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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-02-01
(45)【発行日】2023-02-09
(54)【発明の名称】ローラ加湿装置
(51)【国際特許分類】
   B41F 31/02 20060101AFI20230202BHJP
   B41F 5/24 20060101ALI20230202BHJP
   B41F 9/00 20060101ALI20230202BHJP
   B41F 13/00 20060101ALI20230202BHJP
   B41M 1/04 20060101ALI20230202BHJP
   B41M 1/10 20060101ALI20230202BHJP
【FI】
B41F31/02 A
B41F5/24
B41F9/00
B41F13/00 614
B41M1/04
B41M1/10
【請求項の数】 5
(21)【出願番号】P 2022183389
(22)【出願日】2022-11-16
【審査請求日】2022-11-24
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】000230113
【氏名又は名称】日本ボールドウィン株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110003535
【氏名又は名称】スプリング弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】内田 雅博
【審査官】高松 大治
(56)【参考文献】
【文献】特開2021-066118(JP,A)
【文献】特開2020-006620(JP,A)
【文献】特開2001-063003(JP,A)
【文献】特開平9-029929(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B41F 31/02
B41F 5/24
B41F 9/00
B41F 13/00
B41M 1/04
B41M 1/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
湿度を高くした加湿空気を供給する加湿空気供給部及び加湿対象となるローラに近接して配置され、前記加湿空気供給部から供給された前記加湿空気を前記ローラに吹きつける加湿ヘッド部から構成されたローラ加湿装置において、
前記加湿ヘッド部が、前記ローラと略同一長さの導管と、
前記導管の端に設けられ、前記加湿空気供給部から供給される前記加湿空気を前記導管内に導入する導入口と、
前記導管の長手方向の沿って設けた、前記加湿空気を吹きだすためのスリット状のノズルと、
前記導管内に設けた前記導管内を通過する前記加湿空気の移動方向を変えて、一部の前記加湿空気を前記ノズルから吹き出すように配置した、前記ノズルに沿って設けた複数の偏向板から構成されていることを特徴とするローラ加湿装置。
【請求項2】
前記導管は、前記導管内の結露による水滴を収集する排水手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載のローラ加湿装置。
【請求項3】
前記排水手段は、前記導管内の水滴を流す排水溝を備えており、かつ前記排水溝の水を前記導管内の外部に流す排水口を備えていることを特徴とする請求項2に記載のローラ加湿装置。
【請求項4】
前記偏向板は、前記導管内を流れる前記加湿空気の移動方向に対して略直角に設けられるとともに、前記移動方向に対して時計方向又は反時計方向に傾けて固定することができることを特徴とする請求項1に記載のローラ加湿装置。
【請求項5】
前記導管は、前記ノズルの形状を調製可能な調整板を備えていることを特徴とする請求項1に記載のローラ加湿装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ローラを使用した機械装置のローラを加湿するためのローラ加湿装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
ローラ加湿装置は、ローラを使用した機械装置にあっては、ローラに湿度を与えるために使用される。例示すれば、フレキソ印刷機の版胴がその加湿を必要とするローラである。ただし、以下に記述する印刷機への適用例は、発明を説明するための例示である。本発明は、加湿を必要とするローラ、走行する布帛、フィルム、紙などに適用可能である。
【0003】
フレキソ印刷機で、水性インキを使用すると、版胴の予期しない乾燥が問題になる。水性フレキソ印刷では、印刷環境の湿度が低いと印刷を行う前に、版胴に上でインキが乾燥する。版胴のうえでインキが乾燥すると、印刷不良が生じる。
【0004】
従来から水性インキを使用したフレキソ印刷機では、版胴の上のインキの乾燥を抑制するためのローラの加湿装置が用いられてきた。
【0005】
特許文献1には、フレキソ印刷機のための加湿装置が記載されている。ここに示された加湿装置は、段ボール印刷に適した印刷機用に設計されている。この加湿装置は、印刷機の版胴を加湿する。
【0006】
特許文献2は、ローラに取り付ける加湿ヘッドと加湿空気の発生部分を分離した加湿装置が記載されている。加湿ヘッドをローラに沿わせて配置し、加湿空気の発生部分と加湿ヘッドをパイプで接続する。こうすることで、少なくとも加湿ヘッド内に加湿空気発生部分を含まないので、加湿ヘッドの部分の寸法を小型化できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【文献】特開2016-078374
【文献】特開2018-111224
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
従来のローラの加湿装置は、寸法が大きいという課題があった。
この原因は、特許文献1に記載のローラの加湿装置では、加湿空気を吐出する部分と加湿空気の発生部分を一体化した構造のため、形状が大きいという課題があった。また、このタイプの大型の加湿装置は、コンパクトな印刷機などの機械装置では、取り付けが困難であるという課題もあった。
【0009】
また特許文献2に記載のローラの加湿装置では、加湿空気の導入口から導入した加湿空気を均等に吐き出すためには、加湿ヘッドの大型化を避けることができない。もし、加湿ヘッドの体積が小さいと、加湿空気の吐き出し量が不均一になる。また、この加湿装置は、形状が大きいのでコンパクトな機械装置では、取り付けが困難であるという課題もあった。
【0010】
本発明は、ローラを加湿するためのローラ加湿装置であって、寸法を小型化できるローラの加湿装置を実現することを目的とする。
また、本発明は、ローラの全長にわたって均一な加湿空気の吐出が可能なローラの加湿装置を実現することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明は、課題を解決するために、湿度を高くした加湿空気を供給する加湿空気供給部及び加湿対象となるローラに近接して配置され、前記加湿空気供給部から供給された加湿空気を前記ローラに吹きつける加湿ヘッド部から構成されたローラ加湿装置において、前記加湿ヘッド部が、前記ローラと略同一長さの導管と、前記導管の端に設けられ、前記加湿空気供給部から供給される前記加湿空気を前記導管内に導入する導入口と、前記導管の長手方向の沿って設けた、前記加湿空気を吹きだすためのスリット状のノズルと、前記導管内に設けた前記導管内を通過する前記加湿空気の移動方向を変えて、一部の前記加湿空気を前記ノズルから吹き出すように配置した、前記ノズルに沿って設けた複数の偏向板から構成されていることを特徴とするローラ加湿装置とした。
【0012】
また、前記導管は、前記導管内の結露による水滴を収集する排水手段を備えていることを特徴とするローラ加湿装置とした。
【0013】
また、前記導管は、前記導管内の水滴を流す排水溝を備えており、かつ前記排水溝の水を前記導管内の外部に流す排水口を備えていることを特徴とするローラ加湿装置とした。
【0014】
また、前記偏向板は、前記導管内を流れる加湿空気の移動方向に対して略直角に設けられるとともに、前記移動方向に対して時計方向又は反時計方向に傾けて固定することができることを特徴とするローラ加湿装置とした。
【0015】
また、前記導管は、ノズルの形状を調製可能な調整板を備えていることを特徴とするローラ加湿装置とした。
【発明の効果】
【0016】
本発明は、ローラを加湿するためのローラ加湿装置であって、寸法を小型化できるという効果がある。
また、本発明は、ローラの全長にわたって均一な加湿空気の吐出が可能なローラの加湿装置を実現することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1図1は、本発明の実施の態様を示す全体説明図である。
図2図2は、加湿ヘッド部の内部構造説明図である。
図3図3は、加湿ヘッド部の断面図である。
図4図4は、加湿ヘッド部の平面図である。
図5図5は、加湿ヘッド部の部分拡大図である。
図6図6は、フレキソ印刷機に本発明を適用した例である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
図1は、本発明の実施の態様を示す全体説明図である。1は、ローラ加湿装置である。2は、加湿空気供給部であり、3はローラである。4は、加湿ヘッド部である。加湿空気供給部2と加湿ヘッド部4は、接続パイプ17によって結合される。ローラ加湿装置1は、加湿空気供給部2と加湿ヘッド部4の2つから構成される。
【0019】
加湿空気供給部2は、加湿空気を生成する。加湿ヘッド部4は、ローラ3に加湿空気を吹きつける。加湿ヘッド部4は、ローラ3に接近して設置される。
加湿ヘッド部4は、ローラ3と略同一長さの導管6と、導管6に加湿空気を導入する導入口7と、加湿空気を吹きだすためのスリット状のノズル8と、複数の偏向板9を備えている。10は、排水口である。
【0020】
加湿空気供給部2は、全体的に閉じた空気室11内に主要な構成を含んでいる。12は、霧発生ユニットである。霧発生ユニット12は、水を満たした容器と市販の超音波霧発生ユニットから構成することができる。霧発生ユニット12は、超音波霧発生ユニットを使う以外に、加熱ヒータで水を加熱して水蒸気を作るものでもよい。霧発生ユニットは、空気室11の湿度を上げる。
【0021】
13は、吸気ファンである。吸気ファンは、市販の電子機器用の冷却ファンを使用することができる。吸気ファン13は、矢印14に示すように、外気を吸引して、空気室11の内部に送り込み、空気室11の内部を与圧する。15は、空気室11内の加湿空気を吐き出す吐き出し口である。16は、空気室11内にあって、空気室11内の加湿空気の温度を上げる加熱ユニットである。加熱ユニット16は、必須ではないが、選択的に使用可能である。
【0022】
17は、接続パイプである。接続パイプ17は、吐き出し口15と導入口7を接続する。そうすると、与圧された空気室11の加湿空気は、接続パイプ17を通して、導入口7から導管6に供給される。
導管6に流れ込んだ加湿空気は、導管6に沿って流れ、偏向板9の作用を受けながらノズル8を通して吹出す。
【0023】
図2は、加湿ヘッド部4の内部構造説明図であり、図1に示した導管6を上下反転して示したもので、図1及び図3の矢印18の方向から見た図である。なお、導管6の内部構造を示すために、導管6の半分を取り外して示している。
19は、導入口7に供給された加湿空気が、スリット状のノズル8から吐出される状態を模式的に示したものである。
【0024】
図3は、図1及び図4に示した加湿ヘッド部4の導管6を、矢印X1、X2の方向から見た断面図である。図3に示す例では、導管6の内部は、おおよそ20、21、22、23の4つの壁で囲まれた通気空間25である。壁20と壁23の隙間でスリット状のノズル8を形成している。偏向板9は、導管6の内部に、隙間24をもつように立っている。すなわち偏向板9は、通気空間25全体を塞いでいない。偏向板9は、通気隙間24ができるように立っている。通気空間25の内側に形成される通気隙間24は、導入口7から供給される加湿空気の導管6の長手方向に沿った通り道になる。
【0025】
図2に示す模式図19は、幅が加湿空気の風量を示している。26は、導入口7の近傍のノズル8から吐出される加湿空気であり、27は、導入口7と遠い部分のノズル8から吐出される加湿空気である。偏向板9は、901から908まで8枚取り付けられている。図3に示す通気隙間24を通過する加湿空気は、偏向板9によって少しずつ変更される。結果的にスリット状のノズル8から吐出する加湿空気は、ほぼ均一になる。この均一の程度は、微視的に均一というよりは、加湿対象となるローラ3が均質に加湿されれば足りる。
【0026】
図2及び図3において、28及び29は、取り付けアームである。取付アーム28、29は、図示はしないが、加湿対象となるローラ3を支持する支持フレームのハンガーに乗るようになっている。取付アーム28及び29は、加湿ヘッド部4に固定されているが、ハンガーと組み合わされるリンク30は、円柱状になっている。従って、加湿ヘッド部4の取り付け取外しは、加湿ヘッド部4を、リンク30を中心に回転させることができる。また、ハンガーが半円筒であるので、取り付け取外しが容易にできるようになっている。
【0027】
なお、図3において、導管6の通気空間25を形成する壁20、21と、壁22、23は、容易に分離可能である。これは、結合部31と結合部32において分離可能なように組み合わされているためである。33は、位置決めピンである。位置決めピン33は、ピン34が2つの部材を貫通するようになっている。位置決めピン33は、結合部32部分で、組み立て時の位置決めを容易にする。
【0028】
図3において、排水口10は、加湿ヘッド部4の取り付け姿勢で、下端に設けられる。導管6は、環境条件によっては、結露が生じる。環境条件とは、導入口7から供給される加湿空気が、高湿度で、かつ温度が高い場合に水滴として結露が生じやすい。水滴が、導管6の意図しない部分から外部に滴下すると、水滴によるトラブルの原因となる。排水口10は、図3に示す壁21と23で形成される下端部の排水溝35に設けられる。排水溝35と排水口10は、排水手段55を構成する。排水溝35は、導管6内の水滴を収集する。排水口10は、排水溝35の水を外部に排出する。
【0029】
なお、排水手段55は、結露による水滴が発生しないか、水滴の量が少ないことが予想できれば、吸水材料56で代用することもできる。吸水材料56は、セルロースの不織布やフェルトでよく、自然乾燥による水滴の解消が期待できる場合は、排水口10が不要となる。
【0030】
図4は、加湿ヘッド部4の平面図である。図3に示した壁23は、ノズル8の部分に調整板36、37、38、39を備えている。調整板36は、長孔とねじを組み合わせた調整ねじ40、41によって壁23に取り付けられている。調整板36は、壁23に対して移動可能であり、ノズル8の形状を変更することができる。すなわち、ノズル8の吐出口の間隔を調製することができる。調整板37、38、39も同様な構造である。図3では、調整板39と、調整ねじ57の詳細な構造を示している。ノズル8から吐出される加湿空気の調整は、大部分は、偏向板9で可能である。すなわち、調整板36、37、38、39によるノズル8の吐出口の形状変更は必須ではないが、加湿空気の吐出調整に有効な場合もある。実際は、ノズル8から吐出される加湿空気の状態で調整する。
【0031】
図5は、加湿ヘッド部4の部分拡大図である。偏向板9は、導管6内の加湿空気の流れである長手方向43に対して、略直角に配置される。また、偏向板9は、必要に応じて、導管6の長手方向43に対して、時計方向又は反時計方向に傾けて固定することができる。偏向板9の取付穴42は、長孔になっている。偏向板9の導管6の長手方向43に対する傾け角度は、取付穴42で調整可能な範囲で設定可能である。図5では、偏向板901を時計方向、偏向板902を反時計方向に角度を移動して取り付けた例を示している。
【0032】
導入口7から供給された加湿空気45は、まず偏向板901で、流れ46と流れ47に分かれる。これは、偏向板901に加湿空気45の一部が当たるためである。偏向板901を通過した加湿空気46は、図3に示した隙間24を通って、偏向板902に至る。偏向板902に到達した加湿空気は、偏向板902によって、流れ48と49に分かれる。即ち、偏向板901から偏向板908は、加湿空気46の移動方向を変えることができる。
【0033】
図6は、CIドラム式のフレキソ印刷機に本発明を適用した例である。50はCIドラムであり、51は版胴である。CIドラムは、図面において時計方向に回転し、版胴は反時計方向に回転する。版胴51は、CIドラムに接触し、印刷が終わったあと、直ちに意図しない乾燥が始まる。そこで、本発明にローラ加湿装置の加湿ヘッド部4を版胴に接近して設ける。そして、加湿空気54を版胴51に向けて吐出する。そうすることで、版胴51の乾燥は抑制される。加湿ヘッド部4の重要な機能は、版胴51の全長にわたって均一に加湿空気を吐出するのが望ましい。
【0034】
そこで、図2に示した模式図19のように、均等な吐出となるように、調整する。実際の調整は、図5に示すように偏向板9の角度を変えて行う。加湿ヘッド部4は、取り外しを容易にすることにより、単独で調整可能である。実際の調整は、実際に加湿ヘッド部4に加湿空気を供給して、目で見ながら行うのが良い。偏向板901は、他の偏向板9に比べて、導入口7に近い位置にある。これは、導入口7に近いほうが隙間24を通過する加湿空気の速度が速いためである。
【0035】
本発明は、図6でCIドラムを使用した印刷機に適用した例を示したが、広範囲に適用可能である。例えば、フィルムの生産工程でのWEBの加湿、電子機器の帯電防止のための加湿、輪転機の巻紙の印刷前の加湿などに適用可能である。特に殆ど加湿機構の設置スペースが設けられていない生産機械には、本発明のローラの加湿装置が小型であるため有効である。
【0036】
偏向板9の枚数は、導管6の長さが約1メートルのとき、8枚程度で良好な結果が得られた。良好な結果とは、第1に加湿空気の実用的な範囲での均一化が得られるという意味であり、第2に加湿空気供給部2から供給される風量がいくらか変化しても良好な結果が得られるという意味である。しかし、実用可能であれば、偏向板9の数は、増やしてもよく、減らしても良い。
【0037】
本発明によれば、偏向板9の作用により、隙間24の体積が小さくても加湿対象となるローラを全長にわたって均一な加湿空気の吐出が可能になり、ローラ3の全長にわたる均一な加湿が可能である。
【符号の説明】
【0038】
1 ローラ加湿装置
2 加湿空気供給部
3 ローラ
4 加湿ヘッド部
6 導管
7 導入口
8 ノズル
9 偏向板
10 排水口
11 空気室
12 霧発生ユニット
13 吸気ファン
19 加湿空気吐出の模式図
24 通気隙間
35 排水溝
55 排水手段
【要約】
【課題】
従来のローラの加湿装置は、寸法が大きいという課題があった。
【解決手段】
湿度を高くした加湿空気を供給する加湿空気供給部2及び加湿ヘッド部4によって構成し、加湿ヘッド部4が、ローラ3と略同一長さの導管6と、導管6の端に設けられ、加湿空気供給部2から供給される加湿空気を導管内6に導入する導入口7と、導管6の長手方向の沿って設けた、加湿空気を吹きだすためのスリット状のノズル8と、導管内に設けた導管内を通過する加湿空気の移動方向を変えて、一部の加湿空気をノズル8から吹き出すように配置した、ノズルに沿って設けた複数の偏向板9を設けた。
【選択図】図1
図1
図2
図3
図4
図5
図6