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特許7224554インタラクション方法、装置、電子機器及びコンピュータ可読記録媒体
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-02-09
(45)【発行日】2023-02-17
(54)【発明の名称】インタラクション方法、装置、電子機器及びコンピュータ可読記録媒体
(51)【国際特許分類】
   H04N 5/262 20060101AFI20230210BHJP
   G06T 5/00 20060101ALI20230210BHJP
【FI】
H04N5/262
G06T5/00
【請求項の数】 10
(21)【出願番号】P 2022549410
(86)(22)【出願日】2021-07-07
(86)【国際出願番号】 CN2021104985
(87)【国際公開番号】W WO2022017184
(87)【国際公開日】2022-01-27
【審査請求日】2022-08-17
(31)【優先権主張番号】202010719988.2
(32)【優先日】2020-07-23
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】520476341
【氏名又は名称】北京字節跳動網絡技術有限公司
【氏名又は名称原語表記】Beijing Bytedance Network Technology Co., Ltd.
【住所又は居所原語表記】Room B-0035, 2/F, No.3 Building, No.30, Shixing Road, Shijingshan District Beijing 100041 China
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】チー,シャオジア
(72)【発明者】
【氏名】ジョン,ジエ
【審査官】西谷 憲人
(56)【参考文献】
【文献】中国特許出願公開第108287744(CN,A)
【文献】特表2020-504342(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2016/0239701(US,A1)
【文献】中国特許出願公開第110730374(CN,A)
【文献】特表2012-503813(JP,A)
【文献】特開2000-115635(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N 5/262
G06T 5/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
インタラクション方法であって、
背景画像を表示するステップと、
前記背景画像の予め設定した位置に、ターゲット特殊効果の初期画面を表示し、前記背景画像のフィルター効果を調整して、前記背景画像のフィルター効果を第3フィルター効果から第1フィルター効果に変換するステップであって、前記フィルター効果は、明度、色相、飽和度等のうちの少なくとも1種の効果要素を含み、前記初期画面は、ターゲット特殊効果の1フレーム目の画像であり、前記ターゲット特殊効果の特殊効果コンテンツは、前記背景画像の画像コンテンツに関連付けられる、ステップと、
ユーザーによりトリガーされた特殊効果変化指令に応答して、前記ターゲット特殊効果が前記初期画面からターゲット画面に徐々に変化するように制御するステップと、
前記ターゲット特殊効果の変化過程において、前記背景画像のフィルター効果を調整して、前記背景画像のフィルター効果を前記第1フィルター効果から第2フィルター効果に徐々に変換するステップと、を含む、インタラクション方法。
【請求項2】
前記背景画像のフィルター効果を調整するステップは、
前記ターゲット特殊効果の変化進度に基づいて、前記背景画像のフィルター効果の変化進度を調整するステップを含む、請求項1に記載のインタラクション方法。
【請求項3】
前記背景画像の予め設定した位置に、前記ターゲット特殊効果の初期画面を表示するステップは、
特殊効果表示指令に応答して、前記背景画像の予め設定した位置に、前記ターゲット特殊効果の初期画面を表示するステップを含む、請求項1に記載のインタラクション方法。
【請求項4】
前記ユーザーが予め設定した動作を行うように指示するための第1プロンプトを表示するステップと、
前記ユーザーが前記予め設定した動作を行ったことを検出する場合、前記特殊効果変化指令を生成するステップと、をさらに含む、請求項1に記載のインタラクション方法。
【請求項5】
前記ターゲット特殊効果が前記初期画面から前記ターゲット画面に徐々に変化するように制御した後、前記インタラクション方法は、
前記ターゲット特殊効果に関連する情報を表示するステップをさらに含む、請求項1~のいずれか1項に記載のインタラクション方法。
【請求項6】
前記ターゲット特殊効果に関連する前記情報を表示するステップは、
現在表示されている前記ターゲット画面を、前記ターゲット特殊効果に関連する前記情報に置換するステップを含む、請求項に記載のインタラクション方法。
【請求項7】
前記背景画像は、
リアルタイムに録画されたビデオ画像、
予め選択された録画済ビデオ画像、又は
予め選択された少なくとも1つの写真のうちの少なくとも1種を含む、請求項1~のいずれか1項に記載のインタラクション方法。
【請求項8】
インタラクション装置であって、
背景画像を表示するための第1表示モジュールと、
前記背景画像の予め設定した位置に、ターゲット特殊効果の初期画面を表示し、前記背景画像のフィルター効果を調整して、前記背景画像のフィルター効果を第3フィルター効果から第1フィルター効果に変換する第2表示モジュールであって、前記フィルター効果は、明度、色相、飽和度等のうちの少なくとも1種の効果要素を含み、前記初期画面は、ターゲット特殊効果の1フレーム目の画像であり、前記ターゲット特殊効果の特殊効果コンテンツは、前記背景画像の画像コンテンツに関連付けられる、ための第2表示モジュールと、
ユーザーによりトリガーされた特殊効果変化指令に応答して、前記ターゲット特殊効果が前記初期画面からターゲット画面に徐々に変化するように制御するための応答モジュールと、
前記ターゲット特殊効果の変化過程において、前記背景画像のフィルター効果を調整して、前記背景画像のフィルター効果を前記第1フィルター効果から第2フィルター効果に徐々に変換するための調整モジュールと、を含む、インタラクション装置。
【請求項9】
電子機器であって、
1つ又は複数のプロセッサと、
メモリと、を含み、
前記メモリには1つ又は複数のアプリケーションプログラムが記憶されており、前記1つ又は複数のアプリケーションプログラムは前記1つ又は複数のプロセッサに実行される場合、前記1つ又は複数のプロセッサに請求項1~のいずれか1項に記載のインタラクション方法を実現させる、電子機器。
【請求項10】
コンピュータ可読記録媒体であって、コンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムはプロセッサに実行されるとき、前記プロセッサに請求項1~のいずれか1項に記載のインタラクション方法を実現させる、コンピュータ可読記録媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、2020年7月23日に提出された中国特許出願第202010719988.2号に基づく優先権を主張し、当該出願の全内容は援用により本願の一部として組み込まれる。
【0002】
本開示は画像処理の技術分野に関し、具体的には、本開示はインタラクション方法、装置、電子機器及びコンピュータ可読記録媒体に関する。
【背景技術】
【0003】
ヒューマンマシンインタラクションとは、人間とコンピュータとの間で、ある対話言語を使用して、所定のインタラクション方式で、特定のタスクを完了するための人間とコンピュータとの間の情報交換過程を指す。ヒューマンマシンインタラクション技術は、例えばコンピュータ入力及び出力機器を介して、効果的な方式で人間とコンピュータとの間の対話を実現する。ヒューマンマシンインタラクション技術は、マシンが出力又は表示装置を介してユーザーに大量の関連情報を提供し又はプロンプトを表示すること等、ユーザーが入力機器を介してマシンに関連情報を入力し、質問に答え、プロンプトを表示すること等を含む。ヒューマンマシンインタラクション技術の継続的な開発と進歩に伴い、ヒューマンマシンインタラクション技術は多くの電子製品に適用される。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
本開示の実施例はインタラクション方法、装置、電子機器及びコンピュータ可読記録媒体を提供している。
【0005】
本開示の一実施例はインタラクション方法を提供しており、該方法は、
背景画像を表示するステップと、
背景画像の予め設定した位置に、ターゲット特殊効果の初期画面を表示するステップと、
ユーザーによりトリガーされた特殊効果変化指令に応答して、ターゲット特殊効果が初期画面からターゲット画面に徐々に変化するように制御するステップと、
ターゲット特殊効果の変化過程において、背景画像のフィルター効果を調整して、背景画像のフィルター効果を第1フィルター効果から第2フィルター効果に徐々に変換するステップと、を含む。
【0006】
本開示の別の実施例はインタラクション装置を提供しており、該装置は、
背景画像を表示するための第1表示モジュールと、
背景画像の予め設定した位置に、ターゲット特殊効果の初期画面を表示するための第2表示モジュールと、
ユーザーによりトリガーされた特殊効果変化指令に応答して、ターゲット特殊効果が初期画面からターゲット画面に徐々に変化するように制御するための応答モジュールと、
ターゲット特殊効果の変化過程において、背景画像のフィルター効果を調整して、背景画像のフィルター効果を第1フィルター効果から第2フィルター効果に徐々に変換するための調整モジュールと、を含む。
【0007】
本開示のさらに別の実施例は電子機器を提供しており、該電子機器は、
1つ又は複数のプロセッサと、
メモリと、を含み、
メモリには1つ又は複数のアプリケーションプログラムが記憶されており、1つ又は複数のアプリケーションプログラムは1つ又は複数のプロセッサに実行される場合、1つ又は複数のプロセッサに本開示の第1態様に記載のインタラクション方法に対応する操作を実行させる。
【0008】
本開示のさらに別の実施例は、コンピュータプログラムが記憶されており、該プログラムはプロセッサに実行される時、プロセッサに本開示の第1態様に記載のインタラクション方法を実現させるコンピュータ可読記録媒体を提供している。
【0009】
図面及び以下の発明を実施するための形態を参照しながら本開示の各実施例の上記及びその他の特徴、利点及び態様をより明らかにする。図面では、同じ又は類似の符号は同じ又は類似の要素を表す。図面は例示的なものであり、実物と要素は必ずしも縮尺に応じて描かれているわけではないと理解されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1図1は本開示の実施例に係るインタラクション方法のフローチャートである。
図2(a)】図2(a)は本開示の実施例に係るインタラクション過程の模式図である。
図2(b)】図2(b)は本開示の実施例に係るインタラクション過程の模式図である。
図2(c)】図2(c)は本開示の実施例に係るインタラクション過程の模式図である。
図2(d)】図2(d)は本開示の実施例に係るインタラクション過程の模式図である。
図2(e)】図2(e)は本開示の実施例に係るインタラクション過程の模式図である。
図2(f)】図2(f)は本開示の実施例に係るインタラクション過程の模式図である。
図3(a)】図3(a)は本開示の別の実施例に係るインタラクション過程の模式図である。
図3(b)】図3(b)は本開示の別の実施例に係るインタラクション過程の模式図である。
図3(c)】図3(c)は本開示の別の実施例に係るインタラクション過程の模式図である。
図3(d)】図3(d)は本開示の別の実施例に係るインタラクション過程の模式図である。
図3(e)】図3(e)は本開示の別の実施例に係るインタラクション過程の模式図である。
図3(f)】図3(f)は本開示の別の実施例に係るインタラクション過程の模式図である。
図4図4は本開示の実施例に係るインタラクション装置の構造模式図である。
図5図5は本開示の実施例に係る電子機器の構造模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、図面を参照しながら本開示の実施例を詳しく説明する。図面において本開示のいくつかの実施例が表示されるが、本開示はさまざまな形態で実現することができ、且つここで説明される実施例に限定されるものではないと解釈すべきであると理解されるべきである。逆に、それらの実施例は本開示をより明確で完全に理解するために提供される。本開示の図面及び実施例は例示的なものに過ぎず、本開示の保護範囲を限定するものではないと理解されるべきである。
【0012】
本開示の方法の実施形態に記載の各ステップは異なる順序で、及び/又は並行して実行され得ると理解すべきである。また、方法の実施形態は追加されるステップ及び/又は示されたステップの実行を省略することを含んでもよい。この点に関して、本開示の範囲は限定されない。
【0013】
本開示で使用される「含む」という用語及びその変形は制限のない包含であり、すなわち「含むが、それらに限定されない」を意味する。「に基づく」という用語は、「少なくとも部分的に基づく」を意味する。「一実施例」という用語は、「少なくとも1つの実施例」を表し、「別の実施例」という用語は、「少なくとも1つの別の実施例」を表し、「いくつかの実施例」という用語は、「少なくともいくつかの実施例」を表す。その他の用語の関連定義は以下の説明において記載される。
【0014】
なお、本開示に言及される「第1」、「第2」等の概念は装置、モジュール又はユニットを区別するためのものに過ぎず、それらの装置、モジュール又はユニットが異なる装置、モジュール又はユニットであるように限定するものではなく、それらの装置、モジュール又はユニットが実行した機能の順序又は相互依存関係を限定するものでもない。
【0015】
なお、本開示に言及される「1つ」、「複数」という修飾語は例示的なものに過ぎず、限定するものではなく、文脈で特に明確に説明されていない限り、「1つ又は複数」として理解されるべきであることが当業者に理解されるべきである。
【0016】
本開示の実施形態における複数の装置間でインタラクションされるメッセージ又は情報の名称は説明するためのものに過ぎず、それらのメッセージ又は情報の範囲を限定するものではない。
【0017】
本開示の目的、技術案及び利点をより明確にするために、以下、図面を参照しながら本開示の実施形態を更に詳細に説明する。
【0018】
発明者らは、ユーザーが通常、予め設定した特殊効果テンプレートにおける特殊効果に従ってビデオに特殊効果を追加することしかできなく、又は予め設定された特殊効果のビデオを視聴するしかできず、ユーザーの関与及び交流がないことを見出した。
【0019】
本開示により提供されるインタラクション方法、装置、電子機器及びコンピュータ可読記録媒体は、上記技術的問題を解決することを目的とし、例えば、ユーザーがビデオを作成したりビデオを視聴したりするときにインタラクション性が低いという問題を解決することができる。
【0020】
以下、具体的な実施例をもって本開示の技術案及び本開示の技術案による上記技術的問題の解決について詳細に説明する。以下のいくつかの具体的な実施例は互いに組み合わせることができ、同じ又は類似の概念又は過程について、ある実施例においてその詳細説明が省略される可能性がある。以下、図面を参照しながら本開示の実施例を説明する。
【0021】
本開示の実施例では、インタラクション方法を提供しており、図1に示すように、該方法はステップS101~ステップS104を含む。
【0022】
ステップS101:背景画像を表示する。
【0023】
本開示の実施例により提供されるインタラクション方法は端末機器により実行されてもよく、端末機器は、移動端末、コンピュータ機器等であってもよく、移動端末は、スマートフォン、パームトップパソコン、タブレットコンピュータ、表示画面付きのウェアラブルデバイス等であってもよく、コンピュータ機器はデスクトップコンピュータ、ノートパソコン、一体型パソコン等であってもよい。
【0024】
本開示では、背景画像のタイプが限定されておらず、例えば、背景画像はビデオ画像を含んでもよく、写真等を含んでもよく、本開示では、背景画像のコンテンツも限定されておらず、例えば、背景画像は人物画像を含んでもよく、動物画像を含んでもよく、風景画像を含んでもよく、さらに動物、人物及び風景の任意の組み合わせ画像等を含んでもよい。
【0025】
本開示の一実施例では、背景画像は、リアルタイムに録画されたビデオ画像、予め選択された録画済ビデオ画像、及び予め選択された少なくとも1つの写真のうちの少なくとも1種を含む。
【0026】
背景画像は、ビデオ作成時、端末にリアルタイムに録画されたビデオ画像であってもよく、ビデオ作成時に選択された録画済ビデオ画像であってもよく、また、選択された写真であってもよいと理解できる。また、異なるビデオ及び/又は異なる写真を選択して、予め設定した表示方式で、背景画像として表示してもよい。
【0027】
選択可能に、背景画像はさらに端末に表示されたビデオ画像を含んでもよく、例えば、広告ビデオ画像が挙げられる。
【0028】
ステップS102:背景画像の予め設定した位置に、ターゲット特殊効果の初期画面を表示する。
【0029】
本開示の実施例におけるターゲット特殊効果はアニメーション特殊効果であってもよく、背景画像の予め設定した位置は、例えば背景画像の中心、左上角又は右下角などの方位上の予め設定した位置であってもよく、背景画像の予め設定した位置は時間上の予め設定した位置であってもよく、例えば、背景画像がビデオ画像である場合、ビデオ画像が予め設定した時間に再生されるとき、ターゲット特殊効果の初期画面を表示する。
【0030】
なお、本開示では、「特殊効果」は、例えば、視覚特殊効果、音響特殊効果等を含んでもよく、上記特殊効果は、例えばソフトウェアで作成された、現実には一般的に現れない特殊効果であってもよく、又はソフトウェア等でシミュレーションされた現実での効果等であってもよい。例えば、上記ソフトウェアは電子機器等により実行されてもよい。
【0031】
本開示の一実施例では、ステップS102はステップS1021を含む。
【0032】
ステップS1021:特殊効果表示指令に応答して、背景画像の予め設定した位置に、ターゲット特殊効果の初期画面を表示する。
【0033】
特殊効果表示指令はユーザーによりトリガーされた指令であってもよい。例えば、ユーザーが特殊効果テンプレートからターゲット特殊効果を選択すると、ターゲット特殊効果の特殊効果表示指令がトリガーされ、また、例えば、ユーザーが画面上の所定ボタンをクリックするか又は所定ジェスチャーをすると、ターゲット特殊効果の特殊効果表示指令がトリガーされる。さらに特殊効果表示指令は予め設定されたものであってもよく、例えば、端末機器は、表示された背景画像がビデオ画像である場合、ビデオ再生時間が所定時間(例えば10s)になり、又はビデオにおけるあるターゲットオブジェクト(例えば花又は犬)を捕獲すると、特殊効果表示指令がトリガーされると考えられる。端末機器は特殊効果表示指令に応答して、背景画像の予め設定した位置に、ターゲット特殊効果の初期画面を表示する。
【0034】
一実施例では、ターゲット特殊効果は背景画像に関連付けることができ、すなわち、ターゲット特殊効果の特殊効果コンテンツは背景画像の画像コンテンツに関連することができる。例えば、背景画像が携帯電話の広告に関するビデオ画像である場合、ターゲット特殊効果は携帯電話のバッテリー残量変化のアニメーションであってもよく、ターゲット特殊効果の初期画面は低残量状態のバッテリーであってもよい。具体的には、背景画像が携帯電話に関する広告ビデオである場合、ビデオ再生時間が所定時間(例えば10s)になると、特殊効果表示指令がトリガーされ、端末機器は特殊効果表示指令に応答して背景画像の中心に低残量状態のバッテリーを表示することができる。
【0035】
なお、ターゲット特殊効果はサーバに予め記憶されてもよく、端末内に記憶されてもよく、特殊効果表示指令がトリガーされた後、端末機器は該特殊効果表示指令に応答して、背景画像の予め設定した位置にターゲット特殊効果の初期画面を表示することができ、該初期画面はターゲット特殊効果の1フレーム目の画像である。
【0036】
本開示の一実施例では、端末機器はターゲット特殊効果の初期画面を表示するとき、背景画像のフィルター効果を調整して、背景画像のフィルター効果を第3フィルター効果から第1フィルター効果に変換するステップをさらに含んでもよい。
【0037】
背景画像のフィルター効果は、背景画像のぼけ度、グレースケール及び明度等を含む。フィルター効果が明度効果を含むことを例とすると、第3フィルター効果の明度効果は中明度であってもよく、第1フィルター効果の明度効果は低明度であってもよく、中明度及び低明度の明度レベルは予め設定した明度値で示されてもよく、ここで例示の目的でのみ使用され、本開示は背景画像の具体的な明度を限定しない。
【0038】
具体的には、第1フィルター効果に対応するHSB(Hue、Saturate、Bright、色相、飽和度、明度)値を予め記憶することができる。特殊効果表示指令をトリガーした後、端末機器は背景画像における第3フィルター効果に対応するHSB値を予め記憶された第1フィルター効果に対応するHSB値に置換することができる。なお、第3フィルター効果はステップS101で背景画像を表示するときの初期フィルター効果であり、該HSB値を調整することにより、第3フィルター効果を第1フィルター効果に変換することができ、例えば、該HSB値のB値を調整することにより、背景画像の明度を暗くする。
【0039】
以上、フィルター効果が明度効果を含むことのみを例として説明し、本開示はフィルター効果のタイプを限定せず、その他のタイプのフィルター効果に対して、端末機器は類似の方式で、例えば画像の飽和度、色相等のパラメータを調整することにより、背景画像のフィルター効果を調整して、背景画像のフィルター効果を第3フィルター効果から第1フィルター効果に変換することができることが当業者に理解すべきである。
【0040】
ステップS103:ユーザーによりトリガーされた特殊効果変化指令に応答して、ターゲット特殊効果が初期画面からターゲット画面に徐々に変化するように制御する。
【0041】
特殊効果変化指令はユーザーによりトリガーされた、例えば特定のオーディオや特定の動作であってもよく、端末はユーザーの特定のオーディオ又は動作を捕獲すると、ユーザーが特殊効果変化指令をトリガーしたと考えられる。本開示は特殊効果変化指令のトリガー方式を限定しない。
【0042】
端末機器は該特殊効果変化指令に応答してターゲット特殊効果の初期画面がターゲット画面に徐々に変化するように制御することができる。一実施例では、端末機器はターゲット特殊効果画像における各キーフレーム画像のRGB(Red、Green、Blue、赤、緑、青)値を徐々に変化させることにより、初期画面からターゲット画面に徐々に変化する効果を実現することができる。
【0043】
本開示の一実施例では、上記インタラクション方法は、ユーザーが予め設定した動作を行うように指示するための第1プロンプトを表示するステップと、ユーザーが予め設定した動作を行ったことを検出し、特殊効果変化指令を生成するステップと、をさらに含んでもよい。
【0044】
特殊効果変化指令は、ユーザーが予め設定した動作を入力したことに応答して生成されるものであってもよいと理解できる。具体的には、端末機器は第1プロンプト情報を表示することができ、第1プロンプト情報はユーザーが特定の動作を実行したり、特定の表情をしたり、特定の音を出したりするようにプロンプトすることなどを含んでもよく、例えば、ユーザーが「ハートポーズ」又は「首を縦に振る」という動作を入力するようにプロンプトし、端末機器はユーザーが「ハートポーズ」又は「首を縦に振る」という動作を入力したことを検出すると、ユーザーが特殊効果変化指令をトリガーしたと考えられ、特殊効果変化指令を生成する。
【0045】
本開示の一実施例では、特殊効果変化指令の生成は、ユーザーが正確なインタラクション質問に答えたことを検出すると、特殊効果変化指令を生成することをさらに含んでもよい。具体的には、端末機器は文字表示又は音声再生の方式で、現在再生されている背景ビデオ画像又はターゲット特殊効果に関連する問題を与えることができ、ユーザーの答えが正解であることを検出すると、ユーザーが特殊効果変化指令をトリガーしたと考えられ、それに対応して特殊効果変化指令を生成する。例えば、現在表示されている背景画像がある製品(例えば、携帯電話)に関するビデオである場合、端末機器は該携帯電話ブランドに関する質問を与えることができ、ユーザーが文字又は音声の方式で正確な携帯電話ブランドを入力すると、ユーザーが特殊効果変化指令をトリガーしたと考えられる。
【0046】
ステップS104:ターゲット特殊効果の変化過程において、背景画像のフィルター効果を調整して、背景画像のフィルター効果を第1フィルター効果から第2フィルター効果に徐々に変換する。
【0047】
さらにフィルター効果が明度効果を含むことを例とすると、第1フィルター効果の明度効果は低明度であってもよく、第2フィルター効果の明度効果は高明度であってもよい。ターゲット特殊効果の変化過程において、豊かな特殊効果を表示するように、背景画像のフィルター効果を同時に調整してもよいと理解でき、それによりビデオを作成したりユーザーがビデオにアクセスして該ビデオとインタラクションしたりするようにユーザーを引き付ける。
【0048】
具体的には、第2フィルター効果に対応するHSB値を予め記憶することができ、特殊効果変化指令を検出した後、端末機器は、第2フィルター効果に対応するHSB値になるまで、背景画像の第1フィルター効果に対応するHSB値を徐々に調整することができる。なお、第1フィルター効果は、第3フィルター効果のHSB値のB値を調整することにより、背景画像の明度を暗くするフィルター効果であってもよく、例えば、第1フィルター効果に対応するHSB値を徐々に調整することによって、第1フィルター効果を第2フィルター効果に徐々に変換することができ、例えば、第1フィルター効果のHSB値のB値を徐々に調整することによって、背景画像の明度を明るくすることができる。
【0049】
なお、以上は、明度効果のみを例としてフィルター効果を説明し、明度効果はフィルター効果のうちの1つの効果要素であり、本開示は実際に明度、色相、飽和度等のうちの1種又は複数種の効果要素を変換することができ、すなわち、本開示は変換する必要がある効果要素の組み合わせ方式を限定せず、フィルター効果の変換方式も限定しない。
【0050】
本開示の一実施例では、ステップS104における背景画像のフィルター効果を調整することは、ターゲット特殊効果の変化進度に基づいて、背景画像のフィルター効果の変化進度を調整することを含む。
【0051】
ユーザーが視聴する視覚効果をより一致させるために、ターゲット特殊効果の変化進度を背景画像のフィルター効果の変化進度と一致させることができると理解できる。すなわち、端末機器はターゲット特殊効果の変化進度に基づいて背景画像のフィルター効果の変化進度を調整することができ、それにより背景画像のフィルター効果をターゲット特殊効果の変化に伴って変化させる。
【0052】
ターゲット特殊効果の変化が特殊効果画面の色の変化を含み、フィルター効果の変化が明度効果の変化を含むことを例とすると、端末機器はビデオ画面におけるターゲット特殊効果層を第1レイヤーとし、背景画像層を第2レイヤーとし、第1レイヤーの特殊効果画面の色の変化が第2レイヤーの背景画像の明度変化と一致するように設定することにより、ターゲット特殊効果の変化進度が背景画像のフィルター効果の変化進度に一致する効果を実現することができる。
【0053】
具体的には、端末機器は、ビデオ画面における第1レイヤー(すなわちターゲット特殊効果層)のRGB値と第2レイヤー(すなわち背景画像層)のHSB値との対応関係を予め設定し、すなわち、ターゲット特殊効果層の各変化時点での各キーフレーム画像のRGB値を、背景画像層の背景画像における背景画像の各対応する時間節点の対応する変化時点でのHSB値と1対1で対応させる。これに基づいて、端末機器は各キーフレーム画像のRGB値を徐々に変化させることにより、対応する変化時点での背景画像のHSB値を同時に変化させることができ、それによりターゲット特殊効果変化過程において、ターゲット特殊効果の変化進度が背景画像のフィルター効果の変化進度に一致するという結果を実現することができる。
【0054】
本開示では、背景画像を表示し、背景画像の予め設定した位置に、ターゲット特殊効果の初期画面を表示し、且つユーザーによりトリガーされた特殊効果変化指令に応答することにより、ターゲット特殊効果が初期画面からターゲット画面に徐々に変化するように制御することができ、すなわち、ユーザーとのインタラクションにより、ユーザーが特殊効果の変化過程に関与でき、ユーザーの関与感を高め、且つターゲット特殊効果が初期画面からターゲット画面に徐々に変化すると同時に、背景画像のフィルター効果を徐々に調整し、特殊効果変化とフィルター効果変化との組み合わせにより、豊かな特殊効果を表示し、ユーザーの関与及び交流の積極性を高める。
【0055】
本開示の一実施例では、「ユーザーによりトリガーされた特殊効果変化指令に応答して、ターゲット特殊効果が初期画面からターゲット画面に徐々に変化するように制御する」というステップS103の後、該インタラクション方法はステップS105をさらに含む。
【0056】
ステップS105:ターゲット特殊効果に関連する情報を表示する。
【0057】
該情報は文字、アイコン、静止画、又はアニメーション効果等を含んでもよいが、それらに限定されない。本開示は情報の具体的な表示方式及び表示コンテンツを限定しない。
【0058】
ターゲット特殊効果に関連する情報は、ターゲット特殊効果に関連するプロモーション情報を含んでもよい。例えば、ターゲット特殊効果アニメーションが携帯電話のバッテリー充電効果のアニメーションである場合、ターゲット特殊効果が初期画面からターゲット画面に徐々に変化することは、携帯電話のバッテリーが残量なし状態から満充電状態に徐々に変化することであってもよく、この場合、ターゲット特殊効果に関連する情報は携帯電話に関するプロモーション情報であってもよく、例えば、携帯電話の一部のクローズアップ写真、又は該携帯電話に関するプロモーション用コピー等である。
【0059】
本開示の一実施例では、さらに背景画像に関連する情報を表示してもよい。例えば、端末に表示された背景画像がある広告ビデオである場合、特殊効果変化指令に応答してターゲット特殊効果アニメーションを表示した後、ユーザーの商品に対する印象を深めるために、広告における商品をクローズアップすることができる。
【0060】
本開示の一実施例では、ターゲット特殊効果のコンテンツが背景画像のコンテンツに関連すれば、端末機器はさらにターゲット特殊効果及び背景画像の両方に関連する情報をインタフェースに表示することができる。例えば、背景画像が携帯電話の広告に関するビデオ画像であり、ターゲット特殊効果が携帯電話のバッテリー残量変化のアニメーションである場合、特殊効果変化指令に応答して携帯電話のバッテリー残量変化のアニメーションを表示した後、該携帯電話に関する情報をさらに表示してもよく、例えば、該携帯電話のプロモーション用コピー(例えば、充電速度が速く、バッテリー駆動時間が長い)及び/又は携帯電話の画像を表示し、それによって該携帯電話のバッテリーの充電速度が速く、且つバッテリー駆動時間が長いという印象をユーザーに与え、更にユーザーの該携帯電話に対する好印象を高める。
【0061】
本開示の一実施例では、ステップS105におけるターゲット特殊効果に関連する情報を表示することは、現在表示されているターゲット画面を、ターゲット特殊効果に関連する情報に置換することを含む。
【0062】
ターゲット特殊効果に関連する情報を表示するとき、現在表示されているターゲット画面をターゲット特殊効果に関連する情報に置換することができると理解でき、それによってターゲット特殊効果に関連する情報に集中して表示する効果を実現する。
【0063】
本開示の実施例をより容易に理解するために、例を挙げて説明し、図2(a)~図2(f)は、本開示の実施例に係るインタラクション過程図である。
【0064】
ユーザーがビデオを作成するシーンを例とすると、その背景画像はユーザーがリアルタイムに録画するビデオ画像であってもよく、例えば、ユーザー自分のアバターであり、図2(a)はユーザーが正常にビデオを録画する画像であり、5秒録画した後、図2(b)に示すように、特殊効果表示指令に応答して、背景画像の予め設定した位置(例えば下方の特定の位置)にターゲット特殊効果の初期画面を表示することができ(例えば、ターゲット特殊効果の初期画面は低残量バッテリーの画面であってもよい)、それと同時に、背景画像の明度は第3フィルター効果であってもよく、例えば、中明度の背景画像を表示し、その後、図2(c)に示すように、このとき、端末機器はプロンプト情報(例えば「ハートポーズをしてみてください」)を表示し、ユーザーが該対応するジェスチャーをするとき、図2(d)~図2(e)に示すように、ターゲット特殊効果の初期画面がターゲット画面に徐々に変化し、例えば、バッテリー残量状態が低残量状態から満タン状態に徐々に変化すると同時に、背景画像のフィルター効果は第1フィルター効果から第2フィルター効果に徐々に変化し、例えば、背景画像の明度が徐々に明るくなり、最終的に、図2(f)に示すように、端末機器に携帯電話の画像を表示しかつ満タンバッテリー画像を置換するように、ターゲット特殊効果に関連する情報を表示することで、携帯電話の残量が急速に満充電されることを示すビデオを作成し、更に該携帯電話の充電速度が速いというユーザーの深い印象を深めることができる。
【0065】
なお、図2(a)~図2(f)に示されるインタラクション過程は単なる一例であり、本開示の実施例の機能及び使用範囲を限定すべきではない。
【0066】
また、ユーザーがビデオを視聴するシーンを例として、図3(a)~図3(f)は、本開示の実施例に係る別のインタラクション過程図である。
【0067】
背景画像は携帯電話の広告に関するビデオ画像、例えば、ある携帯電話の発表会のビデオ画像を含んでもよく、図3(a)はビデオを正常に再生する画像であり、予め設定した時間(例えば、5秒)再生した後、図3(b)に示すように、プリセットされた時間が5秒の特殊効果表示指令に応答して、背景画像の予め設定した位置(例えば下方の特定の位置)にターゲット特殊効果の初期画面を表示し(例えば、ターゲット特殊効果の初期画面は低残量バッテリーの画面であってもよい)、それと同時に背景画像の明度は第3フィルター効果であってもよく、例えば中明度の背景画像を表示し、その後、図3(c)に示すように、このとき、端末機器はプロンプト情報を表示し(例えば、この携帯電話のバッテリー駆動時間を答えてください)、ユーザーの答えが正解(例えばバッテリー駆動時間が13時間である)であると、端末機器は特殊効果変化指令を生成することができ、図3(d)~図3(e)に示すように、ターゲット特殊効果の初期画面はターゲット画面に徐々に変化し、例えば、バッテリー残量状態が低残量状態から満タン状態に徐々に変化すると同時に、背景画像のフィルター効果は第1フィルター効果から第2フィルター効果徐々に変化し、例えば、背景画像の明度が徐々に明るくなり、最終的に、図3(f)に示すように、端末機器に該携帯電話の画像及び/又はプロモーション用コピー(例えば、充電速度が速く、バッテリー駆動時間が長い)を表示し、かつ満タンバッテリー画像を置換するように、ターゲット特殊効果に関連する情報を表示することで、それにより該携帯電話の充電速度が速く、且つバッテリー駆動時間が長いというユーザーの深い印象を深めることができる。
【0068】
なお、図3(a)~図3(f)に示されるインタラクション過程は単なる一例であり、本開示の実施例の機能及び使用範囲を限定すべきではない。
【0069】
本開示の実施例はインタラクション装置を提供しており、図4に示すように、該インタラクション装置40は、第1表示モジュール401と、第2表示モジュール402と、応答モジュール403と、調整モジュール404とを含んでもよい。
【0070】
第1表示モジュール401は背景画像を表示することに用いられる。
【0071】
本開示は背景画像のタイプを限定せず、例えば、背景画像はビデオ画像を含んでもよく、写真等を含んでもよく、本開示は背景画像のコンテンツも限定せず、例えば、背景画像は人物画像を含んでもよく、動物画像を含んでもよく、風景画像を含んでもよく、さらに動物、人物及び風景の任意の組み合わせ画像等を含んでもよい。
【0072】
本開示の一実施例では、背景画像は、リアルタイムに録画されたビデオ画像、予め選択された録画済ビデオ画像、及び予め選択された少なくとも1つの写真のうちの少なくとも1種を含む。
【0073】
背景画像は、ビデオ作成時、端末にリアルタイムに録画されたビデオ画像であってもよく、ビデオ作成時に選択された録画済ビデオ画像であってもよく、さらに選択された写真であってもよいと理解できる。また、異なるビデオ及び/又は異なる写真を選択して、予め設定した表示方式で、背景画像として表示してもよい。
【0074】
選択可能に、背景画像はさらに端末に表示されたビデオ画像を含んでもよく、例えば、広告ビデオ画像が挙げられる。
【0075】
第2表示モジュール402は背景画像の予め設定した位置に、ターゲット特殊効果の初期画面を表示することに用いられる。
【0076】
本開示の実施例におけるターゲット特殊効果はアニメーション特殊効果であってもよく、背景画像の予め設定した位置は、背景画像の中心、左上角又は右下角などの方位上の予め設定した位置であってもよく、背景画像の予め設定した位置は時間上の予め設定した位置であってもよく、例えば、背景画像がビデオ画像である場合、ビデオ画像が予め設定した時間に再生するとき、ターゲット特殊効果の初期画面を表示する。
【0077】
本開示の一実施例では、第2表示モジュール402は、第2表示サブモジュールを含む。
【0078】
該第2表示サブモジュールは特殊効果表示指令に応答して、背景画像の予め設定した位置にターゲット特殊効果の初期画面を表示することに用いられる。
【0079】
特殊効果表示指令はユーザーによりトリガーされた指令であってもよく、例えば、ユーザーが特殊効果テンプレートからターゲット特殊効果を選択すると、ターゲット特殊効果の特殊効果表示指令がトリガーされ、また、例えば、ユーザーが画面上の所定ボタンをクリックするか又は所定ジェスチャーをすると、ターゲット特殊効果の特殊効果表示指令がトリガーされ、特殊効果表示指令は予め設定されたものであってもよく、例えば、端末機器は表示された背景画像がビデオ画像である場合、ビデオ再生時間が所定時間(例えば10s)になり、又はビデオにおけるあるターゲットオブジェクト(例えば花又は犬)を捕獲すると、特殊効果表示指令がトリガーされると考えられる。端末機器は特殊効果表示指令に応答して、背景画像の予め設定した位置に、ターゲット特殊効果の初期画面を表示する。
【0080】
一実施例では、ターゲット特殊効果は背景画像に関連付けることができ、すなわち、ターゲット特殊効果の特殊効果コンテンツは背景画像の画像コンテンツに関連することができる。
【0081】
例えば、背景画像が携帯電話の広告に関するビデオ画像である場合、ターゲット特殊効果は携帯電話のバッテリー残量変化のアニメーションであってもよく、ターゲット特殊効果の初期画面は低残量状態のバッテリーであってもよい。具体的には、背景画像は携帯電話に関する広告ビデオである場合、ビデオ再生時間が所定時間(例えば10s)になると、特殊効果表示指令をトリガーし、端末機器は特殊効果表示指令に応答してビデオ画像の中心に低残量状態のバッテリーを表示することができる。
【0082】
なお、ターゲット特殊効果はサーバに予め記憶されてもよく、端末内に記憶されてもよく、特殊効果表示指令がトリガーされた後、端末機器は該特殊効果表示指令に応答して、背景画像の予め設定した位置に、ターゲット特殊効果の初期画面を表示することができ、該初期画面はターゲット特殊効果の1フレーム目の画像である。
【0083】
本開示の一実施例では、第2表示モジュール402は、第2調整サブモジュールをさらに含む。
【0084】
該第2調整サブモジュールは背景画像のフィルター効果を調整して、背景画像のフィルター効果を第3フィルター効果から第1フィルター効果に変換することに用いられる。
【0085】
背景画像のフィルター効果は背景画像のぼけ度、グレースケール及び明度等を含み、フィルター効果が明度効果を含むことを例とすると、第3フィルター効果の明度効果は中明度であってもよく、第1フィルター効果の明度効果は低明度であってもよく、中明度及び低明度の明度レベルは予め設定した明度値で示されてもよく、ここで例示の目的でのみ使用され、本開示は背景画像の具体的な明度を限定しない。
【0086】
具体的には、第1フィルター効果に対応するHSB(Hue、Saturate、Bright、色相、飽和度、明度)値を予め記憶することができ、特殊効果表示指令をトリガーした後、背景画像における第3フィルター効果に対応するHSB値を予め記憶された第1フィルター効果に対応するHSB値に置換することができる。なお、第3フィルター効果はステップS101で背景画像を表示するときの初期フィルター効果であり、該HSB値を調整することにより、第3フィルター効果を第1フィルター効果に変換することができ、例えば、該HSB値のB値を調整することにより、背景画像の明度を暗くする。
【0087】
以上、フィルター効果が明度効果を含むことのみを例として説明し、本開示はフィルター効果のタイプを限定せず、その他のタイプのフィルター効果に対して、端末機器は類似の方式で、例えば画像の飽和度、色相等のパラメータを調整することにより、背景画像のフィルター効果を調整して、背景画像のフィルター効果を第3フィルター効果から第1フィルター効果に変換することができることが当業者に理解すべきである。
【0088】
応答モジュール403はユーザーによりトリガーされた特殊効果変化指令に応答して、ターゲット特殊効果が初期画面からターゲット画面に徐々に変化するように制御することに用いられる。
【0089】
特殊効果変化指令はユーザーによりトリガーされた、例えば特定のオーディオ又は特定の動作であってもよく、端末はユーザーの特定のオーディオ又は動作を捕獲すると、ユーザーが特殊効果変化指令をトリガーしたと考えられる。本開示は特殊効果変化指令を限定しない。
【0090】
端末機器は該特殊効果変化指令に応答して、ターゲット特殊効果の初期画面がターゲット画面に徐々に変化するように制御することができる。一実施例では、端末機器はターゲット特殊効果画像における各キーフレーム画像のRGB(Red、Green、Blue、赤、緑、青)値を徐々に変化させることにより、初期画面からターゲット画面に徐々に変化する効果を実現することができる。
【0091】
本開示の一実施例では、インタラクション装置40はプロンプトサブモジュールと、生成サブモジュールとをさらに含んでもよい。
【0092】
該プロンプトサブモジュールは、ユーザーが予め設定した動作を行うように指示するための第1プロンプトを表示することに用いられる。
【0093】
該生成サブモジュールはユーザーが予め設定した動作を行ったことを検出すると、特殊効果変化指令を生成することに用いられる。
【0094】
特殊効果変化指令はユーザーが予め設定した動作を入力したことに応答して生成されるものであってもよいと理解できる。具体的には、端末機器は第1プロンプト情報を表示することができ、第1プロンプト情報はユーザーが特定の動作を実行したり、特定の表情をしたり、特定の音を出したりするようにプロンプトすることなどを含んでもよく、例えばユーザーが「ハートポーズ」又は「首を縦に振る」という動作を入力するようにプロンプトし、端末機器はユーザーが「ハートポーズ」又は「首を縦に振る」という動作を入力したことを検出すると、ユーザーが特殊効果変化指令をトリガーしたと考えられ、特殊効果変化指令を生成する。
【0095】
本開示の一実施例では、特殊効果変化指令の生成はユーザーが正確なインタラクション質問に答えたことを検出すると、特殊効果変化指令を生成することをさらに含んでもよい。具体的には、端末機器は文字表示又は音声再生の方式で、現在再生されている背景ビデオ画像又はターゲット特殊効果に関連する問題を与えることができ、ユーザーの答えが正解であることを検出すると、ユーザーが特殊効果変化指令をトリガーしたと考えられ、特殊効果変化指令を生成する。例えば、現在表示されている背景画像がある製品(例えば、携帯電話)に関するビデオ画像である場合、端末機器は該携帯電話ブランドに関する質問を与えることができ、ユーザーは文字又は音声の方式で正確な携帯電話ブランドを入力すると、ユーザーが特殊効果変化指令をトリガーしたと考えられる。
【0096】
調整モジュール404はターゲット特殊効果の変化過程において、背景画像のフィルター効果を調整して、背景画像のフィルター効果を第1フィルター効果から第2フィルター効果に徐々に変換することに用いられる。
【0097】
また、フィルター効果が明度効果を含むことを例とすると、第1フィルター効果の明度効果は低明度であってもよく、第2フィルター効果の明度効果は高明度であってもよい。ターゲット特殊効果の変化過程において、豊かな特殊効果を表示するように、背景画像のフィルター効果を同時に調整してもよいと理解でき、それによりビデオを作成したりユーザーがビデオにアクセスして該ビデオとインタラクションしたりするようにユーザーを引き付ける。
【0098】
具体的には、第2フィルター効果に対応するHSB値を予め記憶することができ、特殊効果変化指令を検出した後、端末機器は、第2フィルター効果に対応するHSB値になるまで、背景画像の第1フィルター効果に対応するHSB値を徐々に調整することができる。なお、第1フィルター効果は第3フィルター効果のHSB値のB値を調整することにより、背景画像の明度を暗くするフィルター効果であってもよく、例えば、第1フィルター効果に対応するHSB値を徐々に調整することによって、第1フィルター効果を第2フィルター効果に徐々に変換することができ、例えば、第1フィルター効果のHSB値のB値を徐々に調整することによって、背景画像の明度を明るくすることができる。
【0099】
なお、以上は、明度効果のみを例としてフィルター効果を説明し、明度効果はフィルター効果のうちの1つの効果要素であり、本開示は実際に明度、色相、飽和度等のうちの1種又は複数種の効果要素を変換することができ、すなわち、本開示は変換する必要がある効果要素の組み合わせ方式を限定せず、フィルター効果の変換方式も限定しない。
【0100】
本開示の一実施例では、調整モジュール404は、第1調整サブモジュールを含む。
【0101】
該第1調整サブモジュールはターゲット特殊効果の変化進度に基づいて、背景画像のフィルター効果の変化進度を調整することに用いられる。
【0102】
ユーザーが視聴する視覚効果をより一致させるために、ターゲット特殊効果の変化進度を背景画像のフィルター効果の変化進度と一致させることができると理解できる。すなわち、端末機器はターゲット特殊効果の変化進度に基づいて背景画像のフィルター効果の変化進度を調整することができ、それにより背景画像のフィルター効果をターゲット特殊効果の変化に伴って変化させる。
【0103】
ターゲット特殊効果の変化が特殊効果画面の色の変化を含み、フィルター効果の変化が明度効果の変化を含むことを例とすると、ビデオ画面におけるターゲット特殊効果層を第1レイヤーとし、背景画像層を第2レイヤーとし、第1レイヤーの特殊効果画面の色の変化が第2レイヤーの背景画像の明度変化と一致するように設定することにより、ターゲット特殊効果の変化進度が背景画像のフィルター効果の変化進度に一致する効果を実現することができる。
【0104】
具体的には、端末機器は、ビデオ画面における第1レイヤー(すなわちターゲット特殊効果層)のRGB値と第2レイヤー(すなわち背景画像層)のHSB値との対応関係を予め設定し、すなわち、ターゲット特殊効果層の各変化時点での各キーフレーム画像のRGB値を、背景画像層の背景画像における背景画像の各対応する時間節点の対応する変化時点でのHSB値と1対1で対応させる。これに基づいて、端末機器は各キーフレーム画像のRGB値を徐々に変化させることにより、対応する変化時点での背景画像のHSB値を同時に変化させることができ、それによりターゲット特殊効果変化過程において、ターゲット特殊効果の変化進度が背景画像のフィルター効果の変化進度に一致するという結果を実現することができる。
【0105】
本開示では、背景画像を表示し、背景画像の予め設定した位置に、ターゲット特殊効果の初期画面を表示し、且つユーザーによりトリガーされた特殊効果変化指令に応答することにより、ターゲット特殊効果が初期画面からターゲット画面に徐々に変化するように制御することができ、すなわち、ユーザーとのインタラクションにより、ユーザーが特殊効果の変化過程に関与でき、ユーザーの関与感を高め、且つターゲット特殊効果が初期画面からターゲット画面に徐々に変化すると同時に、背景画像のフィルター効果を徐々に調整し、特殊効果変化とフィルター効果変化との組み合わせにより、豊かな特殊効果を表示し、ユーザーの関与及び交流の積極性を高める。
【0106】
本開示の一実施例では、インタラクション装置40は、表示モジュールをさらに含む。
【0107】
該表示モジュールはターゲット特殊効果が初期画面からターゲット画面に徐々に変化するように制御した後、ターゲット特殊効果に関連する情報を表示することに用いられる。
【0108】
該情報は文字、アイコン、静止画、又はアニメーション効果等を含んでもよいがそれらに限定されない。本開示は情報の具体的な表示方式を限定しない。
【0109】
ターゲット特殊効果に関連する情報は、ターゲット特殊効果に関連するプロモーション情報を含んでもよい。例えば、ターゲット特殊効果アニメーションが携帯電話のバッテリー充電効果のアニメーションである場合、ターゲット特殊効果が初期画面からターゲット画面に徐々に変化することは、携帯電話のバッテリーが残量なし状態から満充電状態に徐々に変化することであってもよく、この場合、ターゲット特殊効果に関連する情報は携帯電話に関するプロモーション情報であってもよく、例えば、携帯電話の一部のクローズアップ写真、又は該携帯電話に関するプロモーション用コピーである。
【0110】
本開示の一実施例では、さらに背景画像に関連する情報を表示してもよい。例えば、端末に表示された背景画像がある広告ビデオである場合、特殊効果変化指令に応答してターゲット特殊効果アニメーションを表示した後、ユーザーの商品に対する印象を深めるために、広告における商品をクローズアップすることができる。
【0111】
本開示の一実施例では、ターゲット特殊効果のコンテンツが背景画像のコンテンツに関連すれば、端末機器はさらにターゲット特殊効果及び背景画像の両方に関連する情報をインタフェースに表示することができる。例えば、背景画像が携帯電話の広告に関するビデオ画像であり、ターゲット特殊効果が携帯電話のバッテリー残量変化のアニメーションである場合、特殊効果変化指令に応答して携帯電話のバッテリー残量変化のアニメーションを表示した後、該携帯電話に関するプロモーション用コピー(例えば、充電速度が速く、バッテリー駆動時間が長い)及び/又は携帯電話の画像をさらに表示しもよく、それによって該携帯電話のバッテリーの充電速度が速く、且つバッテリー駆動時間が長いという印象をユーザーに与え、更にユーザーの該携帯電話に対する好印象を高める。
【0112】
本開示の一実施例では、表示モジュールは置換サブモジュールを含む。
【0113】
置換サブモジュールは現在表示されているターゲット画面を、ターゲット特殊効果に関連する情報に置換することに用いられる。
【0114】
ターゲット特殊効果に関連する情報を表示するとき、現在表示されているターゲット画面をターゲット特殊効果に関連する情報に置換することができると理解でき、それによってターゲット特殊効果に関連する情報に集中して表示する効果を実現する。
【0115】
上記モジュールは1つ又は複数の汎用プロセッサに実行されるソフトウェアユニットとして実現されてもよく、例えばいくつかの機能又はその組み合わせを実行するハードウェアとして実現されてもよく、例えば、プログラマブルロジック機器及び/又は特定用途向け集積回路である。いくつかの実施例では、それらのモジュールはソフトウェア製品の形態で示されてもよく、該ソフトウェア製品は不揮発性記憶媒体に記憶されてもよく、それらの不揮発性記憶媒体にはコンピュータ機器(例えばパーソナルコンピュータ、サーバ、ネットワーク機器、移動端末等)に本開示の実施例に説明される方法を実現させるものが含まれている。一実施例では、上記モジュールは単一の機器で実現されてもよく、複数の機器に分散してもよい。それらのモジュールの機能は互いに組み合わせてもよく、更に複数のサブモジュールに分割してもよい。
【0116】
以下、図5は、本開示の実施例を実現するための電子機器500の構造模式図である。本開示の実施例における電子機器は携帯電話、ノートパソコン、デジタル放送受信機、PDA(パーソナルデジタルアシスタント)、PAD(タブレットコンピュータ)、PMP(携帯型マルチメディアプレーヤー)、車載端末(例えば車載ナビゲーション端末)、ウェアラブル電子機器等の移動端末、及びデジタルTV、デスクトップコンピュータ等の固定端末を含んでもよいが、それらに限定されない。図5に示される電子機器は単なる一例であり、本開示の実施例の機能及び使用範囲を限定すべきではない。
【0117】
電子機器は、メモリ及びプロセッサを含み、ここでのプロセッサは以下に記載の処理装置501と呼称され得、メモリは以下の読み取り専用メモリ(ROM)502、ランダムアクセスメモリ(RAM)503及び記憶装置508のうちの少なくとも1つを含んでもよい。メモリは上記各方法実施例に記載の方法を実行するプログラムを記憶することに用いられ、プロセッサはメモリに記憶されるプログラムを実行するように構成される。プロセッサは中央処理装置(CPU)またはデータ処理能力及び/又は指令実行能力を有する他の形態の処理ユニットを含んでもよく、且つ電子機器における他のユニットを制御して所望する機能を実行させることができる。
【0118】
図5に示すように、電子機器500は処理装置(例えば中央プロセッサ、グラフィックプロセッサ等)501を含んでもよく、読み取り専用メモリ(ROM)502に記憶されたプログラム又は記憶装置508からランダムアクセスメモリ(RAM)503にロードされたプログラムに基づいて各種の適切な動作及び処理を実行することができる。RAM503において、電子機器500の操作に必要な各種のプログラム及びデータがさらに記憶されている。処理装置501、ROM 502及びRAM 503はバス504を介して互いに接続されている。入力/出力(I/O)インタフェース505もバス504に接続されている。
【0119】
通常、I/Oインタフェース505に接続可能な装置として、例えばタッチパネル、タッチパッド、キーボード、マウス、カメラ、マイクロホン、加速度計、ジャイロスコープ等を含む入力装置506、例えば液晶ディスプレイ(LCD)、スピーカ、発振器等を含む出力装置507、テープ、ハードディスク等を含む記憶装置508、及び通信装置509等が挙げられる。通信装置509は電子機器500がその他の機器と無線又は有線通信してデータを交換することを可能にする。図5には各種の装置を有する電子機器500が示されるが、示されたすべての装置を実施するまたは備える必要がないと理解すべきである。より多くの又はより少ない装置を代替可能に実施するまたは備えることができる。
【0120】
特に、本開示の実施例によれば、以上フローチャートを参照しながら説明された過程はコンピュータソフトウェアプログラムとして実現されてもよい。例えば、本開示の実施例はコンピュータプログラム製品を含み、該コンピュータプログラム製品が非一時的なコンピュータ可読媒体に格納されているコンピュータプログラムを含み、該コンピュータプログラムはフローチャートに示される方法を実行するためのプログラムコードを含む。このような実施例では、該コンピュータプログラムは通信装置509を介してネットワークからダウンロードしてインストールされ、又は記憶装置508からインストールされ、又はROM 502からインストールされることができる。該コンピュータプログラムは処理装置501に実行される場合、本開示の実施例の方法に限定された上記機能を実行する。
【0121】
なお、本開示の上記コンピュータ可読媒体はコンピュータ可読信号媒体又はコンピュータ可読記録媒体又は上記両者の任意の組み合わせであってもよい。コンピュータ可読記録媒体は、例えば、電気的、磁気的、光学的、電磁的、赤外線、又は半導体システム、装置又はデバイス、又は上記の任意の組み合わせであってもよいが、それらに限定されない。コンピュータ可読記録媒体のより具体的な例は、1つ又は複数の導線を有する電気接続、ポータブルコンピュータディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、消去可能プログラム可能読み取り専用メモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、光ファイバー、ポータブルコンパクトディスク読み取り専用メモリ(CD-ROM)、光記憶デバイス、磁気記憶デバイス、又は上記の任意の適切な組み合わせを含んでもよいが、それらに限定されない。本開示では、コンピュータ可読記録媒体はプログラムを含むか又は記憶する任意の有形の媒体であってもよく、該プログラムは指令実行システム、装置又はデバイスに使用されるか又はそれと組み合わせて使用することができる。本開示では、コンピュータ可読信号媒体はベースバンドで又は搬送波の一部として伝播されたデータ信号を含んでもよく、コンピュータ可読プログラムコードが格納されている。このような伝播されたデータ信号は様々な形態を採用することができ、電磁信号、光信号又は上記任意の適切な組み合わせを含むが、それらに限定されない。コンピュータ可読信号媒体はコンピュータ可読記録媒体以外の任意のコンピュータ可読媒体であってもよく、該コンピュータ可読信号媒体は指令実行システム、装置又はデバイスに使用される又はそれと組み合わせて使用されるためのプログラムを送信、伝播又は伝送することができる。コンピュータ可読媒体に含まれるプログラムコードは任意の適切な媒体で伝送され得、ワイヤー、ケーブル、RF(無線周波数)等、又は上記の任意の適切な組み合わせ含むが、それらに限定されない。
【0122】
いくつかの実施形態では、クライアント、サーバは、例えばHTTP(Hyper TextTransfer Protocol、ハイパーテキストトランスファープロトコル)のような、現在知られている又は将来研究される任意のネットワークプロトコルで通信することができ、且つ任意の形態又は媒体のデジタルデータと通信(例えば、通信ネットワーク)接続することができる。通信ネットワークの例は、ローカルエリアネットワーク(「Local Area Network、LAN」)、ワイドエリアネットワーク(「Wide Area Network、WAN」)、インターネット(例えば、インターネット)及びピアツーピアネットワーク(例えば、ad hocピアツーピアネットワーク)、及び現在知られている又は将来研究される任意のネットワークを含む。
【0123】
上記コンピュータ可読媒体は上記電子機器に含まれてもよく、該電子機器に組み立てられずに単独で存在してもよい。
【0124】
上記コンピュータ可読媒体には1つ又は複数のプログラムが格納されており、上記1つ又は複数のプログラムは該電子機器に実行されるとき、該電子機器は背景画像を表示し、背景画像の予め設定した位置に、ターゲット特殊効果の初期画面を表示し、ユーザーによりトリガーされた特殊効果変化指令に応答して、ターゲット特殊効果が初期画面からターゲット画面に徐々に変化するように制御し、ターゲット特殊効果の変化過程において、背景画像のフィルター効果を調整して、背景画像のフィルター効果を第1フィルター効果から第2フィルター効果に徐々に変換する。
【0125】
1種又は複数種のプログラミング言語又はそれらの組み合わせで本開示の操作を実行するためのコンピュータプログラムコードを作成することができ、上記プログラミング言語は、Java、Smalltalk、C++などのオブジェクト指向プログラミング言語を含むが、それに限定されず、「C」言語又は類似のプログラミング言語等の一般的な手続き型プログラミング言語をさらに含む。プログラムコードはユーザーコンピュータに完全に実行されてもよく、ユーザーコンピュータに部分的に実行されてもよく、独立したソフトウェアパッケージとして実行されてもよく、ユーザーコンピュータに部分的に実行され且つ遠隔コンピュータに部分的に実行されてもよく、又は遠隔コンピュータ又はサーバに完全に実行されてもよい。遠隔コンピュータに関する場合、遠隔コンピュータは、ローカルエリアネットワーク(LAN)又はワイドエリアネットワーク(WAN)を含む任意の種類のネットワークを経由して、ユーザーコンピュータに接続することができ、又は、外部コンピュータに接続することができる(例えばインターネットサービスプロバイダを利用してインターネットを経由して接続する)。
【0126】
図面におけるフローチャート及びブロック図は、本開示の各種の実施例に係るシステム、方法及びコンピュータプログラム製品の実現可能なアーキテクチャ、機能及び操作を示している。この点で、フローチャート又はブロック図における各ブロックは1つのモジュール、プログラムセグメント、又はコードの一部を表すことができ、該モジュール、プログラムセグメント、又はコードの一部は規定されたロジック機能を実現するための1つ又は複数の実行可能な指令を含む。なお、いくつかの置換としての実現では、ブロックにマークされた機能は図面にマークされた順序とは異なる順序で発生してもよい。例えば、2つの連続して示されるブロックは実際にほぼ並行して実行してもよく、場合によっては逆の順序で実行されてもよく、これは係る機能に応じて決定される。なお、ブロック図及び/又はフローチャートにおける各ブロック、及びブロック図及び/又はフローチャートにおけるブロックの組み合わせは、規定された機能又は操作を実行するための専用ハードウェアベースシステムで実現されてもよく、又は専用ハードウェアとコンピュータ指令との組み合わせで実現されてもよい。
【0127】
本開示の実施例に係るモジュール又はユニットはソフトウェアの形態で実現されてもよく、ハードウェアの形態で実現されてもよい。モジュール又はユニットの名称は場合によっては該ユニット自体を限定しない。
【0128】
本明細書において、以上説明された機能は1つ又は複数のハードウェアロジック部材により少なくとも部分的に実行されてもよい。例えば、非制限的に、使用できる例示的なタイプのハードウェアロジック部材は、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、特定用途向け集積回路(ASIC)、特定用途向け標準製品(ASSP)、システムオンチップ(SOC)、コンプレックスプログラマブルロジックデバイス(CPLD)等を含む。
【0129】
本開示の文脈において、機械可読媒体は有形の媒体であってもよく、指令実行システム、装置又は機器に使用されるか又は指令実行システム、装置又は機器と組み合わせして使用されるプログラムを含む又は記憶することができる。機械可読媒体は機械可読信号媒体又は機械可読記憶媒体であってもよい。機械可読媒体は電子的、磁気的、光学的、電磁的、赤外線、又は半導体システム、装置又は機器、又は上記それらの任意の適切な組み合わせを含んでもよいが、それらに限定されない。機械可読記憶媒体のより具体的な例は、1つ又は複数の導線に基づく電気接続、ポータブルコンピュータディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、消去可能プログラム可能読み取り専用メモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、光ファイバー、ポータブルコンパクトディスク読み取り専用メモリ(CD-ROM)、光記憶デバイス、磁気記憶デバイス、又は上記それらの任意の適切な組み合わせを含む。
【0130】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、インタラクション方法を提供しており、
背景画像を表示するステップと、
背景画像の予め設定した位置に、ターゲット特殊効果の初期画面を表示するステップと、
ユーザーによりトリガーされた特殊効果変化指令に応答して、ターゲット特殊効果が初期画面からターゲット画面に徐々に変化するように制御するステップと、
ターゲット特殊効果の変化過程において、背景画像のフィルター効果を調整して、背景画像のフィルター効果を第1フィルター効果から第2フィルター効果に徐々に変換するステップと、を含む。
【0131】
本開示の一実施例では、背景画像のフィルター効果を調整するステップは、
ターゲット特殊効果の変化進度に基づいて、背景画像のフィルター効果の変化進度を調整するステップを含む。
【0132】
本開示の一実施例では、背景画像の予め設定した位置に、ターゲット特殊効果の初期画面を表示するステップは、
特殊効果表示指令に応答して、背景画像の予め設定した位置に、ターゲット特殊効果の初期画面を表示するステップを含む。
【0133】
本開示の一実施例では、ターゲット特殊効果の初期画面を表示するときに、
背景画像のフィルター効果を調整して、背景画像のフィルター効果を第3フィルター効果から第1フィルター効果に変換するステップをさらに含む。
【0134】
本開示の一実施例では、インタラクション方法は、
ユーザーが予め設定した動作を行うように指示するための第1プロンプトを表示するステップと、
ユーザーが予め設定した動作を行ったことを検出すると、特殊効果変化指令を生成するステップと、をさらに含む。
【0135】
本開示の一実施例では、ターゲット特殊効果が初期画面からターゲット画面に徐々に変化するように制御した後、
ターゲット特殊効果に関連する情報を表示するステップをさらに含む。
【0136】
本開示の一実施例では、ターゲット特殊効果に関連する情報を表示するステップは、
現在表示されているターゲット画面を、ターゲット特殊効果に関連する情報に置換するステップを含む。
【0137】
本開示の一実施例では、背景画像は、ユーザーによってリアルタイムに録画されたビデオ画像、ユーザーによって予め選択された録画済ビデオ画像、又はユーザーによって予め選択された少なくとも1つの写真のうちの少なくとも1種を含む。
【0138】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、インタラクション装置を提供しており、
背景画像を表示するための第1表示モジュールと、
背景画像の予め設定した位置に、ターゲット特殊効果の初期画面を表示するための第2表示モジュールと、
ユーザーによりトリガーされた特殊効果変化指令に応答して、ターゲット特殊効果が初期画面からターゲット画面に徐々に変化するように制御するための応答モジュールと、
ターゲット特殊効果の変化過程において、背景画像のフィルター効果を調整して、背景画像のフィルター効果を第1フィルター効果から第2フィルター効果に徐々に変換するための調整モジュールと、を含む。
【0139】
本開示の一実施例では、調整モジュールは、
ターゲット特殊効果の変化進度に基づいて、背景画像のフィルター効果の変化進度を調整するための第1調整サブモジュールを含む。
【0140】
本開示の一実施例では、第2表示モジュールは、
特殊効果表示指令に応答して、背景画像の予め設定した位置に、ターゲット特殊効果の初期画面を表示するための第2表示サブモジュールを含む。
【0141】
本開示の一実施例では、第2表示モジュールは、
背景画像のフィルター効果を調整して、背景画像のフィルター効果を第3フィルター効果から第1フィルター効果に変換するための第2調整サブモジュールをさらに含む。
【0142】
本開示の一実施例では、インタラクション装置は、
ユーザーが予め設定した動作を行うように指示するための第1プロンプトを表示するためのプロンプトサブモジュールと、
ユーザーが予め設定した動作を行ったことを検出すると、特殊効果変化指令を生成するための生成サブモジュールと、をさらに含む。
【0143】
本開示の一実施例では、インタラクション装置は、
ターゲット特殊効果が初期画面からターゲット画面に徐々に変化するように制御した後、ターゲット特殊効果に関連する情報を表示するための表示モジュールをさらに含む。
【0144】
本開示の一実施例では、表示モジュールは、
現在表示されているターゲット画面を、ターゲット特殊効果に関連する情報に置換するための置換サブモジュールを含む。
【0145】
本開示の一実施例では、背景画像は、ユーザーによってリアルタイムに録画されたビデオ画像、ユーザーによって予め選択された録画済ビデオ画像、又はユーザーによって予め選択された少なくとも1つの写真のうちの少なくとも1種を含む。
【0146】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、1つ又は複数のプロセッサと、メモリとを含む電子機器を提供している。
【0147】
メモリには1つ又は複数のアプリケーションプログラムが記憶されており、1つ又は複数のアプリケーションプログラムは1つ又は複数のプロセッサに実行される場合、1つ又は複数のプロセッサに上記インタラクション方法を実行させる。
【0148】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、コンピュータプログラムが記憶されており、該プログラムはプロセッサに実行される時、プロセッサに上記インタラクション方法を実現させるコンピュータ可読記録媒体を提供している。
【0149】
上記説明は、本開示の好ましい実施例及び適用される技術原理についての説明だけである。本開示に係る開示範囲は、上記技術的特徴の特定の組み合わせによる技術案に限定されず、上記開示の発想から逸脱しない限り、上記技術的特徴又はその同等特徴の任意の組み合わせにより形成された別の技術案も含むべきであることが当業者に理解すべきである。例えば、上記特徴は本開示に開示されている(それらに限定されない)類似機能を有する技術的特徴と互いに置換することにより形成される技術案が挙げられる。
【0150】
また、特定の順序で各操作を説明したが、それらの操作が示された特定の順序で又は順に実行される必要があると理解すべきではない。場合によっては、マルチタスク及びパラレルプロセッシングは有利である可能性がある。同様に、上記論述には複数の具体的な実現の詳細が含まれるが、それらは本開示の範囲を限定するものではないと解釈されるべきである。単独な実施例の文脈において説明されたある特徴は1つの実施例において組み合わせて実現され得る。逆に、1つの実施例の文脈において説明されたさまざまな特徴も単独に又は任意の適切なサブ組み合わせの形態で複数の実施例において実現され得る。
【0151】
本主題は構造的特徴及び/又は方法のロジック動作に固有の言語で説明されたが、添付特許請求の範囲に限定された主題は必ずしも上記説明された特定の特徴又は動作に限定されるわけではないと理解すべきである。逆に、以上説明された特定の特徴及び動作は単に特許請求の範囲を実現するための例示的な形態である。
【要約】
インタラクティブ方法、装置、電子機器及びコンピュータ可読記録媒体を提供し、画像処理の技術分野に関する。該方法は、背景画像を表示するステップ(S101)と、背景画像の予め設定した位置に、ターゲット特殊効果の初期画面を表示するステップ(S102)と、ユーザーによりトリガーされた特殊効果変化指令に応答して、ターゲット特殊効果が初期画面からターゲット画面に徐々に変化するように制御するステップ(S103)と、ターゲット特殊効果の変化過程において、背景画像のフィルター効果を調整して、背景画像のフィルター効果を第1フィルター効果から第2フィルター効果に徐々に変換するステップ(S104)と、を含む。該方法は特殊効果変化とフィルター効果変化との組み合わせにより、ビデオに豊かな特殊効果を表示し、ユーザーの関与及び交流の積極性を高める。
【選択図】図1
図1
図2(a)】
図2(b)】
図2(c)】
図2(d)】
図2(e)】
図2(f)】
図3(a)】
図3(b)】
図3(c)】
図3(d)】
図3(e)】
図3(f)】
図4
図5