(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-01-31
(45)【発行日】2023-02-08
(54)【発明の名称】滞在支援システム、滞在支援方法、およびプログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 10/02 20120101AFI20230201BHJP
G06Q 50/12 20120101ALI20230201BHJP
【FI】
G06Q10/02 300
G06Q50/12
(21)【出願番号】P 2022164962
(22)【出願日】2022-10-13
(62)【分割の表示】P 2022111776の分割
【原出願日】2022-07-12
【審査請求日】2022-11-11
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】516321396
【氏名又は名称】株式会社キッチハイク
(74)【代理人】
【識別番号】100177220
【氏名又は名称】小木 智彦
(72)【発明者】
【氏名】藤崎 祥見
【審査官】岡北 有平
(56)【参考文献】
【文献】特開2020-107032(JP,A)
【文献】特開2006-134132(JP,A)
【文献】特開2019-192271(JP,A)
【文献】特表2016-512645(JP,A)
【文献】韓国公開特許第10-2014-0014969(KR,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00 - 99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
施設の利用者を含む家族の滞在の予約手続きを支援する滞在支援システムであって、
当該利用者が利用可能な施設に関する情報を記憶する施設情報記憶部と、
当該家族が利用可能な宿泊施設に関する情報を記憶する宿泊施設情報記憶部と、
当該家族のユーザの端末から入力された、大人および利用者それぞれの滞在人数、滞在期間、および当該家族の嗜好情報を少なくとも条件に、前記施設情報記憶部に基づいて、前記家族と前記施設とをマッチングす
る施設マッチング部と、
前記滞在人数、前記滞在期間、および前記嗜好情報を少なくとも条件に、前記宿泊施設情報記憶部に基づいて、前記家族と前記宿泊施設とをマッチングする宿泊施設マッチング部と、
マッチングした前記施設およびマッチングした前記宿泊施設を仮予約する仮予約部と、
仮予約した前記施設および仮予約した前記宿泊施設を表示するマッチング結果画面を、前記ユーザの端末に表示させる表示部と、
前記ユーザの端末からの入力に応じて、前記仮予約した施設および前記仮予約した宿泊施設の予約を行う予約部と、
前記家族について、前記予約した施設および前記予約した宿泊施設における予約情報を記憶する予約情報記憶部と、
前記ユーザからの要求に応じて、前記予約情報記憶部を参照して、前記ユーザの予約情報と当該ユーザと同時に同エリアに滞在する他ユーザの予約情報とに基づいて、滞在者シェアードデータを生成する滞在者シェアードデータ生成部と、
を備え、
前記表示部は、生成された前記滞在者シェアードデータを表示する滞在者シェアードデータ画面を前記ユーザの端末に表示する滞在支援システム。
【請求項2】
前記家族が利用可能なアクティビティに関する情報を記憶するアクティビティ情報記憶部と、
前記滞在人数または当該滞在人数の大人の人数、前記滞在期間、および前記嗜好情報を少なくとも条件に、前記アクティビティ情報記憶部に基づいて、前記家族と前記アクティビティとをマッチングするアクティビティマッチング部と、
を備え、
前記仮予約部は、マッチングした前記アクティビティを仮予約し、
前記表示部は、前記仮予約した施設および前記仮予約した宿泊施設と共に、仮予約した前記アクティビティを表示するマッチング結果画面を、前記ユーザの端末に表示させ、前記予約部は、前記ユーザの端末からの入力に応じて、前記仮予約したアクティビティの予約を行う請求項1に記載の滞在支援システム。
【請求項3】
前記家族が利用可能なワーキングスペースに関する情報を記憶するワーキングスペース情報記憶部と、
前記滞在人数、前記滞在期間、および前記嗜好情報を少なくとも条件に、前記ワーキングスペース情報記憶部に基づいて、前記家族と前記ワーキングスペースとをマッチングするワーキングスペースマッチング部と、
を備え、
前記仮予約部は、マッチングした前記ワーキングスペースを仮予約し、前記表示部は、前記仮予約した施設および前記仮予約した宿泊施設と共に、仮予約した前記ワーキングスペースを表示するマッチング結果画面を、前記ユーザの端末に表示させ、
前記予約部は、前記ユーザの端末からの入力に応じて、仮予約した前記ワーキングスペースの予約を行う請求項1に記載の滞在支援システム。
【請求項4】
前記嗜好情報には、滞在先でのリモートワーク希望の有無を含み、当該嗜好情報がリモートワーク希望の場合に、前記ワーキングスペースマッチング部がマッチングを行う請求項3に記載の滞在支援システム。
【請求項5】
予約した前記施設と前記ユーザ、および予約した前記宿泊施設と前記ユーザそれぞれとの間で予約後のメッセージのやり取りができるチャットを提供するチャット提供部を備えた請求項1に記載の滞在支援システム。
【請求項6】
予約した前記アクティビティと前記ユーザとの間で予約後のメッセージのやり取りができるチャットを提供するチャット提供部を備えた請求項2に記載の滞在支援システム。
【請求項7】
予約した前記ワーキングスペースと前記ユーザとの間で予約後のメッセージのやり取りができるチャットを提供するチャット提供部を備えた請求項3に記載の滞在支援システム。
【請求項8】
前記滞在者シェアードデータは、カレンダー形式である請求項1に記載に滞在支援システム。
【請求項9】
アクティビティに関する情報を記憶するアクティビティ情報記憶部と、
前記滞在者シェアードデータを参照し取得した、前記ユーザおよび前記他ユーザとの重なる滞在日、および当該ユーザおよび当該他ユーザの滞在人数の合計、に少なくとも基づいて、前記アクティビティをマッチングするアクティビティマッチング部と、
を備え、
前記表示部は、前記滞在者シェアードデータ画面にマッチングした前記アクティビティを表示する請求項1に記載の滞在支援システム。
【請求項10】
前記施設または前記宿泊施設からの要求に応じて、前記予約情報記憶部を参照して、当該施設または当該宿泊施設から所定範囲内にある施設または宿泊施設を予約している家族の予約情報に基づいて、滞在先シェアードデータを生成する滞在先シェアードデータ生成部と、
を備え、
前記表示部は、生成された前記滞在先シェアードデータを表示する滞在先シェアードデータ画面を前記施設または前記宿泊施設の端末に表示する請求項1に記載の滞在支援システム。
【請求項11】
施設の利用者を含む家族の滞在の予約手続きを支援する滞在支援システムが実行する方法であって、
前記滞在支援システムが、当該利用者が利用可能な施設に関する情報を記憶する施設情報記憶部と、当該家族が利用可能な宿泊施設に関する情報を記憶する宿泊施設情報記憶部と、予約情報記憶部と、
を備え、
当該家族のユーザの端末から入力された、大人および利用者それぞれの滞在人数、滞在期間、および当該家族の嗜好情報を少なくとも条件に、前記施設情報記憶部に基づいて、前記家族と前記施設とをマッチングするステップと、
前記滞在人数、前記滞在期間、および前記嗜好情報を少なくとも条件に、前記宿泊施設情報記憶部に基づいて、前記家族と前記宿泊施設とをマッチングするステップと、
マッチングした前記施設およびマッチングした前記宿泊施設を仮予約するステップと、
仮予約した前記施設および仮予約した前記宿泊施設を表示するマッチング結果画面を、前記ユーザの端末に表示させるステップと、
前記ユーザの端末からの入力に応じて、前記仮予約した施設および前記仮予約した宿泊施設の予約を行うステップと、
前記家族について、前記予約した施設および前記予約した宿泊施設における予約情報を前記予約情報記憶部に記憶するステップと、
前記ユーザからの要求に応じて、前記予約情報記憶部を参照して、前記ユーザの予約情報と当該ユーザと同時に同エリアに滞在する他ユーザの予約情報とに基づいて、滞在者シェアードデータを生成するステップと、
生成された前記滞在者シェアードデータを表示する滞在者シェアードデータ画面を前記ユーザの端末に表示するステップと、
を含む方法。
【請求項12】
施設の利用者を含む家族の滞在の予約手続きを支援する滞在支援システムを、
当該利用者が利用可能な施設に関する情報を記憶する施設情報記憶部、
当該家族が利用可能な宿泊施設に関する情報を記憶する宿泊施設情報記憶部、
当該家族のユーザの端末から入力された、大人および利用者それぞれの滞在人数、滞在期間、および当該家族の嗜好情報を少なくとも条件に、前記施設情報記憶部に基づいて、前記家族と前記施設とをマッチングする施設マッチング部、
前記滞在人数、前記滞在期間、および前記嗜好情報を少なくとも条件に、前記宿泊施設情報記憶部に基づいて、前記家族と前記宿泊施設とをマッチングする宿泊施設マッチング部、
マッチングした前記施設およびマッチングした前記宿泊施設を仮予約する仮予約部、
仮予約した前記施設および仮予約した前記宿泊施設を表示するマッチング結果画面を、前記ユーザの端末に表示させる表示部、
前記ユーザの端末からの入力に応じて、前記仮予約した施設および前記仮予約した宿泊施設の予約を行う予約部、
前記家族について、前記予約した施設および前記予約した宿泊施設における予約情報を記憶する予約情報記憶部、
前記ユーザからの要求に応じて、前記予約情報記憶部を参照して、前記ユーザの予約情報と当該ユーザと同時に同エリアに滞在する他ユーザの予約情報とに基づいて、滞在者シェアードデータを生成する滞在者シェアードデータ生成部、
として機能させ、
更に、前記表示部に、生成された前記滞在者シェアードデータを表示する滞在者シェアードデータ画面を前記ユーザの端末に表示させるプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、児童を含む家族が滞在する施設等の予約手続きを支援する滞在支援システム、滞在支援方法、およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、リモートワークやワーケーション、他拠点生活など、柔軟な働き方や暮らし方が進んでいる。このような状況下、児童を連れて、短期または長期のワーケーション、留学、旅行などの滞在の需要が高まっている。しかしながら、児童を連れて滞在するには、保育園等の預け先や、安心して泊まれる宿泊施設、親が仕事をするワーキングスペースなどの複数の施設を探し、それぞれとやり取りして手続きしなければならない。
【0003】
従来技術として、特許文献1には、美容院等の幼児を帯同できない特定施設や会場に出かける際に、利用者が幼児を一時的に預ける託児所と、該施設の予約を簡単に同時にできる予約システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、特許文献1のような数時間単位での訪問ではなく、宿泊を伴う滞在、特に、比較的長期的な滞在を児童連れの家族で行う際には、宿泊施設の環境や設備、滞在期間中のレジャーやイベント、加えて、宿泊時に一緒に施設を利用する家族とのスケジュール調整等、様々な細かな意思疎通を図り、調整する必要がある。
【0006】
そこで、上記課題に鑑みて、児童連れの家族が宿泊を伴う滞在を行う際の調整を簡便に行う滞在支援システム、滞在支援方法、およびプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
そこで、本発明は、施設の利用者を含む家族の滞在の予約手続きを支援する滞在支援システムであって、当該利用者が利用可能な施設に関する情報を記憶する施設情報記憶部と、当該家族が利用可能な宿泊施設に関する情報を記憶する宿泊施設情報記憶部と、当該家族のユーザの端末から入力された、大人および利用者それぞれの滞在人数、滞在期間、および当該家族の嗜好情報を少なくとも条件に、前記施設情報記憶部に基づいて、前記家族と前記施設とをマッチングする施設マッチング部と、前記滞在人数、前記滞在期間、および前記嗜好情報を少なくとも条件に、前記利用施設情報記憶部に基づいて、前記家族と前記宿泊施設とをマッチングする宿泊施設マッチング部と、マッチングした前記施設およびマッチングした前記宿泊施設を仮予約する仮予約部と、仮予約した前記施設および仮予約した前記宿泊施設を表示するマッチング結果画面を、前記ユーザの端末に表示させる表示部と、前記ユーザの端末からの入力に応じて、前記仮予約した施設および前記仮予約した宿泊施設の予約を行う予約部と、を備える滞在支援システムを提供する。
【0008】
また、本発明は、前記家族が利用可能なアクティビティに関する情報を記憶するアクティビティ情報記憶部と、前記滞在人数または当該滞在人数の大人の人数、前記滞在期間、および前記嗜好情報を少なくとも条件に、前記アクティビティ情報記憶部に基づいて、前記家族と前記アクティビティとをマッチングするアクティビティマッチング部と、を備え、前記仮予約部は、マッチングした前記アクティビティを仮予約し、前記表示部は、前記仮予約した施設および前記仮予約した宿泊施設と共に、仮予約した前記アクティビティを表示するマッチング結果画面を、前記ユーザの端末に表示させ、前記予約部は、前記ユーザの端末からの入力に応じて、前記仮予約したアクティビティの予約を行う滞在支援システムを提供する。
【0009】
また、本発明は、前記家族の大人が利用可能なワーキングスペースに関する情報を記憶するワーキングスペース情報記憶部と、前記滞在人数の大人の人数、前記滞在期間、および前記嗜好情報を少なくとも条件に、前記ワーキングスペース情報記憶部に基づいて、前記家族と前記ワーキングスペースとをマッチングするワーキングスペースマッチング部と、を備え、前記仮予約部は、マッチングした前記ワーキングスペースを仮予約し、前記表示部は、前記仮予約した施設および前記仮予約した宿泊施設と共に、仮予約した前記ワーキングスペースを表示するマッチング結果画面を、前記ユーザの端末に表示させ、前記予約部は、前記ユーザの端末からの入力に応じて、仮予約した前記ワーキングスペースの予約を行う滞在支援システムを提供する。
【0010】
また、本発明は、予約した前記施設と前記ユーザ、および予約した前記宿泊施設と前記ユーザそれぞれとの間で予約後のメッセージのやり取りができるチャットを提供するチャット提供部を備えた滞在支援システムを提供する。
【0011】
また、本発明は、予約した前記アクティビティと前記ユーザとの間で予約後のメッセージのやり取りができるチャットを提供するチャット提供部を備えた滞在支援システムを提供する。
【0012】
また、本発明は、予約した前記ワーキングスペースと前記ユーザとの間で予約後のメッセージのやり取りができるチャットを提供するチャット提供部を備えた請求項3に記載の滞在支援システムを提供する。
【0013】
また、本発明は、前記家族について、前記予約した施設および前記予約した宿泊施設における予約情報を記憶する予約情報記憶部と、前記ユーザからの要求に応じて、前記予約情報記憶部を参照して、前記ユーザの予約情報と当該ユーザと同時に同エリアに滞在する他ユーザの予約情報とに基づいて、滞在者シェアードデータを生成する滞在者シェアードデータ生成部と、を備え、前記表示部は、生成された前記滞在者シェアードデータを表示する滞在者シェアードデータ画面を前記ユーザの端末に表示する滞在支援システムを提供する。
【0014】
また、本発明は、前記滞在者シェアードデータは、カレンダー形式である滞在支援システムを提供する。
【0015】
また、本発明は、アクティビティに関する情報を記憶するアクティビティ情報記憶部と、前記滞在者シェアードデータを参照し取得した、前記ユーザおよび前記他ユーザとの重なる滞在日、および当該ユーザおよび当該他ユーザの滞在人数の合計、に少なくとも基づいて、前記アクティビティをマッチングするアクティビティマッチング部と、を備え、前記表示部は、前記滞在者シェアードデータ画面にマッチングした前記アクティビティを表示する滞在支援システムを提供する。
【0016】
また、本発明は、前記施設または前記宿泊施設からの要求に応じて、前記予約情報記憶部を参照して、当該施設または当該宿泊施設から所定範囲内にある施設または宿泊施設を予約している家族の予約情報に基づいて、滞在先シェアードデータを生成する滞在先シェアードデータ生成部と、を備え、前記表示部は、生成された前記滞在先シェアードデータを表示する滞在先シェアードデータ画面を前記施設または前記宿泊施設の端末に表示する滞在支援システムを提供する。
【0017】
また、本発明は、施設の利用者を含む家族の滞在の予約手続きを支援する滞在支援システムが実行する方法であって、当該利用者が利用可能な施設に関する情報を記憶する施設情報記憶部と、当該家族が利用可能な宿泊施設に関する情報を記憶する宿泊施設情報記憶部と、を備え、当該家族のユーザの端末から入力された、大人および利用者それぞれの滞在人数、滞在期間、および当該家族の嗜好情報を少なくとも条件に、前記施設情報記憶部に基づいて、前記家族と前記施設とをマッチングするステップと、前記滞在人数、前記滞在期間、および前記嗜好情報を少なくとも条件に、前記利用施設情報記憶部に基づいて、前記家族と前記宿泊施設とをマッチングするステップと、マッチングした前記施設およびマッチングした前記宿泊施設を仮予約するステップと、仮予約した前記施設および仮予約した前記宿泊施設を表示するマッチング結果画面を、前記ユーザの端末に表示させるステップと、前記ユーザの端末からの入力に応じて、前記仮予約した施設および前記仮予約した宿泊施設の予約を行うステップと、を含む方法を提供する。
【0018】
また、本発明は、施設の利用者を含む家族の滞在の予約手続きを支援する滞在支援システムを、当該利用者が利用可能な施設に関する情報を記憶する施設情報記憶部、当該家族が利用可能な宿泊施設に関する情報を記憶する宿泊施設情報記憶部、当該家族のユーザの端末から入力された、大人および利用者それぞれの滞在人数、滞在期間、および当該家族の嗜好情報を少なくとも条件に、前記施設情報記憶部に基づいて、前記家族と前記施設とをマッチングする施設マッチング部、前記滞在人数、前記滞在期間、および前記嗜好情報を少なくとも条件に、前記利用施設情報記憶部に基づいて、前記家族と前記宿泊施設とをマッチングする宿泊施設マッチング部、マッチングした前記施設およびマッチングした前記宿泊施設を仮予約する仮予約部、仮予約した前記施設および仮予約した前記宿泊施設を表示するマッチング結果画面を、前記ユーザの端末に表示させる表示部、前記ユーザの端末からの入力に応じて、前記仮予約した託児施設および前記仮予約した宿泊施設の予約を行う予約部、として機能させるプログラムを提供する。
【発明の効果】
【0019】
本発明によれば、施設の利用者連れの家族が比較的長期的な滞在を行う際の調整を簡便に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【
図1】本発明の実施形態に係る滞在支援システムの概要を説明する図である。
【
図2】本発明の実施形態に係る滞在支援装置の機能構成を示す図である。
【
図3】本発明の実施形態に係る託児施設情報データベースを模式的に示す図である。
【
図4】本発明の実施形態に係る宿泊施設情報データベースを模式的に示す図である。
【
図5】本発明の実施形態に係るアクティビティ情報データベースを模式的に示す図である。
【
図6】本発明の実施形態に係るワーキングスペース情報データベースを模式的に示す図である。
【
図7】本発明の実施形態に係るマッチング結果画面、予約情報入力画面、および予約確認画面の一例を示す図である。
【
図8】本発明の実施形態に係るチャットルーム画面の一例を示す図である。
【
図9】本発明の実施形態に係る滞在者シェアードデータ画面の一例を示す図である。
【
図10】本発明の実施形態に係る滞在先シェアードデータ画面の一例を示す図である。
【
図11】本発明の実施形態に係る滞在支援システム1の滞在支援処理を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、実施形態)について詳細に説明する。以降の図においては、実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ番号または符号を付している。
【0022】
[基本概念/基本構成]
図1は、本発明の実施形態に係る滞在支援システム1の概要を説明するための図である。図において、滞在支援システム1は、児童連れ家族(以下、単に家族という)の滞在を支援する滞在支援装置10と、滞在支援装置10にネットワークを介して接続され、家族のユーザが使用するユーザ端末20と、当該家族の仮予約および/または予約がされる託児施設の託児施設端末30と、当該家族の仮予約および/または予約がされる宿泊施設の宿泊施設端末40と、がネットワークを介して接続される。ここで、児童とは、18歳以下を意味する広義の意味であるが、好ましくは12歳以下、更に好ましくは未就学児である。
【0023】
なお、滞在支援システム1は、託児施設端末30および宿泊施設端末40の他にも家族の滞在を支援する事業者の端末とネットワークを介して接続されてもよく、例えば、アクティビティ体験やワーキングスペース提供といった滞在中のサービスを家族に提供するサービス事業者の端末とネットワークを介して接続されてもよい。
【0024】
滞在支援システム1において、滞在支援装置10は、本実施形態では、クラウドサーバであり、例えば、滞在支援システムの管理者(システム事業者など)に管理される。滞在支援装置10は、家族に託児施設および/または宿泊施設をマッチングするマッチング処理、およびユーザ端末20と託児施設端末30および/または宿泊施設端末40とが対話する画面や滞在に関する情報を提供する画面を、各端末に表示させる表示処理の2つを行う。
【0025】
マッチング処理について説明すると、滞在支援装置10は、家族のユーザがユーザ端末20に入力した、大人および児童それぞれの滞在人数、滞在期間、および家族の嗜好情報を少なくとも含むマッチング条件に基づいて、保持している各託児施設に関する託児施設情報(図示せず)を参照し、家族に託児施設をマッチングする。そして、滞在支援装置10は、マッチングした託児施設の端末30と通信を行い、託児施設の仮予約を行う。
【0026】
また、滞在支援装置10は、家族のユーザがユーザ端末20に入力した、大人および児童それぞれの滞在人数、滞在期間、および家族の嗜好情報に少なくとも基づいて、保持している各宿泊施設に関する宿泊施設情報(図示せず)を参照し、家族に宿泊施設をマッチングする。そして、滞在支援装置10は、マッチングした宿泊施設の端末40と通信を行い、宿泊施設の仮予約を行う。
【0027】
次に表示処理について説明する。滞在支援装置10は、仮予約した託児施設および宿泊施設を表示するマッチング結果画面21を生成し、ユーザ端末20に表示させる。次に、滞在支援装置10は、マッチング結果画面21に表示された託児施設および宿泊施設について、ユーザ端末20から予約を確定する入力を受信すると、滞在支援装置10は、仮予約した託児施設および宿泊施設の予約を行う。そして、滞在支援装置10は、予約した託児施設の託児施設端末30とユーザ端末20、および予約した宿泊施設の宿泊施設端末40とユーザ端末20との間で予約後のメッセージのやり取りができるチャットを提供する。
【0028】
滞在支援装置10により提供されたチャットのチャットルーム画面24を介して、ユーザ端末20と託児施設端末30とがメッセージの送受信、およびユーザ端末20と宿泊施設端末40とがメッセージの送受信を行う。
【0029】
このような滞在支援システムによれば、ユーザが滞在時に利用する託児施設および宿泊施設といった託児施設を含む複数施設を同時にマッチングし、マッチングされた複数施設を同時に予約することができる。したがって、滞在支援システムは、児童連れの家族が宿泊を伴う、特に比較的長期的な滞在を行う際の調整を簡便に行うことができ、児童連れの家族の比較的長期的な滞在を支援することができる。また、滞在支援システムは、ユーザと予約した各施設とのチャットを提供し、ユーザと各施設とが、滞在時のユーザの要望や必要な手続き、といった個別のやり取りを行うことでき、児童連れの家族の比較的長期的な滞在を支援することができる。
【0030】
(滞在支援装置の機能構成)
図2は、本発明の実施形態に係る滞在支援装置10の機能構成を示す図である。滞在支援装置10は、ユーザ端末20、託児施設端末30、宿泊施設端末40、およびサービス事業者端末50とネットワークを介して通信を行う通信部110と、記憶部120、託児施設マッチング130と、宿泊施設マッチング部140と、サービスマッチング部150と、仮予約部160と、表示部170、予約部180、チャット提供部190と、滞在者シェアードデータ生成部200と、滞在先シェアードデータ生成部210と、を備える。
【0031】
なお、滞在支援装置10は、本実施形態に置いてクラウドサーバとするが、オンプレミスであってもよい。また、本実施形態において、記憶部120は、クラウドストレージや分散型台帳で構成されるのが望ましいが、ハードディスクや半導体メモリ、記憶媒体、メモリカードなどで構成されてもよい。
【0032】
託児施設マッチング部130は、家族と託児施設とのマッチングを実行する。詳細には、託児施設マッチング部130は、家族のユーザのユーザ端末20から受信したマッチング条件に基づいて、記憶部120の託児施設情報データベース(以下、DBともいう)121を検索し、マッチング条件にマッチしたマッチング託児施設を選定する。
【0033】
ここで、マッチング条件は、家族の大人および児童それぞれの滞在人数、滞在期間、家族の嗜好情報を少なくとも含む。児童の滞在人数は、年齢毎の人数であるのが望ましい。また、マッチング条件は、大人および児童の性別を含んでもよい。嗜好情報には、例えば、趣味、好きな/嫌いな食べ物、好きな/嫌いな色、よく行く場所といった家族の好みや、家族のライフスタイルを含む。家族の嗜好情報は、家族が滞在申し込みをする度に取得してもよいし、過去の申し込み時に取得したものを記憶部120に記憶しておき、それを用いてもよい。
【0034】
図3は、本発明の実施形態に係る託児施設情報DB121を模式的に示す図である。託児施設情報には、託児施設を識別する託児施設ID、託児施設名称、託児施設の住所、託児施設の連絡先、年齢毎の児童の受け入れ可能定員(0歳児定員など)、託児施設のスタッフ数、利用料金、託児施設の開所日/時間、キーワードを示す情報が含まれている。年齢毎の児童の受け入れ可能定員は、年齢毎の代わりに、未満児、以上児、低学年、高学年などの区分毎であってもよい。キーワードは、例えば、スポーツ重視、手作り給食、地産地消、アットホームといった託児施設を特徴付けるキーワードである。
【0035】
託児施設マッチング部130は、詳細には、まず、ユーザ端末20から受信したマッチング条件に含まれる児童の年齢毎の人数と、託児施設情報DB121の年齢毎の児童の受け入れ可能定員とに基づいて、受け入れ可能なマッチング託児施設を1以上選定する。そして、託児施設マッチング部130は、選定されたマッチング託児施設の託児施設情報DB121の託児施設情報とマッチング条件に含まれる家族の嗜好情報とに基づいて、託児施設と家族とのマッチング度を算出し、最もマッチング度が最も高い託児施設を選定する。
【0036】
例えば、家族の嗜好情報が「こじんまり、地産地消」である場合には、キーワードに「地産地消」を含み、スタッフ数がもっとも少ない託児施設が、最もマッチング度が高い託児施設として選定される。なお、託児施設と家族とのマッチング度の算出は、例えば、AIによって行う。
【0037】
宿泊施設マッチング部140は、家族と宿泊施設とのマッチングを実行する。詳細には、宿泊施設マッチング部140は、家族のユーザのユーザ端末20から受信したマッチング条件に基づいて、記憶部120の宿泊施設情報データベース(以下、DBともいう)122を検索し、マッチング条件にマッチした宿泊施設を選定する。
【0038】
図4は、本発明の実施形態に係る宿泊施設情報DB122を模式的に示す図である。宿泊施設情報には、宿泊施設を識別する宿泊施設ID、宿泊施設名称、宿泊施設の住所、宿泊施設の連絡先、宿泊施設の部屋タイプ、部屋タイプの定員、1人あたりの料金(1人)/円、キーワードを示す情報が含まれている。キーワードは、例えば、温泉あり、泉質、地産地消、室内遊具スペースあり、子供用浴衣ありといった宿泊施設を特徴付けるキーワードである。
【0039】
宿泊施設マッチング部140は、詳細には、まず、ユーザ端末20から受信したマッチング条件に含まれる大人および児童の合計滞在人数と、宿泊施設情報DB122の定員とに基づいて、受け入れ可能なマッチング宿泊施設を1以上選定する。そして、宿泊施設マッチング部140は、選定されたマッチング宿泊施設の宿泊施設情報DB122の宿泊施設情報とマッチング条件に含まれるユーザの嗜好情報とに基づいて、宿泊施設とユーザとのマッチング度を算出し、最もマッチング度が最も高い宿泊施設を選定する。なお、宿泊施設と家族とのマッチング度の算出は、例えば、AIによって行う。
【0040】
サービスマッチング部150は、家族とサービスとのマッチングを実行する。本実施形態において、サービスはアクティビティ、およびワーキングスペースの提供であって、サービスマッチング部150は、アクティビティマッチング部151と、ワーキングスペースマッチング部152とを含む。なお、サービスマッチング部150による家族とサービスとのマッチングは必須ではなく、例えば、家族とサービスとのマッチングをするか否かは、家族のユーザからの指示や家族の嗜好情報に基づいて決定してもよい。
なお、ワーキングスペースは、宿泊施設内のスペースであってもよい。この場合は、宿泊施設の予約とともに、その宿泊施設内で働くスペースがワーキングスペースとなって予約が行われる。
【0041】
アクティビティマッチング部151は、家族とアクティビティとのマッチングを実行する。詳細には、アクティビティマッチング部151は、ユーザ端末20から受信したマッチング条件に基づいて、記憶部120のアクティビティ情報データベース(以下、DBともいう)123を検索し、マッチング条件にマッチしたアクティビティを選定する。マッチング条件や、マッチング方法については、託児施設マッチング部130や宿泊施設マッチング部140と同様である。なお、大人のみのアクティビティをマッチングしたい場合には家族の大人の滞在人数を、家族でのアクティビティをマッチングしたい場合には大人および児童の合計滞在人数を、マッチング条件とする。
【0042】
図5は、本発明の実施形態に係るアクティビティ情報DB123を模式的に示す図である。アクティビティ情報には、アクティビティを識別するアクティビティID、アクティビティ名称、アクティビティを提供する事業者名称、アクティビティを提供する事業者の住所、アクティビティを提供する事業者の連絡先、アクティビティの内容、アクティビティの対象年齢、1人あたりの料金(1人)/円、キーワードを示す情報が含まれている。キーワードは、例えば、季節の花が楽しめる、アップダウンの少ないコース、大人数での参加大歓迎/子供メニューありといったアクティビティを特徴付けるキーワードである。
【0043】
ワーキングスペースマッチング部152は、家族とワーキングスペースとのマッチングを実行する。詳細には、ワーキングスペースマッチング部152は、ユーザ端末20から受信したマッチング条件に基づいて、記憶部120のワーキングスペース情報データベース(以下、DBともいう)124を検索し、マッチング条件にマッチしたワーキングスペースを選定する。マッチング条件や、マッチング方法については、アクティビティマッチング部151と同様である。
なお、ワーキングスペースマッチング部152は、ユーザ端末20から嗜好情報(滞在先でのリモートワーク希望の有無)を受信し、当該嗜好情報がリモートワーク希望の場合に、マッチングを行ってもよい。
【0044】
図6は、本発明の実施形態に係るワーキングスペース情報DB124を模式的に示す図である。ワーキングスペース情報には、ワーキングスペースを識別するワーキングスペースID、ワーキングスペース名称、ワーキングスペースを提供する事業者名称、ワーキングスペースの住所、ワーキングスペースの連絡先、ワーキングスペースの営業時間、ワーキングスペースの料金(1H)/円、キーワードを示す情報が含まれている。キーワードは、早期割引あり/無料ドリンクあり、オンラインMTG可といったワーキングスペースを特徴付けるキーワードである。
【0045】
仮予約部160は、託児施設マッチング部130でマッチングしたマッチング託児施設、宿泊施設マッチング部140でマッチングしたマッチング宿泊施設、サービスマッチング部150でマッチングしたサービスを仮予約する。例えば、託児施設を例に説明すると、仮予約部160は、託児施設に電話・メール・既存のメッセージアプリ等を用いて、滞在人数、滞在期間を通知して予約が可能か否かを問い合わせ、予約可能な場合には、仮予約を行う。一方、仮予約部160は、予約不可の場合には、マッチング託児施設の中から優先順位が次のマッチング託児施設に同様の方法で、予約が可能か否かを問い合わせ、予約可能な場合には、仮予約を行う。この処理を、マッチング託児施設の仮予約ができるまで行う。宿泊施設およびサービスについても同様である。
【0046】
また、仮予約部160は、マッチング託児施設、マッチング宿泊施設、マッチングサービスの事業者が予約システムを提供している場合には、当該予約システムと通信を行い、仮予約を完了させる。
【0047】
表示部170は、仮予約した託児施設、仮予約した宿泊施設、および仮予約したサービスを表示するマッチング結果画面情報をユーザ端末20に送信し、ユーザ端末20にマッチング結果画面を表示させる。
【0048】
また、表示部170は、後述する予約部180で予約された託児施設、宿泊施設、およびサービスを表示する予約確認画面情報をユーザ端末20に送信し、ユーザ端末20に予約確認画面を表示させる。予約確認画面には、後述するチャット提供部190でチャットルームが生成されると、表示されている託児施設、宿泊施設、およびサービスの事業者それぞれと当該チャットルームとが対応付けられ、当該チャットルームへのリンクが貼られる。
【0049】
さらに、表示部170は、後述する滞在者シェアードデータ生成部200で生成された滞在者シェアードデータを表示する滞在者シェアードデータ画面情報をユーザ端末20に送信し、ユーザ端末20に滞在者シェアードデータ画面を表示させる。この場合、後述する滞在者シェアードデータ生成部200で滞在者シェアードデータが生成されたことに応じて、上述した予約確認画面に、滞在者シェアードデータ画面へ移動するためのボタンが表示される。
【0050】
さらにまた、表示部170は、後述する滞在先シェアードデータ生成部210で生成された滞在先シェアードデータを表示する滞在先シェアードデータ画面情報を、滞在先シェアードデータの閲覧要求した施設端末30、宿泊施設端末40、またはサービス事業者端末50(以下、これらを区別しない場合には滞在先端末、また、施設端末、宿泊施設端末、およびサービスを区別しない場合には滞在先という)に送信し、滞在先端末に滞在先シェアードデータ画面を表示させる。
【0051】
図7は、本発明の実施形態に係るマッチング結果画面21、予約情報入力画面22、および予約確認画面23の一例を示す図である。マッチング結果画面21には、上部に同時に予約をする施設やサービスをユーザが選択するためのチェックボックス付きリスト211、中部にマッチング条件212、下部にマッチング結果213が表示されている。図において、ユーザは託児施設と宿泊施設とを同時に予約することが選択しているので、マッチング結果213には、仮予約部160で仮予約されたマッチング託児施設及びマッチング宿泊施設が施設名称および滞在期間と併せて表示される。ユーザが各施設の詳細ボタンを押下すると、各施設の詳細情報が表示、例えば施設のHPが別画面にて表示され、ユーザは各施設について情報収集することができる。
【0052】
また、ユーザが各施設の予約ボタンを押下すると、予約情報入力画面22に切り替わり、ユーザは、家族の名前・年齢・性別、住所、連絡先などの託児施設や宿泊施設を予約するのに必要な予約情報を入力し、予約ボタン(図示せず)を押下すると、後述する予約部180によって各施設の予約がされる。
【0053】
予約部180によって各施設の予約が完了すると、予約情報入力画面22は予約確認画面23に切り替わる。予約確認画面23は、マッチング結果画面21のマッチング結果213が予約済み233に変わり、予約ボタンがなくなる。
【0054】
予約部180は、ユーザ端末20からの予約情報の入力に応じて、仮予約されたマッチング託児施設、マッチング宿泊施設、マッチングサービスの予約を行う。詳細には、予約部180は、ユーザ端末20に表示されている
図7に示す、マッチング結果画面21の各施設の予約ボタンが押下されると表示される予約情報入力画面22において、ユーザによって予約情報が入力され、当該予約情報入力画面22の予約ボタン(図示せず)が押されたことに応じて、予約部180は予約情報を受信すると、マッチング結果画面21で予約ボタンが押下された施設の予約を行う。
【0055】
予約は、託児施設、宿泊施設、サービスの事業者に電話・メール・既存のメッセージアプリ等を用いて滞在支援装置10の管理者によって、または、各施設が提供する予約システムと滞在支援装置10とが通信を行って、される。
【0056】
予約部180は、予約が完了したことに応じて、予約が完了した家族の予約情報を記憶部120に記憶する。詳細には、予約部180は、家族ID、家族名、家族の住所、家族の連絡先、予約した託児施設ID、予約した宿泊施設ID、滞在期間を予約情報として、記憶部120の予約情報データベース(DB)125に記憶する。
【0057】
チャット提供部190は、予約部180で予約した託児施設の担当者とユーザ、および予約した宿泊施設の担当者とユーザそれぞれとの間で予約後のメッセージのやり取りができるチャットを提供する。詳細には、チャット提供部190は、予約部180で予約した託児施設の担当者とユーザ、および予約した宿泊施設の担当者とユーザそれぞれとの間でチャットするためのチャットルームを提供する。そして、チャット提供部190は、予約確認画面23に表示される託児施設および宿泊施設それぞれとチャットルームとを対応付け、当該チャットルームへのリンクを予約確認画面23に貼る。
【0058】
チャット提供部190は、提供するチャットルームでやり取りされたメッセージを、チャットルーム毎に、メッセージの送信者およびメッセージの送信日時と対応付けて、記憶部120のチャット履歴DB126に記憶する。
【0059】
図8は、本発明の実施形態に係るチャットルーム画面24(a,b)の一例を示す図である。チャットルーム画面24(a,b)には、予約確認画面23から進むことができる。例えば、AユーザがAこども園とチャットする場合は、Aユーザは自身の予約確認画面23を開き、予約確認画面23のAこども園のアイコン234(AユーザとAこども園とチャットルームへのリンクが貼られている)を押下し、AユーザとAこども園とチャットルーム画面24aを開く。
【0060】
チャットルーム画面24(a,b)は、チャットルーム切替部241(a,b)、メッセージ表示部242(a,b)、およびメッセージ入力部243(a,b)から構成される。チャットルーム切替部241(a,b)は、ユーザが予約している施設やサービスが表示され、表示されているチャットルームの相手である施設やサービスを示すことができ、また、他施設やサービスとのチャットルームを切り替えることができる。Aこども園のチャットルーム画面24aを開いている際に、ユーザがBホテルとのチャットルーム画面24bを確認する場合には、チャットルーム切替部241aのBホテルアイコンをクリックすることで、AユーザとBホテルとのチャットルーム画面24bに切り替えることができる。
【0061】
メッセージ表示部242(a,b)は、ユーザおよび施設からのメッセージをタイムラインで表示する。各メッセージは、送信者、送信日時が併せて表示される。メッセージ入力部243(a,b)は、相手に送るメッセージを入力し、sendボタンを押下すると相手にメッセージが送信できる。なお、メッセージには、文章の他、画像・テキスト・音声・動画ファイルが含まれる。
【0062】
滞在者シェアードデータ生成部200は、家族のユーザからの要求に応じて、当該家族の予約情報と、当該家族と同時に同エリアに滞在する他家族の予約情報に基づいて、滞在者シェアードデータを生成する。詳細には、滞在者シェアードデータ生成部200は、予約が完了している家族のユーザのユーザ端末20からの滞在者シェアードデータ閲覧要求に応じて、予約情報DB125を参照し、当該家族と滞在期間の少なくとも一部が重なる他家族のうち、所定範囲にある託児施設および宿泊施設の少なくとも1つを予約している他家族を抽出する。
【0063】
ここで、所定範囲とは、閲覧要求をしたユーザの家族が予約した託児施設または宿泊施設から所定距離内にある範囲、例えば10km範囲内である。なお、滞在者シェアードデータ生成部200は、所定範囲にある託児施設または宿泊施設ではなく、閲覧要求をした家族と同一の託児施設または同一の宿泊施設を予約した他家族を抽出してもよい。それにより、閲覧要求した家族と面識ができる可能性がより高い他家族を抽出することができる。
なお、ユーザ端末20から嗜好情報として、所定の他家族と一緒の期間に滞在するという希望の入力を受け付けてもよい。この場合は、この嗜好情報を受信した場合に、宿泊施設マッチング部140、託児施設マッチング部130は、予め記憶しておいた他家族が滞在する期間に、宿泊施設及び託児施設のマッチングを行うことで、嗜好情報を加味したマッチングを行う。
【0064】
次に、滞在者シェアードデータ生成部200は、閲覧要求をしたユーザの家族の予約情報、および抽出した他家族の予約情報に基づいて、ユーザが同時に同エリアに滞在する他家族を確認することができる滞在者シェアードデータを生成する。ここで、滞在者シェアードデータには、少なくとも他家族の滞在期間が含まれればよく、表形式やカレンダー形式で表す。
【0065】
図9は、本発明の実施形態に係る滞在者シェアードデータ画面25(a,b)の一例を示す図である。滞在者シェアードデータ画面25(a,b)には、予約確認画面23から移動することができる。例えば、予約確認画面23に表示された滞在者シェアードデータ表示ボタン236から移動する。なお、同時に同エリアに滞在する他家族がいない場合には、滞在者シェアードデータ表示ボタン236は表示されない。
【0066】
図において、滞在者シェアードデータ画面25(a,b)には、カレンダー形式の滞在者シェアードデータ、すなわち滞在者シェアードデータが表示されたカレンダーが表示されている。滞在者シェアードデータ画面25aのカレンダーには、滞在者シェアードデータを閲覧要求したAユーザ(図においては、「あなた」と表示)の滞在期間が表示されている。それと併せて、Aユーザの滞在期間の少なくとも一部と重なり、Aユーザの予約したAこども園またはBホテルから所定範囲にある託児施設または宿泊施設を予約した他家族、B家とC家の滞在期間がカレンダーに表示されている。そして、カレンダーには、A家、B家、およびC家の重なる滞在日、図においては8/14におすすめするアクティビティ251aが表示されている。
【0067】
ここで、表示されるアクティビティは、アクティビティマッチング部151にて、A家、B家、およびC家の重なる滞在日、A家、B家、およびC家の滞在者人数の合計を少なくとも条件として、アクティビティ情報DB123を参照して、マッチングされた結果である。なお、A家、B家、およびC家の嗜好情報を条件に含めてもよい。
【0068】
おすすめするアクティビティ251aには、アクティビティのHP等に進む詳細ボタン、およびBおよびC家にアクティビティへの誘いを送るお誘いボタンが表示される。お誘いボタンが押下されると、滞在者シェアードデータ画面25bに示す、B家の滞在シェアードデータには、おすすめするアクティビティではなく、A家からアクティビティの誘い251bが表示される。B家が了承ボタンを押下し、C家も了承ボタンを押下すると、その旨がA家のユーザのユーザ端末20に通知される、または、アクティビティの仮予約がされた後にA家のユーザのユーザ端末20にその旨が通知される。
【0069】
滞在先シェアードデータ生成部210は、滞在先からの閲覧要求に応じて、当該滞在先から所定範囲に所定時期に滞在する家族の予約情報および/またはチャット履歴に基づいて、滞在先シェアードデータを生成する。滞在先シェアード情報は、滞在先から所定範囲にある滞在先、すなわち託児施設、宿泊施設、サービスを提供する事業者、の間でシェアする情報であって、例えば、所定範囲にある同一種類の滞在先毎の所定時期に滞在する家族のユーザとのチャット履歴や、所定範囲に所定時期に滞在する家族の予約情報のリストである。
【0070】
滞在先シェアードデータが所定範囲にある同一種類の滞在先毎の所定時期に滞在する家族とのチャット履歴の場合、滞在先シェアードデータ生成部210は、滞在先端末からの所定時期を指定した滞在先シェアードデータの閲覧要求に応じて、予約情報DB125およびチャット履歴を参照し、所定時期における、当該滞在先から所定範囲にあって、かつ当該滞在先と同一種類の滞在先のチャット履歴を抽出し、各チャット履歴をチャットルームの形態で表す滞在先シェアードデータを生成する。
【0071】
また、滞在先シェアードデータが所定範囲に所定時期に滞在するユーザの予約情報のリストの場合、滞在先シェアードデータ生成部210は、滞在先端末からの所定時期を指定した滞在先シェアードデータの閲覧要求に応じて、予約情報DB125を参照し、所定時期における、当該滞在先から所定範囲にある滞在先を少なくとも1つ予約している家族を抽出する。そして、滞在先シェアードデータ生成部210は、抽出した家族の予約情報をリスト化した滞在先シェアードデータを生成する。
【0072】
図10は、本発明の実施形態に係る滞在先シェアードデータ画面26(a,b)の一例を示す図である。滞在先シェアードデータ画面26(a,b)は、滞在先端末に表示された滞在先入力画面27に自身の名称またはID、および閲覧する対象時期を入力し、閲覧ボタン271をクリックすると、滞在先端末に表示される。
【0073】
滞在先シェアードデータ画面26aは、滞在先入力画面27において、滞在先名称として託児施設であるA園が入力された場合に、A園から所定範囲にある託児施設のチャット履歴が表示された画面である。滞在先シェアードデータ画面26aは、チャット履歴切替部261およびチャット履歴表示部262から構成される。
【0074】
チャット履歴はチャット毎であるので、チャット履歴切替部261には、表示可能なチャットがあり、選択できるように表示される。各チャットは、チャットをした託児施設とユーザとの組み合わせで識別できるが、セキュリティの観点から、図に示すようにユーザは匿名とするのが望ましい。チャット履歴切替部261において、チャットを選択すると、チャット表示部262に選択したチャットのチャット履歴が表示される。
【0075】
滞在先シェアードデータ画面26bは、滞在先入力画面27において、滞在先名称として託児施設であるA園が入力された場合に、A園から所定範囲内にある滞在先を少なくとも1つ予約したユーザの予約情報のリストが表示された画面である。滞在先シェアードデータ画面26bは、ユーザ毎の、予約した託児施設、宿泊施設、およびアクティビティやワーキングスペースといったサービスのリストと、ユーザを選択する選択ボタンと、から構成される。なお、リストのユーザ名は、セキュリティの観点から匿名とし、図に示すようにIDのみ表示するのが望ましい。
【0076】
滞在先シェアードデータ画面26bにおいて、図に示すように家族ID「xxx1」を選択すると、サービスレコメンド画面28に移動する。サービスレコメンド画面28には、家族ID「xxx1」にレコメンド可能なサービスの一覧が表示される。表示されるサービスは、家族の滞在期間、家族の嗜好情報、予約されている滞在先の位置などに基づいて、サービスマッチング部150でマッチングを行った結果である。なお、閲覧要求した滞在先が提供できるサービスのみを表示してもよい。
【0077】
サービスレコメンド画面28において、レコメンドするサービスを選択し、レコメンドボタン281を押下すると、選択されたサービスの情報が予約情報DB125の予約情報に家族IDに対応付けて追加される。そして、ユーザが予約確認画面を開いた際に、選択されたサービスが表示された予約確認画面29bが表示される。
【0078】
上記の本システムの機能構成は、あくまで一例であり、1つの機能ブロック(データベース及び機能処理部)を分割したり、複数の機能ブロックをまとめて1つの機能ブロックとして構成したりしてもよい。各機能処理部は、装置や端末に内蔵されたCPU(Central Processing Unit)が、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、SSD(Solid State Drive)、ハードディスク等の記憶装置(記憶部)に格納されたコンピュータ・プログラム(例えば、基幹ソフトや上述の各種処理をCPUに実行させるアプリ等)を読み出し、CPUにより実行されたコンピュータ・プログラムによって実現される。すなわち、各機能処理部は、このコンピュータ・プログラムが、記憶装置に格納されたデータベース(DB;Data Base)やメモリ上の記憶領域からテーブル等の必要なデータを読み書きし、場合によっては、関連するハードウェア(例えば、入出力装置、表示装置、通信インターフェース装置)を制御することによって実現される。また、本発明の実施形態におけるデータベース(DB)は、商用データベースであってよいが、単なるテーブルやファイルの集合体をも意味し、データベースの内部構造自体は問わないものとする。
【0079】
[滞在支援処理]
図11を用いて、本発明の実施形態に係る滞在支援システム1の滞在支援処理について説明する。
【0080】
まず、滞在予約をする家族のユーザが、ユーザ端末20から滞在支援装置10に、マッチング条件を送信する(S1)。マッチング条件には、滞在期間、家族のうち大人の人数、家族の児童の年齢、家族の児童の年齢毎の人数、家族の性別、当該家族の嗜好情報などを含む。次に、滞在支援装置10の託児施設マッチング部130は、受信したマッチング条件に基づいて、託児施設情報DB121を検索し、マッチング条件にマッチしたマッチング託児施設を選定する(S2)。なお、選定されるマッチング託児施設は、必ず、マッチング条件に含まれる、児童の年齢毎の人数全てを受け入れ可能な施設である。
【0081】
次に、滞在支援装置10の仮予約部160は、S2で選定したマッチング託児施設に、児童の年齢毎の人数および滞在期間を含む仮予約通知を送信し(S3)、託児施設端末30にて仮予約が行われると(S4)、託児施設端末30から滞在支援装置10に完了通知が送信され(S5)、仮予約が完了する。
【0082】
次に、滞在支援装置10の宿泊施設マッチング部140は、受信したマッチング条件に基づいて、宿泊施設情報DB122を検索し、マッチング条件にマッチしたマッチング宿泊施設を選定する(S6)。次に、滞在支援装置10の仮予約部160は、S6で選定したマッチング宿泊施設に、大人および児童の合計滞在人数および滞在期間を含む仮予約通知を送信し(S7)、宿泊施設端末40にて仮予約が行われると(S8)、宿泊施設端末40から滞在支援装置10に完了通知が送信され(S9)、仮予約が完了する。
【0083】
次に、滞在支援装置10の表示部170は、S4,S8で仮予約した託児施設および宿泊施設を表示するマッチング結果画面情報をユーザ端末20に送信する(S10)。ユーザ端末20は受信したマッチング結果画面情報に基づいて、マッチング結果画面を表示する(S11)。
【0084】
次に、ユーザ端末20は、ユーザから入力された予約情報を滞在支援装置10に送信する(S12)。次に、滞在支援装置10の予約部180は、ユーザ端末20から受信した予約情報に基づいて、仮予約されたマッチング託児施設およびマッチング宿泊施設の予約を行う(S13)。なお、予約処理については、仮予約と同様に予約情報を託児施設端末30および宿泊施設端末40それぞれに送信し、各端末で予約が完了すると完了通知が滞在支援装置10に送信される。
【0085】
次に、滞在支援装置10の予約部180は、予約が完了したユーザの予約情報を予約情報DB125に記憶する(S14)。そして、滞在支援装置10のチャット提供部190は、ユーザ端末20と託児施設端末30,およびユーザ端末20と宿泊施設端末40と間で予約後のメッセージのやり取りができるチャットを提供する(S15)。S15で提供されたチャットは、ユーザ端末20と託児施設端末30間、ユーザ端末20と宿泊施設端末40間でメッセージの送受信の仲介し、また、送受信されたメッセージをチャット履歴DB126に記憶する。
【0086】
以上説明したように、滞在支援システムによれば、児童連れのユーザが滞在時に利用する託児施設、宿泊施設、サービスといった託児施設を含む複数施設を同時にマッチングし、マッチングされた複数施設を同時に予約することをできる。また、滞在支援システムは、ユーザと予約した各施設やサービス事業者とのチャットを提供し、ユーザと各施設やサービス事業者とが、滞在時のユーザの要望や必要な手続き、といった個別のやり取りを行うことができる。したがって、滞在支援システムは、児童連れの家族が比較的長期的な滞在を行う際の調整を簡便に行うことができ、児童連れの家族の比較的長期的な滞在を支援することができる。
【0087】
更に、滞在支援システムによれば、同時に同エリアに滞在する家族間で互いの情報をシェアすることができる。更に、同時に同エリアに滞在する家族に一緒に参加するアクティビティをおすすめすることもできる。それにより、滞在する家族間の交流を促すことができる。
【0088】
また、滞在支援システムによれば、滞在先同士でチャット履歴や滞在家族の予約情報をシェアすることで、滞在先間での連携を図ることができ、児童連れ家族によりよいサービスを提供することが可能となる。
【0089】
なお、本実施形態において、ユーザ端末20のマッチング結果画面に表示された施設を変更することもできる。例えば、マッチング結果画面に表示された託児施設に対して家族から変更が入力されると、仮予約部160は、マッチング託児施設の中から優先順位が次のマッチング託児施設に対して仮予約を行う。そして、表示部170は、新たに仮予約したマッチング託児施設を表示するマッチング結果検索画面情報をユーザ端末20に送信する。それにより、家族が納得する施設を予約することが可能になる。
【0090】
また、本実施形態において、家族間の関係性に応じて、滞在シェアードデータにおいて、家族名の表示、利用する託児施設の表示、利用する宿泊施設の表示の可否を決定してもよい。家族間の関係性は、過去に一緒にアクティビティに参加した回数、同託児施設や同宿泊施設を同時に利用した回数などによって決定してもよい。それにより、家族間の交流をより活性化することができる。
【0091】
また、本実施形態において、マッチング条件に滞在先をいれてもよい。この場合、マッチング条件の滞在先に、マッチング託児施設および/またはマッチング宿泊施設がない場合には、マッチング条件から滞在先を除いて、再度マッチングを行う。
【0092】
また、本実施形態において、滞在支援システムは、児童連れ家族の滞在を支援するシステムであるが、児童に限らず、看護や介護が必要な患者、高齢者、障がい者連れ家族の滞在を支援するシステムであってもよい。この場合、託児施設に代わって、看護や介護が必要な患者、高齢者、障がい者が利用する介護施設や看護施設や病院などを宿泊施設等と同時に予約する。また、介護度、障害度、病名によって受け入れ可能か否かが受け入れの判断条件となる場合があるので、マッチング条件に、児童の年齢に代わって、介護度、障害度、病名を含めてもよい。
【0093】
以上、実施形態を用いて本発明を説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されないことは言うまでもない。上記実施形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。また、そのような変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。なお、上記の実施形態では、本発明を物の発明として、滞在支援システムについて説明したが、本発明において滞在支援システムが実行する方法や、滞在支援システムを各種手段として機能させるプログラムの発明と捉えることもできる。
【符号の説明】
【0094】
1 滞在支援システム
10 滞在支援装置
110 通信部
120 記憶部
121 託児施設情報DB
122 宿泊施設情報DB
123 アクティビティ情報DB
124 ワーキングスペース情報DB
125 予約情報DB
126 チャット履歴DB
130 託児施設マッチング部
140 宿泊施設マッチング部
150 サービスマッチング部
151 アクティビティマッチング部
152 ワーキングスペースマッチング部
160 仮予約部
170 表示部
180 予約部
190 チャット提供部
200 滞在者シェアードデータ生成部
210 滞在先シェアードデータ生成部
20 ユーザ端末
30 託児施設端末
40 宿泊施設端末
50 サービス事業者端末
【要約】
【課題】施設利用者連れの家族が宿泊を伴う滞在を行う際の調整を簡便に行う。
【解決手段】施設の利用者を含む家族の滞在の予約手続きを支援する滞在支援システム1は、ユーザの端末20から入力された、家族の大人および利用者それぞれの滞在人数、滞在期間、および家族の嗜好情報を条件に、施設情報に基づいて、家族と施設とをマッチングし、同条件で、利用施設情報に基づいて、家族と利用施設とをマッチングし、マッチングした施設および宿泊施設を仮予約し、仮予約した施設および宿泊施設を表示するマッチング結果画面をユーザの端末20に表示させ、ユーザの端末20からの入力に応じて、仮予約した施設および宿泊施設の予約を行う。また、滞在支援システム1は、予約した施設とユーザ、および予約した宿泊施設とユーザそれぞれとの間で予約後のメッセージのやり取りができるチャットを提供する。
【選択図】
図1