(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-01-16
(45)【発行日】2023-01-24
(54)【発明の名称】折りたたみ式四輪ハンドカート
(51)【国際特許分類】
B62B 1/12 20060101AFI20230117BHJP
【FI】
B62B1/12
(21)【出願番号】P 2021560512
(86)(22)【出願日】2020-03-30
(86)【国際出願番号】 KR2020004303
(87)【国際公開番号】W WO2020204517
(87)【国際公開日】2020-10-08
【審査請求日】2021-09-24
(31)【優先権主張番号】10-2019-0036976
(32)【優先日】2019-03-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】521438892
【氏名又は名称】ソン ゼホ
【氏名又は名称原語表記】SONG,Jae Ho
(73)【特許権者】
【識別番号】521438906
【氏名又は名称】ソン ウォンソク
【氏名又は名称原語表記】SONG,Won Seok
(73)【特許権者】
【識別番号】521438917
【氏名又は名称】ソン ボギョン
【氏名又は名称原語表記】SONG,Bo Kyoung
(74)【代理人】
【識別番号】100121728
【氏名又は名称】井関 勝守
(74)【代理人】
【識別番号】100165803
【氏名又は名称】金子 修平
(74)【代理人】
【識別番号】100170900
【氏名又は名称】大西 渉
(72)【発明者】
【氏名】ソン ゼホ
(72)【発明者】
【氏名】ソン ウォンソク
(72)【発明者】
【氏名】ソン ボギョン
【審査官】姫島 卓弥
(56)【参考文献】
【文献】特開昭63-022765(JP,A)
【文献】特開2005-170264(JP,A)
【文献】特開2017-100543(JP,A)
【文献】特開2000-302044(JP,A)
【文献】実開昭63-047976(JP,U)
【文献】特開2001-151117(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B62B 1/12
B62B 1/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
本体と、
下部に一つ以上の積載板車輪部が備えられ、ヒンジ部を介して前記本体と連結されて、前記ヒンジ部により前記本体方向に回転しながら折りたたまれるように設けられ、物品が積載される積載板と、を含み、
前記積載板車輪部は、
前記ヒンジ部の回転によって前記ヒンジ部の回転方向に対して垂直方向に回転する車輪棒に連結され、
前記積載板が前記本体方向に回転しながら折りたたまれるとき、前記車輪棒が回転することによって前記積載板の下面に回転しながら折りたたまれるように構成され、
前記積載板が前記本体の垂直方向に回転しながら広がるとき、前記車輪棒が反対方向に回転することによって、前記積載板の垂直方向に回転しながら広がるように構成さ
れ、
前記車輪棒には、片側から垂直方向に突出形成されて、前記ヒンジ部の回転によって前記車輪棒を回転させる垂直突起が備えられ、
前記本体には、前記垂直突起の回転によって前記積載板車輪部が前記積載板の下面に折りたたまれたり、前記積載板の垂直方向に広がることができるように前記垂直突起が挿入され、前記垂直突起の回転経路と対応する形態を有するガイド溝が形成される、
折りたたみ式四輪ハンドカート。
【請求項2】
前記積載板が前記本体の垂直方向に広がった場合、前記ガイド溝には前記垂直突起の片側と当接して互いに支持されるように垂直突起の支持壁が形成され、前記積載板車輪部が前記積載板の下面に折りたたまれることを防止するように構成される、
請求項
1に記載の折りたたみ式四輪ハンドカート。
【請求項3】
前記車輪棒の片側には、前記車輪棒と垂直方向に突出形成される車輪棒アームが設けられ、前記積載板車輪部が前記車輪棒アームと垂直方向に装着されるように構成され、
前記積載板車輪部が広がって地面に安着する場合、前記車輪棒アームは、前記積載板の下面に接触し、前記積載板車輪部を支持するように構成されることによって、前記積載板車輪部が前記積載板に積載された物品の荷重又は外力により前記積載板の下面に折りたたまれたり、その反対方向に広がることを防止するように構成される、
請求項1に記載の折りたたみ式四輪ハンドカート。
【請求項4】
前記積載板には、片側が突出形成された固定棒が備えられ、
前記積載板が前記本体と垂直方向に広がるとき、前記固定棒の片側が前記本体に形成された第1挿入溝に挿入され、前記積載板が前記本体方向に折りたたまれないように固定させるように構成される、
請求項1に記載の折りたたみ式四輪ハンドカート。
【請求項5】
前記積載板には、前記ヒンジ部の対向側に位置して固定棒作動部を介して前記固定棒と連結される積載板ボタンが設けられ、
前記積載板ボタンを加圧する場合、前記固定棒作動部により前記固定棒が引かれて、前記固定棒の片側が第1挿入溝から挿入解除され、前記積載板を前記本体方向に折りたたむことができるように構成される、
請求項
4に記載の折りたたみ式四輪ハンドカート。
【請求項6】
前記本体の下部には、前記固定棒の片側が挿入される第2挿入溝が形成されたヒンジ蓋が備えられ、
前記積載板が本体方向に折りたたまれる場合、前記固定棒の片側は、前記第2挿入溝に挿入され、前記積載板が本体の垂直方向に広がらないように固定させるように構成される、
請求項
4に記載の折りたたみ式四輪ハンドカート。
【請求項7】
前記本体には、一つ以上の本体車輪部が備えられる、
請求項1に記載の折りたたみ式四輪ハンドカート。
【請求項8】
前記積載板には、前記積載板が前記本体方向に折りたたまれ、前記積載板車輪部が前記積載板の下面に折りたたまれる場合、前記折りたたみ式四輪ハンドカートの運搬のための一つ以上の補助車輪部が備えられる、
請求項1に記載の折りたたみ式四輪ハンドカート。
【請求項9】
前記ヒンジ部の片側には直立用脚が備えられ、
前記直立用脚は、
前記積載板が前記本体方向に折りたたまれる場合、前記ヒンジ部の回転によって地面方向に突出し、前記折りたたみ式四輪ハンドカートが立てられるように構成され、
前記積載板を前記本体の垂直方向に広げる場合、前記ヒンジ部の回転によって前記本体の下部に引っ張られて上がるように構成される、
請求項1に記載の折りたたみ式四輪ハンドカート。
【請求項10】
前記本体には、前記本体の下部から垂直方向に延長形成される受け部が備えられ、
前記積載板が前記本体方向に折りたたまれた場合、前記本体と前記積載板との間には、前記受け部の面積に応じて折りたたみ式箱を折りたたんで保管できる所定の装着空間が形成されるように構成される、
請求項1に記載の折りたたみ式四輪ハンドカート。
【請求項11】
前記本体には、前記折りたたみ式箱を締結させるための締結部が備えられる、
請求項
10に記載の折りたたみ式四輪ハンドカート。
【請求項12】
前記本体には、前記本体に対して角度調節が可能なハンドル部が備えられる、
請求項1に記載の折りたたみ式四輪ハンドカート。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、折りたたみ式四輪ハンドカートに関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、ハンドカート(Hand Cart)は、物品又は箱等を積載して車輪を介して容易に移動させることができる運搬装置である。
【0003】
このようなハンドカートのうち、四輪ハンドカートは、物品を積載するための積載板が備えられ、積載板の下面にこれを移動させるための積載板車輪が設けられ、積載板の後端にはこれを押したり引いたりするためのハンドルが備えられて、重い物品を積載板に載せて円滑に移動させることができる構造からなっている。また、物品又は箱等を積載しないときには、ヒンジによりハンドルを積載板の方向に折りたたんで保管したり、便利に運搬できるように折りたたみ式に設けられた。
【0004】
しかしながら、従来の四輪ハンドカートの場合、ハンドカートを折りたたんだ状態での移動のための車輪がないので、使用者が折りたたまれた四輪ハンドカートを携帯する際に重く持ち上げて運搬しなければならないという問題点があった。
【0005】
また、従来の四輪ハンドカートは、ハンドルが積載板の方向に折りたたまれた状態で、積載板とハンドルとの間に物品の収納が可能な箱等を折りたたんで装着できないため、使用上の便宜性が落ちるという問題点があった。
【0006】
これに加えて、従来の四輪ハンドカートのうち、積載板車輪が自動で折りたたまれるように設けられた四輪ハンドカートの場合、積載板車輪が広がった状態で積載板車輪を固定するための付加的な装置が必要であるという問題点があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【文献】韓国実用新案第20-1999-0033105号公報(公告日1999.08.05)
【0008】
【文献】韓国登録特許第10-1787239号公報(公告日2017.10.18)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は、前記問題点を解決するために創作されたものであって、本発明の目的は、ハンドカートを広げたとき、積載板車輪に加えられる外力に抵抗できるより安定的な構造と形態を提示し、車輪棒の駆動方式もまたより単純な駆動方式を具現することによって、ハンドカートを広げて使用する際に、積載荷重に安定的に耐えることができると共に、自動で車輪を折りたたんだり広げたりでき、使用上の便宜性を高めることができる折りたたみ式四輪ハンドカートを提供することにある。
【0010】
また、本発明の目的は、積載板を本体方向に折りたたむ際の積載板ボタンをヒンジ部の対向側に配置することによって、四輪ハンドカートを折りたたむ際と広げる際に同じ部分を取って折りたたんだり広げたりできるため、使用上の便宜性を高めることができる折りたたみ式四輪ハンドカートを提供することにある。
【0011】
そして、本発明の目的は、四輪ハンドカートを折りたたんだ状態でも、車輪を利用して使用者が容易に運搬することができ、保管上の便宜のために四輪ハンドカートが折りたたまれた状態で直立状態で立てておくことができ、携帯及び保管が容易な折りたたみ式四輪ハンドカートを提供することにある。
【0012】
また、本発明の目的は、積載板に物品を載せて運搬する際に、使用者が運搬しやすいようにハンドルを使用者側に倒して使用することができ、必要に応じて折りたたみ式箱等を本体と積載板との間に折りたたんで保管できる折りたたみ式ハンドカートを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明の実施例に係る折りたたみ式四輪ハンドカートは、本体と、下部に一つ以上の積載板車輪部が備えられ、ヒンジ部を介して前記本体と連結されて、前記ヒンジ部により前記本体方向に回転しながら折りたたまれるように設けられ、物品が積載される積載板と、を含み、前記積載板車輪部は、前記ヒンジ部の回転によって前記ヒンジ部の回転方向に対して垂直方向に回転する車輪棒に連結され、前記積載板が前記本体方向に回転しながら折りたたまれるとき、前記車輪棒が回転することによって前記積載板の下面に回転しながら折りたたまれるように構成され、前記積載板が前記本体の垂直方向に回転しながら広がるとき、前記車輪棒が反対方向に回転することによって、前記積載板の垂直方向に回転しながら広がるように構成される。
【0014】
本発明の実施例に係る折りたたみ式四輪ハンドカートにおいて、前記車輪棒には、片側から垂直方向に突出形成されて、前記ヒンジ部の回転によって前記車輪棒を回転させる垂直突起が備えられ、前記本体には、前記垂直突起の回転によって前記積載板車輪部が前記積載板の下面に折りたたまれたり、前記積載板の垂直方向に広がることができるように前記垂直突起が挿入され、前記垂直突起の回転経路と対応する形態を有するガイド溝が形成できる。
【0015】
本発明の実施例に係る折りたたみ式四輪ハンドカートにおいて、前記積載板が前記本体の垂直方向に広がった場合、前記ガイド溝には前記垂直突起の片側と当接して互いに支持されるように垂直突起の支持壁が形成され、前記積載板車輪部が前記積載板の下面に折りたたまれることを防止するように構成されることができる。
【0016】
本発明の実施例に係る折りたたみ式四輪ハンドカートにおいて、前記車輪棒の片側には、前記車輪棒と垂直方向に突出形成される車輪棒アームが設けられ、前記積載板車輪部が前記車輪棒アームと垂直方向に装着されるように構成され、前記積載板車輪部が広がって地面に安着する場合、前記車輪棒アームは、前記積載板の下面に接触し、前記積載板車輪部を支持するように構成されることによって、前記積載板車輪部が前記積載板に積載された物品の荷重又は外力により前記積載板の下面に折りたたまれたり、その反対方向に広がることを防止するように構成されることができる。
【0017】
本発明の実施例に係る折りたたみ式四輪ハンドカートにおいて、前記積載板には、片側が突出形成された固定棒が備えられ、前記積載板が前記本体と垂直方向に広がるとき、前記固定棒の片側が前記本体に形成された第1挿入溝に挿入され、前記積載板が前記本体方向に折りたたまれないように固定させるように構成されることができる。
【0018】
本発明の実施例に係る折りたたみ式四輪ハンドカートにおいて、前記積載板には、前記ヒンジ部の対向側に位置して固定棒作動部を介して前記固定棒と連結される積載板ボタンが設けられ、前記積載板ボタンを加圧する場合、前記固定棒作動部により前記固定棒が引かれて、前記固定棒の片側が第1挿入溝から挿入解除され、前記積載板を前記本体方向に折りたたむことができるように構成されることができる。
【0019】
本発明の実施例に係る折りたたみ式四輪ハンドカートにおいて、前記本体の下部には、前記固定棒の片側が挿入される第2挿入溝が形成されたヒンジ蓋が備えられ、前記積載板が本体方向に折りたたまれる場合、前記固定棒の片側は、前記第2挿入溝に挿入され、前記積載板が本体の垂直方向に広がらないように固定させるように構成されることができる。
【0020】
本発明の実施例に係る折りたたみ式四輪ハンドカートにおいて、前記本体には、一つ以上の本体車輪部を備えることができる。
【0021】
本発明の別の実施例に係る折りたたみ式四輪ハンドカートにおいて、前記積載板には、前記積載板が前記本体方向に折りたたまれ、前記積載板車輪部が前記積載板の下面に折りたたまれる場合、前記折りたたみ式四輪ハンドカートの運搬のための一つ以上の補助車輪部を備えることができる。
【0022】
本発明の実施例に係る折りたたみ式四輪ハンドカートにおいて、前記ヒンジ部の片側には直立用脚が備えられ、前記直立用脚は、前記積載板が前記本体方向に折りたたまれる場合、前記ヒンジ部の回転によって地面方向に突出し、前記折りたたみ式四輪ハンドカートが立てられるように構成され、前記積載板を前記本体の垂直方向に広げる場合、前記ヒンジ部の回転によって前記本体の下部に引っ張られて上がるように構成されることができる。
【0023】
本発明のまた別の実施例に係る折りたたみ式四輪ハンドカートにおいて、前記本体には、前記本体の下部から垂直方向に延長形成される受け部が備えられ、前記積載板が前記本体方向に折りたたまれた場合、前記本体と前記積載板との間には、前記受け部の面積に応じて折りたたみ式箱を折りたたんで保管できる所定の装着空間が形成されるように構成できる。
【0024】
本発明のまた別の実施例に係る折りたたみ式四輪ハンドカートにおいて、前記本体には、前記折りたたみ式箱を締結させるための締結部を備えることができる。
【0025】
本発明の実施例に係る折りたたみ式四輪ハンドカートにおいて、前記本体には、前記本体に対して角度調節が可能なハンドル部を備えることができる。
【発明の効果】
【0026】
本発明は、積載板を本体方向に折りたたんだり本体と垂直方向に広げる際に、ヒンジ部の対向側に位置した積載板ボタンを加圧しながら、それと同じ部位を手で把持して本体方向に折りたたんだり、本体の垂直方向に広げることができるように構成されることで、使用上の便宜性を高めることができる。
【0027】
また、本発明は、本体方向に積載板が折りたたまれた状態で、本体と積載板との間に物品の収納が可能な箱を折りたたんで装着できるため、使用上の便宜性を高めることができると共に、積載板が本体の垂直方向に広がった場合、物品又は箱の荷重により積載板が本体方向に折りたたまれないため、積載板に物品又は箱を安定的に積載することができる。
【0028】
そして、本発明は、積載板車輪が自動で折りたたまれて広がりながらも、積載板車輪を固定するための付加的な装置がなくても、積載板車輪を安定的に支持することができる。
【0029】
また、本発明は、使用者の必要に応じて、ハンドルを後ろに倒して使用することができ、本体方向に積載板が折りたたまれた状態で直立状態を維持することができ、車輪を介して使用者が容易に運搬することができる。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【
図1】本発明の実施例に係る折りたたみ式四輪ハンドカートを示した斜視図である。
【
図2】本発明の実施例に係る折りたたみ式四輪ハンドカートを示した斜視図である。
【
図3】本発明の実施例に係る折りたたみ式四輪ハンドカートを示した分解斜視図である。
【
図4】本発明の実施例に係る折りたたみ式四輪ハンドカートが折りたたまれた状態を示した斜視図である。
【
図5】本発明の実施例に係る折りたたみ式四輪ハンドカートが折りたたまれた状態を示した斜視図である。
【
図6】本発明の実施例に係る折りたたみ式四輪ハンドカートの積載板が折りたたまれた場合における、折りたたみ式四輪ハンドカートの内部構成を示すための立面図である。
【
図7】
図6の立面図で固定棒作動部の構成を示すための部分斜視図である。
【
図8】本発明の実施例に係る折りたたみ式四輪ハンドカートの積載板が広がった場合における、折りたたみ式四輪ハンドカートの内部構成を示すための立面図である。
【
図9】
図8で積載板ボタンを加圧する場合における、固定棒作動部の状態を示すための立面図である。
【
図10】本発明の実施例に係る折りたたみ式四輪ハンドカートの積載板が広がった場合における、
図8のA′-A′断面図である。
【
図11】本発明の実施例に係る折りたたみ式四輪ハンドカートの積載板が折りたたまれた場合における、
図6のA-A断面図である。
【
図12】本発明の実施例に係る折りたたみ式四輪ハンドカートの積載板が広がった場合における、
図8のB′-B′断面図である。
【
図13】本発明の実施例に係る折りたたみ式四輪ハンドカートの積載板が折りたたまれた場合における、
図6のB-B断面図である。
【
図14】本発明の実施例に係る折りたたみ式四輪ハンドカートの積載板が広がった場合における、
図8のC-C断面図である。
【
図15】
図14の断面図でハンドル部が後ろに倒された状態を示すための断面図である。
【
図16】本発明の実施例に係る折りたたみ式四輪ハンドカートの車輪棒及び積載板車輪部の作動過程を示すための説明図である。
【
図17】本発明の実施例に係る折りたたみ式四輪ハンドカートの車輪棒及び積載板車輪部の作動過程を示すための説明図である。
【
図18】本発明の別の実施例に係る折りたたみ式四輪ハンドカートを示した斜視図である。
【
図19】本発明の別の実施例に係る折りたたみ式四輪ハンドカートの折りたたまれた状態を示した斜視図である。
【
図20】本発明の別の実施例に係る折りたたみ式四輪ハンドカートの折りたたまれた状態を示した斜視図である。
【
図21】本発明のまた別の実施例に係る折りたたみ式四輪ハンドカートの折りたたまれた状態を示した斜視図である。
【
図22】本発明のまた別の実施例に係る折りたたみ式四輪ハンドカートの折りたたまれた状態を示した断面図である。
【
図23】本発明の追加の実施例に係る折りたたみ式四輪ハンドカートの積載板が折りたたまれた場合の作動状態を示した説明図である。
【
図24】本発明の追加の実施例に係る折りたたみ式四輪ハンドカートの積載板が広がった場合の作動状態を示した説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0031】
以下、関連の公知技術に対する具体的な説明が本発明の要旨を不要に曖昧にするおそれがあると判断される場合、その詳細な説明を省略する。また、本明細書の説明過程で利用される数字は、一つの構成要素を他の構成要素と区分するための識別記号に過ぎない。
【0032】
また、本明細書及び特許請求の範囲に使用された用語は、辞書的な意味に限定解釈されてはならず、発明者は自分の発明を最善の方法で説明するために用語の概念を適切に定義できるという原則に基づいて、本発明の技術的思想に符合する意味と概念で解釈されなければならない。
【0033】
従って、本明細書に記載された実施例及び図面に示された構成は、本発明の好ましい実施例に過ぎないだけであり、本発明の技術的思想を全て表現するわけではないので、本出願時点において、これらを代替することができる多様な均等物と変形例が存在し得ることを理解しなければならない。
【0034】
本発明の好ましい実施例についてより具体的に説明するが、既に周知となった技術的部分については、説明の簡潔さのために省略又は圧縮することとする。
【0035】
図1及び
図2は、本発明の実施例に係る折りたたみ式四輪ハンドカートを示した斜視図である。
図3は、本発明の実施例に係る折りたたみ式四輪ハンドカートを示した分解斜視図である。
図4及び
図5は、本発明の実施例に係る折りたたみ式四輪ハンドカートが折りたたまれた状態を示した斜視図である。
図6は、本発明の実施例に係る折りたたみ式四輪ハンドカートの積載板が折りたたまれた場合における、折りたたみ式四輪ハンドカートの内部構成を示すための立面図である。
図7は、
図6の立面図で固定棒作動部の構成を示すための部分斜視図である。
図8は、本発明の実施例に係る折りたたみ式四輪ハンドカートの積載板が広がった場合における、折りたたみ式四輪ハンドカートの内部構成を示すための立面図である。
【0036】
図9は、
図8で積載板ボタンを加圧する場合における、固定棒作動部の状態を示すための立面図である。
図10は、本発明の実施例に係る折りたたみ式四輪ハンドカートの積載板が広がった場合における、
図8のA′-A′断面図である。
図11は、本発明の実施例に係る折りたたみ式四輪ハンドカートの積載板が折りたたまれた場合における、
図6のA-A断面図である。
図12は、本発明の実施例に係る折りたたみ式四輪ハンドカートの積載板が広がった場合における、
図8のB′-B′断面図である。
図13は、本発明の実施例に係る折りたたみ式四輪ハンドカートの積載板が折りたたまれた場合における、
図6のB-B断面図である。
図14は、本発明の実施例に係る折りたたみ式四輪ハンドカートの積載板が広がった場合における、
図8のC-C断面図である。
図15は、
図14の断面図でハンドル部が後ろに倒された状態を示すための断面図である。
図16及び
図17は、本発明の実施例に係る折りたたみ式四輪ハンドカートの車輪棒及び積載板車輪部の作動過程を示すための説明図である。
図18は、本発明の別の実施例に係る折りたたみ式四輪ハンドカートを示した斜視図である。
【0037】
図19及び
図20は、本発明の別の実施例に係る折りたたみ式四輪ハンドカートの折りたたまれた状態を示した斜視図である。
図21は、本発明のまた別の実施例に係る折りたたみ式四輪ハンドカートの折りたたまれた状態を示した斜視図である。
図22は、本発明のまた別の実施例に係る折りたたみ式四輪ハンドカートの折りたたまれた状態を示した断面図である。
図23は、本発明の追加の実施例に係る折りたたみ式四輪ハンドカートの積載板が折りたたまれた場合の作動状態を示した説明図である。
図24は、本発明の追加の実施例に係る折りたたみ式四輪ハンドカートの積載板が広がった場合の作動状態を示した説明図である。
【0038】
本発明の実施例に係る折りたたみ式四輪ハンドカート100は、本体10と、下部に一つ以上の積載板車輪部22が備えられ、ヒンジ部21を介して前記本体10に連結されて、前記ヒンジ部21により前記本体10方向に回転しながら折りたたまれるように設けられ、物品が積載される積載板20と、を含み、前記積載板車輪部22は、前記ヒンジ部21の回転によって前記ヒンジ部21の垂直方向に回転する車輪棒14に連結され、前記積載板20が前記本体10方向に回転しながら折りたたまれるとき、前記車輪棒14が回転することによって前記積載板20の下面に回転しながら折りたたまれたり、前記積載板20が前記本体10の垂直方向に回転しながら広がるとき、前記車輪棒14が回転することによって、前記積載板20の垂直方向に回転しながら広がるように構成される。
【0039】
本体10及び積載板20は、上面に物品を積載して安全に運搬するために、硬質の合成樹脂又は金属材質で設けられる。
【0040】
ここで、積載板20は、下部に移動のための一つ以上の積載板車輪部22が備えられ、ヒンジ部21が備えられる構成である。このようなヒンジ部21を介して、積載板20は本体10と連結されることができる。従って、積載板20は、ヒンジ部21により本体10方向に約90°程度回転して折りたたまれることができ、逆に、本体10と垂直方向に広がることもできる。
【0041】
また、ヒンジ部21にはヒンジ棒21aが備えられ、積載板20が本体10方向に回転しながら折りたたまれたり、本体10と垂直方向に広がるように構成されることができる。
【0042】
また、積載板20には積載板20を覆うことができる積載板蓋23が備えられ、このような積載板蓋23を介して、下記で説明される積載板20の内部に挿入される構成品を露出させないながら保護できる。
【0043】
さらに、積載板20が本体10と垂直方向に広がった場合に、積載板20に備えられた積載板車輪部22を利用して、積載板20に物品が積載された折りたたみ式四輪ハンドカート100を安定的に移動させることができるようになる。
【0044】
本発明の実施例に係る折りたたみ式四輪ハンドカート100において、前記本体10には一つ以上の本体車輪部11が備えられ、本体車輪部11は、積載板20が本体10と垂直方向に広がった場合、積載板車輪部22と共に地面に接触して折りたたみ式四輪ハンドカート100に積載された物品を移動させることになり、積載板20が本体10方向に折りたたまれた場合には、本体車輪部11のみ地面に接触して折りたたみ式四輪ハンドカート100を容易に移動させることができる。
【0045】
また、本発明は、実施するに従って、積載板20が本体10と垂直方向に広がった場合、積載板車輪部22の代わりに地面に接触し、積載板20を支持するための積載板支持部(図示せず)を備えることができる。この場合、本発明の折りたたみ式四輪ハンドカート100は、本体車輪部11のみを介して移動されるため、折りたたみ式四輪ハンドカート100が二輪駆動方式で設けられることもある。
【0046】
図16及び
図17を参照すると、本発明の実施例に係る折りたたみ式四輪ハンドカート100において、前記車輪棒14には、片側から垂直方向に突出形成され、前記ヒンジ部21の回転によって前記車輪棒14を回転させる垂直突起14aが備えられ、前記本体10には、前記垂直突起14aの回転によって前記積載板車輪部22が前記積載板20の下面に折りたたまれたり、前記積載板20の垂直方向に広がることができるように、前記垂直突起14aが挿入されて前記垂直突起14aの回転経路と対応する形態を有するガイド溝11aが形成できる。
【0047】
すなわち、ヒンジ部21が回転する際に、ガイド溝11aが垂直突起14aを押して回転させながら、これに連結された車輪棒14を回転させることになる。
【0048】
ここで、積載板車輪部22は、車輪棒14の一端に備えられた車輪棒アーム14bに装着されることができる。これによって、積載板車輪部22は、垂直突起14aがガイド溝11aの内部で回転することによって、前記積載板20の下面に回転しながら折りたたまれたり、前記積載板20の垂直方向に広がることができる。
【0049】
また、
図16、
図17、
図23及び
図24を参照すると、本発明の実施例に係る折りたたみ式四輪ハンドカート100において、前記積載板20が前記本体10の垂直方向に広がった場合、前記ガイド溝11aには前記垂直突起14aの片側と当接して互いに支持されるように垂直突起支持壁11bが形成され、前記積載板車輪部22が前記積載板20の下面に折りたたまれることを防止するように構成されることができる。
【0050】
さらに、
図23及び
図24を参照すると、本発明の追加の実施例に係る折りたたみ式四輪ハンドカート100において、前記ガイド溝11aの形状は、積載板20を本体10と垂直方向に広げる際にのみ前記垂直突起14aを押して回転させるように形成され、逆に、積載板20を前記本体10方向に折りたたむ際には、垂直突起14aを押さないように形成されることができる。この場合、車輪棒14には車輪棒スプリング14cを備えることができる。これによって、車輪棒スプリング14cの弾性力により車輪棒14を回転させて、積載板車輪部22が積載板20の下面に折りたたまれるように構成されることができる。
【0051】
一方、本発明は、実施するに従って、ヒンジ部21の回転によって車輪棒14が共に回転する方式がベベルギア(Beveled gear)構造を通じてなることができる。すなわち、本体10と車輪棒14とが接する部位には、互いにかみ合って作動する歯車がそれぞれ形成できる。これによって、車輪棒14は、ヒンジ部21の回転によってヒンジ部21の回転方向と垂直方向に共に回転できるようになる。
【0052】
図18乃至
図20を参照すると、本発明の別の実施例に係る折りたたみ式四輪ハンドカート100において、前記積載板20には、前記積載板20が前記本体10方向に折りたたまれながら、前記積載板車輪部22が前記積載板20の下面に折りたたまれた場合、前記折りたたみ式四輪ハンドカート100の運搬のための一つ以上の補助車輪部25を備えることができる。
【0053】
これによって、積載板20が本体10方向に折りたたまれた場合、積載板20に備えられた補助車輪部25を利用して折りたたみ式四輪ハンドカート100を容易に移動させることができるため、使用上の便宜性を高めることができる。
【0054】
本発明の実施例に係る折りたたみ式四輪ハンドカート100において、前記車輪棒14の片側には、前記車輪棒14と垂直方向に突出形成される車輪棒アーム14bが設けられて、前記積載板車輪部22が前記車輪棒アーム14bと垂直方向に装着されるように構成され、前記積載板車輪部22が広がって地面に安着する場合、前記車輪棒アーム14bは、前記積載板20の下面に接触して前記積載板車輪部22を支持するように構成されることによって、前記積載板車輪部22が前記積載板20に積載された物品の荷重又は外力により前記積載板20の下面に折りたたまれたり、その反対方向に広がることを防止するように構成されることができる。従って、積載板20に物品が積載された状態で、本発明の折りたたみ式四輪ハンドカート100を安定的に移動させることができるようになる。
【0055】
本発明の実施例に係る折りたたみ式四輪ハンドカート100において、前記積載板20には、片側が突出形成された固定棒36が備えられ、前記積載板20が前記本体10と垂直方向に広がるとき、前記固定棒36の片側は、前記本体10に形成された第1挿入溝15に挿入されて、前記積載板20が前記本体10方向に折りたたまれないように固定させるように構成されることができる。
【0056】
本発明の実施例に係る折りたたみ式四輪ハンドカート100において、前記積載板20には、前記ヒンジ部21の対向側に位置し、固定棒作動部30を介して前記固定棒36と連結される積載板ボタン32が設けられて、前記積載板ボタン32を加圧する場合、前記固定棒36が前記積載板ボタン32方向に引かれて、前記固定棒36の片側が第1挿入溝15から挿入解除され、前記積載板20を前記本体10方向に折りたたむことができるように構成されることができる。
【0057】
具体的に、積載板20には、固定棒作動部30を備えることができる。このような固定棒作動部30は、引き板31、積載板ボタン32、引き棒33、引き棒スプリング33b、第1回転体34、第2回転体35、及び固定棒36を含んで構成されることができる。前記構成は、互いに連結されて積載板ボタン32を加圧する場合、その加圧される力が固定棒36に伝達されるように互いに連動されて構成されることができる。
【0058】
本発明の実施例に係る折りたたみ式四輪ハンドカート100において、前記本体10の下部には、前記固定棒36の片側が挿入される第2挿入溝24eが形成されたヒンジ蓋21bが備えられ、前記積載板20が本体10方向に折りたたまれた場合、前記固定棒36の片側が前記第2挿入溝24eに挿入され、前記積載板20が本体10の垂直方向に広がらないように固定させるように構成されることができる。
【0059】
ここで、ヒンジ蓋21bは、ヒンジ蓋ヒンジ棒24dにより本体10に連結され、ヒンジ蓋21bの片側と本体10の下部との間にはヒンジ蓋スプリング24cが備えられ、前記積載板20が本体10の垂直方向に広がった場合、移動の際にヒンジ蓋21bがヒンジ蓋スプリング24cによりヒンジ蓋21bが上に上げられるように構成されることができる。
【0060】
本発明の実施例に係る折りたたみ式四輪ハンドカート100において、前記ヒンジ部21の片側には直立用脚24が備えられ、前記直立用脚24は、前記積載板20が前記本体10方向に折りたたまれる場合、前記ヒンジ部21の回転によって突出し、前記折りたたみ式四輪ハンドカート100が立てられるように構成され、前記積載板20を前記本体10の垂直方向に広げる場合、前記ヒンジ部21の回転によって前記本体10の下部に引っ張られて上がるように構成されることができる。
【0061】
ここで、直立用脚24は、脚ヒンジ棒24fを介してヒンジ部21に連結されると同時に、脚ガイド棒24bを介してヒンジ蓋21bと連結されることができる。
【0062】
本発明の実施例に係る折りたたみ式四輪ハンドカート100において、前記本体10には、前記本体10に対して角度調節が可能なハンドル部40を備えることができる。
【0063】
本発明のまた別の実施例に係る折りたたみ式四輪ハンドカート100において、前記本体10には、前記本体10の下部から垂直方向に延長形成される受け部12が備えられ、前記積載板20が前記本体10方向に折りたたまれた場合、前記本体10と前記積載板20との間には、前記受け部12の面積に応じて折りたたみ式箱200を折りたたんで保管できる所定の装着空間17が形成されるように構成できる。
【0064】
ここで、折りたたみ式箱200は、内部に物品が収納できる空間が形成され、内側に折りたたまれるように設けられる。
【0065】
本発明のまた別の実施例に係る折りたたみ式四輪ハンドカート100において、前記本体10には、前記折りたたみ式箱200を締結させるための締結部13を備えることができる。これによって、折りたたみ式箱200には、締結部13に締結されるための締結環210が備えられることが好ましい。
【0066】
すなわち、折りたたみ式箱200に備えられた締結環210と締結部13との結合を通じて、折りたたみ式箱200が本発明の折りたたみ式四輪ハンドカート100に締結されることができる。そして、積載板20が本体10方向に折りたたまれる場合、本体10と積載板20との間の装着空間17に内側に折りたたまれた折りたたみ式箱200が安定的に位置することができる。
【0067】
さらに、本発明は、実施するに従って、使用上の便宜性を高めるために、前記ハンドル部40は、長さ調節が可能な形態で備えることができる。
【0068】
以下では、本発明の実施例によって、積載板20が本体10方向に折りたたまれている場合、積載板20を本体10と垂直方向に広げるときの作動過程について詳細に説明するようにする。
【0069】
まず、
図6、
図11及び
図13を参照すると、積載板20が本体10方向に折りたたまれている場合には、本体車輪部11と直立用脚24により折りたたみ式四輪ハンドカート100を立てておいたり、後ろに傾けて運搬できる。また、積載板車輪部22は、積載板20の下面に折りたたまれており、ハンドル部40は地面と垂直方向に立てられている。
【0070】
ここで、直立用脚24は、脚ヒンジ棒24fを介してヒンジ部21に連結されると同時に、脚孔24aを貫通して結合された脚ガイド棒24bによりヒンジ蓋21bと連結されることによって、地面と垂直方向に立てられている。また、固定棒36が第2挿入溝24eに挿入されて、積載板20が固定されている。
【0071】
図6乃至
図9を参照すると、積載板ボタン32を加圧する場合、引き板31と引き棒33とが上がりながら、引き棒33の両端に形成された掛け溝33aが第1回転体34に形成された第1突起34aを上げることになる。このとき、第1回転体34が第1中心軸34bを中心に回転して、第2回転体35に形成された第2突起35aを下げて、これに伴って、第2回転体35が第2中心軸35bを中心に回転して、第3突起35cが固定棒36を引き上げることになると、固定棒36が第2挿入溝24eから抜け出て、積載板20が回転できる状態になる。このとき、積載板20が広がる場合、垂直突起14aがガイド溝11aの内壁に接触する力により、ヒンジ棒21aの回転方向と垂直方向に車輪棒14を回転させることによって、車輪棒14と垂直方向に連結された積載板車輪部22が地面方向に広がることができる。
【0072】
このとき、積載板20が本体10と垂直方向に完全に広がった場合、車輪棒アーム14bが積載板20の下面と接触して積載板車輪部22が外力に対して安定的に支持され、また、垂直突起14aの側面が垂直突起支持壁11bと接触して積載板車輪部22が折りたたまれないように固定できる。
【0073】
そして、
図12のように引き棒スプリング33bにより固定棒36が第1挿入溝15に締結されることによって、積載板20に積載された物品の積載荷重によりヒンジ部21が下に垂れることなく固定された状態を維持することができるようになる。従って、本体10と垂直方向に広がった積載板20に物品を容易に積載でき、広がった本体車輪部11及び積載板車輪部22により積載荷重に安定的に耐えることができる。
【0074】
本発明の実施例に係る折りたたみ式四輪ハンドカート100は、前述したように、積載板20が本体10方向に折りたたまれた場合、直立用脚24により地面で直立した状態を維持することができる。
【0075】
また、積載板20をヒンジ棒21aを中心に回転させながら広げる場合、ヒンジ部21の回転によって脚ヒンジ棒24fに連結された直立用脚24が本体10の下端側に挿入できる。このとき、直立用脚24は、脚孔24aを貫通して結合された脚ガイド棒24bにより支持されて持ち上げられることができる。
【0076】
さらに、
図18乃至
図20を参照すると、本発明の別の実施例に係る折りたたみ式四輪ハンドカート100は、積載板20を本体10の垂直方向に広げたとき、本体車輪部11なしで積載板車輪部22だけで折りたたみ式四輪ハンドカート100に積載された物品を移動させるように設けることができる。このとき、積載板車輪部22は、車輪棒14の両側にそれぞれ設けられ、このとき、積載板車輪部22は、積載板20が本体10方向に折りたたまれたり、本体10の垂直方向に折りたたまれるとき、垂直突起14a及びガイド溝11aにより同時に折りたたまれたり広がるように設けることができる。この場合、積載板20に補助車輪部25を備えて、積載板20が本体10方向に折りたたまれた場合、補助車輪部25を介して折りたたみ式四輪ハンドカート100を容易に運搬することができる。
【0077】
以下では、本発明の実施例に係るハンドル部40の作動状態について詳細に説明するようにする。
【0078】
具体的に、ハンドル部40は、ハンドルレバー41、レバー支持棒41a、レバー固定棒41b、レバー踏み台42、及び踏み台スプリング42aを含んで構成されることができる。
【0079】
ハンドル部40は本体10に連結されて備えられ、使用者の必要に応じて、本体10に対して後ろに倒したり、本体10と固定されて立てられるように構成されることができる。
【0080】
図14及び
図15を参照すると、レバー踏み台42を加圧する場合、レバー支持棒41aを支持している踏み台スプリング42aが押されながら、レバー支持棒41aが下がり、これに伴って、ハンドルレバー41が本体10に備えられたレバー装着部16内で回転できるようになり、ハンドル部40を本体10に対して後ろに倒して使用者が使用できるようになる。
【0081】
また、本体10に対して後ろに倒されたハンドル部40を立てると、ハンドルレバー41がレバー支持棒41aと踏み台スプリング42aとを押して元の状態に復帰することになり、これに伴って、レバー支持棒41aが踏み台スプリング42aの弾性力により上昇し、地面と垂直方向に立てられたハンドル部40の状態が固定される。
【0082】
このように、本発明の実施例に係る折りたたみ式四輪ハンドカート100は、前述したように、ハンドル部40が本体10に対して角度調節が容易になるため、使用者が小さい力でも容易に折りたたみ式四輪ハンドカート100を移動させることができ、使用上の便宜性をさらに高めることができる。
【0083】
前述したように、本発明に対する具体的な説明は実施例によって行われているが、前述した実施例は、本発明の好ましい例を挙げて説明しているだけであるため、本発明が前記の実施例のみに限られるものと理解されてはならず、本発明の権利範囲は、後述する特許請求の範囲及びその等価概念で理解されなければならない。
【符号の説明】
【0084】
100 折りたたみ式四輪ハンドカート
10 本体
11 本体車輪部
11a ガイド溝
11b 垂直突起支持壁
12 受け部
13 締結部
14 車輪棒
14a 垂直突起
14b 車輪棒アーム
14c 車輪棒スプリング
15 第1挿入溝
16 レバー装着部
17 装着空間
20 積載板
21 ヒンジ部
21a ヒンジ棒
21b ヒンジ蓋
22 積載板車輪部
22a 車輪ヒンジ
22d 第2連結部分
23 積載板蓋
24 直立用脚
24a 脚孔
24b 脚ガイド棒
24c ヒンジ蓋スプリング
24d ヒンジ蓋ヒンジ棒
24e 第2挿入溝
24f 脚ヒンジ棒
25 補助車輪部
30 固定棒作動部
31 引き板
32 積載板ボタン
33 引き棒
33a 掛け溝
33b 引き棒スプリング
34 第1回転体
34a 第1突起
34b 第1中心軸
35 第2回転体
35a 第2突起
35b 第2中心軸
35c 第3突起
36 固定棒
40 ハンドル部
41 ハンドルレバー
41a レバー支持棒
41b レバー固定棒
42 レバー踏み台
42a 踏み台スプリング
200 折りたたみ式箱
210 締結環