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特許7208958エラストマー成形品の製造方法及びそれに用いる成形用型
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-01-11
(45)【発行日】2023-01-19
(54)【発明の名称】エラストマー成形品の製造方法及びそれに用いる成形用型
(51)【国際特許分類】
   B29C 33/42 20060101AFI20230112BHJP
   F16J 15/00 20060101ALI20230112BHJP
   F16J 15/3236 20160101ALN20230112BHJP
【FI】
B29C33/42
F16J15/00 B
F16J15/3236
【請求項の数】 4
(21)【出願番号】P 2020161610
(22)【出願日】2020-09-28
(65)【公開番号】P2022054515
(43)【公開日】2022-04-07
【審査請求日】2021-09-29
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】000003263
【氏名又は名称】三菱電線工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001427
【氏名又は名称】弁理士法人前田特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】藤原 覚
(72)【発明者】
【氏名】細川 敦
【審査官】田中 則充
(56)【参考文献】
【文献】実開昭60-120817(JP,U)
【文献】特開2006-076231(JP,A)
【文献】特開2011-098564(JP,A)
【文献】特開2005-066889(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B29C 33/00-33/76
F16J 15/00-15/56
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
平面視において、外周よりも内側、及び/又は、内周よりも外側にパーティングラインが形成されたエラストマー成形品の製造方法であって、
前記エラストマー成形品の形状のキャビティが形成されているとともに、前記エラストマー成形品に前記パーティングラインが形成されるように第1型と第2型とに分割される成形用型を用い、前記成形用型の前記キャビティに、エラストマー材料を充填し、
前記成形用型の前記キャビティは、前記エラストマー成形品に、周方向に沿って延びる断面が先細り形状に形成された突条で構成され、その先端を含んで前記パーティングラインが設けられる仕上げ代を形成するための仕上げ代形成部を有し、
前記成形用型には、前記キャビティの前記仕上げ代形成部に連続するように、前記パーティングラインを形成する前記第1型と前記第2型との型継ぎ目を介して、前記エラストマー成形品に結合して成形される喰い切りを形成するための喰い切り形成部が設けられており、前記型継ぎ目が、前記第1型が有する角部の先端と前記第2型が有する角部の先端とが突き合わされて構成されているエラストマー成形品の製造方法。
【請求項2】
請求項1に記載されたエラストマー成形品の製造方法において、
前記成形用型の前記喰い切り形成部は、前記喰い切りにおける前記エラストマー成形品との結合部に向かう部分の断面が先細り形状に形成されるように構成されているエラストマー成形品の製造方法。
【請求項3】
平面視において、外周よりも内側、及び/又は、内周よりも外側にパーティングラインが形成されたエラストマー成形品の製造に用いられる成形用型であって、
前記エラストマー成形品の形状のキャビティが形成されているとともに、前記エラストマー成形品に前記パーティングラインが形成されるように第1型と第2型とに分割され、
前記キャビティは、前記エラストマー成形品に、周方向に沿って延びる断面が先細り形状に形成された突条で構成され、その先端を含んで前記パーティングラインが設けられる仕上げ代を形成するための仕上げ代形成部を有し、
前記キャビティの前記仕上げ代形成部に連続するように、前記パーティングラインを形成する前記第1型と前記第2型との型継ぎ目を介して、前記エラストマー成形品に結合して成形される喰い切りを形成するための喰い切り形成部が設けられており、前記型継ぎ目が、前記第1型が有する角部の先端と前記第2型が有する角部の先端とが突き合わされて構成されている成形用型。
【請求項4】
請求項3に記載された成形用型において、
前記喰い切り形成部は、前記喰い切りにおける前記エラストマー成形品との結合部に向かう部分の断面が先細り形状に形成されるように構成されている成形用型。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、エラストマー成形品の製造方法及びそれに用いる成形用型に関する。
【背景技術】
【0002】
成形用金型を用いてゴム成形品や樹脂成形品のようなエラストマー成形品を製造することが知られている(例えば特許文献1乃至3)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2016-137688号公報
【文献】特開平8-127037号公報
【文献】特開2013-163352号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
成形用金型を用いて製造された例えばOリングのようなゴム製シールでは、その平面視における外周や内周のシール面にパーティングラインが形成されていると、そこが他部材との接触部として用いられるため、パーティングラインに残存したばりの挟み込みによる漏れ、ばりの脱落による流体へのばりの混入、ばり脱落痕を起点とした割れ等の不具合が発生することがある。そのため、昨今の高機能が要求されるゴム製シールでは、パーティングラインを外周及び内周のシール面から外すことが行われる。
【0005】
本発明の課題は、エラストマー成形品へのばりの残存を少なくすることである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、平面視において、外周よりも内側、及び/又は、内周よりも外側にパーティングラインが形成されたエラストマー成形品の製造方法であって、前記エラストマー成形品の形状のキャビティが形成されているとともに、前記エラストマー成形品に前記パーティングラインが形成されるように分割される成形用型を用い、前記成形用型の前記キャビティに、エラストマー材料を充填し、前記成形用型の前記キャビティは、前記エラストマー成形品に、周方向に沿って延びる断面が先細り形状に形成された突条で構成され、その先端を含んで前記パーティングラインが設けられる仕上げ代を形成するための仕上げ代形成部を有する。
【0008】
本発明は、平面視において、外周よりも内側、及び/又は、内周よりも外側にパーティングラインが形成されたエラストマー成形品の製造に用いられる成形用型であって、前記エラストマー成形品の形状のキャビティが形成されているとともに、前記エラストマー成形品に前記パーティングラインが形成されるように分割され、前記キャビティは、前記エラストマー成形品に、周方向に沿って延びる断面が先細り形状に形成された突条で構成され、その先端を含んで前記パーティングラインが設けられる仕上げ代を形成するための仕上げ代形成部を有する。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、平面視において、外周よりも内側、及び/又は、内周よりも外側に形成されたパーティングラインが、周方向に沿って延びる断面が先細り形状に形成された突条で構成された仕上げ代の先端を含んで設けられているので、エラストマー成形品へのばりの残存を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1A】実施形態に係るゴム製シールの一方側の平面視を示す図である。
図1B】実施形態に係るゴム製シールの他方側の平面視を示す図である。
図1C図1AにおけるIC-IC断面図である。
図1D】実施形態に係るゴム製シールの一部分の拡大断面図である。
図2A】実施形態に係るゴム製シールの製造に用いる成形用金型の断面図である。
図2B】実施形態に係るゴム製シールの製造に用いる成形用金型の一部分の拡大断面図である。
図3A】実施形態に係るゴム製シールの製造方法を示す第1の説明図である。
図3B】実施形態に係るゴム製シールの製造方法を示す第2の説明図である。
図3C】実施形態に係るゴム製シールの製造方法を示す第3の説明図である。
図4】第1のその他の実施形態のゴム製シールの一部分の拡大断面図である。
図5A】第2のその他の実施形態のゴム製シールの一部分の拡大断面図である。
図5B】第3のその他の実施形態のゴム製シールの一部分の拡大断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、実施形態について詳細に説明する。
【0012】
図1A乃至Dは、実施形態に係るゴム製シール10(エラストマー成形品)を示す。実施形態に係るゴム製シール10は、液体や気体などの流体の流出や流入を防ぐために用いられるリング状の機械部品のOリングである。実施形態に係るゴム製シール10を形成するゴム材料や寸法構成等は、JIS B2401-1:2012に記載されているものが挙げられる。
【0013】
実施形態に係るゴム製シール10は、リング状のシール本体11を有する。シール本体11は、断面が円形に形成されている。また、シール本体11は、その平面視における外周及び内周が他部材との接触部のシール面に構成されている。そして、実施形態に係るゴム製シール10では、他部材との接触部である平面視における外周よりも内側及び内周よりも外側に、それぞれ外周側及び内周側のパーティングラインPLが形成されている。ここで、本出願における「パーティングライン」とは、エラストマー成形品に現れる成形用型の型継ぎ目痕及びそこに形成されるばりの切除痕をいう。また、本出願における「ばり」とは、エラストマー成形品のパーティングラインに外側に突出するように形成されるエラストマー成形品に含まれないエラストマー片をいう。
【0014】
シール本体11の一方側の平面視における外周よりも内側には、周方向に沿って延びる突条が外周からはみ出ないように一体に形成されている。この突条は、断面が三角形の先細り形状に形成された外周側仕上げ代12を構成している。外周側仕上げ代12の幅及び高さは、例えば0.02mm以上0.5mm以下である。外周側のパーティングラインPLは、この外周側仕上げ代12の先端を含んで設けられている。
【0015】
シール本体11の他方側の平面視における内周よりも外側には、断面における外周側仕上げ代12の対向位置に、周方向に沿って延びる突条が内周からはみ出ないように一体に形成されている。この突条は、外周側仕上げ代12と同一の断面が三角形の先細り形状に形成された内周側仕上げ代13を構成している。内周側仕上げ代13の幅及び高さは、外周側仕上げ代12と同様、例えば0.02mm以上0.5mm以下である。内周側のパーティングラインPLは、この内周側仕上げ代13の先端を含んで設けられている。
【0016】
次に、実施形態に係るゴム製シール10の製造方法について説明する。図2A及びBは、その製造に用いる成形用金型20を示す。
【0017】
成形用金型20は、上型21と下型22とに分割されるように構成されている。そして、成形用金型20は、その内部に、実施形態に係るゴム製シール10の形状のキャビティ23が形成されている。キャビティ23の外側には、それに連続するように設けられた環状の外周側喰い切り形成部24が形成されている。外周側喰い切り形成部24は、上型21に形成されたV溝と、その開口を封じる下型22の水平面とで形成された断面が三角形の円周孔で構成されている。外周側喰い切り形成部24の外側には、それと間隔をおいて設けられた環状の外周側逃げ溝25が形成されている。外周側逃げ溝25は、下型22に形成された台形溝と、その開口を封じる上型21の水平面とで形成された断面が台形状の円周孔で構成されている。キャビティ23の内側には、それ連続するように設けられた環状の内周側喰い切り形成部26が形成されている。内周側喰い切り形成部26は、下型22に形成されたV溝と、その開口を封じる上型21の水平面とで形成された断面が三角形の円周孔で構成されている。なお、内周側喰い切り形成部26の内側には、外周側逃げ溝25と同様の内周側逃げ溝が形成されていてもよい。
【0018】
キャビティ23は、製造するゴム製シール10に外周側仕上げ代12を形成するための外周側仕上げ代形成部23aを有する。外周側仕上げ代形成部23aは、断面が三角形の突条で構成された外周側仕上げ代12の一方の面を形成する上型21の水平面と、他方の面を形成する下型22の鉛直面とで構成されている。外周側仕上げ代形成部23aは、メタルタッチを回避して成形用金型20の長寿命化を図る観点から、上型21の水平面の端と下型22の鉛直面の端との間に、外周側喰い切り形成部24に連通する僅かな隙間が設けられ、それにより、それらが非接触とされた型継ぎ目を構成していることが好ましい。一方、外周側仕上げ代形成部23aは、外周側仕上げ代12の先端でのばりの切除を容易にしてばりの残存を少なくする観点から、図2Bに破線Aで示すように、上型21の水平面の端と下型22の鉛直面の端とが突き合わされた型継ぎ目を構成していてもよい。なお、外周側仕上げ代形成部23aは、図2Bに一点鎖線Bで示すように、外周側仕上げ代12の一方の面を形成する部分が、外周側喰い切り形成部24に連通する上型21と下型22との間の隙間とされた型継ぎ目を構成していてもよい。
【0019】
キャビティ23は、製造するゴム製シール10に内周側仕上げ代13を形成するための内周側仕上げ代形成部23bを有する。内周側仕上げ代形成部23bは、断面が三角形の突条で構成された内周側仕上げ代13の一方の面を形成する上型21の鉛直面と、他方の面を形成する下型22の水平面とで構成されている。外周側仕上げ代形成部23aの場合と同様、内周側仕上げ代形成部23bは、メタルタッチを回避して成形用金型20の長寿命化を図る観点から、上型21の鉛直面の端と下型22の水平面の端との間に、内周側喰い切り形成部26に連通する僅かな隙間が設けられ、それにより、それらが非接触とされた型継ぎ目を構成していることが好ましい。一方、内周側仕上げ代形成部23bは、内周側仕上げ代13の先端でのばりの切除を容易にしてばりの残存を少なくする観点から、上型21の鉛直面の端と下型22の水平面の端とが突き合わされた型継ぎ目を構成していてもよい。なお、内周側仕上げ代形成部23bは、内周側仕上げ代13の一方の面を形成する部分が、内周側喰い切り形成部26に連通する上型21と下型22との間の隙間とされた型継ぎ目を構成していてもよい。
【0020】
実施形態に係るゴム製シール10を製造するとき、まず、図3Aに示すように、予熱した成形用金型20を型開きし、上型21と下型22との間におけるキャビティ23に対応する部分に、環状に未架橋ゴムR(エラストマー材料)を配置する。
【0021】
次いで、図3Bに示すように、成形用金型20を型締めして上型21と下型22との間に未架橋ゴムRを挟み、それを熱盤間に配置して加熱するとともに加圧し、その状態を所定時間保持することによりプレス成形する。このとき、未架橋ゴムRがキャビティ23を充填するように流動し、それが架橋してゴム製シール10が形成される。また、キャビティ23の充填に用いられなかった未架橋ゴムRが外周側喰い切り形成部24及び内周側喰い切り形成部26にそれぞれ流入し、それらが架橋して外周側喰い切り14及び内周側喰い切り16が形成される。さらに、余剰の未架橋ゴムRが外周側逃げ溝25に流入し、それが架橋して余剰ゴム架橋物15が形成される。
【0022】
続いて、加圧を解除して熱盤間から成形用金型20を取り出し、図3Cに示すように、それを型開きする。このとき、ゴム製シール10の外周側仕上げ代12に、ばりである外周側喰い切り14が突き合わせられて結合するとともに、その外周側喰い切り14に余剰ゴム架橋物15がゴム薄膜を介して結合し、且つゴム製シール10の内周側仕上げ代13に、ばりである内周側喰い切り16が突き合わせられて結合した一体成形物が得られる。
【0023】
そして、仕上げとして、ゴム製シール10から、その外周側仕上げ代12に結合した外周側喰い切り14を、余剰ゴム架橋物15とともに、それらに外力を付与してゴム製シール10との結合部に応力を集中させることにより切除する。また、ゴム製シール10から、その内周側仕上げ代13に結合した内周側喰い切り16を、それに外力を付与してゴム製シール10との結合部に応力を集中させることにより切除する。これにより、実施形態に係るゴム製シール10を得る。ここで、ゴム製シール10の先端で外周側喰い切り14を切除してばりの残存を少なくする観点からは、外周側喰い切り14におけるゴム製シール10との結合部に向かう部分の先細り角度θは45°以上であることが好ましい。同様に、内周側喰い切り16におけるゴム製シール10との結合部に向かう部分の先細り角度θは45°以上であることが好ましい。なお、外周側喰い切り14におけるゴム製シール10との結合部に向かう部分は、断面が半円形状に形成されていてもよい。
【0024】
以上の通り、実施形態に係るゴム製シール10では、平面視において、外周よりも内側に形成されたパーティングラインPLが、周方向に沿って延びる断面が先細り形状に形成された突条で構成された外周側仕上げ代12の先端を含んで設けられている。また、平面視において、内周よりも外側に形成されたパーティングラインPLが、同様に、周方向に沿って延びる断面が先細り形状に形成された突条で構成された内周側仕上げ代13の先端を含んで設けられている。これらのことから、実施形態に係るゴム製シール10によれば、仕上げの際に、強度の低い先細り形状の外周側仕上げ代12の先端及び内周側仕上げ代13の先端においてばりが切除されるので、ゴム製シール10へのばりの残存を少なくすることができる。また、ゴム製シール10に割れの起点となるばり脱落痕が形成されるのを抑制することができる。
【0025】
なお、上記実施形態では、Oリングのゴム製シール10を示したが、特にこれに限定されるものではなく、図4に示すようなピストンパッキンのゴム製シール10や図5A及びBに示すようなUパッキンのゴム製シール10であってもよい。ピストンパッキンのゴム製シール10では、図4に示すように、外周側のパーティングラインPLが外周側仕上げ代12の先端を含んで設けられている一方、内周側のパーティングラインPLがシール本体11の内周に形成されていてもよい。Uパッキンのゴム製シール10では、図5Aに示すように、外周側仕上げ代12及び内周側仕上げ代13が、シール本体11の構成面に形成されていてもよく、また、図5Bに示すように、シール本体11の角部に形成されていてもよい。
【0026】
上記実施形態では、外周側仕上げ代12及び内周側仕上げ代13を構成する突条を、断面が三角形に形成されたものとしたが、特にこれに限定されるものではなく、先細り形状に形成された突条であれば、その他の断面を有するものであってもよい。
【0027】
上記実施形態では、エラストマー成形品としてゴム成形品のゴム製シール10を示したが、特にこれに限定されるものではなく、例えば平面視における外周よりも内側にパーティングラインが形成されたダイヤフラムなどの盤状部材等であってもよい。また、エラストマー成形品は、樹脂成形品であってもよい。
【産業上の利用可能性】
【0028】
本発明は、エラストマー成形品の製造方法及びそれに用いる成形用型の技術分野について有用である。
【符号の説明】
【0029】
10 ゴム製シール(エラストマー成形品)
11 シール本体
12 外周側仕上げ代
13 内周側仕上げ代
14 外周側喰い切り
15 余剰ゴム架橋物
16 内周側喰い切り
20 成形用金型
21 上型
22 下型
23 キャビティ
23a 外周側仕上げ代形成部
23b 内周側仕上げ代形成部
24 外周側喰い切り形成部
25 外周側逃げ溝
26 内周側喰い切り形成部
PL パーティングライン
R 未架橋ゴム(エラストマー材料)
図1A
図1B
図1C
図1D
図2A
図2B
図3A
図3B
図3C
図4
図5A
図5B