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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-01-10
(45)【発行日】2023-01-18
(54)【発明の名称】ビーム制御方法、基地局および端末
(51)【国際特許分類】
   H04B 7/06 20060101AFI20230111BHJP
   H04W 16/28 20090101ALI20230111BHJP
   H04W 72/044 20230101ALI20230111BHJP
   H04W 72/20 20230101ALI20230111BHJP
【FI】
H04B7/06 950
H04W16/28
H04W72/04 137
H04W72/04 136
【請求項の数】 11
(21)【出願番号】P 2019558541
(86)(22)【出願日】2018-03-21
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2020-06-18
(86)【国際出願番号】 CN2018079827
(87)【国際公開番号】W WO2018196518
(87)【国際公開日】2018-11-01
【審査請求日】2019-12-04
(31)【優先権主張番号】201710287696.4
(32)【優先日】2017-04-27
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】510065207
【氏名又は名称】大唐移▲動▼通信▲設▼▲備▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】DATANG MOBILE COMMUNICATIONS EQUIPMENT CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】1/F, Building 1, No.5 Shangdi East Road, Haidian District,Beijing 100085, China
(74)【代理人】
【識別番号】100166729
【弁理士】
【氏名又は名称】武田 幸子
(72)【発明者】
【氏名】李 伝軍
(72)【発明者】
【氏名】スー シン
(72)【発明者】
【氏名】高 秋彬
(72)【発明者】
【氏名】タムラカール ラケシュ
(72)【発明者】
【氏名】陳 潤華
(72)【発明者】
【氏名】李 輝
(72)【発明者】
【氏名】黄 秋萍
(72)【発明者】
【氏名】王 蒙軍
【審査官】谷岡 佳彦
(56)【参考文献】
【文献】特表2015-523757(JP,A)
【文献】Intel Corporation,On NR Initial Access and Mobility[online], 3GPP TSG-RAN WG1#86 R1-167704,インターネット<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_1700/Docs/R1-167704.zip>,2016年08月
【文献】ZTE, ZTE Microelectronics,QCL/QCB design for UL MIMO[online],3GPP TSG RAN WG1 #88b R1-1704416,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_88b/Docs/R1-1704416.zip>,2017年03月25日
【文献】NTT DOCOMO, INC.,Design for RACH procedure for NR[online],3GPP TSG-RAN WG1#86b,R1-1610057,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_86b/Docs/R1-1610057.zip>,2016年10月01日
【文献】ZTE,Beamformed Random Access in NR[online],3GPP TSG-RAN WG1#86,R1-166419,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_443/Docs/R1-166419.zip>,2016年08月13日
【文献】NTT DOCOMO, INC.,Design for RACH procedure for NR[online],3GPP TSG-RAN WG1#86b,R1-1610057,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_86b/Docs/R1-1610057.zip>,2016年10月01日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/06
H04W 16/28
H04W 72/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
基地局が物理チャネルの種類を特定することと、
前記基地局が前記物理チャネルの種類に基づいて対応種類のビームで前記物理チャネルの信号を送信または受信することとを含み、
基地局送信共通ビーム、基地局受信共通ビーム、基地局送信トラフィックビームおよび基地局受信トラフィックビームのうちの1つまたは複数種類のビームを、前記基地局が構成することと、
前記基地局が基地局送信共通ビームと基地局受信共通ビームの送受信相反性関係を識別すること、または、
前記基地局が基地局送信トラフィックビームと基地局受信トラフィックビームの送受信相反性関係を識別することをさらに含み、
前記基地局が前記物理チャネルの種類に基づいて対応種類のビームで前記物理チャネルの信号を送信することは、
同期チャネルに対し、前記基地局が基地局送信共通ビームで同期信号を端末に送信することを含み、前記同期信号がオンデマンドで非周期的に送信され、
前記基地局が前記物理チャネルの種類に基づいて対応種類のビームで前記物理チャネルの信号を受信することは
記基地局が、端末送信トラフィックビームで送信されるPUSCH(Physical Downlink Control Channel)用のアップリンクビーム訓練信号を、前記端末送信トラフィックビームに対応する基地局受信トラフィックビームで受信することを含む、ビーム制御方法。
【請求項2】
末送信共通ビームに対応する基地局受信共通ビームは、前記端末からフィードバックされる信号品質が最適な基地局送信共通ビームとは送受信相反性を有する基地局受信共通ビームであり、または、信号品質が最適な基地局受信共通ビームであり、または、
前記基地局が、端末送信共通ビームおよび前記端末送信共通ビームに対応する基地局受信共通ビームに基づいて、信号品質が最適な端末送信共通ビームと信号品質が最適な基地局受信共通ビームとを含む信号品質が最適な共通ビーム組み合わせを特定することと、
前記信号品質が最適な共通ビーム組み合わせのうち、信号品質が最適な端末送信共通ビームのIDを当該端末に配信し、前記信号品質が最適な共通ビーム組み合わせのうち、信号品質が最適な基地局受信共通ビームのIDを基地局のローカルに記憶することとをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記基地局が前記物理チャネルの種類に基づいて対応種類のビームで前記物理チャネルの信号を送信することは、
前記基地局が、PDSCH(Physical Downlink Shared Channel)用のダウンリンクビーム訓練信号を、基地局送信トラフィックビームで端末に送信すること、
を更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
各基地局送信トラフィックビームで送信されるダウンリンクビーム訓練信号は、当該基地局送信トラフィックビームに対応するビームフォーミング重み値によってフォーミングされてから送信され、および、
各端末送信トラフィックビームで送信されるアップリンクビーム訓練信号は、当該端末送信トラフィックビームに対応するビームフォーミング重み値によってフォーミングされてから送信され、または、
前記端末送信トラフィックビームに対応する基地局受信トラフィックビームは、前記端末からフィードバックされる信号品質が最適な基地局送信トラフィックビームとは送受信相反性を有する基地局受信トラフィックビームであり、または、信号品質が最適な基地局受信トラフィックビームであり、または、
前記基地局が、端末送信トラフィックビームおよび前記端末送信トラフィックビームに対応する基地局受信トラフィックビームに基づいて、信号品質が最適な端末送信トラフィックビームと信号品質が最適な基地局受信トラフィックビームとを含む信号品質が最適なトラフィックビーム組み合わせを特定することと、
前記信号品質が最適なトラフィックビーム組み合わせのうち、信号品質が最適な端末送信トラフィックビームのIDを当該端末に配信し、前記信号品質が最適なトラフィックビーム組み合わせのうち、信号品質が最適な基地局受信トラフィックビームのIDを基地局のローカルに記憶することとをさらに含む、請求項に記載の方法。
【請求項5】
前記基地局が前記物理チャネルの種類に基づいて対応種類のビームで前記物理チャネルの信号を送信または受信することは、
前記基地局が、端末からフィードバックされる信号品質が最適な基地局送信トラフィックビームでPDSCH信号を送信すること、または、
前記基地局が、信号品質が最適な基地局受信トラフィックビームでPUSCH信号を受信することを含み、
信号品質が最適な基地局送信トラフィックビームおよび/または信号品質が最適な基地局受信トラフィックビームが失効すると、前記基地局が、端末からフィードバックされる信号品質が最適な基地局送信共通ビームで接続回復プロセスを行い、および/または、前記基地局が、信号品質が最適な基地局受信共通ビームで接続回復プロセスを行うことをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
端末が物理チャネルの種類を特定することと、
前記端末が前記物理チャネルの種類に基づいて対応種類のビームで物理チャネルの信号を送信または受信することとを含み、
端末送信共通ビーム、端末受信共通ビーム、端末送信トラフィックビームおよび端末受信トラフィックビームのうちの1つまたは複数種類のビームを、前記端末が構成することをさらに含み、
前記端末が端末受信共通ビームと端末送信共通ビームの送受信相反性関係を識別すること、または、
前記端末が端末受信トラフィックビームと端末送信トラフィックビームの送受信相反性関係を識別することをさらに含み、
前記端末が前記物理チャネルの種類に基づいて対応種類のビームで物理チャネルの信号を受信することは、
同期チャネルに対し、前記端末が、基地局送信共通ビームに対応する端末受信共通ビームによって、前記基地局送信共通ビームで送信される同期信号を受信することを含み、前記同期信号がオンデマンドで非周期的に送信され、
前記端末が前記物理チャネルの種類に基づいて対応種類のビームで物理チャネルの信号を送信することは
記端末が、PUSCH用のアップリンクビーム訓練信号を端末送信トラフィックビームで送信することを含む、ビーム制御方法。
【請求項7】
前記端末が、基地局送信共通ビームおよび前記基地局送信共通ビームに対応する端末受信共通ビームに基づいて、信号品質が最適な基地局送信共通ビームと信号品質が最適な端末受信共通ビームとを含む信号品質が最適な共通ビーム組み合わせを特定することと、
前記信号品質が最適な共通ビーム組み合わせのうち、信号品質が最適な基地局送信共通ビームのIDを当該基地局にフィードバックし、前記信号品質が最適な共通ビーム組み合わせのうち、信号品質が最適な端末受信共通ビームのIDを端末のローカルに記憶することとをさらに含む、請求項に記載の方法。
【請求項8】
前記端末が前記物理チャネルの種類に基づいて対応種類のビームで物理チャネルの信号を受信することは、
前記端末が、基地局から基地局送信トラフィックビームで送信されるPDSCH用のダウンリンクビーム訓練信号を、基地局送信トラフィックビームに対応する端末受信トラフィックビームで受信することを更に含み、および、
前記端末が、基地局送信トラフィックビームおよび前記基地局送信トラフィックビームに対応する端末受信トラフィックビームに基づいて、信号品質が最適な基地局送信トラフィックビームと信号品質が最適な端末受信トラフィックビームとを含む信号品質が最適なトラフィックビーム組み合わせを特定することと、
前記信号品質が最適なトラフィックビーム組み合わせのうち、信号品質が最適な基地局送信トラフィックビームのIDを当該基地局にフィードバックし、前記信号品質が最適なトラフィックビーム組み合わせのうち、信号品質が最適な端末受信トラフィックビームのIDを端末のローカルに記憶することとをさらに含み、または、
前記端末が、PUSCH用のアップリンクビーム訓練信号を端末送信トラフィックビームで送信することは、
前記端末が、PUSCH用のアップリンクビーム訓練信号を、信号品質が最適な端末受信トラフィックビームとは送受信相反性を有する端末送信トラフィックビームで送信すること、または、
前記端末が、1つのPUSCH用のアップリンクビーム訓練信号を、端末送信トラフィックビーム毎に送信することを含む、請求項に記載の方法。
【請求項9】
前記端末が前記物理チャネルの種類に基づいて対応種類のビームで物理チャネルの信号を送信または受信することは、
前記端末が、信号品質が最適な端末受信トラフィックビームでPDSCH信号を受信すること、または、
前記端末が、基地局からフィードバックされる信号品質が最適な端末送信トラフィックビームでPUSCH信号を送信することを含み、および、
信号品質が最適な端末受信トラフィックビームおよび/または信号品質が最適な端末送信トラフィックビームが失効すると、前記端末が、基地局からフィードバックされる信号品質が最適な端末送信共通ビームで接続回復プロセスを行い、および/または、前記端末が、信号品質が最適な端末受信共通ビームで接続回復プロセスを行うことをさらに含む、請求項に記載の方法。
【請求項10】
物理チャネルの種類を特定する第1特定モジュールと、
前記物理チャネルの種類に基づいて対応種類のビームで前記物理チャネルの信号を送信または受信する第1制御モジュールと、
基地局送信共通ビーム、基地局受信共通ビーム、基地局送信トラフィックビームおよび基地局受信トラフィックビームのうちの1つまたは複数種類のビームを、構成する第1構成モジュールと、
基地局送信共通ビームと基地局受信共通ビームの送受信相反性関係を識別し、または、基地局送信トラフィックビームと基地局受信トラフィックビームの送受信相反性関係を識別する第1識別モジュールと、を含み、
前記第1制御モジュールは、同期チャネルに対し、前記基地局が基地局送信共通ビームで同期信号を端末に送信することに更に用いられ、
前記同期信号がオンデマンドで非周期的に送信され、
前記第1制御モジュールは、端末送信トラフィックビームで送信されるPUSCH(Physical Downlink Control Channel)用のアップリンクビーム訓練信号を、前記端末送信トラフィックビームに対応する基地局受信トラフィックビームで受信することに更に用いられる、基地局。
【請求項11】
物理チャネルの種類を特定する第2特定モジュールと、
前記物理チャネルの種類に基づいて対応種類のビームで物理チャネルの信号を送信または受信する第2制御モジュールと、
端末送信共通ビーム、端末受信共通ビーム、端末送信トラフィックビームおよび端末受信トラフィックビームのうちの1つまたは複数種類のビームを構成するモジュールと、
端末受信共通ビームと端末送信共通ビームの送受信相反性関係を識別し、または、端末受信トラフィックビームと端末送信トラフィックビームの送受信相反性関係を識別する第2識別モジュールと、を含み、
前記第2制御モジュールは、同期チャネルに対し、基地局送信共通ビームに対応する端末受信共通ビームによって、前記基地局送信共通ビームで送信される同期信号を受信することに更に用いられ、前記同期信号がオンデマンドで非周期的に送信され、
前記第2制御モジュールは、PUSCH用のアップリンクビーム訓練信号を端末送信トラフィックビームで送信することに更に用いられる、端末。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、2017年4月27日に中国特許庁に提出された中国特許出願201710287696.4の優先権を主張し、その全ての内容が援用によりここに取り込まれる。
本開示は、通信技術分野に係り、特にビーム制御方法、基地局および端末に係る。
【背景技術】
【0002】
ピークレートおよびシステムのスペクトル利用率の向上に対するMINO(Multiple-Input Multiple-Output)の重要な役割に鑑み、LTE(登録商標)(Long Term Evolution)/LTE-A(LTE-Advanced)などの無線アクセス技術標準は、いずれもMIMO+OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)技術を基に構築される。MIMO技術の性能ゲインは、マルチアンテナシステムによって取得可能な空間自由度に由来する。よって、MIMO技術の標準化の発展過程における最も重要な進化方向は、次元の拡張である。
【0003】
LTE Rel-8において、最多で4層のMIMO伝送がサポートされる。Rel-9において、MU-MIMO(Multi-User Multiple-Input Multiple-Output)技術の強化がポイントであり、TM(Transmission Mode)-8のMU-MIMO伝送では、最多で4つのダウンリンクデータ層がサポートされる。Rel-10において、8アンテナポートをサポートすることを導入してチャネル状態情報の空間解析度をさらに向上させ、SU-MIMO(Single-User MIMO)の伝送能力を最多8つのデータ層まで拡張させる。Rel-13とRel-14において、FD-MIMO技術の導入によって32ポートまでサポートし、全次元および垂直方向のビームフォーミングが実現される。
【0004】
MIMO技術の更なる向上のために、移動通信システムには大規模なアンテナ技術が導入される。基地局にとって、フルデジタル化の大規模なアンテナは、128/256/512ものアンテナユニットおよび128/256/512もの送受信ユニットを有し、各アンテナユニットが1つの送受信ユニットに接続される。128/256/512ものアンテナポートのパイロット信号を送信することによって、端末は、チャネル状態情報を測定してフィードバックする。端末にとって、32/64ものアンテナユニットのアンテナアレイを構成してもよい。基地局と端末の両方のビームフォーミングによって、巨大なビームフォーミングゲインを取得し、経路損失による信号減衰を補う。特に高周波数帯域の通信において、たとえば30GHzの周波数点では、経路損失によって無線信号のカバレッジが大きく限定される。大規模なアンテナ技術によって、無線信号のカバレッジを実用可能な範囲内に拡大させることができる。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の実施例の第1方面において、ビーム制御方法を提供する。前記方法において、基地局が物理チャネルの種類を特定することと、前記基地局が前記物理チャネルの種類に基づいて対応種類のビームで前記物理チャネルの信号を送信または受信することとを含む。
【0006】
選択可能に、前記方法において、基地局送信共通ビーム、基地局受信共通ビーム、基地局送信トラフィックビームおよび基地局受信トラフィックビームのうちの1つまたは複数種類のビームを、前記基地局が構成することをさらに含む。
【0007】
選択可能に、前記方法において、前記基地局が基地局送信共通ビームと基地局受信共通ビームの送受信相反性関係を識別すること、または、前記基地局が基地局送信トラフィックビームと基地局受信トラフィックビームの送受信相反性関係を識別することをさらに含む。
【0008】
選択可能に、前記基地局が前記物理チャネルの種類に基づいて対応種類のビームで前記物理チャネルの信号を送信または受信することは、同期チャネルに対し、前記基地局が基地局送信共通ビームで同期信号を端末に送信すること、または、アップリンクランダムアクセスチャネルに対し、前記基地局が、端末送信共通ビームに対応する基地局受信共通ビームによって、前記端末送信共通ビームで送信されるアップリンクランダムアクセス信号を受信することを含む。
【0009】
選択可能に、各基地局送信共通ビームで送信される同期信号は、当該基地局送信共通ビームに対応するビームフォーミング重み値によってフォーミングされてから送信される。
【0010】
選択可能に、前記同期信号は、プリアンブルに基づいて周期的に送信され、または、一定の時間領域リソースと周波数領域リソースで周期的に送信され、または、所定オフセットの時間領域リソースと周波数領域リソースで周期的に送信され、または、オンデマンドで非周期的に送信される。
【0011】
選択可能に、前記同期信号には、基地局送信共通ビームのIDを含む。
【0012】
選択可能に、各端末送信共通ビームで送信されるアップリンクランダムアクセス信号は、当該端末送信共通ビームに対応するビームフォーミング重み値によってフォーミングされてから送信される。
【0013】
選択可能に、前記アップリンクランダムアクセス信号には、端末送信共通ビームのIDを含む。
【0014】
選択可能に、前記端末送信共通ビームに対応する基地局受信共通ビームは、前記端末からフィードバックされる信号品質が最適な基地局送信共通ビームとは送受信相反性を有する基地局受信共通ビームであり、または、信号品質が最適な基地局受信共通ビームである。
【0015】
選択可能に、前記方法において、前記基地局が、端末送信共通ビームおよび前記端末送信共通ビームに対応する基地局受信共通ビームに基づいて、信号品質が最適な端末送信共通ビームと信号品質が最適な基地局受信共通ビームとを含む信号品質が最適な共通ビーム組み合わせを特定することと、前記信号品質が最適な共通ビーム組み合わせのうち、信号品質が最適な端末送信共通ビームのIDを当該端末に配信し、前記信号品質が最適な共通ビーム組み合わせのうち、信号品質が最適な基地局受信共通ビームのIDを基地局のローカルに記憶することとをさらに含む。
【0016】
選択可能に、前記基地局が前記物理チャネルの種類に基づいて対応種類のビームで前記物理チャネルの信号を送信または受信することは、前記基地局が、PDSCH(Physical Downlink Shared Channel)用のダウンリンクビーム訓練信号を、基地局送信トラフィックビームで端末に送信すること、または、前記基地局が、前記端末送信トラフィックビームで送信されるPUSCH(Physical Downlink Control Channel)用のアップリンクビーム訓練信号を、前記端末送信トラフィックビームに対応する基地局受信トラフィックビームで受信することを含む。
【0017】
選択可能に、各基地局送信トラフィックビームで送信されるダウンリンクビーム訓練信号は、当該基地局送信トラフィックビームに対応するビームフォーミング重み値によってフォーミングされてから送信される。
【0018】
選択可能に、各端末送信トラフィックビームで送信されるアップリンクビーム訓練信号は、当該端末送信トラフィックビームに対応するビームフォーミング重み値によってフォーミングされてから送信される。
【0019】
選択可能に、前記端末送信トラフィックビームに対応する基地局受信トラフィックビームは、前記端末からフィードバックされる信号品質が最適な基地局送信トラフィックビームとは送受信相反性を有する基地局受信トラフィックビームであり、または、信号品質が最適な基地局受信トラフィックビームである。
【0020】
選択可能に、前記方法において、前記基地局が、端末送信トラフィックビームおよび前記端末送信トラフィックビームに対応する基地局受信トラフィックビームに基づいて、信号品質が最適な端末送信トラフィックビームと信号品質が最適な基地局受信トラフィックビームとを含む信号品質が最適なトラフィックビーム組み合わせを特定することと、前記信号品質が最適なトラフィックビーム組み合わせのうち、信号品質が最適な端末送信トラフィックビームのIDを当該端末に配信し、前記信号品質が最適なトラフィックビーム組み合わせのうち、信号品質が最適な基地局受信トラフィックビームのIDを基地局のローカルに記憶することとをさらに含む。
【0021】
選択可能に、前記基地局が前記物理チャネルの種類に基づいて対応種類のビームで前記物理チャネルの信号を送信または受信することは、前記基地局が、端末からフィードバックされる信号品質が最適な基地局送信トラフィックビームでPDSCH信号を送信すること、または、前記基地局が、信号品質が最適な基地局受信トラフィックビームでPUSCH信号を受信することを含む。
【0022】
選択可能に、前記方法において、信号品質が最適な基地局送信トラフィックビームおよび/または信号品質が最適な基地局受信トラフィックビームが失効すると、前記基地局が、端末からフィードバックされる信号品質が最適な基地局送信共通ビームで接続回復プロセスを行い、および/または、前記基地局が、信号品質が最適な基地局受信共通ビームで接続回復プロセスを行うことをさらに含む。
【0023】
本開示の実施例の第2方面において、ビーム制御方法をさらに提供する。前記方法において、端末が物理チャネルの種類を特定することと、前記端末が前記物理チャネルの種類に基づいて対応種類のビームで物理チャネルの信号を送信または受信することとを含む。
【0024】
選択可能に、前記方法において、端末送信共通ビーム、端末受信共通ビーム、端末送信トラフィックビームおよび端末受信トラフィックビームのうちの1つまたは複数種類のビームを、前記端末が構成することをさらに含む。
【0025】
選択可能に、前記方法において、前記端末が端末受信共通ビームと基地局受信共通ビームの送受信相反性関係を識別すること、または、前記端末が端末受信トラフィックビームと端末送信トラフィックビームの送受信相反性関係を識別することをさらに含む。
【0026】
選択可能に、前記端末が前記物理チャネルの種類に基づいて対応種類のビームで物理チャネルの信号を送信または受信することは、同期チャネルに対し、前記端末が、基地局送信共通ビームに対応する端末受信共通ビームによって、前記基地局送信共通ビームで送信される同期信号を受信すること、または、アップリンクランダムアクセスチャネルに対し、前記端末が、端末送信共通ビームでアップリンクランダムアクセス信号を送信することを含む。
【0027】
選択可能に、前記方法において、前記端末が、基地局送信共通ビームおよび前記基地局送信共通ビームに対応する端末受信共通ビームに基づいて、信号品質が最適な基地局送信共通ビームと信号品質が最適な端末受信共通ビームとを含む信号品質が最適な共通ビーム組み合わせを特定することと、前記信号品質が最適な共通ビーム組み合わせのうち、信号品質が最適な基地局送信共通ビームのIDを当該基地局にフィードバックし、前記信号品質が最適な共通ビーム組み合わせのうち、信号品質が最適な端末受信共通ビームのIDを端末のローカルに記憶することとをさらに含む。
【0028】
選択可能に、前記端末が端末送信共通ビームでアップリンクランダムアクセス信号を送信することは、前記端末が、信号品質が最適な端末受信共通ビームとは送受信相反性を有する端末送信共通ビームでアップリンクランダムアクセス信号を送信すること、または、前記端末が、端末送信共通ビーム候補毎に1つのアップリンクランダムアクセス信号を送信することを含む。
【0029】
選択可能に、前記端末が前記物理チャネルの種類に基づいて対応種類のビームで物理チャネルの信号を送信または受信することは、前記端末が、基地局から基地局送信トラフィックビームで送信されるPDSCH用のダウンリンクビーム訓練信号を、基地局送信トラフィックビームに対応する端末受信トラフィックビームで受信すること、または、前記端末が、PUSCH用のアップリンクビーム訓練信号を端末送信トラフィックビームで送信することを含む。
【0030】
選択可能に、前記方法において、前記端末が、基地局送信トラフィックビームおよび前記基地局送信トラフィックビームに対応する端末受信トラフィックビームに基づいて、信号品質が最適な基地局送信トラフィックビームと信号品質が最適な端末受信トラフィックビームとを含む信号品質が最適なトラフィックビーム組み合わせを特定することと、前記信号品質が最適なトラフィックビーム組み合わせのうち、信号品質が最適な基地局送信トラフィックビームのIDを当該基地局にフィードバックし、前記信号品質が最適なトラフィックビーム組み合わせのうち、信号品質が最適な端末受信トラフィックビームのIDを端末のローカルに記憶することとをさらに含む。
【0031】
選択可能に、前記端末が、PUSCH用のアップリンクビーム訓練信号を端末送信トラフィックビームで送信することは、前記端末が、PUSCH用のアップリンクビーム訓練信号を、信号品質が最適な端末受信トラフィックビームとは送受信相反性を有する端末送信トラフィックビームで送信すること、または、前記端末が、1つのPUSCH用のアップリンクビーム訓練信号を、端末送信トラフィックビーム毎に送信することを含む。
【0032】
選択可能に、前記端末が前記物理チャネルの種類に基づいて対応種類のビームで物理チャネルの信号を送信または受信することは、前記端末が、信号品質が最適な端末受信トラフィックビームでPDSCH信号を受信すること、または、前記端末が、基地局からフィードバックされる信号品質が最適な端末送信トラフィックビームでPUSCH信号を送信することを含む。
【0033】
選択可能に、前記方法において、信号品質が最適な端末受信トラフィックビームおよび/または信号品質が最適な端末送信トラフィックビームが失効すると、前記端末が、基地局からフィードバックされる信号品質が最適な端末送信共通ビームで接続回復プロセスを行い、および/または、前記端末が、信号品質が最適な端末受信共通ビームで接続回復プロセスを行うことをさらに含む。
【0034】
本開示の実施例の第3方面において、基地局をさらに提供する。前記基地局は、物理チャネルの種類を特定する第1特定モジュールと、前記物理チャネルの種類に基づいて対応種類のビームで前記物理チャネルの信号を送信または受信する第1制御モジュールとを含む。
【0035】
選択可能に、前記基地局は、基地局送信共通ビーム、基地局受信共通ビーム、基地局送信トラフィックビームおよび基地局受信トラフィックビームのうちの1つまたは複数種類のビームを構成する第1構成モジュールをさらに含む。
【0036】
選択可能に、前記基地局は、基地局送信共通ビームと基地局受信共通ビームの送受信相反性関係を識別し、または、基地局送信トラフィックビームと基地局受信トラフィックビームの送受信相反性関係を識別する第1識別モジュールをさらに含む。
【0037】
選択可能に、前記第1制御モジュールは、さらに、同期チャネルに対し、基地局送信共通ビームで同期信号を端末に送信し、または、アップリンクランダムアクセスチャネルに対し、端末送信共通ビームに対応する基地局受信共通ビームによって、前記端末送信共通ビームで送信されるアップリンクランダムアクセス信号を受信する。
【0038】
選択可能に、前記第1制御モジュールは、さらに、PDSCH用のダウンリンクビーム訓練信号を、基地局送信トラフィックビームで端末に送信し、または、端末送信トラフィックビームで送信されるPUSCH用のアップリンクビーム訓練信号を、前記端末送信トラフィックビームに対応する基地局受信トラフィックビームで受信する。
【0039】
選択可能に、前記第1制御モジュールは、さらに、端末からフィードバックされる信号品質が最適な基地局送信トラフィックビームでPDSCH信号を送信し、または、信号品質が最適な基地局受信トラフィックビームでPUSCH信号を受信する。
【0040】
選択可能に、前記基地局は、信号品質が最適な基地局送信トラフィックビームおよび/または信号品質が最適な基地局受信トラフィックビームが失効すると、端末からフィードバックされる信号品質が最適な基地局送信共通ビームで接続回復プロセスを行い、および/または、信号品質が最適な基地局受信共通ビームで接続回復プロセスを行う第1接続回復モジュールをさらに含む。
【0041】
本開示の実施例の第4方面において、端末をさらに提供する。前記端末は、物理チャネルの種類を特定する第2特定モジュールと、前記物理チャネルの種類に基づいて対応種類のビームで物理チャネルの信号を送信または受信する第2制御モジュールとを含む。
【0042】
選択可能に、前記端末は、さらに、端末送信共通ビーム、端末受信共通ビーム、端末送信トラフィックビームおよび端末受信トラフィックビームのうちの1つまたは複数種類のビームを構成する。
【0043】
選択可能に、前記端末は、端末受信共通ビームと基地局受信共通ビームの送受信相反性関係を識別し、または、端末受信トラフィックビームと端末送信トラフィックビームの送受信相反性関係を識別する第2識別モジュールをさらに含む。
【0044】
選択可能に、前記第2制御モジュールは、さらに、同期チャネルに対し、基地局送信共通ビームに対応する端末受信共通ビームによって、基地局送信共通ビームで送信される同期信号を受信し、または、アップリンクランダムアクセスチャネルに対し、端末送信共通ビームでアップリンクランダムアクセス信号を送信する。
【0045】
選択可能に、前記第2制御モジュールは、さらに、基地局から基地局送信トラフィックビームで送信されるPDSCH用のダウンリンクビーム訓練信号を、前記基地局送信トラフィックビームに対応する端末受信トラフィックビームで受信し、または、PUSCH用のアップリンクビーム訓練信号を端末送信トラフィックビームで送信する。
【0046】
選択可能に、前記第2制御モジュールは、さらに、信号品質が最適な端末受信トラフィックビームでPDSCH信号を受信し、または、基地局からフィードバックされる信号品質が最適な端末送信トラフィックビームでPUSCH信号を送信する。
【0047】
選択可能に、前記端末は、信号品質が最適な端末受信トラフィックビームおよび/または信号品質が最適な端末送信トラフィックビームが失効すると、基地局からフィードバックされる信号品質が最適な端末送信共通ビームで接続回復プロセスを行い、および/または、信号品質が最適な端末受信共通ビームで接続回復プロセスを行う第2接続回復モジュールをさらに含む。
【0048】
本開示の実施例の第5方面において、第1メモリ、第1プロセッサおよび第1メモリに記憶されて第1プロセッサで実行可能なコンピュータプログラムを含む基地局をさらに提供し、前記第1プロセッサが前記プログラムを実行すると、上記第1方面に記載のビーム制御方法のステップが実現される。
【0049】
本開示の実施例の第6方面において、第2メモリ、第2プロセッサおよび第2メモリに記憶されて第2プロセッサで実行可能なコンピュータプログラムを含む端末をさらに提供し、前記第2プロセッサが前記プログラムを実行すると、上記第2方面に記載のビーム制御方法のステップが実現される。
【0050】
本開示の実施例の第7方面において、コンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体をさらに提供し、当該プログラムがプロセッサによって実行されると、上記第1方面に記載のビーム制御方法のステップ、または、上記第2方面に記載のビーム制御方法のステップが実現される。
【発明の効果】
【0051】
本開示によれば、開示基地局または端末が物理チャネルの種類に基づいて対応種類のビームで前記物理チャネルの信号を送信または受信することによって、異なる物理チャネルに対する総合的なビーム管理を実現し、従来技術で異なる物理チャネルに対する総合的なビーム管理方法が欠如するという問題を解決し、異なる物理チャネルに対し異なる種類のビームを構成することができ、アクセススケジューリングを減少する。
【0052】
さらに、基地局が、基地局送信共通ビームと基地局受信共通ビームの送受信相反性関係を識別し、基地局送信トラフィックビームと基地局受信トラフィックビームの送受信相反性関係を識別し、端末が、端末受信共通ビームと端末送信共通ビームの送受信相反性関係を識別し、端末受信トラフィックビームと端末送信トラフィックビームの送受信相反性関係を識別するように、送受信相反性関係のビームを構成することによって、ビーム訓練のスケジューリング時間を減少する。
【0053】
さらに、基地局側と端末側において、接続状態の失効状態で、共通ビームでトラフィック接続を回復することができる。
【図面の簡単な説明】
【0054】
本開示の実施例や従来技術の技術手段をより明確に説明するために、以下、実施例の記載に必要とされる図面を簡単に紹介する。明らかに、以下の記載に関する図面は、単に本開示の一部の実施例である。当業者にとって、創造性のある作業をしない前提で、これらの図面から他の図面を得ることもできる。
【0055】
図1】アナログビームフォーミング(中間周波数信号の重み付きのフォーミング)の概略図である。
図2】アナログビームフォーミング(ラジオ周波数信号の重み付きのフォーミング)の概略図である。
図3】デジタルアナログ混合型ビームフォーミングの概略図である。
図4】本開示の一部実施例におけるビーム制御方法のフローチャートである。
図5】本開示の別の一部実施例におけるビーム制御方法のフローチャートである。
図6】本開示の一部実施例における基地局送信共通ビームと基地局送信トラフィックビームの概略図である。
図7】本開示の一部実施例における端末送信共通ビームと端末送信トラフィックビームの概略図である。
図8】本開示の一部実施例における基地局の概略図である。
図9】本開示の一部実施例における端末の概略図である。
図10】本開示の別の一部実施例における基地局の概略図である。
図11】本開示の別の一部実施例における端末の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0056】
以下、添付図面を参照して本開示の例示的な実施例をさらに詳細に記載する。本開示の例示的な実施例を図面に示しているが、本開示は、ここで説明した実施例に限定されることなく様々な形態で実現されうることが理解されるべきである。これらの実施例を示すことは、本開示をより徹底的に理解してもらい、本開示の範囲を当業者に全面的に伝えるためである。
【0057】
フルデジタルアンテナアレイの各アンテナユニットには独立な送受信ユニットを有することから、機器のサイズ、コストおよび電力損失は、大幅に上昇する。特に送受信ユニットのアナログデジタルコンバータ(ADC)とデジタルアナログコンバータ(DAC)にとって、この十年で、その電力損失が1/10程度しか低下しておらず、性能の向上も比較的に限られている。機器のサイズ、コストおよび電力損失を低下させるには、図1図2に示すように、アナログビームフォーミングに基づいた技術手段が提案される。アナログビームフォーミングの主な特徴は、移相器による中間周波数信号(図1)またはラジオ周波数信号(図2)の重み付きのフォーミングである。利点として、すべての送信(受信)アンテナに1つの送受信ユニットしか有しておらず、簡単に実現可能であり、コスト、サイズおよび電気損失が低下する。
【0058】
アナログビームフォーミング性能をさらに向上させるには、図3に示すようなデジタルアナログ混合型ビームフォーミング送受信アーキテクチャが提案される。図3では、送信側と受信側にそれぞれ
【数1】

【数2】
個の送受信ユニットを有し、送信側のアンテナユニット数Nは、
【数3】
より多く、受信側のアンテナユニット数Nは、
【数4】
より多く、ビームフォーミングにサポートされる最大並行伝送ストリーム数は、
【数5】
である。図3の混合型ビームフォーミング構造は、デジタルビームフォーミングの柔軟性とアナログビームフォーミングの低複雑度の間でバランスを取り、複数のデータストリームと複数のユーザの同時フォーミングをサポート可能な能力を有するとともに、複雑度も合理的な範囲内にコントロールされる。
【0059】
アナログビームフォーミングとデジタルアナログ混合型ビームフォーミングのいずれも、送受信の両方のアナログビームフォーミング重み値とデジタルビームフォーミング重み値を調整する必要があり、それによって、形成されるビームは、通信の相手側に向けられる。トラフィックチャネルとは異なり、アクセスチャネルや制御チャネルは、一回の送信によるセルのすべての方向のユーザに対するアクセスまたは制御ができることが期待される。ナロービームの場合、一回の送信によるセルのすべての方向のユーザに対するアクセスまたは制御が実現されにくいが、アクセスまたは制御の伝送合理性、信頼性および有効性を高めるには、なるべく少ない送信によるすべての方向のユーザに対するアクセスまたは制御をしなければならない。一方、トラフィックチャネルの場合、1つのユーザの伝送を対象とし、より柔軟であり、カバー上の要求が存在しない。
【0060】
しかし、従来技術において、アクセスチャネル、制御チャネルおよびトラフィックチャネルに対する総合的なビーム管理方法が欠如している。上記の技術問題に鑑み、本発明の実施例は、ビーム制御方法、基地局および端末を提供することによって、異なる物理チャネルに対する総合的なビーム管理を実現し、従来技術で異なる物理チャネルに対する総合的なビーム管理方法が欠如するという問題を解決し、異なる物理チャネルに対し異なる種類のビームを構成することができ、アクセススケジューリングを減少する。
【0061】
図4には、ビーム制御方法のフローが示されている。当該方法は、ステップ401と402を含む。
【0062】
ステップ401において、基地局は、物理チャネルの種類を特定する。
【0063】
上記物理チャネルは、アクセスチャネル、制御チャネル、トラフィックチャネル、同期チャネルなどを含む。
【0064】
ステップ402において、基地局は、物理チャネルの種類に基づいて対応種類のビームで物理チャネルの信号を送信または受信する。
【0065】
一部の選択可能な実施例の当該方法において、基地局送信共通ビーム、基地局受信共通ビーム、基地局送信トラフィックビームおよび基地局受信トラフィックビームのうちの1つまたは複数種類のビームを、基地局が構成することをさらに含む。
【0066】
本実施例において、基地局は、物理チャネルの種類に基づいて対応種類のビームで物理チャネルの信号を送信または受信し、異なる物理チャネルに対し異なる種類のビームを構成することによって、アクセススケジューリングを効果的に減少することができる。
【0067】
一部の選択可能な実施例の当該方法において、基地局が基地局送信共通ビームと基地局受信共通ビームの送受信相反性関係を識別すること、または、基地局が基地局送信トラフィックビームと基地局受信トラフィックビームの送受信相反性関係を識別することをさらに含む。送受信相反性関係のビームを構成することによって、ビーム訓練のスケジューリング時間を減少する。
【0068】
一部の選択可能な実施例において、基地局が物理チャネルの種類に基づいて対応種類のビームで物理チャネルの信号を送信または受信することは、同期チャネルに対し、基地局が基地局送信共通ビームで同期信号を端末に送信すること、または、アップリンクランダムアクセスチャネルに対し、基地局が、端末送信共通ビームに対応する基地局受信共通ビームによって、端末から端末送信共通ビームで送信されるアップリンクランダムアクセス信号を受信することを含む。
【0069】
一部の選択可能な実施例において、各基地局送信共通ビームの同期信号は、当該基地局送信共通ビームに対応するビームフォーミング重み値によってフォーミングされてから送信される。
【0070】
一部の選択可能な実施例において、同期信号は、一定の時間領域リソースと周波数領域リソースで周期的に送信される。
【0071】
一部の選択可能な実施例において、同期信号は、所定オフセットの時間領域リソースと周波数領域リソースで周期的に送信される。
【0072】
一部の選択可能な実施例において、同期信号は、オンデマンド(on Demand)で非周期的に送信される。
【0073】
一部の選択可能な実施例において、同期信号は、プリアンブル(preamble)に基づいて周期的に送信される。
【0074】
一部の選択可能な実施例において、同期信号には、基地局送信共通ビームのIDを含む。
【0075】
一部の選択可能な実施例において、各端末送信共通ビームで送信されるアップリンクランダムアクセス信号は、当該端末送信共通ビームに対応するビームフォーミング重み値によってフォーミングされてから送信される。
【0076】
本実施例において、アップリンクランダムアクセス信号には、端末送信共通ビームのIDを含む。
【0077】
一部の選択可能な実施例において、端末送信共通ビームに対応する基地局受信共通ビームは、端末からフィードバックされる信号品質が最適な基地局送信共通ビームとは送受信相反性を有する基地局受信共通ビーム、または、信号品質が最適な基地局受信共通ビームを含む。
【0078】
上記の「信号品質が最適」であることとは、信号受信品質が最適であることを指す。基地局送信共通ビームで信号を送信し、端末側で当該信号受信品質が最適であるのであれば、当該基地局送信共通ビームを、信号品質が最適な基地局送信共通ビームと称してもよい。
【0079】
基地局受信共通ビームで信号を受信し、当該信号受信品質が最適であるのであれば、当該基地局受信共通ビームを、信号品質が最適な基地局受信共通ビームと称してもよい。
【0080】
一部の選択可能な実施例の当該方法において、基地局が、端末送信共通ビームおよび前記端末送信共通ビームに対応する基地局受信共通ビームに基づいて、信号品質が最適な共通ビーム組み合わせを特定することと、信号品質が最適な共通ビーム組み合わせのうち、信号品質が最適な端末送信共通ビームのIDを当該端末に配信し、共通ビーム組み合わせのうち、信号品質が最適な基地局受信共通ビームのIDを基地局のローカルに記憶することとをさらに含む。
【0081】
一部の選択可能な実施例において、基地局が前記物理チャネルの種類に基づいて対応種類のビームで前記物理チャネルの信号を送信または受信することは、基地局が、PDSCH用のダウンリンクビーム訓練信号を、基地局送信トラフィックビームで端末に送信すること、または、基地局が、端末から端末送信トラフィックビームで送信されるPUSCH用のアップリンクビーム訓練信号を、前記端末送信トラフィックビームに対応する基地局受信トラフィックビームで受信することを含む。
【0082】
一部の選択可能な実施例において、各基地局送信トラフィックビームで送信されるダウンリンクビーム訓練信号は、当該基地局送信トラフィックビームに対応するビームフォーミング重み値によってフォーミングされてから送信される。または、前記ダウンリンクビーム訓練信号は、周期的に送信され、または非周期的に送信される。または、各端末送信トラフィックビームで送信されるアップリンクビーム訓練信号は、当該端末送信トラフィックビームに対応するビームフォーミング重み値によってフォーミングされてから送信される。
【0083】
一部の選択可能な実施例において、前記端末送信トラフィックビームに対応する基地局受信トラフィックビームは、端末からフィードバックされる信号品質が最適な基地局送信トラフィックビームとは送受信相反性を有する基地局受信トラフィックビーム、または、信号品質が最適な基地局受信トラフィックビームを含む。
【0084】
上記の「信号品質が最適」であることとは、信号受信品質が最適であることを指す。
【0085】
基地局送信トラフィックビームで信号を送信し、端末側で当該信号受信品質が最適であるのであれば、当該基地局送信トラフィックビームを、信号品質が最適な基地局送信トラフィックビームと称してもよい。
【0086】
基地局受信トラフィックビームで信号を受信し、当該信号受信品質が最適であるのであれば、当該基地局受信トラフィックビームを、信号品質が最適な基地局受信トラフィックビームと称してもよい。
【0087】
一部の選択可能な実施例において、基地局が前記物理チャネルの種類に基づいて対応種類のビームで前記物理チャネルの信号を送信または受信することは、基地局が、端末送信トラフィックビームおよび端末送信トラフィックビームに対応する基地局受信トラフィックビームに基づいて、信号品質が最適なトラフィックビーム組み合わせを特定することと、信号品質が最適なトラフィックビーム組み合わせのうち、信号品質が最適な端末送信トラフィックビームのIDを当該端末に配信し、信号品質が最適なトラフィックビーム組み合わせのうち、信号品質が最適な基地局受信トラフィックビームのIDを基地局のローカルに記憶することとをさらに含む。
【0088】
一部の選択可能な実施例において、基地局が物理チャネルの種類に基づいて対応種類のビームで前記物理チャネルの信号を送信または受信することは、基地局が、端末からフィードバックされる信号品質が最適な基地局送信トラフィックビームでPDSCH信号を送信すること、または、基地局が、信号品質が最適な基地局受信トラフィックビームでPUSCH信号を受信することを含む。
【0089】
一部の選択可能な実施例の当該方法において、信号品質が最適な基地局送信トラフィックビームおよび/または信号品質が最適な基地局受信トラフィックビームが失効すると、前記基地局が、端末からフィードバックされる信号品質が最適な基地局送信共通ビームで接続回復プロセスを行い、および/または、前記基地局が、信号品質が最適な基地局受信共通ビームで接続回復プロセスを行うことをさらに含む。接続状態の失効状態で、共通ビームでトラフィック接続を回復することが実現される。
【0090】
図5には、端末側のビーム制御方法のフローが示される。当該方法において、具体的に、端末が物理チャネルの種類を特定するステップ501と、端末が前記物理チャネルの種類に基づいて対応種類のビームで物理チャネルの信号を送信または受信するステップ502とを含む。
【0091】
一部の選択可能な実施例の当該方法において、端末送信共通ビーム、端末受信共通ビーム、端末送信トラフィックビームおよび端末受信トラフィックビームのうちの1つまたは複数種類のビームを、端末が構成することをさらに含む。本実施例において、異なる物理チャネルに対し異なる種類のビームを構成することによって、アクセススケジューリングを効果的に減少することができる。
【0092】
一部の選択可能な実施例の当該方法において、端末が端末受信共通ビームと端末送信共通ビームの送受信相反性関係を識別すること、または、端末が端末受信トラフィックビームと端末送信トラフィックビームの送受信相反性関係を識別することをさらに含む。
【0093】
一部の選択可能な実施例において、前記端末が前記物理チャネルの種類に基づいて対応種類のビームで物理チャネルの信号を送信または受信することは、端末が、前記基地局送信共通ビームに対応する端末受信共通ビームによって、前期基地局から基地局送信共通ビームで送信される同期信号を受信すること、または、前記端末が、端末送信共通ビームでアップリンクランダムアクセス信号を送信することを含む。
【0094】
一部の選択可能な実施例の当該方法において、端末が、基地局送信共通ビームおよび前記基地局送信共通ビームに対応する端末受信共通ビームに基づいて、信号品質が最適な共通ビーム組み合わせを特定することと、信号品質が最適な共通ビーム組み合わせのうち、信号品質が最適な基地局送信共通ビームのIDを当該基地局にフィードバックし、共通ビーム組み合わせのうち、信号品質が最適な端末受信共通ビームのIDを端末のローカルに記憶することとをさらに含む。
【0095】
一部の選択可能な実施例において、端末が端末送信共通ビームでアップリンクランダムアクセス信号を送信することは、端末が、信号品質が最適な端末受信共通ビームとは送受信相反性を有する端末送信共通ビームでアップリンクランダムアクセス信号を送信すること、または、端末が、端末送信共通ビーム候補毎に1つのアップリンクランダムアクセス信号を送信することを含む。
【0096】
一部の選択可能な実施例において、端末が前記物理チャネルの種類に基づいて対応種類のビームで物理チャネルの信号を送信または受信することは、端末が、基地局から基地局送信トラフィックビームで送信されるPDSCH用のダウンリンクビーム訓練信号を、前記基地局送信トラフィックビームに対応する端末受信トラフィックビームで受信すること、または、端末が、PUSCH用のアップリンクビーム訓練信号を端末送信トラフィックビームで送信することを含む。
【0097】
一部の選択可能な実施例の当該方法において、端末が、基地局送信トラフィックビームおよび前記基地局送信トラフィックビームに対応する端末受信トラフィックビームに基づいて、信号品質が最適なトラフィックビーム組み合わせを特定することと、信号品質が最適なトラフィックビーム組み合わせのうち、信号品質が最適な基地局送信トラフィックビームのIDを当該基地局にフィードバックし、信号品質が最適なトラフィックビーム組み合わせのうち、信号品質が最適な端末受信トラフィックビームのIDを端末のローカルに記憶することとをさらに含む。
【0098】
一部の選択可能な実施例において、端末が、PUSCH用のアップリンクビーム訓練信号を端末送信トラフィックビームで送信することは、端末が、PUSCH用のアップリンクビーム訓練信号を、信号品質が最適な端末受信トラフィックビームとは送受信相反性を有する端末送信トラフィックビームで送信すること、または、端末が、1つのPUSCH用のアップリンクビーム訓練信号を、端末送信トラフィックビーム毎に送信することを含む。
【0099】
一部の選択可能な実施例において、端末が前記物理チャネルの種類に基づいて対応種類のビームで物理チャネルの信号を送信または受信することは、端末が、信号品質が最適な端末受信トラフィックビームでPDSCH信号を受信すること、または、端末が、基地局からフィードバックされる信号品質が最適な端末送信トラフィックビームでPUSCH信号を送信することを含む。
【0100】
一部の選択可能な実施例の当該方法において、信号品質が最適な端末受信トラフィックビームおよび/または信号品質が最適な端末送信トラフィックビームが失効すると、前記端末が、基地局からフィードバックされる信号品質が最適な端末送信共通ビームで接続回復プロセスを行い、および/または、端末が、信号品質が最適な端末受信共通ビームで接続回復プロセスを行うことをさらに含む。
【0101】
以下、アクセスチャネル、制御チャネルおよびトラフィックチャネルに対する総合的なビーム管理によって、本開示の具体的な実施形態を紹介する。
【0102】
本実施例において、基地局は、4種類のビームを構成し、端末は、4種類のビームを構成する。
【0103】
基地局は、基地局送信共通ビーム(BS TX Common Beam)、基地局受信共通ビーム(BS RX Common Beam)、基地局送信トラフィックビーム(BS TX Traffic Beam)、基地局受信トラフィックビーム(BS RX Traffic Beam)との4種類のビームを構成する。図6には、基地局送信共通ビームと基地局送信トラフィックビームが示されている。異なる物理チャネルに対し異なる種類のビームを構成することによって、アクセススケジューリングを減少する。
【0104】
しかも、基地局は、基地局送信共通ビーム(BS TX Common Beam)とは送受信相反性を有する基地局受信共通ビーム(BS RX Common Beam)を識別し、基地局送信トラフィックビーム(BS TX Traffic Beam)とは送受信相反性を有する基地局受信トラフィックビーム(BS RX Traffic Beam)を識別する。送受信相反性関係のビームを構成することによって、ビーム訓練のスケジューリング時間を減少する。
【0105】
なお、送受信相反性が存在するのであれば識別するが、送受信相反性が存在しないのであれば識別しない。基地局側において、送信ビームで送受信相反性を識別してもよく、受信ビームで送受信相反性を識別してもよい。選択可能に、基地局側において、送信ビームで送受信相反性を識別する。
【0106】
端末は、端末送信共通ビーム(UE TX Common Beam)、端末受信共通ビーム(UE RX Common Beam)、端末送信トラフィックビーム(UE TX Traffic Beam)、端末受信トラフィックビーム(UE RX Traffic Beam)との4種類のビームを構成する。図7には、端末送信共通ビームと端末送信トラフィックビームが示されている。異なる物理チャネルに対し異なる種類のビームを構成することによって、アクセススケジューリングを減少する。
【0107】
しかも、端末は、端末受信共通ビーム(UE RX Common Beam)とは送受信相反性を有する端末送信共通ビーム(UE TX Common Beam)を識別し、端末受信トラフィックビーム(UE RX Traffic Beam)とは送受信相反性を有する端末送信トラフィックビーム(UE TX Traffic Beam)を識別する。送受信相反性関係のビームを構成することによって、ビーム訓練のスケジューリング時間を減少する。
【0108】
なお、送受信相反性が存在するのであれば識別するが、送受信相反性が存在しないのであれば識別しない。端末側において、送信ビームで送受信相反性を識別してもよく、受信ビームで送受信相反性を識別してもよい。選択可能に、端末側において、受信ビームで送受信相反性を識別する。
【0109】
基地局は、物理チャネルの種類に基づいて対応種類のビームで送信(または受信)する。端末も、物理チャネルの種類に基づいて、対応種類のビームで送信(または受信)する。
【0110】
本実施例において、基地局は、基地局送信共通ビーム(BS TX Common Beam)で同期信号を送信し、端末は、端末受信共通ビーム(UE RX Common Beam)で同期信号を受信する。端末は、端末送信共通ビーム(UE TX Common Beam)でアップリンクランダムアクセス信号を送信し、基地局は、基地局受信共通ビーム(BS RX Common Beam)でアップリンクランダムアクセス信号を受信する。
【0111】
具体的に、基地局は、基地局送信共通ビーム(BS TX Common Beam)で同期信号を送信する。
【0112】
基地局に計
【数6】
個の基地局送信共通ビーム(BS TX Common Beam)候補を有するとし、各基地局送信共通ビーム(BS TX Common Beam)が1組のビームフォーミング重み値に対応し、第n個の基地局送信共通ビームのフォーミング重み値は、
【数7】
である。ここでKは、ビームフォーミングのアンテナユニット数であり、基地局のアンテナユニット数より小さい。たとえば、1つの基地局送信共通ビーム(BS TX Common Beam)は、1つの送受信ユニットに接続されたK個のアンテナユニットのみから送信される。
【0113】
基地局は、基地局送信共通ビーム(BS TX Common Beam)候補毎に1つの同期信号を送信する。たとえば、
【数8】
個の基地局送信共通ビーム(BS TX Common Beam)に対し、基地局は、
【数9】
個の同期信号を送信する。当該
【数10】
個の同期信号の間は、TDM、FDMまたは各種類の多重化方式の組み合わせが用いられる。たとえば、OFDMを基とするシステムにおいて、
【数11】
個の同期信号は、
【数12】
個のOFDMシンボルを占め、各同期信号は、1つのOFDMシンボルを占め、同期信号の間は、TDMである。1つのOFDMシンボルで複数のビームの同期信号を送信してもよく、それらの間は、FDMである。
【0114】
各基地局送信共通ビーム(BS TX Common Beam)で送信される同期信号は、当該ビームに対応するビームフォーミング重み値でフォーミングされてから送信される。
【0115】
選択可能に、同期信号は、一定の時間領域リソースと周波数領域リソースで周期的に送信され、または、所定オフセットの時間領域リソースと周波数領域リソースで周期的に送信され、または、オンデマンドで非周期的に送信され、または、プリアンブルに基づいて周期的に送信される。
【0116】
選択可能に、同期信号には、基地局送信共通ビーム(BS TX Common Beam)のIDを含む。
【0117】
端末は、基地局から送信される同期信号を受信し、同期信号を復調することによって、
【数13】
個の基地局送信共通ビーム(BS TX Common Beam)の受信品質を特定し、基地局送信共通ビーム(BS TX Common Beam)に対応する端末受信共通ビーム(UE RX Common Beam)を特定する。
【0118】
1つの基地局送信共通ビーム(BS TX Common Beam)に対し、端末は、対応する端末受信共通ビーム(UE RX Common Beam)を特定する。端末の端末受信共通ビーム(UE RX Common Beam)は、端末受信共通ビーム(UE RX Common Beam)候補から選択される。端末は、計
【数14】
個の端末受信共通ビーム(UE RX Common Beam)を有し、各端末受信共通ビーム(UE RX Common Beam)が1組のビームフォーミング重み値に対応し、第n個の端末受信共通ビーム(UE RX Common Beam)のビームフォーミング重み値は、
【数15】
である。ここでLは、ビームフォーミングのアンテナユニット数であり、端末のアンテナユニット数より小さい。たとえば、L個のアンテナユニットで受信された信号は、ビームフォーミング重み値によって重み付けられてから1つの送受信ユニットにまとめて送信される。端末は、1つの同期信号に対し、各端末受信共通ビーム(UE RX Common Beam)で受信を試み、受信信号電力の最も強い端末受信共通ビーム(UE RX Common Beam)を、当該基地局送信共通ビーム(BS TX Common Beam)に対応する受信ビームとして選択する。
【0119】
端末は、
【数16】
個の基地局送信共通ビーム(BS TX Common Beam)と
【数17】
個の端末受信共通ビーム(UE RX Common Beam)から信号品質が最適な共通ビーム組み合わせを選択し、共通ビーム組み合わせのうち、信号品質が最適な基地局送信共通ビーム(Best BS TX Common Beam)のIDを基地局にフィードバックし、共通ビーム組み合わせのうち、信号品質が最適な端末受信共通ビーム(Best UE RX Common Beam)のIDを端末のローカルに記憶する。
【0120】
具体的に、端末は、信号品質が最適な端末受信共通ビーム(UE RX Common Beam)とは送受信相反性を有する端末送信共通ビーム(UE TX Common Beam)でアップリンクランダムアクセス信号を送信する。
【0121】
端末は、信号品質が最適な端末受信共通ビーム(Best UE RX Common Beam)で識別され、対応する送受信相反性を有する端末送信共通ビーム(UE TX Common Beam)を検索する。
【0122】
送受信相反性関係が存在するのであれば、送受信相反性を有する端末送信共通ビーム(UE TX Common Beam)でアップリンクランダムアクセス信号を送信する。
【0123】
送受信相反性関係が存在しないのであれば、以下の方式でアップリンクランダムアクセス信号を送信する。端末に計
【数18】
個の端末送信共通ビーム(UE TX Common Beam)候補を有するとし、各端末送信共通ビーム(UE TX Common Beam)が1組のビームフォーミング重み値に対応し、第n個の端末送信共通ビームのフォーミング重み値は、
【数19】
である。ここでLは、ビームフォーミングのアンテナユニット数であり、端末のアンテナユニット数より小さい。たとえば、1つの端末送信共通ビーム(UE TX Common Beam)は、1つの送受信ユニットに接続されたL個のアンテナユニットのみから送信される。
【0124】
端末は、端末送信共通ビーム(UE TX Common Beam)候補毎に1つのアップリンクランダムアクセス信号を送信する。たとえば、
【数20】
個の端末送信共通ビーム(UE TX Common Beam)に対し、端末は、
【数21】
個のアップリンクランダムアクセス信号を送信する。当該
【数22】
個のランダムアクセス信号の間は、TDM、FDMまたは各種類の多重化方式の組み合わせが用いられる。たとえば、OFDMを基とするシステムにおいて、
【数23】
個のアップリンクランダムアクセス信号は、
【数24】
個のOFDMシンボルを占め、各アップリンクランダムアクセス信号は、1つのOFDMシンボルを占め、アップリンクランダムアクセス信号の間は、TDMである。1つのOFDMシンボルで複数のビームのアップリンクランダムアクセス信号を送信してもよく、それらの間は、FDMである。
【0125】
各端末送信共通ビーム(UE TX Common Beam)のアップリンクランダムアクセス信号は、当該ビームに対応するビームフォーミング重み値でフォーミングされてから送信される。
【0126】
アップリンクランダムアクセス信号は、端末送信共通ビーム(UE TX Common Beam)のIDが付帯されたアップリンクランダムアクセス信号を含む。
【0127】
基地局は、端末から送信されるアップリンクランダムアクセス信号を受信し、アップリンクランダムアクセス信号を復調することによって、1つまたは
【数25】
個の端末送信共通ビーム(UE TX Common Beam)の受信品質を特定し、端末送信共通ビーム(UE TX Common Beam)に対応する基地局受信共通ビーム(BS RX Common Beam)を特定する。
【0128】
基地局は、端末からフィードバックされる信号品質が最適な基地局送信共通ビーム(BS TX Common Beam)とは送受信相反性を有する基地局受信共通ビーム(BS RX Common Beam)を検索する。
【0129】
送受信相反性関係が存在するのであれば、1つのアップリンクランダムアクセス信号に対し、基地局は、端末からフィードバックされる最適な基地局送信共通ビーム(BS TX Common Beam)とは送受信相反性を有する基地局受信共通ビーム(BS RX Common Beam)を、当該端末送信共通ビーム(UE TX Common Beam)に対応する受信ビームとする。
【0130】
送受信相反性関係が存在しないのであれば、1つの端末送信共通ビーム(UE TX Common Beam)に対し、基地局は、対応する基地局受信共通ビーム(BS RX Common Beam)を特定する。基地局の基地局受信共通ビーム(BS RX Common Beam)は、基地局受信共通ビーム(BS RX Common Beam)候補から選択される。基地局は、計
【数26】
個の基地局受信共通ビーム(BS RX Common Beam)を有し、各基地局受信共通ビーム(BS RX Common Beam)が1組のビームフォーミング重み値に対応し、第n個の基地局受信共通ビーム(BS RX Common Beam)のビームフォーミング重み値は、
【数27】
である。ここでKは、ビームフォーミングのアンテナユニット数であり、基地局のアンテナユニット数より小さい。たとえば、K個のアンテナユニットで受信された信号は、ビームフォーミング重み値によって重み付けられてから1つの送受信ユニットにまとめて送信される。基地局は、1つのアップリンクランダムアクセス信号に対し、各基地局受信共通ビーム(BS RX Common Beam)で受信を試み、受信信号電力の最も強い基地局受信共通ビーム(BS RX Common Beam)を、当該端末送信共通ビーム(UE TX Common Beam)に対応する受信ビームとして選択する。
【0131】
基地局は、1つまたは
【数28】
個の端末送信共通ビーム(UE TX Common Beam)と1つまたは
【数29】
個の基地局受信共通ビーム(BS RX Common Beam)から最適な共通ビーム組み合わせを選択し、共通ビーム組み合わせのうち、信号品質が最適な端末送信共通ビーム(Best UE TX Common Beam)のIDを当該端末に配信し、共通ビーム組み合わせのうち、信号品質が最適な基地局受信共通ビーム(Best BS RX Common Beam)のIDを基地局のローカルに記憶する。
【0132】
本実施例において、基地局は、基地局送信トラフィックビーム(BS TX Traffic Beam)でPDSCHのダウンリンクビーム訓練信号を送信し、端末は、端末受信トラフィックビーム(UE RX Traffic Beam)でPDSCHのダウンリンクビーム訓練信号を受信する。端末は、端末送信トラフィックビーム(UE TX Traffic Beam)でPUSCHのアップリンクビーム訓練信号を送信し、基地局は、基地局受信トラフィックビームで(BS RX Traffic Beam)でPUSCHのアップリンクビーム訓練信号を受信する。
【0133】
具体的に、基地局は、基地局送信トラフィックビーム(BS TX Traffic Beam)でPDSCH用のダウンリンクビーム訓練信号を送信する。
【0134】
基地局に計
【数30】
個の基地局送信トラフィックビーム(BS TX Traffic Beam)候補を有するとし、各基地局送信トラフィックビーム(BS TX Traffic Beam)が1組のビームフォーミング重み値に対応し、第n個の基地局送信共通ビームのフォーミング重み値は、
【数31】
である。ここでKは、ビームフォーミングのアンテナユニット数であり、基地局のアンテナユニット数より小さい。たとえば、1つの基地局送信トラフィックビーム(BS TX Traffic Beam)は、1つの送受信ユニットに接続されたK個のアンテナユニットのみから送信される。
【0135】
基地局は、基地局送信トラフィックビーム(BS TX Traffic Beam)候補毎に1つのビーム訓練信号(またはビーム識別信号と称する)を送信する。たとえば、
【数32】
個の基地局送信トラフィックビーム(BS TX Traffic Beam)に対し、基地局は、
【数33】
個のビーム訓練信号を送信する。当該
【数34】
個の訓練信号の間は、TDM、FDM、CDMまたは各種類の多重化方式の組み合わせが用いられる。たとえば、OFDMを基とするシステムにおいて、
【数35】
個の訓練信号は、
【数36】
個のOFDMシンボルを占め、各訓練信号は、1つのOFDMシンボルを占め、訓練信号の間は、TDMである。1つのOFDMシンボルで複数のビームの訓練信号を送信してもよく、それらの間は、FDMまたはCDMである。
【0136】
各基地局送信トラフィックビーム(BS TX Traffic Beam)のビーム訓練信号は、当該ビームに対応するビームフォーミング重み値でフォーミングされてから送信される。
【0137】
ビーム訓練信号は、周期的に送信され、または非周期的に送信される。
【0138】
端末は、基地局から送信されるPDSCH用のビーム訓練信号を受信し、ビーム訓練信号を測定することによって、
【数37】
個の基地局送信トラフィックビーム(BS TX Traffic Beam)の受信品質を特定し、基地局送信トラフィックビーム(BS TX Traffic Beam)に対応する端末受信トラフィックビーム(UE RX Traffic Beam)を特定する。基地局送信トラフィックビーム(BS TX Traffic Beam)の受信品質は、参照信号受信電力(RSRP)によって示されるが、ほかの測定量で示されてもよい。
【0139】
1つの基地局送信トラフィックビーム(BS TX Traffic Beam)に対し、端末は、対応する端末受信トラフィックビーム(UE RX Traffic Beam)を特定する。端末の端末受信トラフィックビーム(UE RX Traffic Beam)は、端末受信トラフィックビーム(UE RX Traffic Beam)候補から選択される。端末は、計
【数38】
個の端末受信トラフィックビーム(UE RX Traffic Beam)を有し、各端末受信トラフィックビーム(UE RX Traffic Beam)が1組のビームフォーミング重み値に対応し、第n個の端末受信トラフィックビーム(UE RX Traffic Beam)のビームフォーミング重み値は、
【数39】
である。ここでLは、ビームフォーミングのアンテナユニット数であり、端末のアンテナユニット数より小さい。たとえば、L個のアンテナユニットで受信された信号は、ビームフォーミング重み値によって重み付けられてから1つの送受信ユニットにまとめて送信される。端末は、1つの同期信号に対し、各端末受信トラフィックビーム(UE RX Traffic Beam)で受信を試み、受信信号電力の最も強い端末受信トラフィックビーム(UE RX Traffic Beam)を、当該基地局送信トラフィックビーム(BS TX Traffic Beam)に対応する受信ビームとして選択する。
【0140】
端末は、
【数40】
個の基地局送信トラフィックビーム(BS TX Traffic Beam)と
【数41】
個の端末受信トラフィックビーム(UE RX Traffic Beam)から最適なトラフィックビーム組み合わせを選択し、トラフィックビーム組み合わせのうち、最適な基地局送信トラフィックビーム(Best BS TX Traffic Beam)のIDを基地局にフィードバックし、トラフィックビーム組み合わせのうち、最適な端末受信トラフィックビーム(Best UE RX Traffic Beam)のIDを端末のローカルに記憶する。
【0141】
具体的に、端末は、信号品質が最適な端末受信トラフィックビーム(UE RX Traffic Beam)とは送受信相反性を有する端末送信トラフィックビーム(UE TX Traffic Beam)でPUSCH用のアップリンクビーム訓練信号を送信する。
【0142】
端末は、信号品質が最適な端末受信トラフィックビーム(Best UE RX Traffic Beam)で識別され、対応する送受信相反性を有する端末送信トラフィックビーム(UE TX Traffic Beam)を検索する。
【0143】
送受信相反性関係が存在するのであれば、送受信相反性を有する端末送信トラフィックビーム(UE TX Traffic Beam)でアップリンクビーム訓練信号を送信する。
【0144】
送受信相反性関係が存在しないのであれば、端末に計
【数42】
個の端末送信トラフィックビーム(UE TX Traffic Beam)候補を有するとし、各端末送信トラフィックビーム(UE TX Traffic Beam)が1組のビームフォーミング重み値に対応し、第n個の端末送信トラフィックビームのフォーミング重み値は、
【数43】
である。ここでLは、ビームフォーミングのアンテナユニット数であり、端末のアンテナユニット数より小さい。たとえば、1つの端末送信トラフィックビーム(UE TX Traffic Beam)は、1つの送受信ユニットに接続されたL個のアンテナユニットのみから送信される。
【0145】
端末は、端末送信トラフィックビーム(UE TX Traffic Beam)候補毎に1つのアップリンクビーム訓練信号を送信する。たとえば、
【数44】
個の端末送信トラフィックビーム(UE TX Traffic Beam)に対し、端末は、
【数45】
個のアップリンクビーム訓練信号を送信する。当該
【数46】
個のアップリンクビーム訓練信号の間は、TDM、FDM、CDMまたは各種類の多重化方式の組み合わせが用いられる。たとえば、OFDMを基とするシステムにおいて、
【数47】
個のアップリンクビーム訓練信号は、
【数48】
個のOFDMシンボルを占め、各アップリンクビーム訓練信号は、1つのOFDMシンボルを占め、アップリンクビーム訓練信号の間は、TDMである。1つのOFDMシンボルで複数のビームのアップリンクビーム訓練信号を送信してもよく、それらの間は、FDMまたはCDMである。
【0146】
各端末送信トラフィックビーム(UE TX Traffic Beam)のアップリンクビーム訓練信号は、当該ビームに対応するビームフォーミング重み値でフォーミングされてから送信される。
【0147】
ビーム訓練信号は、周期的に送信され、または、非周期的に送信される。
【0148】
基地局は、端末から送信されるアップリンクビーム訓練信号を受信し、アップリンクビーム訓練信号を測定することによって、1つまたは
【数49】
個の端末送信トラフィックビーム(UE TX Traffic Beam)の受信品質を特定し、端末送信トラフィックビーム(UE TX Traffic Beam)に対応する基地局受信トラフィックビーム(BS RX Traffic Beam)を特定する。アップリンク送信ビームの受信品質は、参照信号受信電力(RSRP)によって示されるが、ほかの測定量で示されてもよい。
【0149】
基地局は、端末からフィードバックされる最適な基地局送信トラフィックビーム(BS TX Traffic Beam)とは送受信相反性を有する基地局受信トラフィックビーム(BS RX Traffic Beam)を検索する。
【0150】
送受信相反性関係が存在するのであれば、1つのアップリンクビーム訓練信号に対し、基地局は、端末からフィードバックされる最適な基地局送信トラフィックビーム(Best BS TX Traffic Beam)とは送受信相反性を有する基地局受信トラフィックビーム(BS RX Traffic Beam)を、当該端末送信トラフィックビーム(UE TX Traffic Beam)に対応する受信ビームとする。
【0151】
送受信相反性関係が存在しないのであれば、1つの端末送信トラフィックビーム(UE TX Traffic Beam)に対し、基地局は、対応する基地局受信トラフィックビーム(BS RX Traffic Beam)を特定する。基地局の基地局受信トラフィックビーム(BS RX Traffic Beam)は、基地局受信トラフィックビーム(BS RX Traffic Beam)候補から選択される。基地局は、計
【数50】
個の基地局受信トラフィックビーム(BS RX Traffic Beam)を有し、各基地局受信トラフィックビーム(BS RX Traffic Beam)が1組のビームフォーミング重み値に対応し、第n個の基地局受信トラフィックビーム(BS RX Traffic Beam)のビームフォーミング重み値は、
【数51】
である。ここでKは、ビームフォーミングのアンテナユニット数であり、基地局のアンテナユニット数より小さい。たとえば、K個のアンテナユニットで受信された信号は、ビームフォーミング重み値によって重み付けられてから1つの送受信ユニットにまとめて送信される。基地局は、1つのアップリンクビーム訓練信号に対し、各基地局受信トラフィックビーム(BS RX Traffic Beam)で受信を試み、受信信号電力の最も強い基地局受信トラフィックビーム(BS RX Traffic Beam)を、当該端末送信トラフィックビーム(UE TX Traffic Beam)に対応する受信ビームとして選択する。
【0152】
基地局は、1つまたは
【数52】
個の端末送信トラフィックビーム(UE TX Traffic Beam)と1つまたは
【数53】
個の基地局受信トラフィックビーム(BS RX Traffic Beam)から最適なトラフィックビーム組み合わせを選択し、トラフィックビーム組み合わせのうち、最適な端末送信トラフィックビーム(Best UE TX Traffic Beam)のIDを当該端末に配信し、トラフィックビーム組み合わせのうち、最適な基地局受信トラフィックビーム(Best BS RX Traffic Beam)のIDを基地局のローカルに記憶する。
【0153】
本実施例において、基地局は、最適な基地局送信トラフィックビーム(Best BS TX Traffic Beam)でPDSCH信号を送信し、端末は、最適な端末受信トラフィックビーム(Best UE RX Traffic Beam)でPDSCH信号を受信する。端末は、最適な端末送信トラフィックビーム(Best UE TX Traffic Beam)でPUSCH信号を送信し、基地局は、最適な基地局受信トラフィックビーム(Best BS RX Traffic Beam)でPUSCH信号を受信する。
【0154】
本実施例において、最適な端末受信トラフィックビーム(Best UE RX Traffic Beam)、および/または、最適な基地局送信トラフィックビーム(Best BS TX Traffic Beam)、および/または、最適な端末送信トラフィックビーム(Best UE TX Traffic Beam)、および/または、最適な基地局受信トラフィックビーム(Best BS RX Traffic Beam)が失効すると、最適な端末受信共通ビーム(Best UE RX Common Beam)、および/または、最適な基地局送信共通ビーム(Best BS TX Common Beam)、および/または、最適な端末送信共通ビーム(Best UE TX Common Beam)、および/または、最適な基地局受信共通ビーム(Best BS RX Common Beam)で接続回復プロセスを行う。接続状態の失効状態で、共通ビームでトラフィック接続を回復することが実現される。
【0155】
同一の発明思想に基づき、本開示の実施例は、基地局をさらに提供する。当該基地局は、問題を解決する原理が本開示の実施例の図4におけるビーム制御方法に似るため、その実施例について、方法の実施を参照されたく、重複なところを繰り返して記載しない。
【0156】
図8は、基地局の構造が示されている。当該基地局800は、物理チャネルの種類を特定する第1特定モジュール801と、前記物理チャネルの種類に基づいて対応種類のビームで前記物理チャネルの信号を送信または受信する第1制御モジュール802とを含む。
【0157】
一部の選択可能な実施例において、前記基地局は、基地局送信共通ビーム、基地局受信共通ビーム、基地局送信トラフィックビームおよび基地局受信トラフィックビームのうちの1つまたは複数種類のビームを構成する第1構成モジュールをさらに含む。
【0158】
一部の選択可能な実施例において、前記基地局は、基地局送信共通ビームと基地局受信共通ビームの送受信相反性関係を識別し、または、基地局送信トラフィックビームと基地局受信トラフィックビームの送受信相反性関係を識別する第1識別モジュールをさらに含む。
【0159】
一部の選択可能な実施例において、前記物理チャネルの信号を送信または受信する前記第1制御モジュールは、さらに、前記端末送信共通ビームに対応する基地局送信共通ビームで同期信号を端末に送信し、または、基地局受信共通ビームによって、端末から端末送信共通ビームで送信されるアップリンクランダムアクセス信号を受信する。
【0160】
一部の選択可能な実施例において、各基地局送信共通ビームの同期信号は、当該基地局送信共通ビームに対応するビームフォーミング重み値によってフォーミングされてから送信される。
【0161】
一部の選択可能な実施例において、前記同期信号は、一定の時間領域リソースと周波数領域リソースで周期的に送信される。
【0162】
一部の選択可能な実施例において、前記同期信号は、所定オフセットの時間領域リソースと周波数領域リソースで周期的に送信される。
【0163】
一部の選択可能な実施例において、同期信号は、オンデマンドで非周期的に送信される。
【0164】
一部の選択可能な実施例において、同期信号は、プリアンブルに基づいて周期的に送信される。
【0165】
一部の選択可能な実施例において、同期信号には、基地局送信共通ビームのIDを含む。
【0166】
一部の選択可能な実施例において、各端末送信共通ビームで送信されるアップリンクランダムアクセス信号は、当該端末送信共通ビームに対応するビームフォーミング重み値によってフォーミングされてから送信される。
【0167】
一部の選択可能な実施例において、前記アップリンクランダムアクセス信号には、端末送信共通ビームのIDを含む。
【0168】
一部の選択可能な実施例において、前記第1制御モジュールは、前記端末からフィードバックされる信号品質が最適な基地局送信共通ビームとは送受信相反性を有する基地局受信共通ビームを、当該端末送信共通ビームに対応する基地局受信共通ビームとして選択し、または、信号品質が最適な基地局受信共通ビームを、当該端末送信共通ビームに対応する基地局受信共通ビームとして選択する第1選択ユニットを含む。
【0169】
一部の選択可能な実施例において、前記第1制御モジュールは、さらに、端末送信共通ビームおよび前記端末送信共通ビームに対応する基地局受信共通ビームに基づいて、信号品質が最適な共通ビーム組み合わせを特定し、信号品質が最適な共通ビーム組み合わせのうち、信号品質が最適な端末送信共通ビームのIDを当該端末に配信し、共通ビーム組み合わせのうち、信号品質が最適な基地局受信共通ビームのIDを基地局のローカルに記憶する。
【0170】
一部の選択可能な実施例において、前記第1制御モジュールは、さらに、PDSCH用のダウンリンクビーム訓練信号を、基地局送信トラフィックビームで端末に送信し、または、端末から端末送信トラフィックビームで送信されるPUSCH用のアップリンクビーム訓練信号を、前記端末送信トラフィックビームに対応する基地局受信トラフィックビームで受信する。
【0171】
一部の選択可能な実施例において、各基地局送信トラフィックビームで送信されるダウンリンクビーム訓練信号は、当該基地局送信トラフィックビームに対応するビームフォーミング重み値によってフォーミングされてから送信される。
【0172】
一部の選択可能な実施例において、前記ダウンリンクビーム訓練信号は、周期的に送信され、または、非周期的に送信される。
【0173】
一部の選択可能な実施例において、各端末送信トラフィックビームで送信されるアップリンクビーム訓練信号は、当該端末送信トラフィックビームに対応するビームフォーミング重み値によってフォーミングされてから送信される。
【0174】
一部の選択可能な実施例において、前記第1制御モジュールは、前記端末からフィードバックされる信号品質が最適な基地局送信トラフィックビームとは送受信相反性を有する基地局受信トラフィックビームを、当該端末送信トラフィックビームに対応する基地局受信トラフィックビームとして選択し、または、信号品質が最適な基地局受信トラフィックビームを、当該端末送信トラフィックビームに対応する基地局受信トラフィックビームとして選択する第2選択ユニットを含む。
【0175】
一部の選択可能な実施例において、前記第1制御モジュールは、さらに、端末送信トラフィックビームおよび前記端末送信トラフィックビームに対応する基地局受信トラフィックビームに基づいて、信号品質が最適なトラフィックビーム組み合わせを特定し、信号品質が最適なトラフィックビーム組み合わせのうち、信号品質が最適な端末送信トラフィックビームのIDを当該端末に配信し、信号品質が最適なトラフィックビーム組み合わせのうち、信号品質が最適な基地局受信トラフィックビームのIDを基地局のローカルに記憶する。
【0176】
一部の選択可能な実施例において、前記物理チャネルの信号を送信または受信する前記第1制御モジュールは、さらに、端末からフィードバックされる信号品質が最適な基地局送信トラフィックビームでPDSCH信号を送信し、または、信号品質が最適な基地局受信トラフィックビームでPUSCH信号を受信する。
【0177】
一部の選択可能な実施例において、前記基地局は、信号品質が最適な基地局送信トラフィックビームおよび/または信号品質が最適な基地局受信トラフィックビームが失効すると、端末からフィードバックされる信号品質が最適な基地局送信共通ビームで接続回復プロセスを行い、および/または、信号品質が最適な基地局受信共通ビームで接続回復プロセスを行う第1接続回復モジュールをさらに含む。
【0178】
同一の発明思想に基づき、本開示の実施例は、端末をさらに提供する。当該端末は、問題を解決する原理が本開示の実施例の図4におけるビーム制御方法に似るため、その実施例について、方法の実施を参照されたく、重複なところを繰り返して記載しない。
【0179】
図9は、端末の構造が示されている。当該端末900は、物理チャネルの種類を特定する第2特定モジュール901と、前記物理チャネルの種類に基づいて対応種類のビームで物理チャネルの信号を送信または受信する第2制御モジュール902とを含む。
【0180】
一部の選択可能な実施例において、前記端末は、さらに、端末送信共通ビーム、端末受信共通ビーム、端末送信トラフィックビームおよび端末受信トラフィックビームのうちの1つまたは複数種類のビームを構成する。
【0181】
一部の選択可能な実施例において、前記端末は、端末受信共通ビームと端末送信共通ビームの送受信相反性関係を識別し、または、端末受信トラフィックビームと端末送信トラフィックビームの送受信相反性関係を識別する第2識別モジュールをさらに含む。
【0182】
一部の選択可能な実施例において、前記第2制御モジュールは、さらに、前記基地局送信共通ビームに対応する端末受信共通ビームによって、前記基地局から基地局送信共通ビームで送信される同期信号を受信し、または、端末送信共通ビームでアップリンクランダムアクセス信号を送信する。
【0183】
一部の選択可能な実施例において、前記第2制御モジュールは、さらに、基地局送信共通ビームおよび前記基地局送信共通ビームに対応する端末受信共通ビームに基づいて、信号品質が最適な共通ビーム組み合わせを特定し、信号品質が最適な共通ビーム組み合わせのうち、信号品質が最適な基地局送信共通ビームのIDを当該基地局にフィードバックし、共通ビーム組み合わせのうち、信号品質が最適な端末受信共通ビームのIDを端末のローカルに記憶する。
【0184】
一部の選択可能な実施例において、前記第2制御モジュールは、さらに、信号品質が最適な端末受信共通ビームとは送受信相反性を有する端末送信共通ビームでアップリンクランダムアクセス信号を送信し、または、端末送信共通ビーム候補毎に1つのアップリンクランダムアクセス信号を送信する。
【0185】
一部の選択可能な実施例において、前記第2制御モジュールは、さらに、基地局から基地局送信トラフィックビームで送信されるPDSCH用のダウンリンクビーム訓練信号を、前記基地局送信トラフィックビームに対応する端末受信トラフィックビームで受信し、または、PUSCH用のアップリンクビーム訓練信号を端末送信トラフィックビームで送信する。
【0186】
一部の選択可能な実施例において、前記第2制御モジュールは、さらに、基地局送信トラフィックビームおよび前記基地局送信トラフィックビームに対応する端末受信トラフィックビームに基づいて、信号品質が最適なトラフィックビーム組み合わせを特定し、信号品質が最適なトラフィックビーム組み合わせのうち、信号品質が最適な基地局送信トラフィックビームのIDを当該基地局にフィードバックし、信号品質が最適なトラフィックビーム組み合わせのうち、信号品質が最適な端末受信トラフィックビームのIDを端末のローカルに記憶する。
【0187】
一部の選択可能な実施例において、前記第2制御モジュールは、さらに、PUSCH用のアップリンクビーム訓練信号を、信号品質が最適な端末受信トラフィックビームとは送受信相反性を有する端末送信トラフィックビームで送信し、1つのPUSCH用のアップリンクビーム訓練信号を、端末送信トラフィックビーム毎に送信する。
【0188】
一部の選択可能な実施例において、前記第2制御モジュールは、さらに、信号品質が最適な端末受信トラフィックビームでPDSCH信号を受信し、または、基地局からフィードバックされる信号品質が最適な端末送信トラフィックビームでPUSCH信号を送信する。
【0189】
一部の選択可能な実施例において、前記端末は、信号品質が最適な端末受信トラフィックビームおよび/または信号品質が最適な端末送信トラフィックビームが失効すると、基地局からフィードバックされる信号品質が最適な端末送信共通ビームで接続回復プロセスを行い、および/または、信号品質が最適な端末受信共通ビームで接続回復プロセスを行う第2接続回復モジュールをさらに含む。
【0190】
本開示の実施例において、第1メモリ、第1プロセッサおよび第1メモリに記憶されて第1プロセッサで実行可能なコンピュータプログラムを含む基地局をさらに提供し、前記第1プロセッサが前記プログラムを実行すると、図4およびそれに対応する実施例に記載のビーム制御方法のステップが実現される。
【0191】
図10には、基地局の構造が示されている。当該基地局は、第1メモリ1004、第1プロセッサ1001および第1メモリ1004に記憶されて第1プロセッサ1001で実行可能なコンピュータプログラムを含む。前記第1プロセッサ1001が前記プログラムを実行すると、物理チャネルの種類を特定するステップと、前記物理チャネルの種類に基づいて対応種類のビームで前記物理チャネルの信号を送信または受信するステップとが実現される。
【0192】
図10において、バスアーキテクチャ(第1バス1000で示す)は、任意数の相互接続するバスとブリッジを含む。第1バス1000は、汎用の第1プロセッサ1001をはじめとする1つ又は複数のプロセッサと第1メモリ1004をはじめとするメモリの各種類の回路が接続したものである。第1バス1000は、周辺イクイップメント、レギュレーター、電力管理回路などの各種類のほかの回路を接続したものであってもよい。これらは、いずれも本分野の公知事項であり、本文においてさらなる記載をしない。第1バスインタフェース1003により、第1バス1000と第1トランシーバ1002との間でインタフェースが提供される。第1トランシーバ1002は、1つの部品であってもよく、複数の受信機および送信機など、複数の部品であってもよく、伝送媒体でほかの各種類の装置と通信するユニットとして提供される。たとえば、第1トランシーバ1002は、ほかの機器から外部データを受信する。第1トランシーバ1002は、第1プロセッサ1001によって処理されたデータをほかの機器に送信する。
【0193】
第1プロセッサ1001は、第1バス1000と通常の処理を管理し、前述のように汎用のオペレーションシステムを実行する。第1メモリ1004は、第1プロセッサ1001による操作実行に用いられるデータを記憶することに用いられる。
【0194】
選択可能に、第1プロセッサ1001は、CPU、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)またはCPLD(Complex Programmable Logic Device)である。
【0195】
本開示の実施例において、第2メモリ、第2プロセッサおよび第2メモリに記憶されて第2プロセッサで実行可能なコンピュータプログラムを含む端末をさらに提供し、前記第2プロセッサが前記プログラムを実行すると、図5およびそれに対応する実施例に記載のビーム制御方法のステップが実現される。
【0196】
図11には、端末の構造が示されている。当該端末は、第2メモリ、第2プロセッサおよび第2メモリに記憶されて第2プロセッサで実行可能なコンピュータプログラムを含む。前記第2プロセッサが前記プログラムを実行すると、物理チャネルの種類を特定するステップと、前記物理チャネルの種類に基づいて対応種類のビームで前記物理チャネルの信号を送信または受信するステップとが実現される。
【0197】
図11において、バスアーキテクチャ(第2バス1100で示す)は、任意数の相互接続するバスとブリッジを含む。第2バス1100は、汎用の第2プロセッサ1101をはじめとする1つ又は複数のプロセッサと第2メモリ1104をはじめとするメモリの各種類の回路が接続したものである。第2バス1100は、周辺イクイップメント、レギュレーター、電力管理回路などの各種類のほかの回路を接続したものであってもよい。これらは、いずれも本分野の公知事項であり、本文においてさらなる記載をしない。第2バスインタフェース1103により、第2バス1100と第2トランシーバ1102との間でインタフェースが提供される。第2トランシーバ1102は、1つの部品であってもよく、複数の受信機および送信機など、複数の部品であってもよく、伝送媒体でほかの各種類の装置と通信するユニットとして提供される。たとえば、第2トランシーバ1102は、ほかの機器から外部データを受信する。第2トランシーバ1102は、第2プロセッサ1101によって処理されたデータをほかの機器に送信する。計算システムの性質によっては、キーパッド、ディスプレイ、スピーカ、マイクロフォン、ジョイスティックなどのユーザインタフェース1105が提供される。
【0198】
第2プロセッサ1101は、第2バス1100と通常の処理を管理し、前述のように汎用のオペレーションシステムを実行する。第2メモリ1104は、第2プロセッサ1101による操作実行に用いられるデータを記憶することに用いられる。
【0199】
選択可能に、第2プロセッサ1101は、CPU、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)またはCPLD(Complex Programmable Logic Device)である。
【0200】
本開示の実施例は、コンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体をさらに提供し、当該プログラムがプロセッサによって実行されると、図4およびそれに対応する実施例に記載のビーム制御方法のステップ、または、図5およびそれに対応する実施例に記載のビーム制御方法のステップが実現される。
【0201】
なお、明細書の全文にわたって言及されている「1つの実施例」や「一実施例」とは、実施例に関連する特定の特徴、構造または特性が本開示の少なくとも1つの実施例に含まれることを意味する。従って、明細書の各箇所に記載されている「1つの実施例において」や「一実施例において」とは、必ずしも同一の実施例を指すとは限らない。また、これらの特定の特徴、構造または特性は、任意かつ適切な方式で1つまたは複数の実施例に組み入れられることができる。
【0202】
本開示の各実施例において、上記各プロセスの番号の大きさは、実行順の前後を意味するのではなく、各プロセスの実行順は、その機能および内在的な論理によって確定されるものであり、本開示の実施例の実施プロセスに対しいっさい限定を構成しないと理解すべきである。
【0203】
また、本文において、「システム」と「ネットワーク」は、常に互換して使用することができる。
【0204】
本文において、「および/または」との用語は、関連対象の関連関係を表現するものに過ぎず、存在可能な3種類の関係を示す。例えば、Aおよび/またはBの場合、Aのみ、AとBの両方、Bのみの3種類の場合を示す。また、本文において、「/」の記号は、通常、前後の関連対象が「または」の関係であることを示す。
【0205】
本願に提供される実施例において、「Aに対応するB」とは、BとAが関連付けられることを示し、Aに基づいてBを確定することができる。なお、Aに基づいてBを確定することは、Aのみに基づいてBを確定するという意味ではなく、Aおよび/または他の情報に基づいてBを確定することもよい。
【0206】
本願で提供されるいくつかの実施例において、開示された方法および装置は、他の方式で実施され得ることを理解されたい。以上記載した装置実施例は、単に例示的なものである。例えば、記載したユニットの区分は、単に論理機能の区分であり、実際に実現する際に別の区分方式がある。例えば、複数のユニットまたはコンポーネントは、組み合わせてもよく、別のシステムに一体化されてもよく、または、一部の特徴は、無視されてもよく、または実行されなくてもよい。また、示されておりまたは議論されている各構成部分の相互間の結合や直接結合や通信接続は、インタフェース、装置またはユニットを介した間接結合や通信接続であってもよく、電気的、機械的、または他の形式であってもよい。
【0207】
また、本開示の各実施例における各機能的ユニットは、全て1つの処理ユニットに一体化されていてもよいし、別々に1つのユニットとしてもよいし、2つ以上のユニットが1つのユニットに一体化されてもよい。上述した一体化ユニットは、ハードウェアの形態、またはハードウェアとソフトウェア機能ユニットの形態で実施することができる。
【0208】
上述したソフトウェア機能ユニットの形態で実施される一体化ユニットは、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に格納されてもよい。上記ソフトウェア機能ユニットは、記憶媒体に記憶され、本開示の各実施例の送受信方法のステップの一部をコンピュータ装置(パーソナルコンピュータ、サーバ、又はネットワーク装置であってもよい)に実行させるいくつかの指令を含む。前記の記憶媒体は、Uディスク、モバイルハードディスク、ROM(Read-Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、磁気ディスクまたは光ディスクなど、プログラムコードを格納することができる様々な媒体を含む。
【0209】
以上記載されたのは、本開示の選択可能な実施形態である。当業者は、本開示に記載されている原理を逸脱せずに様々な改良や修飾をすることもできる。これらの改良や修飾も、本開示の保護範囲内に含まれる。
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