(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-01-30
(45)【発行日】2023-02-07
(54)【発明の名称】バヨネット結合するマウント構造
(51)【国際特許分類】
G03B 17/14 20210101AFI20230131BHJP
G02B 7/02 20210101ALI20230131BHJP
【FI】
G03B17/14
G02B7/02 Z
(21)【出願番号】P 2018238292
(22)【出願日】2018-12-20
【審査請求日】2021-12-06
(73)【特許権者】
【識別番号】321001056
【氏名又は名称】OMデジタルソリューションズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002907
【氏名又は名称】弁理士法人イトーシン国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】富田 浩史
【審査官】藏田 敦之
(56)【参考文献】
【文献】特開2014-157248(JP,A)
【文献】特開2010-097093(JP,A)
【文献】特開2010-026313(JP,A)
【文献】特開平03-174527(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G03B 17/14
G02B 7/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
開口部の縁部に沿って3つの本体側バヨネット爪が形成され、上記3つの本体側バヨネット爪の各裏面側にはアクセサリ側バヨネット爪を受けるための第1受け部が形成されたマウントリングと、
上記マウントリングをネジ固定するためのネジ部が設けられ、上記ネジ部が上記開口部外側の4ケ所で第1仮想四角形を形成する本体と、
を具備し、
上記第1受け部は、上記各本体側バヨネット爪に少なくとも1つ形成され、全体として第2仮想四角形を形成する4ケ所に形成され、
上記本体側バヨネット爪が上記アクセサリ側バヨネット爪とバヨネット結合した際、上記第2仮想四角形は、上記第1仮想四角形の内側に位置していることを特徴とするバヨネット結合するマウント構造。
【請求項2】
上記第1の仮想四角形を形成する4ケ所のネジ部の位置は、所定の本体側バヨネット爪を挟んだ第1及び第2のネジ止め位置と、上記所定の本体側バヨネット爪と対向する開口縁部側であって本体側バヨネット爪を1つも挟まない第3及び第4のネジ止め位置と、であることを特徴とする請求項1記載のバヨネット結合するマウント構造。
【請求項3】
上記本体側バヨネット爪が上記アクセサリ側バヨネット爪とバヨネット結合した際、上記本体側バヨネット爪のうちの所定の1つと上記第1仮想四角形の外側において上記アクセサリ側バヨネット爪のうちの所定の1つとが対向する位置には第2受け部が形成されており、
上記バヨネット結合した際、上記第2受け部と上記アクセサリ側バヨネット爪のうちの所定の1つとは所定の距離だけ離れていることを特徴とする請求項1記載のバヨネット結合するマウント構造。
【請求項4】
上記所定の距離は、上記本体側バヨネット爪と上記アクセサリ側バヨネット爪とがバヨネット結合した際の、当該本体側バヨネット爪と当該アクセサリ側バヨネット爪との間に生じるガタであることを特徴とする請求項3記載のバヨネット結合するマウント構造。
【請求項5】
上記第1受け部には、上記アクセサリ側バヨネット爪を受ける際に当該アクセサリ側バヨネット爪と接触する突状部が形成されていることを特徴とする請求項1記載のバヨネット結合するマウント構造。
【請求項6】
上記マウントリングを介して前記本体に着脱自在に装着されるアクセサリは、レンズ鏡筒であることを特徴とする請求項1記載のバヨネット結合するマウント構造。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、例えばレンズ交換式撮像装置等に適用され、撮像装置本体とレンズ鏡筒若しくは所定のアクセサリ機器等との間をバヨネット結合するマウント構造に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、撮像光学系により結像された光学像を撮像素子等を用いて順次画像信号に光電変換し、取得された画像信号に基く画像を表示装置を用いて順次連続的に表示すると共に、撮像指示信号が発生したときには、その指示信号の発生時点の画像信号を所定の形態の画像データとして記録し、記録済み画像データに基く画像を表示し得るように構成されたデジタルカメラ等の撮像装置が一般に実用化されている。
【0003】
この種の従来の撮像装置においては、例えば撮像光学系を有するレンズ鏡筒を撮像装置本体に対して着脱自在に構成したいわゆるレンズ交換式撮像装置が広く普及している。また、この種の形態のレンズ交換式撮像装置においては、撮像装置本体とレンズ鏡筒若しくは所定のアクセサリ機器等との間を結合するためのマウント構造について、例えば実公昭61-24982号公報,特開2007-93956号公報等によって、種々の提案がなされており、また実用化されている。
【0004】
上記実公昭61-24982号公報,上記特開2007-93956号公報等によって開示される従来構成のマウント構造は、撮像装置本体とレンズ鏡筒若しくは所定のアクセサリ機器等との間をバヨネット結合する形態が適用されている。
【0005】
この場合において、例えば本体側マウント部材が3つのバヨネット爪を有して構成されている場合、レンズ側マウント部材も、本体側の3つのバヨネット爪に対応する3つのバヨネット爪を備えて構成される。そして、3つの本体側バヨネット爪のそれぞれには、本体側マウント部材の3つのバヨネット爪とレンズ側マウント部材の3つのバヨネット爪とがバヨネット結合するときに、3つのレンズ側バヨネット爪をそれぞれ支持するための支持部を設けて構成される形態が一般である。この構成においては、3つの本体側バヨネット爪の各支持部は、それぞれが3つのレンズ側バヨネット爪の一部に接触することで、当該レンズ側バヨネット爪を支持することになる。
【0006】
このような従来構成のマウント構造において、本体側バヨネット爪とレンズ側バヨネット爪とをバヨネット結合させて、撮像装置本体に対してレンズ鏡筒を装着すると、当該レンズ鏡筒は、主に上記3つの支持部において支持される。このとき、(3つの本体側バヨネット爪のそれぞれに設けられた)上記3つの支持部は、撮像装置本体に装着されたレンズ鏡筒の光軸の位置決めを行なう役目を有している。
【0007】
即ち、上記3つの支持部を含む支持面は、本体側マウント部材のマウント面に略平行な面となっている。この本体側マウント部材のマウント面は、撮像装置本体の内部に設けられる撮像素子の受光面と略平行に設定されるように構成される。
【0008】
したがって、上記3つの支持部を含む支持面は、撮像装置本体に装着されたレンズ鏡筒の光軸に対して略直交する面に対し平行となるように設定されるのが望ましい。この構成により、撮像装置本体に装着されるレンズ鏡筒の光軸は、撮像素子の受光面に対し略直交する方向となるように位置決めすることができる。
【0009】
一方、従来の撮像装置等に適用されるマウント構造において、本体側マウント部材は、例えば金属等の板状部材を加工して略円環形状に形成され、当該本体側マウント部材は、撮像装置本体の前面に対し、複数(例えば四本)のビス等を用いて固定される形態となっているものが一般的である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
【文献】実公昭61-24982号公報
【文献】特開2007-93956号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
ところが、上記実公昭61-24982号公報,上記特開2007-93956号公報等によって開示される従来構成のバヨネット結合するマウント構造において、例えば3つの本体側バヨネット爪と3つのレンズ側バヨネット爪とを具備する構成とした場合、撮像装置本体にレンズ鏡筒を装着したとき、レンズ鏡筒は3つの支持部によって支持されることになる。この場合、当該3つの支持部には、レンズ鏡筒の重量負荷が集中することになる。
【0012】
上述したように、本体側マウント部材は、略円環形状の板状部材からなり、これを複数のビス等を用いて装置本体の前面に固定する構造とされている。このことから、本体側マウント部材は、例えばビス固定部の近傍部位と、ビス固定部から離れた部位とでは、強度的に差異が生じることになる。
【0013】
したがって、本体側バヨネット爪に設けられる3つの支持部の配置形態によっては、本体側バヨネット爪とレンズ側バヨネット爪とをバヨネット結合したときに、本体側バヨネット爪の支持部がレンズ側バヨネット爪に接触して、レンズ鏡筒を支持する力量が付与されると、本体側バヨネット爪を変形させてしまう可能性がある。
【0014】
例えば、
図10は、従来構成のバヨネット結合するマウント構造の概念図である。ここで、
図10は、本体側マウント部材112(実線を用いて表示している)に対しレンズ側マウント部材122(点線を用いて外罫線のみ表示している)がバヨネット結合している際の状態を、本体側マウント部材112の裏面側から示している。
【0015】
この場合において、本体側マウント部材112は、開口112dを有する略円環形状の板状部材である。この本体側マウント部材112は、開口112dの内縁部に沿って、所定の間隔を置いて、開口112dの径方向の内向きに突出するように形成された3つの本体側バヨネット爪112a,112b,112cを有している。
【0016】
そして、これら3つの本体側バヨネット爪112a,112b,112cのそれぞれの裏面側には、レンズ側バヨネット爪122a,122b,122cのそれぞれを受ける3つの受け部(支持部)112xa,112xb,112xcが形成されている。
【0017】
また、本体側マウント部材112は、4つのビス孔112ha,112hb,112hc,112hdにおいて、ビス等(不図示)を用いて撮像装置本体(不図示)の前面に固定される構成となっている。
【0018】
ここで、上記3つの受け部112xa,112xb,112xcのうち、受け部112xaはビス孔112hb(固定部位)の近傍に配置されている。また、受け部112xcはビス孔112hd(固定部位)の近傍に配置されている。一方、受け部112xbは、4つのビス孔(固定部位)のいずれからも離れた位置に配置されている。
【0019】
本体側バヨネット爪に設けられる3つの受け部112xa,112xb,112xcを、このような配置形態とした場合、当該3つの受け部112xa,112xb,112xcのうち(ビス孔(固定部位)から離れた位置にある)受け部112xbを含む本体側バヨネット爪112bは、他の2つの(ビス孔(固定部位)近傍の位置にある)受け部112xa,112xcをそれぞれ含む本体側バヨネット爪112a,112cに比べて、強度的に弱い傾向にあることが判っている。
【0020】
したがって、このような構成のマウント構造の場合、装着されたレンズ鏡筒の重量負荷は、強度の弱い部分(
図10の構成例の場合は本体側バヨネット爪112bの受け部112xb)に集中してしまう。このことから、当該部位(受け部112xb)が変形してしまう可能性がある。
【0021】
このようにして本体側バヨネット爪が変形してしまうと、3つの支持部を含む支持面によって位置決めされるレンズ鏡筒の光軸は、撮像装置本体側の撮像素子の受光面に対してズレてしまう(傾いてしまう)という問題が生じる。
【0022】
近年、レンズ交換式撮像装置において適用される交換レンズ鏡筒は、より高性能化が進んでおり、全体的に大型化する傾向がある。そのために、レンズ鏡筒単体の重量が増加する傾向が見られる。したがって、このことから本体側マウント部材の強度を確保することは重要な設計上の要求とされている。
【0023】
本発明は、上述した点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、例えばレンズ交換式撮像装置等に適用され、撮像装置本体とレンズ鏡筒若しくは所定のアクセサリ機器等との間をバヨネット結合するマウント構造において、簡単な構成で必要な強度を確実に確保することができるバヨネット結合するマウント構造を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0024】
上記目的を達成するために、本発明の一態様のバヨネット結合するマウント構造は、開口部の縁部に沿って3つの本体側バヨネット爪が形成され、上記3つの本体側バヨネット爪の各裏面側にはアクセサリ側バヨネット爪を受けるための第1受け部が形成されたマウントリングと、上記マウントリングをネジ固定するためのネジ部が設けられ、上記ネジ部が上記開口部外側の4ケ所で第1仮想四角形を形成する本体と、を具備し、上記第1受け部は、上記各本体側バヨネット爪に少なくとも1つ形成され、全体として第2仮想四角形を形成する4ケ所に形成され、上記本体側バヨネット爪が上記アクセサリ側バヨネット爪とバヨネット結合した際、上記第2仮想四角形は、上記第1仮想四角形の内側に位置している。
【発明の効果】
【0025】
本発明によれば、例えばレンズ交換式撮像装置等に適用され、撮像装置本体とレンズ鏡筒若しくは所定のアクセサリ機器等との間をバヨネット結合するマウント構造において、簡単な構成で必要な強度を確実に確保することができるバヨネット結合するマウント構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【
図1】本発明の一実施形態のバヨネット結合するマウント構造を具備する撮像装置を示す概略斜視図
【
図2】
図1の撮像装置におけるマウント構造の一部を構成する本体側マウントリングのみを取り出して示す外観斜視図
【
図3】
図2の本体側マウントリング(の裏面側)の平面図
【
図4】
図1の撮像装置におけるマウント構造において、本体側マウントリングとレンズ側マウントリングとがバヨネット結合している状態を示す要部拡大斜視図
【
図6】
図5の[6]-[6]線に沿う要部拡大断面図
【
図7】
図5の[7]-[7]線に沿う要部拡大断面図
【
図8】
図5の[8]-[8]線に沿う要部拡大断面図
【
図9】
図1の撮像装置におけるマウント構造の第1受け部の配置構成を説明する平面図
【
図10】従来構成のバヨネット結合するマウント構造を示す概念図
【発明を実施するための形態】
【0027】
以下、図示の実施の形態によって本発明を説明する。以下の説明に用いる各図面は模式的に示すものであり、各構成要素を図面上で認識できる程度の大きさで示すために、各部材の寸法関係や縮尺等を構成要素毎に異ならせて示している場合がある。したがって、本発明は、各図面に記載された各構成要素の数量や各構成要素の形状や各構成要素の大きさの比率や各構成要素の相対的な位置関係等に関して、図示の形態のみに限定されるものではない。
【0028】
本発明の一実施形態は、例えば撮像光学系により結像された光学像を、例えばCCD(Charge Coupled Device;電荷結合素子)型イメージセンサーやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor;相補性金属酸化膜半導体)型イメージセンサー等の光電変換素子等(以下、撮像素子という)を用いて順次光電変換し、これにより取得された画像信号を所定の形態の画像データ(例えば静止画像又は動画像を表わすデジタル画像データ)として記憶媒体に記録すると共に、この記憶媒体に記録されたデジタル画像データに基いて静止画像又は動画像を再生表示する画像表示装置(例えば液晶表示ディスプレイ(Liquid Crystal Display;LCD)や有機エレクトロルミネッセンス(有機EL;Organic Electro-Luminescence:OEL)ディスプレイ等)を備えて構成された撮像装置(例えばデジタルカメラやビデオカメラ等)を例示するものである。
【0029】
そして、この場合において、当該撮像装置は、撮像装置本体に対してレンズ鏡筒が着脱自在に構成される形態のいわゆるレンズ交換式撮像装置である。
【0030】
なお、本実施形態においては、撮像装置の使用時に被写体に対向する面を当該撮像装置の前面というものとする。撮像装置の使用時に使用者が対面する面を当該撮像装置の背面というものとする。また、操作部材のうちシャッターリリースボタンが配設されている面を上面というものとする。そして、撮像装置の上面に対向する面を底面というものとする。さらに、撮像装置の通常の使用状態で両側に配置される面を左側面及び右側面というものとする。この場合における左右の判別は、被写体側から撮像装置の前面に向かって見たときの左側又は右側をそれぞれ左又は右として区別する。
【0031】
また、本実施形態において、撮像光学系の光軸を符号Oで表す。この光軸Oに沿う方向において、撮像装置の前面に対向する被写体のある側を当該撮像装置の前方というものとし、撮像装置の背面側に対向する使用者の側を撮像装置の後方というものとする。
【0032】
[一実施形態]
まず、本発明の一実施形態のバヨネット結合するマウント構造を備えた撮像装置の概略構成を、以下に説明する。
図1は、本発明の一実施形態のバヨネット結合するマウント構造を具備する撮像装置を示す概略斜視図である。なお、
図1においては、本実施形態のバヨネット結合方式のマウント構造を構成する構成部材を明示するために、撮像装置本体10からレンズ鏡筒20を取り外した状態を示している。
【0033】
本実施形態の撮像装置1は、撮像装置本体10とレンズ鏡筒20とによって構成されている。ここで、撮像装置本体10は、本実施形態の撮像装置1の主要構成部材、例えば撮像素子14等を内部に備え、外面には複数の操作部材(15,16,17)等を備え、後述するマウント構造(12,22)を介してレンズ鏡筒20を前面に着脱自在に配設し得るように構成されるボディ本体11によって主に構成される筐体ユニットである。また、レンズ鏡筒20は、撮像光学系24等を内部に備え、後述するマウント構造(12,22)を介して撮像装置本体10の前面に対して着脱自在に配設される構成ユニットである。
【0034】
撮像装置本体10は、ボディ本体11と、本体側マウント部材である本体側マウントリング12と、撮像素子14等の各種の電気部品等と、複数の操作部材(15,16,17)と、グリップ部18等によって、主に構成されている。
【0035】
ボディ本体11は、撮像装置本体10の基本構成部材となる筐体である。ボディ本体11の内部には、撮像素子14等の各種の電気部品等(詳細不図示)が収納されている。また、ボディ本体11の外面には、複数の操作部材(15,16,17)が各所定の位置に配設されている。そして、ボディ本体11の左側面寄りの部位には、内部にバッテリ(不図示)等が収納され、当該撮像装置1の使用時に使用者が把持するグリップ部18が設けられている。
【0036】
複数の操作部材としては、例えばロック解除ボタン15と、シャッターリリースボタン16と、その他複数の操作部材17等がある。
【0037】
ロック解除ボタン15は、本実施形態のマウント構造(12,22)を用いて、当該撮像装置本体10の前面に装着された状態のレンズ鏡筒20を取り外す際に操作する操作部材である。このロック解除ボタン15を操作することにより、撮像装置本体10とレンズ鏡筒20との間の結合をロックするロック機構の解除を行うことができる。
【0038】
シャッターリリースボタン16は、当該撮像装置1を用いて撮影動作を行う際に操作する操作部材である。
【0039】
また、複数の操作部材17は、例えば動作モード切換ダイヤル,パラメータ設定ダイヤル,所定の機能が割り当てられた押しボタン,電源オンオフレバー等、各種の操作部材が含まれる。なお、これらの操作部材については、本発明に直接関連しない部分であるので、その詳細な説明は省略し、
図1において代表符号17として一括に示している。
【0040】
また、ボディ本体11の内部に設けられる各種の電気部品などについても、本発明に直接関連しない部分であるので、その図示及び詳細説明は省略する。
【0041】
なお、この場合において、撮像素子14については、
図1に示すように、ボディ本体11の開口部11aから露呈する位置に配設されている。この撮像素子14は、撮像装置本体10の前面に固定される本体側マウントリング12のマウント面と略平行に配設されている。この状態で、撮像素子14の受光面は、前方に向けて配設されている。
【0042】
本体側マウント部材である本体側マウントリング12は、本実施形態のバヨネット結合方式のマウント構造の一部を構成する構成部材である。この本体側マウントリング12は、撮像装置本体10の前面の略中央部分に形成される開口部11aの周縁に固設されている。
【0043】
ここで、本体側マウントリング12の構成について、
図1に加えて
図2,
図3を用いて、さらに詳しく説明する。
図2は、本実施形態のマウント構造の一部を構成する本体側マウントリングのみを取り出して示す外観斜視図である。
図3は、当該本体側マウントリングの平面図である。なお、
図2,
図3は、本体側マウントリングの裏面側、即ち
図1の矢印[2]方向から見た側を示している。
【0044】
図2,
図3等に示すように、本体側マウントリング12は、開口12d(開口部)を有する略円環形状の略板状部材によって形成されている。本体側マウントリング12には、開口12dの内周縁部に沿って、所定の間隔を置いて、3つの本体側バヨネット爪12a,12b,12cが形成されている。これら各本体側バヨネット爪12a,12b,12cは、開口12dの径方向の内向きに突出するように形成されている。
【0045】
また、本体側マウントリング12の円環部分には、4本の固定用ビス13a,13b,13c,13d(
図1参照)をそれぞれ挿通させるための貫通孔であるビス孔12ha,12hb,12hc,12hdが設けられている。これらのビス孔12ha,12hb,12hc,12hdは、本体側マウントリング12の円環部分の周方向に所定の間隔を置いた所定の位置にそれぞれ設けられている。そして、これらのビス孔12ha,12hb,12hc,12hdは、ボディ本体11の前面に設けられる4つのネジ部(
図1参照)に対応する位置に形成されている。
【0046】
ここで、ボディ本体11の4つのネジ部は、
図1において4本の固定用ビス13a,13b,13c,13dが設けられている位置である。即ち、当該4つのネジ部は、撮像装置本体10のボディ本体11の前面の開口部11aの外周縁の近傍に4箇所設けられている。そして、当該4つのネジ部には、4本の固定用ビス13a,13b,13c,13dのそれぞれが、本体側マウントリング12を挟んで螺合する。この場合において、4本の固定用ビス13a,13b,13c,13dのそれぞれは、本体側マウントリング12の各ビス孔12ha,12hb,12hc,12hdのそれぞれを挿通した後、ボディ本体11の4つのネジ部に螺合する。これにより、本体側マウントリング12は、ボディ本体11の前面の所定の位置にネジ固定される。
【0047】
ここで、ボディ本体11の4箇所のネジ部を直線で結んで形成される四角形を第1仮想四角形Aというものとする。なお、4箇所のネジ部はボディ本体11に設けられるものであるが、上述したように、4箇所のネジ部は本体側マウントリング12の4つのビス孔12ha,12hb,12hc,12hdのそれぞれに対応する位置に形成されている。したがって、本体側マウントリング12の4つのビス孔12ha,12hb,12hc,12hdを直線で結んで形成される四角形は、上記第1仮想四角形Aと同じであるといえる。このことから、以下の説明において、第1仮想四角形Aは、「ボディ本体11の4箇所のネジ部を直線で結んで形成される四角形」であると共に、「本体側マウントリング12の4つのビス孔12ha,12hb,12hc,12hdを直線で結んで形成される四角形」でもあるものとして説明するものとする(
図2,
図3,
図9参照)。
【0048】
ここで、第1仮想四角形Aを形成する4箇所のネジ部(4つのビス孔)の位置は、3つの本体側バヨネット爪12a,12b,12cのうちの所定の本体側バヨネット爪12aを挟んだ第1のネジ止め位置(固定用ビス13a,ビス孔12haに相当する位置)及び第2のネジ止め位置(固定用ビス13b,ビス孔12hbに相当する位置)と、当該所定の本体側バヨネット爪12aと対向する位置であって開口12dの内縁側、即ち本体側バヨネット爪が存在しない領域を挟む第3のネジ止め位置(固定用ビス13c,ビス孔12hcに相当する位置)及び第4のネジ止め位置(固定用ビス13d,ビス孔12hdに相当する位置である。なお、ここで換言すると、第3のネジ止め位置及び第4のネジ止め位置は、本体側バヨネット爪を1つも挟まない位置にあるともいえる。
【0049】
一方、3つの本体側バヨネット爪12a,12b,12cの各裏面側(
図2,
図3で示される面側)には、レンズ鏡筒20のレンズ側マウントリング22(後述)の3つのレンズ側バヨネット爪22a,22b,22c(後述)をそれぞれ支持するための第1支持部である第1受け部(12xa,12xb,12xc,12xd)がそれぞれに形成されている。これらの第1受け部(12xa,12xb,12xc,12xd)は、本体側バヨネット爪12a,12b,12cのそれぞれにおいて、少なくとも1つずつ形成されている。この場合において、本実施形態のマウント構造では、第1受け部(12xa,12xb,12xc,12xd)は、
図2,
図3に示すように、全体として第2仮想四角形Bを形成する4箇所に形成されているものとする。
【0050】
具体的には、
図2,
図3に示すように、第1受け部12xa,12xbは本体側バヨネット爪12aに設けられている。第1受け部12xcは、本体側バヨネット爪12cに設けられている。第1受け部12xdは、本体側バヨネット爪12bに設けられている。
【0051】
ここで、本体側マウントリング12(の各本体側バヨネット爪12a,12b,12c)とレンズ側マウントリング22(の各レンズ側バヨネット爪22a,22b,22c)とがバヨネット結合したときに、(4箇所の第1受け部(12xa,12xb,12xc,12xd)で形成される)第2仮想四角形Bは、(4箇所のネジ部,4つのビス孔12ha,12hb,12hc,12hdで形成される)第1仮想四角形の内側に位置している。
【0052】
なお、
図2,
図3は、本体側マウントリング12のみを示す図であって、上述したように、本体側マウントリング12とレンズ側マウントリング22とがバヨネット結合したときを示しているものではない。したがって、
図2,
図3に示す第2仮想四角形Bは、当該本体側マウントリング12に対しレンズ側マウントリング22がバヨネット結合したときを想定して示す想像線である。本体側マウントリング12とレンズ側マウントリング22とがバヨネット結合したときの様子は、後述の
図4~
図9等に示す通りである。
【0053】
また、上記各第1受け部(12xa,12xb,12xc,12xd)には、レンズ側バヨネット爪22a,22b,22cのそれぞれを支持する際に、当該レンズ側バヨネット爪22a,22b,22cと接触する突状部が形成されている。
【0054】
換言すると、本体側バヨネット爪12a,12b,12cの各第1受け部(12xa,12xb,12xc,12xd)は、本体側バヨネット爪12a,12b,12cの表面から突出する形態で形成されている。
【0055】
そして、この場合において、各第1受け部(12xa,12xb,12xc,12xd)は、本体側マウントリング12(の各本体側バヨネット爪)とレンズ側マウントリング22(の各レンズ側バヨネット爪)とがバヨネット結合したときに、レンズ側バヨネット爪22a,22b,22cの対向する表面に接触して、各レンズ側バヨネット爪22a,22b,22cを支持することができるだけの突出量を有している。
【0056】
一方、本体側マウントリング12(の各本体側バヨネット爪)とレンズ側マウントリング22(の各レンズ側バヨネット爪)とがバヨネット結合したときに、3つの本体側バヨネット爪12a,12b,12cのうちの上記所定の本体側バヨネット爪12a以外の2つの本体側バヨネット爪12b,12cが、上記第1仮想四角形Aの領域外(外側)でレンズ側バヨネット爪22b,22c(後述)と対向する各位置において、上記本体側バヨネット爪12b,12cのそれぞれ所定の部位に第2支持部である第2受け部12yが形成されている。
【0057】
そして、本体側マウントリング12(の各本体側バヨネット爪)とレンズ側マウントリング22(の各レンズ側バヨネット爪)とがバヨネット結合したときに、上記各第2受け部12yと各対応するレンズ側バヨネット爪22b,22cとは、互いに接触しないように、それぞれ所定の距離=Dだけ離れている(
図4又は
図7,
図8の符号D参照)。
【0058】
ここで、上記所定の距離Dは、本体側バヨネット爪とレンズ側バヨネット爪とがバヨネット結合した際に、本体側バヨネット爪とレンズ側バヨネット爪との間に生じるガタである。例えば、所定の距離Dは、具体的には0.1mm程度である。
【0059】
図1に戻って、レンズ鏡筒20は、鏡筒本体21と、レンズ側マウント部材であるレンズ側マウントリング22等によって、主に構成されている。
【0060】
鏡筒本体21は、レンズ鏡筒20の基本構成部材となる筐体である。鏡筒本体21の内部には、複数の光学レンズ等によって構成される撮像光学系24と、当該撮像光学系24の駆動機構や絞り機構等の各種機構ユニット(不図示)と、これらの機構ユニットの駆動回路等を構成する各種の電気部品等(不図示)が収納されている。また、鏡筒本体21の外面には、複数の操作部材(例えばズームリング,フォーカスリング等)が配設されている。なお、これら各種の電気部品や複数の操作部材については、本発明に直接関連しない部分であるので、その詳細な図示及び詳細説明は省略する。
【0061】
レンズ側マウント部材であるレンズ側マウントリング22は、本実施形態のバヨネット結合方式のマウント構造の他の一部を構成する構成部材である。このレンズ側マウントリング22は、レンズ鏡筒20の後端面に形成される開口部21aの周縁に固設されている。
【0062】
即ち、レンズ側マウントリング22は、複数(4本)の固定用ビス23を用いて、鏡筒本体21の後端面に対してネジ固定されている。そして、レンズ側マウントリング22には、開口部21aの外周縁部に沿って3つのレンズ側バヨネット爪22a,22b,22cが、レンズ側マウントリング22の外周方向に沿って、所定の間隔を置いて形成されている。これら各レンズ側バヨネット爪22a,22b,22cは、レンズ側マウントリング22の径方向の外向きに突出するように形成されている。
【0063】
撮像装置1の構成は概略以上の通りである。なお、本発明に直接関係しないことを理由として、説明を省略したその他の構成については、従来の撮像装置における構成と略同様であるものとする。
【0064】
本実施形態のマウント構造においては、本体側マウントリング12とレンズ側マウントリング22とがバヨネット結合する。
図4~
図9は、本実施形態のマウント構造において、本体側マウントリングとレンズ側マウントリングとがバヨネット結合している状態を示す図である。このうち、
図4は当該マウント構造の結合状態における要部拡大斜視図である。
図5は当該マウント構造の結合状態における平面図である。
図6は
図5の[6]-[6]線に沿う要部拡大断面図である。
図7は
図5の[7]-[7]線に沿う要部拡大断面図である。
図8は
図5の[8]-[8]線に沿う要部拡大断面図である。
図9は、本実施形態のマウント構造における第1受け部の配置構成を特に説明する平面図である。
【0065】
本体側マウントリング12(の本体側バヨネット爪)とレンズ側マウントリング22(のレンズ側バヨネット爪)とがバヨネット結合しているときには、例えば、
図4に示すように、本体側バヨネット爪12cは、光軸Oに沿う方向において、レンズ側バヨネット爪22cに対向するように配置される。このとき、本体側バヨネット爪12cの第1受け部12xcは、レンズ側バヨネット爪22cに接触してこれを受けて支持している。
【0066】
同様に、
図6に示すように、本体側バヨネット爪12aは、光軸Oに沿う方向において、レンズ側バヨネット爪22aに対向するように配置される。このとき、本体側バヨネット爪12aの第1受け部12xaは、レンズ側バヨネット爪22aに接触してこれを受けて支持している。
【0067】
また、このとき、本体側バヨネット爪12cの第2受け部12yは、
図4,
図7,
図8に示すように、レンズ側バヨネット爪22cとの間に所定の距離Dを有して対向して配置される。つまり、このとき、第2受け部12yとレンズ側バヨネット爪22cと(の両者)は非接触状態にある。
【0068】
ここで、第2受け部12yは、上述したように、各第1受け部(12xa,12xb,12xc,12xd)が設けられている部位に比べて、比較的強度の弱い部位となっている。
【0069】
通常の場合、この状態(本体側マウントリング12とレンズ側マウントリング22とがバヨネット結合している状態)にあるときには、レンズ鏡筒20は第1受け部(12xa,12xb,12xc,12xd)によって、光軸Oが傾かないように支持されている。
【0070】
しかしながら、同状態にあるとき、当該レンズ鏡筒20に対して、例えば光軸Oを傾かせる方向の意図しない大きな力量が付与されてしまうこともある。この場合、レンズ鏡筒20が若干傾くようなことがある。
【0071】
このような場合においても、本実施形態のマウント構造では、第2受け部12yとレンズ側バヨネット爪22cとの両者間に、所定の距離Dを設けたので、第2受け部12yとレンズ側マウントリング22(のレンズ側バヨネット爪)とが接触するようなことはない。したがって、この構成により、第2受け部12yに対してレンズ鏡筒20の重量負荷がかかることがなく、よって、本体側バヨネット爪のうち比較的強度の弱い部位(第2受け部12y近傍の本体側バヨネット爪)の変形を抑止することができる。
【0072】
以上説明したように上記一実施形態によれば、開口12dの縁部に沿って3つの本体側バヨネット爪12a,12b,12cが形成され、3つの本体側バヨネット爪12a,12b,12cの各裏面側にはレンズ側(アクセサリ側)バヨネット爪22a,22b,22cを受けるための第1受け部(12xa,12xb,12xc,12xd)が形成された本体側マウントリング12と、本体側マウントリング12をネジ固定するためのネジ部が設けられ、ネジ部が開口部11a外側の4ケ所で第1仮想四角形Aを形成するボディ本体11と、を具備し、本体側マウントリング12の第1受け部(12xa,12xb,12xc,12xd)は、各本体側バヨネット爪12a,12b,12cに少なくとも1つ形成され、全体として第2仮想四角形Bを形成する4ケ所に形成され、本体側バヨネット爪12a,12b,12cがレンズ側バヨネット爪22a,22b,22cとバヨネット結合した際、第2仮想四角形Bは、第1仮想四角形Aの内側に位置している。
【0073】
これにより、本体側バヨネット爪12a,12b,12cがレンズ側バヨネット爪22a,22b,22cとバヨネット結合した際には、より強度の高い部位にてレンズ鏡筒20を支持することができる。
【0074】
また、本体側バヨネット爪12a,12b,12cがレンズ側バヨネット爪22a,22b,22cとバヨネット結合した際、本体側バヨネット爪12a,12b,12cと第1仮想四角形Aの外側においてレンズ側バヨネット爪22a,22b,22cとが対向する位置には第2受け部12yが形成されており、本体側バヨネット爪12a,12b,12cがレンズ側バヨネット爪22a,22b,22cとバヨネット結合した際、第2受け部12yとレンズ側バヨネット爪22a,22b,22cとは所定の距離Dだけ離れるように構成されている。
【0075】
したがって、これにより、本体側バヨネット爪とレンズ側バヨネット爪とがバヨネット結合しているときに、レンズ鏡筒20に対して、例えば光軸Oを傾かせる方向の意図しない大きな力量が付与されて、当該レンズ鏡筒20が若干傾くようなことがあったとしても、第2受け部12yとレンズ側バヨネット爪22cとの間の所定の距離Dが設けられていることによって、第2受け部12yとレンズ側マウントリング22(のレンズ側バヨネット爪)との接触を避けることができる。よって、本体側バヨネット爪のうち比較的強度の弱い部位(具体的には例えば第2受け部12y近傍の本体側バヨネット爪等)の変形を抑止することができる。
【0076】
なお、上述の一実施形態の説明においては、バヨネット結合方式のマウント構造を適用した電子機器の一例として撮像装置1を例示している。詳しくは、本実施形態のマウント構造は、撮像装置1における撮像装置本体10のボディ本体11の前面に対してレンズ鏡筒20をバヨネット結合により装着する場合を例示している。
【0077】
この場合において、撮像装置1における撮像装置本体10のボディ本体11の前面に対しては、上述の説明で詳述したレンズ鏡筒20以外にも、例えばリアコンバーターや接写リング等のアクセサリ機器等を装着することもできる。したがって、この場合におけるリアコンバーターや接写リング等のアクセサリ機器側のマウントリングに対しても、上述のレンズ鏡筒20のマウントリング22と同様の形態とすることで、同様に対応することができる。
【0078】
さらに、これらアクセサリ機器としてのリアコンバーターや接写リング等は、それらの前面側に、通常のレンズ鏡筒をバヨネット結合するマウント構造で結合させる構成とされている。この場合にも、リアコンバーターや接写リング等のアクセサリ機器の前面のマウントリングを、本発明のマウント構造と同様に構成すれば、上述の一実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0079】
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲内において種々の変形や応用を実施することができることは勿論である。さらに、上記実施形態には、種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせによって、種々の発明が抽出され得る。例えば、上記一実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題が解決でき、発明の効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。この発明は、添付のクレームによって限定される以外にはそれの特定の実施態様によって制約されない。
【符号の説明】
【0080】
1 撮像装置
10……撮像装置本体
11……ボディ本体
11a……開口部
12……本体側マウントリング
12a,12b,12c……本体側バヨネット爪
12d……開口
12ha,12hb,12hc,12hd……ビス孔
12xa,12xb,12xc,12xd……第1受け部
12y……第2受け部
13a,13b,13c,13d……固定用ビス
14……撮像素子
15……ロック解除ボタン
16……シャッターリリースボタン
17……操作部材
18……グリップ部
20……レンズ鏡筒
21……鏡筒本体
21a……開口部
22……レンズ側マウントリング
22a,22b,22c……レンズ側バヨネット爪
23……固定用ビス
24……撮像光学系
112……本体側マウント部材
112a,112b,112c……本体側バヨネット爪
112d……開口
112ha,112hb,112hc,112hd……ビス孔
112xa,112xb,112xc……受け部
122……レンズ側マウント部材
122a,122b,122c……レンズ側バヨネット爪
A……第1仮想四角形
B……第2仮想四角形
D……所定の距離
O……光軸