(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-01-18
(45)【発行日】2023-01-26
(54)【発明の名称】プログラム、情報処理装置、情報処理方法、情報処理システム
(51)【国際特許分類】
G01D 7/00 20060101AFI20230119BHJP
G09G 5/00 20060101ALI20230119BHJP
G06T 1/00 20060101ALI20230119BHJP
【FI】
G01D7/00 303Z
G09G5/00 550C
G09G5/00 555D
G06T1/00 500A
(21)【出願番号】P 2022052055
(22)【出願日】2022-03-28
【審査請求日】2022-03-28
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】500521522
【氏名又は名称】株式会社オプティム
(74)【代理人】
【識別番号】110002815
【氏名又は名称】IPTech弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】菅谷 俊二
【審査官】榮永 雅夫
(56)【参考文献】
【文献】特開2014-231994(JP,A)
【文献】特開2019-45285(JP,A)
【文献】特開2008-224484(JP,A)
【文献】特開2005-181033(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G01D 7/00 - 9/42
G01D 21/00 - 21/02
G01B 3/10 - 3/1094
G08C 13/00 - 25/04
G06T 1/00
G09G 5/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
プロセッサと、記憶部とを備えるコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
前記プログラムは、前記プロセッサに、
被測定対象の測定情報を取得する、測定ステップと、
前記被測定対象を特定する、特定ステップと、
前記測定ステップにおいて取得した前記測定情報と、前記特定ステップにおいて特定した前記被測定対象とを関連付けて表示する表示ステップと、
を実行させ、
前記測定ステップは、
前記被測定対象の第3部位の第3測定情報を取得するステップと、
前記被測定対象の第3部位の第4測定情報を取得するステップと、
を含み、
前記特定ステップは、前記被測定対象の第3部位を特定するステップであり、
前記表示ステップは、第4測定情報が第3測定情報よりも所定以上乖離している場合に、第3測定情報または第4測定情報を、前記特定ステップにおいて特定した前記被測定対象の第3部位と関連付けて識別可能な態様で表示するステップである、
プログラム。
【請求項2】
プロセッサと、記憶部とを備えるコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
前記プログラムは、前記プロセッサに、
被測定対象の第3部位の複数の測定情報を取得する、測定ステップと、
前記被測定対象の第3部位を特定する、特定ステップと、
前記測定ステップにおいて最も新しく取得した第3部位の前記測定情報と、前記特定ステップにおいて特定した前記被測定対象の第3部位とを関連付けて表示する表示ステップと、
を実行させる、
プログラム。
【請求項3】
プロセッサと、記憶部とを備えるコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
前記プログラムは、前記プロセッサに、
被測定対象の第3部位の複数の測定情報を取得する、測定ステップと、
前記被測定対象の第3部位を特定する、特定ステップと、
前記測定ステップにおいて前記被測定対象の第3部位について複数の測定情報を取得した場合、前記測定ステップにおいて取得した前記測定情報と、前記特定ステップにおいて特定した前記被測定対象の第3部位とを関連付けて
前記第3部位について複数の測定情報があることを識別可能な態様で表示する表示ステップと、
を実行させる、
プログラム。
【請求項4】
前記測定ステップは、前記コンピュータに無線接続を介して接続された測定端末から、被測定対象の測定情報を取得するステップである、
請求項1から3のいずれか記載のプログラム。
【請求項5】
前記測定端末はメジャーを備える測定端末である、
請求項4記載のプログラム。
【請求項6】
前記特定ステップは、前記測定端末により測定されている前記被測定対象を特定するステップである、
請求項4または5記載のプログラム。
【請求項7】
前記特定ステップは、前記被測定対象を撮影した画像データに基づき、前記被測定対象を特定するステップである、
請求項1から6のいずれか記載のプログラム。
【請求項8】
前記特定ステップは、前記コンピュータに接続された表示端末に備えられたカメラにより撮影された画像データに基づき、前記被測定対象を特定するステップであり、
前記表示ステップは、前記表示端末に備えられたディスプレイに、前記測定ステップにおいて取得した前記測定情報と、前記特定ステップにおいて特定した前記被測定対象とを関連付けて表示するステップである、
請求項1から7のいずれか記載のプログラム。
【請求項9】
前記表示ステップは、前記表示端末に備えられたディスプレイに、前記表示端末に備えられたカメラにより撮影された画像データに重ねて、前記測定ステップにおいて取得した前記測定情報と、前記特定ステップにおいて特定した前記被測定対象とを関連付けて表示するステップである、
請求項8記載のプログラム。
【請求項10】
前記表示ステップは、前記特定ステップにおいて特定した前記被測定対象に対応する位置に前記測定ステップにおいて取得した前記測定情報を表示するステップである、
請求項1から9のいずれか記載のプログラム。
【請求項11】
前記特定ステップは、前記測定端末により測定されている前記被測定対象の部位を特定するステップであり、
前記表示ステップは、前記測定ステップにおいて取得した前記測定情報と、前記特定ステップにおいて特定した前記被測定対象の部位とを関連付けて表示する表示ステップと、
を実行させる請求項4または5記載のプログラム。
【請求項12】
前記表示ステップは、前記特定ステップにおいて特定した前記被測定対象の部位に対応する位置に前記測定ステップにおいて取得した前記測定情報を表示するステップである、
請求項11記載のプログラム。
【請求項13】
前記測定ステップは、
前記被測定対象の第1部位の第1測定情報を取得するステップと、
前記被測定対象の第2部位の第2測定情報を取得するステップと、
を含み、
前記特定ステップは、前記被測定対象の第1部位および第2部位を特定するステップであり、
前記表示ステップは、前記測定ステップにおいて取得した第1測定情報および第2測定情報を、それぞれ、前記特定ステップにおいて特定した前記被測定対象の第1部位および第2部位と関連付けて表示するステップである、
請求項1から12のいずれか記載のプログラム。
【請求項14】
前記プログラムは、前記プロセッサに、
前記測定ステップにおいて取得した前記測定情報と、前記特定ステップにおいて特定した前記被測定対象とを関連付けて記憶する記憶ステップと、
を実行させる、
請求項1から13のいずれか記載のプログラム。
【請求項15】
プロセッサと、記憶部とを備える情報処理装置であって、
前記プロセッサに、請求項1から14のいずれか記載のプログラムを実行させる、
情報処理装置。
【請求項16】
プロセッサと、記憶部とを備えるコンピュータにより実行される情報処理方法であって、
前記プロセッサに、請求項1から14のいずれか記載のプログラムを実行させる、
情報処理方法。
【請求項17】
プロセッサと、記憶部とを備える情報処理装置、測定端末および表示端末を含む情報処理システムであって、
前記プロセッサに、
前記測定端末から被測定対象の測定情報を取得する、測定ステップと、
前記表示端末により前記被測定対象を特定する、特定ステップと、
前記測定ステップにおいて取得した前記測定情報と、前記特定ステップにおいて特定した前記被測定対象とを関連付けて前記表示端末に表示する表示ステップと、
を実行させ、
前記測定ステップは、
前記被測定対象の第3部位の第3測定情報を取得するステップと、
前記被測定対象の第3部位の第4測定情報を取得するステップと、
を含み、
前記特定ステップは、前記被測定対象の第3部位を特定するステップであり、
前記表示ステップは、第4測定情報が第3測定情報よりも所定以上乖離している場合に、第3測定情報または第4測定情報を、前記特定ステップにおいて特定した前記被測定対象の第3部位と関連付けて識別可能な態様で表示するステップである、
情報処理システム。
【請求項18】
プロセッサと、記憶部とを備える情報処理装置、測定端末および表示端末を含む情報処理システムであって、
前記プロセッサに、
前記測定端末から被測定対象の
第3部位の複数の測定情報を取得する、測定ステップと、
前記表示端末により前記被測定対象
の第3部位を特定する、特定ステップと、
前記測定ステップにおいて
最も新しく取得した
第3部位の前記測定情報と、前記特定ステップにおいて特定した前記被測定対象
の第3部位とを関連付けて前記表示端末に表示する表示ステップと、
を実行させ、
前記表示ステップは、前記測定ステップにおいて最も新しく取得した前記被測定対象の測定情報を、前記特定ステップにおいて特定した前記被測定対象と関連付けて識別可能な態様で表示するステップである、
情報処理システム。
【請求項19】
プロセッサと、記憶部とを備える情報処理装置、測定端末および表示端末を含む情報処理システムであって、
前記プロセッサに、
前記測定端末から被測定対象の
第3部位の複数の測定情報を取得する、測定ステップと、
前記表示端末により前記被測定対象
の第3部位を特定する、特定ステップと、
前記測定ステップにおいて前記被測定対象の第3部位について複数の測定情報を取得した場合、前記測定ステップにおいて取得した前記測定情報と、前記特定ステップにおいて特定した前記被測定対象
の第3部位とを関連付けて
前記第3部位について複数の測定情報があることを識別可能な態様で前記表示端末に表示する表示ステップと、
を実行させ、
前記表示ステップは、複数の前記測定情報があることを識別可能な態様で表示するステップである、
情報処理システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、プログラム、情報処理装置、情報処理方法、情報処理システムに関する。
【背景技術】
【0002】
測定支援システムにおいて、測定作業の測定値をヘッドマウントディスプレイに表示する技術が知られている。
特許文献1には、測定作業において、測定時間を短縮可能な測定支援システムが開示されている。
特許文献2には、ユーザの操作を支援する支援情報を表示することにより測定データを容易に収集できる測定データ収集装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2019-045285号公報
【文献】特開2020-071065号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
被測定対象を測定する際に、測定値と被測定対象が関連付けられておらず、測定値が何を測定した数値なのか直感的に把握しずらいという課題がある。
そこで、本開示は、上記課題を解決すべくなされたものであって、その目的は、被測定対象と、当該被測定対象に対する測定値とを直感的に把握する技術を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
プロセッサと、記憶部とを備えるコンピュータに実行させるためのプログラムであって、プログラムは、プロセッサに、被測定対象の測定情報を取得する、測定ステップと、被測定対象を特定する、特定ステップと、測定ステップにおいて取得した測定情報と、特定ステップにおいて特定した被測定対象とを関連付けて表示する表示ステップと、を実行させるプログラム。
【発明の効果】
【0006】
本開示によれば、被測定対象と、当該被測定対象に対する測定値とを直感的に把握することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図1】情報処理システム1の全体の構成を示す図である。
【
図2】サーバ10の機能構成を示すブロック図である。
【
図3】測定端末20の機能構成を示すブロック図である。
【
図4】表示端末30の機能構成を示すブロック図である。
【
図5】ユーザテーブル1012のデータ構造を示す図である。
【
図6】測定テーブル1013のデータ構造を示す図である。
【
図7】測定記憶処理の動作を示すフローチャートである。
【
図8】表示処理の動作を示すフローチャートである。
【
図9】測定記憶処理におけるユーザによる測定作業を示す図である。
【
図10】測定記憶処理および表示処理の動作を示す画面例である。
【
図11】測定記憶処理および表示処理の動作を示す画面例である。
【
図12】コンピュータ90の基本的なハードウェア構成を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本開示の実施形態について図面を参照して説明する。実施形態を説明する全図において、共通の構成要素には同一の符号を付し、繰り返しの説明を省略する。なお、以下の実施形態は、特許請求の範囲に記載された本開示の内容を不当に限定するものではない。また、実施形態に示される構成要素のすべてが、本開示の必須の構成要素であるとは限らない。また、各図は模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。
【0009】
<システム1の構成>
本開示における情報処理システム1は、被測定対象に関する測定情報を非測定対象と関連付けて表示する情報処理システムである。
システム1は、ネットワークNを介して接続された、サーバ10、測定端末20、表示端末30の情報処理装置を備える。
図1は、情報処理システム1の全体の構成を示す図である。
図2は、サーバ10の機能構成を示すブロック図である。
図3は、測定端末20の機能構成を示すブロック図である。
図4は、表示端末30の機能構成を示すブロック図である。
【0010】
各情報処理装置は演算装置と記憶装置とを備えたコンピュータにより構成されている。コンピュータの基本ハードウェア構成および、当該ハードウェア構成により実現されるコンピュータの基本機能構成は後述する。サーバ10、測定端末20、表示端末30のそれぞれについて、後述するコンピュータの基本ハードウェア構成およびコンピュータの基本機能構成と重複する説明は省略する。
【0011】
<サーバ10の構成>
サーバ10は、被測定対象に関する測定情報を非測定対象と関連付けて表示するサービスを提供する情報処理装置である。
サーバ10は、記憶部101、制御部104を備える。
【0012】
<サーバ10の記憶部101の構成>
サーバ10の記憶部101は、アプリケーションプログラム1011、ユーザテーブル1012、測定テーブル1013を備える。
【0013】
アプリケーションプログラム1011は、サーバ10の制御部104を各機能ユニットとして機能させるためのプログラムである。
アプリケーションプログラム1011は、ウェブブラウザアプリケーションなどのアプリケーションを含む。
【0014】
ユーザテーブル1012は、サービスを利用する会員ユーザ(以下、ユーザ)の情報を記憶し管理するテーブルである。ユーザは、サービスの利用登録を行うことで、当該ユーザの情報がユーザテーブル1012の新しいレコードに記憶される。これにより、ユーザは本開示にかかるサービスを利用できるようになる。
ユーザテーブル1012は、ユーザIDを主キーとして、ユーザID、ユーザ名のカラムを有するテーブルである。
図5は、ユーザテーブル1012のデータ構造を示す図である。
【0015】
ユーザIDは、ユーザを識別するためのユーザ識別情報を記憶する項目である。ユーザ識別情報は、ユーザごとにユニークな値が設定されている項目である。
ユーザ名は、ユーザの氏名を記憶する項目である。ユーザ名は、氏名ではなく、ニックネームなど任意の文字列を設定しても良い。
【0016】
測定テーブル1013は、測定に関する情報(測定情報)を記憶し管理するためのテーブルである。
測定テーブル1013は、測定IDを主キーとして、ユーザID、測定ID、被測定対象データ、測定種別、単位、測定データ、測定日時のカラムを有するテーブルである。
図6は、測定テーブル1013のデータ構造を示す図である。
【0017】
ユーザIDは、ユーザを識別するためのユーザ識別情報を記憶する項目である。
測定IDは、測定情報を識別するための測定識別情報を記憶する項目である。測定識別情報は、測定情報ごとにユニークな値が設定されている項目である。
被測定対象データは、測定情報の被測定対象を特定するための情報(被測定対象特定情報)を記憶する項目である。被測定対象特定情報は、例えば、ある特定の実体物(物、オブジェクト、エンティティ)、実体物の一片、例えば、実体物が直方体であれば六面体を構成するそれぞれの辺、実体物が球であれば大円(球面と球の中心を通る平面との交線)の周長、半径、直径などを特定する情報である。具体的に、被測定対象特定情報は、被測定対象の画像データ、動画データなどの画像情報を含む。
測定種別は、測定情報の種別に関する情報(測定種別情報)を記憶する項目である。測定種別情報は、大きさ、体積、面積、長さ、高さ、奥行き、距離、質量、重量、時間、温度、屈折率、透明度、硬さ、柔らかさなどを含む。
単位は、測定情報の単位に関する情報(測定単位情報)を記憶する項目である。測定単位情報は、長さであればメートル、センチメートル、ミリメートル、重さであればグラム、キログラム、体積であれば立方メートル、立方センチメートル、立方ミリメートルなど、測定情報の単位に
測定データは、測定装置により測定された測定値の数値データを記憶する項目である。
測定日時は、測定装置による測定日時を記憶する項目である。
【0018】
<サーバ10の制御部104の構成>
サーバ10の制御部104は、ユーザ登録制御部1041、記憶制御部1042、表示制御部1043を備える。制御部104は、記憶部101に記憶されたアプリケーションプログラム1011を実行することにより、各機能ユニットが実現される。
【0019】
ユーザ登録制御部1041は、本開示に係るサービスの利用を希望するユーザの情報をユーザテーブル1012に記憶する処理を行う。
ユーザテーブル1012に記憶される情報は、ユーザが任意の情報処理端末からサービス提供者が運営するウェブページなどを開き、所定の入力フォームに情報を入力しサーバ10へ送信する。ユーザ登録制御部1041は、受信した情報をユーザテーブル1012の新しいレコードに記憶し、ユーザ登録が完了する。これにより、ユーザテーブル1012に記憶されたユーザはサービスを利用することができるようになる。
ユーザ登録制御部1041によるユーザ情報のユーザテーブル1012への登録に先立ち、サービス提供者は所定の審査を行いユーザによるサービス利用可否を制限しても良い。
ユーザIDは、ユーザを識別できる任意の文字列または数字で良く、ユーザが希望する任意の文字列または数字、もしくはユーザ登録制御部1041が自動的に任意の文字列または数字を設定しても良い。
【0020】
記憶制御部1042は、測定記憶処理を実行する。詳細は後述する。
【0021】
表示制御部1043は、表示処理を実行する。詳細は後述する。
【0022】
<測定端末20の構成>
測定端末20は、サービスを利用するユーザが操作する、被測定対象を測定するための測定装置2066を入力装置206として備える情報処理装置である。測定端末20は、少なくとも測定装置2066を備える、被測定対象を測定するための専用の情報処理装置である。
なお、測定端末20は、スマートフォン、タブレット等の携帯端末でもよいし、据え置き型のPC(Personal Computer)、ラップトップPCであってもよい。また、HMD(Head Mount Display)、腕時計型端末等のウェアラブル端末であってもよい。また、測定装置2066を有線または無線により、スマートフォン、タブレット、PC、ラップトップPC、HMD、腕時計型端末等の汎用的な情報処理端末に接続することにより実現しても構わない。
測定端末20は、記憶部201、制御部204、入力装置206、出力装置208を備える。
【0023】
<測定端末20の記憶部201の構成>
測定端末20の記憶部201は、ユーザID2011、アプリケーションプログラム2012を備える。
【0024】
ユーザID2011はユーザのアカウントIDである。ユーザは、測定端末20からユーザID2011を、サーバ10へ送信する。サーバ10は、ユーザID2011に基づきユーザを識別し、本開示にかかるサービスをユーザに対して提供する。なお、ユーザID2011には、測定端末20を利用しているユーザを識別するにあたりサーバ10から一時的に付与されるセッションIDなどの情報を含む。
【0025】
アプリケーションプログラム2012は、記憶部201に予め記憶されていても良いし、通信IFを介してサービス提供者が運営するウェブサーバ等からダウンロードする構成としても良い。
アプリケーションプログラム2012は、ウェブブラウザアプリケーションなどのアプリケーションを含む。
アプリケーションプログラム2012は、測定端末20に記憶されているウェブブラウザアプリケーション上で実行されるJavaScript(登録商標)などのインタープリター型プログラミング言語を含む。
【0026】
<測定端末20の制御部204の構成>
測定端末20の制御部204は、入力制御部2041、出力制御部2042を備える。制御部204は、記憶部201に記憶されたユーザID2011を実行することにより、各機能ユニットが実現される。
【0027】
<測定端末20の入力装置206の構成>
測定端末20の入力装置206は、カメラ2061、マイク2062、位置情報センサ2063、モーションセンサ2064、タッチデバイス2065、測定装置2066を備える。
【0028】
測定装置2066は、被測定対象を測定するための装置である。例えば、測定装置2066には、被測定対象の大きさ、体積、面積、長さ、高さ、奥行き、距離、質量、重量、時間、温度、屈折率、透明度、硬さ、柔らかさなどの任意の物理量などの測定値を数値データとして測定することができる器具、道具、装置などが含まれる。測定端末20の制御部204は、測定装置2066による測定値を取得し、各種制御に用いることができる。
測定装置2066の一例として、目盛が振られた帯を用いて長さを数値データとして測定する道具であるメジャー(巻き尺、コンベックス、スケール)などがある。
測定装置2066の一例として、物体の質量や重量を数値データとして測定する器具である秤(はかり、スケール)などがある。
測定装置2066の一例として、物体の温度を数値データとして測定する器具である温度計などがある。
【0029】
<測定端末20の出力装置208の構成>
測定端末20の出力装置208は、ディスプレイ2081、スピーカ2082を備える。
【0030】
ディスプレイ2081は、測定装置2066により測定された測定値を表示することができる。
【0031】
スピーカ2082は、測定装置2066により測定された測定値を音声により出力することができる。
【0032】
<表示端末30の構成>
表示端末30は、サービスを利用するユーザが操作する情報処理装置である。表示端末30は、例えば、HMD(Head Mount Display)を一例として示す。表示端末30は、スマートフォン、タブレット等の携帯端末でもよいし、据え置き型のPC(Personal Computer)、ラップトップPCであってもよい。また、腕時計型端末等のウェアラブル端末であってもよい。
表示端末30は、記憶部301、制御部304、入力装置306、出力装置308を備える。
【0033】
<表示端末30の記憶部301の構成>
表示端末30の記憶部301は、ユーザID3011、アプリケーションプログラム3012を備える。
【0034】
ユーザID3011はユーザのアカウントIDである。ユーザは、表示端末30からユーザID3011を、サーバ10へ送信する。サーバ10は、ユーザID3011に基づきユーザを識別し、本開示にかかるサービスをユーザに対して提供する。なお、ユーザID3011には、表示端末30を利用しているユーザを識別するにあたりサーバ10から一時的に付与されるセッションIDなどの情報を含む。
【0035】
アプリケーションプログラム3012は、記憶部301に予め記憶されていても良いし、通信IFを介してサービス提供者が運営するウェブサーバ等からダウンロードする構成としても良い。
アプリケーションプログラム3012は、ウェブブラウザアプリケーションなどのアプリケーションを含む。
アプリケーションプログラム3012は、表示端末30に記憶されているウェブブラウザアプリケーション上で実行されるJavaScript(登録商標)などのインタープリター型プログラミング言語を含む。
【0036】
<表示端末30の制御部304の構成>
表示端末30の制御部304は、入力制御部3041、出力制御部3042を備える。制御部304は、記憶部301に記憶されたユーザID3011を実行することにより、各機能ユニットが実現される。
【0037】
<表示端末30の入力装置306の構成>
表示端末30の入力装置306は、カメラ3061、マイク3062、位置情報センサ3063、モーションセンサ3064、タッチデバイス3065を備える。
【0038】
<表示端末30の出力装置308の構成>
表示端末30の出力装置308は、ディスプレイ3081、スピーカ3082を備える。
【0039】
<情報処理システム1の動作>
以下、情報処理システム1の各処理について説明する。
図7は、測定記憶処理の動作を示すフローチャートである。
図8は、表示処理の動作を示すフローチャートである。
図9は、測定記憶処理におけるユーザによる測定作業を示す図である。
図10は、測定記憶処理および表示処理の動作を示す画面例である。
図11は、測定記憶処理および表示処理の動作を示す画面例である。
【0040】
<測定記憶処理>
測定記憶処理は、測定装置により測定された測定値を被測定対象と関連付けて記憶する処理である。
【0041】
<測定記憶処理の概要>
測定記憶処理は、測定端末20により本開示にかかるサービスにログインし、測定端末20の測定装置2066により測定された測定値を、サーバ10へ送信し、サーバ10の測定テーブル1013に測定情報として記憶する一連の処理である。
【0042】
<測定記憶処理の詳細>
以下に、測定記憶処理の詳細を説明する。
【0043】
ステップS101において、ユーザは、測定端末20により、本開示にかかるサービスにログインする。具体的に、ユーザは、測定端末20の入力装置206などを操作することにより、ユーザID2011を含むリクエストをサーバ10へ送信する。
サーバ10の記憶制御部1042は、受信したリクエストに含まれるユーザID2011に基づき、測定端末20を操作するユーザのユーザIDを特定する。なお、ユーザID2011がセッションIDである場合には、セッションIDに基づきユーザテーブル1012などを参照することによりユーザIDを特定する。
【0044】
ステップS102において、サーバ10の記憶制御部1042は、被測定対象の測定情報を取得する、測定ステップを実行する。測定ステップは、コンピュータに無線接続を介して接続された測定端末から、被測定対象の測定情報を取得するステップを実行する。
具体的に、ユーザは、測定端末20の測定装置2066を操作することにより、被測定対象を測定する。
【0045】
図9は、測定記憶処理におけるユーザによる測定作業を示す図である。ユーザ603は、メジャーである測定装置2066を含む測定端末20を用いて、机602上に載置された箱601の縦612、横622、高さ632の3辺を測定する測定作業を一例として示す。
【0046】
例えば、測定端末20の測定装置2066がメジャーである場合には、定規の先端に設けられた先端部分(ゼロ点補正移動爪)を、被測定対象の一端に引っ掛けたり、押し当てることにより固定し、メジャーの本体を他端に移動させることにより、被測定対象の一端から他端までの距離を測定することができる。
具体的に、ユーザは測定端末20のメジャーである測定装置2066のゼロ点補正移動爪を、箱の一端に引っ掛け、メジャーの本体を他端に移動させることにより、箱601の縦612の距離を測定することができる。
【0047】
ユーザは、測定端末20の測定装置2066に設けられた不図示のボタンなどを操作することにより、測定端末20の測定装置2066に割り当てられた測定種別と、測定端末20の測定装置2066により測定された被測定対象の測定値と、をサーバ10へ送信する。
サーバ10の記憶制御部1042は、受信した測定種別、測定値に基づき、測定種別、単位、測定データを特定し、ステップS101において特定したユーザIDとともに、それぞれ測定テーブル1013の新たなレコードの測定種別、単位、測定データ、ユーザIDの項目に記憶する。具体的に、サーバ10の記憶制御部1042は、測定端末20における、測定種別、測定値を、サーバ10における測定種別、単位、測定データに変換し測定テーブル1013に記憶する。サーバ10の記憶制御部1042は、測定日時の項目に、測定情報が測定テーブル1013に記憶された日時を記憶する。
【0048】
ステップS102において、測定ステップは、被測定対象の第1部位の第1測定情報を取得するステップと、被測定対象の第2部位の第2測定情報を取得するステップと、を含む。
具体的に、ユーザは、測定端末20のメジャーである測定装置2066を用いて、被測定対象である箱601の、第1部位である縦612の長さに関する第1測定情報、第2部位である横622の長さに関する第2測定情報を取得する。測定端末20の制御部204は、取得した第1測定情報、第2測定情報をサーバ10へ送信する。
サーバ10の記憶制御部1042は、受信した第1測定情報、第2測定情報に含まれる測定種別、測定値に基づき、測定種別、単位、測定データを特定し、ステップS101において特定したユーザIDとともに、それぞれ測定テーブル1013の新たなレコードの測定種別、単位、測定データ、ユーザIDの項目に記憶する。サーバ10の記憶制御部1042は、受信した第1測定情報、第2測定情報ごとに、測定テーブル1013の異なるレコードに測定情報を記憶する。
【0049】
ステップS102において、測定ステップは、被測定対象の第3部位の第3測定情報を取得するステップと、被測定対象の第3部位の第4測定情報を取得するステップと、を含む。
具体的に、ユーザは、測定端末20のメジャーである測定装置2066を用いて、被測定対象である箱601の、第3部位である高さ632の長さに関する第3測定情報を取得する。そして、ユーザは、改めて、測定端末20のメジャーである測定装置2066を用いて、被測定対象である箱601の、第3部位である高さ632の長さに関する第4測定情報を取得することができる。また、ユーザは、他の測定端末を用いて、被測定対象である箱601の、第3部位である高さ632の第4測定情報を取得しても良い。測定端末20の制御部204は、取得した第3測定情報、第4測定情報をサーバ10へ送信する。
サーバ10の記憶制御部1042は、受信した第3測定情報、第4測定情報に含まれる測定種別、測定値に基づき、測定種別、単位、測定データを特定し、ステップS101において特定したユーザIDとともに、それぞれ測定テーブル1013の新たなレコードの測定種別、単位、測定データ、ユーザIDの項目に記憶する。サーバ10の記憶制御部1042は、受信した第3測定情報、第4測定情報ごとに、測定テーブル1013の異なるレコードに測定情報を記憶する。
【0050】
ステップS103において、ユーザは被測定対象を撮影し、撮影データをサーバ10へ送信する。具体的に、ユーザは、表示端末30により、本開示にかかるサービスにログインする。具体的に、ユーザは、表示端末30の入力装置306などを操作することにより、ユーザID3011を含むリクエストをサーバ10へ送信する。
サーバ10の記憶制御部1042は、受信したリクエストに含まれるユーザID3011に基づき、表示端末30を操作するユーザのユーザIDを特定する。なお、ユーザID3011がセッションIDである場合には、セッションIDに基づきユーザテーブル1012などを参照することによりユーザIDを特定する。
ユーザは、表示端末30の入力装置306などを介して、表示端末30のカメラ3061などを操作することにより、被測定対象である箱601を撮影する。なお、被測定対象の撮影は、表示端末30のカメラ3061によらなくても良く、測定端末20のカメラ2061を用いて実行しても良い。被測定対象の撮影は、他の端末に設けられたカメラを用いて実行しても良い。
【0051】
例えば、表示端末30のカメラ3061により撮影されたユーザによる測定作業の様子は、
図9と同様である。表示端末30の制御部304は、撮影した画像データをサーバ10へ送信する。サーバ10の記憶制御部1042は、表示端末30から被測定対象が撮影された画像データ60Aを受信し、取得する。画像データ60Aには、ユーザ603が、メジャーである測定装置2066を備える測定端末20を用いて箱601の部位である縦612を特定し、縦612にかかる部位を測定している様子が含まれる。
【0052】
ステップS104において、サーバ10の記憶制御部1042は、被測定対象を特定する、特定ステップを実行する。特定ステップは、被測定対象を撮影した画像データに基づき、被測定対象を特定するステップを実行する。
具体的に、サーバ10の記憶制御部1042は、表示端末30に備えられたカメラにより撮影された画像データに基づき、被測定対象を特定するステップを実行する。例えば、サーバ10の記憶制御部1042は、表示端末30から取得した画像データ60Aに基づき、画像認識技術を適用することにより、被測定対象として箱601を特定する。なお、サーバ10の記憶制御部1042は、他のユーザによる操作指示に基づき、被測定対象として箱601を特定しても良い。
【0053】
特定ステップは、測定端末により測定されている被測定対象を特定するステップを実行する。
具体的に、サーバ10の記憶制御部1042は、表示端末30から取得した画像データ60Aに基づき、ユーザ603が、メジャーである測定装置2066を備える測定端末20を用いて箱601の部位である縦612を特定し、縦612にかかる部位を測定している様子を認識する。
【0054】
特定ステップは、測定端末により測定されている被測定対象の部位を特定するステップを実行する。
例えば、サーバ10の記憶制御部1042は、表示端末30から取得した画像データ60Aに基づき、被測定対象として箱601の部位、縦612、横622、高さ632を特定する。
【0055】
特定ステップは、被測定対象の第1部位および第2部位を特定するステップを実行する。
例えば、サーバ10の記憶制御部1042は、第1部位として縦612、第2部位として横622を特定する。
【0056】
特定ステップは、被測定対象の第3部位を特定するステップを実行する。
例えば、サーバ10の記憶制御部1042は、第3部位として高さ632を特定する。
【0057】
サーバ10の記憶制御部1042は、特定された被測定対象、特定された被測定対象の部位を、測定テーブル1013の対象レコードの被測定対象データの項目に記憶する。
具体的に、サーバ10の記憶制御部1042は、ステップS104において、被測定対象を含む画像データが撮影された日時と、測定テーブル1013に記憶されている測定情報の測定日時の項目とを比較することにより、ステップS104において特定された被測定対象、特定された被測定対象の部位を、ステップS102において測定された測定情報とを関連付けることができる。具体的に、被測定対象を含む画像データが撮影された日時と、測定テーブル1013に記憶されている測定情報の測定日時の差が所定期間内である場合に、ステップS104において特定された被測定対象、特定された被測定対象の部位を、ステップS102において測定された測定情報と関連付ける。つまり、測定端末20の測定装置2066により、画像データ中のどの被測定対象、被測定対象の部位が測定されたのかを特定することができる。
サーバ10の記憶制御部1042は、被測定対象特定情報を、測定情報と関連付けて測定テーブル1013の1つのレコードに記憶することができる。これにより、ステップS102により取得した測定種別、単位、測定データを含む測定情報が、被測定対象データと関連付けられて記憶される。
【0058】
なお、ユーザは、測定端末20、表示端末30の他、不図示の、スマートフォン、タブレット等の携帯端末、据え置き型のPC(Personal Computer)、ラップトップPCなどの情報処理装置を操作することにより、測定テーブル1013に記憶された測定情報をダウンロードなどにより取得し、表計算ソフトウェアなどで利用することができる。
具体的に,ユーザは、情報処理装置を操作することにより、サーバ10が提供する所定のURLへアクセスすることにより、測定テーブル1013に記憶された測定情報を指定し取得することができる。例えば、csv(Comma Separated Value)形式、Excel(登録商標)などで利用可能なxls、xlsx形式などでダウンロードすることができる。ユーザは、情報処理装置を操作することによりダウンロードした測定情報を表計算ソフトウェアなどで開いて、各種情報処理に活用することができる。
【0059】
<表示処理>
表示処理は、被測定対象の測定値を、被測定対象と関連付けてユーザに対して表示する処理である。
【0060】
<表示処理の概要>
表示処理は、表示端末30により本開示にかかるサービスにログインし、サーバ10の測定テーブル1013に記憶された測定情報を取得し、表示端末30のディスプレイ3081に表示する一連の処理である。
【0061】
<表示処理の詳細>
以下に、表示処理の詳細を説明する。
【0062】
ステップS301において、ユーザは、表示端末30により、本開示にかかるサービスにログインする。具体的に、ユーザは、表示端末30の入力装置306などを操作することにより、ユーザID3011を含むリクエストをサーバ10へ送信する。
サーバ10の記憶制御部1042は、受信したリクエストに含まれるユーザID3011に基づき、表示端末30を操作するユーザのユーザIDを特定する。なお、ユーザID3011がセッションIDである場合には、セッションIDに基づきユーザテーブル1012などを参照することによりユーザIDを特定する。
なお、ユーザは、測定記憶処理のステップS103において、表示端末30により、本開示にかかるサービスにログインしておいても良い。
【0063】
ステップS302において、サーバ10の表示制御部1043は、測定ステップにおいて取得した測定情報と、特定ステップにおいて特定した被測定対象とを関連付けて表示する表示ステップを実行する。
具体的に、表示ステップは、表示端末30に備えられたディスプレイ3081に、測定ステップにおいて取得した測定情報と、特定ステップにおいて特定した被測定対象とを関連付けて表示するステップを実行する。
具体的に、ユーザは表示端末30のカメラ3061を用いて、被測定対象を撮影し、撮影した画像データをサーバ10へ送信する。サーバ10の表示制御部1043は、取得した画像データに基づき、被測定対象特定情報を特定する。被測定対象特定情報の特定方法は、測定記憶処理のステップS104と同様であるため説明を省略する。
【0064】
図10は、表示処理の動作を示す画面例である。表示端末30のディスプレイ3081には、画像データ60Bが表示される。画像データ60Bには、ユーザ603が、メジャーである測定装置2066を含む測定端末20を用いて、机602上に載置された箱601の縦612を測定する測定作業を行っている様子の画像データに重ねて、測定値が測定値オブジェクト611として画像データ60Bに合成されて描画される。
本開示においては、ユーザ603が測定端末20により測定作業を行っている被測定対象の部位である、箱601の縦612の測定値オブジェクト611を、画像データ60Bに含まれる測定端末20の近傍に合成して描画される。これにより、ユーザ603が実際に測定を行っている被測定対象または被測定対象の部位について、当該被測定対象に対する測定情報を関連づけて直感的に把握することができる。
【0065】
サーバ10の表示制御部1043は、1の画像データから複数の被測定対象特定情報を特定しても良い。例えば、サーバ10の表示制御部1043は、1の画像データ60Aから、被測定対象特定情報として、箱601、及び、箱601の部位として、箱601の縦612、横622、高さ632を特定する。
【0066】
サーバ10の表示制御部1043は、特定した被測定対象特定情報に基づき、測定テーブル1013の被測定対象特定情報の項目を検索し、測定種別、単位、測定データ、測定日時の項目を取得する。
【0067】
ステップS302において、表示ステップは、表示端末に備えられたディスプレイに、表示端末に備えられたカメラにより撮影された画像データに重ねて、測定ステップにおいて取得した測定情報と、特定ステップにおいて特定した被測定対象とを関連付けて表示するステップを実行する。
具体的に、サーバ10の表示制御部1043は、ステップS301において取得した、測定種別、単位、測定データ、測定日時の項目を、画像データ60Aに含まれる特定した被測定対象特定情報に重畳、近接させて、画像データ60Aに合成して合成画像データを生成する。サーバ10の表示制御部1043は、合成画像データを表示端末30に送信する。表示端末30のディスプレイ3081は、受信した合成画像データを表示することにより、測定テーブル1013から取得した測定情報を、特定した被測定対象と関連付けて表示端末30のディスプレイ3081に表示する。
なお、本開示において表示端末30は、スマートフォン、HMDなどを一例として記載したが、表示端末30を透過型ディスプレイでも良い。この場合、サーバ10の表示制御部1043は、測定テーブル1013から取得した測定情報を、画像データ60Aに合成させずに、当該透過型ディスプレイを通じて目視される被測定対象と重畳、近接させた位置に透過型ディスプレイに測定情報を表示する構成としても良い。この場合も、透過型ディスプレイを透過して目視する被測定対象と関連付けて、測定情報を表示することができる。
【0068】
図11は、表示処理の動作を示す画面例である。表示端末30のディスプレイ3081には、画像データ60Cが表示される。画像データ60Cには、ユーザ603が、メジャーである測定装置2066を含む測定端末20を用いて、机602上に載置された箱601の縦612、横622、高さ632の3辺を測定する測定作業を行っている様子の画像データに重ねて、それぞれの部位の測定値が測定値オブジェクト611、測定値オブジェクト621、測定値オブジェクト631として画像データ60Cに合成されて描画される。
【0069】
ステップS302において、表示ステップは、特定ステップにおいて特定した被測定対象に対応する位置に測定ステップにおいて取得した測定情報を表示するステップを実行する。つまり、表示ステップは、測定ステップにおいて取得した測定情報と、特定ステップにおいて特定した被測定対象の部位とを関連付けて表示する。また、表示ステップは、特定ステップにおいて特定した被測定対象の部位に対応する位置に測定ステップにおいて取得した測定情報を表示しても良い。
具体的に、サーバ10の表示制御部1043は、ステップS301において取得した、測定種別、単位、測定データ、測定日時の項目を、画像データ60Aに含まれる特定した被測定対象特定情報である箱601の縦612、横622、高さ632のそれぞれに対応する位置にそれぞれ、縦612の測定データおよび単位である36.8cmを含む測定値オブジェクト611、横622の測定データおよび単位である24.2cmを含む測定値オブジェクト621、高さ632の測定データおよび単位である6.1cmを含む測定値オブジェクト631を、表示端末30のディスプレイ3081に表示する。なお、測定データおよび単位に加えて、測定日時を表示しても良い。
【0070】
表示ステップは、測定ステップにおいて取得した第1測定情報および第2測定情報を、それぞれ、特定ステップにおいて特定した被測定対象の第1部位および第2部位と関連付けて表示するステップを実行する。
具体的に、表示端末30のディスプレイ3081は、被測定対象である箱601の、第1部位である縦612の測定情報である「36.8cm」、第2部位である横622の測定情報である「24.2cm」を、それぞれ、被測定対象の第1部位である縦612の近傍に表示される測定値オブジェクト611、被測定対象の第2部位である横622の近傍に表示される測定値オブジェクト622として、縦612、横622に関連付けて表示される。
【0071】
ステップS302において、表示ステップは、第4測定情報が第3測定情報よりも所定以上乖離している場合に、第3測定情報または第4測定情報を、特定ステップにおいて特定した被測定対象の第3部位と関連付けて識別可能な態様で表示するステップを実行する。
具体的に、表示端末30のディスプレイ3081は、被測定対象である箱601の、第3部位である高さ632の測定情報として、第3測定情報「6.0cm」、第4測定情報「6.2cm」があった場合には、測定値オブジェクト631の枠が二重線となり、複数の測定情報があることを識別可能な態様でユーザに対して表示する。なお、このとき、表示端末30のディスプレイ3081は、第3測定情報の測定値と、第4測定情報の測定値との差に基づき乖離度を算定し、例えば、乖離度が所定値以上である場合に、測定値オブジェクト631の枠を二重線にし、識別可能な態様でユーザに対して表示する構成としても良い。乖離度は、第4測測定情報の測定値と、第3測定情報の測定値の差を、第3測定情報の測定値で割った値としても良い。
また、第3部位である高さ632の近傍に表示される測定値オブジェクト631には、複数の測定情報の平均値である「6.1cm」という値が表示される。これにより、ユーザは、特定の部位について異なる複数の測定情報が測定された場合に、測定情報を識別可能な態様で直感的に把握することができる。
【0072】
表示ステップは、測定ステップにおいて最も新しく取得した被測定対象の測定情報を、特定ステップにおいて特定した被測定対象と関連付けて識別可能な態様で表示するステップを実行する。
例えば、第3部位である高さ632の近傍に表示される測定値オブジェクト631には、複数の測定情報のうち、第4測定情報の測定日時が第3測定情報の測定日時よりも新しい場合には、第4測定情報「6.2cm」を表示しても良い。これにより、ユーザは、被測定対象と、当該被測定対象に対する測定情報とを関連づけて直感的に把握することができる。
【0073】
<変形例>
測定端末20は、サーバ10の記憶部101、制御部104を備える構成としても良く、測定端末20が測定装置2066により測定された測定情報に基づき、測定記憶処理、表示処理を実行可能な構成としても良い。
表示端末30は、サーバ10の記憶部101、制御部104を備える構成としても良く、測定端末20から取得した測定情報に基づき、測定記憶処理、表示処理を実行可能な構成としても良い。
この場合、表示端末30は、測定端末20に有線または無線接続により直接接続することにより通信可能な構成としても良い。
また、測定装置2066の態様によっては、サーバ10、測定端末20、表示端末30を1つの情報処理装置として実現しても良い。この場合、測定装置により測定された測定情報に基づき、測定記憶処理、表示処理が実行され、情報処理装置が備えるディスプレイに画像データが出力される。
その他、情報処理システム1が備えるサーバ10、測定端末20、表示端末30などの情報処理装置の各ハードウェア構成の全部または一部を、それぞれ他の情報処理装置のハードウェア構成の全部または一部としても構わない。
【0074】
<コンピュータの基本ハードウェア構成>
図12は、コンピュータ90の基本的なハードウェア構成を示すブロック図である。コンピュータ90は、プロセッサ901、主記憶装置902、補助記憶装置903、通信IF991(インタフェース、Interface)を少なくとも備える。これらは通信バス921により相互に電気的に接続される。
【0075】
プロセッサ901とは、プログラムに記述された命令セットを実行するためのハードウェアである。プロセッサ901は、演算装置、レジスタ、周辺回路等から構成される。
【0076】
主記憶装置902とは、プログラム、及びプログラム等で処理されるデータ等を一時的に記憶するためのものである。例えば、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性のメモリである。
【0077】
補助記憶装置903とは、データ及びプログラムを保存するための記憶装置である。例えば、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disc Drive)、光磁気ディスク、CD-ROM、DVD-ROM、半導体メモリ等である。
【0078】
通信IF991とは、有線又は無線の通信規格を用いて、他のコンピュータとネットワークを介して通信するための信号を入出力するためのインタフェースである。
ネットワークは、インターネット、LAN、無線基地局等によって構築される各種移動通信システム等で構成される。例えば、ネットワークには、3G、4G、5G移動通信システム、LTE(Long Term Evolution)、所定のアクセスポイントによってインターネットに接続可能な無線ネットワーク(例えばWi-Fi(登録商標))等が含まれる。無線で接続する場合、通信プロトコルとして例えば、Z-Wave(登録商標)、ZigBee(登録商標)、Bluetooth(登録商標)等が含まれる。有線で接続する場合は、ネットワークには、USB(Universal Serial Bus)ケーブル等により直接接続するものも含む。
【0079】
なお、各ハードウェア構成の全部または一部を複数のコンピュータ90に分散して設け、ネットワークを介して相互に接続することによりコンピュータ90を仮想的に実現することができる。このように、コンピュータ90は、単一の筐体、ケースに収納されたコンピュータ90だけでなく、仮想化されたコンピュータシステムも含む概念である。
【0080】
<コンピュータ90の基本機能構成>
コンピュータ90の基本ハードウェア構成(
図12)により実現されるコンピュータの機能構成を説明する。コンピュータは、制御部、記憶部、通信部の機能ユニットを少なくとも備える。
【0081】
なお、コンピュータ90が備える機能ユニットは、それぞれの機能ユニットの全部または一部を、ネットワークで相互に接続された複数のコンピュータ90に分散して設けても実現することができる。コンピュータ90は、単一のコンピュータ90だけでなく、仮想化されたコンピュータシステムも含む概念である。
【0082】
制御部は、プロセッサ901が補助記憶装置903に記憶された各種プログラムを読み出して主記憶装置902に展開し、当該プログラムに従って処理を実行することにより実現される。制御部は、プログラムの種類に応じて様々な情報処理を行う機能ユニットを実現することができる。これにより、コンピュータは情報処理を行う情報処理装置として実現される。
【0083】
記憶部は、主記憶装置902、補助記憶装置903により実現される。記憶部は、データ、各種プログラム、各種データベースを記憶する。また、プロセッサ901は、プログラムに従って記憶部に対応する記憶領域を主記憶装置902または補助記憶装置903に確保することができる。また、制御部は、各種プログラムに従ってプロセッサ901に、記憶部に記憶されたデータの追加、更新、削除処理を実行させることができる。
【0084】
データベースは、リレーショナルデータベースを指し、行と列によって構造的に規定された表形式のテーブル、マスタと呼ばれるデータ集合を、互いに関連づけて管理するためのものである。データベースでは、表をテーブル、マスタ、表の列をカラム、表の行をレコードと呼ぶ。リレーショナルデータベースでは、テーブル、マスタ同士の関係を設定し、関連づけることができる。
通常、各テーブル、各マスタにはレコードを一意に特定するための主キーとなるカラムが設定されるが、カラムへの主キーの設定は必須ではない。制御部は、各種プログラムに従ってプロセッサ901に、記憶部に記憶された特定のテーブル、マスタにレコードを追加、削除、更新を実行させることができる。
【0085】
なお、本開示におけるデータベース、マスタは、情報が構造的に規定された任意のデータ構造体(リスト、辞書、連想配列、オブジェクトなど)を含み得る。データ構造体には、データと、任意のプログラミング言語により記述された関数、クラス、メソッドなどを組み合わせることにより、データ構造体と見なし得るデータも含むものとする。
【0086】
通信部は、通信IF991により実現される。通信部は、ネットワークを介して他のコンピュータ90と通信を行う機能を実現する。通信部は、他のコンピュータ90から送信された情報を受信し、制御部へ入力することができる。制御部は、各種プログラムに従ってプロセッサ901に、受信した情報に対する情報処理を実行させることができる。また、通信部は、制御部から出力された情報を他のコンピュータ90へ送信することができる。
【0087】
<付記>
以上の各実施形態で説明した事項を以下に付記する。
【0088】
(付記1)
プロセッサと、記憶部とを備えるコンピュータに実行させるためのプログラムであって、プログラムは、プロセッサに、被測定対象の測定情報を取得する、測定ステップ(S102)と、被測定対象を特定する、特定ステップ(S104)と、測定ステップにおいて取得した測定情報と、特定ステップにおいて特定した被測定対象とを関連付けて表示する表示ステップ(S302)と、を実行させるプログラム。
これにより、ユーザは、被測定対象と、当該被測定対象に対する測定情報とを関連づけて直感的に把握することができる。
【0089】
(付記2)
測定ステップ(S102)は、コンピュータに無線接続を介して接続された測定端末から、被測定対象の測定情報を取得するステップである、付記1記載のプログラム。
これにより、ユーザは、被測定対象と、測定端末により測定された当該被測定対象に対する精度の高い測定情報とを関連づけて直感的に把握することができる。
【0090】
(付記3)
測定端末はメジャーを備える測定端末である、付記2記載のプログラム。
これにより、ユーザは、被測定対象と、当該被測定対象の長さに関する精度の高い測定情報とを関連づけて直感的に把握することができる。
【0091】
(付記4)
特定ステップ(S104)は、測定端末により測定されている被測定対象を特定するステップである、付記2または3記載のプログラム。
これにより、ユーザは、被測定対象と、当該被測定対象に対する測定情報とを関連づけて直感的に把握することができる。
【0092】
(付記5)
特定ステップ(S104)は、被測定対象を撮影した画像データ(S103)に基づき、被測定対象を特定するステップである、付記1から4のいずれか記載のプログラム。
これにより、ユーザは、被測定対象と、当該被測定対象に対する測定情報とを関連づけて直感的に把握することができる。
【0093】
(付記6)
特定ステップ(S104)は、コンピュータに接続された表示端末に備えられたカメラにより撮影された画像データ(S103)に基づき、被測定対象を特定するステップであり、表示ステップ(S302)は、表示端末に備えられたディスプレイに、測定ステップにおいて取得した測定情報と、特定ステップにおいて特定した被測定対象とを関連付けて表示するステップである、付記1から5のいずれか記載のプログラム。
これにより、ユーザは、被測定対象と、当該被測定対象に対する測定情報とを関連づけて直感的に把握することができる。
【0094】
(付記7)
表示ステップ(S302)は、表示端末に備えられたディスプレイに、表示端末に備えられたカメラにより撮影された画像データに重ねて、測定ステップにおいて取得した測定情報と、特定ステップにおいて特定した被測定対象とを関連付けて表示するステップである、付記6記載のプログラム。
これにより、ユーザは、被測定対象と、当該被測定対象に対する測定情報とを関連づけて直感的に把握することができる。
【0095】
(付記8)
表示ステップ(S302)は、特定ステップにおいて特定した被測定対象に対応する位置に測定ステップにおいて取得した測定情報を表示するステップである、付記1から7のいずれか記載のプログラム。
これにより、ユーザは、被測定対象と、当該被測定対象に対する測定情報とを関連づけて直感的に把握することができる。
【0096】
(付記9)
特定ステップ(S104)は、測定端末により測定されている被測定対象の部位を特定するステップであり、表示ステップ(S302)は、測定ステップにおいて取得した測定情報と、特定ステップにおいて特定した被測定対象の部位とを関連付けて表示する表示ステップと、を実行させる付記2または3記載のプログラム。
これにより、ユーザは、被測定対象と、当該被測定対象に対する測定情報とを関連づけて直感的に把握することができる。
【0097】
(付記10)
表示ステップ(S302)は、特定ステップにおいて特定した被測定対象の部位に対応する位置に測定ステップにおいて取得した測定情報を表示するステップである、付記9記載のプログラム。
これにより、ユーザは、被測定対象と、当該被測定対象に対する測定情報とを関連づけて直感的に把握することができる。
【0098】
(付記11)
測定ステップ(S102)は、被測定対象の第1部位の第1測定情報を取得するステップと、被測定対象の第2部位の第2測定情報を取得するステップと、を含み、特定ステップ(S104)は、被測定対象の第1部位および第2部位を特定するステップであり、表示ステップ(S302)は、測定ステップにおいて取得した第1測定情報および第2測定情報を、それぞれ、特定ステップにおいて特定した被測定対象の第1部位および第2部位と関連付けて表示するステップである、付記1から10のいずれか記載のプログラム。
これにより、ユーザは、複数の部位の測定情報を、それぞれの部位と関連づけて直感的に把握することができる。
【0099】
(付記12)
測定ステップ(S102)は、被測定対象の第3部位の第3測定情報を取得するステップと、被測定対象の第3部位の第4測定情報を取得するステップと、を含み、特定ステップ(S104)は、被測定対象の第3部位を特定するステップであり、表示ステップ(S302)は、第4測定情報が第3測定情報よりも所定以上乖離している場合に、第3測定情報または第4測定情報を、特定ステップにおいて特定した被測定対象の第3部位と関連付けて識別可能な態様で表示するステップである、付記1から11のいずれか記載のプログラム。
これにより、ユーザは、特定の部位について異なる複数の測定情報が測定された場合に、測定情報を識別可能な態様で直感的に把握することができる。
【0100】
(付記13)
表示ステップ(S302)は、測定ステップにおいて最も新しく取得した被測定対象の測定情報を、特定ステップにおいて特定した被測定対象と関連付けて識別可能な態様で表示するステップである、付記1から12のいずれか記載のプログラム。
これにより、ユーザは、被測定対象に対して新たに測定された測定情報を識別可能な態様で直感的に把握することができる。
【0101】
(付記14)
プログラムは、プロセッサに、測定ステップにおいて取得した測定情報と、特定ステップにおいて特定した被測定対象とを関連付けて記憶する記憶ステップ(S104)と、を実行させる、付記1から13のいずれか記載のプログラム。
これにより、ユーザは、被測定対象と、当該被測定対象に対する測定情報とを関連づけて記憶することができる。
【0102】
(付記15)
プロセッサと、記憶部とを備える情報処理装置であって、プロセッサに、付記1から14のいずれか記載のプログラムを実行させる、情報処理装置。
これにより、ユーザは、被測定対象と、当該被測定対象に対する測定情報とを関連づけて直感的に把握することができる。
【0103】
(付記16)
プロセッサと、記憶部とを備えるコンピュータにより実行される情報処理方法であって、プロセッサに、付記1から14のいずれか記載のプログラムを実行させる、情報処理方法。
これにより、ユーザは、被測定対象と、当該被測定対象に対する測定情報とを関連づけて直感的に把握することができる。
【0104】
(付記17)
プロセッサと、記憶部とを備える情報処理装置、測定端末および表示端末を含む情報処理システムであって、プロセッサに、測定端末から被測定対象の測定情報を取得する、測定ステップ(S102)と、表示端末により被測定対象を特定する、特定ステップ(S104)と、測定ステップにおいて取得した測定情報と、特定ステップにおいて特定した被測定対象とを関連付けて表示端末に表示する表示ステップ(S302)と、を実行させる情報処理システム。
これにより、ユーザは、被測定対象と、当該被測定対象に対する測定情報とを関連づけて直感的に把握することができる。
【符号の説明】
【0105】
1 システム、10 サーバ、101 記憶部、104 制御部、106 入力装置、108 出力装置、20 測定端末、201 記憶部、204 制御部、206 入力装置、208 出力装置、30 表示端末、301 記憶部、304 制御部、306 入力装置、308 出力装置
【要約】
【課題】被測定対象を測定する際に、測定値と被測定対象が関連付けられておらず、測定値が何を測定した数値なのか直感的に把握しずらいという課題がある。
【解決手段】プロセッサと、記憶部とを備えるコンピュータに実行させるためのプログラムであって、プログラムは、プロセッサに、被測定対象の測定情報を取得する、測定ステップと、被測定対象を特定する、特定ステップと、測定ステップにおいて取得した測定情報と、特定ステップにおいて特定した被測定対象とを関連付けて表示する表示ステップと、を実行させるプログラム。
【選択図】
図10