(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-01-13
(45)【発行日】2023-01-23
(54)【発明の名称】太陽光発電装置
(51)【国際特許分類】
H02J 15/00 20060101AFI20230116BHJP
H02J 7/00 20060101ALI20230116BHJP
H02J 7/35 20060101ALI20230116BHJP
H02S 20/32 20140101ALI20230116BHJP
【FI】
H02J15/00 A
H02J7/00 P
H02J7/35 K
H02S20/32
(21)【出願番号】P 2021570529
(86)(22)【出願日】2019-09-09
(86)【国際出願番号】 CN2019104855
(87)【国際公開番号】W WO2021046669
(87)【国際公開日】2021-03-18
【審査請求日】2021-11-26
(73)【特許権者】
【識別番号】521512790
【氏名又は名称】四季洋圃生物機電股▲フン▼有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100143720
【氏名又は名称】米田 耕一郎
(72)【発明者】
【氏名】楊境界
(72)【発明者】
【氏名】賈澤民
【審査官】下林 義明
(56)【参考文献】
【文献】特開2005-137101(JP,A)
【文献】特開2017-160897(JP,A)
【文献】特開2018-080810(JP,A)
【文献】特開平11-258042(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H02J 15/00
H02J 7/00 - 7/12
H02J 7/34 - 7/36
H02S 20/00 - 20/32
F16H 1/28 - 1/48
F16H 48/00 - 48/42
F03D 1/00 - 80/80
H02P 9/00 - 9/48
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
太陽光発電装置であって、
1つの倍増電力ユニットを少なくとも有し、前記倍増電力ユニットの外には、1つの太陽光発電群が少なくとも接続され、前記太陽光発電群は、1つのソーラーパネルと、前記ソーラーパネルに接続された少なくとも1つのバッテリーパックとを有し、前記倍増電力ユニットには、1つの平行軸増速器が少なくとも設けられ、前記平行軸増速器の一側には、駆動軸が設けられ、前記平行軸増速器の他側には、トルク軸が設けられ、前記駆動軸には、前記バッテリーパックに接続されたモータが回転可能に接続され、前記トルク軸には、1つの遊星歯車トルクアンプが回転可能に接続され、前記遊星歯車トルクアンプは、1つのインナーリング歯車を少なくとも有し、前記インナーリング歯車の内側には、遊星歯車群が環接され、前記遊星歯車群の一側には、発電機案内軸が固接され、前記発電機案内軸には、倍増電力発電機が回転可能に接続されて駆動され、前記遊星歯車群の他側には、前記インナーリング歯車の内側に噛合された3つの遊星歯車が少なくとも設けられ、前記遊星歯車の側面には、トルクカウンターウェイトが固定され、前記遊星歯車間には、前記トルク軸が噛合されることを特徴とする、太陽光発電装置。
【請求項2】
前記倍増電力発電機には、1つの整流器が少なくとも接続され、
前記整流器には、前記バッテリーパックに接続された1つのリターンリードが少なくとも増設されることを特徴とする請求項1に記載の太陽光発電装置。
【請求項3】
前記太陽光発電群には、1つの太陽追跡動力ユニットが少なくとも増設され、
前記太陽追跡動力ユニットの底端には、1つの水平回転動力部材が少なくとも増設され、
前記水平回転動力部材の上方には、チルト動力部材が接続され、
前記チルト動力部材の上方には、1つのチルトプラットフォーム部が少なくとも増設され、
前記チルトプラットフォーム部の上方には、前記ソーラーパネルが敷設されることを特徴とする請求項1に記載の太陽光発電装置。
【請求項4】
前記太陽光発電群には、1つの風力発電部材が少なくとも増設され、
前記風力発電部材には、前記バッテリーパックが接続されることを特徴とする請求項1に記載の太陽光発電装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、太陽光発電の分野に関し、特に、太陽光発電装置に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、太陽光発電の運用は、
図1に示すように、その大部分がソーラーパネル10を敷設することにより達成し、この技術を実施すると分かるように、ソーラーパネル10が選定し得る敷設エリアは、高山、海洋、宇宙船、船舶、路面交通機関、田舎、都市建築及びビルディング、湖及び砂漠など非常に広く、このことから分かるように地球上の何れの陸地及び陸地近くのエリアと言え、機関上には、直流電流を発生させるソーラーパネル10を敷設することができ、ソーラーパネル10は利用価値が非常に高い施設であり、既に知られている制限が最も少ない発電技術手段でもある。
【0003】
地球の気候が急速に悪化するに伴い、一部エリアの農業、養殖・漁業及び牧畜業は、減収又は無収入となっており、従って、農業に太陽光発電を組み合わせると、農民、漁民及び牧畜民の収益を安定させて増やすことができる。統計によると、1平方メートル当たり毎時28ワットの発電収益があるため、生産性が高くない農業エリア、養殖地及び牧畜地に太陽光発電を普及させて設置することができると、農民、漁民及び牧畜民の生計問題を効果的に解決することができる。
【0004】
しかしソーラーパネル10は、従来技術では小面積で発電量の上限が300ワットのソーラーパネル10にしか製作することができず、最低16.6キロワットの発電後の出力量を満足させるためには、ソーラーパネル10は、少なくとも17ブロック以上のソーラーパネル10を集めて敷設しなければ、最適な太陽光照射条件下で、最低目標である最も基本の発電後の1枚の出力量である300ワットを達成することはできなかった。しかし、毎日の最適な太陽光照射条件は約3~4時間しか無かったため、ソーラーパネル10を大量に敷設しなければ、太陽光の最適な照射条件下でなければ、なんとかしてソーラーパネル10の発電使用出力時間を延ばし、ソーラーパネル10が発生させる直流電流は、インバータ20を介して交流電流に変換し、初めて出力して給電することができた。同時に、インバータ20を使用すると、電気エネルギーを消費し、ソーラーパネル10の発電出力効果が下がった(例えば、
図1を参照する)。
【0005】
ただ、大量に敷設しなければならないソーラーパネル10は組立コストが少なくなく、毎日の日照有効発電出力時間が3~4時間しかないため、平均発電出力効果が不安定となり、インバータ20を介してソーラーパネル10の発電出力効果が下がった。そのため、その他の方法により技術を向上させ、安定した電力生産性を効果的に延ばす他なかった。
【0006】
(発明の内容)
【0007】
そのため、本願が解決することは、従来技術の組立コストが少なくなく、有効発電出力時間が短かった問題を解決し、インバータを介することによりソーラーパネルの発電後の消耗を減らし、有効発電出力時間を延長する太陽光発電装置を提供することにある。
【0008】
本願の太陽光発電装置は、1つの倍増電力ユニットを少なくとも有し、前記倍増電力ユニットの外には、1つの太陽光発電群が少なくとも接続され、前記太陽光発電群は、1つのソーラーパネルと、前記ソーラーパネルに接続された少なくとも1つのバッテリーパックとを有し、前記倍増電力ユニットには、1つの平行軸増速器が少なくとも設けられ、前記平行軸増速器の一側には、駆動軸が設けられ、前記平行軸増速器の他側には、トルク軸が設けられ、前記駆動軸には、前記バッテリーパックに接続されたモータが回転可能に接続され、前記トルク軸には、1つの遊星歯車トルクアンプが回転可能に接続され、前記遊星歯車トルクアンプは、1つのインナーリング歯車を少なくとも有し、前記インナーリング歯車の内側には、遊星歯車群が環接され、前記遊星歯車群の一側には、発電機案内軸が固接され、前記発電機案内軸には、倍増電力発電機が回転可能に接続されて駆動され、前記遊星歯車群の他側には、前記インナーリング歯車の内側に噛合された3つの遊星歯車が少なくとも設けられ、前記遊星歯車の側面には、トルクカウンターウェイトが固定され、前記遊星歯車間には、前記トルク軸が噛合される。
【0009】
代替的に、前記倍増電力発電機には、1つの整流器が少なくとも接続され、前記整流器には、前記バッテリーパックに接続された1つのリターンリードが少なくとも増設される。
【0010】
代替的に、前記太陽光発電群には、1つの太陽追跡動力ユニットが少なくとも増設され、前記太陽追跡動力ユニットの底端には、1つの水平回転動力部材が少なくとも増設され、前記水平回転動力部材の上方には、チルト動力部材が接続され、前記チルト動力部材の上方には、1つのチルトプラットフォーム部が少なくとも増設され、前記チルトプラットフォーム部の上方には、前記ソーラーパネルが敷設される。
【0011】
代替的に、前記太陽光発電群には、1つの風力発電部材が少なくとも増設され、前記風力発電部材には、前記バッテリーパックが接続される。
【0012】
本願の有益な効果は、ソーラーパネルにモータが接続され、モータには、平行軸増速器が回転可能に接続され、平行軸増速器には、遊星歯車トルクアンプが回転可能に接続され、遊星歯車トルクアンプには、倍増電力発電機が回転可能に接続されて駆動され、さらに、遊星歯車トルクアンプのトルクカウンターウェイトは、倍増電力発電機が延長する有効電力発電出力時間を安定させる実質的効果を有する。
(実施方式)
【0013】
本分野の技術者が本願を良く理解して実施できるように、以下では、添付図面と具体的に実施例を組み合わせて本願をさらに説明するが、挙げる実施例によって本願が限定されるものではない。
【0014】
本願の太陽光発電装置1は、1つの倍増電力ユニット2を少なくとも有する。倍増電力ユニット2の外には、1つの太陽光発電群3が少なくとも接続される。太陽光発電群3は、直流電流を発生させるソーラーパネル31と、ソーラーパネル31が発生させた直流電流を蓄えるために接続されたバッテリーパック32とを有する。さらに、倍増電力ユニット2は、平行軸増速器21を少なくとも有する。平行軸増速器21の一側(この実施例では左側)には、駆動軸22が設けられ、平行軸増速器21の他側(この実施例では右側)には、トルク軸23が設けられる。さらに、駆動軸22には、バッテリーパック32に接続されたモータ24が回転可能に接続される。モータ24は、バッテリーパック32に蓄えられた直流電流により駆動され、モータ24により平行軸増速器21を駆動する。さらに、平行軸増速器21には、トルク軸23により1つの遊星歯車トルクアンプ4と少なくとも回転可能に接続されて駆動する。遊星歯車トルクアンプ4は、1つのインナーリング歯車41を少なくとも有する。インナーリング歯車41の内側には、遊星歯車群42が少なくとも環接される。遊星歯車群42の一側(この実施例では右側)には、発電機案内軸43が固接される。発電機案内軸43には、倍増電力発電機5が回転可能に接続されて駆動され、遊星歯車群42の他側(この実施例では左側)には、インナーリング歯車41の内側に噛合された3つの遊星歯車422が少なくとも設けられる。遊星歯車422の側面には、トルクカウンターウェイト44が固定される。さらに、遊星歯車422間には、トルク軸23が噛合される。倍増電力発電機5は、交流電流を発生させて直接出力して給電する。また、倍増電力発電機5には、1つの簡易な整流器6が少なくとも接続される。整流器6は、バッテリーパック32に接続された1つのリターンリード61が少なくとも設けられる。リターンリード61は、倍増電力発電機5に発生した電力の一部をバッテリーパック32に戻して充電し、モータ24の使用時間が延長し得る太陽光発電装置1の自己循環システムを形成する(例えば、
図2、
図3を参照する)。
【0015】
本願は、6ブロックのソーラーパネル31を組み合わせて長時間使用できる価値を有し、その使用上、まず、ソーラーパネル31が発生させた1.8キロワットの電力をバッテリーパック32に蓄える。バッテリーパック32は、蓄えた光エネルギー電力により直流のモータ24を駆動する。モータ24は、僅か750ワットで駆動することができ、さらに、モータ24により機械エネルギーの平行軸増速器21の速度を約(毎時約3000回転)まで増やす。平行軸増速器21は、機械エネルギーの遊星歯車トルクアンプ4を駆動し、遊星歯車トルクアンプ4の遊星歯車群42により遊星歯車422を介して発電機案内軸43を毎時約800回転まで減速させ、発電機案内軸43により回転可能に接続された倍増電力発電機5は、瞬間的に約6キロワットの交流発電量を発生させる。また、遊星歯車422は、トルクカウンターウェイト44の重量によりエネルギーを蓄えて発電機案内軸43の回転速度を安定的に支えることにより、発電機案内軸43が駆動する倍増電力発電機5が発生する増幅と、直接的に外部に供給する交流発電効率とを保証し得る。さらに、倍増電力発電機5が発生させる電力の一部は、リターンリード61を介してバッテリーパック32に戻って充電し、これによりバッテリーパック32に戻って充電してモータ24に供給するため、使用時間を延長することができる自己循環システムを形成する(例えば、
図2、
図3を参照する)。
【0016】
本願の倍増電力発電機5が発生させる6キロワットの発電量は、約5キロワットの電力を直接出力することができる。また、整流器6が保留した1キロワットは、リターンリード61を介してバッテリーパック32内に戻して蓄えられ、供給してモータ24の継続運転時間が少なくとも毎日8時間以上の発電時間が達成できることを助ける。さらに、6ブロックが取り付けられたソーラーパネル31が発生させる電力は1.8キロワットであり、倍増電力ユニット2を介して電力を6キロワットまで直ちに増やす。また、モータ24は、弱電でも稼働可能な装置であり、太陽光発電装置1は、太陽光が最適な条件下でもなくても非常に効率的に使用することができる。そのため、このことから分かるように、太陽光発電装置1は、バッテリーパック32が蓄える電気エネルギーを含むため、太陽光発電装置1は、毎日、少なくとも高い使用率で8時間駆動でき、モータ24は、使用時間を延長することができる太陽光発電装置1の自己循環システムを形成する(例えば、
図2を参照する)。
【0017】
本願の倍増電力ユニット2は、コンテナーA中に配列設置し、コンテナーA中に組立てた後、現有する大面積で敷設されたソーラーパネル31と組み合わせて使用することができる。或いは、大量の倍増電力ユニット2を利用し、大面積で敷設されたソーラーパネル31を設定して使用する(例えば、
図4を参照する)。
【0018】
また、本願の倍増電力ユニット2は、高消費電力の車Bに載せて運用し得る。車Bは、内部に倍増電力ユニット2及びバッテリーパック32が組み立てられ、外部にソーラーパネル31を敷設すると、倍増電力ユニット2が発生させた電気エネルギーを車Bへ供給して使用することができ、これにより車Bのエンジンが発電する負荷を有効に減らし、車Bのエンジンは、燃料の消費を効果的に減らすことが可能となる。また、本案の太陽光発電装置1は、既知の交通機関にほぼ使用することが可能である(例えば、
図5を参照する)。
【0019】
本願の太陽光発電群3には、1つの太陽追跡動力ユニット3Aが少なくとも増設される。太陽追跡動力ユニット3Aの底端には、1つの水平回転動力部材3A1が少なくとも増設される。水平回転動力部材3A1の上方には、1つのチルト動力部材3A2が少なくとも接続される。チルト動力部材3A2の上方には、1つのチルトプラットフォーム部3A3が少なくとも増設される。チルトプラットフォーム部3A3の上方には、ソーラーパネル31が別途敷設される。これにより太陽追跡動力ユニット3Aは、ソーラーパネル31を太陽Hに向け続け、太陽光発電装置1は、連続8時間の発電を満足させることができる上、この太陽Hは、発電装置1が弱電を利用してモータ24を駆動させ、日中では太陽Hの弱光及び雲層を通過する少ない光でも太陽光発電装置1の発電ニーズを満たすことができるため、本案は、毎日3~4時間の太陽Hの日照有効発電出力時間により制限されない(例えば、
図6を参照する)。
【0020】
本願の太陽光発電群3には、1つの風力発電部材3Bが少なくとも増設される。風力発電部材3Bには、バッテリーパック32が接続される。これにより、風力発電部材3Bの使用は、ちょうど太陽光発電装置1の実施を夜間まで延長することができ、如何なる天候状態であっても発電及び電力出力を保証することができる(例えば、
図7を参照する)。
【0021】
上述したことから分かるように、太陽光発電装置1は、ソーラーパネル31により発生された直流光エネルギー電力はバッテリーパック32に蓄えられる。バッテリーパック32は、蓄えた直流光エネルギー電力により直流のモータ24を駆動させる。モータ24は、僅か750ワットで駆動させることができる。さらに、モータ24により機械エネルギーを有する平行軸増速器21の速度を高める。平行軸増速器21は、機械エネルギーの遊星歯車トルクアンプ4を駆動し、遊星歯車トルクアンプ4の遊星歯車群42により、遊星歯車422を介して発電機案内軸43の速度を下げ、発電機案内軸43により倍増電力発電機5に回転可能に接続し、交流発電を増幅して外部に直接供給可能である。また、遊星歯車422は、トルクカウンターウェイト44の重量に応じ、エネルギーを蓄えて発電機案内軸43の回転速度を安定的に支え、これにより発電機案内軸43が駆動する倍増電力発電機5の発電効果を保証する。これにより、発電機4が発生させる電力値の持続性及び安定性を保証するとともに、従来技術の組立コストが少なくなく、有効発電出力時間が短いという欠点を完全に無くし、よく見かけた発電後の効果が下がるか無くなるインバータを取付ける必要がなく、さらに、太陽光発電装置1は、農業、養殖・漁業及び牧畜業に太陽光発電を組み合わせると、農民、漁民及び牧畜民の収益を安定させて増やすことができ、さらに、太陽光発電装置1は、整流器6に依り、バッテリーパック32と接続されたリターンリード61を有する。リターンリード61は、倍増電力発電機5が発生させた電力の一部を導流してバッテリーパック32に戻して充電し、モータ24は、使用時間を延長することができる自己循環システムを形成し、本願は、自己循環システムに太陽光発電群3及び倍増電力ユニット2を融合させて本案を形成するという優れた特長を有する。
【0022】
上述した実施例は、本願を十分に説明するためだけに挙げた好適な実施例であり、本願の保護範囲はこれだけに限定されない。本技術分野の技術者が、本願を基礎として行う等価の置換又は変化もともに本願の保護範囲内に含まれる。本願の保護範囲は、特許請求の範囲を基準とする。
(工業実用性)
【0023】
本願のソーラーパネルには、モータが接続され、モータには、平行軸増速器が回転可能に接続され、平行軸増速器には、遊星歯車トルクアンプが回転可能に接続され、遊星歯車トルクアンプには、倍増電力発電機が回転可能に接続されて駆動され、さらに、遊星歯車トルクアンプのトルクカウンターウェイトは、倍増電力発電機が延長する有効電力発電出力時間を安定し得る実質的効果を有し、工業分野で製造・使用することができるため、工業的実用性を有する。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【
図1】
図1は、従来のソーラーパネルを示す図である。
【
図2】
図2は、本願の太陽光発電装置を示す図である。
【
図3】
図3は、本願の遊星歯車の噛合を示す図である。
【
図4】
図4は、本願の太陽光発電装置を大面積で使用するときの状態を示す図である。
【
図5】
図5は、本願の太陽光発電装置を車載して使用するときの状態を示す図である。
【
図6】
図6は、本願を太陽追尾動力ユニットと組み合わせたときの状態を示す図である。
【
図7】
図7は、本願を風力発電部材と組み合わせたときの状態を示す図である。
【符号の説明】
【0025】
(従来技術)
10 ソーラーパネル
20 インバータ
(本発明)
A コンテナー
B 車
H 太陽
1 太陽光発電装置
2 倍増電力ユニット
21 平行軸増速器
22 駆動軸
23 トルク軸
24 モータ
3 太陽光発電群
3A 太陽追跡動力ユニット
3A1 水平回転動力部材
3A2 チルト動力部材
3A3 チルトプラットフォーム部
3B 風力発電部材
31 ソーラーパネル
32 バッテリーパック
4 遊星歯車トルクアンプ
41 インナーリング歯車
42 遊星歯車群
422 遊星歯車
43 発電機案内軸
44 トルクカウンターウェイト
5 倍増電力発電機
6 整流器
61 リターンリード