IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 華廣生技股▲ふん▼有限公司の特許一覧

特許7209023生理信号送信機用の充電装置及びその充電方法
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-01-11
(45)【発行日】2023-01-19
(54)【発明の名称】生理信号送信機用の充電装置及びその充電方法
(51)【国際特許分類】
   H02J 7/00 20060101AFI20230112BHJP
【FI】
H02J7/00 301B
H02J7/00 303C
H02J7/00 303A
【請求項の数】 11
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2021001524
(22)【出願日】2021-01-07
(65)【公開番号】P2021119734
(43)【公開日】2021-08-12
【審査請求日】2021-07-02
(31)【優先権主張番号】62/960,855
(32)【優先日】2020-01-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】518115285
【氏名又は名称】華廣生技股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】BIONIME CORPORATION
(74)【代理人】
【識別番号】100107984
【弁理士】
【氏名又は名称】廣田 雅紀
(74)【代理人】
【識別番号】100182305
【弁理士】
【氏名又は名称】廣田 鉄平
(74)【代理人】
【識別番号】100096482
【弁理士】
【氏名又は名称】東海 裕作
(74)【代理人】
【識別番号】100131093
【弁理士】
【氏名又は名称】堀内 真
(74)【代理人】
【識別番号】100150902
【弁理士】
【氏名又は名称】山内 正子
(74)【代理人】
【識別番号】100141391
【弁理士】
【氏名又は名称】園元 修一
(74)【代理人】
【識別番号】100198074
【弁理士】
【氏名又は名称】山村 昭裕
(74)【代理人】
【識別番号】100221958
【弁理士】
【氏名又は名称】篠田 真希恵
(72)【発明者】
【氏名】陳 界行
(72)【発明者】
【氏名】黄 椿木
【審査官】清水 祐樹
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2012/131828(WO,A1)
【文献】特開2012-055122(JP,A)
【文献】特開2015-043648(JP,A)
【文献】特開2004-304978(JP,A)
【文献】特表2010-540181(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H02J 7/00 ー 7/12
H02J 7/34 - 7/36
H01M 10/42 - 10/48
A61B 5/06 - 5/22
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
生体の皮下組織に関する生理信号を送受信する生理信号送信機用の充電装置であって、
前記生理信号送信機は、充電のために前記充電装置に接続するための第1の電気接続ポートを有し、
前記充電装置は、
前記生理信号送信機を配置するための支え面と、前記生理信号送信機の前記第1の電気接続ポートと位置合わせる開口部と、を含む送信機配置シートと、
前記開口部に配置され、第1の位置と第2の位置との間を移動するように駆動される第2の電気接続ポートと、電源に接続された第3の電気接続ポートと、前記第3の電気接続ポートに電気的に接続され、前記第3の電気接続ポートから前記電源を回路アセンブリに入力する回路アセンブリであって、前記回路アセンブリが、充電電圧を提供及び制御するように構成され、前記充電電圧を出力するために前記第2の電気接続ポートに電気的に接続される前記回路アセンブリと、を含む充電モジュールと、を備え、
前記生理信号送信機が前記支え面に配置されると、前記充電モジュールが、前記第2の電気接続ポートを前記第1の位置から前記第2の位置に移動させ、前記第1の電気接続ポートに電気的に接続するように駆動され
前記充電装置は、前記生理信号送信機が所定位置に配置され、前記第2の電気接続ポートの動きを解放可能に制限するかどうかを決定するように構成される第1のロックモジュールを更に備え、
前記生理信号送信機が前記所定位置にあるとき、前記第1のロックモジュールは、前記第2の電気接続ポートのロックを解除して、前記第2の電気接続ポートを駆動して前記第1の位置から前記第2の位置に移動し、前記第1の電気接続ポートに電気的に接続すること、及び、前記第2の電気接続ポートを駆動して前記第2の位置から前記第1の位置に移動し、前記第1の電気接続ポートから電気的に切断すること、の一つを実行することを特徴とする前記充電装置。
【請求項2】
前記充電モジュールは、外力が前記第2の電気接続ポートを移動させるための押すボタンを有することを特徴とする請求項1に記載の充電装置。
【請求項3】
前記送信機配置シートは、前記開口部の外側に隣接して配置され、前記第2の電気接続ポートを特定方向に開口部から突出し、前記第1の位置と前記第2の位置との間に移動して案内するように構成されるガイド部を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の充電装置。
【請求項4】
前記生理信号送信機は、第1の整合部を更に含み、前記送信機配置シートは、第2の整合部を更に含み、
前記第1の整合部と前記第2の整合部が接続されると、前記第1の電気接続ポートは前記開口部と正しく位置合わせされることを特徴とする請求項1に記載の充電装置。
【請求項5】
前記電源は外部電源であり、前記第3の電気接続ポートはUSBプラグ又は電源アダプタであることを特徴とする請求項1に記載の充電装置。
【請求項6】
前記押すボタンを有するリセット要素を更に備え、
前記押すボタンは、前記第2の電気接続ポートを前記第2の位置から前記第1の位置に移動させて、前記第1の電気接続ポートから電気接続を切断することを特徴とする請求項1に記載の充電装置。
【請求項7】
前記充電モジュールに結合される操作モジュールを更に備え、
前記操作モジュールは、前記第1の電気接続ポートから分離する又は前記第1の電気接続ポートに接続するために、前記第1の位置と前記第2の位置との間での移動ストロークを有するように前記第2の電気接続ポートを駆動して制御し、
前記操作モジュールは、前記第2の電気接続ポートに結合されることを特徴とする請求項1に記載の充電装置。
【請求項8】
前記生理信号送信機を解放可能に配置するために、前記支え面上で伸長可能又は収縮可能な第2のロックモジュールを更に備え、
前記生理信号送信機が前記支え面に配置されると、前記第2の電気接続ポートが駆動されて、前記第1の位置から前記第2の位置に移動され、前記第1の電気接続ポートに電気的に接続され、
前記第2のロックモジュールは、前記生理信号送信機を配置するために、前記支え面から突出するように駆動されることを特徴とする請求項1に記載の充電装置。
【請求項9】
前記第2のロックモジュールは、前記充電モジュールに結合されることによって、前記第2のロックモジュールが前記支え面から突出することを特徴とする請求項に記載の充電装置。
【請求項10】
前記第2のロックモジュールは、上昇または下降するために前記支え面から突出し、前記生理信号送信機が前記支え面に配置され、前記第2のロックモジュールを通過するときに、前記第2のロックモジュールは下向きに押され、
前記第2のロックモジュールは、前記生理信号送信機が前記第2のロックモジュールを完全に離れたときに、弾性復元力によって前記支え面から突出して、前記生理信号送信機を配置することを特徴とする請求項に記載の充電装置。
【請求項11】
生体の皮下組織に関する生理信号を受信し、第1の電気接続ポートを有する生理信号送信機用の充電方法であって、
開口部を有する送信機配置シートを含む充電装置を提供するステップと、
前記充電装置における充電モジュールを提供するステップであって、前記充電モジュールは、前記開口部に配置され、第1の位置と第2の位置との間を移動するように駆動される第2の電気接続ポート及び電源接続用の第3の電気接続ポートを有する、前記充電装置における充電モジュールを提供するステップと、
前記生理信号送信機を前記送信機配置シートに配置するステップと、
前記生理信号送信機が所定位置にされ、前記第2の電気接続ポートの動きを解放可能に制限するかどうかを決定するように構成される第1のロックモジュールを提供するステップであって、前記生理信号送信機が前記所定位置にあるとき、前記第1のロックモジュールは、前記第2の電気接続ポートのロックを解除して、前記第2の電気接続ポートを駆動して前記第1の位置から前記第2の位置に移動し、前記第1の電気接続ポートに電気的に接続すること、及び、前記第2の電気接続ポートを駆動して前記第2の位置から前記第1の位置に移動し、前記第1の電気接続ポートから電気的に切断すること、の一つを実行する前記ステップと、
前記充電モジュールを操作して、前記開口部から前記第2の電気接続ポートを突き出し、前記生理信号送信機に電気的に接続するステップと、
前記第3の電気接続ポートを電源に接続して、前記生理信号送信機を充電するステップと、を備えることを特徴とする充電方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願と優先権主張の相互参照
この出願は、2020年1月14日に提出された米国仮特許出願番号62/960,855の出願日の利益を主張し、これらの開示は、それらの全体が本明細書中に参考として援用される。
【0002】
本発明は、充電装置関し、特に、送信機に適用される充電装置に関する。送信機は、生体の生理信号を収集し、持続生理信号測定装置で送信するための再利用可能な電子装置であり、充電装置は、送信機を充電するために使用される。
【背景技術】
【0003】
最近の技術の進歩と生活習慣の変化に伴い、過去に病院で検査しなければならなかったいくつかの検査が、現在、在宅測定に変更されている。特に、生活習慣の変化は、慢性疾患の患者の増加につながり、この産業の発展を加速させた。血糖値の測定は検査項目であり、血中の血糖値の測定は糖尿病を効果的に監視・治療するための重要なステップである。過去20年間、持続血糖モニタリング(Continuous glucose monitoring、CGM)システムは急速に発展してきた。また、CGMシステムは使用者が長時間着用する必要があるため、デバイスの小型化は避けられない傾向になっている。一般に、CGMシステムの基本構造には、センサ、送信機、センサインサータが含まれる。センサは、人体のブドウ糖濃度に対応する生理信号を測定するために使用される。送信機は通常、生理信号を送受信するために送信機が取り付けられたパッチベースで組み立てられる。センサインサータは通常、センサを装着したパッチベースを生体の皮膚表面に取り付け、送信機の一部を使用者の皮膚の下に埋め込むことができる機械装置である。送信機は比較的高価な電子要素であり、通常、送信機からの信号を処理し、処理された信号を無線で送信するための処理要素を含む。故に、理想的には、送信機が再利用可能な要素であれば、環境保護とコスト削減という目的を達成することができる。したがって、送信機を再利用できるようにするには、送信機の電力を補う必要がある。通常の電池を使用することによって引き起こされるかもしれない廃電池の汚染を避けるために、送信機の電池はほとんど充電式電池である。よって、この技術分野では、送信機と組み合わせて使用する充電器が必要とされる。
【0004】
従来技術の欠点を克服するために、生理信号送信機用の充電装置及びその充電方法が開示されている。本発明の特定の構造は、上記の問題を解決するだけでなく、実施も容易である。従って、本発明は、業界にとって有用である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、送信機を充電する目的を達成するために、再利用可能な送信機を充電するための充電器を提供する。使用中に送信機をパッチベースから分解でき、充電装置に挿入して充電する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様によれば、生体の皮下組織から生理信号を送受信する生理信号送信機用の充電装置であって、前記生理信号送信機は、充電のために前記充電装置に接続するための第1の電気接続ポートを有する充電装置を開示している。前記充電装置は、前記生理信号送信機を配置するための支え面と、前記生理信号送信機の前記第1の電気接続ポートと位置合わせる開口部と、を含む送信機配置シートと、前記開口部に配置され、第1の位置と第2の位置との間を移動するように駆動される第2の電気接続ポートと、電源に接続された第3の電気接続ポートと、前記第3の電気接続ポートに電気的に接続され、前記第3の電気接続ポートから前記電源を回路アセンブリに入力する回路アセンブリであって、前記回路アセンブリが、充電電圧を提供及び制御するように構成され、前記充電電圧を出力するために前記第2の電気接続ポートに電気的に接続される前記回路アセンブリと、を含む充電モジュールと、を備え、前記生理信号送信機が前記支え面に配置されると、前記充電モジュールが駆動されて、前記第2の電気接続ポートを前記第1の位置から前記第2の位置に移動させ、前記第1の電気接続ポートに電気的に接続する。
【0007】
本発明の別の態様によれば、生体の皮下組織から生理信号を受信し、第1の電気接続ポートを有する生理信号送信機用の充電装置を開示している。前記充電装置は、送信機配置部を有し、前記生理信号送信機が配置される支え面と、前記生理信号送信機の第1の電気接続ポートと位置合わせる開口部と、前記開口部の周囲に隣接して配置されるガイド部と、を含む本体と、前記本体に収容される充電モジュールであって、前記開口部に配置され、第1の位置と第2の位置との間を移動するように構成される第2の電気接続ポートを含む前記充電モジュールと、電源に接続される第3の電気接続ポートと、前記生理信号送信機の充電を制御するように構成され、第2の電気接続ポート及び第3の電気接続ポートに電気的に接続された回路アセンブリと、を備え、前記生理信号送信機が前記支え面に配置されると、前記充電モジュールは、前記第2の電気接続ポートを移動させながら、前記第1の電気接続ポートに電気的に接続される特定方向に、前記ガイド部によって前記第1の位置から前記第2の位置に案内されるように駆動される。
【0008】
本発明のさらなる態様によれば、生体の皮下組織から生理信号を受信し、第1の電気接続ポートを有する生理信号送信機用の充電方法を開示している。前記充電方法は、開口部を有する送信機配置シートを含む充電装置を提供するステップと、前記充電装置における充電モジュールを提供するステップであって、前記充電モジュールは、前記第2の電気接続ポート及び前記第3の電気接続ポートを有する前記ステップと、前記生理信号送信機を前記送信機配置シートに配置するステップと、前記充電モジュールを操作して、前記開口部から前記第2の電気接続ポートを突き出し、前記生理信号送信機に電気的に接続するステップと、前記第3の電気接続ポートを電源に接続して、前記生理信号送信機を充電するステップと、を備える。
【0009】
本発明の効果は、送信機に電力を提供し、ポカヨケ(foolproof)の効果を有する。これにより、使用者の送信機の設置方向の誤りによる充電器又は送信機の損傷を防ぐことができる。送信機と充電器との間の電気的接続の方向は、充電器上の送信機の配置方向と角度を有するので、本発明は、充電用充電器と電気的に接続されるように充電コネクタを移動させることができる独創的な機構を更に有する。又、本発明は、送信機が正しく配置されていないときに充電コネクタの動きによって引き起こされる不適切な衝撃を防ぐことができる安全機構も有する。更に、送信機が揺れたり、充電器上で落下したりするのを防ぐために、充電器には位置決め機構もあり、送信機をブロックして充電器から簡単に取り外せないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の目的および利点は、以下の詳細な説明及び添付図面を検討した後、当業者にはより容易に明らかになるであろう。
【0011】
図1A】本発明の実施形態に係る送信機を配置しない充電装置の外観の立体図である。
図1B】本発明の実施形態に係る送信機の配置を伴う充電装置の外観の立体図である。
図1C図1Aの充電装置を別の角度から示す。
図1D図1Aの充電装置をさらに別の角度から示す。
図1E図1Aの充電装置の底面図である。
図1F図1Aの充電装置の背面図である。
図1G図1Bの充電装置の背面の上面図である。
図2図1Bの充電装置の分解図である。
図3A】検出中の本発明の送信機の外観の立体概略図である。
図3B】検出中のY-Y方向に沿った本発明の送信機の断面図である。
図3C】検出中のX-X方向に沿った本発明の送信機の断面図である。
図3D】本発明の送信機及びセンサモジュールの分離の概略図である。
図4A-4C】本発明の充電装置の中心線から逸脱した異なる切断線の断面斜視図であり、送信機が充電器上に配置されていない状態を示している。
図4D】本発明の充電装置の停止モジュールの別の実施形態の概略図である。
図5A】本発明の充電装置の横断面斜視図であり、送信機が充電器上に配置されている状態を示している。
図5B】本発明の充電装置の別の横断面斜視図であり、第2の電気接続ポートが第1の位置から第2の位置に移動する状態を示している。
図5C】本発明の充電装置の別の横断面斜視図であり、送信機が充電器上に配置され、第2の電気接続ポートが第1の位置から第2の位置に移動するが、送信機が隠された。
図6A-6C】本発明の充電装置の中心線から逸脱した異なる切断線の側断面斜視図であり、送信機が充電器上に配置されて動作している状態を示している。
図6D】本発明の充電装置の後底縦側面の側断面斜視図であり、送信機が充電器上に配置され、動作が完了した状態を示している。
図6E】本発明の充電装置と様々な外部電源との間の接続を示す概略図である。
図7A-7B】本発明に係る本体が隠された状態の充電装置の内部をそれぞれ示す概略斜視図である。
図7C】本発明の別の実施形態による充電装置を示す側面断面図である。
図8A-8B】本発明に係る使用中の充電装置及びその上に設置される送信機をそれぞれ示す上面断面図である。
図9A-9B】本発明に係る作動端を有する使用中の充電装置及びその上に設置される送信機をそれぞれ示す上面断面図である。
図10】本発明の第1の導電性コネクタの接点を示す概略図である。
図11】本発明の充電装置及び送信機の回路を示す概略図である。
図12A】本発明の使用中の充電装置の防湿アセンブリを示す斜視断面図である。
図12B】本発明の使用中の充電装置の防湿アセンブリの外観を示す概略図である。
図12C】本発明のカバーで覆われた使用中の充電装置の防湿アセンブリを示す斜視断面図である。
図12D】本発明の別の実施形態に係る使用中の充電装置の防湿アセンブリを示す斜視断面図である。
図12E】本発明の別の実施形態に係る使用中の充電装置の防湿アセンブリを示す斜視断面図である。
図12F】本発明の別の実施形態に係る使用中の充電装置の防湿アセンブリを示す斜視断面図である。
図13A-13B】本発明の充電装置の第3の電気接続ポートの異なる実施形態を示す中空斜視図である。
図14A-14B】本発明の充電装置の別の実施形態を示す中空側面図である。
図15】本発明の充電装置の別の実施形態を示す斜視概略図である。
図16A-16B】本発明の充電装置の別の実施形態の前側面と下側面を示す中空斜視図である。
図16C図16A~16Bの実施形態の側断面動作を示す概略図である。
図16D図16A~16Bの実施形態の斜めの正面と底面を示す概略図である。
図16E図16A~16Bの実施形態を示す部分分解斜視図である。生体の表面に配置された着脱モジュールの概略断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
次に、本発明を以下の実施形態を参照してより具体的に説明する。本発明の好ましい実施形態の以下の説明は、例示及び説明のみを目的として本明細書に提示されることに留意されたい。それらは網羅的であること、又は開示された正確な形式に限定されることを意図していない。
【0013】
図1A~1Gを参照し、図1A~1Dは、要素と構造の間の相対的な位置と接続関係を完全に示すために、さまざまな角度で表示される。図1A~1Dに示すように、充電装置1は、その中に必要な要素と構造を配置及び保護するための本体10を有し、本体10は、通常、シェル形状の物体である。充電装置1は、生理信号送信機7(以下、送信機7と呼ばれる)を配置するための支え面13’を有する配置部13を更に有する。配置部13は、スロット又はポケット状構造に類似しており、送信機7がその中に横方向に挿入されるための支え面13’を備えたカバープレート10a1によって形成されている。他の実施形態においても、配置部13は他の構成に限定されない。図1Bでは、送信機7が配置部13に正しく配置されると、バッフル61がバッフル出口16から突出して送信機7を配置部13に配置し、送信機7が配置部13から離れないようにする。同時に、プラグ44(又は第3の電気接続ポートと呼ばれる)も、本体10から突き出ている。図1Aと1Dは、第2の電気接続ポート3’の充電シート30がその中で持ち上げるための開口部15(又は持ち上げチャネルと呼ばれる)が配置部分13にあることを開示している。すなわち、配置部13は、第2の電気接続ポート3’又は充電シート30の外側又は上部に形成される。更に、充電シート30の異常な動きを回避するために、ガイド部150が開口部15に更に配置され(図5E参照)、充電シート30が持ち上げプロセスで四方に揺れたり、持ち上げ時に回転したりすることを防ぐ。スライド溝150’は、ガイド部150との間に形成される。更に、図3Dの送信機7の電気接続ポート73に電気的に接続するために、通常、ゴールドフィンガの形態である第1の導電性コネクタ31が充電シート30に固定されている。また、図1Cと1Dは、配置部13において、上部制限リブ101がカバープレート10a1の内面に配置され、側面制限リブ102がカバープレート10a1の二つの側壁の内面に配置されて、充電装置1と送信機7との間の接触領域を減らすため、送信機7を充電装置1に配置又は取り外すときの摩擦力を低減する。更に、制限リブ101、102は、送信機7が充電シート30上に配置されることを助け、送信機7が揺れたり、取り外しが困難になったりするのを防ぐ。なお、上部ハウジング10aを製造するとき、制限リブ101、102は、上部ハウジング10aが型から分離されることを助ける。カバープレート10a1は、開口部15を遮蔽するために使用され、これは、静電保護に有益であり、不適切な異物が第1の導電性コネクタ31及び/又は充電シート30に当たることを防ぐこともできる。別の実施形態において、充電装置10は、カバープレート10a1を省略してもよく、或いは、カバープレート10a1なしで送信機7の前面、側面、及び上部を適切に遮蔽することができる。また、操作モジュール4を制御するためのプッシュプルキー12(図2参照)がハウジング10から突き出ており、使用者は、プッシュプルキー12を介して操作モジュール4の動作を制御する。
【0014】
図1Dを参照し、送信機7が所定位置に配置されていない場合、例えば、配置部13に配置されていないか、又は正しく配置されていない場合、作動端51が配置部13内に突出している。作動端51は、第1のロックモジュール5(停止モジュール5とも呼ばれる)に属する。送信機7が配置部13に正しく配置されると、作動端51が押されて下方に移動する。詳細な動作原理については後で説明する(図4Cと6C参照)。
【0015】
図1Eを参照し、プッシュプルキー12は、ハウジング10の底部に配置され、さらに位置決めブロック120を有する。第1の位置決め溝103aと第2の位置決め溝103bが対応しており、ハウジング10上に形成される。図1Eの位置決めブロック120は、第1の位置決め溝103aと係合して、プッシュプルキー12を第1の操作状態に維持する。使用者がプッシュプルキー12をハウジング10の内側に向かって押すと、位置決めブロック120は、第1の位置決め溝103aから分離することができる。次に、プッシュプルキー12が第2の位置決め溝103bに押されると、位置決めブロック120は、第2の位置決め溝103bと係合することができる(図6G参照)。図1Fを参照し、図1Fは充電装置1の背面(後部)図を開示している。制限リブ101は、カバープレート10a1の内面に配置されている。また、第1の整合部14が配置部13の最も深い部分に突出して配置されていることも分かる。図1Gを参照し、図1Gは充電装置1の配置部13の幅W2が送信機7の幅W1以下であることを開示している。使用者が送信機7を取り出したいとき、充電装置1を同時にクランプすることなく、配置部13の左側と右側から送信機7を便利に保持及びクランプすることができる。
【0016】
図2を参照し、図2は、本発明の第1の実施形態による分解図である。図1A~1Gのハウジング(本体)10は、上部ハウジング10aと下部ハウジング10bに更に分けることができる。上部ハウジング10aは、前述の指示領域11、カバープレート10a1、及びその上に形成された支え面13’を有する配置部13を含み、これらのほとんどは上記で説明されており、ここでは繰り返さない。第2の整合部70は、送信機7上に形成される。上記の通り、図2から、指示領域11の形状は、第2の整合部70の形状と類似していることが分かる。この構造は、送信機7を充電装置1に入れる方向を、使用者に視覚的に思い出させるために使用できる。充電装置1の第1の整合部14は凸形状であり(図1F参照)、送信機7の第2の整合部70は凹形状である。第1の整合部14と第2の整合部70が互いに組み合わされると、ポカヨケの構造が形成され、第1の電気接続ポート73と開口部15とが正しく位置合わせされる(図示せず)。
【0017】
引き続き図2を参照し、充電装置1には、充電モジュール3が含まれている。充電モジュール3は、第2の電気接続ポート3’、回路アセンブリ33、及び第3の電気接続ポート44を含む。第2の電気接続ポート3’は、充電シート30を含み、第1の導電性コネクタ31及び第2の導電性コネクタ32は、充電シート30上に配置される。第1の導電性コネクタ31は、通常、電力と信号を送信するためのゴールドフィンガ型のコネクタである。第2の導電性コネクタ32は、通常、接地体として機能するためのポゴピンである。充電シート30の側面には、スライド要素として機能する第2のガイド構造301があり、第1のスライド要素301は、スライド要素台座302を介して充電シート30上に配置されている。回路アセンブリ33は、生理信号送信機の充電及び充電制御又は信号送信制御を実行するために使用される。回路アセンブリ33の一端は回路基板330である。回路基板330は、発光素子332及び他の関連する電子素子を備えており、第1の導電性コネクタ31及び第2の導電性コネクタ32に電気的に接続されている。発光要素332の上には、上部ハウジング10aに配置された光ガイド要素52’がある。光ガイド要素52’は、通常、第1の整合部14に配置され(図1F参照)、その形状は、通常、指示領域11にぴったり合う。従って、指示領域11は、透明又は半透明の材料で製造されるか、又はそれ自体が光ガイド要素52’の一部として機能する。すなわち、光ガイド要素52’の形状は、第2の整合部70に対応し、指示領域11は、光信号領域としても機能する。回路アセンブリ33の他端は、可撓性電気接続要素331であり、通常、電源を入力する第3の電気接続ポートとして機能するプラグ44との電気接続を維持するための可撓性プリント回路である。可撓性電気接続要素331は、スライドピン導電性構造又はスライディングレール導電性構造を取り替えることができる。
【0018】
引き続き図2を参照し、充電装置1には、操作モジュール4が含まれている。操作モジュール4は、送信機7の第1の電気接続ポート73に電気的に接続されるように第2の電気接続ポート30を駆動するための操作部40を含む。操作部40は、その上に組み立てられた第3の電気接続ポート44を有し、第1のガイド構造41を有する。第1のガイド構造41は、通常、第1のスライド要素301と結合するためのスライドレールまたはスライド溝である。操作部40が横方向に移動するように駆動されると、第1のガイド構造41は、第1のスライド要素301を縦方向に移動するように案内し、それによって充電シート30を上下に移動するように駆動する。従って、第1のスライド要素301は、第2のガイド構造としても機能する。また、前述のプッシュプルキー12は、操作部40の下に配置されている。すなわち、使用者は、操作部40を駆動して、プッシュプルキー12を介して横方向に移動する(詳細な操作について、図7Aと7B参照)。プッシュプルキー12及び操作部40は、一体的に形成することができ、又はそれらはそれぞれ独立した要素である。
【0019】
引き続き図2を参照し、充電装置1は、第2の電気接続ポート3’の動きを解放可能に制限するための第1のロックモジュール5(又は停止モジュール5、第1のロック部5と呼ばれる)を更に含む。停止モジュール5の一端は作動端51であり、他端は停止端52である。作動端51は、配置部13内に延在する、すなわち、支え面13’から突出し、停止端52は、操作部40上に配置されたブロック部43と結合される。すなわち、ブロック部43は、横方向に移動できないように、停止端52によってブロックされている。従って、操作部40は、第1のガイド構造41を介して第1のスライド要素301を案内して長方向に移動させることができない。従って、第1のロックモジュール5は、第2の電気接続ポート3’の動きを間接的に制限する効果を達成する。更に、第1のロックモジュール5は、送信機7が配置部13に配置されていないときに、作動端51を配置部13内に正常に延在させるための弾性要素53を更に含む。このとき、停止端52も、ブロック部43を正常に停止し続ける。作動端51と停止端52との間に枢動部50が存在する。枢動部50は、下部ハウジング10bの枢動フレーム10b2に枢動される。作動端51が送信機7によって押されると、第1のロックモジュール5は、枢動部50を回転中心として回転し、枢動フレーム10b2を支点として回転することができる(前後の詳細な操作について、図4Bと5A参照)。
【0020】
引き続き図2を参照し、充電装置1は、第2のロックモジュール6(又は第2のロック部6、位置決めモジュール6、バッフル61と呼ばれる)を更に含む。位置決めモジュール6は、充電装置1の背面近くに配置され、バッフル出口16から配置部13に到達できるバッフル61を有し、且つバッフル61がバッフル出口16から延びることを可能にするために、バッフル61に弾性力を与えるための弾性要素62を有する。第2のロック部6はまた、第2の接続端42に接続するための第1の接続端60を有する。第2のロックモジュール6はまた、バッフル61がシフト又は回転せずに上下方向にのみ移動できるように、下部ハウジング10bのガイド要素10b1に結合されたノッチであるガイド構造63を有する(詳細な操作について、図4Cと6C参照)。他の実施形態において、充電モジュール3、操作モジュール4、第1のロックモジュール5、又は第2のロックモジュール6の一部は、さまざまな要素(図示されていない)に対応するために、下部ハウジング10bと同様のハウジング構造を形成して、上部ハウジング10と内部空間を形成することができる。操作モジュール4、第1のロックモジュール5、及び第2のロックモジュール6は、集合的に制御モジュールと呼ばれる。制御モジュールは、送信機7と第2の電気接続ポート3’が分離又は接続されたときに送信機7の両方を保護できるように、安全な状態を維持するため、送信機7と充電モジュール3との間の動作プロセスを制御するために使用される。これにより、使用者の不適切な操作による部品の損傷を防ぐことができる(詳細な操作について、図4A~6C参照)。他の実施形態において、第1のロックモジュール5又は第2のロックモジュール6は、それぞれ、操作モジュール4と連結し、第1のロックモジュール5、第2のロックモジュール6、及び操作モジュール4は、集合的に制御モジュールと呼ばれる。
【0021】
図3A~3Dを参照し、図3Aは、送信機7がセンサモジュール8上に取り外し可能に配置され、センサアセンブリ81に接続され、センサモジュール8がセンサ台座80及びセンサアセンブリ81を含むことを示す。センサ台座80は、接着シートSTを介して皮膚Sに接着することができ、この時点で、送信機7は、センサ810から外部に信号を送信するように構成される。
【0022】
図3B~3Dを参照し、送信機7は、電池71と第1の電気接続ポート73を含み、第1の電気接続ポート73は、入力部730を有し、入力部730は、センサアセンブリ81又は第2の電気接続ポート3’のいずれかの構造と一致するために使用される溝構造と、入力端子732及び第2の入力端子733を備えた挿入穴731と、を有する。電池71は、送信機7の信号出力などの動作に電力を供給する。入力端子732は、出力端子812または第1の導電性コネクタ31を電気的に接続するために使用される。更に、送信機7は、センサ台座80の第2の座屈構造83で座屈及び固定するための第1の座屈構造72を含む。センサアセンブリ81は、センサベース80のセンサアセンブリ固定構造82に固定されている。センサ810の貫通端811は皮下組織SCを貫通し、センサ810の出力端子812は第1の電気接続ポート73に入り、送信機7の入力端子732に電気的に接続されているので、信号はセンサ810によって測定され、送信機7を介して外部に送信することができる。送信機7がセンサベース80に誤った方向に取り付けられるのを防ぐために、センサベース80は、第2の整合部70と一致するための整合位置決め部84を更に含み、その結果、使用者がセンサベース80の上の送信機7を覆う傾向があると、ポカヨケという効果を達成するために、設置方向は構造物の外観から識別できる。本発明の送信機7は、ただ一つの実施形態に過ぎず、本発明の充電装置1は、他の種類の送信機にも適用できる。本発明で使用される生理信号送信機7は、通常、センサ送信機75を含む。センサ送信機75の本体は、回路基板76、回路基板76に電気的に接続された電池71、及び外部に露出された第1の電気接続ポート73を含む。
【0023】
図4A~4Dを参照し、充電装置1が送信機7を備えていないときの状態を示している。各コンポーネントの参照番号について、図4A、4Bを参照する。図4Aと4Bに示されるように、充電モジュール3は第1の操作状態にあり、第2の電気接続ポート3’は、開口部15内の第1の位置(格納状態の支え面13’に対応する)に配置されるように作動されない、すなわち、非充電位置であり、開口部15は、スライド溝150’を含み、回路アセンブリ33は、ハウジング10内に配置され、回路基板330及び電気接続要素331を含む。回路基板330は、発光素子332を備えており、充電シート30の第1の導電性コネクタ31に電気的に接続されている。電気コネクタ331は、通常、プラグ44の出力端に溶接することによって、プラグ44に電気的に接続される可撓性材料である。上部ハウジング10aは、前の指示領域11に配置された光ガイド要素52’と、後のバッフル出口16とを有し、ここで、ガイド要素10b1で覆われたバッフル61は、バッフル出口16に配置されている。操作部40も、ハウジング10内に配置されている。プッシュプルキー12は、操作部40の底部に配置され、電気接続プラグ44は、操作部40上の固定ブロック40aでロックされる。別の実施形態において、プッシュプルキーは、他の方法によって作動するように設計することができる。
【0024】
図4A、4Bを参照し、送信機7の第2の整合部70と配合するための第1の整合部14は、ハウジング10の前面に対応する配置部13に配置され、送信機7を所定位置に配置する。操作モジュール4は、第1の動作状態にあり、操作部40の第1のガイド構造41は、充電シート30の第2のガイド構造301に結合され、現時点では、第2のガイド構造301が第1のガイド構造41にまだスライドしていない。図4Cと4Dに示されるように、第1のガイド構造41は、第2のガイド構造301の動きを案内する傾斜面を備えた斜めの溝である。操作部40は、第1のロックモジュール5の停止端52によりロック又は停止されるブロック部43を有する。従って、プッシュプルキー12が、外力または操作部40自体の振動により操作部40を駆動する傾向がある場合、第1のガイド構造41は、第2のガイド構造301を駆動せず、それにより、充電シート30が誤って第2の位置(伸長状態の支え面13’に対応する)に向かって駆動されるのを防ぐ。更に、第1の導電性コネクタ31はより軽く、よりコンパクトであるため、使用者が送信機7を強制的に出し入れしたい場合に、第1の導電性コネクタ31への損傷という潜在的な問題も回避することができる。図4Bは、配置部13内に延びる第1のロックモジュール5の作動端51の位置を更に開示する。枢動部50は、第1のロックモジュール(停止部)5の作動端51と停止端52との間で下部ハウジング10bの枢動フレーム10b2上で枢動するため、第1のロックモジュール5がロッカーと同様の構造を有する。作動端51が押し下げられると、停止端52が上昇する(図5A参照)。更に、弾性要素53は、第1のロックモジュール5を下部ハウジング10bに接続し、送信機7が充電装置1に配置されていない条件下で(すなわち、作動端51が押し下げられていないとき)、作動端51が支え面13から突出するように維持する弾性力を提供する。
【0025】
図4Cを参照し、図4Cは、第2のガイド構造301が第1のガイド構造41によって駆動されておらず、スライド要素台座302が第2のガイド構造301に従わずに移動する場合を示し、予期せぬ方向での充電シート30の移動を回避するために、本発明は、開口部15の外側に少なくとも一つのガイド部150を更に提供して、スライド溝150'を形成し、その結果、スライド溝150'と開口部15は、互いに接続され、スライド要素台座302は、スライド溝150'内の充電シート30を案内して、開口部15から固定方向に伸縮する。第2のロックモジュール6は、第1の接続端60を更に含む。第1の動作状態にあるとき、操作部40は第1の位置にあり、第2の接続端42は、バッフル61が弾性要素62によって押されることを防ぐために、第1の接続端60に接続される。この時点で、充電シート30は第1の位置(支え面13’に対する収縮状態)に位置し、その結果、第2のロックモジュール6が押し下げられて、バッフル61をバッフル出口16内に保持し、すなわち、バッフル出口16から延在せず、第2のロックモジュール6は、送信機7の位置決めを解放して、送信機7を配置部13に挿入したり、配置部13から取り出したりできるようにする。
【0026】
図4Dを参照し、図4Dは、本発明における充電装置の第1のロックモジュールの別の実施形態を開示している。ここで、第1のロックモジュールは、スライド本体50を有するロッキングブロック5に置き換えられ、その一端は作動端51であり、他端は停止端52であり、充電モジュールの第2のガイド構造301は、第1のガイド構造41の外側に突出し、上部の停止端52によってブロックされる。送信機7が配置部13に配置されていない場合、ロックブロック5は、通常、ばね53によりバッフル61に向かって移動する(すなわち、配置部13の開放方向への押し付け力)。従って、第2のガイド構造301が第1のガイド構造41によって上方に押されると、停止端52によってブロックされ、上方に移動することができない。他方、送信機7が正しい方向に配置部13に挿入されるとき、すなわち、第2の整合部70が内側を向いているとき、送信機7は、作動端51を押して、配置部13内により深く移動することができ、次にロッキングブロック5を駆動して同じ方向に移動する。このとき、停止端52は、第2のガイド構造301の上側から離れる方向に移動する。従って、使用者がプッシュプルキー12を介して第1のガイド構造41を駆動すると、第2のガイド構造301が上方に駆動され、停止端52は、第2のガイド構造301をもはやブロックしない。上記の実施形態によれば、第1のロックモジュールは、停止モジュールと充電モジュール又は操作モジュールとの解放可能な結合によって、第2の電気接続ポート3’の動きを制限することができる。第1のロックモジュールが第2の電気接続ポートの移動の制限は、完全な禁止又は単に部分的な変位であり得るが、第1の電気接続ポート73との効果的な接触を与えることができない(図3D)。
【0027】
図5A~5Cを参照し、図5A~5Cは、送信機7が充電装置1の所定位置に配置され、操作部40が第2の電気接続ポート3’を駆動して支え面13’から突出するように制御されたときの状態をそれぞれ示す。図2図3A~3Dの各コンポーネントの参照番号も参照し、これ以降、説明を繰り返さない。図5Aは、送信機7が充電装置1の支え面13’の所定位置に配置されたときの状態を示している。送信機7が比較的正しい位置にあるときでさえ、作動端51は、送信機7によって作動されて、送信機7が所定位置にあるかどうかを検出する。送信機7が所定位置にあるとき、停止端52は、操作部40へのロックを解放して、操作部40が第2の電気接続ポート3'を駆動して第1の位置と第2の位置との間を移動し、第1の電気接続ポート73との接続または分離を形成するようにする。図5Aでは、所定位置にある送信機7が作動端51を押して第1のロックモジュール5を回転させ、同時に停止端52を持ち上げてブロック部43を解放して、第2の電気接続ポートの移動制限を解除する。このとき、弾性素子53が圧縮され、送信機7が取り出された後、弾性素子53の弾性復元力により、作動端51が上向きに配置部13まで延びる(図4Bの状態と同じ)。
【0028】
図5B図5Cを参照し、図5B図5Cは、送信機7を配置部13に配置し、プッシュプルキー12を操作して、電気接続プラグ44の一部を押し出した後、操作部40が第2の電気接続ポート3'を第1の位置から第2の位置に向かって駆動するように制御されたときの状態を示す。図5B~5Dに示すように、押す方向が右方向の場合、第1のロックモジュール(第1のロック部)5の停止端52が持ち上げられ、ブロック部43を停止できなくなった。第2の電気接続ポート3’は移動制限を解除し、プッシュプルキー12は操作部40を駆動して同じ方向に移動させる。一方、第1のガイド構造41は、第2のガイド構造301を押して上方に移動し、次に充電シート30を駆動して、開口部15から送信機7の第1の電気接続ポート73に向かって上方に移動する(図3Dと6Aと組み合わせ)。第1の導電性コネクタ31を挿入穴731に向かって移動させながら(図3C参照)、電気接続プラグ44は、開口部17から部分的に延びる。また、操作部40が右に移動すると、第2の接続端42が第2のロック部6の第1の接続端60から分離され(図5Cに示すように)、従って、プレスによる弾性要素62の弾性ポテンシャルを解放して、バッフル61をバッフル出口16から押し出し、送信機7の後端を停止して、送信機7を配置部13に配置する効果を達成することができる。図5Cを参照し、送信機7が配置された後、送信機7が配置部13のみを示すように隠されている場合、プッシュプルキー12が操作されて、電気接続プラグ44の一部を押し出す、充電シート30とその第1の導電性コネクタ31は、開口部15内で上昇している間の位置にある。
【0029】
図6A~6Dを参照し、図6A~6Dは、操作部40が第2の電気接続ポート3’を第2の位置で駆動するように制御され、送信機7が挿入された後、電気接続プラグ44が完全に押し出された状態を示す。図2図3A~3Dの各コンポーネントの参照番号も参照し、これ以降、説明を繰り返さない。図6Aと6Bに示されるように、充電シート30上の第1のロックモジュール5の移動制限が解放されると、操作部40は、第2の電気接続ポート3'を開口部15内で第1の位置から第2の位置に(伸ばされた状態の支え面13’に対して)移動させ、第1の電気接続ポート73、すなわち充電位置に電気的に接続されている。ここで、充電シート30は、開口部15から延在して、第1の電気接続ポート73との接続を達成し、第1の導電性コネクタ31を挿入穴731に入り、送信機7の入力端子732に電気的に接続する(図3Cに示される位置)。プッシュプルキー12は、図面の右端の部分であるハウジング10の前面に押し込まれ、電気接続プラグ44も開口部17から完全に延びる。この状況では、回路基板330も最も高い位置に持ち上げられ、発光要素332は、光ガイド要素52’に最も近い。この時点で、発光要素332の照明は、光ガイド要素52’を介して指示領域11に伝達することができ、全体的な動作プロセスに、ポカヨケと光ガイド効果の両方を持たせ、充電装置1の内部空間は、充電装置1を小型化するために効果的に使用される。この時点で、発光素子332は、照明する準備ができている。電気接続プラグ44が、AC電源アダプタ、コンピュータのUSBソケット、自動車の充電アダプタ、又はUSBソケットを備えたデバイスなどの外部電源に差し込まれている場合(図6Hの充電器1は、パーソナルコンピュータ91のUSBソケットに差し込まれている、図6Iの充電器1は、携帯電話充電器92、又は図6Jの自動車シガレットライトUSBアダプタ93)などに差し込むことができ、その結果、発光素子332が点灯し、表示と指示を提供し、さまざまな発光色とパターンによる充電器1の使用状況を表示することができる。
【0030】
図6Cを参照し、操作モジュール4は第2の操作状態にある。プッシュプルキー12をハウジング10の前方向の端まで押すと、操作部40もハウジング10の前端に最も近い位置に到達し、この時点で第2の位置に到達していることが分かる。第2のガイド構造301は、第1のガイド構造41によって最も高い位置に押し上げられる。相対的に、図6Cの電気接続プラグ44の状態は押し出され、図4Cでは引き戻される。図6Cは、スライド要素台座302もスライド溝150’の高い位置に持ち上げられ、第2のロック部(バッフル61)6の第2の接続端42が第1の接続端60から分離されていることを開示している。従って、電気接続における第1の電気接続ポート73と第2の電気接続ポート3’が誤って送信機7を選んで配置し、第2の電気接続ポート3’を損傷することを防ぐために、最初に押された弾性要素62の弾性ポテンシャルを解放して、バッフル61をバッフル出口16から押し出し、送信機7の後端を停止して、送信機7を配置部13上に保持することができ、送信機7を位置決めてロックする。更に、同時に、第2の電気接続ポート3’は、(突出状態の支え面13’に対して)第2の位置にあり、バッフル61はバッフル出口61から延在し、その結果、第2のロック部6は、送信機7を支え面13’上に配置し、送信機7が配置部13に出入りすることを防ぎ、第2の電気接続ポート3’の第1の導電性コネクタ31を送信機7の不適切な操作による損傷から保護する。充電モジュール3が第3の操作状態にあるとき、すなわち、操作部40が第2の電気接続ポート3’を駆動して第2の位置から第1の位置に戻って第1の電気接続ポート73から分離するとき、操作部40は、第2の接続端42を介して第1の接続端60を押し、バッフル61を下げた後(図4Cに示す操作状態を参照)、第2のロック部6を駆動して支え面13’に後退させ、送信機7の位置決めロックを解放し、その結果、第1の接続ポート73と第2の電気接続ポート3’が分離状態になり、送信機7は、取り出した。図6Dを参照し、図6Dは、プッシュプルキー12がハウジング10の前端に最も近く配置され、位置決めブロック120を第2の位置決め溝103bに同時にスナップすることができるという実施形態を示す。充電が完了した後、最初に第1の電気接続プラグ44が外部電源から切り離され、プッシュプルキー12がハウジング10に押し込まれると(図1E参照)、位置決めブロック120は第2の位置決め溝103bから分離され、プッシュプルキー12を第1の位置決め溝103aに向かって押すことができ、最後に、位置決めブロック120が第1の位置決め溝103aに戻る。このとき、充電シート30は完全に下降し、バッフル61も送信機7を遮断することなくバッフル出口16に戻る。従って、電気接続における第1の電気接続ポート73と第2の電気接続ポート3’が、送信機7を誤って取り込んだり配置したりすることによって第2の電気接続ポート3’を損傷するのを防ぐために、送信機7は、この時点で配置部13から取り外すことができる。更に、この時点で、第2の電気接続ポート3’は(伸長状態の支え面13’に対して)第2の位置にあり、バッフル61はバッフル出口61から延在し、その結果、第2のロック部分6は、送信機7を支え面13’の位置に制限し、送信機7は、第2の電気接続ポート3’の第1の導電性コネクタ31を誤って損傷することから保護するために、配置部13への出し入れができない。充電モジュール3が第3の操作状態にあるとき、すなわち、操作部40が第2の電気接続ポート3’を駆動して第2の位置から第1の位置に戻って第1の電気接続ポート73から分離するとき、操作部40は、第2の接続端42を通過した後、第1の接続端60を押し、バッフル61を下げ(図4Cに示される操作状態を参照)、これにより、送信機7の位置決めロックを解除するために、第2のロック部6が支え面13’に後退するように駆動される。そのため、第1の接続ポート73と第2の接続ポート3’が分離状態になるように、送信機7を取り出すことができる。図6Dを参照し、プッシュプルキー12の操作は、位置決めブロック120、第1の位置決め溝103a及び第2の位置決め溝103bとの間の位置決め方法と関連していることが分かる。これは、不適切な操作によって引き起こされる開口部17の摩擦損失を低減し、USBコネクタ44の操作構造の耐久性を改善することができる。別の実施形態において、プッシュプルキー12のスライド設計は、キーをハウジング10に押し込む必要はない。
【0031】
図7Aと7Bの両方を参照する。デバイスの番号は、図2及び他の図面の番号を参照する。図7Aと7Bに示すように、ハウジング10は、操作モジュール4と充電モジュール3との間の相対位置及び接続関係を完全に開示するために取り外される。図7Aは、本発明の第1の操作状態を示し、第2のガイド構造301は、第1のガイド構造41の第1の位置に配置され、通常は低い位置にあるため、第2の電気接続ポート3’の充電シート30は、支え面13に対して格納位置に維持されている。前の図面及び説明から、充電シート30は上下にしか移動できないことが分かる。従って、充電シート30が垂直方向の揺れに起因する偶発的な上下運動を防止するために、その動きが操作モジュール4の動きを駆動する。本発明の第1のガイド構造41は、案内溝構造となるように設計され、第1の横溝41aは、第1の位置に形成するように延びる。ここで、伸長方向は、第2のガイド構造301の移動方向に垂直である。従って、充電モジュール1を充電シート30の移動方向と平行な方向に振ると、第1の横溝41aの伸長方向は、第2のガイド構造301の移動方向に垂直であるため、揺れに起因する充電シート30の移動を防止することができる。図7Bは、本発明に係る第2の操作状態を示しており、操作部40が前方に押し出されている。その結果、第2のガイド構造301は、第1のガイド構造41の第2の位置、通常は高い場所に配置され、充電シート30は、支え面13’と反対の伸長位置に保たれる。充電シート30がその移動方向と平行な方向に振ることにより移動することを防止するために、本発明の第1のガイド構造41は、第2の位置で更に延在して第2の溝41bを形成し、延在方向は、第2のガイド構造301の移動方向に垂直である。図7Aと7Bを更に参照し、図7Aと7Bは、図2と併せて、第1の導電性コネクタ31及び第2の導電性コネクタ32が回路基板330上に挿入され、図7Bの充電モジュール3(図2に示される)が充電の準備ができた状態にある。
【0032】
図7Cを参照し、図7Cは、本発明の別の実施形態に係る充電モジュール及び操作モジュールを示す垂直断面図である。バッフル61は、接続要素6’を介して充電シート30に直接接続されており、その結果、両方の昇降が完全に同期していることが示される。充電シート30は、バッフル61及び接続要素6’と一体的に形成することもできる。換言すれば、充電モジュール3は、第2のロックモジュールとして機能するバッフル61と一体的に形成することができる。制御モジュール4及び充電モジュール3は、磁力によって結合され、相互作用的に移動する。充電モジュール3の下に配置された第1の磁気要素MP1があり、操作モジュール4上に第2の磁気要素MP2と第3の磁気要素MP3がある。第1の磁気要素MP1は、第2の磁気要素MP2を磁気的に反発し、第3の磁気要素MP3を引き付ける。従って、操作モジュール4が第2の操作状態にあるとき(すなわち、最後まで右に押される)、第2の磁気要素MP2は、第1の磁気要素MP1の下に位置し、充電モジュール3は、反発力によって上方に押し上げられ、バッフル61が同時に上向きに伸び、バッフル出口16から出るように駆動される。それでも、操作モジュール4が第1の操作状態にあるとき(すなわち、が最後まで左に押される)、第3の磁気要素MP3は、第1の磁気要素MP1の下に配置され、充電モジュール3は、磁力によって下向きに引っ張られ、バッフル61が同時に駆動されて下向きに後退し、バッフル出口16に入る。
【0033】
図8Aから図9Bを参照し、そこに示される構成要素の番号は、図2及び他の図面に示されているものと一致している。図面に示されているものと同じコンポーネントとその動きについては、ここでは説明を繰り返さない。図8A図9Aを参照し、これらは両方とも、配置部13に配置された送信機7を備えた本発明の充電モジュールの上面断面図を示し、第2の整合部70は、第1の整合部14とマッチングされる。その結果、送信機7は正しい相対位置又は所定位置にあり、第1の電気接続ポート73は、開口部15に位置合わせされる。充電シート30(図6A参照)が持ち上げられると、第1の電気接続ポート73に正しく電気的に接続されている。図8Aと8Bを参照し、横方向の作動端51の位置は、第1の整合部14の位置にほぼ等しい。従って、送信機7がストロークの終わりに達したときのみ、作動端51を押し下げて、ブロック部43(図5A参照)を停止することなく、第1のロックモジュール5を回転させることができ、作動端51は、送信機7の底部との摩擦を低減するために、支え面13’の端部に配置されている。別の実施形態において、作動端51は、他の任意の位置に配置されることに限定されない。更に、第1の整合部14は、配置部13の内側に延びる突出構造であるため(図1Fに示すように)、第1の整合部14の両側に二つの溝領域が自然に形成され、作動端51は、溝領域に配置されている。相対的に、送信機7の第2の整合部70は、内側に形成された溝構造であり、従って、二つの突出構造が、第2の整合部70の両側に形成される。従って、第2の整合部70が第1の整合部14とマッチングされると、第2の整合部700の両側にある二つの突出構造は、それぞれの溝領域に入り、これにより、突出構造は、作動端51をトリガーし、その結果、停止端52は上向きに傾斜し、ブロック部43をブロックしなくなる。この時点で、バッフル61は、バッフル出口16から延在して、送信機7の末端の底面をブロックして、送信機7をロックする効果を達成することができる。図8Bにおいて、送信機7が充電器1に誤った方向で挿入されたとき、例えば、送信機7の末端が配置部13に入るとき、第1の整合部14によって遮断されるので、送信機7の前端はバッフル61の上に押し下げられ、バッフル61はバッフル出口16から延びることができず、第1の電気接続ポート73は、開口部15と位置合わせていない。一方、送信機7の末端は挿入行程の終わりに到達できず、送信機7は作動端51を押し下げることができないので、停止端52はブロック部43をブロックし続ける。従って、操作部40は移動できず、充電シート30は開口部15の上面から露出することができず、これにより、第1の導電性コネクタ31が送信機7に異常に衝突して損傷する可能性がなくなり、充電装置1の寿命を延ばす。すなわち、第2の電気接続ポート3’上の第1の導電性コネクタ31が送信機7と衝突することを防止する安全な状態を維持できる。この時点で、第2の接続端42は、バッフル61が延びることができないように、依然として第1の接続端60を制限している。この現象が発生した場合、送信機7が間違った方向に配置されていることを使用者に思い出させることもできる。
【0034】
図9Aと9Bを参照し、図9Aと9Bと比較して、作動端51は、溝領域から離れて配置される。送信機7の配置手順中、二つの突出構造は、最初に作動端51を押し下げて、停止端52が持ち上げられ、ブロック部43をもはやブロックしないようにし、次に、二つの突出構造は、第1の整合部14と係合するために溝領域に入る。バッフル61は、バッフル出口16から延在して、送信機7の末端をブロックすることができる。図9Bでは、送信機が充電器1に誤った方向に挿入されると、送信機7の末端が配置部13に入るため、送信機7の前端の底部がバッフル61の上に押し下げられる。従って、バッフル61はバッフル出口16から延びることができず、第1の電気接続ポート73は開口部15と位置合わせされていない。一方、送信機7は、作動端51をトリガーし、停止端52を上に傾けさせ、ブロック部43をブロックしないようにすることができるが、操作部40の可動距離は、少なくとも第1の導電性コネクタ31が開口部15の上面から露出されないように制御される。これにより、送信機7の底部及び第1の導電性コネクタ31が異常な動作によって損傷するのを防ぐ。この時点で、プラグ44の一部のみを外側に押すことができる。それでも、送信機7が誤った方向に配置されているというミスの発生を使用者に思い出させるものとして役立つことができる。すなわち、第2の電気接続ポート3’上の第1の導電性コネクタ31が送信機7と衝突することを防止する安全な状態を維持することができる。
【0035】
更に図10を参照し、図10は、本発明の第1の導電性コネクタの接点の概略図を示している。第1の導電性コネクタ31は、ゴールドフィンガ状の接点として示され、これに限定されないが、第1の導電性コネクタ31の接触端子310は、センサの出力端子812と同様の構成を有する(図3B~3D)。従って、接触端子310及び出力端子812の両方が、送信機7の第1の電気接続ポート73の挿入穴731に挿入されるように適合され、その結果、第1の導電性コネクタ31は、第1の電気接続ポート73を出力端子812と共有して、送信機7の内部スペースを節約することができる。更に図10図11を参照し、図11は、本発明の充電装置及び送信機の概略回路図を示し、充電器1の回路アセンブリ33が、充電回路グループ1A及び較正回路グループ1Bを有することを開示している。第1の導電性コネクタ31の接触端子310は、8つの接点BAT、SW、RX、TX、E1、E2、E3及びE4として示されるが、これらに限定されない。これらの数は、センサ出力端子812の接点の数に従って調整することができる。充電回路グループ1Aは、電力を入力するために第3の電気接続ポート44に電気的に接続されている。充電回路グループ1Aは、充電電圧を提供及び制御するために使用され、次に、充電回路グループ1Aは、充電電圧を送信機7に出力することによって、接点BATを介して送信機7を充電し、接点SWが充電スイッチとして機能する。残りの接点は、データ送信、自己較正の制御と検出、漏れ電流測定及び/又は抵抗測定を含む送信機機能の検出を容易にするために、充電装置1の較正回路グループ1Bと送信機7の送信モジュール74とを接続するために使用される。別の実施形態において、充電装置1は、充電機能のみを提供することができる。
【0036】
図12A~12Fを参照し、図12Aは、防湿アセンブリ2を示し、防湿アセンブリ2は、例えば少なくとも円筒形、楕円筒形または扁平円筒形缶のうちの一つである、一般に缶本体の形態のハウジング20を有し、ハウジング20は、充電装置1又は送信機7或いは送信機7を含む充電装置1を収容して、防湿アセンブリ2を形成する。防湿アセンブリ2は、開口部23’と、開口部23’の隣に形成された第1の座屈縁23とを有する。開口部23’は、開口部23’に垂直な開口方向を有し、第1の座屈縁23の突出方向は、開口方向に垂直である。カバー24は、ハウジング20上に移動可能に配置され、開口部23’を密封するために使用される。第2の座屈縁25もカバー24の内側に形成され、その突出方向は、第1の座屈縁23の突出方向と反対であり、第1の座屈縁23と第2の座屈縁25を相互に座屈させる。更に、ハウジング20は、弾性要素22を有する。充電装置1がハウジング20内に配置され、カバー24が開口部23’を密閉すると、充電装置1は、カバー24によって押し下げられ、ハウジング20内に引き込まれる。それにより、弾性要素22は弾性的に変形される(図12C参照)。カバー24が開かれると、弾性要素22はその弾性ポテンシャルを解放して充電装置1を外側に押し出し、その結果、充電装置1の少なくとも一部がハウジング20から突き出て、使用者が充電装置1を取り出すことができる(図12Bに示す)。送信機7を充電する必要がある場合、充電装置1をハウジング20から取り出し、外部電源を使用して送信機7を接続及び充電することができる。弾性要素22は、円錐ばね、コイルばね、らせんばねなどの圧縮ばねであり得るので、弾性要素22は、充電装置1と干渉して、揺れを防ぐためにハウジング2に配置されている付属品(例えば、充電装置1又は送信機7)の位置を固定することもできる。図12Cに示されるように、円錐ばねが使用される。円錐ばねの上部から下部までのコイルの直径が大幅に増加するため、図12Cに示すようにカバー24が開口部23’を密閉すると、充電装置1がハウジング20に押し下げられ、充電装置1が弾性要素22を更に圧縮し、上部コイルを下部コイルの内側に押し下げることができる。したがって、この種のばねは、円筒形コイルばねよりも短い長さに圧縮することができ、防湿アセンブリの体積が減少するという利点を有する。充電装置が挿入状態にあるとき、ばね圧縮高さHcompressに充電装置の長さH1を加えたものは、ハウジング高さH2よりも小さい。充電装置が挿入状態にないとき、ばね延長高さHextendと充電装置の長さH1は、ハウジング高さH2よりも大きい。引き続き図12Aと12Cを参照し、図12Aと12Cにおいて、ハウジング20は、更に第1の収容スペース20’及び第2の収容スペース21に分割されている。第1の収容スペース20’は、充電装置1を保管するために使用され、第2の収容スペース21は、乾燥剤29を収容するために使用され、それらの間に穴構造28がある。これにより、第1の収容スペース20内の水分が穴構造28を通過して第2の収容スペース21に到達し、水分が乾燥剤29によって吸収されて、送信機7が濡れるのを防ぐことができる。第1の実施形態に従って開示された送信機7は、約32.8mm * 19.8mm * 4.15mm(+/- 0.5mm)であり、充電装置1のサイズは約40 * 26 * 23mm(+/- 0.5mm)であり、送信機は充電装置に取り付けられている。防湿アセンブリ2の体積は、200立方センチメートル以下、又は12から138立方センチメートルの間、又は30から70立方センチメートルの間であるか、又は長さを幅で乗算して、3から28センチメートルに制限する。防湿アセンブリ2の直径範囲は2~5cm、高さは4~7cmに設計されているため、防湿アセンブリの容積が小型化され、持ち運びに便利である。
【0037】
図12Dから12Fを参照し、図12Dから12Fは、送信機7が本開示の他の実施形態に係る防湿アセンブリ2内に配置されることを開示している。図12Dは、送信機7のみが穴構造28を有する防湿アセンブリ2内に配置された状態を開示している。乾燥剤29は、ハウジング20内(例えば底部)に配置されている。図12Eでは、弾性要素22がハウジング20の底部に直接配置されており、乾燥剤29もハウジング20内に配置されていることが明らかである。また、乾燥剤29は、カバー24の内面に選択的に配置することもできる。ハウジング20が開かれると、乾燥剤29は、容易に交換できるように外側を向く。図12Fについて、送信機7のみが穴構造28を有する防湿アセンブリ2内に配置された状態を示している。別の実施形態において、乾燥剤29は、ハウジング又は内壁に一体的に形成され得、その結果、ハウジング20は、異なる収容スペース(図示せず)を区別する必要がない。更に、押し部27は、使用者がカバー24を開くのを容易にする。防湿アセンブリ2を使用して、充電装置1を使用しない時に適切に保護でき、外部の湿気から隔離する。更に内部の乾燥剤を使用して送信機7及び/又は充電装置1を除湿して耐用年数を延ばし、湿気による電子部品の損傷を防ぐことができる。ハウジング20は、観察領域21'と同様の構造を備えることができる。観察領域21'はハウジング20の一部であり、透明又は半透明の材料から射出成形されて作られている。水分を吸収して変色する乾燥剤や追加の乾燥剤インジケータを使用すると、送信機7や充電装置1の水分状態を簡単に確認できる。
【0038】
防湿アセンブリ2を使用する方法は、第1の送信機及び第2の送信機を同時に使用者に提供することである。ここで、第1の防湿アセンブリは、第1の送信機及び防湿アセンブリ2を含み、第2の防湿アセンブリは、充電装置と組み合わされた第2の送信機を含み、防湿アセンブリ2内に配置される。使用者は最初に第1の送信機を測定のために使用する。第1の送信機の電力が下限まで十分に低いとき、センサ台座から取り外され、第2の送信機及び充電装置1は防湿アセンブリ2から取り出される。第2の送信機は、センサ台座に設置するために使用され、第1の送信機は、充電のために充電装置2の配置部13に配置される。前記充電が完了した後、第1の送信機及び充電装置は、保管のために防湿アセンブリ2に戻るように組み立てられ、その結果、第1の送信機及び第2の送信機を交互に充電及び使用することができる。第1の送信機に使用される防湿アセンブリ2は、任意の形態の容器に入っている。
【0039】
図13Aを参照し、図13Aは、本発明の充電装置の別の実施形態であり、図2も参照する。前の実施形態との違いは、充電装置1が、第3の電気接続ポート(USBソケット44’)及び第2の接続ポート3’の回路基板330を、ワイヤ331’を介して互いに電気的に接続することである。ワイヤ331'は、充電モジュール3を持ち上げて曲げたことに適応するための特定の柔軟性を有する。更に、図13Aは、前の実施形態との違いは、第3の電気接続ポートは、電気接続プラグ44(USBプラグ)の代わりにUSBソケット44’を使用し、また、充電電池46及び電源回路基板47を組み合わせることによって電力貯蔵ユニット45を形成する。電力貯蔵ユニット45は、送信機7を充電するために、電力を入力する充電モジュール3に電気的に接続されている。更に、使用者は、USBソケット44’を外部電源に接続して、充電電池46を再充電して、使いやすさを向上させることもできる。別の実施形態において、電力貯蔵ユニット45は、USBソケット44’を省略し、市場で一般的に入手可能な乾電池やボタン電池などの使い捨て電池を装備することができる。別の実施形態において、充電電池46も省略でき、USBソケット44’は、送信機7を充電するための電力を供給するために外部電源9(図13B及び図6Eの記号91、92、93)に接続される。図2に示す操作モジュール4の操作部40について、図13Aに開示されていないが、本実施形態では依然として使用されている。しかしながら、操作部40は電力貯蔵ユニット45によって覆われているため、この図には示されていない。操作部40と充電モジュール3の第2の電気接続ポート3’との間の接続関係及び駆動連鎖は主に第1のガイド構造41と第2のガイド構造301との間の結合を介しているため、第1のガイド構造41と第2のガイド構造301との間の動作関係は前と同じである。しかしながら、前の実施形態との違いは、図13A、13Bの操作部40が、USBソケット44’(第3の電気接続ポート)に固定されていないことである。それどころか、USBソケット44’は充電装置1にのみ固定されている。USBソケット44’のジャックが露出しているため、プッシュプルキー12を操作すると、第2のガイド構造301のみが第1のガイド構造41によって駆動され、USBソケット44’は移動しない。図13Aの他のコンポーネントの有効性について、前の図面と説明を参照し、ここでは繰り返さない。
【0040】
図13Bを参照し、図13Bは、本発明の充電装置の別の実施形態であり、図2も参照する。図13Bと13Aの実施形態との最大の違いは、電力貯蔵ユニット45が、コイル状ワイヤ331’’を介して、充電シート30の回路基板330への電源回路基板47に電気的に接続されていることである。基本的に、充電装置1の変位は、プッシュプルキー12(図13Bに示されていない)により、第2の電気接続ポート3’の充電シート30及び回路基板330の持ち上げを駆動し、コイル状ワイヤ331’’の膨張と収縮を間接的に駆動する。別の実施形態において、コイル状ワイヤ331’’は、ばねコネクタ(POGOピン)で置き換えることもできる。他のコンポーネントの有効性について、前の図面と説明を参照し、ここで繰り返さない。図13Aと13Bにおいて、第3の電気接続ポートとしてのUSBソケット44’は、前後に移動することなく設計されている。
【0041】
図14Aと14Bを参照し、図14Aと14Bには、充電装置の別の実施形態が開示されている。充電装置1は、送信機7を配置するための配置部13を含み、配置部13は、送信機7を配置するための支え面13’も含み、支え面13’は、開口部15を含む(図4A)。充電モジュール3は、支え面13’の反対側に設けられ、第2の電気接続ポート3’、回路アセンブリ33及び第3の電気接続ポート44を含む。第2の電気接続ポート3’は、第1の電気接続ポート73(図3D参照)と電気接続するための開口部15(図4A参照)に配置され、第3の電気接続ポート44は、外部又は内部電源(図6Eの記号91、92、93又は図13Bの記号46参照)と電気接続するために使用される。回路アセンブリ33(図2参照)は、第2の電気接続ポート3’と第3の電気接続ポート44との間に接続されて、生理信号送信機7の充電及び充電制御を実行する。支え面13’の反対側には、送信機7と充電モジュール3との間の安全な動作を制御するための制御モジュールも設けられている。制御モジュールは、第2の電気接続ポート3’を駆動して第1の電気接続ポート73に接続するための操作部40を含む。第1のロックモジュール5は、支え面13’の反対側に設けられ、第2の電気接続ポート3’と第1の電気接続ポート73との間の電気接続を解放可能に制限することができ、或いは、第2の電気接続ポート3’の変位を更に解放可能に制限するために使用される。第1のロックモジュール5の詳細な動作については、図4B、5A及び6Bを参照し、ここでは繰り返さない。図14Aと14Bを参照し、支え面13’は、指示領域11に対して他端に第2のロック部61を備え、第2のロック部61は、送信機7の位置を固定するために、支え面13’で伸縮することができる。又、第2のロックモジュール6は、バッフル61を含み、バッフル61は、上下に移動できるようにガイドロッド10b3にスリーブが付けられており、ばね62’によって支え面13’の底部に接続されている。ばね62’によって提供される弾性は、通常、バッフル61を支え面13’から突出させ続ける。図14Aと14Bを参照し、送信機7が支え面13’に配置されると、送信機7は、配置プロセス中に、最初にバッフル61を支え面13’に押し込み、引っ込める。第1のと第2の整合部14、70がマッチングされた後、送信機7は、バッフル61をブロックすることなく、バッフル61の上部を離れるだけである。このとき、バッフル61は、ばね62’の弾性復元力によって押し付けられ、再び支え面13’に突出する。送信機7を取り出すときは、まずプッシュプルボタン12を左に押して充電シート30を下げて電気接続を解除し、次にバッフル61を支え面13’の下に押し込む。そのため、もはや末端部分で送信機7をブロックせず、送信機7は支え面13’から離れて左に移動することができる。図14Aと14Bに示される第2のロックモジュール6の特徴は、本発明の充電装置の他の実施形態に適用することができる。図1Aに示されるように、支え面13’の下に引っ込められたバッフル61は、送信機7の配置部13への挿入を容易にするために、使用者によって押されたと見なすことができる。使用者は、図14Aに示されるように、送信機7を通してバッフル61を直接押すことができる。配置プロセス中に、第2の整合部70が配置部13の内側に正しく挿入されて、第1の整合部14に合わせ、送信機7が正しい相対位置にあるという結果を達成する場合、バッフル61は、送信機7配置部13より深く位置に到達したため、送信機7によってもはやブロックされないが、弾性要素62(図2と5B)の復元力によって押されて、支え面13’から再び突出することができる。図14Aと14Bに示されるバッフル61が使用されると、第2のロックモジュール6の第1の接続端60及び操作部40の第2の接続端42を削除することができ、それらを提供しない。
【0042】
図15を参照し、図15は、カバープレート10a1のない実施形態を開示している。従って、支え面13’自体が配置部として機能し、支え面13’の一端に、第1の嵌合部として指示領域11が設けられ、使用者は、第2の整合部70を指示領域11と接続、整合及び結合できる。第1のロックモジュール5(図2と4B)の作動端51(図1D、1F、2及び4B)は、支え面13’に突出している。更に、バッフル出口16は、バッフル61(図2、4C及び5C)が配置されている支え面13’の他端に設けられている。この実施形態にはカバープレート10a1がないので、送信機7が上向きに(すなわち、支え面13’の軸方向に)外れることを防ぐために、図3Dに示されるように、支え面13’は、台座80上に第2の座屈構造83を更に備えている。第2の座屈構造83は、送信機7の第1の座屈構造72で座屈効果を生成するために使用され、送信機7を支え面13’に固定することを可能にする。また、送信機7を偶発的な衝撃により落下することなく支え面13’上でより安定させるために、通常一対で配置される側壁102’は、支え面13’に形成されている。すなわち、支え面13’の両側において、送信機7が支え面13’に固定されると、送信機7の両側に側壁102’が取り付けられ、送信機7を横方向に固定することを助ける。他の部品の効果について、前の図面と説明を参照し、ここでは繰り返さない。
【0043】
図16A、16Bを参照し。図16A、16Bは、充電装置の別の実施形態である。押すボタン12’のための構成要素及び構造を除いて、第1のロックモジュール5の停止端52及び回避ノッチ52’は前の図とは異なり、残りの構成要素及び構造は前のものと同じである。第2の電気接続ポート3’(又は充電シート30)は、上下に移動する方法で、この実施形態の第2の電気接続ポート3’は、押すボタン12’に接続されて、充電シート30の上昇又は下降を駆動し、通常、ラッチボタン構造であり、押すボタン12’は、充電モジュール1の一部として使用することもでき、或いは独立して操作する構成要素にすることもできる。押すボタン12’を1回押すと、充電シート30が上昇し、動かなくなったままになる。押すボタン12を再度押すと、ロックが解除され、元の位置、すなわち、押すボタン12が押されていない位置に戻る。押すボタン12が押されると、充電シート30の第1のスライド要素301も、二つのガイド部150との間で上下にスライドする。あるいは、押すボタン12’は、後で詳細に説明される位置決めボタン180によって位置決めすることができる。図16Aを参照し、図16Aは、送信機7が配置部13に挿入されていないことを開示している。従って、この時、停止モジュール5の作動端51も配置部13(図1D参照)内に延びる。このとき、押すボタン12’が本体に押し込まれると、停止端52は、ブロック部43をブロックする効果があり、これにより、充電シート30が配置部13に入ることをブロックする。別の実施形態において、ブロック部43は、充電シート30(図示せず)上に形成され得るか、又はロッキングブロック5は、図4Dに示されるように、別の実施形態で使用され得る。図16Bを参照し、図16Bは、送信機7が配置部13に挿入されていることを開示しているので、この時点で、作動端51は送信機7によって押し下げられ、第1のロックモジュール5は、回避ノッチ52’は、ブロック部43と位置合わせされている。換言すれば、停止端52をブロック部43の上部から遠ざけるようにする。このとき、押すボタン12’を本体に押し込むと、回避ノッチ52を避けてブロック部43が上昇し続け、充電シート30が配置部13に入る。押すボタン12’が内側に移動すると、停止端52は、押すボタン12’との干渉を回避するために、対応して回避スペース43’に入る。また、図16Cと16Dに示されるように、上部ハウジング10aの枢動フレーム10a2及び下部ハウジング10bの枢動フレーム10b2は、回転可能な方法で第1のロックモジュール5の枢動部50をクランプする。下部ハウジング10bは、作動端51が配置部13内に伸びすぎることを防ぐために、停止端52の動きを防ぐための押し抵抗構造10b3を有する。充電装置1は、第2のロックモジュール6を更に含み、第2のロックモジュール6は、弾性ユニット62(図5C、6Aに示される)に接続された位置決め部61を備える。これにより、位置決め部61を支え面13’から上方及び下方に延ばして、生理信号送信機7の設置位置をロックすることができる。
【0044】
図16Eを参照のこと、位置決めボタン180と位置決め溝10b3との関係を十分に観察するために、位置決めボタン180を位置決め溝10b3から上側に移動させた。位置決め溝10b3は、第1の位置決めブロック10b31と第2の位置決めブロック10b32が対に配置されている。第1の位置決めブロック10b31の下には、第1の状態位置10b31p、すなわち、押すボタン12’が最下部にあるときの位置がある。位置決め肩180aは、第1の位置決めブロック10b31によってブロックすることができ、これにより、位置決めボタン180が上向きに動くことを防ぐ、すなわち、押すボタン12’が上向きに動くことをブロックする。第2の位置決めブロック10b32の上には、第2の状態位置10b32p、すなわち、押すボタン12’が上部にあるときの位置がある。位置決め肩180aは、第2の位置決めブロック10b32によってブロックすることができ、これにより、位置決めボタン180が下向きに動くことを防ぐ、すなわち、押すキー12’が下向きに動くことをブロックする。更に、第1の状態位置10b31pの押すキー12’を第2の状態位置10b32pに移動させるために、位置決めボタン180を内側に押して弾性構造180cを曲げ、チャネル180bを第1の位置決めブロック10b31と第2の位置決めブロック10b32に位置合わせするだけでよい、すなわち、押すキー12’を操作するか、又は位置決めボタン180を上向きに押す。このとき、位置決めブロック(10b31、10b32)は、位置決め肩180aによってブロックされることなく、対応してチャネル180bを通過する。同様に、押すボタン12’を最も低い位置、すなわち第1の状態の位置に戻したい場合は、位置決めボタン180を内側に押して弾性構造180cを曲げ、チャネル180bを第2の位置決めブロック10b32及び第1の位置決めブロック10b31と位置合わせする。すなわち、位置決めボタン180を押し下げて、押すボタン12’を第1の状態の位置に戻すことができる。さらに、リセット要素(図には示されていないが、弾性要素又は磁気要素であり得る)は、押すボタン12’又は第2の電気接続ポート3’と上部ハウジング10a又は下部ハウジング10bとの間に設けることもできる。すなわち、押すボタン12’が押されたとき、第2の電気接続ポート3’が第1の電気接続ポート73に電気的に接続され、リセット要素に少しのエネルギーを与える。押すボタン12’は、この位置エネルギーに抵抗するために、第2の位置決めブロック10b32に隣接するように、位置決め肩180aに依存している。更に、位置決めボタン180が内側に押され、チャネル180bが第2の位置決めブロック10b32と位置合わせされると、位置決め肩180aは、第2の位置決めブロック10b32によってブロックされず、位置エネルギーを解放することができる。従って、押すボタン12’が初期位置に戻る。
【0045】
当業者は、本発明の前述の図2及び様々な実施形態から、充電装置1に開示された充電モジュールが、送信機7と独立して協調することができることを理解できる。充電モジュールは、操作モジュール(図4Aの操作部など)、第1のロックモジュール(例えば図4B、4Dの第1のロック部5又はロッキングブロック5など)、又は第2のロック部(例えば図4C又は14Aのバッフル61が接続要素61’(図7C)を介して第2の電気接続ポート3’によって駆動される)と組み合わせることによって使用することができる。或いは、充電モジュール3は、操作モジュール4及び第1のロックモジュール5と同時に使用される(例えば図4Bの操作部40及び第1のロック部5)、充電モジュール3は、操作モジュール4及び第2のロック部6と共に同時に使用される(図4Cの操作部40及び第2のロック部6)、又は、充電モジュール3は、操作モジュール4、第1のロックモジュール5、及び第2のロック部6と同時に使用される。
【0046】
本発明は、現在最も実用的で好ましい実施形態であると考えられるものに関して説明されてきたが、本発明は、開示された実施形態に限定される必要はないことを理解されたい。それどころか、添付の特許請求の範囲の精神及び範囲内に含まれる様々な修正及び同様の配置を網羅することが意図され、これらの修正及び同様の構造をすべて包含するように最も広い解釈が与えられるべきである。
【符号の説明】
【0047】
充電装置(充電器)1
充電回路グループ1A
較正回路グループ1B
防湿アセンブリ2
充電モジュール3
第2の電気接続ポート3’
操作モジュール4
第1のロックモジュール5
第2のロックモジュール6
接続要素6’
送信機7
センサモジュール8
本体(ハウジング)10、75
上部ハウジング10a
カバープレート10a1
枢動フレーム10a2
下部ハウジング10b
ガイド要素10b1
枢動フレーム10b2
ガイドロッド10b3
位置決め溝10b3
第1の位置決めブロック10b31
第1の状態位置10b31p
第2の位置決めブロック10b32
第2の状態位置10b32p
指示領域11
プッシュプルキー12
押すボタン12’
配置部13
支え面13’
第1の整合部14
開口部15、17、23’
バッフル出口16
ハウジング20
第1の収容スペース20’
第2の収容スペース21
観察領域21'
弾性要素22、53、62
第1の座屈縁23
カバー24
第2の座屈縁25
押し部27
穴構造28
乾燥剤29
充電シート30
第1の導電性コネクタ31
第2の導電性コネクタ32
回路アセンブリ33
操作部40
第1のガイド構造41
第1の横溝41a
第2の溝41b
第2の接続端42
ブロック部43
回避スペース43’
第3の電気接続ポート(プラグ)44
USBソケット44’
電力貯蔵ユニット45
充電電池46
電源回路基板47
枢動部(スライド本体)50
作動端51
停止端52
光ガイド要素52’
回避ノッチ52’
第1の接続端60
バッフル(第2のロック部)61
接続要素61’
ばね62’
第2の整合部70
電池71
第1の座屈構造72
第1の電気接続ポート73
送信モジュール74
センサ送信機75
回路基板76
センサ台座(センサベース)80
センサアセンブリ81
第2の座屈構造83
整合位置決め部84
パーソナルコンピュータ91
携帯電話充電器92
自動車シガレットライトUSBアダプタ93
上部制限リブ101
側面制限リブ102
側壁102 ’
第1の位置決め溝103a
第2の位置決め溝103b
位置決めブロック120
ガイド部150
スライド溝150’
位置決めボタン180
位置決め肩180a
チャネル180b
弾性構造180c
第1のスライド要素(第2のガイド構造)301
スライド要素台座302
接触端子310
回路基板330
可撓性電気接続要素331
ワイヤ331’
コイル状ワイヤ331’’
発光素子332
入力部730
挿入穴731
入力端子732
第2の入力端子733
センサ810
貫通端811
出力端子812
ばね圧縮高さHcompress
ばね延長高さHextend
長さH1
高さH2
第1の磁気要素MP1
第2の磁気要素MP2
第3の磁気要素MP3
皮膚S
皮下組織SC
接着シートST
幅W1、W2
図1A
図1B
図1C
図1D
図1E
図1F
図1G
図2
図3A
図3B
図3C
図3D
図4A
図4B
図4C
図4D
図5A
図5B
図5C
図6A
図6B
図6C
図6D
図6E
図7A
図7B
図7C
図8A
図8B
図9A
図9B
図10
図11
図12A
図12B
図12C
図12D
図12E
図12F
図13A
図13B
図14A
図14B
図15
図16A
図16B
図16C
図16D
図16E