(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-01-10
(45)【発行日】2023-01-18
(54)【発明の名称】ケーブルハーネス先端の急速皮剥がし装置
(51)【国際特許分類】
H02G 1/12 20060101AFI20230111BHJP
【FI】
H02G1/12 053
(21)【出願番号】P 2020149049
(22)【出願日】2020-09-04
【審査請求日】2020-12-11
(31)【優先権主張番号】201910923852.0
(32)【優先日】2019-09-27
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】520452297
【氏名又は名称】杭州▲さん▼沃智能科技有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100115303
【氏名又は名称】岩永 和久
(72)【発明者】
【氏名】董偉鋒
(72)【発明者】
【氏名】陳旺
【審査官】久保 正典
(56)【参考文献】
【文献】特開平5-95613(JP,A)
【文献】特開昭55-9323(JP,A)
【文献】特開平3-169212(JP,A)
【文献】特開平4-261316(JP,A)
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ケーブルハーネス先端の急速皮剥がし装置であって、
支持装置(1)と、切断装置(2)と、皮剥がし装置(3)と、を含み、
前記支持装置(1)における上端面の左側には、前記切断装置(2)が取り付けられ、
前記支持装置(1)における上端面の右側には、前記皮剥がし装置(3)が取り付けられ、
前記支持装置(1)は、台板(11)と、立板(12)と、横板(13)と、を含み、
前記支持装置(1)は、U字型をなし、
前記台板(11)における上端面の右側には、前記立板(12)が取り付けられ、
前記立板(12)の上端面には、前記横板(13)が取り付けられ、
前記台板(11)における右側の外端面には、スケールが設けられ、
前記切断装置(2)は、ローラー(21)と、伸ばし支持具(22)と、気筒(23)と、連結板(24)と、切断支持具(25)と、上刃具スタンド(26)と、固定機構(27)と、刃具(28)と、
下刃具スタンド(29)と、を含み、
前記台板(11)における上端面の左側には、前記伸ばし支持具(22)が取り付けられ、
前記伸ばし支持具(22)の中部には、四角形貫穴が形成され、
前記四角形貫穴の内部には、いずれも前記ローラー(21)が之字型に等間隔に配列され、
前記伸ばし支持具(22)の右側には、前記切断支持具(25)が取り付けられ、
前記切断支持具(25)の上端面は、前記横板(13)と固定して連結され、
前記切断支持具(25)の内部には、凸型溝が形成され、
前記凸型溝の上側には、前記気筒(23)が取り付けられ、
前記気筒(23)の下端面には、前記連結板(24)が取り付けられ、
前記連結板(24)の下端面には、前記固定機構(27)が対称に取り付けられ、
前記連結板(24)における下端面の中央部には、前記上刃具スタンド(26)が取り付けられ、
前記切断支持具(25)の下側には、前記下刃具スタンド(29)が取り付けられ、
前記上刃具スタンド(26)と前記下刃具スタンド(29)には、前記刃具(28)が取り付けられ、
前記刃具(28)には、弧状刃が均一的に設けられ、
上下両側の前記刃具(28)における弧状刃は、互いに組み合わせられ、
前記皮剥がし装置(3)は、駆動モータ(31)と、主動歯車(32)と、従動歯車(33)と、ねじり機構(34)と、位置規制枠(35)と、移動板(36)と、ロック機構(37)と、を含み、
前記切断支持具(25)の右端には、等間隔に配列される前記従動歯車(33)が軸受によって取り付けられ、
前記従動歯車(33)の内部には、前記ねじり機構(34)が取り付けられ、
前記従動歯車(33)の右端には、前記位置規制枠(35)が軸受によって取り付けられ、
前記位置規制枠(35)には、円形貫穴が等間隔に形成され、
前記位置規制枠(35)の上端面には、前記駆動モータ(31)が取り付けられ、
前記駆動モータ(31)の出力軸には、前記主動歯車(32)が取り付けられ、
前記主動歯車(32)は、前記従動歯車(33)と互いに組み合わせて移動でき、
前記位置規制枠(35)の右側には、前記移動板(36)が取り付けられ、
前記移動板(36)は、スライダとスライドレールとの組み合わせによって前記台板(11)と連結され、
前記移動板(36)の内部には、L型溝が形成され、
前記L型溝には、前記ロック機構(37)が取り付けられる、
ことを特徴とするケーブルハーネス先端の急速皮剥がし装置。
【請求項2】
前記固定機構(27)は、ばね支持棒(271)と、押圧ブロック(272)と、を含み、
前記連結板(24)の下端面には、前記ばね支持棒(271)が取り付けられ、
前記ばね支持棒(271)の下端には、押圧ブロック(272)が取り付けられる、
ことを特徴とする請求項1に記載のケーブルハーネス先端の急速皮剥がし装置。
【請求項3】
前記ねじり機構(34)は、回転盤(341)と、親ねじ(342)と、斜面押圧ブロック(343)と、位置規制棒(344)と、弧状板(345)と、位置規制ばね(346)と、を含み、
前記従動歯車(33)は、前記親ねじ(342)と螺合され、
前記親ねじ(342)の左端には、前記回転盤(341)が取り付けられ、
前記親ねじ(342)の右端には、前記斜面押圧ブロック(343)が取り付けられ、
前記斜面押圧ブロック(343)は、前記位置規制棒(344)と貼着され、
前記位置規制棒(344)は、対称に設けられる前記位置規制ばね(346)によって前記従動歯車(33)と連結され、
前記位置規制棒(344)の下端には、前記弧状板(345)が取り付けられる、
ことを特徴とする請求項1に記載のケーブルハーネス先端の急速皮剥がし装置。
【請求項4】
前記ロック機構(37)は、シリンダ(371)と、ロックブロック(372)と、を含み、
前記移動板(36)にある前記L型溝には、前記シリンダ(371)が取り付けられ、
前記シリンダ(371)の下端には、前記ロックブロック(372)が取り付けられる、
ことを特徴とする請求項
2に記載のケーブルハーネス先端の急速皮剥がし装置。
【請求項5】
前記弧状板(345)の下端には、鋸の歯状のブラシヘッドが均一的に設けられ、
前記ブラシヘッドの材質は、ゴムである、
ことを特徴とする請求項
3に記載のケーブルハーネス先端の急速皮剥がし装置。
【請求項6】
前記ロックブロック(372)と前記押圧ブロック(272)は、弧状構造をなし、
前記ロックブロック(372)と前記押圧ブロック(272)の下端面には、プラスチック層が設けられる、
ことを特徴とする
請求項4に記載のケーブルハーネス先端の急速皮剥がし装置。
【請求項7】
前記ローラー(21)には、凹溝が均一的に形成される。
ことを特徴とする請求項1に記載のケーブルハーネス先端の急速皮剥がし装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電力工事補助装置技術分野に関し、具体的には、ケーブルハーネス先端の急速皮剥がし装置に関する。
【背景技術】
【0002】
工業レベルの向上につれて、ケーブルハーネスの使用量も大きく増加し、ケーブルハーネスの布線において、回路の接続のため、ケーブルハーネスの皮を剥がして内部の芯線を露出する必要がある。
従来のケーブルハーネスの皮剥がし装置は、ケーブルハーネスに対し一本ずつ皮を剥がし、効率が低下し、皮剥がしの長さを制御できず、異なる皮剥がしの長さの需要を満たせないとともに、使用中において、皮剥がしだけ行い、露出された内部の芯線が散らばっており、後続の布線に不便である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】中国特許出願公開第110299662号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、上記の従来技術における技術的問題を解決するために、ケーブルハーネス先端の急速皮剥がし装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の目的を実現するために、ケーブルハーネス先端の急速皮剥がし装置であって、支持装置と、切断装置と、皮剥がし装置と、を含み、前記支持装置における上端面の左側には、前記切断装置が取り付けられ、前記支持装置における上端面の右側には、前記皮剥がし装置が取り付けられる。
【0006】
前記支持装置は、台板と、立板と、横板と、を含み、前記支持装置は、U字型をなし、前記台板における上端面の右側には、前記立板が取り付けられ、前記立板の上端面には、前記横板が取り付けられ、前記台板における右側の外端面には、スケールが設けられる。
【0007】
前記切断装置は、ローラーと、伸ばし支持具と、気筒と、連結板と、切断支持具と、上刃具スタンドと、固定機構と、刃具と、下刃具スタンドと、を含み、前記台板における上端面の左側には、前記伸ばし支持具が取り付けられ、前記伸ばし支持具の中部には、四角形貫穴が形成され、前記四角形貫穴の内部には、いずれも前記ローラーが之字型に等間隔に配列され、前記伸ばし支持具の右側には、前記切断支持具が取り付けられ、前記切断支持具の上端面は、前記横板と固定して連結され、前記切断支持具の内部には、凸型溝が形成され、前記凸型溝の上側には、前記気筒が取り付けられ、前記気筒の下端面には、前記連結板が取り付けられ、前記連結板の下端面には、前記固定機構が対称に取り付けられ、前記連結板における下端面の中央部には、前記上刃具スタンドが取り付けられ、前記切断支持具の下側には、前記下刃具スタンドが取り付けられ、前記上刃具スタンドと前記下刃具スタンドには、前記刃具が取り付けられ、前記刃具には、弧状刃が均一的に設けられ、上下両側の前記刃具における弧状刃は、互いに組み合わせられ、作動時に、処理対象のケーブルハーネスを前記ローラーに送り、之字型に配列される前記ローラーが曲がったケーブルハーネスを伸ばし、後続の処理に便利であり、切断時に、前記気筒が前記連結板により前記上刃具スタンドと前記固定機構とを往復に移動させ、前記固定機構がケーブルハーネスの両端を押さえ、前記上刃具スタンドと前記下刃具スタンドに取り付けられる前記刃具が閉じてケーブルハーネスの皮を切る。
【0008】
前記皮剥がし装置は、駆動モータと、主動歯車と、従動歯車と、ねじり機構と、位置規制枠と、移動板と、ロック機構と、を含み、前記切断支持具の右端には、等間隔に配列される前記従動歯車が軸受によって取り付けられ、前記従動歯車の内部には、前記ねじり機構が取り付けられ、前記従動歯車の右端には、前記位置規制枠が軸受によって取り付けられ、前記位置規制枠には、円形貫穴が等間隔に形成され、前記位置規制枠の上端面には、前記駆動モータが取り付けられ、前記駆動モータの出力軸には、前記主動歯車が取り付けられ、前記主動歯車は、前記従動歯車と互いに組み合わせて移動でき、前記位置規制枠の右側には、前記移動板が取り付けられ、前記移動板は、スライダとスライドレールとの組み合わせによって前記台板と連結され、前記移動板の内部には、L型溝が形成され、前記L型溝には、前記ロック機構が取り付けられ、使用時に、処理対象の複数のケーブルハーネスを前記位置規制枠上の前記円形貫穴に通し、前記ロック機構によってケーブルハーネスの先端を前記移動板に固定し、前記移動板を往復に移動して皮剥がしの長さを制御し、切断完了後、ケーブルハーネスを装置から引き出すと同時に、前記駆動モータが前記主動歯車によって前記従動歯車を連動させ、前記ねじり機構によって露出された芯線をねじって成形し、後続の布線に便利である。
【0009】
本発明の好ましい技術的解決手段として、前記固定機構は、ばね支持棒と、押圧ブロックと、を含み、前記連結板の下端面には、前記ばね支持棒が取り付けられ、前記ばね支持棒の下端には、押圧ブロックが取り付けられ、作動時に、前記ばね支持棒が前記押圧ブロックを連動させてケーブルハーネスの両端を押し付ける。
【0010】
本発明の好ましい技術的解決手段として、前記ねじり機構は、回転盤と、親ねじと、斜面押圧ブロックと、位置規制棒と、弧状板と、位置規制ばねと、を含み、前記従動歯車は、前記親ねじと螺合され、前記親ねじの左端には、前記回転盤が取り付けられ、前記親ねじの右端には、前記斜面押圧ブロックが取り付けられ、前記斜面押圧ブロックは、前記位置規制棒と貼着され、前記位置規制棒は、対称に設けられる前記位置規制ばねによって前記従動歯車と連結され、前記位置規制棒の下端には、前記弧状板が取り付けられ、作動時に、前記回転盤を回転させ、前記親ねじによって前記位置規制棒を下方に連動させて芯線を固定する。
【0011】
本発明の好ましい技術的解決手段として、前記ロック機構は、シリンダと、ロックブロックと、を含み、前記移動板にある前記L型溝には、前記シリンダが取り付けられ、前記シリンダの下端には、前記ロックブロックが取り付けられ、作動時に、前記シリンダが前記ロックブロックを下方に連動させ、ケーブルハーネスの先端が固定される。
【0012】
本発明の好ましい技術的解決手段として、前記弧状板の下端には、鋸の歯状のブラシヘッドが均一的に設けられ、前記ブラシヘッドの材質は、ゴムである。
【0013】
本発明の好ましい技術的解決手段として、前記ロックブロックと前記押圧ブロックは、弧状構造をなし、前記ロックブロックと前記押圧ブロックの下端面には、プラスチック層が設けられる。
【0014】
本発明の好ましい技術的解決手段として、前記ローラーには、凹溝が均一的に形成される。
【発明の効果】
【0015】
本発明のケーブルハーネス先端の急速皮剥がし装置は、位置規制枠35によって複数のケーブルハーネスを同時に皮剥がし処理し、処理効率を向上させると同時に、スケールと移動板の協働により、皮剥がしの長さを制御することができる。
本発明のケーブルハーネス先端の急速皮剥がし装置は、歯車とねじり機構34の協働により、切断済みのケーブルハーネスを引き出すとと同時に、露出された芯線をねじって成形し、後続の布線に便利である。
【図面の簡単な説明】
【0016】
本願に記載の各方向が、
図1と同じ向きに装置を見た際の方向である。
【0017】
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、
図1~
図5を参照しながら本実施形態について説明する。本発明の実施例に係る技術的内容を明確かつ完全に説明する。明らかに、以下に説明する実施例は、本発明の実施例の一部にすぎず、すべての実施例ではない。本発明の実施例に基づいて、当業者は、創作的な努力なしで得られるすべての実施例は、本発明の保護範囲内に含まれる。
【0019】
図1~
図5に示すように、ケーブルハーネス先端の急速皮剥がし装置であって、支持装置1と、切断装置2と、皮剥がし装置3と、を含み、前記支持装置1における上端面の左側には、前記切断装置2が取り付けられ、前記支持装置1における上端面の右側には、前記皮剥がし装置3が取り付けられる。
【0020】
前記支持装置1は、台板11と、立板12と、横板13と、を含み、前記支持装置1は、U字型をなし、前記台板11における上端面の右側には、前記立板12が取り付けられ、前記立板12の上端面には、前記横板13が取り付けられ、前記台板11における右側の外端面には、スケールが設けられる。
【0021】
前記切断装置2は、ローラー21と、伸ばし支持具22と、気筒23と、連結板24と、切断支持具25と、上刃具スタンド26と、固定機構27と、刃具28と、下刃具スタンド29と、を含み、前記台板11における上端面の左側には、前記伸ばし支持具22が取り付けられ、前記伸ばし支持具22の中部には、四角形貫穴が形成され、前記四角形貫穴の内部には、いずれも前記ローラー21が之字型に等間隔に配列され、前記伸ばし支持具22の右側には、前記切断支持具25が取り付けられ、前記切断支持具25の上端面は、前記横板13と固定して連結され、前記切断支持具25の内部には、凸型溝が形成され、前記凸型溝の上側には、前記気筒23が取り付けられ、前記気筒23の下端面には、前記連結板24が取り付けられ、前記連結板24の下端面には、前記固定機構27が対称に取り付けられ、前記連結板24における下端面の中央部には、前記上刃具スタンド26が取り付けられ、前記切断支持具25の下側には、前記下刃具スタンド29が取り付けられ、前記上刃具スタンド26と前記下刃具スタンド29には、前記刃具28が取り付けられ、前記刃具28には、弧状刃が均一的に設けられ、上下両側の前記刃具28における弧状刃は、互いに組み合わせられ、作動時に、処理対象のケーブルハーネスを前記ローラー21に送り、之字型に配列される前記ローラー21が曲がったケーブルハーネスを伸ばし、後続の処理に便利であり、切断時に、前記気筒23が前記連結板24により前記上刃具スタンド26と前記固定機構27とを往復に移動させ、前記固定機構27がケーブルハーネスの両端を押さえ、前記上刃具スタンド26と前記下刃具スタンド29に取り付けられる前記刃具28が閉じてケーブルハーネスの皮を切る。
【0022】
前記皮剥がし装置3は、駆動モータ31と、主動歯車32と、従動歯車33と、ねじり機構34と、位置規制枠35と、移動板36と、ロック機構37と、を含み、前記切断支持具25の右端には、等間隔に配列される前記従動歯車33が軸受によって取り付けられ、前記従動歯車33の内部には、前記ねじり機構34が取り付けられ、前記従動歯車33の右端には、前記位置規制枠35が軸受によって取り付けられ、前記位置規制枠35には、円形貫穴が等間隔に形成され、前記位置規制枠35の上端面には、前記駆動モータ31が取り付けられ、前記駆動モータ31の出力軸には、前記主動歯車32が取り付けられ、前記主動歯車32は、前記従動歯車33と互いに組み合わせて移動でき、前記位置規制枠35の右側には、前記移動板36が取り付けられ、前記移動板36は、スライダとスライドレールとの組み合わせによって前記台板11と連結され、前記移動板36の内部には、L型溝が形成され、前記L型溝には、前記ロック機構37が取り付けられ、使用時に、処理対象の複数のケーブルハーネスを前記位置規制枠35上の前記円形貫穴に通し、前記ロック機構37によってケーブルハーネスの先端を前記移動板36に固定し、前記移動板36を往復に移動して皮剥がしの長さを制御し、切断完了後、ケーブルハーネスを装置から引き出すと同時に、前記駆動モータ31が前記主動歯車32によって前記従動歯車33を連動させ、前記ねじり機構34によって露出された芯線をねじって成形し、後続の布線に便利である。
【0023】
前記固定機構27は、ばね支持棒271と、押圧ブロック272と、を含み、前記連結板24の下端面には、前記ばね支持棒271が取り付けられ、前記ばね支持棒271の下端には、押圧ブロック272が取り付けられ、前記押圧ブロック272は、弧状構造をなし、前記押圧ブロック272の下端面には、プラスチック層が設けられ、作動時に、前記ばね支持棒271が前記押圧ブロック272を連動させてケーブルハーネスの両端を押し付ける。
【0024】
前記ねじり機構34は、回転盤341と、親ねじ342と、斜面押圧ブロック343と、位置規制棒344と、弧状板345と、位置規制ばね346と、を含み、前記従動歯車33は、前記親ねじ342と螺合され、前記親ねじ342の左端には、前記回転盤341が取り付けられ、前記親ねじ342の右端には、前記斜面押圧ブロック343が取り付けられ、前記斜面押圧ブロック343は、前記位置規制棒344と貼着され、前記位置規制棒344は、対称に設けられる前記位置規制ばね346によって前記従動歯車33と連結され、前記位置規制棒344の下端には、前記弧状板345が取り付けられ、前記弧状板345の下端には、鋸の歯状のブラシヘッドが均一的に設けられ、前記ブラシヘッドの材質は、ゴムであり、作動時に、前記回転盤341を回転させ、前記親ねじ342によって前記位置規制棒344を下方に連動させて芯線を固定する。
【0025】
前記ロック機構37は、シリンダ371と、ロックブロック372と、を含み、前記移動板36にある前記L型溝には、前記シリンダ371が取り付けられ、前記シリンダ371の下端には、前記ロックブロック372が取り付けられ、前記ロックブロック372は、弧状構造をなし、前記ロックブロック372の下端面には、プラスチック層が設けられ、作動時に、前記シリンダ371が前記ロックブロック372を下方に連動させ、ケーブルハーネスの先端が固定される。
【0026】
作動原理:
【0027】
ステップ1:処理対象のケーブルハーネスをローラー21に送り、之字型に配列されるローラー21が曲がったケーブルハーネスを伸ばす。
【0028】
ステップ2:処理対象の複数のケーブルハーネスを位置規制枠35上の円形貫穴に通して、ロック機構37によってケーブルハーネスの先端を移動板36に固定し、移動板36を往復に移動することで皮剥がしの長さを制御する。
【0029】
ステップ3:気筒23が連結板24によって上刃具スタンド26と固定機構27とを往復に移動させ、固定機構27がケーブルハーネスの両端を押し付け、上刃具スタンド26と下刃具スタンド29に取り付けられる刃具28が閉じてケーブルハーネスの皮を切る。
【0030】
ステップ4:ケーブルハーネスを装置から引き出すと同時に、駆動モータ31が主動歯車32によって従動歯車33を連動させ、ねじり機構34が露出された芯線をねじって成形し、後続の布線に便利である。