(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-01-10
(45)【発行日】2023-01-18
(54)【発明の名称】巻回型電池セル
(51)【国際特許分類】
H01M 10/04 20060101AFI20230111BHJP
H01M 50/46 20210101ALI20230111BHJP
H01M 4/66 20060101ALI20230111BHJP
H01M 10/0587 20100101ALI20230111BHJP
【FI】
H01M10/04 W
H01M50/46
H01M4/66 A
H01M10/0587
(21)【出願番号】P 2020518486
(86)(22)【出願日】2018-03-06
(86)【国際出願番号】 CN2018078128
(87)【国際公開番号】W WO2019169546
(87)【国際公開日】2019-09-12
【審査請求日】2020-03-30
(73)【特許権者】
【識別番号】513054978
【氏名又は名称】寧徳新能源科技有限公司
【氏名又は名称原語表記】Ningde Amperex Technology Limited
【住所又は居所原語表記】No.1 Xingang Road, Zhangwan Town, Jiaocheng District, Ningde City, Fujian Province, 352100, People’s Republic of China
(74)【代理人】
【識別番号】100166338
【氏名又は名称】関口 正夫
(72)【発明者】
【氏名】江静
【審査官】小川 進
(56)【参考文献】
【文献】中国実用新案第206834277(CN,U)
【文献】国際公開第2016/080143(WO,A1)
【文献】特開2007-172975(JP,A)
【文献】特開2009-289570(JP,A)
【文献】特開2006-260904(JP,A)
【文献】特開2003-051339(JP,A)
【文献】特開2006-278142(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2008/0233474(US,A1)
【文献】特開2005-116186(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01M 10/04
H01M 50/46
H01M 4/66
H01M 10/0587
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
巻回型電池セルであって、
第1の集電体と第2の集電体とを含み、巻回方向に、前記第1の集電体の巻き終わり端は、前記第2の集電体の巻き終わり端を少なくとも半周だけ超えており、
前記第1の集電体は、順次に接続される第1の活物質層セグメントと、第1の裸箔セグメントと、巻き終わりセグメントと、を含み、前記第1の裸箔セグメントの表面に第1の活物質層が設けられておらず、前記第1の活物質層セグメントの表面に第1の活物質層が設けられ、前記巻き終わりセグメントは、前記第1の集電体の前記第2の集電体を超えた部分であり、前記巻き終わりセグメントは、少なくとも半周であり、
前記第2の集電体は、順次に接続される第2の活物質層セグメントと第2の裸箔セグメントとを含み、前記第2の活物質層セグメントの表面に第2の活物質層が設けられ、前記第2の裸箔セグメントの表面に第2の活物質層が設けられておらず、
前記巻回型電池セルは、裸箔セグメント対向領域を含み、前記裸箔セグメント対向領域において、前記第1の裸箔セグメントの一部の領域と前記第2の裸箔セグメントとは、互いに対向しており、
前記第1の集電体の巻き終わり端は、接着剤によって前記第1の集電体の最外周の外周面に接着されており、
前記接着剤は片面接着剤であり、前記巻回型電池セルは、前記第1の集電体の巻き終わり端から離れた他方の側に両面接着剤又はホットメルト接着剤で接着され、前記両面接着剤又は前記ホットメルト接着剤は、梱包袋を接着するためにも用いら
れ、
前記巻回型電池セルは、隔離膜をさらに含み、前記隔離膜は、前記第1の集電体と前記第2の集電体との間に介在し、巻回方向に、前記隔離膜の巻き終わり端は、前記第1の集電体の巻き終わり端と前記第2の集電体の巻き終わり端との間に位置する、
ことを特徴とする巻回型電池セル。
【請求項2】
巻回型電池セルであって、
第1の集電体と第2の集電体とを含み、巻回方向に、前記第1の集電体の巻き終わり端は、前記第2の集電体の巻き終わり端を少なくとも半周だけ超えており、
前記第1の集電体は、順次に接続される第1の活物質層セグメントと巻き終わりセグメントとを含み、前記第1の活物質層セグメントの表面に活物質層が設けられ、前記巻き終わりセグメントは、少なくとも半周であり、
前記第2の集電体の表面に活物質層が設けられ、前記活物質層は、前記第2の集電体の巻き終わり端まで延びており、
前記第1の集電体の巻き終わり端は、接着剤によって前記第1の集電体の最外周の外周面に接着されており、
前記接着剤は片面接着剤であり、前記巻回型電池セルは、前記第1の集電体の巻き終わり端から離れた他方の側に両面接着剤又はホットメルト接着剤で接着され、前記両面接着剤又は前記ホットメルト接着剤は、梱包袋を接着するためにも用いら
れ、
前記巻回型電池セルは、隔離膜をさらに含み、前記隔離膜は、前記第1の集電体と前記第2の集電体との間に介在し、巻回方向に、前記隔離膜の巻き終わり端は、前記第1の集電体の巻き終わり端と前記第2の集電体の巻き終わり端との間に位置する、
ことを特徴とする巻回型電池セル。
【請求項3】
前記第1の裸箔セグメントの対向領域は、半周から一周である、
ことを特徴とする請求項1に記載の巻回型電池セル。
【請求項4】
前記第1の集電体の巻き終わり端は、前記第2の集電体の巻き終わり端を半周から一周だけ超えている、
ことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の巻回型電池セル。
【請求項5】
前記第1の集電体の巻き終わり端は、前記第1の集電体の二次外周の外周面に密着されている、
ことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の巻回型電池セル。
【請求項6】
前記第1の集電体の巻き終わり端は、前記隔離膜の巻き終わり端を少なくとも半周だけ超えている、
ことを特徴とする請求項
1から5のいずれかに記載の巻回型電池セル。
【請求項7】
前記巻回型電池セルは、第1のストレートセグメントと、第1の折り曲げセグメントと、第2のストレートセグメントと、第2の折り曲げセグメントと、を含み、前記第1の集電体の巻き終わり端は、前記第1のストレートセグメント又は前記第2のストレートセグメントに位置する、
ことを特徴とする請求項1から
6のいずれかに記載の巻回型電池セル。
【請求項8】
前記第1の集電体の巻き終わり端と前記第2の集電体の巻き終わり端とは、いずれも前記第1のストレートセグメント又は前記第2のストレートセグメントに位置する、
ことを特徴とする請求項
7に記載の巻回型電池セル。
【請求項9】
前記第1の集電体の巻き終わり端は、前記第1のストレートセグメント又は前記第2のストレートセグメントに位置し、前記第2の集電体の巻き終わり端は、前記第1のストレートセグメント又は前記第2のストレートセグメントに位置し、前記第1の集電体の巻き終わり端及び前記第2の集電体の巻き終わり端は、それぞれ前記巻回型電池セルの両側に位置する、
ことを特徴とする請求項
7に記載の巻回型電池セル。
【請求項10】
巻回方向に、前記第1の集電体において、前記第1の集電体の開始端から前記第1の集電体が初めて折り曲げられる位置までの領域は、前記第1の集電体の開始セグメントであり、
巻回方向とは逆方向に、第2の集電体において、前記第2の集電体の巻き終わり端から第2の集電体が一番先に折り曲げられる位置までの領域は、第2の集電体の外周ストレートセグメントであり、
前記第1の集電体の開始セグメントと前記第2の集電体の外周ストレートセグメントとの水平面における投影は、重なり合う領域を有しない、
ことを特徴とする請求項1から
9のいずれかに記載の巻回型電池セル。
【請求項11】
前記接着剤は、さらに折り曲げられて前記第1の集電体の巻き終わり端から離れた他方の側まで延びている、
ことを特徴とする請求項1から
10のいずれかに記載の巻回型電池セル。
【請求項12】
前記巻回型電池セルは、第1の電極タブと第2の電極タブとをさらに含み、前記第1の電極タブは、前記第1の集電体に電気的に接続され、前記第2の電極タブは、前記第2の集電体に電気的に接続され、
前記第1の電極タブと前記接着剤との水平面における投影は重なり合わず、又は前記第2の電極タブと前記接着剤との水平面における投影は重なり合わない、
ことを特徴とする請求項1から
10のいずれかに記載の巻回型電池セル。
【請求項13】
前記第1の集電体はカソード集電体であり、前記第2の集電体がアノード集電体であり、前記第1の集電体の本体の材質はアルミニウムであり、前記第2の集電体の本体の材質は銅である、
ことを特徴とする請求項1から
12のいずれかに記載の巻回型電池セル。
【請求項14】
前記第1の集電体はアノード集電体であり、前記第2の集電体はカソード集電体であり、前記第1の集電体の本体の材質は銅であり、前記第2の集電体の本体の材質はアルミニウムである、
ことを特徴とする請求項1から
12のいずれかに記載の巻回型電池セル。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電池技術の分野に関し、特に、巻回型電池セルに関する。
【背景技術】
【0002】
従来技術では、リチウムイオン電池の乱用、特に落下した場合には故障しやすく、安全事故が発生し、落下による故障する性能を改善するために、通常、両面接着剤又はホットメルト接着剤などによって、裸の電池セルと梱包袋との固定を強化する方式を採用し、当該方式は、裸の電池セルの移動による衝突を減らすことができるが、当該方式では、巻き終わり裸アルミ箔が破れ安くなる。これは、最外周に裸箔又は片面領域が存在するため、層と層との間の摩擦力が弱く、変位しやすく、破れやすく、さらに短絡問題を引き起こす。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、従来技術に存在する技術的課題の少なくとも一つを解决することを目的とする。このため、本発明は、短絡を効果的に回避することができる巻回型電池セルを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明に係る巻回型電池セルは、第1の集電体と第2の集電体とを含み、巻回方向に、前記第1の集電体の巻き終わり端は、前記第2の集電体の巻き終わり端を少なくとも半周だけ超えている。
【0005】
本発明の発明者は、第1の集電体の長さを長くし、第1の集電体の巻き終わり端が、第2の集電体の巻き終わり端を少なくとも半周だけ超えるようにした後、巻回型電池セルの最外周が第1の集電体となり、二次外周が第1の集電体となり、三次外周が第2の集電体となるため、巻回型電池セルの最外周と二次外周とがいずれも第1の集電体となり、このようにすることで、第1の集電体の巻き終わり端が破れて第1の集電体の最外周と二次外周とが接触しても短絡が発生せず、実質的に同じ極間の接触となることを見出した。
【0006】
本発明のいくつかの例では、前記第1の集電体の巻き終わり端は、前記第2の集電体の巻き終わり端を半周から一周だけ超えている。
【0007】
本発明のいくつかの例では、前記第1の集電体の巻き終わり端は、前記第1の集電体の二次外周の外周面に密着されている。
【0008】
本発明のいくつかの例では、前記巻回型電池セルは、隔離膜をさらに含み、前記隔離膜は、前記第1の集電体と前記第2の集電体との間に介在し、巻回方向に、前記隔離膜の巻き終わり端は、前記第1の集電体の巻き終わり端と前記第2の集電体の巻き終わり端との間に位置する。
【0009】
本発明のいくつかの例では、前記第1の集電体の巻き終わり端は、前記隔離膜の巻き終わり端を少なくとも半周だけ超えており、本発明のいくつかの例では、前記巻回型電池セルは、第1のストレートセグメントと、第1の折り曲げセグメントと、第2のストレートセグメントと、第2の折り曲げセグメントとを含み、前記第1の集電体の巻き終わり端は、前記第1のストレートセグメント又は前記第2のストレートセグメントに位置する。
【0010】
本発明のいくつかの例では、前記第1の集電体の巻き終わり端と前記第2の集電体の巻き終わり端とは、いずれも前記第1のストレートセグメント又は前記第2のストレートセグメントに位置する。
【0011】
本発明のいくつかの例では、前記第1の集電体の巻き終わり端は、前記第1のストレートセグメント又は前記第2のストレートセグメントに位置し、前記第2の集電体の巻き終わり端は、前記第1のストレートセグメント又は前記第2のストレートセグメントに位置し、前記第1の集電体の巻き終わり端及び前記第2の集電体の巻き終わり端は、それぞれ前記巻回型電池セルの両側に位置する。
【0012】
本発明のいくつかの例では、前記第1の集電体は、順次に接続される第1の活物質層セグメントと、第1の裸箔セグメントと、巻き終わりセグメントと、を含み、前記第1の裸箔セグメントの表面に第1の活物質層が設けられておらず、前記第1の活物質層セグメントの表面に第1の活物質層が設けられ、前記巻き終わりセグメントは、少なくとも半周であり、前記第2の集電体は、順次に接続される第2の活物質層セグメントと第2の裸箔セグメントとを含み、前記第2の活物質層セグメントの表面に第2の活物質層が設けられ、前記第2の裸箔セグメントの表面に第2の活物質層が設けられておらず、前記巻回型電池セルは、裸箔セグメント対向領域を含み、前記裸箔セグメント対向領域において、前記第1の裸箔セグメントの一部領域と前記第2の裸箔セグメントとは、互いに対向している。
【0013】
本発明のいくつかの例では、前記第1の裸箔セグメント対向領域は、半周から一周である。
【0014】
本発明のいくつかの例では、前記第1の集電体は、順次に接続される第1の活物質層セグメントと巻き終わりセグメントとを含み、前記第1の活物質層セグメントの表面に活物質層が設けられ、前記巻き終わりセグメントは、少なくとも半周であり、前記第2の集電体の表面に活物質層が設けられ、前記活物質層は、前記第2の集電体の巻き終わり端まで延びている。
【0015】
本発明のいくつかの例では、巻回方向に、前記第1の集電体において、前記第1の集電体の開始端から前記第1の集電体が初めて折り曲げられるまでの領域は、前記第1の集電体の開始セグメントであり、巻回方向とは逆方向に、第2の集電体において、前記第2の集電体巻き終わり端から第2の集電体が一番先に折り曲げられるるまでの領域は、第2の集電体の外周ストレートセグメントであり、前記第1の集電体の開始セグメントと前記第2の集電体の外周ストレートセグメントとの水平面における投影は、重なり合う領域を有しない。
【0016】
本発明のいくつかの例では、前記第1の集電体の巻き終わり端は、接着剤によって前記第1の集電体の最外周の外周面に接着されている。
【0017】
本発明のいくつかの例では、前記接着剤は、片面接着剤、両面接着剤、及びホットメルト接着剤のうちの少なくとも一つである。
【0018】
本発明のいくつかの例では、前記接着剤は、両面接着剤又はホットメルト接着剤であり、前記接着剤は、梱包袋を接着するためにも用いられる。
【0019】
本発明のいくつかの例では、前記接着剤は片面接着剤であり、前記巻回型電池セルは、前記第1の集電体の巻き終わり端から離れた他方の側に両面接着剤又はホットメルト接着剤で接着され、前記両面接着剤又は前記ホットメルト接着剤は、梱包袋を接着するためにも用いられる。
【0020】
本発明のいくつかの例では、前記接着剤は、さらに、折り曲げられて前記第1の集電体の巻き終わり端から離れた他方の側に延びている。
【0021】
本発明のいくつかの例では、前記巻回型電池セルは、第1の電極タブと第2の電極タブとをさらに含み、前記第1の電極タブは、前記第1の集電体に電気的に接続され、前記第2の電極タブは、前記第2の集電体に電気的に接続され、前記第1の電極タブと前記接着剤との水平面における投影は重なり合わず、又は前記第2の電極タブと前記接着剤との水平面における投影は重なり合わない。
【0022】
本発明のいくつかの例では、前記第1の集電体はカソード集電体であり、前記第2の集電体がアノード集電体であり、前記第1の集電体の本体の材質はアルミニウムであり、前記第2の集電体の本体の材質は銅である。
【0023】
本発明のいくつかの例では、前記第1の集電体がアノード集電体であり、前記第2の集電体はカソード集電体であり、前記第1の集電体の本体の材質は銅であり、前記第2の集電体の本体の材質はアルミニウムである。
【0024】
本発明の付加的な特徴及び利点は、一部が以下の説明において示され、一部が以下の説明により明らかになり、又は本発明の実践により理解される。
【図面の簡単な説明】
【0025】
本発明の上記及び/又は付加的な態様及び利点は、以下、図面を参照して実施形態を説明することにより、明らかになり、理解しやすくなる。
【
図1】本発明の第1の実施例に係る巻回型電池セルの概略図である。
【
図2】本発明の第2の実施例に係る巻回型電池セルの概略図である。
【
図3】本発明の第3の実施例に係る巻回型電池セルの概略図である。
【
図4】本発明の第4の実施例に係る巻回型電池セルの概略図である。
【
図5】本発明の第5の実施例に係る巻回型電池セルの概略図である。
【
図6】本発明の第6の実施例に係る巻回型電池セルの概略図である。
【
図7】本発明の第7の実施例に係る巻回型電池セルの概略図である。
【
図8】本発明の第8の実施例に係る巻回型電池セルの概略図である。
【
図9】本発明の第9の実施例に係る巻回型電池セルの概略図である。
【
図10】本発明の実施例に係る巻回型電池セルの第1の角度の斜視図である。
【
図11】本発明の実施例に係る巻回型電池セルの第2の角度の斜視図である。
【
図12】本発明の実施例に係る巻回型電池セル及び梱包袋の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
以下、本発明の実施例を詳細に説明する。前記実施例における例が図面に示され、同一又は類似する符号は、常に同一又は類似する要素、或いは、同一又は類似する機能を有する要素を示す。以下に、図面を参照しながら説明される実施例は例示するものであり、本発明を解釈するためだけに用いられ、本発明を限定するものと理解してはならない。
【0027】
本発明の説明において、「中心」、「縦方向」、「横方向」、「長さ」、「幅」、「厚み」、「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」、「鉛直」、「水平」、「頂」、「底」、「内」、「外」、「時計回り」、「逆時計回り」、「軸方向」、「径方向」、「周方向」などの用語が示す方位又は位置関係は、図面に示す方位又は位置関係に基づき、本発明を便利にまたは簡単に説明するために使用されるものであり、指定された装置又は要素が特定の方位にあり、特定の方位において構造され操作されることを指示又は暗示するものではないので、本発明を限定するものであると理解してならない。また、「第1」、「第2」で限定されている特徴は、少なくとも一つの当該特徴を含んでいることを、明示するか又は暗黙的に示す。本開示の説明において、他の説明がない限り、「複数」とは、二つ以上を意味する。
【0028】
本発明の説明において、明確な規定及び限定がない限り、「取り付け」、「互いに接続」、「接続」という用語の意味は広く理解されるべきである。例えば、固定接続や、着脱可能な接続や、あるいは一体的な接続でも可能である。機械的な接続や、電気的な接続も可能である。直接的に接続することや、中間媒体を介して間接的に接続することや、二つの要素の内部が連通することや、あるいは二つの要素の間に相互作用関係があることも可能である。当業者であれば、具体的な状況によって上記用語の本発明においての具体的な意味を理解することができる。
【0029】
以下、
図1~
図12を参照して本発明の実施例に係る巻回型電池セル10を詳細に説明する。
【0030】
図1~
図7に示すように、本発明の実施例に係る巻回型電池セル10は、第1の集電体1と第2の集電体2とを含み、巻回方向に、第1の集電体1の巻き終わり端1aは、第2の集電体2の巻き終わり端2aを少なくとも半周だけ超えている。巻回型電池セル10の巻回方向とは、
図1~
図7に示す各巻回型電池セルの概略図ではある点が第1の集電体1、第2の集電体2、又は隔離膜3に沿って内方から外方への移動方向を指し、巻回方向は、時計回り及び反時計回りという二つの巻回方向を有することができる。
図1~
図3、
図7に示すように、巻回型電池セル10の巻回方向は、いずれも時計回りであり、
図4~
図6に示すように、巻回型電池セル10の巻回方向は、いずれも反時計回りである。
【0031】
一周とは、巻回型電池セル10のある点を開始端として計算し始め、巻回方向に沿って一周を回って到達した別の点を終了端とすることを指し、終了端、開始端、及びこの周の中心が一つの直線上にあり、開始端は、終了端とこの周の中心との間にあり、半周は、上記の一周の半分である。例えば、巻回型電池セル10は、第1のストレートセグメントp1と、第1の折り曲げセグメントw1と、第2のストレートセグメントp2と、第2の折り曲げセグメントw2とを含み、
図1~
図7に示すように、第1のストレートセグメントp1と第2のストレートセグメントp2とは、巻回型電池セル10の水平方向に平行な部分であり、且つ第1のストレートセグメントp1は、巻回型電池セル10の中心の上部に位置し、第2のストレートセグメントp2は、巻回型電池セルの下部に位置し、第1の折り曲げセグメントw1と第2の折り曲げセグメントw2とは、巻回型電池セル10の鉛直方向に平行な部分であり、且つ第1の折り曲げセグメントw1は、巻回型電池セル10の中心の左側に位置し、第2の巻回セグメントw2は、巻回型電池セル10の中心の右側に位置する。
【0032】
半周は、一般に、いずれかのストレートセグメントといずれかの折り曲げセグメントとの組み合わせを含み、例えば、第1のストレートセグメントp1と第1の折り曲げセグメントw1との組み合わせ、または、第1の折り曲げセグメントw1と第2のストレートセグメントp2との組み合わせを含む。巻回型電池セル10を巻回する際に、第1の集電体1及び第2の集電体2には、開始端及び巻き終わり端が形成され、開始端は、通常、巻回型電池セル10の内部に位置し、巻き終わり端は、通常巻回型電池セル10の外部に位置する。
【0033】
ここで、第1の集電体1は、カソード集電体であり、第2の集電体2はアノード集電体であり、第1の集電体1の本体の材質はアルミニウムであり、第2の集電体2の本体の材質は銅であってもよい。または、第1の集電体1はアノード集電体であり、第2の集電体2はカソード集電体であり、第1の集電体1の本体の材質は銅であり、第2の集電体2の本体の材質はアルミニウムであってもよい。このように設定された第1の集電体1及び第2の集電体2は、巻回型電池セル10の設定を簡単にすることができる。
【0034】
なお、従来の第1の集電体の巻き終わり端も、第2の集電体の巻き終わり端を一定の長さだけ超えているが、その長さは、巻回型電池セルの半周の長さよりもはるかに短い。この場合、第1の集電体の巻き終わり端が、特別な事情で破れてしまい、破れてしまった後に内部層も破れてしまうと、第1の集電体と第2の集電体とが接触して短絡するという問題が発生し、電池セルの安全性が低いという問題があった。
【0035】
また、この分野では、梱包袋20と電池セルとを接着剤で接着することで、電池セルを固定する役割をある程度で果たしているが、電池セルが落下する時に接着剤の粘着性により第1の集電体1の巻き終わり端1aがある程度で破れることがある。当業者は、接着剤の性能から手を入れることを考慮したが、あまり効果が得られなかった。
【0036】
また、この分野では、電池セルの発展方向は、体積が小さく、容量が大きいことである。第1の集電体1の長さの増加によって巻回型電池セル10の厚みが増加するため、当業者は、集電体の長さを長くすることを回避している。本発明の発明者は、第1の集電体1の長さを長くし、第1の集電体1の巻き終わり端1aが、第2の集電体2の巻き終わり端2aを少なくとも半周だけ超えるようにした後、巻回型電池セル10の最外周が第1の集電体1となり、二次外周が第1の集電体1となり、三次外周が第2の集電体2となるため、巻回型電池セル10の最外周と二次外周とがいずれも第1の集電体1となり、このようにすることで、第1の集電体1の巻き終わり端1aが破れて第1の集電体1の最外周と二次外周とが接触しても短絡が発生せず、実質的に同じ極間の接触となるということを見出した。
【0037】
これにより、本発明の実施例に係る巻回型電池セル10は、第1の集電体1の長さを合理的に設定することによって、第1の集電体1の巻き終わり端1aが破れて第1の集電体1の最外周と二次外周とが接触しても短絡が発生しない。
【0038】
ここで、第1の集電体1の巻き終わり端1aは、第2の集電体2の巻き終わり端2aを半周から一周だけ超えている。例えば、
図1、
図2、
図5、及び
図7に示すように、第1の集電体1の巻き終わり端1aは、第2の集電体2の巻き終わり端2aを4分の3周だけ超えている。また、
図3及び
図6に示すように、第1の集電体1の巻き終わり端1aは、第2の集電体2の巻き終わり端2aを一周だけ超えている。また、
図4に示すように、第1の集電体1の巻き終わり端1aは、第2の集電体2の巻き終わり端2aを半周だけ超えている。このように設定された第1の集電体1及び第2の集電体2の厚みの増加は少なく、短絡問題の発生を回避することができる。
【0039】
選択可能には、
図1に示すように、第1の集電体1の巻き終わり端1aは、第1の集電体1の二次外周の外周面に密着されている。これにより、第1の集電体1の最外周と二次外周とを直接密着させる方式を採用することによって、巻回型電池セル10の全体構造を信頼的にすることができ、第1の集電体1と第2の集電体2との間の短絡を効果的に回避することができる。
【0040】
具体的には、
図1~
図7に示すように、巻回型電池セル10は、隔離膜3をさらに含み、隔離膜3は、第1の集電体1と第2の集電体2との間に介在し、巻回方向に、隔離膜3の巻き終わり端は、第1の集電体1の巻き終わり端1aと第2の集電体2の巻き終わり端2aとの間に位置している。つまり、巻回方向に、隔離膜3の巻き終わり端は第2の集電体2の巻き終わり端2aを超えており、第1の集電体1の巻き終わり端1aは隔離膜3の巻き終わり端を超えている。これにより、隔離膜3は、巻回方向に、第1の集電体1及び第2の集電体2を効果的に隔離することができ、第1の集電体1と第2の集電体2との接触を効果的に回避することができ、短絡現象の発生を回避することができる。
【0041】
さらに、第1の集電体1の巻き終わり端1aは、隔離膜3の巻き終わり端を少なくとも半周だけ超えている。例えば、
図1、
図2、
図4、
図5、及び
図7に示すように、第1の集電体1の巻き終わり端1aは、隔離膜3の巻き終わり端を半周だけ超えている。また、
図3に示すように、第1の集電体1の巻き終わり端1aは、隔離膜3の巻き終わり端を4分の3周だけ超えている。また、
図6に示すように、第1の集電体1の巻き終わり端1aは、隔離膜3の巻き終わり端を一周だけ超えている。このようにすることで、第1の集電体1と第2の集電体2との間に十分な安全距離があるようになり、電池セルの安全性を向上させることができる。
【0042】
また、第1の集電体1の巻き終わり端1aは、第1のストレートセグメントp1又は第2のストレートセグメントp2に位置している。言い換えると、第1の集電体1の巻き終わり端1aは、一つのストレートセグメントに位置しており、これによって、第1の集電体1の巻き終わり端1aの配置及び固定が容易になり、全体の信頼性を向上させる上で有利である。
【0043】
ここで、第1の集電体1の巻き終わり端1a及び第2の集電体2の巻き終わり端2aは、異なる形態で配置されており、例えば、
図1~
図7に示すように、第1の集電体1の巻き終わり端1a及び第2の集電体2の巻き終わり端2aは、いずれも第1のストレートセグメントp1又は第2のストレートセグメントp2に位置している。また、
図8及び
図9に示すように、第1の集電体1の巻き終わり端1aは、第1のストレートセグメントp1又は第2のストレートセグメントp2に位置し、第2の集電体2の巻き終わり端2aは、第1のストレートセグメントp1又は第2のストレートセグメントp2に位置し、第1の集電体1の巻き終わり端1aおよび第2の集電体2の巻き終わり端2aは、それぞれ巻回型電池セル10の両側に位置している。言い換えると、第1の集電体1の巻き終わり端1aと及び第2の集電体2の巻き終わり端2aは、異なるセグメントに配置することができ、第1の集電体1の巻き終わり端1aが第1のストレートセグメントp1に位置する場合、第2の集電体2の巻き終わり端2aは、第2のストレートセグメントp2に位置し、第2の集電体2の巻き終わり端2aが第1のストレートセグメントp1に位置する場合、第1の集電体1の巻き終わり端1aは、第2のストレートセグメントp2に位置する。これにより、第1の集電体1の巻き終わり端1a及び第2の集電体2の巻き終わり端2aの位置を合理的に設定することによって、第1の集電体1の巻き終わり端1a及び第2の集電体2の巻き終わり端2aを平坦にして安定させることができ、巻回型電池セル10の全体の厚みを適切にすることができる。
【0044】
以下、異なる第1の集電体1及び第2の集電体2を巻回してなる巻回型電池セル10について説明する。
【0045】
本発明の選択可能な一実施例によれば、第1の集電体1は、順次に接続される第1の活物質層セグメント11と、第1の裸箔セグメント12と、巻き終わりセグメント13と、を含み、巻き終わりセグメント13の自由端は巻き終わり端1aであり、第1の裸箔セグメント12の表面には活物質層4が設けられておらず、活物質層4は第1の活物質層であり、第1の活物質層セグメント11の表面に第1の活物質層が設けられ、第1の活物質層は、両面設定を選択してもよいし、片面設定を選択してもよい。
【0046】
巻き終わりセグメント13は、少なくとも半周であり、巻き終わりセグメント13と第1の裸箔セグメント12との接続点は、点c1で示される。第2の集電体2は、順次に接続される第2の活物質層セグメント21と第2の裸箔セグメント22とを含み、第2の裸箔セグメント22の表面には、活物質層4が設けられておらず、活物質層4は第2の活物質層であり、ここで、第1の活物質層と第2の活物質層は、同じであってもよいし、異なってもよい。第2の活物質層セグメント21の表面には、第2の活物質層が設けられている。
【0047】
巻回型電池セル10は、裸箔セグメント対向領域を含み、裸箔セグメント対向領域において、第1の裸箔セグメント12の一部の領域と第2の裸箔セグメント22とは、互いに対向している。または、第2の裸箔セグメント22は、巻回方向に沿って第1の裸箔セグメント12に対応する。つまり、巻き終わりセグメント13は、第1の集電体1の第2の集電体2を超えた部分である。このように巻き終わりセグメント13の長さを合理的に設定することによって、第1の集電体1の巻き終わり端1aが第2の集電体2の巻き終わり端2aを少なくとも半周だけ超えるようにすることができる。これにより、第1の裸箔セグメント12と第2の裸箔セグメント22との対応によって、巻回型電池セル10内に一つの裸箔領域、すなわち裸箔セグメント対向領域を形成することができ、当該裸箔領域内の集電体の表面には、活物質層4が設けられておらず、裸箔領域は、巻回型電池セル10の使用安全性を向上させることができる。
【0048】
具体的には、第1の裸箔セグメント12及び第2の裸箔セグメント22の長さは同じであり、第1の裸箔セグメント12は半周から一周である。
図1、
図2、
図4、及び
図7に示すように、第1の裸箔セグメント12及び第2の裸箔セグメント22の長さは一周であってもよい。もちろん、第1の裸箔セグメント12及び第2の裸箔セグメント22の長さは、半周、4分の3周、一周半などであってもよい。このように設定された第1の裸箔セグメント12及び第2の裸箔セグメント22は、裸箔領域の全体の長さを適切にすることができ、巻回型電池セル10の使用安全性を確保する上で有利である。
【0049】
本発明の別の選択可能な実施例によれば、
図3、
図5、及び
図6に示すように、第1の集電体1は、順次に接続される第1の活物質層セグメント11と巻き終わりセグメント13とを含み、第1の活物質層
セグメント11の表面に活物質層4が設けられ、巻き終わりセグメント13は、少なくとも半周であり、第2の集電体2表面に活物質層4が設けられ、活物質層4は、第2の集電体2の巻き終わり端2aまで延びている。上記の実施例と比較して、この実施例の第1の集電体1及び第2の集電体2は、いずれも裸箔セグメントの設定を省略しており、このように設定された巻回型電池セル10は、コンパクトな構造であり、配置が簡単である。
【0050】
巻回方向に、第1の集電体1において、第1の集電体1の開始端1bから第1の集電体1が初めて折り曲げられる位置までの領域は、第1の集電体1の開始セグメント14であり、巻回方向とは逆方向に、第2の集電体2において、第2の集電体2の巻き終わり端2aから第2の集電体2が一番先に折り曲げられる位置までの領域は、第2の集電体2の外周ストレートセグメント23であり、第1の集電体1の開始セグメント14と第2の集電体2の外周ストレートセグメント23との水平面における投影は、重なり合う領域を有しない。つまり、巻回型電池セル10全体が水平面に配置されている場合、第1の集電体1の開始端1bと第2の集電体2の巻き終わり端2aとの両者は、交差せず、たかだか両者は、互いに隣接する。これによって、巻回型電池セル10の全体の厚みの減少に有利であり、巻回型電池セル10の厚みの増加を回避することができる。
【0051】
なお、第1の集電体1の巻き終わり端1aの固定方式について、本発明においては、第1の集電体1の巻き終わり端1aが接着剤5によって第1の集電体1の最外周の外周面に接着される。接着剤5を採用することは、第1の集電体1の巻き終わり端1aの巻き終わりを簡単且つ確実にすることができるとともに、巻回型電池セル10のコストを削減することもできる。もちろん、接着剤5について、様々な選択肢があり、例えば、接着剤5は、片面接着剤、両面接着剤、及びホットメルト接着剤のうちの少なくとも一つであってもよい。上記のいずれかの接着剤5は、いずれも第1の集電体1の巻き終わり端1aを第1の集電体1の二次外周に効果的に接着することができ、接着効果が良好である。
【0052】
例えば、
図2および
図12に示すように、接着剤5は、両面接着剤又はホットメルト接着剤であってもよく、接着剤5は、梱包袋20を接着するためにも用いられる。言い換えると、当該接着剤5は、第1の集電体1の巻き終わり端1aを接着するだけでなく、梱包袋20を接着することもできる。このように、当該接着剤5は、一体に兼用することによって、コストをさらに削減することができる。
【0053】
また、
図7に示すように、接着剤5は片面接着剤であり、巻回型電池セル10は、第1の集電体1の巻き終わり端1aから離れた他方の側に、両面接着剤又はホットメルト接着剤で接着され、当該両面接着剤又はホットメルト接着剤は、梱包袋接着剤8であり、両面接着剤又はホットメルト接着剤は、梱包袋20を接着するためにも用いられる。これにより、第1の集電体1の巻き終わり端1aを接着する接着剤5と梱包袋接着剤8を分離させることによって、両者が互いに干渉することを回避することができ、巻回型電池セル10と梱包袋20との接着安定性に有利である。
【0054】
図10及び
図11に示すように、接着剤5は、巻回型電池セル10の対向する二つの面に接着する必要がある。具体的には、接着剤5は、さらに、折り曲げられて第1の集電体1巻き終わり端から離れた他方の側まで延びており、例えば、第1の集電体1巻き終わり端から0~20mm離れた他方の側まで延びている。これにより、接着剤5は、巻回型電池セル10の全体的な信頼性を向上させることができる。
【0055】
また、
図3から
図6に示すように、巻回型電池セル10は、第1の電極タブ6と第2の電極タブ7とをさらに含み、第1の電極タブ6は、第1の集電体1に電気的に接続され、第2の電極タブ7は、第2の集電体2に電気的に接続され、第1の電極タブ6と接着剤5との水平面における投影は重なり合わず、又は第2の電極タブ7と接着剤5との水平面における投影は重なり合わない。このように設定された第1の電極タブ6、第2の電極タブ7、及び接着剤5は、巻回型電池セル10の厚みを減少指せることができる。
【0056】
本明細書の説明において、「一つの実施例」、「一部の実施例」、「例示的な実施例」、「例」、「具体的な例」、或いは「一部の例」などの用語を参照した説明とは、当該実施例或いは例に結合して説明された具体的な特徴、構成、材料或いは特徴が、本発明の少なくとも一つの実施例或いは例に含まれることである。本明細書において、上記用語に対する例示的な表現は、必ずしも同じ実施例或いは例を示すものではない。また、説明された具体的な特徴、構成、材料或いは特徴は、いずれか一つ或いは複数の実施例又は例において適切に結合することができる。
【0057】
本発明の実施例を示して説明したが、当業者は、本発明の原理及び主旨から逸脱しなく、これらの実施例に対して各種の変更、修正、置き換え及び変形を行うことができる。本発明の範囲は、特許請求の範囲及びその等価物により限定される。
【符号の説明】
【0058】
10 巻回型電池セル
1 第1の集電体
1a 第1の集電体の巻き終わり端
1b 第1の集電体の開始端
11 第1の活物質層セグメント
12 第1の裸箔セグメント
13 巻き終わりセグメント
14 開始セグメント
2 第2の集電体
2a 第2の集電体の巻き終わり端
2b 第2の集電体の開始端
21 第2の活物質層セグメント
22 第2の裸箔セグメント
23 外周ストレートセグメント
3 隔離膜
4 活物質層
5 接着剤
6 第1の電極タブ
7 第2の電極タブ
8 梱包袋接着剤
20 梱包袋
p1 第1のストレートセグメント
w1 第1の折り曲げセグメント
p2 第2のストレートセグメント
w2 第2の折り曲げセグメント