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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-01-16
(45)【発行日】2023-01-24
(54)【発明の名称】電源システム
(51)【国際特許分類】
   B60R 16/04 20060101AFI20230117BHJP
   F02B 63/04 20060101ALI20230117BHJP
   H02J 7/34 20060101ALI20230117BHJP
   H02J 7/00 20060101ALI20230117BHJP
【FI】
B60R16/04 X
F02B63/04 C
H02J7/34 B
H02J7/00 302C
H02J7/00 303C
【請求項の数】 3
(21)【出願番号】P 2018135297
(22)【出願日】2018-07-18
(65)【公開番号】P2020011618
(43)【公開日】2020-01-23
【審査請求日】2021-07-09
(73)【特許権者】
【識別番号】515245457
【氏名又は名称】株式会社オートレント
(74)【代理人】
【識別番号】100120178
【弁理士】
【氏名又は名称】三田 康成
(72)【発明者】
【氏名】上野 拓也
【審査官】浅野 麻木
(56)【参考文献】
【文献】特開2013-018600(JP,A)
【文献】特開2011-116532(JP,A)
【文献】特開平11-192884(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B60R 16/04
F02B 63/04
H02J 7/34
H02J 7/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
エンジンによって駆動されるオルタネーターと、
前記オルタネーターに接続されてそのオルタネーターが発電した電気を蓄えるとともに、エンジン補機に電気を供給するメインバッテリーと、
前記メインバッテリーに接続されるサブバッテリーチャージャーと、
前記サブバッテリーチャージャーに接続され、電気製品に供給する電気を蓄えるサブバッテリーと、
前記サブバッテリーに接続され、停車中にスイッチがオンされて、前記サブバッテリーに充電された直流電気を交流電気に変換し、その変換した交流電気をコンセントから出力するインバーターと、
を有し、
前記サブバッテリーチャージャーは、エンジン停止中は前記メインバッテリーと前記サブバッテリーとを電気的に接続せず、イグニッションスイッチのACC信号に連動してスイッチがオンされて、前記メインバッテリー前記サブバッテリーを電気的に接続して、前記メインバッテリーの余剰の電気を前記サブバッテリーに供給する、
電源システム。
【請求項2】
請求項1に記載の電源システムにおいて、
前記インバーターは、PTOスイッチ又はPTOレバーに連動してスイッチがオンされる、
電源システム。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の電源システムにおいて、
前記インバーターは、パーキングブレーキに連動してスイッチがオンされる、
電源システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、電源システムに関する。
【背景技術】
【0002】
高所作業車などでは、バケットに載った作業者が使用する電動工具や照明に電気を供給する必要がある。この電気は、車両の荷台又は地上に置かれたポータブル式発電機から供給する。高所作業車などでは、伸縮ブームの内部に電源コードが配索されている。その電源コードの基端は、伸縮ブームの根元付近から出ており、電源プラグがついている。電源コードの先端は、バケットに設けられたコンセントに接続されている。このような構造であるので、電源プラグを発電機のコネクターに差し込み、発電機を作動させることでバケットに電気を供給する。なおポータブル式の発電機は、たとえば特許文献1に記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2011-153620号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述したようなポータブル式の発電機は、エンジンで駆動されるので、発電時に騒音を発生する。そのため夜間作業時に近隣住民からクレームが寄せられることも少なくなかった。
【0005】
本発明は、このような従来の問題点に着目してなされた。本発明の目的は、静粛性に優れる電源システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は以下のような解決手段によって前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために本発明の実施形態に対応する符号を括弧書きするが、これに限定されるものではない。また符号を付して説明した構成は適宜代替しても改良してもよい。
【0007】
第1の態様は、エンジンによって駆動されるオルタネーター(21)と、前記オルタネーター(21)に接続されてそのオルタネーター(21)が発電した電気を蓄えるとともに、エンジン補機に電気を供給するメインバッテリー(11)と、 前記メインバッテリー(11)に接続されるサブバッテリーチャージャー(13)と、 前記サブバッテリーチャージャー(13)に接続され、電気製品に供給する電気を蓄えるサブバッテリー(12)と、前記サブバッテリー(12)に接続され、停車中にスイッチがオンされて、前記サブバッテリー(12)に充電された直流電気を交流電気に変換し、その変換した交流電気をコンセント(14a)から出力するインバーター(14)とを有し、前記サブバッテリーチャージャー(13)は、エンジン停止中は前記メインバッテリー(11)と前記サブバッテリー(12)とを電気的に接続せず、イグニッションスイッチ(22)のACC信号に連動してスイッチがオンされて、前記メインバッテリー(11)前記サブバッテリー(12)を電気的に接続して、前記メインバッテリー(11)の余剰の電気を前記サブバッテリー(12)に供給する電源システムである。
【0008】
第2の態様は、第1の態様の電源システムにおいて、前記インバーター(14)は、PTOスイッチ又はPTOレバーに連動してスイッチがオンされる電源システムである。
【0009】
第3の態様は、第1又は第2の態様の電源システムにおいて、前記インバーター(14)は、パーキングブレーキに連動してスイッチがオンされる電源システムである。
【発明の効果】
【0011】
この態様によれば、発電機を使用することなく、交流電気をコンセントから出力できるので、優れた静粛性を呈することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1図1は、高所作業車について説明する図である。
図2図2は、電源システムの具体的な構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
はじめに、本実施形態の理解を容易にするために、図1を参照して高所作業車について説明する。
【0014】
高所作業車100は、主に、車体20と、旋回台40と、伸縮ブーム(以下適宜「ブーム」と称する)50と、バケット80とを有する。
【0015】
車体20は、タイヤ車輪30(前輪31及び後輪32)を備えて運転キャブ21から走行運転操作が可能なトラック式車両である。
【0016】
旋回台40は、車体20の上に設けられる。旋回台40は、車体20の後部に上下軸回りに360度旋回自在である。旋回台40は、車体20の内部に設けられた旋回モーター51の回転駆動力によって水平旋回する。
【0017】
ブーム50は、基端が旋回台40の上部に支持される。ブーム50は、基端から順に、基端ブーム50a、中間ブーム50b及び先端ブーム50cを有する。また基端ブーム50aの内部には、伸縮シリンダー53が設けられている。この伸縮シリンダー53が伸縮すると、基端ブーム50aに対して中間ブーム50b及び先端ブーム50cが相対的に移動し、ブーム50の全体が軸方向に伸縮する。
【0018】
また、基端ブーム50aと旋回台40とをつなぐように起伏シリンダー52が跨設されている。この起伏シリンダー52が伸縮することで、ブーム50の起伏角度が変化する。
【0019】
先端ブーム50cの先端部には、ブームヘッドを介して垂直ポスト60が上下方向に揺動自在に枢支されている。垂直ポスト60は、先端ブーム50cとの間に配設された上部レベリングシリンダー57bによって揺動制御される。上部レベリングシリンダー57bは、旋回台40と基端ブーム50aとの間に張り渡された下部レベリングシリンダー57aと連通する油路で結ばれている。このような、いわゆる油圧閉ループ式のレベリング装置の構成によって、ブーム50の起伏角度の如何に拘らず垂直ポスト60が常時垂直姿勢に保持される。
【0020】
バケット80は、ブーム50の先端部に取り付けられ、作業者が搭乗する。バケット80は、上端が開口した略箱形状である。バケット80の外側には、アーム70が突出して設けられている。バケット80は、そのアーム70を介して垂直ポスト60の上端部に回動自在に取り付けられている。アーム70の内部には首振りモーター54が設けられている。この首振りモーター54が回転駆動すると、バケット80は、垂直ポスト60を中心として首振り動(水平旋回動)する。垂直ポスト60は、上述のように常時垂直姿勢が保たれるので、バケット80の床面はブーム50の起伏角度によらず常時水平に保持される。
【0021】
バケット80には、搭乗した作業者が操作する上部操作装置81が設けられている。上部操作装置81には、旋回台40の旋回操作、ブーム50の起伏・伸縮操作、バケット80の首振り操作等を行うための操作レバーが設けられている。バケット80に搭乗した作業者は、操作レバーを操作して、旋回台40やブーム50等の作動操作(これらを総称して「ブーム操作」ともいう)を行う。なお、車体20には、上部操作装置81と同様に、ブーム操作を行うための下部操作装置(図示を省略)が取り付けられている。また上部操作装置81には、バケットに載った作業者が使用する電動工具や照明に電気を供給するためのコンセントが設けられている。この電気は、ブーム50の内部に配索された電源コードによって供給される。
【0022】
車体20の上には、車両の左右側方に開く開閉扉を有し、作業工具や使用機材等を収容保持する大型の収納ボックス15~17が取り付けられている。収納ボックス15~17は、旋回台40を旋回作動させ、あるいはブーム50を車体20の上に格納させたときに、旋回台40や起伏シリンダー52等と干渉しない領域に配設されている。後述するサブバッテリー12、サブバッテリーチャージャー13、インバーター14などは、これらの収納ボックス15~17のいずれかに格納されているとよい。
【0023】
車体20の下側には、メインバッテリー11が格納されている。ただし、このメインバッテリー11は、サブバッテリー12、サブバッテリーチャージャー13、インバーター14などと同様に、収納ボックス15~17のいずれかに格納されてもよい。
【0024】
車体20の前後左右には、車幅方向に拡縮可能で且つ上下に伸縮可能なアウトリガー60が設けられている。アウトリガー60は、拡幅及び伸長することで、図1に示すように、車体20を持ち上げて安定させる。作業者は、このようにして安定させられた作業車100のバケット80に載って作業を行う。
【0025】
以上説明したような高所作業車100において、バケット80に載った作業者が使用する電動工具や照明に電気を供給する必要がある。この電気は、従来、車両の荷台又は地上に置かれたポータブル式発電機から供給していた。高所作業車100のブームの内部には、電源コードが配索されている。その電源コードの基端は、伸縮ブームの根元付近から出ており、電源プラグがついている。電源コードの先端は、バケットに設けられたコンセントに接続されている。このような構造であるので、電源プラグを発電機のコネクターに差し込み、発電機を作動させることでバケットに電気を供給していた。
【0026】
しかしながら、上述したようなポータブル式の発電機は、エンジンで駆動されるので、発電時に騒音を発生する。そのため夜間作業時に近隣住民からクレームが寄せられることも少なくなかった。
【0027】
これに対して、発明者らは、ポータブル式の発電機に代えて、蓄電池を利用することに想到した。以下に、図2を参照して具体的な構成について説明する。
【0028】
電源システム10は、メインバッテリー11と、サブバッテリー12と、サブバッテリーチャージャー13と、インバーター14とを有する。
【0029】
メインバッテリー11は、エンジンによって駆動されるオルタネーター21に接続されてそのオルタネーター21が発電した電気を蓄える。そして、メインバッテリー11は、必要に応じて、その蓄えた電気を、エンジン補機などの車両の走行に必要な機器に供給する。メインバッテリー11は、特に種別が問われないが、たとえばDC12V又は24Vの鉛蓄電池である。ただし、鉛蓄電池以外の蓄電池であってもよい。
【0030】
サブバッテリー12は、メインバッテリー11とは別に設けられている。サブバッテリー12は、メインバッテリー11が供給するのとは異なる機器に、蓄えている電気を供給する。サブバッテリー12は、特に種別が問われない。サブバッテリー12は、鉛蓄電池であっても、リチウムイオンバッテリーをはじめとするその他のバッテリーであってもよい。ただし、メインバッテリー11がDC12Vタイプであれば、サブバッテリー12もDC12Vタイプであることが望ましい。メインバッテリー11がDC24Vタイプであれば、サブバッテリー12もDC24Vタイプであることが望ましい。
【0031】
サブバッテリーチャージャー13は、メインバッテリー11が一定電圧以上になった場合にサブバッテリー12に充電を行う装置である。サブバッテリーチャージャー13は、メインバッテリー11及びサブバッテリー12を接続し、メインバッテリー11の電気をサブバッテリー12に供給する。サブバッテリーチャージャー13は、イグニッションスイッチ22のACC信号に連動して、スイッチがオンされて、メインバッテリー11とサブバッテリー12とを電気的に接続する。このようになっているので、基本的には、サブバッテリーチャージャー13は、エンジンの作動中、すなわちオルタネーター21の発電中に、メインバッテリー11とサブバッテリー12とを電気的に接続する。バッテリーは、容量の少ないバッテリーから容量の大きなバッテリーに電気が流れるという特性がある。通常、メインバッテリー11は、サブバッテリー12に比べて容量が小さいので、上述のようなスイッチの切り替えがなければ、エンジン停止中(オルタネーター21の停止中)に、メインバッテリー11からサブバッテリー12に電気が流れて、メインバッテリー11がバッテリー上がり(過放電)を起こしてしまう可能性がある。このような状態では、スターターモーターを駆動することができず、エンジンを起動できないおそれがある。
【0032】
これに対して、本実施形態では、サブバッテリーチャージャー13は、イグニッションスイッチ22のACC信号に連動して、スイッチがオンされる。したがって、イグニッションキーの位置がACCの場合であってエンジン停止中にもメインバッテリー11とサブバッテリー12とを電気的に接続されるが、イグニッションキーの位置がACCのまま放置されることはあまり多くない。したがって、基本的には、エンジン停止中は、メインバッテリー11とサブバッテリー12とが電気的に接続されない。エンジンの作動中、すなわちオルタネーター21の発電中に、メインバッテリー11とサブバッテリー12とが電気的に接続される。そのため、メインバッテリー11からサブバッテリー12に電気が流れて、メインバッテリー11がバッテリー上がりを起こすという事態を防止できる。
【0033】
インバーター14は、サブバッテリー12に接続され、サブバッテリー12に充電された直流電気を交流電気に変換し、その変換した交流電気をコンセント14aから出力する。インバーター14は、停車中にスイッチがオンされる。具体的には、インバーター14は、PTOスイッチに連動して、スイッチがオンされて、サブバッテリー12に充電された直流電気を交流電気に変換する。なおPTOスイッチとは、PTO(Power Take-Off)を作動させるためのスイッチである。車両によっては、PTOスイッチではなく、PTOレバーを用いることもある。PTOは、車両駆動用のエンジン動力を作業機の駆動のために取り出す機構のことである。トランスミッション又はトランスファーのギアをニュートラル(又はパーキング)に入れ、車室内のPTOスイッチ又はPTOレバーを操作することで、PTO機器(たとえばバケット80)に動力が伝達される。
【0034】
インバーター14には、イグニッションスイッチのACC信号を入力するためのACC端子141が設けられている。そこで、通常は、ACC端子からイグニッションスイッチのACC信号を入力したら、インバーターは、スイッチをオンする。すなわち、インバーターは、エンジンの作動中、すなわちオルタネーターの発電中に作動することで、インバーターに接続されるバッテリーの過放電を防止している。インバーターに接続されるバッテリーが、メインバッテリーであった場合に、そのメインバッテリーが過放電してしまっては、スターターモーターを駆動することができず、エンジンを起動できないおそれがあるからである。しかしながら、そのようにしては、コンセント14aから電気を出力するために、エンジンを作動させる必要があり、騒音が発生してしまう。そこで発明者らは、PTOスイッチに連動して出力される信号をACC端子に送るようにしたのである。このようにすることで、エンジンの停止中であって、作業者の作業時にコンセント14aから電気を出力することが可能になり、静粛性に優れる電源システムを提供できるようになったのである。
【0035】
本実施形態によれば、エンジンによって駆動されるオルタネーター21に接続されてそのオルタネーター21が発電した電気を蓄えるとともに、エンジン補機に電気を供給するメインバッテリー11と、電気製品に供給する電気を蓄えるサブバッテリー12と、エンジンが作動中にスイッチがオンされて、メインバッテリー11及びサブバッテリー12を電気的に接続して、メインバッテリー11の余剰の電気をサブバッテリー12に供給するサブバッテリーチャージャー13とを備えるので、エンジン停止中は、メインバッテリー11とサブバッテリー12とが電気的に接続されない。そのため、メインバッテリー11からサブバッテリー12に電気が流れて、メインバッテリー11がバッテリー上がりを起こすという事態が防止される。特に、イグニッションスイッチ22のACC信号に連動して、サブバッテリーチャージャー13のスイッチがオンされるようにすることで、使用者は、特段意識することなく、エンジンの作動中、すなわちオルタネーター21の発電中に、メインバッテリー11とサブバッテリー12とを電気的に接続して、メインバッテリー11のバッテリー上がりを起こすことなく、サブバッテリー12を充電することができる。
【0036】
また、サブバッテリー12に接続され、サブバッテリー12に充電された直流電気を交流電気に変換し、その変換した交流電気をコンセント14aから出力するインバーター14をも備えるので、電源プラグを、従来の発電機に代えて、インバーター14のコンセント14aに差し込むことで、バケット80に電気を供給できる。そして、インバーター14は、停車中にスイッチがオンされるので、停車中にのみサブバッテリー12に充電された直流電気が交流電気に変換される。したがって、サブバッテリー12の無用な放電を回避することができる。特に、PTOスイッチに連動して、インバーター14のスイッチがオンされるようにすることで、バケット80に載った作業者は、特段意識することなく、バケット80のコンセントを利用して、電動工具や照明を使用することができる。またPTOスイッチがオンのままでは、走行できないので、走行中はインバーター14のスイッチが必ずオフされることとなり、サブバッテリー12の無用な放電を確実に防止することが可能になる。以上説明した構成によって、従来のような発電機を使用する必要がなくなるので、静粛性に優れ、夜間作業にも好適である。
【0037】
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一部を示したに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。
【0038】
たとえば、上記実施形態においては、PTOスイッチに連動して、インバーター14のスイッチがオンされるようにしたが、パーキングブレーキに連動してスイッチがオンされるようにしても、同様の作用効果を得ることができる。
【0039】
なお上記実施形態は、適宜組み合わせ可能である。すなわちPTOスイッチ及びパーキングブレーキの両者に連動してインバーター14のスイッチがオンされるようにしてもよい。
【符号の説明】
【0040】
10 電源システム
11 メインバッテリー
12 サブバッテリー
13 サブバッテリーチャージャー
14 インバーター
14a コンセント
21 オルタネーター
22 イグニッションスイッチ
100 高所作業車
図1
図2