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特許7210462超微細エマルジョンを用いた水中油型乳化化粧料
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-01-13
(45)【発行日】2023-01-23
(54)【発明の名称】超微細エマルジョンを用いた水中油型乳化化粧料
(51)【国際特許分類】
   A61K 8/06 20060101AFI20230116BHJP
   A61K 8/44 20060101ALI20230116BHJP
   A61K 8/34 20060101ALI20230116BHJP
   A61K 8/73 20060101ALI20230116BHJP
   A61Q 19/00 20060101ALI20230116BHJP
   A61Q 1/00 20060101ALI20230116BHJP
   A61Q 5/00 20060101ALI20230116BHJP
【FI】
A61K8/06
A61K8/44
A61K8/34
A61K8/73
A61Q19/00
A61Q1/00
A61Q5/00
【請求項の数】 2
(21)【出願番号】P 2019545190
(86)(22)【出願日】2018-09-28
(86)【国際出願番号】 JP2018036536
(87)【国際公開番号】W WO2019066057
(87)【国際公開日】2019-04-04
【審査請求日】2021-09-16
(31)【優先権主張番号】P 2017191833
(32)【優先日】2017-09-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(73)【特許権者】
【識別番号】000001959
【氏名又は名称】株式会社 資生堂
(74)【代理人】
【識別番号】100092901
【弁理士】
【氏名又は名称】岩橋 祐司
(72)【発明者】
【氏名】高橋 繁郎
(72)【発明者】
【氏名】柳原 茜
【審査官】田中 雅之
(56)【参考文献】
【文献】特開2016-014011(JP,A)
【文献】国際公開第2017/076788(WO,A1)
【文献】特開2003-003013(JP,A)
【文献】特開2013-216607(JP,A)
【文献】特開2001-342113(JP,A)
【文献】国際公開第2016/156289(WO,A1)
【文献】国際公開第2013/061712(WO,A1)
【文献】国際公開第2015/190306(WO,A1)
【文献】特開2001-348323(JP,A)
【文献】特開平04-074108(JP,A)
【文献】特開2016-088868(JP,A)
【文献】特開2010-070492(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61K 8/00- 8/99
A61Q 1/00-90/00
Mintel GNPD
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
(A)下記(a1)~(a4)を含む超微細エマルジョン10~50質量%と、
(a1)ステアロイルグルタミン酸ナトリウム
(a2)ステアリルアルコール及びベヘニルアルコール
(a3)平均粒径が5nm~300nmの油滴
(a4)水
(B)下記一般式(1)からなるステアロキシヒドロキシプロピルメチルセルロース 0.2~2質量%と、
(C)ノニオン系界面活性剤0.1~1質量%と、
含み、
(B)と(C)の配合量比が1:0.3~1:4である
ことを特徴とする水中油型乳化化粧料。
一般式(1)中、R1、R2、及びR3は、同一又は異なって、-[CH2CH(CH3)O]x-R4及び-[CH2CH(OH)CH2O]z-R4から選ばれる1種以上の基を示す。ここで、x、y、及びzは、同一又は異なって、0~4の整数を示す。
また、R4は、水素原子、炭素数がの直鎖状又は分岐状のアルキル基、及び炭素数が18の直鎖状のアルキル基から選ばれる1種以上の基を示し、且つ一般式(1)中で少なくとも1カ所のR4は炭素数が18の直鎖状のアルキル基である。
また、一般式(1)中、nは200~200000の整数を示す。
【請求項2】
請求項1に記載の水中油型乳化化粧料において、粘度が、2000~100000mPa・sであることを特徴とする水中油型乳化化粧料。
【発明の詳細な説明】
【関連出願】
【0001】
本発明は、日本国特許出願:特願2017-191833号(2017年9月29日出願)の優先権主張に基づくものであり、同出願の全記載内容は引用をもって本書に組み込み記載されているものとする。
【技術分野】
【0002】
本発明は超微細エマルジョンを用いた水中油型乳化化粧料に関し、特に、その化粧料の透明性の改善と、粘度の上昇に関する。
【背景技術】
【0003】
疎水変性ポリエーテルウレタン(Hydrophobically modified Ethoxylated URethane Copolymer: HEUR)は、粘度安定性及び使用性に優れた水溶性増粘剤として化粧料組成物等にも配合されている(例えば、特許文献1参照)。疎水変性ポリエーテルウレタンで増粘された組成物は、ぷるぷるした独特の感触を与え、皮膚等に塗布する化粧料基剤として魅力的である。
しかし、当該組成物は、共配合される塩濃度や組成物のpH変動による粘度変化を起こし難いという特徴を持つが、高温(例えば50℃)で保存したときに粘度低下が生じるという問題があった。特許文献1では、疎水変性ポリエーテルウレタンに加えてカルボキシビニルポリマーやキサンタンガムといった水溶性高分子を添加することにより高温での粘度低下が抑制できることが示唆されている。
【0004】
特許文献2及び3には、疎水変性ポリエーテルウレタンと増粘剤のミクロゲルとを組み合わせることにより相乗的な増粘効果が得られることが記載されている。特許文献2では寒天やジェランガム等のゲル化能を有する親水性化合物からなるゲルの粉砕により得られるミクロゲルが配合され、特許文献3では水溶性エチレン性不飽和モノマー(具体的にはジメチルアクリルアミドと2-アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸)を分散相に溶解し分散相中でラジカル重合して得られるミクロゲルが配合されている。
【0005】
しかしながら、疎水変性ポリエーテルウレタンを含む組成物に特許文献1に記載の水溶性高分子や特許文献2及び3に記載の増粘剤のミクロゲルが共配合されると、高温安定性の改善や相乗的な増粘効果は得られるが、油性成分や両親媒性物質などの第3の成分の混合により、疎水変性ポリエーテルウレタンで増粘した組成物が有していたぷるぷるとした独特の触感が失われてしまうことがあった。
【0006】
このような事情から、特許文献4では、疎水変性ポリエーテルウレタンで増粘した水中油型乳化組成物の高温安定性を改善し、なおかつぷるぷるとした独特の触感が保持された弾力ジェル組成物が開発された。
【0007】
しかし、特許文献4で得られた弾力ジェル組成物は、粘度が充分なものではなかった。また、一般に化粧品に用いられる増粘剤を使用しても、外観が、白濁してしまう場合も多く、逆に粘度が、低下してしまうという問題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【文献】特許第3828700号公報
【文献】特許第4979095号公報
【文献】特許第5035948号公報
【文献】特開2016-88868号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
そこで、本発明は前記従来技術に鑑み行われたものであり、その解決すべき課題は、高圧乳化化粧料であっても、透明感のある外観を良好に維持したまま、粘度の高い水中油型乳化化粧料の提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明者らが前述の課題を解決すべく鋭意研究を行った結果、超微細エマルジョンと、ステアロキシヒドロキシプロピルメチルセルロースとノニオン系界面活性剤を配合することで、透明感のある外観を良好に維持したまま、粘度の高い水中油型乳化化粧料が得られることを見出した。
【0011】
すなわち、本発明に係る水中油型乳化化粧料は、
(A)下記(a1)および(a2)を含む超微細エマルジョン10~50質量%と、
(a1)アニオン系界面活性剤
(a2)前記(a1)とともに水中でαゲルを形成し得る炭素数16以上の直鎖状高級アルコール
(B)下記一般式(1)からなるステアロキシヒドロキシプロピルメチルセルロース0.2~2質量%と、
(C)ノニオン系界面活性剤0.1~1質量%と、
を配合することを特徴とする。
【化1】

一般式(1)中、R1、R2、及びR3は、同一又は異なって、-[CH2CH(CH3)O]x-R4、-[CH2CH2O]y-R4、及び-[CH2CH(OH)CH2O]z-R4から選ばれる1種以上の基を示す。ここで、x、y、及びzは、同一又は異なって、0~4の整数を示す。
また、R4は、水素原子、炭素数が1~4の直鎖状又は分岐状のアルキル基、及び炭素数が10~28の直鎖状のアルキル基から選ばれる1種以上の基を示し、且つ一般式(1)中で少なくとも1カ所のR4は炭素数が10~28の直鎖状のアルキル基である。炭素数が10~28の直鎖状のアルキル基としては、好ましくは炭素数12~22の直鎖状のアルキル基が挙げられる。
また、一般式(1)中、nは200~200000の整数を示す。

前記水中油型乳化化粧料において、粘度が、2000~100000mPa・sであることが好適である。
前記水中油型乳化化粧料において、(A)超微細エマルションの平均粒径5nm~300nmの油滴であることが好適である。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、超微細エマルジョンと、特定のステアロキシヒドロキシプロピルメチルセルロースとノニオン系界面活性剤を配合することで、外観を良好に維持したまま、粘度の高い水中油型乳化化粧料が得られることを見出した。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本発明に係る水中油型乳化化粧料は、(A)超微細エマルジョンと、(B)ステアロキシヒドロキシプロピルメチルセルロースと、(C)ノニオン系界面活性剤を配合することで得られることを特徴とする。
【0014】
本発明に用いる(A)超微細エマルジョンは(a1)アニオン系界面活性剤および(a2)前記(a1)とともに水中でαゲルを形成し得る炭素数16以上の直鎖状高級アルコールを含むことを特徴とする。なお、αゲルとは、一般には高級脂肪族アルコールと親水性界面活性剤が水中で形成する会合体であって、α構造(福島正二著「セチルアルコールの物理化学」フレグランスジャーナル社)をとるゲルを意味する。当該ゲルは、安定性の観点からゲルの転移温度が60℃以上であるのが好ましい。
【0015】
(A)超微細エマルジョン
エマルジョンとは、化粧料等に従来汎用されていた乳化物のことをいう。
本発明で用いる超微細エマルジョンは、平均粒径が、5nm~300nmの油滴であることを特徴とする。好ましくは、10nm~150nmの油滴であると好ましい。300nmより大きいと、組成物の外観が変化して本発明が目的とする透明感のある外観が得られなくなる場合がある。
【0016】
本発明で用いる(A)超微細エマルジョンは、凝集法あるいは分散法といった方法により調製し得る。
凝集法とは、界面化学的特性を利用したコロイド調製法であり、一様に溶け合った状態から何らかの手段で過飽和状態にし、分散相となるものを出現させる方法である。具体的な手法として、HLB温度乳化法、転相乳化法、非水乳化法、D相乳化法、及び液晶乳化法等が知られている。
分散法とは、分散相の塊を力により微細化する方法である。具体的には、乳化機の破砕力を利用して乳化する方法である。
【0017】
本発明において好ましく用いられるのは、特許第3398171号公報に記載されているような高圧乳化による分散法である。高圧乳化とは、水相成分と油相成分とを必要に応じてホモミキサー等により予備乳化し、例えば高圧下の高圧ホモジナイザーを用いた高剪断力により微細な乳化粒子を持つ乳化物を得る方法である。
【0018】
本発明の(A)超微細エマルジョンは、水中油型乳化化粧料に用いる場合は、化粧料中、10~50質量%であることが好適である。(A)超微細エマルジョンとは微細乳化したアニオン活性剤と油分と水で構成される高圧乳化処理したパーツである。
【0019】
(a1)アニオン系界面活性剤
本発明で用いることができるアニオン系界面活性剤は、特に限定さればいが、例えば、脂肪酸セッケン(例えば、ラウリン酸ナトリウム、パルミチン酸ナトリウム等);高級アルキル硫酸エステル塩(例えば、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸カリウム等);アルキルエーテル硫酸エステル塩(例えば、POE-ラウリル硫酸トリエタノールアミン、POE-ラウリル硫酸ナトリウム等);N-アシルサルコシン酸(例えば、ラウロイルサルコシンナトリウム等);高級脂肪酸アミドスルホン酸塩(例えば、N-ミリストイル-N-メチルタウリンナトリウム、ヤシ油脂肪酸メチルタウリッドナトリウム、ラウリルメチルタウリッドナトリウム等);リン酸エステル塩(POE-オレイルエーテルリン酸ナトリウム、POE-ステアリルエーテルリン酸等);スルホコハク酸塩(例えば、ジ-2-エチルヘキシルスルホコハク酸ナトリウム、モノラウロイルモノエタノールアミドポリオキシエチレンスルホコハク酸ナトリウム、ラウリルポリプロピレングリコールスルホコハク酸ナトリウム等);アルキルベンゼンスルホン酸塩(例えば、リニアドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、リニアドデシルベンゼンスルホン酸トリエタノールアミン、リニアドデシルベンゼンスルホン酸等);高級脂肪酸エステル硫酸エステル塩(例えば、硬化ヤシ油脂肪酸グリセリン硫酸ナトリウム等);N-アシルグルタミン酸塩(例えば、N-ラウロイルグルタミン酸モノナトリウム、N-ステアロイルグルタミン酸ジナトリウム、N-ミリストイル-L-グルタミン酸モノナトリウム等);硫酸化油(例えば、ロート油等);POE-アルキルエーテルカルボン酸;POE-アルキルアリルエーテルカルボン酸塩;α-オレフィンスルホン酸塩;高級脂肪酸エステルスルホン酸塩;二級アルコール硫酸エステル塩;高級脂肪酸アルキロールアミド硫酸エステル塩;ラウロイルモノエタノールアミドコハク酸ナトリウム;N-パルミトイルアスパラギン酸ジトリエタノールアミン;カゼインナトリウム等が挙げられる。などが挙げられる。
これらの中でも、長鎖アシルスルホン酸塩型陰イオン性界面活性剤、N-長鎖アシル酸性アミノ酸塩、石鹸等が優れている。
さらに好ましくはステアロイルメチルタウリンナトリウム、N-ステアロイル-L-グルタミン酸ナトリウム、N-ラウロイル-L-グルタミン酸ナトリウム、N-ミリストイル-L-グルタミン酸カリウム、ステアリン酸、ラウリン酸、ベヘニン酸等があげられる。
【0020】
(a1)アニオン系界面活性剤としては、市販品としては、ステアロイルグルタミン酸ナトリウム(アミソフト HS-11P(F) 味の素社製)、ラウロイルグルタミン酸ナトリウム(アミソフト LS-11 味の素社製)、ミリストイルグルタミン酸カリウム(アミソフト MK-11 味の素社製)、ミリストイルグルタミン酸ナトリウム(アミソフト MS-11 味の素社製)、などが挙げられる。
【0021】
(a2)炭素数16以上の直鎖状高級アルコール
(a2)炭素数16以上の直鎖状高級アルコールは、(a1)とともに水中でαゲルを形成し得れば特に限定されない。炭素数16以上の直鎖状高級アルコールとしては、ラウリンアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、ミリスチルアルコール、オレイルアルコール、セトステアリルアルコール、モノステアリルグリセレンエーテル(バチルアルコール)、2-デシルテトラデシノール、ラノリンアルコール、コレステロール、ヘキシルドデカノール、イソステアリルアルコール、オクチルドデカノール等の直鎖、分岐高級アルコールなどが挙げられる。
【0022】
本発明で用いる(B)ステアロキシヒドロキシプロピルメチルセルロースは、下記一般式(1)で表される。
【0023】
【化2】
【0024】
上記一般式(1)中、R1、R2、及びR3は、同一又は異なって、-[CH2CH(CH3)O]x-R4、-[CH2CH2O]y-R4、及び-[CH2CH(OH)CH2O]z-R4から選ばれる1種以上の基を示す。ここで、x、y、及びzは、同一又は異なって、0~4の整数を示す。
また、R4は、水素原子、炭素数が1~4の直鎖状又は分岐状のアルキル基、及び炭素数が10~28の直鎖状のアルキル基から選ばれる1種以上の基を示し、且つ一般式(1)中で少なくとも1カ所のR4は炭素数が10~28の直鎖状のアルキル基である。炭素数が10~28の直鎖状のアルキル基としては、好ましくは炭素数12~22の直鎖状のアルキル基が挙げられる。
また、一般式(1)中、nは200~200000の整数を示す。
【0025】
(B)ステアロキシヒドロキシプロピルメチルセルロースは、市販品としては、サンジェロースの商品名で大同化成工業株式会社から市販されており、「サンジェロース90L」、「サンジェロース90M」、「サンジェロース60L」などが挙げられる。
【0026】
本発明に用いる(B)ステアロキシヒドロキシプロピルメチルセルロースは、水中油型乳化化粧料に用いる場合は、化粧料中、0.2~2質量%配合することが可能であり、0.3~1%配合することがさらに好適である。
【0027】
(C)ノニオン系界面活性剤
本発明で用いることができるノニオン系界面活性剤としては、ポリオキシエチレン脂肪酸グリセリル、ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体、脂肪酸ポリオキシエチレンソルビタン、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、マルチトールヒドロキシ脂肪族アルキルエーテル、アルキル化多糖、アルキルグルコシド、ショ糖脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油グリセリル、ポリオキシエチレンセチルエーテル、
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、イソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル N、
ポリオキシエチレンフィトステロール、ポリオキシエチレンベヘニルエーテル、モノステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタンなどが挙げられる。
これらのうち、特にHLB8以上のものが好ましい。
【0028】
本発明に用いる(C)ノニオン系界面活性剤は、市販品としては、ニッコールHCO-60(日光ケミカルズ株式会社製)、エレマックスGWIS-160N(日本エマルジョン株式会社製)、ニッコールBPS-30(日光ケミカルズ株式会社製)、ニッコールBB-20(日光ケミカルズ株式会社製)、ニッコールTS-10V(日光ケミカルズ株式会社製)、ラウリン酸ソルビタン((NIKKOL(登録商標)SL-10及びLM、日光ケミカルズ社);(エマゾール(登録商標)110、花王社))、パルミチン酸ソルビタン(NIKKOL(登録商標)SP-10、日光ケミカルズ社)、オレイン酸ソルビタン(NIKKOL(登録商標)SO-10V、日光ケミカルズ社)、ステアリン酸ソルビタン(NIKKOL(登録商標)SS-10、日光ケミカルズ社)、イソステアリン酸ソルビタン((NIKKOL(登録商標)SI-10PKV、日光ケミカルズ社)、セスキオレイン酸ソルビタン((NIKKOL(登録商標)SO-15、日光ケミカルズ社);(レオドール(登録商標)AO-15、花王社);(NOFABLE(登録商標)SO-852S、日油社))、トリオレイン酸ソルビタン((レオドール(登録商標)SP-O-30、花王社);(NOFABLE(登録商標)SO-853S、日油社))、トリステアリン酸ソルビタン(NIKKOL(登録商標)SS-30V、日光ケミカルズ社)、セスキイソステアリン酸ソルビタン(エステモール(登録商標)182V、日清オイリオグループ社)、ポリソルベート60((Tween(登録商標)60、クローダインターナショナル社);(NIKKOL(登録商標)TS-10V、日光ケミカルズ社))、ポリソルベート80((レオドール(登録商標)TWO-120、花王社);(NIKKOL(登録商標)TO-10V、日光ケミカルズ社))等を挙げることができる。
ステアリン酸PEG-5グリセリル(EMALEX(登録商標) GWIS GM-5、日本エマルジョン社)、ステアリン酸PEG-20グリセリル(POEM S-120、、イソステアリン酸PEG-8グリセリル(EMALEX(登録商標) GWIS-108、日本エマルジョン社))、イソステアリン酸PEG-20グリセリル(EMALEX(登録商標) GWIS-120、日本エマルジョン社)、イソステアリン酸PEG-60グリセリル(EMALEX(登録商標) GWIS-160N、日本エマルジョン社)、イソステアリン酸PEG-90グリセリル(EMALEX(登録商標) GWIS-190、日本エマルジョン社)、トリイソステアリン酸PEG-5グリセリル(EMALEX(登録商標) GWIS-305、日本エマルジョン社)、トリイソステアリン酸PEG-20グリセリル(EMALEX(登録商標) GWIS-320EX、日本エマルジョン社)、トリイソステアリン酸PEG-20グリセリル(EMALEX(登録商標) GWIS-320、日本エマルジョン社)、イソステアリン酸PEG-20水添ヒマシ油(EMALEX(登録商標) RWIS-120、日本エマルジョン社)、トリイソステアリン酸PEG-5グリセリル(EMALEX(登録商標) RWIS-305、日本エマルジョン社)、ステアリン酸グリセリル(SE)(サンソフト(登録商標)30(テノス)、太陽化学社)、ステアリン酸グリセリル(サンソフト(登録商標)8004、太陽化学社);(NIKKOL(登録商標) MGS-EEXV、日光ケミカルズ社))、オレイン酸グリセリル((サンソフト(登録商標)301V及びO-30S、太陽化学社)、(レオドール(登録商標)MO-60、花王社))、綿実脂肪酸グリセリル(サンソフト(登録商標)8080、太陽化学社)等を挙げることができる。
【0029】
本発明に用いる(C)ノニオン系界面活性剤は、水中油型乳化化粧料に用いる場合は、化粧料中、0.1~1質量%であることが好適である。1%を超えると、高温でゲル化する傾向があるという点で好ましくない場合がある。また、0.1%未満であると、本発明で求める粘度が出ないため、分離する傾向があるという点で好ましくない場合がある。
【0030】
(B)ステアロキシヒドロキシプロピルメチルセルロースに対して、(C)ノニオン系界面活性剤の配合量比が、1:0.3~1:4の範囲では、外観を良好に保ったまま粘度の高い水中油型乳化化粧料が得られることが分かった。1:4を超えると、ゲル化傾向が強くなるという点で好ましくない場合がある。また、1:0.3未満であると、粘度低下により分離傾向になるという点で好ましくない場合がある。
【0031】
(A)超微細エマルジョンと、(B)ステアロキシヒドロキシプロピルメチルセルロースと、(C)ノニオン系界面活性剤を配合することで得られる水中油型乳化化粧料は、粘度が、
2000~100000mPa・sまでが好ましく、さらに、2000~10000mPa・sであると肌の上にのせた時はジェル状だが、シェアで直ぐに液状に変化するみずみずしい使用感触に変化するという点で好ましい。
【0032】
本発明の水中油型乳化化粧料は、当該水中油型乳化化粧料に、化粧料とするための各種成分を配合することにより調製される。その他の各種成分は、その性質に応じて水中油型乳化物の水相(連続相)又は油相(分散相)に配合される。
【0033】
[その他の各種成分]
本発明にかかる化粧料用原料を用いた化粧料には、本発明の効果を損なわない範囲において、他の成分、例えば、無機粉末、有機粉末、エステル、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤、非イオン界面活性剤、保湿剤、水溶性高分子、増粘剤、皮膜剤、紫外線吸収剤、金属イオン封鎖剤、低級アルコール、多価アルコール、糖、アミノ酸、有機アミン、高分子エマルジョン、pH調整剤、皮膚栄養剤、ビタミン、酸化防止剤、酸化防止助剤、香料、水等を必要に応じて適宜配合し、目的とする剤形に応じて常法により製造することが出来る。
【0034】
無機粉末は、例えば、タルク、窒化硼素、セリサイト、天然マイカ、焼成マイカ、合成マイカ、合成セリサイト、アルミナ、マイカ、カオリン、ベントナイト、スメクタイト、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、リン酸カルシウム、無水ケイ酸、酸化マグネシウム、酸化スズ、酸化鉄、酸化イットリウム、酸化クロム、酸化亜鉛、酸化セリウム、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、水酸化クロム、紺青、群青、リン酸カルシウム、水酸化アルミニウム、硫酸バリウム、硫酸マグネシウム、ケイ酸、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸ストロンチウム、炭化ケイ素、フッ化マグネシウム、タングステン酸金属塩、アルミン酸マグネシウム、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム、クロルヒドロキシアルミニウム、クレー、ゼオライト、ヒドロキシアパタイト、セラミックパウダー、スピネル、ムライト、コージェライト、窒化アルミニウム、窒化チタン、窒化ケイ素、ランタン、サマリウム、タンタル、テルビウム、ユーロピウム、ネオジウム、Mn-Znフェライト、Ni-Znフェライト、シリコーンカーバイート、チタン酸コバルト、チタン酸バリウム、チタン酸鉄、リチウムコバルトチタネート、アルミン酸コバルト、アンチモン含有酸化スズ、スズ含有酸化インジウム、マグネタイト、アルミニウム粉、金粉、銀粉、白金粉、銅粉、貴金属コロイド、鉄粉、亜鉛粉、コバルトブルー、コバルトバイオレット、コバルトグリーン、低次酸化チタン、微粒子酸化チタン、バタフライ状硫酸バリウム、花びら状酸化亜鉛、テトラポッド状酸化亜鉛、微粒子酸化亜鉛、パール顔料としては酸化チタン被覆雲母、酸化チタン被覆マイカ、酸化チタン被覆合成マイカ、酸化チタン被覆シリカ、酸化チタン被覆合成マイカ、酸化チタン被覆タルク、酸化亜鉛被覆シリカ、酸化チタン被覆着色雲母、ベンガラ被覆雲母チタン、ベンガラ・黒酸化鉄被覆雲母チタン、カルミン被覆雲母チタン、コンジョウ被覆雲母チタン等が挙げられる。
【0035】
有機粉末(例えば、シリコーンエラストマー粉末、シリコーン粉末、シリコーンレジン被覆シリコーンエラストマー粉末、ポリアミド樹脂粉末(ナイロン粉末)、ポリエチレン粉末、ポリメタクリル酸メチル粉末(例えばメタクリル酸メチルクロスポリマー)、ポリスチレン粉末、スチレンとアクリル酸の共重合体樹脂粉末、ベンゾグアナミン樹脂粉末、ポリ四弗化エチレン粉末、セルロース粉末等);ジルコニウム、バリウム又はアルミニウムレーキ等の有機顔料(例えば、赤色201号、赤色202号、赤色204号、赤色205号、赤色220号、赤色226号、赤色228号、赤色405号、橙色203号、橙色204号、黄色205号、黄色401号、及び青色404号などの有機顔料、等が挙げられる
【0036】
アニオン系界面活性剤としては、脂肪酸セッケン(例えば、ラウリン酸ナトリウム、パルミチン酸ナトリウム等);高級アルキル硫酸エステル塩(例えば、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸カリウム等);アルキルエーテル硫酸エステル塩(例えば、POE-ラウリル硫酸トリエタノールアミン、POE-ラウリル硫酸ナトリウム等);N-アシルサルコシン酸(例えば、ラウロイルサルコシンナトリウム等);高級脂肪酸アミドスルホン酸塩(例えば、N-ミリストイル-N-メチルタウリンナトリウム、ヤシ油脂肪酸メチルタウリッドナトリウム、ラウリルメチルタウリッドナトリウム等);リン酸エステル塩(POE-オレイルエーテルリン酸ナトリウム、POE-ステアリルエーテルリン酸等);スルホコハク酸塩(例えば、ジ-2-エチルヘキシルスルホコハク酸ナトリウム、モノラウロイルモノエタノールアミドポリオキシエチレンスルホコハク酸ナトリウム、ラウリルポリプロピレングリコールスルホコハク酸ナトリウム等);アルキルベンゼンスルホン酸塩(例えば、リニアドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、リニアドデシルベンゼンスルホン酸トリエタノールアミン、リニアドデシルベンゼンスルホン酸等);高級脂肪酸エステル硫酸エステル塩(例えば、硬化ヤシ油脂肪酸グリセリン硫酸ナトリウム等);N-アシルグルタミン酸塩(例えば、N-ラウロイルグルタミン酸モノナトリウム、N-ステアロイルグルタミン酸ジナトリウム、N-ミリストイル-L-グルタミン酸モノナトリウム等);硫酸化油(例えば、ロート油等);POE-アルキルエーテルカルボン酸;POE-アルキルアリルエーテルカルボン酸塩;α-オレフィンスルホン酸塩;高級脂肪酸エステルスルホン酸塩;二級アルコール硫酸エステル塩;高級脂肪酸アルキロールアミド硫酸エステル塩;ラウロイルモノエタノールアミドコハク酸ナトリウム;N-パルミトイルアスパラギン酸ジトリエタノールアミン;カゼインナトリウム等が挙げられる。
【0037】
カチオン界面活性剤としては、例えば、アルキルトリメチルアンモニウム塩(例えば、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ラウリルトリメチルアンモニウム等);アルキルピリジニウム塩(例えば、塩化セチルピリジニウム等);塩化ジステアリルジメチルアンモニウムジアルキルジメチルアンモニウム塩;塩化ポリ(N,N’-ジメチル-3,5-メチレンピペリジニウム);アルキル四級アンモニウム塩;アルキルジメチルベンジルアンモニウム塩;アルキルイソキノリニウム塩;ジアルキルモリホニウム塩;POE-アルキルアミン;アルキルアミン塩;ポリアミン脂肪酸誘導体;アミルアルコール脂肪酸誘導体;塩化ベンザルコニウム;塩化ベンゼトニウム等が挙げられる。
【0038】
両性界面活性剤としては、例えば、イミダゾリン系両性界面活性剤(例えば、2-ウンデシル-N,N,N-(ヒドロキシエチルカルボキシメチル)-2-イミダゾリンナトリウム、2-ココイル-2-イミダゾリニウムヒドロキサイド-1-カルボキシエチロキシ2ナトリウム塩等);ベタイン系界面活性剤(例えば、2-ヘプタデシル-N-カルボキシメチル-N-ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、アルキルベタイン、アミドベタイン、スルホベタイン等)等が挙げられる。
【0039】
親油性非イオン界面活性剤としては、例えば、ソルビタン脂肪酸エステル類(例えば、ソルビタンモノオレエート、ソルビタンモノイソステアレート、ソルビタンモノラウレート、ソルビタンモノパルミテート、ソルビタンモノステアレート、ソルビタンセスキオレエート、ソルビタントリオレエート、ペンタ-2-エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタン、テトラ-2-エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタン等);グリセリンポリグリセリン脂肪酸類(例えば、モノ綿実油脂肪酸グリセリン、モノエルカ酸グリセリン、セスキオレイン酸グリセリン、モノステアリン酸グリセリン、α,α'-オレイン酸ピログルタミン酸グリセリン、モノステアリン酸グリセリンリンゴ酸等);プロピレングリコール脂肪酸エステル類(例えば、モノステアリン酸プロピレングリコール等);硬化ヒマシ油誘導体;グリセリンアルキルエーテル等が挙げられる。
【0040】
親水性非イオン界面活性剤としては、例えば、POE-ソルビタン脂肪酸エステル類(例えば、POE-ソルビタンモノオレエート、POE-ソルビタンモノステアレート、POE-ソルビタンモノオレエート、POE-ソルビタンテトラオレエート等);POE-ソルビット脂肪酸エステル類(例えば、POE-ソルビットモノラウレート、POE-ソルビットモノオレエート、POE-ソルビットペンタオレエート、POE-ソルビットモノステアレート等);POE-グリセリン脂肪酸エステル類(例えば、POE-グリセリンモノステアレート、POE-グリセリンモノイソステアレート、POE-グリセリントリイソステアレート等のPOE-モノオレエート等);POE-脂肪酸エステル類(例えば、POE-ジステアレート、POE-モノジオレエート、ジステアリン酸エチレングリコール等);POE-アルキルエーテル類(例えば、POE-ラウリルエーテル、POE-オレイルエーテル、POE-ステアリルエーテル、POE-ベヘニルエーテル、POE-2-オクチルドデシルエーテル、POE-コレスタノールエーテル等);プルロニック型類(例えば、プルロニック等);POE・POP-アルキルエーテル類(例えば、POE・POP-セチルエーテル、POE・POP-2-デシルテトラデシルエーテル、POE・POP-モノブチルエーテル、POE・POP-水添ラノリン、POE・POP-グリセリンエーテル等);テトラPOE・テトラPOP-エチレンジアミン縮合物類(例えば、テトロニック等);POE-ヒマシ油硬化ヒマシ油誘導体(例えば、POE-ヒマシ油、POE-硬化ヒマシ油、POE-硬化ヒマシ油モノイソステアレート、POE-硬化ヒマシ油トリイソステアレート、POE-硬化ヒマシ油モノピログルタミン酸モノイソステアリン酸ジエステル、POE-硬化ヒマシ油マレイン酸等);POE-ミツロウ・ラノリン誘導体(例えば、POE-ソルビットミツロウ等);アルカノールアミド(例えば、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、ラウリン酸モノエタノールアミド、脂肪酸イソプロパノールアミド等);POE-プロピレングリコール脂肪酸エステル;POE-アルキルアミン;POE-脂肪酸アミド;ショ糖脂肪酸エステル;アルキルエトキシジメチルアミンオキシド;トリオレイルリン酸等が挙げられる。
【0041】
保湿剤としては、例えば、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、1,3-ブチレングリコール、キシリトール、ソルビトール、マルチトール、コンドロイチン硫酸、ヒアルロン酸、ムコイチン硫酸、カロニン酸、アテロコラーゲン、コレステリル-12-ヒドロキシステアレート、乳酸ナトリウム、胆汁酸塩、dl-ピロリドンカルボン酸塩、アルキレンオキシド誘導体、短鎖可溶性コラーゲン、ジグリセリン(EO)PO付加物、イザヨイバラ抽出物、セイヨウノコギリソウ抽出物、メリロート抽出物等が挙げられる。
【0042】
天然の水溶性高分子としては、例えば、植物系高分子(例えば、アラビアガム、トラガカントガム、ガラクタン、グアガム、キャロブガム、カラヤガム、カラギーナン、ペクチン、カンテン、クインスシード(マルメロ)、アルゲコロイド(カッソウエキス)、デンプン(コメ、トウモロコシ、バレイショ、コムギ)、グリチルリチン酸);微生物系高分子(例えば、キサンタンガム、デキストラン、サクシノグルカン、ブルラン等);動物系高分子(例えば、コラーゲン、カゼイン、アルブミン、ゼラチン等)等が挙げられる。
【0043】
半合成の水溶性高分子としては、例えば、デンプン系高分子(例えば、カルボキシメチルデンプン、メチルヒドロキシプロピルデンプン等);セルロース系高分子(メチルセルロース、エチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、セルロース硫酸ナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、結晶セルロース、セルロース末等);アルギン酸系高分子(例えば、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエステル等)等が挙げられる。
【0044】
合成の水溶性高分子としては、例えば、ビニル系高分子(例えば、ポリビニルアルコール、ポリビニルメチルエーテル、ポリビニルピロリドン、カルボキシビニルポリマー等);ポリオキシエチレン系高分子(例えば、ポリエチレングリコール20,000、40,000、60,0000のポリオキシエチレンポリオキシプロピレン共重合体等);アクリル系高分子(例えば、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリエチルアクリレート、ポリアクリルアミド等);ポリエチレンイミン;カチオンポリマー等が挙げられる。
【0045】
増粘剤としては、例えば、アラビアガム、カラギーナン、カラヤガム、トラガカントガム、キャロブガム、クインスシード(マルメロ)、カゼイン、デキストリン、ゼラチン、ペクチン酸ナトリウム、アラギン酸ナトリウム、メチルセルロース、エチルセルロース、CMC、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、PVA、PVM、PVP、ポリアクリル酸ナトリウム、カルボキシビニルポリマー、ローカストビーンガム、グアガム、タマリントガム、ジアルキルジメチルアンモニウム硫酸セルロース、キサンタンガム、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、ベントナイト、ヘクトライト、ケイ酸A1Mg(ビーガム)、ラポナイト、無水ケイ酸等が挙げられる。
【0046】
紫外線吸収剤としては、例えば、安息香酸系紫外線吸収剤(例えば、パラアミノ安息香酸(以下、PABAと略す)、PABAモノグリセリンエステル、N,N-ジプロポキシPABAエチルエステル、N,N-ジエトキシPABAエチルエステル、N,N-ジメチルPABAエチルエステル、N,N-ジメチルPABAブチルエステル、N,N-ジメチルPABAエチルエステル等);アントラニル酸系紫外線吸収剤(例えば、ホモメンチル-N-アセチルアントラニレート等);サリチル酸系紫外線吸収剤(例えば、アミルサリシレート、メンチルサリシレート、ホモメンチルサリシレート、オクチルサリシレート、フェニルサリシレート、ベンジルサリシレート、p-イソプロパノールフェニルサリシレート等);桂皮酸系紫外線吸収剤(例えば、オクチルメトキシシンナメート、エチル-4-イソプロピルシンナメート、メチル-2,5-ジイソプロピルシンナメート、エチル-2,4-ジイソプロピルシンナメート、メチル-2,4-ジイソプロピルシンナメート、プロピル-p-メトキシシンナメート、イソプロピル-p-メトキシシンナメート、イソアミル-p-メトキシシンナメート、オクチル-p-メトキシシンナメート(2-エチルヘキシル-p-メトキシシンナメート)、2-エトキシエチル-p-メトキシシンナメート、シクロヘキシル-p-メトキシシンナメート、エチル-α-シアノ-β-フェニルシンナメート、2-エチルヘキシル-α-シアノ-β-フェニルシンナメート、グリセリルモノ-2-エチルヘキサノイル-ジパラメトキシシンナメート等);ベンゾフェノン系紫外線吸収剤(例えば、2,4-ジヒドロキシベンゾフェノン、2,2’-ジヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノン、2,2’-ジヒドロキシ-4,4’-ジメトキシベンゾフェノン、2,2’,4,4’-テトラヒドロキシベンゾフェノン、2-ヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノン、2-ヒドロキシ-4-メトキシ-4’-メチルベンゾフェノン、2-ヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノン-5-スルホン酸塩、4-フェニルベンゾフェノン、2-エチルヘキシル-4’-フェニル-ベンゾフェノン-2-カルボキシレート、2-ヒドロキシ-4-n-オクトキシベンゾフェノン、4-ヒドロキシ-3-カルボキシベンゾフェノン等);3-(4’-メチルベンジリデン)-d,l-カンファー、3-ベンジリデン-d,l-カンファー;2-フェニル-5-メチルベンゾキサゾール;2,2’-ヒドロキシ-5-メチルフェニルベンゾトリアゾール;2-(2’-ヒドロキシ-5’-t-オクチルフェニル) ベンゾトリアゾール;2-(2’-ヒドロキシ-5’-メチルフェニルベンゾトリアゾール;ジベンザラジン;ジアニソイルメタン;4-メトキシ-4’-t-ブチルジベンゾイルメタン;5-(3,3-ジメチル-2-ノルボルニリデン)-3-ペンタン-2-オン、ジモルホリノピリダジノ;2-エチルヘキシル-2-シアノ-3,3-ジフェニルアクリレート;2,4-ビス-{[4-(2-エチルヘキシルオキシ)-2-ヒドロキシ]-フェニル}-6-(4-メトキシフェニル)-(1,3,5)-トリアジン等が挙げられる。
【0047】
金属イオン封鎖剤としては、例えば、1-ヒドロキシエタン-1,1-ジフォスホン酸、1-ヒドロキシエタン-1,1-ジフォスホン酸四ナトリウム塩、エデト酸二ナトリウム、エデト酸三ナトリウム、エデト酸四ナトリウム、クエン酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリウム、メタリン酸ナトリウム、グルコン酸、リン酸、クエン酸、アスコルビン酸、コハク酸、エデト酸、エチレンジアミンヒドロキシエチル三酢酸3ナトリウム等が挙げられる。
【0048】
低級アルコールとしては、例えば、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、イソブチルアルコール、t-ブチルアルコール等が挙げられる。
【0049】
多価アルコールとしては、例えば、2価のアルコール(例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、トリメチレングリコール、1,2-ブチレングリコール、1,3-ブチレングリコール、テトラメチレングリコール、2,3-ブチレングリコール、ペンタメチレングリコール、2-ブテン-1,4-ジオール、ヘキシレングリコール、オクチレングリコール等);3価のアルコール(例えば、グリセリン、トリメチロールプロパン等);4価アルコール(例えば、1,2,6-ヘキサントリオール等のペンタエリスリトール等);5価アルコール(例えば、キシリトール等);6価アルコール(例えば、ソルビトール、マンニトール等);多価アルコール重合体(例えば、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、トリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、テトラエチレングリコール、ジグリセリン、ポリエチレングリコール、トリグリセリン、テトラグリセリン、ポリグリセリン等);2価のアルコールアルキルエーテル類(例えば、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノフェニルエーテル、エチレングリコールモノヘキシルエーテル、エチレングリコールモノ2-メチルヘキシルエーテル、エチレングリコールイソアミルエーテル、エチレングリコールベンジルエーテル、エチレングリコールイソプロピルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル、エチレングリコールジエチルエーテル、エチレングリコールジブチルエーテル等);2価アルコールアルキルエーテル類(例えば、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールブチルエーテル、ジエチレングリコールメチルエチルエーテル、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールイソプロピルエーテル、ジプロピレングリコールメチルエーテル、ジプロピレングリコールエチルエーテル、ジプロピレングリコールブチルエーテル等);2価アルコールエーテルエステル(例えば、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノフェニルエーテルアセテート、エチレングリコールジアジベート、エチレングリコールジサクシネート、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノエチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノプロピルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノフェニルエーテルアセテート等);グリセリンモノアルキルエーテル(例えば、キシルアルコール、セラキルアルコール、バチルアルコール等);糖アルコール(例えば、ソルビトール、マルチトール、マルトトリオース、マンニトール、ショ糖、エリトリトール、グルコース、フルクトース、デンプン分解糖、マルトース、キシリトース、デンプン分解糖還元アルコール等);グリソリッド;テトラハイドロフルフリルアルコール;POE-テトラハイドロフルフリルアルコール;POP-ブチルエーテル;POP・POE-ブチルエーテル;トリポリオキシプロピレングリセリンエーテル;POP-グリセリンエーテル;POP-グリセリンエーテルリン酸;POP・POE-ペンタンエリスリトールエーテル、ポリグリセリン等が挙げられる。
【0050】
単糖としては、例えば、三炭糖(例えば、D-グリセリルアルデヒド、ジヒドロキシアセトン等);四炭糖(例えば、D-エリトロース、D-エリトルロース、D-トレオース、エリスリトール等);五炭糖(例えば、L-アラビノース、D-キシロース、L-リキソース、D-アラビノース、D-リボース、D-リブロース、D-キシルロース、L-キシルロース等);六炭糖(例えば、D-グルコース、D-タロース、D-ブシコース、D-ガラクトース、D-フルクトース、L-ガラクトース、L-マンノース、D-タガトース等);七炭糖(例えば、アルドヘプトース、ヘプロース等);八炭糖(例えば、オクツロース等);デオキシ糖(例えば、2-デオキシ-D-リボース、6-デオキシ-L-ガラクトース、6-デオキシ-L-マンノース等);アミノ糖(例えば、D-グルコサミン、D-ガラクトサミン、シアル酸、アミノウロン酸、ムラミン酸等);ウロン酸(例えば、D-グルクロン酸、D-マンヌロン酸、L-グルロン酸、D-ガラクツロン酸、L-イズロン酸等)等が挙げられる。
【0051】
オリゴ糖としては、例えば、ショ糖、グンチアノース、ウンベリフェロース、ラクトース、プランテオース、イソリクノース類、α,α-トレハロース、ラフィノース、リクノース類、ウンビリシン、スタキオースベルバスコース類等が挙げられる。
【0052】
多糖としては、例えば、セルロース、クインスシード、コンドロイチン硫酸、デンプン、ガラクタン、デルマタン硫酸、グリコーゲン、アラビアガム、ヘパラン硫酸、ヒアルロン酸、トラガントガム、ケラタン硫酸、コンドロイチン、キサンタンガム、ムコイチン硫酸、グアガム、デキストラン、ケラト硫酸、ローカストビーンガム、サクシノグルカン、カロニン酸等が挙げられる。
【0053】
アミノ酸としては、例えば、中性アミノ酸(例えば、スレオニン、システイン等);塩基性アミノ酸(例えば、ヒドロキシリジン等)等が挙げられる。また、アミノ酸誘導体として、例えば、アシルサルコシンナトリウム(ラウロイルサルコシンナトリウム)、アシルグルタミン酸塩、アシルβ-アラニンナトリウム、グルタチオン、ピロリドンカルボン酸等が挙げられる。
【0054】
有機アミンとしては、例えば、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、モルホリン、トリイソプロパノールアミン、2-アミノ-2-メチル-1,3-プロパンジオール、2-アミノ-2-メチル-1-プロパノール等が挙げられる。
高分子エマルジョンとしては、例えば、アクリル樹脂エマルジョン、ポリアクリル酸エチルエマルジョン、アクリルレジン液、ポリアクリルアルキルエステルエマルジョン、ポリ酢酸ビニル樹脂エマルジョン、天然ゴムラテックス等が挙げられる。
【0055】
pH調整剤としては、例えば、乳酸-乳酸ナトリウム、クエン酸-クエン酸ナトリウム、コハク酸-コハク酸ナトリウム等の緩衝剤等が挙げられる。
ビタミン類としては、例えば、ビタミンA、B1、B2、B6、C、E及びその誘導体、パントテン酸及びその誘導体、ビオチン等が挙げられる。
酸化防止剤としては、例えば、トコフェロール類、ジブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、没食子酸エステル類等が挙げられる。
【0056】
酸化防止助剤としては、例えば、リン酸、クエン酸、アスコルビン酸、マレイン酸、マロン酸、コハク酸、フマル酸、ケファリン、ヘキサメタフォスフェイト、フィチン酸、エチレンジアミン四酢酸等が挙げられる。
【0057】
その他の配合可能成分としては、例えば、防腐剤(エチルパラベン、ブチルパラベン、クロルフェネシン、フェノキシエタノール等);消炎剤(例えば、グリチルリチン酸誘導体、グリチルレチン酸誘導体、サリチル酸誘導体、ヒノキチオール、酸化亜鉛、アラントイン等);美白剤(例えば、胎盤抽出物、ユキノシタ抽出物、アルブチン等);各種抽出物(例えば、オウバク、オウレン、シコン、シャクヤク、センブリ、バーチ、セージ、ビワ、ニンジン、アロエ、ゼニアオイ、アイリス、ブドウ、ヨクイニン、ヘチマ、ユリ、サフラン、センキュウ、ショウキュウ、オトギリソウ、オノニス、ニンニク、トウガラシ、チンピ、トウキ、海藻等)、賦活剤(例えば、ローヤルゼリー、感光素、コレステロール誘導体等);血行促進剤(例えば、ノニル酸ワレニルアミド、ニコチン酸ベンジルエステル、ニコチン酸β-ブトキシエチルエステル、カプサイシン、ジンゲロン、カンタリスチンキ、イクタモール、タンニン酸、α-ボルネオール、ニコチン酸トコフェロール、イノシトールヘキサニコチネート、シクランデレート、シンナリジン、トラゾリン、アセチルコリン、ベラパミル、セファランチン、γ-オリザノール等);抗脂漏剤(例えば、硫黄、チアントール等);抗炎症剤(例えば、トラネキサム酸、チオタウリン、ヒポタウリン等)等が挙げられる。
【0058】
さらに、エデト酸二ナトリウム、エデト酸三ナトリウム、クエン酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリウム、メタリン酸ナトリウム、グルコン酸、リンゴ酸等の金属封鎖剤、カフェイン、タンニン、ベラパミル、トラネキサム酸及びその誘導体、甘草、カリン、イチヤクソウ等の各種生薬抽出物、酢酸トコフェロール、グリチルレジン酸、グリチルリチン酸及びその誘導体又はその塩等の薬剤、ビタミンC、アスコルビン酸リン酸マグネシウム、アスコルビン酸グルコシド、アルブチン、コウジ酸等の美白剤、アルギニン、リジン等のアミノ酸及びその誘導体、フルクトース、マンノース、エリスリトール、トレハロース、キシリトール等の糖類等も適宜配合することができる。
【0059】
本発明にかかる水中油型乳化化粧料の製品形態としては、あらゆる製品形態をとることが可能である。具体的には、保湿ジェル、マッサージジェル、美容液、化粧水、乳液等のスキンケア化粧料、メーキャップ化粧料、サンケア用品、ヘアセット剤やヘアジェル等の毛髪化粧料、染毛剤等の製品形態をとることができる。
【0060】
[本発明にかかる水中油型乳化化粧料の製造方法]
公知の方法で製造することができる。たとえば、水にステアロキシヒドロキシプロピルメチルセルロースとノニオン活性剤を溶解する(A)。一部の水と油、アニオン活性剤を高圧乳化処理して超微細エマルションを調製する(B)。
(A)と(B)を混合することで、適度な粘度領域の目的の水中油型乳化化粧料を製造することが出来る。
【実施例
【0061】
本発明について、以下に実施例を挙げてさらに詳述するが、本発明はこれにより限定されるものではない。配合量は特記しない限り、その成分が配合される系に対する質量%で示す。
実施例の説明に先立ち本発明の係る水中油型乳化化粧料の評価方法について説明する。
【0062】
評価(1):透明度の評価
透明度は、超微細エマルジョンのパーツでのL値測定と最終外観で判断する。超微細エマルションパーツは、NIPPON DENSHOKU製SpectrophotometerSE700にて測定し、L値が30~90の間にあることを確認する。また、外観は50gのガラス容器に入れて、後ろの景色が透けるかどうかで判断する。

○後ろの景色が透ける
×後ろの景色が透けない
【0063】
評価(2):粘度の評価
粘度(mPa・s/30℃)は、粘度は、SHIBAURA SYSTEMS CO.,LTD製DIGITAL VISMETRON VDAにて測定する。
測定条件は、ローターNo.3もしくは4を使用し、12rpm/1分での数字とする。
粘度の測定が
A評価 2000~10,000mPa・s未満
B評価 2000mPa・s未満、又は、10,000mPa・sを超える場合
C評価 測定不可能
【0064】
はじめに、本発明者らは、本発明に用いる超微細エマルジョンを製造して、一般的な増粘剤と、(C)ノニオン系界面活性剤で、(A)平均乳化粒子径5nm~300nmである超微細エマルジョンが増粘することができるかどうか検討した。
【0065】
【表1】

【0066】
(*1)オレフィンオリゴマー30 (日清オイリオ社製)
(*2)Aristflex HMB(クラリアントジャパン株式会社製)
(*3)サンジェロース 90L (大同化成工業株式会社製)
(*4)エマレックス 125 (日本エマルジョン株式会社)
【0067】
これらから、一般的な増粘剤とノニオン系界面活性剤組み合わせでは、超微細エマルジョンは、十分な粘度を得ることができず、外観が悪化してしまうことが分かった。
一方で、(B)ステアロキシヒドロキシプロピルメチルセルロースと、(C)ノニオン系界面活性剤とを組み合わせると、外観を維持したまま、増粘することができると分かった。
【0068】
次に、本発明者らは、(B)ステアロキシヒドロキシプロピルメチルセルロースの配合量について検討した。
【0069】
【表2】

【0070】
これらの結果から、(B)ステアロキシヒドロキシプロピルメチルセルロースが、0.2質量%以上の範囲では、外観を良好に保ったまま粘度の高い水中油型乳化化粧料が得られることが分かった。
【0071】
次に、本発明者らは、(C)ノニオン系界面活性剤の配合量について検討した。
【0072】
【表3】

【0073】
これらの結果から、(B)ステアロキシヒドロキシプロピルメチルセルロースに対して、(C)ノニオン系界面活性剤の配合量比が、1:0.3~1:4の範囲では、外観を良好に保ったまま粘度の高い水中油型乳化化粧料が得られることが分かった。
【0074】
次に、本発明者らは、(C)ノニオン系界面活性剤の種類について検討した。
【0075】
【表4】
【0076】
(*5)ニッコールHCO-60(日光ケミカルズ株式会社製)
(*6)エマレックスGWIS-160N(日本エマルジョン株式会社製)
(*7)ニッコールBPS-30(日光ケミカルズ株式会社製)
(*8)ニッコール BB-20(日光ケミカルズ株式会社製)
(*9)ニッコールTS-10V(日光ケミカルズ株式会社製)
【0077】
これらの試験例より、(C)ノニオン系界面活性剤は、様々なもので、粘度を上昇させることが分かった。特に親水性のノニオン活性剤では外観、粘度ともに好ましいものができた。
【0078】
本発明者らは、以下に、さらに本発明にかかる水中油型乳化化粧料の処方例を記載する。
【0079】
【表5】