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特許7208360MDT測定ログ送信方法、端末および可読能記憶媒体
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  • 特許-MDT測定ログ送信方法、端末および可読能記憶媒体 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-01-10
(45)【発行日】2023-01-18
(54)【発明の名称】MDT測定ログ送信方法、端末および可読能記憶媒体
(51)【国際特許分類】
   H04W 24/10 20090101AFI20230111BHJP
   H04W 16/18 20090101ALI20230111BHJP
   H04W 72/0457 20230101ALI20230111BHJP
   H04W 48/18 20090101ALI20230111BHJP
【FI】
H04W24/10
H04W16/18
H04W72/04 111
H04W48/18 111
【請求項の数】 20
(21)【出願番号】P 2021511535
(86)(22)【出願日】2019-06-26
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2022-01-11
(86)【国際出願番号】 CN2019093014
(87)【国際公開番号】W WO2020042737
(87)【国際公開日】2020-03-05
【審査請求日】2021-04-22
(31)【優先権主張番号】201811016439.8
(32)【優先日】2018-08-31
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】519364624
【氏名又は名称】展訊通信(上海)有限公司
【氏名又は名称原語表記】Spreadtrum Communications (Shanghai) Co., Ltd.
【住所又は居所原語表記】Spreadtrum Center, Building No. 1, Lane 2288 Zuchongzhi Road, China (Shanghai) Pilot Free Trade Zone, China
(74)【代理人】
【識別番号】100145403
【弁理士】
【氏名又は名称】山尾 憲人
(74)【代理人】
【識別番号】100132241
【弁理士】
【氏名又は名称】岡部 博史
(74)【代理人】
【識別番号】100135703
【弁理士】
【氏名又は名称】岡部 英隆
(72)【発明者】
【氏名】韓 立鋒
【審査官】松野 吉宏
(56)【参考文献】
【文献】特表2013-533683(JP,A)
【文献】特開2007-166232(JP,A)
【文献】特表2013-539328(JP,A)
【文献】vivo,UE behavior upon SCell-failure of PDCP duplication,3GPP TSG RAN WG2 adhoc_2018_01_NR R2-1800858,フランス,3GPP,2018年01月12日
【文献】CATT,UE Behaviors after CG failure in case of NE-DC,3GPP TSG RAN WG2 #103 R2-1811227,フランス,3GPP,2018年08月10日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24 - 7/26
H04W 4/00 - 99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末のプロセッサにより実行される、最小化ドライブテスト(MDT)測定ログ送信方法であって、
第1のシグナリングベアラを介してネットワーク側に利用可能性表示を送信することと、
第2のシグナリングベアラを介して前記ネットワーク側からレポート表示メッセージを受信することと、
ログMDT測定のログ情報に対応する無線アクセス技術(RAT)タイプおよびあらかじめ設定された基準に基づいて第3のシグナリングベアラを決定し、前記第3のシグナリングベアラを介して前記ネットワーク側にログMDT測定の前記ログ情報を送信することと、
を含み、
前記利用可能性表示は、ログMDT測定の前記ログ情報が格納されたことを前記ネットワーク側に示すために使用され、前記レポート表示メッセージは、ログMDT測定の前記ログ情報を報告することを示すために使用され、
前記あらかじめ設定された基準は少なくとも1つのRATタイプおよび少なくとも1つの対応するシグナリングベアラを含み、前記第3のシグナリングベアラは、マスタノードまたはセカンダリノードに対応する、
方法。
【請求項2】
前記第3のシグナリングベアラを決定することは、
前記ネットワーク側から無線リソース制御(RRC)シグナリングを受信することと、
前記RRCシグナリングに基づいて前記第3のシグナリングベアラを決定することと、
を含み、
前記RRCシグナリングは、前記第3のシグナリングベアラの関連情報を含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第3のシグナリングベアラの前記関連情報は、少なくとも1つのRATタイプおよび少なくとも1つの対応するシグナリングベアラを含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記第3のシグナリングベアラの前記関連情報は、データサイズの閾値を含む、請求項2に記載の方法。
【請求項5】
前記利用可能性表示は、ログMDT測定の前記ログ情報に対応するRATタイプをさらに示す、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記RATタイプは、2G、3G、4G、5Gまたは6Gのうちの少なくとも1つを含む、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記第1のシグナリングベアラ、前記第2のシグナリングベアラまたは前記第3のシグナリングベアラは、シグナリング無線ベアラ(SRB)またはスプリットSRBのいずれか1つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記SRBは、SRB1、SRB2またはSRB3のいずれか1つを含む、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記スプリットSRBは、スプリットSRB1またはスプリットSRB2のいずれか1つを含む、請求項7に記載の方法。
【請求項10】
第1のシグナリングベアラを介してネットワーク側に利用可能性表示を送信するように構成された第1の送信回路であって、前記利用可能性表示は、ログ最小化ドライブテスト(MDT)測定のログ情報が格納されたことを前記ネットワーク側に示すために使用される、第1の送信回路と、
第2のシグナリングベアラを介して前記ネットワーク側からレポート表示メッセージを受信するように構成された受信回路であって、前記レポート表示メッセージは、ログMDT測定の前記ログ情報を報告することを示すために使用される、受信回路と、
ログMDT測定の前記ログ情報に対応する無線アクセス技術(RAT)タイプおよびあらかじめ設定された基準に基づいて第3のシグナリングベアラを決定し、前記第3のシグナリングベアラを介して前記ネットワーク側にログMDT測定の前記ログ情報を送信するように構成された第2の送信回路と、
を備え、
前記あらかじめ設定された基準は、少なくとも1つのRATタイプおよび少なくとも1つの対応するシグナリングベアラを含み、前記第3のシグナリングベアラは、マスタノードまたはセカンダリノードに対応する、
端末。
【請求項11】
前記第2の送信回路は、
前記ネットワーク側から無線リソース制御(RRC)シグナリングを受信し、かつ
前記RRCシグナリングに基づいて前記第3のシグナリングベアラを決定するように構成され、
前記RRCシグナリングは、前記第3のシグナリングベアラの関連情報を含む、請求項10に記載の端末。
【請求項12】
前記第3のシグナリングベアラの前記関連情報は、少なくとも1つのRATタイプおよび少なくとも1つの対応するシグナリングベアラを含む、請求項11に記載の端末。
【請求項13】
前記第3のシグナリングベアラの前記関連情報は、データサイズの閾値を含む、請求項11に記載の端末。
【請求項14】
前記利用可能性表示は、ログMDT測定の前記ログ情報に対応するRATタイプをさらに示す、請求項10に記載の端末。
【請求項15】
前記RATタイプは、2G、3G、4G、5Gまたは6Gのうちの少なくとも1つを含む、請求項14に記載の端末。
【請求項16】
前記第1のシグナリングベアラ、前記第2のシグナリングベアラ、または前記第3のシグナリングベアラは、シグナリング無線ベアラ(SRB)またはスプリットSRBのいずれか1つを含む、請求項10に記載の端末。
【請求項17】
前記SRBは、SRB1、SRB2、またはSRB3のいずれか1つを含む、請求項16に記載の端末。
【請求項18】
前記スプリットSRBは、スプリットSRB1またはスプリットSRB2のいずれか1つを含む、請求項16に記載の端末。
【請求項19】
コンピュータ命令が内部に記憶されている、不揮発性または非一時的なコンピュータ可読記憶媒体であって、端末のプロセッサにより前記コンピュータ命令が実行されると、請求項1から9のいずれか一項に記載の方法が実行される、不揮発性または非一時的なコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項20】
メモリとプロセッサとを備える端末であって、前記メモリは、内部にコンピュータ命令を記憶し、前記プロセッサが前記コンピュータ命令を実行すると、請求項1から9のいずれか一項に記載の方法が実行される、端末。
【発明の詳細な説明】
【関連出願】
【0001】
本出願は、2018年8月31日に出願された「MDT測定ログ送信方法、端末および可読記憶媒体」という名称の中国特許出願第201811016439.8号の優先権の利益を主張する。当該中国特許出願の全開示は、本明細書の一部を構成するものとして本件明細書に援用する。
【技術分野】
【0002】
本開示は、一般に、通信分野、より具体的には、最小化ドライブテスト(Minimization Drive Test(MDT))測定ログ送信方法、端末、および可読記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0003】
移動体通信システムでは、ネットワークの計画と運用および保守に手動で関与するために、ネットワーク自己最適化メカニズムが導入されている。ネットワークは統計に基づいてパラメータを自動的に最適化するため、ネットワークの構築と運用のコストが削減される。
【0004】
ネットワーク自己最適化メカニズムでは、ネットワークの運用と保守のコストを削減するために、ネットワークはユーザ端末(User Equipment(UE))が測定結果を報告するように構成し、それによって手動のドライブテスト作業を減らすことができる。たとえば、MDTテクノロジはロングタームエヴォリューション(Long Term Evolution(LTE))システムに導入されている。MDT測定は、即時MDT(Immediate MDT)とログMDT(Logged MDT)の2つのタイプに分類される。即時MDTの場合、UEは、無線リソース管理(Radio Resource Management(RRM))を多重化する方法での接続状態でMDT測定とレポートを実行する。レポート条件が満たされると、UEはすぐに無線基地局(evolved Node B(eNB))または基地局制御局(Radio Network Controller(RNC))に測定結果をレポートする。ログMDTの場合、UEはMDT測定結果をアイドル状態または非アクティブ状態で保存し、MDT測定結果をその後の接続状態で報告する。
【0005】
ネットワーク容量を増やすために、デュアルコネクティビティ(Dual Connectivity)メカニズムが無線ネットワークに導入された。デュアルリンクでは、コアネットワーク(Core Network(CN))とのインタフェースを持ち、CNによってモバイルアンカーポイントと見なされる基地局は、マスタノード(Master Node(MN))と呼ばれる。UEに追加の無線リソースを提供するノードは、セカンダリノード(Secondary Node(SN))と呼ばれる。MNまたはSNは、eNBまたはgNBのいずれかであってもよく、さまざまなネットワークアーキテクチャに対応する。MNとSNが異なるシステムの基地局に対応する場合、対応するネットワークアーキテクチャはまとめてマルチRATデュアルコネクティビティ(Multi-RAT Dual Connectivity(MR-DC))と呼ばれる。
【0006】
既存の技術では、UEはSNリンクを介してログMDT測定のログ情報を報告できないため、ネットワーク側がMDT測定結果を時間内に取得できず、サービスパフォーマンスにさらに影響を与える可能性がある。
【発明の概要】
【0007】
本開示の実施形態により、MDT測定ログを時間内に報告できる。
【0008】
本開示の一実施形態では、MDT測定ログ送信方法であって、第1のシグナリングベアラを介してネットワーク側に利用可能性表示を送信することと、第2のシグナリングベアラを介して前記ネットワーク側からレポート表示メッセージを受信することと、第3のシグナリングベアラを決定し、前記第3のシグナリングベアラを介して前記ネットワーク側にログMDT測定のログ情報を送信することと、を含み、前記利用可能性表示は、ログMDT測定の前記ログ情報が格納されたことを前記ネットワーク側に示すように使用され、前記レポート表示メッセージは、ログMDT測定の前記ログ情報を報告することを示すために使用される、MDT測定ログ送信方法が提供される。
【0009】
選択的に、前記第3のシグナリングベアラを決定することは、前記第2のシグナリングベアラに基づいて前記第3のシグナリングベアラを決定することを含む。
【0010】
選択的に、前記第2のシグナリングベアラに基づいて前記第3のシグナリングベアラを決定することは、前記第3のシグナリングベアラが前記第2のシグナリングベアラと同じであることを含む。
【0011】
選択的に、前記第3のシグナリングベアラを決定することは、前記ネットワーク側から無線リソース制御(Radio Resource Control(RRC))シグナリングを受信することと、前記RRCシグナリングに基づいて前記第3のシグナリングベアラを決定することと、を含み、前記RRCシグナリングは、前記第3のシグナリングベアラの関連情報を含む。
【0012】
選択的に、前記第3のシグナリングベアラの前記関連情報は、少なくとも1つの無線アクセス技術(Radio Access Technology(RAT))タイプおよび少なくとも1つの対応するシグナリングベアラを含む。
【0013】
選択的に、前記第3のシグナリングベアラの前記関連情報は、データサイズの閾値を含む。
【0014】
選択的に、前記RRCシグナリングに基づいて前記第3のシグナリングベアラを決定することは、ログMDT測定の前記ログ情報に対応するデータサイズが前記データサイズの閾値を超えたとき、ログMDT測定の前記ログ情報に対応するRATタイプおよびあらかじめ設定された基準に基づいて前記第3のシグナリングベアラを決定することを含み、前記あらかじめ設定された基準は、少なくとも1つのRATタイプおよび少なくとも1つの対応するシグナリングベアラを含む。
【0015】
選択的に、前記第3のシグナリングベアラを決定することは、ログMDT測定の前記ログ情報に対応するRATタイプおよびあらかじめ設定された基準に基づいて前記第3のシグナリングベアラを決定することを含み、前記あらかじめ設定された基準は、少なくとも1つのRATタイプおよび少なくとも1つの対応するシグナリングベアラを含む。
【0016】
選択的に、前記利用可能性表示は、ログMDT測定の前記ログ情報に対応するRATタイプをさらに示す。
【0017】
選択的に、前記RATタイプは、2G、3G、4G、5G、または6Gの少なくとも1つを含む。
【0018】
選択的に、前記第1のシグナリングベアラ、前記第2のシグナリングベアラまたは前記第3のシグナリングベアラは、シグナリング無線ベアラ(Signaling Radio Bearer(SRB))またはスプリットSRBのいずれか1つを含む。
【0019】
選択的に、前記SRBは、SRB1、SRB2またはSRB3のいずれか1つを含む。
【0020】
選択的に、前記スプリットSRBは、スプリットSRB1またはスプリットSRB2のいずれか1つを含む。
【0021】
本開示の一実施形態では、第1のシグナリングベアラを介してネットワーク側に利用可能性表示を送信するように構成された第1の送信回路であって、前記利用可能性表示は、ログMDT測定のログ情報が格納されたことを前記ネットワーク側に示すために使用される、第1の送信回路と、第2のシグナリングベアラを介して前記ネットワーク側からレポート表示メッセージを受信するように構成された受信回路であって、前記レポート表示メッセージは、ログMDT測定の前記ログ情報を報告することを示すために使用される、受信回路と、第3のシグナリングベアラを決定し、前記第3のシグナリングベアラを介して前記ネットワーク側にログMDT測定の前記ログ情報を送信するように構成された第2の送信回路と、を備える、端末が提供される。
【0022】
選択的に、前記第2の送信回路は、前記第2のシグナリングベアラに基づいて前記第3のシグナリングベアラを決定するように構成される。
【0023】
選択的に、前記第3のシグナリングベアラは、前記第2のシグナリングベアラと同じである。
【0024】
選択的に、前記第2の送信回路は、前記ネットワーク側からRRCシグナリングを受信し、かつ前記RRCシグナリングに基づいて前記第3シグナリングベアラを決定するように構成され、前記RRCシグナリングは、前記第3のシグナリングベアラの関連情報を含む。
【0025】
選択的に、前記第3のシグナリングベアラの前記関連情報は、少なくとも1つのRATタイプおよび少なくとも1つの対応するシグナリングベアラを含む。
【0026】
選択的に、前記第3のシグナリングベアラの前記関連情報は、データサイズの閾値を含む。
【0027】
選択的に、前記第2の送信回路は、ログMDT測定の前記ログ情報に対応するデータサイズが前記データサイズの閾値を超えたとき、ログMDT測定の前記ログ情報に対応するRATタイプおよびあらかじめ設定された基準に基づいて前記第3のシグナリングベアラを決定するように構成され、前記あらかじめ設定された基準は、少なくとも1つのRATタイプと少なくとも1つの対応するシグナリングベアラを含む。
【0028】
選択的に、前記第2の送信回路は、ログMDT測定の前記ログ情報に対応するRATタイプおよびあらかじめ設定された基準に基づいて前記第3のシグナリングベアラを決定するように構成され、前記あらかじめ設定された基準は、少なくとも1つのRATタイプおよび少なくとも1つの対応するシグナリングベアラを含む。
【0029】
選択的に、前記利用可能性表示は、ログMDT測定の前記ログ情報に対応するRATタイプをさらに示す。
【0030】
選択的に、前記RATタイプは、2G、3G、4G、5Gまたは6Gのうちの少なくとも1つを含む。
【0031】
選択的に、前記第1のシグナリングベアラ、前記第2のシグナリングベアラ、または前記第3のシグナリングベアラは、SRBまたはスプリットSRBのいずれか1つを含む。
【0032】
選択的に、前記SRBは、SRB1、SRB2、またはSRB3のいずれか1つを含む。
【0033】
選択的に、前記スプリットSRBは、スプリットSRB1またはスプリットSRB2のいずれか1つを含む。
【0034】
本開示の一実施形態では、コンピュータ命令が内部に記憶されている、不揮発性または非一時的なコンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータ命令が実行されると、上記方法のいずれか1つが実行される、不揮発性または非一時的なコンピュータ可読記憶媒体が提供される。
【0035】
本開示の一実施形態では、メモリとプロセッサとを備える端末であって、前記メモリは、内部にコンピュータ命令を記憶し、前記プロセッサが前記コンピュータ命令を実行すると、上記方法のいずれか1つが実行される、端末が提供される。
【0036】
本開示の実施形態は、以下の利点を提供し得る。
【0037】
本開示の実施形態では、利用可能性表示は、第1のシグナリングベアラを介してネットワーク側に送信され、レポート表示メッセージは、第2のシグナリングベアラを介してネットワーク側から受信され、ログMDT測定のログ情報は、第3のシグナリングベアラを介してネットワーク側に送信される。MDT測定ログは、MNリンクまたはSNリンクを介して報告され得る。このようにして、MDT測定結果を時間内に報告できる。
【0038】
さらに、ネットワーク側は、RRCシグナリングを使用して第3のシグナリングベアラの関連情報を示す。これにより、ネットワーク負荷状態などの情報に基づいてMDT測定ログの報告経路を柔軟に示し、ユーザサービスへの影響を低減し、通信ネットワーク全体のパフォーマンスを向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0039】
図1図1は、一実施形態によるMDT測定ログ送信方法のフローチャートである。
図2図2は、一実施形態による端末の構造図である。
【発明を実施するための形態】
【0040】
既存の技術では、UEはSNリンクを介してログMDT測定のログ情報を報告できないため、ネットワーク側がMDT測定結果を時間内に取得できず、サービスパフォーマンスにさらに影響を与える可能性がある。
【0041】
本開示の実施形態では、利用可能性表示は、第1のシグナリングベアラを介してネットワーク側に送信され、レポート表示メッセージは、第2のシグナリングベアラを介してネットワーク側から受信され、ログMDT測定のログ情報は、第3のシグナリングベアラを介してネットワーク側に送信される。MDT測定ログはMNリンクまたはSNリンクを介して報告され得る。このようにして、MDT測定結果を時間内に報告できる。
【0042】
本開示の目的、特徴および利点を明確にするために、本開示の実施形態を、添付の図面と併せて詳細に説明する。
【0043】
図1は、一実施形態による、MDT測定ログ送信方法のフローチャートである。図1を参照すると、この方法は、ステップS101、ステップS102およびステップS103を含み得る。
【0044】
ステップS101では、利用可能性表示は、第1のシグナリングベアラを介してネットワーク側に送信され、利用可能性表示は、ログMDT測定のログ情報が格納されたことをネットワーク側に示すために使用される。
【0045】
既存の技術では、MR-DCシナリオ、つまりMNとSNが異なる通信システムの基地局である場合、ログMDT測定のログ情報をSNリンクを介して報告できないため、ネットワーク側がMDT測定結果を時間内に取得できず、サービスパフォーマンスにさらに影響を与える可能性がある。したがって、本開示の実施形態では、利用可能性表示をネットワーク側に報告し、ネットワーク側からレポート表示メッセージを受信し、ログMDT測定のログ情報を報告することが検討されている。
【0046】
いくつかの実施形態では、NR-DCシナリオの場合、SRBは、UEとMNとの間に確立され、スプリットSRBは、UEとSNとの間に確立される。既存の手法では、ログMDT測定のログ情報をSNリンクで報告できないため、ネットワーク側がMDT測定結果を時間内に取得できず、サービスのパフォーマンスに影響を与える可能性がある。したがって、本開示の実施形態では、利用可能性表示をネットワーク側に報告し、ネットワーク側からレポート表示メッセージを受信し、ログMDT測定のログ情報を報告することが検討されている。
【0047】
いくつかの実施形態において、第1のシグナリングベアラは、SRBを含んでもよく、またはスプリットSRBを含んでもよい。
【0048】
いくつかの実施形態では、第1のシグナリングベアラがSRBを含む場合、第1のシグナリングベアラは、SRB1、SRB2またはSRB3のいずれ1つを含んでもよい。
【0049】
いくつかの実施形態では、第1のシグナリングベアラがスプリットSRBを含む場合、第1のシグナリングベアラは、スプリットSRB1またはスプリットSRB2を含んでもよい。
【0050】
いくつかの実施形態では、UEは、例えば、SN RRC再構成完了(Reconfiguration Complete)メッセージ、SN RRC測定レポート(Measurement Report)メッセージ、RRC接続再構成完了(Connection Reconfiguration Complete)メッセージ、RRC接続再確立完了(Connection Reestablishment Complete)メッセージ、RRC接続再開完了(Connection Resume Complete)メッセージ、RRC接続設定完了(Connection Setup Complete)メッセージまたはUE情報応答(UE Information Response)メッセージを通じて、利用可能性表示を伝達するために、第1のシグナリングベアラを介してアップリンクRRCシグナリングを送信してもよい。これらは、本開示の実施形態に限定されない。
【0051】
いくつかの実施形態では、第1のシグナリングベアラは、MNまたはSNに対応でき、すなわち、第1のシグナリングベアラは、MNのリンクまたはSNのリンクに属してもよい。
【0052】
いくつかの実施形態では、UEが第1のシグナリングベアラを介して利用可能性表示をネットワーク側に送信する場合、ログMDT測定のログ情報に対応するRATタイプ、すなわち、ログMDT測定のログ情報が属するRATタイプ、は、また、伝達され得る。利用可能性表示を受信した後、ネットワーク側は、報告され得るRATタイプがUEに格納されていることに対応するログMDT測定のログ情報を学習する。例えば、ログMDT測定のログ情報に対応するRATタイプはLTEおよび5Gを含み、ネットワーク側は、UEが、報告され得るLTEおよび5GシステムのログMDT測定を保存することを学習する。
【0053】
いくつかの実施形態では、RATタイプは、2G、3G、4G、5Gおよび6Gの1つ以上であってもよい。
【0054】
いくつかの実施形態では、2Gは、GSM(Global System for Mobile Communication)システムであってもよい。3Gは、UMTS(Universal Mobile Telecommunications System)または符号分割多重接続(CDMA)(Code Division Multiple Access)システムであってもよい。4Gは、LTEシステムであってもよい。
【0055】
ステップS102では、レポート表示メッセージは、第2のシグナリングベアラを介してネットワーク側から受信され、レポート表示メッセージは、ログMDT測定のログ情報を報告することを示すために使用される。
【0056】
いくつかの実施形態では、第2のシグナリングベアラは、SRBまたはスプリットSRBを含んでもよい。
【0057】
いくつかの実施形態では、第2のシグナリングベアラがSRBを含む場合、第2のシグナリングベアラは、SRB1、SRB2またはSRB3のいずれか1つを含んでもよい。
【0058】
いくつかの実施形態では、第2のシグナリングベアラがスプリットSRBを含む場合、第2のシグナリングベアラは、スプリットSRB1またはスプリットSRB2を含んでもよい。
【0059】
いくつかの実施形態では、第2のシグナリングベアラは、MNまたはSNに対応でき、すなわち、第2のシグナリングベアラは、MNのリンクまたはSNのリンクに属してもよい。
【0060】
いくつかの実施形態では、UEは、例えば、SN RRC再構成完了メッセージ、SN測定レポートメッセージ、RRC接続再構成完了メッセージ、RRC接続再確立完了メッセージ、RRC接続再開完了メッセージ、RRC接続設定完了メッセージまたはUE情報応答メッセージを通じて、利用可能性表示を伝達するために、第1のシグナリングベアラを介してアップリンクRRCシグナリングを送信してもよい。これらは、本開示の実施形態に限定されない。
【0061】
いくつかの実施形態では、ネットワーク側は、レポート表示メッセージを伝達するために、第2のシグナリングベアラを介してダウンリンクRRCシグナリングを送信できる。例えば、UEによって報告された利用可能性表示を受信し、格納されたログMDT測定を報告するようにUEに要求することを決定した後、ネットワーク側は、UEにRRCメッセージを送信して、格納されたログMDT測定を報告するようにUEに要求する。
【0062】
いくつかの実施形態では、ネットワーク側は、UE情報要求(Information Request)メッセージを介してレポート表示メッセージを送信できる。UE情報要求メッセージを受信した後、UEは、ログMDT測定を、UE情報応答メッセージを介してネットワーク側に報告する。
【0063】
ステップS103では、第3のシグナリングベアラが決定され、ログMDT測定のログ情報が、第3のシグナリングベアラを介してネットワーク側に送信される。
【0064】
いくつかの実施形態では、第3のシグナリングベアラは、SRBまたはスプリットSRBを含んでもよい。
【0065】
いくつかの実施形態では、第3のシグナリングベアラがSRBを含む場合、第3のシグナリングベアラは、SRB1、SRB2またはSRB3のいずれか1つを含んでもよい。
【0066】
いくつかの実施形態では、第3のシグナリングベアラがスプリットSRBを含む場合、第3のシグナリングベアラは、スプリットSRB1またはスプリットSRB2を含んでもよい。
【0067】
いくつかの実施形態では、第3のシグナリングベアラは、MNまたはSNに対応でき、すなわち、第3のシグナリングベアラは、MNのリンクまたはSNのリンクに属してもよい。
【0068】
いくつかの実施形態では、第3のシグナリングベアラを決定するための3つの方法がある。1つ目は、第2のシグナリングベアラに基づいて第3のシグナリングベアラを決定することである。例えば、第2のシグナリングベアラがSRB2である場合、第3のシグナリングベアラもSRB2である。2つ目は、ネットワーク側から送信されたRRCシグナリングに基づいて第3のシグナリングベアラを決定することである。3つ目は、ログMDT測定のログ情報に対応するRATタイプとあらかじめ設定された基準に基づいて、第3のシグナリングベアラを決定することである。
【0069】
いくつかの実施形態では、第3のシグナリングベアラを決定することは、第2のシグナリングベアラに基づいて第3のシグナリングベアラを決定することを含む。
【0070】
いくつかの実施形態において、第2のシグナリングベアラに基づいて第3のシグナリングベアラを決定することは、第3のシグナリングベアラは、第2のシグナリングベアラと同じであるということを含む。
【0071】
いくつかの実施形態では、ネットワーク側によって送信されるUE情報要求メッセージで使用されるSRBは、UEがログにログMDT測定を報告するための経路を示すために使用され得る。例えば、ネットワーク側がSRB3を介してUE情報要求メッセージを発行した場合、UEはSRB3を使用してログMDT測定を報告する。ネットワーク側がSRB2を介してUE情報要求メッセージを発行した場合、UEはSRB2を使用してログMDT測定を報告する。ネットワーク側がスプリットSRB1を介してUE情報要求メッセージを発行した場合、UEはスプリットSRB1を使用してログMDT測定を報告する。ネットワーク側がスプリットSRB2を介してUE情報要求メッセージを発行した場合、UEはスプリットSRB2を使用してログMDT測定を報告する。
【0072】
いくつかの実施形態では、第3のシグナリングベアラを決定することは、ネットワーク側からRRCシグナリングを受信することと、RRCシグナリングに基づいて第3のシグナリングベアラを決定することを含む。ここで、RRCシグナリングは、第3のシグナリングベアラの関連情報を含む。例えば、ネットワーク側が、RRCシグナリングを通じてSRB3を介してSNのRATタイプのログMDT測定を報告するようにUEを構成する場合、UEはSRB3を介してSNのRATタイプのログMDT測定を報告できる。
【0073】
例えば、ネットワーク側が、RRCシグナリングを通じてSRB2を介してMNのRATタイプのログMDT測定を報告するようにUEを構成する場合、UEはSRB2を介してMNのRATタイプのログMDT測定を報告できる。
【0074】
いくつかの実施形態では、NR-DCシナリオ(すなわち、MNおよびSNについて同じRATタイプのシナリオ)の場合、第3のシグナリングベアラの関連情報は、RATタイプの関連情報を含まなくてもよい。MR-DCシナリオ(すなわち、MNのRATタイプがSNのRATタイプと異なるシナリオ)の場合、第3のシグナリングベアラの関連情報には、RATタイプの関連情報が含まれてもよい。
【0075】
いくつかの実施形態では、第3のシグナリングベアラの関連情報は、少なくとも1つのRATタイプおよび少なくとも1つの対応するシグナリングベアラを含んでもよく、またはデータサイズの閾値を含んでもよい。
【0076】
いくつかの実施形態では、RRCシグナリングに基づいて第3のシグナリングベアラを決定することは、ログMDT測定のログ情報に対応するデータサイズがデータサイズの閾値を超えるとき、ログMDT測定のログ情報に対応するRATタイプおよびあらかじめ設定された基準に基づいて第3のシグナリングベアラを決定することを含む。あらかじめ設定された基準は、少なくとも1つのRATタイプおよび少なくとも1つの対応するシグナリングベアラを含む。
【0077】
例えば、ネットワーク側はUEに対してデータサイズの閾値を設定する。UEに格納されたログMDT測定のデータサイズがデータサイズの閾値以上である場合、UEは、MNとSNの経路(つまり、MNとSNに対応するシグナリングベアラ)を選択し、あらかじめ設定された基準に基づいて報告する。UEに格納されたログMDT測定のデータサイズがデータサイズの閾値よりも小さい場合、UEは、経路(すなわち、シグナリングベアラ)を選択し、ログMDT測定をそれ自体によって報告する。
【0078】
別の例として、ネットワーク側は、UEに対してデータサイズの閾値を設定する。UEに格納されたログMDT測定のデータサイズがデータサイズの閾値以上である場合、UEは、MNの経路(すなわち、MNに対応するシグナリングベアラ)を選択し、あらかじめ設定された基準に基づいて報告する。UEに格納されたログMDT測定のデータサイズがデータサイズの閾値よりも小さい場合、UEはSNの経路(すなわち、SNに対応するシグナリングベアラ)を選択し、ログMDT測定を報告する。
【0079】
別の例として、ネットワーク側は、UEに対してデータサイズの閾値を設定する。UEに格納されたログMDT測定のデータサイズがデータサイズの閾値以上である場合、UEは、SNの経路(すなわち、SNに対応するシグナリングベアラ)を選択し、あらかじめ設定された基準に基づいて報告する。UEに格納されたログMDT測定のデータサイズがデータサイズの閾値よりも小さい場合、UEは、MNの経路(すなわち、MNに対応するシグナリングベアラ)を選択し、ログMDT測定を報告する。
【0080】
ネットワーク側はRRCシグナリングを使用して、第3のシグナリングベアラの関連情報を示す。これにより、ネットワーク負荷状態などの情報に基づいてMDT測定ログの報告経路を柔軟に示し、ユーザサービスへの影響を減らし、通信ネットワーク全体のパフォーマンスを向上させることができる。
【0081】
いくつかの実施形態では、第3のシグナリングベアラを決定することは、ログMDT測定のログ情報に対応するRATタイプおよびあらかじめ設定された基準に基づいて第3のシグナリングベアラを決定することを含む。あらかじめ設定された基準は、少なくとも1つのRATタイプおよび少なくとも1つの対応するシグナリングベアラを含む。
【0082】
例えば、あらかじめ設定された基準(つまり、ネットワーク側とUEによって事前に合意された基準)は、SRB3を介したSNのRATタイプのログMDT測定を報告すること、およびSRB2を介したMNのRATタイプのログMDT測定を報告することを含む。LTEのログMDT測定が記憶されている場合、UEは、MR-DC内のMNおよびSNからLTE基地局を介してログMDT測定を報告できる。5GのログMDT測定が記憶されている場合、UEはMR-DC内のMNおよびSNから5G基地局を介してログMDT測定を報告できる。
【0083】
いくつかの実施形態では、ネットワーク側は、UEのためにSRBを構成するか、UEのためにスプリットSRBを構成するか、またはUEのためにSRBとスプリットSRBとの両方を構成でき、いずれも上記のMDT測定ログ送信方法を使用できる。
【0084】
上記の実施形態により、利用可能性表示は、第1のシグナリングベアラを介してネットワーク側に送信される。レポート表示メッセージは、第2のシグナリングベアラを介してネットワーク側から受信される。ログMDT測定のログ情報は、第3のシグナリングベアラを介してネットワーク側に送信される。MDT測定ログは、MNリンクまたはSNリンクを介して報告され得る。このようにして、MDT測定結果は、時間内に報告され得る。
【0085】
当業者が本開示をよりよく理解し、実施することを可能にするために、本開示の一実施形態は、図2に示されるように、上記のMDT測定ログ送信方法を実行できる端末をさらに提供する。
【0086】
図2を参照すると、端末20は、第1の送信回路21、受信回路22、および第2の送信回路23を含み得る。
【0087】
第1の送信回路21は、第1のシグナリングベアラを介してネットワーク側に利用可能性表示を送信するように構成される。利用可能性表示は、ログMDT測定のログ情報が格納されたことをネットワーク側に示すために使用される。
【0088】
受信回路22は、第2のシグナリングベアラを介してネットワーク側からレポート表示メッセージを受信するように構成される。レポート表示メッセージは、ログMDT測定のログ情報を報告することを示すために使用される。
【0089】
第2の送信回路23は、第3のシグナリングベアラを決定し、ログMDT測定のログ情報を第3のシグナリングベアラを介してネットワーク側に送信するように構成される。
【0090】
いくつかの実施形態では、第2の送信回路23は、第2のシグナリングベアラに基づいて第3のシグナリングベアラを決定するように構成される。
【0091】
いくつかの実施形態では、第3のシグナリングベアラは、第2のシグナリングベアラと同じである。
【0092】
いくつかの実施形態では、第2の送信回路23は、ネットワーク側からRRCシグナリングを受信し、RRCシグナリングに基づいて第3のシグナリングベアラを決定するように構成される。RRCシグナリングは、第3のシグナリングベアラの関連情報を含む。
【0093】
いくつかの実施形態では、第3のシグナリングベアラの関連情報は、少なくとも1つのRATタイプおよび少なくとも1つの対応するシグナリングベアラを含む。
【0094】
いくつかの実施形態では、第3のシグナリングベアラの関連情報は、データサイズの閾値を含む。
【0095】
いくつかの実施形態では、第2の送信回路23は、ログMDT測定のログ情報に対応するデータサイズがデータサイズの閾値を超える場合、ログMDT測定のログ情報に対応するRATタイプおよびあらかじめ設定された基準に基づいて第3のシグナリングベアラを決定するように構成される。あらかじめ設定された基準は、少なくとも1つのRATタイプおよび少なくとも1つの対応するシグナリングベアラを含む。
【0096】
いくつかの実施形態では、第2の送信回路23は、ログMDT測定のログ情報に対応するRATタイプおよびあらかじめ設定された基準に基づいて第3のシグナリングベアラを決定するように構成される。あらかじめ設定された基準は、少なくとも1つのRATタイプおよび少なくとも1つの対応するシグナリングベアラを含む。
【0097】
いくつかの実施形態では、利用可能性表示は、ログMDT測定のログ情報に対応するRATタイプをさらに示す。
【0098】
いくつかの実施形態では、RATタイプは、2G、3G、4G、5Gまたは6Gのうちの少なくとも1つを含む。
【0099】
いくつかの実施形態では、第1のシグナリングベアラ、第2のシグナリングベアラ、または第3のシグナリングベアラは、SRBまたはスプリットSRBのいずれか1つを含む。
【0100】
いくつかの実施形態では、SRBは、SRB1、SRB2またはSRB3のいずれか1つを含む。
【0101】
いくつかの実施形態では、スプリットSRBは、スプリットSRB1またはスプリットSRB2のいずれか1つを含む。
【0102】
端末20の作業手順および原理の詳細は、上記の方法の説明に記載されており、ここでは詳細に説明されていない。
【0103】
本開示の一実施形態では、コンピュータ命令が格納された不揮発性または非一時的なコンピュータ可読記憶媒体が提供され、コンピュータ命令が実行されると、上記の方法のいずれか1つが実行される。
【0104】
本開示の一実施形態では、メモリとプロセッサを含む端末が提供され、メモリにはコンピュータ命令が格納され、プロセッサがコンピュータ命令を実行すると、上記の方法のいずれか1つが実行される。
【0105】
当業者は、上記の実施形態の様々な方法におけるステップの全部または一部が、関連するハードウェアに指示するプログラムによって完了され得、プログラムが任意のコンピュータ可読記憶媒体に記憶され得ることを理解できる。記憶媒体は、読み取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、磁気ディスク、または光ディスクを含み得る。
【0106】
本開示は、その好ましい実施形態を参照して上記で開示されてきたが、本開示は、限定ではなく例としてのみ提示されることを理解すべきである。当業者は、本開示の精神および範囲から逸脱することなく、実施形態を修正および変更できる。
図1
図2