(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-01-06
(45)【発行日】2023-01-17
(54)【発明の名称】収納ケース
(51)【国際特許分類】
B65D 5/44 20060101AFI20230110BHJP
B65D 5/68 20060101ALI20230110BHJP
B65D 5/32 20060101ALN20230110BHJP
【FI】
B65D5/44 E
B65D5/68 G
B65D5/32 A
(21)【出願番号】P 2019076691
(22)【出願日】2019-04-12
【審査請求日】2021-10-21
(73)【特許権者】
【識別番号】519136032
【氏名又は名称】有限会社竹内紙器製作所
(74)【代理人】
【識別番号】100123526
【氏名又は名称】宮川 壮輔
(74)【代理人】
【識別番号】100125036
【氏名又は名称】深川 英里
(72)【発明者】
【氏名】堀木 淳一
(72)【発明者】
【氏名】森山 清治
【審査官】二ッ谷 裕子
(56)【参考文献】
【文献】登録実用新案第3142249(JP,U)
【文献】特開平10-194265(JP,A)
【文献】特開2016-34842(JP,A)
【文献】特開2020-121807(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65D 5/44
B65D 5/68
B65D 5/32
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
被収納物を収納する収納ケースであって、
収納空間を区画する側壁部および底壁部を有する本体部と、
前記本体部の中に設けられる中間部材とを備え、
前記底壁部に前記側壁部の内面側に差し込まれる差込部が設けられ、
前記中間部材と前記差込部とが、凹凸嵌合し高さ方向の移動が規制される収納ケース。
【請求項2】
前記中間部材が、前記側壁部の内面の少なくとも一部を覆う中間側壁部を備える請求項1に記載の収納ケース。
【請求項3】
前記中間側壁部が、前記側壁部の内面の全周を覆う請求項2に記載の収納ケース。
【請求項4】
前記中間部材が、前記中間側壁部と一体に設けられて前記底壁部の内面側に配される中間底壁部を備える請求項2または請求項3に記載の収納ケース。
【請求項5】
前記本体部および前記中間部材が矩形ボックス形状とされ、
前記中間側壁部が、
前記中間底壁部の対向する一対の辺部に一体に設けられ前記中間底壁部から立ち上げられて前記側壁部の対向する一対の内面をそれぞれ覆う一対の一体壁部と、
前記一体壁部の周方向の端部に一体に設けられ前記一体壁部が覆う内面とは異なる内面を覆う一対の中間側壁片部とを備え、
前記中間側壁片部と前記差込部とが凹凸嵌合する請求項4に記載の収納ケース。
【請求項6】
前記一対の中間側壁片部が、
前記一体壁部の前記端部に互いに開閉可能に設けられている請求項5に記載の収納ケース。
【請求項7】
前記中間部材または前記差込部のいずれか一方に、開口部の幅に対して奥部の幅が大きい凹部が設けられ、
前記中間部材または前記差込部のいずれか他方に、前記凹部に嵌合する凸部が設けられている請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の収納ケース。
【請求項8】
前記側壁部の内面側に設けられた内側側壁部を備え、
前記差込部および前記中間部材が、前記側壁部と前記内側側壁部との間に設けられる請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の収納ケース。
【請求項9】
前記中間部材および前記本体部が、段ボールからなっておりそれぞれの中芯の延在方向が互いに交差する方向に設けられる請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の収納ケース。
【請求項10】
前記本体部の開口縁部を塞ぐ蓋部を備え、
前記開口縁部が、高さ寸法を高くして設けられた高縁部と、前記高縁部よりも高さ寸法を低くして設けられた低縁部とを備え、
前記蓋部の縁部は、前記蓋部が前記開口縁部を塞いだときに前記高縁部および前記低縁部に接触するように相補形状をなしている請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の収納ケース。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、被収納物を収納する収納ケースに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、被収納物を収納するために種々の収納ケースが利用されている(例えば、特許文献1)。
このような収納ケースとして、側面部および底面部によって収納空間が区画されているものが知られている。この収納ケースの組み立て時において、底面部に設けられた差込部が収納空間の中に差し込まれることにより底面部が閉じられた状態となり、これにより収納空間が区画されるようになっている。
そして、組み立て後において、底面部に被収納物を載せることにより、被収納物が収納空間に配されて収納されるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記のような収納ケースでは、被収納物を収納空間に配すると、被収納物の重量による荷重がかかるため振動や衝撃等によって底面部が開いてしまうという問題がある。
【0005】
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、被収納物の重量に対する耐荷重性を向上させることができる収納ケースを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、以下の手段を提供する。
本発明は、被収納物を収納する収納ケースであって、収納空間を区画する側壁部および底壁部を有する本体部と、前記本体部の中に設けられる中間部材とを備え、前記底壁部に前記側壁部の内面側に差し込まれる差込部が設けられ、前記中間部材と前記差込部とが、凹凸嵌合し高さ方向の移動が規制される。
【発明の効果】
【0007】
本願の一観点によれば、被収納物の重量に対する耐荷重性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】本発明の実施形態としての収納ケースを示す斜視図である。
【
図2】
図1の蓋部を開いた様子を示す斜視図である。
【
図3】
図1の本体部を上から見た様子を示す説明図である。
【
図4】
図1の蓋部を下から見た様子を示す説明図である。
【
図5】
図1の本体部の一部を展開した様子を示す展開図である。
【
図6】
図1の本体部の他の一部を展開した様子を示す展開図である。
【
図7】
図1の中間部材を展開した様子を示す展開図である。
【
図8】
図1の蓋部のうち、本体蓋部を展開した様子を示す展開図である。
【
図9】
図1の蓋部のうち、内側蓋部を展開した様子を示す展開図である。
【
図10】
図8の本体蓋部と、
図9の内側蓋部を組み立てる様子を示す説明図である。
【
図11】
図5の本体部の一部と、
図6の本体部の他の一部と、
図7の中間部材とを組み立てる様子を示す説明図である。
【
図12】
図11の中間部材を本体部に組み込み、凹部と凸部とを凹凸嵌合させた様子を別の角度から示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(実施形態)
以下、本発明の実施形態における収納ケースについて説明する。
図1および
図2は、収納ケース1を示す斜視図である。
なお、
図1および
図2等において、符号Wは収納ケース1の幅方向を示すものであり、符号Dは奥行方向を示すものであり、符号Hは高さ方向を示すものである。また、幅方向Wおよび奥行方向Dを収納ケース1の周方向とする。
収納ケース1は、本体部2と中間部材3と蓋部4とを備えている。
これら本体部2、中間部材3および蓋部4は、段ボールからなり矩形ボックス形状をなしている。
本体部2は、
図3,5,6に示すように、矩形板状の底面部21と、この底面部21の4辺部から立ち上げられた側面部22とを備えている。
なお、
図5および
図6等において、符号Eは後述する中芯の延在方向を示すものである。
底面部21は、外側に配された外側底壁部(底壁部)21aと、この外側底壁部21aの内方側の主面(内面)に配される中底壁部21bと、この中底壁部21bの内面に配される内側底壁部21cとを備えている。
【0010】
外側底壁部21aは、底面全体にわたって延びる一枚の板状になっており、後述する外側長辺側壁部222aと一体に連結されている。外側底壁部21aの中芯は奥行方向Dに延ばされている。すなわち、外側底壁部21aの中芯の延在方向が、奥行方向Dに向けられている。なお、中芯の延在方向とは、中芯の波が連続する流れ方向と直交する紙巾方向をいう。
外側底壁部21aの一方の長辺部は、外側長辺側壁部222aと一体に連結され、他方の長辺部は、差込部23と一体に連結されている。
差込部23は、後述する外側長辺側壁部222aと内側長辺側壁部222bとの間に差し込まれている。差込部23は、幅方向Wの両端部がR状に形成されている。この差込部23の縁部には、2つの凹部23aが設けられている。これら凹部23aは、幅方向Wの両端からそれぞれ1/4の位置に設けられ同一形状とされている。これら凹部23aは、縁部から高さ方向Hの下方に向かって逆V字状に形成されている。すなわち、凹部23aの開口部の幅寸法a1に対して、凹部23aの奥部の幅寸法b1が大きく設定されている。
【0011】
中底壁部21bは、後述する外側短辺側壁部221aのそれぞれに一体に設けられている。これら中底壁部21bは、幅方向Wの中央において分けられて面一に配されており、外側底壁部21aの内面の左半分と右半分の領域をそれぞれ覆っている。また、中底壁部21bの中芯の延在方向は、幅方向Wに向けられている。
内側底壁部21cは、後述する内側長辺側壁部222bのそれぞれに一体に設けられている。これら内側底壁部21cは、奥行方向Dの中央において分けられて面一に配されており、外側底壁部21aの内面の奥半分と手前半分の領域をそれぞれ覆っている。また、内側底壁部21cの中芯の延在方向は、奥行方向Dに向けられている。そのため、外側底壁部21a、中底壁部21bおよび内側底壁部21cの中芯の延在方向は、それぞれ奥行方向D、幅方向Wおよび奥行方向Dとなっており、それぞれが互いに直交する方向に向けられている。
また、内側底壁部21cの縁部のうち幅方向Wの中央部には、円弧状切欠部21c1が形成されている。さらに、内側底壁部21cの縁部のうち幅方向Wの両端部には、矩形状切欠部21c2が形成されている。
【0012】
側面部22は、底面部21の短辺部から立ち上げられて互いに対向する一対の短辺側壁部221と、底面部21の長辺部から立ち上げられて互いに対向する一対の長辺側壁部222とを備えている。
短辺側壁部221の上縁部には、高さ方向Hの上方に向けられた短辺負荷面(開口縁部,高縁部)221cが設けられている。互いの短辺負荷面221cは、面一に配されている。
短辺側壁部221は、外側に配された外側短辺側壁部(側壁部)221aと、内側に配された内側短辺側壁部(内側側壁部)221bとを備えている。
外側短辺側壁部221aと内側短辺側壁部221bとは、短辺負荷面221cを介して
一体に連結されている。
また、外側短辺側壁部221aは、矩形板状に形成されており、中芯の延在方向は高さ方向Hに向けられている。また、外側短辺側壁部221aのうち奥行方向Dの中央の上方側に取手部221dが一体に設けられている。取手部221dは、内外方から開閉可能に設けられている。
【0013】
内側短辺側壁部221bは、矩形板状に形成されており、中芯の延在方向は高さ方向Hに向けられている。また、内側短辺側壁部221bには、取手部221dと一致する位置に矩形状の開口部221eが形成されている。さらに、内側短辺側壁部221bの縁部のうち奥行方向Dの中央部には、高さ方向Hの下方側に突出する係止凸部221fが設けられている。
【0014】
長辺側壁部222の上縁部は、すり鉢状に切り欠かれた開放凹部222Aが設けられている。すなわち、長辺側壁部222の上縁部のうち幅方向Wの両端部には、互いに近づく方向に下方に傾斜する傾斜縁部(開口縁部)222dが設けられている。そして、上縁部のうち幅方向Wの中央部には、互いの傾斜縁部222dを連結する長辺負荷面(開口縁部,低縁部)222cが設けられている。長辺負荷面222cは、高さ方向Hの上方に向けられており、互いに面一に配されている。これら長辺負荷面222cの高さ寸法は、短辺負荷面221cの高さ寸法よりも低く設定されている。
この長辺側壁部222は、外側に配された外側長辺側壁部(側壁部)222aと、内側に配された内側長辺側壁部(内側側壁部)222bとを備えている。
外側長辺側壁部222aと内側短辺側壁部221bとは、長辺負荷面222cを介して一体に連結されている。
外側長辺側壁部222aおよび内側長辺側壁部222bの中芯の延在方向は、高さ方向Hに向けられている。
【0015】
中間部材3は、
図7,11に示すように、矩形ボックス形状とされており、本体部2の外側と内側の面との間に配されている。
この中間部材3は、矩形板状の中間底壁部31と、この中間底壁部31の短辺部から立ち上げられた一対の中間短辺側壁部(中間側壁部、一体壁部)32と、この中間短辺側壁部32の奥行方向Dの両端部に連結された一対の中間長辺側壁部(中間側壁部)33とを備えている。
中間底壁部31の中芯の延在方向は、奥行方向Dに向けられている。この中間底壁部31の短辺部の中央部には、矩形状に切り欠かれた係止開口部31aがそれぞれ設けられている。
中間短辺側壁部32は、矩形板状に形成されており、中間底壁部31の短辺部に一体に連結されている。中間短辺側壁部32の中芯の延在方向は、奥行方向Dに向けられている。すなわち、中間短辺側壁部32および短辺側壁部221の中芯の延在方向は、互いに直交する方向に向けられている。さらに、中間短辺側壁部32のうち、取手部221dと一致する位置に矩形状の開口部32aが設けられている。
【0016】
中間長辺側壁部33の上縁部には、開放凹部222Aが設けられている。すなわち、中間長辺側壁部33の上縁部のうち幅方向Wの両端部には、互いに近づく方向に下方に傾斜する傾斜縁部33aが設けられている。そして、上縁部のうち幅方向Wの中央部には、互いの傾斜縁部33aを連結する長辺部33bが設けられている。
中間長辺側壁部33の中芯の延在方向は、幅方向Wに向けられている。すなわち、中間長辺側壁部33および長辺側壁部222の中芯の延在方向は、互いに直交する方向に向けられている。
【0017】
中間長辺側壁部33は、一方側中間側壁部331と他方側中間側壁部332とを備えている。
一方側中間側壁部331は、中間短辺側壁部32の一方の長辺部(周方向の一端部)に一体に連結された一対の一方側中間側壁片(中間側壁片部)331aを備えている。これら一方側中間側壁片331aは、幅方向Wの中央において分割されている。すなわち、一方側中間側壁片331aは、中間短辺側壁部32の一方の長辺部から互いに開閉可能に設けられている。つまり、一方側中間側壁片331aは、中間短辺側壁部32の一方の長辺部を通って高さ方向Hに延びる回転軸線を回転中心として、互いに回転可能になっている。
これら一方側中間側壁片331aの下端部は、差込部23と相補形状に切りかかれている。すなわち、一方側中間側壁片331aの下端部には、2つの凸部331a1が設けられている。凸部331a1の基端部の幅寸法c1に対して、凸部331a1の下方部の幅寸法d1が大きく設定されている。そのため、凸部331a1は、凹部23aに嵌合するようになっている。
他方側中間側壁部332は、中間短辺側壁部32の他方の長辺部(周方向の他端部)に一体に連結された一対の他方側中間側壁片332aを備えている。これら他方側中間側壁片332aは、幅方向Wの中央において分割されている。すなわち、他方側中間側壁片332aは、中間短辺側壁部32の他方の長辺部から互いに開閉可能に設けられている。つまり、他方側中間側壁片332aは、中間短辺側壁部32の他方の長辺部を通って高さ方向Hに延びる回転軸線を回転中心として、互いに回転可能になっている。
【0018】
蓋部4は、
図4,8,9,10に示すように、矩形ボックス形状とされており、本体部2の開口縁部を塞ぐようになっている。
蓋部4は、本体蓋部41と内側蓋部42とを備えている。
本体蓋部41は、矩形板状の外側天面部411と、この外側天面部411の長辺部に一体に連結された一対の蓋側長辺側壁部412と、外側天面部411の短辺部に一体に連結された一対の蓋側短辺側壁部413とを備えている。
外側天面部411の中芯の延在方向は、幅方向Wに向けられている。
蓋側長辺側壁部412は、矩形板状に形成されており、中芯の延在方向は、幅方向Wに向けられている。
蓋側短辺側壁部413は、矩形板状に形成されており、中芯の延在方向は、高さ方向Hに向けられている。蓋側短辺側壁部413は、外側と内側とで二重になっている。蓋側短辺側壁部413の内側の面の端部には、矩形状の突出部413aが設けられている。
【0019】
内側蓋部42は、本体蓋部41の中に配されている。この内側蓋部42は、内側天面部421と、この内側天面部421に一体に連結された一対の内側側壁部422とを備えている。
内側天面部421は、矩形板状に形成されており、中芯の延在方向は、奥行方向Dに向けられている。すなわち、外側天面部411および内側天面部421の中芯の延在方向は、互いに直交する方向に向けられている。内側天面部421の縁部には、矩形状の切欠部421aが設けられている。
内側側壁部422の縁部のうち幅方向Wの両端部には、幅方向Wの両端から互いに近づく方向に下方に傾斜している傾斜縁部(縁部)4221が設けられている。内側側壁部422の縁部のうち幅方向Wの中央部には、傾斜縁部4221を連結する蓋側長辺負荷面(縁部)422cが設けられている。蓋側長辺負荷面422cは、高さ方向Hの下方に向けられており、互いに面一になっている。
【0020】
この内側側壁部422は、内側天面部421の長辺部に一体に連結された内側側壁片部422bと、外側側壁片部422aとを備えている。
外側側壁片部422aと内側側壁片部422bとは、蓋側長辺負荷面422cを介して一体に連結されている。
すなわち、蓋部4の長辺部側の縁部は、二重になっており、外側の縁部は、幅方向Wの全長にわたって同じ高さ寸法とされ、内側の縁部は、蓋部4が本体部2の開口縁部を塞いだときに、蓋側長辺負荷面422cと長辺負荷面222cとが接触するように、本体部2の開口縁部に対して相補形状をなしている。
【0021】
次いで、収納ケース1の組立手順について説明する。
まず、本体部2について組み立てていく。
図5に示す外側長辺側壁部222aの長辺部に一体に設けられたのりしろ222a1の外面を、
図6に示す外側短辺側壁部221aの長辺部の内面に貼り付ける。そして、
図6に示す外側長辺側壁部222aの長辺部に一体に設けられたのりしろ222a2の外面を、各長辺部を折りながら、
図5に示す外側短辺側壁部221aの長辺部の内面に貼り付ける。これにより、全体として角筒状になる。
さらに、一対の中底壁部21bを互いに近づく方向に折り曲げ、外側底壁部21aを折り曲げる。そして、差込部23を折り曲げながら外側長辺側壁部222aの内面側に差し込んでいく。これにより、
図11に示す状態となり、外側底壁部21aおよび中底壁部21bが二重の底となって配置される。このとき、差込部23は、高さ方向Hの上方を向けられ、凹部23aの開口部も上方を向けられる。
【0022】
次に、中間部材3を組み立てていく。
図7に示す一対の中間短辺側壁部32を立ち上げて互いに対向する位置に配する。そして、他方側中間側壁片332aを互いに近づく方向に折り曲げて面一に配する。さらに、一方側中間側壁片331aを互いに近づく方向に折り曲げて面一に配する。このとき、一方側中間側壁片331aは、互いに開閉可能になっており、他方側中間側壁片332aも、互いに開閉可能になっている。
これにより、
図11に示すように、中間部材3が矩形ボックス形状となり、凸部331a1が高さ方向Hの下方向に向けられる。
ここから、中間部材3を本体部2の中に入れていく。すなわち、互いの短辺側壁部221と中間短辺側壁部32とを高さ方向Hに上下に配し、差込部23が配されている側の外側長辺側壁部222aと一方側中間側壁片331aとを上下に配し、差込部23が配されていない側の外側長辺側壁部222aと他方側中間側壁片332aとを上下に配する。このとき、凸部331a1は、凹部23aの開口部に一致する位置において、高さ方向Hの上方に配される。
【0023】
この状態で、中間部材3を下方に移動させ、本体部2の中に組み込んでいく。このとき、一方側中間側壁片331aおよび他方側中間側壁片332aは、それぞれが互いに開閉可能になっているので、これら一方側中間側壁片331aおよび他方側中間側壁片332aを適宜開閉させながら、中間部材3を下方に移動させていく。そして、中間底壁部31が中底壁部21bの内面に載せられたら、一方側中間側壁片331aおよび他方側中間側壁片332aのそれぞれを外側長辺側壁部222aの内面に押し付けて互いに閉じて面一に配していく。このとき、
図12に示すように、一方側中間側壁片331aを外側長辺側壁部222aの内面に押し付けながら、奥行方向Dから凸部331a1を凹部23aに嵌め込んでいく。これにより、凸部331a1と凹部23aとが凹凸嵌合し、上下方向の移動が規制された状態になる。また、外側長辺側壁部222aおよび外側短辺側壁部221aの4つの内面の全面が全周にわたって、中間部材3の中間長辺側壁部33および中間短辺側壁部32によって覆われる。さらに、中底壁部21bの内面の全面が、中間底壁部31によって覆われる。
【0024】
それから、2つの内側長辺側壁部222bを折り曲げながら本体部2の中に組み込んでいく。そして、内側底壁部21cの縁部を合わせて中間底壁部31の内面の全面にわたって面一に配する。これにより、円弧状切欠部21c1が円弧状に配される。この円弧状切欠部21c1を指でつまむことができ、本体部2の組み立てや解体操作を容易にすることができる。また、このとき、係止開口部31aと矩形状切欠部21c2とが一致する位置に配され、矩形状の凹部が設けられた状態になる。
さらに、2つの内側短辺側壁部221bを折り曲げながら本体部2の中に組み込んでいく。そして、
図3に示すように、内側短辺側壁部221bを中間短辺側壁部32に押し付けると、係止凸部221fが、係止開口部31aおよび矩形状切欠部21c2による凹部に没入され、内側短辺側壁部221bが固定される。このとき、取手部221dが、開口部32a,221eに一致する位置に配されることにより、開口部32a,221eを介して開閉可能になる。
【0025】
また、このとき、内側短辺側壁部221bおよび内側長辺側壁部222bによって、中間短辺側壁部32および中間長辺側壁部33の内面の全面が全周にわたって覆われ、中間底壁部31の内面の全面が内側底壁部21cによって覆われる。このとき、側面部22の中芯の延在方向は高さ方向Hに向けられ、中間短辺側壁部32および中間長辺側壁部33の中芯の延在方向は、それぞれ奥行方向Dおよび幅方向Wに向けられる。すなわち、側面部22と中間部材3の側壁部とで中芯の延在方向が直交する方向に向けられる。
また、このとき、中間部材3が、外側底壁部21a、外側短辺側壁部221aおよび外側長辺側壁部222aと、内側底壁部21c、内側短辺側壁部221bおよび内側長辺側壁部222bとの間に配され、差込部23は、外側長辺側壁部222aと内側長辺側壁部222bとの間に配される。これにより、中間部材3および差込部23が外方から隠されて目視できない状態となる。
これにより、本体部2が組み立てられる。
【0026】
次に、蓋部4を組み立てていく。
まず、
図8に示す蓋側長辺側壁部412を互いに立ち上げ、四隅の補強片部415を折り曲げる。そして、
図10に示すように、蓋側短辺側壁部413を互いに立ち上げ、補強片部415を越えてさらに折り曲げていく。
また、
図9に示す内側側壁片部422bを互いに立ち上げ、蓋側長辺負荷面422cを挟んで外側側壁片部422aを折り曲げる。そして、
図10に示すように、外側側壁片部422aと内側側壁片部422bとを合わせた状態で、内側蓋部42を本体蓋部41の中に組み込んでいく。外側天面部411の内面と内側天面部421の外面とを当接させた状態で、再度、蓋側短辺側壁部413を直角に立ち上げ、補強片部415を越えてさらに折り曲げていく。そして、突出部413aを切欠部421aに嵌めることにより、本体蓋部41と内側蓋部42とが固定される。
これにより、蓋部4が組み立てられる。
【0027】
そして、
図2に示すように、組み立てられた本体部2の収納空間1Aに、被収納物を入れる。このとき、凸部331a1と凹部23aとが凹凸嵌合していることから、底面部21の開動作が規制され、取手部221dを手で持って本体部2を持ち運ぶときに、底面部21が開いてしまうことが防止される。また、各壁部が二重になっているため、強度が増加し、さらに本体部2と中間部材3との各壁部の中芯の延在方向が直交する方向に向けられていることから、強度が一層増加しており、本体部2の損壊が防止される。
さらに、
図1に示すように、本体部2の開口縁部を塞ぐようにして、蓋部4で蓋をする。このとき、長辺負荷面222cと蓋側長辺負荷面422cとが当接し、短辺負荷面221cと内側天面部421の内面とが当接することから、蓋部4の上から下方に荷重がかかっても、各面によってその荷重が支持される。
【0028】
以上より、本実施形態における収納ケース1によれば、凸部331a1と凹部23aとが凹凸嵌合して高さ方向Hの移動が規制されることから、底面部21に被収納物が置かれたときに外側底壁部21aが開かないように固定力が増強される。
そのため、被収納物の重量に対する耐荷重性を向上させることができる
また、中間短辺側壁部32または中間長辺側壁部33が、外側長辺側壁部222aの内面の少なくとも一部を覆うことから、耐荷重性をさらに向上させることができる。
また、中間短辺側壁部32および中間長辺側壁部33が、外側長辺側壁部222aおよび外側短辺側壁部221aの内面の全面を全周にわたって覆うことから、耐荷重性をさらに向上させることができる。
【0029】
また、外側底壁部21aの内面側に中間底壁部31が設けられることから、耐荷重性をさらに向上させることができる。
また、中間底壁部31に一体に設けられる中間短辺側壁部32が設けられ、この中間短辺側壁部32に一体に設けられる中間長辺側壁部33が設けられ、中間長辺側壁部33と差込部23とが凹凸嵌合することから、耐荷重性をさらに向上させることができる。
また、一対の一方側中間側壁片331aが、中間短辺側壁部32の一方の長辺部から互いに開閉可能に設けられることから、中間部材3と差込部23との嵌合および解除を容易にすることができる。
また、差込部23に凹部23aが設けられ、中間部材3に凸部331a1が設けられて、凹部23aと凸部331a1とが凹凸嵌合することから、耐荷重性をさらに向上させることができる。
【0030】
また、差込部23および中間部材3が、外側長辺側壁部222aと内側長辺側壁部222bとの間に設けられることから、本体部2を補強することができるだけでなく、凹凸嵌合する構成を外方から目視できないように隠すことができ、意匠性を向上させることができる。
また、中間底壁部31が、外側底壁部21aと内側底壁部21cとの間に設けられることから、耐荷重性をさらに向上させることができる。
また、中間部材3および本体部2の中芯の延在方向が、互いに交差する方向に向けられていることから、本体部2を補強することができる。さらに、中間部材3および本体部2の中芯の延在方向が、互いに直交する方向に向けられていることから、本体部2をさらに補強することができる。
【0031】
また、長辺負荷面222cおよび短辺負荷面221cが設けられていることから、本体部2に対して蓋部4で蓋をすると、蓋側長辺負荷面422cと長辺負荷面222cとを接触させ、内側天面部421の内面と短辺負荷面221cとを接触させることにより、蓋部4の上方から荷重がかかったときの耐荷重性を向上させることができる。さらに、本体部2の開口縁部を広くすることができ、被収納物の出し入れを容易にすることができる。
また、長辺側壁部222の縁部に、高さ寸法の低い長辺負荷面222cが設けられていることから、耐荷重性をさらに向上させることができる。
また、内側天面部421が設けられていることから、耐荷重性をさらに向上させることができる。
また、外側天面部411および内側天面部421の中芯の延在方向が直交する方向に向けられていることから、耐荷重性をさらに向上させることができる。
また、傾斜縁部222d,33a,4221が設けられていることから、耐荷重性をさらに向上させることができる。
また、蓋側長辺側壁部412および蓋側短辺側壁部413が設けられていることから、傾斜縁部4221および蓋側長辺負荷面422cを外方から目視できないように隠すことができ、意匠性を向上させることができる。
また、凹部23aおよび凸部331a1が、幅方向Wの両端からそれぞれ1/4の位置に設けられていることから、荷重に対する耐力をバランスさせることができ、耐荷重性をさらに向上させることができる。
【0032】
なお、本発明の技術範囲は上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変更を加えることが可能である。
例えば、中間部材3が、外側短辺側壁部221aおよび外側長辺側壁部222aの内面の全周を覆うとしたが、これに限ることはなく、適宜変更可能である。具体的には、中間部材3が、外側短辺側壁部221aまたは外側長辺側壁部222aの少なくとも一面を覆っていればよく、さらには、それらの少なくとも一部を覆っていればよい。例えば、中間部材3が一方側中間側壁片331aのみを備えており、この一方側中間側壁片331aが、外側長辺側壁部222aの内面の少なくとも一部を覆っていればよい。
また、中間部材3が中間底壁部31を備えるとしたが、この中間底壁部31は設けられていなくてもよい。
また、本体部2、中間部材3および蓋部4が、矩形ボックス形状とされているとしたが、これに限ることはなく、その形状等は適宜変更可能である。例えば、円形、楕円形、三角形、多角形または星形などであってもよい。
【0033】
また、一対の中間短辺側壁部32が、中間底壁部31から一体に立ち上げられるとしたが、これに限ることはなく、適宜変更可能である。例えば、中間短辺側壁部32が、中間底壁部31と別体に設けられていてもよいし、対をなしておらずいずれか一方であってもよい。
また、一対の一方側中間側壁片331aが、中間短辺側壁部32から一体に設けられるとしたが、これに限ることはなく、適宜変更可能である。例えば、一方側中間側壁片331aが、中間短辺側壁部32と別体に設けられていてもよいし、一方側中間側壁片331aが対をなしておらず、一部材として一方側中間側壁部331を構成してもよい。
また、一対の他方側中間側壁片332aが、中間短辺側壁部32から一体に設けられるとしたが、これに限ることはなく、適宜変更可能である。例えば、他方側中間側壁片332aが、中間短辺側壁部32と別体に設けられていてもよいし、他方側中間側壁片332aが対をなしておらず、一部材として他方側中間側壁部332を構成してもよい。
また、各壁部が一体に設けられているとしたが、これに限ることはなく、それぞれ別体として組み立てられるようになっていてもよい。
【0034】
また、一対の一方側中間側壁片331aが、中間短辺側壁部32の一方の長辺部に互いに開閉可能に設けられるとしたが、これに限ることはなく、適宜変更可能である。例えば、一方側中間側壁片331aが開閉可能でなく、固定されていてもよい。
また、中間部材3に凸部331a1が設けられ、差込部23に凹部23aが設けられるとしたが、これに限ることはなく、中間部材3に上方に向けられた凹部が設けられ、差込部23に上方に向けられた凸部が設けられていてもよい。
また、凸部331a1および凹部23aが2つずつ設けられているとしたが、これに限ることはなく、その設置数は適宜変更可能である。例えば、凸部331a1および凹部23aが1つずつであってもよいし、3つずつ以上であってもよい。
また、凸部331a1および凹部23aの凹凸の形状は適宜変更可能である。例えば、円形、楕円形、三角形、多角形または星形などであってもよい。
また、凹凸の相補形状として、凸部331a1および凹部23aが設けられるとしているが、これに限ることはなく、凸部のサイズが小さくなっていてもよい。
【0035】
また、内側底壁部21c、内側短辺側壁部221b、内側長辺側壁部222b、内側天面部421および内側側壁部422が設けられるとしたが、これに限ることはなく、これら内側の壁部の少なくとも一つが設けられていなくてもよい。例えば、内側の壁部のすべてが設けられていなくてもよい。
また、中底壁部21bが設けられているとしたら、これに限ることはなく、中底壁部21bが設けられていなくてもよい。
また、中間部材3が、内側の壁部と外側の壁部との間に設けられるとしたが、これに限ることはなく、内側の壁部の内面に設けられていてもよい。
また、中間部材3と本体部2の中芯の延在方向が直交する方向に向けられているとしたが、これに限ることはなく、適宜変更可能である。例えば、少なくとも交差する方向であってもよいし、さらには同方向であってもよい。
また、収納ケース1が段ボールからなるとしたが、これに限ることはなく、その材質等は適宜変更可能である。例えば、樹脂や紙などであってもよい。
【0036】
また、蓋部4が設けられるとしたが、これに限ることはなく、蓋部4はなくてもよい。
また、蓋部4に蓋側長辺負荷面422cが設けられるとしたが、これに限ることはなく、蓋側長辺負荷面422cが設けられていなくてもよい。
また、蓋部4が内側蓋部42を備えるとしたが、これに限ることはなく、内側蓋部42はなくてもよい。
また、蓋側長辺負荷面422cが内側側壁部422に設けられるとしたが、これに限ることはなく、蓋側長辺負荷面422cが、蓋側長辺側壁部412が設けられていてもよい。すなわち、傾斜縁部4221および蓋側長辺負荷面422cが外観から目視できるようになっていてもよい。
また、内側天面部421の内面が短辺負荷面221cに接触するとしたが、これに限ることはなく、蓋側短辺負荷面を別個に設けて、この蓋側短辺負荷面が短辺負荷面221cに接触するようにしてもよい。
【0037】
また、本体部2および中間部材3の開口縁部に開放凹部222Aが設けられるとしたが、これに限ることはなく、適宜変更可能である。例えば、それら開口縁部は、全周にわたって同一の高さ寸法の矩形枠状であってもよい。このとき、短辺負荷面221cおよび長辺負荷面222cの少なくともいずれか一方がなくてもよいし、いずれも設けられていなくてもよい。
また、本体部2および中間部材3の開口縁部に開放凹部222Aが設けられていたとしても、短辺負荷面221cおよび長辺負荷面222cの少なくともいずれか一方がなくてもよいし、いずれも設けられていなくてもよい。
また、傾斜縁部222d,33a,4221が設けられるとしたが、これに限ることはなく、その形状等は適宜変更可能である。これら傾斜縁部222d,33a,4221は、傾斜していなくてもよいし、設けられていなくてもよい。
【0038】
また、
図5から
図9において、各パーツの展開図を示しているが、これに限ることはなく、展開状態は適宜変更可能であることはいうまでもない。
また、取手部221d、開口部221e、係止凸部221f、円弧状切欠部21c1、矩形状切欠部21c2、切欠部421aおよび突出部413aが設けられているとしたが、これに限ることはなく、これらは設けられていなくてもよい。
【0039】
既述の実施形態に関し、さらに以下の付記を示す。
(付記1)
被収納物を収納する収納ケースであって、
収納空間を区画する側壁部および底壁部を有する本体部と、
前記本体部の中に設けられる中間部材とを備え、
前記底壁部に前記側壁部の内面側に差し込まれる差込部が設けられ、
前記中間部材と前記差込部とが、凹凸嵌合し高さ方向の移動が規制される収納ケース。
【0040】
(付記2)
前記中間部材が、前記側壁部の内面の少なくとも一部を覆う中間側壁部を備える付記1に記載の収納ケース。
【0041】
(付記3)
前記中間側壁部が、前記側壁部の内面の全周を覆う付記2に記載の収納ケース。
【0042】
(付記4)
前記中間部材が、前記中間側壁部と一体に設けられて前記底壁部の内面側に配される中間底壁部を備える付記2または付記3に記載の収納ケース。
【0043】
(付記5)
前記本体部および前記中間部材が矩形ボックス形状とされ、
前記中間側壁部が、
前記中間底壁部の対向する一対の辺部に一体に設けられ前記中間底壁部から立ち上げられて前記側壁部の対向する一対の内面をそれぞれ覆う一対の一体壁部と、
前記一体壁部の周方向の端部に一体に設けられ前記一体壁部が覆う内面とは異なる内面を覆う一対の中間側壁片部とを備え、
前記中間側壁片部と前記差込部とが凹凸嵌合する付記4に記載の収納ケース。
【0044】
(付記6)
前記一対の中間側壁片部が、
前記一体壁部の前記端部に互いに開閉可能に設けられている付記5に記載の収納ケース。
【0045】
(付記7)
前記中間部材または前記差込部のいずれか一方に、開口部の幅に対して奥部の幅が大きい凹部が設けられ、
前記中間部材または前記差込部のいずれか他方に、前記凹部に嵌合する凸部が設けられている付記1から付記6のいずれか一項に記載の収納ケース。
【0046】
(付記8)
前記側壁部の内面側に設けられた内側側壁部を備え、
前記差込部および前記中間部材が、前記側壁部と前記内側側壁部との間に設けられる付記1から付記7のいずれか一項に記載の収納ケース。
【0047】
(付記9)
前記中間部材および前記本体部が、段ボールからなっておりそれぞれの中芯の延在方向が互いに交差する方向に設けられる付記1から付記8のいずれか一項に記載の収納ケース。
【0048】
(付記10)
前記本体部の開口縁部を塞ぐ蓋部を備え、
前記開口縁部が、高さ寸法を高くして設けられた高縁部と、前記高縁部よりも高さ寸法を低くして設けられた低縁部とを備え、
前記蓋部の縁部は、前記蓋部が前記開口縁部を塞いだときに前記高縁部および前記低縁部に接触するように相補形状をなしている付記1から付記9のいずれか一項に記載の収納ケース。
【符号の説明】
【0049】
1 収納ケース
1A 収納空間
2 本体部
3 中間部材
4 蓋部
21a 外側底壁部(底壁部)
23 差込部
23a 凹部
31 中間底壁部
32 中間短辺側壁部(中間側壁部、一体壁部)
33 中間長辺側壁部(中間側壁部)
221a 外側短辺側壁部(側壁部)
221b 内側短辺側壁部(内側側壁部)
221c 短辺負荷面(開口縁部,高縁部)
222a 外側長辺側壁部(側壁部)
222b 内側長辺側壁部(内側側壁部)
222c 長辺負荷面(開口縁部,低縁部)
222d 傾斜縁部(開口縁部)
331a 一方側中間側壁片(中間側壁片部)
331a1 凸部
422c 蓋側長辺負荷面(縁部)
4221 傾斜縁部(縁部)