(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-02-07
(45)【発行日】2023-02-15
(54)【発明の名称】訪問者管理のためのグループアクセス管理
(51)【国際特許分類】
H04M 11/00 20060101AFI20230208BHJP
B66B 1/14 20060101ALI20230208BHJP
H04Q 9/00 20060101ALI20230208BHJP
【FI】
H04M11/00 301
B66B1/14 L
H04Q9/00 301C
(21)【出願番号】P 2018070734
(22)【出願日】2018-04-02
【審査請求日】2021-03-22
(32)【優先日】2017-03-31
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】591020353
【氏名又は名称】オーチス エレベータ カンパニー
【氏名又は名称原語表記】Otis Elevator Company
【住所又は居所原語表記】One Carrier Place,Farmington,Connecticut,U.S.A.
(74)【代理人】
【識別番号】100086232
【氏名又は名称】小林 博通
(74)【代理人】
【識別番号】100092613
【氏名又は名称】富岡 潔
(72)【発明者】
【氏名】ポール エー.シムシック
(72)【発明者】
【氏名】エミリー バルディ
(72)【発明者】
【氏名】ケリー マーティン デュボイス
【審査官】松原 徳久
(56)【参考文献】
【文献】特開2009-007799(JP,A)
【文献】特開2008-082038(JP,A)
【文献】特開2016-187158(JP,A)
【文献】特開2007-191915(JP,A)
【文献】特開2008-114950(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2015/0194000(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04M 1/00
1/24- 3/00
3/16- 3/20
3/38- 3/58
7/00-11/10
99/00
B66B 1/00- 1/52
H04Q 9/00- 9/16
G07C 1/00-15/00
H03J 9/00- 9/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
建物へのアクセスを制御する方法であって、
訪問者用モバイルデバイスの訪問者のアクセス要求を受信することと、
前記訪問者用モバイルデバイスに割り当てられる居住者グループを決定することであって、前記居住者グループが、少なくとも1つの居住者用モバイルデバイスを含むことと、
前記居住者グループ内の居住者用モバイルデバイス及び管理者用デバイスのうちの少なくとも1つに前記訪問者のアクセス要求を転送することと、
前記居住者グループ内の前記居住者用モバイルデバイス及び前記管理者用デバイスの少なくとも1つからアクセス許可を受信することと、
訪問者用モバイルデバイスに、
複数のエレベータかご
の1つ、
複数のドア
の1つ、及び
複数のフロア
の1つのうちの少なくとも1つへのアクセスを許可することとを含む
、方法。
【請求項2】
前記訪問者の要求が、前記居住者用モバイルデバイスに転送され、
前記アクセス許可が、前記居住者用モバイルデバイスから受信される、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記居住者用モバイルデバイス、前記管理者用デバイス、及び
前記訪問者用モバイルデバイスのうちの少なくとも1つを使用して居住者グループを作成することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記居住者用モバイルデバイスの位置に応答して居住者グループを作成することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記位置が前記建物内である、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記位置が、
所定の時間での
現在の位置である、請求項4に記載の方法。
【請求項7】
前記位置が、前記訪問者用モバイルデバイス
から所定の半径内にある、請求項4に記載の方法。
【請求項8】
前記位置が、前記訪問者用モバイルデバイス
の目的地
から所定の半径内にある、請求項4に記載の方法。
【請求項9】
前記訪問者の要求が、前記居住者用モバイルデバイス及び前記訪問者用モバイルデバイスのうちの少なくとも1つから受信される、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記訪問者のアクセス要求が、前記建物内に位置する居住者用モバイルデバイスにのみ転送される、請求項5に記載の方法。
【請求項11】
前記訪問者用モバイルデバイスが、
前記複数のエレベータかご
の1つ、
前記複数のドア
の1つ、及び
前記複数のフロア
の1つのうちの少なくとも1つの近傍に位置しているときを検出することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記訪問者用モバイルデバイスが、
前記複数のエレベータかご
の1つ、
前記複数のドア
の1つ、及び
前記複数のフロア
の1つの少なくとも1つの近傍に位置する場合、前記訪問者のアクセス要求が、前記居住者グループ内の少なくとも1つの居住者用モバイルデバイスに転送されることをさらに含む、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
アクセスが許可されると、前記訪問者用モバイルデバイスに通知を送信することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項14】
前記許可することが、
前記訪問者用モバイルデバイスが、前記
複数のドア
の1つに提示されたときに、前記
複数のドア
の1つのロックを解除することをさらに含む、請求項11に記載の方法。
【請求項15】
前記許可することが、
前記訪問者用モバイルデバイスが、前記
複数のエレベータかご
の1つに提示されたときに、前記
複数のエレベータかご
の1つを開くことをさらに含む、請求項11に記載の方法。
【請求項16】
前記許可することが、
前記訪問者用モバイルデバイスが、前記
複数のエレベータかご
の1つに提示されたときに、前記
複数のエレベータかご
の1つを前記
複数のフロア
の1つに移動させることをさらに含む、請求項11に記載の方法。
【請求項17】
前記訪問者のアクセス要求を、前記管理者用デバイスに送信することと、
前記管理者用デバイスからアクセス拒否を受信することと、
前記訪問者用モバイルデバイスに、
前記複数のエレベータかご
の1つ、
前記複数のドア
の1つ、及び
前記複数のフロア
の1つのうちの少なくとも1つへのアクセスを拒否することとをさらに含み、
アクセスを拒否することが、
前記複数のエレベータかご
の1つ、
前記複数のドア
の1つ、及び
前記複数のフロア
の1つへの許可アクセスを無効にする、請求項1に記載の方法。
【請求項18】
許可する前に、
前記訪問者のアクセス要求を、前記管理者用デバイスに送信することと、
前記管理者用デバイスからアクセス承認を受信することとをさらに含む、請求項2に記載の方法。
【請求項19】
建物アクセスシステムであって、
プロセッサと、
前記プロセッサによって実行されると、前記プロセッサに動作を実行させる、コンピュータ実行可能命令を含むメモリとを含み、前記動作が、
訪問者用モバイルデバイスの訪問者のアクセス要求を受信することと、
前記訪問者用モバイルデバイスに割り当てられる居住者グループを決定することであって、前記居住者グループが、少なくとも1つの居住者用モバイルデバイスを含むことと、
前記居住者グループ内の居住者用モバイルデバイス及び管理者用デバイスのうちの少なくとも1つに前記訪問者のアクセス要求を転送することと、
前記居住者グループ内の前記居住者用モバイルデバイス及び前記管理者用デバイスの少なくとも1つからアクセス許可を受信することと、
訪問者用モバイルデバイスに、
複数のエレベータかご
の1つ、
複数のドア
の1つ、及び
複数のフロア
の1つのうちの少なくとも1つへのアクセスを許可することとを含む、建物アクセスシステム。
【請求項20】
コンピュータ可読媒体上に有形に具現化されたコンピュータプログラム製品であって、前記コンピュータプログラム製品は、プロセッサによって実行されると、前記プロセッサに、
訪問者用モバイルデバイスの訪問者のアクセス要求を受信することと、
前記訪問者用モバイルデバイスに割り当てられる居住者グループを決定することであって、前記居住者グループが、少なくとも1つの居住者用モバイルデバイスを含むことと、
前記居住者グループ内の居住者用モバイルデバイス及び管理者用デバイスのうちの少なくとも1つに前記訪問者のアクセス要求を転送することと、
前記居住者グループ内の前記居住者用モバイルデバイス及び前記管理者用デバイスの少なくとも1つからアクセス許可を受信することと、
訪問者用モバイルデバイスに、
複数のエレベータかご
の1つ、
複数のドア
の1つ、及び
複数のフロア
の1つのうちの少なくとも1つへのアクセスを許可することとを含む、動作を実行させる
、コンピュータプログラム製品。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本明細書で開示される主題は、一般に、建物アクセス制御の分野に関し、より詳細には、建物内のエレベータ、フロア、及び/またはドアへのアクセスを制御するための装置及び方法に関する。
【背景技術】
【0002】
既存の建物のアクセス制御では、建物のドア、フロア及び/またはエレベータへのユーザのアクセスを制御する建物管理者が必要である。居住者は訪問者を建物に招待し得るが、訪問者が到着したときに建物にアクセスできなくなり得る。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0003】
一実施形態によれば、建物へのアクセスを制御する方法が提供される。方法は、訪問者用モバイルデバイスの訪問者のアクセス要求を受信することと、訪問者用モバイルデバイスに割り当てられる居住者グループを決定し、居住者グループが、少なくとも1つの居住者用モバイルデバイスを含むことと、居住者グループ内の居住者用モバイルデバイス及び管理者用デバイスのうちの少なくとも1つに訪問者のアクセス要求を転送することと、居住者グループ内の居住者用モバイルデバイス及び管理者用デバイスの少なくとも1つからアクセス許可を受信することと、訪問者用モバイルデバイスに、選択されたエレベータかご、選択されたドア、及び選択されたフロアのうちの少なくとも1つへのアクセスを許可することとを含む。
【0004】
上述の1つまたは複数の特徴に加えて、または代替として、本方法のさらなる実施形態は、訪問者の要求が居住者用モバイルデバイスに転送される場合、及びアクセス許可が居住者用モバイルデバイスから受信される場合を含み得る。
【0005】
上述の1つまたは複数の特徴に加えて、または代替として、本方法のさらなる実施形態は、居住者用モバイルデバイス、管理者用デバイス、及び管理者用デバイスのうちの少なくとも1つを使用して居住者グループを作成することを含み得る。
【0006】
上述の1つまたは複数の特徴に加えて、または代替として、本方法のさらなる実施形態は、居住者用モバイルデバイスの位置に応答して居住者グループを作成することを含み得る。
【0007】
上述の1つまたは複数の特徴に加えて、または代替として、本方法のさらなる実施形態は、位置が建物内にある場合を含み得る。
【0008】
上述の1つまたは複数の特徴に加えて、または代替として、本方法のさらなる実施形態は、位置が選択された時刻の投影された位置である場合を含み得る。
【0009】
上述の1つまたは複数の特徴に加えて、または代替として、本方法のさらなる実施形態は、位置が訪問者用モバイルデバイスの選択された半径内にある場合を含み得る。
【0010】
上述の1つまたは複数の特徴に加えて、または代替として、本方法のさらなる実施形態は、位置が訪問者用モバイルデバイスの選択された目的地の選択された半径内にある場合を含み得る。
【0011】
上述の1つまたは複数の特徴に加えて、または代替として、本方法のさらなる実施形態は、居住者用モバイルデバイス及び訪問者用モバイルデバイスのうちの少なくとも1つから訪問者の要求が受信される場合を含み得る。
【0012】
上述の1つまたは複数の特徴に加えて、または代替として、本方法のさらなる実施形態は、訪問者のアクセス要求が、建物内に位置する居住者用モバイルデバイスにのみ転送される場合を含み得る。
【0013】
上述の1つまたは複数の特徴に加えて、または代替として、本方法のさらなる実施形態は、訪問者用モバイルデバイスが、選択されたエレベータかご、選択されたドア、及び選択されたフロアのうちの少なくとも1つの近傍に位置しているときを検出することを含み得る。
【0014】
上述の1つまたは複数の特徴に加えて、または代替として、本方法のさらなる実施形態は、訪問者用モバイルデバイスが、選択されたエレベータかご、選択されたドア、及び選択されたフロアのうちの少なくとも1つの近傍に位置するときに、居住者グループ内の少なくとも1つの居住者用モバイルデバイスに訪問者のアクセス要求を転送することを含み得る。
【0015】
上述の1つまたは複数の特徴に加えて、または代替として、本方法のさらなる実施形態は、アクセスが許可されたときに訪問者用モバイルデバイスに通知を転送することを含み得る。
【0016】
上述の1つまたは複数の特徴に加えて、または代替として、本方法のさらなる実施形態は、許可することが、訪問者用モバイルデバイスが選択されたドアに提示されたときに、選択されたドアのロックを解除することをさらに含む場合を含み得る。
【0017】
上述の1つまたは複数の特徴に加えて、または代替として、本方法のさらなる実施形態は、許可することが、訪問者用モバイルデバイスが選択されたエレベータかごに提示されたときに、選択されたエレベータかごを開くことをさらに含む場合を含み得る。
【0018】
上述の1つまたは複数の特徴に加えて、または代替として、本方法のさらなる実施形態は、許可することが、訪問者用モバイルデバイスが選択されたエレベータかごに提示されたときに、選択されたエレベータかごを選択されたフロアに移動させることをさらに含む場合を含み得る。
【0019】
上述の1つまたは複数の特徴に加えて、または代替として、本方法のさらなる実施形態は、訪問者のアクセス要求を管理者用デバイスに送信することと、管理者用デバイスからアクセス拒否を受信することと、訪問者用モバイルデバイスに、選択されたエレベータかご、選択されたドア、及び選択されたフロアのうちの少なくとも1つへのアクセスを拒否することとを含み得て、アクセスを拒否することが、選択されたエレベータかご、選択されたドア、及び選択されたフロアへの許可アクセスを無効にする。
【0020】
上述の1つまたは複数の特徴に加えて、または代替として、本方法のさらなる実施形態は、許可する前に、訪問者のアクセス要求を管理者用デバイスに転送することと、管理者用デバイスからのアクセス承認を受信することとを含み得る。
【0021】
別の実施形態によれば、建物システムが提供される。建物アクセスシステムは、プロセッサと、プロセッサによって実行されたときに、プロセッサに動作を実行させる、コンピュータ実行可能命令を含むメモリとを含む。動作は、訪問者用モバイルデバイスの訪問者のアクセス要求を受信することと、訪問者用モバイルデバイスに割り当てられる居住者グループを決定し、居住者グループが、少なくとも1つの居住者用モバイルデバイスを含むことと、居住者グループ内の居住者用モバイルデバイス及び管理者用デバイスのうちの少なくとも1つに訪問者のアクセス要求を転送することと、居住者グループ内の居住者用モバイルデバイス及び管理者用デバイスの少なくとも1つからアクセス許可を受信することと、訪問者用モバイルデバイスに、選択されたエレベータかご、選択されたドア、及び選択されたフロアのうちの少なくとも1つへのアクセスを許可することとを含む。
【0022】
別の実施形態によれば、コンピュータ可読媒体上に有形に具体化されたコンピュータプログラム製品が提供される。コンピュータプログラム製品は、プロセッサによって実行されると、プロセッサに、訪問者用モバイルデバイスの訪問者のアクセス要求を受信することと、訪問者用モバイルデバイスに割り当てられる居住者グループを決定し、居住者グループが、少なくとも1つの居住者用モバイルデバイスを含むことと、居住者グループ内の居住者用モバイルデバイス及び管理者用デバイスのうちの少なくとも1つに訪問者アクセス要求を転送することと、居住者グループ内の居住者用モバイルデバイス及び管理者用デバイスの少なくとも1つからアクセス許可を受信することと、訪問者用モバイルデバイスに、選択されたエレベータかご、選択されたドア、及び選択されたフロアのうちの少なくとも1つへのアクセスを許可することとを含む動作を実行させる命令を含む。
【0023】
本開示の実施形態の技術的効果は、居住者のグループが、訪問者がユーザインターフェースを介して建物のドア、フロア、及び/またはエレベータにアクセスすることを許可する能力を含む。
【0024】
前述の特徴及び要素は、明示的に別様に示されない限り、非排他的な様々な組み合わせで組み合わせられ得る。これらの特徴及び要素ならびにそれらの動作は、次の説明及び添付の図面に照らせば、より明らかになるであろう。しかしながら、次の説明及び図面は、本質的に例示的かつ説明的であり、非限定的であるよう意図されることを理解されたい。
【0025】
次の説明は、いかなる意味でも限定的であると解釈されるべきではない。添付の図面を参照すると、同様の要素には同じ番号が付けられている。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【
図1】本開示の一実施形態による、建物アクセスシステムの概略図である。
【
図2】本開示の一実施形態による、
図1の建物アクセスシステムで使用される居住者グループを示す図である。
【
図3】本開示の一実施形態による、建物へのアクセスを制御する方法を示すフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
開示された装置及び方法の1つまたは複数の実施形態の詳細な説明は、例示を目的として本明細書に示され、図面を参照して限定されるものではない。
【0028】
図1は、例示的な実施形態の建物アクセスシステム200を示す。建物アクセスシステム200は、建物202に設置されたドアシステム205及びエレベータシステム204を含む。いくつかの実施形態では、建物202は、物理的に互いに近くに位置していても、していなくてもよい建物または建物の集合体であり得る。建物202は任意の数のフロアを含み得る。建物202に入る人は、ロビーフロアまたは他の任意のフロアに入り得て、エレベータシステム204などの1つまたは複数の搬送デバイスを介して目的フロアに移動し得る。建物202に入る人は、ドアシステム205のドア(例えば、ドア205-1、205-2、...、205-n)に入る必要があり得る。ドア(例えば、ドア205-1、205-2、...、205-n)は、限定されるものではないが、建物の壁のドア、建物の外側のドア、ガレージドア、駐車場アクセスゲート、回転式扉、カナルロック、または当業者に知られているロック及び/または開放し得る同様のポータル/機構を含み得る。
【0029】
エレベータシステム204は、コントローラ206などの1つまたは複数のコンピューティングデバイスに動作可能に接続され得る。コントローラ206は、エレベータシステム204に関連する1つまたは複数のエレベータかご(例えば、エレベータかご204-1、204-2..204-n)のディスパッチ動作を制御するように構成され得る。コントローラ206はまた、エレベータシステム204に関連する1つまたは複数のエレベータかご(例えば、エレベータかご204-1、204-2..204-n)へのアクセスを制御するように構成され得る。エレベータシステム204は、2つ以上のコントローラ206を利用し得て、各コントローラは、エレベータかご204-1及び204-2のグループを制御し得ることが理解されよう。
図1には2台のエレベータかご204-1及び204-2が示されているが、任意の数のエレベータかご204-nをエレベータシステム204で使用し得ることが理解されよう。エレベータかご204-1及び204-2は、異なるフロアに対応する異なるエレベータバンク内のエレベータかご204-1及び204-2の間の調整を可能にするために、同じ昇降路または異なる昇降路に配置し得る。説明を容易にするために、エレベータシステム204の他の構成要素(例えば、駆動部、カウンタウェイト、安全装置など)は図示されていないことが理解されよう。
【0030】
さらに、コントローラ206はまた、1つまたは複数のドア(例えば、ドア205-1、205-2、...205-n)へのアクセスを制御するように構成し得る。ドアシステム205は、2つ以上のコントローラ206を利用し得て、各コントローラは、ドア205-1及び205-2のグループを制御し得ることが理解されよう。
図1には2つのドア205-1及び205-2が示されているが、任意の数のエレベータかご205-nをドアシステム205で使用し得ることが理解されよう。説明を容易にするために、ドアシステム205の他の構成要素(例えば、ロック)は示されていないことが理解されよう。さらに、コントローラ206は、エレベータシステム204及び/またはドアシステム205を介して1つまたは複数のフロアへのアクセスを制御するように構成され得る。
【0031】
コントローラ206は、
図1に示すように、プロセッサ260、メモリ262、及び通信モジュール264を含み得る。プロセッサ260は、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ、特定用途向け集積回路、プログラマブルロジックデバイス、及び/またはフィールドプログラマブルゲートアレイなどの、任意のタイプまたはコンピュータプロセッサの組み合わせとすることができる。メモリ262は、例えば、ファームウェアとしてそこに格納された実行可能命令を含む、コントローラ206に有形に具体化された非一時的コンピュータ可読記憶媒体の一例である。通信モジュール264は、本明細書でさらに詳細に説明するように、1つまたは複数の通信プロトコルを実装し得る。
【0032】
また、
図1には、居住者用モバイルデバイス208aが示されている。居住者用モバイルデバイス208aは、典型的には、電話、PDA、スマートウォッチ、タブレット、ラップトップなどの人によって持ち運ばれるデバイスを含み得る。居住者用モバイルデバイス208aは、
図1に示すように、プロセッサ250a、メモリ252a及び通信モジュール254aを含み得る。プロセッサ250aは、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ、特定用途向け集積回路、プログラマブルロジックデバイス、及び/またはフィールドプログラマブルゲートアレイなどの、任意のタイプまたはコンピュータプロセッサの組み合わせとすることができる。メモリ252aは、例えば、ファームウェアとしてそこに格納された実行可能命令を含む、居住者用モバイルデバイス208aに有形に具体化された非一時的コンピュータ可読記憶媒体の一例である。通信モジュール254aは、本明細書でさらに詳細に説明するように、1つまたは複数の通信プロトコルを実装し得る。居住者用モバイルデバイス208aは、建物202の居住者に属する。
【0033】
また、
図1には、訪問者用モバイルデバイス208bが示されている。訪問者用モバイルデバイス208bは、典型的には、電話、PDA、スマートウォッチ、タブレット、ラップトップなどの人によって持ち運ばれるデバイスを含み得る。訪問者用モバイルデバイス208bは、
図1に示すように、プロセッサ250b、メモリ252b及び通信モジュール254bを含み得る。プロセッサ250bは、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ、特定用途向け集積回路、プログラマブルロジックデバイス、及び/またはフィールドプログラマブルゲートアレイなどの、任意のタイプまたはコンピュータプロセッサの組み合わせとすることができる。メモリ252bは、例えば、ファームウェアとしてそこに格納された実行可能命令を含む、訪問者用モバイルデバイス208bに有形に具体化された非一時的コンピュータ可読記憶媒体の一例である。通信モジュール254bは、本明細書でさらに詳細に説明するように、1つまたは複数の通信プロトコルを実装し得る。訪問者用モバイルデバイス208bは、例えば、食品配達業者、宅配業者、サービス/保守業者、ベビーシッター、長期訪問者、短期訪問者、及び再訪問者などの建物202の訪問者に属し得る。
【0034】
また、
図1には、管理者用デバイス208cが示されている。管理者用デバイス208bは、デスクトップコンピュータなどのコンピューティングデバイスであり得る。管理者用デバイス208bはまた、典型的には、例えば、電話、PDA、スマートウォッチ、タブレット、ラップトップなどの人によって持ち運ばれるモバイルコンピューティングデバイスであり得る。管理者用デバイス208cは、
図1に示すように、プロセッサ250c、メモリ252c及び通信モジュール254cを含み得る。プロセッサ250cは、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ、特定用途向け集積回路、プログラマブルロジックデバイス、及び/またはフィールドプログラマブルゲートアレイなどの、任意のタイプまたはコンピュータプロセッサの組み合わせとすることができる。メモリ252cは、例えば、ファームウェアとしてそこに格納された実行可能命令を含む、管理者用デバイス208cに有形に具体化された非一時的コンピュータ可読記憶媒体の一例である。通信モジュール254cは、本明細書でさらに詳細に説明するように、1つまたは複数の通信プロトコルを実装し得る。管理者用デバイス208cは、建物202の管理者に属し得て、アクセスを許可及び/または拒否する際に、居住者用モバイルデバイス208aに代わる権限を有し得る。
【0035】
説明を容易にするために、居住者用モバイルデバイス208a、訪問者用モバイルデバイス208b、及び管理者用デバイス208cは、すべて、デバイス208と称し得る。デバイス208及びコントローラ206は、互いに通信する。例えば、デバイス208及びコントローラ206とは、互いに近接している(例えば、閾値距離以内にいる)ときに互いに通信し得る。デバイス208及びコントローラ206は、802.11x(WiFi)、短距離無線(Bluetooth)、セルラ、衛星などの無線ネットワークを介して通信し得る。いくつかの実施形態では、コントローラ206は、キオスク、ビーコン、ホール呼び設備、ランタン、ブリッジ、ルータ、ネットワークノード、ドアロック、エレベータコントロールパネル、建物インターホンシステムなどのネットワーク化された要素を含み得るか、または関連付けられ得る(例えば、通信可能に結合され得る)。ネットワーク化された要素は、1つまたは複数の通信プロトコルまたは規格を使用してデバイス208と通信し得る。例えば、ネットワーク化された要素は、近距離通信(NFC)を使用してデバイス208と通信し得る。他の実施形態では、コントローラ206は、建物202の外部にあるデバイス208との通信を確立し得る。この接続は、非限定的な例として、GPS、三角測量、または信号強度検出を含む様々な技術によって確立し得る。例示的な実施形態では、デバイス208は、複数の独立した有線及び/または無線ネットワークを介してコントローラ206と通信する。実施形態は、デバイス208とコントローラ206との間の多種多様な通信をカバーすることを意図するものであり、実施形態は本開示で提供される例に限定されるものではない。デバイス208とコントローラ206との間の通信は、コントローラ206が、エレベータシステム204及び/またはドアシステム205に関連するデバイス208の位置を決定することを可能にする。デバイス208の相対的な位置を知ることにより、コントローラ206は、アクセスを要求するエレベータシステム204及び/またはドアシステム205で、いつデバイス208が提示されるかを決定することを可能にする。
【0036】
実施形態は、訪問者アクセスアプリケーション255a、255b、255cを介してデバイス208上にユーザインターフェースを生成する。訪問者アクセスアプリケーション255aは、建物202の選択されたエレベータかご、選択されたフロア、及び/または建物202の選択されたドアへの訪問者へのアクセスを許可するために、居住者によって使用され得る。例えば、居住者用モバイルデバイス208a上の訪問者アクセスアプリケーション255aを使用する居住者は、訪問者へのアクセスを許可し得て、訪問者用モバイルデバイス208bは、建物202の選択されたエレベータかご、選択されたフロア及び/または建物202の選択されたドアを開くための識別として使用される。例えば、居住者は、建物202の正面ドアを開け、第1のエレベータかごで第5のフロアまで上がり、居住者のドアを開けるために、ベビーシッターのアクセスを許可し得る。建物内でベビーシッターは、居住者によって許可されたもの以外のドア、エレベータ、またはフロアにアクセスし得ない。訪問者用モバイルデバイス208b上の識別コードは、各選択されたエレベータかご、選択されたフロア、及び選択されたドアでコントローラ206との通信を介して訪問者を識別する。識別コードは、限定されるものではないが、生成コード、バイオメトリック、または固有の電磁的な署名を含み得る。
【0037】
非限定的な例では、識別コードを取得/有効化するために、居住者は、訪問者の情報を訪問者アクセスアプリケーション255aに送信し得て、訪問者アクセスアプリケーション255aは、建物管理者によって居住者のために作成されたものと同様の訪問者のアクセスプロファイルを生成する。訪問者は、訪問者アクセスアプリケーション255aをダウンロードするための電子メール招待状を受信し得て、その後、インストールし、提供されたコードを使用して訪問者アクセスアプリケーション255aのアカウントを作成し、同じ電子メールを使用して建物202に登録することによって、それらの使用を検証する。この検証された電子メール及び(コードによって検証された)電話の訪問者アクセスアプリケーション255aを介して、建物アクセスシステム200は、建物202の様々な場所での安全なアクセスの目的で、訪問者を有効なユーザとして認識する。訪問者が登録されると、訪問者用モバイルデバイス208bの識別コードが、建物アクセスデータベース263内の登録済み訪問者リストに追加される。建物アクセスデータベース263は、コントローラ206に動作可能に接続され得るか、またはコントローラ206内に格納され得る。一実施形態では、建物アクセスデータベース263は、オフサイト、遠隔、またはクラウドに格納し得る。訪問者が登録されると、居住者グループ326が訪問者に関連付けられる。居住者グループ326はまた、建物アクセスデータベース263に格納し得る。居住者グループ326は、選択されたドア、選択されたフロア、及び選択されたエレベータのうちの少なくとも1つへの訪問者のアクセスをそれぞれ許可または拒否し得る居住者のグループである。居住者グループ326は、コントローラ206によって訪問者に自動的に割り当てられ得るか、または居住者もしくは訪問者によって訪問者に手動で割り当てられ得る。
【0038】
図2は、居住者グループ326-1、326-2、326-3を含む潜在的な居住者グループ326の例を示す。
図2を参照すると、訪問者が訪問者用モバイルデバイス208bを持って建物202まで来ると、アラートが建物202へのアクセスを要求する居住者グループ326に送信され得る。居住者グループ326の任意のメンバーは、訪問者に建物202へのアクセスを許可し得る。アクセスは、建物202全体に許可され得る、及び/またはアクセスは、選択されたドア(例えば、205-1、205-2)、選択されたエレベータ(例えば、204-1)、及び選択された建物フロア(例えば、208a~208f)に許可され得る。居住者グループ326は、様々な方法で構成し得る。一例では、訪問者が第1のフロア280a上のドア205-1にアクセスする必要がある場合、
図2に示すように、通知が居住者グループ326-1内の第1のフロア280a上のすべての居住者に送信され得る。第2の例では、訪問者が建物202の片側202-1にウィンドウを固定している場合には、
図2に示すように、通知が居住者グループ326-2内の建物の側202-1上のすべての居住者に送信され得る。第3の例では、訪問者が建物202の第4のフロア280dにアイテムを固定している場合、
図2に示すように、通知が居住者グループ326-3内の建物の第4のフロア280dのすべての居住者に送信され得る。
図2に示されていない第4の例では、訪問者が建物202に到着したときに、通知が建物202に現在存在しているグループ326のメンバーに送信され得る。居住者グループ326は、居住者用モバイルデバイス208aで建物の居住者によって手動で、訪問者用モバイルデバイス208bで訪問者によって手動で、管理者用デバイス208cで管理者によって手動で、またはコントローラ206によって自動的に作成し得る。コントローラ206は、居住者用モバイルデバイス208cの位置に応答して、居住者グループ326を自動的に作成し得る。位置は、選択された時間での現在の位置及び/または投影された位置であり得る。位置は建物内にあり得る。位置は、訪問者用モバイルデバイス208bの選択された半径内にあり得る。位置はまた、訪問者用モバイルデバイスの選択された目的地の選択された半径内にあり得る。例えば、訪問者は、電灯を修理するために第4のフロア280dに移動し得て、したがって、第4のフロアの誰にでも、アクセスを許可するように通知し得る。非限定的な例では、居住者グループ326は、家族及び/またはソーシャルメディアグループも含み得る。上述したように、居住者グループ326は、メンバーの同意を得てまたは得ることなく自動的に及び/または手動で作成し得て、居住者グループ326のメンバーは、要求を送信することによってグループから自分自身を削除することができ得る。
【0039】
ここで、
図1~
図2の構成要素を参照しながら、
図3を参照する。
図3は、本開示の一実施形態による、建物202へのアクセスを許可する方法400のフローチャートを示す。ブロック404a及び404bでは、コントローラ206は、訪問者の訪問者用モバイルデバイス208bの訪問者のアクセス要求を受信する。上述のように、訪問者用モバイルデバイス208bは、訪問者用デバイス208を訪問者に属するものとして識別する識別コードを含む。訪問者のアクセス要求は、ブロック404aのように、居住者用モバイルデバイス208a及び管理者用デバイス208cのうちの少なくとも1つから送信され得る。訪問者のアクセス要求は、ブロック404bのように、訪問者用モバイルデバイス208bから送信され得る。
【0040】
ブロック406では、訪問者に割り当てられる居住者グループ326が決定される。居住者グループ326は、コントローラ206によって訪問者に自動的に割り当てられ得る。居住者グループ326は、ブロック404aで居住者用モバイルデバイス208aから訪問者のアクセス要求が送信されたときに居住者によって選択され得る。また、居住者グループ326は、訪問者のアクセス要求がブロック404bで訪問者用モバイルデバイス208bから送信されたときに訪問者によって選択され得る。
【0041】
ブロック408では、訪問者のアクセス要求は、居住者グループ326内の居住者用モバイルデバイス208a及び管理者用デバイス208cのうちの少なくとも1つに転送される。一実施形態では、訪問者のアクセス要求は、建物202内に位置する居住者用モバイルデバイス208aにのみ転送される。別の実施形態では、訪問者のアクセス要求は、訪問者が建物202に到着したときに転送し得る。一実施形態では、コントロールシステム206は、訪問者用モバイルデバイス208bが、選択されたエレベータかご、選択されたドア、及び選択されたフロアの少なくとも1つの近傍に位置するときを検出する。別の実施形態では、訪問者用モバイルデバイス208bが、選択されたエレベータかご、選択されたドア、及び選択されたフロアの少なくとも1つの近傍に位置する場合、訪問者のアクセス要求は、居住者グループ326内の少なくとも1つの居住者用モバイルデバイス208aに転送される。管理者用デバイス208cを有する管理者は、居住者用モバイルデバイス208aを監視制御し、訪問者用モバイルデバイス208bへのアクセス承認を拒否または許可し得て、次いで、アクセス承認はコントローラ206に送信される。管理者はまた、居住者グループ326を形成または解体し得る。管理者用デバイス208cから送信された管理者の決定は、居住者用モバイルデバイス208aからのアクセス及び/またはグループ決定の許可を無効にする。
【0042】
ブロック410では、コントローラ206は、居住者グループ326及び管理者用デバイス208c内の居住者用モバイルデバイス408aの少なくとも1つからアクセス許可を受信する。ブロック412では、訪問者用モバイルデバイス208bは、選択されたエレベータかご、選択されたドア、及び選択されたフロアのうちの少なくとも1つへのアクセスを許可される。アクセスは、選択された期間、選択された日付、及び繰り返しスケジュールのうちの少なくとも1つを含む特定の時間に許可され得る。アクセスが許可されると、通知が訪問者用モバイルデバイス208bに送信され得る。通知は、選択されたドア、選択されたエレベータかご、及び選択されたフロアのうちの少なくとも1つへの訪問者のアクセスが許可されたことを示し得る。アクセスが許可されると、訪問者は訪問者用モバイルデバイス208bを使用して、選択されたエレベータかご、選択されたドア、及び選択されたフロアのうちの少なくとも1つにアクセスすることができるようになる。一例では、アクセスが許可されると、選択されたドアは、訪問者用モバイルデバイス208bが選択されたドアに提示されたときにロック解除される。第2の例では、アクセスが許可されると、選択されたエレベータかごは、訪問者用モバイルデバイス208bが選択されたエレベータかごに提示されたときに開く。第3の例では、アクセスが許可されると、選択されたエレベータかごは、訪問者用モバイルデバイス208bが選択されたエレベータかごに提示されたときに選択されたフロアに移動する。
【0043】
上記の説明では、
図3のフロープロセスを特定の順序で説明したが、添付の特許請求の範囲において特に要求されない限り、手順の順序を変更し得ることを理解されたい。
【0044】
上記のように、実施形態は、プロセッサ実行プロセス及びプロセッサなどのこれらのプロセスを実施するためのデバイスの形態とすることができる。実施形態は、ネットワーククラウドストレージ、SDカード、フラッシュドライブ、フロッピーディスケット、CD-ROM、ハードドライブ、または任意の他のコンピュータ可読記憶媒体などの有形の媒体に具体化された命令を含むコンピュータプログラムコードの形態とすることもでき、コンピュータプログラムコードが、コンピュータにロードされ、コンピュータによって実行されると、コンピュータが、実施形態を実施するためのデバイスとなる。実施形態はまた、例えば、記憶媒体に格納され、コンピュータにロードされ及び/またはコンピュータによって実行されるか、またはいくつかの伝送媒体を介して送信され、コンピュータによってロードされ及び/または実行されるか、または電気配線もしくはケーブル配線を介して、光ファイバーを介して、もしくは電磁放射を介してなどの、いくつかの伝送媒体を介して伝送されるかにかかわらず、コンピュータプログラムコードの形態とすることもでき、コンピュータプログラムコードが、コンピュータにロードされ、コンピュータによって実行されると、コンピュータが、実施形態を実施するためのデバイスとなる。汎用マイクロプロセッサに実装される場合、コンピュータプログラムコードセグメントは、マイクロプロセッサを構成して、特定の論理回路を生成する。
【0045】
「約」という用語は、出願時に利用可能な装置に基づいて、特定の量の測定に関連する誤差の程度を含むことが意図される。例えば、「約」は、所与の値の±8%もしくは5%、または2%の範囲を含むことができる。
【0046】
本明細書に使用される用語は、特定の実施形態を説明する目的のためであり、本開示を限定することを意図するものではない。本明細書で使用される、単数形「a」、「an」、及び「the」は、文脈が明らかにそれ以外を示さない限り、複数形も同様に含むことが意図される。「含む(comprises)」及び/または「含む(comprising)」という用語は、本明細書で使用されるとき、記載されている特徴、整数、ステップ、動作、要素、及び/または構成要素の存在を指定するが、1つまたは複数の他の特徴、整数、ステップ、動作、要素部品、及び/またはそれらの群の存在または追加を除外しないことがさらに理解されるであろう。
【0047】
本開示は、例示の実施形態(複数可)を参照して説明したが、本開示の範囲から逸脱することなく、様々な変更がなされ得て、その要素に代えて均等物が置換され得ることを当業者ならば理解するであろう。加えて、本発明の必須の範囲から逸脱することなく、多くの修正を行って特定の状況または材料を本開示の教示に適合させ得る。したがって、本開示は、本開示を実施するために企図される最良の形態として開示される特定の実施形態に限定されず、本開示は、特許請求の範囲内に収まるすべての実施形態を含むことが意図される。