(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-01-17
(45)【発行日】2023-01-25
(54)【発明の名称】コンテンツ配信装置、コンテンツ配信手法、及びコンテンツ配信プログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/10 20120101AFI20230118BHJP
【FI】
G06Q50/10
(21)【出願番号】P 2020210831
(22)【出願日】2020-12-18
【審査請求日】2021-03-17
(73)【特許権者】
【識別番号】319013263
【氏名又は名称】ヤフー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】山田 貴史
(72)【発明者】
【氏名】小川 知紘
(72)【発明者】
【氏名】廣▲瀬▼ 雄規
(72)【発明者】
【氏名】河原 鷹志
(72)【発明者】
【氏名】舛田 恵一
【審査官】田上 隆一
(56)【参考文献】
【文献】特開2008-052426(JP,A)
【文献】常見 陽平,「新しい働き方」の科学,一橋ビジネスレビュー 2018年,東洋経済新報社,2018年06月28日,66巻 1号,p.98~111
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
予め属性情報が記憶された1次コンテンツの当該属性情報と、予め属性情報が記憶された編集者の当該属性情報とに基づき、1次コンテンツを配信する編集者を抽出し、該抽出された編集者に当該1次コンテンツ
を提供する提供部と、
前記編集者が前記1次コンテンツに基づいて創作した2次コンテンツの登録を受け付ける
受付部と、
前記1次コンテンツと
、前記1次コンテンツに基づき創作され、登録され
た2次コンテンツ
とをユーザに配信する配信部と、
を有することを特徴とするコンテンツ配信装置。
【請求項2】
前記配信部は、前記1次コンテンツと前記2次コンテンツを一体として前記ユーザに提供することを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ配信装置。
【請求項3】
前記配信部は、前記1次コンテンツと前記2次コンテンツをそれぞれ個別のコンテンツとして前記ユーザに提供することを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ配信装置。
【請求項4】
前記2次コンテンツは、前記1次コンテンツの翻訳、前記1次コンテンツに対するマーカ、又は前記1次コンテンツに関する図面の少なくとも一つである、請求項1~3のいずれか1つに記載のコンテンツ配信装置。
【請求項5】
前記コンテンツ配信装置は更に、
前記編集者が創作した前記2次コンテンツを前記
受付部
が受け付けたことに基づいて、前記編集者に利益を付与する付与部
を有することを特徴とする、請求項1~4のいずれか一つに記載のコンテンツ配信装置。
【請求項6】
前記配信部は、前記編集者が創作した複数の前記2次コンテンツのリストを配信する
ことを特徴とする、請求項1~
5のいずれか一つに記載のコンテンツ配信装置。
【請求項7】
前記提供部は、所定の条件が満たされた場合に前記1次コンテンツの提供を編集者に提示する
ことを特徴とする、請求項1~
6のいずれか一つに記載のコンテンツ配信装置。
【請求項8】
前記配信部は、
予め属性情報が記憶された前記ユーザの
当該属性
情報と編集者の属性情報とに基づいて
、編集者を選択し、
該選択した編集者の創作した2次コンテンツを前記ユーザに配信する
ことを特徴とする、請求項1~
7のいずれか一つに記載のコンテンツ配信装置。
【請求項9】
コンテンツ配信装置が実行するコンテンツ配信手法であって、
予め属性情報が記憶された1次コンテンツの当該属性情報と、予め属性情報が記憶された編集者の当該属性情報とに基づき、1次コンテンツを配信する編集者を抽出し、該抽出された編集者に当該1次コンテンツ
を提供する提供工程と、
前記編集者が前記1次コンテンツに基づいて創作した2次コンテンツの登録を受け付ける
受付工程と、
前記1次コンテンツと
、前記1次コンテンツに基づき創作され、登録され
た2次コンテンツ
とをユーザに配信する配信工程と、
を
含むことを特徴とするコンテンツ配信手法。
【請求項10】
予め属性情報が記憶された1次コンテンツの当該属性情報と、予め属性情報が記憶された編集者の当該属性情報とに基づき、1次コンテンツを配信する編集者を抽出し、該抽出された編集者に当該1次コンテンツ
を提供する提供手順と、
前記編集者が前記1次コンテンツに基づいて創作した2次コンテンツの登録を受け付ける
受付手順と、
前記1次コンテンツと
、前記1次コンテンツに基づき創作され、登録され
た2次コンテンツ
とをユーザに配信する配信手順と、
をコンピュータに実行させるためのコンテンツ配信プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、コンテンツ配信装置、コンテンツ配信手法、及びコンテンツ配信プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
昨今、インターネットを通じたニュース配信等の電子新聞が普及している。このような電子新聞において、各ユーザが独自に作成した記事を、他のユーザに向けて公開する技術が知られている。
【0003】
例えば、特許文献1において、電子新聞の発行に要なリソースを個人ユーザに提供し、複数の一般ユーザが記事の作成から編集までを一貫して行うことを可能にしたユーザ主導型電子新聞発行システムを提供することが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、このシステムにおいては、リソースと記事との関連性の提示が記事作成者にゆだねられるなど、閲覧者にとって適切な記事を提供しているとは言えない場合がある。
【0006】
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、閲覧者にとって適切な記事を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の実施形態に係るコンテンツ配信装置は、1次コンテンツを編集者に提供する提供部と、前記編集者が前記1次コンテンツに基づいて創作した2次コンテンツの登録を受け付ける登録部と、前記1次コンテンツと対応付けられた前記2次コンテンツを配信する配信部と、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
実施形態の一態様によれば、1次コンテンツと2次コンテンツとが対応付けられて配信されるため、それぞれのコンテンツの関連性を明確にでき、閲覧者にとって適切な記事を提供できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】
図1は、実施形態に係るコンテンツ提供処理の一例を示す図である。
【
図2】
図2は、実施形態に係るコンテンツ配信装置10の構成例を示す図である。
【
図3】
図3は、実施形態に係る端末装置の構成例を示す図である。
【
図4】
図4は、事業者A1が提供する1次コンテンツの例であるニュース一覧の一例を示す図である。
【
図5】
図5は、1次コンテンツであるN1に関連する2次コンテンツの一例を示す図である。
【
図6】
図6は、1次コンテンツであるN1に関連する2次コンテンツのN11とは異なる一例を示す図である。
【
図7】
図7は、1次コンテンツであるN1に関連する2次コンテンツのN11等とは異なる一例を示す図である。
【
図8】
図8は、1次コンテンツであるN2に関連する2次コンテンツの一例を示す図である。
【
図9】
図9は、コンテンツ提供装置10の記憶部に記憶されているデータベースの一例を示す図である。
【
図10】
図10は、コンテンツ提供装置10の記憶部に記憶されているデータベースの一例を示す図である。
【
図11】
図11は、コンテンツ提供装置10の記憶部に記憶されているデータベースの一例を示す図である。
【
図12】
図12は、実施形態に係るコンテンツ提供処理の手順の一例を示すフローチャートである。
【
図13】
図13は、端末装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に本願に係るコンテンツ配信装置、コンテンツ配信手法、及びコンテンツ配信プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係るコンテンツ配信装置、コンテンツ配信手法、及びコンテンツ配信プログラムが限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
【0011】
〔1.実施形態〕
図1を用いて、本実施形態のコンテンツ配信装置等により実現されるコンテンツ配信処理を説明する。
図1は、実施形態に係るコンテンツ配信処理の一例を示す図である。なお、
図1では、本実施形態に係るコンテンツ配信装置の一例であるコンテンツ配信装置10及び端末装置100によって、実施形態に係るコンテンツ配信処理などが実現されるものとする。
【0012】
図1に示すように、実施形態に係るコンテンツ配信システム1は、コンテンツ配信装置10と、端末装置100とを含む。コンテンツ配信装置10、及び端末装置100は、ネットワークN(例えば、
図2参照)を介して有線または無線により相互に通信可能に接続される。ネットワークNは、例えば、インターネットなどのWAN(Wide Area Network)である。なお、
図1に示したコンテンツ配信システム1には、コンテンツ配信装置10及び複数台の端末装置100が含まれていてもよい。
【0013】
図1に示すコンテンツ配信装置10は、事業者A1や編集者A2の創作したコンテンツの登録を受け付けたり、ユーザUの端末装置100にコンテンツを配信したりする情報処理装置であり、例えば、サーバ装置やクラウドシステムにより実現される。例えば、コンテンツ配信装置10は、登録を受け付けた1次コンテンツの属性情報と、あらかじめ記憶されている編集者A2の属性情報に基づいて、適切な1次コンテンツを適切な編集者A2に配信し、編集者A2に対して配信した1次コンテンツに基づく2次コンテンツの創作を提案してもよい。
【0014】
また、コンテンツ配信装置10は、登録された1次コンテンツ及び2次コンテンツをユーザUに配信する。例えば、ユーザUが自身の所持する端末装置100Uを操作し、コンテンツのリクエストをコンテンツ配信装置10に送信する。このリクエストを受けたコンテンツ配信装置10は、リクエストの内容に沿った1次コンテンツ及び2次コンテンツを端末装置100Uに配信する。
【0015】
更に、コンテンツ配信装置10は、編集者A2が所定の条件を満たした(例えば、2次コンテンツを創作した、創作した2次コンテンツがユーザUに配信された、等)に基づいてポイント等の利益を編集者A2に付与してもよい。
【0016】
図1に示す端末装置100は、編集者A2やユーザUによって利用される情報処理装置である。端末装置100は、例えば、スマートフォンや、タブレット型端末や、ノート型PC(Personal Computer)や、デスクトップPCや、携帯電話機や、PDA(Personal Digital Assistant)等により実現される。また、端末装置100は、コンテンツ配信装置10によって配信される情報を、ウェブブラウザやアプリケーションにより表示する。
【0017】
ここで、編集者A2の利用する端末装置100A2及びユーザUの利用する100Uについて説明する。
【0018】
端末装置100Aは編集者A2が利用する端末装置100であり、事業者A1がコンテンツ配信装置10に登録した1次コンテンツをコンテンツ配信装置10から受信する。ここで、コンテンツ配信装置10には、複数の編集者A2それぞれについて属性を含む情報が記憶されている。コンテンツ配信装置10は、事業者A1によって1次コンテンツが登録された後、1次コンテンツの属性と記憶されている複数の編集者A2それぞれの属性に基づいて1次コンテンツを配信する編集者A2を抽出し、抽出した編集者A2に1次コンテンツを配信する。
【0019】
端末装置100UはユーザUが利用する端末装置100であり、事業者A1がコンテンツ配信装置10に登録した1次コンテンツ及び編集者A2がコンテンツ配信装置10に登録した2次コンテンツをコンテンツ配信装置10から受信する。
【0020】
端末装置100Uに配信する1次コンテンツ及び二次コンテンツは、ユーザUごとにコンテンツ配信装置10の記憶部30に記憶されている属性に基づいて配信してもよい。
【0021】
ここで、従来、ユーザUは事業者A1が提供する1次コンテンツを受信するのみであったため、多様な観点からコンテンツを提供するということができておらず、ユーザUにとって適切なコンテンツの提供ができていなかった。
【0022】
そこで、コンテンツ配信装置10は、実施形態に係るコンテンツ配信を実行する。以下、
図1を用いて、コンテンツ配信装置10が実行するコンテンツ配信処理について説明する。なお、以下の説明では、端末装置100が編集者A2及びユーザUにより利用される例を示す。また、以下の説明では、端末装置100UをユーザUと同一視する場合があり、端末装置100A2を編集者A2と同一視する場合がある。すなわち、以下では、ユーザUを端末装置100Uと読み替えることもでき、編集者A2を端末装置100A2と読み替えることもできる。
【0023】
まず、事業者A1が、1次コンテンツをコンテンツ配信装置10に登録する(ステップS1)。この際、事業者A1は情報処理装置を使用して登録してもよいが、登録方法はこれに限られない。
【0024】
次にコンテンツ配信装置10は、1次コンテンツを編集者A2に配信する(ステップS2)。このとき、コンテンツ配信装置10は、コンテンツ配信装置10の記憶部30に記憶されている複数の編集者A2それぞれの属性等に関する情報、及び、1次コンテンツに付与されている属性情報に基づき、当該1次コンテンツを編集するのにふさわしい知識・経験を持つ編集者A2に1次コンテンツを配信してもよい。
【0025】
続いて、端末装置100A2は、ステップS2で配信された1次コンテンツに基づいて編集者A2が創作した2次コンテンツを記憶部30に記憶する(ステップS3)。
【0026】
続いて、端末装置100A2は、ステップS3で創作された2次コンテンツをコンテンツ配信装置10に登録する(ステップS4)。
【0027】
続いて、コンテンツ配信装置10は、登録され記憶部30に記憶されている1次コンテンツ及び2次コンテンツをユーザUの端末装置100Uに配信する(ステップS5)。
【0028】
更に、コンテンツ配信装置10は、2次コンテンツの登録を受け付けた場合、又は、2次コンテンツをユーザUに配信した場合に、報酬として編集者A2にポイント等の利益を与える(ステップS6)。2次コンテンツの登録を受け付けた場合に報酬を付与する場合は、ステップS5より先にステップS6を実行してもよい。
【0029】
以上のように、実施形態に係るコンテンツ配信装置10は、事業者A1が登録した1次コンテンツを編集者A2に配信し、編集者A2が1次コンテンツに基づいて創作した2次コンテンツの登録を受け付け、1次コンテンツ及び2次コンテンツをユーザUの端末装置100Uに配信する。これにより、ユーザUに対して適切な内容のコンテンツを配信することができる。
【0030】
〔2.コンテンツ配信装置の構成〕
次に、
図2を用いて、コンテンツ配信装置10の構成について説明する。
図2は、実施形態に係るコンテンツ配信装置10の構成例を示す図である。
図2に示すように、コンテンツ配信装置10は、通信部20と、記憶部30と、制御部40とを有する。
【0031】
(通信部20について)
通信部20は、例えば、NIC等によって実現される。そして、通信部20は、ネットワークNと有線または無線で接続され、端末装置100等との間で情報の送受信を行う。
【0032】
(記憶部30について)
記憶部30は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。
【0033】
(制御部40について)
制御部40は、コントローラであり、例えば、CPUやMPU等によって、コンテンツ配信装置10内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部40は、コントローラであり、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。実施形態に係る制御部40は、
図4に示すように、提供部41と、受付部42と、配信部43と、付与部44とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。
【0034】
(提供部41について)
提供部41は、編集者A2が編集に利用する1次コンテンツを編集者A2に提供する。例えば、例えば、
図1の例において、提供部41は、事業者A1が登録した1次コンテンツを編集者A2の端末装置100A2に提供する。
【0035】
提供部41はまた、編集者A2に提供する1次コンテンツを、編集者A2の属性に基づいて決定してもよい。例えば、1次コンテンツを提供する編集者A2を、複数の編集者A2の候補のそれぞれの属性と1次コンテンツとに基づいて、複数の編集者A2の候補から、実際に1次コンテンツを提供する編集者A2を決定してもよい。
【0036】
提供部41はまた、編集者A2の属性を、デモグラフィック属性やサイコグラフィック属性としてもよい。すなわち、編集者A2の属性は、性別・年齢・居住地・所得等の人口統計学的属性であるデモグラフィック属性であってもよい。また、編集者A2の属性は、ライフスタイル・行動・価値観・購買動機等の心理学的属性であるサイコグラフィック属性であってもよい。
【0037】
提供部41はまた、編集者A2の属性を、2次コンテンツの作成が得意な1次コンテンツのジャンルとしてもよい。得意なジャンルとは、編集者A2が頻繁に2次コンテンツを作成しているジャンル(作成回数や投稿回数が多いジャンル)でもよいし、2次コンテンツの閲覧数や「いいね」といった評価に基づくものでもよい。例えば、好意的な評価の回数や、評価が高ければ高いほど値が高くなるスコアの値が所定の閾値を超えるジャンルであってもよい。各種文章の比較技術を用いて、1次コンテンツの整合性が高い2次コンテンツの数であってもよい。すなわち、編集者A2が作成した2次コンテンツそのものや、2次コンテンツに対する評価の履歴に基づいて、編集者A2が2次コンテンツの作成が得意な1次コンテンツのジャンルを推定してもよい。
【0038】
また、得意なジャンルとは、編集者A2があらかじめ得意なジャンルとして登録したものであってもよい。逆にスコアが低いジャンルや不得意なジャンルとして登録したジャンルは、提供対象から除外してもよい。
【0039】
提供部41はまた、編集者A2の属性を、編集者A2の行動履歴としてもよい。例えば、編集者A2の行動履歴から、編集者A2が非アクティブ(例えば、暇を持て余している等)の場合に、編集者A2が2次コンテンツを創作する時間があると判断し、この編集者A2に1次コンテンツを提供してもよい。
【0040】
提供部41はまた、編集者A2の属性に基づいて、複数の1次コンテンツの中から実際に編集者A2に提供する1次コンテンツを抽出してもよい。
【0041】
このように、編集者A2の属性に基づいて1次コンテンツと編集者A2とをマッチングする方法は様々な手法を採用することができる。具体的には、複数の編集者A2の属性及び複数の1次コンテンツの属性を比較して適合度を計算し、所与の閾値以上の適合度の1次コンテンツと編集者A2とのマッチングを抽出し、抽出されたマッチングに基づいて1次コンテンツを編集者A2に提供してもよい。
【0042】
提供部41はまた、所定の条件が満たされた場合に前記1次コンテンツの提供を編集者A2に提示してもよい。例えば、1次コンテンツに対するユーザUのアクセス頻度(1次コンテンツの被閲覧状況)が、1次コンテンツの提供開始当初と比較して低下し、所定の閾値以下になった場合に、1次コンテンツに対する2次コンテンツの創作を、編集者A2に提案する。このようにすれば、アクセス頻度の低下した1次コンテンツと関連する2次コンテンツへユーザUがアクセスすることにより、1次コンテンツのアクセス頻度をも向上させることができ、コンテンツの寿命を延長させることができる。
【0043】
提供部41はまた、編集者A2の2次コンテンツの創作履歴に基づいて、編集者A2に提供する1次コンテンツのカテゴリを抽出してもよい。すなわち、編集者A2が、医療に関する1次コンテンツを元にして2次コンテンツを創作する頻度が高い場合、提供部41は編集者A2に、医療に関する1次コンテンツを抽出し、これを提供してもよい。
【0044】
提供部41はまた、編集者A2の過去の2次コンテンツの創作に対するユーザUからの評価が所定の条件を満たす2次コンテンツのカテゴリに基づいて、1次コンテンツのカテゴリを抽出してよい。すなわち、編集者A2が創作した2次コンテンツのうち、芸能のジャンルに関する記事に対してユーザUから高評価が集まった場合、この編集者A2は芸能関係の2次コンテンツを創作するのに長けていると考え、提供部41は芸能のジャンルに関する1次コンテンツをこの編集者A2に提供してもよい。
【0045】
(受付部42について)
受付部42は、編集者A2が創作した2次コンテンツを編集者A2の端末装置100A2から受け付ける。
【0046】
(配信部43について)
配信部43は、コンテンツ配信装置10の記憶部30に記憶されている1次コンテンツ及び2次コンテンツをユーザUに配信する。
【0047】
配信部43はまた、編集者A2の作成した2次コンテンツリストをユーザUに配信してもよい。これにより、ユーザUは、編集者A2の創作した2次コンテンツを網羅的に把握することができる。
【0048】
配信部43はまた、ユーザUの属性に基づいて編集者A2を選択し、選択した編集者A2の創作した2次コンテンツをユーザUに配信してもよい。これにより、ユーザUの属性に適合する編集者A2の創作した2次コンテンツを優先的にユーザUに配信することができるため、ユーザUにとって有益な情報を発信する編集者A2のコンテンツへのユーザUのアクセス頻度を向上させることができる。結果、配信部43はユーザUに適切な情報を配信することができる。
【0049】
(付与部44について)
付与部44は、編集者A2にポイント等の報酬を付与する。これは、2次コンテンツの創作に対する報酬である。編集者A2から2次コンテンツを受け付けたタイミングで付与してもよいし、2次コンテンツをユーザUに配信したタイミングで付与してもよい。また、ユーザUの2次コンテンツに対する評価を受け付け、受け付けた評価に基づいて報酬の内容を決定してもよい。
【0050】
〔3.端末装置の構成〕
次に、上述したコンテンツ配信処理を実現するための端末装置100について
図3を用いて説明する。
図3は、実施形態に係る端末装置100の構成例を示す図である。
図3に示すように、端末装置100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを有する。
【0051】
(通信部110について)
通信部110は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部110は、ネットワークNと有線または無線で接続され、2次コンテンツ創作用のアプリケーションによって駆動され、コンテンツ配信装置10等との間で情報の送受信を行う。
【0052】
(記憶部120について)
記憶部120は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。また、記憶部120は、創作された2次コンテンツ等を記憶する。
【0053】
(制御部130について)
制御部130は、コントローラ(controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、端末装置100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、コントローラであり、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
【0054】
ここで、制御部130は、複数のアプリケーションを実行することにより、端末装置100に関する各種機能を実現することとなる。例えば、
図3に示す例において、制御部130は、第1アプリケーション131や第2アプリケーション132を実行している。なお、制御部130は、
図3に示すアプリケーション以外にも、任意の機能を発揮するための任意の数のアプリケーションを実行して良い。
【0055】
第1アプリケーション131は、端末装置100のOS(Operating System)となるアプリケーションである。第2アプリケーション132は、上述した2次コンテンツ創作処理を端末装置100に実行させる。
【0056】
〔4.1次コンテンツ及び2次コンテンツの例〕
1次コンテンツ及び2次コンテンツの例を以下に示す。
【0057】
図4は、事業者A1が提供する1次コンテンツの例であるニュース一覧が記載されている。コンテンツ配信装置10は、ユーザUの端末装置100Uに、
図4のN1,N2,N3に示されるようなニュースを配信することができる。ユーザUは、コンテンツ配信装置10から配信されたニュース一覧を、端末装置100Uの表示部に表示して自分の閲覧したいニュースを選択して閲覧することができる。
【0058】
図5のN11は、1次コンテンツであるN1に関連する2次コンテンツの一例である。N11は、1次コンテンツであるN1と関連付けられてユーザUの端末装置100Uに配信される。
図5の例は、N1の2次コンテンツである関連ニュースN11への画面遷移をユーザUが端末装置100U上で選択した際に、端末装置100Uの表示部にN11が表示される例である。
【0059】
図6のN12は、1次コンテンツであるN1に関連する2次コンテンツのN11とは異なる一例である。N12は,1次コンテンツであるN1と関連付けられてユーザUの端末装置100Uに配信される。
図6の例は、N1の2次コンテンツであるニュースへのコメントN12が、1次コンテンツN1と同時に端末装置100Uの表示部に表示されている例である。このコメントの例のように、必ずしも1次コンテンツと2次コンテンツを異なるコンテンツとして画面の遷移を行う必要はなく、コンテンツの内容によっては1次コンテンツと同じ画面に表示してもよい。
【0060】
図7のN13は、1次コンテンツであるN1に関連する2次コンテンツのN11等とは異なる一例である。N13は、1次コンテンツであるN1と関連付けられてユーザUの端末装置100Uに配信される。
図7の例は、N1の2次コンテンツである関連ニュースN13が、1次コンテンツであるN1と併記されている様子を示している。ユーザUが端末装置100U上でN13を選択した場合、端末装置100UはN13の記事本文を表示部に表示する。これにより、ユーザUは、1次コンテンツであるN1を閲覧中、N1の2次コンテンツであるN13の閲覧を希望する場合、N1の記事にあるN13へのリンクをたどることで、N13の記事を閲覧することができる。
【0061】
図8のN21は、1次コンテンツであるN2に関連する2次コンテンツの一例である。N21は、台風情報のニュースであるN2の内容に基づいて、台風の進路を予想している図である。このように、1次コンテンツの内容に基づいて、図を用いた2次コンテンツを創作してもよい。
【0062】
2次コンテンツの例はこれに限られない。例えば、1次コンテンツの翻訳、1次コンテンツに対するマーカ、等であってもよい。
【0063】
図9は、コンテンツ配信装置10の記憶部30に記憶されているデータベースの例であって、1次コンテンツ、1次コンテンツの内容、及び、1次コンテンツを創作した事業者IDのデータベースを示している。コンテンツ配信装置10は、このデータベースに基づいて、編集者A2に1次コンテンツを提供する。
【0064】
図10は、コンテンツ配信装置10の記憶部30に記憶されているデータベースの例であって、2次コンテンツ、2次コンテンツの内容、基礎となる1次コンテンツのID,及び、2次コンテンツを編集した編集者A2のIDのデータベースを示している。コンテンツ配信装置10は、編集者A2から受信した2次コンテンツをこのようにデータベースとして記憶部30に記憶してもよい。ユーザUに1次コンテンツを配信する場合に、表2のデータベースを参照し、1次コンテンツIDに基づき、対応する2次コンテンツを抽出し、ユーザUに1次コンテンツとともに配信してもよい。
【0065】
図11は、コンテンツ配信装置10の記憶部30に記憶されているデータベースの例であって、編集者ID,得意ジャンル、得意な言語、年齢、性別、評価、及び、2次コンテンツ作成数など、編集者A2に関する情報を持つデータベースを示している。コンテンツ配信装置10は、事業者A1が1次コンテンツをコンテンツ配信装置10に登録した際に、当該1次コンテンツから2次コンテンツを創作するのに適している編集者A2を、編集者A2の得意ジャンル、得意な言語、年齢、性別、評価、2次コンテンツ作成数といった属性データから割り出し、割り出した編集者A2に対して1次コンテンツを提供する。なお、当該データベースには、前述の属性に加えて、2次コンテンツの創作履歴、2次コンテンツの創作速度、2次コンテンツの元となる1次コンテンツの数が含まれていてもよい。
【0066】
〔5.コンテンツ配信処理のフロー〕
図12を用いて、実施形態に係るコンテンツ配信装置10のコンテンツ配信処理の手順について説明する。
図12は、実施形態に係るコンテンツ配信処理の手順の一例を示すフローチャートである。
【0067】
図12に示すように、コンテンツ配信装置10は、事業者A1から1次コンテンツが配信されたか否かを判定する(ステップS101)。1次コンテンツが配信されていない場合(ステップS101;No)、コンテンツ配信装置10は、1次コンテンツが配信されるまで待機する。一方、1次コンテンツが配信された場合(ステップS101;Yes)、コンテンツ配信装置10は、1次コンテンツの属性と親和性の高い属性の編集者A2を抽出する(ステップS102)。
【0068】
続いて、コンテンツ配信装置10は、ステップS102で抽出した編集者A2に対して、1次コンテンツを提供する(ステップS103)。
【0069】
続いて、コンテンツ配信装置10は、編集者A2が2次コンテンツを創作した旨の通知を編集者A2の端末装置100A2から受信したか否かを判定する(ステップS104)。2次コンテンツを創作した旨の通知を受信していない場合(ステップS104;No)、コンテンツ配信装置10は、編集者A2が2次コンテンツを創作した旨の通知を受信するまで待機する。2次コンテンツを創作した旨の通知を受信した場合(ステップS104;Yes)、編集者A2の端末装置100A2に2次コンテンツを送信するように要求し、2次コンテンツを受け付ける(ステップS105)。
【0070】
続いて、コンテンツ配信装置10は、ステップS105で受け付けた2次コンテンツをユーザUに配信する(ステップS106)。
【0071】
続いて、コンテンツ配信装置10は、編集者A2に報酬を付与する(ステップS107)。
【0072】
続いて、コンテンツ配信装置10は、編集者A2の属性を更新し(ステップS108)処理を終了する。
【0073】
〔6.変形例〕
上述の実施形態は一例を示したものであり、種々の変更及び応用が可能である。
【0074】
〔6-1.コンテンツについて〕
上述の実施形態において、コンテンツがニュースである例を示したが、コンテンツはこのような例に限定されず、ユーザが利用するコンテンツであれば、どのような情報であってもよい。例えば、コンテンツは、動画、音楽、コンピュータゲーム、プログラムコード、電子書籍、漫画であってもよい。
【0075】
〔6-2.処理態様について〕
上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、逆に、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
【0076】
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
【0077】
また、上記してきた各実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
【0078】
〔7.効果〕
〔第一の効果〕
上述してきたように、実施形態に係るコンテンツ配信装置は、1次コンテンツを編集者に提供する提供部と、編集者が1次コンテンツに基づいて創作した2次コンテンツの登録を受け付ける登録部と、1次コンテンツと対応付けられた2次コンテンツを配信する配信部と、を有する。
【0079】
これにより、編集者の創作した2次コンテンツをユーザに配信することができるので、よりユーザに適したコンテンツを配信することができる。
【0080】
〔第二の効果〕
第一の効果の項目に記載のコンテンツ配信装置は、配信部が、1次コンテンツと2次コンテンツを一体としてユーザに提供してもよい。
【0081】
これにより、1次コンテンツと2次コンテンツとが一体となったコンテンツをユーザが体験することができ、閲覧性が高まる。
【0082】
〔第三の効果〕
第一の効果の項目に記載のコンテンツ配信装置は、配信部が、1次コンテンツと2次コンテンツをそれぞれ個別のコンテンツとしてユーザに提供してもよい。
【0083】
これにより、ユーザは、1次コンテンツと2次コンテンツとを明確に区別することができる。
【0084】
〔第四の効果〕
第一乃至第三の効果の項目に記載のコンテンツ配信装置は、2次コンテンツが、1次コンテンツの翻訳、1次コンテンツに対するマーカ、又は1次コンテンツに関する図面の少なくとも一つであってもよい。
【0085】
これにより、ユーザは、1次コンテンツの翻訳やマーカ、図面等を通じて、1次コンテンツの内容を深く理解することができる。
【0086】
〔第五の効果〕
第一乃至第四の効果の項目に記載のコンテンツ配信装置は更に、編集者が創作した2次コンテンツを登録部に登録したことに基づいて、編集者に利益を付与する付与部を有してもよい。
【0087】
これにより、編集者に対し、2次コンテンツを創作するインセンティブが働くため、より多くの2次コンテンツが創作されることが期待できる。
【0088】
〔第六の効果〕
第一乃至第五の効果の項目に記載のコンテンツ配信装置は、提供部が、複数の1次コンテンツから編集者の属性に基づいて抽出した1次コンテンツを編集者に提供してもよい。
【0089】
これにより、各編集者に適した1次コンテンツを編集者に提供できるため、編集者の創作する2次コンテンツの品質が高まることが期待できる。
【0090】
〔第七の効果〕
第一乃至第六の効果の項目に記載のコンテンツ配信装置は、配信部が、編集者が創作した複数の2次コンテンツのリストを配信してもよい。
【0091】
これにより、ユーザは、お気に入りの編集者の創作した2次コンテンツを効率的に体験することができる。
【0092】
〔8.ハードウェア構成〕
また、上述してきた各実施形態に係る端末装置100及びコンテンツ配信装置10は、例えば、
図13に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。以下、端末装置100を例に挙げて説明する。
図13は、端末装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、ROM1200、RAM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
【0093】
CPU1100は、ROM1200又はHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1200は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
【0094】
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、かかるプログラムによって使用されるデータ等を記憶する。通信インターフェイス1500は、通信網500(実施形態のネットワークNに対応する)を介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、また、通信網500を介してCPU1100が生成したデータを他の機器へ送信する。
【0095】
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して生成したデータを出力装置へ出力する。
【0096】
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラム又はデータを読み取り、RAM1300を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1300上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
【0097】
例えば、コンピュータ1000が端末装置100として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1300上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部150の機能を実現する。また、HDD1400には、端末装置100の記憶装置内の各データが格納される。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から所定の通信網を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
【0098】
〔9.その他〕
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
【0099】
また、上述したコンテンツ配信装置10は、機能によっては外部のプラットフォーム等をAPI(Application Programming Interface)やネットワークコンピューティングなどで呼び出して実現するなど、構成は柔軟に変更できる。
【0100】
また、特許請求の範囲に記載した「部」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、取得部は、取得手段や取得回路に読み替えることができる。
【符号の説明】
【0101】
10 コンテンツ配信装置
20 通信部
30 記憶部
40 制御部
41 提供部
42 受付部
43 配信部
44 付与部
100 端末装置
110 通信部
120 記憶部
130 制御部
131 第1アプリケーション
132 第2アプリケーション