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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-01-23
(45)【発行日】2023-01-31
(54)【発明の名称】レドックスフロー電池及びその運転方法
(51)【国際特許分類】
   H01M 8/18 20060101AFI20230124BHJP
   H01M 8/02 20160101ALI20230124BHJP
【FI】
H01M8/18
H01M8/02
【請求項の数】 10
(21)【出願番号】P 2020516310
(86)(22)【出願日】2019-04-19
(86)【国際出願番号】 JP2019016816
(87)【国際公開番号】W WO2019208431
(87)【国際公開日】2019-10-31
【審査請求日】2022-01-19
(31)【優先権主張番号】P 2018083035
(32)【優先日】2018-04-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(73)【特許権者】
【識別番号】000002004
【氏名又は名称】昭和電工株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001070
【氏名又は名称】弁理士法人エスエス国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】渡邉 賢太郎
【審査官】小森 重樹
(56)【参考文献】
【文献】中国特許出願公開第104143649(CN,A)
【文献】特開2007-188729(JP,A)
【文献】特表2012-502445(JP,A)
【文献】韓国公開特許第10-2015-0100040(KR,A)
【文献】特開2014-137946(JP,A)
【文献】特開2016-119258(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01M 8/18
H01M 8/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項10】
請求項1から9のいずれかに記載のレドックスフロー電池の運転方法であって、
前記レドックスフロー電池の充放電を行う場合には、前記隔壁を閉めた状態で使用し、
前記レドックスフロー電池のリバンランスを行う場合には、前記隔壁を開けた状態で使用するレドックスフロー電池の運転方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、正極電解液と負極電解液とに、原子価が変化する同一種の金属元素のイオンを含む電解液が用いられるレドックスフロー電池及びこのレドックスフロー電池の運転方法に関する。
【背景技術】
【0002】
レドックスフロー電池は、電力の負荷平準化や瞬間停止対策などとして利用され、新規の電力貯蔵用電池として注目されており、特に、バナジウム塩を活物質にしたレドックスフロー電池が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
レドックスフロー電池の動作原理を図6に基づいて説明する。
レドックスフロー電池100は、イオン交換膜からなる隔膜101で正極セル100Aと負極セル100Bとに分離された電池セル110と、電解液を貯留する電解液タンク104A,104Bと、電解液タンク104A,104Bから電池セル110に電解液を循環供給する循環配管106A,106Bと、循環配管106A,106Bに接続されて電解液を循環させる循環ポンプ105A,105Bと、を備える。
【0004】
正極セル100Aには正極電極102が、また、負極セル100Bには負極電極103がそれぞれ内蔵されている。
また、正極セル100Aには、正極電解液を貯留する正極電解液タンク104Aが正極電解液循環配管106Aを介して接続され、負極セル100Bには、負極電解液を貯留する負極電解液タンク104Bが負極電解液循環配管106Bを介して接続されている。循環配管106A,106Bにはそれぞれ、循環ポンプ105A,105Bが設けられており、正極電解液循環配管106A、負極電解液循環配管106Bを介して、各電解液がそれぞれのタンクとセルとの間で循環される。
【0005】
各極電解液には、活物質としてバナジウムイオンなど原子価が変化するイオンの水溶液が用いられ、ポンプ105A,105Bで電解液を循環させながら、正極電極102、負極電極103におけるイオンの価数変化反応に伴って充放電が行われる。
【0006】
例えば、バナジウムイオンを含む電解液を用いた場合、セル内の正極および負極で充放電時に生じる反応は次の通りとなる。なお、実際には、V4+はVO2+で存在し、V5+はVO2+で存在しているものと推定され、それぞれ水和した状態や硫酸根が配位した状態で存在しているものと推定される。
正極:V4+ → V5+ + e-(充電) V4+ ← V5+ + e-(放電)
負極:V3+ + e- → V2+(充電) V3+ + e- ← V2+(放電)
【0007】
充電時に正極で生成される水素イオン(H+)は、隔膜101を通って負極側に移動し、電解液の電気的中性が保たれる。発電部(例えば、発電所など)から供給された電力は、価数の異なるバナジウムイオンの価数変化として電解液タンクに貯蔵される。
一方、放電時には、充電時とは逆の反応によって貯蔵した電力を取り出し、負荷(需要家など)に供給することができる。
【0008】
レドックスフロー電池では、電解液の充電状態(SOC:State Of Charge)は、電解液中のイオン価数の比率によって決まる。例えば、バナジウム系レドックスフロー電池の場合、正極電解液では、正極電解液中のバナジウムイオン(V4+/V5+)におけるV5+の比率、負極電解液では、負極電解液中のバナジウムイオン(V2+/V3+)におけるV2+の比率で表される。充電時の電池反応は、電池セル内で正極ではV4+がV5+に酸化され、負極ではV3+がV2+に還元される。放電時の電池反応は、充電時と逆の反応になる。
【0009】
バナジウム系レドックスフロー電池においては、劣化抑制や充電効率等の観点から満充電電圧(充電満了電圧、充電終了電圧)と放電末電圧が予め設定されており、電池の通常の運転時には、充電状態が放電末(例えば、充電状態:20%)から満充電(例えば、充電状態:80%)の充放電可能範囲内で充放電が行われる。ここで、満充電電圧は電力系統からの充電を停止するように設定された電圧であり、放電末電圧は電力系統への放電を停止するように設定された電圧である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
【文献】特開昭62-186473号公報
【文献】特開2006-147375号公報
【文献】特開平11-204124号公報
【文献】特開2001-43884号公報
【文献】米国特許出願公開第2014/0193673号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
バナジウム系レドックスフロー電池は電解液中の活物質が単一元素系であるため、正極電解液と負極電解液とが混合しても充電によって再生することができるという利点がある。しかしながら、レドックスフロー電池でも、充放電を繰り返すと隔膜を通して電解液中の各種イオンや溶媒が移動し、正極及び負極の電解液量の増減が生じる。これによって正極電解液と負極電解液の活物質イオンのバランスが崩れ、充電状態の低いセルに合わせて電池容量が決定され、電池容量が低下してしまうという問題がある。
【0012】
このような活物質イオンのバランス崩れを解消するリバランスの方法としては、例えば、特許文献2~4に開示されるように、正極電解液タンクと負極電解液タンクとを連通管によって連通させ、この連通管にバルブを設け、タンク内の電解液量が減少したときにバルブを開いて、連通管を介して正極電解液と負極電解液とを混合する構成が提案されている。
【0013】
しかしながら、このように正極電解液と負極電解液とを混合する場合には、連通管やポンプなどの設備が必要となってくる。特に、タンクが多いと、そのペア数だけ連通管やポンプなどが必要となるため、大規模なレドックスフロー電池とする場合には、配管が複雑になってしまう。
【0014】
また、連通管を介して正極電解液と負極電解液とを混合する場合、連通管の太さやポンプの性能などにも依るが、正極電解液と負極電解液とを充分に混合させるのに長い時間を要してしまう。このように正極電解液と負極電解液とを混合させるのに要する時間は、すなわち、レドックスフロー電池を使用できない時間であり、このような時間は短い方が好ましい。
【0015】
本発明では、このような現状に鑑み、リバランスを行うために正極電解液と負極電解液とを混合させるにあたり連通管やポンプなどの設備が不要で、かつ、迅速に正極電解液と負極電解液とを混合させリバンランスが可能なレドックスフロー電池を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0016】
本発明は、前述するような従来技術における課題を解決するために発明されたものであって、本発明は、例えば、以下の態様を含む。
【0017】
[1] 正極電解液と負極電解液とに、原子価が変化する同一種の金属元素のイオンを含む電解液が用いられるレドックスフロー電池であって、前記電解液が貯留される電解液槽を備え、前記電解液槽が、隔壁によって、電池セルの正極セルと循環配管により接続された正極電解液槽と、電池セルの負極セルと循環配管により接続された負極電解液槽とに隔てられ、前記隔壁が開閉可能に構成されるレドックスフロー電池。
【0018】
[2] 前記隔壁が、開閉部を備え、前記開閉部が昇降可能に構成される項[1]に記載のレドックスフロー電池。
【0019】
[3] 前記開閉部が回動可能に構成される項[2]に記載のレドックスフロー電池。
【0020】
[4] 前記隔壁が、孔を備え、前記開閉部の昇降により、前記孔の開閉が行われる項[2]に記載のレドックスフロー電池。
【0021】
[5] 前記隔壁が、開閉部を備え、前記開閉部が水平方向に開閉可能に構成される項[1]に記載のレドックスフロー電池。
【0022】
[6] 前記隔壁が、開閉部を備え、
前記開閉部が水平軸周りに回動可能に構成される項[1]に記載のレドックスフロー電池。
【0023】
[7] 前記電解液槽内に、攪拌装置を備える項[1]から項[6]のいずれかに記載のレドックスフロー電池。
【0024】
[8] 前記正極電解液槽と接続された正極セルと、前記負極電解液槽と接続された負極セルと、を有する電池セルと、
前記電解液槽に貯留され、前記正極セル及び前記負極セルに供給される電解液と、を備える項[1]から項[7]のいずれかに記載のレドックスフロー電池。
【0025】
[9] 前記電解液が、バナジウムイオンを含む水溶液である項[8]に記載のレドックスフロー電池。
【0026】
[10] 項[1]から項[9]のいずれかに記載のレドックスフロー電池の運転方法であって、前記レドックスフロー電池の充放電を行う場合には、前記隔壁を閉めた状態で使用し、前記レドックスフロー電池のリバンランスを行う場合には、前記隔壁を開けた状態で使用するレドックスフロー電池の運転方法。
【発明の効果】
【0027】
本発明によれば、電解液が貯留される電解液槽に開閉可能な隔壁を設けることによって、レドックスフロー電池の充放電を行う場合には、隔壁を閉めて正極電解液槽と負極電解液槽とを隔て、一方で、リバンランスを行う場合には、隔壁を開けて電解液を迅速に混合することができる。
【図面の簡単な説明】
【0028】
図1図1は、本実施例におけるレドックスフロー電池の構成を説明する模式図である。
図2図2は、図1に示すレドックスフロー電池の電解液槽の一例を示す模式図である。
図3図3は、電解液槽の隔壁の変形例を示す模式図である。
図4図4は、電解液槽の隔壁の別の変形例を示す模式図である。
図5図5は、電解液槽の隔壁のさらに別の変形例を示す模式図である。
図6図6は、従来のレドックスフロー電池を説明するための模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0029】
以下、本発明の実施の形態(実施例)を図面に基づいてより詳細に説明する。以下の説明で用いる図面は、本発明の特徴をわかりやすくするために便宜上特徴となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率などは実際とは異なっていることがある。また、以下の説明において例示される材料、寸法等は一例であって、本発明はそれらに限定されるものではない。
【0030】
図1は、本実施例におけるレドックスフロー電池の構成を説明する模式図である。
図1に示すように、レドックスフロー電池10は、イオン交換膜からなる隔膜11で正極セル10Aと負極セル10Bとに分離された電池セル20と、電解液31を貯留する電解液槽30と、電解液槽30から電池セル20に電解液31を循環供給する循環配管16A,16Bと、循環配管16A,16Bに接続されて電解液31を循環させる循環ポンプ15A,15Bと、を備える。正極セル10Aには正極電極12が、また、負極セル10Bには負極電極13がそれぞれ内蔵されている。
【0031】
なお、本発明における電池セル20としては、公知の構成を採用することができる。
【0032】
電解液槽30は、隔壁32によって、正極電解液槽34Aと負極電解液槽34Bとに隔てられている。正極電解液槽34Aは、正極電解液循環配管16Aを介して、正極セル10Aと接続され、負極電解液槽34Bは、負極電解液循環配管16Bを介して、負極セル10Bと接続されている。
【0033】
循環配管16A,16Bにはそれぞれ、循環ポンプ15A,15Bが設けられており、正極電解液循環配管16A、負極電解液循環配管16Bを介して、各電解液がそれぞれの電解液槽34A,34Bとセル10A,10Bとの間で循環される。
【0034】
正極電解液槽34Aの排出口16A1と吸引口16A2は、正極電解液槽34Aにおいて、なるべく離間した位置に配置することが好ましい。また、負極電解液槽34Bの排出口16B1と吸引口16B2は、負極電解液槽34Bにおいて、なるべく離間した位置に配置することが好ましい。
【0035】
本実施例において、電解液31としては、バナジウムイオンを含む水溶液が用いられるが、原子価が変化する金属元素のイオンを含む電解液であれば、特に限定されるものではない。また、正極電解液(正極電解液槽34Aから正極セル10Aへと供給される電解液31)と、負極電解液(負極電解液槽34Bから負極セル10Bへと供給される電解液31)とは、同一種の金属元素のイオンが含まれている。なお、正極電解液と負極電解液は、イオンとして含まれる元素が同一種であればよく、イオンや化合物としては必ずしも同一である必要はない。また、正極電解液と負極電解液とは、リバランスの際に混合後から充電前までは、同一組成の電解液となる。
【0036】
なお、電解液槽30としては、耐酸性を有する材料により形成するか、もしくは、その内部について耐酸処理を施すことが好ましい。製造コストの観点から、電解液槽30は耐酸処理を施したコンクリート製とすることが好ましい。
【0037】
また、隔壁32としては、耐酸性を有する材料により形成するか、もしくは、その表面について耐酸処理を施すことが好ましい。また、後述するように、開閉部32Aを設け、隔壁32の開閉を行うことから、加工性が高く、軽量で、強度の高い材料を用いることが好ましく、例えば、繊維強化プラスチック(FRP)を用いることができる。
【0038】
本実施例において、電解液槽30の隔壁32は、図2に示すように、その一部が開閉可能に構成されている。
図2に示す電解液槽30では、隔壁32には、開閉部32Aが設けられており、図示しない昇降手段により、開閉部32Aを昇降させることで、隔壁32の開閉を行っている。
【0039】
レドックスフロー電池10の充放電を行う場合には、開閉部32Aを下降させ、隔壁32は閉められた状態で使用される。一方で、リバランスを行う場合には、開閉部32Aを上昇させ、隔壁32を開いた状態とする。これにより、正極電解液槽34Aに貯留された電解液と、負極電解液槽34Bに貯留された電解液とが混合されることになる。
【0040】
また、本実施例においては、開閉部32Aは、図示しない回動手段により、鉛直軸周りに回動可能に構成されている。このように構成し、リバンランスを行う場合に、開閉部32Aを回動させることによって、電解液槽30内の電解液31を流動させることができ、より迅速にリバランスを行うことができる。この場合、開閉部32Aが電解液31中により多く浸かるように、開閉部32Aを自由に回動できる程度に上昇させることが、電解液31を攪拌しやすくなり好ましい。
【0041】
また、リバンランスを行う場合に、循環配管16A,16Bに設けられた循環ポンプ15A,15Bを動作させるようにしてもよい。これにより、各セル10A,10Bや循環配管16A,16Bに滞留していた電解液31についても混合させ、より均一にリバンランスを行うことができる。また、循環ポンプ15A,15Bを動作させることにより、電解液槽30内の電解液31を流動させる効果も得られる。
【0042】
なお、電解液槽30内に、例えば、インペラやポンプなどを用いた攪拌装置を設け、攪拌装置により電解液31を攪拌するようにしてもよい。
【0043】
図3は、電解液槽の隔壁の変形例を示す模式図である。
図3に示すように、開閉部32Aを水平方向に開閉するように構成し、図示しない移動手段により開閉部32Aを動作させている。
【0044】
このように構成した場合、電解液槽30内の電解液31を流動させるためには、上述するように、循環配管16A,16Bに設けられた循環ポンプ15A,15Bを動作させることにより行うことができる。もしくは、電解液槽30内に、例えば、インペラやポンプなどを用いた攪拌装置を設けるようにすることもできる。
【0045】
図4は、電解液槽の隔壁の別の変形例を示す模式図である。
図4に示すように、隔壁32の一部に孔32Bを設け、図示しない昇降手段により、開閉部32Aを昇降させることで、孔32Bの開閉、すなわち、開閉部32Aの開閉を行うことができる。
【0046】
このように構成した場合、電解液槽30内の電解液31を流動させるためには、上述するように、循環配管16A,16Bに設けられた循環ポンプ15A,15Bを動作させることにより行うことができる。もしくは、電解液槽30内に、例えば、インペラやポンプなどを用いた攪拌装置を設けるようにすることもできる。
【0047】
図5は、電解液槽の隔壁のさらに別の変形例を示す模式図である。
図5に示すように、隔壁32全体を開閉部32Aとして、図示しない回動手段により、水平軸周りに回動可能に構成されている。
【0048】
このように構成した場合、開閉部32Aを回動させることにより、電解液槽30内の電解液31を流動させ、電解液31を攪拌することができる。
なお、図5に示す例では、隔壁32全体を開閉部32Aとしているが、隔壁32の一部を開閉部32Aとしても構わない。
【0049】
また、上述するように、循環配管16A,16Bに設けられた循環ポンプ15A,15Bを動作させることにより行うことで、電解液槽30内の電解液31を流動させるようにしてもよい。また、電解液槽30内に、例えば、インペラやポンプなどを用いた攪拌装置を設けるようにすることもできる。
【0050】
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明はこれに限定されることはなく、上記実施例では、隔壁の一部が開閉可能となる構成として説明したが、隔壁全体が開閉可能となる構成としてもよいなど、本発明の目的を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
【符号の説明】
【0051】
10 レドックスフロー電池
10A 正極セル
10B 負極セル
11 隔膜
12 正極電極
13 負極電極
15A 循環ポンプ
15B 循環ポンプ
16A 正極電解液循環配管
16B 負極電解液循環配管
16A1 排出口
16A2 吸引口
16B1 排出口
16B2 吸引口
20 電池セル
30 電解液槽
31 電解液
32 隔壁
32A 開閉部
32B 孔
34A 正極電解液槽
34B 負極電解液槽
100 レドックスフロー電池
100A 正極セル
100B 負極セル
101 隔膜
102 正極電極
103 負極電極
104A 正極電解液タンク
104B 負極電解液タンク
105A 循環ポンプ
105B 循環ポンプ
106A 正極電解液循環配管
106B 負極電解液循環配管
110 電池セル
図1
図2
図3
図4
図5
図6