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特許7223852内側および外側の管状セクションを有するマウスピース
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-02-08
(45)【発行日】2023-02-16
(54)【発明の名称】内側および外側の管状セクションを有するマウスピース
(51)【国際特許分類】
   A24D 3/18 20060101AFI20230209BHJP
   A24F 7/00 20060101ALI20230209BHJP
   A24F 40/40 20200101ALI20230209BHJP
【FI】
A24D3/18
A24F7/00
A24F40/40
【請求項の数】 12
(21)【出願番号】P 2021531409
(86)(22)【出願日】2019-12-04
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2022-01-27
(86)【国際出願番号】 EP2019083699
(87)【国際公開番号】W WO2020115146
(87)【国際公開日】2020-06-11
【審査請求日】2021-06-01
(31)【優先権主張番号】18210859.7
(32)【優先日】2018-12-06
(33)【優先権主張国・地域又は機関】EP
(73)【特許権者】
【識別番号】596060424
【氏名又は名称】フィリップ・モーリス・プロダクツ・ソシエテ・アノニム
(74)【代理人】
【識別番号】100094569
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 伸一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100103610
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼田 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100109070
【弁理士】
【氏名又は名称】須田 洋之
(74)【代理人】
【識別番号】100067013
【弁理士】
【氏名又は名称】大塚 文昭
(74)【代理人】
【識別番号】100086771
【弁理士】
【氏名又は名称】西島 孝喜
(74)【代理人】
【識別番号】100109335
【弁理士】
【氏名又は名称】上杉 浩
(74)【代理人】
【識別番号】100120525
【弁理士】
【氏名又は名称】近藤 直樹
(74)【代理人】
【識別番号】100139712
【弁理士】
【氏名又は名称】那須 威夫
(74)【代理人】
【識別番号】100141553
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 信彦
(72)【発明者】
【氏名】ラヴァンシー フレデリック
(72)【発明者】
【氏名】パイネンブルク ヨハネス ペトルス マリア
【審査官】西村 賢
(56)【参考文献】
【文献】特表2010-532677(JP,A)
【文献】国際公開第2017/212284(WO,A1)
【文献】国際公開第2014/183073(WO,A1)
【文献】中国特許出願公開第107684109(CN,A)
【文献】欧州特許出願公開第03248480(EP,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A24D 1/00- 3/18
A24F 1/00- 7/00
A24F 40/00-47/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
エアロゾル発生物品の中空管状フィルター部分に取り付けるためのマウスピースであって、前記マウスピースが、前記エアロゾル発生物品の前記中空管状フィルター部分の内径よりも小さい最小外径を有する内側管状セクションを備え、前記マウスピースが、前記エアロゾル発生物品の外径よりも大きい最大内径を有する外側管状セクションを備え、前記マウスピースが、前記マウスピースの長軸方向軸に沿って配設された中央気流チャネルを備え、前記気流チャネルがベンチュリ部分を備え、前記ベンチュリ部分が入口部分と、任意の中央部分と、出口部分とを備え、前記入口部分が下流方向に収束するように構成されていて、前記出口部分が下流方向に広がるように構成されていて、前記マウスピースが、前記マウスピースをエアロゾル発生装置に取り付けるためのヒンジセクションを備える、マウスピース。
【請求項2】
前記マウスピースが、前記内側管状セクションと前記外側管状セクションとを接続するように配設された停止部を備える、請求項1に記載のマウスピース。
【請求項3】
前記停止部が、前記エアロゾル発生物品の前記中空管状フィルター部分の中への前記マウスピースの前記内側管状セクションの、6ミリメートル、好ましくは5ミリメートル、より好ましくは約4ミリメートルの最大挿入を可能にするように構成されている、請求項2に記載のマウスピース。
【請求項4】
前記内側管状セクションが、3ミリメートル~5ミリメートル、好ましくは3.5ミリメートル~4.5ミリメートル、より好ましくは約4ミリメートルの外径を有する、請求項1~3のいずれか一項に記載のマウスピース。
【請求項5】
前記外側管状セクションが、5ミリメートル~8ミリメートル、好ましくは5.5ミリメートル~7ミリメートル、より好ましくは約6.3ミリメートルの内径を有する、請求項1~4のいずれか一項に記載のマウスピース。
【請求項6】
前記内側管状セクションが上流端を備え、前記内側管状セクションの前記上流端の外周が丸みを有する、請求項1~5のいずれか一項に記載のマウスピース。
【請求項7】
前記外側管状セクションが上流端を備え、前記外側管状セクションの前記上流端の内周が先細りしている、請求項1~6のいずれか一項に記載のマウスピース。
【請求項8】
前記内側管状セクションの外周が円錐状であり、前記内側管状セクションの前記外径が下流方向に向かって増大する、請求項1~7のいずれか一項に記載のマウスピース。
【請求項9】
前記外側管状セクションの内周が円錐状であり、前記外側管状セクションの前記内径が下流方向に向かって減少する、請求項1~8のいずれか一項に記載のマウスピース。
【請求項10】
前記マウスピースの前記内側管状セクションおよび前記外側管状セクションが、前記内側管状セクションと前記外側管状セクションの間に管状スロットを形成するように構成されていて、前記管状スロットが、前記エアロゾル発生物品の前記中空管状フィルター部分を確実に受容し、かつ保持するように構成されている、請求項1~9のいずれか一項に記載のマウスピース。
【請求項11】
請求項1~10のいずれか一項に記載のマウスピースと、エアロゾル発生物品とを備えるシステムであって、前記エアロゾル発生物品が、エアロゾル形成基体を含有する基体部分と中空管状フィルター部分とを含み、前記マウスピースの前記内側管状セクションの最小外径が、前記エアロゾル発生物品の前記中空管状フィルター部分の内径よりも小さく、前記マウスピースの前記外側管状セクションの最大内径が、前記エアロゾル発生物品の外径よりも大きい、システム。
【請求項12】
エアロゾル発生物品の中空管状フィルター部分にマウスピースを取り付けるための方法であって、
i. 請求項1~11のいずれか一項に記載のマウスピースを提供することと、
ii. エアロゾル形成基体を含有する基体部分と前記中空管状フィルター部分とを備える前記エアロゾル発生物品を提供することと、
iii. 前記マウスピースの前記内側管状セクションを前記エアロゾル発生物品の前記中空管状フィルター部分の中に挿入することによって、前記マウスピースを前記エアロゾル発生物品の前記中空管状フィルター部分に取り付けることと、を含む、方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、エアロゾル発生物品の中空管状フィルター部分に取り付けるためのマウスピースに関する。
【背景技術】
【0002】
吸入可能なエアロゾルを発生するためのエアロゾル発生装置を提供することが知られている。こうした装置は、エアロゾル形成基体を燃焼することなく、エアロゾル発生物品に含有されたエアロゾル形成基体を加熱しうる。エアロゾル発生物品は、エアロゾル発生装置の加熱チャンバーの中にエアロゾル発生物品を挿入するためにロッド形状を有してもよい。発熱体は、エアロゾル発生物品がエアロゾル発生装置の加熱チャンバーの中に挿入された後に、エアロゾル形成基体を加熱するために、加熱チャンバー中またはその周りに配設されうる。
【0003】
典型的に、発生したエアロゾルはマウスピースを通ってエアロゾル発生物品を出る。マウスピースは装置の一部であってもよく、または別々に提供されてもよい。マウスピースは、気流チャネルを介してエアロゾル発生物品に接続されてもよく、またはエアロゾル発生物品に直接取り付けられてもよい。マウスピースとエアロゾル発生物品の間の接合部におけるエアロゾルの損失、または意図しない圧力低下、または周囲空気の吸入を防止するために、マウスピースとエアロゾル発生物品の間の良好な接続を確保する必要がある。
【0004】
エアロゾル発生物品との接続が改善されたマウスピースを有することが望ましい。さらに、こうした接続が頑丈であり、容易にできれば望ましい。
【発明の概要】
【0005】
本発明の第一の態様によると、 エアロゾル発生物品の中空管状フィルター部分に取り付けるためのマウスピースが提供されている。マウスピースは、エアロゾル発生物品の中空管状フィルター部分の内径よりも小さい最小外径を有する内側管状セクションを備える。マウスピースは、エアロゾル発生物品の外径よりも大きい最大内径を有する外側管状セクションを備える。
【0006】
本発明によるマウスピースの設計は、エアロゾル発生物品とマウスピースの間のしっかりとした嵌合を確実にする。マウスピースの内側管状セクションの特定の最小外径と、外側管状セクションの最大内径とに起因して、エアロゾル発生物品の中空管状フィルター部分は、マウスピースの内側管状セクションと外側管状セクションの間に挿入されうる。このようにして、エアロゾル発生物品の中空管状フィルター部分、および従ってエアロゾル発生物品は、マウスピースにしっかりと取り付けられて保持されうる。
【0007】
本明細書で使用される「上流」および「下流」という用語は、本発明によるマウスピースおよびエアロゾル発生物品の使用中にマウスピースおよびエアロゾル発生物品を通して引き出された空気の方向に関連して、マウスピースおよびエアロゾル発生物品の構成要素または構成要素の部分の相対的な位置を記述するために使用される。
【0008】
マウスピースは、複数のエアロゾル発生物品とともに使用される再利用可能なマウスピースとして構成されていることが好ましい。本発明によると、エアロゾル発生物品の機能性の一部は、再利用可能なマウスピースの中に移すことができる。これは、そうでなければ1回しか使用されない要素が、複数回使用できるようになることを意味する。これは、エアロゾル発生物品を簡略化しうることを意味する。これは、そうでなければ作り出されるであろう使い捨て物品からの廃棄物の量を低減させる。特に、マウスピースは、マウスピースを通って流れる気化したエアロゾル形成基体を含有する空気の温度を減少させるように構成されうる。それ故に、エアロゾルはマウスピース内に形成されうる。有利なことに、マウスピースによって提供されるこの冷却機能は、エアロゾル発生物品に冷却セクションを提供する要件を除去する。
【0009】
マウスピースとエアロゾル発生物品の間の接続の特定の構成は、マウスピースとエアロゾル発生物品の間の確実な接続を保証する。それ故に、エアロゾル発生物品を通してマウスピースに向かって引き出される空気または気化したエアロゾル形成基体、またはエアロゾルのどれも、エアロゾル発生物品とマウスピースの間で漏れない。またそれ故に、そうでなければ、エアロゾル発生物品とマウスピースの間の隙間から入りうる周囲空気による粒子の流れの任意の意図しない希釈を防止または少なくとも低減することができる。空気は、吸煙中にエアロゾル発生物品からマウスピースに向かって、およびマウスピースを通って、本質的に完全に、または完全に引き出されることになる。
【0010】
エアロゾル発生物品の使用後、消費されたエアロゾル発生物品は、エアロゾル発生物品を引っ張ることによってマウスピースから取り外すことができる。次に、未使用のエアロゾル発生物品をマウスピースの中に挿入することができる。
【0011】
マウスピースは、内側管状セクションと外側管状セクションとを接続するように配設された停止部を備えてもよい。
【0012】
停止部は、エアロゾル発生物品の中空管状フィルター部分の中へのマウスピースの過剰挿入を防止しうる。同様に、停止部は、マウスピースの中へのエアロゾル発生物品の中空管状フィルター部分の過剰挿入を防止しうる。さらに、停止部は、エアロゾル発生物品とマウスピースの間の空気の漏れを防止するように構成されてもよい。停止部は、マウスピースの内側管状セクションとマウスピースの外側管状セクションとの間の接続壁として構成されてもよい。停止部は、エアロゾル発生物品の中空管状フィルター部分の下流端面の形状に対応する形状を有するように構成されてもよい。停止部は、中空管状フィルター部分がマウスピースの内側管状セクションと外側管状セクションの間に挿入された後に、エアロゾル発生物品の中空管状フィルター部分の端面に隣接するように構成されうる。停止部は、円形または輪形状の構成を有してもよい。停止部は、滑らかな壁として構成されてもよい。滑らかな壁は、マウスピースの挿入および取り外しが容易であるという利点を有しうる。また、エアロゾル発生物品とマウスピースの間の嵌合の気密性は、両方の表面が滑らかである場合に最良でありうる。別の方法として、エアロゾル発生物品とマウスピースの間の接続の強度を確保するために、粗いまたは構造化された表面を用いることができれば有利でありうる。エアロゾル発生物品の外径は、滑らかな表面を有することが好ましいかまたは粗い表面を有することが好ましいかを決定しうる。例えば、直径が大きい場合、エアロゾル発生物品とマウスピースの間の接触/摩擦表面は増大し、追加的な保持の必要性はより小さくなりうる。
【0013】
停止部は、密封手段を備えてもよい。停止部は、Oリングとして構成されるか、またはOリングを含んでもよい。停止部は、Oリングがマウスピースの内側管状セクションと外側管状セクションの間に、かつ停止部上に挿入されて、停止部の密封作用を増大させうるように構成されてもよい。
【0014】
停止部は、エアロゾル発生物品の中空管状フィルター部分の中へのマウスピースの内側管状セクションの、6ミリメートル、好ましくは5ミリメートル、より好ましくは約4ミリメートルの最大挿入を可能にするように構成されうる。マウスピースの外側管状セクションとエアロゾル発生物品の挿入された中空管状フィルターセクションとの間に、約5ミリメートルの重なりが提供されてもよい。
【0015】
挿入距離は、エアロゾル発生物品とマウスピースの間のしっかりとした接続を固定するのに十分でありうる。これは、エアロゾル発生物品とマウスピースの間の漏れを防止しうる。
【0016】
内側管状セクションは、2ミリメートル~7ミリメートル、好ましくは3.5ミリメートル~4.5ミリメートル、より好ましくは約4ミリメートルの外径を有してもよい。
【0017】
外側管状セクションは、5ミリメートル~8ミリメートル、好ましくは5.5ミリメートル~7ミリメートル、より好ましくは約6.3ミリメートルの内径を有してもよい。
【0018】
マウスピースは、マウスピースの長軸方向軸に沿って配設された中央気流チャネルを備えてもよい。
【0019】
エアロゾル発生物品の中空管状フィルター部分がマウスピースの内側管状セクションと外側管状セクションの間に挿入された後、エアロゾル発生物品の長軸方向軸がマウスピースの長軸方向軸と整列するように、中央気流チャネルはマウスピースの長軸方向軸に沿って配設されうる。言い換えれば、空気がエアロゾル発生物品を通してマウスピースの中央チャネルの中に引き出されうるように、エアロゾル発生物品をマウスピースに接続した後に、マウスピースの中央気流チャネルはエアロゾル発生物品と整列することが好ましい。
【0020】
気流チャネルはベンチュリ部分を備えてもよく、ベンチュリ部分は、入口部分、任意の中央部分、および出口部分を備えうる。入口部分は下流方向に収束するように構成されてもよく、出口部分は下流方向に広がるように構成されてもよい。そのような場合、ベンチュリ部分の任意の中央部分は、入口部分と出口部分の間の最小直径を有する部分である。中央部分は任意の適切な長さを有してもよく、中央部分は4ミリメートル未満の長さを有することが好ましい。一部の実施形態において、入口部分および出口部分が相互に直接隣接する中央部分はない。この場合、「中央部分」という用語は、たとえ物理的に入口部分および出口部分がその断面で接触したとしても、狭窄が最小であるベンチュリ部分の断面を指すために使用されうる。これらの実施形態において、中央断面の長さは、原則としてゼロであってもよい。
【0021】
内側管状セクションは上流端を備えてもよく、内側管状セクションの上流端の外周は丸みがあってもよい。
【0022】
内側管状セクションの丸みのある上流端は、エアロゾル発生物品の中空管状フィルター部分の中へのマウスピースの挿入、またはマウスピースの内側管状セクションと外側管状セクションの間へのエアロゾル発生物品の中空管状フィルター部分の挿入をそれぞれ容易にしうる。
【0023】
外側管状セクションは上流端を備えてもよく、外側管状セクションの上流端の内周は先細りしていてもよい。
【0024】
外側管状セクションの先細りした上流端は、マウスピースの内側管状セクションと外側管状セクションの間へのエアロゾル発生物品の中空管状フィルター部分の挿入を容易にしうる。外側管状セクションの内周は、マウスピースの下流端に向かって先細りしていてもよい。
【0025】
エアロゾル発生物品の中空管状フィルター部分が、内側管状セクションと外側管状セクションの間に簡単に挿入され、内側管状セクションと外側管状セクションの間への中空管状フィルター部分のさらなる挿入中に、内側管状セクションと外側管状セクションの間に確実に保持されるように、マウスピースの内側管状セクションおよび外側管状セクションは、マウスピースの下流端に向かって収束しうる。マウスピースの内側管状セクションおよび外側管状セクションは、エアロゾル発生物品の中空管状フィルター部分の挿入のための管状スロットを形成することが好ましい。管状スロットは、エアロゾル発生物品の中空管状フィルター部分の挿入を容易にするためにマウスピースの上流端に広い入口を有し、エアロゾル発生物品を確実に保持するためにマウスピースの下流端に向かって狭くなることが好ましい。マウスピースの管状スロットの上流の内径、すなわち管状スロットの外縁での内径は、エアロゾル発生物品の中空管状フィルター部分の内径よりも小さいことが好ましい。マウスピースの管状スロットの上流の外径、すなわち管状スロットの外縁での外径は、エアロゾル発生物品の中空管状フィルター部分の内径よりも大きいことが好ましい。マウスピースの管状スロットの下流の内径、すなわち管状スロットの底部での内径は、エアロゾル発生物品の中空管状フィルター部分の内径と等しいかまたはそれよりも大きいことが好ましい。マウスピースの管状スロットの下流の内径、すなわち管状スロットの底部での内径は、エアロゾル発生物品の中空管状フィルター部分の内径よりも小さいことが好ましい。
【0026】
それ故に、エアロゾル発生物品の確実な保持に加えて、エアロゾル発生物品とマウスピースの間の空気またはエアロゾルの漏れは、効率的に防止されうる、または少なくともある程度低減されうる。さらに、取り付けられたエアロゾル発生物品は、非常に正確に本明細書に記載の通りのマウスピースとの付着に起因して、自動的に中心に置かれうる。
【0027】
マウスピースは、エアロゾル発生物品の中空管状フィルター部分の挿入後、引き出し抵抗が50水柱ミリメートル(mmWG)~150mmWGであるように、好ましくは引き出し抵抗が50mmWG~70mmWGであるように構成されうる。
【0028】
内側管状セクションの外周は円錐状であってもよく、内側管状セクションの外径は下流方向に向かって増大することが好ましい。
【0029】
外側管状セクションの内周は円錐状であってもよく、外側管状セクションの内径は下流方向に向かって減少することが好ましい。
【0030】
マウスピースは、エアロゾル発生装置にマウスピースを取り付けるためのヒンジセクションを備えてもよい。
【0031】
ヒンジセクションは、マウスピースの長軸方向軸と直角を成して延びうる。ヒンジセクションは、ヒンジセクションをエアロゾル発生装置と接続するための従来の接続手段を備えてもよい。ヒンジセクションはマウスピースと一体に形成されうる。ヒンジセクションは、マウスピースが旋回可能に開けられて、エアロゾル発生物品がエアロゾル発生装置の中に挿入されるのを可能にしうるように構成されてもよい。エアロゾル発生物品の挿入後、マウスピースはヒンジセクションによって旋回可能に閉じうる。エアロゾル発生装置を伴うマウスピースを閉じている間、上述の通り、マウスピースとエアロゾル発生物品の間に接続が確立されうる。特に、エアロゾル発生物品の中空管状フィルター部分が、エアロゾル発生装置から下流方向に突き出るように、エアロゾル発生物品をエアロゾル発生装置の中に挿入してもよい。マウスピースを閉じている間、エアロゾル発生物品の管状フィルター部分は、マウスピースの内側管状部分と外側管状部分の間に押し付けられて、漏れのない確実な接続を容易にしうる。
【0032】
マウスピースは、セラミック、複合材料、樹脂(例えば、Accura 25)、ポリマー酸、シリコン酸、(軟質材料)ポリ乳酸、もしくは環境にやさしいポリマー材料、またはそれらの組み合わせのうちの一つ以上で作られうる。
【0033】
本発明はまた、本明細書に記載の通りのマウスピースを備えるエアロゾル発生装置に関する。エアロゾル発生装置は、ハウジング、電気回路、電源、加熱チャンバー、および発熱体を備えうる。
【0034】
本明細書で使用される「エアロゾル発生装置」は、エアロゾル形成基体と相互作用してエアロゾルを発生する装置に関する。エアロゾル形成基体はエアロゾル発生物品の一部であってもよい。エアロゾル発生装置は、エアロゾル発生物品のエアロゾル形成基体と相互作用してエアロゾルを発生する装置でありうる。
【0035】
電気回路はマイクロプロセッサを備えてもよく、これはプログラム可能マイクロプロセッサであってもよい。マイクロプロセッサはコントローラの一部であってもよい。電気回路はさらなる電子構成要素を備えてもよい。電気回路は発熱体への電力供給を調節するよう構成されてもよい。電力はシステムの起動後に発熱体に連続的に供給されてもよく、または毎回の吸煙ごとなど、断続的に供給されてもよい。電力は、電流パルスの形態で発熱体に供給されてもよい。電気回路は発熱体の電気抵抗をモニターするように、かつ発熱体の電気抵抗に応じて、発熱体への電力供給を制御するように構成されていることが好ましい。
【0036】
装置は、主本体内に電源(典型的に電池)を備えてもよい。代替として、電源は、コンデンサーなどの別の形態の電荷蓄積装置であってもよい。電源は再充電を必要とする場合があり、また一回以上の使用体験のために十分なエネルギーの蓄積を可能にする容量を有してもよい。例えば、電源は約6分間、または6分の倍数の時間にわたってエアロゾルを連続的に発生するのに十分な容量を有してもよい。別の実施例において、電源は、複数の吸煙のためのエアロゾルを発生するのに十分な容量を有してもよい。
【0037】
電源は任意の適切な電源であってもよく、例えば電池などの直流電圧源であってもよい。一実施形態において、電源はリチウムイオン電池である。別の方法として、電源は、ニッケル水素電池、ニッケルカドミウム電池、またはリチウム系電池(例えば、リチウムコバルト電池、リチウム鉄リン酸塩電池、チタン酸リチウム、またはリチウムポリマー電池)であってもよい。
【0038】
本明細書で使用される「エアロゾル発生物品」という用語は、典型的に加熱下で、つまり室温より上の温度で、エアロゾルを形成することができる揮発性化合物を放出する能力を有するエアロゾル形成基体を含む物品を指す。エアロゾル発生物品は使い捨てであってもよい。
【0039】
エアロゾル発生物品の中空管状フィルター部分は、例えば中空アセテート管(HAT)、微細中空アセテート管(FHAT)、または中央段ボール管の周りに巻かれたトウのプラグを備えてもよく、その構造のすべてはフィルター要素の製造から知られている。中空管状フィルター部分は、中空中央空間を含むことが好ましい。マウスピースの内側管状部分は、中空中央空間の中に挿入可能であってもよい。
【0040】
中空管状フィルター部分は、エアロゾル発生物品に含まれるエアロゾル形成基体のすぐ下流に位置してもよく、かつエアロゾル形成基体に直接隣接してもよい。エアロゾル発生物品は、基体部分および中空管状フィルター部分のみを備えうる。
【0041】
所望の場合、または必要とされる場合、例えばエアロゾル発生物品の十分に高い引き出し抵抗を達成するために、追加のフィルターセクションがエアロゾル発生物品に含まれてもよい。こうした追加のフィルターセクションは、基体部分と口側端部分の間に含まれうることが好ましい。こうした追加的なフィルターセクションは、例えば酢酸セルロースなどの濾過材料を含むことが好ましい。追加的なフィルターセクションの長さは、約4ミリメートル~約8ミリメートルであることが好ましく、約5ミリメートル~約7ミリメートルであることが好ましい。こうした追加的なフィルターセクションは、例えば酢酸セルロースなどの濾過材料を含むことが好ましい。追加的なフィルターセクションおよび中空管状フィルター部分の組み合わせた長さは、約10ミリメートル~約18ミリメートルであることが好ましく、約13ミリメートルであることが好ましい。
【0042】
中空管状フィルター部分は、任意の適切な材料、または材料の組み合わせから形成されうる。例えば、中空管状フィルター部分は、セルロースアセテート、段ボール、紙(捲縮した耐熱紙または捲縮した硫酸紙など)、綿、ビスコース、ガラス繊維、および高分子材料(低密度ポリエチレン(LDPE)など)から成る群から選択される一つ以上の材料から形成されてもよい。好ましい一実施形態において、中空管状フィルター部分は、セルロースアセテートから形成されている。
【0043】
中空管状フィルター部分はエアロゾル発生物品の外径にほぼ等しい外径を有することが好ましい。
【0044】
中空管状フィルター部分品は、およそ4ミリメートル~およそ8ミリメートル、例えばおよそ5ミリメートル~およそ6ミリメートル、好ましくは約5.3ミリメートルの外径を有してもよい。中空管状フィルター部分は、およそ10ミリメートル~およそ40ミリメートルの長さを有してもよく、中空管状フィルター部分は、約10ミリメートル~約13ミリメートルの長さを有することが好ましい。
【0045】
エアロゾル発生物品は実質的に円筒状であってもよい。しかしながら、別の方法として、他の断面を使用してもよい。実際に、エアロゾル発生物品の断面は、例えば断面の形状または断面寸法を変化させることによって、その長さに沿って変化しうる。 エアロゾル発生物品は実質的に細長くてもよい。エアロゾル発生物品は、長さと、その長さに対して実質的に直角を成す円周とを有してもよい。エアロゾル形成基体は実質的に円筒状の形状であってもよい。エアロゾル形成基体は実質的に細長くてもよい。エアロゾル形成基体はまた、長さと、その長さに対して実質的に直角を成す円周とを有してもよい。
【0046】
エアロゾル発生物品は、30ミリメートル~60ミリメートル、好ましくは40ミリメートル~50ミリメートル、より好ましくは45ミリメートルの全長を有してもよい。エアロゾル発生物品は、およそ4ミリメートル~8ミリメートル、好ましくは5ミリメートル~6ミリメートル、より好ましくは約5.3ミリメートルの外径を有してもよい。一実施形態において、エアロゾル発生物品は、およそ45ミリメートルの全長を有してもよい。さらに、エアロゾル形成基体は20ミリメートル~55ミリメートルの長さを有してもよい。エアロゾル発生物品は外側ラッパー、好ましくは外側紙ラッパーを備えうる。
【0047】
本明細書で使用される「エアロゾル形成基体」という用語は、エアロゾルを形成することができる揮発性化合物を放出する能力を有する基体に関する。こうした揮発性化合物は、エアロゾル形成基体を加熱することによって放出されてもよい。エアロゾル形成基体は好都合なことに、エアロゾル発生物品または喫煙物品の一部であってもよい。
【0048】
エアロゾル形成基体は、エアロゾルを形成することができる揮発性化合物を放出する能力を有する基体である。揮発性化合物はエアロゾル形成基体の加熱によって放出されてもよい。エアロゾル形成基体はニコチンを含んでもよい。エアロゾル形成基体は植物由来材料を含んでもよい。エアロゾル形成基体はたばこを含んでもよい。エアロゾル形成基体は、加熱に伴いエアロゾル形成基体から放出される揮発性のたばこ風味化合物を含有するたばこ含有材料を含んでもよい。別の方法として、エアロゾル形成基体は非たばこ含有材料を含んでもよい。エアロゾル形成基体は、例えば紙の作製プロセスまたは鋳造プロセスによって作られた均質化植物系材料(均質化タバコを含む)を含んでもよい。
【0049】
エアロゾル形成基体は、少なくとも一つのエアロゾル形成体を含んでもよい。エアロゾル形成体は、使用時に高密度の安定したエアロゾルの形成を容易にし、かつシステムの動作温度にて熱分解に対して実質的に抵抗性である任意の適切な周知の化合物または化合物の混合物である。適切なエアロゾル形成体は例えば、多価アルコール(トリエチレングリコール、1,3-ブタンジオール、グリセリンなど)、多価アルコールのエステル(グリセロールモノアセテート、ジアセテート、またはトリアセテートなど)、およびモノカルボン酸、ジカルボン酸、またはポリカルボン酸の脂肪族エステル(ドデカン二酸ジメチル、テトラデカン二酸ジメチルなど)である。エアロゾル形成体は、多価アルコールまたはその混合物(トリエチレングリコール、1,3-ブタンジオールおよびグリセリンなど)であってもよい。エアロゾル形成体はプロピレングリコールであってもよい。エアロゾル形成体は、グリセリンとプロピレングリコールの両方を含んでもよい。
【0050】
発熱体は、加熱チャンバーの中に挿入可能なエアロゾル発生物品を加熱するために、加熱チャンバー内部またはその周りに配設されうる。加熱チャンバーは、くぼみであってもよい。別の方法として、または追加的に、内部発熱体が提供されてもよく、例えば使用のためにエアロゾル形成基体の中に少なくとも部分的に挿入されるピンまたはブレードである。
【0051】
例えば、装置は、加熱チャンバーの周囲の周りに位置付けられた外部ヒーターを含んでもよい。外部ヒーターは任意の適切な形態を取ってもよい。例えば、外部ヒーターは、ポリイミドなどの誘電性基体上の一つ以上の可撓性の加熱箔の形態を取ってもよい。可撓性の加熱箔は、加熱チャンバーの周辺部に適合するように形作られうる。別の方法として、外部ヒーターは、金属グリッド(単一または複数)、可撓性のプリント基板、成形回路部品(MID)、セラミックヒーター、可撓性の炭素繊維ヒーターの形態を取ってもよく、または適切な形状の基体上にプラズマ蒸着などのコーティング技法を使用して形成されてもよい。外部ヒーターはまた、温度と比抵抗の間に明確な関係を有する金属を使用して形成されてもよい。こうした例示的な装置において、金属は適切な断熱材料の二層の間のトラックとして形成されうる。この方法で形成された外部ヒーターは、加熱するためと、動作中の外部ヒーターの温度をモニターするためとの両方に使用されてもよい。
【0052】
本発明はまた、上述の通りのマウスピースとエアロゾル発生物品とを備えるシステムに関し、エアロゾル発生物品は、エアロゾル形成基体を含有する基体部分と中空管状フィルター部分とを備え、 マウスピースの内側管状セクションの最小外径は、エアロゾル発生物品の中空管状フィルター部分の内径よりも小さく、マウスピースの外側管状セクションの最大内径は、エアロゾル発生物品の外径よりも大きい。
【0053】
本発明はまた、エアロゾル発生物品の中空管状フィルター部分にマウスピースを取り付けるための方法に関し、方法は、
i. 上述の通りのマウスピースを提供することと、
ii. エアロゾル形成基体を含有する基体部分と中空管状フィルター部分とを備えるエアロゾル発生物品を提供することと、
iii. マウスピースの内側管状セクションをエアロゾル発生物品の中空管状フィルター部分の中に挿入することによって、マウスピースをエアロゾル発生物品の中空管状フィルター部分に取り付けることと、を含む。
【0054】
一態様に関して説明された特徴は、本発明の他の態様にも等しく適用されてもよい。
【0055】
例証としてのみであるが、以下の添付図面を参照しながら本発明をさらに説明する。
【図面の簡単な説明】
【0056】
図1図1は、本発明によるマウスピースを示す。
図2図2は、エアロゾル発生物品の中空管状フィルター部分とマウスピースの接続を示す。
図3図3は、エアロゾル発生装置と接続するためのマウスピースのヒンジセクションを示す。
図4図4は、マウスピースと、エアロゾル発生装置の加熱チャンバーの中に挿入されたエアロゾル発生物品とを備えるエアロゾル発生装置を示す。
【好ましい実施形態の詳細な説明】
【0057】
図1は、本発明によるマウスピースを示す。マウスピースは細長い形状を有し、かつ中央気流チャネル10を備え、このチャネルを通して、気化したエアロゾル形成基体を含む空気が引き出されることができる。図1の上部は、マウスピースの下流端12を示し、図1の下部は、マウスピースの上流端14を示す。それ故に、図1において、空気は下から上に引き出される。
【0058】
図1に示すマウスピースは、ベンチュリマウスピースとして構成されている。これは、中央気流チャネル10が、中央部分16と呼ばれる狭窄部分を有することを意味する。上流端14から中央部分16に向かって通じる入口部分18が提供されている。中央部分16から離れて下流端12に向かって通じる出口部分20が提供されている。中央部分16は、中央部分16から下流端12に向かって広がる出口部分20と比較して、減少した直径を有する。出口部分20において、空気流は膨張して冷めて、その結果、エアロゾル液滴が形成されうる。
【0059】
マウスピースは、エアロゾル発生物品に、特にエアロゾル発生物品の中空管状フィルター部分に取り付けるための構成をその上流端14に備える。上流端14にて、マウスピースは、内側管状セクション22ならびに外側管状セクション24を備える。内側管状セクション22は、外側管状セクション24の内側に配設されている。内側管状セクション22と外側管状セクション24の間に、エアロゾル発生物品の中空管状フィルター部分の挿入のための管状スロット26が提供されている。
【0060】
マウスピースの内側管状セクション22は、中空管状フィルター部分の内径よりも小さい最小外径を有する。外側管状セクション24は、中空管状フィルター部分の外径よりも大きい最大内径を有する。内側管状セクション22は、上流端14に向かって先細りしていて、外側管状セクション24は下流端12に向かって先細りしていることが好ましい。よって、中空管状フィルター部分の挿入を簡略化するために、管状スロット26の円錐形状が作られている。加えて、内側管状セクション22は、取り付けられるエアロゾル発生物品の中空管状フィルター部分の中への挿入を容易にするために、丸みのある上流端28を備えてもよい。
【0061】
マウスピースは、中空管状フィルター部分が停止部30までのみ管状スロット26の中に挿入されうるように、内側管状セクション22と外側管状セクション24を接続するように構成された停止部30を備える。エアロゾル発生物品の中空管状フィルター部分が管状スロット26の中に完全に挿入されると、エアロゾル発生物品は管状スロット26内にしっかりと保持され、従ってマウスピースと接続される。完全な挿入後、中空管状フィルター部分は、約5ミリメートルだけ外側管状セクション24と重なりうる。
【0062】
図2は、エアロゾル発生物品34の中空管状フィルター部分32をマウスピースの中に挿入する動作、またはマウスピースをエアロゾル発生物品34に取り付ける動作をそれぞれ示す。図2の左側において、マウスピースとエアロゾル発生物品34の間の接続が確立される前のエアロゾル発生物品34が描写されている。図2の右部分において、エアロゾル発生物品34の中空管状フィルター部分32は、マウスピースの管状スロット26の中に押し込まれていて、その結果マウスピースとエアロゾル発生物品34の間の接続が確立されている。
【0063】
図3は、エアロゾル発生物品34からの取り付けまたは取り外しのためにマウスピースを旋回可能に開閉するためのマウスピースのヒンジセクション36を示す。マウスピースがエアロゾル発生装置の一部として提供されうるように、ヒンジセクション36はエアロゾル発生装置に接続されてもよく、または接続可能に構成されてもよい。使用前に、マウスピースは、ヒンジセクション36によって旋回可能に開けられうる。その後、エアロゾル発生物品34は、エアロゾル発生装置の加熱チャンバーの中に挿入されうる。次に、マウスピースは旋回可能に閉じられて、マウスピースとエアロゾル発生物品34の間の接続が、例えば図2に描写される通りに確立されうる。図3は、結合動作中の二つの時点を示す。図3の左部分において、ヒンジセクション36は閉じているが、まだ完全には閉じていない。図3の右部分において、閉鎖はまだ完了していないが、ヒンジセクション36は、図3の左部分と比較して、閉鎖位置に向かってさらに旋回している。喫煙の体験後、マウスピースは再び旋回可能に開けられて、消費されたエアロゾル発生物品34はマウスピースから取り外され、その後エアロゾル発生装置の加熱チャンバーから取り外される。
【0064】
図4は、エアロゾル発生物品34の挿入のための加熱チャンバー40と、エアロゾル発生装置38のさらなる構成要素とを備えるエアロゾル発生装置38を示す。また、図4は、図3に関連して記載したヒンジセクション36によって、エアロゾル発生装置38に接続されたマウスピースを示す。エアロゾル発生装置38は、発熱体42、発熱体42に電気エネルギーを供給するための電源44、電源44から発熱体42への電気エネルギーの供給を制御するための電気回路46などのさらなる構成要素を備える。
図1
図2
図3
図4