(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-01-11
(45)【発行日】2023-01-19
(54)【発明の名称】画像ロード方法、装置
(51)【国際特許分類】
H04L 67/02 20220101AFI20230112BHJP
G09G 5/00 20060101ALI20230112BHJP
G09G 5/34 20060101ALI20230112BHJP
【FI】
H04L67/02
G09G5/00 555D
G09G5/34 A
(21)【出願番号】P 2021106351
(22)【出願日】2021-06-28
【審査請求日】2021-06-28
(31)【優先権主張番号】202110046009.6
(32)【優先日】2021-01-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】516180667
【氏名又は名称】北京小米移動軟件有限公司
【氏名又は名称原語表記】Beijing Xiaomi Mobile Software Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】No.018, Floor 8, Building 6, Yard 33, Middle Xierqi Road, Haidian District, Beijing 100085, China
(74)【代理人】
【識別番号】100095407
【氏名又は名称】木村 満
(74)【代理人】
【識別番号】100132883
【氏名又は名称】森川 泰司
(74)【代理人】
【識別番号】100148633
【氏名又は名称】桜田 圭
(74)【代理人】
【識別番号】100147924
【氏名又は名称】美恵 英樹
(72)【発明者】
【氏名】崔 宝秋
(72)【発明者】
【氏名】呉 華
(72)【発明者】
【氏名】謝 康
【審査官】岩田 玲彦
(56)【参考文献】
【文献】特表2011-501299(JP,A)
【文献】中国特許出願公開第111125575(CN,A)
【文献】中国特許出願公開第111752861(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04L 67/02
G09G 5/00
G09G 5/34
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像ロード方法であって、
ターゲットページ要素を取得するステップと、
前記ターゲットページ要素の動き状態を取得するステップと、
前記ターゲットページ要素の動き状態がスクロール状態である場合、前記ターゲットページ要素によって搬送されるロード対象画像を取得し、前記ロード対象画像をロード対象キューに加えるステップであって、前記ロード対象キューは、前記ターゲットページ要素の動き状態の変化に基づいて前記ロード対象画像を監視し、前記ターゲットページ要素の動き状態が非スクロール状態に変化すると、前記ロード対象画像をロードキューに追加してダウンロードするために用いられるステップと、を含む、
画像ロード方法。
【請求項2】
前記ターゲットページ要素の動き状態が非スクロール状態である場合、前記ロード対象画像を前記ロードキューに加えるステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記ターゲットページ要素のマウント状態を取得するステップであって、
前記マウント状態がマウント済み状態であり、かつ、前記動き状態が前記非スクロール状態である場合、前記ロード対象画像を前記ロードキューに加え、前記マウント状態がマウント済み状態であり、かつ、前記動き状態が前記スクロール状態である場合、前記ロード対象画像を前記ロード対象キューに加えるステップ、をさらに含む、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
前記マウント状態がアンマウント状態である場合、前記ロード対象画像を前記ロード対象キュー又はロードキューに加えない、
ことを特徴とする請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記ターゲットページ要素の位置状態を取得するステップであって、
前記ターゲットページ要素の位置状態に基づいて前記
ターゲットページ要素が電子機器の表示スペース内に位置していると判断し、かつ、前記動き状態が非スクロール状態である場合、前記ロード対象画像をロードキューに加え、
前記ターゲットページ要素の位置状態に基づいて前記
ターゲットページ要素が電子機器の表示スペース内に位置していると判断し、かつ、前記動き状態がスクロール状態である場合、前記ロード対象画像をロード対象キューに加えるステップ、をさらに含む、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
【請求項6】
前記ターゲットページ要素の位置状態に基づいて前記
ターゲットページ要素が電子機器の表示スペース以外に位置すると判断した場合、前記ロード対象画像を前記ロード対象キュー又は前記ロードキューに加えないステップ、をさらに含む、
ことを特徴とする請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記ターゲットページ要素の状態が非マウント状態である場合、前記ロード対象画像を前記ロード対象キューから削除するステップ、をさらに含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項8】
画像ロード装置であって、
ターゲットページ要素を取得するための取得モジュールと、
前記ターゲットページ要素の動き状態を取得するための動き状態取得モジュールと、
前記ターゲットページ要素の動き状態がスクロール状態である場合、前記ターゲットページ要素によって搬送されるロード対象画像を取得し、前記ロード対象画像をロード対象キューに加えるためのロードキュー管理モジュールであって、前記ロード対象キューは、前記ターゲットページ要素の動き状態の変化に基づいて前記ロード対象画像を監視し、前記ターゲットページ要素の動き状態が非スクロール状態に変化すると、前記ロード対象画像をロードキューに追加してダウンロードするために用いられるロードキュー管理モジュールと、を含む、
画像ロード装置。
【請求項9】
前記ロードキュー管理モジュールは、さらに、前記ターゲットページ要素の動き状態が非スクロール状態である場合、前記ロード対象画像をロードキューに加えるために用いられる、
ことを特徴とする請求項8に記載の装置。
【請求項10】
前記ロードキュー管理モジュールは、さらに、前記ターゲットページ要素のマウント状態を取得するために用いられ、前記マウント状態がマウント済み状態であり、かつ、前記動き状態が前記非スクロール状態である場合、前記ロード対象画像を前記ロードキューに加え、前記マウント状態がマウント済み状態であり、かつ、前記動き状態が前記スクロール状態である場合、前記ロード対象画像を前記ロード対象キューに加える、
ことを特徴とする請求項8に記載の装置。
【請求項11】
前記ロードキュー管理モジュールは、さらに、前記マウント状態がアンマウント状態である場合、前記ロード対象画像を前記ロード対象キュー又はロードキューに加えないために用いられる、
ことを特徴とする請求項10に記載の装置。
【請求項12】
前記ロードキュー管理モジュールは、さらに、前記ターゲットページ要素の位置状態を取得するために用いられ、前記ターゲットページ要素の位置状態に基づいて前記ターゲットページ要素が電子機器の表示スペース内に位置すると判断し、かつ、前記動き状態が非スクロール状態である場合、前記ロード対象画像をロードキューに加え、前記ターゲットページ要素の位置状態に基づいて前記ターゲットページ要素が電子機器の表示スペース内に位置すると判断し、前記動き状態がスクロール状態である場合、前記ロード対象画像をロード対象キューに加える、
ことを特徴とする請求項8に記載の装置。
【請求項13】
前記ロードキュー管理モジュールは、さらに、前記ターゲットページ要素の位置状態に基づいて前記ターゲットページ要素が電子機器の表示スペース以外に位置すると判断した場合、前記ロード対象画像を前記ロード対象キュー又はロードキューに加えないために用いられる、
ことを特徴とする請求項12に記載の装置。
【請求項14】
前記ロードキュー管理モジュールは、さらに、前記ターゲットページ要素の状態が非マウント状態である場合、前記ロード対象画像を前記ロード対象キューから削除するために用いられる、
ことを特徴とする請求項8に記載の装置。
【請求項15】
非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、前記記憶媒体内の命令が電子機器のプロセッサによって実行されると、前記プロセッサが請求項1~7のいずれか1項に記載の画像ロード方法を実行できる、
非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【請求項16】
電子機器であって、
プロセッサと、
前記プロセッサによって実行可能な命令を記憶するためのメモリと、を含み、
前記プロセッサは、請求項1~7のいずれか1項に記載の画像ロード方法を実現するために、前記命令を実行するように構成される、
電子機器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、ページ技術の分野に関し、特に、画像ロード方法、装置、電子機器及び記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
ページをレンダリングするとき、ページの内容に基づいて、画像を継続的にロードしてキャッシュする必要がある。しかしながら、ページの内容が継続的に充実するのに伴い、ロードする必要のある画像もますます多くなり、したがって、スマートデバイス、例えば移動端末のリソース消費もますます多くなる。
【0003】
しかしながら、ページのロード中に、ユーザがスクロールし続けて使用する場合があり、現在、このような状況では、依然として画像を全部ロードするため、スマートデバイスに大きな負担がかかることになり、スマートデバイスの稼動効率を低下させる。例えば、ページ上で画像スクロールを行うとき、画像に対応する要素をレンダリングツリーにロードして削除することが絶えなく、それにより、当該要素に対応する画像がキャッシュにロードされて削除されることが絶えなく、キャッシュリソースを浪費するだけでなく、また、画像のダウンロードと符号化/復号の操作を絶えずに行うことにより、占有されるデバイスのCPUリソースが大きすぎるため、ユーザが電子機器の表示ページに対してスクロール操作を実行する際に、表示がフリーズしたり、消費電力が著しく増大したりするという問題が発生しやすい。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示は、ページスクロールによるキャッシュリソースの浪費、及び、電子機器に発生する表示のフリーズ及び消費電力の著しい増大という関連技術の問題を少なくとも解決するために、画像ロード方法、装置を提供する。本開示の技術案は、以下のとおりである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の実施例の第1態様によれば、画像ロード方法を提供し、当該方法は、ターゲットページ要素を取得するステップと、前記ターゲットページ要素の動き状態を取得するステップと、前記ターゲットページ要素の動き状態がスクロール状態である場合、前記ターゲットページ要素によって搬送されるロード対象画像を取得し、前記ロード対象画像をロード対象キューに加えるステップであって、前記ロード対象キューは、前記ターゲットページ要素の動き状態の変化に基づいて前記ロード対象画像を監視し、前記ターゲットページ要素の動き状態が非スクロール状態に変化すると、前記ロード対象画像をロードキューに追加してダウンロードするために用いられるステップと、を含む。
【0006】
本開示の一実施例において、前記ターゲットページ要素の動き状態が非スクロール状態である場合、前記ロード対象画像を前記ロードキューに加えるステップをさらに含む。
【0007】
本開示の一実施例において、前記ターゲットページ要素のマウント状態を取得するステップであって、前記マウント状態がマウント済み状態であり、かつ、前記動き状態が前記非スクロール状態である場合、前記ロード対象画像を前記ロードキューに加え、前記マウント状態がマウント済み状態であり、かつ、前記動き状態が前記スクロール状態である場合、前記ロード対象画像を前記ロード対象キューに加えるステップをさらに含む。
【0008】
本開示の一実施例において、前記マウント状態がアンマウント状態である場合、前記ロード対象画像を前記ロード対象キュー又はロードキューに加えない。
【0009】
本開示の一実施例において、前記ターゲットページ要素の位置状態を取得するステップであって、前記ターゲットページ要素の位置状態に基づいて前記ページ要素が電子機器の表示スペース内に位置していると判断し、かつ、前記動き状態が非スクロール状態である場合、前記ロード対象画像をロードキューに加え、前記ターゲットページ要素の位置状態に基づいて前記ページ要素が電子機器の表示スペース内に位置していると判断し、かつ、前記動き状態がスクロール状態である場合、前記ロード対象画像をロード対象キューに加えるステップをさらに含む。
【0010】
本開示の一実施例において、前記ターゲットページ要素の位置状態に基づいて前記ページ要素が電子機器の表示スペース以外に位置すると判断した場合、前記ロード対象画像を前記ロード対象キュー又は前記ロードキューに加えないステップをさらに含む。
【0011】
本開示の一実施例において、前記ターゲットページ要素の状態が非マウント状態である場合、前記ロード対象画像を前記ロード対象キューから削除するステップをさらに含む。
【0012】
本開示の実施例の第2態様によれば、画像ロード装置をさらに提供し、当該装置は、ターゲットページ要素を取得するための取得モジュールと、前記ターゲットページ要素の動き状態を取得するための動き状態取得モジュールと、前記ターゲットページ要素の動き状態がスクロール状態である場合、前記ターゲットページ要素によって搬送されるロード対象画像を取得し、前記ロード対象画像をロード対象キューに加えるためのロードキュー管理モジュールであって、前記ロード対象キューは、前記ターゲットページ要素の動き状態の変化に基づいて前記ロード対象画像を監視し、前記ターゲットページ要素の動き状態が非スクロール状態に変化すると、前記ロード対象画像をロードキューに追加してダウンロードするために用いられるロードキュー管理モジュールと、を含む。
【0013】
本開示の一実施例において、前記ロードキュー管理モジュールは、さらに、前記ターゲットページ要素の動き状態が非スクロール状態である場合、前記ロード対象画像をロードキューに加えるために用いられる。
【0014】
本開示の一実施例において、前記ロードキュー管理モジュールは、さらに、前記ターゲットページ要素のマウント状態を取得するために用いられ、ただし、前記マウント状態がマウント済み状態であり、かつ、前記動き状態が前記非スクロール状態である場合、前記ロード対象画像を前記ロードキューに加え、前記マウント状態がマウント済み状態であり、かつ、前記動き状態が前記スクロール状態である場合、前記ロード対象画像を前記ロード対象キューに加える。
【0015】
本開示の一実施例において、前記ロードキュー管理モジュールは、さらに、前記マウント状態がアンマウント状態である場合、前記ロード対象画像を前記ロード対象キュー又はロードキューに加えないために用いられる。
【0016】
本開示の一実施例において、前記ロードキュー管理モジュールは、さらに、前記ターゲットページ要素の位置状態を取得するために用いられ、ただし、前記ターゲットページ要素の位置状態に基づいて前記ターゲットページ要素が電子機器の表示スペース内に位置すると判断し、かつ、前記動き状態が非スクロール状態である場合、前記ロード対象画像をロードキューに加え、前記ターゲットページ要素の位置状態に基づいて前記ターゲットページ要素が電子機器の表示スペース内に位置すると判断し、前記動き状態がスクロール状態である場合、前記ロード対象画像をロード対象キューに加える。
【0017】
本開示の一実施例において、前記ロードキュー管理モジュールは、さらに、前記ターゲットページ要素の位置状態に基づいて前記ターゲットページ要素が電子機器の表示スペース以外に位置すると判断した場合、前記ロード対象画像を前記ロード対象キュー又はロードキューに加えないために用いられる。
【0018】
本開示の一実施例において、前記ロードキュー管理モジュールは、さらに、前記ターゲットページ要素の状態が非マウント状態である場合、前記ロード対象画像を前記ロード対象キューから削除するために用いられる。
【0019】
本開示の実施例の第3態様によれば、非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体をさらに提供し、前記記憶媒体内の命令が電子機器のプロセッサによって実行されると、プロセッサは上記のような画像ロード方法を実行できる。
【0020】
本開示の実施例の第4態様によれば、電子機器をさらに提供し、当該電子機器は、プロセッサと、前記プロセッサによって実行可能な命令を記憶するためのメモリと、を含み、ただし、前記プロセッサは、上記のような画像ロード方法を実現するために、前記命令を実行するように構成される。
【発明の効果】
【0021】
本開示の実施例にて提供される技術案は、少なくとも以下の有益な効果をもたらす。
【0022】
本開示の実施例では、画像のスクロール状態に基づいてロードするか否かを選択することができ、スクロール状態にある場合、直接ダウンロードせず、ダウンロード対象キューに追加して、ダウンロード対象キュー内のダウンロード対象画像を監視する。例えば、ダウンロード対象キュー内のダウンロード対象画像を監視し、そのスクロール状態が変化すると、それをダウンロードキューに移動してダウンロードし、それにより、必要のないダウンロードを減らし、トラフィックの消費、内部メモリ及びCPUリソースに対する占有をさらに低下させることができる。
【0023】
以上の一般的な説明及び以下の詳細な説明は、例示的かつ解釈的なものに過ぎず、本開示を限定するものではないことを理解されたい。
【0024】
ここでの図面は、明細書に組み込まれて、本明細書の一部を構成し、本開示に適合する実施例を示し、明細書とともに、本開示の原理を説明するために使用されるものであり、本開示を不適切に限定するものではない。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【
図1】本開示の実施例による画像ロード方法のフローチャートである。
【
図2】本開示の一実施例によるターゲットページ要素を取得する模式図である。
【
図3】本開示の一実施例によるロード対象キュー及びロードキューの模式図である。
【
図4】本開示の実施例による画像ロード装置の構造図である。
【
図5】本開示の例示的な一実施例に係る電子機器のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
当業者が本開示の技術案をよりよく理解するようにするため、以下では、図面を参照しながら、本開示の実施例における技術案を明瞭かつ完全に説明する。
【0027】
なお、本開示の明細書、特許請求の範囲及び上記の図面における「第1」、「第2」などの用語は、類似する対象を区別するために使用され、特定の順序又は優先順位を説明するために使用される必要がない。このように使用されるデータは、本明細書に記載される本開示の実施例が本明細書に図示又は説明される順序以外の順序で実施され得るように、適宜状況で交換されることができることを理解されたい。以下の例示的な実施例に説明される実施形態は、本開示に一致する全ての実施形態を代表するわけではない。むしろ、それらは、添付の特許請求の範囲に詳述された、本開示の一部の態様と一致する装置及び方法の例にすぎない。
【0028】
本開示の実施例において、画像ごとにコンテキストを設定することができ、ただし、当該コンテキストは、画像の状態、例えばスクロール状態、又は画像と画面との位置関係状態、例えば画像が画面内にあるか、又は画面外にあるかをマーキングするために用いられる。そして、コンテキストに基づいて、画像をレンダリングツリーにアップロード又はダウンロードすることができ、例えば、当該画像が、現在、スクロール状態にある場合、当該画像をロードせず、スクロールが停止してからロードし、このようにすると、当該画像の無効なロードを回避できる。
【0029】
図1に示すように、本開示の実施例による画像ロード方法のフローチャートである。当該方法は、ステップS110、ステップS130、ステップS150、及びステップS170を含む。
【0030】
ステップS110では、ターゲットページ要素を取得する。
【0031】
本開示の実施例において、1つのページに対応してレイアウトツリーがある。レイアウト及びレンダリングを行う際に、当該レイアウトツリー及び対応するCSS(Cascading Style Sheets、カスケードスタイルシート)によって対応するレンダリングツリーを生成し、その後、レンダリングツリーに基づいて対応するページを生成する。当該レイアウトツリーは、複数のノードを含み、ただし、各ノードは、1つのページ要素に対応する。各ノードは、それぞれの構成情報を有し、当該構成情報は、当該ノード(即ち、対応するページ要素)の位置、サイズなどのパラメータを限定するために用いられる。
【0032】
本開示の実施例において、ターゲットページ要素とは、現在リストビューポートに入ったページ要素を言う。具体的に言えば、スマートテレビをスマートデバイスの例として説明する。
図2に示すように、本開示の一実施例のターゲットページ要素を取得する模式図である。ここで、スマートテレビを例として説明する。スマートテレビ200は、操作リスト210及び表示領域220を有し、操作リスト210には、複数のページ要素が含まれ、各ページ要素は1つの操作項目を構成する。操作リスト210は、現在リストビューポート230を有し、ただし、リストビューポート230はバッファ領域231を有する。操作リスト210は、操作項目21~操作項目25を含む。図面から分かるように、操作リスト210は長く、操作リスト210には複数の操作項目が含まれている。操作リスト210は、長いため、スマートテレビ200に完全に表示されることができなく、したがってリストビューポート230(Viewport)を使用して操作リスト210の可視領域を表示し、リストビューポート230とは、スマートテレビ200によって表示できる部分を言う。本開示の一実施例において、ある操作項目(例えば、操作項目25)がバッファ領域231に入ったことは、操作項目25がリストビューポート230に入ってロードする準備を整えていることを意味し、したがって、バッファ領域231内の操作項目に対してレイアウト及びレンダリングを行う必要がある。したがって、本開示の一実施例において、バッファ領域内に入ったページ要素をターゲットページ要素とすることができる。無論、本開示の他の実施例において、さらに、現在リストビューポートに入ったページ要素をターゲットページ要素とすることができる。
【0033】
本開示の実施例において、ターゲットページ要素は、1つであっても、複数であってもよく、バッファ領域に入ったページ要素の数によって決められる。
【0034】
ステップS130では、ターゲットページ要素の動き状態を取得する。
【0035】
本開示の実施例において、ターゲットページ要素に画像が搬送され、ターゲットページ要素をレンダリングするとき、当該画像をダウンロードして、対応するターゲットページ要素にロードする必要がある。本開示の実施例において、ターゲットページ要素内の画像を直接ダウンロードするのではなく、ターゲットページ要素の動き状態に基づいてロード対象画像の動き状態タグを設定する。本開示の実施例において、ターゲット要素のそれぞれに対応するロード対象画像にタグ、例えば動き状態タグ、位置状態タグなどを設定することができる。当該ロード対象画像のタグは、対応するターゲットページ要素の動き状態によって決められ、例えばターゲットページ要素の動き状態がスクロール状態である場合、それに搬送されるロード対象画像のタグをスクロール状態タグに設定し、逆に、ターゲットページ要素の動き状態が非スクロール状態である場合、それに搬送されるロード対象画像のタグを非スクロール状態タグに設定する。
【0036】
ステップS150では、ターゲットページ要素の動き状態が非スクロール状態である場合、ターゲットページ要素によって搬送されるロード対象画像をロードキューに加える。
【0037】
本開示の実施例において、当該ロード対象画像を搬送するページ要素の動き状態が非スクロール状態である場合、当該ロード対象画像が非スクロール状態であることを表明し、それにより、現在、ユーザが正常に閲覧していることを表明し、したがって、当該ロード対象画像をロードキューに加えて、正常にダウンロードする。
【0038】
ステップS170では、ターゲットページ要素の動き状態がスクロール状態である場合、ターゲットページ要素によって搬送されるロード対象画像を取得し、ロード対象画像をロード対象キューに加え、ただし、ロード対象キューは、ターゲットページ要素の動き状態の変化に基づいてロード対象画像を監視し、ターゲットページ要素の動き状態が非スクロール状態に変化すると、ロード対象画像をロードキューに加えてダウンロードするために用いられる。
【0039】
本開示の実施例において、ロード対象画像の動き状態タグに基づいて当該ターゲットページ要素がスクロール状態であると判断した場合、当該ロード対象画像がスクロール状態であることを表明し、このとき、ユーザは、ページをスクロールし続けており、このような状況では、ロード対象画像をロード対象キューに加えて、さらに観察する。本開示の一実施例において、当該ターゲットページ要素をレンダリングするが、その中の画像をロードしないことができ、ユーザの角度から見ると、当該ターゲットページ要素の外形を知ることができるが、それがスクロール状態にあるため、その内部の画像が見えない。
【0040】
本開示の実施例において、ページのマネージャは、ロード対象キュー及びロードキューをメンテナンスする。ここで、ロードキューには、複数のロードタスクが含まれ、当該ロードキュー内のロードタスクについて、ページマネージャは、ロードキュー内のロード対象画像を順番にダウンロードする。しかしながら、ロード対象キュー内のロード対象画像に対して、直接ダウンロードするのではなく、予め設定された周期に従ってロード対象キュー内のロード対象画像を監視する。
【0041】
なお、本開示の実施例において、スクロール状態にあるロード対象画像については、全くロードしないのではなく、その状態を監視する。ロード対象画像に対応するタグが変化した場合、ロード対象キューからロードキューに転送してロードするか、又は、ロード対象画像をロード対象キューから削除する必要がある。
【0042】
具体的に言えば、本開示の一実施例として、予め設定された周期にしたがって、ロード対象キュー内のロード対象画像のタグを監視し、例えば、当該スクロール状態タグがスクロール状態から非スクロール状態に切り替わった場合、ユーザがスクロールを停止し、そして、現在のページが当該ロード対象画像に対応するページ要素に止まっていることを表明し、したがって、当該ロード対象画像をロード対象キューからロードキューに移動してロードする。逆に、当該ロード対象画像に対応するスクロール状態タグが、またスクロール状態にある場合、引き続きロード対象キューに保持される。
【0043】
本開示の別の実施例において、ロード対象キュー内のロード対象画像に対応するページ要素がアンロードされた場合、当該ページ要素は、既にユーザによってなぞられた可能性があるため、当該ページ要素に対応するロード対象画像をロード対象キューから削除する。
【0044】
図3に示すように、本開示の一実施例のロード対象キュー及びロードキューの模式図である。ここで、ロードキュー310には、複数のロード対象画像311が含まれ、ロード対象キュー320には、複数のロード対象画像321が含まれる。本開示の一実施例において、予め設定された周期に従ってロード対象キュー内のロード対象画像に対応するページ要素の状態を照会し、即ち、当該ロード対象画像のタグを照会する。当該ロード対象画像に対応するタグのスクロール状態が変化した場合、例えばスクロール状態タグから非スクロール状態タグに変化した場合、当該ロード対象画像を、ロード対象キューからロードキューに移動する。
【0045】
本開示の一実施例において、さらに、ターゲットページ要素のマウント状態を取得することができ、ただし、ターゲットページ要素のマウント状態がマウント済み状態であり、かつ、動き状態が非スクロール状態である場合、ロード対象画像をロードキューに加える。当該実施例において、ターゲットページ要素は、既にマウント状態にあり、かつ、動き状態が非スクロール状態である場合、ユーザが正常に閲覧していることを表明し、したがって、当該ロード対象画像をロードキューに加えて、正常にダウンロードする。逆に、ターゲットページ要素のマウント状態がマウント済み状態であり、かつ、動き状態がスクロール状態である場合、ロード対象画像をロード対象キューに加える。当該実施例において、ターゲットページ要素がマウント状態にあるが、動き状態がスクロール状態である場合、ユーザがページをスクロールしていることを表明し、したがって、当該ロード対象画像を直接ダウンロードせず、それをロード対象キューに入れて監視し、それのスクロール状態が変化すると、それをロードキューに移動してダウンロードする。本開示の他の実施例において、ターゲットページ要素のマウント状態が非マウント状態である場合、当該ターゲットページ要素を処理せず、即ち、ロード対象画像をダウンロードキューに加えないだけでなく、それをダウンロード対象キューにも加えない。
【0046】
本開示の一実施例において、さらに、ターゲットページ要素の位置状態を取得し、当該位置状態に基づいて位置状態タグを生成することができる。ただし、ターゲットページ要素の位置状態に基づいてターゲットページ要素が、例えば携帯電話やデジタルテレビの画面などの電子機器の表示スペース内に位置すると判断した場合、ユーザがこれから当該ターゲットページ要素を閲覧することを表明する。このとき、ページ要素の動き状態をさらに検出し、動き状態が非スクロール状態である場合、ユーザが正常な閲覧状態にあることを表明し、したがって、ロード対象画像をロードキューに加えて、正常にダウンロードする。逆に、ターゲットページ要素の位置状態に基づいてページ要素が電子機器の表示スペース内に位置すると判断したが、動き状態がスクロール状態である場合、ロード対象画像をロード対象キューに加え、ロード対象キューを監視する。
【0047】
本開示の一実施例において、ターゲットページ要素の位置状態に基づいてターゲットページ要素が電子機器の表示スペース以外に位置すると判断した場合、まだ当該ターゲットページ要素まで閲覧していないか、又は当該ターゲットページ要素がなぞられて既に現在リストビューポートをすぎたことを表明し、したがって、ロード対象画像をロード対象キューに加えなく、ロードキューにも加えない。本開示の実施例において、ロード対象キュー内のロード対象画像とは、電子機器の画面に位置するターゲットページ要素によって搬送される画像(スクロール状態にある)を言う。
【0048】
本開示の一実施例において、ページをレンダリングするとき、引き続きロード対象キュー内の、ロード対象画像に対応するページ要素の動き状態を検出する。対応するページ要素の動き状態がスクロール状態から非スクロール状態に切り替わった場合、ユーザがスクロールを停止して、正常に閲覧していることを表明し、したがって、ロード対象画像をロード対象キューからロードキューに移動して、正常にダウンロードするとともに、対応するページ要素にロードする。
【0049】
本開示の一実施例において、ターゲットページ要素の状態が非マウント状態である場合、ロード対象画像をロード対象キューから削除する。
【0050】
本開示の実施例は、画像の動き状態タグに基づいてロードするか否かを選択することができ、スクロール状態にある場合、直接ダウンロードせず、ダウンロード対象キューに追加して、ダウンロード対象キュー内のダウンロード対象画像を監視し、そのスクロール状態が変化すると、それをダウンロードキューに移動してダウンロードし、それにより、必要のないダウンロードを減らし、トラフィックの消費、内部メモリ及びCPUリソースに対する占有をさらに低下させることができる。
【0051】
図4に示すように、本開示の実施例による画像ロード装置の構造図である。当該画像ロード装置400は、取得モジュール410、動き状態取得モジュール420及びロードキュー管理モジュール430を含む。ここで、取得モジュール410は、ターゲットページ要素を取得するために用いられる。動き状態取得モジュール420は、ターゲットページ要素の動き状態を取得するために用いられる。ロードキュー管理モジュール430は、ターゲットページ要素の動き状態がスクロール状態である場合、ターゲットページ要素によって搬送されるロード対象画像を取得し、ロード対象画像をロード対象キューに加えるために用いられ、ただし、ロード対象キューは、ターゲットページ要素の動き状態の変化に基づいてロード対象画像を監視し、ターゲットページ要素の動き状態が非スクロール状態に変化すると、ロード対象画像をロードキューに加えてダウンロードするために用いられる。
【0052】
本開示の一実施例において、ロードキュー管理モジュール430は、さらに、ターゲットページ要素の動き状態が非スクロール状態である場合、ロード対象画像をロードキューに加えるために用いられる。
【0053】
本開示の一実施例において、ロードキュー管理モジュール430は、さらに、ターゲットページ要素のマウント状態を取得するために用いられ、ただし、ターゲットページ要素のマウント状態がマウント済みであり、かつ、動き状態が非スクロール状態である場合、ロード対象画像をロードキューに加え、ターゲットページ要素のマウント状態がマウント済みであり、かつ、動き状態がスクロール状態である場合、ロード対象画像をロード対象キューに加える。本開示の一実施例において、マウント状態がアンマウントである場合、ロード対象画像をロード対象キューやロードキューに加えない。
【0054】
本開示の一実施例において、ロードキュー管理モジュール430は、さらに、ターゲットページ要素の位置状態を取得するために用いられ、ただし、ターゲットページ要素の位置状態に基づいてターゲットページ要素が電子機器の表示スペース内に位置すると判断し、かつ、動き状態が非スクロール状態である場合、ロード対象画像をロードキューに加え、ターゲットページ要素の位置状態に基づいてターゲットページ要素が電子機器の表示スペース内に位置すると判断し、かつ、動き状態がスクロール状態である場合、ロード対象画像をロード対象キューに加える。
【0055】
本開示の一実施例において、ロードキュー管理モジュール430は、さらに、ターゲットページ要素の位置状態に基づいてターゲットページ要素が子機器の表示スペース以外に位置すると判断した場合、ロード対象画像をロード対象キューに加えないために用いられる。
【0056】
本開示の一実施例において、ロードキュー管理モジュール430は、さらに、ページをレンダリングするとき、ロード対象キュー内のロード対象画像に対応するページ要素の動き状態を検出し、対応するページ要素の動き状態がスクロール状態から非スクロール状態に切り替わった場合、ロード対象画像をロード対象キューからロードキューに移動するために用いられる。
【0057】
本開示の一実施例において、ロードキュー管理モジュール430は、さらに、ターゲットページ要素のマウント状態が非マウント状態である場合、ロード対象画像をロード対象キューから削除するために用いられる。
【0058】
本開示の実施例の第3態様によれば、非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体をさらに提供し、前記記憶媒体内の命令が電子機器のプロセッサによって実行されると、プロセッサは上記のような画像ロード方法を実行できる。
【0059】
本開示の実施例の第4態様によれば、電子機器をさらに提供し、当該電子機器は、プロセッサと、前記プロセッサによって実行可能な命令を記憶するためのメモリと、を含み、ただし、前記プロセッサは、上記のような画像ロード方法を実現するために、前記命令を実行するように構成される。
【0060】
上記の実施例を実現するために、本開示は、記憶媒体をさらに提供する。
【0061】
ここで、記憶媒体内の命令が電子機器のプロセッサによって実行されると、電子機器は、上記のような方法を実行できる。
【0062】
上記実施例を実現するために、本開示は、コンピュータプログラム製品をさらに提供する。
【0063】
ここで、当該コンピュータプログラム製品が電子機器のプロセッサによって実行されると、電子機器は、上記のような方法を実行できる。
【0064】
図5は、例示的な一実施例に係る電子機器のブロック図である。
図5に示す電子機器は、1つの例示に過ぎず、本開示の実施例の機能及び使用範囲に如何なる制限を与えるべきではない。
【0065】
図5に示すように、電子機器1000は、プロセッサ111を含み、読み取り専用メモリ(ROM、Read Only Memory)112に記憶されているプログラム、又はメモリ116からランダムアクセスメモリ(RAM、Random Access Memory)113にロードされるプログラムに基づいて、様々な適切な動作及び処理を行う。RAM113には、電子機器1000の操作に必要な様々なプログラム及びデータも記憶されている。プロセッサ111、ROM112以及RAM113は、バス114を介して互いに接続される。入力/出力(I/O、Input / Output)インターフェース115もバス114に接続される。
【0066】
ハードディスクなどを含むメモリ116と、LAN(ローカルエリアネットワーク、Local Area Network)カード、モデムなどを含むネットワークインターフェースカードの通信部分117を介してI/Oインターフェース115に接続され、通信部分117は、インターネットなどのネットワークを介して通信処理を行い、ドライバ118も、必要に応じて、I/Oインターフェース115に接続される。
【0067】
特に、本開示の実施例によれば、上でフローチャートを参照しながら説明したプロセスは、コンピュータソフトプログラムとして実現できる。例えば、本開示の実施例は、コンピュータ読み取り可能な媒体に搬送されているコンピュータプログラムを含み、当該コンピュータプログラムは、フローチャートに示される方法を実行するためのプログラムコードを含む。このような実施例において、通信部分117を介して、当該コンピュータプログラムをネットワークからダウンロード及びインストールすることができる。当該コンピュータプログラムがプロセッサ111によって実行されると、本開示の方法に限定される上記機能が実行される。
【0068】
例示的な実施例において、命令を含む記憶媒体、例えば命令を含むメモリをさらに提供し、上記命令は、電子機器1000のプロセッサ111によって実行されて、上記方法が完了する。選択可能に、記憶媒体は、非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であってもよく、例えば、前記非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、ROM、ランダムアクセスメモリ(RAM)、CD-ROM、磁気テープ、フロッピーディスク、光データストレージデバイスなどであり得る。
【0069】
本開示において、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、プログラムを含むか記憶するいずれの有形媒体であってもよく、当該プログラムは、命令実行システム、装置又は設備によって使用されてもよいし、それと結合して使用されてもよい。本開示において、コンピュータ読み取り可能な信号媒体は、ベースバンドで又は搬送波の一部として伝播されるデータ信号を含み、それにコンピュータ読み取り可能なプログラムコードが搬送されている。このように伝播されるデータ信号は、様々な形態をとることができ、電磁信号、光信号、又は上記の任意の適切な組み合わせを含むがこれらに限定されない。コンピュータ読み取り可能な信号媒体は、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体以外のいずれのコンピュータ読み取り可能な媒体であってもよく、当該コンピュータ読み取り可能な媒体は、命令実行システム、装置又は設備に使用されるか、又はそれと結合して使用されるプログラムを送信、伝播又は転送することができる。コンピュータ読み取り可能な媒体に含まれているプログラムコードは、いずれの適切な媒体で伝送することができ、無線、ワイヤー、光ケーブル、RFなど、又は上記の任意の適宜組み合わせを含むが、これらに限定されない。
【0070】
本開示の実施例では、画像のスクロール状態に基づいてロードするか否かを選択することができ、スクロール状態にある場合、直接ダウンロードせず、ダウンロード対象キューに追加する。例えば、ダウンロード対象キュー内のダウンロード対象画像を監視し、そのスクロール状態が変化すると、それをダウンロードキューに移動してダウンロードし、それにより、必要のないダウンロードを減らし、トラフィックの消費、内部メモリ及びCPUリソースに対する占有をさらに低下させることができる。
【0071】
当業者であれば、明細書を検討し、かつ、本明細書に開示された発明を実践した後に、本開示の他の実施案を容易に想到し得る。本出願は、本開示のいずれの変形、用途又は適応性変化を包含することを意図し、これらの変形、用途又は適応性変化は、本開示の一般的な原理に従い、本開示に開示されていない本技術分野の常識又は慣用技術的手段を含む。明細書及び実施例は、例示的なものに過ぎず、本開示の真の範囲及び精神は、下記の特許請求の範囲によって示される。
【0072】
本開示は、上に説明し、かつ、図面に示した精確な構造に限定されず、その範囲から逸脱することなく、様々な修正や変更を行うことができることを理解されたい。本開示の範囲は、添付の特許請求の範囲によってのみ制限される。
【0073】
(付記1)
画像ロード方法であって、
ターゲットページ要素を取得するステップと、
前記ターゲットページ要素の動き状態を取得するステップと、
前記ターゲットページ要素の動き状態がスクロール状態である場合、前記ターゲットページ要素によって搬送されるロード対象画像を取得し、前記ロード対象画像をロード対象キューに加えるステップであって、前記ロード対象キューは、前記ターゲットページ要素の動き状態の変化に基づいて前記ロード対象画像を監視し、前記ターゲットページ要素の動き状態が非スクロール状態に変化すると、前記ロード対象画像をロードキューに追加してダウンロードするために用いられるステップと、を含む、
画像ロード方法。
【0074】
(付記2)
前記ターゲットページ要素の動き状態が非スクロール状態である場合、前記ロード対象画像を前記ロードキューに加えるステップをさらに含む、
ことを特徴とする付記1に記載の方法。
【0075】
(付記3)
前記ターゲットページ要素のマウント状態を取得するステップであって、
前記マウント状態がマウント済み状態であり、かつ、前記動き状態が前記非スクロール状態である場合、前記ロード対象画像を前記ロードキューに加え、前記マウント状態がマウント済み状態であり、かつ、前記動き状態が前記スクロール状態である場合、前記ロード対象画像を前記ロード対象キューに加えるステップ、をさらに含む、
ことを特徴とする付記1又は2に記載の方法。
【0076】
(付記4)
前記マウント状態がアンマウント状態である場合、前記ロード対象画像を前記ロード対象キュー又はロードキューに加えない、
ことを特徴とする付記3に記載の方法。
【0077】
(付記5)
前記ターゲットページ要素の位置状態を取得するステップであって、
前記ターゲットページ要素の位置状態に基づいて前記ページ要素が電子機器の表示スペース内に位置していると判断し、かつ、前記動き状態が非スクロール状態である場合、前記ロード対象画像をロードキューに加え、
前記ターゲットページ要素の位置状態に基づいて前記ページ要素が電子機器の表示スペース内に位置していると判断し、かつ、前記動き状態がスクロール状態である場合、前記ロード対象画像をロード対象キューに加えるステップ、をさらに含む、
ことを特徴とする付記1又は2に記載の方法。
【0078】
(付記6)
前記ターゲットページ要素の位置状態に基づいて前記ページ要素が電子機器の表示スペース以外に位置すると判断した場合、前記ロード対象画像を前記ロード対象キュー又は前記ロードキューに加えないステップ、をさらに含む、
ことを特徴とする付記5に記載の方法。
【0079】
(付記7)
前記ターゲットページ要素の状態が非マウント状態である場合、前記ロード対象画像を前記ロード対象キューから削除するステップ、をさらに含む、
ことを特徴とする付記1に記載の方法。
【0080】
(付記8)
画像ロード装置であって、
ターゲットページ要素を取得するための取得モジュールと、
前記ターゲットページ要素の動き状態を取得するための動き状態取得モジュールと、
前記ターゲットページ要素の動き状態がスクロール状態である場合、前記ターゲットページ要素によって搬送されるロード対象画像を取得し、前記ロード対象画像をロード対象キューに加えるためのロードキュー管理モジュールであって、前記ロード対象キューは、前記ターゲットページ要素の動き状態の変化に基づいて前記ロード対象画像を監視し、前記ターゲットページ要素の動き状態が非スクロール状態に変化すると、前記ロード対象画像をロードキューに追加してダウンロードするために用いられるロードキュー管理モジュールと、を含む、
画像ロード装置。
【0081】
(付記9)
前記ロードキュー管理モジュールは、さらに、前記ターゲットページ要素の動き状態が非スクロール状態である場合、前記ロード対象画像をロードキューに加えるために用いられる、
ことを特徴とする付記8に記載の装置。
【0082】
(付記10)
前記ロードキュー管理モジュールは、さらに、前記ターゲットページ要素のマウント状態を取得するために用いられ、前記マウント状態がマウント済み状態であり、かつ、前記動き状態が前記非スクロール状態である場合、前記ロード対象画像を前記ロードキューに加え、前記マウント状態がマウント済み状態であり、かつ、前記動き状態が前記スクロール状態である場合、前記ロード対象画像を前記ロード対象キューに加える、
ことを特徴とする付記8に記載の装置。
【0083】
(付記11)
前記ロードキュー管理モジュールは、さらに、前記マウント状態がアンマウント状態である場合、前記ロード対象画像を前記ロード対象キュー又はロードキューに加えないために用いられる、
ことを特徴とする付記10に記載の装置。
【0084】
(付記12)
前記ロードキュー管理モジュールは、さらに、前記ターゲットページ要素の位置状態を取得するために用いられ、前記ターゲットページ要素の位置状態に基づいて前記ターゲットページ要素が電子機器の表示スペース内に位置すると判断し、かつ、前記動き状態が非スクロール状態である場合、前記ロード対象画像をロードキューに加え、前記ターゲットページ要素の位置状態に基づいて前記ターゲットページ要素が電子機器の表示スペース内に位置すると判断し、前記動き状態がスクロール状態である場合、前記ロード対象画像をロード対象キューに加える、
ことを特徴とする付記8に記載の装置。
【0085】
(付記13)
前記ロードキュー管理モジュールは、さらに、前記ターゲットページ要素の位置状態に基づいて前記ターゲットページ要素が電子機器の表示スペース以外に位置すると判断した場合、前記ロード対象画像を前記ロード対象キュー又はロードキューに加えないために用いられる、
ことを特徴とする付記12に記載の装置。
【0086】
(付記14)
前記ロードキュー管理モジュールは、さらに、前記ターゲットページ要素の状態が非マウント状態である場合、前記ロード対象画像を前記ロード対象キューから削除するために用いられる、
ことを特徴とする付記8に記載の装置。
【0087】
(付記15)
非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、前記記憶媒体内の命令が電子機器のプロセッサによって実行されると、前記プロセッサが付記1~7のいずれか1つに記載の画像ロード方法を実行できる、
非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【0088】
(付記16)
電子機器であって、
プロセッサと、
前記プロセッサによって実行可能な命令を記憶するためのメモリと、を含み、
前記プロセッサは、付記1~7のいずれか1つに記載の画像ロード方法を実現するために、前記命令を実行するように構成される、
電子機器。