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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-01-20
(45)【発行日】2023-01-30
(54)【発明の名称】照明器具
(51)【国際特許分類】
   F21V 31/00 20060101AFI20230123BHJP
   F21S 8/04 20060101ALI20230123BHJP
   F21V 17/00 20060101ALI20230123BHJP
   F21V 17/12 20060101ALI20230123BHJP
   F21Y 115/10 20160101ALN20230123BHJP
【FI】
F21V31/00 100
F21S8/04 110
F21V31/00 300
F21V17/00 154
F21V17/12
F21Y115:10
【請求項の数】 5
(21)【出願番号】P 2019077648
(22)【出願日】2019-04-16
(65)【公開番号】P2020177750
(43)【公開日】2020-10-29
【審査請求日】2022-02-10
(73)【特許権者】
【識別番号】000006013
【氏名又は名称】三菱電機株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】390014546
【氏名又は名称】三菱電機照明株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001461
【氏名又は名称】弁理士法人きさ特許商標事務所
(72)【発明者】
【氏名】鶴留 和幸
(72)【発明者】
【氏名】丹下 理和
【審査官】坂口 達紀
(56)【参考文献】
【文献】特開2017-216144(JP,A)
【文献】特開2018-097923(JP,A)
【文献】特開2016-058244(JP,A)
【文献】特開2017-228511(JP,A)
【文献】登録実用新案第3160935(JP,U)
【文献】米国特許出願公開第2010/0270922(US,A1)
【文献】実開昭59-062611(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F21V 17/00-17/20
23/00-99/00
F21K 9/00-9/90
F21S 2/00-2/00,390
2/00,500-45/70
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
被取付部に取り付けられる本体ユニットと、
光を照射する光源と、
前記本体ユニットに取り付けられ、前記光源を点灯させる点灯装置と、
前記光源を保持した光源保持部と、
前記光源から出射される光の配光を制御する出射部材と、
前記本体ユニットに取り付けられ、前記光源保持部を前記出射部材側に支持するカバー部取付部材と、
前記点灯装置、前記光源保持部、前記出射部材及び前記カバー部取付部材を収納するとともに、前記出射部材を露出させる出射口が形成されたカバー部と、
前記出射口の隙間を塞ぐパッキンと、
を備え、
前記カバー部は、前記カバー部取付部材にねじで締結されることにより、前記本体ユニット側に引き寄せられ、
前記パッキンは、前記カバー部が前記カバー部取付部材に締結された状態で、前記出射口を囲む前記カバー部、前記出射部材及び前記光源保持部に密着する照明器具。
【請求項2】
被取付部に取り付けられる本体ユニットと、
光を照射する光源と、
前記本体ユニットに取り付けられ、前記光源を点灯させる点灯装置と、
前記光源を保持する光源保持部と、
前記光源から出射される光の配光を制御する出射部材と、
前記本体ユニットに取り付けられ、前記光源保持部を前記出射部材側に支持する支持部材と、
前記点灯装置、前記光源保持部、前記出射部材及び前記支持部材を収納するとともに、前記出射部材を露出させる出射口が形成されたカバー部と、
前記出射口の隙間を塞ぐパッキンと、
を備え、
前記カバー部は、前記本体ユニットにねじで締結されることにより、前記本体ユニット側に引き寄せられ、
前記パッキンは、前記カバー部が前記本体ユニットに締結された状態で、前記出射口を囲む前記カバー部、前記出射部材及び前記光源保持部に密着する照明器具。
【請求項3】
前記パッキンは、前記カバー部に配置されて組み立てられている請求項1又は請求項2に記載の照明器具。
【請求項4】
前記ねじは、シールワッシャーを付加させて締結されている請求項1~請求項3のいずれか1項に記載の照明器具。
【請求項5】
前記カバー部取付部材は、下方からの投影視にて、前記本体ユニットに設けられた器具取付孔と重ならない位置に配置されている請求項1又は請求項1に従属する請求項3又は請求項4に記載の照明器具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、防水性能を発揮する照明器具に関する。
【背景技術】
【0002】
軒下又は屋外などに設置される照明として、防水性能を求められる照明器具がある。特に非常用照明器具に関しては、防水性能に加えて、火災及び地震の災害時などに起きる停電状態においても、避難時に必要とされる照度を維持することが要求されている。
【0003】
このような防水性能を有する照明器具は、照明器具の筐体を防水構造に構成し、点灯装置、蓄電池その他の防水性能の無い部材を筐体の内部に収納する。これにより、照明器具は、内部への水の浸入を防ぎ、防水性能の無い部材を保護している。
【0004】
特許文献1には、カバー部に形成された出射口と、出射口から露出する出射部材と、に密着する環状パッキンを有する光源部を有する照明器具が開示されている。照明器具は、光源部をカバー部に加圧スペーサによって密着させて取り付けて光源ユニットを構成している。これにより、照明器具は、出射口の防水性能を確保している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【文献】特開2018-97923号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に記載の防水性能を有する照明器具は、施工の際に先ず本体ユニットを天井に取り付ける。次に、本体ユニットに取り付けられた点灯ユニットと光源ユニットとを電気的に接続する必要がある。光源ユニットが本体ユニットに固定される前に、点灯ユニットと光源ユニットとの電気的な接続を行う必要がある。このため、本体ユニットに固定前の作業中に光源ユニットが落下するおそれがある。
【0007】
本発明は、上記課題を解決するためのものであり、施工の際に光源と本体ユニットとの電気的な接続が必要なく、本体ユニットが天井などの被取付部に取り付けられた後に光源の落下が防止できる照明器具を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の照明器具は、被取付部に取り付けられる本体ユニットと、光を照射する光源と、前記本体ユニットに取り付けられ、前記光源を点灯させる点灯装置と、前記光源を保持した光源保持部と、前記光源から出射される光の配光を制御する出射部材と、前記本体ユニットに取り付けられ、前記光源保持部を前記出射部材側に支持するカバー部取付部材と、前記点灯装置、前記光源保持部、前記出射部材及び前記カバー部取付部材を収納するとともに、前記出射部材を露出させる出射口が形成されたカバー部と、前記出射口の隙間を塞ぐパッキンと、を備え、前記カバー部は、前記カバー部取付部材にねじで締結されることにより、前記本体ユニット側に引き寄せられ、前記パッキンは、前記カバー部が前記カバー部取付部材に締結された状態で、前記出射口を囲む前記カバー部、前記出射部材及び前記光源保持部に密着するものである。
【発明の効果】
【0009】
本発明に係る照明器具によれば、光を照射する光源が本体ユニットに取り付けられている。これにより、光源が予め本体ユニットに取り付けられ、施工の際に光源と本体ユニットとの電気的な接続が必要なく、本体ユニットが天井などの被取付部に取り付けられた後に光源の落下が防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】実施の形態1に係る照明器具を示す斜視図である。
図2】実施の形態1に係る照明器具を示す分解斜視図である。
図3】実施の形態1に係る照明器具を縦断面にて示す説明図である。
図4】実施の形態1に係る照明器具の図3のA部を拡大して示す説明図である。
図5】実施の形態1に係るカバー部及びパッキンの無い照明器具を示す斜視図である。
図6】実施の形態1に係るカバー部、パッキン及びホルダの無い照明器具を示す斜視図である。
図7】実施の形態1に係るカバー部、パッキン、ホルダ、光源及び放熱板の無い照明器具を示す斜視図である。
図8】実施の形態1に係るパッキン、モニタ用LED及びスイッチを縦断面にて示す説明図である。
図9】実施の形態1の変形例1に係るカバー部取付部材の取付位置をずらしたカバー部の無い照明器具を示す平面図である。
図10】実施の形態1の変形例2に係るカバー側面部が無いカバー部を備える照明器具を縦断面にて示す説明図である。
図11】実施の形態1の変形例3に係る照明器具を示す分解斜視図である。
図12】実施の形態2に係る照明器具を示す斜視図である。
図13】実施の形態2に係る照明器具を示す分解斜視図である。
図14】実施の形態2に係る照明器具を縦断面にて示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、図面に基づいて実施の形態が説明されている。なお、各図において、同一の符号を付したものは、同一の又はこれに相当するものであり、これは明細書の全文において共通している。また、断面図の図面においては、視認性に鑑みて適宜ハッチングが省略されている。さらに、明細書全文に示す構成要素の形態は、あくまで例示であってこれらの記載に限定されるものではない。
【0012】
実施の形態1.
<照明器具1aの特徴>
図1は、実施の形態1に係る照明器具1aを示す斜視図である。図2は、実施の形態1に係る照明器具1aを示す分解斜視図である。図3は、実施の形態1に係る照明器具1aを縦断面にて示す説明図である。図4は、実施の形態1に係る照明器具1aの図3のA部を拡大して示す説明図である。図5は、実施の形態1に係るカバー部10a及びパッキン22の無い照明器具1aを示す斜視図である。図6は、実施の形態1に係るカバー部10a、パッキン22及びホルダ9の無い照明器具1aを示す斜視図である。図7は、実施の形態1に係るカバー部10a、パッキン22、ホルダ9、光源5及び放熱板27の無い照明器具1aを示す斜視図である。図8は、実施の形態1に係るパッキン22、モニタ用LED42及びスイッチ45を縦断面にて示す説明図である。
【0013】
<照明器具1aの構成>
図3に示すように、照明器具1aは、天井などの被取付部に固定される。図2に示すように、照明器具1aは、カバー部10aと、光源部20と、点灯装置30と、電源端子台40と、本体ユニット60と、を備える。
【0014】
<カバー部10a>
図1図2及び図3に示すように、カバー部10aは、点灯装置30と光源保持部としてのホルダ9及び放熱板27と出射部材である光学制御部材21とカバー部取付部材63aを収納する。カバー部10aは、光学制御部材21の先端部を露出させる出射口14が形成されている。
【0015】
カバー部10aは、一端を有底としつつ他端を開口させた筒状に形成されている。カバー部10aは、カバー前面部11とカバー側面部12とを有する。カバー前面部11は、一端の有底部分である。カバー側面部12は、筒状の周面部である。カバー部10aは、内部に光源部20、点灯装置30及び電源端子台40を収納する。
【0016】
図2に示すように、カバー部10aの一端側であるカバー前面部11の中央には、出射口14が円形に形成されている。カバー部10aの他端側には、開口部16が円形に形成されている。
【0017】
図1図2及び図3に示すように、カバー前面部11の出射口14の周囲には、収納部11-1が形成されている。図3に示すように、収納部11-1は、パッキン22を保持している。図1及び図2に示すように、収納部11-1には、表示口15が複数形成されている。表示口15は、外部信号を信号受信部に受信可能とする。表示口15は、図8に示すモニタ用LED42を照明器具1aの外側から視認可能とする。
【0018】
<カバー部取付部材63a>
図2図3図4及び図5に示すように、カバー部取付部材63aは、本体ユニット60に取り付けられ、カバー部10aを本体ユニット60に引き寄せて締結するとともに、光源保持部であるホルダ9及び放熱板27を出射部材である光学制御部材21側に押圧するように支持部64にて支持する。カバー部取付部材63aは、ホルダ9及び放熱板27を挟むように一対設けられている。カバー部取付部材63aは、本体ユニット60からカバー前面部11の裏面に至る長さを有する。カバー部取付部材63aは、板金をU字状に屈曲させて強度を持たせて形成されている。カバー部取付部材63aは、カバー部10aの裏面と面接触する頂面部を有する。頂面部には、カバー部10aとともにカバー部取付ねじ10-1が螺合される。
【0019】
カバー部取付部材63aは、パッキン22を保持したホルダ9及び放熱板27を本体ユニット60側から支持部64にて支持している。つまり、カバー部取付部材63aは、本体ユニット60に取り付けられ、支持部64にてホルダ9及び放熱板27を光学制御部材21側に押圧するように支持している。支持部64は、板金をU字状に屈曲させたカバー部取付部材63aの先端部の両側屈曲部分に形成されている。
【0020】
<カバー部取付ねじ10-1>
図1図2及び図3に示すように、カバー部取付ねじ10-1は、カバー前面部11をカバー部取付部材63aに締結している。カバー部取付ねじ10-1には、図示しない樹脂製のシールワッシャーが取り付けられ、ねじ孔とおねじとの間の隙間を塞いでいる。つまり、カバー部取付ねじ10-1は、防水目的のシールワッシャーを付加させて締結されている。また、カバー部取付ねじ10-1が脱落防止目的のシールワッシャーを有する。これにより、カバー部取付ねじ10-1がカバー部10aから脱落するおそれを小さくしている。
【0021】
なお、カバー部10aを締結するカバー部取付ねじ10-1は、2本又はそれ以上複数使用すると、防水性能及び締結力がより増幅できる。また、カバー部取付ねじ10-1を1本として使用する場合には、カバー部10aのねじ締結箇所から離れた部分を本体ユニット60又はカバー部取付部材63aに引っ掛けるなどの方法で別途の固定箇所が設けられると、防水性能及び締結力が確実に得られる。
【0022】
<光源部20>
図1図2図3図4図5及び図6にわたって示すように、光源部20は、光学制御部材21、光源5、放熱板27及びホルダ9を有する。
【0023】
図3に示すように、光学制御部材21は、図6に示す光源5から出射される光の配光を制御する出射部材である。光学制御部材21は、ガラスといった不燃材で形成されている。光学制御部材21は、半球状又はドーム状に形成された光学部21-1と、光学部21-1の外周部に形成された鍔部21-2と、を有する。光学部21-1は、光源5から出射される光の配光を制御するレンズである。
【0024】
<パッキン22>
図2及び図5に示すように、パッキン22は、出射口14の隙間を塞いでいる。パッキン22は、シリコンでシート状に形成された部材であり、カバー部10aに載置されている。つまり、パッキン22は、カバー部10aに配置されて組み立てられる。なお、パッキン22は、ホルダ9及び放熱板27と離間してカバー部10aに組み付けても良い。
【0025】
図3及び図4に示すように、パッキン22は、パッキン開口部22-1と薄肉部22-2と外周部22-3と最外周部22-4とを有する。
【0026】
パッキン開口部22-1は、パッキン22の中央に形成されている。パッキン開口部22-1及び出射口14は、光学制御部材21を外部の出射側に露出させている。
【0027】
薄肉部22-2は、パッキン開口部22-1を囲むように形成されている。薄肉部22-2をホルダ9に接触させた薄肉部22-2の裏面側は、ホルダ9に形成されたL字リブ93の厚みの分、凹部状に形成されている。薄肉部22-2の裏面側のうち凹部状に形成された部分は、ホルダ9のL字リブ93に密着して固定されている。薄肉部22-2の内周側の形状は、カバー前面部11の収納部11-1に平行に環状に形成されても良いし、外部の出射側に突出するように形成されても良い。薄肉部22-2は、外部の出射側に突出するように光学制御部材21の鍔部21-2及び光学部21-1の外周側に載置されている。薄肉部22-2は、光学制御部材21とホルダ9と出射口14の縁部と収納部11-1との間に配置されて密着している。
【0028】
外周部22-3は、薄肉部22-2を囲むように形成されている。外周部22-3は、薄肉部22-2よりも厚く形成されている。外周部22-3は、ホルダ9に載置されている。外周部22-3は、ホルダ9と収納部11-1との間に配置されて押圧されている。
【0029】
最外周部22-4は、外周部22-3を囲むように形成されている。最外周部22-4は、外周部22-3よりもホルダ9側に突出するように外周突出部を有して形成されている。最外周部22-4は、ホルダ9の外周と放熱板27の内壁との間に配置されて固定されている。
【0030】
パッキン22は、カバー部10aがカバー部取付部材63aに締結された状態で、出射口14を囲むカバー部10aと、出射部材である光学制御部材21と、光源保持部であるホルダ9及び放熱板27と、に密着する。そして、パッキン22は、光学制御部材21又はホルダ9とカバー前面部11の収納部11-1との間に配置されて押圧される。これにより、光学制御部材21とカバー前面部11との間がパッキン22によって密封され、照明器具1aの防水性が確保されている。
【0031】
特許文献1の技術では、パッキンがカバー部の開口部側の隙間を塞ぐように光源保持部とともにカバー部に予め取り付けられている。これに対し、図3に示すカバー部10aは、取付工事の施工前には光源5を保持した光源保持部から離隔している。ここで光源保持部は、ホルダ9及び放熱板27である。つまり、カバー部10a側に取り付けられたパッキン22は、取付工事の施工前には光源5を保持したホルダ9及び放熱板27とは別のカバー部10aに取り付けられている。この場合には、パッキン22は、ホルダ9及び放熱板27とは離隔されてカバー部10aに配置され組み立てられた状態で出荷される。
【0032】
ここで、照明器具1aの施工時には、まず光源5を取り付けた本体ユニット60が天井に取り付けられる。天井に取り付けられた本体ユニット60では、光源保持部であるホルダ9及び放熱板27が下向きになる。よって、パッキン22が光源保持部であるホルダ9及び放熱板27に取り付けられていると、パッキン22が脱落し易い。
【0033】
これに対し、パッキン22がカバー部10aに配置されていると、パッキン22がホルダ9及び放熱板27に取り付けられていないので、パッキン22が天井に取り付けられた本体ユニット60からの脱落がより防止される。
【0034】
モニタ用LED42の光がパッキン22を介して透過するように、パッキン22における表示口15を覆う箇所の厚さが薄く形成されている。
【0035】
<ホルダ9>
図5に示すように、ホルダ9は、放熱板27にねじ止めされる。ホルダ9と放熱板27とは、放熱板27に載置された図6に示すような光源基板51を挟持する。ホルダ9は、ホルダ開口91とL字リブ93とヒンジ部94と腕部95とを有する。
【0036】
ホルダ開口91は、ホルダ9の中央部に形成されている。ホルダ開口91は、図6に示すような光源基板51に実装された光源用LED52を露出させる。
【0037】
ホルダ9の表側の面には、断面がL字形状である複数のL字リブ93が形成されている。複数のL字リブ93の内面が、光学制御部材21の鍔部21-2を保持するように配置されている。部品状態の光学制御部材21が光軸方向と交差する方向にスライドさせられる。これにより、鍔部21-2が複数のL字リブ93に当接した状態になり、光学制御部材21がホルダ9に保持される。
【0038】
ヒンジ部94は、ホルダ9の表側の面に設けられている。ヒンジ部94は、ねじ94-1を用いて光学制御部材21をホルダ9に固定する。これにより、ホルダ9が光学制御部材21を保持した状態になる。
【0039】
このように、ホルダ9は、L字リブ93とヒンジ部94とを有する。この構成により、ホルダ9は、図6に示すような光源基板51と図5に示すような光学制御部材21の光軸を合わせた状態で光学制御部材21を保持する。
【0040】
一対の腕部95は、ホルダ9から放熱板27の存在しない領域に延伸している。一対の腕部95のそれぞれの先端部の内側には、図示しない軸部が形成されている。軸部は、点灯装置30の軸受部31-5に取り付けられる。
【0041】
点灯装置30に取り付けられたホルダ9は軸部を中心に回転自在である。ホルダ9の回転動作により、点灯装置30の蓄電池34が交換できる。
【0042】
<光源5>
図6に示すように、光源5は、点灯装置30から供給される電力により点灯する。つまり、光源5は、光を照射する。光源5は、光源基板51と、光源基板51に1又は複数実装された光源用LED52と、光源基板51上に実装されるコネクタ53と、を有する。
【0043】
光源5は、放熱板27に載置された状態で、ホルダ9によって放熱板27に固定されている。光源基板51と放熱板27との間には、図示しない熱伝導シートが挟まれても良い。これにより、熱伝導シートが光源基板51と放熱板27との接触面における熱抵抗を低減させられる。
【0044】
<放熱板27>
図6に示すように、放熱板27は、アルミ合金などの伝熱製の高い金属で形成されている。放熱板27は、基部27-1と、基部27-1の外周側にて基部27-1より一段高く形成された縁部27-2と、を有する。
【0045】
基部27-1は、光源基板51及びホルダ9を載置している。基部27-1は、光源基板51の裏面と当接する。これにより、基部27-1は、光源基板51を介して光源用LED52から発生する熱を縁部27-2に伝熱する。放熱板27の大きさ及び形状は、光源5の出力に応じて適宜変更される。縁部27-2は、カバー部取付部材63aの支持部64に当接している。
【0046】
<点灯装置30>
図7に示すように、点灯装置30は、本体ユニット60に取り付けられ、光源5を点灯させる。点灯装置30は、ケース31とカバー32と蓄電池34と図示しない回路基板とを有する。ケース31及びカバー32は、樹脂で成形され、嵌合される。嵌合されたケース31及びカバー32の内部には、回路基板が保持されている。
【0047】
<ケース31>
ケース31の出射側の面は、ケース開口31-2と、押しボタン31-3と、を有する。
【0048】
ケース開口31-2は、貫通して内部の回路基板に実装された図7に示すような複数のモニタ用LED42を視認可能にする。
【0049】
押しボタン31-3は、押しボタン31-3の突起と、押しボタン31-3の突起を囲むようにU字状に切り込まれたスリット31-4と、を有する。これにより、押しボタン31-3は、回路基板に実装された図8に示すようなスイッチ45を押すための操作ストロークを確保している。
【0050】
ケース31の側面には、一対の軸受部31-5が形成される。軸受部31-5には、ホルダ9の軸部が回転可能に取り付けられる。
【0051】
ケース31の本体ユニット60に取り付けられる側の側面には、図3に示すような一対の引っ掛け部31-6が形成されている。引っ掛け部31-6は、図示しない固定金具の貫通孔から突出し、天板61の点灯装置取付穴61-5に引っ掛けられる。これにより、点灯装置30は、固定金具及び天板61に保持される。
【0052】
ケース31の底面には、図示しない複数の取付爪部と、図示しない確認穴と、が形成されている。取付爪部は、固定金具に形成されたケース取付穴に嵌合する。確認穴は、ケース31の内部の回路基板の有無を確認するための穴である。
【0053】
<カバー32>
カバー32は、一面が開口された箱状に形成され、内部に実装された回路基板の部品面を覆う。カバー32の側面には、カバー側ガイド部32-2と、図示しないカバー側接続部と、図示しない溝部と、が形成されている。
【0054】
<蓄電池34>
蓄電池34は、箱状のユニットである。蓄電池34は、蓄電池側ガイド部34-2と、図示しないコネクタ部と、図示しない蓄電池固定部と、図示しない蓄電池突出部と、を有する。
【0055】
蓄電池側ガイド部34-2とカバー側ガイド部32-2とが嵌合する。これにより、蓄電池34は、カバー32にスライド可能に組み合う。組み合った蓄電池34を更に押し込むと、蓄電池34の蓄電池固定部がカバー32の溝部に嵌合するとともに、蓄電池突出部がカバー32に当接する。この状態になると、蓄電池34がカバー32に固定される。このとき、蓄電池34のコネクタ部がカバー側接続部に接続される。接続により、蓄電池34とカバー32内に収納された回路基板とが電気的に接続される。
【0056】
<回路基板>
回路基板は、商用電源から電力が供給される通常時に蓄電池34を充電する充電回路と、商用電源からの電力の供給が停止した非常時に蓄電池34から供給される電力で光源5を点灯させる点灯回路と、を有する。回路基板は、蓄電池34から供給される電力で建築基準法により規定される定格時間の間、光源5が点灯可能か否かを判定する点検動作に用いる点検回路と、点検動作を開始するための図8に示すようなスイッチ45と、リモートコントローラにより点検動作を開始するための開始信号を受信する信号受信部と、を有する。
【0057】
なお、点検動作を開始するためのスイッチ45は、カバー部10aの内側に配置され、カバー部10aを取り除いた際に操作できる形態でも良い。また、スイッチ45は、カバー部10aに開口を設け、パッキン22又は別のパッキンをスイッチ45上に配し、カバー部10aを取り外すことなく、カバー部10aの外側から操作できる形態でも良い。
【0058】
<本体ユニット60>
図3に示すように、本体ユニット60は、被取付部に取り付けられている。本体ユニット60は、カバー部10aの開口部16を覆う。本体ユニット60は、天板61と防水部材70とを有する。
【0059】
本体ユニット60は、中央に器具取付孔60-1を有する。器具取付孔60-1は、外部から電線を引き込む。引き込んだ電線は、点灯装置30に接続される。本体ユニット60は、器具取付孔60-1とは異なる位置にカバー部取付部材63aを有する。カバー部取付部材63aと器具取付孔60-1とは、略下方からの投影視にて、重ならない位置に配置されている。
【0060】
<カバー部10aの取り付け>
カバー部10aは、カバー部取付部材63aにカバー部取付ねじ10-1を用いて締結される。締結により、カバー部10aは、本体ユニット60側に引き寄せられる。パッキン22を保持した光源保持部であるホルダ9及び放熱板27は、カバー部取付部材63aに本体ユニット60側から支持される。カバー部取付部材63aの支持部64が縁部27-2を支持している。
【0061】
図5に示すように、ホルダ9及び放熱板27は、蓄電池34側のカバー部取付部材63aの2箇所にて保持されている。一方、押しボタン31-3側のカバー部取付部材63aは、図5ではホルダ9及び放熱板27を本体ユニット60側から支持していない。
【0062】
カバー部10aがカバー部取付部材63aにカバー部取付ねじ10-1を用いて締結される。これにより、パッキン22は、カバー部10aの出射口14の隙間を塞ぐ。このように、パッキン22は、カバー部10aがカバー部取付部材63aに締結された状態で、出射口14を囲むカバー部10aと、出射部材である光学制御部材21と、光源保持部であるホルダ9及び放熱板27と、に密着する。
【0063】
<変形例1>
図9は、実施の形態1の変形例1に係るカバー部取付部材63aの取付位置をずらしたカバー部10aの無い照明器具1aを示す平面図である。図9に示すように、カバー部取付部材63aの本体ユニット60への取り付け位置は、実施の形態1と異なってずれても良い。この場合には、2つのカバー部取付部材63aが光源保持部であるホルダ9及び放熱板27を平面視で対向位置にて挟んで支持できる。
【0064】
<変形例2>
図10は、実施の形態1の変形例2に係るカバー側面部12が無いカバー部10aを備える照明器具1aを縦断面にて示す説明図である。なお、照明器具1aは、天井に直付けされる直付けタイプ以外でも良い。図10に示すように、照明器具1aは、天井80に埋め込まれて設置される埋め込みタイプでも良い。
【0065】
<変形例3>
図11は、実施の形態1の変形例3に係る照明器具1aを示す分解斜視図である。図11に示すように、パッキン22は、スリット22aを有する。スリット22aは、パッキン22の一部を折り曲げ自在にする。これにより、ホルダ9が動くときに、パッキン22がスリット22aの箇所にて折り曲げられ、パッキン22がホルダ9の動きを妨げない。ここでは、パッキン22の最外周部22-4がホルダ9の外周と放熱板27の内周との間に固定されている。これにより、パッキン22が光源保持部であるホルダ9及び放熱板27に取り付けられていても、パッキン22の脱落が防止される。
【0066】
<作用>
出射部材である光学制御部材21が出射口14から突出し、シート状のパッキン22が出射口14の隙間を塞ぐ。これにより、ガラスグローブあるいはガラスパネルを用いることなく、照明器具1aの防水性能が確保できる。
【0067】
カバー部10aと、本体ユニット60に取り付けられた光源5とが別々の部品である。このため、特許文献1に記載の技術のように、施工時にカバー部と本体ユニットとの間で電気的な接続を行う必要がない。実施の形態1では、施工時に、先ず本体ユニット60が天井などの被取付部に取り付けられ、電気工事が行われる。次にカバー部10aが本体ユニット60に取り付けられると、防水性能を有する照明器具1aの取り付けができる。
【0068】
パッキン22は、カバー部10aからの本体ユニット60方向への押圧と、カバー部取付部材63aから光源保持部であるホルダ9及び放熱板27を介したカバー部10a方向への押圧と、により、出射口14の隙間を塞ぐ。このような構成により、カバー部取付ねじ10-1が締結されると、パッキン22がカバー部10aの出射口14の隙間に密着させられる。
【0069】
カバー部10aの奥側ではないカバー前面部11が本体ユニット60に設けられたカバー部取付部材63aに取り付けられる。これにより、カバー部10aの取り付けの際に、奥まった箇所でのねじ締めを行う必要がなく、施工時の作業性が向上できる。
【0070】
<実施の形態1の効果>
実施の形態1によれば、照明器具1aは、被取付部に取り付けられる本体ユニット60を備える。照明器具1aは、光を照射する光源5を備える。照明器具1aは、本体ユニット60に取り付けられ、光源5を点灯させる点灯装置30を備える。照明器具1aは、光源5を保持した光源保持部であるホルダ9及び放熱板27を備える。照明器具1aは、光源5から出射される光の配光を制御する出射部材である光学制御部材21を備える。照明器具1aは、本体ユニット60に取り付けられ、ホルダ9及び放熱板27を光学制御部材21側に支持するカバー部取付部材63aを備える。照明器具1aは、点灯装置30と、ホルダ9及び放熱板27と、光学制御部材21と、カバー部取付部材63aと、を収納するとともに、光学制御部材21を露出させる出射口14が形成されたカバー部10aを備える。照明器具1aは、出射口14の隙間を塞ぐパッキン22を備える。カバー部10aは、カバー部取付部材63aにカバー部取付ねじ10-1を用いて締結されることにより、本体ユニット60側に引き寄せられている。パッキン22は、カバー部10aがカバー部取付部材63aに締結された状態で、出射口14を囲むカバー部10a、光学制御部材21、ホルダ9及び放熱板27に密着している。
【0071】
この構成によれば、光源5が予め本体ユニット60に取り付けられ、施工の際に光源5と本体ユニット60との電気的な接続が必要なく、本体ユニット60が天井などの被取付部に取り付けられた後に光源5の落下が防止できる。また、出射部材である光学制御部材21が出射口14から突出し、シート状のパッキン22が出射口14の隙間を塞ぐ。これにより、ガラスグローブあるいはガラスパネルを用いることなく、照明器具1aの防水性能が確保できる。
【0072】
実施の形態1によれば、パッキン22は、カバー部10aに配置されて組み立てられている。
【0073】
照明器具1aの施工時には、先ず光源5を保持した本体ユニット60が天井などの被取付部に取り付けられる。被取付部に取り付けられた本体ユニット60では、ホルダ9及び放熱板27が下向きになる。よって、パッキン22がホルダ9及び放熱板27に取り付けられていると、パッキン22が脱落するおそれがあり、最外周部22-4で固定する必要がある。一方、パッキン22がカバー部10aに配置されていると、天井などの被取付部に取り付けられた本体ユニット60にはパッキン22が配置されず、照明器具1aの本体ユニット60への施工時にパッキン22の脱落が防止できる。
【0074】
実施の形態1によれば、カバー部取付ねじ10-1は、シールワッシャーを付加させて締結されている。
【0075】
この構成によれば、脱落防止目的のシールワッシャーがカバー部取付ねじ10-1に更に取り付けられる。これにより、防水性を確保するとともに、カバー部10aからのカバー部取付ねじ10-1の脱落の可能性が低減できる。
【0076】
実施の形態1によれば、カバー部取付部材63aは、略下方からの投影視にて、本体ユニット60に設けられた器具取付孔60-1と重ならない位置に配置されている。
【0077】
この構成によれば、カバー部10aの取付応力が本体ユニット60を介して天井などの被取付部に受け止められて器具取付孔60-1に向かって直接的に伝わらない。これにより、カバー部10aの取付時に天井などの被取付部に取り付けられた本体ユニット60の器具取付孔60-1への過剰な入り込みが防止できる。
【0078】
実施の形態2.
<照明器具1b>
図12は、実施の形態2に係る照明器具1bを示す斜視図である。図13は、実施の形態2に係る照明器具1bを示す分解斜視図である。図14は、実施の形態2に係る照明器具1bを縦断面にて示す説明図である。実施の形態2では、実施の形態1と同事項の説明が省略され、その特徴部分のみが説明されている。
【0079】
<カバー部10b>
図12図13及び図14に示すように、カバー部10bは、点灯装置30と、ホルダ9と、放熱板27と、光学制御部材21と、支持部材63bと、を収納する。カバー部10bは、光学制御部材21を露出させる出射口14が形成されている。カバー部10bは、カバー前面部11と、カバー側面部12と、取付部13と、を有する。
【0080】
<取付部13>
取付部13は、カバー部10bの他端側である開口部16の外側縁部に設けられている。取付部13は、外周方向に突出したフランジ形状に形成されている。取付部13が本体ユニット60にカバー部取付ねじ10-1を用いて締結される。締結により、カバー部10bが本体ユニット60に引き寄せられている。取付部13には、カバー部締結孔13-1が複数形成されている。
【0081】
<支持部材63b>
支持部材63bは、パッキン22を保持したホルダ9及び放熱板27を本体ユニット60側から支持部64にて支持している。つまり、支持部材63bは、本体ユニット60に取り付けられ、支持部64にてホルダ9及び放熱板27を光学制御部材21側に支持している。図12に示すように、ホルダ9及び放熱板27は、2つの支持部材63bにおけるたとえば4箇所といった複数の支持部64によって本体ユニット60側から支持されている。実施の形態2では、支持部64の支持範囲が実施の形態1よりも大きい。
【0082】
<環凸部61-2>
天板61には、外周側に環凸部61-2が形成されている。環凸部61-2には、カバー部取付孔61-8が複数形成されている。カバー部取付孔61-8は、皿取り状に加工され、めねじが切られている。カバー部取付孔61-8には、カバー部取付ねじ10-1が螺合される。
【0083】
<カバー部10bの取り付け>
カバー部締結孔13-1とカバー部取付孔61-8とがカバー部取付ねじ10-1を用いて締結される。これにより、カバー部10bが天板61に保持される。つまり、カバー部10bが天板61を介して本体ユニット60にカバー部取付ねじ10-1を用いて締結される。これにより、カバー部10bが本体ユニット60側に引き寄せられている。
【0084】
カバー部10bが天板61を介して本体ユニット60にカバー部取付ねじ10-1を用いて締結される。これにより、パッキン22は、カバー部10bの出射口14の隙間を塞ぐ。パッキン22は、カバー部10bが本体ユニット60に締結された状態で、出射口14を囲むカバー部10b、光学制御部材21、ホルダ9及び放熱板27に密着している。
【0085】
<作用>
カバー部10bが本体ユニット60の平面視で周側に配置された取付部13で締結される。これにより、パッキン22が均一に押圧できる。特に、カバー部締結孔13-1とカバー部取付孔61-8との数が多くなるほど、パッキン22の押圧力がカバー部締結孔13-1とカバー部取付孔61-8との数の分だけ周方向で分散される。
【0086】
<実施の形態2の効果>
実施の形態2によれば、照明器具1bは、被取付部に取り付けられる本体ユニット60を備える。照明器具1bは、光を照射する光源5を備える。照明器具1bは、本体ユニット60に取り付けられ、光源5を点灯させる点灯装置30を備える。照明器具1bは、光源5を保持する光源保持部であるホルダ9及び放熱板27を備える。照明器具1bは、光源5から出射される光の配光を制御する出射部材である光学制御部材21を備える。照明器具1bは、本体ユニット60に取り付けられ、ホルダ9及び放熱板27を光学制御部材21側に支持する支持部材63bを備える。照明器具1bは、点灯装置30、ホルダ9、放熱板27、光学制御部材21、支持部材63bを収納するとともに、光学制御部材21を露出させる出射口14が形成されたカバー部10bを備える。照明器具1bは、出射口14の隙間を塞ぐパッキン22を備える。カバー部10bは、天板61を介して本体ユニット60にカバー部取付ねじ10-1を用いて締結されることにより、本体ユニット60側に引き寄せられている。パッキン22は、カバー部10bが天板61を介して本体ユニット60に締結された状態で、出射口14を囲むカバー部10b、光学制御部材21、ホルダ9及び放熱板27に密着している。
【0087】
この構成によれば、光源5が予め本体ユニット60に取り付けられ、施工の際に光源5と本体ユニット60との電気的な接続が必要なく、本体ユニット60が天井などの被取付部に取り付けられた後に光源5の落下が防止できる。また、出射部材である光学制御部材21が出射口14から突出し、シート状のパッキン22が出射口14の隙間を塞ぐ。これにより、ガラスグローブあるいはガラスパネルを用いることなく、照明器具1bの防水性能が確保できる。
【符号の説明】
【0088】
1a 照明器具、1b 照明器具、5 光源、9 ホルダ、10-1 カバー部取付ねじ、10a カバー部、10b カバー部、11 カバー前面部、11-1 収納部、12 カバー側面部、13 取付部、13-1 カバー部締結孔、14 出射口、15 表示口、16 開口部、20 光源部、21 光学制御部材、21-1 光学部、21-2 鍔部、22 パッキン、22-1 パッキン開口部、22-2 薄肉部、22-3 外周部、22-4 最外周部、22a スリット、27 放熱板、27-1 基部、27-2 縁部、30 点灯装置、31 ケース、31-2 ケース開口、31-3 押しボタン、31-4 スリット、31-5 軸受部、31-6 引っ掛け部、32 カバー、32-2 カバー側ガイド部、34 蓄電池、34-2 蓄電池側ガイド部、40 電源端子台、42 モニタ用LED、45 スイッチ、51 光源基板、52 光源用LED、53 コネクタ、60 本体ユニット、60-1 器具取付孔、61 天板、61-2 環凸部、61-5 点灯装置取付穴、61-8 カバー部取付孔、63a カバー部取付部材、63b 支持部材、64 支持部、70 防水部材、80 天井、91 ホルダ開口、93 L字リブ、94 ヒンジ部、94-1 ねじ、95 腕部。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
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図14