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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-01-18
(45)【発行日】2023-01-26
(54)【発明の名称】くず入れ
(51)【国際特許分類】
   B65F 1/00 20060101AFI20230119BHJP
   B66F 1/06 20060101ALI20230119BHJP
【FI】
B65F1/00 H
B66F1/06 Z
【請求項の数】 5
(21)【出願番号】P 2019112627
(22)【出願日】2019-06-18
(65)【公開番号】P2020203769
(43)【公開日】2020-12-24
【審査請求日】2022-03-11
(73)【特許権者】
【識別番号】399076633
【氏名又は名称】八幡化成株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100137327
【弁理士】
【氏名又は名称】松井 勝義
(72)【発明者】
【氏名】高垣 麻衣子
【審査官】東 勝之
(56)【参考文献】
【文献】実開昭48-069578(JP,U)
【文献】実開昭61-127106(JP,U)
【文献】登録実用新案第3009555(JP,U)
【文献】実開昭56-140502(JP,U)
【文献】実開昭59-105203(JP,U)
【文献】実開平04-040008(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65F 1/00 - 1/16
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
くず入れ袋を拡開して収容可能なくず入れ本体と、該くず入れ本体上部に覆設される蓋体と、を有するくず入れであって、
前記くず入れ本体は、上方が開口し、筒状の周壁と下方に形成された底壁とからなり、上端周縁又は該周壁上部には、少なくとも1個の取っ手が形成され、
前記蓋体は、中央が開口した上板と、前記くず入れ本体に挿着される筒状の側板とからなり、前記取っ手が外方に突出可能な孔部を有し、
前記くず入れ袋の前記周壁外面への折り返し部が前記周壁上部の外周面と前記側板の内周面とで挟持可能であることを特徴とするくず入れ。
【請求項2】
前記くず入れ袋は、上部に係止部を備え、該係止部を前記取っ手に掛け止め可能な請求項1に記載のくず入れ。
【請求項3】
前記くず入れ本体及び/又は前記蓋体は、合成樹脂により一体に形成されている請求項1又は2に記載のくず入れ。
【請求項4】
前記合成樹脂は、ポリプロピレン樹脂である請求項3に記載のくず入れ。
【請求項5】
くず入れ袋を拡開して収容可能なくず入れ本体と、該くず入れ本体上部に覆設される蓋体と、からなるくず入れであって、
前記くず入れ本体は、上方が開口し、円筒状の周壁と下方に形成された底壁とからなり、該周壁上部には、1個の取っ手が略水平方向に突出形成され、
前記蓋体は、中央が開口した上板と、前記くず入れ本体に挿着される円筒状の側板とからなり、前記取っ手が外方に突出可能な1個の孔部を有し、
前記くず入れ本体及び前記蓋体は、ポリプロピレン樹脂により一体に形成され、
前記くず入れ袋は、上部に係止部を備え、該係止部を前記取っ手に掛け止め可能であり、前記くず入れ袋の前記周壁外面への折り返し部が前記周壁上部の外周面と前記側板の内周面とで挟持可能であるくず入れ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、くず入れに関する。更に詳しくは、外観を損なうことなく、くず入れ袋を収容可能であると共に持ち運び容易なくず入れに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、くず入れは、その本体の内部の汚れを防ぐために、買い物袋等のくずいれ袋を収容して使用することが多い。
くず入れ袋をくず入れに収容するには、くず入れ袋が内部に脱落しないように、くず入れ袋の上部をくず入れの上部に外面へ折り返して装着するのが通常である。
ここで、くず入れ袋をくず入れに固定する手段が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。この特許文献1に記載のくず入れは、くず入れの上部にくず入れを固定するための突起又は差込み隙間を設けることによって、くず入れ袋を確実に収容することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特許第6355868公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1に記載の突起、差込み隙間は、くず入れの容器外部に設けられているため、くず入れ袋が外観上見えてしまう。
本発明は、前記の課題を解決するものであり、外観を損なうことなく、くず入れ袋を収容可能であると共に持ち運び容易なくず入れを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記課題を解決するための本発明は、以下の通りである。
1.くず入れ袋を拡開して収容可能なくず入れ本体と、該くず入れ本体上部に覆設される蓋体と、を有するくず入れであって、
前記くず入れ本体は、上方が開口し、筒状の周壁と下方に形成された底壁とからなり、上端周縁又は該周壁上部には、少なくとも1個の取っ手が形成され、
前記蓋体は、中央が開口した上板と、前記くず入れ本体に挿着される筒状の側板とからなり、該側板は前記取っ手が突出可能な孔部を有し、
前記くず入れ袋の前記周壁外面への折り返し部が前記周壁上部の外周面と前記側板の内周面とで挟持可能であることを特徴とするくず入れ。
2.前記くず入れ袋は、上部に係止部を備え、該係止部を前記取っ手に掛け止め可能な1.に記載のくず入れ。
3.前記くず入れ本体及び/又は前記蓋体は、合成樹脂により一体に形成されている1.又は2.に記載のくず入れ。
4.前記合成樹脂は、ポリプロピレン樹脂である3.に記載のくず入れ。
5.くず入れ袋を拡開して収容可能なくず入れ本体と、該くず入れ本体上部に覆設される蓋体と、からなるくず入れであって、
前記くず入れ本体は、上端が開口し、円筒状の周壁と下端に形成された底壁とからなり、該周壁上部には、1個の取っ手が略水平方向に突出形成され、
前記蓋体は、中央が開口した上板と、前記くず入れ本体に挿着される円筒状の側板とからなり、該側板は前記取っ手が突出可能な1個の孔部を有し、
前記くず入れ本体及び前記蓋体は、ポリプロピレン樹脂により一体に形成され、
前記くず入れ袋は、上部に係止部を備え、該係止部を前記取っ手に掛け止め可能であり、前記くず入れ袋の前記周壁外面への折り返し部が前記周壁上部の外周面と前記側板の内周面とで挟持可能であるくず入れ。
【発明の効果】
【0006】
1.本発明のくず入れは、くず入れ本体の上端周縁又は周壁上部には、少なくとも1個の取っ手が形成されているため、持ち運び容易である。また、取っ手はくず入れ本体に形成されているため、持ち運びに際して蓋体が脱落することがない。
更に、蓋体は、中央が開口した上板と、くず入れ本体に挿着される筒状の側板とからなり、側板は前記取っ手が突出可能な孔部を有しているため、取り付けたくず入れ袋が隠され、くず入れの外観が損なわれることがない。
そして、くず入れ袋の周壁外面への折り返し部が周壁上部の外周面と側板の内周面とで挟持可能であるため、くず入れ袋を確実に挟持することができる。
2.くず入れ袋が、上部に係止部を備え、その係止部を取っ手に掛け止め可能であれば、更に確実に、くず入れ袋をくず入れに固定できる。
3.くず入れ本体及び/又は蓋体は、合成樹脂により一体に形成されている場合には、、射出成型等により一体に形成することができる。
4.合成樹脂が、ポリプロピレン樹脂である場合には、成型しやすく、強度に優れ、適度な硬度を得られるため、極めて適切な素材となる。
5.前記すべての構成を備えてる場合には、前記すべての効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】実施形態1のくず入れの斜視図である。
図2】実施形態1のくず入れの分解斜視図である。
図3】実施形態1のくず入れ本体にくず入れ袋を装着する状態を示す説明図である。
図4】実施形態1のくず入れ袋を装着したくず入れ本体に、蓋体を挿着する状態を示す説明図である。
図5】実施形態1のくず入れを吊り下げて使用する状態を示す説明図である。
図6】実施形態2のくず入れの斜視図である。
図7】実施形態2のくず入れの分解斜視図である。
図8】実施形態3のくず入れの斜視図である。
図9】実施形態3のくず入れの分解斜視図である。
図10】実施形態4のくず入れの斜視図である。
図11】実施形態4のくず入れの分解斜視図である。
図12】実施形態4のくず入れの使用例を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の実施形態を示す図1~10を参照しながら本発明を詳しく説明する。
尚、本発明は、かかる図に記載された具体例に示すものに限られず、目的、用途に応じて種々変更したものとすることができる。
【0009】
[実施形態1]
実施形態1に係るくず入れ1は、本発明を具体化している。
くず入れ1は、図1に示すように、くず入れ本体10と、くず入れ本体10上部に覆設される蓋体20と、からなる。
くず入れ本体10は、図2に示すように、くず入れ袋を拡開して収納可能に上方が開口し、円筒状の周壁15と下方に形成された底壁18とからなる。
周壁15の上部には、略水平方向に突出した取っ手17が形成されている。取っ手17は折り曲げた棒形状からなり、周壁から内側斜め外方向に突出した一対の連結部17aと連結部17aの先端同士を繋ぐ把持部17bとからなる。このように構成することで、蓋体20に挿着しやすく、更に持ち運びがしやすくなる。
すなわち、連結部17aは、外方に向かって狭まるように形成されているため、後述の蓋体20の孔部27に挿入しやすく形成されている。
【0010】
くず入れ本体10、取っ手17の材質は特に限定はなく、合成樹脂製、木製、金属製であってもよく、これらの組み合わせであってもよい。これらの中でも、合成樹脂製であることが好ましい。合成樹脂であれば、射出成型等により一体に形成することができる。
取っ手17は、くず入れ本体10とは別体に形成して固着接続してもよいが、くず入れ本体と一体に形成してもよい。
硬質の合成樹脂としては、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリアミド、ポリイミド、ABS樹脂、及びアクリル樹脂等が挙げられる。
なお、「くず入れ本体」の形状は、くず入れ袋を収容可能であれば特に限定はなく、楕円筒状、角筒状等であってもよい。
【0011】
蓋体20は、中央が開口した上板21と、くず入れ本体10に挿着される円筒状の側板25とからなり、側板25は取っ手17が突出可能な孔部27を有している。上板21は、中央が円形に開口して、くずの投入を可能としている。なお、くずの投入が可能であれば、その開口部の大きさ、形状は特に限定はない。
蓋体20は、くず入れ本体10の上部に覆設される。その際、くず入れ本体10の取っ手17が、蓋体20の孔部20aから突出される。
そして、くず入れ本体10の上端周縁10aに上板21の下面が当接し、側板25の内周面とくず入れ本体10の外周面とでくず入れ袋90の折り返し部91を挟持して、蓋体20がくず入れ本体10に覆設される。
孔部27は、取っ手17が突出可能な形状であれば特に限定はないが、取っ手17を孔部27に挿入して、くず入れ本体10に蓋体20を覆設するには、取っ手17が孔部27に対して、遊挿可能であることが好ましい。
【0012】
蓋体20の材質は特に限定はなく、合成樹脂製、木製、金属製であってもよく、これらの組み合わせであってもよい。
これらの中でも、合成樹脂製であることが好ましい。合成樹脂であれば、射出成型等により一体に形成することができる。
軟質の合成樹脂としては、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリアミド、ポリイミド、ABS樹脂、及びアクリル樹脂等が挙げられる。
なお、「蓋体」の形状は、くず入れ本体に覆設できれば特に限定はない。
【0013】
(動作)
図3に示すように、くず入れ本体10に、くず入れ袋90を拡開して収容し、くず入れ本体10の外周面に折り返す。折り返したくず入れ袋90の折り返し部91の係止部92を取っ手17に掛け止めする。係止部92は、取っ手17に掛け止め可能であればその形状は問わないが、通常は袋の上部に備え、袋の持ち手となる孔部である。
次いで、図4に示すように、蓋体20を持ち、取っ手17が孔部27から突出するようにする。そして、折り返し部91が周壁15上部の外周面と側板25の内周面とで挟持するようにして、蓋体20をくず入れ本体10に覆設する。
こうすることで、くず入れ袋90は、くず入れ1の上板21及び、側板25に隠れて外部から見えない状態となり、くず入れの外観が損なわれることがない。
そして、片手でくず入れ1の取っ手17を把持して、持ち運ぶことができ便利である。この場合、蓋体20を把持する必要がないことに加え、取っ手17が孔部27から突出しているため、持ち運びに際して、蓋体20が脱落することがない。
また、例えば、図5に示すように、机100に取着したフック110にくず入れ1を吊り下げて使用することもできる。
【0014】
[実施形態2]
実施形態2に係るくず入れ2も、本発明を具体化している。
くず入れ2は、図6に示すように、くず入れ本体30と、くず入れ本体30上部に覆設される蓋体40と、からなる。
くず入れ本体30は、図7に示すように、くず入れ袋を収容可能に上方が開口し、角筒状の周壁35と下方に形成された底壁38とからなる。
周壁35は、対向する一対の長方形状の板35a、35aと対向する一対の長方形状の板35b、35bから形成され、長方形状の板35aは、長方形状の板35bより水平方向に長尺に形成されている。
周壁35の上部には、略水平方向に突出した取っ手37が形成されている。取っ手37は、実施形態1の取っ手17と同様の形状であり、その構成、作用効果は前述の通りである。
【0015】
くず入れ本体30、取っ手37の材質についても、実施形態1のくず入れ本体10、取っ手17と同様であり、その構成、作用効果は前述の通りである。
【0016】
蓋体40は、中央が開口した上板41と、くず入れ本体30に挿着される角筒状の側板45とからなる。
側板45は、対向する一対の長方形状の板45a、45aと対向する一対の長方形状の板45b、45bから形成され、長方形状の板45aは、長方形状の板45bより水平方向に長尺に形成されている。
側板45は取っ手37が突出可能な孔部47を有している。上板41は、中央が長方形状に開口して、くずの投入を可能としている。なお、くずの投入が可能であれば、その開口部の大きさ、形状は特に限定はない。
蓋体40は、くず入れ本体30の上部に覆設される。その際、くず入れ本体30の取っ手37が、蓋体40の孔部47から突出される。
【0017】
蓋体40の材質についても、実施形態1のくず入れの蓋体20と同様であり、その構成、作用効果は前述の通りである。
【0018】
くず入れ本体30へのくず入れ袋の取り付け、蓋体40で覆設する構成、作用効果については、実施形態1におけるくず入れ本体10、蓋体20及びくず入れ袋90との作用効果と同様であり、前述の通りである。
【0019】
[実施形態3]
実施形態3に係るくず入れ3も本発明を具体化している。
くず入れ3は、図8に示すように、くず入れ本体50と、くず入れ本体50上部に覆設される蓋体60と、からなる。
くず入れ本体50は、図9に示すように、くず入れ袋を拡開して収納可能に上方が開口し、円筒状の周壁55と下方に形成された底壁58とからなる。
周壁55の上端周縁50aには、上方向に突出した1対の取っ手57が形成されている。取っ手57は、実施形態1の取っ手17の形状と同様であり、その構成、作用効果については前述の通りである。
【0020】
くず入れ本体50、取っ手57の材質についても、実施形態1のくず入れ本体10、取っ手17と同様であり、その構成、作用効果は前述の通りである。
【0021】
蓋体60は、中央が開口した上板61と、くず入れ本体50に挿着される円筒状の側板65とからなり、側板65は取っ手57が突出可能な孔部67を有している。
上板61は、中央が円形に開口して、くずの投入を可能としている。なお、くずの投入が可能であれば、その開口部の大きさ、形状は特に限定はない。
蓋体60は、くず入れ本体50の上部に覆設される。その際、くず入れ本体50の取っ手57、57が、蓋体60の孔部67、67から突出される。
そして、くず入れ本体50の上端周縁50aに上板61の下面が当接し、側板65の内周面とくず入れ本体50の外周面とでくず入れ袋の折り返し部91を挟持して、蓋体60がくず入れ本体50に覆設される。
孔部67、67は、取っ手57、57が突出可能な形状であれば特に限定はないが、取っ手57、57を孔部67、67に挿入して、くず入れ本体50に蓋体20を覆設するには、取っ手57、57が、孔部67、67に対して、遊挿可能であることが好ましい。
【0022】
くず入れ3を使用する方法は、実施形態1のくず入れ1と同様に、くず入れ本体50に、くず入れ袋90を拡開して収容し、くず入れ本体50の外周面に折り返す。折り返したくず入れ袋90の係止部91、91を取っ手57、57に掛け止めする。
次いで、蓋体60を持ち、取っ手57、57が孔部67、67から突出するようにして、くず入れ本体50に覆設する。
【0023】
[実施形態4]
実施形態4に係るくず入れ4も本発明を具体化している。
くず入れ4は、図10に示すように、くず入れ本体70と、くず入れ本体70上部に覆設される蓋体80と、からなる。
くず入れ本体70は、図11に示すように、くず入れ袋を収容可能に上方が開口し、三角筒状の周壁75と下方に形成された底壁78とからなる。
周壁75は、三枚の長方形状の板75a、75a、75aから形成されている。
周壁75の上部には、水平方向に突出した取っ手77が形成されている。取っ手77は、実施形態1の取っ手17と同様の形状であり、その構成、作用効果は前述の通りである。
【0024】
くず入れ本体70、取っ手77の材質についても、実施形態1のくず入れ本体10、取っ手17と同様であり、その構成、作用効果は前述の通りである。
【0025】
蓋体80は、中央が開口した上板81と、くず入れ本体70に挿着される三角筒状の側板85から形成されている。
側板85は、三枚の長方形状の板85a、85a、85aから形成されている。
側板85は取っ手77が突出可能な孔部87を有している。上板81は、中央が三角形状に開口して、くずの投入を可能としている。なお、くずの投入が可能であれば、その開口部の大きさ、形状は特に限定はない。
蓋体80は、くず入れ本体70の上部に覆設される。その際、くず入れ本体70の取っ手77が、蓋体80の孔部87から突出される。
【0026】
蓋体80の材質についても、実施形態1のくず入れの蓋体20と同様であり、その構成、作用効果は前述の通りである。
【0027】
くず入れ本体70へのくず入れ袋の取り付け、蓋体80で覆設する構成、作用効果については、実施形態1におけるくず入れ本体10、蓋体20及びくず入れ袋90との作用効果と同様であり、前述の通りである。
【0028】
くず入れ4は、図12に示すように、平面視三角形状のくず入れを組み合わせることで狭い空間を利用して、くずの分別収集をすることができる。
【符号の説明】
【0029】
1、2、3、4;くず入れ、10、30、50、70;くず入れ本体、10a、50a;上端縁部、15、35、55、75;周壁、17、37、57、77;取っ手、20、40、60、80;蓋体、18、38、58、78;底壁、21、41、61、81;上板、25、45、65、85;側板、27、47、67、87;孔部、90;くず入れ袋、91;折り返し部、92;係止部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12