(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-02-03
(45)【発行日】2023-02-13
(54)【発明の名称】チャネル別色相情報外挿法アルゴリズムとカラーホイールを活用した電子光学装備フレームレート向上方法
(51)【国際特許分類】
H04N 23/60 20230101AFI20230206BHJP
G06T 1/00 20060101ALI20230206BHJP
H04N 23/55 20230101ALI20230206BHJP
【FI】
H04N5/232 290
G06T1/00 510
H04N5/225 400
H04N5/232
(21)【出願番号】P 2021183992
(22)【出願日】2021-11-11
【審査請求日】2021-11-11
(31)【優先権主張番号】10-2020-0166524
(32)【優先日】2020-12-02
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】521495699
【氏名又は名称】ディフェンス・エージェンシー・フォー・テクノロジー・アンド・クオリティ
【氏名又は名称原語表記】DEFENSE AGENCY FOR TECHNOLOGY AND QUALITY
(74)【代理人】
【識別番号】100145403
【氏名又は名称】山尾 憲人
(74)【代理人】
【識別番号】100135703
【氏名又は名称】岡部 英隆
(72)【発明者】
【氏名】ノ,サンウ
(72)【発明者】
【氏名】キム,テファン
(72)【発明者】
【氏名】アン,ジンウ
【審査官】▲徳▼田 賢二
(56)【参考文献】
【文献】米国特許第06690422(US,B1)
【文献】特開2011-188387(JP,A)
【文献】特開2015-141106(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N 5/232
G06T 1/00
H04N 5/225
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
カラーホイールフィルタを活用して電子光学装備の各チャネルで獲得されるデータを時間軸で連続する他の時間帯のデータとなるように制御する第1段階;および
獲得された各チャネル間のデータを活用してすべての時間帯で各チャネルのデータを生成する第2段階を含む、電子光学装備フレームレート向上方法。
【請求項2】
電子光学装備はベイヤーパターン基盤のCCD(Charge Coupled Device)センサが搭載された電子光学装備である、請求項1に記載の電子光学装備フレームレート向上方法。
【請求項3】
第1段階でカラーホイールフィルタを活用してCCDセンサのRGB(Red Green Blue)各チャネルが連続する他の時間帯の情報を獲得するように調整する、請求項2に記載の電子光学装備フレームレート向上方法。
【請求項4】
第1段階でカラーホイールの色相境界線を越えていく瞬間と映像撮影の開始点が同時になされるようにシーケンスが合わせられた状態で、RGB3分割カラーホイールが映像撮影フレームレートと同じ周期で回転することになることによって、CCDのR、G、Bセンサそれぞれの露出時間が1/3に減りながら、各チャネル間の露出時間が連続的につながるようになる、請求項3に記載の電子光学装備フレームレート向上方法。
【請求項5】
第1段階でカラーホイールを活用して撮影された映像はR、G、Bチャネルが連続するそれぞれ異なる時間情報を保有することになり、
第2段階では特定フレームの前後に連続する異なるチャネルの時間情報を活用して特定の時点に該当する仮想の完成されたRGB情報を生成する、請求項4に記載の電子光学装備フレームレート向上方法。
【請求項6】
第2段階でRGB各チャネルの映像をそれぞれ移動物体探知技法で前景と背景を分離し、前景情報を連続する異なるチャネルの情報を活用して再構成することによって、連続する各時点別に特定の時点のRGB前景の形態を生成し、生成されたRGB前景を活用して1フレームから仮想の3フレームを生成する、請求項5に記載の電子光学装備フレームレート向上方法。
【請求項7】
第2段階では第1段階で獲得した情報から移動する物体を探知する技法と敵対的生成ネットワーク(GAN)アルゴリズムを順次活用して仮想のRGBフレームを生成する、請求項1に記載の電子光学装備フレームレート向上方法。
【請求項8】
第2段階で移動物体を探知して背景除去処理した後の移動物体のみを活用し、異なるチャネルの連続した情報を活用した敵対的生成ネットワーク(GAN)アルゴリズムを通じて該当時点の異なるチャネル情報を生成する、請求項7に記載の電子光学装備フレームレート向上方法。
【請求項9】
第2段階では第1段階で獲得した情報から移動する物体を探知する技法とオプティカルフロー技法を順次活用して仮想のRGBフレームを生成する、請求項1に記載の電子光学装備フレームレート向上方法。
【請求項10】
第2段階で移動物体を探知して背景除去処理した後の移動物体のみを活用し、異なるチャネルの連続した情報を活用したオプティカルフロー技法を通じて該当時点の異なるチャネル情報を生成する、請求項9に記載の電子光学装備フレームレート向上方法。
【請求項11】
電子光学装備のフレームレートを3倍向上させる、請求項1に記載の電子光学装備フレームレート向上方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はベイヤーパターン(Bayer pattern)基盤のCCD(Charge Coupled Device)が搭載された電子光学装備にカラーホイール(color wheel)フィルタとモータを付着して映像資料を獲得した後、チャネル別色相情報外挿法アルゴリズム(color channel extrapolation algorithm)を活用した後処理を通じて解像度の損失なく電子光学装備のフレームレート(frame rate)を3倍向上させる方法に関する。
【背景技術】
【0002】
電子光学センサは、偵察衛星および中高度/高高度無人機のような大型監視偵察体系から地上無人ロボットおよび個人用観測装備に至るまで、多様な監視偵察武器体系に活用されている。
【0003】
各武器体系別作戦要求性能により必要とする電子光学センサの空間的解像度と時間的解像度が変わる。殆どの映像センサが30~60フレーム/秒で映像を撮影するため、標的の移動および変化がこれよりさらにはやい場合、フレームレートの増加が必要である。フレームレートを増加させるための方法としては、高速カメラのような高仕様のハードウェアを使う方法と、映像処理アルゴリズムを活用した時間的超解像度(temporal super resolution)技法がある。高仕様のハードウェアは高い性能は保証されるものの、装備の価格が非常に高い。時間的超解像度技法を活用すれば、性能は高仕様ハードウェアに対比して足りないが、一般的な電子光学センサにおいてもフレームレートを増加させることができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は、電子光学装備のフレームレートを向上させる方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は前述した目的を達成するために、カラーホイールフィルタを活用して電子光学装備の各チャネルで獲得されるデータを時間軸で連続する他の時間帯のデータとなるように制御する第1段階;および獲得された各チャネル間のデータを活用してすべての時間帯で各チャネルのデータを生成する第2段階を含む電子光学装備フレームレート向上方法を提供する。
【0006】
本発明で電子光学装備は、ベイヤーパターン基盤のCCD(Charge Coupled Device)センサが搭載された電子光学装備であり得る。
【0007】
本発明の第1段階で、カラーホイールフィルタを活用してCCDセンサのRGB(Red Green Blue)各チャネルが連続する他の時間帯の情報を獲得するように調整することができる。
【0008】
本発明の第1段階で、カラーホイールの色相境界線を越えていく瞬間と映像撮影の開始点が同時になされるようにシーケンスが合わせられた状態で、RGB3分割カラーホイールが映像撮影フレームレートと同じ周期で回転することになることによって、CCDのR、G、Bセンサそれぞれの露出時間が1/3に減りながら、各チャネル間の露出時間が連続的につながるようになり得る。
【0009】
本発明の第1段階でカラーホイールを活用して撮影された映像はR、G、Bチャネルが連続するそれぞれ異なる時間情報を保有することになり、第2段階では特定フレームの前後に連続する異なるチャネルの時間情報を活用して特定の時点に該当する仮想の完成されたRGB情報を生成することができる。
【0010】
本発明の第2段階でRGB各チャネルの映像をそれぞれ移動物体探知技法で前景と背景を分離し、前景情報を連続する異なるチャネルの情報を活用して再構成することによって、連続する各時点別に特定の時点のRGB前景の形態を生成し、生成されたRGB前景を活用して1フレームから仮想の3フレームを生成することができる。
【0011】
本発明の第2段階では、第1段階で獲得した情報から移動する物体を探知する技法と敵対的生成ネットワーク(GAN)アルゴリズムを順次活用して仮想のRGBフレームを生成することができる。
【0012】
本発明の第2段階で移動物体を探知して背景除去処理した後の移動物体のみを活用し、異なるチャネルの連続した情報を活用した敵対的生成ネットワーク(GAN)アルゴリズムを通じて該当時点の異なるチャネル情報を生成することができる。
【0013】
本発明の第2段階では第1段階で獲得した情報から移動する物体を探知する技法とオプティカルフロー技法を順次活用して仮想のRGBフレームを生成することができる。
【0014】
本発明の第2段階で移動物体を探知して背景除去処理した後の移動物体のみを活用し、異なるチャネルの連続した情報を活用したオプティカルフロー技法を通じて該当時点の異なるチャネル情報を生成することができる。
【0015】
本発明で電子光学装備のフレームレートを3倍向上させることができる。
【発明の効果】
【0016】
本発明によると、ベイヤーパターン基盤のCCDが搭載された電子光学装備にカラーホイールフィルタとモータを付着して映像資料を獲得した後、チャネル別色相情報外挿法アルゴリズムを活用した後処理を通じて解像度の損失なく電子光学装備のフレームレートを3倍向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【
図1】CCDのベイヤーパターンを示したものであり、(R)はRed、(G)はGreen、(B)はBlueである。
【
図3】色相情報外挿法を活用したフレームレート向上方法を示したものである。
【
図4】連続するR、G、Bチャネルのイメージを統合して作った仮想のイメージを示したものである。
【
図5】左側の映像を活用して色相情報外挿法を通じて再構成した結果映像(右側)を示したものである。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明を詳細に説明する。
【0019】
本発明はベイヤーパターン(
図1)基盤のCCDが搭載された電子光学装備にカラーホイールフィルタとモータを付着して映像資料を獲得した後、チャネル別色相情報外挿法アルゴリズムを活用した後処理を通じて解像度の損失なく電子光学装備のフレームレートを3倍向上させる方法に関する。フレームレートは画面表示装置で映像信号を伝送する時、人の視覚特性とチャネルの帯域幅などを考慮して秒当たり伝送するフレームの個数である。
【0020】
本発明に係る電子光学装備フレームレート向上方法は、カラーホイールフィルタを活用して電子光学装備の各チャネルで獲得されるデータを時間軸で連続する他の時間帯のデータとなるように制御する第1段階;および獲得された各チャネル間のデータを活用してすべての時間帯で各チャネルのデータを生成する第2段階を含む。
【0021】
電子光学装備はベイヤーパターン基盤のCCDセンサが搭載された電子光学装備であり得る。ベイヤーパターンは
図1のように人間の視覚特性に倣ってGが50%、RとBがそれぞれ25%となるように交差配置されたパターンである。
【0022】
第1段階では、カラーホイールフィルタを活用してCCDセンサのRGB各チャネルが連続する他の時間帯の情報を獲得するように調整することができる。カラーホイールは
図2のように、RGBが円に沿って均等に3分割されたカラーホイールである。
【0023】
具体的には、第1段階で電子光学装備に付着されたカラーホイールの色相境界線を越えていく瞬間と映像撮影の開始点が同時になされるようにシーケンスが合わせられた状態で、RGB3分割カラーホイール(
図2)が映像撮影フレームレートと同じ周期で回転することになると、
図3(a)の左側図のように、CCDのR、G、Bセンサそれぞれの露出時間が1/3に減りながら、各チャネル間の露出時間が連続的につながるようになり得る。前記のような方法で撮影された毎フレームは、互いに異なる時間帯の単一チャネル情報のみを有している三つのフレームに分離することができる。
【0024】
前記のように、第1段階でカラーホイールを活用して撮影された映像はR、G、Bチャネルが連続するそれぞれ異なる時間情報を保有することになるが、本発明の第2段階では
図3(b)のように、特定フレームの前後に連続する異なるチャネルの時間情報を活用して特定の時点に該当する仮想の完成されたRGB情報を
図3(a)右側図のように生成することができる。
【0025】
具体的には、分離された単一チャネル映像の三つのフレームと色相情報外挿法アルゴリズムを活用して仮想の単一チャネル映像の六つのフレームを生成し、
図3(a)の右側のようにフレームレートを3倍に増加させることができる。さらに具体的には、
図3(b)のように、t
0時点のGチャネル映像を基準としてt
-1時点のRチャネル映像とt
+1時点のBチャネル映像から色相情報外挿法アルゴリズムを利用してt
0時点の仮想のRチャネル映像とBチャネル映像を生成することができる。このように、存在していなかった時点別チャネルの映像を隣接したチャネルの映像から外挿法を通じて再構成することができる。
【0026】
色相情報外挿法アルゴリズムは、映像の中の連続するフレームがそれぞれ異なる一つのチャネルの情報を有していても、連続するフレームに対しては隣接した異なるチャネルの情報を活用して該当フレームに存在していなかったチャネルの情報を仮想で作り出す方式で、毎フレーム別にすべてのチャネルの情報を有している映像を再構成することをいう。本発明で使用可能な色相情報外挿法アルゴリズムは、敵対的生成ネットワーク(GAN:Generative Adversarial Network)アルゴリズム、オプティカルフロー(optical flow)推定技法などである。
【0027】
敵対的生成ネットワーク(GAN)は生成モデルと判別モデルが競争しながら実際に近いイメージ、動映像などを自動で作り出す機械学習(Machine Learning)方式の一つである。具体的には、下記の式で学習をして、フレームレートが3倍向上した次のフレームの移動を推定する関数Pとデータのチャネルを変換する生成器G1(R->G)、G2(R->B)、G3(G->B)、G4(G->R)、G5(B->R)、G6(B->G)を作ることができる。
【0028】
【0029】
【0030】
数1及び数2の数式において、minは最小値関数、Tは映像の全体時間、xtnはt時刻のn番目のデータ値、Piは予測関数、Giは生成関数、xt(n+i)はt時刻のn+i番目のデータ値、LTは損失関数、x(t+1)nはt+1時刻のn番目のデータ値である。
【0031】
オプティカルフロー推定技法は異なるチャネル間の動きを測定するためのアルゴリズムであり、本発明では微細な動きを保存するオプティカルフロー推定技法を活用して仮想チャネル映像を生成することができる。微細な動きを保存するオプティカルフロー推定技法は、初期値の設定時に漸進的向上技法の他に特徴点整合とパッチ整合を追加してオプティカルフローの動きとして推定され得る対象を増やし、入力データによって、領域別に色相情報を基準として最適化を進めるか境界線情報を基準として最適化を進めるかを選択することができる。
【0032】
2枚の映像I1とI2から両映像間の動きを推定したオプティカルフローをuで表す。漸進的正確度向上技法体系のみを使って求めたオプティカルフローをucという。既存のオプティカルフローは候補群ucの中で下記の数3の数式を最小化させる最適化を通じてuを求めるのである。
【0033】
【0034】
ここでτは色相値と境界線値が結果に及ぼす影響を一方に偏らないようにするための定数であり、∇は境界線近似化をさせる演算子である。Edは目的関数、xは座標値である。
【0035】
特徴点整合によって、密度は少ないがこの特徴点の移動を示したシフトフローuiとパッチ整合を利用したパッチフローunを求めて候補群uc、ui、unの中で数4の数式を最小化することができる。
【0036】
【0037】
a(x)は境界線と色相情報を選択的に選ぶ2進関数である。パッチ整合を利用したパッチフローunは数5の数式を最小化させることによって求めることができるが、このうちN(x)はxを中心とする5×5大きさのパッチを意味する。Eは目的関数であり、yおよびkは定義が不要である。
【0038】
【0039】
uiは二つの映像間の特徴点整合を通じて、各特徴点が座標平面上でどのように移動したか行列を求め、行列が集合で求められる。
【0040】
電子光学装備の前面部にカラーホイールを付着して映像を撮影すると、映像の中の動きがない背景については一般映像を撮影したのと類似し、映像の中の移動前景についてはRGBブラー(blur)が発生した
図4と類似する映像を獲得することができる。
図4は、一般のビデオ映像のうち連続する3フレームのR、G、Bチャネルに該当する各チャネルの情報を集合して、チャネル別に映像が撮影された時点が異なる仮想のフレームである。
【0041】
第2段階でRGB各チャネルの映像をそれぞれ移動物体探知技法で前景と背景を分離し、前景情報を連続する異なるチャネルの情報を活用して再構成すると、連続する各時点別に特定の時点のRGB前景の形態を生成することができる。生成されたRGB前景を活用して
図5のように、1フレームから仮想の3フレームを生成することができる。
図5の左側は上で生成した仮想のフレームであって8フレーム/秒であり、右側は左側映像のR、G、Bと微細な動きを保存するオプティカルフロー技法を適用して生成した仮想のチャネル映像を結合して24フレーム/秒にフレームレートを3倍増加させた実験結果である。
【0042】
前景と背景の誤整合を減らすために、前景と背景を分離した後、前景のみを対象に外挿法アルゴリズムを使うことができる。移動物体探知機法としては強靭な主成分分析(Robust Principle Component Analysis)アルゴリズムを背景削減に利用することができる。具体的には、背景が映る時には主成分として抽出することができ、動く物体が映る時にはこれをアウトライヤー(outlier)で表現して背景と分離することができる。外挿法で得た仮想の前景映像を、該当するチャネル別に既存の背景映像と合わせて一フレームのチャネル映像を作ることができる。
【0043】
一つの実施形態によると、第2段階では第1段階で獲得した情報から移動する物体を探知する技法と敵対的生成ネットワーク(GAN)アルゴリズムを順次活用して仮想のRGBフレームを生成することができる。この場合、移動物体を探知して背景除去処理した後の移動物体のみを活用し、異なるチャネルの連続した情報を活用した敵対的生成ネットワーク(GAN)アルゴリズムを通じて該当時点の異なるチャネル情報を生成することができる。
【0044】
他の実施形態によると、第2段階では第1段階で獲得した情報から移動する物体を探知する技法とオプティカルフロー技法を順次活用して仮想のRGBフレームを生成することができる。この場合、移動物体を探知して背景除去処理した後の移動物体のみを活用し、異なるチャネルの連続した情報を活用したオプティカルフロー技法を通じて該当時点の異なるチャネル情報を生成することができる。
【0045】
このように、カラーホイールフィルタと色相情報外挿法アルゴリズムを活用して一般的なベイヤーパターンCCDが搭載された電子光学センサのフレームレートを3倍増加させることができる。本発明で提案した技法は、既存の方法とは異なって色相情報を活用してフレームレートを向上させるため、一般のカメラを使う既存の方法と併用可能であり、これを通じて既存の方法の限界値でフレームレートを3倍向上させることができる。