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特許7216660下流のニーズを総合することにより読み取り環境を決定するためのデバイス、システム、及び方法
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  • 特許-下流のニーズを総合することにより読み取り環境を決定するためのデバイス、システム、及び方法 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-01-24
(45)【発行日】2023-02-01
(54)【発明の名称】下流のニーズを総合することにより読み取り環境を決定するためのデバイス、システム、及び方法
(51)【国際特許分類】
   G16H 30/00 20180101AFI20230125BHJP
【FI】
G16H30/00
【請求項の数】 15
(21)【出願番号】P 2019556675
(86)(22)【出願日】2018-04-10
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2020-06-18
(86)【国際出願番号】 EP2018059067
(87)【国際公開番号】W WO2018192791
(87)【国際公開日】2018-10-25
【審査請求日】2021-04-09
(31)【優先権主張番号】62/488,358
(32)【優先日】2017-04-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】590000248
【氏名又は名称】コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェ
【氏名又は名称原語表記】Koninklijke Philips N.V.
【住所又は居所原語表記】High Tech Campus 52, 5656 AG Eindhoven,Netherlands
(73)【特許権者】
【識別番号】311005921
【氏名又は名称】ザ ユニヴァーシティー オブ シカゴ
(74)【代理人】
【識別番号】110001690
【氏名又は名称】弁理士法人M&Sパートナーズ
(72)【発明者】
【氏名】セブンスター メルライン
(72)【発明者】
【氏名】チャン パウル ヨセフ
【審査官】吉田 誠
(56)【参考文献】
【文献】特表2015-524107(JP,A)
【文献】特開2009-075828(JP,A)
【文献】特開2005-038262(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G16H 10/00 - 80/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ワークフローサーバが、
紹介医によって利用される医師デバイスからリクエストを受信するステップであって、前記リクエストは、撮像処置の実行に関し、また、前記紹介医の少なくとも1つのニーズを含む、受信するステップと、
前記リクエストから、前記少なくとも1つのニーズを決定するステップと、
決定された前記少なくとも1つのニーズを、紹介医毎に定められるノーマライズされたニーズのセットのうち前記紹介医のノーマライズされたニーズのセットからの少なくとも1つのノーマライズされたニーズと関連付けるステップと、
前記少なくとも1つのノーマライズされたニーズに基づいて、画像読み取り環境に含まれるべき少なくとも1つのワークフローソリューションを決定するステップとを含み、前記少なくとも1つのワークフローソリューションは、画像解釈者が前記撮像処置を解釈するのを支援するための前記画像読み取り環境で実行可能な自動アプリケーションである、方法。
【請求項2】
前記紹介医毎に定められるノーマライズされたニーズのセットは、データスキームに関連付けられる、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記リクエストがフリーテキスト形式で受信される場合、自然言語処理動作を実行して、少なくとも1つのキーワードを決定するステップと、
前記少なくとも1つのキーワードから前記少なくとも1つのノーマライズされたニーズを決定するステップとをさらに含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記リクエストが、専用ユーザインターフェースにおける少なくとも1つの選択とともに受信される場合、前記少なくとも1つの選択から前記少なくとも1つのノーマライズされたニーズを決定するステップをさらに含む、請求項2に記載の方法。
【請求項5】
前記リクエストが識別情報とともに受信される場合、前記少なくとも1つのノーマライズされたニーズを含むプロファイルを決定するステップをさらに含み、
前記プロファイルは専用プロファイルであり、前記識別情報は前記専用プロファイルを識別する専用ヘッダーであり、又は、
前記プロファイルはユーザプロファイルであり、前記識別情報は前記紹介医の身元情報である、請求項2に記載の方法。
【請求項6】
前記少なくとも1つのワークフローソリューションを決定するステップは、
前記少なくとも1つのノーマライズされたニーズを複数のワークフローソリューションにマッピングするステップであって、前記ワークフローソリューションはそれぞれ、前記画像解釈者が前記撮像処置を実行するやり方を定めることに関連付けられる、マッピングするステップと、
前記少なくとも1つのノーマライズされたニーズが、前記ワークフローソリューションのうちの少なくとも1つと対応するか否かを決定するステップとをさらに含み、
前記少なくとも1つのワークフローソリューションが決定される場合、前記少なくとも1つのワークフローソリューションに基づいて前記画像読み取り環境が生成される、請求項2に記載の方法。
【請求項7】
前記少なくとも1つのワークフローソリューションがシリアル依存性を有する場合、前記シリアル依存性を決定するステップと、
前記シリアル依存性に基づいて前記画像読み取り環境を更新するステップとをさらに含む、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記少なくとも1つのワークフローソリューションを前記画像読み取り環境に組み込む、変更された画像読み取り環境を生成するステップと、
前記変更された画像読み取り環境を、前記画像解釈者によって利用される画像解釈者デバイスに送信するステップとをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記画像解釈者デバイスから少なくとも1つのコンテキストキューを受信するステップと、
前記少なくとも1つのコンテキストキューに基づいて前記画像読み取り環境を更新するステップとをさらに含む、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記撮像処置からの検査結果を受信するステップと、
前記検査結果を前記医師デバイスに送信するステップとをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
通信ネットワークを介して通信する送受信機であって、前記送受信機は、紹介医によって利用される医師デバイス及び画像解釈者によって利用される画像解釈者デバイスとデータを交換する、送受信機と、
実行可能プログラムを記憶するメモリと、
前記実行可能プログラムを実行するプロセッサとを備える、ワークフローサーバであって、前記実行可能プログラムは前記プロセッサに動作を実行させ、前記動作は、
前記紹介医によって利用される前記医師デバイスからリクエストを受信することであって、前記リクエストは、撮像処置の実行に関し、また、前記紹介医の少なくとも1つのニーズを含む、受信することと、
前記リクエストから、前記少なくとも1つのニーズを決定することと、
決定された前記少なくとも1つのニーズを、紹介医毎に定められるノーマライズされたニーズのセットのうち前記紹介医のノーマライズされたニーズのセットからの少なくとも1つのノーマライズされたニーズと関連付けることと、
前記少なくとも1つのノーマライズされたニーズに基づいて、画像読み取り環境に含まれるべき少なくとも1つのワークフローソリューションを決定することとを含み、前記少なくとも1つのワークフローソリューションは、前記画像解釈者が前記撮像処置を解釈するのを支援するための前記画像読み取り環境で実行可能な自動アプリケーションである、ワークフローサーバ。
【請求項12】
前記紹介医毎に定められるノーマライズされたニーズのセットは、データスキームに関連付けられる、請求項11に記載のワークフローサーバ。
【請求項13】
前記リクエストはフリーテキスト形式で受信され、前記プロセッサが実行する動作はさらに、自然言語処理動作を実行して、少なくとも1つのキーワードを決定することと、前記少なくとも1つのキーワードから前記少なくとも1つのノーマライズされたニーズを決定することとを含む、請求項12に記載のワークフローサーバ。
【請求項14】
前記リクエストは、専用ユーザインターフェースにおける少なくとも1つの選択とともに受信され、前記プロセッサが実行する動作はさらに、前記少なくとも1つの選択から前記少なくとも1つのノーマライズされたニーズを決定することを含む、請求項12に記載のワークフローサーバ。
【請求項15】
前記リクエストは識別情報とともに受信され、前記プロセッサが実行する動作はさらに、前記少なくとも1つのノーマライズされたニーズを含むプロファイルを決定することを含み、前記プロファイルは専用プロファイルであり、前記識別情報は前記専用プロファイルを識別する専用ヘッダーであり、又は、前記プロファイルはユーザプロファイルであり、前記識別情報は前記紹介医の身元情報である、請求項12に記載のワークフローサーバ。
【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
[0001]医師は、様々な異なる処置を使用したり、様々な異なる治療を推奨することにより、患者にヘルスケアサービスを提供し得る。医師は、患者に関する入手可能な情報を使用して決定した診断に基づいて、ヘルスケアサービスを患者に合ったものにし得る。例えば、医師は、医療に関連する質問への回答を受け取ったり、特定の身体領域を検査したり、患者の他の検査結果を参照したりし得る。例えば画像解釈者によって患者に対して行われた処置からの検査結果を使用する場合、医師は、最初に処置の実行を推奨し得る。したがって、医師は、検査結果を得るために患者を画像解釈者に向かわせ得る又は紹介し得る。
【0002】
[0002]画像解釈者は、様々な異なる処置及び様々な異なるアプローチを使用して、患者の所望の領域の画像をキャプチャすることができる。しかし、紹介医は、特定の手順及び特定のアプローチを使用した画像を必要とし得る。例えば、紹介医は、イメージング調査から抽出された定量データポイントに依拠する(例えば、腫瘍医は一般的に、代表的腫瘍の2次元測定を期待する)。この情報が画像解釈者に提供され、画像解釈者がこの情報を承認しない限り、画像解釈者によって使用される画像読み取り環境は、紹介医のニーズや期待に応えられない可能性が高い。したがって、読み取り環境を構成することの負担は画像解釈者に課され、(紹介医の)下流ニーズ及び期待を総合するとともに、これらのニーズ及び期待に対応するサポート技術を手動で構成することが課される。このプロセスは多くの場合、画像解釈者にとって面倒で時間のかかるものであり、紹介医に結果を送るまでにかかる時間が増加する。さらに、利用可能なワークフローソリューションの数が増えるにつれ、ワークフローの選択、及び、読み取り環境のために選択されたワークフローを利用する方法の選択は、画像解釈者にとってより困難になる。
【0003】
[0003]紹介医の下流ニーズ及び期待の統合における画像解釈者の労力を軽減するために使用されるあるアプローチは、画像解釈者が、定量データポイントをより正確かつより効率的に作成及び文書化できるようにすることである。従来のやり方は、画像解釈者が腫瘍測定結果を長期的に管理できるようにするPACS(picture archiving and communication system )ワークフローソリューションであるMA(Measurement Assistant)である。MAは、紹介医にとって適切なフォーマットで測定結果を再利用できるように測定結果を電子的に保持し、説明的報告(narrative report)に含まれるフリーテキスト測定結果セクションを生成することを可能にする。
【0004】
[0004]MAは、上述の問題に対する解決策を提供するように見えるが、MA自体にも、紹介医の下流ニーズ及び期待を決定するという要求に完全に対処しないという欠点がある。例えば、MAがインストール後に普遍的に採用及び使用されるという基本的前提が必要であるが、これは保証されない。実際、調査によれば、放射線科医によるMAの採用の控えめな推定は、MAを用いて読み取られる腫瘍測定結果については約80%に達する。MA活用の奨励機能(例えば、教育セッション、穏やかなリマインダー、ユーザ固有スコアカードなど)や、MAの自動起動機能が使用されたとしても、特に、MAを使用するために必要とされる手動の寄与の観点から、MAの使用は普遍的採用には至らない。つまり、画像解釈者が、紹介医の下流ニーズ及び期待を決定しなければならない場合が依然として存在する。
【0005】
[0005]ある具体例では、撮像処置を実行される患者が、MAを用いて読み取られた過去の画像検査を有さない場合、自動起動機能が有効になっていてもMAアプリケーションは自動起動しない。患者が過去の画像検査を有さない理由は様々に考えることができ、例えば、新しい患者であることや、新しい腫瘍を有する以前の患者であることなどが考えられる。したがって、紹介医のニーズを画像インターブリターに対して特定する上で問題がある。撮像処置のスケジュールがやがて立てられると、紹介医のニーズと相関する撮像処置の詳細に関するコミュニケーションが不足する可能性がある。
【発明の概要】
【0006】
[0006]本願は、ワークフローサーバにおいて、紹介医によって利用される医師デバイスから、撮像処置の実行に関するリクエストを受信するステップと、前記リクエストから、前記紹介医に対応する少なくとも1つのノーマライズされたニーズを決定するステップと、前記少なくとも1つのノーマライズされたニーズに基づいて、読み取り環境に含まれるべき情報を生成するステップであって、前記情報は、画像解釈者が前記撮像処置を解釈するのを支援する、ステップとを含む方法を対象とする。
【0007】
[0007]本願は、通信ネットワークを介して通信する送受信機であって、前記送受信機は、紹介医によって利用される医師デバイス及び画像解釈者によって利用される画像解釈者デバイスとデータを交換する、送受信機と、実行可能プログラムを記憶するメモリと、前記実行可能プログラムを実行するプロセッサとを備えるワークフローサーバであって、前記実行可能プログラムは前記プロセッサに動作を実行させ、前記動作は、前記紹介医によって利用される前記医師デバイスから、撮像処置の実行に関するリクエストを受信するステップと、前記リクエストから、前記紹介医に対応する少なくとも1つのノーマライズされたニーズを決定するステップと、前記少なくとも1つのノーマライズされたニーズに基づいて、読み取り環境に含まれるべき情報を生成するステップとを含み、前記情報は、前記画像解釈者が前記撮像処置を解釈するのを支援する、ワークフローサーバを対象とする。
【0008】
[0008]本願は、ワークフローサーバにおいて、紹介医によって利用される医師デバイスから、撮像処置の実行に関するリクエストを受信するステップと、前記リクエストから、前記紹介医に対応する少なくとも1つのノーマライズされたニーズを決定するステップと、前記少なくとも1つのノーマライズされたニーズに基づいて少なくとも1つのワークフローソリューションを決定するステップであって、前記少なくとも1つのワークフローソリューションはそれぞれ、前記撮像処置が実行されるやり方を定めることに関連付けられる、ステップと、前記少なくとも1つのノーマライズされたニーズに基づいて読み取り環境を生成するステップであって、前記読み取り環境は、前記少なくとも1つのワークフローソリューションを提供する、ステップとを含む方法を対象とする。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】[0009]図1は、例示的実施形態に係るシステムを示す。
図2】[0010]図2は、例示的実施形態に係る図1のワークフローサーバを示す。
図3】[0011]図3は、例示的実施形態に係る読み取り環境を決定するための方法を示す。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[0012]例示的実施形態は、以下の説明及び関連する添付図面を参照することでさらに理解され、図中、同様の要素には同じ参照番号が与えられている。例示的実施形態は、紹介医のニーズ及び/又は期待に基づき、画像解釈者がより効率的に患者の撮像処置を実行するためのデバイス、システム、及び方法に関する。具体的には、例示的実施形態は、紹介医のニーズ/期待を自動的に検出し、画像解釈者のために、これらのニーズ/期待に基づいて読み取り環境を自動的に構成又は修正するように構成される。したがって、画像解釈者は、紹介医の下流ニーズを決定する必要がない。このようにして、画像解釈者は、提供された読み取り環境を用いて撮像処置を実行し、医師の要求を満たす検査結果を紹介医に返すことができる。
【0011】
[0013]例示的実施形態は、紹介医に関連する下流ニーズを有する、画像解釈者のための読み取り環境に関して説明されることに留意されたい。ただし、画像解釈者、撮像処置、及び読み取り環境は単なる例に過ぎない。例示的実施形態は、紹介医がニーズ/期待のセットを有し、この情報が他の臨床医がある処置を実行して結果を生成するための基礎として使用される任意のプロセスフローとともに使用されるように変更され得る。また、医療分野への結び付けは例示に過ぎないことにも留意されたい。例示的実施形態は、第1のユーザがニーズ/期待のセットを有し、この情報に基づいて第2のユーザがある動作を実行して結果を生成する任意のプロセスフローとともに使用されるように変更されてもよい。
【0012】
[0014]本明細書で使用される場合、紹介医は、画像解釈者によって提供される結果に関してニーズ及び/又は期待を有する。これらのニーズ及び期待は、画像解釈者が画像検査とインタラクトすることによって作成され、撮像レポート及び/又はワークフローソリューションにおいて文書化された撮像解釈から抽出される任意のニーズ、期待、又はその他の値を表す又はカバーし得る。以下、これらのニーズ/期待をまとめて「ニーズ」と呼ぶ。
【0013】
[0015]例示の目的で、例示的実施形態は、1つ又は複数のワークフローソリューションの存在及びこれらのへのアクセスを想定してもよい。例えば、ワークフローソリューションは、長期的定量化技術、画像セグメンテーション技術、コンピュータ支援検出技術、コンピュータ支援診断技術、ガイドラインに基づく推奨技術、検索技術などを含み得る。したがって、ワークフローソリューションは、撮像処置を使用してキャプチャされた画像の解釈において画像解釈者を支援する任意の自動アプリケーションであり得る。しかし、既存のワークフローソリューションの選択及び使用は例示に過ぎず、例示的実施形態は、読み取り環境において使用されるワークフローソリューションを決定及び/又は作成するように変更されてもよい。また、例示的実施形態は、様々な撮像処置とともに使用される読み取り環境を利用する。しかし、例示的実施形態は同様に、読み取り環境を決定及び作成するように変更されてもよい。
【0014】
[0016]図1は、例示的実施形態に係るシステム100を示す。システム100は、患者へのヘルスケアの提供に関与する様々なコンポーネント間の通信に関する。具体的には、システム100は、撮像処置を実行して、紹介医に返される検査結果を生成するために、医師が患者を画像解釈者に紹介するシナリオに関連し得る。システム100は、医師デバイス105、通信ネットワーク110、及び画像解釈者デバイス115を含むことができる。以下でさらに詳細に説明するように、システム100は、画像解釈者が撮像処置を解釈するのを支援する情報を含むように読み取り環境を変更するように構成され、ここで、情報は、紹介医のニーズに対応するワークソリューションを含み得る。したがって、システム100は、ワークフローサーバ120及びソリューションリポジトリ125をさらに含み得る。
【0015】
[0017]医師デバイス105は、医師に関連する機能を実行するように構成された任意の電子デバイスを表し得る。例えば、医師デバイス105は、タブレット、ラップトップなどの携帯機器、又はデスクトップ端末などの固定機器であり得る。医師デバイス105は、医療処置に関連する様々な動作を実行するために必要なハードウェア、ソフトウェア、及び/又はファームウェアを含むことができる。医師デバイス105はさらに、システム100の他のコンポーネントとの接続を確立するために、通信ネットワーク110との接続を確立するのに必要な接続ハードウェア、ソフトウェア、及びファームウェア(例えば、送受信機)を含み得る。
【0016】
[0018]医師デバイス105は、医師が医療処置に関連する様々な動作を実施できるように構成され得る。例えば、医師デバイス105は、カレンダーアプリケーションを使用して患者の予約をスケジュールしたり、患者の治療又は処置などをトラッキングしたりし得る。別の例では、医師デバイス105は、患者に対して行われるべき撮像処置をスケジュール又はリクエストし得る。すなわち、医師デバイス105は患者に撮像処置を推奨し、患者が同意する場合、撮像処置を実行するために患者を画像解釈者に紹介し得る。したがって、医師は、医師デバイス105を利用して、他の任意の情報とともにリクエストを入力することができる。さらなる例では、以下で明らかになるように、医師デバイス105は、撮像処置に関連する検査結果を受け取り、その結果を医師に表示することができる。
【0017】
[0019]通信ネットワーク110は、システム100の様々なコンポーネントを通信接続し、データ交換を可能にするように構成され得る。通信ネットワーク110は、システム100のコンポーネントが互いに通信するために使用する任意の1つ又は複数のネットワークを表し得る。例えば、医師デバイス105が病院で使用される場合、通信ネットワーク110は、医師デバイス105が最初に接続することができるプライベートネットワーク(例えば、病院ネットワーク)を含み得る。プライベートネットワークは、インターネットに接続するためにインターネットサービスプロバイダのネットワークに接続し得る。その後、インターネットを介して、他の電子機器との接続が確立され得る。例えば、ワークフローサーバ120は、病院から離れているがインターネットに接続されていてもよい。したがって、医師デバイス105は、ワークフローサーバ120に通信接続され得る。なお、通信ネットワーク110及び通信ネットワークに含まれ得る全てのネットワークは、任意のタイプのネットワークであり得ることに留意されたい。例えば、通信ネットワーク110は、ローカルエリアネットワーク(LAN)、広域ネットワーク(WAN)、仮想LAN(VLAN)、WiFiネットワーク、ホットスポット、セルラーネットワーク(例えば、3G、4G、LTE(Long Term Evolution)など)、クラウドネットワーク、これらのネットワークの有線形式、これらのネットワークの無線形式、これらのネットワークの有線/無線形式の組み合わせなどであり得る。
【0018】
[0020]画像解釈者デバイス115は、画像解釈者に関連する機能を実行するように構成された任意の電子デバイスを表し得る。例えば、医師デバイス105と同様に、画像解釈者デバイス115は、タブレット、ラップトップなどの携帯機器、又はデスクトップ端末などの固定機器であり得る。画像解釈者デバイス115はさらに、撮像処置に関連する様々な動作を実行するために必要なハードウェア、ソフトウェア、及び/又はファームウェアを含むことができる。画像解釈者デバイス115はさらに、システム100の他のコンポーネントとの接続を確立するために、通信ネットワーク110との接続を確立するのに必要な接続ハードウェア、ソフトウェア、及びファームウェア(例えば、送受信機)を含み得る。
【0019】
[0021]画像解釈者デバイス115は、画像解釈者が撮像処置に関連する様々な動作を実施できるように構成され得る。当業者が理解するように、異なる撮像モダリティを使用して実行可能な複数の異なる撮像処置が存在する。例えば、撮像処置は、X線、コンピュータ断層撮影(CT)、磁気共鳴イメージング(MRI)、超音波、ポジトロン放出断層撮影(PET)スキャン、単一光子放射コンピュータ断層撮影(SPECT)スキャン、又はこれらのハイブリッドなどであり得る。各撮像処置は、画像解釈者が画像をキャプチャ及び解釈するための読み取り環境を利用し得る。以下でさらに詳細に説明するように、画像解釈者デバイス115は、画像解釈者が撮像処置を解釈するのを支援する、ワークフローサーバ120から読み取り環境に含まれる情報(例えば、当該患者について撮像処置が実行されるべきやり方)を受け取り得る。画像解釈者デバイス115は、撮像処置が実行されている間に、ワークフローサーバ120と連続的にデータを交換し、例えば画像解釈者によって入力が提供され得る。撮像処置が完了すると、画像解釈者デバイス115は、撮像処置の検査結果を医師デバイス105に送信することができる。
【0020】
[0022]ワークフローサーバ120は、例示的実施形態に係る読み取り環境に含まれるべき情報の決定に関連する機能を実行するシステム100の構成要素であり得る。以下でさらに詳細に説明するように、ワークフローサーバ120は、医師デバイス105を利用する紹介医からリクエスト又は情報を受け取り、紹介医のニーズに基づき読み取り環境に含まれるべき情報(例えば、ワークフローソリューション)を決定し、そして、実行されるべき撮像処置について、修正された読み取り環境を画像解釈者デバイス115に提供し得る。ワークフローサーバ120は、読み取り環境を決定するために、様々な機能及び動作、並びにワークフローソリューションを利用し得る。読み取り環境に含まれる情報を決定する際のワークフローサーバ120の機能及び動作は、準備ステップとして、及び/又は、画像解釈者が撮像処置を実行している間に実行されてもよい。
【0021】
[0023]ソリューションリポジトリ125は、ワークフローソリューションがワークフローサーバ120によって格納及び取り出されるソースを表し得る。上記のように、ワークフローソリューションは、長期定量化技術、画像セグメンテーション技術、コンピュータ支援検出技術、コンピュータ支援診断技術、ガイドラインに基づく推奨技術、サーチ技術などに基づき得る。したがって、ソリューションリポジトリ125は、これらの様々なテクノロジーがそれぞれの機能を実行して、ワークフローソリューションの対応する出力を提供するためのソースであり得る。別の例示的実施形態では、ソリューションリポジトリは、これらの様々な技術を利用する他の電子コンポーネントからのワークフローソリューションを保存するデータストレージコンポーネントであり得る。ソリューションリポジトリ125は、例示的実施形態に係る読み取り環境に含まれる情報とともに使用するために選択され得る既存のワークフローソリューションを格納し得る。しかし、読み取り環境において使用されるべきワークフローソリューションを決定及び作成するようにワークフローサーバ120が改変され得ることに再び留意されたい。
【0022】
[0024]なお、単一のソリューションリポジトリ125を示すシステム100は例示にすぎないことに留意されたい。ソリューションリポジトリ125は、ワークフローサーバ120によってアクセスされ得るワークフローソリューションの1つ以上のソースを表し得る。例えば、ワークフローソリューションの生成に利用される技術はそれぞれ、対応するソリューションリポジトリ125を有し得る。他の例では、単一のソリューションリポジトリ125を複数の技術のために使用できるように、複数の技術が単一のソースによって提供されてもよい。
【0023】
[0025]また、システム100は、複数の医師デバイス105、複数の画像解釈者デバイス115、及び複数のワークフローサーバ120を含み得ることに留意されたい。すなわち、多数の異なる医師及び画像解釈者がシステム100を利用してもよい。また、異なる医師デバイス105及び画像解釈者デバイス115にサービスを提供する多数の異なるワークフローサーバ120が存在し得る。
【0024】
[0026]上記のように、ワークフローサーバ120は、紹介医のニーズに基づいて読み取り環境を決定してもよい。図2は、例示的実施形態に係る図1のワークフローサーバ120を示す。ワークフローサーバ120は、読み取り環境に含まれるべき情報を決定するための様々な機能を提供し得る。ワークフローサーバ120はネットワークコンポーネント(具体的にはサーバ)として説明されているが、ワークフローサーバ120は、ポータブルデバイス(例えば、タブレット、スマートフォン、ラップトップなど)又は固定デバイス(例えば、デスクトップ端末など)などの様々なハードウェアコンポーネントとして具現化され得る。ワークフローサーバ120は、医師デバイス105及び/又は画像解釈者デバイス115に組み込まれてもよく、又はウェブサイトサービスなどに組み込まれてもよい。ワークフローサーバ120は、プロセッサ205、メモリ構成210、表示デバイス215、入出力(I/O)デバイス220、送受信機225、及び他のコンポーネント230(例えば、撮像装置(imager)、オーディオI/Oデバイス、バッテリ、データ収集デバイス、ワークフローサーバ120を他の電子機器に電気接続するためのポートなど)を含み得る。
【0025】
[0027]プロセッサ205は、ワークフローサーバ120の複数のアプリケーションを実行するように構成され得る。以下でさらに詳細に説明するように、プロセッサ205は、ニーズ検出エンジン235、構成エンジン240、シリアル化エンジン245、コンテキストエンジン250、及び出力エンジン255を含む複数のエンジンを利用してもよい。ニーズ検出エンジン235は、紹介医のニーズを捕捉し、ノーマライズするように構成され得る。構成エンジン240は、紹介医の複数のノーマライズされたニーズを、複数のワークフローソリューションからなるアレイにマッピングするように構成され得る。シリアル化エンジン245は、複数のワークフローソリューションの適切な順序での提示を保証するためにワークフローソリューションをシリアル化するように構成され得る。コンテキストエンジン250は、コンテキストキューに基づいてワークフロー技術の使用に優先順位を付けるように構成され得る。出力エンジン255は、他のエンジン235~250からの情報に基づいて読み取り環境に含まれるべき情報を生成するように構成され得る。
【0026】
[0028]なお、プロセッサ205によって実行されるアプリケーション(例えば、プログラム)である上記のアプリケーション及びエンジンは例示にすぎないことに留意されたい。アプリケーションに関連づけられる機能は、1つ又は複数の多機能プログラムのコンポーネント、ワークフローサーバ120の別個の組み込まれたコンポーネント、又はワークフローサーバ120に結合されたモジュラコンポーネント(例えば、ファームウェアを有する又は有さない集積回路)として表されてもよい。
【0027】
[0029]メモリ210は、ワークフローサーバ120によって実行される動作に関連するデータを保存するように構成されたハードウェアコンポーネントであってもよい。具体的には、メモリ210は、紹介医のリクエストやニーズなど、各種のエンジン235~255に関連するデータを保存し得る。表示デバイス215は、ユーザにデータを表示するように構成されたハードウェアコンポーネントであり、一方、I/Oデバイス220は、ユーザが入力を行うことを可能にするハードウェアコンポーネントであり得る。例えば、ワークフローサーバ120の管理者は、I/Oデバイス220を用いて入力された入力により、表示デバイス215上に表示されるユーザインターフェースを介してワークフローサーバ120の機能維持及び更新し得る。なお、表示デバイス215及びI/Oデバイス220は別々のコンポーネントであってもよいし、タッチスクリーンなどのように一体化されてもよいことに留意されたい。送受信機225は、通信ネットワーク110を介してデータを送信及び/又は受信するように構成されたハードウェアコンポーネントであり得る。
【0028】
[0030]例示的実施形態によれば、ワークフローサーバ120は、様々な異なる動作を実行することで、紹介医のための検査結果を生成するために画像解釈者によって使用される読み取り環境に含まれるべき情報を決定し得る。まず、上記したように、ニーズ検出エンジン235は、紹介医のニーズを捕捉し、ノーマライズするように構成され得る。したがって、紹介医は、医師デバイス105を利用して、撮像処置のリクエストを入力することができる。リクエストはワークフローサーバ120に送信され得る。具体的には、ニーズ検出エンジン235は、撮像処置を求めるコンテキストにおいて提供されるリクエストを受信することができる。ニーズ検出エンジン235は、その後、リクエストを、紹介医に対応する一連のノーマライズされたニーズに変換し得る。例えば、第1の医師は患者のある領域を見るための第1のニーズセットを有し、第2の医師は、患者の同じ領域を見るための第2のニーズセットを有し得る。第1の医師がリクエストを入力する場合、第1のニーズセットが読み取り環境を決定するための基礎として使用される。
【0029】
[0031]例示的実施形態に係るニーズ検出エンジン235の具体的実装では、所定のデータスキームが使用され得る。所定のデータスキームは、紹介医の潜在的ニーズを全て列挙し得る。より具体的には、所定のデータスキームの複数のニーズは、階層的に構造化され得る。例えば、所定のデータスキームのニーズは、紹介医が撮像処置から画像定量化を要求するツリー構造が含まれ得る。したがって、第1のニーズレベルには「画像定量化」というラベルを付けられ得る。画像定量化は、腫瘍や血管などの下位要件を含み得る。したがって、「画像定量化」の下の第2のニーズレベルは「腫瘍」及び「血管」であり得る。同様に、腫瘍下位要件は、WHO(World Health Organization)、RECIST(Response Evaluation Criteria in Solid Tumors)1.0、及びRECIST1.1が定める基準などの下位要件を含み得る。したがって、「腫瘍」の下の第3のニーズレベルは「WHO」、「RECIST1.0」、及び「RECIST1.1」であり得る。
【0030】
[0032]ニーズ検出エンジン235は、様々なやり方で医師デバイス105からリクエストを受信することができる。第1の例では、紹介医は、リクエストされる撮像処置に関する情報を提供するテキストを入力してもよい。例えば、紹介医は、医師デバイス105上でテキストを入力することで、患者の病歴、現在の症状、撮像処置の理由、臨床的質問などを記述することができる。また、紹介医は、下流のニーズを補足するために、撮像処置の理由を詳しく説明してもよい(例えば、「RECIST測定を行ってください。」)。このテキストが医師デバイス105上で紹介医によって入力されると、医師デバイス105は、続いてこのデータをワークフローサーバ120に送信し得る。
【0031】
[0033]ワークフローサーバ120がこの形式で医師デバイスからリクエストを受信すると、ニーズ検出エンジン235は、所定のデータスキームの複数のニーズへのマッピングのために用語をノーマライズする自然言語処理動作を使用して、データをフィルタリングし得る。所定のデータスキームの複数のニーズは、キーワード及び/又はキーフレーズのリストとして編成されてもよい。したがって、リクエストからの用語の字句要素を使用することで、例えば前処理技術(例えばステミング)を用いて、所定のデータスキームのノーマライズされたニーズに対する検索を実行することができる。具体例では、撮像処置の理由が、ニーズ検出エンジン235によって識別された用語「RECIST」を含む場合、ニーズ検出エンジン235は、この用語を「Response Evaluation Criteria in Solid Tumors 1.1」に対応するノーマライズされたニーズにマッピングし得る。ニーズ検出エンジン235は、リクエストのデータをフィルタリングし、ノーマライズされたニーズにマッピングする際のさらなる動作をサポートしてもよい。例えば、ニーズ検出エンジン235は、否定検出動作、概念抽出動作などを利用してもよい。
【0032】
[0034]リクエスト受信の第2の例では、ワークフローサーバ120は、専用ユーザインターフェース環境を医師デバイス105に提供し得る。専用ユーザインターフェース環境は、紹介医が電子的かつ構造化された態様で任意のニーズに印を付けることを可能にし得る。例えば、所定のデータスキームの複数のニーズが、アイテムを選択可能なツリー構造として、医師デバイス105上で紹介医に提示されてもよい。専用ユーザインターフェース環境は、紹介医からの入力を受信する際の動的な動作及び事前定義された動作を統合し得る。例示的動作において、ニーズ検出エンジン235は、紹介医師の専門性を考慮に入れ、この専門性のためのマッピングを使用して所定のデータスキームのノーマライズされたニーズをフィルタリングし得る。例えば、紹介医が腫瘍医である場合、紹介医は第1のニーズを「定量化」として選択し、これに続くニーズとして「腫瘍」がもたらされ得るが、心臓学を専門とする別の紹介医には「腫瘍」が提示されない(代わりに「心臓」が提示され得る)。
【0033】
[0035]第3の例では、ニーズ検出エンジン235はプロファイルを利用してもよい。プロファイルを使用する第1の例では、ニーズ検出エンジン235は複数の専用プロファイルを保存し、各専用プロファイルが、所定のデータスキームの複数のノーマライズされたニーズの組み合わせを含む。各専用プロファイルには、専用ユーザインターフェースから特定のプロファイルを選択することで取得可能なヘッダーが割り当てられ得る。例えば、ヘッダーには「研究プロトコルXYZ」、「標準腫瘍定量化」などの記載がされ得る。プロファイルを使用する第2の例では、ニーズ検出エンジン235は、所定のデータスキームの複数のノーマライズされたニーズの組み合わせを含む、紹介医のためのユーザプロファイルを保存し得る。したがって、紹介医が撮像処置のリクエストを有し、紹介医によって共通のニーズセットが使用される場合、紹介医はユーザプロファイルを選択することができる(専用プロファイルの一部であるノーマライズされたニーズを含む又は除外している可能性がある)。しかし、紹介医が異なるニーズセットを必要とする場合、紹介医はユーザプロファイルの選択を無効にすることができる。ユーザプロファイルは手動又は自動で作成され得る。例えば、紹介医は、ユーザプロファイルに含めるノーマライズされたニーズを手動で選択することができる。他の例では、以前に選択されたノーマライズされたニーズ又は専用プロファイルに基づいて、ニーズ検出エンジン235が、パーソナライズされた、ノーマライズされたニーズのセットを含むユーザプロファイルを作成し得る。
【0034】
[0036]構成エンジン240は、紹介医の複数のノーマライズされたニーズを、複数のワークフローソリューションからなるアレイにマッピングする。上述のように、ワークフローサーバ120は、様々な異なる技術に基づく複数のワークフローソリューションを格納するソリューションリポジトリ125へのアクセスを有し得る。繰り返しになるが、ワークフローソリューションは、画像解釈者が撮像処置からのキャプチャされた画像を解釈するのを支援する任意の自動アプリケーションであり得る。例えば、ワークフローソリューションは、画像キャプチャの設定や、画像キャプチャの位置/角度などを定め得る。構成エンジン240は、ニーズ検出エンジン235から複数のノーマライズされたニーズを受信し、複数のノーマライズされたニーズが1つ又は複数のワークフローソリューション上にマッピングされ得るか否かを判断するように構成され得る。したがって、ノーマライズされたニーズに依存して、構成エンジン240は、ゼロのワークフローソリューションに、1つのワークフローソリューションに、又は複数のワークフローソリューションにマッピングし得る。
【0035】
[0037]例示的実施形態によれば、構成エンジン240は、ニーズ検出エンジン240から受け取ったノーマライズされたニーズを、当該ニーズに対処するワークフローソリューションと関連付けるマッピングテーブルを活用することができる。例えば、構成エンジン240は、RECIST1.1測定のニーズを、PACS(picture archiving and communication system)ワークフローソリューション上にマッピングし得る。マッピング後、構成エンジン240の出力は、アレイ内の特定のセルに関連付けられたワークフローソリューションをアクティブ化すべきか否かを示すブーリアンアレイであり得る。このようにして、検討に含まれる各ワークフローソリューションが、構成エンジン240によって実行されるマッピングを介してアクティブ化される、又は非アクティブのままにされ得る。
【0036】
[0038]さらなる特徴において、構成エンジン240は、画像解釈者の読み取り環境、及び個々のワークフローソリューションを構成するために格納されているより具体的な情報を利用し得る。例えば、PACSワークフローソリューションは、ノーマライズされたニーズがWHO、RECIST1.0、又はRECIST1.1であるかに依存して異なるように構成され得る。具体的には、WHOガイドラインは一次元測定結果を使用し、RECIST1.1は二次元測定結果を使用する。したがって、ニーズが識別され、RECIST1.1に対応するようにノーマライズされる場合、構成エンジン240は、後続のコンポーネント(例えば、出力エンジン255)に、一次元だけで測定された発見は、別の測定が行われることを要求することを画像解釈者が知らされ得ることを示すように信号を提供し得る。
【0037】
[0039]シリアル化エンジン245は、複数のワークフローソリューションの適切な順序での提示を保証するために複数のワークフローソリューションをシリアル化する。まず、シリアル化エンジン245は、例示的実施形態に係る読み取り環境に含まれる情報のために利用される強化された機能を提供し得る。すなわち、ワークフローサーバ120は、例えばゼロの又は1つだけのワークフローソリューションがノーマライズされたニーズにマッピングされた場合、シリアル化エンジン245の使用を省略するように構成されてもよい。他の例では、ワークフローサーバ120は、(後述するように)シリアル依存性が存在しない場合、シリアル化エンジン245の使用を省略するように構成されてもよい。
【0038】
[0040]ワークフローサーバ120によって利用され得る複数のワークフローソリューションは、シリアル依存性を有し得る。つまり、第2のワークフローソリューションを使用する前に、第1のワークフローソリューションが必要になる可能性がある。例えば、第1のワークフローソリューションは、全般的領域の撮像に関連付けられ、第2のワークフローソリューションは、全般的領域内のより具体的な撮像に関連付けられ得る。したがって、最初に全般的領域を撮像しないと、第2のワークフローソリューションを使用することは論理的にできない。このように、第1のワークフローソリューションの出力が、第2のワークフローソリューションの入力として必要になる場合がある。1つ又は複数のワークフローソリューションが他のワークフローソリューションとは関係なく独立して存在する場合があるため、シリアル依存性は特定のワークフローソリューションにのみ適用され得ることに留意されたい。
【0039】
[0041]構成エンジン240によってマッピングされた複数のワークフローソリューション間にシリアル依存性が存在する場合、シリアル化エンジン245は、第2のワークフローソリューションの前に第1のワークフローソリューションを提示するために、後続のコンポーネント(例えば、出力エンジン255)に信号を生成し得る。つまり、第1のワークフローソリューションの前に第2のワークフローソリューションが起動されるべきではない。シリアル化エンジン245は、利用可能なワークフローソリューション間の全ての関係の表を利用して、シリアル依存性を有するワークフローソリューションを識別することで順序を識別する必要がもたらされるか、又は、別のワークフローソリューションを追加する必要があるか否か(例えば、第2のワークフローソリューションのために第1のワークフローソリューションの出力が必要であるが、第2のワークフローソリューションのみがマッピングされた場合)を決定し得る。次いで、シリアル化エンジン245は、ペアごとの依存性を抽出することにより、構成エンジン240によって発見された複数のワークフローソリューションを構築し得る。結果は、非巡回グラフとして表現され得る。
【0040】
[0042]コンテキストエンジン250は、コンテキストキューに基づいてワークフロー技術の使用に優先順位を付ける。最初に、シリアル化エンジン245と実質的に同様に、コンテキストエンジン250は、例示的実施形態に係る読み取り環境をさらに発展させる際に利用される強化された機能を提供し得る。すなわち、ワークフローサーバ120は、コンテキストエンジン250の機能の使用を省略するように構成されてもよい。例えば、以下で詳細に説明するように、画像解釈者から受信された入力がコンテキストエンジン250によって利用されるので、コンテキストエンジン250は出力エンジン255とともに動作する。したがって、画像解釈者デバイス115が、ワークフローサーバ120とデータを交換することなく出力エンジン255によって提供された読み取り環境を利用し、撮像処置が完了した後にのみ試験結果を提供する場合、コンテキストエンジン250の機能は利用されない可能性がある。
【0041】
[0043]コンテキストエンジン250は、コンテキストキューに基づいて関連するワークフローソリューションに優先順位を付け得る。コンテキストキューは、撮像処置を実行する画像解釈者によって入力された画像解釈者デバイス115からの任意の入力であり得る。コンテキストキューは、カーソルの動き(例えば、マウスを介して)、テキスト入力(例えば、キーボードを介して)、画像/領域の選択などの任意のタイプの入力を含み得る。コンテキストエンジン250は、画像解釈者の意図と、ワークフローソリューションのワークフローサポートテクノロジーとの間の仲介をし得る。したがって、コンテキストエンジン250は、収集されたコンテキストキューに基づいて関連するワークフローソリューションに優先順位を付けるために構成エンジン240の出力を供給することにより活用され得る。例えば、以下の(1)及び(2)として画像解釈者の意図が特定され、かつ/又は紹介医のノーマライズされたニーズが提供された場合((1)測定対象である腫瘍について測定結果の作成(例えば、病変のキャラクタライゼーションによって)及び(2)腫瘍定量化を含める)、コンテキストエンジン250は、関連するワークフローソリューションを起動し得る。
【0042】
[0044]出力エンジン255は、他のエンジン235~250からの情報に基づいて読み取り環境に含まれるべき情報を生成する。具体的には、情報は、他のエンジン235~250によって決定されたワークフローソリューション、ワークフローソリューションの何らかの表現、紹介医のニーズのキーワードなどであり得る。出力エンジン255は、撮像処置の実行前に画像解釈者デバイス115に出力を送信し得る。したがって、画像解釈者が撮像処置を開始するとき、画像解釈者デバイス115は、撮像処置の実行が依拠する読み取り環境を示す出力を起動し得る。例えば、1つ又は複数のワークフローソリューションが構成エンジン240によってマッピングされた場合、出力は、それに従って撮像処置を進めるために画像解釈者に示されるこれらの関連するワークフローソリューションを含み得る。他の例では、ワークフローソリューションがマッピングされていない場合、出力は、ノーマライズされたニーズを考慮して撮像処置を実行するように画像解釈者に示されるノーマライズされたニーズを含み得る。
【0043】
[0045]読み取り環境は、関連するワークフローソリューションがドッキングされる専用領域を含み得る(例えば、読み取り環境内に配置される)。すなわち、例示的実施形態は、専用領域の場所を選択し、読み取り環境の専用領域内に情報を提供してもよい。読み取り環境の他の領域は、撮像処置でキャプチャされた画像を表示するものであり得る。関連すると考えられるワークフローソリューションがない場合、領域は折りたたまれていてもよい。シリアル化エンジン245が利用されている場合、別のワークフローソリューションからの入力を必要としないワークフローソリューションは、そのような入力が利用可能になるまでドッキングされ得る(ここで、次のワークフローソリューションがドッキングされ得る)。ドッキング領域は動的に更新され得る。たとえば、別のワークフローソリューションへの入力を提供する、あるワークフローソリューションが使用される場合、先行するワークフローソリューションが閉じられた後に次のワークフローソリューションが起動され得る。コンテキストエンジン250が利用されている場合、ワークフローソリューションの優先順位が提供され得る。例えば、コンテキストエンジン250が出力エンジン255とどのように協働するかに基づき、1つのみ、最大2つ、最大3つ、最大4つなどの数のワークフローソリューションが同時に示されてもよい。他の例では、推定関連性が所定の閾値を超えるワークフローソリューションのみが表示され得る。さらなる例では、画像解釈者デバイス115から受信されたコンテキストキューに基づき、コンテキストキューに関連付けられたワークフローソリューションがコンテキストキューを考慮して動的に更新され得る。
【0044】
[0046]ワークフローサーバ120の上記メカニズムを使用することで、例示的実施形態は、紹介医にとって適切な検査結果を生成するために画像解釈者がどのように撮像処置を実行すべきかの適切な識別を提供する。紹介医が撮像処置を要求すると、ニーズ検出エンジン235は、紹介医のリクエストのノーマライズされたニーズを決定し得る。次に、構成エンジン240は、ノーマライズされたニーズを、画像解釈者によって読み取り環境において使用されるべきワークフローソリューションにマッピングし得る。該当する場合、シリアル化エンジン245は、ワークフローソリューションに順序を付すために利用され得る。出力エンジン255は、これらのエンジンからの出力を受け取り、画像解釈者が見るための読み取り環境に含まれるべき情報を生成する。該当する場合、コンテキストエンジン250を使用して、読み取り環境のワークフローソリューションが動的に更新され得る。このようにして、画像解釈者は、読み取り環境において示されるワークフローソリューションを使用して撮像処置を実行又は解釈し得る。ワークフローソリューションは紹介医のニーズに基づいて選択されるため、紹介医に返される作成された撮像処置の検査結果は、紹介医の要求を満たすと期待される。
【0045】
[0047]なお、撮像処置の検査結果は、様々なやり方で紹介医に提供され得ることに留意されたい。例えば、検査結果は、紹介医に(例えば、電子的に)メールで送られてもよい。他の例では、画像解釈者デバイス115は、検査結果をネットワークストレージコンポーネント又はネットワークサービスに送信するように構成されてもよい。その後、紹介医(又は任意の他の承認されたユーザ)が検査結果にアクセスし得る及び/又は検査結果を取得し得る。さらなる例では、ワークフローサーバ120は、画像解釈者デバイス115から医師デバイス105に検査結果を転送する機能を実行するさらなるコンポーネント(例えば、転送エンジン)を含み得る。
【0046】
[0048]図3は、例示的実施形態に係る読み取り環境を決定するための方法300を示す。具体的には、方法300は、撮像処置を実行する際に画像解釈者によって使用される読み取り環境が紹介医のニーズに基づいて準備される例示的実施形態のメカニズムに関連し得る。したがって、方法300は、ワークフローサーバ120の観点から説明される。また、方法300は、図1のシステム100及び図2のワークフローサーバ120の複数のエンジン235~255に関連して説明される。
【0047】
[0049]説明を目的として、医師デバイス105、画像解釈者デバイス115、ワークフローサーバ120、及びソリューションリポジトリ125は全て互いに通信接続されていると仮定され得る(例えば、通信ネットワーク110を介して)。また、医師デバイス105及び画像解釈者デバイス115はそれぞれ、ワークフローサーバ120と協働して動作するアプリケーションを実行すると仮定され得る。
【0048】
[0050]ステップ305において、ワークフローサーバ120は、医師デバイス105から入力を受信する。具体的には、ワークフローサーバ120は、医師デバイス105からリクエストを受信することができる。上述のように、紹介医は、リクエスト及び/又は他の情報を医師デバイス105上に入力し得る。リクエスト及び他の情報は、リクエストが処理される前にワークフローサーバ120に転送され得る。リクエストは、様々な異なるメカニズムを使用して、紹介医によって提供され得る。第1の例では、リクエストはフリーテキストで入力され得る。第2の例では、専用ユーザインターフェース環境を使用してリクエストが入力され得る。
【0049】
[0051]ステップ310において、ワークフローサーバ120は、紹介医のニーズを決定する。上述のように、紹介医のニーズは、医師デバイス105から提供されたリクエスト及び/又は他の情報に基づき決定され得る。リクエスト及び他の情報が受信される態様に基づいて、ワークフローサーバ120は、所定のデータスキームからノーマライズされたニーズを識別し得る。例えば、リクエストがフリーテキストで入力される場合、ワークフローサーバ120は、自然言語処理を利用してキーワード又はフレーズを決定し、ノーマライズされたニーズを特定することができる。他の例では、リクエストが専用ユーザインターフェース環境を用いて入力される場合、専用ユーザインターフェース環境での選択と、ノーマライズされたニーズとの間の直接的な相関関係が決定され得る。さらなる例では、医師デバイス105又は紹介医の識別情報などの他の情報を使用してユーザプロファイルが識別され得る。さらに別の例では、紹介医のリクエスト及び/又は身元情報(ID)を使用して、所定のノーマライズされたニーズのセットを有する専用プロファイルが特定され得る。
【0050】
[0052]また、ステップ310において、ワークフローサーバ120は、紹介医のノーマライズされたニーズをマッピングし得る。具体的には、ワークフローサーバ120は、ノーマライズされたニーズを、関連するワークフローソリューションにマッピングし得る。上述のように、ワークフローソリューションはソリューションリポジトリ内に格納されてもよい。具体例では、ワークフローソリューションはそれぞれ、関連性を特定する、関連付けられたキーワード又はフレーズのセットを有し得る。最小数以上のこれらの関連付けられたキーワード/フレーズがノーマライズされたニーズに含まれる場合、ワークフローサーバ120は、マッピングのためにワークフローソリューションが選択されるべきか否かを決定し得る。ワークフローサーバ120はまた、関連付けられたキーワード/フレーズとノーマライズされたニーズとの相関関係に基づいて決定される関連性値を追跡し得る。したがって、関連性値が所定の閾値を超える場合、ワークフローサーバ120は、ワークフローソリューションをマッピングし、読み取り環境の一部としてワークフローソリューションを含め得る。繰り返しになるが、ワークフローソリューションが1つしか識別されないこと、又は1つも識別されない可能性もあることに留意されたい。
【0051】
[0053]ステップ315において、ワークフローサーバ120は、ワークフローソリューションシリアル化を決定する。上述のように、2つ以上のワークフローソリューションが特定された場合、ワークフローサーバ120は、ワークフローソリューションのシリアル化又は順序付けを特定し得る機能を利用し得る。最初に、繰り返しになるが、2つ以上のワークフローソリューションが特定された場合でもシリアル化が行われない場合があることに留意されたい。例えば、全てのワークフローソリューションが独立していて、別のワークフローソリューションの出力に依存しない可能性がある。しかし、2つ以上のワークフローソリューション間でシリアル依存性が特定された場合、ワークフローサーバ120は、読み取り環境に適用されるこのシリアル化を追跡し得る。
【0052】
[0054]方法300は、シリアル依存性が存在しない場合、又はワークフローソリューションが1つしか又は一切特定されない場合に対処するように改変されてもよい。例えば、ステップ315の前に、方法300は、特定されたワークフローソリューションが2つ未満であるか否かを判定するステップを含むことができる。特定されたワークフローソリューションが2つ未満の場合、方法300はステップ315を省略して、ステップ320に進み得る。しかし、2つ以上のワークフローソリューションが特定された場合、方法300はステップ315を考慮し得る。別の例では、2つ以上のワークフローソリューションが特定された場合、方法300は、ワークフローソリューション間にシリアル依存性があるか否かを判定するステップを含むことができる。ある具体的実施形態では、各ワークフローソリューションが、事前に決定された、当該ワークフローソリューションに関連付けられた任意のシリアル依存性を有し得る。したがって、関連付けられた依存性を有するワークフローソリューションが識別されると、シリアル依存性が識別され得る。
【0053】
[0055]ステップ320において、ワークフローサーバ120は、読み取り環境に含まれるべき情報を生成し、読み取り環境の変更を画像解釈者デバイス115に送信する。画像解釈者デバイス115は、画像解釈者によって見られる読み取り環境に情報を組み込むように構成され得る。あるいは、ワークフローサーバ120が変更された読み取り環境(情報を含む)を生成し、画像解釈者デバイス115に送信し得る。紹介医のノーマライズされたニーズから特定されたワークフローソリューションに基づいて、画像解釈者が撮像処置を実行するために使用する読み取り環境が提供され得る。例えば、読み取り環境の所定の領域にワークフローソリューションが表示され得る。
【0054】
[0056]ステップ325において、ワークフローサーバ120は、画像解釈者デバイス115から入力を受信する。上述のように、ワークフローサーバ120は、画像解釈者からのコンテキストキューを使用して読み取り環境及び/又はワークフローソリューションを動的に更新又は変更する、さらなる強化された機能を含み得る。したがって、撮像処置の実行中、及び提供された読み取り環境の利用中に、コンテキストキューが受信され得る。受信された場合、ステップ330において、ワークフローサーバ120は、読み取り環境を更新する/画像解釈者デバイス115に送信する。
【0055】
[0057]撮像処置が完了すると、ステップ335において、ワークフローサーバ120は画像解釈者デバイス115から検査結果を受信する。上述のように、例示的実施形態の一実装形態は、画像解釈者デバイス115から医師デバイス105に検査結果を転送する機能を含むワークフローサーバ120に関する。したがって、ワークフローサーバ120が検査結果を受信すると、ステップ340において、ワークフローサーバ120は検査結果を医師デバイス105に送信する。画像処置は紹介医のニーズを考慮して行われたため、検査結果にも紹介医のニーズが組み込まれている。
【0056】
[0058]例示的実施形態は、紹介医のニーズにマッチする撮像処置の検査結果を生成する装置、システム、及び方法を提供する。具体的には、紹介医が患者のための撮像処置のリクエストを行うと、ワークフローサーバが紹介医のニーズを判断する。これらのニーズに基づいて、ワークフローサーバは、ワークフローソリューション、又は画像解釈者が撮像処置を実行するやり方を特定し得る。したがって、ニーズに基づいて定められた撮像処置を使用することで、得られる検査結果は紹介医のあらゆる要求を満たす。
【0057】
[0059]当業者は、上記の例示的実施形態が、任意の適切なソフトウェア若しくはハードウェア構成、又はこれらの組み合わせとして実装され得ることを理解するであろう。例示的実施形態を実装するためのハードウェアプラットフォームの例は、例えば、互換性のあるオペレーティングシステムを備えたIntel x86ベースのプラットフォーム、Windowsプラットフォーム、Macプラットフォーム、及びMAC OSや、iOS、Androidなどのオペレーティングシステムを有するモバイルデバイスを含み得る。さらなる例では、上記方法の例示的実施形態は、プロセッサ又はマイクロプロセッサ上で実行され得るコンピュータ可読記憶媒体に格納された複数のコードの行を含むコンピュータプログラム製品として具現化され得る。コンピュータ可読記憶媒体はハードウェア内に含まれ得る。複数のコードの行を含むコンピュータプログラム製品は、例えば、ソフトウェア又はファームウェアを含む。記憶媒体は、例えば、任意のストレージオペレーションを使用する上記オペレーティングシステムと互換性のある、又はそのようなオペレーティングシステムとともに使用するためにフォーマットされたローカル又はリモートデータリポジトリであり得る。
【0058】
[0060]当業者であれば、本開示の趣旨又は範囲から逸脱することなく、本開示において様々な変更を加えることができることは明らかであろう。したがって、添付の特許請求の範囲及び均等物の範囲内にある限り、本開示を改変及び変形した形態が本開示に包含されることが意図される。
図1
図2
図3