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  • 特許-局所的な強化材を備えたプリフォーム 図1
  • 特許-局所的な強化材を備えたプリフォーム 図2
  • 特許-局所的な強化材を備えたプリフォーム 図3
  • 特許-局所的な強化材を備えたプリフォーム 図4
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-01-10
(45)【発行日】2023-01-18
(54)【発明の名称】局所的な強化材を備えたプリフォーム
(51)【国際特許分類】
   B29B 11/16 20060101AFI20230111BHJP
   B29C 70/10 20060101ALI20230111BHJP
   B29C 70/30 20060101ALI20230111BHJP
   D06M 17/00 20060101ALI20230111BHJP
   B29K 105/14 20060101ALN20230111BHJP
【FI】
B29B11/16
B29C70/10
B29C70/30
D06M17/00 H
D06M17/00 M
B29K105:14
【請求項の数】 14
(21)【出願番号】P 2019559094
(86)(22)【出願日】2018-04-23
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2020-06-18
(86)【国際出願番号】 EP2018060383
(87)【国際公開番号】W WO2018197437
(87)【国際公開日】2018-11-01
【審査請求日】2021-04-20
(31)【優先権主張番号】17020163.6
(32)【優先日】2017-04-25
(33)【優先権主張国・地域又は機関】EP
(73)【特許権者】
【識別番号】519381528
【氏名又は名称】ヘクセル レインフォースメンツ ユーケイ リミテッド
(73)【特許権者】
【識別番号】513002407
【氏名又は名称】ヘクセル ホールディング ゲーエムベーハー
(74)【代理人】
【識別番号】110000855
【氏名又は名称】弁理士法人浅村特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ジェイムズ、トーマス
(72)【発明者】
【氏名】フロスト、ロバート
(72)【発明者】
【氏名】ザーゲダー、アンドレアス
【審査官】松浦 裕介
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2016/147646(WO,A1)
【文献】特開2009-127169(JP,A)
【文献】特開2014-159099(JP,A)
【文献】特開2004-160927(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2009/0163292(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2015/0107505(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
IPC B32B 1/00 - 43/00
B29B 11/16
B29B 15/08 - 15/14
C08J 5/04 - 5/10
C08J 5/24
D06M 17/00 - 17/10
B29C 41/00 - 41/36
B29C 41/46 - 41/52
B29C 70/00 - 70/88
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
プリフォームを製造する方法であって、該方法は、
強化布を形成するステップであって、
第1の繊維層を配置するステップ、および
第2の繊維層を配置するステップであって、前記第2の繊維層は、前記第1の繊維層によって画定される領域上に部分的に延在する、前記第2の繊維層を配置するステップ
により強化布を形成するステップと、
前記強化布を形成するステップの後、前記強化布から複数のプリフォームを切断するステップと
を含み、
繊維層が、一方向に延びる一方向繊維トウを含み、
前記方法が、
ノンクリンプ布製造機械を提供するステップと、
前記ノンクリンプ布製造機械により前記強化布を形成するステップと
を含み、前記強化布は、第1の方向に連続的に形成される、方法。
【請求項2】
他の繊維層を配置するステップを含み、前記他の繊維層は、前記第1の繊維層によって画定される領域上に部分的に延在する、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記他の繊維層は、前記第2の繊維層によって画定される領域上に部分的に延在する、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記他の繊維層は、前記第1の繊維層によって画定される領域の一部の上に延在し、その領域は前記第2の層によって覆われていない、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
少なくとも1つの追加の繊維層が、前記第1、第2、または他の繊維層のいずれかに関連して配置される、請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記第1の繊維層と第2の繊維層とが接触している、請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
前記繊維層どうしを結合させるステップを含む、請求項1から請求項6までのいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
前記繊維層どうしを接着するステップを含む、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記層どうしを縫合するステップを含む、請求項7または請求項8に記載の方法。
【請求項10】
各繊維層の1つ以上は、前記プリフォームから製造される部品の負荷経路に関連して配置される、請求項1から請求項9までのいずれか一項に記載の方法。
【請求項11】
少なくとも前記第1および第2の繊維層内の前記一方向繊維トウの方向が異なる、請求項1から請求項10までのいずれか1項に記載の方法。
【請求項12】
前記第2の繊維層は、第2の繊維トウ方向に前記強化布の幅に延びる少なくとも1つのストリップを含み、前記第2の繊維トウ方向は前記第1のトウ方向に対して10~90度の範囲の角度を有する、請求項1から請求項11までのいずれか1項に記載の方法。
【請求項13】
前記他の繊維層は、前記第1の方向に延在し、前記第2の繊維層の前記少なくとも1つのストリップと交差する少なくとも1つのストリップを含む、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記複数のプリフォームはそれぞれ、前記第1および第2の繊維層の一部を含む、請求項1から請求項13までのいずれか一項に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複合プリフォームの製造方法に関し、特に、負荷経路を向いたプライブックを有するプリフォームの製造方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
「プリフォーム」とは、複数の層を有する繊維プライの二次元または三次元配列を意味し、配列は硬化前の状態にある。プリフォームは、成形される形状に形成されるか、または切断される。
【0003】
複合材料は周知であり、多くの工学分野で使用されている。複合材料は、物理的および/または化学的に異なる材料から構成された少なくとも2つの相、強化材とマトリックスを含む。繊維強化複合材料では、繊維は通常、引張強度は高いが剛性が低い材料である。マトリックスは通常、強度は低いが、剛性は比較的高い。繊維がマトリックス内に配置(充填)されると、高強度、高剛性、および比較的低密度の複合材料が提供される(両方の相は、例えば、鋼に比べて比較的低密度である)。
【0004】
これらの特性のため、および耐食性および低熱膨張などの他の有益な特性のために、繊維強化ポリマー(FRP)材料の使用が増加している。特性の組み合わせにより、これらの材料は、航空宇宙および自動車分野などの多くの用途で、従来の材料(金属など)と比較して有利になる。
【0005】
FRP材料の1つの特徴は、(通常、層(レイヤー)またはプライで提供される)繊維の異方性が大きいことである。繊維軸方向の強度は、他のどの方向よりも大幅に高い。したがって、連続繊維または長繊維の形態では、いくつかのプライが層で提供されることが一般的であり、各プライまたは層は、隣接する1つまたは複数のプライに対して異なる方向に配向された繊維を有する。このようにして、材料の方向特性を用途に合わせて調整できる。
【0006】
図1は、3つの層12、14、16がそれぞれ軸Xに対して±45度(層12)、90度(層16)および0度(層14)に配向した繊維を備える典型的な炭素繊維強化ポリマープライプリフォーム10を示している。複数の層またはプライのこの組み合わせは、しばしば「プライブック」と呼ばれる。各層は、配置した炭素繊維トウのストリップから製造された繊維シートから形成される。トウは、各層に予め決められた向きで配置される。この例では、プライはノンクリンプ(非捲縮)布(NCF)から構成されている。ノンクリンプ布(NCF)は、トウを縫合または接着剤で結合する前に、繊維トウをベッド上に配置させることによって製造される。これは、例えば織られる代わりに、繊維トウが、繊維の捲縮を避けるためにシート状に保持されることを意味する。NCFは一般的に、捲縮/織布の対応物よりも良好な機械的特性を有する。層状布は、所望の形状に切断され、例えば、当該技術分野で知られている樹脂トランスファー成形(RTM)または「ウェットプレス」操作を介して形成され含浸される。
【0007】
FRP材料の1つの欠点は、それらのコストである。複合材料の2つの相のうち、材料のコストの大部分は通常、強化材/繊維相にある。炭素繊維は、高性能工学用途で一般的な強化材料である。炭素の問題は、必要な繊維形態に加工するのに費用が掛かることである。炭素繊維は、エネルギーを大量に消費するプロセスで繊維化および炭化する必要がある前駆体材料から作製される。そのため、FRP部品の製造用原料として購入するのは高価である。
【0008】
したがって、FRP部品に使用される繊維強化材料の量を減らすことが望ましい。
【0009】
ほとんどの場合、FRP部品は、それらの環境に応じて特定の負荷を受ける。図1のプリフォーム10の場合、これらの負荷は、部品全体にわたって延在する3つの層を提供することにより管理される。
【0010】
一部の領域では、強化相に大きな負荷が掛かっていないため、事実上不要であることが理解される。図1のプリフォーム10を例にとると、特定の負荷環境では、繊維のかなりの割合が不要になる可能性がある。これは潜在的に無駄であり、部品のコストを不必要に増加させる。また、部品を必要以上に重くする可能性がある(炭素繊維はポリマーマトリックスよりもはるかに密度が高いため、寄生重量が増加する)。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
本発明は、上述の問題を未然に防ぐか、または少なくとも軽減すること、および/または広い意味で改善を行うことを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明によれば、添付の請求項のいずれかで定義される方法およびプリフォームが提供される。
【0013】
本発明の一実施形態では、プリフォームを製造する方法が提供される。この方法は、
強化布を形成するステップであって、
第1の繊維層を配置するステップと、
第2の繊維層を配置するステップであって、第2の繊維層は、第1の繊維層によって画定される領域の上に部分的に延在するステップ
とによる強化布を形成するステップと、
強化布を形成するステップの後、強化布から複数のプリフォームを切断するステップとを含む。
【0014】
FRP部品に使用される強化材料の量を減らすために、繊維材料は、このように部品の負荷環境およびデューティーサイクルによって必要とされる領域にのみ配置される。換言すれば、プリフォーム内のプライブックは、「負荷配向」されるように形成される。
【0015】
したがって、本発明は、プリフォームを切断することのできる連続NCF強化繊維として、負荷配向性プライブックを提供することができる。
【0016】
これは、自動テープレイアップ(ATP:Automated Tape Layup)プロセスまたは自動繊維配置(AFP:Automated Fibre Placement)プロセスのいずれかを使用することに対する代替概念である。両方の場合において、繊維トウ形成層は、プリフォームを形成するために直接配置される。このアプローチの問題は、ATPとAFPの両方が実施するのにかなりの資本コストを伴うことである。それらはまた、プリフォームの生産に時間の掛かる工程を導入する。
【0017】
プリフォームに切断する前に、必要なパターン/形状にプライを直接配置することにより、ATPまたはAFPを実施する必要はない。したがって、本発明は、高価で時間のかかるATPおよびAFP製造工程を必要とせずに、負荷配向性プライブックの利点を提供する。
【0018】
本発明の一実施形態では、第2の繊維層は、第1の繊維層の外縁部まで部分的にのみ延在している。好ましくは、第1の繊維層は、第1の繊維層の結合された外縁部によって画定された周囲を有し、第2の繊維層は、周囲の一定割合まで延在し、その割合は、第1の繊維層の完全な周囲よりも小さい。
【0019】
その割合は、0.2、0.4、0.6、0.8、0.1~0.4、0.2~0.9、0.3~0.8、0.4~0.7、0.5~0.9、0.6~0.95、0.7~0.9、および/または前述の値および/または範囲のいずれかの組み合わせを含むことができる。
【0020】
好ましくは、この方法は、他の繊維層を配置するステップを含み、他の層は、第1の層によって画定される領域の上に部分的に延在する。他の層は、第2の層によって画定される領域の上に部分的に延在してもよい。他の層は、第1の層によって画定される領域の一部の上に延在してもよく、その領域は第2の層によって覆われない。
【0021】
好ましくは、この方法は、例えば、層を互いに接着および/または縫合することにより、層を結合させるステップを含む。
【0022】
好ましくは、第2の層および/または他の層は、プリフォームから製造される部品の負荷経路に関連して配置される。
【0023】
別の一実施形態では、少なくとも1つの追加の層が、第1の層、第2の層、または他の層のいずれかに関連して配置される。
【0024】
好ましくは、層は、一方向に延びる一方向繊維トウを含む。他の一実施形態では、層は、第1の層と第2の層のトウの方向が異なるように、互いに対して配置される。
【0025】
好ましくは、第2の層は、少なくとも1つの細長いストリップ内に配置され、その中で第2の層の繊維は、ストリップと整列される。換言すれば、繊維はストリップの長軸に沿って配向される。
【0026】
好ましくは、本方法は、
ノンクリンプ布製造機械を提供するステップと、
ノンクリンプ布製造機械により強化布を形成するステップとを含む。
【0027】
強化布は、NCFマシンにより第1の方向(「供給方向」)に連続的に形成されることが好ましい。
【0028】
第2の層は、第1の方向に対して傾斜した(すなわち、供給方向に対して傾斜した)第2の方向に強化布の幅に延びる少なくとも1つのストリップを含むことができる。他の層は、第1の方向に、または第1の方向に対して異なる角度で延在する少なくとも1つのストリップを含むことができる(すなわち、供給方向に、または第1の方向に角度を付けて延在し、ストリップは第2の層のストリップと交差してもよい)。第1の層と第2の層および1つまたは複数の他の層との角度は、第1の層に対して0度~±90度の範囲とすることができ、±20度~±80度、±30度~±60度の任意の角度、特に±30度、±45度、および±60度を含むことができる。
【0029】
複数のプリフォームがそれぞれ、第1および第2の層の一部を含むことが好ましい。
【0030】
本発明によれば、上記の請求項のいずれかの方法により得られたプリフォームが提供される。
【0031】
ここで、本発明の実施形態が、例としてのみ、添付の図面を参照して説明される。
【図面の簡単な説明】
【0032】
図1】従来技術のプリフォームの分解斜視図である。
図2】本発明に係るプリフォームの斜視概略図である。
図3】本発明に係る方法を実行する装置の平面図である。
図4図3の方法の流れ図である。
【発明を実施するための形態】
【0033】
図2を参照すると、負荷配向性プライブックを備えたプリフォーム120が示されている。第1の層112は、図1の第1の層12と同一であるが、第2および第3の層114、116は、プリフォーム120を部分的にのみ覆うように設けられている。第2および第3の層114、116は、第1の層12によって画定された領域の一部のみを覆う。したがって、0度および90度の繊維は、それらが必要とされる領域にのみ提供される。明らかに、そのような部分は、図1に示すようにプリフォーム10から形成されたものよりも安価で軽量になるだろう。
【0034】
図3を参照すると、製造セル100は、ベッド104を有するNCFマシン102を含む。セルは、プリフォーム120を製造するように構成される。NCFマシン102は、炭素繊維トウを配置して、連続する長さの負荷配向性ノンクリンプ布を方向Xに生成するように構成される。マシン102は、連続幅Y1を有する±45度のノンクリンプ布101の第1の層112を生成するように構成される。マシンはさらに、90度の布地の第2の層114を生成するように構成される。第2の層は、第1の層の表面全体を覆う代わりに、方向Xに離間して幅X1の複数のストリップに配置される。マシンは、0度の布地の他の層116を生成するようにさらに構成される。他の層はX方向に走るが、Y方向に幅Y1の複数の離間したストリップに配置される。
【0035】
この配置は、予め定義された負荷配向性プライブックを提供する。図3の上部に破線で示されるように、個々のプリフォーム120は、布地から切断することができる。プリフォーム120は、明確にするために離間して示されているが、実際には隣接していることが理解される。プリフォーム120は、第2または第3の層114、116を配置するためにATPまたはAFPの使用を必要としないことに留意されたい。
【0036】
図4を参照すると、製造シーケンスがより詳細に示されている。
【0037】
ステップ200で、第1の層112は、NCFマシン102により連続する長さに配置される。ステップ202で、第2の層114は、第1の層112の一部を覆うように、本実施形態ではX方向に離間してY方向のストリップに配置される。第2の層114の繊維は、ストリップの方向に(すなわち、Y方向に、またはX軸に対して90度で)配向される。ステップ203で、他の層116が、第1および第2の層112、114の上に配置される。本実施形態では、他の層はX方向のストリップであり、Y方向に離間している。他の層116の繊維は、ストリップの方向(すなわち、Z方向、または0度)に配向される。ステップ204で、種々の層112、114、116の繊維が縫合される。
【0038】
ステップ206で、層が配置され、互いに接続されて負荷配向性布地101が形成されると、プリフォーム120が切断される。
【0039】
プリフォーム120は、ステップ208で(例えば、型内でレイアップすることにより)成形され、ステップ210で含浸され、ステップ212で硬化されて、負荷配向性プライブックを有する部品を形成する。
【0040】
変形例も本発明の範囲に含まれる。
【0041】
上記の実施形態では、プライは縫合されるが、接着剤などの他の手段によってそれらを付けてもよい。熱可塑性ポリマーバインダーを使用してもよく、これは例えば、粉末形態で提供され、層間に塗布されてもよい。
【0042】
第1のプライ、第2のプライ、および複数の他のプライを含む複数の繊維プライが提供されてもよい。重要なステップは、プリフォームが布地から切断される前に、プライが負荷配向性に配置されることである。
【0043】
各プライ内の繊維配向は、必要な用途に基づいて選択することができる。繊維の方向が、プライを形成する各「ストリップ」に平行であることは必須ではない。
【0044】
プライを0度および90度でストリップに配置することは、ほとんどの既存のNCFマシンによく適しているが、これは必須ではない。ストリップは、第1の層の他の層に対する繊維トウの方向間の最小角度として測定されるとき、0度~90度、好ましくは10度~80度、より好ましくは45度を含む30度~60度の範囲の種々の角度で提供することができる。好ましい一実施形態では、少なくとも2つの層のトウの方向は対称的であるが、第1の層の繊維トウの方向に対して反対の角度(例えば、±45度、±60度)である。
【0045】
本出願は、炭素繊維の使用に限定されず、ガラス繊維、玄武岩、ポリアミドベースの繊維、ポリオレフィンベースの繊維、およびアラミド繊維を含む他の繊維トウで実施されてもよい。
【0046】
本発明は、任意の種類のNCF構成(0°、90°、+45°、-45°方向のBiAx、TriAx、QuadAx、およびその間の任意の他の繊維方向(すべて))で使用することができる。
図1
図2
図3
図4