、及び通信インタフェース32は、バスまたは他の方式で接続されてもよく、図6において、バスによる接続を例とする。バスは、何種類かのバス構成のうちの1種または多種を示し、メモリバスまたはメモリコントローラ、周辺バス、アクセラレーテッドグラフィックスポート、プロセッサ、または多種バス構成のうちの任意のバス構成を利用したローカルバスを含む。
【0066】
コンピュータ可読記憶媒体として、メモリ31は、本発明の実施例の方法に対応するプログラム命令/モジュールのようなソフトウエアプログラム、コンピュータ実行可能なプログラム及びモジュールを記憶するように、配置される。プロセッサ30はメモリ31に記憶されるソフトウエアプログラム、命令及びモジュールを実行することで、充電クラウドプラットフォームの少なくとも1つの機能アプリケーション及びデータ処理を実行し、即ち、前記方法を実現する。
【0067】
メモリ31は、プログラム記憶エリアとデータ記憶エリアとを含み、プログラム記憶エリアはオペレーティングシステム、少なくとも1つの機能に必要なアプリケーションを記憶し、データ記憶エリアは、充電クラウドプラットフォームの使用に基づき作成されたデータなどを記憶する。また、メモリ31は、高速ランダムアクセスメモリ、及び、少なくとも1つの磁気ディスク記憶デバイス、フラッシュメモリデバイス、または他の不揮発性固体記憶デバイスなどのような不揮発性メモリを含む。いくつかの実例において、メモリ31は、プロセッサ30に対してリモート配置され、ネットワークを介して充電クラウドプラットフォームに接続されるメモリを含んでもよい。前記ネットワークの例はインターネット、イントラネット、ローカルエリアネットワーク、移動体通信ネットワーク及びその組み合わせを含むが、これらに限定されない。
【0068】
通信インタフェース32は、データを送受信するように配置される。
【0069】
図7は、本発明の実施例が提供する電気自動車の充電システムの構成模式図を示す。図7に示すように、電気自動車の充電システムは、少なくとも1つの充電スタンド100(図7において、充電スタンドの最小充電単位である充電パイルを例として描画する)、アプリケーションAPPがインストールされた端末機器101、及び前記実施例の何れか1つの特徴を有する充電クラウドプラットフォーム102を含む。
【0070】
本発明の実施例は、プロセッサにより実行されると、本発明の任意の実施例が提供する方法を実現するコンピュータプログラムが記憶されたコンピュータ可読記憶媒体を提供する。
【0071】
本発明の実施例のコンピュータ記憶媒体は、1つまたは複数のコンピュータ可読媒体の任意の組み合わせを採用してもよい。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ可読信号媒体、またはコンピュータ可読記憶媒体であってもよい。コンピュータ可読記憶媒体は、例えば、電気、磁気、光、電磁、赤外線、または半導体のシステム、装置またはデバイス、或いは以上の任意の組み合わせであってもよいが、これらに限定されない。コンピュータ可読記憶媒体は、1つまたは複数のリード線を有する電気接続、ポータブルコンピュータ磁気ディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、読み取り専用メモリ(Read-Only Memory、ROM)、消去可能なプログラム可能読み取り専用メモリ(electrically erasable, programmable Read-Only Memory、EPROM)、フラッシュメモリ、光ファーバー、ポータブルコンパクト磁気ディスク読み取り専用メモリ(Compact Disc Read-Only Memory、CD-ROM)、光学記憶デバイス、磁気記憶デバイス、または前記任意の適切な組み合わせ(非網羅的なリスト)を含んでもよい。本発明において、コンピュータ可読記憶媒体は、プログラムを含むかまたは記憶する任意の有形媒体であってもよく、当該プログラムは、命令実行システム、装置またはデバイスに使用されるか、または結合使用されてもよい。
【0072】
コンピュータ可読信号媒体は、ベースバンドでまたは搬送波の一部分として伝播されるデータ信号を含み、データ信号はコンピュータ可読プログラムコードを含む。このように伝播されるデータ信号は多種形式を採用してもよく、電磁信号、光信号または前記任意の適切な組み合わせを含むが、これらに限定されない。コンピュータ可読信号媒体は、コンピュータ可読記憶媒体以外の、任意のコンピュータ可読媒体であってもよく、当該コンピュータ可読媒体は、命令実行システム、装置またはデバイスにより使用されるか、または結合使用されるためのプログラムを送信、伝播または伝送する。
【0073】
コンピュータ可読媒体に含まれるプログラムコードは、任意の適切な媒体で伝送され、無線、有線、光ケーブル、無線周波数(Radio Frequency、RF)など、或いは前記任意の適切な組み合わせを含むが、これらに限定されない。
【0074】
1種または多種のプログラミング言語、或いは多種のプログラミング言語の組み合わせで、本開示の操作を実行するためのコンピュータプログラムコードを作成し、プログラミング言語は、Java(R)、Smalltalk(R)、C++などのオブジェクト指向プログラミング言語、および、「C」プログラミング言語または類似のプログラミング言語などの従来型手続き型プログラミング言語を含む。プログラムコードは、完全にユーザのコンピュータで実行されるか、部分的にユーザのコンピュータで実行されるか、1つの独立のパッケージソフトとして実行されるか、一部がユーザのコンピュータでもう一部がリモートコンピュータで実行されるか、或いは完全にリモートコンピュータまたはサーバーで実行されてもよい。リモートコンピュータに関するケースで、リモートコンピュータは、ローカルエリアネットワーク(Local Area Network、LAN)または広域ネットワーク(Wide Area Network、WAN)が含まれる任意の種類のネットワークによって、ユーザのコンピュータ、または外部コンピュータに接続される(例えば、インターネットサービスプロバイダを介してインターネットにより接続される)。
【0075】
当業者であれば分かるように、用語であるユーザ端末は、携帯電話、ポータブルデータ処理装置、ポータブルウェブブラウザーまたは車両移動局などのような、任意の適切なタイプの無線ユーザ機器をカバーする。
【0076】
一般的に、本発明の複数の実施例はハードウェアまたは専用回路、ソフトウエア、ロジック或いはその任意の組み合わせで実現されてもよい。例えば、いくつかの態様はハードウェアで実現され、他の態様は、コントローラ、マイクロプロセッサまたは他のコンピューティング装置で実行できるファームウェア或いはソフトウエアで実現されてもよい、本発明はこれに限定されない。
【0077】
本発明の実施例は、移動装置のデータプロセッサがコンピュータプログラム命令を実行することで実現され、例えば、プロセッサのエンティティにおいて、ハードウェアを利用して、或いはソフトウエアとハードウェアとの組み合わせを利用する。コンピュータプログラム命令は編集命令、命令セットアーキテクチャ(Instruction Set Architecture、ISA)命令、マシン命令、マシン関連命令、マイクロコード、ファームウェア命令、状態設定データ、または1種或いは多種のプログラミング言語の任意の組み合わせで作成されたソースコードまたは目的コードであってもよい。
【0078】
本発明の図面における任意のロジックフローのブロック図は、プログラムステップ、または、互いに接続されたロジック回路、モジュール及び機能、或いはプログラムステップとロジック回路、モジュールと機能との組み合わせを示す。コンピュータプログラムはメモリに記憶されてもよい。メモリは、ローカル技術環境に適する任意のタイプを具備するとともに、任意の適切なデータ記憶技術を利用して実現されてもよく、例えば、読み取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、光メモリ装置及びシステム(デジタル多用途ディスクDVDまたはCDディスク)などを含むが、これらに限定されない。コンピュータ可読媒体は、非一時的な記憶媒体を含んでもよい。データプロセッサは、ローカル技術環境に適する任意のタイプであってもよく、例えば、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(Digital Signal Processing、DSP)、専用集積回路(Application Specific Integrated Circuit、ASIC)、プログラム可能なロジックデバイス(Field-Programmable Gate Array、FGPA)及びマルチコアプロセッサアーキテクチャによるプロセッサを含むが、これらに限定されない。
【0079】
ここで、以上は、本発明の好適な実施例及び応用した技術原理である。本発明は、ここに記載の特定の実施例に限定されず、当業者であれば、本発明の保護範囲から逸脱せず、いろんな顕著な変更、再調整及び差替を行うことができる。従って、以上の実施例を利用して、本発明を詳しく説明したが、本発明は以上の実施例に限定されず、本発明の構想から逸脱しない場合、より多くの他の等価実施例を含んでもよく、本発明の範囲は添付の請求項によって决定される。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7