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  • 特許-機械式駐車装置 図1
  • 特許-機械式駐車装置 図2
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  • 特許-機械式駐車装置 図4
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-01-30
(45)【発行日】2023-02-07
(54)【発明の名称】機械式駐車装置
(51)【国際特許分類】
   E04H 6/18 20060101AFI20230131BHJP
   E04H 6/42 20060101ALI20230131BHJP
【FI】
E04H6/18 610
E04H6/42 Z
【請求項の数】 2
(21)【出願番号】P 2019214064
(22)【出願日】2019-11-27
(65)【公開番号】P2021085201
(43)【公開日】2021-06-03
【審査請求日】2021-11-22
(73)【特許権者】
【識別番号】000227043
【氏名又は名称】日精株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100208672
【弁理士】
【氏名又は名称】中島 愼一
(72)【発明者】
【氏名】江波戸 慎
【審査官】齋藤 卓司
(56)【参考文献】
【文献】実開平06-006632(JP,U)
【文献】特開平06-330650(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E04H 6/18
E04H 6/42
E04H 6/12
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
駐車車両を搭載するトレーと、前記トレーを格納する複数の格納スペースを有する駐車階と、前記駐車階に対して前記トレーが昇降され、前記駐車階との間で前記トレーが受け渡される昇降台を有するリフト装置と、を有する機械式駐車装置であって
前記駐車階は、各格納スペースが形成される格子状に組まれた複数の格納スペース側レールを有し、
前記昇降台は、前記格納スペース側レールに対応する形式で格子状に形成される昇降台側レールを有し、
前記トレーは、前記格納スペース側レール及び昇降台側レールの上面で走行可能とされる複数の車輪を有し、
前記格納スペース側レールおよび前記昇降台側レールは、平面視で斜めに対向する間隙を有して連続性を保ち、それぞれの対向先端部に前記車輪の走行接触面を徐々に変化させ接触面積変化部形成され、
前記接触面積変化部は、側面視で、前記格納スペース側レールの接触面積変化部と前記昇降台側レールの接触面積変化部とが重なる寸法で形成され、前記間隙は、その上部を前記車輪が走行し、かつ、上下方向に通過する部材がない構成とされる、
機械式駐車装置。
【請求項2】
記接触面積変化部は、それぞれ対向部先端に向かって直線的に先細の走行接触面形成される、請求項1に記載の機械式駐車装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、駐車車両を移動するために使用するリフト装置を備えた機械式駐車装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来のこの種の機械式駐車装置として、特開2017-82428号公報(特許文献1)に記載のものが知られている。
【0003】
この特許文献1には、複数の格納スペースを形成した駐車階と、前記格納スペースに配置されて駐車車両を搭載可能なトレーと、前記トレーを昇降台上へと乗り込ませて前記駐車階と他の階との間で前記トレーを移動させるリフト装置とを備えた機械式駐車装置において、同じ階で他階へと移動することなく前記リフト装置の前記昇降台から前記トレーを載せたり降ろしたりするとき、そのときの前記階と前記昇降台との間で段差が発生したかを検出する段差発生検出部と、前記段差発生検出部によって前記段差を検出したとき前記段差を修正するように前記昇降台を昇降移動させる段差修正部とを設けたことを特徴とする機械式駐車装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2017-82428号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来の機械式駐車装置は、駐車車両を格納する駐車階と昇降台との間で段差が発生していることを検出した場合、段差を吸収するように昇降台を昇降移動させていたが、付加的な構成の追加が必要となり、簡単な構成で、段差による十分な騒音抑制効果を期待することが難しかった。
【0006】
そこで本発明の目的は、駐車車両を格納する駐車階と昇降台との間で段差による騒音発生を、簡単な構成でより効果的に抑制することができるようにした機械式駐車装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第1態様に係る機械式駐車装置は、駐車車両の出入口を有する出入口階と、移動可能なトレーを複数の格納スペースに格納した駐車階と、前記出入口階と前記駐車階との間で前記トレーもしくは前記駐車車両を搭載した状態の前記トレーを昇降台に搭載して搬送するリフト装置と、前記駐車階に停止しているときの前記昇降台と前記駐車階の間で前記トレーの移動を案内するように連続した方向性を有し、かつ、分割されて端部を対向させた格納スペース側レールおよび昇降台側レールと、前記格納スペース側レールおよび前記昇降台側レールの走行面を走行するように前記トレーに取り付けられた車輪を備えた機械式駐車装置において、前記昇降台と前記駐車階の間で前記トレーの移動を行うことになるように先端部を対向させて同方向に延びて配置した前記格納スペース側レールおよび前記昇降台側レールは、それぞれの対向先端部に前記車輪の走行接触面を徐々に変化させた接触面積変化部を形成したことを特徴とする。
【0008】
第1態様に係る機械式駐車装置によれば、トレーを駐車階側の格納スペース側レールからリフト装置の昇降台側レール側へと移動させる場合に限らず、リフト装置の昇降台側レールから駐車階側の格納スペース側レール側へと移動させる場合でも、両レール間に段差があっても車輪が接触面積変化部によって一気に、かつ、全面的に衝突することはなくなり、騒音抑制効果を得ることができる。
【0009】
第2態様に係る機械式駐車装置は、第1態様に係る機械式駐車装置において、前記格納スペース側レールおよび前記昇降台側レールに形成した前記接触面積変化部は、それぞれ対向部先端に向かって直線的に先細の走行接触面となるように形成したことを特徴とする。
【0010】
第2態様に係る機械式駐車装置によれば、直線的に先細とした接触面積変化部という簡単な構成で、格納スペース側レールと昇降台側レール間に段差が生じても車輪が一気に、かつ、全面的に衝突することはなくなり、騒音抑制効果を得ることができる。
【発明の効果】
【0011】
本発明による機械式駐車装置によれば、トレーを駐車階側の格納スペース側レールからリフト装置の昇降台側レール側へと移動させる場合に限らず、リフト装置の昇降台側レールから駐車階側の格納スペース側レール側へと移動させる場合でも、両レール間に段差があっても車輪が接触面積変化部によって一気に、かつ、全面的に衝突することはなくなり、騒音抑制効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】本発明の一実施例による機械式駐車装置を示す平面図である。
図2図1に示した機械式駐車装置の側面図である。
図3図1における格納スペース側レールと昇降台側レールにおける継ぎ目部分の拡大平面図である。
図4図1における格納スペース側レールと昇降台側レールにおける継ぎ目部分の拡大側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
【0014】
図1および図2は、本発明の一実施の形態による機械式駐車装置を示す平面図および側面図である。
【0015】
この機械式駐車装置は、全体的な構成を省略して示しているが、駐車車両の出入口を有した出入口階と、出入口階と異なる階、例えば地下側に構成された複数の駐車スペースを有した駐車階と、出入口階と駐車階との間でトレーもしくは駐車車両を搭載した状態のトレーを搬送するリフト装置1を有して構成されている。
【0016】
このリフト装置1は、昇降路内の鉛直方向に延びて、かつ所定間隔を隔てて対向配置した一対のガイドレール2A,2Bと、詳細な図示を省略したモータなどの駆動装置3によりガイドレール2A,2Bに沿って昇降される昇降台4などを有している。
【0017】
対向配置した一対のガイドレール2A,2Bの上下部には、一対の回転軸5A,5Bがそれぞれ可回転的に支持されており、各回転軸5A,5Bの両端部には図2に示すようにスプロケット6A,6Bがそれぞれ結合されている。上下方向で対向するスプロケット6A,6B間にはそれぞれチェーン7A,7Bが無端状に掛けられ、チェーン7A,7Bの後方側端にはバランス用ウェート8が連結され、チェーン7A,7Bの前面側端には昇降台4が連結されている。
【0018】
昇降台4は、図1に示すように両側に対向配置した一対の端支持部材9A,9Bと、両端支持部材9A,9Bに取り付けられてガイドレール2A,2Bの背面側に沿って上下方向に回転走行する上部ガイド部材10A,10Bと、両端支持部材9A,9Bに取り付けられて図2に示すようにガイドレール2A,2Bの前面側に沿って上下方向に回転走行する下部ガイド部材11A,11Bを有している。
【0019】
このような構成であるため、モータなどの駆動装置2によってチェーン7A,7Bを図2における時計方向に回転するように駆動すると、バランス用ウェート8が下降し、かつ昇降台4が上昇する。またチェーン7を図2における反時計方向に回転するように駆動すると、バランス用ウェート8が上昇し、かつ昇降台4が下降する。
【0020】
駐車階には、図1に示すように平面上で上下左右方向に複数の格納スペース12A~12Hが形成されており、各格納スペース12A~12Hの床側には図示を省略したトレー送り装置がそれぞれ構成されている。各格納スペース12A~12Hのうち少なくとも一つが空スペース12Bとされているが、空スペース12Bを除いた他の格納スペースには、空状態または駐車車両を搭載した状態のトレー13がそれぞれ配置されている。
【0021】
図2に示したリフト装置1の昇降台4の上面側にも、各格納スペース12A~12Hにおけると同様の構成のトレー送り装置14が構成されている。図2に示したように各トレー13の下部に形成された格納スペース12Dにも、トレー送り装置14と同様のトレー送り装置15が構成されている。上述したように図1においてはトレー送り装置の図示を省略しているが、各格納スペース12A~12Hにもトレー送り装置15と同一構成のトレー送り装置が構成されている。
【0022】
これらの各トレー送り装置14,15によってトレー13または駐車車両を搭載した状態のトレー13は、昇降台4上から格納スペース12A,12D,12Fのいずれかへ、また格納スペース12A,12D,12Fのいずれかから昇降台4上へと移動できるように構成されている。
【0023】
また、図示の駐車階における各格納スペース12A~12Hの床側に構成されたトレー送り装置15は、任意のトレー13をリフト装置1によって他の階へと移動させるために、空スペース12Bを利用しながらトレー13を移動させてリフト装置1の昇降台4上へと搭載させるために使用される。またトレー送り装置12の他の使用例としては、昇降台4のトレー送り装置13上を通過させることも含めて任意の駐車階14内で平面的に循環移動させ、効率的にトレーを格納したり移動させたりするために使用される。
【0024】
このようなトレー13の移動は、各格納スペース12A~12Hの床側において平面上で上下左右方向に固定されたールと、トレー13の床面側に可回転的に取り付けられた車輪によって円滑に移動するように構成されている。上述したレールは、図1に示したように上下左右方向に各格納スペース12A~12Hの床側に固定された複数の格納スペース側レール16A~16Fと、昇降台4上の上下左右方向に固定された複数の昇降台側レール17A~17Dを含んでいる。また上述した車輪とは、格納スペース側レール16A~16Fおよび昇降台側レール17A~17Dのうち平行関係にある対を成すレールの上面を走行移動するように図2に示したトレー13に取り付けられた複数個の車輪18のことである。
【0025】
各格納スペース側レール16A~16Fと各昇降台側レール17A~17Dは、上述したトレー13の移動方向でほぼ連続性を保つように配置されている。しかし、各格納スペース12A~12Hがほぼ水平な駐車階に固定されるのに対して、各昇降台側レール17A~17Dは鉛直方向に昇降動作する昇降台4上に固定されている。これに対して昇降台4は駐車車両の重量変化によって停止位置が変動することも考えられる。
【0026】
このため、トレー13を昇降台4上から格納スペース12A,12D,12Fのいずれかへ、また格納スペース12A,12D,12Fのいずれかから昇降台4上へと移動させる際、各格納スペース側レール16A~16Fと各昇降台側レール17A~17Dの実際には分離されている継ぎ目で段差が発生してしまう。この段差に、車輪18が衝突したときに騒音が発生するため、この騒音を抑制する必要がある。次に、この継ぎ目について説明する。
【0027】
図3および図4は、図1における格納スペース側レール16Aと昇降台側レール17Aにおける継ぎ目部分の拡大平面図および拡大側面図である。
【0028】
格納スペース側レール16Aと昇降台側レール17Aの対向部には、トレー13の移動方向、つまり、トレー13を昇降台4上から格納スペース12Aへ、または格納スペース12Aから昇降台4上へと移動させる方向に向かって、格納スペース側レール16Aおよび昇降台側レール17Aにおける車輪18の走行接触面を徐々に変化させた接触面積変化部19,20を形成している。例えば、図3に示したように格納スペース側レール16Aおよび昇降台側レール17Aにおける車輪18の走行面に、その対向側先端に向かって徐々に先細となるように変化させた直線的な接触面積変化部19,20が形成されている。
【0029】
今、格納スペース側レール16Aから昇降台側レール17Aへとトレー13が移動される場合で、かつ、図4に示すように昇降台側レール17Aの上面が格納スペース側レール16Aの上面よりも多少上方に突出している場合を例にして、さらに説明する。
【0030】
図4に示したように左方の格納スペース側レール16Aから右方の昇降台側レール17A側へとトレー13が移動された場合、トレー13の車輪18は、格納スペース側レール16Aから昇降台側レール17Aの上面に移動する。このとき、上述した接触面積変化部19,20によって、従来とは異なる移動の仕方となる。つまり車輪18は、左方の格納スペース側レール16Aにおける上面との接触面積を減少させながら、右方の昇降台側レール17Aにおける上面との接触面積を徐々に増大させるように移動することになる。
【0031】
上述した接触面積変化部20がない場合、車輪18が左方の格納スペース側レール16Aから右方の昇降台側レール17A側に移動するとき、昇降台側レール17Aの段差に一気に、かつ、全面的に衝突して大きな騒音が発生してしまう。しかし、上述したように車輪18は、右方の昇降台側レール17Aの上面との接触面積を徐々に増大するように移動するため、大きな騒音を発生させることがない。
【0032】
上述したように駐車階側の格納スペース側レール16Aと、リフト装置1の昇降台側レール17Aの対向側先端部に、それぞれ接触面積変化部19,20を形成している。このため、トレー13を駐車階側の格納スペース側レール16Aからリフト装置1の昇降台側レール17A側へと移動させる場合に限らず、リフト装置1の昇降台側レール17Aから駐車階側の格納スペース側レール16A側へと移動させる場合も、両レール間に段差があっても車輪18が一気に、かつ、全面的に衝突することはなくなり、同様の騒音抑制効果を得ることができる。
【0033】
上述した図3および図4では、格納スペース側レール16Aと昇降台側レール17Aの継ぎ目部分について説明したが、格納スペース側レール16Bと昇降台側レール17Bの継ぎ目部分、格納スペース側レール16Cと昇降台側レール17Cの継ぎ目部分、格納スペース側レール16Dと昇降台側レール17Dの継ぎ目部分、格納スペース側レール16Eと昇降台側レール17Bの継ぎ目部分、格納スペース側レール16Fと昇降台側レール17Aの継ぎ目部分についても同様である。
【0034】
また、上述した実施例では、格納スペース12A,12D,12Fのいずれかと、昇降台4間でトレー13を移動させる構成について説明したが、少なくとも一方向にのみ、例えば格納スペース12Dと昇降台4間でのみトレー13を移動させる構成とした機械式駐車装置に本発明を適用することができる。さらに、リフト装置1としては、図示の構成に限らず様々な構成のものを採用することができる。
【0035】
さらに、本発明は、格納スペース12A,12D,12Fのいずれかと昇降台4側との間に形成された段差を検出する段差検出装置や、この段差検出装置により段差を検出したとき段差を補正する補正制御装置を備えた構成の機械式駐車装置に適用すると、より騒音抑制効果を高めることができる。
【0036】
尚、上述した実施例では、格納スペース側レール16Aと昇降台側レール17Aの対向側先端部における車輪18の走行面は、それぞれ先端に向かって先細となるように直線的に切断した接触面積変化部19,20としている。このため、接触面積変化部19,20の形成が簡単であるが、本発明は必ずしも直線的に切断した接触面積変化部19,20に限らず、他の類似形状とすることもできる。
【0037】
以上説明したように本発明は、駐車車両の出入口を有する出入口階と、移動可能なトレー13を複数の格納スペース12A~12Hに格納した駐車階と、出入口階と駐車階との間でトレー13もしくは駐車車両を搭載した状態のトレー13を昇降台4に搭載して搬送するリフト装置1と、駐車階に停止しているときの昇降台4と駐車階の間でトレー13の移動を案内するように連続した方向性を有し、かつ、分割されて端部を対向させた格納スペース側レール(例えば格納スペース側レール16C,16D)および昇降台側レール(例えば昇降台側レール17C,17D)と、格納スペース側レールおよび昇降台側レールの走行面を走行するようにトレー13に取り付けられた車輪18とを備えた機械式駐車装置において、昇降台4と駐車階の間でトレー13の移動を行うことになるように先端部を対向させて同方向に延びて配置した格納スペース側レール(例えば格納スペース側レール16C,16D)および昇降台側レール(例えば昇降台側レール17C,17D)は、それぞれの対向先端部に車輪18の走行接触面を徐々に変化させた接触面積変化部19,20を形成したことを特徴とする。
【0038】
このような構成によれば、トレー13を駐車階側の格納スペース側レール16C,16Dからリフト装置1の昇降台側レール17C,17D側へと移動させる場合に限らず、リフト装置1の昇降台側レール17C,17Dから駐車階側の格納スペース側レール16C,16D側へと移動させる場合でも、両レール間に段差があっても車輪18が接触面積変化部19,20によって一気に、かつ、全面的に衝突することはなくなり、騒音抑制効果を得ることができる。
【0039】
また本発明は上述の構成に加えて、格納スペース側レールおよび昇降台側レールに形成した接触面積変化部19,20は、それぞれ対向部先端に向かって直線的に先細の走行接触面となるように形成したことを特徴とする。
【0040】
このような構成によれば、直線的に先細とした接触面積変化部19,20という簡単な構成で、格納スペース側レールと昇降台側レール間に段差が生じても車輪18が一気に、かつ、全面的に衝突することはなくなり、騒音抑制効果を得ることができる。
【符号の説明】
【0041】
1 リフト装置
4 昇降台
12A~12H 格納スペース
13 トレー
16C,16D 格納スペース側レール
17C,17D 昇降台側レール
18 車輪
19,20 接触面積変化部
図1
図2
図3
図4