(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-02-03
(45)【発行日】2023-02-13
(54)【発明の名称】宋錦紡績加工用カレンダー装置
(51)【国際特許分類】
D06C 15/08 20060101AFI20230206BHJP
【FI】
D06C15/08
(21)【出願番号】P 2021555564
(86)(22)【出願日】2020-03-12
(86)【国際出願番号】 CN2020078886
(87)【国際公開番号】W WO2021179227
(87)【国際公開日】2021-09-16
【審査請求日】2021-09-14
【早期審査対象出願】
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】519364875
【氏名又は名称】蘇州汪永亨絲綢科技文化有限公司
【氏名又は名称原語表記】SUZHOU WANG YONGHENG SILK SCIENCE AND TECHNOLOGY CULTURE CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】Shop Oa-098,The Negative First Floor,Oriental Textile City,No.699,East Market Road,Shengze Town,Wujiang District SUZHOU,Jiangsu,China
(74)【代理人】
【識別番号】110002262
【氏名又は名称】TRY国際弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】呉 海生
【審査官】鈴木 祐里絵
(56)【参考文献】
【文献】実開平04-066145(JP,U)
【文献】韓国登録特許第1937240(KR,B1)
【文献】中国特許出願公開第109440437(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
D06B1/00-23/30
D06C3/00-29/00
D06G1/00-5/00
D06H1/00-7/24
D06J1/00-1/12
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
一対の離間したカレンダーロール(4)を備え、宋錦なる布帛生地に張力を加えて宋錦を加工する宋錦紡績加工用カレンダー装置であって、
底板(1)を含み、底板(1)の上面に受け柱(2)が固定して設けられ、受け柱(2)の正面に2つのブレーキロッド(3)が設けられ、2つのブレーキロッド(3)にいずれもカレンダーロール(4)が設けられ、そのうち一方のカレンダーロール(4)が他方のカレンダーロール(4)の上方に位置し、カレンダーロール(4)の面に生地(25)が密着接続され、底板(1)の頂面に2つの固定ブロック(5)が設けられ、2つの固定ブロック(5)がそれぞれ受け柱(2)の両側に位置し、
各々の固定ブロック(5)の最上部に相対向して2つの調整ブラケット(6)が設けられ、調整ブラケット(6)の最上部に調整溝(7)が開設され、2つの調整ブラケット(6)の互いに離れる側にいずれもストッパー(8)が設けられ、ストッパー(8)の両端にいずれもタイロッド(9)が固定して接続され、
一方の固定ブロック(5)におけるタイロッド(9)の最上部両側にいずれも接続ブラケット(10)が設けられ、他方の固定ブロック(5)におけるタイロッド(9)の底端両側にいずれも接続ブラケット(10)が設けられ、タイロッド(9)のストッパー(8)からよりも接続ブラケット(10)に近い側に第1ローラ(11)が設けられ、第1ローラ(11)が第1ローラ(11)の回転軸方向に相対向して位置する2つの接続ブラケット(10)の間に位置し、且つ第1ローラ(11)の両端がそれぞれ接続ブラケット(10)に軸受けを介して回転接続され、第1ローラ(11)が生地(25)に密着接続され、2つの調整ブラケット(6)の間に調整レバー(12)が設けられ、調整レバー(12)の両端が調整溝(7)を介してそれぞれ調整ブラケット(6)を貫通してストッパー(8)に接続され、調整レバー(12)に第2ローラ(13)がカバーして接続され、第2ローラ(13)が第2ローラ(13)の回転軸方向に相対向して位置する2つの調整ブラケット(6)の間に位置し、第2ローラ(13)が生地(25)に密着接続され、調整レバー(12)の両端にいずれも第1位置制限溝(14)が開設され、ストッパー(8)の調整ブラケット(6)から離れる側に接続溝(15)が開設され、接続溝(15)の内部に接続ブロック(16)が設けられ、ストッパー(8)の調整ブラケット(6)に近い側に第2位置制限溝(17)が開設され、且つ第2位置制限溝(17)が接続溝(15)に接続され、接続ブロック(16)の調整ブラケット(6)に近い側に位置制限ロッド(18)が接続され、且つ位置制限ロッド(18)が第2位置制限溝(17)を貫通して第1位置制限溝(14)に螺合接続され、
一方の固定ブロック(5)に係る第1ローラ(11)及び第2ローラ(13)と他方の固定ブロック(5)に係る第1ローラ(11)及び第2ローラ(13)とは、互いに垂直高さを異にし、
調整ブラケット(6)の最上部に取り付けブロック(19)が設けられ、取り付けブロック(19)の底端両側にいずれも取り付け溝(20)が開設され、且つ取り付け溝(20)が調整ブラケット(6)に嵌合される、ことを特徴とする
宋錦紡績加工用カレンダー装置。
【請求項2】
取り付けブロック(19)の一側に第2固定溝(23)が開設され、且つ第2固定溝(23)が取り付け溝(20)に接続される、ことを特徴とする請求項
1に記載の宋錦紡績加工用カレンダー装置。
【請求項3】
調整ブラケット(6)の最上部に第1固定溝(22)が貫通して開設され、且つ第1固定溝(22)が調整溝(7)に接続される、ことを特徴とする請求項1に記載の宋錦紡績加工用カレンダー装置。
【請求項4】
取り付けブロック(19)の一側に可動ブロック(21)が設けられ、可動ブロック(21)の一側に固定ブラケット(24)が固定して接続される、ことを特徴とする請求項
1に記載の宋錦紡績加工用カレンダー装置。
【請求項5】
固定ブラケット(24)が第2固定溝(23)に嵌合され、且つ固定ブラケット(24)が第1固定溝(22)を介して調整ブラケット(6)の上方に挿入接続される、ことを特徴とする請求項
4に記載の宋錦紡績加工用カレンダー装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、宋錦加工の技術分野に関し、特に宋錦紡績加工用カレンダー装置に関する。
【背景技術】
【0002】
宋錦は、中国の伝統的な絹工芸品の1つである。主な産地が蘇州であるため、「蘇州宋錦」とも呼ばれている。宋錦は、華やかな色彩、絶妙な文様、柔らかい材質で、中国の「錦繍の王様」として知られており、南京雲錦、四川蜀錦、広西壮錦とともに、中国の4つの有名な錦として知られている。宋錦は、宋代の末期(西暦11世紀頃)に始まり、重錦、細錦(この2つの総称として大錦とも呼ばれる)、匣錦及び小錦に分けられている。重錦は、厚くて重く、主に宮殿やホールの飾りとして用いられる。細錦は、宋錦の最も代表的なタイプであり、厚さが適度であり、衣類や飾りに広く使用されている。
【0003】
宋錦の加工では、生地に対してカレンダー処理(艶出し処理)をする必要があるが、従来のカレンダー装置は、生地をカレンダーするとき、生地の張力を調整できず、生地を平坦に整理せずに、カレンダーしてしまうことが多く、製品品質に影響を与えるという課題があり、上記課題を解決するために、本願では、宋錦紡績加工用カレンダー装置を提供する。
【発明の概要】
【0004】
(一)発明の目的
背景技術に存在する技術課題を解決するために、本発明は、生地の張力を調整でき、生地を加工する際に、緩すぎたりきつすぎたりするため、加工品質に影響を与えることを回避する宋錦紡績加工用カレンダー装置を提供する。
【0005】
(二)技術案
上記課題を解決するために、本発明は、宋錦紡績加工用カレンダー装置を提供し、この装置は、底板を含み、底板の上面に受け柱が固定して設けられ、受け柱の正面に2つのブレーキロッドが設けられ、2つのブレーキロッドにいずれもカレンダーロールが設けられ、そのうち一方のカレンダーロールが他方のカレンダーロールの上方に位置し、カレンダーロールの面に生地が密着接続され、底板の頂面に2つの固定ブロックが設けられ、2つの固定ブロックがそれぞれ受け柱の両側に位置し、
固定ブロックの最上部に2つの調整ブラケットが設けられ、調整ブラケットの最上部に調整溝が開設され、2つの調整ブラケットの互いに離れる側にいずれもストッパーが設けられ、ストッパーの両端にいずれもタイロッドが固定して接続され、一方の固定ブロックにおけるタイロッドの最上部両側にいずれも接続ブラケットが設けられ、他方の固定ブロックにおけるタイロッドの底端両側にいずれも接続ブラケットが設けられ、タイロッドの接続ブラケットに近い側に第1ローラが設けられ、第1ローラが2つの接続ブラケットの間に位置し、且つ第1ローラの両端がそれぞれ接続ブラケットに軸受けを介して回転接続され、第1ローラが生地に密着接続され、
2つの調整ブラケットの間に調整レバーが設けられ、調整レバーの両端が調整溝を介してそれぞれ調整ブラケットを貫通してストッパーに接続され、調整レバーに第2ローラがカバーして接続され、第2ローラが2つの調整ブラケットの間に位置し、第2ローラが生地に密着接続され、調整レバーの両端にいずれも第1位置制限溝が開設され、ストッパーの調整ブラケットから離れる側に接続溝が開設され、接続溝の内部に接続ブロックが設けられ、ストッパーの調整ブラケットに近い側に第2位置制限溝が開設され、且つ第2位置制限溝が接続溝に接続され、接続ブロックの調整ブラケットに近い側に位置制限ロッドが接続され、且つ位置制限ロッドが第2位置制限溝を貫通して第1位置制限溝に螺合接続される。
【0006】
好ましくは、調整ブラケットの最上部に取り付けブロックが設けられ、取り付けブロックの底端両側にいずれも取り付け溝が開設され、且つ取り付け溝が調整ブラケットに嵌合される。
【0007】
好ましくは、取り付けブロックの一側に第2固定溝が開設され、且つ第2固定溝が取り付け溝に接続される。
【0008】
好ましくは、調整ブラケットの最上部に第1固定溝が貫通して開設され、且つ第1固定溝が調整溝に接続される。
【0009】
好ましくは、取り付けブロックの一側に可動ブロックが設けられ、可動ブロックの一側に固定ブラケットが固定して接続される。
【0010】
好ましくは、固定ブラケットが第2固定溝に嵌合され、且つ固定ブラケットが第1固定溝を介して調整ブラケットの上方に挿入接続される。
【発明の効果】
【0011】
本発明の上記技術案は、以下の有益な技術的効果を有する。
1、本発明では、調整ブラケットに設けられた調整溝、ストッパー、第1ローラ及び第2ローラによって、生地がカレンダーロールを通過してカレンダーされる前及び後に、第1ローラ及び第2ローラを通過し、第1ローラと第2ローラの垂直高さが異なるため、生地の移動中、生地を延伸して平坦に整理し、また、ストッパーにおける接続ブロックを回転させることで、接続ブロックが位置制限ロッドを駆動して回転させ、さらに螺合により、位置制限ロッドを第1位置制限溝と分離させ、次にストッパーと調整ブラケットとの分離を実現し、このとき、調整ブラケットにおける調整溝により、調整レバーの調整ブラケットにおける高さを調整し、さらに第2ローラ及び第1ローラの高さを変えることができ、それにより、生地がカレンダーされる前及び後の張力を調整し、生地がカレンダーロールにおいて緩すぎたりきつすぎたりすることを回避し、製品品質を向上させる。
2、本発明では、調整ブラケットに設けられた取り付けブロック、可動ブロック及び固定ブラケットによって、取り付けブロックにおける可動ブロックを押し出し、固定ブラケットを第1固定溝及び第2固定溝から離脱させ、さらに固定ブラケットによる調整ブラケット及び取り付けブロックに対する位置制限を解除し、このとき、取り付けブロックを調整ブラケットから引き出すことができ、さらに調整溝により調整レバーを調整ブラケットの内部から上へ押し出すことができ、該装置の着脱が容易になり、且つ各部材を単独で交換することができ、メンテナンスコストを節約する。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図1】本発明に係る宋錦紡績加工用カレンダー装置の構造模式図である。
【
図2】本発明に係る宋錦紡績加工用カレンダー装置におけるストッパー構造の側面断面模式図である。
【
図3】本発明に係る宋錦紡績加工用カレンダー装置における取り付けブロック構造の断面模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本発明の目的、技術案及び利点をより明瞭にために、以下、発明を実施するための形態を用いて図面を参照して、本発明についてさらに詳細に説明する。これらの説明は、例示的なものに過ぎず、本発明の範囲を限定するものではない。また、本発明の概念を不必要に曖昧にすることを避けるために、以下の説明では、公知構造及び技術についての説明が省略される。
【0014】
図1~3に示すように、本発明に係る宋錦紡績加工用カレンダー装置は、底板1を含み、底板1の上面に受け柱2が固定して設けられ、受け柱2の正面に2つのブレーキロッド3が設けられ、2つのブレーキロッド3にいずれもカレンダーロール4が設けられ、そのうち一方のカレンダーロール4が他方のカレンダーロール4の上方に位置し、カレンダーロール4の面に生地25が密着接続され、底板1の頂面に2つの固定ブロック5が設けられ、2つの固定ブロック5がそれぞれ受け柱2の両側に位置し、
固定ブロック5の最上部に2つの調整ブラケット6が設けられ、調整ブラケット6の最上部に調整溝7が開設され、2つの調整ブラケット6の互いに離れる側にいずれもストッパー8が設けられ、ストッパー8の両端にいずれもタイロッド9が固定して接続され、一方の固定ブロック5におけるタイロッド9の最上部両側にいずれも接続ブラケット10が設けられ、他方の固定ブロック5におけるタイロッド9の底端両側にいずれも接続ブラケット10が設けられ、タイロッド9の接続ブラケット10に近い側に第1ローラ11が設けられ、第1ローラ11が2つの接続ブラケット10の間に位置し、且つ第1ローラ11の両端がそれぞれ接続ブラケット10に軸受けを介して回転接続され、第1ローラ11が生地25に密着接続され、
2つの調整ブラケット6の間に調整レバー12が設けられ、調整レバー12の両端が調整溝7を通過してそれぞれ調整ブラケット6を貫通してストッパー8に接続され、調整レバー12に第2ローラ13がカバーして接続され、第2ローラ13が2つの調整ブラケット6の間に位置し、第2ローラ13が生地25に密着接続され、調整レバー12の両端にいずれも第1位置制限溝14が開設され、ストッパー8の調整ブラケット6から離れる側に接続溝15が開設され、接続溝15の内部に接続ブロック16が設けられ、ストッパー8の調整ブラケット6に近い側に第2位置制限溝17が開設され、且つ第2位置制限溝17が接続溝15に接続され、接続ブロック16の調整ブラケット6に近い側に位置制限ロッド18が接続され、且つ位置制限ロッド18が第2位置制限溝17を貫通して第1位置制限溝14に螺合接続される。
【0015】
本発明では、該装置を使用するとき、生地25がカレンダーロール4を通過してカレンダーされる前及び後に、第1ローラ11及び第2ローラ13を通過し、第1ローラ11と第2ローラ13の垂直高さが異なるため、生地25の移動中、生地を延伸して平坦に整理し、また、ストッパー8における接続ブロック16を回転させることで、接続ブロック16が位置制限ロッド18を駆動して回転させ、さらに螺合により、位置制限ロッド18を第1位置制限溝14と分離させ、次にストッパー8と調整ブラケット6との分離を実現し、このとき、調整ブラケット6における調整溝7により、調整レバー12の調整ブラケット6における高さを調整し、さらに第2ローラ13及び第1ローラ11の高さを変えることができ、それにより、生地25がカレンダーされる前及び後の張力を調整し、生地25がカレンダーロール4において緩すぎたりきつすぎたりすることを回避し、製品品質を向上させる。
【0016】
1つの任意選択的な実施例では、調整ブラケット6の最上部に取り付けブロック19が設けられ、取り付けブロック19の底端両側にいずれも取り付け溝20が開設され、且つ取り付け溝20が調整ブラケット6に嵌合される。
【0017】
なお、このように設置することによって、取り付けブロック19が第2ローラ13に対して位置制限を行うことができ、ストッパー8が緩んだため、第2ローラ13が調整ブラケット6から離脱することを防止し、装置の安定性を向上させる。
【0018】
1つの任意選択的な実施例では、取り付けブロック19の一側に第2固定溝23が開設され、且つ第2固定溝23が取り付け溝20に接続され、調整ブラケット6の最上部に第1固定溝22が貫通して開設され、且つ第1固定溝22が調整溝7に接続され、取り付けブロック19の一側に可動ブロック21が設けられ、可動ブロック21の一側に固定ブラケット24が固定して接続され、固定ブラケット24が第2固定溝23に嵌合され、且つ固定ブラケット24が第1固定溝22を介して調整ブラケット6の上方に挿入接続される。
【0019】
なお、このように設置することによって、取り付けブロック19における可動ブロック21を押し出し、固定ブラケット24を第1固定溝22及び第2固定溝23から離脱させ、さらに固定ブラケット24による調整ブラケット6及び取り付けブロック19に対する位置制限を解除し、このとき、取り付けブロック19を調整ブラケット6から引き出すことができ、さらに調整溝7により調整レバー12を調整ブラケット6の内部から上へ押し出すことができ、該装置の着脱が容易になり、且つ各部材を単独で交換することができ、メンテナンスコストを節約する。
【0020】
本発明の上記の特定の実施形態は、本発明の原理を例示または説明するためのものに過ぎず、本発明を限定するものではないことを理解されたい。したがって、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく行われた修正、同等置換、改善などは、本発明の保護範囲に含まれるべきである。さらに、本発明の添付の特許請求の範囲は、添付の特許請求の範囲および境界、またはそのような範囲および境界の同等の形態に含まれるすべての変更および修正を含むことを意図している。
【符号の説明】
【0021】
1 底板、2 受け柱、3 ブレーキロッド、4 カレンダーロール、5 固定ブロック、6 調整ブラケット、7 調整溝、8 ストッパー、9 タイロッド、10 接続ブラケット、11 第1ローラ、12 調整レバー、13 第2ローラ、14 第1位置制限溝、15 接続溝、16 接続ブロック、17 第2位置制限溝、18 位置制限ロッド、19 取り付けブロック、20 取り付け溝、21 可動ブロック、22 第1固定溝、23 第2固定溝、24 固定ブラケット、25 生地