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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-01-20
(45)【発行日】2023-01-30
(54)【発明の名称】バブル液発生ノズル
(51)【国際特許分類】
   B01F 23/2373 20220101AFI20230123BHJP
   B05B 1/18 20060101ALI20230123BHJP
   B05B 1/02 20060101ALI20230123BHJP
   B01F 25/452 20220101ALI20230123BHJP
   A47K 3/28 20060101ALI20230123BHJP
【FI】
B01F23/2373
B05B1/18 101
B05B1/02 101
B01F25/452
A47K3/28
【請求項の数】 11
(21)【出願番号】P 2022072949
(22)【出願日】2022-04-27
【審査請求日】2022-05-13
(73)【特許権者】
【識別番号】307032423
【氏名又は名称】株式会社サイエンス
(74)【代理人】
【識別番号】100085316
【弁理士】
【氏名又は名称】福島 三雄
(74)【代理人】
【識別番号】100171572
【弁理士】
【氏名又は名称】塩田 哲也
(74)【代理人】
【識別番号】100213425
【弁理士】
【氏名又は名称】福島 正憲
(74)【代理人】
【識別番号】100221707
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 洋介
(74)【代理人】
【識別番号】100224915
【弁理士】
【氏名又は名称】西村 茉友
(72)【発明者】
【氏名】青山 恭明
(72)【発明者】
【氏名】平江 真輝
(72)【発明者】
【氏名】奥村 隆宏
(72)【発明者】
【氏名】水上 康洋
【審査官】中村 泰三
(56)【参考文献】
【文献】特開2006-177174(JP,A)
【文献】特開2019-129927(JP,A)
【文献】特開2020-010962(JP,A)
【文献】特開2017-225961(JP,A)
【文献】特開2020-142219(JP,A)
【文献】特開2013-128651(JP,A)
【文献】特表2017-517359(JP,A)
【文献】米国特許第07207712(US,B1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47K 3/28-40
B01F 23/20-2375、25/20-46、70-74
B05B 1/02-20
E03C 1/02-10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
筒体、及び前記筒体の一方の筒端を閉塞する閉塞体を有し、前記筒体の他方の筒端及び前記閉塞体の間の前記筒体内に、液体が流入される流入空間を形成するノズル本体と、
前記閉塞体を貫通して、前記流入空間に連通される液体噴出穴と、
一対の端面及び前記各端面の間に配置される側面を有する立体形状に形成され、前記液体噴出穴に配置される液体ガイドと、を備え、
前記液体ガイドの側面は、
凹凸形状に形成され、
前記液体ガイドは、
前記側面及び前記液体噴出穴の内周面の間に隙間を隔てて、前記液体ガイドの一方の端面から前記液体噴出穴に挿入され、
他方の端面側を前記液体噴出穴から前記流入空間に突出して配置されて、前記ノズル本体に固定され、
前記側面及び前記内周面の間に液体流路を形成して、前記液体噴出穴に装着され、
前記液体流路は、
前記側面及び前記液体噴出穴の内周面の間において、前記液体噴出穴の周方向にわたって環状に形成されて、前記流入空間に連通され、
前記流入空間に流出した液体は、他方の端面側の前記側面に沿って流れて、前記液体噴出穴の全周から前記液体流路に流入され、
前記液体流路は、
前記流入空間に流出した液体が前記液体噴出穴の全周から流入されて、環状の液体を前記液体噴出穴から噴射する
ことを特徴とするバブル液発生ノズル。
【請求項2】
筒体、及び前記筒体の一方の筒端を閉塞する閉塞体を有し、前記筒体の他方の筒端及び前記閉塞体の間の前記筒体内に、液体が流入される流入空間を形成するノズル本体と、
前記閉塞体を貫通して、前記流入空間に連通される液体噴出穴と、
一対の端面及び前記各端面の間に配置される側面を有する立体形状に形成され、前記液体噴出穴に配置される液体ガイドと、を備え、
前記液体噴出穴の内周面は、
凹凸形状に形成され、
前記液体ガイドは、
前記液体ガイドの側面及び前記内周面の間に隙間を隔てて、前記液体ガイドの一方の端面から前記液体噴出穴に挿入され、
他方の端面側を前記液体噴出穴から前記流入空間に突出して配置されて、前記ノズル本体に固定され、
前記側面及び前記内周面の間に液体流路を形成して、前記液体噴出穴に装着され、
前記液体流路は、
前記内周面及び前記液体ガイドの側面の間において、前記液体噴出穴の周方向にわたって環状に形成されて、前記流入空間に連通され、
前記流入空間に流出した液体は、他方の端面側の前記側面に沿って流れて、前記液体噴出穴の全周から前記液体流路に流入され、
前記液体流路は、
前記流入空間に流出した液体が前記液体噴出穴の全周から流入されて、環状の液体を前記液体噴出穴から噴射する
ことを特徴とするバブル液発生ノズル。
【請求項3】
前記ノズル本体は、閉塞平板を備え、
前記閉塞平板は、
一方の閉塞板平面を前記筒体の一方の筒端に当接して、前記筒体の一方の筒端を閉塞し、
前記液体噴出穴は、
前記筒体の筒中心線の方向において、前記閉塞平板を貫通して、前記閉塞平板の各閉塞板平面に開口され、
前記液体ガイドは、
前記一方の端面を前記閉塞平板の他方の閉塞板平面と面一に配置して、前記液体噴出穴に装着される
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のバブル液発生ノズル。
【請求項4】
筒体、及び前記筒体の一方の筒端を閉塞する閉塞体を有し、前記筒体の他方の筒端及び前記閉塞体の間の前記筒体内に、液体が流入される流入空間を形成するノズル本体と、
前記閉塞体を貫通して、前記流入空間に連通される液体噴出穴と、
円錐状に形成され、前記流入空間から前記液体噴出穴に配置される液体ガイドと、を備え、
前記液体噴出穴は、
前記流入空間側から縮径しつつ前記閉塞体を貫通する円錐穴に形成され、
前記液体ガイドの円錐側面は、
凹凸形状に形成され、
前記液体ガイドは、
前記円錐側面及び前記液体噴出穴の円錐内周面の間に隙間を隔てて、前記液体ガイドの円錐上面から前記液体噴出穴に挿入され、
前記円錐側面及び前記円錐内周面の間に液体流路を形成して、前記液体噴出穴に装着され、
前記液体流路は、
前記円錐側面及び前記液体噴出穴の円錐内周面の間において、前記液体噴出穴の周方向にわたって環状に形成されて、前記流入空間に連通され、
前記流入空間に流出した液体が流入されて、環状の液体を前記液体噴出穴から噴射する
ことを特徴とするバブル液発生ノズル。
【請求項5】
筒体、及び前記筒体の一方の筒端を閉塞する閉塞体を有し、前記筒体の他方の筒端及び前記閉塞体の間の前記筒体内に、液体が流入される流入空間を形成するノズル体と、
前記閉塞体を貫通して、前記流入空間に連通される液体噴出穴と、
円錐状に形成され、前記流入空間から前記液体噴出穴に配置される液体ガイドと、を備え、
前記液体噴出穴は、
前記流入空間側から縮径しつつ前記閉塞体を貫通する円錐穴に形成され、
前記液体噴出穴の円錐内周面は、
凹凸形状に形成され、
前記液体ガイドは、
前記液体ガイドの円錐側面及び前記円錐内周面の間に隙間を隔てて、前記液体ガイドの円錐上面から前記液体噴出穴に挿入され、
前記円錐側面及び前記円錐内周面の間に液体流路を形成して、前記液体噴出穴に装着され、
前記液体流路は、
前記円錐内周面及び前記液体ガイドの円錐側面の間において、前記液体噴出穴の周方向にわたって環状に形成されて、前記流入空間に連通され、
前記流入空間に流出した液体が流入されて、環状の液体を前記液体噴出穴から噴射する
ことを特徴とするバブル液発生ノズル。
【請求項6】
前記ノズル本体は、閉塞平板を備え、
前記閉塞平板は、
一方の閉塞板平面を前記筒体の一方の筒端に当接して、前記筒体の一方の筒端を閉塞し、
前記液体噴出穴は、
前記筒体の筒中心線の方向において、前記流入空間側から縮径しつつ前記閉塞平板を貫通して、前記閉塞平板の各閉塞板平面に開口され、
前記液体ガイドは、
前記円錐上面を前記閉塞平板の他方の閉塞板平面と面一に配置して、前記液体噴出穴に装着される
ことを特徴とする請求項4又は請求項5に記載のバブル液発生ノズル。
【請求項7】
筒体、及び前記筒体の一方の筒端を閉塞する閉塞体を有し、前記筒体の他方の筒端及び前記閉塞体の間の前記筒体内に、液体が流入される流入空間を形成するノズル本体と、
前記閉塞体を貫通して、前記流入空間に連通される液体噴出穴と、
一対の端面及び前記各端面の間に配置される外周側面を有する円柱状に形成され、前記液体噴出穴に配置される液体ガイドと、を備え、
前記液体噴出穴は、
前記閉塞体を貫通する円形穴に形成され、
前記液体ガイドの外周側面は、
凹凸形状に形成され、
前記液体ガイドは、
前記外周側面及び前記液体噴出穴の内周面の間に隙間を隔てて、前記液体ガイドの一方の端面から前記液体噴出穴に挿入され、
他方の端面側を前記液体噴出穴から前記流入空間に突出して配置されて、前記ノズル本体に固定され、
前記外周側面及び前記内周面の間に液体流路を形成して、前記液体噴出穴に装着され、
前記液体流路は、
前記外周側面及び前記液体噴出穴の内周面の間において、前記液体噴出穴の周方向にわたって環状に形成されて、前記流入空間に連通され、
前記流入空間に流出した液体は、他方の端面側の前記外周側面に沿って流れて、前記液体噴出穴の全周から前記液体流路に流入され、
前記液体流路は、
前記流入空間に流出した液体が前記液体噴出穴の全周から流入されて、環状の液体を前記液体噴出穴から噴射する
ことを特徴とするバブル液発生ノズル。
【請求項8】
筒体、及び前記筒体の一方の筒端を閉塞する閉塞体を有し、前記筒体の他方の筒端及び前記閉塞体の間の前記筒体内に、液体が流入される流入空間を形成するノズル本体と、
前記閉塞体を貫通して、前記流入空間に連通される液体噴出穴と、
一対の端面及び前記各端面の間に配置される外周側面を有する円柱状に形成され、前記液体噴出穴に配置される液体ガイドと、を備え、
前記液体噴出穴は、
前記閉塞体を貫通する円形穴に形成され、
前記液体噴出穴の内周面は、
凹凸形状に形成され、
前記液体ガイドは、
前記液体ガイドの外周側面及び前記内周面の間に隙間を隔てて、前記液体ガイドの一方の端面から前記液体噴出穴に挿入され、
他方の端面側を前記液体噴出穴から前記流入空間に突出して配置されて、前記ノズル本体に固定され、
前記外周側面及び前記内周面の間に液体流路を形成して、前記液体噴出穴に装着され、
前記液体流路は、
前記内周面及び前記液体ガイドの外周側面の間において、前記液体噴出穴の周方向にわたって環状に形成されて、前記流入空間に連通され、
前記流入空間に流出した液体は、他方の端面側の前記外周側面に沿って流れて、前記液体噴出穴の全周から前記液体流路に流入され、
前記液体流路は、
前記流入空間に流出した液体が前記液体噴出穴の全周から流入されて、環状の液体を前記液体噴出穴から噴射する
ことを特徴とするバブル液発生ノズル。
【請求項9】
前記ノズル本体は、閉塞平板を備え、
前記閉塞平板は、
一方の閉塞板平面を前記筒体の一方の筒端に当接して、前記筒体の一方の筒端を閉塞し、
前記液体噴出穴は、
前記筒体の筒中心線の方向において、前記閉塞平板を貫通して、前記閉塞平板の各閉塞板平面に開口され、
前記液体ガイドは、
前記一方の端面を前記閉塞平板の他方の閉塞板平面と面一に配置して、前記液体噴出穴に装着される
ことを特徴とする請求項7又は請求項8に記載のバブル液発生ノズル。
【請求項10】
筒体、及び前記筒体の一方の筒端を閉塞する閉塞体を有し、前記筒体の他方の筒端及び前記閉塞体の間の前記筒体内に、液体が流入される流入空間を形成するノズル本体と、
前記閉塞体を貫通して、前記流入空間に連通される複数の液体噴出穴と、
前記筒体に同心として前記流入空間に配置されるガイドリングと、
前記ガイドリング内に配置されて、前記ガイドリングに固定される複数のガイドリブと、
円錐状に形成され、前記流入空間から前記各液体噴出穴に配置される複数の液体ガイドと、を備え、
前記各液体噴出穴は、
前記筒体の周方向において、前記各液体噴出穴の間に穴角度を隔てて配置され、
前記流入空間側から縮径しつつ前記閉塞体を貫通する円錐穴に形成され、
前記各ガイドリブは、
前記ガイドリングの周方向において、前記各ガイドリブの間にリブ角度を隔てて配置されて、前記各ガイドリブの間に流通穴を形成し、
前記筒体の筒中心線の方向において、前記各ガイドリブ及び前記閉塞体の間にガイド間隔を隔てて前記流入空間に配置されて、前記各ガイドリブ及び前記閉塞体の間に流路空間を区画し、
前記各流通穴は、
前記筒体の他方の筒端側の前記流入空間及び前記流路空間に連通され、
前記各液体ガイドの円錐側面は、
凹凸形状に形成され、
前記各液体ガイドは、
前記ガイドリングの周方向において、前記各液体ガイドの間にガイド角度を隔てて配置され、
前記円錐側面及び前記各液体噴出穴の円錐内周面の間に隙間を隔てて、前記液体ガイドの円錐上面から前記各液体噴出穴に挿入され、
前記円錐側面及び前記円錐内周面の間に液体流路を形成して、前記各液体噴出穴に装着され、
前記液体ガイドの円錐底面側を前記各液体噴出穴から前記流路空間に突出して配置され、
前記円錐底面を前記各ガイドリブに当接して、前記各ガイドリブに固定され、
前記各液体流路は、
前記円錐側面及び前記液体噴出穴の円錐内周面の間において、前記液体噴出穴の周方向にわたって環状に形成されて、前記流路空間に連通され、
前記流路空間に流出した液体が流入されて、環状の液体を前記各液体噴出穴から噴射する
ことを特徴とするバブル液発生ノズル。
【請求項11】
前記ノズル本体は、閉塞平板を備え、
前記閉塞平板は、
一方の閉塞板平面を前記筒体の一方の筒端に当接して、前記筒体の一方の筒端を閉塞し、
前記各液体噴出穴は、
前記筒体の筒中心線の方向において、前記流入空間側から縮径しつつ前記閉塞平板を貫通して、前記閉塞平板の各閉塞板平面に開口され、
前記各液体ガイドは、
前記円錐上面を前記閉塞平板の他方の閉塞板平面と面一に配置して、前記液体噴出穴に装着される
ことを特徴とする請求項10に記載のバブル液発生ノズル。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、バブル液を発生(生成)して噴射するバブル液発生ノズルに関する。
【背景技術】
【0002】
バブル液を発生する技術として、特許文献1は、マイクロバブル発生装置を開示する、マイクロバブル発生装置は、ホルダ、インレットアダプター及びミキシングアダプターを備え、各アダプターは、ホルダに取付けられる。インレットアダプターは、液体流路中に、ミキシングアダプターに向けて段々に縮径する液体絞り穴を有する。ミキシングアダプターは、液体流出口に向けて段々に拡径する液体流路を有する。
マイクロバブル発生装置は、液体流入口から液体をインレットアダプターの液体絞り穴に流入して、液体をミキシングアダプターの液体流路に噴射する。マイクロバブル発生装置は、液体絞り穴の噴出側で空気を液体に混合して、ミキシングアダプターの液体流路にてマイクルバブルを発生する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2015-93219号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1では、液体絞り穴から液体を噴射して、空気と混合することで、空気を粉砕(剪断)して、ある程度のマイクロバブルを発生できるものの、更に液体に混入、溶込ませるマイクロバブルの量を増加し、及びウルトラファインバブルを混入、溶込ませることが望まれている。
【0005】
本発明は、多量のマイクルバブル及び多量のウルトラファインバブルの混入、溶込んだバブル液を発生(生成)して、バブル液を噴射できるバブル液発生ノズルを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る請求項1は、筒体、及び前記筒体の一方の筒端を閉塞する閉塞体を有し、前記筒体の他方の筒端及び前記閉塞体の間の前記筒体内に、液体が流入される流入空間を形成するノズル本体と、前記閉塞体を貫通して、前記流入空間に連通される液体噴出穴と、一対の端面及び前記各端面の間に配置される側面を有する立体形状に形成され、前記液体噴出穴に配置される液体ガイドと、を備え、前記液体ガイドの側面は、凹凸形状に形成され、前記液体ガイドは、前記側面及び前記液体噴出穴の内周面の間に隙間を隔てて、前記液体ガイドの一方の端面から前記液体噴出穴に挿入され、他方の端面側を前記液体噴出穴から前記流入空間に突出して配置されて、前記ノズル本体に固定され、前記側面及び前記内周面の間に液体流路を形成して、前記液体噴出穴に装着され、前記液体流路は、前記側面及び前記液体噴出穴の内周面の間において、前記液体噴出穴の周方向にわたって環状に形成されて、前記流入空間に連通され、前記流入空間に流出した液体は、他方の端面側の前記側面に沿って流れて、前記液体噴出穴の全周から前記液体流路に流入され、前記液体流路は、前記流入空間に流出した液体が前記液体噴出穴の全周から流入されて、環状の液体を前記液体噴出穴から噴射することを特徴とするバブル液発生ノズルである。
【0007】
本発明に係る請求項2は、筒体、及び前記筒体の一方の筒端を閉塞する閉塞体を有し、前記筒体の他方の筒端及び前記閉塞体の間の前記筒体内に、液体が流入される流入空間を形成するノズル本体と、前記閉塞体を貫通して、前記流入空間に連通される液体噴出穴と、一対の端面及び前記各端面の間に配置される側面を有する立体形状に形成され、前記液体噴出穴に配置される液体ガイドと、を備え、前記液体噴出穴の内周面は、凹凸形状に形成され、前記液体ガイドは、前記液体ガイドの側面及び前記内周面の間に隙間を隔てて、前記液体ガイドの一方の端面から前記液体噴出穴に挿入され、他方の端面側を前記液体噴出穴から前記流入空間に突出して配置されて、前記ノズル本体に固定され、前記側面及び前記内周面の間に液体流路を形成して、前記液体噴出穴に装着され、前記液体流路は、前記内周面及び前記液体ガイドの側面の間において、前記液体噴出穴の周方向にわたって環状に形成されて、前記流入空間に連通され、前記流入空間に流出した液体は、他方の端面側の前記側面に沿って流れて、前記液体噴出穴の全周から前記液体流路に流入され、前記液体流路は、前記流入空間に流出した液体が前記液体噴出穴の全周から流入されて、環状の液体を前記液体噴出穴から噴射することを特徴とするバブル液発生ノズルである。
【0008】
本発明に係る請求項3は、前記ノズル本体は、閉塞平板を備え、前記閉塞平板は、一方の閉塞板平面を前記筒体の一方の筒端に当接して、前記筒体の一方の筒端を閉塞し、前記液体噴出穴は、前記筒体の筒中心線の方向において、前記閉塞平板を貫通して、前記閉塞平板の各閉塞板平面に開口され、前記液体ガイドは、前記一方の端面を前記閉塞平板の他方の閉塞板平面と面一に配置して、前記液体噴出穴に装着されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のバブル液発生ノズルである。
本発明では、液体ガイドは、円錐側面及びガイド絞り穴の円錐内周面の間に隙間を隔てて、液体ガイドの円錐上面から液体噴出穴に挿入され、及び液体ガイドの円錐底面側を液体噴出穴から流入空間に突出して配置される構成も採用できる。
【0009】
本発明に係る請求項4は、筒体、及び前記筒体の一方の筒端を閉塞する閉塞体を有し、前記筒体の他方の筒端及び前記閉塞体の間の前記筒体内に、液体が流入される流入空間を形成するノズル本体と、前記閉塞体を貫通して、前記流入空間に連通される液体噴出穴と、円錐状に形成され、前記流入空間から前記液体噴出穴に配置される液体ガイドと、を備え、前記液体噴出穴は、前記流入空間側から縮径しつつ前記閉塞体を貫通する円錐穴に形成され、前記液体ガイドの円錐側面は、凹凸形状に形成され、前記液体ガイドは、前記円錐側面及び前記液体噴出穴の円錐内周面の間に隙間を隔てて、前記液体ガイドの円錐上面から前記液体噴出穴に挿入され、 前記円錐側面及び前記円錐内周面の間に液体流路を形成して、前記液体噴出穴に装着され、前記液体流路は、前記円錐側面及び前記液体噴出穴の円錐内周面の間において、前記液体噴出穴の周方向にわたって環状に形成されて、前記流入空間に連通され、前記流入空間に流出した液体が流入されて、環状の液体を前記液体噴出穴から噴射することを特徴とするバブル液発生ノズルである。
【0010】
本発明に係る請求項5は、筒体、及び前記筒体の一方の筒端を閉塞する閉塞体を有し、前記筒体の他方の筒端及び前記閉塞体の間の前記筒体内に、液体が流入される流入空間を形成するノズル体と、前記閉塞体を貫通して、前記流入空間に連通される液体噴出穴と、円錐状に形成され、前記流入空間から前記液体噴出穴に配置される液体ガイドと、を備え、前記液体噴出穴は、前記流入空間側から縮径しつつ前記閉塞体を貫通する円錐穴に形成され、前記液体噴出穴の円錐内周面は、凹凸形状に形成され、前記液体ガイドは、前記液体ガイドの円錐側面及び前記円錐内周面の間に隙間を隔てて、前記液体ガイドの円錐上面から前記液体噴出穴に挿入され、 前記円錐側面及び前記円錐内周面の間に液体流路を形成して、前記液体噴出穴に装着され、前記液体流路は、前記円錐内周面及び前記液体ガイドの円錐側面の間において、前記液体噴出穴の周方向にわたって環状に形成されて、前記流入空間に連通され、前記流入空間に流出した液体が流入されて、環状の液体を前記液体噴出穴から噴射することを特徴とするバブル液発生ノズルである。
【0011】
本発明に係る請求項6は、前記ノズル本体は、閉塞平板を備え、前記閉塞平板は、一方の閉塞板平面を前記筒体の一方の筒端に当接して、前記筒体の一方の筒端を閉塞し、前記液体噴出穴は、前記筒体の筒中心線の方向において、前記流入空間側から縮径しつつ前記閉塞平板を貫通して、前記閉塞平板の各閉塞板平面に開口され、前記液体ガイドは、前記円錐上面を前記閉塞平板の他方の閉塞板平面と面一に配置して、前記液体噴出穴に装着されることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載のバブル液発生ノズル。
【0012】
本発明に係る請求項7は、筒体、及び前記筒体の一方の筒端を閉塞する閉塞体を有し、前記筒体の他方の筒端及び前記閉塞体の間の前記筒体内に、液体が流入される流入空間を形成するノズル本体と、前記閉塞体を貫通して、前記流入空間に連通される液体噴出穴と、一対の端面及び前記各端面の間に配置される外周側面を有する円柱状に形成され、前記液体噴出穴に配置される液体ガイドと、を備え、前記液体噴出穴は、前記閉塞体を貫通する円形穴に形成され、前記液体ガイドの外周側面は、凹凸形状に形成され、前記液体ガイドは、前記外周側面及び前記液体噴出穴の内周面の間に隙間を隔てて、前記液体ガイドの一方の端面から前記液体噴出穴に挿入され、他方の端面側を前記液体噴出穴から前記流入空間に突出して配置されて、前記ノズル本体に固定され、前記外周側面及び前記内周面の間に液体流路を形成して、前記液体噴出穴に装着され、前記液体流路は、前記外周側面及び前記液体噴出穴の内周面の間において、前記液体噴出穴の周方向にわたって環状に形成されて、前記流入空間に連通され、前記流入空間に流出した液体は、他方の端面側の前記外周側面に沿って流れて、前記液体噴出穴の全周から前記液体流路に流入され、前記液体流路は、前記流入空間に流出した液体が前記液体噴出穴の全周から流入されて、環状の液体を前記液体噴出穴から噴射することを特徴とするバブル液発生ノズルである。
【0013】
本発明に係る請求項8は、筒体、及び前記筒体の一方の筒端を閉塞する閉塞体を有し、前記筒体の他方の筒端及び前記閉塞体の間の前記筒体内に、液体が流入される流入空間を形成するノズル本体と、前記閉塞体を貫通して、前記流入空間に連通される液体噴出穴と、一対の端面及び前記各端面の間に配置される外周側面を有する円柱状に形成され、前記液体噴出穴に配置される液体ガイドと、を備え、前記液体噴出穴は、前記閉塞体を貫通する円形穴に形成され、前記液体噴出穴の内周面は、凹凸形状に形成され、前記液体ガイドは、前記液体ガイドの外周側面及び前記内周面の間に隙間を隔てて、前記液体ガイドの一方の端面から前記液体噴出穴に挿入され、他方の端面側を前記液体噴出穴から前記流入空間に突出して配置されて、前記ノズル本体に固定され、前記外周側面及び前記内周面の間に液体流路を形成して、前記液体噴出穴に装着され、前記液体流路は、前記内周面及び前記液体ガイドの外周側面の間において、前記液体噴出穴の周方向にわたって環状に形成されて、前記流入空間に連通され、前記流入空間に流出した液体は、他方の端面側の前記外周側面に沿って流れて、前記液体噴出穴の全周から前記液体流路に流入され、前記液体流路は、前記流入空間に流出した液体が前記液体噴出穴の全周から流入されて、環状の液体を前記液体噴出穴から噴射することを特徴とするバブル液発生ノズルである。
【0014】
本発明に係る請求項9は、前記ノズル本体は、閉塞平板を備え、記閉塞平板は、一方の閉塞板平面を前記筒体の一方の筒端に当接して、前記筒体の一方の筒端を閉塞し、前記液体噴出穴は、前記筒体の筒中心線の方向において、前記閉塞平板を貫通して、前記閉塞平板の各閉塞板平面に開口され、前記液体ガイドは、前記円形上面を前記閉塞平板の他方の閉塞板平面と面一に配置して、前記液体噴出穴に装着されることを特徴とする請求項7又は請求項8に記載のバブル液発生ノズルである。
【0015】
本発明に係る請求項10は、筒体、及び前記筒体の一方の筒端を閉塞する閉塞体を有し、前記筒体の他方の筒端及び前記閉塞体の間の前記筒体内に、液体が流入される流入空間を形成するノズル本体と、前記閉塞体を貫通して、前記流入空間に連通される複数の液体噴出穴と、前記筒体に同心として前記流入空間に配置されるガイドリングと、前記ガイドリング内に配置されて、前記ガイドリングに固定される複数のガイドリブと、円錐状に形成され、前記流入空間から前記各液体噴出穴に配置される複数の液体ガイドと、を備え、前記各液体噴出穴は、前記筒体の周方向において、前記各液体噴出穴の間に穴角度を隔てて配置され、前記流入空間側から縮径しつつ前記閉塞体を貫通する円錐穴に形成され、前記各ガイドリブは、前記ガイドリングの周方向において、前記各ガイドリブの間にリブ角度を隔てて配置されて、前記各ガイドリブの間に流通穴を形成し、前記筒体の筒中心線の方向において、前記各ガイドリブ及び前記閉塞体の間にガイド間隔を隔てて前記流入空間に配置されて、前記各ガイドリブ及び前記閉塞体の間に流路空間を区画し、前記各流通穴は、前記筒体の他方の筒端側の前記流入空間及び前記流路空間に連通され、前記各液体ガイドの円錐側面は、凹凸形状に形成され、前記各液体ガイドは、前記ガイドリングの周方向において、前記各液体ガイドの間にガイド角度を隔てて配置され、前記円錐側面及び前記各液体噴出穴の円錐内周面の間に隙間を隔てて、前記液体ガイドの円錐上面から前記各液体噴出穴に挿入され、前記円錐側面及び前記円錐内周面の間に液体流路を形成して、前記各液体噴出穴に装着され、前記液体ガイドの円錐底面側を前記各液体噴出穴から前記流路空間に突出して配置され、前記円錐底面を前記各ガイドリブに当接して、前記各ガイドリブに固定され、前記各液体流路は、前記円錐側面及び前記液体噴出穴の円錐内周面の間において、前記液体噴出穴の周方向にわたって環状に形成されて、前記流路空間に連通され、前記流路空間に流出した液体が流入されて、環状の液体を前記各液体噴出穴から噴射することを特徴とするバブル液発生ノズルである。
【0016】
本発明に係る請求項11は、前記ノズル本体は、閉塞平板を備え、前記閉塞平板は、一方の閉塞板平面を前記筒体の一方の筒端に当接して、前記筒体の一方の筒端を閉塞し、前記各液体噴出穴は、前記筒体の筒中心線の方向において、前記流入空間側から縮径しつつ前記閉塞平板を貫通して、前記閉塞平板の各閉塞板平面に開口され、前記各液体ガイドは、前記円錐上面を前記閉塞平板の他方の閉塞板平面と面一に配置して、前記液体噴出穴に装着されることを特徴とする請求項10に記載のバブル液発生ノズルである。
【発明の効果】
【0017】
本発明は、多量のマイクロバブル及び多量のウルトラファインバブルの混入、溶込んだバブル液を発生(生成)して、バブル液を液体流路から噴射(噴出)できる。
本発明は、環状(円環状)の液体流路によって、バブル液を環状(円環状)の液体(液体膜)に形成することで、柔らかな環状液体(環状液体膜又は環状のバブル液膜)を噴射対象物に噴射できる。
なお、国際基準化機構(ISO)の国際規格「ISO20480-1」には、1マイクロメートル(μm)以上100マイクロメートル(μm)の気泡を「マイクロバブル」、1マイクロメートル(μm)未満の気泡を「ウルトラファンバブル」と定めている(以下、同様)。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1】第1実施形態のバブル液発生ノズルを示す斜視図である。
図2】第1実施形態のバブル液発生ノズルを示す平面図(上面図)である。
図3】第1実施形態のバブル液発生ノズルを示す底面図(下面図)である。
図4】(a)は、図2のB部分拡大図、(b)は、図3のC部分拡大図である。
図5】(a)は、図2のA-A断面図、(b)は、図5(a)のD部分拡大図である。
図6図5(a)のE部分拡大図である。
図7】第1乃至第3実施形態のバブル液発生ノズルにおいて、ノズル本体を示す斜視図である。
図8】第1乃至第3実施形態のバブル液発生ノズルにおいて、(a)は、ノズル本体を示す平面図(上面図)、(b)は、ノズル本体を示す底面図(下面図)である。
図9】(a)は、図8(a)のF-F断面図、(b)は、図9(a)のG部分拡大図である。
図10】第1実施形態のバブル液発生ノズルにおいて、液体ガイド体(液体ガイド等)を示す斜視図である。
図11】第1実施形態のバブル液発生ノズルにおいて、(a)は、液体ガイド体(液体ガイド等)を示す平面図(上面図)、(b)は、図11(a)のH部分拡大図である。
図12】第1実施形態のバブル液発生ノズルにおいて、(a)は、液体ガイド体(連結突起等)を示す平面図(上面図)、(b)は、図12(a)のI部分拡大図である。
図13】第1実施形態のバブル液発生ノズルにおいて、(a)は、液体ガイド体を示す底面図(下面図)、(b)は、図13(a)のJ部分拡大図である。
図14】第1実施形態のバブル液発生ノズルにおいて、(a)は、液体ガイド体を示す側面図、(b)は、図14(a)のK部分拡大図である。
図15】第2実施形態のバブル液発生ノズルを示す斜視図である。
図16】第2実施形態のバブル液発生ノズルを示す平面図(上面図)である。
図17】第2実施形態のバブル液発生ノズルを示す底面図(下面図)である。
図18】(a)は、図16のM部分拡大図、(b)は、図17のN部分拡大図である。
図19】(a)は、図16のL-L断面図、(b)は、図19(a)のO部分拡大図である。
図20】第2実施形態のバブル液発生ノズルにおいて、液体ガイド体(液体ガイド等)を示す斜視図である。
図21】第2実施形態のバブル液発生ノズルにおいて、(a)は、液体ガイド体(液体ガイド等)を示す平面図(上面図)、(b)は、図21(a)のP部分拡大図である。
図22】第2実施形態のバブル発生ノズルにおいて、液体ガイド体を示す底面図(下面図)である。
図23】第2実施形態のバブル液発生ノズルにおいて、液体ガイド体を示す側面図である。
図24】第3実施形態のバブル液発生ノズルを示す斜視図である。
図25】第3実施形態のバブル液発生ノズルを示す平面図(上面図)である。
図26】第3実施形態のバブル液発生ノズルを示す底面図(下面図)である。
図27】(a)は、図25のR部分拡大図、(b)は、図26のS部分拡大図である。
図28】(a)は、図25のQ-Q断面図、(b)は、図28(a)のT部分拡大図である。
図29】第3実施形態のバブル液発生ノズルにおいて、液体ガイド体(液体ガイド等)を示す斜視図である。
図30】第3実施形態のバブル液発生ノズルにおいて、(a)は、液体ガイド体を示す平面図(上面図)、(b)は、図30(a)のU部分拡大図である。
図31】第3実施形態のバブル液発生ノズルにおいて、液体ガイド体を示す底面図(下面図)である。
図32】第3実施形態のバブル液発生ノズルにおいて、液体ガイド体を示す側面図である。
図33】第4実施形態のバブル液発生ノズルを示す斜視図である。
図34】第4実施形態のバブル液発生ノズルを示す平面図(上面図)である。
図35】第4実施形態のバブル液発生ノズルを示す底面図(下面図)である。
図36】(a)は、図34のb部分拡大図、(b)は、図35のc部分拡大図である。
図37】(a)は、図34のa-a断面図、(b)は、図37(a)のd部分拡大図である。
図38】第4実施形態のバブル液発生ノズルにおいて、(a)は、ノズル本体を示す斜視図、(b)は、ノズル本体を示す平面図(上面図)である。
図39】(a)は、図38(b)のe-e断面図、(b)は、図39(a)のf部分拡大図である。
図40】第4実施形態のバブル液発生ノズルにおいて、液体ガイド体(液体ガイド等)を示す斜視図である。
図41】第4実施形態のバブル液発生ノズルにおいて、(a)は、液体ガイド体を示す平面図(上面図)、(b)は、液体ガイド体を示す底面図(下面図)である。
図42】第4実施形態のバブル液発生ノズルにおいて、液体ガイド体を示す側面図である。
図43】第5実施形態のバブル液発生ノズルを示す斜視図である。
図44】第5実施形態のバブル液発生ノズルを示す平面図(上面図)である。
図45】第5実施形態のバブル液発生ノズルを示す底面図(下面図)である。
図46】(a)は、図44のh部分拡大図、(b)は、図45のi部分拡大図である。
図47】(a)は、図44のg-g断面図、(b)は、図47(a)のj部分拡大図である。
図48】第5実施形態のバブル液発生ノズルにおいて、液体ガイド体(液体ガイド等)を示す斜視図である。
図49】第5実施形態のバブル液発生ノズルにおいて、液体ガイド体を示す平面図(上面図)である。
図50】第5実施形態のバブル発生ノズルにおいて、液体ガイド体を示す底面図(下面図)である。
図51】第5実施形態のバブル液発生ノズルにおいて、(a)は、液体ガイド体を示す側面図、(b)は、図51(a)のk-k断面拡大図である。
図52】第6実施形態のバブル液発生ノズルを示す斜視図である。
図53】第6実施形態のバブル液発生ノズルを示す平面図(上面図)である。
図54】第6実施形態のバブル液発生ノズルを示す底面図(下面図)である。
図55】(a)は、図53のm部分拡大図、(b)は、図54のn部分拡大図である。
図56】(a)は、l-l断面図、(b)は、図56(a)のо部分拡大図である。
図57】第6実施形態のバブル液発生ノズルにおいて、ノズル本体を示す斜視図である。
図58】第6実施形態のバブル液発生ノズルにおいて、(a)は、ノズル本体を示す平面図(上面図)、(b)は、ノズル本体を示す底面図(下面図)である。
図59】(a)は、図58(a)のp部分拡大図、(b)は、図58(b)のs部分拡大図である。
図60】(a)は、図58(a)のq-q断面図、(b)は、図60(a)のt部分拡大図である。
図61】第6実施形態のバブル液発生ノズルにおいて、(a)は、液体ガイド体を示す斜視図、(b)は、液体ガイド体を示す平面図(上面図)である。
図62】第6実施形態のバブル液発生ノズルにおいて、(a)は、液体ガイド体を示す底面図(下面図)、(b)は、液体ガイド体を示す側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
本発明に係るバブル液発生ノズルについて、図1乃至図62を参照して説明する。
以下、第1乃至第6実施形態のバブル液発生ノズルについて、図1乃至図62を参照して説明する。
【0020】
第1実施形態のバブル液発生ノズルについて、図1乃至図14を参照して説明する。
【0021】
図1乃至図14において、第1実施形態のバブル液発生ノズルX1(以下、「バブル液発生ノズルX1」という)は、ノズル本体1、複数(例えば、3つ)の液体噴出穴2(液体絞り穴)及び液体ガイド体3(液体ガイド23)を備える。
【0022】
ノズル本体1は、図1乃至図9に示すように、筒体8、閉塞体9、及び複数(例えば、3つ)の連結筒部10を有する。
【0023】
筒体8は、図1乃至図3図5及び図7乃至図9に示すように、例えば、円筒状(円筒体)に形成される。
【0024】
閉塞体9は、図1乃至図3図5及び図7乃至図9に示すように、例えば、円形状の平板(以下、「閉塞平板9(ノズル平板)」という)に形成される。閉塞平板9(ノズル平板)は、筒体8と同心に配置される。閉塞平板9は、一方の閉塞板平面9A(一方のノズル板表面/一方のノズル板平面)を筒体8の一方の筒端8Aに当接して、筒体8の一方の筒端8Aを閉塞する。閉塞平板9(閉塞体)は、合成樹脂等によって、筒体8と一体に形成される。
【0025】
ノズル本体1は、図3図5図8及び図9に示すように、筒体8の他方の筒端8B及び閉塞平板9の間の筒体8内に流入空間δを形成する。流入空間δには、液体が流入される。
【0026】
各連結筒部10は、図8及び図9に示すように、例えば、円筒状に形成される。各連結筒部10は、筒体8の径方向において、筒体8の筒中心線a及び筒体8の外周8a(外周面)の間に配置される。各連結筒部10は、筒体8の筒中心線aを中心とする半径r1の円C1上に配置される。各連結筒部10は、連結筒部10の筒中心線bを円C1に位置(一致)して配置される。各連結筒部10は、筒体8の周方向Cにおいて、各連結筒部10の間に筒角度θA(等角度)を隔てて配置される。
【0027】
各連結筒部10は、図8及び図9に示すように、一方の連結筒端10Aを閉塞平板9の一方の閉塞板平面9Aに当接して、流入空間δ(筒体8内)に配置される。各連結筒部10は、筒体8の筒中心線aの方向Aにおいて、閉塞平板9の一方の閉塞板平面9Aから流入空間δ(筒体8内)に突出して、閉塞平板9(閉塞体)に固定される。各連結筒部10は、連結筒部10の他方の連結筒端10Bから一方の連結筒端10A(閉塞平板9)に向けて段々に縮径する円錐状の内周面10b(円錐内周面)を有する。
各連結筒部10は、合成樹脂等によって、閉塞平板9(ノズル本体)と一体に形成される。
【0028】
各液体噴出穴2(液体絞り穴)は、図7乃至図9に示すように、閉塞平板9(ノズル本体1)に形成される。各液体噴出穴2は、筒体8の径方向において、筒体8の筒中心線a及び筒体8の外周8aの間に配置される。各液体噴出穴2は、円C1上に配置される。各液体噴出穴2は、穴中心線fを円C1に位置(一致)して配置される。各液体噴出穴2は、筒体8の周方向Cにおいて、各液体噴出穴2の間に穴角度θS(等角度)を隔てて配置される。各液体噴出穴2は、筒体8の周方向Cにおいて、各連結筒部10の間(各連結筒部10の間の中央)に配置される。
【0029】
各液体噴出穴2は、図7乃至図9に示すように、筒体8の筒中心線aの方向Aにおいて、閉塞平板9(閉塞体)を貫通して、閉塞平板9(ノズル平板)の各閉塞板平面9A,9B(各ノズル板表面/各ノズル板平面)に開口する。各液体噴出穴2は、流入空間δに連通される。各液体噴出穴2は、筒体8の筒中心線aの方向Aにおいて、流入空間δ側から縮径しつつ閉塞平板9(閉塞体)を貫通する円錐穴(円錐台穴)に形成される。
各液体噴出穴2は、穴中心線fの方向Fにおいて、噴出穴長さLHを有する。
【0030】
液体ガイド体3(ガイド固定体)は、図10乃至図13に示すように、ガイドリング21、複数(例えば、6本)のガイドリブ22(ガイド脚)、複数(例えば、3つ)の液体ガイド23、及び複数(例えば、3つ)の連結突起24を有する。
液体ガイド体3は、合成樹脂等によって、ガイドリング21、各ガイドリブ22、各液体ガイド23及び各連結突起24を一体に形成して構成される。
【0031】
ガイドリング21は、図10乃至図14に示すように、例えば、円環状(環状体)に形成される。ガイドリング21は、リング中心線gの方向Gにリング厚さを有する。ガイドリング21は、リング厚さ方向(リング中心線gの方向G)にリング表面21A及びリング裏面21Bを有する。リング表面21A及びリング裏面21Bは、リング厚さ方向にリング厚さを有して平行に配置される。
【0032】
各ガイドリブ22(ガイド脚部)は、図10乃至図13に示すように、ガイドリング21内に配置されて、ガイドリング21に固定される。各ガイドリブ22は、ガイドリング21の周方向Cにおいて、各ガイドリブ22の間のリブ角度θP(等角度)を隔てて配置される。リブ角度θPは、例えば、60度(60°)である。
【0033】
各ガイドリブ22は、図10乃至図13に示すように、ガイドリングの周方向Cにリブ幅を有し、ガイドリング21の径方向にリング長さを有して、ガイドリング21のリング中心線g及びガイドリング21の内周21a(内周面)の間に延在される。各ガイドリング21は、ガイドリング21のリング中心線gから径外方向に放射状に配置されて、リング中心線g及びガイドリング21の内周21aの間に延在される。
各ガイドリブ22は、ガイドリング21のリング中心にて相互に連結され、及びガイドリング21の内周21aに連結(固定)される。
【0034】
各ガイドリブ22は、図10乃至図13に示すように、ガイドリング21のリング中心線gの方向Gにガイドリング21と同一のリブ厚さを有する。各ガイドリブ22は、リブ厚さ方向にリブ表面22A及びリブ裏面22Bを有する。リブ表面22A及びリブ裏面22Bは、リブ厚さ方向にリブ厚さを有して平行に配置される。各ガイドリブ22は、リブ表面22Aをリング表面21Aに面一に配置して、ガイドリング21内に配置される。
【0035】
各ガイドリブ22は、図10乃至図13に示すように、各ガイドリブ22の間に流通穴25を形成して、ガイドリング21に固定される。各流通穴25は、各ガイドリブ22の間に形成される。流通穴25は、ガイドリング21のリング中心線gの方向Gに延在して、リング表面21A(リブ表面22A)及びリング裏面21B(リブ裏面22B)に開口される。
【0036】
各液体ガイド23は、図10乃至図14に示すように、一対の端面、及び各端面の間に配置(形成)される側面を有する立体形状に形成される。各液体ガイド23は、円錐状(円錐台)に形成される。各液体ガイド23は、円錐上面23A(一方の端面)、円錐底面23B(他方の端面)及び円錐側面23C(側面)を有する。各液体ガイド23の円錐側面23C(側面)は、円錐上面23A及び円錐底面23Bの間(各端面の間)に形成(配置)される。各液体ガイド23の円錐側面23C(側面)は、凸部27及び凹部28に配置した凹凸表面(凹凸形状)に形成される。各液体ガイド23の円錐側面23C(側面)は、複数の凸部27及び複数の凹部28を有する凹凸表面(凹凸形状)に形成される。
【0037】
複数の各凸部27は、図11図13及び図14に示すように、線状(線条)に形成される(線状凸部/線条凸部)。各凸部27は、液体ガイド23の周方向Kにおいて、各凸部27の間に配置角度θXを隔てて配置される。各凸部27は、液体ガイド23の円錐中心線mと直交する断面を円弧状(以下、「断面円弧状」という)にして形成される。
【0038】
複数の各凹部28は、図11図13及び図14に示すように、線状(線条)に形成される(線状凹部/線条凹部)。各凹部は、液体ガイド23の周方向Kにおいて、各凹部28の間に配置角度θXを隔てて各凸部27の間に形成(配置)される。
各凸部27は、例えば、断面円弧状を有して、液体ガイド23の周方向Kに連続して形成(配置)され、各凹部28は、液体ガイド23の周方向Kに連続する各凸部27の間に配置(形成)される。
【0039】
各凸部27及び各凹部28は、図14に示すように、液体ガイド23の円錐中心線mの方向Mにおいて、円錐上面23A及び円錐底面23Bの間に延在されて、円錐側面23C(側面)の凹凸表面に形成する[円錐側面23C(側面)を凹凸形状に形成する]。各凸部27及び各凹部28は、円錐底面23Bに角度をなして、円錐上面23Aから円錐底面23Bに向けて傾斜されて、円錐側面23C(側面)の凹凸表面を形成する[円錐側面23C(側面)を凹凸形状に形成する]。
【0040】
各液体ガイド23は、図14に示すように、円錐中心線mの方向Mにガイド高さLGを有する。ガイド高さLGは、液体噴出穴2の噴出穴長さLHより高くされる。各液体ガイド23は、図13に示すように、円錐底面23Bの最大底幅HG(最大直径)を有する。最大底幅HGは、各ガイドリブ22のリブ幅より幅広(大径)である。
【0041】
各液体ガイド23は、図10乃至図13に示すように、ガイドリング21の径方向において、リング中心線g及びガイドリング21の内周21a(内周面)の間に配置される。各液体ガイド23は、ガイドリング21のリング中心線gを中心とする円C1と同一半径r1の円C2上に配置される。各液体ガイド23は、円錐中心線mを円C2に位置(一致)して配置される。各液体ガイド23は、ガイドリング21の周方向Cにおいて、各液体ガイド23の間に穴角度θAと同一のガイド角度θBを隔てて配置される。ガイド角度θBは、120度(120°)である。
【0042】
各液体ガイド23は、図10図11図13及び図14に示すように、ガイド角度θBを隔てる各ガイドリブ22に載置される。各液体ガイド23は、円錐底面23Bを各ガイドリブ22のリブ表面22Aに当接して、各ガイドリブ22に固定される。各液体ガイド23は、図11及び図13に示すように、ガイドリング21(液体ガイド体3)の周方向Cにおいて、円錐底面23Bを各ガイドリブ22から各流通穴25に突出して、各ガイドリブ22に固定される。各液体ガイド23は、ガイドリング21のリング中心線gの方向Gにおいて、各ガイドリブ22のリブ表面22Aから突出して、各ガイドリブ22に立設される。
【0043】
各連結突起24は、図10乃至図14に示すように、ガイドリブ22のリブ幅と同一の板厚さを有する台形平板(平板突起)に形成される。各連結突起24は、板厚さ方向に板表面24A及び板裏面24Bを有する。各連結突起24(台形平板)は、台形上面24C、台形底面24D及び一対の台形側面24E,24Fを有する。
【0044】
各連結突起24は、図12及び図14に示すように、連結穴溝29及び一対の連結凸部30,31を有する。連結穴溝29は、連結突起(台形平板)を貫通して、板表面24A及び板裏面24Bに開口され、及び台形上面24Cに開口される。各連結凸部30,31は、連結穴溝29及び各台形側面24E,24Fの間に形成される。
【0045】
各連結突起24は、図10及び図12に示すように、ガイドリング21の径方向において、リング中心線g及びガイドリング21の内周21a(内周面)の間に配置される。各連結突起24は、円C2上に配置される。各連結突起24は、ガイドリング21(液体ガイド体3)の周方向Cにおいて、各連結突起24の間にガイド角度θBと同一の突起角度θCを隔てて、各液体ガイド23の間に配置される。各連結突起24は、突起角度θCを隔てる各ガイドリブ22において、各液体ガイド23の間の各ガイドリブ22に載置される。
各連結突起24(台形平板)は、板表面24A及び板裏面24Bをガイドリング21の周方向Cに向けて、台形底面24Dを各ガイドリブ22のリブ表面22Aに当接して、各ガイドリブ22に固定される。各連結突起24は、板表面24A及び板裏面24Bを各ガイドリブ22の各リブ幅端面に面一に配置して、各ガイドリブ22に固定される。
各連結突起24は、各液体ガイド23と同方向において、各ガイドリブ22のリブ表面22Aから突出して、ガイドリブ22に立設される。
【0046】
液体ガイド体3(ガイドリング21、各ガイドリブ22、各液体ガイド23及び各連結突起24)は、図1乃至図6に示すように、ノズル本体1に組込まれる。
液体ガイド体3は、図1乃至図6に示すように、液体ガイド23の円錐上面23Aを閉塞平板9に向けて、他方の筒端8Bから流入空間δ(筒体8内)に挿入される。液体ガイド体3は、筒体8と同心として、流入空間δに挿入される。
【0047】
各液体ガイド23は、図1乃至図5に示すように、各液体噴出穴2に配置される。各液体ガイド23は、流入空間δから各液体噴出穴2に配置される。各液体ガイド23は、各液体噴出穴2と同心に配置されて、円錐上面23A(一方の端面)から各液体噴出穴2内に挿入される。
各液体ガイド23は、図4及び図5に示すように、円錐側面23C(側面)及び各液体噴出穴2の円錐内周面2a(内周面)の間に隙間を隔てて、円錐上面23A(一方の端面)から各液体噴出穴2に挿入される。各液体ガイド23は、円錐底面23B側(円錐底面23B側の凹凸表面)を流入空間δに突出して配置される。各液体ガイド23は、凹凸表面(円錐側面23C)及び各液体噴出穴2の円錐内周面2a(内周面)の間に液体流路εを形成して、各液体噴出穴2と同心に配置して各液体噴出穴2に装着される。各液体ガイド23は、円錐上面23Aを閉塞平板9(ノズル平板/ノズル板)の他方の閉塞板平面9B(他方のノズル板表面)と面一に配置して、各液体噴出穴2内に装着される。液体流路εは、図4及び図5に示すように、凹凸表面(円錐側面23C/側面)及び液体噴出穴2の円錐内周面2aの間において、液体噴出穴2の周方向にわたって円環状に形成される。液体流路εは、液体噴出穴2の円錐内周面2aの全周にわたって環状(円環状)に形成される。液体流路εは、凹凸表面(円錐側面23C)の各凸部27(各凹部28)及び液体噴出穴2の円錐内周面2aの間において、液体噴出穴2の周方向(液体ガイド23の周方向K)にわたって環状(円環状)に形成される。液体流路εは、図5に示すように、液体噴出穴2の穴中心線fの方向Fにおいて、流入空間δ側から縮径しつつ閉塞平板9(ノズル平板/ノズル板)を貫通する環状(円環状)に形成される。液体流路εは、液体噴出穴2の穴中心線fの方向Fにおいて、閉塞平板9を貫通して、流入空間δに連通される。液体流路εは、液体噴出穴2の周方向にわたって、閉塞平板9(ノズル平板)の各閉塞板平面9A,9B(各ノズル板平面)に開口して、流入空間δに連通される。
【0048】
各連結突起24は、図3図5及び図7に示すように、流入空間δから各連結筒部10内に挿入される。各連結突起24は、他方の連結筒端10Bから各連結筒部10内に圧入される。各連結突起24は、台形上面24Cから各連結筒部10内に装着(圧入)される。各連結突起24は、各連結凸部30,31(各台形側面24E,24F)を各連結筒部10の円錐状の内周面10bに当接しつつ各連結筒部10に装着される。各連結凸部30,31は、円錐状の内周面10bの当接によって弾性変形されて、各連結筒部10の内周面10bに押付けられる。
各連結突起24は、各連結凸部30,31の内周面10bへの押付けによって、各連結筒部10(ノズル本体1)に固定される。
ガイドリング21、各ガイドリブ22及び各液体ガイド23は、図5及び図7に示すように、各連結突起24の各連結筒部10(ノズル本体1)への固定によって、ノズル本体1に固定される。
【0049】
ガイドリング21は、筒体8に同心として流入空間δに配置されて、ノズル本体1に固定される。ガイドリング21は、筒体8の筒中心線aの方向Aにおいて、リング表面21A(ガイドリング21)及び閉塞平板9(一方の閉塞板平面9A)の間にガイド間隔δAを隔てて、流入空間δに配置される。ガイド間隔δAは、ガイド高さLGから噴出穴長さLHを減算した間隔である(δA=LG-LH)。ガイドリング21は、筒体8の筒中心線aの方向において、ガイドリング21及び閉塞平板9(閉塞体)の間に流路空間γを区画する。ガイドリング21及び閉塞平板9は、筒体8の筒中心線aの方向Aにおいて、リング表面21A及び一方の閉塞板平面9A(各液体噴出穴2)の間にガイド間隔δAを隔てる流路空間γを区画する。
【0050】
各ガイドリブ22(連結突起24を載置する各ガイドリブ)は、図5及び図6に示すように、各連結突起24の各連結筒部10への挿入によって、リブ表面22Aを各連結筒部10の他方の連結筒端10Bに当接して、流入空間δに配置される。各ガイドリブ22は、他方の連結筒端10Bへの当接によって、筒体8の筒中心線aの方向Aにおいて、各ガイドリブ22(リブ表面22A)及び閉塞平板9(一方の閉塞板平面9A)の間にガイド間隔δAを隔てて流入空間δに配置される。
各ガイドリブ22は、筒体8の筒中心線aの方向Aにおいて、各ガイドリブ22及び閉塞平板9(閉塞体)の間に流路空間γを区画する。各ガイドリブ22及び閉塞平板9は、筒体8の筒中心線aの方向Aにおいて、リブ表面22A及び一方の閉塞板平面9A(液体噴出穴2)の間にガイド間隔δAを隔てる流路空間γを区画する。
各流通穴25は、筒体8の他方の筒端8B側の流入空間δ及び流路空間γに連通される。
【0051】
各液体ガイド23は、図5に示すように、各ガイドリブ22(リブ表面22A)の各連結筒部10(他方の連結筒端10B)への当接によって、円錐底面23B側(他方の端面側)を各液体噴出穴2から流路空間γに突出して配置される。各液体ガイド23は、円錐底面23B側(他方の端面側)の円錐側面23C(側面)を各液体噴出穴2から流路空間γに突出して配置される。各液体流路εは、液体噴出穴2の穴中心線fの方向Fにおいて、閉塞平板9を貫通して、流路空間γに連通される。
【0052】
図1乃至図5において、バブル液発生ノズルX1は、液体(例えば、水)が筒体8の他方の筒端8Bから流入空間δに流入される。流入空間δに流入した液体は、各流通穴25に流入して、各流通穴25を流れて、流路空間γに流出される。
流路空間γに流出した液体は、図4及び図5に示すように、円錐底面23B側の円錐側面23C(凹凸表面)に沿って流れて、各液体流路εに流入される。流路空間γに流出した液体は、流路空間γ(流入空間δ)に突出する円錐側面23C(凹凸表面)によって案内されて、各液体噴出穴2の全周から液体流路εに流入される。
【0053】
流路空間γ(流入空間δ)から液体流路εに流入した液体は、図4及び図5に示すように、液体流路ε[凹凸表面及び円錐内周面2a(内周面)の間]を流れることによって、流速を増加しつつ減圧されて、ノズル本体1(各液体噴出穴2)から噴射される。液体流路εに流入した液体は、凹凸表面(円錐側面23C)に沿って流れて、凹凸表面によって乱流となり、キャビテーションを発生する。液体流路εを流れる液体中の気体(空気)は、キャビテーション、乱流(流体抵抗)によって、液体から析出され、破砕(剪断)されて、多量のマイクロバブル及び多量のウルトラファインバブルとなる。マイクロバブル及びウルトラファインバブルは、液体流路εを流れる液体に混入、溶込んで、多量のマイクロバブル及び多量のウルトラファンバブルの混入、溶け込んだバブル液(バブル水)となる。バブル液は、液体流路εを流れて、各液体噴出穴2(液体流路ε)から噴射される。バブル液(バブル水)は、液体噴出穴2の周方向にわたって環状(円環状)に形成される液体流路ε[円錐内周面2a(内周面)及び凹凸表面の間]によって、液体流路εを環状(円環状)に流れて、環状(円環状)の液体膜(水の膜)に形成されて、各液体噴出穴2(液体流路ε)から噴射される。環状(円環状)の液体膜(水膜)は、柔らかな環状液膜(環状のバブル液膜)となって各液体噴出穴2(各液体流路ε)から噴射対象物に噴射されて、噴射対象物の汚れや雑菌を効果的に除去する。液体流路εは、液体流路εを流れる液体(バブル液)を環状(円環状)にして、環状の液体(バブル液/環状のバブル液膜)を液体噴出穴2から噴射する。
【0054】
第2実施形態のバブル液発生ノズルについて、図15乃至図23を参照して説明する。
図15乃至図23において、図1乃至図14と同一符号は、同一部材、同一構成であるので、その詳細な説明は省略する。
【0055】
図15乃至図23において、第2実施形態のバブル液発生ノズルX2(以下、「バブル液発生ノズルX2」という)は、ノズル本体1、複数(例えば、3つ)の液体噴出穴2(液体絞り穴)及び液体ガイド体33(液体ガイド34)を備える。
【0056】
液体ガイド体33(ガイド固定体)は、図20乃至図23に示すように、ガイドリング21,複数(例えば、6つ)のガイドリブ22(ガイド脚部)、複数(例えば、3つ)の液体ガイド34及び複数(例えば、3つ)の連結突起24を有する。
液体ガイド体33は、合成樹脂等によって、ガイドリング21、各ガイドリブ22、各液体ガイド34及び各連結突起24を一体に形成して構成される。
【0057】
各液体ガイド34は、図20乃至図23に示すように、一対の端面、及び各端面の間に配置(形成)される側面を有する立体形状に形成される。各液体ガイド34は、円錐状(円錐台)に形成される。各液体ガイド34は、円錐上面34A(一方の端面)、円錐底面34B(他方の端面)及び円錐側面34C(側面)を有する。各液体ガイド34の円錐側面23C(側面)は、円錐上面23A及び円錐底面23Bの間(各端面の間)に配置(形成)される。各液体ガイド34の円錐側面34C(側面)は、凸部35及び凹部36を配置した凹凸表面(凹凸形状)に形成される。各液体ガイド34の円錐側面34C(側面)は、複数の凸部35及び複数の凹部36を有して凹凸表面(凹凸形状)に形成される。
【0058】
複数の各凸部35は、図20乃至図23に示すように、円環状に形成される(円環状凸部)。各凸部35は、図25に示すように、液体ガイド34の円錐中心線nと同心に配置される。各凸部35は、円錐中心線nの方向Nにおいて、各凸部35に配置間隔sを隔てて配置される。
【0059】
複数の各凹部36は、図20乃至図23に示すように、円環状に形成される(円環状凹部)。各凹部36は、液体ガイド34の円錐中心線nと同心に配置される。各凹部36は、図25に示すように、円錐中心線nの方向Nにおいて、各凹部36の間に配置間隔sを隔てて、各凸部35の間に配置される。
【0060】
各凸部35及び各凹部36は、図23に示すように、液体ガイド34の円錐中心線nの方向Nにおいて、円錐上面34Aから円錐底面34Bに向かって段々に拡径して、円錐側面34C(側面)の凹凸表面を形成する[円錐側面34C(側面)を凹凸形状に形成する]。隣合う各凸部35において、円錐底面34B側の凸部35は、円錐上面34A側の凸部35より拡径して形成される。隣合う各凹部36において、円錐底面34B側の凹部36は、円錐上面34A側の凹部36より拡径して形成される。
【0061】
各液体ガイド34は、図23に示すように、円錐中心線nの方向Nにガイド高さLGを有する。各液体ガイド34は、図22に示すように、円錐底面34B側の最大直径HGを有する。
【0062】
各液体ガイド34は、図20乃至図22に示すように、ガイドリング21の径方向において、リング中心線g及びガイドリング21の内周21a(内周面)の間に配置される。各液体ガイド34は、ガイドリング21のリング中心線gを中心とする同一半径r1の円C2上に配置される。各液体ガイド34は、円錐中心線nを円C2に位置(一致)して配置される。各液体ガイド34は、ガイドリング21の周方向Cにおいて、各液体ガイド34の間にガイド角度θBを隔てて配置される。
【0063】
各液体ガイド34は、図20及び図22に示すように、ガイド角度θBを隔てる各ガイドリブ22に載置される。各液体ガイド34は、円錐底面34Bを各ガイドリブ22のリブ表面22Aに当接して、各ガイドリブ22に固定される。各液体ガイド34は、ガイドリング21(液体ガイド体3)の周方向Cにおいて、円錐底面34Bを各ガイドリブ22から各流通穴25に突出して、各ガイドリブ22に固定される。各液体ガイド34は、ガイドリング21のリング中心線gの方向Gにおいて、各ガイドリブ22のリブ表面22Aから突出して、各ガイドリブ22に立設される。
【0064】
バブル液発生ノズルX2において、各連結突起24は、図10乃至図14で説明したと同様に、各液体ガイド34の間に配置される(図20及び図21参照)。
【0065】
液体ガイド体33(ガイドリング21、各ガイドリブ22、各液体ガイド34及び各連結突起24)は、図15乃至図19に示すように、ノズル本体1に組込まれる。
液体ガイド体33は、液体ガイド34の円錐上面34Aを閉塞平板9に向けて、他方の筒端8Bから流入空間δ(筒体8内)に挿入される。液体ガイド体33は、筒体8と同心として、流入空間δに挿入される。
【0066】
各液体ガイド34は、図15乃至図19に示すように、各液体噴出穴2に配置される。各液体ガイド34は、流入空間δから各液体噴出穴2に配置される。各液体噴出穴2と同心に配置されて、各液体噴出穴2内に挿入される。
各液体ガイド34は、円錐側面34C(側面)及び各液体噴出穴2の円錐内周面2a(内周面)の間に隙間を隔てて、円錐上面34A(一方の端面)から各液体噴出穴2に挿入される。各液体ガイド34は、円錐底面34B側(円錐底面34B側の凹凸表面)を流入空間δに突出して配置される。各液体ガイド34は、図18及び図19に示すように、凹凸表面(円錐側面34C)及び各液体噴出穴2の円錐内周面2a(内周面)の間に液体流路τを形成して、各液体噴出穴2と同心に配置して各液体噴出穴2に装着される。各液体ガイド34は、円錐上面34Aを閉塞平板9(ノズル平板/ノズル板)の他方の閉塞板平面9B(他方のノズル板表面)と面一に配置して、各液体噴出穴2内に装着される。液体流路τは、図18及び図19に示すように、凹凸表面(円錐側面34C/側面)及び液体噴出穴2の円錐内周面2aの間において、液体噴出穴2の周方向にわたって環状(円環状)に形成される。液体流路τは、液体噴出穴2の円錐内周面2a(内周面)の全周にわたって環状(円環状)に形成される。液体流路τは、凹凸表面(円錐側面34C)の各凸部35(各凹部36)及び液体噴出穴2の円錐内周面2aの間において、液体噴出穴2の周方向(液体ガイド34の周方向)にわたって円環状(環状)に形成される。液体流路τは、液体噴出穴2の穴中心線fの方向Fにおいて、閉塞平板9(ノズル平板)を貫通する環状(円環状)に形成される。液体流路τは、液体噴出穴2の穴中心線fの方向Fにおいて、閉塞平板9を貫通して、流入空間δに連通される。液体流路τは、液体噴出穴2の周方向にわたって、閉塞平板9(ノズル平板)の各閉塞平面9A,9B(各ノズル板平面)に開口して、流入空間δ(流路空間γ)に連通される。
【0067】
バブル液発生ノズルX2において、各連結突起24は、図3図5及び図7で説明したと同様に、各連結凸部30,31の内周面10bへの押付けによって、各連結筒部10(ノズル本体1)に固定される(図19参照)。
ガイドリング21、各ガイドリブ22及び各液体ガイド34は、図19に示すように、各連結突起24の各連結筒部10(ノズル本体1)への固定によって、ノズル本体1に固定される。
【0068】
ガイドリング21は、筒体8と同心として流入空間δに配置されて、ノズル本体1に固定される。
【0069】
ガイドリング21は、図5で説明したと同様に、筒体8の筒中心線aの方向Aにおいて、ガイドリング21及び閉塞平板9(閉塞体)の間に流路空間γを区画する(図19参照)。各ガイドリブ22は、図5及び図6で説明したと同様に、筒体8の筒中心線aの方向Aにおいて、各ガイドリブ22及び閉塞平板9(閉塞体)の間に流路空間γを区画する(図19参照)。
【0070】
各液体ガイド34は、図19に示すように、各ガイドリブ22(リブ表面22A)の各連結筒部10(他方の連結筒端10B)への当接によって、円錐底面34B側(他方の端面側)を各液体噴出穴2から流路空間γに突出して配置される。各液体ガイド34は、円錐底面34B側(他方の端面側)の円錐側面34C(側面)を各液体噴出穴2から流路空間γに突出して配置される。各液体流路τは、液体噴出穴2の穴中心線fの方向Fにおいて、閉塞平板9を貫通して、流路空間γに連通される。
【0071】
図15乃至図19において、バブル液発生ノズルX2は、液体(例えば、水)が筒体8の他方の筒端8Bから流入空間δに流入される。流入空間δに流入した液体は、各流通穴25に流入して、各流通穴25を流れて、流路空間γに流出される。
流路空間γに流出した液体は、図18及び図19に示すように、円錐底面34B側の円錐側面34C(凹凸表面)に沿って流れて、各液体流路τに流入される。流路空間γに流出した液体は、流路空間γ(流入空間δ)に突出する円錐側面34C(凹凸表面)によって案内されて、各液体噴出穴2の全周から液体流路τに流入される。
【0072】
流路空間γ(流入空間δ)から液体流路τに流入した液体は、図18及び図19に示すように、液体流路τ(凹凸表面及び円錐内周面2aの間)を流れることによって、流速を増加しつつ減圧されて、ノズル本体1(各液体噴出穴2)から噴射される。液体流路τに流入した液体は、凹凸表面(円錐側面34C)に沿って流れて、凹凸表面によって乱流となり、キャビテーションを発生する。液体流路εを流れる液体中の気体(空気)は、キャビテーション、乱流(流体抵抗)によって、液体から析出され、破砕(剪断)されて、多量のマイクロバブル及び多量のウルトラファインバブルとなる。マイクロバブル及びウルトラファインバブルは、液体流路εを流れる液体に混入、溶込んで、多量のマイクロバブル及び多量のウルトラファンバブルの混入、溶け込んだバブル液(バブル水)となる。バブル液は、液体流路τを流れて、各液体噴出穴2(液体流路τ)から噴射される。バブル液(バブル水)は、液体噴出穴2の周方向にわたって環状(円環状)に形成される液体流路τ[円錐内周面2a(内周面)及び凹凸表面の間]によって、液体流路τを環状(円環状)に流れて、環状(円環状)の液体膜(水の膜)に形成されて、各液体噴出穴2(液体流路ε)から噴射される。環状(円環状)の液体膜(水膜)は、柔らかな環状液膜(環状のバブル液膜)となって各液体噴出穴2(液体流路τ)から噴射対象物に噴射されて、噴射対象物の汚れや雑菌を効果的に除去する。液体流路τは、液体流路τを流れる液体(バブル液)を環状(円環状)にして、環状の液体(バブル液/環状のバブル液膜)を液体噴出穴2から噴射する。
【0073】
第3実施形態のバブル液発生ノズルについて、図24乃至図32を参照して説明する。
図24乃至図32において、図1乃至図14と同一符号は、同一部材、同一構成であるので、その詳細な説明は省略する。
【0074】
図24乃至図32において、第3実施形態のバブル液発生ノズルX3(以下、「バブル液発生ノズルX3」という)は、ノズル本体1、複数(例えば、3つ)の液体噴出穴2(液体絞り穴)及び液体ガイド体43(液体ガイド44)を備える。
【0075】
液体ガイド体43(ガイド固定体)は、図29乃至図32に示すように、ガイドリング21,複数(例えば、6つ)のガイドリブ22(ガイド脚部)、複数(例えば、3つ)の液体ガイド44及び複数(例えば、3つ)の連結突起24を有する。
液体ガイド体43は、合成樹脂等によって、ガイドリング21、各ガイドリブ22、各液体ガイド44及び各連結突起24を一体に形成して構成される。
【0076】
各液体ガイド44は、図29乃至図32に示すように、一対の端面、及び各端面の間に配置(形成)される側面を有する立体形状に形成される。各液体ガイド44は、円錐状(円錐台)に形成される。各液体ガイド44は、円錐上面44A(一方の端面)、円錐底面44B(他方の端面)及び円錐側面44C(側面)を有する。各液体ガイド44の円錐側面44C(側面)は、円錐上面44A及び円錐底面44Bの間(各端面の間)に配置(形成)される。各液体ガイド44の円錐側面44C(側面)は、凸部45及び凹部46を配置した凹凸表面(凹凸形状)に形成される。各液体ガイド44の円錐側面44Cは、凸部45及び凹部46を有する凹凸表面(凹凸形状)に形成される。
【0077】
凸部45は、図29乃至図32に示すように、螺旋状に形成される(螺旋状凸部)。凸部45は、例えば、断面円弧状に形成される。
【0078】
凹部46は、図29乃至図32に示すように、螺旋状に形成される(螺旋状凹部)。凹部46は、螺旋線状の凸部45の間に配置される。
【0079】
凸部45及び凹部46は、図32に示すように、液体ガイド44の円錐中心線pと同心に配置される。凸部45及び凹部46は、液体ガイド43の円錐中心線pの方向Pにおいて、円錐底面44Bから円錐上面44Aに向けて縮径しつつ螺旋線状に延在して、円錐上面44A及び円錐底面44Bの間に配置され、円錐側面44C(側面)の凹凸表面を形成する[円錐側面44C(側面)を凹凸形状に形成する]。
【0080】
各液体ガイド44は、図36に示すように、円錐中心線pの方向Pにガイド高さLGを有する。各液体ガイド44は、図31に示すように、円錐底面34B側の最大底幅HGを有する。
【0081】
各液体ガイド44は、図29乃至図32に示すように、ガイドリング21の径方向において、リング中心線g及びガイドリング21の内周21a(内周面)の間に配置される。各液体ガイド44は、ガイドリング21のリング中心線gを中心とする半径r1の円C2上に配置される。各液体ガイド44は、円錐中心線pを円C2に位置(一致)して配置される。各液体ガイド44は、ガイドリング21の周方向Cにおいて、各液体ガイド44の間にガイド角度θBを隔てて配置される。
【0082】
各液体ガイド44は、図30に示すように、ガイド角度θBを隔てる各ガイドリブ22に載置される。各液体ガイド44は、円錐底面44Bを各ガイドリブ22のリブ表面22Aに当接して、各ガイドリブ22に固定される。
各液体ガイド44は、図30及び図31に示すように、ガイドリング21(液体ガイド体3)の周方向Cにおいて、円錐底面44Bを各ガイドリブ22から各流通穴25に突出して、各ガイドリブ22に固定される。
各液体ガイド44は、ガイドリング21のリング中心線gの方向Gにおいて、各ガイドリブ22のリブ表面22Aから突出して、各ガイドリブ22に立設される。
【0083】
バブル液発生ノズルX3において、各連結突起24は、図10乃至図14で説明したと同様に、各液体ガイド44の間に配置される(図28参照)。
【0084】
液体ガイド体43(ガイドリング21、各ガイドリブ22、各液体ガイド44及び各連結突起24)は、図24乃至図28に示すように、ノズル本体1に組込まれる。
液体ガイド体43は、液体ガイド44の円錐上面44Aを閉塞平板9に向けて、他方の筒端8Bから流入空間δ(筒体8内)に挿入される。液体ガイド体43は、筒体8と同心として、流入空間δに挿入される。
【0085】
各液体ガイド44は、図24乃至図28に示すように、各液体噴出穴2に配置される。各液体ガイド44は、流入空間δから各液体噴出穴2に配置される。各液体ガイド44は、各液体噴出穴2と同に配置されて、各液体噴出穴2に配置される。
各液体ガイド44は、図29及び図30に示すように、円錐側面44C(側面)及び各液体噴出穴2の円錐内周面2a(内周面)の間に隙間を隔てて、円錐上面44A(一方の端面)から各液体噴出穴2に挿入される。各液体ガイド44は、図28に示すように、凹凸表面(円錐側面44C)及び各液体噴出穴2の円錐内周面2a(内周面)の間に液体流路σを形成して、各液体噴出穴2と同心に配置して各液体噴出穴2に装着される。各液体ガイド44は、円錐上面44Aを閉塞平板9(ノズル平板/ノズル板)の他方の閉塞板平面9B(他方のノズル板表面)と面一に配置して、各液体噴出穴2内に装着される。液体流路σは、図27及び図28に示すように、凹凸表面(円錐側面44C/側面)及び液体噴出穴2の円錐内周面2aの間において、液体噴出穴2の周方向にわたって環状(円環状)に形成される。液体流路σは、液体噴出穴2の円錐内周面2aの全周にわたって環状(円環状)に形成される。液体流路σは、凹凸表面(円錐側面44C)の凸部45及び液体噴出穴2の円錐内周面2aの間において、液体噴出穴2の周方向(液体ガイド44の周方向)にわたって円環状(環状)に形成される。液体流路σは、図28に示すように、液体噴出穴2の穴中心線fの方向Fにおいて、流入空間δ側から縮径しつつ閉塞平板9(ノズル平板/ノズル板)を貫通する環状(円環状)に形成される。液体流路σは、液体噴射穴2の穴中心線fの方向Fにおいて、閉塞平板9を貫通して、流入空間δに連通される。液体流路σは、液体噴出穴2の周方向にわたって、閉塞平板9(ノズル平板)の各閉塞板平面9A,9B(各ノズル板平面)に開口して、流入空間δ(流路空間γ)に連通される。
【0086】
バブル液発生ノズルX3において、各連結突起24は、図3図5及び図7で説明したと同様に、各連結凸部30,31の内周面10bへの押付けによって、各連結筒部10(ノズル本体1)に固定される(図28図35及び図36参照)。
ガイドリング21、各ガイドリブ22及び各液体ガイド44は、図35及び図36に示すように、各連結突起24の各連結筒部10(ノズル本体1)への固定によって、ノズル本体1に固定される。
【0087】
ガイドリング21は、筒体8と同心として流入空間δに配置されて、ノズル本体1に固定される。
【0088】
ガイドリング21は、図5で説明したと同様に、筒体8の筒中心線aの方向Aにおいて、ガイドリング21及び閉塞平板9(閉塞体)の間に流路空間γを区画する(図28参照)。各ガイドリブ22は、図5及び図6で説明したと同様に、筒体8の筒中心線aの方向Aにおいて、各ガイドリブ22及び閉塞平板9(閉塞体)の間に流路空間γを区画する(図28参照)。
【0089】
各液体ガイド44は、図28に示すように、各ガイドリブ22(リブ表面22A)の各連結筒部10(他方の連結筒端10B)への当接によって、円錐底面44B側(他方の端面側)を各液体噴出穴2から流路空間γに突出して配置される。各液体ガイド44は、円錐底面44B側(他方の端面側)の円錐側面44C(側面)を各液体噴出穴2から流路空間γに突出して配置される。各液体流路σは、液体噴出穴2の穴中心線fの方向Fにおいて、閉塞平板9を貫通して、流路空間γに連通される。
【0090】
図24乃至図28において、バブル液発生ノズルX3は、液体(例えば、水)が筒体8の他方の筒端8Bから流入空間δに流入される。流入空間δに流入した液体は、各流通穴25に流入して、各流通穴25を流れて、流路空間γに流出される。
流路空間γに流出した液体は、図27及び図28に示すように、円錐底面44B側の円錐側面44C(凹凸表面)に沿って流れて、各液体流路σに流入される。流路空間γに流出した液体は、流路空間γ(流入空間δ)に突出する円錐側面44C(凹凸表面)によって案内されて、各液体噴出穴2の全周から液体流路σに流入される。
【0091】
流路空間γ(流入空間δ)から液体流路σに流入した液体は、図27及び図28に示すように、液体流路σ[凹凸表面及び円錐内周面2a(内周面)の間]を流れることによって、流速を増加しつつ減圧されて、ノズル本体1(各液体噴出穴2)から噴射される。液体流路σに流入した液体は、凹凸表面(円錐側面44C)に沿って流れて、凹凸表面によって乱流となり、キャビテーションを発生する。液体流路εを流れる液体中の気体(空気)は、キャビテーション、乱流(流体抵抗)によって、液体から析出され、破砕(剪断)されて、多量のマイクロバブル及び多量のウルトラファインバブルとなる。マイクロバブル及びウルトラファインバブルは、液体流路εを流れる液体に混入、溶込んで、多量のマイクロバブル及び多量のウルトラファンバブルの混入、溶け込んだバブル液(バブル水)となる。バブル液は、液体流路σを流れて、各液体噴出穴2(液体流路τ)から噴射される。バブル液(バブル水)は、液体噴出穴2の周方向にわたって環状(円環状)に形成される液体流路σ[円錐内周面2a(内周面)及び凹凸表面の間]によって、液体流路σを環状(円環状)に流れて、環状(円環状)の液体膜(水の膜)に形成されて、各液体噴出穴2(液体流路ε)から噴射される。環状(円環状)の液体膜(水膜)は、柔らかな環状液膜(環状のバブル液膜)となって各液体噴出穴2から噴射対象物に噴射されて、噴射対象物の汚れや雑菌を効果的に除去する。液体流路σは、液体流路σを流れる液体(バブル液)を環状(円環状)にして、環状の液体(バブル液/環状のバブル液膜)を液体噴出穴2から噴射する。
【0092】
第4実施形態のバブル液発生ノズルについて、図33乃至図42を参照して説明する。
図33乃至図42において、図1乃至図14と同一符号は、同一部材、同一構成であるので、その詳細な説明は省略する。
【0093】
図33乃至図42において、第4実施形態のバブル液発生ノズルX4(以下、「バブル液発生ノズルX4」という)は、ノズル本体1、複数(例えば、3つ)の液体噴出穴2(液体絞り穴)及び液体ガイド体53(液体ガイド54)を備える。
【0094】
各液体噴出穴2の円錐内周面2a(内周面)は、図38及び図39に示すように、凸部55及び凹部56を配置した凹凸表面(凹凸形状)に形成される。各液体噴出穴2の円錐内周面2a(内周面)は、凸部55及び凹部56を有する凹凸表面(凹凸形状)に形成される。
【0095】
凸部55は、図38及び図39に示すように、螺旋状に形成される(螺旋状凸部)。凸部55は、例えば、断面円弧状(断面円弧形状)に形成される。
【0096】
凹部56は、図38及び図39に示すように、螺旋状に形成される(螺旋状凹部)。凹部56は、螺旋状の凸部55の間に配置される。
【0097】
凸部55及び凹部56は、図39に示すように、液体噴出穴2の穴中心線fと同心に配置される。凸部55及び凹部56は、液体噴出穴2の穴中心線fの方向Fにおいて、流入空間δ側の一方の開口2A(一方の閉塞板平面9A)から他方の開口2B(他方の閉塞板平面9B)に向けて縮径しつつ螺旋状に延在して、閉塞平板9の各閉塞板平面9A,9Bの間(液体噴出穴2の各開口2A,2Bの間)に配置されて、円錐内周面2a(内周面)に凹凸表面を形成する[円錐内周面2a(内周面)を凹凸形状に形成する]。
【0098】
液体ガイド体53(ガイド固定体)は、図40乃至図42に示すように、ガイドリング21、複数(例えば、6つ)のガイドリブ22(ガイド脚部)、複数(例えば、3つ)の液体ガイド54及び複数(3つ)の連結突起24を有する。
液体ガイド体53は、合成樹脂によって、ガイドリング21、各ガイドリブ22、各液体ガイド54及び各連結突起24を一体に形成して構成される。
【0099】
各液体ガイド54は、図40乃至図42に示すように、一対の端面、及び各端面の間に配置(形成)される側面を有する立体形状に形成される。各液体ガイド54は、円錐状(円錐台)に形成される。各液体ガイド54は、円錐上面54A(一方の端面)、円錐底面54B(他方の端面)及び円錐側面54C(側面)を有する。各液体ガイド54の円錐側面54C(側面)は、円錐上面54A及び円錐底面54Bの間(各端面の間)に配置(形成)される。
【0100】
各液体ガイド54は、図42に示すように、円錐中心線qの方向Qにガイド高さLGを有する。各液体ガイド54は、図41に示すように、円錐底面54Bの最大底幅HGを有する。
【0101】
各液体ガイド54は、図40乃至図42に示すように、ガイドリング21の径方向において、リング中心線g及びガイドリング21の内周21a(内周面)の間に配置される。
各液体ガイド54は、ガイドリング21のリング中心線gを中心とする円C1と同一半径r1の円C2上に配置される。各液体ガイド54は、円錐中心線qを円C2に位置(一致)して配置される。各液体ガイド54は、ガイドリング21の周方向Cにおいて、各液体ガイド54の間にガイド角度θBを隔てて配置される。
【0102】
各液体ガイド54は、図41に示すように、ガイド角度θBを隔てる各ガイドリブ22に載置される。各液体ガイド54は、円錐底面54Bを各ガイドリブ22のリブ表面22Aに当接して、各ガイドリブ22に固定される。各液体ガイド54は、図45図46及び図48に示すように、ガイドリング21(液体ガイド体53)の周方向Cにおいて、円錐底面54Bを各ガイドリブ22から各流通穴25に突出して、各ガイドリブ22に固定される。各液体ガイド54は、ガイドリング21のリング中心線gの方向Gにおいて、各ガイドリブ22のリブ表面22Aから突出して、各ガイドリブ22に立設される。
【0103】
バブル液発生ノズルX4において、各連結突起24は、図10乃至図14で説明したと同様に、各液体ガイド54の間に配置される(図41参照)。
【0104】
液体ガイド体53(ガイドリング21、各ガイドリブ22、各液体ガイド54及び各連結突起24)は、図33乃至図37に示すように、ノズル本体1に組込まれる。
液体ガイド体53は、液体ガイド54の円錐上面54Aを閉塞平板9に向けて、他方の筒端8Bから流入空間δ(筒体8内)に挿入される。液体ガイド体53は、筒体8と同心として、流入空間δに挿入される。
【0105】
各液体ガイド54は、図33乃至図37に示すように、各液体噴出穴2に配置される。各液体ガイド54は、流入空間δから各液体噴出穴2に配置される。各液体ガイド54は、各液体噴出穴2と同心に配置されて、各液体噴出穴2内に挿入される。
各液体ガイド54は、図36及び図37に示すように、円錐側面54C(側面)及び各液体噴出穴2の円錐内周面2a(内周面)の間に隙間を隔てて、円錐上面54A(一方の端面)から各液体噴出穴2に挿入される。各液体ガイド54は、図37に示すように、円錐底面54B側(円錐底面54B側の円錐側面54C)及び各液体噴出穴2の凹凸表面(円錐内周面2a)の間に液体流路λを形成して、各液体噴出穴2と同心に配置して各液体噴出穴2に装着される。各液体ガイド54は、円錐上面54Aを閉塞平板9(ノズル平板/ノズル板)の他方の閉塞板平面9B(他方のノズル板表面)と面一に配置して、各液体噴出穴2内に装着される。液体流路λは、図36及び図37に示すように、凹凸表面(円錐内周面2a)及び液体ガイド54の円錐側面54Cの間において、液体噴出穴2(液体ガイド54)の周方向にわたって環状(円環状)に形成される。液体流路λは、液体噴出穴2の円錐内周面2a(液体ガイド54の円錐側面54C)の全周にわたって環状(円環状)に形成される。液体流路λは、凹凸表面(円錐内周面)の凸部55(又は凹部56)及び液体ガイド54の円錐側面54Cの間において、液体噴出穴2の周方向(液体ガイド54の周方向)にわたって円環状(環状)に形成される。液体流路λは、図37に示すように、液体噴出穴2の穴中心線fの方向Fにおいて、流入空間δ側から縮径しつつ閉塞平板9(ノズル平板/ノズル板)を貫通する環状(円環状)に形成される。液体流路λは、液体噴出穴2の穴中心線fの方向Fにおいて、閉塞平板9を貫通して、流入空間δに連通される。液体流路λは、液体噴出穴2(液体ガイド54)の周方向にわたって、閉塞平板9(ノズル平板)の各閉塞板平面9A,9B(各ノズル板平面)に開口して、流入空間δ(流路空間γ)に連通される。
【0106】
バブル液発生ノズルX4において、各連結突起24は、図3図5及び図7で説明したと同様に、各連結凸部30,31の内周面10bへの押付けによって、各連結筒部10(ノズル本体1)に固定される(図37参照)。
ガイドリング21、各ガイドリブ22及び各液体ガイド54は、図41に示すように、各連結突起24の各連結筒部10(ノズル本体1)への固定によって、ノズル本体1に固定される。
【0107】
ガイドリング21は、図37に示すように、筒体8と同心として流入空間δに配置されて、ノズル本体1に固定される。
【0108】
ガイドリング21は、図5で説明したと同様に、筒体8の筒中心線aの方向Aにおいて、ガイドリング21及び閉塞平板9(閉塞体)の間に流路空間γを区画する(図37参照)。
各ガイドリブ22は、図5及び図6で説明したと同様に、筒体8の筒中心線aの方向Aにおいて、各ガイドリブ22及び閉塞平板9(閉塞体)の間に流路空間γを区画する(図37参照)。
【0109】
各液体ガイド54は、図37に示すように、各ガイドリブ22(リブ表面22A)の各連結筒部10(他方の連結筒端10B)への当接によって、円錐底面54B側(円錐底面54B側の円錐側面54C)を各液体噴出穴2から流路空間γに突出して配置される。各液体流路λは、液体噴出穴2の穴中心線fの方向Fにおいて、閉塞平板9を貫通して、流路空間γに連通される、
【0110】
図33乃至図37において、バブル液発生ノズルX4は、液体(例えば、水)が筒体8の他方の筒端8Bから流入空間δに流入される。流入空間δに流入した液体は、各流通穴25に流入して、各流通穴25を流れて、流路空間γに流出される。
流路空間γに流入した液体は、図36及び図37に示すように、円錐底面54B側の円錐側面54Cに沿って流れて、各液体流路λに流入される。流路空間γに流出した液体は、流路空間γ(流入空間δ)に突出する円錐側面53Cによって案内されて、各液体噴出穴2の全周から液体流路λに流入される
【0111】
流路空間γ(流入空間δ)から液体流路λに流入した液体は、図36及び図37に示すように、液体流路λ(凹凸表面及び円錐側面54Cの間)を流れることによって、流速を増加しつつ減圧されて、ノズル本体1(各液体噴出穴2)から噴射される。液体流路λに流入した液体は、凹凸表面(円錐内周面2a)に沿って流れて、凹凸表面にとって乱流となり、キャビテーションを発生する。液体流路λを流れる液体中の気体(空気)は、キャビテーション、乱流(流体抵抗)によって、液体から析出され、破砕(剪断)されて、多量のマイクロバブル及び多量のウルトラファインバブルとなる。マイクロバブル及びウルトラファインバブルは、液体流路λを流れる液体に混入、溶込んで、多量のマイクロバブル及び多量のウルトラファインバブルの混入、溶込んだバブル液(バブル水)となる。バブル液は、液体流路λを流れて、各液体噴出穴2(液体流路λ)から噴射される。バブル液は、液体噴出穴2の周方向にわたって形成される環状(円環状)の液体流路λ[円錐側面54C(側面)及び凹凸表面の間]によって、液体流路λを環状(円環状)に流れて、環状(円環状)の液体膜(水の膜)に形成されて、各液体噴出穴2から噴射される。環状(円環状)の液体膜(水膜)は、柔らかな環状液膜(環状のバブル液膜)となって各液体噴出穴2(液体流路λ)から噴射対象物に噴射されて、噴射対象物の汚れや雑菌を効果的に除去する。液体流路λは、液体流路λを流れる液体(バブル液)を環状(円環状)にして、環状の液体(バブル液/環状のバブル液膜)を液体噴出穴2から噴射する。
【0112】
第5実施形態のバブル液発生ノズルについて、図43乃至図51を参照して説明する。
図43乃至図51において、図1乃至図14と同一符号は、同一部材、同一構成であるので、その詳細な説明は省略する。
【0113】
図43乃至図51において、第5実施形態のバブル液発生ノズルY1(以下、「バブル液発生ノズルY1」という)は、ノズル本体1、複数(例えば、3つ)の液体噴出穴62及び液体ガイド体63(液体ガイド64)を備える。
【0114】
各液体噴出穴62は、図43図44図46及び図47に示すように、閉塞平板9(ノズル本体1)に形成される。各液体噴出穴62は、筒体8の径方向において、筒体8の筒中心線a及び筒体8の外周8a(外周面)の間に配置される。各液体噴出穴62は、円C1上に配置される。各液体噴出穴62は、穴中心線vを円C1に位置(一致)して配置される。各液体噴出穴62は、筒体8の周方向Cにおいて、各液体噴出穴62の間に穴角度θAを隔てて配置される。各液体噴出穴62は、筒体8の周方向Cにおいて、各連結筒部10の間(各連結筒部10の間の中央)に配置される。
【0115】
各液体噴出穴62は、図47に示すように、筒体8の筒中心線aの方向Aにおいて、閉塞平板9(閉塞体)を貫通して、閉塞平板9の各閉塞板平面9A,9Bに開口する。各液体噴出穴62は、筒体8の筒中心線aの方向Aにおいて、閉塞平板9(閉塞体)を貫通する円形穴に形成される。
各液体噴出穴62は、穴中心線vの方向Vにおいて、噴出穴長さLHを有する。
【0116】
液体ガイド体63(ガイド固定体)は、図48乃至図51に示すように、ガイドリング21、複数(例えば、6本)のガイドリブ22(ガイド脚)、複数(例えば、3つ)の液体ガイド64、及び複数(例えば、3つ)の連結突起24を有する。
【0117】
各液体ガイド64は、図48乃至図51に示すように、一対の端面、及び各端面の間に配置(形成)される側面を有する立体形状に形成される。各液体ガイド64は、円柱状(円柱体)に形成される。各液体ガイド64は、円形上面64A(一方の円形端面/一方の端面)、円形底面64B(他方の円形端面/他方の端面)及び外周側面64C(外周面/側面)を有する。各液体ガイド64の外周側面64C(側面)は、円形上面64A及び円形底面64Bの間(各端面の間)に配置(形成)される。各液体ガイド64の外周側面64C(側面)は、凸部65及び凹部66を配置した凹凸表面(凹凸形状)に形成される。各液体ガイド64の外周側面64C(側面)は、複数の凸部65及び複数の凹部66を有する凹凸表面(凹凸形状)に形成される。
【0118】
複数の凸部65は、図48図50及び図51に示すように、線状(線条)に形成される(線状凸部/線条凸部)。各凸部65は、液体ガイド64の周方向Kにおいて、各凸部65の間に配置角度θYを隔てて配置される。各凸部65は、液体ガイド64の円錐中心線оと直交する断面を台形状(以下、「断面台形状」という)にして形成される。
【0119】
複数の各凹部66は、図48図50及び図51に示すように、線状(線条)に形成される(線状凹部/線条凹部)。各凹部66は、液体ガイド64の周方向Kにおいて、各凹部66の間に配置角度θYを隔てて各凸部65の間に形成(配置)される。
各凸部65は、例えば、断面台形状を有して、液体ガイド64の周方向Kに連続して形成(配置)され、各凹部66は、液体ガイド64の周方向Kに連続する各凸部65の間に配置(形成)される。
【0120】
各凸部65及び各凹部66は、図51に示すように、液体ガイド64の円柱中心線оの方向Oにおいて、円形上面64A側(円形上面)及び円形底面64Bの間に延在されて、外周側面64C(側面)に凹凸表面を形成する[外周側面64C(側面)を凹凸形状に形成する。
【0121】
各液体ガイド64は、図51に示すように、円柱中心線оの方向Oにガイド高さLGを有する。ガイド高さLGは、液体噴出穴62の噴出穴長さLHより高くされる。各液体ガイド64は、図50に示すように、円形底面64Bの最大直径HGを有する。
【0122】
各液体ガイド64は、図48乃至図51に示すように、ガイドリング21の径方向において、リング中心線g及びガイドリング21の内周21a(内周面)の間に配置される。各液体ガイド64は、ガイドリング21のリング中心線gを中心とする半径r1の円C2上に配置される。各液体ガイド64は、円柱中心線оを円C2に位置(一致)して配置される。各液体ガイド64は、ガイドリング21の周方向Cにおいて、各液体ガイド64の間にガイド角度θBを隔てて配置される。
【0123】
各液体ガイド64は、図48乃至図50に示すように、ガイド角度θBを隔てる各ガイドリブ22に載置される。各液体ガイド64は、円形底面64Bを各ガイドリブ22のリブ表面22Aに当接して、各ガイドリブ22に固定される。
各液体ガイド64は、ガイドリング21(液体ガイド64)の周方向Cにおいて、円形底面64B(外周側面64C)を各ガイドリブ22から各流通穴25に突出して、各ガイドリブ22に固定される。
各液体ガイド64は、ガイドリング21のリング中心線gの方向Gにおいて、ガイドリブ22のリブ表面22Aから突出して、ガイドリブ22に立設される。
【0124】
バブル液発生ノズルY1において、各連結突起24は、図10乃至図14で説明したと同様に、各液体ガイド64の間に配置される(図49参照)。
【0125】
液体ガイド体63(ガイドリング21、各ガイドリブ22、各液体ガイド64及び各連結突起24)は、図43乃至図47に示すように、ノズル本体1に組込まれる。
液体ガイド体63は、液体ガイド64の円形上面64Aを閉塞平板9に向けて、他方の筒端8Bから流入空間δ(筒体8内)に挿入される。液体ガイド体63は、筒体8と同心として、流入空間δに挿入される。
【0126】
各液体ガイド64は、図43乃至図47に示すように、各液体噴出穴62に配置される。各液体ガイド64は、流入空間δから各液体噴出穴62に配置される。各液体噴出穴62と同心に配置されて、各液体噴出穴62に配置される。
各液体ガイド64は、図46及び図47に示すように、外周側面64C(側面)及び各液体噴出穴62の内周面62a(円形内周面)の間に隙間を隔てて、円形上面64A(一方の端面)から各液体噴出穴2に挿入される。各液体ガイド64は、図47に示すように、凹凸表面(外周側面64C)及び各液体噴出穴62の内周面62aの間に液体流路βを形成して、各液体噴出穴62と同心に配置して各液体噴出穴52に装着される。各液体ガイド64は、円形上面64Aを閉塞平板9(ノズル平板/ノズル板)の他方の閉塞板平面9B(他方のノズル板表面)と面一に配置して、各液体噴出穴2内に装着される。各液体流路β1は、図46及び図47に示すように、凹凸表面(外周側面64C/側面)及び液体噴出穴62の内周面62aの間において、液体噴出穴62の周方向にわたって環状(円環状)に形成される。液体流路β1は、液体噴出穴2の内周面62aの全周にわたって環状(円環状)に形成される。液体流路β1は、凹凸表面(外周側面64C)の各凸部65及び液体噴出穴62の内周面62aの間において、液体噴出穴62の周方向(液体ガイド64の周方向)にわたって円環状(環状)に形成される。液体流路λは、図47に示すように、液体噴出穴62の穴中心線vの方向Vにおいて、閉塞板9(ノズル平板)を貫通する環状(円環状)に形成される。液体流路β1は、液体噴出穴62の穴中心線vの方向Vにおいて、閉塞平板9を貫通して、流入空間δに連通される。液体流路β1は、液体噴出穴2の周方向にわたって、閉塞平板9(ノズル平板)の各閉塞板平面9A,9B(各ノズル板平面)に開口して、流入空間δ(流路空間γ)に連通される。
【0127】
バブル液発生ノズルY1において、各連結突起24は、図3図5及び図7で説明したと同様に、各連結凸部30,31の内周面10bへの押付けによって、各連結筒部10(ノズル本体1)に固定される(図47参照)。
ガイドリング21、各ガイドリブ22及び各液体ガイド64は、図47に示すように、各連結突起24の各連結筒部10(ノズル本体1)への固定によって、ノズル本体1に固定される。
【0128】
ガイドリング21は、筒体8と同心として流入空間δに配置されて、ノズル本体1に固定される。
【0129】
ガイドリング21は、図5で説明したと同様に、筒体8の筒中心線aの方向Aにおいて、ガイドリング21及び閉塞平板9(閉塞体)の間に流路空間γを区画する(図47参照)。
各ガイドリブ22は、図5及び図6で説明したと同様に、筒体8の筒中心線aの方向Aにおいて、各ガイドリブ22及び閉塞平板9(閉塞体)の間に流路空間γを区画する(図47参照)。
【0130】
各液体ガイド64は、図47に示すように、各ガイドリブ22(リブ表面22A)の各連結筒部10(他方の連結筒端10B)への当接によって、円形底面64B側(他方の端面側)を各液体噴出穴62から流路空間γに突出して配置される。各液体ガイド64は、円形底面64B側(他方の端面側)の外周側面64C(側面)を各液体噴出穴62から流路空間γに突出して配置される。各液体流路β1は、液体噴出穴62の穴中心線vの方向Vにおいて、閉塞平板9を貫通して、流路空間γに連通される。
【0131】
図43乃至図47において、バブル液発生ノズルY1は、液体(例えば、水)が筒体8の他方の筒端8Bから流入空間δに流入される。流入空間δに流入した液体は、各流通穴25に流入して、各流通穴25を流れて、流路空間γに流出される。
流路空間γに流出した液体は、図46及び図47に示すように、円形底面64B側の外周側面64C(凹凸表面)に沿って流れて、各液体流路β1に流入される。流路空間γに流出した液体は、流路空間γに突出する外周側面64C(凹凸表面)によって案内されて、各液体噴出穴2の全周から液体流路β1に流入される。
【0132】
流路空間γ(流入空間δ)から液体流路β1に流入した液体は、図47に示すように、液体流路β1(凹凸表面及び内周面62aの間)を流れることによって、流速を増加しつつ減圧されて、ノズル本体1(各液体噴出穴62)から噴射される。液体流路β1に流入した液体は、凹凸表面(外周側面64C)に沿って流れて、凹凸表面によって乱流となり、キャビテーションを発生する。液体流路β1を流れる液体中の気体(空気)は、キャビテーション、乱流(流体抵抗)によって、液体から析出され、破砕(剪断)されえ、多量のマイクロバブル及び多量のウルトラファインバブルとなる。マイクロバブル及びウルトラファンバブルは、液体流路β1を流れる液体に混入、溶込んで、多量のマイクロバブル及び多量のウルトラファインバブルの混入、溶込んだバブル液(バブル水)となる。バブル液は、液体流路β1を流れて、各液体噴出穴62(液体流路β1)から噴射される。バブル液(バブル水)は、液体噴出穴62の周方向にわたって環状(円環状)に形成される液体流路β1(内周面62a及び凹凸表面の間)によって、液体流路β1を環状(円環状)に流れて、環状(円環状)の液体膜(水の膜)に形成されて、各液体噴出穴62(液体流路β1)から噴射される。環状(円環状)の液体膜(水膜)は、柔らかな環状液膜(環状のバブル液膜)となって各液体噴出穴2から噴出対象物に噴射されて、噴射対象物の汚れや雑菌を効果的に除去する。液体流路β1は、液体流路β1を流れる液体(バブル液)を環状(円環状)にして、環状の液体(バブル液/環状のバブル液膜)を液体噴出穴62から噴射する。
【0133】
第6実施形態のバブル液発生ノズルについて、図52乃至図62を参照して説明する。
図52乃至図62において、図1乃至図14、及び図43乃至図51と同一の符号は、同一部材、同一構成であるので、その詳細な説明は省略する。
【0134】
図52乃至図62において、第6実施形態のバブル液発生ノズルY2(以下、「バブル液発生ノズルY2」という)は、ノズル本体1、複数(例えば、3つ)の液体噴出穴62、及び液体ガイド体73(液体ガイド74)を備える。
【0135】
各液体噴出穴62の内周面62a(円形内周面)は、図57乃至図60に示すように、凸部75及び凹部76を配置した凹凸表面(凹凸形状)に形成される。各液体噴出穴62の内周面62aは、複数の凸部75及び複数の凹部76を有する凹凸表面(凹凸形状)に形成される。
【0136】
複数の各凸部75は、図59及び図60に示すように、線状(線条)に形成される(線条凸部/線条凸部)。各凸部75は、液体噴出穴62の周方向Uにおいて、各凸部75の間に配置角度θYを隔てて配置される。
【0137】
複数の各凹部76は、図59及び図60に示すように、線状(線条)に形成される(線状凹部/線条凹部)。各凹部76は、液体噴出穴62の周方向Uにおいて、各凹部76の間の配置角度θYを隔てて各凸部75の間に形成(配置)される。
各凸部75は、例えば、液体噴出穴62の周方向Uに凸幅を有し、各凹部76は、例えば、液体噴出穴62の周方向Uに凹幅を有して、各凸部75の間に配置される。各凹部76の凹幅は、各凸部75の凸幅と同一又は、凸幅より大きい幅である。
【0138】
各凸部75及び各凹部76は、図59及び図60に示すように、液体噴出穴62と同心に配置される。各凸部75及び各凹部76は、液体噴出穴62の穴中心線vの方向Vにおいて、流入空間δ側の開口62A(一方の閉塞板平面9A)及び他方の開口62B側(他方の閉塞板平面9B側)の間に延在されて、内周面62aに凹凸表面を形成する(内周面62aを凹凸形状に形成する)。
【0139】
液体ガイド体73(ガイド固定体)は、図61及び図62に示すように、ガイドリング21、複数(例えば、6本)のガイドリブ(ガイド脚)、複数(例えば、3つ)の液体ガイド74、及び複数(例えば、3つ)の連結突起24を有する。
【0140】
各液体ガイド74は、図61及び図62に示すように、一対の端面、及び各端面の間に配置(形成)される側面を有する立体形状に形成される。各液体ガイド74は、円柱状(円柱体)に形成される。各液体ガイド74は、円形上面74A(一方の円柱端面/一方の端面)、円形底面74B(他方の円柱端面/他方の端面)及び外周側面74C(側面)を有する。各液体ガイド74の外周側面74C(側面)は、円形上面74A及び円形底面74Bの間(各端面の間)に配置(形成)される。
【0141】
各液体ガイド74は、図62に示すように、円柱中心線wの方向Wにガイド高さLGを有する。各液体ガイド74は、円形底面74Bの最大直径HGを有する。
【0142】
各液体ガイド74は、図61及び図62に示すように、ガイドリング21の径方向において、リング中心線g及びガイドリング21の内周21a(内周面)の間に配置される。各液体ガイド74は、ガイドリング21のリング中心線gを中心とする半径r1の円c2上に配置される。各液体ガイド74は、円柱中心線wを円C2に位置(一致)して配置される。各液体ガイド74は、ガイドリング21の周方向Cにおいて、各液体ガイド74の間にガイド角度θBを隔てて配置される。
【0143】
各液体ガイド74は、図61及び図62に示すように、ガイド角度θBを隔てる各ガイドリブ22に載置される。各液体ガイド74は、円形底面74Bを各ガイドリブ22のリブ表面22Aに当接して、各ガイドリブ22に固定される。
各液体ガイド7は、ガイドリング21(液体ガイド74)の周方向Cにおいて、円形底面74B(外周側面73C)を各ガイドリブ22から各流通穴25に突出して、各ガイドリブ22に固定される。
各液体ガイド74は、ガイドリング21のリング中心線gの方向Gにおいて、ガイドリブ22のリブ表面22Aから突出して、ガイドリブ22に立設される。
【0144】
バブル液発生ノズルY2において、各連結突起24は、図10乃至図14で説明したと同様に、各液体ガイド74の間に配置される(図61及び図62参照)。
【0145】
液体ガイド体73(ガイドリング21、各ガイドリブ22、各液体ガイド74及び各連結突起24)は、図52乃至図56に示すように、ノズル本体1に組込まれる。
液体ガイド体73は、液体ガイド74の円形上面74Aを閉塞平板9に向けて、他方の筒端8Bから流入空間δ(筒体8内)に挿入される。液体ガイド体73は、筒体8と同心として、流入空間δに挿入される。
【0146】
各液体ガイド74は、図52乃至56に示すように、各液体噴出穴62に配置される。各液体ガイド74は、流入空間δから液体噴出穴62に配置される。各液体ガイド74は、各液体噴出穴62と同心に配置されて、各液体噴出穴62に配置される。
各液体ガイド74は、図55及び図56に示すように、外周側面74C(側面)及び各液体噴出穴62の内周面62a(円形内周面)の間に隙間を隔てて、円形上面74A(一方の端面)から各液体噴出穴2に挿入される。各液体ガイド74は、図55及び図56に示すように、外周側面74C及び各液体噴出穴62の凹凸表面(内周面62a)の間に液体流路β2を形成して、各液体噴出穴62と同心に配置して各液体噴出穴62に装着される。各液体ガイド74は、円形上面74Aを閉塞平板9(ノズル平板/ノズル板)の他方の閉塞板平面9B(他方のノズル板表面)と面一に配置して、各液体噴出穴2内に装着される。各液体流路β2は、図55及び図56に示すように、凹凸表面(内周面62a)及び液体ガイド74の外周側面74Cの間において、液体噴出穴62の周方向にわたって環状(円環状)に形成される。液体流路β2は、液体噴出穴62の内周面2a(液体ガイド74の外周側面74C)の全周にわたって環状(円環状)に形成される。液体流路β2は、凹凸表面(内周面62a)の凸部75及び液体ガイド74の外周側面74Cの間において、液体噴出穴62(液体ガイド74)の周方向にわたって円環状(環状)に形成される。液体流路β2は、図56に示すように、液体噴出穴62の穴中心線vの方向Vにおいて、閉塞板9(ノズル平板)を貫通する環状(円環状)に形成される。液体流路β2は、液体噴出穴62の穴中心線vの方向Vにおいて、閉塞平板9を貫通して、流入空間δに連通される。液体流路β2は、液体噴出穴2の周方向にわたって、閉塞平板9(ノズル平板)の各閉塞板平面9A,9B(各ノズル板平面)に開口して、流入空間δ(流路空間γ)に連通される。
【0147】
バブル液発生ノズルY2において、各連結突起24は、図3図5及び図7で説明したと同様に、各連結凸部30,31の内周面10bへの押付けによって、各連結筒部10(ノズル本体1)に固定される(図56参照)。
ガイドリング21、各ガイドリブ22及び各液体ガイド74は、図56に示すように、各連結突起24の各連結筒部10(ノズル本体1)への固定によって、ノズル本体1に固定される。
【0148】
ガイドリング21は、筒体8と同心として流入空間δに配置されて、ノズル本体1に固定される。
【0149】
ガイドリング21は、図5で説明したと同様に、筒体8の筒中心線aの方向Aにおいて、ガイドリング21及び閉塞平板9(閉塞体)の間に流路空間γを区画する(図56参照)。
各ガイドリブ22は、図5及び図6で説明したと同様に、筒体8の筒中心線aの方向Aにおいて、各ガイドリブ22及び閉塞平板9(閉塞体)の間に流路空間γを区画する(図56参照)。
【0150】
各液体ガイド74は、図56に示すように、各ガイドリブ22(リブ表面22A)の各連結筒部10(他方の連結筒端10B)への当接によって、円形底面64B側(他方の端面側)を各液体噴出穴62から流路空間γに突出して配置される。各液体ガイド74は、円形底面64B側(他方の端面側)の外周側面64C(側面)を各液体噴出穴62から流路空間γに突出して配置される。各液体流路β2は、液体噴出穴62の穴中心線vの方向Vにおいて、閉塞平板9を貫通して、流路空間γに連通される。
【0151】
図52乃至図56において、バブル液発生ノズルY2は、液体(例えば、水)が筒体8の他方の筒端8Bから流入空間δに流入される。流入空間δに流入した液体は、各流通穴25に流入して、各流通穴25を流れて、流路空間γに流出される。
流路空間γに流出した液体は、図55及び図56に示すように、円形底面74B側の外周側面74C(凹凸表面)に沿って流れて、各液体流路β2に流入される。流路空間γに流出した液体は、流路空間γに突出する外周側面74Cによって案内されて、各液体噴出穴2の全周から液体流路β2に流入される。
【0152】
流路空間γ(流入空間δ)から液体流路β2に流入した液体は、図56に示すように、液体流路β2(凹凸表面及び外周側面74Cの間)を流れることによって、流速を増加しつつ減圧されて、ノズル本体1(各液体噴出穴62)から噴射される。液体流路β2に流入した液体は、凹凸表面(内周面62a)に沿って流れて、凹凸表面によって乱流となり、キャビテーションを発生する。液体流路β2を流れる液体中の気体(空気)は、キャビテーション、乱流(流体抵抗)によって、液体から析出され、破砕(剪断)されえ、多量のマイクロバブル及び多量のウルトラファインバブルとなる。マイクロバブル及びウルトラファンバブルは、液体流路β1を流れる液体に混入、溶込んで、多量のマイクロバブル及び多量のウルトラファインバブルの混入、溶込んだバブル液(バブル水)となる。バブル液は、液体流路β2を流れて、各液体噴出穴62(液体流路β1)から噴射される。バブル液(バブル水)は、液体噴出穴62の周方向にわたって環状(円環状)に形成される液体流路β2(内周面62a及び凹凸表面の間)によって、液体流路β2を環状(円環状)に流れて、環状(円環状)の液体膜(水の膜)に形成されて、各液体噴出穴62(液体流路β2)から噴射される。環状(円環状)の液体膜(水膜)は、柔らかな環状液膜(環状のバブル液膜)となって各液体噴出穴2から噴出対象物に噴射されて、噴射対象物の汚れや雑菌を効果的に除去する。液体流路β2は、液体流路βを流れる液体(バブル液)を環状(円環状)にして、環状の液体(バブル液/環状のバブル液膜)を液体噴出穴62から噴射する。
【0153】
本発明のバブル液発生ノズルでは、各液体噴出穴2,62は、円錐穴、円形穴に形成することに限定されず、多角形穴、楕円穴等の各種の穴であって良く、各種の穴の内周面を凸部及び凹部を配置した凹凸表面に形成する。各種の穴の凹凸表面(内周面)は、液体ガイドの側面との間において、液体噴出穴の周方向にわたって環状(円環状)の液体流路を形成する。
【0154】
本発明のバブル液発生ノズルでは、液体ガイド23、34、44、54、64、74は、円錐状、円柱状に限定されるものでなく、一対の端面及び各端面の間に側面を有する多角形錐状、楕円柱状等の立体形状に形成すれば良く、立体形状の側面を凸部及び凹部を配置した凹凸表面に形成する。立体形状の凹凸表面は、液体噴出穴の内周面との間において、液体噴出穴の周方向にわたって環状(円環状)の液体流路を形成する。
【産業上の利用可能性】
【0155】
本発明は、バブル液を発生(生成)するのに最適である。
【符号の説明】
【0156】
X1 バブル液発生ノズル
1 ノズル本体
8 筒体
9 閉塞平板(閉塞体)
δ 流入空間
2 液体噴出穴
23 液体ガイド
23A 円錐上面
23B 円錐底面
23C 円錐側面(凹凸表面)
27 凸部
28 凹部
ε 液体流路
【要約】
【課題】 本発明は、多量のマイクロバブル及び多量のウルトラファンバブルの混入、溶込んだバブル液を発生(生成)して、噴射できるバブル液発生ノズルを提供する。
【解決手段】 本発明は、筒体8、及び筒体8の一方の筒端8Aを閉塞する閉塞平板9を有し、筒体8内に液体が流入される流入空間δを形成するノズル本体1と、閉塞平板9を貫通して流入空間δに連通される液体噴出穴2と、流入空間δから液体噴出穴2に配置される液体ガイド23を備える。液体噴出穴2は、円錐穴に形成される。液体ガイド23は、円錐状に形成される。液体ガイド23の円錐側面23Cは、凸部31及び凹部32を配置した凹凸表面に形成される。液体ガイド23は、円錐側面23Cの凹凸表面及び液体噴出穴2の円錐内周面2aの間に液体流路εを形成して、円錐上面23Aから液体噴出穴2に装着される。
【選択図】 図5
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
図22
図23
図24
図25
図26
図27
図28
図29
図30
図31
図32
図33
図34
図35
図36
図37
図38
図39
図40
図41
図42
図43
図44
図45
図46
図47
図48
図49
図50
図51
図52
図53
図54
図55
図56
図57
図58
図59
図60
図61
図62