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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-02-09
(45)【発行日】2023-02-17
(54)【発明の名称】気流搬送システム用中継器
(51)【国際特許分類】
   B65G 51/02 20060101AFI20230210BHJP
   B01D 46/00 20220101ALI20230210BHJP
   B01D 45/08 20060101ALI20230210BHJP
   B01D 50/00 20220101ALI20230210BHJP
【FI】
B65G51/02 L
B01D46/00 F
B01D45/08 Z
B01D50/00 501A
B01D50/00 501G
B65G51/02 Z
【請求項の数】 21
(21)【出願番号】P 2018092603
(22)【出願日】2018-05-11
(65)【公開番号】P2019196268
(43)【公開日】2019-11-14
【審査請求日】2021-02-26
(73)【特許権者】
【識別番号】391039494
【氏名又は名称】株式会社エーエス
(74)【代理人】
【識別番号】100108497
【弁理士】
【氏名又は名称】小塚 敏紀
(72)【発明者】
【氏名】近内 卓爾
(72)【発明者】
【氏名】田中 誠進
【審査官】板澤 敏明
(56)【参考文献】
【文献】実公昭51-024078(JP,Y1)
【文献】特開平08-108935(JP,A)
【文献】特開2007-314315(JP,A)
【文献】実開平03-110033(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65G 51/00-51/03
B01D 46/00
B01D 45/08
B01D 50/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
固体を気流により気流搬送できる気流搬送システムに用いる中継器である気流搬送システム用中継器であって、
下側に開口部である下側開口部を持ち上側に開口部である上側開口部を持つ中空空間を内部に形成するケーシングと、
前記ケーシングの内側に固定され前記中空空間の上部の空間である上部空間を前後に2つの空間である上側が閉じた前側に位置する空間である上部前側空間と上側に前記上側開口部をもつ後側に位置する空間である上部後側空間とに分ける様に面を前後方向に向ける板状の部材である中間案内部材を有する中間案内構造と、
前記ケーシングの上部に固定され前記上側開口部を覆い気流を通過させるフィルタと、
前記ケーシングの前部に気密に繋がり固体を含む気流を上から見て気流を前記中間案内部材の面に衝突させる向きに沿って前記上部前側空間に導入させる導入配管と、
前記ケーシングの下部に気密に繋がり前記下側開口部に導通するホッパー上側開口部をもつホッパー空間を形成するホッパーケーシングと、
を備え、
前記中空空間のうち前記上部空間を除いた下部の空間を下部空間と呼称するとき、
気流が前記導入配管から前記上部前側空間へ導かれ、前記上部前側空間から前記下部空間へ導かれ、前記下部空間から前記上部後側空間へ導かれ、前記上部後側空間から前記上側開口部を通過して排出され、
前記中間案内部材の上端が前記ケーシングの前記上部空間を形成する天井部に固定され、
前記中間案内部材の左端と右端とが前記ケーシングの前記上部空間を形成する左右の側面に各々に固定され、
前記中間案内部材の前記導入配管により導入された気流が当たる面が上から下に遷移するに従って前側から後側に向く方向に沿って遷移する、
ことを特徴とする気流搬送システム用中継器。
【請求項2】
前記上部後側空間と前記下部空間との導通部の位置と前記上側開口部の位置との間で、前記上部後側空間の任意の位置での上下方向に直交する面での内のり面積が上方に遷移するに従って増加する率である単位遷移距離当たりの増加率が階段状に大きくなる様に前記ケーシングの前記上部後側空間の前記任意の位置を形成する後方の側面が上に遷移するに従って後方へ傾斜する箇所が少なくとも1箇所存在する、
ことを特徴とする請求項1に記載の気流搬送システム用中継器。
【請求項3】
前記導入配管に導通し固を気流搬送する配管である搬送配管の気流の流れ方向に直交する面での内のり面積A0と、前記導入配管の前記ケーシングに連結される箇所での気流の流れ方向に直交する面での内のり面積A1と、前記上部前側空間の前記下部空間との導通部の位置での上下方向に直交する面での内のり面積A2と、前記上部後側空間の前記下部空間との導通部の位置での上下方向に直交する面での内のり面積A3と、前記上部後側空間の前記上側開口部の位置での上下方向に直交する面での内のり面積A4とが、この並びの順に順次に大きくなる、
ことを特徴とする請求項2に記載の気流搬送システム用中継器。
【請求項4】
前記中間案内構造は、前記中間案内部材を上から見て前記中間案内部材の面に平行な揺動軸のまわりに揺動させて所定の揺動角度に固定する中間案内部材揺動機構と、を有する、
ことを特徴とする請求項3に記載の気流搬送システム用中継器。
【請求項5】
前記中間案内部材揺動機構を制御する中間揺動制御機器を、
備え、
前記中間揺動制御機器が、複数の固体の材質または代表寸法に各々に対応する複数の揺動角度を予め記憶し、気流搬送する固体の材質または代表寸法に対応する揺動角度を選択し、前記中間案内部材を選択した揺動角度に固定する様に制御する、
ことを特徴とする請求項4に記載の気流搬送システム用中継器。
【請求項6】
前記中間案内構造が、前記中間案内部材を前記中間案内部材の面に沿って上下方向に移動させて所定の位置に固定する中間案内部材移動機構と、を有する、
ことを特徴とする請求項5に記載の気流搬送システム用中継器。
【請求項7】
前記中間案内部材移動機構を制御する中間移動制御機器を
備え、
中間移動制御機器が、複数の固体の材質または代表寸法に各々に対応する複数の位置を予め記憶し、気流搬送する固体の材質または代表寸法に対応する位置を選択し、前記中間案内部材を選択した位置に固定する様に制御する、
ことを特徴とする請求項6に記載の気流搬送システム用中継器。
【請求項8】
前記上部後側空間の後部に位置し前記中間案内部材の後側の面に対向する面を形成する板状の部材である後部案内部材と、該後部案内部材を上から見て前記中間案内部材の面に平行な揺動軸のまわりに揺動させて所定の揺動角度に固定する後部案内部材揺動機構と、を有する後部案内構造と、
を備えることを特徴とする請求項7に記載の気流搬送システム用中継器。
【請求項9】
前記上部後側空間の後部に位置し前記中間案内部材の後側の面に対向する面を形成する板状の部材である後部案内部材と、該後部案内部材を上から見て前記中間案内部材の面に平行な揺動軸のまわりに揺動させて所定の揺動角度に固定する後部案内部材揺動機構と、前記中間案内部材の揺動角度と前記後部案内部材の揺動角度とを連動させる後部連動部材と、を有する後部案内構造と、
を備える
ことを特徴とする請求項8に記載の気流搬送システム用中継器。
【請求項10】
前記上部前側空間の前部に位置し前記中間案内部材の前側の面に対向する面を形成する板状の部材である前部案内部材と、該前部案内部材を上から見て前記中間案内部材の面に平行な揺動軸のまわりに揺動させて所定の揺動角度に固定する前部案内部材揺動機構と、を有する前部案内構造と、
を備えることを特徴とする請求項9に記載の気流搬送システム用中継器。
【請求項11】
前記上部前側空間の前部に位置し前記中間案内部材の前側の面に対向する面を形成する板状の部材である前部案内部材と、該前部案内部材を上から見て前記中間案内部材の面に平行な揺動軸のまわりに揺動させて所定の揺動角度に固定する前部案内部材揺動機構と、前記中間案内部材の揺動角度と前記前部案内部材の揺動角度とを連動させる前部連動部材と、を有する前部案内構造と、
を備えることを特徴とする請求項10に記載の気流搬送システム用中継器。
【請求項12】
固体を気流により気流搬送できる気流搬送システムに用いる中継器である気流搬送システム用中継器であって、
下側に開口部である下側開口部を持ち上側に開口部である上側開口部を持つ中空空間を内部に形成するケーシングと、
前記ケーシングの内側に固定され前記中空空間の上部の空間である上部空間を前後に2つの空間である上側が閉じた前側に位置する空間である上部前側空間と上側に前記上側開口部をもつ後側に位置する空間である上部後側空間とに分ける様に面を前後方向に向ける板状の部材である中間案内部材を有する中間案内構造と、
前記ケーシングの上部に固定され前記上側開口部を覆い気流を通過させるフィルタと、
前記ケーシングの前部に気密に繋がり固体を含む気流を上から見て気流を前記中間案内部材の面に衝突させる向きに沿って前記上部前側空間に導入させる導入配管と、
前記ケーシングの下部に気密に繋がり前記下側開口部に導通するホッパー上側開口部をもつホッパー空間を形成するホッパーケーシングと、
を備え、
前記中空空間のうち前記上部空間を除いた下部の空間を下部空間と呼称するとき、
気流が前記導入配管から前記上部前側空間へ導かれ、前記上部前側空間から前記下部空間へ導かれ、前記下部空間から前記上部後側空間へ導かれ、前記上部後側空間から前記上側開口部を通過して排出され、
前記上部後側空間と前記下部空間との導通部の位置と前記上側開口部の位置との間で、前記上部後側空間の任意の位置での上下方向に直交する面での内のり面積が上方に遷移するに従って増加する率である単位遷移距離当たりの増加率が階段状に大きくなる様に前記ケーシングの前記上部後側空間の前記任意の位置を形成する後方の側面が上に遷移するに従って後方へ傾斜する箇所が少なくとも1箇所存在する、
ことを特徴とする気流搬送システム用中継器。
【請求項13】
固体を気流により気流搬送できる気流搬送システムに用いる中継器である気流搬送システム用中継器であって、
下側に開口部である下側開口部を持ち上側に開口部である上側開口部を持つ中空空間を内部に形成するケーシングと、
前記ケーシングの内側に固定され前記中空空間の上部の空間である上部空間を前後に2つの空間である上側が閉じた前側に位置する空間である上部前側空間と上側に前記上側開口部をもつ後側に位置する空間である上部後側空間とに分ける様に面を前後方向に向ける板状の部材である中間案内部材を有する中間案内構造と、
前記ケーシングの上部に固定され前記上側開口部を覆い気流を通過させるフィルタと、
前記ケーシングの前部に気密に繋がり固体を含む気流を上から見て気流を前記中間案内部材の面に衝突させる向きに沿って前記上部前側空間に導入させる導入配管と、
前記ケーシングの下部に気密に繋がり前記下側開口部に導通するホッパー上側開口部をもつホッパー空間を形成するホッパーケーシングと、
を備え、
前記中空空間のうち前記上部空間を除いた下部の空間を下部空間と呼称するとき、
気流が前記導入配管から前記上部前側空間へ導かれ、前記上部前側空間から前記下部空間へ導かれ、前記下部空間から前記上部後側空間へ導かれ、前記上部後側空間から前記上側開口部を通過して排出され、
前記導入配管に導通し固を気流搬送する配管である搬送配管の気流の流れ方向に直交する面での内のり面積A0と、前記導入配管の前記ケーシングに連結される箇所での気流の流れ方向に直交する面での内のり面積A1と、前記上部前側空間の前記下部空間との導通部の位置での上下方向に直交する面での内のり面積A2と、前記上部後側空間の前記下部空間との導通部の位置での上下方向に直交する面での内のり面積A3と、前記上部後側空間の前記上側開口部の位置での上下方向に直交する面での内のり面積A4とが、この並びの順に順次に大きくなる、
ことを特徴とする気流搬送システム用中継器。
【請求項14】
固体を気流により気流搬送できる気流搬送システムに用いる中継器である気流搬送システム用中継器であって、
下側に開口部である下側開口部を持ち上側に開口部である上側開口部を持つ中空空間を内部に形成するケーシングと、
前記ケーシングの内側に固定され前記中空空間の上部の空間である上部空間を前後に2つの空間である上側が閉じた前側に位置する空間である上部前側空間と上側に前記上側開口部をもつ後側に位置する空間である上部後側空間とに分ける様に面を前後方向に向ける板状の部材である中間案内部材を有する中間案内構造と、
前記ケーシングの上部に固定され前記上側開口部を覆い気流を通過させるフィルタと、
前記ケーシングの前部に気密に繋がり固体を含む気流を上から見て気流を前記中間案内部材の面に衝突させる向きに沿って前記上部前側空間に導入させる導入配管と、
前記ケーシングの下部に気密に繋がり前記下側開口部に導通するホッパー上側開口部をもつホッパー空間を形成するホッパーケーシングと、
を備え、
前記中空空間のうち前記上部空間を除いた下部の空間を下部空間と呼称するとき、
気流が前記導入配管から前記上部前側空間へ導かれ、前記上部前側空間から前記下部空間へ導かれ、前記下部空間から前記上部後側空間へ導かれ、前記上部後側空間から前記上側開口部を通過して排出され、
前記中間案内構造が、前記中間案内部材を上から見て前記中間案内部材の面に平行な揺動軸のまわりに揺動させて所定の揺動角度に固定する中間案内部材揺動機構と、を有する、
ことを特徴とする気流搬送システム用中継器。
【請求項15】
固体を気流により気流搬送できる気流搬送システムに用いる中継器である気流搬送システム用中継器であって、
下側に開口部である下側開口部を持ち上側に開口部である上側開口部を持つ中空空間を内部に形成するケーシングと、
前記ケーシングの内側に固定され前記中空空間の上部の空間である上部空間を前後に2つの空間である上側が閉じた前側に位置する空間である上部前側空間と上側に前記上側開口部をもつ後側に位置する空間である上部後側空間とに分ける様に面を前後方向に向ける板状の部材である中間案内部材と前記中間案内部材を上から見て前記中間案内部材の面に平行な揺動軸のまわりに揺動させて所定の揺動角度に固定する中間案内部材揺動機構とを有する中間案内構造と、
前記ケーシングの上部に固定され前記上側開口部を覆い気流を通過させるフィルタと、
前記ケーシングの前部に気密に繋がり固体を含む気流を上から見て気流を前記中間案内部材の面に衝突させる向きに沿って前記上部前側空間に導入させる導入配管と、
前記ケーシングの下部に気密に繋がり前記下側開口部に導通するホッパー上側開口部をもつホッパー空間を形成するホッパーケーシングと、
前記中間案内部材揺動機構を制御する中間揺動制御機器を、
備え、
前記中空空間のうち前記上部空間を除いた下部の空間を下部空間と呼称するとき、
気流が前記導入配管から前記上部前側空間へ導かれ、前記上部前側空間から前記下部空間へ導かれ、前記下部空間から前記上部後側空間へ導かれ、前記上部後側空間から前記上側開口部を通過して排出され、
前記中間揺動制御機器が、複数の固体の材質または代表寸法に各々に対応する複数の揺動角度を予め記憶し、気流搬送する固体の材質または代表寸法に対応する揺動角度を選択し、前記中間案内部材を選択した揺動角度に固定する様に制御する、
ことを特徴とする気流搬送システム用中継器。
【請求項16】
固体を気流により気流搬送できる気流搬送システムに用いる中継器である気流搬送システム用中継器であって、
下側に開口部である下側開口部を持ち上側に開口部である上側開口部を持つ中空空間を内部に形成するケーシングと、
前記ケーシングの内側に固定され前記中空空間の上部の空間である上部空間を前後に2つの空間である上側が閉じた前側に位置する空間である上部前側空間と上側に前記上側開口部をもつ後側に位置する空間である上部後側空間とに分ける様に面を前後方向に向ける板状の部材である中間案内部材を有する中間案内構造と、
前記ケーシングの上部に固定され前記上側開口部を覆い気流を通過させるフィルタと、
前記ケーシングの前部に気密に繋がり固体を含む気流を上から見て気流を前記中間案内部材の面に衝突させる向きに沿って前記上部前側空間に導入させる導入配管と、
前記ケーシングの下部に気密に繋がり前記下側開口部に導通するホッパー上側開口部をもつホッパー空間を形成するホッパーケーシングと、
を備え、
前記中空空間のうち前記上部空間を除いた下部の空間を下部空間と呼称するとき、
気流が前記導入配管から前記上部前側空間へ導かれ、前記上部前側空間から前記下部空間へ導かれ、前記下部空間から前記上部後側空間へ導かれ、前記上部後側空間から前記上側開口部を通過して排出され、
前記中間案内構造が、前記中間案内部材を前記中間案内部材の面に沿って上下方向に移動させて所定の位置に固定する中間案内部材移動機構と、を有する、
ことを特徴とする気流搬送システム用中継器。
【請求項17】
固体を気流により気流搬送できる気流搬送システムに用いる中継器である気流搬送システム用中継器であって、
下側に開口部である下側開口部を持ち上側に開口部である上側開口部を持つ中空空間を内部に形成するケーシングと、
前記ケーシングの内側に固定され前記中空空間の上部の空間である上部空間を前後に2つの空間である上側が閉じた前側に位置する空間である上部前側空間と上側に前記上側開口部をもつ後側に位置する空間である上部後側空間とに分ける様に面を前後方向に向ける板状の部材である中間案内部材と前記中間案内部材を前記中間案内部材の面に沿って上下方向に移動させて所定の位置に固定する中間案内部材移動機構とを有する中間案内構造と、
前記ケーシングの上部に固定され前記上側開口部を覆い気流を通過させるフィルタと、
前記ケーシングの前部に気密に繋がり固体を含む気流を上から見て気流を前記中間案内部材の面に衝突させる向きに沿って前記上部前側空間に導入させる導入配管と、
前記ケーシングの下部に気密に繋がり前記下側開口部に導通するホッパー上側開口部をもつホッパー空間を形成するホッパーケーシングと、
前記中間案内部材移動機構を制御する中間移動制御機器と、
を備え、
前記中空空間のうち前記上部空間を除いた下部の空間を下部空間と呼称するとき、
気流が前記導入配管から前記上部前側空間へ導かれ、前記上部前側空間から前記下部空間へ導かれ、前記下部空間から前記上部後側空間へ導かれ、前記上部後側空間から前記上側開口部を通過して排出され、
前記中間移動制御機器が、複数の固体の材質または代表寸法に各々に対応する複数の位置を予め記憶し、気流搬送する固体の材質または代表寸法に対応する位置を選択し、前記中間案内部材を選択した位置に固定する様に制御する、
ことを特徴とする気流搬送システム用中継器。
【請求項18】
固体を気流により気流搬送できる気流搬送システムに用いる中継器である気流搬送システム用中継器であって、
下側に開口部である下側開口部を持ち上側に開口部である上側開口部を持つ中空空間を内部に形成するケーシングと、
前記ケーシングの内側に固定され前記中空空間の上部の空間である上部空間を前後に2つの空間である上側が閉じた前側に位置する空間である上部前側空間と上側に前記上側開口部をもつ後側に位置する空間である上部後側空間とに分ける様に面を前後方向に向ける板状の部材である中間案内部材を有する中間案内構造と、
前記ケーシングの上部に固定され前記上側開口部を覆い気流を通過させるフィルタと、
前記ケーシングの前部に気密に繋がり固体を含む気流を上から見て気流を前記中間案内部材の面に衝突させる向きに沿って前記上部前側空間に導入させる導入配管と、
前記ケーシングの下部に気密に繋がり前記下側開口部に導通するホッパー上側開口部をもつホッパー空間を形成するホッパーケーシングと、
前記上部後側空間の後部に位置し前記中間案内部材の後側の面に対向する面を形成する板状の部材である後部案内部材と、該後部案内部材を上から見て前記中間案内部材の面に平行な揺動軸のまわりに揺動させて所定の揺動角度に固定する後部案内部材揺動機構と、を有する後部案内構造と、
を備え、
前記中空空間のうち前記上部空間を除いた下部の空間を下部空間と呼称するとき、
気流が前記導入配管から前記上部前側空間へ導かれ、前記上部前側空間から前記下部空間へ導かれ、前記下部空間から前記上部後側空間へ導かれ、前記上部後側空間から前記上側開口部を通過して排出される、
ことを特徴とする気流搬送システム用中継器。
【請求項19】
前記上部後側空間の後部に位置し前記中間案内部材の後側の面に対向する面を形成する板状の部材である後部案内部材と、該後部案内部材を上から見て前記中間案内部材の面に平行な揺動軸のまわりに揺動させて所定の揺動角度に固定する後部案内部材揺動機構と、前記中間案内部材の揺動角度と前記後部案内部材の揺動角度とを連動させる後部連動部材と、を有する後部案内構造と、
を備える
ことを特徴とする請求項14に記載の気流搬送システム用中継器。
【請求項20】
固体を気流により気流搬送できる気流搬送システムに用いる中継器である気流搬送システム用中継器であって、
下側に開口部である下側開口部を持ち上側に開口部である上側開口部を持つ中空空間を内部に形成するケーシングと、
前記ケーシングの内側に固定され前記中空空間の上部の空間である上部空間を前後に2つの空間である上側が閉じた前側に位置する空間である上部前側空間と上側に前記上側開口部をもつ後側に位置する空間である上部後側空間とに分ける様に面を前後方向に向ける板状の部材である中間案内部材を有する中間案内構造と、
前記ケーシングの上部に固定され前記上側開口部を覆い気流を通過させるフィルタと、
前記ケーシングの前部に気密に繋がり固体を含む気流を上から見て気流を前記中間案内部材の面に衝突させる向きに沿って前記上部前側空間に導入させる導入配管と、
前記ケーシングの下部に気密に繋がり前記下側開口部に導通するホッパー上側開口部をもつホッパー空間を形成するホッパーケーシングと、
前記上部前側空間の前部に位置し前記中間案内部材の前側の面に対向する面を形成する板状の部材である前部案内部材と、該前部案内部材を上から見て前記中間案内部材の面に平行な揺動軸のまわりに揺動させて所定の揺動角度に固定する前部案内部材揺動機構と、を有する前部案内構造と、
を備え、
前記中空空間のうち前記上部空間を除いた下部の空間を下部空間と呼称するとき、
気流が前記導入配管から前記上部前側空間へ導かれ、前記上部前側空間から前記下部空間へ導かれ、前記下部空間から前記上部後側空間へ導かれ、前記上部後側空間から前記上側開口部を通過して排出される、
ことを特徴とする気流搬送システム用中継器。
【請求項21】
前記上部前側空間の前部に位置し前記中間案内部材の前側の面に対向する面を形成する板状の部材である前部案内部材と、該前部案内部材を上から見て前記中間案内部材の面に平行な揺動軸のまわりに揺動させて所定の揺動角度に固定する前部案内部材揺動機構と、前記中間案内部材の揺動角度と前記前部案内部材の揺動角度とを連動させる前部連動部材と、を有する前部案内構造と、
を備えることを特徴とする請求項14に記載の気流搬送システム用中継器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は固体を気流により気流搬送できる気流搬送システムに用いる中継器である気流搬送システム用中継器に係る。
【背景技術】
【0002】
固体を搬送するために、気流搬送システムが用いられる。
気流搬送システムは、搬送配管のなかに流れる気流に随伴して固体を搬送させる。
気流搬送システムでは、搬送配管中で気流の速度が次第に低下するので、固体を搬送する距離には限界がある。
限界の距離を越えて固体を搬送したいばあい、途中に気流搬送システム用中継器を設ける。
気流搬送システム用中継器は、気流のなかから固体を分離し、分離した固体を再度気流に乗せて搬送する。
【0003】
例えば、プレスによって金属板から所望の形状のパーツを打ち抜くと、残りの切りくずが発生する。
発生した切り屑を気流搬送システムを用いて所望の箇所に搬送する。
気流搬送システムを用いてプレスからでた切り屑を溜める場所まで搬送する。プレスの設置位置から切り屑を溜める場所までの距離が長いとき、気流搬送システムは気流搬送システム用中継器を搬送配管の途中に設ける。
気流搬送システム用中継器では、搬送配管で送られてきた切り屑と気流とをいったん分離し、分離された切り屑を再度気流に乗せて後流へ送る。
気流搬送システム用中継器は、効率良く気流と切り屑を分離することが求められる。
切り屑の厚み、大きな、材質により気流搬送システム用中継器を適切に調整する必要がある。
【0004】
プレスが打ち抜く金属板の板厚、素材または所望の形状は必要に応じてさまざまに変化する。
気流搬送する金属板の板厚、素材または所望の形状は、分離性能に影響を与える。
従って、プレスが打ち抜く金属板の板厚、素材または所望の形状が変化するのに応じて、リアルタイムに気流搬送システム用中継器の分離効率を最適化できることが望ましい。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、上記の現象に鑑み、簡易な構造で効率良く固定を気流搬送できる気流搬送システム用中継器を提供しようとする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明に係る固体を気流により気流搬送できる気流搬送システムに用いる中継器である気流搬送システム用中継器を、下側に開口部である下側開口部を持ち上側に開口部である上側開口部を持つ中空空間を内部に形成するケーシングと、前記ケーシングの下部に気密に繋がり前記下側開口部に導通するホッパー上側開口部をもつホッパー空間を形成するホッパーケーシングと、前記ケーシングの内側に固定され前記中空空間の上部の空間である上部空間を前後に2つの空間である上側が閉じた前側に位置する空間である上部前側空間と上側に前記上側開口部をもつ後側に位置する空間である上部後側空間とに分ける様に面を前後方向に向ける板状の部材である中間案内部材を有する中間案内構造と、前記ケーシングの上部に固定され前記上側開口部を覆い気流を通過させるフィルタと、前記ケーシングの前部に気密に繋がり固体を含む気流を上から見て気流を前記中間案内部材の面に衝突させる向きに沿って前記上部前側空間に導入させる導入配管と、を備え、前記中空空間のうち前記上部空間を除いた下部の空間を下部空間と呼称するとき、気流が前記導入配管から前記上部前側空間へ導かれ、前記上部前側空間から前記下部空間へ導かれ、前記下部空間から前記上部後側空間へ導かれ、前記上部後側空間から前記上側開口部を通過して排出され、前記導入配管の前記ケーシングに連結される箇所での気流の流れ方向に直交する面での内のり面積A1と、前記上部前側空間の前記下部空間との導通部の位置での上下方向に直交する面での内のり面積A2と、前記上部後側空間の前記下部空間との導通部の位置での上下方向に直交する面での内のり面積A3と、前記上部後側空間の前記上側開口部の位置での上下方向に直交する面での内のり面積A4とが、この並びの順に順次に大きくなる、ものとした。
【0007】
上記本発明の構成により、ケーシングが、下側に開口部である下側開口部を持ち上側に開口部である上側開口部を持つ中空空間を内部に形成する。ホッパーケーシングが、前記ケーシングの下部に気密に繋がり前記下側開口部に導通するホッパー上側開口部をもつホッパー空間を形成する。中間案内構造の板状の部材である中間案内部材が前記ケーシングの内側に固定され前記中空空間の上部の空間である上部空間を前後に2つの空間である上側が閉じた前側に位置する空間である上部前側空間と上側に前記上側開口部をもつ後側に位置する上部後側空間とに分ける様に面を前後方向に向ける。フィルタが、前記ケーシングの上部に固定され前記上側開口部を覆い気流を通過させる。導入配管が、前記ケーシングの前部に気密に繋がり固体を含む気流を上から見て気流を前記中間案内部材の面に衝突させる向きに沿って前記上部前側空間に導入させる。前記中空空間のうち前記上部空間を除いた下部の空間を下部空間と呼称するとき、気流が前記導入配管から前記上部前側空間へ導かれ、前記上部前側空間から前記下部空間へ導かれ、前記下部空間から前記上部後側空間へ導かれ、前記上部後側空間から前記上側開口部を通過して排出される。前記導入配管の前記ケーシングに連結される箇所での気流の流れ方向に直交する面での内のり面積A1と、前記上部前側空間の前記下部空間との導通部の位置での上下方向に直交する面での内のり面積A2と、前記上部後側空間の前記下部空間との導通部の位置での上下方向に直交する面での内のり面積A3と、前記上部空間の前記上側開口部の位置での上下方向に直交する面での内のり面積A4とが、この並びの順に順次に大きくなる。
その結果、気流が中空空間とホッパー空間を通過する過程で曲りながら減速し、効率良く気流と固定とを分離し、固体を管状空間から再度気流搬送される。
【0008】
以下に、本発明の実施形態に係る気流搬送システム用中継器を説明する。本発明は、以下に記載した実施形態のいずれか、またはそれらの中の二つ以上が組み合わされた態様を含む。
【0009】
本発明の実施形態に係る気流搬送システム用中継器は、前記中間案内部材の前記導入配管により導入された気流が当たる面が上から下に遷移するに従って前側から後側に向く方向に沿って遷移する。
上記の実施形態の構成により、前記中間案内部材の前記導入配管により導入された気流が当たる面が上から下に遷移するに従って前側から後側に向く方向に沿って遷移する。
その結果、上部前側空間に入った気流が前記中間案内部材の面に衝突して流れの向きを下方に偏向して、効率良く気流と固定とを分離できる。
【0010】
本発明の実施形態に係る気流搬送システム用中継器は、前記上部後側空間と前記下部空間との導通部の位置と前記上側開口部の位置との間で前記上部後側空間の任意の位置での上下方向に直交する面での内のり面積が上方に遷移するに従って増加する率である単位遷移距離当たりの増加率が階段状に大きくなる箇所が少なくとも1箇所存在する。
上記の実施形態の構成により、前記上部後側空間と前記下部空間との導通部の位置と前記上側開口部の位置との間で前記上部後側空間の任意の位置での上下方向に直交する面での内のり面積が上方に遷移するに従って増加する率である単位遷移距離当たりの増加率が階段状に大きくなる箇所が少なくとも1箇所存在する。
その結果、前記上部後側空間の上下方向に直交する面での内のり面積が上方に遷移するに従って増加する率である単位遷移距離当たりの増加率が階段状に大きくなる箇所が少なくとも1箇所存在する様にしたので、前記上部後側空間で効率良く気流と固定とを分離できる。
【0011】
本発明の実施形態に係る気流搬送システム用中継器は、前記導入配管に導通し固定を気流搬送をする配管である搬送配管の気流の流れ方向に直交する面での内のり面積A0と、前記導入配管の前記ケーシングに連結される箇所での気流の流れ方向に直交する面での内のり面積A1と、前記上部前側空間の前記下部空間との導通部の位置での上下方向に直交する面での内のり面積A2と、前記上部後側空間の前記下部空間との導通部の位置での上下方向に直交する面での内のり面積A3と、前記上部後側空間の前記上側開口部の位置での上下方向に直交する面での内のり面積A4とが、この並びの順に順次に大きくなる。
上記の実施形態の構成により、前記導入配管に導通し固定を気流搬送をする配管である搬送配管の気流の流れ方向に直交する面での内のり面積A0と、前記導入配管の前記ケーシングに連結される箇所での気流の流れ方向に直交する面での内のり面積A1と、前記上部前側空間の前記下部空間との導通部の位置での上下方向に直交する面での内のり面積A2と、前記上部後側空間の前記下部空間との導通部の位置での上下方向に直交する面での内のり面積A3と、前記上部後側空間の前記上側開口部の位置での上下方向に直交する面での内のり面積A4とが、この並びの順に順次に大きくなる。
その結果、気流が搬送配管から中空空間とホッパー空間を通過する過程で曲りながら減速し、効率良く気流と固定とを分離し、固体を管状空間から再度気流搬送される。
【0012】
本発明の実施形態に係る気流搬送システム用中継器は、前記中間案内構造が、前記中間案内部材を上から見て前記中間案内部材の面に平行な揺動軸のまわりに揺動させて所定の揺動角度に固定する中間案内部材揺動機構と、を有する、
上記の実施形態の構成により、前記中間案内構造のる中間案内部材揺動機構が、前記中間案内部材を上から見て前記中間案内部材の面に平行な揺動軸のまわりに揺動させて所定の揺動角度に固定する。
その結果、前記上部前側空間の前記下部空間との導通部の位置での内のり面積A3と、前記上部後側空間の前記下部空間との導通部の位置での内のり面積A4とを変化させることができる。
【0013】
本発明の実施形態に係る気流搬送システム用中継器は、前記中間案内部材揺動機構を制御する中間案内部材揺動制御機器を、備え、前記中間揺動制御機器が、複数の固体の材質または代表寸法に各々に対応する複数の揺動角度を予め記憶し、気流搬送する固体の材質または代表寸法に対応する揺動角度を選択し、前記中間案内部材を選択した揺動角度に固定する様に、制御する、
上記の実施形態の構成により、前記中間案内部材揺動機構を制御する前記中間揺動制御機器が、複数の固体の材質または代表寸法に各々に対応する複数の揺動角度を予め記憶し、気流搬送する固体の材質または代表寸法に対応する揺動角度を選択し、前記中間案内部材を選択した揺動角度に固定する様に、制御する。
その結果、固体の材質または代表寸法に対応して、前記上部前側空間の前記下部空間との導通部の位置での内のり面積A3と、前記上部後側空間の前記下部空間との導通部の位置での内のり面積A4を設定できる。
【0014】
本発明の実施形態に係る気流搬送システム用中継器は、前記中間案内構造が、前記中間案内部材を上下方向に移動させて所定の位置に固定する中間案内部材移動機構と、を有する。
上記の実施形態の構成により、前記中間案内構造の中間案内部材移動機構が、前記中間案内部材を上下方向に移動させて所定の位置に固定する。
その結果、上部前側空間と上部後側空間とを変化させることができる。
【0015】
本発明の実施形態に係る気流搬送システム用中継器は、前記中間案内部材移動機構を制御する中間移動制御機器を、備え、前記中間移動制御機器が、複数の固体の材質または代表寸法に各々に対応する複数の位置を予め記憶し、気流搬送する固体の材質または代表寸法に対応する位置を選択し、前記中間案内部材を選択した位置に固定する様に、制御する。
上記の実施形態の構成により、前記中間案内部材移動機構を制御する中間移動制御機器が、複数の固体の材質または代表寸法に各々に対応する複数の位置を予め記憶し、気流搬送する固体の材質または代表寸法に対応する位置を選択し、前記中間案内部材を選択した位置に固定する様に、制御する。
その結果、固体の材質または代表寸法に対応して上部前側空間と上部後側空間とを設定できる。
【0016】
本発明の実施形態に係る気流搬送システム用中継器は、前記上部後側空間の後部に位置し前記中間案内部材の後側の面に対向する面を形成する板状の部材である後部案内部材と該後部案内部材を上から見て前記中間案内部材の面に平行な揺動軸のまわりに揺動させて所定の揺動角度に固定する後部案内部材揺動機構とを有する後部案内構造と、を備える。
上記の実施形態の構成により、後部案内構造の後部案内部材は、前記上部後側空間の後部に位置し前記中間案内部材の後側の面に対向する面を形成する板状の部材である。
後部案内構造の後部案内部材揺動機構は、該後部案内部材を上から見て前記中間案内部材の面に平行な揺動軸のまわりに揺動させて所定の揺動角度に固定する
その結果、前記内のり面積A3を変化させることができる。
【0017】
本発明の実施形態に係る気流搬送システム用中継器は、前記後部案内構造が前記中間案内部材の揺動角度と前記後部案内部材の揺動角度とを連動させる後部連動部材とを有する。
上記の実施形態の構成により、前記後部連動部材が前記中間案内部材の揺動角度と前記後部案内部材の揺動角度とを連動させる。
その結果、前記内のり面積A2と、前記内のり面積A3とを連動して変化させることができる。
【0018】
本発明の実施形態に係る気流搬送システム用中継器は、前記上部前側空間の前部に位置し前記中間案内部材の前側の面に対向する面を形成する板状の部材である前部案内部材と、該前部案内部材を上から見て前記中間案内部材の面に平行な揺動軸のまわりに揺動させて所定の揺動角度に固定する前部案内部材揺動機構と、を有する前部案内構造と、を備える。
上記の実施形態の構成により、板状の部材である前部案内部材が、前部案内構造の前部案内部材は、前記上部前側空間の前部に位置し前記中間案内部材の前側の面に対向する面を形成する板状の部材である。前部案内構造の前部案内部材揺動機構は、該前部案内部材を上から見て前記中間案内部材の面に平行な揺動軸のまわりに揺動させて所定の揺動角度に固定する。
その結果、前記内のり面積A2を変化させることができる。
【0019】
本発明の実施形態に係る気流搬送システム用中継器は、前記前部案内構造が前記中間案内部材の揺動角度と前記前部案内部材の揺動角度とを連動させる前部連動部材とを有する。
上記の実施形態の構成により、前記前部連動部材が前記中間案内部材の揺動角度と前記前部案内部材の揺動角度とを連動させる、
その結果、前記内のり面積A2と前記内のり面積A3とを連動して変化させることができる。
【発明の効果】
【0020】
以上説明したように、本発明に係る気流搬送システム用中継器は、その構成により、以下の効果を有する
ケーシングの中空空間とホッパーケーシングのホッパー空間と気流を噴出するブースター本体の管状空間とが上下に重なり、前記中間案内部材が前記中空空間を前記中間案内部材により前後に分けられる上側が閉じた上部前側空間と上側にフィルタのついた上側開口部をもつ前記上部後側空間をもつ上部空間と下部空間とに区分し、気流が前記導入配管から前記上部前側空間、前記下部空間、前記上部後側空間、前記上側開口部を通過して排出され、前記導入配管の前記ケーシングに連結される箇所での内のり面積A1と、前記上部前側空間の前記下部空間との導通部の位置での内のり面積A2と、前記上部後側空間の前記下部空間との導通部の位置での内のり面積A3と、前記上部後側空間の前記上側開口部の位置での内のり面積A4とが、この並びの順に順次に大きくなる様にしたので、気流が中空空間とホッパー空間を通過する過程で曲りながら減速し、効率良く気流と固定とを分離し、固体を管状空間から再度気流搬送される。
また、前記中間案内部材の前記導入配管により導入された気流が当たる面が上から下に遷移するに従って前記上部前側空間から前記上部後側空間に向く方向に沿って遷移する様にしたので、上部前側空間に入った気流の多くが前記中間案内部材の面に衝突して流れの向きを下方に偏向して、効率良く気流と固定とを分離できる。
また、前記上部後側空間の上下方向に直交する面での内のり面積が上方に遷移するに従って増加する率である単位遷移距離当たりの増加率が階段状に大きくなる箇所が少なくとも1箇所存在する様にしたので、前記上部後側空間で効率良く気流と固定とを分離できる。
また、前記搬送配管の内のり面積A0と、前記導入配管の前記ケーシングに連結される箇所での内のり面積A1と、前記上部前側空間の前記下部空間との導通部の位置での内のり面積A2と、前記上部後側空間の前記下部空間との導通部の位置での内のり面積A3と、前記上部後側空間の前記上側開口部の位置での内のり面積A4とが、この並びの順に順次に大きくなる様にしたので、気流が搬送配管から中空空間とホッパー空間を通過する過程で曲りながら減速し、効率良く気流と固定とを分離し、固体を管状空間から再度気流搬送される。
また、前記中間案内部材を上から見て前記中間案内部材の面に平行な揺動軸のまわりに揺動させて所定の揺動角度に固定する様にしたので、前記上部前側空間の前記下部空間との導通部の位置での内のり面積A3と、前記上部後側空間の前記下部空間との導通部の位置での内のり面積A4とを変化させることができる。
また、複数の固体の材質または代表寸法に各々に対応する複数の揺動角度を予め記憶し、気流搬送する固体の材質または代表寸法に対応する揺動角度を選択し、前記中間案内部材を選択した揺動角度に固定する様にしたので、固体の材質または代表寸法に対応して、前記上部前側空間の前記下部空間との導通部の位置での内のり面積A3と、前記上部後側空間の前記下部空間との導通部の位置での内のり面積A4を設定できる。
また、前記中間案内部材を上下方向に移動させて所定の位置に固定する様にしたので、上部前側空間と上部後側空間とを変化させることができる。
また、複数の固体の材質または代表寸法に各々に対応する複数の位置を予め記憶し、気流搬送する固体の材質または代表寸法に対応する位置を選択し、前記中間案内部材を選択した位置に固定する様にしたので、固体の材質または代表寸法に対応して上部前側空間と上部後側空間とを設定できる。
また、前記上部後側空間に位置し前記中間案内部材の後側の面に対向する面を形成する前記後部案内部材を上から見て前記中間案内部材の面に平行な揺動軸のまわりに揺動させて所定の揺動角度に固定する様にしたので、前記上部後側空間の前記下部空間との導通部の位置での内のり面積A4を変化させることができる。
また、後部連動部材が前記中間案内部材の揺動角度と前記後部案内部材の揺動角度とを連動させる様にしたので、前記内のり面積A2と、前記内のり面積A3とを連動して変化させることができる。
また、前記上部前側空間に位置し前記中間案内部材の面に対向する面を形成する前記前部案内部材を上から見て前記中間案内部材の面に平行な揺動軸のまわりに揺動させて所定の揺動角度に固定する様にしたので、前記上部前側空間の前記下部空間との導通部の位置での内のり面積A2を変化させることができる。
また、前記中間案内部材の揺動角度と前記前部案内部材の揺動角度とを連動させる様にしたので、前記内のり面積A2と前記内のり面積A3とを連動して変化させることができる。
従って、簡易な構造で効率良く固定を気流搬送できる気流搬送システム用中継器を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
図1】本発明の実施形態に係る気流搬送システムの全体図である。
図2】本発明の第一の実施形態に係る気流搬送システム用中継器の側面断面図である。
図3】本発明の第一の実施形態に係る気流搬送システム用中継器の平面図である。
図4】本発明の第二の実施形態に係る気流搬送システム用中継器の側面断面図である。
図5】本発明の第三の実施形態に係る気流搬送システム用中継器の側面断面図である。
図6】本発明の第四の実施形態に係る気流搬送システム用中継器の側面断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、本発明を実施するための形態を、説明する。
最初に、本発明の実施形態にかかる気流搬送システムを、図を基に、説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る気流搬送システムの全体図である。
【0023】
本発明の実施形態に係る気流搬送システムは、固体発生源40と搬送配管50と中継器100と固体バケット70とで構成される。
本発明の実施形態に係る気流搬送システムは、固体発生源40と搬送配管50と中継器100とメインブースター60と固体バケット70とで構成されてもよい。
本発明の実施形態に係る気流搬送システムは、固体発生源40と搬送配管50と複数の中継器100とメインブースター60と固体バケット70とで構成されてもよい。
固体発生源40は、固体を発生させる発生源である。
例えば、固体発生源40は、切り屑を発生させる切り屑発生源である。
例えば、切り屑発生源は、プレスである。
プレスは、金属板をダイで打ち抜いて必要な製品を作る。金属板から必要な製品を抜いた残りの部分が切り屑になる。
メインブースター60が金型の下に配置される。
切り屑30が、メインブースター60のブースター本体の中に落ちる。
ノズルが、ブースター本体の中に気体を吹き込む。
切り屑30が気流に乗って後流の搬送配管50に送られる。
【0024】
搬送配管50は、内部に気流を流して、固体を搬送する配管である。
例えば、搬送配管50は、内部に気流を流して、切り屑30を搬送する配管である。
搬送配管50は、メインブースター60の後流に配される。
切り屑30は、気流に乗って搬送配管50の中を送られる。
搬送配管50は、固体発生源40と固体バケット70との間に配され、固体発生源40から固体バケット70へ切り屑30を送る。
中継器100が、搬送配管50の途中に設けられる。
中継器100とサブブースター200とが搬送配管50の途中に設けられてもよい。
複数の中継器100と複数のサブブースター200とが搬送配管50の途中に設けられてもよい。
【0025】
中継器100は、固体を気流により気流搬送できる気流搬送システムに用いる中継器である。
例えば、中継器100は、切り屑30を気流により気流搬送できる気流搬送システムに用いる中継器である。
中継器100の構成は、後述する。
【0026】
固体バケット70は、気流搬送システムで送られてきた固体を溜める容器である。
例えば、固体バケット70は、気流搬送システムで送られてきた切り屑30を溜める容器である。
【0027】
以下に、本発明の第一の実施形態にかかる気流搬送システム用中継器を、図を基に、説明する。
図2は、本発明の第一の実施形態に係る気流搬送システム用中継器の側面断面図である。図3は、本発明の第一の実施形態に係る気流搬送システム用中継器の平面図である。
【0028】
本発明の第一の実施形態にかかる気流搬送システム用中継器100は、ケーシング110と中間案内構造120とホッパーケーシング170とで構成される。
本発明の第一の実施形態にかかる気流搬送システム用中継器100は、ケーシング110と中間案内構造120とフィルタ150と導入配管160とホッパーケーシング170とで構成されてもよい。
本発明の第一の実施形態にかかる気流搬送システム用中継器100は、ケーシング110と中間案内構造120とフィルタ150と導入配管160ホッパーケーシング170とブースター180とで構成されてもよい。
本発明の第一の実施形態にかかる気流搬送システム用中継器100は、サブブースター200と組み合わされて使用されてもよい。
【0029】
ケーシング110は、中空空間H10を内部に形成するものである。
中空空間H10は、下側に開口部である下側開口部K2を持ち、上側に開口部である上側開口部K1を持つ。
ケーシング110は、中空空間H10を内部に形成する躯体であってもよい。
ケーシング110は、中空空間H10を内部に形成する構造体であってもよい。
ケーシング110は、中空空間H10を内部に形成する板材で出来た構造体であってもよい。
【0030】
中間案内構造120は、中間案内部材121で構成される。
中間案内部材121は、ケーシング110の内側に固定され中空空間H10の上部の空間である上部空間H11を前後に2つの空間である上側が閉じた前側に位置する上部前側空間H11fと上側に上側開口部K1をもつ後側に位置する空間である上部後側空間H11rとに分ける様に面を前後方向に向ける板状の部材である。
中間案内部材121の上端がケーシング110の内側に気密に固定されてもよい。
例えば、中間案内部材121の上端がケーシング110の上部空間H11を形成する天井部に気密になる様に固定される。
中間案内部材121の左端と右端とがケーシング110の内側に気密になる様に固定されてもよい。
例えば、中間案内部材121の左端と右端とがケーシング110の上部空間H11を形成する側面に気密に固定される。
中空空間H10のうち上部空間H11を除いた下部の空間を下部空間H12と呼称することとする。
【0031】
中間案内部材121の後述する導入配管160により導入された気流が当たる面が、上から下に遷移するに従って前側から後側に向く方向に沿って遷移していてもよい。
【0032】
上部後側空間H11rと下部空間H12との導通部の位置と上側開口部K1の位置との間で、上部後側空間H11rの任意の位置での上下方向に直交する面での内のり面積が上方に遷移するに従って増加する率である単位遷移距離当たりの増加率が階段状に大きくなる箇所Qが少なくとも1箇所存在してもよい。
図2は、上部後側空間H11rと下部空間H12との導通部の位置と上側開口部K1の位置との間で、上部後側空間H11rの任意の位置での上下方向に直交する面での内のり面積が上方に遷移するに従って増加する率である単位遷移距離当たりの増加率が階段状に大きくなる箇所Qが少なくとも1箇所存在している様子を示す。
【0033】
フィルタ150は、ケーシングの上部に固定され上側開口部を覆い気流を通過させるものである。
フィルタ150は、ケーシングの上部に固定され上側開口部を覆い気流を通過させるメッシュ状のものであってもよい。
フィルタ150は、ケーシングの上部に固定され上側開口部を覆い気流を通過させるバグ状のものであってもよい。
【0034】
導入配管160は、ケーシング110の前部に気密に繋がり固体を含む気流を上から見て気流を中間案内部材121の面に衝突させる向きに沿って上部前側空間H11fに導入させる配管である。
導入配管160は、ケーシング110の前部に気密に繋がり固体を含む気流を上から見て気流を中間案内部材121の面に衝突させる向きに沿って上部前側空間H11fに水平方向に導入させる配管であってもよい。
【0035】
搬送配管50が導入配管160に連結する。
搬送配管50の端部が導入配管160に連結する。
搬送配管50により運ばれた気体は、導入配管160を通過してケーシング110の中空空間H10に導入される。
導入配管160の気流の流れに直交する面での内のり面積は、搬送配管50に連結する箇所からケーシング110の側面に連結する箇所に遷移するに従って大きくなってもよい。
【0036】
ホッパーケーシング170は、ケーシング110の下部に気密に繋がり下側開口部K2に導通するホッパー上側開口部H1をもつホッパー空間H20を形成するものである。
ホッパーケーシング170は、ケーシング110の下部に気密に繋がり下側開口部K2に段差無く導通するホッパー上側開口部H1をもつホッパー空間H20を形成する躯体であってもよい。
ホッパーケーシング170は、ケーシング110の下部に気密に繋がり下側開口部K2に段差無く導通するホッパー上側開口部H1をもつホッパー空間H20を形成する構造体であってもよい。
【0037】
ブースター180は、ブースター本体161とノズル182とで構成される。
ブースター本体161は、ホッパーケーシング170の下部に気密に繋がりホッパー空間H20の下側の開口部であるホッパー下側開口部H2に導通する様に設けられ水平方向にむいた中心線をもつ管状空間H30を形成するものである。
ブースター本体161は、ホッパーケーシング170の下部に気密に繋がりホッパー空間H20の下側の開口部であるホッパー下側開口部H2に導通する様に設けられ水平方向にむいた中心線をもつ管状空間H30を形成する躯体であってもよい。
ノズル182は、管状空間H30に中心線に沿って気流を噴出するものである。
【0038】
気流が、導入配管160から上部前側空間H11fへ導かれ、上部前側空間H11fから下部空間h12へ導かれ、下部空間h12から上部後側空間H11rへ導かれ、上部後側空間H11rから上側開口部K1を通過して排出される。
固体30は、導入配管160から上部前側空間H11fへ導かれ、上部前側空間H11fから下部空間h12へ導かれ、下部空間H12から上部後側空間H11rへ導かれる際に気体から分離され、ホッパー空間H20を通過して、管状空間H30に入り、ノズル182の噴出する気流にのって後流へ搬送される。
【0039】
導入配管160のケーシング110に連結される箇所での気流の流れ方向に直交する面での内のり面積A1と、 上部前側空間H11fの下部空間H12との導通部の位置での上下方向に直交する面での内のり面積A2と、上部後側空間H11rの下部空間H12との導通部の位置での上下方向に直交する面での内のり面積A3と、上部空間H11の上側開口部K1の位置での上下方向に直交する面での内のり面積A4とが、この並びの順に順次に大きくなる。
【0040】
導入配管160に導通し固定を気流搬送をする配管である搬送配管50の気流の流れ方向に直交する面での内のり面積A0と、導入配管160のケーシング110に連結される箇所での気流の流れ方向に直交する面での内のり面積A1と、 上部前側空間H11fの下部空間H12との導通部の位置での上下方向に直交する面での内のり面積A2と、上部後側空間H11rの下部空間H12との導通部の位置での上下方向に直交する面での内のり面積A3と、上部空間H11の上側開口部K1の位置での上下方向に直交する面での内のり面積A4とが、この並びの順に順次に大きくなってもよい。
【0041】
サブブースター200は、ブースター180の後流に配され、搬送配管50に流れる気流の速度を加速させるものである。
サブブースター200は、サブブースター本体201とサブブースターノズル202とで構成される。
サブブースター本体201は、ブースター本体181が形成する管状空間に連通する管状空間を形成する。
サブブースターノズル202は、サブブースター本体201の形成する管状空間に気流を噴出する。
その結果、搬送配管50に流れる気流の速度が加速される。
【0042】
次に、本発明の第二の実施形態にかかる気流搬送システム用中継器を、図を基に、説明する。
図4は、本発明の第二の実施形態に係る気流搬送システム用中継器の側面断面図である。
【0043】
本発明の第二の実施形態にかかる気流搬送システム用中継器100は、ケーシング110と中間案内構造120と後部案内構造130とホッパーケーシング170とで構成される。
本発明の第二の実施形態にかかる気流搬送システム用中継器100は、ケーシング110と中間案内構造120と前部案内構造140とホッパーケーシング170とで構成される。
本発明の第二の実施形態にかかる気流搬送システム用中継器100は、ケーシング110と中間案内構造120と後部案内構造130と前部案内構造140とホッパーケーシング170とで構成されてもよい。
本発明の第二の実施形態にかかる気流搬送システム用中継器100は、ケーシング110と中間案内構造120と前部案内構造140とホッパーケーシング170と制御機器Cとで構成されてもよい。
本発明の第二の実施形態にかかる気流搬送システム用中継器100は、ケーシング110と中間案内構造120と後部案内構造130と前部案内構造140とホッパーケーシング170と制御機器Cとで構成されてもよい。
本発明の第二の実施形態にかかる気流搬送システム用中継器100は、ケーシング110と中間案内構造120と後部案内構造130と前部案内構造140とホッパーケーシング170とフィルタ150と導入配管160とで構成されてもよい。
本発明の第二の実施形態にかかる気流搬送システム用中継器100は、ケーシング110と中間案内構造120と後部案内構造130と前部案内構造140とフィルタ150とホッパーケーシング170とブースター180と導入配管160とで構成されてもよい。
本発明の第二の実施形態にかかる気流搬送システム用中継器100は、ケーシング110と中間案内構造120と後部案内構造130と前部案内構造140とフィルタ150とホッパーケーシング170とブースター180と導入配管160とサブブースター200とで構成されてもよい。
【0044】
ケーシング110とフィルタ150とホッパーケーシング170とブースター180と導入配管160とサブブースター200の構成は、第一の実施形態に係る気流搬送システム用中継器のものと同じなので、説明を省略し、中間案内構造120と後部案内構造130と前部案内構造140とを説明する。
【0045】
中間案内構造120は、中間案内部材121と中間案内部材揺動機構122とで構成されてもよい。
中間案内構造120は、中間案内部材121と中間案内部材移動機構123とで構成されてもよい。
中間案内構造120は、中間案内部材121と中間案内部材揺動機構122と中間案内部材移動機構123とで構成されてもよい。
【0046】
中間案内部材121は、ケーシング110の内側に固定され中空空間H10の上部の空間である上部空間H11を前後に2つの空間である上側が閉じた上部前側空間H11fと上側に上側開口部K1をもつ上部後側空間H11rとに分ける様に面を前後方向に向ける板状の部材である。
中間案内部材121の上端がケーシング110の内側に気密に固定されてもよい。
例えば、中間案内部材121の上端がケーシング110の上部空間H11を形成する天井部に気密に固定される。
中間案内部材121の左右端がケーシング110の内側に気密に固定されてもよい。
例えば、中間案内部材121の左右端がケーシング110の上部空間H11を形成する側面に気密に固定される。
【0047】
中間案内部材揺動機構122は、中間案内部材121を上から見て中間案内部材121の面に平行な揺動軸のまわりに揺動させて所定の揺動角度に固定する機構である。
中間案内部材揺動機構122は、中間案内部材121を中空空間H10の上から見て中間案内部材121の面に平行な揺動軸のまわりに揺動させて所定の揺動角度に固定する機構である。
図4に、中間案内部材121の上端がケーシング110に揺動軸を介して固定される様子が示される。
【0048】
制御機器Cは、中間揺動制御機器C1で構成されてもよい。
中間揺動制御機器C1は、複数の固体の材質または代表寸法に各々に対応する複数の揺動角度を予め記憶し、気流搬送する固体の材質または代表寸法に対応する揺動角度を選択し、中間案内部材を選択した揺動角度に固定する様に、中間案内部材揺動機構122を制御する。
中間揺動制御機器C1は、複数の固体の材質または代表寸法に各々に対応する複数の揺動角度を予め記憶し、気流搬送する固体の材質または代表寸法に対応する揺動角度を選択し、中間案内部材を揺動させ選択した揺動角度に固定する様に、中間案内部材揺動機構122を制御してもよい。
例えば、予め複数の固体について気流搬送を試験して効率のよい揺動角度を決定し、複数の固体の材質または代表寸法に各々に対応する複数の揺動角度を予め記憶する。
例えば、サーバSがプレスにセットされた金型のデータから気流搬送する固体の材質または代表寸法を中間揺動制御機器C1に通信し、中間揺動制御機器C1が、気流搬送する固体の材質または代表寸法に対応する揺動角度を選択する。
例えば、サーバSが、プレスにセットされた金型のデータから気流搬送する固体の材質または代表寸法に対応する揺動角度を中間揺動制御機器C1に通信し、中間揺動制御機器C1が、気流搬送する固体の材質または代表寸法に対応する揺動角度を選択する。
【0049】
中間案内部材移動機構123は、中間案内部材121を上下方向に移動させて所定の位置に固定する機構である。
中間案内部材移動機構123は、中間案内部材121を中間案内部材121の面に沿って上下方向に移動させて所定の位置に固定する機構であってもよい。
【0050】
制御機器C、中間移動制御機器C2で構成されてもよい。
中間移動制御機器C2は、複数の固体の材質または代表寸法に各々に対応する複数の位置を予め記憶し、気流搬送する固体の材質または代表寸法に対応する位置を選択し、中間案内部材を選択した位置に固定する様に、中間案内部材移動機構123を制御する。
中間移動制御機器C2は、複数の固体の材質または代表寸法に各々に対応する複数の位置を予め記憶し、気流搬送する固体の材質または代表寸法に対応する位置を選択し、中間案内部材を上下方向に移動させて選択した位置に固定する様に、中間案内部材移動機構123を制御してもよい。
例えば、予め複数の固体について気流搬送を試験して効率のよい位置を決定し、複数の固体の材質または代表寸法に各々に対応する複数の位置を予め記憶する。
例えば、サーバSがプレスにセットされた金型のデータから気流搬送する固体の材質または代表寸法を中間移動制御機器C2に通信し、中間移動制御機器C2が、気流搬送する固体の材質または代表寸法に対応する位置を選択する。
例えば、サーバSが、プレスにセットされた金型のデータから気流搬送する固体の材質または代表寸法に対応する位置を中間移動制御機器C2に通信し、中間移動制御機器C2が、気流搬送する固体の材質または代表寸法に対応する位置を選択する。
【0051】
後部案内構造130は、後部案内部材131で構成されてもよい。
後部案内構造130は、後部案内部材131と後部案内部材揺動機構132とで構成されてもよい。
【0052】
後部案内構造131は、上部後側空間H11rの後部に位置し中間案内部材121の後側の面に対向する面を形成する板状の部材である。
【0053】
後部案内部材揺動機構132は、後部案内部材131を上から見て中間案内部材121の面に平行な揺動軸のまわりに揺動させて所定の揺動角度に固定する機構である。
後部案内部材揺動機構132は、後部案内部材131を上部後側空間H11rの上から見て中間案内部材121の面に平行な揺動軸のまわりに揺動させて所定の揺動角度に固定する機構である。
図4に、後部案内部材131の上端がケーシング110に揺動軸を介して固定される様子が示される。
【0054】
制御機器Cは、後部揺動制御機器C3で構成されてもよい。
後部揺動制御機器C3は、複数の固体の材質または代表寸法に各々に対応する複数の角度を予め記憶し、気流搬送する固体の材質または代表寸法に対応する位置を選択し、後部案内部材131を選択した角度に固定する様に、後部案内部材揺動機構132を制御する。
例えば、予め複数の固体について気流搬送を試験して効率のよい揺動角度を決定し、複数の固体の材質または代表寸法に各々に対応する複数の揺動角度を予め記憶する。
例えば、サーバSがプレスにセットされた金型のデータから気流搬送する固体の材質または代表寸法を後部揺動制御機器C3に通信し、後部揺動制御機器C3が、気流搬送する固体の材質または代表寸法に対応する位置を選択する。
例えば、サーバSが、プレスにセットされた金型のデータから気流搬送する固体の材質または代表寸法に対応する揺動角度を後部揺動制御機器C3に通信し、後部揺動制御機器C3が、気流搬送する固体の材質または代表寸法に対応する揺動角度を選択する。
【0055】
前部案内構造130は、後部案内部材131で構成されてもよい。
後部案内構造130は、後部案内部材131と後部案内部材揺動機構132とで構成されてもよい。
【0056】
後部案内構造131は、上部前側空間H11fの前部に位置し中間案内部材121の後側の面に対向する面を形成する板状の部材である。
【0057】
前部案内部材揺動機構142は、前部案内部材141を上から見て中間案内部材121の面に平行な揺動軸のまわりに揺動させて所定の揺動角度に固定する機構である。
前部案内部材揺動機構142は、前部案内部材141を上部前側空間H11fの上から見て中間案内部材121の面に平行な揺動軸のまわりに揺動させて所定の揺動角度に固定する機構である。
図4に、前部案内構造131の上端がケーシング110に揺動軸を介して固定される様子が示される。
【0058】
制御機器Cは、前部揺動制御機器C4で構成されてもよい。
前部揺動制御機器C4は、複数の固体の材質または代表寸法に各々に対応する複数の角度を予め記憶し、気流搬送する固体の材質または代表寸法に対応する位置を選択し、前部案内部材141を選択した角度に固定する様に、前部案内部材揺動機構142を制御する。
例えば、予め複数の固体について気流搬送を試験して効率のよい揺動角度を決定し、複数の固体の材質または代表寸法に各々に対応する複数の揺動角度を予め記憶する。
例えば、サーバSがプレスにセットされた金型のデータから気流搬送する固体の材質または代表寸法を前部揺動制御機器C4に通信し、前部揺動制御機器C4が、気流搬送する固体の材質または代表寸法に対応する位置を選択する。
例えば、サーバSが、プレスにセットされた金型のデータから気流搬送する固体の材質または代表寸法に対応する揺動角度を前部揺動制御機器C4に通信し前部揺動制御機器C4が、気流搬送する固体の材質または代表寸法に対応する揺動角度を選択する。
【0059】
次に、本発明の第三の実施形態にかかる気流搬送システム用中継器を、図を基に、説明する。
図5は、本発明の第三の実施形態に係る気流搬送システム用中継器の側面断面図である。
【0060】
本発明の第三の実施形態にかかる気流搬送システム用中継器100は、ケーシング110と中間案内構造120と後部案内構造130とホッパーケーシング170とで構成される。
本発明の第三の実施形態にかかる気流搬送システム用中継器100は、ケーシング110と中間案内構造120と前部案内構造140とホッパーケーシング170とで構成される。
本発明の第三の実施形態にかかる気流搬送システム用中継器100は、ケーシング110と中間案内構造120と後部案内構造130と前部案内構造140とホッパーケーシング170とで構成されてもよい。
本発明の第三の実施形態にかかる気流搬送システム用中継器100は、ケーシング110と中間案内構造120と前部案内構造140とホッパーケーシング170と制御機器Cとで構成されてもよい。
本発明の第三の実施形態にかかる気流搬送システム用中継器100は、ケーシング110と中間案内構造120と後部案内構造130と前部案内構造140とホッパーケーシング170と制御機器Cとで構成されてもよい。
本発明の第三の実施形態にかかる気流搬送システム用中継器100は、ケーシング110と中間案内構造120と後部案内構造130と前部案内構造140とホッパーケーシング170とフィルタ150と導入配管160とで構成されてもよい。
本発明の第三の実施形態にかかる気流搬送システム用中継器100は、ケーシング110と中間案内構造120と後部案内構造130と前部案内構造140とフィルタ150とホッパーケーシング170とブースター180と導入配管160とで構成されてもよい。
本発明の第三の実施形態にかかる気流搬送システム用中継器100は、ケーシング110と中間案内構造120と後部案内構造130と前部案内構造140とフィルタ150とホッパーケーシング170とブースター180と導入配管160とサブブースター200とで構成されてもよい。
【0061】
ケーシング110と中間案内構造120とフィルタ150とホッパーケーシング170とブースター180と導入配管160とサブブースター200の構成は、第二の実施形態に係る気流搬送システム用中継器のものと同じなので、説明を省略し、後部案内構造130と前部案内構造140とを説明する。
【0062】
後部案内構造130は、後部案内部材131と後部案内部材揺動機構132と後部連動部材133とで構成される。
後部案内構造130は、後部案内部材131と後部案内部材揺動機構132と後部連動部材133と後部連動調整機構134とで構成されてもよい。
【0063】
後部案内部材131の構成は、第二の実施形態のに係る気流搬送システム用中継器のものと同じなので、説明を省略する。
【0064】
後部案内部材揺動機構132は、後部案内部材131を上から見て中間案内部材121の面に平行な揺動軸のまわりに揺動させる機構である。
後部案内部材揺動機構132は、後部案内部材131を上部後側空間H11rの上から見て中間案内部材121の面に平行な揺動軸のまわりに揺動させる機構である。
図5に、後部案内部材131の上端がケーシング110に揺動軸を介して固定される様子が示される。
【0065】
後部連動部材133は、中間案内部材121の揺動角度と後部案内部材131の揺動角度とを連動させる、部材である。
後部連動部材133は、中間案内部材121と後部案内部材131とを連結し、中間案内部材の揺動角度と後部案内部材に揺動角度とを連動させる連結部材であってもよい。
図5に、後部連動部材133が中間案内部材121と後部案内部材131とを連結する様子を示す。
【0066】
後部連動調整機構134は、中間案内部材の揺動角度と後部案内部材の揺動角度とを連動させる相関関係を調整する機構である。
図5に、後部連動調整機構134が中間案内部材の揺動角度と後部案内部材の揺動角度とを連動させる相関関係を調整する様子を示す。
例えば、後部連動調整機構134は、後部連動部材133の長さを調整する。
【0067】
前部案内構造140は、前部案内部材141と前部案内部材揺動機構142と前部連動部材143とで構成される。
前部案内構造140は、前部案内部材141と前部案内部材揺動機構142と前部連動部材143と前部連動調整機構144とで構成されてもよい。
【0068】
前部案内部材141の構成は、第二の実施形態のに係る気流搬送システム用中継器のものと同じなので、説明を省略する。
【0069】
前部案内部材揺動機構142は、前部案内部材141を上から見て中間案内部材121の面に平行な揺動軸のまわりに揺動させる機構である。
前部案内部材揺動機構142は、前部案内部材141を上部前側空間H11fの上から見て中間案内部材121の面に平行な揺動軸のまわりに揺動させる機構である。
図5に、前部案内部材141の上端がケーシング110に揺動軸を介して固定される様子が示される。
【0070】
前部連動部材143は、中間案内部材121の揺動角度と前部案内部材141の揺動角度とを連動させる、部材である。
前部連動部材143は、中間案内部材121と前部案内部材141とを連結し、中間案内部材121の揺動角度と前部案内部材141に揺動角度とを連動させる連結部材であってもよい。
図5に、前部連動部材143が中間案内部材121と前部案内部材141とを連結する様子を示す。
【0071】
前部連動調整機構144は、中間案内部材121の揺動角度と前部案内部材141の揺動角度とを連動させる相関関係を調整する機構である。
図5に、前部連動調整機構144が中間案内部材121の揺動角度と前部案内部材141の揺動角度とを連動させる相関関係を調整する様子を示す。
例えば、前部連動調整機構144は、前部連動部材143の長さを調整する。
【0072】
次に、本発明の第四の実施形態にかかる気流搬送システム用中継器を、図を基に、説明する。
図6は、本発明の第四の実施形態に係る気流搬送システム用中継器の側面断面図である。
【0073】
本発明の第四の実施形態にかかる気流搬送システム用中継器100は、ケーシング110と中間案内構造120と後部案内構造130とホッパーケーシング170とシュート190とで構成される。
本発明の第四の実施形態にかかる気流搬送システム用中継器100は、ケーシング110と中間案内構造120と後部案内構造130と前部案内構造140とホッパーケーシング170とフィルタ150と導入配管160とシュート190で構成されてもよい。
【0074】
ケーシング110と中間案内構造120と後部案内構造130と前部案内構造140とホッパーケーシング170とフィルタ150と導入配管160の構成は、第一の実施形態に係る気流搬送システム用中継器100のものと同じなので、説明を省略する。
【0075】
シュート190は、ホッパーケーシングの下部に連結し、固体を下方に落とす配管構造である。
固体は、シュート190を通過して下方に設けられる固体バケット70に溜まる。
【0076】
上述のとおり、本発明の実施実施形態に係る気流搬送システム用中継器を用いれば、以下の効果を有する。
ケーシング110の中空空間H10とホッパーケーシング170のホッパー空間H20と気流を噴出するブースター本体181の管状空間H30とが上下に重なり、中間案内部材121が中空空間H10を中間案内部材121により前後に分けられる上側が閉じた上部前側空間H11fと上側にフィルタ150のついた上側開口部K1をもつ上部後側空間H11rをもつ上部空間H11と下部空間H12とに区分し、気流が導入配管160から上部前側空間H11f、下部空間H12、上部後側空間H11r、上側開口部K1を通過して排出され、導入配管160のケーシング110に連結される箇所での内のり面積A1と、上部前側空間H11fの下部空間H12との導通部の位置での内のり面積A2と、上部後側空間H11rの下部空間H12との導通部の位置での内のり面積A3と、上部後側空間H11rの上側開口部K1の位置での内のり面積A4とが、この並びの順に順次に大きくなる様にしたので、気流が中空空間H10を通過する過程で曲りながら減速し、効率良く気流と固定とを分離し、固体を管状空間から再度気流搬送される。
また、中間案内部材121の導入配管160により導入された気流が当たる面が上から下に遷移するに従って上部前側空間H11fから上部後側空間H11rに向く方向に沿って遷移する様にしたので、上部前側空間H11fに入った気流の多くが中間案内部材121の面に衝突して流れの向きを下方に偏向して、効率良く気流と固定とを分離できる。
また、上部後側空間H11rの上下方向に直交する面での内のり面積が上方に遷移するに従って増加する率である単位遷移距離当たりの増加率が階段状に大きくなる箇所が少なくとも1箇所存在する様にしたので、上部後側空間H11rで効率良く気流と固定とを分離できる。
また、搬送配管50の内のり面積A0と、導入配管160のケーシング110に連結される箇所での内のり面積A1と、上部前側空間H11fの下部空間H12との導通部の位置での内のり面積A2と、上部後側空間H11rの下部空間H12との導通部の位置での内のり面積A3と、上部後側空間H11rの上側開口部K1の位置での内のり面積A4とが、この並びの順に順次に大きくなる様にしたので、
気流が搬送配管50から中空空間H10を通過する過程で曲りながら減速し、効率良く気流と固定とを分離し、固体をブースター200から再度気流搬送される。
また、中間案内部材121を上から見て中間案内部材121の面に平行な揺動軸のまわりに揺動させて所定の揺動角度に固定する様にしたので、上部前側空間H11fの下部空間H12との導通部の位置での内のり面積A3と、上部後側空間H11rの下部空間H12との導通部の位置での内のり面積A4とを変化させることができる。
また、複数の固体の材質または代表寸法に各々に対応する複数の揺動角度を予め記憶し、気流搬送する固体の材質または代表寸法に対応する揺動角度を選択し、中間案内部材を揺動させ選択した揺動角度に固定する様にしたので、固体の材質または代表寸法に対応して、上部前側空間の下部空間との導通部の位置での内のり面積A3と、上部後側空間の下部空間との導通部の位置での内のり面積A4を設定できる。
また、中間案内部材121を中間案内部材121の面に沿って上下方向に移動させて所定の位置に固定する様にしたので、上部前側空間H11fと上部後側空間H11rとを変化させることができる。
また、複数の固体の材質または代表寸法に各々に対応する複数の位置を予め記憶し、気流搬送する固体の材質または代表寸法に対応する位置を選択し、中間案内部材121を上下方向に移動させて選択した位置に固定する様にしたので、固体の材質または代表寸法に対応して上部前側空間H11fと上部後側空間H11rとを設定できる。
また、上部後側空間H11rの後部に位置し中間案内部材121の後側の面に対向する面を形成する後部案内部材131を上から見て中間案内部材121の面に平行な揺動軸のまわりに揺動させて所定の揺動角度に固定する様にしたので、上部後側空間H11rの下部空間H12との導通部の位置での内のり面積A4を変化させることができる。
また、後部連動部材133が中間案内部材121の揺動角度と後部案内部材131の揺動角度とを連動させる様にしたので、内のり面積A2と、内のり面積A3とを連動して変化させることができる。
また、上部前側空間H11fに位置し中間案内部材121の前側の面に対向する面を形成する前部案内部材141を上から見て中間案内部材121の面に平行な揺動軸のまわりに揺動させて所定の揺動角度に固定する様にしたので、上部前側空間H11fの下部空間h12との導通部の位置での内のり面積A2を変化させることができる。
また、中間案内部材121の揺動角度と前部案内部材141の揺動角度とを連動させる様にしたので、内のり面積A2と内のり面積A3とを連動して変化させることができる。
【0077】
本発明は以上に述べた実施形態に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で各種の変更が可能である。
【符号の説明】
【0078】
S サーバ
C 制御機器
C1 中間揺動制御機器
C2 中間移動制御機器
C3 後部揺動制御機器
C4 前部揺動制御機器
H10 中空空間
H11 上部空間
H11f 上部前側空間
H11r 上部後側空間
H12 下部空間
H20 ホッパー空間
H30 管状空間
K1 上側開口部
K2 下側開口部
H1 ホッパー上側開口部
H2 ホッパー下側開口部
30 固体、切り屑
40 固体発生源
50 搬送配管
60 メインブースター
70 固体バケット
100 中継器
110 ケーシング
120 中間案内構造
121 中間案内部材
122 中間案内部材揺動機構
123 中間案内部材移動機構
130 後部案内構造
131 後部案内部材
132 後部案内部材揺動機構
133 後部連動部材
134 後部連動調整機構
140 前部案内構造
141 前部案内部材
142 前部案内部材揺動機構
143 前部連動部材
144 前部連動調整機構
150 フィルタ
160 導入配管
170 ホッパーケーシング
180 ブースター
181 ブースター本体
182 ノズル
190 シュート
200 サブブースター
201 サブブースター本体
202 サブブースターノズル
【先行技術文献】
【特許文献】
【0079】
【文献】特表平8-505834
【文献】特開2000-7150
【文献】特開2004-33923
【文献】特開平6-226207
図1
図2
図3
図4
図5
図6