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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-01-18
(45)【発行日】2023-01-26
(54)【発明の名称】身体支持装置
(51)【国際特許分類】
   B60B 33/00 20060101AFI20230119BHJP
   A61G 7/05 20060101ALI20230119BHJP
   A61G 7/08 20060101ALI20230119BHJP
【FI】
B60B33/00 501D
A61G7/05
A61G7/08
【請求項の数】 5
(21)【出願番号】P 2018186565
(22)【出願日】2018-10-01
(65)【公開番号】P2020055395
(43)【公開日】2020-04-09
【審査請求日】2021-03-16
(73)【特許権者】
【識別番号】390039985
【氏名又は名称】パラマウントベッド株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100108062
【弁理士】
【氏名又は名称】日向寺 雅彦
(74)【代理人】
【識別番号】100168332
【弁理士】
【氏名又は名称】小崎 純一
(74)【代理人】
【識別番号】100146592
【弁理士】
【氏名又は名称】市川 浩
(72)【発明者】
【氏名】下村 晃生
(72)【発明者】
【氏名】奥 俊介
【審査官】菅 和幸
(56)【参考文献】
【文献】米国特許第06296261(US,B1)
【文献】特開平06-255302(JP,A)
【文献】特開2016-203824(JP,A)
【文献】特開2018-127019(JP,A)
【文献】実開平06-039506(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B60B 33/00
A61G 7/05
A61G 7/08
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
上面視において長方形状に構成される本体と、
前記本体の4隅に取り付けられた4つのキャスターと、
前記本体を旋回させるために前記4つのキャスターのうち前記本体の長手方向の一端側に設けられる2つの前記キャスターの動作をそれぞれ規制する2つの第1機構と、
前記本体、かつ前記本体の長手方向の前記一端側に配置されるヘッドボードに設けられ、前記2つの第1機構を個別に動作させ、さらに前記ヘッドボードを前記本体の短手方向にねじるような外力を検知するひずみセンサを含む、操作部と、を備え、
前記ひずみセンサが、前記ヘッドボードの一端部を前記短手方向にねじれるように押し込む外力、かつ、前記ヘッドボードの他端部を前記短手方向にねじれるように引き込む外力を検知した場合に、前記他端部側に設けられる前記キャスターの動作を規制し、前記長手方向から前記ねじれるように押し込む外力の方向へ前記本体の向きが変更されるのを補助すること、
を特徴とする身体支持装置。
【請求項2】
前記キャスターは、
前記本体に取り付けられ、前記本体に対して回転する第1部材と、
前記第1部材に取り付けられ、前記第1部材に対して回転する車輪と、を備え、
前記第1機構は、前記第1部材の回転、および、前記車輪の回転のうちの少なくとも一方を規制すること、
を特徴とする請求項1に記載の身体支持装置。
【請求項3】
前記操作部は、レバーを含み、
前記レバーが操作されることで、前記第1機構が動作すること、
を特徴とする請求項1または2に記載の身体支持装置。
【請求項4】
前記身体支持装置は、ベッドであること、
を特徴とする請求項1または2に記載の身体支持装置。
【請求項5】
前記身体支持装置は、ストレッチャーであること、
を特徴とする請求項1または2に記載の身体支持装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、身体支持装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、例えば下記特許文献1に記載の身体支持装置が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特許第5087285号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、利便性を向上させることができる身体支持装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様に係る身体支持装置は、本体と、前記本体に取り付けられた複数のキャスターと、前記本体を旋回させるために前記複数のキャスターのうちの1つのキャスターの動作を規制する第1機構と、を備えている。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、利便性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】本発明の一実施形態に係る身体支持装置の斜視図である。
図2図1に示す身体支持装置の正面図である。
図3図1に示す身体支持装置が備えるキャスターの斜視図である。
図4図1に示す身体支持装置の向きを左側に変更する際の上面図である。
図5図1に示す身体支持装置の向きを右側に変更する際の上面図である。
図6】本発明の第1変形例に係る身体支持装置の斜視図である。
図7】本発明の第2変形例に係る身体支持装置の斜視図である。
図8】本発明の第3変形例に係る身体支持装置の側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明の一実施形態に係る身体支持装置10を、図1から図5に基づいて以下に説明する。
図1に示す本実施形態の身体支持装置10は、例えば、病院用ベッド等として利用できるベッドであり、床面上に設置されている。なお身体支持装置10は、例えば、施設用ベッドや介護用ベッド等として利用しても構わない。
【0009】
図1を含む各図において、符号Xは身体支持装置10の長手方向に沿った第1方向Xを示し、符号Yは身体支持装置10の幅方向に沿った第2方向Yを示し、符号Zは身体支持装置10の高さ方向(鉛直方向)に沿った第3方向Zを示す。
身体支持装置10を第3方向Zに沿って平面視した場合に、身体支持装置10は、第1方向Xよりも、第1方向Xに直交する第2方向Yに短い。第1方向Xは、身体支持装置10上に横たわる患者の身長の方向となる。
【0010】
図1に示すように、身体支持装置10は、患者を支持するボトム11と、ボトム11を支持する架台12と、架台12の動きを制御する図示しない制御部と、を備えている。身体支持装置10は、電力を動力源として動作する電動ベッドである。
【0011】
<ボトム11>
ボトム11は、背ボトム(Back section)21と、腰ボトム(Seat section)22と、脚ボトム(Leg section)23と、を備えている。これらの背ボトム21、腰ボトム22および脚ボトム23は、第1方向Xに沿ってこの順に並んでいる。背ボトム21は、患者の背を支える。腰ボトム22は、患者の腰を支える。脚ボトム23は、患者の脚を支える。
【0012】
脚ボトム23は、膝ボトム(Upper leg section)24と、足ボトム(Lower leg section)25と、を備えている。これらの膝ボトム24および足ボトム25は、第1方向Xに沿ってこの順に並んでいる。膝ボトム24は、患者の腰から膝を支える。足ボトム25は、患者の膝から足先を支える。
【0013】
<架台12>
架台12は、床面に設置されるベースフレーム31と、ボトム11を支持するメインフレーム32と、ベースフレーム31に対してメインフレーム32を昇降させる図示しない昇降機構と、背ボトム21を移動させる図示しない背上げ機構と、脚ボトム23を移動させる図示しない膝上げ機構と、メインフレーム32を第1方向Xに挟んで配置されたボード34、35と、メインフレーム32を第2方向Yに挟んで配置されたオプション受け36と、を備えている。
【0014】
昇降機構は、メインフレーム32を昇降させることで、例えば、ボトム11を図1に示すような下側の位置と、図示しない上側の位置と、の間で連続的に昇降させる。
背上げ機構は、JIS T 9205:2016に規定された背上げ機能を、身体支持装置10に実装させている。
膝上げ機構は、JIS T 9205:2016に規定された膝上げ機能を、身体支持装置10に実装させている。
【0015】
ボード34、35は、背ボトム21に並んで配置されたヘッドボード34と、脚ボトム23に並んで配置されたフットボード35と、を備えている。ヘッドボード34には、ヘッドボード34を第1方向Xに貫通する貫通孔34aが設けられている。貫通孔34aは、第2方向Yに一対設けられている。ヘッドボード34において、貫通孔34aよりも上側に位置する部分は、手すり34bとなっている。手すり34bは、搬送者Pが身体支持装置を搬送するときに搬送者Pによって把持される。
オプション受け36は、メインフレーム32を第2方向Yに挟んで一対配置されている。さらに、第2方向Yに対をなすオプション受け36が、第1方向Xに間隔をあけて2組配置されている。
【0016】
<キャスター>
上記ボトム11および架台12は、本体41を形成する。
本体41には、本体41を移動させる複数のキャスター42が取り付けられている。図示の例では、複数のキャスター42として、4つのキャスター42が設けられている。図4に示すように、第2方向Yに対をなす2つのキャスター42が、第1方向Xに間隔をあけて2組配置されている。第2方向Yに対をなす1組目のキャスター42は、いずれも背ボトム21の下方に位置する。第2方向Yに対をなす2組目のキャスター42は、いずれも脚ボトム23の下方に位置する。
【0017】
図1に示すように、各キャスター42は、ベースフレーム31に取り付けられている。図3に示すように、各キャスター42は、本体41に取り付けられ、本体41に対して回転する第1部材43と、第1部材43に取り付けられ、第1部材43に対して回転する車輪44と、を備えている。
【0018】
第1部材43は、ベースフレーム31に下方から差し込まれる第1軸部45を備えている。第1軸部45は、第3方向Zに延びている。第1軸部45は、ベースフレーム31に差し込まれた状態で、第1軸部45の軸線(鉛直軸)回りに回転する。これにより、キャスター42は、鉛直軸回りに首振りをする。
車輪44は、第1部材43に対して、第2軸部46を介して連結されている。第2軸部46は、第3方向Zに交差する方向(水平方向)に延びている。車輪44は、第2軸部46回りに回転する。車輪44の数に特に制限はなく、例えば、車輪44が図3に示すような双輪であってもよく、図示しない単輪であってもよい。
【0019】
<第1機構51および操作部52>
身体支持装置10は、本体41を旋回させるために複数のキャスター42のうちの1つのキャスター42の動作を規制する第1機構51と、第1機構51を動作させる操作部52(図1および図2参照)と、を更に備えている。
図3に示すように、第1機構51は、第1部材43の回転、および、車輪44の回転のうちの少なくとも一方を規制する。本実施形態では、第1機構51は、いわゆるブレーキであり、車輪44の回転のみを規制する。
【0020】
第1機構51は、ブレーキアーム53と、ブレーキシュー54と、を備えている。ブレーキアーム53の第1端部は、ベースフレーム31に取り付けられ、ブレーキアーム53の第2端部は、ブレーキシュー54に取り付けられている。ブレーキアーム53は、第1端部を起点として回転する。これにより、ブレーキシュー54が、車輪44の外周面に対して接近、離間する。ブレーキシュー54は、車輪44の外周面に接触することで、車輪44の回転を規制する。
【0021】
第1機構51は、複数設けられている。図1および図2に示すように、第1機構51は、4つのキャスター42のうち、背ボトム21の下方に位置する2つのキャスター42それぞれに設けられている。
操作部52は、複数の第1機構51を個別に動作させる。操作部52は、2つの第1機構51それぞれに対応して2つ設けられている。各操作部52は、対応する第1機構51のみを動作させる。言い換えると、1つの操作部52は、1つの第1機構51を動作させる。第1機構51および操作部52は、複数組設けられている。
【0022】
操作部52は、ヘッドボード34に設けられている。図2に示すように、操作部52は、第1部材55と、レバー56と、を備えている。第1部材55は、ヘッドボード34に固定されている。第1部材55は、ヘッドボード34に対して実質的に移動しない。第1部材55は、手すり34bから貫通孔34a内に突出している。レバー56は、第1部材55から第2方向Yに突出している。レバー56は、第1部材55に対して第3方向Zに移動する。例えば、搬送者Pが手すり34bを逆手で掴むようにして、搬送者Pがレバー56に親指をかけたときに、搬送者Pはレバー56を人差し指から小指で上昇させてもよく、搬送者Pが手すり34bを順手で掴むようにして、搬送者Pが手すり34bに対して人差し指から小指をかけたときに、搬送者Pはレバー56を親指で上昇させてもよい。このとき搬送者Pの手は、手すり34bおよびレバー56を第3方向Zに挟み込む。
【0023】
第1機構51および操作部52は、ブレーキワイヤー57を介して接続されている。ブレーキワイヤー57は、第1部材43からブレーキアーム53に向けて延びている。ブレーキワイヤー57は、搬送者Pがレバー56を操作した際の動力を、ブレーキアーム53に伝達する。これにより、レバー56が上昇したとき、ブレーキアーム53がブレーキシュー54を車輪44に接触させる。また、レバー56が下降したとき、ブレーキアーム53がブレーキシュー54を車輪44から離間させる。
【0024】
以上説明したように、本実施形態に係る身体支持装置10によれば、例えば、搬送者Pが身体支持装置10を押すことで前進させているときであって、身体支持装置10の向きを、搬送者Pの左右方向(第2方向Y)のいずれかに向けて変更するとき、搬送者Pは、操作部52を操作して第1機構51を動作させ、複数のキャスター42のうちの1つのキャスター42の動作を規制する。このとき第1機構51は、複数のキャスター42のうち、1つのキャスター42のみの動作を規制し、他のキャスター42の動作を許容する。
例えば図4に示すように、搬送者Pがヘッドボード34を把持して身体支持装置10を押すことで前進させているときであって、身体支持装置10の向きを左側に変更するときには、搬送者Pに対して左側に位置する操作部52を操作して左側に位置するキャスター42の動作を規制しつつ、残りのキャスター42の動作を許容しておく。その上で、規制されたキャスター42よりも右側に位置する部分を奥に押し込んだり、規制されたキャスター42よりも左側に位置する部分を手前に引いたりする。すると、規制されたキャスター42が上面視において中心をなすように身体支持装置10が回転し、身体支持装置10の向きが左側に向けて変更される。なお、左右の位置関係を反転させることで、図5に示すように、身体支持装置10の向きを右側に変更することもできる。
以上より、搬送時において身体支持装置10の向きの変更を容易に実現することが可能になり、利便性を向上させることができる。
【0025】
第1機構51が、複数設けられ、操作部52が、複数の第1機構51を個別に動作させる。したがって、変更しようとする身体支持装置10の向きに応じて異なるキャスター42の動きを規制することができる。例えば、図4に示すように身体支持装置10の向きを左側に向けて変更するときには、搬送者Pに対して左側に位置するキャスター42の動作を規制し、図5に示すように右側に向けて変更するときには、搬送者Pに対して右側に位置するキャスター42の動作を規制することができる。これにより、利便性を一層向上させることができる。
【0026】
操作部52は、複数の第1機構51に対応して複数設けられている。したがって、例えば、身体支持装置10の向きを左側に向けて変更するとき(図4参照)と、右側に向けて変更するとき(図5参照)とで、異なる操作部52を操作して異なるキャスター42の動きを規制することができる。これにより、利便性をより一層向上させることができる。
操作部52が、ヘッドボード34に設けられているので、操作性を向上させることができる。
【0027】
なお、本発明の技術的範囲は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
【0028】
前記実施形態では、搬送者Pがレバー56を操作した際の動力を、ブレーキワイヤー57がブレーキアーム53に伝達したが、本発明はこれに限られない。例えば図6に示す第1変形例に係る身体支持装置10Aのように、第1機構51が、ブレーキアーム53を第1端部回りに回転させるアクチュエータ61を備え、かつ、操作部52が、レバー56の動作を検知するセンサ62を備え、これらのセンサ62およびアクチュエータ61を電気的に接続してもよい。この場合、第1機構51と操作部52とが有線接続されていなくてもよく、第1機構51と操作部52とが無線接続されていてもよい。
【0029】
さらに図7および図8に示す第2変形例および第3変形例に係る身体支持装置10B、10Cのように、操作部52がレバー56を備えていなくてもよい。
【0030】
図7に示す第2変形例に係る身体支持装置10Bでは、操作部52が、ひずみセンサ63を備えている。ひずみセンサ63は、ヘッドボード34の表面に貼り付けられている。図7の矢印で示すように、ヘッドボード34を第2方向にねじるような外力Fが加えられたとき、ひずみセンサ63がその外力Fを検知する。図7に示す例では、ヘッドボード34のうち、身体支持装置10Bを押す搬送者Pを基準として左側に位置する部分を押し込み、かつ、右側に位置する部分を引き込むような外力Fがヘッドボード34に加えられ、搬送者Pが、身体支持装置10Bを右側に向けて旋回(向きを変更)させようとしている。ひずみセンサ63は、前述のような外力Fを検出したときに、例えば、複数のキャスター42のうち、搬送者Pに対して右側に位置するキャスター42の動作を規制し、身体支持装置10Bの向きの変更を補助する。
【0031】
図8に示す第3変形例に係る身体支持装置10Cでは、操作部52がフットペダル64を備えている。フットペダル64は、ベースフレーム31に取り付けられている。フットペダル64は、ベースフレーム31に対して回転する。フットペダル64は、ヘッドボード34の下方に配置されている。フットペダル64は、ヘッドボード34を押す搬送者Pにより踏み込まれる。第1機構51は、フットペダル64に設けられている。図示の例では、第1機構51のブレーキシュー54が、フットペダル64の下面に設けられている。フットペダル64が搬送者Pにより踏み込まれたとき、ブレーキシュー54が車輪44に接触し車輪44の動作を規制する。
【0032】
前記第3変形例に係る身体支持装置10Cのように、操作部52が、ヘッドボード34に設けられていなくてもよい。例えば、操作部52が、フットボード35に設けられていてもよい。さらに例えば、操作部52が、身体支持装置10、10A、10B、10Cに取り付けられるオプション(例えばサイドレール等)に設けられていてもよい。なお操作部52は、身体支持装置10、10A、10B、10Cの搬送時に搬送者Pが(手で)把持する部分にあることが好ましい。
【0033】
第1機構51は、前記実施形態に示した構成に限られない。例えば、第1機構51がキャスター42に内蔵されていてもよい。
第1機構51が、車輪44の回転を規制していたが、第1部材43の回転を規制し、キャスター42の首振り(鉛直軸回りの回転)を規制してもよい。この場合、第1部材43の回転のみを規制してもよく、第1部材43の回転および車輪44の回転の両方を規制してもよい。
【0034】
前記実施形態では、キャスター42の総数が4つで、第1機構51によって動作が規制されるキャスター42の数が2つだが、本発明はこれに限られない。例えば、第1機構51によって4つ全てのキャスター42の動作を1つずつ(独立して、各別に)規制してもよい。すなわち、複数のキャスター42のうち、少なくとも1つのキャスター42が、単独でその動作を第1機構51によって規制される他の構成を適宜採用することができる。
キャスター42の総数が4つでなくてもよい。キャスター42は複数であればよい。
【0035】
身体支持装置10、10A、10B、10Cはベッドに限られず、例えばストレッチャーなどであってもよい。
【0036】
その他、本発明の趣旨に逸脱しない範囲で、前記実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、前記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
【符号の説明】
【0037】
10、10A、10B、10C 身体支持装置
34 ヘッドボード(ボード)
41 本体
42 キャスター
43 第1部材
44 車輪
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8